2010年11月14日日曜日

Supernatural シーズン6エピソード考察 Sam!

ここしばらくレギュラーで追いかけているドラマの他に、『Chuck』が追加されてしまって(現在シーズン2の中ほどを見ています…、面白い!でもこのドラマ、日本でも Super!dramaTV で既に放送が始まっているのですね?)、さらにノロノロと『Desperate Housewives』シーズン3も…観ていて、

その上、『Psych』も長~~~いHiatusが終わってしまって、シリーズ5の続きの放送が再開されてしまうしで、どうにも時間のやりくりがつかないようなことになってしまっている中、

先週7日だったかには、

『Supernatural: The Official Companion Season 5』

も配達されてしまい、いつもなら、一晩でイッキ読みするのが常のところ、まだ最後までじっくり目が通せないまま、枕元文庫(註:ベッド脇で、ほんの少しずつ読まれるのを待機する本たちのこと)に追加されているような状態!

ですが、さすがに色々と頭の中にシーズン6に対しての考察が溜まってきたので、少しだけ吐き出してみることにしたいと思います。







以下、日本ではまだ放送されていないSupernaturalシーズン6のネタバレが出てきますので、閲覧ご注意ください。









私のシーズン6の考察は、たった3話で止まってしまっていましたが、

エピソードは次々放送が続いて、あっという間になんと第8話目にまで到達してしまいました。

当初シーズン6では、もう天国vs.地獄のややこしいプロットはなくなるという触れ込みだったけれども、

天使のCastielと、悪魔のCrowleyという、今や押しも押されぬ二大人気キャラとなった二人が準レギュラーとして継続出演していくのである以上、天国と地獄の動向も無視するわけにはいかないわけで、

結局、今シーズンも天国と地獄、双方の事情がまたややこしくストーリーに入り込みつつあるという現状のため、私にとってはちょっと油断すると、考察の続きを書くのが面倒くさくなってしまう原因ともなっています。

ということで、とりあえずややこしい大きなプロットはおおまかに無視しておいて、

どうしても素直に仲良く幸せな生活を送らせてはもらえない、Winchester夫妻についてだけ、少し考察を書き出してみたいと思います。



***



シーズン6が始まってすぐ、拍子抜けするくらいあっけなくSamがDeanの前にひょっこりと姿を現したものの、

そのSamは、どうも見知らぬ大人の男のようになってしまったようで、とかくDeanの妻目線(あ、いや兄目線)に同調しがちな私たちFangirlsとしては、

「どういうこと?サム、どうしちゃったの?」 という、

どことなく落ち着かないというか、不安をあおられるような状態にしばらく置かれていましたけれども、

なんと!

Samったら!

魂は地獄に置いたままの、抜け殻、だったなんて!

愛しい夫(弟)と思いがけず再会できたものの、女の感で、目の前のサムが以前の夫とはどこか違う…と肌で感じてか、ここしばらくボビーおじさんなんかにも

「サム、どこかおかしいのよ」 なんて、しばしばグチっていたディーン。

ディーンの違和感はまさに正解で、今のサムは、サムであってサムでない、ある意味ディーンにとっては本当に他人の男だったわけです。

さすが!妻の直感はするどいものですね!

それにしても、第5話のヴァンパイアエピソードで、ディーンが、その桁外れの『可愛さ』(まったく幾つになってもホントこの子は美人さんですよね!)に目を付けられ、強引にヴァンパイアイケメン軍団にスカウトされてしまうことになり、

(でもあのリーダーの感じ…、いまどきはやりの骨と皮だけの頼りないヴァンパイア美少年好みの女子向けというより、ある程度ちゃんと大人の体をした可愛い男の子が好きな、ごついゲイ男子向けのオトリとして、目をつけられたような気がしてなりません)

妙にいやらしいヴァンパイアのリーダーから、あのぷっくりとした唇に血をべったりと塗りたくられてしまう、という、

いままでの夫のサムだったら、どんなことがあっても放っておけるはずがない妻のあられもない姿を目の前にして、

いやらしい中年小太りヴァンパイアに飛び掛って、愛しい妻を救うでもなく、

なんだか薄笑いを浮かべる(!)という、シーズン6に入って以来のちょっと得体の知れないセクシーサムを気に入っている私にとってすら、それは行きすぎじゃない?!!と、衝撃を受けるような行動をみせ、

しかもそんな衝撃的事実をヴァンパイアの毒抜きの際の副作用に苦しみつつ、フラッシュバックとして、ディーンが目撃してしまう(思い出してしまう)ことになったわけですよね。

それでも、これまで何があっても、何をおいてもディーンのことを世界で一番愛してくれていた夫サムがそこまで変貌してしまったことを信じたくなかったのか、
(ヴァンパイアになりかけた影響で、Lisaとの関係には深刻なヒビが入ってしまったけども)

「でも、何があったって、お前だけは頼りにできるから…。そうだよな、サミー?」

と、上目遣いで、見知らぬ他人になってしまった夫サムを見上げてたずねるディーン。

「もちろんだよ。ディーン」

と、答えるサムを寂しそうに見つめ、一緒にインパラちゃんに乗り込むディーンの姿を目にして、思わず、女としての率直な感覚としては、「えっ?あんな一面を見てしまった男と一緒の車に乗るの?」という、ぞくっとした感覚が背筋を走らずにはいられなかったのですが、

その翌週、

Dean: I don't even want to ride in the same car with him, much less work a damn case.
  あたし、彼と一緒の車に乗るのすら嫌なくらいなのに、一緒に「狩り」の仕事をするなんてもっと嫌よ。


と、ボビーに電話でグチっているのを聞いて、ディーンもそんな女の素直な感覚をしっかり実感していたことがわかって、「ああ、やっぱり!」と大きくうなずいた私でした。

とはいえ、ボビーおじさんから、「今すぐ車に乗れ!サムがお前のCaseだ!」と電話口で無理強いされ、しぶしぶサムの動向にこっそりと目を光らせつつ、不審な連続自殺発生事件という新しい狩りの調査にとりかかることにしたディーンは、

犠牲者の周囲の人間に残酷な真実を話させて、犠牲者を自殺へと追い込み、その遺体を美味しくいただくという「Pagan Goddess」の呪いを自ら進んで受け、

ボビーおじさんから

お前はわしの一番のお気に入りだからな、ま、狩りの腕はサムの方が上だが、まあ、とにかく(ディーンがほぼ丸一年狩りを休んでいて、その間、サムはおじいちゃんについて色々勉強しながら狩りをしまくっていた後の)今となってはな」

だとか、Lisaから

サムを失った(=サムがLuciferを抱え、Michaelを道連れに地獄へ飛び込んだ)後、毎晩酔いつぶれてやっと眠れるような状態だったということは重々承知の上でディーンを受け入れたLisaだったけれども、

Lisa: But I didn't expect Sam to come back. And I'm glad he's okay. I am. But the minute he walked through that door, I knew. It was over. You two have the most unhealthy, tangled-up, crazy thing I've ever seen. And as long as he's in your life, you're never gonna be happy.
  でもその時には、サムが戻ってくることは予想してなかった。彼が無事でよかったと思ってるわ。本当よ。でも、彼がドアを抜けて歩いてきたあの時、すぐにわかった。私たちは終わりだって。あなたたち二人の間にあるものって、とんでもなく不健康で、こんがらがってて、どうかしてる。そして、彼があなたの人生に関わっているかぎり、あなたは絶対に幸せにはなれない。


という、赤裸々な真実の言葉を投げつけられてしまってショックを受けたりもしつつ、でもこれならさすがにサムの口から真実が聞ける(Lisaにそこ↑まで言われても…、やっぱりサムが一番好きだし、大事なのね、ディーン…)ということで、

サムに対して率直な質問をぶつけてみることにしたディーン。


「ねえ、あたしがヴァンパイアに襲われてた時、なんでただ立って見てたの?」

「そうじゃない。固まってたんだ。ショックでっていうか…」

「戻ってきてからのあなたって、まるでターミネーターみたいだったっていうのに?」

Sam: Believe me. Dean...I can't lie here. Do you really think I would let something like that happen on purpose? You're my brother. H-how could you even --
  信じてくれ。ディーン、こんなことで嘘なんかつけない。お前、俺が本当にわざとお前をヴァンパイアに変えようとさせるなんてことができると思うのか?お前は俺の(愛しい)妻(兄)だ。よくもお前そんなふうに…

Dean: Okay. Okay. Sorry. I...I thought --I thought I saw something. I...I guess I was wrong.
  わかった。わかったわ。ごめんなさい。私、何かを見たと思ったの…。でも見間違いだったみたいね。



絶対に真実しか口にできない呪いの影響下で、サムがなんだかしどろもどろに口にした弁明を信じたディーン。

しかし、そんなディーンに背を向けて階段を下り始めたサムの顔は…。

視聴者の私たちには、この時点でサムが強力な呪いの力にすら打ち勝って、ディーンに嘘をついたことがわかって、さらにぞっとさせられました。

このサムって、何者なの?

とはいえ、サムが真実しか口にできないと信じているディーンは、その後、ちょっとだけサムに心を許して、少し気楽になった様子で、サムに少し笑顔を見せたり、モーテルのベッドに座るサムにかなり体を近づけて座ったりできるようになります。

そして、Veritas(真実の女神)が、地元テレビ局のアンカーウーマンの姿を借りて、町中の人々に過剰な真実をお届けしまくっていたという事実を掴んだ兄弟は、

Veritasを退治するため、そのねぐらへと押しかけるわけですが、その真実の女神自身の口から、彼女の強力な呪いの影響下でさえ、サムは、しゃあしゃあと 「嘘がつける」 ことが暴露されてしまいます。



***



あ、このままだと、とんでもなく長くなってしまう…。

えーっと。

ま、二人とも命があぶないっていう時に、夫婦喧嘩をしている場合でもないので、なんとか人々に過剰な真実を与えてくれる「真実の女神」をとりあえず無事に退治した後、

サムが語るところによれば、

「俺、どこかおかしいんだ。なんにも感じないんだよ。でもこれって最高のハンターになれるってことじゃないか?なんにも恐くないんだぜ、だってなんにも感じないんだからさ。感じるべきだってことは頭でわかるんだけど…」

Sam: I don't know what's wrong with me. I think...I need help.


助けが必要だというサムをかなり手荒く眠らせたディーンは、もうさすがに何かしなくちゃだめだ、ということで、

第7話、サムが必要とする「Help」の手を求めることになります。


***


あと少しなのだけれども、本日も色々邪魔が入って集中力が途切れてしまったので、なるべく来週のエピソードの前に、8話までの「Winchester夫妻に関する」考察の続きを書いてしまえるようにしたいと思います。

それと、シーズン5のオフィシャルコンパニオンも届いてしまったことだし、シーズン5のおさらいの続きもなんとか…。

2 件のコメント:

oruka さんのコメント...

藤葉さん、こんばんは。

毎度のWinchesterご夫妻の会話、楽しませてもらってます。
今回、夫Samの変わりようにしっかり者の妻Deanもかなり困ってるようですね。

とまどってる妻Deanの言葉が可愛くて可愛くて・・・(^.^)。
でもって本編映像見てても、私の脳内ではDeanのセリフは妻Deanセリフになってます。そしてそれが全然違和感がないという恐ろしさ・・。

長い夫婦生活のせいか、最近は関係がぎくしゃくしてますが、その悩みがさらに妻Deanを美しくしてるようです。(笑)

更なる「Winchester夫妻に関する」考察の続き楽しみに待ってます。

藤よう さんのコメント...

orukaさん

またまた書き込みありがとうございます。

最近、ディーンの台詞に日本語をつけようとすると、どうしても妻バージョンになってしまって…実は自分でも自分に呆れ気味です。
これもきっと、ディーンが美人さんすぎるのが悪いのですよね!

シーズン6の考察の残りもあと少しだから、ささっと…と思っていたのに、日記を書き始めたらまたどんどんキリがつかなくなってしまって、今日中には投稿するつもりが、ちょっと間に合いませんでした。
明日には、たぶん続きを投稿できると思うので、よかったらまた遊びに来てみてください。