2007年11月26日月曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

千代大海の欠場により、千秋楽の取り組み前にあっさりと優勝が決まってしまった今場所。
場所前に頻発した不祥事に加え、人気力士が次々と怪我で休場になってしまったこともあって、いまひとつ盛り上がりに欠けた印象もありましたが、

なんと千秋楽で、横綱白鵬に土をつけた大関琴光喜!!

なんとかして千代大海が出場できていれば!優勝決定戦が実現したのに!!!!

白鵬としたって、最後に土がついたままの状態で優勝杯を受け取るより、千代大海と優勝決定戦をやって、正々堂々と力で白黒付けた上での方がよっぽど気分がよかったでしょうに…。

怪我のために結局負けたとしたって、地元九州出身の千代大海が千秋楽に出場して優勝決定戦!なんてことになれば、会場は物凄い盛り上がりになったのは間違いないのに…、

最近の大相撲のこの煮え切らない感じ、なんだか妙に残念な感じが残ります。



***



そんな週末、SPN Fandom界ではまたまた騒動が勃発していました。


この情報は、裏の日記に載せるべき話題なのかもしれませんが、とりあえずこちらに公開します。
問題があるようでしたら、ただちに非表示にしますので、ご指摘お願いします。


LiveJournalのSPNファンサイトをチェックしている人なら、既に私の知らない詳細をご存知の方も多いでしょうし、私としては、今回こそはもう知らん振りしておこうと思っていたのですが、日本時間では月曜日の今朝、ちょっと明るい展開が見えて来たので、及ばずながら私の日記でも応援の意味で、少しだけ記事を書くことにします。





以前この日記でも、触れたくはないのだけど、変なイライラが募ってどうしても我慢できずに何度か名前を出していた dean_sam というコミュニティ(もうリンクはつけません)と、そのmods(管理人)の一人である ckll という、かなりイタイ感じの fangirl の名前を覚えている人もいるかもしれません。

知らない方のためにちょこっとだけ説明すると:

dean_sam(というか、ckll)のマナーの悪い情報の集め方については随分前から声高に言われていたことだし、少し前には、「有力なFanの代表ということでクリプキからメールをもらったの!」って、端で見ているこっちが恥ずかしくなるほど大いに自慢して、「そういうメールって、悪ふざけも多いから気をつけたほうがいいよ」って常識的に注意を促したfangirlsに対して「嫉妬心から、あたしを攻撃してる!!」ってさんざん大騒ぎした挙句、どうやらやっぱりその「クリプキのメール」っていうのはガセだったみたい、とか…、

さらにAsylumで、Jensenに「Fanficを読んでるか」なんて、世界中のfangirlsの常識から考えてもご法度な質問をしたのが実はckllだった、なんていうことも最近明らかになったり、
(ckll、先日のChicago Conにも参加していたということで、彼女の顔と素行を知っているfangirlsは、今回も彼女がおかしな質問をしたりすることのないよう、近くで警戒してたのだとか…)

dean_samというコミュは、SPNファンにとっては、SPN&J2関係の知りたい情報のほとんどが集まってくるという場所ということで、

「ckllの性格や人柄には我慢できないけど、あそこに集まる情報の豊富さだけは貴重だからどうしても見に行っちゃう…」

なんて告白している人も多かったのですが、

私は(何度も言ってるけど!)もう本当にいい大人だし、SPN&J2に関しては自分の知りたいと思う楽しい話題だけ、それもほんの少し自分のところにこぼれてくるものを知ることができればいいわけだから、と、これまでdean_samには全く出入りしてこなかったのです。

ところが先週末、

そのdean_samの別の二人のmodsが、ckllをdean_samから蹴りだした!

なんて、歓喜の悲鳴が飛び込んできて、これまで

「dean_samに集まる豊富な情報に惹かれる気持ちはあるけど、ckllを中心に、年がら年中勃発する Wank drama(茶番劇とでもいうか…)には馬鹿らしくてとても付き合いきれない!」

と一歩も二歩も引いていた多くのfangirlsも、「新生dean_samをまたお友達登録したわ!」なんて喜びのコメントを日記に載せたりしているのを見て、

え、だったら今後は私もdean_samに出入りしてみることにしようかな…なんて思ったりしたほどだったのですが、

騒動はそこで終わってはいませんでした。

上記の歓喜の悲鳴からほんの数時間後、「ckllはmodsの座を明け渡してなんていなかった」ことが明らかになったのです。

そして二人のmodsは

「ckll以外の皆さんへ:皆を騒がせるようなコメントを出したりしてごめんなさい。今回の騒ぎについては、私たちも ckllのレベルに落ちてしまったようなもの…」

なんていう謝罪文を出すことにもなってしまいました。

そもそも他の二人のmodsがなぜ、「ckllを蹴りだすことに成功した」なんて、(結局は嘘になってしまった)声明をサイト上で発表したのか、詳細な状況はわかりません。
この二人を個人的に知るfangirlsによると、とても常識的なちゃんとした良識をわきまえた普通の人たちだ、ということなのですが、長らくckll発端のおかしな騒動に巻き込まれ続けてきたおかげで、ついにキレてちょっと混乱したのかも…と同情すら覚えます。

ともかくそんなこんなでついに、dean_samに集まる多くの情報のことを加味してさえ、もうdean_samお得意の心底馬鹿げた騒ぎに巻き込まれたくなんかない!と憤慨した大勢のメンバーが一挙に脱退することになったようです。

そして今回dean_samを脱退した、それぞれが貴重な「お宝情報&写真&ビデオ」を抱えたfangirlsが、新しくできたファンサイトに大移動を始めました。

spn_freshblood

というのがそのサイトです。

やっと落ち着いて遊びに行けるファンサイトができたのが嬉しくて、今日の朝一で私もうっかりメンバー登録し、更新通知を受け取る設定をしましたが、興奮状態のfangirlsがとんでもない勢いで次々投稿を続けるため(現地は日曜の晩だから?)、もう全く情報を追いきれず一時間ほどで更新通知の設定を解除するはめになりました。

今後は一日一回覗きに行って、ちょこっと情報をチェックするくらいにしておこうと思います。
(最新情報なんかチェックしないとさんざん言ってきた私ですが、ひょっとしたら長引くかもしれないという話もある今回のHoliday Hiatusの行く先についてはちょっと気になって…)

今の所、他の正統派ファンサイトに比べ、ちょっと(かなり?)Slasherよりかもしれませんが、Chicago Conの情報なんかもまだちょこちょこ投稿されたりしています。

Chicago Conについては、大相撲が本場所中だったこともあり、私は 2日間くらいちらちらと情報を覗きにいっただけで、全く深い情報を探したりする前に熱が冷めてしまった感があったのですが、


Jared and Jensen Coming in to Breakfast in Chicago


このビデオって、もう皆さんご覧になりました?

朝食の会場で、スタンドマイクを二本立ててのJ2の漫談映像、ありましたよね?

このビデオにはあの会場にコートを着たまま入場してくるJ2の姿が撮影されています。

そして、Jaredが 「僕のほっぺを拭うJensen」 のことを語るシーンも入っているように思うのですけど…。(かなり音声が悪くて、私の耳ではほとんど言葉が聞き取れないので勘違いだったらごめんなさい)
このビデオのTranscriptが存在するなら、ぜひ読んでみたいものです。

Jaredが「僕のほっぺに手をのばすJensen」(妄想?)のことを話し始めた時、Jensenは

「お前、なんでそんなことをばらすんだよー」

みたいなことを言ってますよね?!





現在までのところ、むやみに沢山のSlashが投稿され続けているのがちょっと気になるところですが、上に貼り付けたようなお宝映像や、お宝写真も、ぞくぞくと投稿されています。

もう少し落ち着いて、サイトとしての方向性が決まってくれば、結構有益で楽しいSPNファンサイトに成長していくのではないかという期待が持てます。

2007年11月24日土曜日

O型食いしん坊の簡単りんごケーキ

りんごの美味しい季節になりました。

自分でもりんごを買ってしまったのに、りんご狩りに行ってきた母からりんごを沢山もらって、どうしよう…そんな事態も頻発する頃合ですよね。(笑)

りんごが入ったお菓子が大好きな私なので、自分でお菓子をつくることができれば、大量消費にはもってこいなんだけど…。

以前からこの日記では告白していますが、料理と言えば「目分量」の私は、材料をきっちりと計って、手順をきっちりと守らなければならないお菓子作りが本当に苦手なのです。
(私の一番下の妹は、小さい頃に食べた私のお手製のカスタードプリンのお陰で、結構大人になるまでプリン嫌いになっていたほど…)

でもどうしてもあきらめきれず、失敗しても責任を持って一人で平らげる覚悟で、ネットで「簡単りんごケーキ」と検索してみると…。

いっぱい出てくるものですね!

しかもベーキングパウダーや、バターがなくてさえ作れるレシピも沢山あります。

さらに「簡単」というキーワードのおかげで、材料の計量すら、(どんぶりとは言わないまでも…)カップだけでOKだって!

そんな「簡単りんごケーキ」のレシピをまた私流に混ぜ合わせ、りんごケーキを作ってみました。

が…、ベーキングパウダーもバターも無しでチャレンジした初回は、「まあまあ食べられる」という感じ。
(でもラップでくるんで冷蔵庫で寝かせている内に、なんだか美味しくなってきました)

案の定かなりの我流になってしまったレシピでも、そこそこまともなものが出来た嬉しさに、今度はベーキングパウダーやバニラエッセンスまで入手して(つい調子に乗りました…)チャレンジした2回目は、

「ちゃんとお菓子っぽくなったかも…」

という感じで、長い人生でついに「お菓子作り成功」?って言っていい?かな?と評価できるものができた気がします。

実家にも持っていって、私のお手製スイーツにより幼少期に精神的トラウマを負った(笑)下の妹にも食べさせてみましたが、「普通に食べられる」と今回は、心の傷にはならなかったみたいです。


ということで、今日は「藤葉’s 簡単りんごケーキ」をご紹介します。

ケーキというより、焼き菓子という印象も濃厚ですが、一応私が参考にした数々のレシピも皆「りんごケーキ」と銘打っていたので、そう呼ばせていただきます。

手探りで挑戦した初回については、はっきり「成功だ」とはいえませんが、今回は覚書の意味も込めて、2回のレシピを両方日記に載せてしまいます。


***


まずは突発的に作ってみよう!と思い立った、第一弾のレシピから(ベーキングパウダーもバターも使いません)

[材料]

砂糖1カップ
サラダ油1/2カップ
小麦粉2カップ半
タマゴ3個

りんご2個
シナモン適宜
アセロラジュース少々
ウィスキー適宜





1.りんごは皮を剥いていちょう切りにし、アセロラジュース、ウィスキー、シナモンをまぶしておく。

りんごのお菓子作りのレシピには、お菓子作りに適した「酸味の強い紅玉」が手に入らない場合、酸味を補うためにレモン汁を少々加える、という指示がよく出てきますよね?
我が家にはレモンもレモン果汁もなくて、「同じビタミンCで、酸っぱいものなら…」とアセロラジュースをちょっぴりスライスしたりんごに振りかけてみたのです。
そこでふと飲み残しのウィスキーのボトルも視界に入り、「ブランデーじゃないけど…洋酒の仲間だし…」とそれもふりかけ、近々またシェパードパイを作るつもりで購入しておいたシナモンパウダーを目にして「りんごといえば、シナモンだよね…」とそれも振りかけてみたという、まさにO型らしい「フィーリングで料理」のクセが出てしまった瞬間でした


2.オーブンを200度に余熱する。

3.泡だて器で砂糖とサラダ油を白っぽくなるまで混ぜ、さらにタマゴを加えて(できればここでも白っぽくなるまで)よく混ぜる。

4.「3.」の中に小麦粉とシナモンをふるい入れ、ヘラでさっと混ぜる。

5.りんごを汁ごと入れ、りんごに生地が絡むよう、ざっと混ぜる。

6.クッキングシートを敷いた天板に生地をあけ、だいたい平らになるようにのばして、45~50分焼く。
(途中で焦げ目が均等になるように天板の向きを変える。)



焼いてる間は甘酸っぱくて香ばしい、とても魅惑的な香りが漂っていました。

焼きたてを切り分け、アツアツを頬張ってみると、きつね色に焼けた部分はサクサクと香ばしく、りんごはとろっと柔らかくなって「ん?美味しいかも…」と思いましたが、

ベーキングパウダーの代わりにタマゴを多くする、というレシピの場合、電動ミキサーなどで、かなりしっかりタマゴを泡立てないとふんわりとしたケーキっぽい仕上がりにはならないようです。

病気の影響で腕力のない私が混ぜた程度では、(小麦粉の分量も気持ち多かったようで)タマゴと粉がなかなか一体とならず、冷めてくると「もったり」とした食感になってしまって、胸を張って成功とは言えない出来でした。

でも、天板一枚分焼けてしまったので、食べ切れなかった分を適当な大きさに切り分け、ラップに包んで冷蔵庫で保存し、また翌朝の朝食としてコーヒーと一緒に食べてみると、もったりとしていた生地の部分にりんごの水分が浸透して、しっとりと美味しい食感になっていました。

でも、なにかまだ「成功」とは素直にいえない不満足感が残ります。


***


ということで、まだまだ残っているりんごを使って、前回の失敗を踏まえ、自分なりに改良を加えてもう一度チャレンジしてみたレシピがこちら:


改良版:藤葉’s 簡単りんごケーキ

[材料]

砂糖2/3カップ(気持ち、減らしました)
サラダ油1/2カップ
小麦粉2カップ(カップ半分減らしました)
ベーキングパウダー小さじ1
タマゴ2個(ベーキングパウダーを入れたので1個減らしました)
牛乳適宜(タマゴが一つ減った分の水分補給のため)
シナモン適宜
バニラエッセンス適宜

溶かしバター大さじ2

りんご2個
お菓子の材料用として売っているラム酒漬けレーズン1袋





1.りんごは皮を剥いていちょう切りにする。

改良版については、お酒の全く&ほとんど飲めない実家の家族にも試食させようと目論んでいたため、ウィスキーは入れないこととし、その他の小細工も一切やめました。

2.オーブンを200度に余熱する。

3.泡だて器で砂糖とサラダ油を白っぽくなるまで混ぜ、さらにタマゴを加えて(できればここでも白っぽくなるまで)よく混ぜる。

4.「3.」の中に小麦粉、ベーキングパウダー、シナモンを一緒にふるい入れ、ヘラでさっと混ぜる。生地が硬いようなら、(タマゴを一つ減らしたため、この段階ではかなり重たい生地になってしまいます)ホットケーキの生地くらいの柔らかさになるまで、牛乳を加える。(タマゴ1個分の液体ということで、50ccくらい。私はもちろん目分量です…)

5.生地の硬さが調整できたところで、(電子レンジでOK)溶かしバターを加え、ざっくりとまぜる。

6.生地にバニラエッセンスを振り入れ、りんご、ラムレーズンを加えて、りんごに生地が絡むよう、ざっと混ぜる。

7.クッキングシートを敷いた天板に生地をあけ、だいたい平らになるようにのばして、約40分焼く。
(途中で焦げ目が均等になるように天板の向きを変える。)



生地の粉とタマゴの量を減らしたため、初回の時よりも、少し短い時間で焼き上がりました。

焼きたてをまた少し切り分けて食べてみましたが、ベーキングパウダー&バニラエッセンスの威力は偉大ですね!
きつね色の部分は、まるでクッキーのようだし、香りや味の面でも全体的に「りんごの焼き菓子」と言える統一感が出た気がします。

二回目を焼いた日の晩は、実家に呼ばれて忘年会(韓国料理店でおこなったこの忘年会についてはまた別途日記を書く予定です)をしたまま実家に泊まる予定になっていて、切り分けたケーキのほとんどをラップに包んで実家に持っていったのですが、

三時のお茶と一緒に、冷めた状態でもそこそこ食べられる感じでしたし、

忘年会で散々食べて飲んだ翌日、朝食として、オーブントースターで温めたものをコーヒーと一緒につまんだ時には、「さらにケーキっぽくなってる!」と言えるほど美味しさが増していました。
(ちょっと自画自賛気味かな…)

焼きたて、もしくはオーブントースター等で温めなおした「りんごのケーキ」にバニラアイスなどを添えて食べても絶対に美味しいと思います。

この冬、またチャンスがあれば、もう一度、(アイスと一緒に食べるためにも!)洋酒をたっぷり入れた改良版を作ってみたいと思っていますが、毎回味見させられている夫がもう限界かも…という心配もあります。





ここでふと思い出したので、ちょこっとだけ、以前に一度やったことのある「そっくり単語」を…。

パンやピザ、クッキーのようなしっかりとした生地のことは:Dough と言いますが、

パンケーキや、今回私が焼いたようなケーキ等のどろっとした生地のことは:Batter と言います。

この Batter という単語、実は野球のバッターと同じ単語なのです。
(また私の勝手な解釈になりますが、生地をつくっていく時、泡だて器などで、叩きつけるように混ぜるためではないかと思っています。)

ところが、英語の小説の中で、

パンケーキ用のBatterをおたまですくい取り、フライパンに流し入れた…

なんていう文章を初めて目にした時には、私の頭の中ではすっかり「Butter」に変換されてしまいました。

Butter:(乳脂肪からつくる)バターですよね。

で、アメリカ人って、パンケーキを焼くのにお玉一杯もバターを使うの?なんて一瞬驚き、でも文脈からして、「生地」に相当する単語が出てこない…どういうこと?なんて思ってよく見直した時

「ん?Bの後ろが、u じゃなくて、a だ…」

とやっと気づき、辞書を引いてみると、パンケーキの生地のことを(なんと野球のバッターと同じ単語で)Batter というのだと判明。

パンケーキにはもちろんバターも必需品のため、この二つの単語は、ある朝の朝食準備を描写するシーンなどの一つの文章の中に一緒に出てくることも多い、ということになります。

厳密には、「バ」の発音が違うらしいのですが…。

BatterButter 、私にとっては、とっても紛らわしい「そっくりさん」です。



***



この一年で生活の一部のようになってしまったこの日記。
数日書けないでいると、色々書きたいことが溜まってしまっています。

勢いで「りんごケーキ」の記事も書きあがってしまったので、今日は、2回更新してしまいます…。

JDM大好き!週間

Real Lifeのこまごました雑事に追われて、日記書きもさぼりぎみ、大好きな読書もほとんどできなかった今週、実は密かに独り 「JDM大好き!」 週間を開催していました…。

きっかけは、この映像。

Jeffrey Dean Morgan of the upcoming romantic comedy/drama P.S. I Love You


つまり、近々公開予定の「P.S.I Love You」というロマンティックコメディードラマ映画についてインタビューを受けるJDMの姿です。(これ日本でも公開してくれるかしら…)

このサイトには、実にありがたいことに(JDMのことは大好きだけど、英語耳のおぼつかない私のためなの?)Transcriptまで一緒に公開されています。

なかなかJDMのインタビューのTranscriptを見つけることなんてないので、Long Interviewと言いつつ、ほんのちょっとですが…、また私のヘボ訳をつけてしまいます。

いつものごとく警告ですが、私の翻訳には常に誤解、曲解、妄想(…これはやっぱり欠かせません)が含まれる可能性があります。その点を充分にご了承の上、閲覧いただきますよう、お願いします。


Jeffrey Dean Morgan - P.S. I Love You

You've got P.S. I Love You which looks really interesting. Tell me about your role.
あなたが出演した P.S. I Love You、とっても面白そうよね。あなたの役柄についてお話してもらえる?

Jeffrey Dean Morgan: "I play kind of a love interest for Hilary [Swank]. It's a fantastic movie. I've actually seen that one. It'll get you going."
    俺は、ヒラリー[スワンク]のなんていうか、恋のお相手を演じたんだ。素晴らしい映画だよ。俺はもう実際に観たんだけどね。観たら夢中になると思うよ。

So is it a tearjerker?
じゃ、泣ける映画ってこと?

Jeffrey Dean Morgan: "It is a tearjerker. Happy, sad, it kind of runs the gamut."
    泣ける映画だね。ハッピーで、哀しくて、全部をひっくるめてるようなやつっていうのかな。

So there's somebody who dies and leaves a note, right?
誰かが死んで、メモを残して置いたりするのよね?

Jeffrey Dean Morgan: "That's right. He leaves a series of notes kind of trying to urge Holly, Hilary's character, to kind of move on with her life. She runs into me along that journey.
    その通り。(その死んじゃう?)彼は、ヒラリーが演じるホリーに、気持ちを切り替えて彼女の人生を前に進ませるような一連のメモを残すんだ。彼女はその旅の途中で僕と出くわすんだけどね。

Is this a movie we'd catch you in in a theater, or is it one that guys aren't going to watch?
この映画って、劇場であなたが見に来てるのを目撃するような映画?それとも男の人たちは見に行かないような映画かしら?

Jeffrey Dean Morgan: "No, I would go see it. Oh yeah, no, I loved it. It's fantastic."
    いや、俺なら見に行くね。ああもちろんさ、いや、俺は気に入ったよ。素晴らしい映画なんだ。

One Christmas question: Are you usually on the naughty or the nice list?
クリスマスの質問を一つ:普段のあなたって、(サンタさんの)悪い子リストに載るタイプ?それともいい子のリスト?

Jeffrey Dean Morgan: "Naughty. Not even a question!"
    悪い子さ。聞くまでもないことだよ!


Naughtyって、Born Under the Bad Signでメグに一週間身体を乗っ取られてたサムについて、ディーンが妙に色っぽい顔で「Pretty naughty!」なんてコメントして、油断していた私は画面の前で思わず鼻血を吹きかけたことを強烈に思い出しますが…。

JDMの口から聞く ”Naughty” もたまりませんね!(笑)
ますますグレイがかったように見える短めの髪で、なんだか少しほっそりしたようにも見えますが、相変わらずのセクシーガイです。あの声って、本当に合法なんですか?

『P.S. I Love You』、上のほんの僅かなあらすじを聞くだけでも面白そうですよね。
映画関連の情報なんて日常全くチェックしないので、今の所どういう扱いなのか全く分かりませんが、この映画なら日本でも公開されそうな気がします。

こうした映画出演なんかで忙しくて、手の焼ける兄弟を手放して、父ちゃん業を放棄してしまったってことなの?
「4歳」のサムが、兄ちゃんを尊敬して、クールな兄ちゃんの後をついて回るきっかけになったエピソードで、「Johnパパ」の姿を見られることを期待しています。


***


こうしてビックスクリーンの準主役格のお仕事が入ったりするようになるまで、本当に色々なドラマや映画にゲスト出演してきたJDM。

JDMのフィルモグラフィーには実に色んなドラマのタイトルが挙がっていますよね。

Smallvilleへの出演を選んだために、ジェンセンが出演依頼を受けつつも断った「Tru Calling」だとか、私はまだ1話も見たことない「OC」だとか…。

もう一つ有名なのが、「CSI(ラスベガス)」です。

上記3つのドラマに出演しているJDMについては、以前我慢できずに YouTubeで短い映像を探してちらりと見てしまったことがあるのですが、CSIに関してはそのシーンが一体どのシーズンのものかもわからず、関東に帰ってきて以来、ケーブルTVでほぼ毎日見続けているシーズン2の後半以降のCSIに出てくるものか、シーズン1からTSUTAYAでレンタルしなければならないのか…、でもいまはとてもレンタルしてまでドラマを見る余裕がない、なんてあれこれ悩み続けてもいたのです。

ところが、この独りJDM大好き!週間中、なんとついにその目当てのエピソードを見つけました!
ケーブルの予定表では(シーズン開始以来の通し番号で)70&71話となる前後編にまたがるエピソードの後編です。

この前編には、なんと「LOST」のソーヤーがニックの友達としてなんだか意味ありげに登場していましたが、後編についに登場したJDM!!

ちっちゃなYouTubeの画像で見た時には、私好みの完全にブルーカラーな容姿に夢中になっていたため(っていうか、JDMならOCの囚人服だろうが、Truのスーツ姿だろうがなんでもいいともいえるのですけど)胸のバッジに気付きませんでした。

渋いおじさま、ブラス警部の命令で容疑者宅前に張り込んでいた、地元のおまわりさん役だったのですね。

前編の70話で突然大変立派な「Beard」を生やして現れたグリッソム主任に

しゅ、主任!お髭が!」と

超「どきっ」とされられたというのに、後編の71話に入って姿を現したJDMの姿を目にした途端、現金なものでもう主任の可愛い顔に視線が行かなくなってしまいました。
(主任、69話までほっぺはつるっとしてたのに…、私がちょうど見始めたシーズン2の後半から、主任を悩ませていた事柄が無事に解決するまでの期間を表現するため、あんなに立派なお髭を生やしたということだったのですね)

ふてくされた態度で、グリッソム主任の指示にも素直に従おうとしない、まさに「Naughty Boy」なJDM。

この前後編のエピソードは、普段は円満に仲良く協力し合いつつ仕事をしているように見えた、CSIと現場の警官達との間に、実は根深い溝があったことを浮き彫りにするいいお話でしたが、相棒の単純な生意気さに比べ、JDMの微妙に意味ありげな演技に「まさか…」なんて独り勝手に冷や冷やしていました。(笑)

それにしても JDM、ウォリック、グリッソム主任に、おまけで「LOST」のソーヤー

こんなにご馳走盛りだくさんで、一体画面の中の誰に集中すればいいのよ!!!という感じです。

エピソードを分割で購入できるならこの二話のエピソード、永久保存版としてDVDを購入したいくらいですが、とりあえず月曜の字幕版再放送の時、忘れず録画しよう…。


***


そして、JDM大好き!週間の締めくくりエピソードとして、かたくなにSupernaturalを見ようとしない実家の下の妹に「グレイズアナトミー」のDVDボックスを貸し出したところ、イジーに言い寄る

「キュートなおじさん(でも36歳だっけ?)ダニー」

については、「お姉ちゃんの評価を認める」とついに告白しました。

やっぱり、JDMの魅力って、女性全般に共通で察知されるものなのね。

2007年11月20日火曜日

実は密かに200回…

現在の記事の総数をみると、200なんていう数字には全然届いていないのですが、少なくとも今年の9月以前からこの日記を読んでくださる方は皆さんご存知のとおり、実はこの日記には、10月の頭をもって、非表示にした記事が沢山あります。

10月の事件前、この日記の延べ投稿数も、もう少しで200回なんだなー、と微かに思っていて、

「この超ものぐさな私が一年近く日記を書き続けてきた上、もうじき200回?」

と自分で自分にびっくりしつつ、ここまで来た以上200回を目指して少しずつ地道に日記を書いていこう…、と自分なりに決意をあらたにした矢先、10月の事件が発生しました。

それまで、かなり偏った内容の日記を好き勝手に書いてきたわりに、不思議とというか、運よくというか、面と向かって嫌悪感をあらわにされたり、罵倒されたり、なんていう経験を全くせずにここまで来ていた私は、明らかな悪意をもって「2ちゃんねる」なんていうところに日記の内容を晒されたという事実に、大変面食らい、同時に、充分に予測できたはずの事態に前もって対処してことなかったことについて大いに反省もしました。

当初は、「一年間限定のバカンスのようだった愛知県での生活を終えて、再び関東に帰ってきてしまったことでもあるし、もう日記書きも潮時ということなのかな」と、もう少しというところで200回に届かなかったことを少々残念に思いつつも、日記の閉鎖を決めたのですが…。

驚いたことに、日記閉鎖の通告に対し、多くの方々から「楽しみに日記を読んでいる」「これからも読んでいきたい」という内容の温かなコメントおよびメールをお寄せいただくことになりました。
そのいずれの文面からも、心から私の日記を楽しんでくださっていることが伺える熱い思いが感じ取れて、大変嬉しい驚きを感じるとともに、当初のパニックが治まってみると、せっかく出会った、こうした思いを分かち合える人たちとの縁を一時の動揺からあっさり断ち切ってしまうのはとても惜しいことだと思うようになりました。

それでも、繰り返し嫌がらせを受ける危険を承知で日記を書き続けたいという気持ちと、問題を鎮めるためには日記の閉鎖が一番の手っ取り早い手段だとの思いに内心ぐずぐずと迷っていた時、ある方からいただいた

「デメリットを飲み込む覚悟は必要でも、ネットの一番のメリットである公開性を手放すのは惜しいと思う…」

というコメントを目にして、「これが答えだ」と自分でも思いがけないほどすんなりと日記の続行を決心する気持ちになりました。

誰でもが目にすることができるネット上で日記を書いている以上、意見の合わない人と出くわして攻撃を受けたりするデメリットもある一方で、たとえ価値観の違う人からみたらくだらない事柄についてでも、誰かに同じ気持ちを共感して欲しいと願う強烈な思いを「私もそう思ってた!」って分かち合ってくれる人に出会える可能性もあるということですよね。

事件以後、なんだか日記上で同じような湿っぽいことばかり繰り返し言ってきたような気もして、うっとおしくて恐縮ですが、デメリットを飲み込んでも日記を書き続けることに決めてよかったと、現在は素直に思っています。

しかも、一度はあきらめた200回を迎えることができたなんて(笑)


相変わらず代わり映えのしない文字オンリーの地味な日記ですが、私の馬鹿な妄想に共感いただける方については、今後とも細く長くお付き合いいただけると嬉しいです。



***



現在、こちらの日記で非表示にした記事に関して、本当に少しずつですが、裏の日記に引越しを始めました。

裏の日記に入室するための鍵をお渡しする「お友達」については、条件を全てクリアしている、と仰る方であれば、いつでも申請受け付けております。

ただ一点、「Slash」というものの定義について、私の説明が曖昧で多くの方に誤解を与えてしまった部分もあるようですので、この場を借りて一つ追加させていただくことにします。


※ 私の日記で取り上げるSlashとは、全て英文で書かれたものを指します


入室のための資格として条件(条件の詳細については、10月末の「お友達募集します」の記事を参照願います)をつけることについては、心苦しい気持ちもあるのですが、こちらの日記が出くわしたような不測の事態を極力避けるためですので、何卒その点ご理解いただけますようお願いいたします。


条件を承知&クリアしていただいている方については、すぐに鍵をお渡しします、お気軽にメールをお送りください。

2007年11月19日月曜日

SPN S3 EP7 感想文

Spoilerチェックどころか予告を見に行くのすら忘れていたため前評判も全くチェックしていなかった第7話。

しばらく前から楽しみにしている第8話は来月の放送だということだし、今回の感想文は「見ました」くらいの報告でいいかな…、なんて思っていたのですが、
mini-hiatusとはいえ番組をお休みする際には、Supernatural制作スタッフ、Fangirlsの大好物である兄弟愛を出血大サービスしてくれるってことをすっかり忘れていました。

しかも今回のエピソード、またもや脚本はSera Gamble、監督はKim Mannersなのですね。



***



Supernaturalシーズン3について、私は現在、現地アメリカのFangirlsから一日遅れくらいで、なんとかかろうじて視聴している状態です。

現地での番組終了直後から、ポツポツと新しいエピソードを見た!という興奮を伝える日記が更新された旨を伝える通知が飛び込んでくるのですが、今シーズンはどういうわけか(私のお友達リストに入っているFangirlsに関しては)じっくりと長い感想文を書く人がおらず、

「今週のサム、どう思った?最高よね!最高にセクシーよね!!」とか

「今週の兄弟って…、もう言葉にならないっ!!」くらいの

まさに言葉にならない叫びだけが日記にUPされるような状況で。

そんなほんの数行という、あまりにあっさりした日記の文面に、まさかこの中にSpoilerは含まれないだろうとつい油断して、更新通知から彼女たちの日記を開いた際、エピソード視聴前にちらっと本文を斜め読みしてしまったりするのですが…。

今週のEP7に関しては、

「泣いた!それも、しゃっくりが出るくらい、泣きじゃくったわ!」

「あたし、もう泣き崩れちゃった!隣で見ていた旦那は、お前どうしたんだ、なんて言ったけど、そういう旦那の目にも明らかに涙が浮かんでた」

「ウチの旦那なんか、鼻をすすり上げてた。鼻をすすり上げたのよ?本人は、これはアレルギーだなんて言ってたけど、もちろんそうじゃないってことはわかってる」

こんな調子のコメントが次々と…。

そしてその声を総合すると

「シリーズ全体を通しても、最高のエピソードだって言えるわ!」

「間違いなく私の一番のお気に入りエピソードになったっていえる!」

なんて超絶賛の評価ばかりということに。

とにかくちょっとした油断から「全く興味も期待もなし」から「泣ける」「最高の」エピソードらしい…っていう強烈な先入観を抱くことになってしまったわけで、
「そんな感動、私にわかるの?」とかなりのプレッシャーにどきどきしつつエピソードを見るハメに。

結果は…、私の拙い英語耳では「半泣き」というところでしたが、兄弟間の愛情はもう何も疑いを差し挟む余地はないという満足のエピソードで、さらに鑑賞後もしばらくあれこれ考えて眠れなくなりました。
(慣れない夜更かしのお陰で体内リズムが狂っただけかもしれないけど)

今回、私の妄想解釈でも上手く答えが見つからず、その後、ゆっくりとSubtitlesを確認した後でも兄弟のやり取りに、はっきりと解釈をつけられないシーンがあります。

そんな感動のエピソードについて、うまく感想文が書けるかはなはだ自信はありませんが、ほんの数人の方とはいえ、私の感想文を楽しみにしてくれている方もいるようですので、私が解釈できた範囲で、またちょこっとだけ感想文を書いてみたいと思います。



***



以下は、Supernaturalシーズン3第7話「Fresh Blood」の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。さらに、私の翻訳には常に、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を充分にご理解いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。












このおじさん出すと、うっとおしいことになるって言ってるのに!

とつい唇を尖らせたなってしまうゴードンが、Belaを脅して兄弟の行方を探り出していたオープニング。

エピソードのタイトルは「Fresh Blood」?

ゴードン+血…ってことは?

またあの人たち?

1シーズンに一回は出てくるのね。







オープニング明け、兄弟が対峙しているのはやっぱり明らかにヴァンパイア。

ディーンは、自らオトリになって、また自分がどんなに美味しいかをアピールしたりしています。

無茶な手法で口元が血だらけのLucy(あの胸…、作り物じゃないんですか?それに30歳くらいというDexterをOldって…、あんたその顔でいくつなのよ!?)をおびき寄せたディーンをサムは静かな調子で「ちょっときわどすぎたんじゃないか?」と注意していますが、

俺がこんなに心配してるのに、ちっともそれがわからず命を粗末にしようとばかりする兄ちゃん

に対して、そろそろ爆発しかかっている様子が伺えます。


でもこのセット、なんか見覚えが、と思ったら…、

10月の頭にネットを賑わしていたFangirlのセット訪問でレポートされていた撮影の時のエピソードってこれだったのですね!
(J2の二人がライスシャワーでキムやスタッフから結婚(ごほっ)を祝福されてた…)



今までとは違った形で仲間を増やそうとしているヴァンパイアの策略でヴァンパイアになってしまったLucyの三人目の犠牲者のところに話を聞きにきた、ゴードンと、友達のKubrickおじさん(!)。

ゴードン、小奇麗なスーツを着て、FBIだなんていってると、ディーンをしつこく追い回しているチョコレート色のセクシーガイ、「Victor Hendrickson特別捜査官」を彷彿としてしまいます。

Lucyに襲われてる時に二人の男が現れて助けてくれた、と証言した犠牲者は、「その男たちはどんな風貌だった?」と問われて

One of them was real tall.

と、解答。(笑)
このたった一言で、ゴードンには、それが「Sam Winchester」だってわかってしまうのですね。


場面は変わって、次の獲物に血を舐めさせようとしているヴァンパイアを妨害している(でもあのお姉さんの口に一滴入っちゃってたようにも…)兄弟の前に、ゴードン&Kubrickが姿を現します。
すると、容赦なく攻撃してくるおじさんたちの気をそらすため、またもや自分の身を危険にさらして注意をひきつけるディーン。

ゴードンは兄弟を取り逃がしたばかりか、なんとヴァンパイアDexterの手に落ちてしまいます。

Dexter自身も「One of the greatest living vampire hunters.」と認めるゴードンが…。


それにしても…。
確かに「ゴードン出てきちゃうの?うっとおしいことになるじゃない!」なんて不満をもらしていた私ですけど、
クリプキがファンの声に敏感だってことは重々承知していることだけど、
味のある脇役を登場させても扱いが面倒くさくなってくると信じられないほどあっさりと殺してしまうこのやり方は…、

どうなんでしょう?

延々と重たい話を見続けるのはきっと耐えられない根性なしの私としては、こんなに早い段階で何かと面倒くさいゴードンが姿を消してくれるのは、予想外ながらちょっとほっとする部分もありますが、Kubrickおじさんまで一緒にあっさりと最後の出演になってしまったのは、ちょっと残念な気もします。


ゴードンに居場所を見つかっちゃったね、この後どうする?という話し合いを始めた兄弟。

でも、「今度ゴードンに出くわしたら、もうゴードンを殺すしかない」 なんていい始めたサムにディーンはちょっと意表を突かれた様子。


Dean: I thought you would have been like, "No, we can't. He's human. It's wrong."

Sam: No, I'm done. Gordon's not gonna stop until we're dead......or till he is.


ディーンのemo!Samのモノマネは、ディーンの目にいまだにいかに弟が可愛く映っているかを物語るようですが、実に冷静に、

「いや、もう身に染みたよ。ゴードンは俺たちが死ぬか、彼自身が死ぬまで絶対にやめない」

と応えるサムの大人っぽい顔には、驚きとともに、なんというか、感動を覚えます。
(もちろんこれは「サムは100%元のサムなの?」という疑念に通じる場面であることも確かですけど)

最愛の兄ちゃんが悪魔に魂を売り渡さざるをえないような事態をつくってしまったことも、

そして、兄ちゃんを世界中の誰よりも大事に思っている、という自分の気持ちが兄ちゃんにちっとも届かず、

あまつさえそのお陰で兄ちゃんがあっさり自分を捨てて死のうとしているのも、

これまでことあるごとにディーンの前で見せてきた自分の子供じみた正義感が原因であることをサムがしっかりとわきまえて、それを完全に捨てることを決意したという事実を現しているように思うのです…。

三年目に入った兄ちゃんとの二人旅の中で、ついにサムはディーンも予想しなかったほどの大人の男に成長したということなのかも、と、私は思うのですが。



その後(って、この間にも色々あったけど)、Kubrickおじさんはあっさり(ええ?!そんな簡単に?って思いましたよね…)とゴードンの手にかかってしまいましたが、おじさん二人の最後のちょっと胸を打つ姿を目にすると、「おじさんたち。うっとおしい!!なんて文句ばっかり言ってごめんね…」とちょっと寂しい気持ちがこみ上げてきます。




Turbo-chargeされたゴードンがサムを追っているという事実を掴んだ兄弟。

ディーンは相変わらず、

「サミー、お前はここにじっとしてろ。俺がゴードンを追いかける」

なんていい始めますが、ここでサムの我慢もついに限界に達しました。

そうか、兄ちゃんは今や何も失うもののない男だって?いや、待って…当ててやるよ、(兄ちゃんがこうやって自分の命を犠牲にしようとするのは)兄ちゃんがもう死んだも同然だからか?だろ?

Sam: I'm sick and tired of your Kamikaze trip
  兄ちゃんの神風特攻隊みたいなたわごとには、もううんざりなんだ。

Dean: Whoa, whoa Kamikaze? I'm more like a ninja
  おいおい、カミカゼ?俺としては忍者って感じなんだけど…。


兄弟の発音による「Kamikaze」は、カーマカジィって聞こえて、Subtitlesを確認するまで、私、なにかインド仏教の「カルマ(Karma)」に関係した言葉なのかと思ってました。


兄ちゃん、怖がってるってことを認めろよ!お前、自分で何言ってるかわかってないんだ。ああ、わかってるよ。兄ちゃんは怖いんだ、ディーン。残された一年がどんどん過ぎていくのが怖いんだよ。そしてその後は地獄に行くことが決まってる、それにびびってるんだ。


Dean: And how do you know that?
  で、なんでそんなことがわかる?

Sam: Because I know you!
  だって俺は兄ちゃんを知ってるからさ!

Dean: Really?
  そうか?

Sam: Yeah, I've been following you around my entire life! I mean, I've been looking up to you since I was four, Dean --Studying you, trying to be just like my big brother. So, yeah, I know you --Better than anyone else in the entire world. And this--Is exactly how you act when you're terrified. And, I mean, I can't blame you. It's just--
  ああ、だって俺は生まれてからずっと兄ちゃんにくっついて回ってきたんだ!つまりさ、俺は4歳の時からずっとディーンを見上げて生きてきた。…兄ちゃんを研究して、兄ちゃんみたいになりたいって頑張ってきた。だから、そうさ、俺は兄ちゃんのことを知ってるよ…。世界中の誰よりずっとね。で、兄ちゃんの今の態度は、…まさしく兄ちゃんが怖がってる時の行動だよ。それを責めるつもりなんかない。ただ…


ここでサムが「4歳」ってはっきり年齢を上げてるのは、それについての逸話をこの後のエピソードで語る準備があるっていうこと?

8歳と4歳のチビ兄弟。

ってことはつまり!!

プラス…父ちゃん?!ってことですか?

脚本家組合のスト、なんとか無事に解決して頂戴~~~!!!


Dean: What?
  なんだよ?

Sam: I wish you would drop the show and be my brother again. Cause-- Just 'cause
  ただ俺は、そんな見せ掛けをやめて、俺の兄ちゃんに戻って欲しいんだ。だって…。だってさ…。


そんなサムをじっと見つめ、

「わかった。一緒に隠れていよう」

と考えを変えたディーン。

涙目で切々と訴えるサムの顔を見たら、画面の前の私たちももらい泣きせずにはいられませんが…、サムの気持ち、ついにディーンに通じたってことなの?

ここでのディーンの変化の解釈について、私は答えが出せません。





半ブロック先からでも、心臓の鼓動が聞こえるとLucyは言ってましたが、サムの大きな足で踏んづけて携帯を始末し、新しい携帯を買って、たった2時間でディーンの携帯番号を見つけてしまったゴードンは、携帯ショップにディーンの匂いが充満してたって…。
ヴァンパイアの五感+身体能力って、そんなに凄いことになってるのですね。

どうでもいいことですけど、ゴードンが兄弟をおびき寄せるために利用した女の子を助ける際、やけに「頭に気をつけて」って繰り返してるサムは「Real tall」なだけに、今までよっぽど色んなところに頭をぶつけてきたってことなのかな…、なんてふと思ってしまいました。本当にどうでもいいことですけど。

ファーストシーズン、黄色い目の父ちゃんに壁際に追い詰められた、あの時のドキドキを髣髴とさせるようなディーンの強烈なお色気サービスショット(絶対キムの過剰演出です…)を挟んで、サムが素手でゴードンを退治し、兄弟はついにゴードンの脅威から逃れることができました。
(噛まれただけなら問題ないんだ、っていう、いかにもな説明的台詞が出てきてはいましたけれども、ディーン、あんなに何回も噛まれて…、本当に大丈夫なんでしょうか?サムも一滴くらい、ゴードンの血が飛んだりしてそうだけど…、きっとそんな面倒くさい設定は盛り込まないはずだから、大丈夫ってことなのね。)





そしてラストシーン。

ビールを飲みながら、Impalaのカタカタ音の原因を調べているディーンは、ふと手を止めて:

サム。

違うボックスレンチ渡しちゃった?

いや、ちょっとここへ来てみろ。

そう言ってサムを呼び寄せ、カタカタ音の原因についての推測や、エンジンルーム内の部品について説明を始めます。

なんなのこれ?まさか俺に…。そうだ、お前が修理しろ。ディーン、今まで運転すらほとんどさせてくれなかったのに。まあ、そろそろ、お前も修理の仕方を覚えとくべきだろう。


Dean: You're gonna need to know these things for the future. And, besides, that's my job, right? Show my little brother the ropes.
  将来のために、お前もこういったことを知っとく必要があるだろ。それに、それが俺の仕事だ、そうだろ?弟に、秘訣を教えてやるってのが。


この週末、大好きなお相撲も上の空で、この兄弟のやり取りのことをつらつらと考えていました。


ディーンの言葉を単純に受け止めれば、「Faith」の時にもちらりと言ってたけれども、自分がいなくなった後、ちゃんとサムが一人でImpalaの面倒を見られるように、ってことなのかな、という解釈が一番に頭に浮かんできます。

でも、ちょっと厳しい顔にはなったものの無言でディーンの手からレンチを受け取り、修理を始めたサムを見てると、ディーンの言った「Future」っていう言葉に、

サムは僅かながらでも二人一緒の未来の可能性も感じ取ったのか、

または兄ちゃんがどう思っていようが、この「Future」は二人一緒の未来だ、と決めて、それを実現するために一人ででも頑張ることに決め、

さらに兄ちゃんが自分の成長を多少なりとも認めて大事なImpalaに触らせてくれるっていうなら、Impalaの修理だって覚えることにしよう、と思ったのか…。


Show my little brother the ropes.


という言葉に注目して考えてみると、「俺の兄ちゃんに戻って欲しい」と訴えたサムの言葉で、やっと自分を取り戻したディーンが「サムの兄ちゃんに戻った」ってことなのかとも思えます…。

サムを見つめるディーンは、「残り少ない二人の時間を怯えたり、いきがったり無駄に消費するのはやめて、サムの兄ちゃんとして落ち着いて大事に過ごしていこう。まだまだサムに教えなきゃならないことも沢山あるんだし」なんて考えているようにも見えます。

考えても、考えても、「これが正解だ」と思える答えが見つかりません。

こんな風に悩んでるのって私だけ?

Jared&Jensenが、今回のエピソードでの役作りのため、キムと一体どんな話し合いをしたのか、それを物凄く聞いてみたいです。
(シーズン3のコンパニオンブックとかに収録してくれないかな…)


この後のエピソードを追いかけていくことで、今後の兄弟の関係もはっきり見えてくるのだと思いますが、次回は来月なんでしたっけ?

ちょっと休めてほっとする、なんて言ってたけど、やっぱり続きが気になります。

2007年11月15日木曜日

Chicago Con OTP

昨日は家事に追われて、ゆっくりパソコンを開くこともできず、お陰で私の中のChicago Conの興奮も少し落ち着いた感じです。

でもAXNで、12月から始まるSmallvilleシーズン4のCMが始まって、あのまさに動く白雪姫みたいなラナよりも可愛いちょっと赤毛っぽいジェンセンの顔(無精ひげも生えてるっていうのに…)に驚愕中…。

HouseとDead Zoneも相変わらず信じられないような可愛い台詞と演出で私の頭を混乱させてくれます。

Houseはシーズン1&2を並行してみているような状況ですが、House先生、82歳の可愛いおばあちゃんから

「アシュトン・カッチャー似の若くてハンサムなドクター」

だって熱を上げられ、ラブレターをもらって、それをまた可愛いウィルソンに熱を込めて朗読されちゃったり…。あのウィルソンの朗読、どきどきしちゃいました。

シーズン4に入って、ますます何かがエスカレートしているDead Zoneのジョニーは、移民局の女性捜査官(?)に完全にゲイだと思われつつ、奥の部屋に隠れて拾ってきた赤ちゃんを巡って(私の大好きなごついお巡りさんの)ウォルトと口論しているのを、

「あなた彼氏と赤ちゃん育ててるの?」

なんて(!!)質問され、「赤ちゃん」についてだけ「あれは猫だよ!」なんてむきになって否定したりして。
主演のジョニーを妙に可愛く演じつつ、プロデューサーも兼ねているアンソニー・マイケル・ホール、絶対私(たち?)に向けて、サービスしてくれてるわよね?



***



今朝は、またまた飛び込んできた、こんな、妙に中睦まじい愛に溢れた感じの二人の写真にほのぼのと和んだりもしましたが、

楽しい話題にあふれていたChicago Conのレポートの中には、ちょっと残念な話題もありました。

Jensen一人の質疑応答の時間が終わって、Jaredの番になったっていうのに、質問するFanたちが

「本当はJensenに質問したかったんだけど…」

なんてずっと口々に言い続けてた、とか。

そんな失礼なJensen!girlsにも、Jaredは、

「だったら、僕、Jensenにもなれるよ」

なんてJensen の顔真似で対応したり、臨機応変に大人な態度を見せて感心させてくれましたけども。

中でも際立って色んなレポートの中で、

なんだったの!あれ?!!超むかついた!!!

と憤慨の声があがっていたのは、

「Jensenの方がずっと上手く答えられると思うけど…」

なんてとんでもなく失礼な調子で話し始めた挙句、

「S3EP5の、兄弟が会話をしながら歩いているシーンで、あきらかにJaredが台詞を忘れて言葉につまった部分をJensenが助けて台詞を終わらせてたでしょう」

なんて、なんとも失礼なことを言った彼女!

Jaredはそれでもその場ではごく礼儀正しく「あれは台本にあったとおりの演出だったと思ったけど…」と回答しつつも、その後再びJensenが舞台に合流した時、「あの時、僕、台詞忘れてた?」なんてJensenに確認したのですが、

あの時のJensenの態度!

Jaredに代わって無礼なFanに腹を立てていたみたいに、

「覚えてないね。2日前(昨日だっけ?)のことだって覚えてないんだから」

なんてぼそっとなんだか不機嫌な様子で答えてましたよね。

Jaredが

「Jensenの方が上手く答えられるってこういうこと?」

と客席に向かってJensenのぶっきらぼうな態度をからかうと、Jensenは、急に魔法が解けたみたいにとんでもなく可愛い笑顔を浮かべたりしてました。

様々なレポートや映像から受ける印象としては、全体的にシャイなJensenの気持ちをほぐそうと自らが先頭にたって質問を引き受けて自然にカバーするJaredの態度がとても感動的でしたが、反面、Jensenが突如お兄さんモードに入って、Jaredを支えようとする場面もあったり…。J2が実際に兄弟みたいな親密な関係を築き上げている様子がはっきりとうかがえましたよね。

私が遊びに行っているFangirlsの日記でもそういったJ2のお互いを思いやる様子に注目した感想をまとめたものがUPされていて、それがまたまさに胸を打ってくれるものだったので、またまたこっそり引用してしまいます。



The thing I noticed that was so incredibly amazing about the boys, and it's not really anything NEW, per se, but it's just so VERY evident during these panels, is that they really and truly do protect each other. From EVERYONE. It's sort of like, when Jared is asked to do his Blue Steel impression, which he does because he's a lovable GOOBER, and then Jensen is asked to do it...you can see how mortified and embarrassed Jensen is. He doesn't want to do it, and Jared teases him a bit--sort of testing the water--until Jensen gives him this almost desperate look and there's this SILENT EXCHANGE between them right before your eyes, and then Jared turns it all into a joke: "Well, to be fair, he can't follow that" and it's a joke, YEAH, but he's also oh-so-masterfully steering the attention away from Jensen yet AGAIN and also changing the subject while still being magnanimous to the person asking the question.

J2の二人がとんでもなく素晴らしいってことは、今更っていう感じで、それ自体はなんにも新しいことじゃないんだけど、今回のパネルトークでは、J2の二人が、あらゆる周囲の人間からお互いを心から親身に守ろうとしているという事実の証拠を目にしたことに気付いたわ。
Jaredお得意の(ズーランダーでお馴染み)ブルースチール顔をやってと頼まれた時、もちろんいつもの屈託のなさですぐにやってみせたんだけど、でもその後Jensenもやってと声があがった時、Jensenが恥ずかしさに死にそうになっているのがわかったわよね。Jensenあきらかにやりたくない感じだった、Jaredはちょっとそれをからかって、様子を伺ったりしていたけど、Jensenがほとんどdesperateな表情を見せたのを見て取ると-あの時の二人が無言で視線を交わすようすったら-さっとジョークで流して皆の注意がジェンセンに向かないようにして、かえって自分から質問したりして話題を変えてた。

This? Is because they are OTP.

これって?二人がOTPだからよ。
(OTPの説明は裏の日記で…、わからない方はこのフレーズは流してください)

As my Ti-baby put it last night, once again we have shy!Jensen with Jared bailing him out. You can quite obviously tell that Jared's totally just catering to JENSEN'S needs there over everything and everyone else, and he can read him SO WELL that throughout the interview he seems to know when to push and prod, and when to back off and protect. He knows full well that Jensen doesn't mind (and prefers) if he takes the questions first, and Jared really just sets the pace of the whole interview FOR Jensen. We've heard it time and again, and got a taste of it during Paley, but it's really incredible to watch more in-depth.

私たちはまたもやシャイなJensenをJaredが表に引っ張り出す様子を目撃したわよね。Jaredが、あらゆる事柄、そしてあらゆる人への対応に際して、Jensenのニーズに沿おうと心を配ってたっていうのは明らかだった、そしてJaredは実によくJensenの気持ちを読めるのよ!インタビュー全体を通して、Jaredは、強引に押すべき時と、引き際をわきまえているように見えた。Jaredは、彼が質問に先に答えてもJensenが全く気にしないってことを完全に承知していて、インタビュー全体のペースをまさにJensenのために設定していたわ。
私たちはこのことについては折に触れて耳にしてるし、Paleyの時には一度実際に味わってもいるけど、それのもっと深まった様子を目にするのは本当に素晴らしいことだった。

This? Is because they are OTP.

これって?二人がOTPだからよ。

But then, wait up, hold on a minute! THEN comes the amazingly emotional presentation by the US Army soldier, and lo and behold...Jared's completely just SHOT and choked up and SILENT, and JENSEN winds up being the one who has to speak. Doesn't that say SO MUCH right there? Jensen doesn't even miss a beat in this case...Jensen IMMEDIATELY took CHARGE. He was being the leader for Jared and being the older one and PROTECTING HIS JAREBEAR. They just KNOW each other so well. They know how to do that.

それでも、待って、ちょっと待ってちょうだい!あの、とんでもなく感動的なUS Armyの兵士さんのプレゼンテーションがやってきたとき、…Jaredは完全にやられちゃってて、言葉につまって、黙り込んじゃったじゃない。するとJensenは奮い立って話を担当し始めたの。これってすごくない?Jensenは、この時、一瞬も戸惑わなかった…Jensenは直ちに主導権を握ったの。彼はJaredのためにリーダーになって、年長者として、彼のJAREBEARを守ったのよ。二人は本当にお互いをよくわかってる。一緒にいるときどうすればいいかをわかってるの。

This? Is because they are OTP.

これって?二人がOTPだからよ。

I won't even go into the situation with the rude girl, because it's almost just too much with the Jensen coming out and all but DRAWING HEARTS around the Jared because he can tell Jared's kind of thrown and maybe even upset over it, and then acting COMPLETELY out of character and practically being a full-blown BITCH about it. Which was great, but, yes, almost OVERKILL because they just adore and support and love each other so, so much that you're left choking for breath and wondering "HOW DID WE GET SO LUCKY, FANDOM?"

あの無礼な女が起こした事態だって気にならないくらいよ、だって、あの瞬間って、まさにJensenがカミングアウトして、Jaredのまわりにハートマークを描いたようなものじゃない、だってJensenはJaredが(あの女の失礼な質問に)ある意味面食らい、もしかしたら憤慨してるってことをわかってた。そして完全っに、らしくない態度を見せて、実際に完全なBITCHになって見せたのよ。これってすごくない、でも、ああ、本当に死にそうになったのは、二人がお互いをとにかく心底から尊重し、支え合い、愛し合ってるからで、これには息も止まりそうだし、「私たちって、なんて素敵なFANDOMを手に入れたの?」夢のような気分になるわよね。

This? Is because they are MOTHERFUCKING OTP.

これって?二人がとんでもないOTPだからよ!

I have my tinhat spit-shined and complete with new pink glitter appliqué--but the hard truth is that I don't even need it anymore. They love each other. We don't HAVE to wank it, and it may not be buttsexing love--although sometimes I WONDER with Jensen, SERIOUSLY, and I'll be interested in seeing certain screencaps of CERTAIN MOMENTS from this event when they come out ♥--but it's for real, and I just feel like these guys are going to be BFF's when they're old and gray and sitting in rocking chairs on the front porch talking about how in THEIR day, actors had to walk up and downhill in thirteen feet of snow for an interview.

(また怒られそうなので、この最後の部分は翻訳しません…)

And this? Is because they are OTP. ♥

で、これって?二人がOTPだからってこと♥



***



お相撲が始まってるということもあって、J2の様子を伝えるレポートはおろか、YEDのおじさんや、サマンサ・フェリスのパネルの模様なんかまだ全くチェックできてない状態です。

ま、いい大人なんだし、この程度に浅~く一歩外側から覗いておくくらいでちょうどいいのかも…。

2007年11月12日月曜日

Chicago Con

大相撲九州場所も始まってしまったというのに…、Chicago Conのレポートが続々と上がってきていますね。

昨日の日曜日、夫が休みで家にいたせいで、まだFangirlsの大興奮レポートのほんのさわり程度しか覗いていませんけれども、それだけでも、現場のそれこそはじけ飛びそうに楽しい雰囲気が強烈に伝わってきます。

私としては、今回こそ大人らしく皆のレポートを読んで楽しんでおくだけにしよう、と思っていたのに…。

ロンドンのAsylum、そして先日のComic Conと、二回連続でファンとの交流イベントにJaredが参加できず、それでも一人参加したJensenが、けなげに可愛い二人の仲良しエピソードをちょこちょこと告白してくれたりして、私たちFangirlsに嬉しい悲鳴を挙げさせてくれたものですが、

Parley 以来(ではなかったでしたっけ?)ついに二人揃っての参加がかなったChicago Con!

やっぱりJ2がセットでステージに上がると、二人のケミストリーの相乗効果でとんでもない楽しいことになっていくみたいですね。

皆のうきうきするようなレポートを読み、一人で悲鳴を挙げつつ大笑いしていても、どうにも発散しきれないので、既にあちこち日本のサイトでもこのイベントについての詳細の実況がされていることと思いますが、私の日記でも、ほんのちょこっとだけ、レポートさせていただきます。

実際のところ私は手元に飛び込んできた本当にまだごく僅かなレポートを覗いただけで、Chicago Conの全貌なんかまだ全く捕らえられていないような状況なのですが、爆発する前に、ちょっとだけでもガス抜きを…ということで、支離滅裂な感想文になりそうですけれども、何卒ご容赦願いつつ、お付き合いいただければと思います。





以下のFangirlsのレポートの抜粋につけた私の翻訳には、例によって誤解、曲解、(激しい)妄想が含まれる可能性があります。
その点を完全に理解した上で、私の妄想に進んでお付き合いくださるという方のみ閲覧いただきますようお願いいたします。


今回のFangirlsのレポート鑑賞記…、興奮のあまり、ひょっとしたら表の日記に載せてはいけないような表現が飛び出してしまうかもしれませんが、不適切な点を見つけたら、速やかにご指摘願います。(最悪の場合、記事を裏に移しますので…)






既にこちらでは、20分近いJ2による漫談(としか思えないし、相変わらずジャレッドが一人でしゃべりまくっていますが)の模様を伝える映像がUPされていますが、どなたかこの映像のTranscriptを見つけたら教えてください!
全編を通して、とんでもなく楽しい仲良しなことを言っていそうなのに、私の貧弱な英語耳ではとても言葉を拾いきれません…。


とにかくとんでもない楽しいレポートが続々と上がってきているFangirlsによるChicago Conレポートですが、なんといっても最高にツボを突かれたのは、jewels667というfangirlのレポートの中の一文:


Jared told a cute story about them all being at dinner in Vancouver and Jensen saw something on Jared's cheek and reached out to wipe it off before he realized that he was sort of in a public place invading Jared's space. Jensen looked adorable and embarrassed and said he was about half way to Jared's face when he realized he probably shouldn't be doing that in public, but he was already committed to it, so he wiped it off and then they both chugged their beers to feel more manly.

Jared wiped his sweaty brow on Jensen's shirt and a million camera's started going off and Jensen said.... "Yeah, that's not going to be on anyones website tomorrow." Jared also hugged Jensen a couple of times. They were adorable.

In the room where breakfast was held, there were two huge posters of each boy and Jensen pointed to Jared's and said, "I want to get that to hang in my room."


ジャレッドが可愛い話を語っていたわ、それは二人(皆?)がバンクーバーのダイナーにいた時のことで、ジェンセンはジャレッドのほっぺに何かがついているのを見つけて、それを拭き取ろうと手を伸ばしちゃったんだって。そこが公衆の面前で、(皆の目の前でジャレッドのほっぺに手を伸ばすなんて)ジャレッドの個人的領域を侵犯する行為だ、なんてことを考える前にね。ジェンセンは、愛らしい、恥ずかしそうな顔をして言ったわ、公共の場でたぶんこんなことしないほうがいいんだろうな、って気付いた時には、ジャレッドの顔への距離の途中まで手を伸ばしちゃってて、でも既に手を伸ばしちゃってるんだからって、ジャレッドのほっぺを拭いて、それから二人でより男らしい感じを味わうためビールをがぶ飲みしたんだって。

ジャレッドはジェンセンのシャツでおでこの汗を拭いたの。で、百万台ものカメラのフラッシュがたかれると、ジェンセンは一言…「あー、これって明日誰かしらのウェブサイトに載ったりはしないんだよね」だって。
ジャレッドは、何回かジェンセンに抱きついてた。二人はとっても可愛かったわ。

(この辺りの様子は、上の映像に入ってますね)

朝食が振舞われた部屋には、J2のそれぞれの巨大なポスターがあったんだけど、ジェンセンはそれを指差してジャレッドに言ったの「あれを俺の部屋にかけたい」って。
(Jensen、オフィシャルコンパニオンのJaredのコメントをちゃんと読んで覚えていて、お返しを言ったってことなの?)


このレポートに対するFangirlのコメントがまた!笑ってしまいます!!


AND WHAT IS THIS ABOUT WIPING FACES IN PUBLIC WITHOUT EVEN THINKING TWICE ABOUT IT?
で、よく考えもせずに公衆の面前で顔を拭いてやるとかってどういうことなの?

Oh god, they're just like this in public all the time aren't they. This isn't just crazy fanon, THIS IS REALLY HOW IT IS.
ねえ、この二人、公衆の面前でいっつもこんな感じだってことなんじゃない、そうでしょう。これって、単なる馬鹿げたfanon(ファンの仮説)なんかじゃないわ、これって本当にあるがままの姿ってことなのよ。

OOOOOH, MY GOD. OH MY GOD. OOOOH MYYYY GOD. And, what, he wouldn't have been embarrassed if they hadn't been in public? THAT'S HOW I AM TAKING THIS STORY.
なんだっていうのよまったくもう。で、なに、ジェンセンは公衆の面前でなければ恥ずかしく思わないってこと?私は、この話をそう解釈したわよ。

AMEN, LADY! Also, there's a whole thing with Jensen wanting to put Jared's poster on his BEDROOM WALL and...yeah. Jensen was way flirty, apparently. As opposed to standing there and letting Jared maul him and looking sheepish and adorable about it.
なんなのもう!それに、ジャレッドのポスターを寝室の壁に貼りたいジェンセンとかっていうあの部分。あれって、…ああ、ジェンセン、明らかにやりすぎよ。その反面、ただそこに立って、ジャレッドに好きなように身体をまさぐらせておいて、恥ずかしそうで愛らしい様子を見せてるなんて。




また別のレポートでは:

Jared broke into Jensen's session with a question from an anonymous source: "How do you respond to allegations that my character, Sam is better-looking, smarter, taller, younger and just better?" "You have to ride shotgun," Jensen shot back.

ジャレッドは誰かからの質問を持ってジェンセンのセッションに飛び込んできたの:「僕のキャラクター、サムが、(ジェンセンの演じるディーンよりも)ハンサムで、頭が良くて、背も高くて、若くて、とにかくなんでも優れてるっていう主張に、君はどう応える?」「お前はいつも助手席に乗ってるだけだろ」ジェンセンはそう言い返したの。



ride shotgun:開拓時代、用心棒がショットガンを抱えて駅馬車の御者の隣に座ったことから、助手席に座ることをriding shotgunと表現するのですよね。


Jensen came back on stage wearing a Jared t-shirt. "I have never been more attracted to your torso, Jensen," Jared said.

ジェンセンはジャレッド(サム)の顔がプリントされたTシャツを着てステージに戻ってきたの。それをみたジャレッドは「君の身体(胴体よね…わかってますって!)にこれほど惹き付けられたことはないよ、ジェンセン」

* Jared did a killer Jensen impression -- and then Jensen returned the favor when he got back on stage.

ジャレッドはジェンセンをメロメロにするような表情を見せたの…で、それからジェンセンがステージの上がった時、同じ表情を返したのよ。


このジャレッドの顔がプリントされたTシャツを着たジェンセンの写真はこちらで見ることができますが、その「a killer Jensen impression」とやらの表情を映した映像もその内どこかでUPされるのでしょうか。どなたか見つけたらぜひご一報ください。

上のレポートでは、

「ディーンのネックレスについて、その内何か逸話を考えるからっていったのに、クリプキは結局思いつかなかったんだ」 とか

「ディーンの指輪は、結局、ビールの栓抜きとして使ってるという設定としてはめてる」 とか

「J2の二人が、本気のテキサス訛りで話し始めて、皆大喜びになった」 とか

「Tall talesでの、ディーンのほっぺのふくらみはCGなんかじゃなくって、本当にジェンセンのほっぺがまん丸になるまでキャラメルを詰め込んだんだ。あれはジェンセンのアイディアだったんだけど、キャラメルの糖分で、舌は腫れあがるし、ほっぺも痛くなっちゃった」 とか


細かな楽しい話題も載ってます。


これはどこのレポートだったか、

それぞれの彼女と4人でスティーブ(カールソン)のライブにもやってきたJ2だけれども、ジャレッドとサンディーが、なんとかジェンセンを舞台に上げようとしたのに、「スティーブの舞台をぶち壊しにしたくないから」って、今回はジェンセンは舞台にあがろうとしなかった。

なんていうジャレッドのコメントもどこかにでてましたよね。

ということは、今回、ジェンセンとスティーブのセッションは実現しなかったということでしょうか?

残念ですが、Jasonや(たぶん)Chrisのようには、スティーブは押しが強くなさそうなイメージなので、無理にジェンセンを舞台に引っ張り上げようとはしなかったということなのか、ジャレッドや彼女たちの前で、舞台に上がるのが恥ずかしかったのか…。


それにしても前々から感じていたことですが、ジャレッドが一緒にいる時のジェンセンって、本当に気楽に寛いでいて、楽しそうですよね。

今回は、お互い彼女同伴ということで、ステージ上では思いっきり二人の仲良しな姿を見せても大丈夫って思ったのかもしれませんが、それにしてもちょっと覗いただけでもこの騒ぎ!今回のイベントは本当に楽しそうですね!





以上はほんのわずかですが、またまたFangirlsのレポートのレポートでした。

これからどれほどの映像やレポートがUPされるか分かりませんが、この後もしばらく、Chicago Conのレポートに埋没してしまいそうです。

また我慢できないような楽しい逸話を見つけたら、続きで日記を書くかもしれません。





お相撲も始まってるというのに…。



ペーパーバックの続きも(こっそり読んでるSのつくお話も)全く進んでいないっていうのに!!!

2007年11月10日土曜日

SPN S3 EP6 感想文

実は、以前にもどこかでぽそっと告白していたかもしれませんが、当初、Supernaturalシーズン3についての感想文はもう日記で書かないことにしよう、と思っていたのです。
私の英語耳は非常に頼りないし、(X-Filesに関わっていた人も沢山いる)SPNの制作に関わるおじさん達は、台詞に妙にマニアックな細かい設定を盛り込んでくる傾向が強いし、そうそう大勢の人が遊びに来る日記ではないとはいえ、私がかろうじてところどころ理解できたことを書き出した(きっと間違いも多い)穴だらけの感想文を毎週書き続けていくのもなんだかお恥ずかしい感じで…。

そんなことを思っていたら、先日、tako_88さんから、なんと最新エピソードの”subtitles”が公開されているというサイトの存在を教えていただきました。
日頃ほとんど無作為にネット内を探索することのない私は、こんなサイトが存在していることすら夢にも知りませんでした!
これって、あくまで純粋に個人の方が好意で台詞を拾ってタイプしたものを投稿しているのですよね?
ファンの献身というのはすごいものですね。

今朝覗きに行ってみると、現地アメリカで木曜日の晩に放送されたばかりの第6話についても、もうsubtitlesが投稿されていて、さらにびっくりです!

そう考えると私としても、日本のサイトの片隅で感想文を細々と書いていくことで、及ばずながらでも誰かの理解のお手伝いができる可能性があるなら、妄想だらけの感想文でも書き続けていくべきなのかもしれない、と思うに至りました。

ということで、今週もそんな有難いsubtitlesの助けを借りながら、少しだけ感想文を書いて見たいと思います。


以下は、Supernaturalシーズン3第6話「Red Sky at Morning」の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。さらに、私の翻訳には常に、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を充分にご理解いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。



***








先週のラストで、

サムが今度こそディーンに秘密を持ったらどうしよう…、

今度こそディーンに内緒で、サムが一人で悪魔(Ruby)と取引を始めたりしたらどうしよう、

それよりなによりCrossroadからディーンのところに帰らなかったりしたら…、

なんて、ちょっぴり心配していたのです。

でも、ママ亡き後、父ちゃんも子育ての点ではそれほど頼りになりそうもなかった赤ちゃん時代には、きっとおしめまで変えてもらい、その後の旅暮らしを通じてずっと世界中のどの兄弟よりも親密な関係で一緒に育ってきたはずの兄ちゃんに、サムがどんな小さなことでも秘密を持ったりなんかできるはずありませんでした。

ということで今回もオープニング明けは、もはや恒例となった感もある疾走するImpalaの中での兄弟喧嘩です。

なんか俺に言うことないか。兄ちゃん、誕生日じゃないよね。違う。

きょとんとした可愛い顔で、なんとかしらを切ろうするサムが、ここで「Happy purim?」なんて言ってます。

クリスマスと同時期に行われるユダヤ教のハヌカというお祭りは、とても有名ですが、この「Purim(プリム)」というのもユダヤ教のお祭りの一つのようです。アダルの月(2月、3月)に行われるということで、なんでそろそろ近づいてきた(クリスマスと同時期の)ハヌカではなく、こんなマニアックなお祭りを口にしたのかと思いますが、これも私の理解が及ばない何かしらの暗喩が含まれているのかもしれません…。


コルトの弾が一発なくなってた、という事実から、先週のオープニングでサムが提案していたとおり、Crossroadの悪魔に対して使ったんだろうと予想をつけたディーン。

一応 「で、契約、破棄できたのか?」 なんて聞いてみますが、

「もしそうだったら、さすがに俺も打ち明けたと思わない?」 とサム。

なにはともあれ自分の命を危険に晒すようなこと、すべきじゃなかったんだ、といい始めたディーンに、サムは、

Sam: “You're my brother,dean, and no matter what you do, I'm gonna try and save you. And I'm sure as hell not gonna apologize for it,all right?”


兄弟の気持ちのすれ違いは相変わらずで、サムの台詞はファーストシーズンから繰り返し聞いてきた言葉となんら変わらないようでもありますが、

「俺が兄ちゃんを助けようと努力することについて、兄ちゃんに謝るつもりなんてこれっぽっちもないからな!」

という言葉には、いよいよ 『世界中で一番大事な兄ちゃんを助ける』 という自分の使命に関してはディーンがなんといおうと、なにをしようともう一歩も引くつもりはないという意思を全面に押し出していくことに決めた、ということが伺えます。





それにしても、とにかく今回最高だったのは、Ms. Gert Case という姪をまさに事件で失った老婦人ですよね!

兄弟が警察を装って聴取に訪れた瞬間から、

彼女のサムの全身を舐めあげるあの目つき!

そして、サムの指を撫で上げるあの手つき!

そして彼女の数々の名台詞!

“You remind me of my late husband. He was shy, too. Till we got belowdeck.”

“You're just firm all over.”

“He wants me.”


べったりとサムに寄り添ってダンスしつつ

「あなた亡くなった夫に似てるわ。あの人もシャイだったの。二人で甲板の下に潜るまではね」、

サムの逞しい身体中を撫で回し

「あなたってどこもかしこも硬いのね」、

サムのお尻をがっしりと掴み、内緒話をするからとサムの頭を引き寄せて耳元に唇を押し付け…。
挙句の果てには、やっと戻ってきたBelaに引き離されながらも

「彼、私を欲しがってる」ですって!

今回のエピソードを見ている間、まさにGertになって、サムをGropeしまくりたい!!!とほとんど身悶えしながら笑っていましたが、海の向こうのFangirlsの反応でも、ほとんど同じものを沢山見かけました。

サムことJaredの手や指は、Jared!girlsにとっては、もうシリーズ開始当初から完全にセックスシンボルとして捕らえられているわけですし、
(あの手の大きさ!今回岩塩の弾をショットガンに装填しているシーンでも、サム、あんたいったいあの大きな岩塩の弾を一度に何個掴めるの?!って驚きました)
シリーズの経過とともに年々がっしりと逞しく成長していくその身体については、目にするだけで

「卵巣が爆発しそう!」(…)

なんていう悲鳴のような感嘆および賛美の声もネット上に溢れていますよね。

今週の Gert の激しいサムへの迫り方を目にして、SPNの制作スタッフ、本当にネット上のファンの声をよく調査しているのだなと、にやにや笑いで頬が痛くなってしまいました。

ディーンとBelaが協力して、事件を引き起こしている「幽霊の右手(Hand of glory)」を007方式で回収している間、シャンパンを一気飲みしたりしながらも、Gertの強烈なセクハラに耐え続けたサム。

ディーンに成果を確認する際に、

Sam: Tell me I didn't get groped all night by Mrs. Havisham for nothing.

と、チャールズ・ディケンズの小説「Great Expectations(大いなる遺産)」に出てくる富豪の未亡人の名前を出したりしているのを見て、この兄弟、やっぱり結構読書もしてる…という認識を新たにしました。

実はつい先日、裏の日記でご紹介したお話の中でサムが、同じくディケンズの「the Pickwick Papers」を読んでいるシーンが出てきたのが記憶に新しく、英語圏の文化ではサムくらいのインテリ青年だと、いかにもディケンズを読んでいそう、という共通認識があるのだろうか…、なんてふと思ってしまいました。夏目漱石とか、森鴎外とかを読んでるみたいな感じなのかな…。

英文学がらみといえば、この後のシーンで、Belaが悪態をついたディーンに向かって言った
「その態度、すっごくオスカー・ワイルドね」
という台詞、どういう意図だったんでしょう。
ディーンは、サムからMrs. Havishamの名前を聞いた時のようにはきょとんとした顔をしていませんが、意味わかってるの?
オスカー・ワイルドといえば、「ドリアン・グレイの肖像」…。
ドリアン・グレイみたいに見た目は超美青年だけど、中身はとっても悪い子ね。っていう感じなのでしょうか…。
オスカー・ワイルドっていうと、どうも反射的に、「腐」の回路の方面にも脳が働いてしまいます。





37年ごとに決まって姿を現す幽霊船と、それを目撃した人間が、とてもあり得ないような状況で溺死するという今回の事件の現場には、Belaが(まさに不二子ちゃんらしく)Alexという偽名を使って入り込み、既にMs. Caseにも取り入っていることが判明しましたが…。

Belaによって、Impalaをレッカーされてしまったディーンが、過呼吸みたいな発作を起こしかけた姿も、可愛いかったですね!

Dean: “Can I shoot her?”(あいつ、撃ち殺してもいいか?)

Sam: “Not in public.”
(人目のあるところじゃ駄目だ)

俺を撃ったくせに!というサムの批判に対し、かすっただけじゃない。可愛いけど、ちょっとドラマクイーンよね。なんて切り返すBelaのことをサムも物陰でなら撃ち殺したいと思っているのですね。


サムとGertのカップルにもとにかく笑わせられましたが、タキシードに身を包み、まさに007のジェームズ・ボンド(まだちょっとかなり可愛い感じだけど…)&ボンドガールといった雰囲気のディーンとBelaのコンビのやり取りもなかなか楽しかったです。

やっとパーティー用の身支度を終え、ぐずりながらもついに二階から降りてきたディーン。

正装した姿が Seventh grader(中一)に見えるというサムの過去のコメントが心の傷になっているのか、かなり自信なさげにしていますが、ディーンの凛々しいタキシード姿(私にはまだ七五三っぽさが感じられますが…)に思わずため息をついて

Bela: “You know, when this is over, we should really have angry sex.”

なんてコメントしたBelaに

Dean: “Don't objectify me.”

と、腕組みをしてツンと言い返しながらもかなり機嫌を直してるディーンの様子もキュートです。

Belaの小芝居で、「幽霊の手」のある二階へと上がった後、また小うるさい指示を出すBelaの口調を意味不明の音声で口真似するディーン。
Belaの英国アクセントは、アメリカ人の耳にもあんな風に聞こえるのですね!(笑)これも可愛いです。

Gertと一緒に、ものすごくGropeしたくなったサムの強烈なセクシーさ(あれだけの胸板だとタキシードもしっくりと似合います。ディーンまで”You stink like sex.”なんてコメントしてましたよね)と対照的に、ディーンは(私には)とにかく可愛さが印象的でした。

盗み出した「幽霊の手」をBelaには渡さず、しっかりと胸ポケットにしまったディーンでしたが、もちろんImpalaに乗り込んでサムに見せようとすると、少し前にBelaが手にしていた小さな船の模型の入った小瓶にすりかえられてしまっています。

とはいえ、その後、幽霊船を見てしまったと泣きついてきたBelaを(あまり役に立っていた印象はないけれども…)助け、仲たがいしていた幽霊の兄弟も勝手に思いを晴らして消え、一応今回の事件も解決という運びにはなりましたが…。

父親の死に関与していると町で噂されていたWarren兄弟に、十代の頃に起こした自動車事故で、従弟のBrianを死なせてしまったGertの姪のSheila。
何らかの形で、身内の血を流した(死なせた)人間が幽霊船のターゲットになっているという事実があきらかになって、ならば幽霊船を見たBelaは、過去に一体誰を死なせたのか、ということになるわけですが…。

もちろんそんな美味しい伏線は、今回明らかにはされません。
でも、Belaが、大泥棒の金の亡者となった背景には、何か暗い秘密があるみたいですね。

命を助けたお礼に、Belaから(一人?)Ten grand(10,000ドル)のお金をもらった兄弟。

Atlantic cityのカジノで一発当てよう、ということに(ディーンの一存で)なったみたいですが、乗り込んだImpalaの中で、今週の締めとなる熱い兄弟愛が再度爆発します。


なあ、考えたんだけどな。お前がやったこと、お前がCrossroadの悪魔をなんで呼び出したのか、それを俺が理解してるってことを分かっといてもらいたいんだ。立場が逆だったら、俺もおんなじことをやってる。つまり俺だって何にも見えてないわけじゃないってことだ。今度のこと全部、俺がいなくなるとか、そういうこと全部についてお前がどんな思いをすることになるか、俺にも分かってる。でもお前なら大丈夫だ。

兄ちゃんはそう思うんだな…。

お前は、お前の人生を生きられる、だろ?お前は俺なんかより強いんだから。そうさ、お前なら乗り越えられる。ただ俺がお前に申し訳ないと思ってるってことを、お前にこんなことを押し付けることになっちまったことをすまないと思ってるってことを分かっといてもらいたいんだ。

ディーン、いい加減にしろよな。

なんだって?

俺は兄ちゃんに謝ってもらいたくなんかない。and by the way, I’m a big boy now. 自分の面倒くらい自分で見られる。だからもう俺の心配なんかやめてくれないか?それがそもそもの問題の発端なんだ!ディーン、俺は兄ちゃんに心配なんかして欲しくないんだ。

Sam: “I want you to give a crap that you're dying!”
  兄ちゃんが死ぬなんていうことについては、俺だって心配したいんだよ!


ここで使われている「give a crap」という用法ですが、これはそもそもこれもスラングの

「give a damn:気にする、感心を持つ」

をさらにくずした形だと思うのですけど…。


無言のままのディーンに、

Sam: “So, that's it? Nothing else to say for you?
  黙ってるのか?何も言うことはないのかよ?

Dean: “I think maybe I'll play Craps.”
  (カジノに着いたら)俺、Craps(2個のさいころを使うカジノのばくち)をやるかもしれない。



ディーン、まだ折れませんね!


サム、もう一息!頑張って!


この際、兄ちゃんにあんたの思いのたけを力ずくで兄ちゃんの身体におもい知らせてやって!





なまじ、Subtitlesのお陰で詳細がわかるだけに、いつも以上にまとまりのない感想文になってしまった気がします…。


いつも以上に読みにくかったらすみません。

2007年11月8日木曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

裏の日記を作ったことだし、あれやこれやのタイトルも変えようかとしばし悩みましたが、とりあえずこのままでやって行きます。



***



CSIラスベガス、相変わらずケーブルのAXNで毎日見ているのですが、やっぱり面白いですね…。

CSIって、ずっと前から興味はあって、愛知県のTSUTAYAで海外ドラマをレンタルしまくっている時も

「いつか借りてみたいな…」

なんて思っていたのですけど、犯罪の科学捜査、とはいえ、作業はゴミにまみれたり、とんでもなく不気味なものを調べたりで大変なはずなのに、捜査員が皆妙に小奇麗にしてて、しかも美男美女揃いなんて!と、ちょっと偏見も持っていたのです。

でも実際にドラマを見始めてみたら…。


美人できっぷのいいキャサリンが元ストリッパーだった、なんていう衝撃の事実にまず「えっ?」と驚かされ、

キュートなグリッソム主任が 「昆虫おたく」 であるという事実にちょっとにんまりし、

ハンサムな救急隊員のハンクと付き合ってるにも関わらず(私が見始めたのはS2がほとんど終わるくらいです)、昆虫おたくの主任を心から敬愛しているらしいサラに親近感を覚えたりし、

ニックが 「ネイチャー系のドキュメンタリーおたく」(本人は認めてないけど)だってことも、

あのハンサムな東洋系のアーチーが、なんと 「トレッキー(スタートレックおたく)」 だったってことだって!なんとか納得したし、

ってことは、ニックに妙に懐いているグレッグだってきっと何かしらのオタクなんだろうとは思うけど…。
(すみません、単なる少年にしか見えず当初全く興味を引かなかったグレッグについては、実はまだ私のアンテナに何も引っかかってきていません)

Sexy as hell! というしかないあのウォリックまで…、子供の頃は

「分厚い眼鏡をかけ、お古の服を着て、分厚い本を抱えて歩いていた」

”Nerd” だったなんて、ちょっと辛くて暗い生い立ちが想像できる事実をばらしてくれたりして!

どういうこと?!

ウォリックといえば、つい先日のエピソードでは、ラボの超色っぽいお姉さんに、

「新しい蝶の刺青より、(あきらかに洋服に隠れて見えないところにあるらしい)バラの方が、まだ俺の一番のお気に入りだけどね」

なんていう台詞を吐いて、「やっぱりこの人遊んでる…」と思ったのに、ビン底メガネのガリ勉少年がいったいいつこんな強烈なSexy guyに変身したっていうんでしょう。

ウォリック、以前の事件で、被害者の眼鏡の度が「0.4」だって聞いた時も、「俺より全然いいんだ」なんてぽつっと言ってて、「ウォリックはコンタクトなんだなー」と思わせてくれましたが、グリーンの綺麗な瞳をいつもまぶしそうにそばめているのは、コンタクトのせいもあるのでしょうか。


CSIの脚本チーム、Supernaturalの真裏で、毎週驚異的な視聴率を楽々とかせぎ出しているように見えるその腕前は、こんな風にどうしても親近感を持たずにはいられないキャラクター設定を次々と視聴者にぶつけてみたりする努力を惜しまないところにも伺えるのかもしれないですね。



***



今年の夏場くらいから騒いでいる気がしますが、ここしばらく

Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズ

にどっぷりとはまっています。

このシリーズには Jules Cassidyという可愛いゲイのFBI捜査官が出てくるという噂を聞きつけて、「読んでみたい!」と調べ始めたのがそもそもの始まりでした。

そしてこのシリーズの日本語翻訳版も出ていることを発見したものの、長年本好きを自称してきた私としては、ここで思わぬ不覚をとることになりました。

地元である関東地方に住んでたままの私なら、新刊でない文庫を探しに「新刊書店」に行ったりなんかまずしないのですが、愛知県という未知の土地に引っ越して、通院のため通っていた名古屋市には大きな本屋さんもある、となると、「本が欲しければ大きな本屋さんに行けばいい」という単純な回路でしか頭が働かなくなっていたのです。

愛知県には自分の車を持って行っていなかったというハンデもあって街を自由に探索できなかったため、住んでいた名古屋市郊外の田舎町および名古屋市内の、さらにその中でも極度に制限された私の行動範囲内では、地元北関東には腐るほどあるブックオフという「古本屋さん」をほとんど見かける機会がなかったという事実もあったと思います。

最近の書店というのは、かなり大きなお店であっても、基本的に新刊書と、ベストセラーの本しか置いていないため、とっくに新刊ではなくなっているロマンスノベルなんかを新刊書店で揃えようというのは結構大変なことなのですよね。

そんなわけで、この夏の間中、名古屋市内の大きな書店から、デパートやスーパーの片隅にある小さな本屋さんまで、それこそそこらじゅうを探し回り、(このシリーズが基本的に一話完結とはいえ)なんとか入手できたものから、めちゃくちゃな順番でシリーズ物の小説を読み進めることになってしまったのです。

結局日本語版が出ている5冊目までに、目当ての「Jules」のゲイの恋物語はまったく出てきませんでしたが、SEALというこれまで私が聞いたこともなかった海軍特殊部隊に属する男たちというのは、まさに私好みの男らしくて、ごつくて、こと恋愛に関しては不器用なところもあるけれども、とにかく誠実で、心優しい男達であることを発見。

この男達が、女から見ても親近感の持てる「頑張って生きてるけど、これまた不器用な女性たち」と、胸の締め付けられるような切なくて不器用な恋愛を精一杯繰り広げるっていうんですから!めちゃくちゃな順番で読んでさえ、とんでもなく面白いのです。

なんとか揃えることができた5冊の日本語翻訳版をあっという間に読み終わってしまった後、名古屋の大きな本屋さんで入手できたシリーズ9冊目のペーパーバックに手をつけました。
6、7、8と間に3冊も空いていたものの、登場人物はなじみのある人たちばかりで、これもとっても面白かった!

そしてこの10月、再び北関東に戻ってきた私は、ついにAmazonさんに

「残りを全部送ってちょうだい!」

と頼み、ついに手元に届いた6冊目「Gone Too Far」をここ数日読み耽っていたのです。

そして昨夜、読み終わってしまいました。

キョウさんによれば前作の「Into the Night」のあとがきにちゃんと書いてあったそうですが、「Gone Too Far」は、まさにシリーズ5冊目の「Into the Night」の続編です。

これがまた期待にたがわずとっても感動的な面白いエピソードだったので、感動の名残りでじりじりしているうちに、少しだけ感想を書いてみたいと思います。





以下は、ストーリーのネタバレになってしまう可能性がかなり高いので、今後この「SEALチーム16トラブルシューターシリーズ」を読んでみようと思う方、5冊目までは読んでるけど、6冊目は翻訳版がでるのを待つという方は、閲覧ご注意願います。(大したことは書きませんが…)


この「トラブルシューター」シリーズという本は、基本的にいつも3つの恋愛模様が並行して語られていくのですが、今まで翻訳された全ての本で(時には3つの恋愛模様からも外れて)登場してきたカップルがいます。

それは、サムとアリッサの二人です。

このシリーズの5冊目までのファンによる人気投票では、(一度も主役になっていない)サムがなんと一位を獲得しているというほどのなんとも魅力的な登場人物でもあるのですが、このサム、

本名ロジャーなのに、皆彼をサムと呼んでいて、しかも海軍に入って「サム」というあだ名がつくまでの変遷もややこしくて、一度聞いたくらいではとても覚えられません。


サムは、テキサス出身のためカウボーイみたいな間延びした南部訛りで話し、

身長は6フィート4インチ、

SEALの過酷な訓練のお陰でものすごい体つきをしていて(しかもアリッサによると毎年さらにがっしりと大きくなってるって…)、

ブロンドの髪と髭はその時々の任務によりとても海軍勤務とは思えないほど伸ばしていることがあり、

瞳は吸い込まれそうなブルー。


つまり、女なら誰でもイチコロで飛びつきたくなるようないい男であるということ。


一方のアリッサは、先日CSIのウォリックの描写の時にも少し例に出しましたが、様々な人種のいいところばかりを寄り集めたまさに芸術品といった感じで、傷一つない滑らかなカフェオレ色の肌にグリーンの瞳をした、とんでもない美人なのです。
(私の頭の中ではなんとなくディーンの元カノ、キャシーが浮かんできます…彼女の瞳はグリーンじゃなかったけど)

シリーズ初期の頃、アリッサ目線の描写では、サムは常に「Red neck」(南部の田舎者)と表現されていました。
アメリカの南部の田舎者といえば、世界でも有数の「女性蔑視&白人至上主義」の代表格ですよね。

黒人女性として、海軍で逞しい男達に負けず劣らずの活躍をしていきたい、究極的には「女性初のSEAL隊員」になることすら夢みていたアリッサにとっては、なにかにつけて「SEALに女はいらない」と突っかかってくるサムは、とにかく疎ましい存在でした。

結局アリッサが海軍をやめてFBIに移った後も、アリッサとサムの腐れ縁は切れず、合えば喧嘩ばかりしながらも、内心ではお互いに強烈に惹かれ合っている二人が顔を合わせると、最終的にはとんでもなくホットなセックスに発展して、結局お互いいつもとんでもない後悔を抱えるはめに…。

それでもアリッサがついに自分の気持ちを認めて、サムと前向きに向き合う決心をした、まさにその時、サムは遊びで付き合ったメアリールーを妊娠させ、結婚することになってしまうのです。



二人の中もこれで決定的に終わりか、と思いきや、そうではありませんでした。

シリーズ6冊目となる「Gone Too Far」では、このサムとアリッサの関係に予想外の大きな動きが現れます。

でもこの巻の一番の目玉は実は、ノアというサム(サムの少年時代の通称はリンゴ)の幼馴染の祖父母の恋愛物語と微妙に交錯する形で、サムの生い立ちにかなりのページが割かれていることかもしれません。

アメリカ南部出身のRed neckであるサムは、読者の私たちでさえ、その根本は

「女性蔑視&白人至上主義」が染み付いた南部の人間

である、と思い込んできた部分もあるわけで、黒人女性であるアリッサにしてみれば、サムが一見どんなに誠実に、黒人であるアリッサに惹かれているなんて告白したとしても、それはあくまで身体の相性のことだけで、サムは心の奥底には超えられない偏見や差別意識を持っているに違いないと思っていたはずです。

そんなアリッサや私たちの、サムへの逆の意味での偏見を根底から覆すようなサムの生い立ちが、ぽつり、ぽつりと語られていく様子は、切なくて可哀想で泣きたくなるような思いと、驚きと、さらに温かい感動に満ちていて、ここでも「スーザンうまい!!」と大きな声をあげたくなります。

メアリールーとの結婚を決めたサムが、しきりに 「正しいことをする」 と言い続けていた理由もはっきりと分かります。

素晴らしく胸を打つお話を読んだときにはいつでも、全ての詳細を書き出してしまいたくなりますが、なんとかこれ以上のネタバレは我慢します。

身近でペーパーバックが手に入るなら原書ででも読んでいただきたいところですが、翻訳版も近々出るかもしれないということなので、冬休み、お正月休み、暇なの!なんていう方がいましたら、ぜひ、スーザン・ブロックマンの「SEALチーム16トラブルシューターシリーズ」を堪能していただくことをオススメしたいです。(そうそう暇な人もいないでしょうが…)

この6巻「Gone Too Far」について、一点だけネタバレしてしまうと、

大変な波乱の結果、サム&アリッサ、トム&ケリーには幸せな結末が待っていますが、もう一組のカップル、マックス&ジーナの関係に最終的な結論が出るのは、(私が待ちきれずに先に読んでしまった)ペーパーバック9冊目の「Breaking Point」です。

マックス&ジーナに関して、この先どうなっていくのかの詳細を知りつつ読んでいくというのも、なんだかちょっと得した気分でした。





感動も覚めやらない状態ですが、私は続いて次の「Flashpoint」を読み始めてしまいました。

最終目標は、なんといっても(しつこいようですが)Julesの恋物語が出てくる次の巻「Hot Target」を読むこと!ですから。

今度は全くがらっと雰囲気が変わって、なんと今の所知ってる名前が一人も出てきません。
でもいきなりどきどきするような展開です。


スーザン、やっぱりうまいです。

2007年11月7日水曜日

北関東でもやっぱり食いしん坊

この前の日曜日、生まれて初めて「きじ鍋」というものを食べました。

きじ、鳥の種類の「きじ」です。

夫の仕事の関係での知り合いであるとある社長さんがいるのですが、このおじ様にこれまで実際に私がお会いしたのは、過去に一回だけながら、常々私はこの社長さんのことを陰ながら「食いしん坊の先輩」と勝手に師事してきました。

お酒と煙草と女性、そしてなによりも美味しいものが大好き、というこの社長。

還暦も目前という年齢ながら、まだまだダンディーで若々しく、なかでも夫経由で聞かされる、この社長が日本の色々な場所で食べてきた様々な美味しいもののお話は、とにかくいつでも間違いなく私の「食いしん坊」としての本能を心の底から揺さぶってくれるのですが、中でも、「きじ鍋」については、数年前から「いつか奥さんも一緒に連れて行く」と仰ってくださっていて、ずっと楽しみにしていました。

ところが私がほとんど寝たきりになるほどの大病を患ったり、突然夫の仕事で愛知県に引っ越すことになったり、となかなかその機会も訪れずすっかり忘れかけてもいたのですが、先日の日曜、夫がその社長のところに「また関東に帰ってきました」と挨拶にいった折、突如

「今晩、きじ鍋を食べにいくぞ!もう奥さんの分まで予約したからな」

って言われたって言うのです。

日曜日、SPN S3の妄想日記をなんとか書き上げたところでいつもの通り消耗していた私は、今日はもう出かけたくない…といつもの引きこもりの癖が出かけたものの、まだ食べたことのない「きじ鍋」という言葉の誘惑には打ち勝てず、夕方4時に自宅を出発して社長たちと合流し、総勢5人で秩父の山奥深くにある「きじ亭」というお店に向かいました。

秩父のお店についたのは、6時少し前というところ。

とても温厚そうな老夫婦お二人で切り盛りしているそのお店は、普段は夜7時で閉店となってしまうそうなのですが、その日は「ゆっくりしていただいて大丈夫ですよ」と仰っていただいて、6時からゆっくりと「きじ鍋」を堪能させてもらいました。

帰り道の運転手として任命されていた私は、非常に残念ながら手を出せなかったのですが、社長と夫は「きじ酒」を頼み、まずテーブルに運ばれてきたのは、

「きじ焼き」。

きじ鍋用の肉をさばいた後の骨に僅かに残った肉に塩を振って炭火で焼いただけのものなのですが、骨をつまみ、すごい歯ごたえの肉をなんとか引きちぎって噛み締めるとなんともいえないうま味が口の中に溢れます。

社長曰く、「酒のつまみに最高なんだよ!この骨をずっとしゃぶりながらいつまででも酒を飲んでいられる」とのこと。

くぅ~っ!私も「きじ焼き」と一緒に、きじ酒をちびちびやってみたかった!

次は「きじのたたき」。

あれはきじのささみの部分なんでしょうか、小さく叩いて円形に盛りつけたピンク色のお肉の中心には細かく刻んだ白ねぎと生姜のすりおろしが添えてあって、ピンクのぷりっとした身に薬味を載せ、お醤油につけて口にいれると、強烈な歯ごたえの「きじ焼き」と同じお肉とはとても思えないほどの柔らかな歯ごたえです。臭みなんかもまったくありません。

これもお酒のつまみに最高なんですけどね…。

そうこうしている内に土鍋の中で湧いてきた濃い目の琥珀色のお出汁に、大皿に盛られた鍋の具をもう順番関係なしにどどっと入るだけ投入してしまいます。

主役のきじ肉に、お豆腐、白菜、きのこが数種類(椎茸、舞茸、えのきに、スーパーで見かけるちっちゃな丸いなめことは似ても似つかない天然の大きななめこ)に青みのセリ(かな?)くらいのごくシンプルな具材です。

白菜に火が通ればもう食べ頃。

野菜とお肉を取り分けて口に入れると…!!!

とにかくこの琥珀色のお出汁のうま味が絶妙なのです…。
これもきじのガラを煮出してとったスープがベースなのだろうと思うのですが、ため息が出るような純粋な美味しさに、その場の全員が一瞬で笑顔になりました。

また社長の日本各地の「食いしん坊話」を色々聞かせてもらいながら、土鍋一杯の具を楽しく美味しくぺろっと平らげ、さらにきじ鍋の具をもう一度追加して、それも平らげ、最後は残ったお出汁にご飯を入れ、卵を回し入れて「お雑炊」です。

お鍋だけでもかなりの満腹状態で、とても「お雑炊」までは…、なんて思ったものの、「騙されたと思って食べろ」と言われて一口口に入れると、あまりの出汁のうま味に、またぺろっと食べてしまいました。

大満足で、それでも8時くらいにはお開きになりましたが、帰り際ご主人が

「そろそろ猪の猟が解禁になりますから、12月の半ばくらいには最高に美味しいのが食べられますよ」

と、またそそるようなことを!

今年はなんでも5年に一度の森の木の実の大豊作の年なのだそうで、秋の木の実をお腹一杯食べた猪は丸々と太ってとても美味しいとのこと。

「12月も後半になると、犬に追い回されて痩せちゃうんだけど。その後は発情期でメスを追い回すようになるからオスはガリガリになっちゃうんです」

なんていう豆知識も教わりました。





社長によると「しばらく経つと、また無性に食べたくなるんだよ」とのことですが、「きじ鍋」、予想していたような臭いやクセは一切なく、とにかく身体に染み入るようなうま味がまさに「癖になりそう」な美味しさでした。

今回はすっかり日が暮れて外は真っ暗になっていましたが、社長はいつもは「朝11時頃にきて、窓の外に広がる山の景色を眺めながら、ゆっくり酒を飲みつつ鍋をつついて(…途中居眠りしたりして(笑))、夕方4時頃帰るんだ。今度はぜひ昼間来てみろ」とのこと。

「きじ鍋」をつつきつつ、昼からゆっくりお酒を飲むなんて!

まさに池波正太郎の世界です。

「きじ亭」から徒歩でいけるくらいのところに素泊まり可能な温泉宿があるので、いつかそこに泊まって、美味しい「きじ鍋」を食べながら、昼からのんびりお酒を飲んでみたいというのが、私の食いしん坊の夢に加わりました。







近いうちにファーストシーズンの妄想日記の続きをいい加減書きたい!と思いつつ、なんだかシーズン3の新しいエピソードが毎週あっというまに放送になってしまって、なかなか進みません。

Suzanne Brockmannのトラブルシューターシリーズ6冊目のペーパーバックもなんとか今日読み終わりそうで、終わったら感想文を書くかもしれません。

2007年11月4日日曜日

SPN S3 EP5 感想文

現在、Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズ6冊目「Gone too far」のペーパーバックに夢中です。
普段の私なら、こんなに面白い本を読み始めたら、なにもかも忘れてENDページまで一気に読み耽るっていうのに、そのページをめくる手を止めてまで!またSPN S3の新しいエピソードを見てしまいました…。

見てしまった以上、少しでも感想文を書いておきたい、とは思うものの、この日記では、ここのところシーズン3の感想文ばっかり書いてるような気がします。

Sのつく大好きなもののことを日記に書けなくなったからなのか、S3の感想文書きに体力を奪われすぎているせいなのか、普段の私って、日記になに書いてたんだっけ?と思うほどで…、落ち着いて日記を書くという点で、まだ少々調子が狂っているのかもしれません。

少しずつリハビリ中ですので、気長にお付き合いいただければと思いますが、どうなることやら。






以下は、SPN S3 EP5 の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。
さらに毎度毎度の言い訳となりますが、乏しいヒアリング能力を振り絞って無理やりエピソードを鑑賞している私の感想文には、常に誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を完全にご了承いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。



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今週、童話チックな演出で、いつもよりさらに照明が明るかったせいか、サムの瞳がはっきり(Jaredのプロフィール記載どおりの)Blue Greenに見えましたね!

今回のエピソード、Fangirlsを煽る、クリプキやキムの作戦にまんまと乗せられていると痛いほど承知しつつも、これでもか!と見せ付けられるこれみよがしの兄弟愛に

「これ!これを待ってたのよ!」

と画面の前で降参している私がいました。



***



オープニング

新興住宅地の建設予定地であることを告げる大きな看板がアップになった後、どうやらFamily businessとして家を建ててるぽっちゃりした三兄弟がなにやら可愛い様子で口論中。

「こんなところ風が吹いたら一遍で吹き飛ばされちゃうぜ」

なんかどこかで聞いたことのあるような台詞みたい…と思っていたら、まるで狼みたいな唸り声がきこえて、レンガの家、じゃなかった、山積みのブロックの影に隠れた一人を除き、ぽっちゃり兄弟は大変なことになってしまいました。

うーん、まずは三匹のこぶた…。





オープニング明け。

夜道を疾走するImpalaの中では、オープニングの兄弟たちとは対照的に背の高いほっそりとしたハンサムな二人の兄弟が怒鳴り合いの大喧嘩の真っ最中。
(それにしてもアメリカ人って運転中のよそ見が長すぎます!)


ディーンわかんないよ、どうしてダメなんだ。俺がそう言ってるからだ。今や俺たちにはコルトがあるんだぜ。サム!クロスロードの悪魔を呼び出して、コルトを突きつけて無理矢理にでも契約を破棄させればいいんだ!それが駄目でも、悪魔を撃ち殺せば契約は消えちゃうかもしれないだろ!もし、とか、かも、じゃ駄目なんだ!もしなにか手違いがあれば、お前が死んじまう。その手違いすらしなかったら、兄ちゃんが死んじゃうんじゃないか!もう話は終わりだ!なんで?兄ちゃんがそう言ってるからか?そうだ俺がそう言ってるからだ!兄ちゃんは父ちゃんじゃないだろ!

(はっと見詰め合う二人)

違う、でも俺は長男だ。俺が最適だと思うことをする。わかったか?





こざっぱりとスーツに身を包んだ兄弟は、今回は刑事さんとして、サイコキラーに兄弟を殺され、自らも負傷して病院に入っている三匹目のこぶた、Kyleに話を聞きにきました。

二人の顔を見たKyleは「Yeah, (I’ve) been expecting you.(ああ、来ると思ってたよ)」だって。

このexpectという動詞。

学生時代には「期待する」と習いましたが、面接や面会などで時間の予約をした上で現れた相手に対して、「お待ちしておりました」という感じで、「I’ve been expecting you.」というフレーズが使われるのは本当に頻繁に目にしますよね。

上のKyleの場合は、兄弟の反応をみると、別段面会の予約を入れていたわけではないけど、「きっと来ると思ってた」と予期して待ってたというニュアンスが感じられます。

学校では習わなかったけど、また別に日常的に使われる「expect」の用法というと、「妊娠している」が有名です。


She’s expecting a child.

なんていうと、いかにも赤ちゃんが生まれるのを心待ちにして待ってる感じがでますよね。


「うん、あんたたちSketchers(似顔絵書く人たち)だろ?」
「ええ、その通りです、この俺のパートナーがまさにそれで、こいつにペンを持たせたら…」

なんていつもの通りいい加減なことを言い始めるディーンに、うんうんと話を合わせるサムは、事件の様子や、犯人の容姿をききとりつつも、一応メモパッドとペンを取り出してなにやら真剣にスケッチしはじめます。

でも犯人のSupernatural性を判別しようと兄弟が何を質問しても「普通の男だったんだ。目も、歯も、爪も、普通だった。」といい続けるKyleに、「ま、OKです」とサムが言葉をかえすと。

「No…OKなんかじゃない。被害者は僕の兄弟だ。その男は僕の兄弟を殺した。君ならどんな気分がする?」

その気持ち、もちろん痛いほどわかるサムは、

Sam:”(I) Can’t imagine anything worth.”
  それ以上に最悪なことは想像もつきません


(あきらかにディーンに向かって言っている)そのサムの言葉を聞いたディーンの顔!
ある程度の反応は予想して、カメラの切り替わりの時には私としても覚悟をしていたのですが、あの顔は反則です!

一度は目の前でサムを失い、まさに想像もつかないほどの辛い思いを味わったディーン。
そんな思いをもう二度と味わいたくないからこそ、サムをひとり残して自分が死ぬ決心をしたのです。
でもなんといっても命をかけて愛している可愛い弟です。
サムを失った時にディーン自身が味わったほどの強烈さではないにしても、
(サム!ディーンがこんな風に考えるのは、あんたが「(兄ちゃんを捨ててでも)普通に戻りたい」なんて暇さえあれば言ってたからなのよ!)
自分が地獄へと連れ去られた後一人残されるサムがどんなに辛い思いをするかを考えれば、既に心を決めたディーンとはいえ身を切られるような思いもしているに違いありません。


Kyleから、唯一手掛かりになりそうな刺青のことを聞き、そこへちょうど様子を見に来たDr. Garrisonに話を聞くといってその場を離れてしまったディーン。

一人残されたサムは、Kyleから、「それ見せてもらってもいい?」なんて手にしたノートパッドを指差されてしまいます。

「ええ、…ええ!もちろんです。その…、まだ、途中ですけど…」としどろもどろに言い訳しつつ手渡したノートパッドには…。

あの犯人の似顔絵、小道具として仕込まれたものなのか、はたまたサムことJared Padalecki画伯の直筆なのか…、腕の刺青のコヨーテの絵までしっかりと画風が統一されていて、驚愕の名作です。(笑)

ディーンも、「This is a piece of art! Really!」なんてコメントしてますね。


今回、兄弟が歩きながら会話をしたりする場面で、ブルネットの女性とすれ違ったりするシーンが細かく挿入されているような気がするのですけど…。
本編の放送までSpoilerを遮断していたような視聴者が、オープニングクレジットの「Sandra McCoy」の名前を見て、サンディーが出るの?!なに?なんの役?と驚き、画面の隅々にまで目を皿のようにして眺め回すかもしれないことを狙って疑似餌を配置したなんて考えるのは、さすがに考えすぎでしょうか?






一方、深い森の奥では、お菓子の家に引き寄せられたヘンゼルとグレーテルが、一見ごく優しそうな可愛いおばあさんに、大変な目に遭わされることに。

生き残ったグレーテルから話を聞いた兄弟は、「黒髪の、とにかく抜けるように色の白い、小さな8歳くらいの女の子が」窓の外からじっと部屋の中の様子を見ていたとの、証言を引き出します。

ここまでの事件が、グリム童話の物語の筋書きをなぞっていることをサムが指摘し、グレーテルが目撃した小さな女の子の身元を探ったりしつつ、さらにサムのTheoryを展開させつつ歩いていくと…。(この時も、目の前をすっと通り過ぎるブルネットの女性をディーンが目で追ったりしています)

兄弟の前に、(またまた)大きなカエルが現れます。

Dean: All right, maybe it is fairy tales. Totally messed-up fairy tales. I'll tell you one thing, there’s no way I'm kissing a damned frog.

キスでカエルが王子様に戻るのって、親指姫でしたっけ?(笑)

「ね、あれ見てよ」と目の前の家の玄関前に置かれたカボチャを指差すサム。
「ハロウィンが近いからな」
「シンデレラを覚えてる?カボチャが馬車になって、ネズミが(また絶妙のタイミングでネズミがカボチャの前を走り抜けていきます)馬に変わるんだ」

Dean: “Dude! Could you be more gay? Don’t answer that.”

ディーン、今回は一貫してサムの童話に対する知識の深さにぞっとしたような反応をしてますけど、そんなサムに童話を読んで聞かせてあげていたのは、ディーン兄ちゃん本人だったのに違いないのに…。って、…実はサムの知識の元は、蔵書家のボビーだったりして…。

そうは言いつつ、兄弟は家の中を調べて予想通りシンデレラを救出。

その現場で兄弟は、グレーテルの言っていた女の子を目撃し、女の子の後を追ったディーンは、目の前で消えてしまった女の子の立っていた場所から、真っ赤なりんごを拾い上げます。

そこからついに白雪姫の暗喩を導き出し、不思議な女の子の正体が、(継母に毒を盛られて何年もの間こん睡状態になっている)Dr. Garrisonの娘Callieであることを突き止めます。

兄弟が手分けして「怒れるCallieの魂」が引き起こした次の「赤頭巾ちゃん」の事件もなんとか食い止めながら、Dr. Garrisonを説得して協力を得、Callieの怒りを静めて一件落着となった時、

「Callieは私の人生で最も大切な存在だった。だが、もうずっと前に逝かせてやるべきだったんだ」

そういったDr. Garrisonの言葉を噛み締めるように、

Dean: You know what he said. Some good advice.
  な、先生の言ったこと、いいアドバイスだと思わないか?

とサムに語るディーン。そんなディーンをじっと見つめたサムは、

Sam: Is that what you want me to do, Dean? Just let you go?
  俺にもそうしろっていうのか、ディーン?ただ何もせずに兄ちゃんを逝かせろって?

無言でサムをじっと見上げ、一人歩き去るディーンの背中をサムはじっと見つめます。





綺麗な満月となったその晩、モーテルに戻ってきた兄弟ですが。

(長年のこん睡状態の割りには体格の良かった)白雪姫すら遠く足元にも及ばないディーンの可愛い寝顔をじっとみつめて、一人モーテルを出て行くサム。

やってきたのはもちろんCrossroadです。

サムがお願いセットをCrossroadのど真ん中に埋めて、立ち上がり、周囲を見回していると、ついに現れました!赤い目のサンディーが。

吐く息も真っ白で、赤い目のお姉さんたちがいつも着ている黒いドレス一枚じゃすごく寒そうです。サンディー鼻の頭も、胸のあたりもうっすら赤くなってますが、頑張って演技していますね。


Crossroad Demon: Well, little Sammy Winchester. I’m touched! I mean, your brother’s been seen me twice, but you, I never had the pleasure. What can I do for you, Sam?

サムのことをDownstairsの一員だと完全に信じきっているゴードンなんていうおじさんからは目の仇にされて、ことあるごとに「Sam Winchester must die!」なんて言われ続けているSammyですが、相変わらず悪魔からの人気は高いですね。

Sam: You can beg for your life.

Crossroad Demon: We were having such a nice conversation. Then you had to go and ruin the mood.

Sam: If I were you, I’d drop the wisecracks and start acting scared.

Crossroad Demon: It’s not my style. That's not the original Colt. Where'd you get that? Ruby. Had to be. She is such a pain in my ass. She'll get what's coming to her. You can count on it.
  (怖がらせようとしたって)それは私のスタイルじゃないわ。それってオリジナルのコルトじゃないわね。どこで手に入れたの?Ruby。そうに決まってるわよね。彼女って本当に困りもの。彼女、その内絶対報いを受けることになるわよ。間違いなくね


サムは、オープニングあけImpalaの中で言っていたとおり、コルトで悪魔を脅してディーンの結んだ契約を破棄させようというのです。
このコルト、前の銃となんだか雰囲気が違うと思っていましたが、オリジナルじゃないってことは、ボビーが一からコツコツ再現して作り上げたものをRubyが仕上げてくれたってこと?
ここでのサンディーの台詞によって、Rubyと他の悪魔達との関係もちらちらと明らかになってきました。

そして人気の高いサムと対照的に、ディーンに対する悪魔の評価はこれも相変わらずの厳しさです。

コルトを突きつけ、命が惜しければ契約を破棄しろと迫るサムに、強そうなこと言って可愛いことだけど、あなたそもそも本心から契約を破棄したいと思ってるの?どういう意味だ。

Crossroad Demon: Aren’t you tired of cleaning up Dean’s messes? Of dealing with that broken psyche of his? Aren’t you tired of being bossed around like a snot-nosed little brother? You’re stronger than Dean. You’re better than him.
  ディーンの尻拭いとか、あの人のお涙頂戴に付き合うのにはうんざりしてるんじゃない?鼻を垂らしたちっちゃな弟みたいな扱いをされるのはもううんざりなのじゃないの?あなたは、ディーンよりも強いし。あなたは彼よりも優れてるのに。

Sam: Watch your mouth.
  言葉に気をつけろ。

Crossroad Demon: Admit it. You’re here, going through the motions, but truth is, you’ll be a tiny bit relieved when he’s gone.
  認めなさいよ。感情にかられてここへは来たけど、本当の所を言えば、彼がいなくなったらあなたはちょっとホッとするはず。

Sam: Shut up.
  黙れ。

Crossroad Demon: No more desperate, sloppy, needy Dean. You can finally be free.
  自暴自棄で、どうしようもない、求めてばっかりのディーンはもういなくなる。あなたはついに自由になるのよ。

それでも微塵も揺るぐことなく、サムは契約の破棄を求めますが、

大人のディーンが自分の自由意志で結んだ契約だし絶対に破棄できないわ。だったらお前を殺す。そうすれば契約は無効になる。
サム、私はただのSales womanなの。他の皆と一緒でボスがいて、彼が契約書を握ってるのよ。彼がディーンの魂を欲しがってる以上、彼は絶対手放さないわ。そんなのでまかせだ。そう?だったら撃ったら?それであなたの気が済むならね。でも契約はそのままよ。期限がくればディーンは地獄の底へ引きずりこまれるの。じゃ、お前のボスは誰なんだ。これだけは言えるけど、彼って、私みたいにCuddly(可愛い、とか、扱いやすい、とかいう感じ?)じゃないわよ。誰なんだ。それは言えないの。ごめんねサム、契約は破棄できないわ。今回ばかりはね。

悪魔の言葉を聞いて、なにやら心を決めた様子のサム。

なんと、あっさりとサンディーを撃ち殺しちゃいました!





ちょっと!この後どうなっちゃうの?!

契約を破棄しようと小細工して失敗したらサムがその場で死んじゃうってことになってたのよ!
サム、自分が死んでもディーンを助ける覚悟で、クロスロードにやってきたってことなの…?
即座に死ななかったってことは、赤い悪魔の言葉も嘘だったってこと?
それにしても一人でこんなことをしたってディーンが知ったらどうなるか…、サム、この後、ちゃんとディーンの所へ帰るのよね?
ストーリーに関するSpoilerをここまで遮断し続けてきたせいで、なんだか今後の展開が物凄く心配です。
本当にこの兄弟って!!



それにしても、サンディーをあんな風に登場させて、あんな風にあっさり殺してしまうとは!

Fangirlsの反感をなるべく買わないような演出を目指したということなのかな…。

Jared…じゃなかった、サム。もろタイプの美人とキスもせず、なんの迷いもなく兄ちゃんを選んだとは、天晴れです。

2007年11月1日木曜日

続報:お友達募集

鍵のかかる新たな部屋への鍵をお渡しするお友達募集については、期限なしでいつでも受付しております。
先日の日記に挙げた条件に当てはまる方に関しては、いつでも気が向いた時に申請くだされば、登録させていただきますので、お気軽にメールを送信ください。





前回のお友達募集の日記内で、「更新通知」のメールを私から出せる、というようなことを書いたのですが、ブログの更新をチェックする設定は、どうやら、読者のかたが「リーダー」機能などを使って、設定していただくしかないようです。

ということで、

お友達登録時の「ご招待」メールの他には、私から更新のたびにメールが届くようなありません

という事実をここで表明させていただきます。期待されていた方がいたらすみません…。


以上の事実はすなわち、

もしGoogleのアカウントをとらずに「Guest」で入室される方がいた場合、「秘密の部屋」の閲覧期限は2週間で切れてしまう

ということになりますので、ご注意ください。

2週間後、もう少し「Guest」として閲覧を継続したいと思われましたら、その旨を私にお知らせいただければ、再びご招待メールを送らせていただきます。





Googleアカウントをとって、いつでも(いつまでも)入室できる状態の「お友達」として登録して欲しいけど、

Googleアカウント、というもの自体がそもそもわからないし、どこでとっていいかもわからない

という方もいらっしゃるでしょうか?

私が(お友達登録希望の方から教えていただいたメールアドレスを使って)「お友達登録」した時に送信される「ご招待メール」を開いて、そこについているリンクから入室しようとする時、

「今すぐGoogleアカウントを取得しますか?」と

「Guestとして入室しますか?」

という二つの選択肢が提示されるようです。

秘密の部屋への入室のため、「Googleアカウント」をとってもいい(もちろん費用などはかかりません)、とお考えの方は、ここでの選択肢の指示に従って、アカウントを取得した上で、入室していただくこともできます。

以上、お友達登録に関する、補足情報でした。

私が知らない(気付いてない)、アカウント取得時の注意点など、お気づきの点があれば、ご意見をお寄せいただけるとありがたいです。


***


昨日は、実家の家族(といっても、上の妹は用事ができて、母と誕生日の主人公の下の妹と私の三人)との食事会だったのですが、インド料理を食べました。

実家のある田舎町の隣町にある、すごくハンサムな(かつ非常に流暢な日本語を話す)オーナーが経営するお店なのですが、今まで数件入ったことのあるインド料理店の中でも、とにかくここのカレーが一番美味しくて、大好きです。

愛知県で暮らしている間、唯一、「ああ~!あれが食べたいっっ!!」と禁断症状に苦しんだのは、ここのカレー。

このお店にいく時には、常に「Dセット」を頼むことにしています。

このランチの「Dセット」の中身は、

カレー二種類
(7種類くらいから選べるのですが、私が食べるのは、ほうれん草カレーをまず基本に、あとはチキン、マトンのどっちかに決まってます)

サラダ、

ナン一枚、

サフランライス

タンドリーチキン一個&(これもタンドリーなのかな?)エビ一個

そしてドリンクがつきます。
(チャイも大好きなのですが、最近は、ラッシーばっかり。辛いカレーの合間に飲むとほっとします)

さらに小さな器で、タンドリーチキン用の、ちょっと酸味のあるすごくスパイシーなソースと、マンゴーチャツネ、(名前のわからない)玉ねぎの薬味がテーブルにでてきます。

カレーの辛さは、普通、中辛1、中辛2、大辛、(激辛もあったかな…)などから選ぶことができますが、体を崩して非常に弱っていた時に一度「普通」にしたことがあるものの、私は大抵「中辛1か2」のどちらかです。

ナンをちぎりとって、さっぱりとして美味しい玉ねぎの薬味(と好みによって甘いチャツネ)を挟み、たっぷりとカレーを掬い取って食べると、辛いけれどもなんともいえないコクがあって、本当に美味しいのです!もうたまりません。

大きな銀色のプレートにどんっと乗っかってくる、これらを全て平らげると、いつも死にそうにお腹一杯になって、もう「カレーはいい!」という気分になるのですが、しばらく経つとまたうずうずと「食べたい…」という気分が湧いてきます。

あのスパイスのブレンドには中毒性でもあるのでしょうか…。

その後、すぐには動くこともできないほどお腹一杯になった私たちは、すぐ近くにある「Tully's コーヒー」に入り、現在期間限定の 「ソルティキャラメルラテ」 (甘いのはイヤという母は、エスプレッソアメリカーノ)を飲みながら食休みをしました。

「ソルティキャラメルラテ」、ふんわりと甘いキャラメルラテの後味にほんのりと塩味を感じて、まさに名前の通りの飲み物でしたが、ゆっくりと楽しんでいる間に、満腹のあまり朦朧となっていた頭がちょっとはっきりしました(笑)


まじでお腹一杯で死にそうになったっていうのに…、今またカレー食べる?と聞かれたら「うん」と言ってしまいそうです。