2008年3月31日月曜日

Make Me A Supermodel 同窓会

ひょっとして、ぞくぞくとSPN LA ConのレポートがUPされているところなのかもしれませんが…。





Make Me A Supermodel』第12週


可愛いCaseyが番組を去って以来すっかり熱は冷めてしまったものの、ここまで追いかけてきた以上は結果が気になって、一応その後も毎週エピソードを追いかけていました。

そしてついに今週は最終選考!なのかと思い込んでいたら、なんと今週のエピソードはこのショーを去った候補者たちを全員集めた同窓会で、Supermodelの座を獲得する勝利者が発表される番組フィナーレは次回なのですね。

今までこうしたオーディション番組を冒頭から決勝まで熱心に追いかけて見たことがないので比較もできませんが、フィナーレの前にこんな風に同窓会みたいな回を挟んだりするのって、すごく珍しいような気がします。

でも、ふたたび可愛いCaseyの姿を見られただけでも、今週のエピソードを見た甲斐があるというもの。





Casey!!!!!

やっぱり飛びぬけて美人だし、可愛いー。

先日とある方から、CaseyのMySpaceの場所を教えてもらって、

Caseyの苗字がSkinner(いや、私の愛する副長官と一緒だったからって別にどうということは…)だとか、身長は6’2”だとか(これも副長官と一緒だ…)、MMASのプロフィールでも出身はジョージア州のアトランタということになっていたけど、もともとのHometownはJared Pada何某氏と一緒のテキサス州のサン・アントニオだったらしいとか、なんと仏教徒だとか、

可愛いCaseyについての小さな情報をちょっとだけ知ることができましたが、私、MySpaceのアカウントは持っていなくて、ひょっとして、アカウントを持っていて彼をお友達に登録したりした場合、もっと詳しい情報を読むことができたり写真を見たりできるのかもしれませんが、現在でも色々と手一杯なので、これ以上の深入りはやめておかないといけません。

ということで、きっと今後、可愛いこの子の姿を見ることはもうないだろうと思っていたため、Make Me A Supermodelの第12週エピソードで、再び姿を見ることができて素直に感激しました。


落選した候補者達のちょっとした思い出話の後に、最終選考に残った4人の候補者が一人また一人とキャットワークを歩いて出てきたシーン。

Perryはもちろん脇目もふらずまっすぐにCaseyに歩み寄り、

Casey! My boy!

と声をあげながら、やさしくハグ。

そんな(キャットウォークからも降りきっていない)Perryに伸び上がるようにしてきゅっとハグを返したCaseyが、

I miss you so much.....

と小さく呟いたあとは、二人揃ってお互いの顔や頭に手をのばして、「今の君の髪型好きだ…」だとかなんとか…また睦まじい様子を見せてくれて。

ほんの数秒のこのシーンを一体何度リプレイしたことか!

くぅ~~っっ!なんなのこの二人!
(きっとこの数秒を切り取って、今までのエピソードの数々の二人のいちゃいちゃシーンと合わせて編集した、Casey/Perryの愛のSlashビデオが絶対に作られるはず。数日したらまた探しに行こう…)

4人まで絞られた残りの候補者の内、誰が優勝すると思う?という問いにも、なんの迷いもなくPerryの名前のところで手を挙げたCasey。

少々問題ありのGF、AmandaのことについてPerryが語り始めた時、(残念なことに近くに座れなかったので)身を乗り出して真剣に聞いているCaseyの姿をカメラが何度も抜いていたのには、「ディレクターさんだか誰だかしらないけど、カメラに指示を出してる人!わかってるじゃない!」という感じでしたが、

本当にこの子はどこまで可愛いんでしょうねー。

いまだにこの可愛いCaseyが、Benなんかに投票で負けてしまったことが信じがたい思いです。





この番組を見ているのは、ゲイと女の子だけだ!

なんていう悪態をつかれる原因ともなっている、容姿もモデルとしての才能も特別飛びぬけているとはいえないのに、視聴者の投票に判断を任されるたび必ず生き残り、結果として、可愛いCaseyまでをも奈落に突き落とした、Ben&Ronnieのカップルには

ついに『Bronnie

なんていう名前がついて、その名前をプリントしたTシャツも売り出されたのですか!?
(二人、手渡されたおそろいのTシャツを着たままその後のトークに参加してたのがちょっと可愛かったですけどね。
Jared Tシャツを着たJensenと、Jensen Tシャツを着たSandyのことがちょっと思い出されます…J2にもいっそ、きっと既にどこかで大々的に販売されているはずのJ-squared Tシャツを着て、Conに参加して欲しい…。
んっ!?学生時代、数学が大の苦手だった私、なんとたった今気付いたのだけど…、J-squaredって、J2 ⇒ Jの二乗 ⇒ J-squaredだったんだ!はあー、なるほど!今までこのカップル名を腐るほど目にしてしていながら、落ち着いて考えてみたことがなかった)


Dominicは

「Ben&Ronnieの二人をここまで引っ張って(生き残らせて)きたのは、二人の間のBronnie的ロマンスのおかげだと思うよ」

と語り、

皆から「視聴者は二人のことが大好きなのよ」と口々に同意され、

番組を去って以後、さらにぽっちゃりしてしまったように見えるKatieも

「番組を降りて家に帰った時、友達が皆、”おかえり!寂しかったわ”といい終わった瞬間、”で、BenとRonnieってどうなの?”って言うのよ」

と語って爆笑を誘っていましたが、私も決して、既婚者のBenと気立てのいいゲイの青年Ronnieとの間の緊張したBronnie的関係を楽しまなかったとは言わないけれども

PerryにAmanda関係のスキャンダルの話が勃発せず、このチャレンジの間、もっとCaseyとの関係を深めることが出来ていたら!

Caseyが、『Bronnie』なんかに負けることはなかったと思うのに…と悔やまれます。

Supermodel候補者たちはチャレンジ中、携帯も取り上げられ、TVもインターネットアクセスも一切禁止という完全に閉鎖された環境で暮らしていたそうなのに、Amandaの記事が載ったタブロイドをPerryに見せたのはちょっと反則だった、という意見も出ていますけど、私もその意見にちょっと賛成です。
(制作側の意図として、PerryとAmandaを別れさせて、PerryをCaseyとの仲に集中させようとしていた、というなら話は別だけど…)




来週、ついにSupermodelの座を手にするのは、一体誰なのでしょう。

Supernatural L.A. Convention

Supernatural L.A. Convention について、

既にちょこちょことレポートが上がって来ていますか?

でもなんといっても、とりあえずは、このニュースですね。


Jared Padalecki engaged to Sandora McCoy


しかもちらっと実況報告を開始したとあるFangirlのコンベンションレポートによると Paris で?

Hiatus終了直前の写真に写っていたJaredの指輪についての回答がやっと正式に出た!という感じではありますが、これだけ長く公にお付き合いをしていることを明らかにしてきている二人だけに、

「結婚」の報告ではなく、「婚約」だったというのには…

ええー?こ、婚約?婚約って、この二人とっくにしてたんじゃないの?と、ちょっと拍子抜けというか、違和感を覚えるところもありますけれども。

ある意味では視聴率の命綱ともいえる、恐ろしいFandomの乙女たちの反応を手探りするため、「爆発したりしない?大丈夫?」と、まずは様子見のため「婚約」から発表することにして欲しい、とネットワーク側から強制されたりしているのかな、という疑念が相変わらず拭いされません。

とはいえ、この時期に「婚約」を発表するなら、S3終了後の夏のHiatus中に「結婚式」を予定していてもおかしくないところだけど、

この夏には、「13日の金曜日」の撮影のスケジュールが入っていたりするのでしたっけ?

でもこの映画の撮影現場って、「テキサス」だったのではなかった?

S4に登場するJared Padalecki氏、ついに「妻帯者」になっていたりするのでしょうか?





再びコンベンションに参加した Jason Mannが、(映画の役作りのため?)またちょっと体格がよくなって、立派なお髭を生やしているなんていう小さなレポートにちょっとにやついたりもしましたが、

Jason、Jensenとデュエットしたことで世界的に有名になったあの「Crazy love」をついにシングルカットした、なんていう情報もちらっと流れていましたよね。

そして(こちらはCon自体に参加したわけではない?)Steveのライブも近くであった?とか。

まだいまのところ、Jensen&Jaredのハグシーン及びいちゃいちゃシーンの報告は出てきていないみたいですが、これからきっとぞくぞくと詳細レポートがあがってきますよね。

でも、追いかけるのはなるべく控えめにしておこう。

2008年3月29日土曜日

Oh, Sandy!

前回の日記で、『つい最近見たばかりなのにリンクがもう見つけられない!』と嘆いていた超SexyなSandyのクリップを見つけてしまったので、また我慢できずに日記を書いてしまいます。

私は、ほんの数日前に初めて目にしたものですが、2007年7月にUPされた映像ということで、一年近く前のものになるため、Sandy関係で情報を調べている人なら、もうとっくの昔にチェック済みのものかもしれません。


BSTV - Superstars - Sandra McCoy Clip 1


BSTV - Superstars - Sandra McCoy Clip 2


BSTV - Superstars - Sandra McCoy Clip 3


一つ目のクリップのページから、Clip2と3のページにも飛ぶことができますが、一応3つのリンクをつけてしまいます。

素の状態のピンクのセーターを着ていつもの可愛い声で語っているSandyと、撮影用のメイクをして、セクシーな衣装を身につけた(というか身につけてない)Sandyとのギャップには腰を抜かしそうです。
(でも撮影中もふと笑顔がもれると、あ、いつもの可愛いSandyだ!という顔になりますね)

それにしても大変なナイスバディーです…。
ブロンズ色の艶々の肌と、セクシーな表情にもう目が釘付け…。

セクシーSandyのセクシーさって…、叶恭子さんクラスですね。(こんな風に感じるの私だけかな…)

なんというか、いつも溌剌として明るくて、なによりも自分のことを大事にしてくれて、自分が大切に思っている仕事のことにも理解があって、必要に応じてこんなにセクシーにも変身できるSandyと、人生の大変早い段階で運命の出会いをしたJared Padasomethingさんのことが妬ましくなってしまうくらいです。

Supernaturalあれやこれや

今回はあれやこれやだけれども、Supernatural関係の話題だけでちょこっと日記を書いてみます。





最近、このLEGACYというサイトにつぎつぎとUPされるお宝写真にやられています。
(現在なかなか自由な時間がないので、あまり深みを探索しないようにブレーキを掛けるのが大変ですが)

Supernatural通のFangirlsは、とっくの昔にチェック済みだとは思いますけれども、ちょっとだけお付き合いください。


このLegacyというサイトには、本当に美味しい写真が溢れていますが、なかでも私が一番笑ってしまったのは、

お手数ですが このページの4段目の右から二番目の写真、
(ママにほっぺをぴったりくっつけている可愛いサミーの背後のディーンの顔が!(笑))

そして このページの4段目の右端の写真(←この写真へのリンクが切れてしまっているようです。※3段目の左から2番目に同じ写真があってそっちなら開けます。3/29註)
(Dean's hand hooked around Sam's arm!
Samの腕を掴むDeanのちょっと”きゅっ”と力の入った指がなんとも可愛くて!!!
まさにこの二人の姿は全てを許しあったカップル…いや、これはもう長年連れ添った夫婦の姿というべきか)

を見てもらえます?
(拡大した写真へのリンクがつけられず、でも私の日記に写真を載せないというほとんど意地を張ってるだけともいえる大前提をここで破るのもくやしいので、ご面倒をかけて恐縮です。私は、まだこのLegacyというサイトの入り口を覗いた程度で、まだまだ深みを探索していないので、きっとまだまだ楽しいページが沢山隠れていそうです)


たとえママでも、サミー(Jared)に触っちゃ駄目!!

サミー(Jared)は、俺のなの!!!!


と、ディーン(Jensen)が思いっきり主張しているみたいですよね。

はははははっ、あ~あ、可愛いーっ。







でもそんなPossessiveなJensenもさすがに一歩譲らざるを得ない、Jaredにとって特別な存在である愛しい恋人サンディーのインタビューの第一弾を読みました。
(インタビューの内容は、サンディーがSupernaturalにゲスト出演したシーズン3第5話『Bedtime Stories』の内容に関するネタバレも含まれますのでご注意ください)

例によって私が斜め読みのまま一部翻訳をつけつつ感想を書いてしまいますが、私の翻訳は常にいい加減であるという点だけは忘れずにお願いいたします。





Sandra McCoy: Demons, Dancing and The Wolf


このサンディーという女の子は本当にいい子なのですよね。
そしてJaredとの関係は、まさに運命の相手としかいいようがないほどに、ぴったりとしていて、本当に羨ましくなります。
今回のインタビューを読んでもそれをまた新鮮に実感しました。

上のインタビューでは『Bedtime Stories』撮影時のことをかなり詳しく語っていますが、


“I’ve never been so nervous in my entire life! I’m very tied to the show. I really love it, and I respect it, and I know what it means to [Jared] so I didn’t want to go there and screw it up and have people be nice to me because I’m the lead actor’s girlfriend.”
全人生の内であんなに緊張したのは初めてだったわ!私、このドラマにはすごく繋がりを感じてるの。このドラマのことが本当に大好きだし、尊敬もしてる、そしてこのドラマがJaredにとってどれほど大事かを知ってるから、私が参加することでドラマを台無しにして、それでも私が主演俳優のガールフレンドだからって皆が優しくしてくれる、なんてことにはなりたくなかったの。


で、極寒&真夜中のカナダのロケ地で、寒さに慣れるためコートを羽織るのも我慢して、あの薄いドレス一枚でスタンバイして、身体が動かなくなるほど冷え切りながらも歯がガタガタ鳴るのを止めるために親指をつねったりしてたって!

サンディー、えらいっ!

サンディーの頑張りぶりには涙が出そうです。
そしてそんな努力も、女優としてのプライドというよりJaredに恥をかかせたくない一心で、というのが、このカップルの深く結ばれた絆のようなものを感じさせてくれるところでもありますよね。


全国放送のテレビで自分のボーイフレンドから(Seal the Dealのキスじゃなく)撃ち殺されることになるなんて気まずかったんじゃない?という質問にも、

“Oh no,” says Sandy. “That was fine. Just thank god we didn’t have to kiss on camera because no one wants to see that!”

と、なんともあっけらかんとした回答!

サンディー自身の最近の仕事(物凄く美人で色っぽいSandyのPhoto shootの様子を映した映像をつい最近みましたが…-もうリンクが見つけられない…その内YouTubeに誰かUPしてくれるでしょうか-)のことや、

Jaredとの出会いのきっかけになったCry Wolfという映画の撮影時の様子なんかの話も楽しいですね。

映画の重要な要素となった‘wolf’というゲームをいまだにPadalecki一族のクリスマスの集まりの場でやってて、毎回盛り上がりすぎて(Jaredのご両親とかお兄さん夫婦とかが?)離婚騒ぎにまで発展しそうになることもある、とか。
サンディー、もう完全にPadaleckiファミリーの一員なんですね。

そして(Supernaturalのことは大好きだけど)一人では怖くて見られないからJaredと一緒にいられる時に見るために全部録画してる、とか。


そしてそして、インタビューの終わり近く、

Sandy filled me in on a few more details but my lips are sealed until next week.

なんていう、物凄く気になる一文も出てきましたが、詳しくは来週の第2弾のインタビューを待て、ということ…。
(早くも、「まさかこのインタビューで結婚を発表するの?!」「実はおめでたとか?!」なんていう様々な憶測が飛び交っています)


This Sunday, March 30, Sandy will be joining Jared on stage at the Supernatural Convention in Los Angeles. It will be her first official convention as part of the Supernatural family and she’s looking forward to meeting all the fans.

シーズン3のエピソードにゲスト出演したことで、ついにサンディーもコンベンションに、いつものJaredの付き添い、という形ではなく、Supernaturalファミリーとしての正式なゲストとして参加することになったのですね。

またこの週末明けには、一挙に、コンベンションレポートがどーっと色んな日記にUPされるということ?

珍しく、大相撲本場所と日程がかぶってない…、いやいや、今の私にはやらなければならないことが …。

2008年3月24日月曜日

あれやこれや

Jared Padalecki氏が、『13日の金曜日』のリメイク版に…?

私、この情報を初めてきいた時には、「またぁー!嘘ばっかり!」なんて、全く現実の情報だとは思っていなかったのですが、本当なんですね?

Supernatural S3 第10話「Dream a little dream of me」で、当初の計画では、ジェイソンらしきホッケーマスクの殺人鬼とWinchester兄弟が対決するようなシーンが用意されていたのに残念ながら実現できなかったというのは、どこかのインタビューで読んでいたけれども、逆にJaredが映画のリメイク版に出演することになろうとは、驚きです。 そして、


He'll be playing a guy who investigates some grisly murders up at Crystal Lake…


って、いかにも某Sammy Winchesterが、単独捜査のためジェイソンの地元のCrystal Lakeを訪れるみたいです。

ひょっとして…、(以下は、SPN S3第11話のネタバレなので反転ご注意ください)トリックスターのお陰で、ディーンがいなくなってたあの数ヶ月の間、サミーは一人でジェイソン退治に出かけたりもしてたってこと?

この映画のアメリカでの公開は、2009年2月13日の金曜日に既に決まっているということのようですが、Jared主演の前作、トーマス・キンケイドの映画が、関東の片田舎の町で観られるかははなはだ心もとないけれども、13日の金曜日なら、完全に全国ロードショーの対象となりますよね。

でもこんな風に映画の出演が続くと…、「テレビはそろそろ卒業かな」なんていう話になっていきそうで…、ちょっと心配です。
でも、いい大人の私としてもそろそろSupernatural卒業を考えていかないといけないのか…。



***


やりたいことがあるから、と、日記書きを微妙に制限しつつ、TSUTAYAの金曜日100円攻勢の誘惑に打ち勝てず、再びレンタルサイクル地獄に囚われつつある私です。

こうして次々と勢いで映画を観ていると、すぐに観たことを忘れてしまうので、一応また覚書程度にちょこっとだけ感想を…、

「CSI:ベガス」のシーズン2の2枚は、問題なくおもしろかったというのは、ま、いいとして、


ラッセル・クロウの『マスターアンドコマンダー』

私がこれまでの生涯で唯一ファンレターというものを書いて送った存在であるラッセル・クロウのことは大好きなんですけれども、私がラッセル・クロウに魅力を感じるのは、まわりに全く理解してもらえなくても自分の信念だけは曲げないような不器用で男臭い役が似合うからで、あんまり格好いいクールなところを見せられるとかえって魅力が半減したように感じてしまうという、ファンとしてはかなりへそ曲がりなこだわりゆえに、あの名作「グラディエーター」はもちろん嫌いじゃないけど、実はあまりお気に入りの作品とはいえないと、過去の日記のどこかでもちらりと告白したことがあったような気がするのですが、

『マスターアンドコマンダー』の映画公開時のCMなんかをちらっと見ていた限り、私の判断ではグラディエーター系かな…、ということになってしまっていて、「この映画は観ないかもしれない」というリストに入っていたのです。

今回「100円なら…」とやっと重い腰を上げて観てみることにしたら!
ジャック・オーブリー艦長、いやー、いい男でしたねー。マチュリン先生との関係も微笑ましくて、もっと早く観ることにすればよかった、とちょっと後悔の念すら湧いて来るほど。miyuさんが、原作も面白いと仰っていましたが、その内に原作の本も読んでみたいという気持ちになりました。(でもしばらくは我慢しないと)


ジェニファー・アニストンの『グッドガール』

毎度毎度ながら、レンタルする映画の下調べを一切しない私、DVDのカバーについてる写真は主演のジェニファー・アニストンとジェイク・ギレンホールのキスシーンだし、いかにも害のない平凡なタイトルから、TSUTAYAでこの映画を手にした時には全く単純に、『気楽に見られるラブコメ』だと思っていましたが、とんでもない誤解でした。

平凡な日常に累積してくる小さな不満が溢れて爆発しそうになる、テキサスの田舎町で暮らす主婦ジャスティンには、もう無条件で共感を覚えてしまうところですが、そんな日常に入ったほんの小さな一つのひび割れから、なし崩し的に全てが取り返しのつかない方向に転がっていってしまうって…、こんな映画だったのですね!

全く予想もしていなかった展開には正直驚きも感じましたが、あの妙にぱっとしない田舎町で、美人なのになんともぱっとしないジャスティンが暮らしている様子を描くこの映画の雰囲気は、なんか全体に妙にシーンとした感じで、ジャスティンを次々と襲う出来事に「やっぱりそうなっちゃうのね…」と半ば諦めのような感じも覚えつつ、どの登場人物もなんか根本的に憎めない”のどかさ”のようなものもあって、見終わった後の印象としては、なかなかいい映画だったという感想に落ち着きました。
でもひょっとしたら10歳若かったら、この映画を面白いとは思えなかったのかもしれない、という気もしています。

そして先日観たゾディアックに続き、ジェイク・ギレンホールって、やっぱり美人だし、可愛いし、演技が上手いってこともまた改めてしみじみと実感させられたというのも大きなポイント。


ヒュー・グラントの『ラブアクチュアリー』

色んな人が出てくるラブコメなんだという知識だけはありましたが、あまりに色んな人が色んな役で出ていて、「あ、あの人!あの人も!あの人もいる!」と、そこにわたわたと慌てている間に、終わってしまった感じもあります。
この映画、何度か落ち着いて見ないと消化しきれないという感じもありますが、でもとても面白かった。
色んな芸達者に押されてラブコメ映画の帝王ヒュー・グラントの影が薄くなっていたような印象すら受けましたが、中でも、画面に出てくる度に小さな悲鳴を挙げてしまったのは、リーアム・ニーソンでした。小さな(っていうか、リーアムが大きすぎるんでしょうけど)義理の息子とのやり取りが可愛くて!たまりませんでした。



***



以上のDVDを返却に行って、絶対に手ぶらで帰ってこようと心に決めていたのに…、

はっと気付いた時には、7枚のDVDを抱えてレジの前に立っていました。


『プラダを着た悪魔』と、

『ミレニアム』シーズン1全部で6枚(たった6枚だからエピソード数が少ないのかと思ったら、一枚に4話も入ってました)


『ミレニアム』はX-Filesの制作でよく知られたクリス・カーターというおじさんが手がけたドラマで、X-Files本編の中にも、この『ミレニアム』というドラマとクロスオーバーしたエピソードがあるため何年も前から見たいと思い続けてはいたのですが、なんとなく手を出せずにいました。

まず今回見始めて驚いたのは、このドラマが第三シーズンまで製作されていたこと。

監督には、Supernaturalのパイロットも手がけたデイビッド・ナッターの名前なんかも出てきて、時間がないっていうのにコメンタリーを熱心に聴いたりしてしまいました。

調べ始めるとどうにも見たくなっちゃう性格の私としては、見られるめどがつくまでは、作品のことを調べないというスタンスでいるため、このドラマのことも今まで全く調べたことがなかったのですが、

主役のフランク・ブラックの役どころ、『デッドゾーン』のジョニーとちょっとかぶるような、不思議な力を持ったおじさんだったのですね。それも驚きでした。

それにしてもクリス・カーター、やりたい放題じゃない?

X-Filesに関わってたおじさんが沢山参加しているSupernaturalに盛り込まれる細かいトリビアがマニアすぎる、なんて最近不平をもらしたりしていましたが、

この『ミレニアム』は、Supernaturalどころか、X-Filesすらもはるかに超えるディープでマニアで難しいネタばかりが豊富に盛り込まれていて、開始早々から、もう、深いところはあまり考えずにドラマの表面をなぞってみていくしかない、という諦めの境地に達してしまいました。

さらにコメンタリーでクリス本人も語っていますが、ハンサムな俳優さんが一人も出てこなくて、本物の男である、”できる”おじさんばっかりが配役されているというのも大きな魅力ではあります。
でも、画面が暗すぎて…、大相撲の本場所に加え、最近ボストン・リーガルの連続放送を追いかけるために毎晩夜更かし気味になっていてちょっと疲れ気味の私は、気がつくと熟睡の発作に襲われて、一話を見るのに2倍近い時間を費やすことになったりもして、ちゃんと一週間で全部を見て返却できるものか不安になっています。

そして、私が行きつけのTSUTAYAには、シーズン1しかなかった…。

本気で続きを見たくなったら…、シーズン3までBOX購入してしまいそうで、それも怖いです。

2008年3月20日木曜日

サンドイッチを好きなだけ

サブウェイというサンドイッチ屋さんがありますが、皆さん、あそこのMサイズ(6inches)のサンドイッチ1つで足りますか?

愛知県にいる間、近くでサブウェイを見かけることがなく(愛知県にはサンドイッチを食べられる喫茶店も豊富にあるので、見つけたとしてもサブウェイに出かけて行ったかどうかわかりませんが)、頭の片隅でしばらく気になっていて、先日、関東に帰って来て久々にサブウェイに行ってきました。

ハニーオートのパンのローストビーフサンドイッチ(+ハニーマスタード)を食べて、もちろん美味しかったものの、なんというか、サブウェイのパンって食べ応えがないのですよね!
食べ終わって一息ついて落ち着けば、ちゃんとお腹一杯になった感じもするのですが、でも、どうも満足感が足りない感じがしてしまうのです。

でも、あの場で、Lサイズ(1 foot)を頼む勇気が出せず、いつも微妙に物足りない感じを噛み締めたままの退却を余儀なくすることに。
(フライドポテトとかのサイドメニューを一緒に頼めばいいのかもしれないのだけど、サンドイッチを思う存分堪能してみたいという気持ちが強いのです。)

で、そんな欲求不満に我慢できなくなった私は、ついに、自分の家で好きなだけサンドイッチを作って食べることに決めて、ここ最近二回ほどトライしたので、その時のことを覚書程度に日記に書いておきたいと思います。





第一回チャレンジ

材料は:

バタール(バゲットよりちょっと短くてふっくらしていて、サンドイッチ用には使い勝手がいいですよね)

パストラミの薄切り(周りに胡椒をまぶした牛肉のハムのようなものですよね)

サニーレタス(グリーンリーフ)

楕円形のミニトマト(5ミリくらいの薄切り)

玉ねぎのスライス(私は、お酢を多めに入れた水で晒します。これを自分で考え出したのか、誰かに教えてもらったのか記憶が定かでないのですが、こうすると辛味が早く抜けて甘くなるような気がします)

黄色のパプリカのスライス

スライスチーズ

マヨネーズ

黄色いマスタード(ホットドック用の辛くないやつ)


作り方

1.バタールを4分の1に切り、横から切れ目を入れて一度ぐっと開く

2.マヨネーズとマスタードを開いたバタールの内側に好きなだけ振り掛ける

3.上に挙げた具を全て、好きなだけ載せ、ぎゅっと挟んで出来上がり


もちろんパンの長さは、お好みで3分の一でも、2分の一でも、もしくは丸ごとだって思いのまま。
長い状態のまま具を挟んで、後からカットすることも可能です。

この時のバタールはパン屋さんから買ってきたばかりであったことと、食べ応え追求のため、あえてトーストしませんでしたが、買ってきて少し時間がたったパンを使う場合などは、軽くトーストしてから使うと香ばしさが戻って美味しくなると思います。
(トーストすると香ばしさは増すけれども、食感がサクサクと軽くなりますよね。それにトーストして蘇ったフランスパンの香ばしい皮は食べる時に注意しないと凶器にもなります…)
マヨネーズ&マスタードは具を挟んだ後、お好みで最後に上からかけることにしても(夫はそうしていました)OKです。

いずれの場合もぎゅっと押しつぶしてがぶりと頬張るとマヨネーズがはみ出したりしますが、もう食べ応え充分!の最高に満足のいく美味しいサンドイッチが出来上がりました。

胡椒のきいたパストラミを挟んだので、ビールがよく合って…。

2本買ったバタールを二人で、一回で平らげてしまいました。


***


一回目のサンドイッチチャレンジで、家でなら、好きなだけの量のサンドイッチを作って好きなだけ食べることができることに気付いて味を占めた私、

この自分の中のブームが続いている間に、もう一つの小さな夢を叶えてしまうことに決めて、数日後、もう一度サンドイッチ祭りを開催することに決めました。

実は、近くに、いつの間にか多国籍モールのようになってしまったビルがあって、その中に入っているブラジル系のパン屋さんで売っている

「フランスパン」(カタカナでそう表記してあります)

をサンドイッチにしてみたい、とずっと思っていたのです。

大きさは、かなり太った大きめのコッペパンくらいという、フランスパンとしては大変小ぶりなもので、皮は、バゲットやバタールなんていう普通のパン屋さんのフランスパンよりも薄めで、中の部分はもっとしっとりふんわりしています。

以前、味見用に二つ買って帰った時には、トースターで丸ごとあぶってクリームチーズと(大量にくずイチゴをもらった時に作った、一応)お手製のイチゴジャムを乗せて食べたのですが、これが外の薄い皮は香ばしく、中はふんわりもちもちとしてとても美味しくて!ぜひともいつかサンドイッチにしてみたいと思っていたのです。
(しかもその味見の際には、酔って帰ってきた夫に、「美味いな!」とペロッとほとんど全てを平らげられてしまって、夕飯を済ませた後だった私はほんの一口食べただけだったことも大きな心残りになっていました。しかも翌朝目を覚ました夫は、微かにそんなものを食べた記憶だけはある、なんていうことを!)

ということで、第2回目のサンドイッチ祭り用としては、そのブラジル版のフランスパンを使いました。

このパンは一個が4分割したバタールと同じくらいの大きさなので、丸ごと使い、そして中の部分がしっとりもちもちしているだけに、周りの皮の部分のパリパリ感がすぐになくなってしまうため、事前に軽くトーストしました。

今回の具は、生ハム、グリーンリーフ、トマト、玉ねぎのスライス、スライスチーズ、マヨネーズ&マスタード。

蘇ったパリパリの薄めの皮は最高に香ばしく、もっちりとしたパンの部分と野菜のしゃっきりした感覚&生ハムの濃厚な味、美味しかったー!

でも、2回に渡るサンドイッチ祭りで、唯一の心残りは、

「ピクルスを買い忘れた!」

ってこと。

特にパストラミのサンドイッチには、甘酸っぱいピクルスがよく合っただろうに、と思うと、とても残念です。


でも、ということは、いつかまた、「ピクルス」を好きなだけ入れて、また好きなだけの大きさのサンドイッチを作るための言い訳ができたということで、またその内に…サンドイッチ祭りを開催することになるということに。


***


といいつつ、サブウェイの1foot(ピクルスダブルで)にも、いつかチャレンジしてみたいという夢も捨てきれない私です。

そうねー、ターキーブレストか、チキン&クリームチーズとかで…。


食いしん坊の夢は果てがありません。



***



最後にちょっとだけ…。


今朝は、こんなPICSPAMに、久々に悲鳴のような歓声を挙げてしまいました。

このPICSPAMの凄いところは、それぞれの写真の下につけられた言葉が全て、実際のインタビューやコンベンションなどで現実に語られた言葉だってことですよね!!

よくぞここまで、絶妙な言葉の数々を探し出したものです。
(私は、ドラマ鑑賞前のネタバレを避けるため、結構インタビューを読まずにパスすることも多いので、初めて目にするものもいくつかありました)

そして、腐のつくFangirlsとしては是非とも、このPICSPAMのタイトル「Jensen and Jared are in love」の元にもなっている、

『The Ballad Of Jensen And Jared - Victoria Tingley』

をBGMとして聴いて欲しいところです。

もしまだ聞いたことがないという方、(表の日記でこういうことを書くと怒られる可能性があるので一応伏せます)YouTubeへ出かけて行って「jensen and jared are in love」と打ち込んでみると(今の所)一番上に出てくるのが、とあるFangirlがつくって発表して以来、広くSPNFandom界に知れ渡ることになった、この曲です。
新たに編集して映像をつけたもので、オリジナルの映像ではありませんが、参考までに。

2008年3月15日土曜日

あれやこれや

えっ?

日記書くの、しばらく休むって言ってた?


Make Me A Supermodel

10週目のエピソードが放映になっちゃったんですよぅ。(なにぃ?!やっちまったなぁ!byクールポコ)

ということで、一人で抱えていると爆発しそうなので、またちょこっとだけ、吐き出させてください。



今後、いつか日本で放送になる時にじっくりと始めから見るつもり、という方、以下はこの番組の内容の重大なネタバレになるので閲覧ご注意ください。






Casey-!!可愛いあの子が、どうして??!!

10週目を向かえた今回のエピソード。
前回のエピソードの流れから言っても、間違いなくBenが消えると思っていたのに…。

Casey、候補者の中でも一番年齢が下で、まだ大人になりきらないがゆえの精神的なもろさのせいで、実力を充分に出せなかった回も確かに何度もあったとはいえ、審査員のおじ様たち&おねえ様たちからも、完璧に美しい容姿を持っている子だと言われ続けてきたのに!

Ben & Ronnieのカップルを応援する腐のつくお姉さんたちの猛烈な投票に負けたってこと?

私の「Make Me A Supermodel」熱もたった一週間で一気に冷めた感じです…。

そして今週のBottom2は、RonnieとShannonかー。

この番組に熱心に投票しているお姉さんたちの威力を考えると、来週消えてしまうのはShannonなのかな…。

確かにRonnieは、とってもいい子ですけど。

Benが雪だるま作り対決の時(仲良しのRonnieと同じグループになれなかったために? )いらついて、可愛いCaseyに向かって、「お前はゲイだ」なんていう悪態をついた後、Ronnieは、アパートに帰ってから悪口を言われたCaseyを同席させた上で、Benに

「あんなことを言っちゃいけない、(ゲイである)僕は、あんな風に悪口を言われる経験を沢山してきたからよくわかるんだ、ああ言った言葉はとっても人を傷つけるものだよ。それにそもそもCaseyはゲイであるわけでもないんだし…」

なんていうことを淡々と言い聞かせ、最後はもちろん二人でぎゅっとハグし合って仲直りしたシーン。しっかりしてる!と驚きました。

でも、その時私が妙に気になったのは、大人しく傍らでじっとその様子を見ていたCasey。

Casey、「僕はおっぱいが好き。女の子が好き」と表明はしていたものの、別の回で、「愛」というものについて、「小さい頃から両親が喧嘩ばかりしている様子を見てきたために、不信感のようなものを持っている」というようなことも言っていて、

「気持ちが入ってない」とケチョンケチョンに駄目出しされたPhoto Shootの後、皆で住んでるアパートの壁に張り出された審査員たちからも絶賛されたPerryとの熱々ヌード(パンツははいてたけど…)写真を見返して、「僕はできるはずなんだ」なんて自分に言い聞かせるように呟いたりもしてて、

ひょっとしたら、今回のSupermodelへのチャレンジの中で、自分の本当の性的嗜好について、迷いを感じはじめたりしてないの?と画面のこちら側で、妄想にどっぷりつかったりしていたのでした。

***

そんなGay的セクシャルテンションとは対照的に、前回?前々回? だっけ?

Perryの彼女のAmanda。

あれ、あのくだりは一体なんなの?
ブリトニー・スピアーズの彼氏だと噂されるあのパパラッチのおじさんとAmandaが浮気してるってタブロイドに出たって?

なにそれ?

バレンタインの時のもったいぶった電話といい、PerryとAmandaのこれ見よがしのドラマっぷり、話題づくりの仕込みじゃないの?ともっぱらの疑惑が囁かれているけど、それよりなにより、

やっぱり私としては可愛いCaseyがいなくなっちゃったのが一番ショックです。

でも来週以降も、見られるチャンスがあるなら見てしまいそうです。



***



『ボストンリーガル』に夢中です。

FOXでやっていて、見たいけれども見ない、とずっと我慢していたボストンリーガル。

ドラマを全く見たことない時から、ぽっちゃり(アラン)&固太り(デニー)とどっちにしても丸っこい二人の異常に可愛い添い寝映像や、そんな丸くて可愛い二人がピンクのふわふわのお揃いの着ぐるみを着た映像なんかだけは目にする機会があって、無性に心を揺さぶられてきましたが…。

これも虫の知らせというものなのか、よりにもよって、試しに今回だけ見ちゃおうと思ったシーズン2第3話が、アラン&デニーが一つのベッドで可愛く添い寝するシーンの出てくる回だったなんて!

しかもあの添い寝シーン、夜中に物音がして怖くなったアランが、デニーのいびきを聞いてると安心できるからって、落ち着くまで、とデニーのベッドにもぐり込んでそのまま朝まで寝ちゃった、なんていうとんでもなく可愛い設定だったなんて!

そんな超可愛いシーズン2のエピソードをうっかり見てしまった直後、深夜0時からシーズン1のエピソードが毎日連続放送されるようになるって…。

絶対、私を限定標的にして、FOXから視聴率UPの作戦を実行されているとしか思えません…。

日頃若い少年達ばっかりがいっぱしの大人ぶった顔で活躍しているドラマを中心に見ている身としては、ボストンリーガルのような完全に大人の目線のドラマがとても新鮮に感じます。
というか、大人になったって、中身は子供の頃と大して変わらない部分もあるのだ、というところを実感させてくれるのがたまらないのかもしれません。

このドラマの中心人物として出てくる男性で、6フィートある人がたぶん一人もいなくて、共演の女性とせいぜい同じか、女性よりもちょっと小さいくらい?っていうのも、なんだかいい感じ。

そして下手をしたら若者ドラマに出てくる少年たちよりもずっと子供らしい変わり者コンビのアラン&デニーの友情がもうとにかく最高です。

制作のDavid E Kelly、うまいですねー。

我慢できずに今回ちょこっとだけ調べて初めて知りましたが、James Spader演じるアラン・ショアというキャラクターは、『プラクティス』の最後のシリーズに登場していたということなんですか?
『ボストンリーガル』というのは『プラクティス』のスピンオフ的なドラマであるともいえるわけ?
S1の第一話から、ん?これって、この前の話があるの?!という感じがして戸惑わされたのは、アランのキャラクターが『プラクティス』の設定をなんらかの形で受け継いでいるからってことだったのですか?

でも、プラクティスは絶対見ない。


***


2月中はなんとかTSUTAYAに行くことを我慢していた私ですが、3月になった途端に届き始めた度重なる半額のお誘いについふらふらとまた出かけてみると、期間限定で、毎週金曜日は旧作全品100円ですなんていう旗がひらひらしていて、また借りては返しまた借りるのサイクルに取り込まれ始めています。


DVDのカバーのほっそりした長髪のJames Spaderの顔に誘われて、つい借りてしまったのが

『ニューヨークの亡霊』

James Spader, Michael Caine, Maggie Smithと豪華な出演者のわりに、全く感情移入できなかったのが不思議にも残念でした。

James Spaderはほぼ期待通りに可愛かったし(でもこの役、ヒュー・グラントなら…と途中途中で思わずにはいられなかった…)、二人の熟年亡霊夫婦もとっても素敵なのに、メインともいえる亡霊との絡みのシーンの演出がどうしても違和感があって、安っぽい印象になってしまっていたような気がします。
(次回は、ほっそりJames Spaderのリベンジとして「Sex, lies, and videotape」にチャレンジしてみたいと思っています。)


でも一緒に借りたニコール・キッドマンの『奥様は魔女』の魔法使いの素敵なパパ役として、『ニューヨークの亡霊』のダンディーな亡霊役のMichael Caineが出ていて、偶然借りた二つの映画に同じ俳優さんが同じような役どころで出ていたことに不思議な感覚を覚えました。

この『奥様は魔女』という映画、予想していたストーリーラインとは全く違ったけれども、二コール・キッドマンが予想外の可愛いさで…。超美人の突き抜けた可愛い演技に、少々驚かされつつ、なかなか楽しめました。

そして、上の二作を金曜日に返しに行って、一本100円で借りたのが、

『CSI:(ベガス)』シーズン2の1&2枚目

ジェニファー・アニストンの『グッドガール』

ラッセル・クロウの『マスターアンドコマンダー』

ヒュー・グラントの『ラブアクチュアリー』

これを返したら、またしばらくレンタルはお休みしよう。

でも「Heroes」の1枚目が半額キャンペーンになってる…。

試しに一枚目だけ借りてみようか…、と思いつつ、


一年半ほど前、同じように半額キャンペーンの対象になっていた1枚目を軽~~い気持ちでレンタルした結果、その後とんでもない結果を招くことになった某Supernaturalというドラマのことを考えると、ちょっと怖い気もするのです。

2008年3月10日月曜日

おそるべし、腐のエネルギー

しばらく休むかもと言った舌の根も乾かない内ですが…。

そしてもちろんここ数日、手探りで、ちょっとだけ何かをやり始めてはみた私なのですが。
(この辺りのことは、その内に裏の日記で少し書くかもしれません)

ちょこっとだけ!ちょこっとだけ、日記書かせて?

ボビーことJim Beaverがラジオ出演して、Fangirlからの

S3のクリスマスのエピソードで、ボビーが(これはS3において、大事なネタバレになるかもしれないので一応伏せておきます)父ちゃんにあのアミュレットをあげろと言った真意はなんだったの?

なんていう、ディープな質問に対し、

自分が(画面上は)出てこないエピソードだったから、見てない

と大変誠実な回答をしてしまった(笑)なんていう、なんとも心温まる可愛い話題がモレ聞こえてきたりもして…。
(Jim、「自分も出演していないような細かいシーンについて、あんな質問されるなんて…」と、Fangirlsの真の怖さに気付いて、4月のEyeConへの出席にサインしたこと、今頃後悔していたりして。でもこういうディープでニッチなFangirlsの興味は欠かさず拾ってくれるクリプキなので、S4に、父ちゃんとボビーのエピソードが出てきたりするのかも…。)

とにかくミニとはいえ、ドラマ本編がHiatusに入ると、日頃兄弟もしくはJ2に注いでいる有り余る腐のエネルギーを何か別の形で発散しなければならない衝動に駆られるのが、(私を含め)腐のつくFangirlsというもののようで。

色んな気を散らす誘惑が飛び込んでくるのです。

なかでも、何十年もに亘り、公なカミングアウトをせずにクローゼットの中に隠れ続けている腐のつく女子としては、ストレートの男たちの間に生じるテンションやケミストリーを深読みするという事態に一際興奮する傾向が強いわけなのですけれども…。

注:以下の作品につきましては、自らが腐のつく乙女であるとの自覚症状をもつ女性に関しましては、悲鳴に近い高らかな笑い声が連続で飛び出す可能性が高いので、なるべくボーイフレンドや旦那様が近くにいる状態ではリンクをクリックなさらないよう、ご注意願います。




とあるFangirlが、あたし、50回連続で大笑いしながら見て、まだ飽きない!と証言する、


この『Its a football thing』


もちろん「My tongue in your mouth thing?」的、二人の男性がフットボール観戦中にはよく起こること(?!(笑))らしいシチュエーションに

絶対J2もカウボーイズの試合の観戦中にはこんなことになってるはず!

と大笑いしつつも、最後のお別れのキスになんだか一番どきどきして、油断するとまじで50回連続でReplayボタンを押したくなってしまうのです。

そして、関東に帰ってきて以来、ケーブルで放送中の海外ドラマに時間を取られ続けて大変なことになっているという自覚を持っている私としては、「アメリカンアイドル」とか「アメリカンダンスアイドル」とかの例のあのオーディション番組の系統は一切見ないことに決めているのですけれども、

「あたし、こういうムカツクリアリティーテレビは大っ嫌いだし、SPNが休みで見るものがないからだって、自分には言い聞かせ続けてるんだけど…番組自体はやっぱりムカツクんだけど!たとえ音声を消してでも、このBoysを見てるだけでも楽しいのよ…興奮するのよ!」

「それにしてもなんなのよ、この番組!!??家族でみる時間帯に放送してるのに!」

という悲鳴のような訴えについ、覗いてしまったのです。


まずはこれ、『Make Me A Supermodel vid: Striptease』


ミュージックビデオに仕立ててある、一切台詞のないこの映像を見て、「これって、Gay Pornの撮影風景ってこと…?そうとしか…」

と思っていると、実際の番組から抜粋した音声付の映像もありました。


『Make Me A Supermodel: Perry and Casey's gay photo shoot』


Supermodelへの道を探求する修行の一つとして、セクシャルテンションを引き出すパフォーマンスを実演するため、二人一組でセクシーな写真撮影に挑戦!という回だったのですね。


22歳の坊主頭のPerry(ちょっとブラザーズアンドシスターズの末っ子ジャスティンに似てる…)と19歳のさらさらブロンドヘアのとにかくキュートなCaseyという、二人のストレートBoysの間のケミストリーはもう異常というしかないレベル。

カメラマンのお姉さんも、あれは全く演技じゃなかったわ、ケミストリーよ、とか、二人がどれほどのことを進んでやってくれたかについては驚くばかりよ、とか、言ってますが。

このセクシーな撮影終了時、我に返った二人は「男相手なら、彼女にあれこれ言い訳しなくていいから気が楽だった(Perry)」とか、「僕は、おっぱいが好きだよ。女の子が好きなんだ(Casey)」なんて言い訳してはいましたが、

審査員のお姉さんから(超嬉しそうに)「どうやってあの色んなポーズを考え出したの?撮影中ってどんな気持ちだったの?二人はすごくComfortableそうに見えたけど」と問われて

あー、ニューヨークに初めて出てきて、初めてCaseyに会った瞬間から、俺たちまさにその瞬間からこういうコミュニケーションみたいなものがあったんだ、ユーモアのセンスとか色々…

なんて、どこかのJared PadasomethingさんがJensen兄さんとの熱い関係について語っていたのと同じような言葉でPerryが説明しようとしているのを隣でじっと見つめて、「Senses…」とか、「Into…」とか、ぽつっと一言言葉を挟んでは、Perryの言葉を一気にGayっぽいニュアンスの範疇に押し込むCasey。本当にいいコンビです。
(StripteaseのVで、二人がベッドにうつ伏せで横たわって手をぎゅっと握り合ってるのは、お尻をワックス脱毛されているシーンらしいのだけど…、この二人の仲良し具合は、とにかく異常!そんなシーンをもらさずカメラに収めているというのも…)

でも、この番組を、ムカツクのよ!と、いやいやながらも(笑)ついフルで見てしまうFangirlsが一様にトリコになっていくのは、Ben と Ronnieの関係のようです。この二人はStripteaseのVで、Tシャツを破っていたカップル(?)です。

このオーディションに参加しているメンバーの中で唯一ゲイであることを表明しているRonnieは、

(ちょっとだけWentworthに似ている感じもある)刑務所のガードをしていて奥さんもいるBenのことが大好きで、そのCrashぶりはもう誰の目にも明らからしいのです。っていうか、Ronnieはっきり告白しちゃってる…。

番組開始当初はRonnieに対してそっけない態度をとっていたBenも超過酷なチャレンジを共に戦っていく中でしだいにRonnieに心を許し始めるようになってきて、次のステップに生き残っていくため、最近では二人で協力し合う関係になってきているのだそう。
(しかもこの二人、お誕生日も一緒なのだとかいう、細かい情報も喰い付きポイントの一つ)

ついには、セクシャルテンションPhoto Shootの一環でこんなことを見せてくれるようになるまでに!

『Ben and Ronnie Get It On』
(でも、照れているBen&Ronnieを煽るように、再び、Caseyの顔を舐めたりしているPerryの姿もちゃんとカメラに収まっているあたり…)

容姿的にはそう秀でているようにも見えないBenとRonnieですが、視聴者からの投票も審査の大きな要素となるこの番組で、この二人の人気は相当なものになってきているようです。

こういったオーディションをテーマにしたリアリティテレビって、候補者同士を争わせてお互いを蹴落とさせるような演出ばっかりで、本当にイラつかされて、ムカツクものだということはわかりきっていながら、

この番組、毎週見られるものなら、絶対見ちゃう…

と強く確信する私です。

FOXでは少し前に「アメリカズネクストトップモデル」っていう番組をやっていたけど(今もやってるのかな?)、CMを見る限り、あれの出場者は全員女の子だったと思ったから、この「Make Me A Supermodel」という番組とは別物ってことですよね?

この番組、日本でもどこかのチャンネルで見られたりするのでしょうか?
なんとかその内FOXとかで放送して欲しい…。





インターネットを初め、様々なエンターテインメントのメディアが乱立するなか、継続的に、そして日常的にテレビを見てくれる人を獲得するのはどんどん困難になってきているというのは世界的な流れのようですが、

ストレートの男の子たちの間に生じるケミストリー

という隠し味を少々振り掛けるだけで、『心底ムカツク』といいつつも毎週必ずチャンネルを合わせてくれて、さらにはお気に入りのBoysを不合格にさせないために、熱心に投票までしてくれるお姉さんたちという頼もしい視聴者層を獲得したり、

ドラマがスタートして以来、超激戦区の曜日&時間帯で放送され続けながら、プロモーションらしいプロモーションもろくにしてもらえないまま、なんとも不思議なことにそこそこの視聴率を稼ぎ続けて4年目のシリーズ継続もあっさり勝ち取ったり、世界中で妙にDVDの販売成績がよかったり、

なんていう奇妙な現象が発生することになるのですね。

おそるべし、腐のエネルギー。

2008年3月6日木曜日

Supernatural追加のエピソード

追加放送されるSupernaturalシーズン3の次のエピソード、当初予定されていた4月24日ではなく

4月3日


に放送になることが決まったようで。

しばらくのんびりできるかと油断しかけていましたが、そうもいかないようです。

今年に入って、そろそろ自分なりにやりたいことに力を注いでみたいと思っているのに、なかなか昨年の癖が抜けず、時間が空くと日記を書きたくなってしまいます。
(というか、やるべきことから目を背けて日記書きに逃避しているというべきか…)

SPNの本編の放送がお休みになる三月一杯くらいは、少し日記書きから離れて、自分のやりたいことに力を振り向けてみたいような気もしています。

第12話の感想文は、思い切って次の4月3日のエピソードを見てからということにしようかな…。

遊びに来る方の数もかなり限られている日記なので、こんな宣言をするのもお恥ずかしい感じもしますが、今後もし、妙に日記の更新が滞ったとしても、死んだ、とかいうわけではないのでご心配なさらないよう、お願いします。

とかいいつつ、楽しい話題が舞い込んでくるとつい日記に書きたくなるので、3日後くらいにはもう日記を更新している可能性もありますが、とりあえず多少なりとも自分に制限をかけないと、一年くらいはあっという間に遊んで暮らしてしまうということがわかったので、一応この場を借りてちょこっとだけ決意表明をさせていただきます。



***



そうそう。

なにかのプレミアに再びサンディーを伴って姿を現したJaredの写真がネットに出てるという噂を今朝聞きつけて、ちょっと気になって、その写真を見てみたいと思っていたのですが、

これ

のようですね?

どこかの別のソースでは、サンディーのことを『フィアンセ』だと書いてあったということですが、私がたまたま出くわした上の写真の置いてある場所では、ガールフレンドとなっています。

でもサンディーの肩を抱くJaredの左手の薬指には、やっぱりしっかりと金の指輪が。

今回の写真のJaredはちゃんと笑顔で写っていますけれども、サンディーとのツーショットだと、Jaredって本当に巨大に見えますね!(見えるだけじゃなくて、本当に巨大なのか…)

2008年3月4日火曜日

Supernatural 第4シーズン継続決定!

早々に第4シーズン継続が決定した!ということで、ほっとしましたー。


The CW Source(Supernatural継続決定)



まだシーズン3のエピソードの残りの放送が、しかも4話も、待っているなんて余裕のある状態で、早々と継続決定のニュースが聞けようとは。

嬉しいけれども、またもう一年体力を奪われ続けることになるのね。

私、いったいどこまで追いかけ続けるべきなんでしょうか。







そんな嬉しい情報の少し前、

Jaredのこんな写真も飛び込んできていましたが…。

Jensenのお誕生日の翌日、可愛いサンディーとバスケの試合を観戦にいってる姿。

またこのJaredの髪が素敵で、着ているロングコートもセクシーなんですけど、どういうわけかどの写真も浮かない顔をしています。

この試合は、サンディーが応援している(といわれる)Los Angeles Lakersと、Jensenがファンだと表明しているDallas Mavericksの試合ということで、

(レイカースファンではないはずのJared)サンディーとのなんらかの賭けに負けたとかいう状況で、このバスケ観戦に駆り出されたのではないか、

でも楽しそうに観戦していると、バンクーバーに帰ってからJensenにこっぴどく絞り上げられることになるから難しい顔をしているのかも(しかもこの試合ではMavsが負けてるし…)、

いやいやJaredが浮かない顔をしているのは、Jensenのお誕生会で飲みすぎ、羽目を外しすぎて、二日酔いだから、

なんていう様々な憶測が飛び交っています。(笑)

でも…、一番衝撃的なのは、4枚目の写真で…、Jared左手の薬指に指輪をしているんですよね?!

今までも右手の薬指には指輪をしている写真をよくみかけましたが、男性が左手の薬指に指輪をするっていうのはよっぽどのことがないと…。

このJaredの左手の指輪に関しては、情報をかぎつけるのが本当に早い海の向こうの女の子たちのところへも、まだなんにも情報が入ってきていないようで、皆うずうずというか、恐々として

いったいどういうことなの…?

と息を凝らしてはっきりした報道がなされるのを待っている、という状況のようです。

JDMの婚約に続いて(この情報に衝撃を受けたのは私だけか…)、Jaredの左手薬指の指輪、大台に乗るお誕生日を迎えたJensenにもなんらかのニュースが持ち上がったりしてるのでしょうか。

2008年3月3日月曜日

SPN S3 EP11 感想文

そろそろ世間でのJensenおめでとう!ハイテンションも一段落ついた?
またもや…、派手なイベント時期にはひっそりと息を潜めていた私ですが、ついに大台に乗るお誕生日であっただけに、楽しいパーティーの様子を伝える暴露話がまたその内ぽろっぽろっと洩れてきてくれるといいですよねー。
運び入れられた巨大なケーキの中から裸のJaredが飛び出してきた!とか…。
そのくらいの事件が起こってても不思議じゃない気もするんですけども…。







私、なにかよっぽどインパクトがないと人の名前を覚えない方で、Supernaturalというドラマの制作スタッフに関してもシーズン1にどっぷりとはまり込んだ時に認識した人たち以外(というか、ほとんどのおじさんたちはX-Filesからの持ち上がりで名前を知っていたともいえます…)、ほとんど注意して名前を識別したこともなかったのですが、最近一人気になる脚本家さんが出てきました。

その人の名は、Jeremy Carver。

彼はシーズン3に入って以来、既に

3.04 Sin City
3.08 A Very Supernatural Christmas

という二つの名作エピソードを手がけていますが、私の中では個人的に、これまでのシリーズ全体を通しても最高傑作とも位置づけられることになった

3.11 Mystery Spotもまた

彼の作品なのですよね。
(EP11については、Emily McLaughlinという作家さんと連名になっていますけれども)

とかくヨコシマな視点で、兄弟の心の機微にばかり注目してこのドラマを見ていることの多いおばさんFangirlとしては、このJeremy Carverという作家さんのような、制作サイドのおじさんたちがMythologyと呼ぶシリーズ全編を貫いた形で連綿と続いていく兄弟を中心にした物語を上手に書いてくれる作家さんが現れるのはありがたいことです。

さらに、今回のお話の監督はSlash Fanficを読んでいることが公式に認知されている(J2にバラされただけで、別に本人は公式に認めたわけじゃないけど…)、つまり世界中のFangirlsが何を待ち望み、どんなシーンを待ち焦がれているかを知り尽くしているともいえる

Kim Manners

というおじさんです。

キム、今回もまた見事にFangirlsの期待に応えてくれました。





***



以下は、Supernaturalシーズン3第11話「Mystery Spot」の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。さらに、私の翻訳には常に、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を充分にご理解いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。









サムによる、『兄ちゃん!俺と一緒に生きて!!!』作戦が実を結び、愛しい兄ちゃんの口からついに『死にたくない、地獄に行きたくない』という言葉を聞くことができたサム。
前回のエピソードのラストではもう嬉しくて、半分泣きそうな顔してましたけど…。

そんなサムさん、本当に兄ちゃんの全て(…)を受け止めて、一緒に生きていく覚悟できたの?

というのは、私のようなオバサンFangirlの心の奥底にしつこく居座り続け、どうにも簡単には拭い去れない心配事です。
なにしろサムさんといえばこれまでも、兄ちゃんがうっかり心を開きかけると

悪魔狩りなんてもんにキリがつけばさー、普通の生活に戻ろうと思ってるんだもちろん兄ちゃんなんかまた捨てて、俺一人でね←これは、サムは口にしていないけどディーンの心にははっきりと届いていたはずの言葉です)

なんて言い出したり、

兄ちゃんが愛情を振り絞って命がけで家族を救おうとしている時に、黄色い目の父ちゃんから

サムってば、ジェシカのために婚約指輪とか用意してたんだぞお前がいくら愛情を注いでも、サムはそうやってあっさりお前を捨てて出て行っちゃうヤツってことなんだよ←これも黄色い目の父ちゃんは口にしてないけどディーンの心にははっきりと届いていたはずの言葉)

なんて暴露されたり、どうにも油断できないところがある青年なのです。

それにサムさんには、兄ちゃんの全てを受け入れるにあたって、もう一つ性格上の小さな心配事が…。





『前回までのSupernatural』に続くオープニング、ASIAのゴキゲンなリズムでぱちっと目を覚ましたサム。
(もう一回聞いたら自殺すると苦々しい笑顔でコメントしたこの曲をサムはこの後一体何度聞くことになったのでしょうか…)

前回のエピソードでついに『死にたくない(サムと一緒に生きていきたい)』と素直な気持ちを口にできた兄ちゃんは、S3に入って以来ずっしりと心に覆いかぶさっていた重荷が取れたみたいで、朝からかなり上機嫌です。

そんな兄ちゃんと並んで歯磨きを始めようとするものの、歯磨き粉のチューブのあまりのべとべと具合に眉をしかめるサム。


Super-Wikiに出ているプロフィールで父ちゃんがAB型だと知った時、ええ~っ?!と驚いた私。
(このあたりのことを書き始めて前回大きく脇道にそれたのです…)
割とうっかりで、かなり大雑把かつ単細胞なところも折に触れてぽろっぽろっと見せてくれるあの父ちゃんって、O型の血が少しも混じっていないの?!
シーズン1で兄弟が父ちゃんの行方を追跡し始めた時に見つけた、父ちゃんが一人で泊まっていたホテルの部屋は、かなりの男らしさ=惨状だったと思ったけど…。
でもあの大きな黒いトラックの武器庫の整理整頓具合は目を見張るものがあったっけ。
そんな二面性がAB型ってことなのかな?

そんな父ちゃんの血を受け継いだ息子達の血液型を推測してみると、

サムはどう考えてもあきらかにA型、

(AB型の父ちゃんを持つ)ディーンはO型でありえない以上、B型ってこと?
(注:以上の推測は、ママはO型だという完全に勝手な決め付けに基づいています)


奇しくもS2のトリックスターの出てくるエピソード『Tall Tales』では、ディーンの脱いだ靴下が台所のシンクの中に投げてあった事実を告発していたサムですが、我が家のB型の夫は、日々発見しづらいところに靴下を脱ぎ捨てては、『またこんなところに…』と(あくまで優しく友好的に)糾弾する私に『まだ甘かったか…』と発見されたことをくやしがるという恐ろしい反応をし…さらに過去には、食べこぼしを餌に自分の定位置の周囲でダニが発生した可能性があるという恐怖の申告をしたことも…。
(以上はあくまでB型男性の生活態度に関する極端な事例の報告ですので、決して一般的なB型男性の全てにこうした傾向が認められると主張するものではありません。)

サムさん、あんたが兄ちゃんのことを心から愛してるってことは、シーズン3に入ってから画面のこちらで見ている私たちもかなり納得できるようになってきたけど、本当に兄ちゃんの全てを受け入れて、兄ちゃんと一緒に生きていく覚悟できてるの?


でも!うがいをするディーンがサムに向かって笑顔で眉を動かすこのシーン!
これは海の向こうのとある超Jared!girlが指摘していたことなのですが…、
(背後からのショットになっているものの)苦々しい顔をしているはずのサムのほっぺの辺りに注目すると、ディーンが笑顔になるのに合わせてサムも完全に笑顔になってしまっているのですよね!髪の毛の具合との相乗効果で、この微かにえくぼも見えそうなほっぺの感じが物凄く可愛いです。
ディーンとのやり取りの途中、サムが時々本気で笑いをこらえているように見えることがありますが、そんな時って、Jaredが出てきちゃってる!と画面のこちらでにやついてしまいます。



ディーンのマイペースな朝の支度に振り回されながらも、なんとか二人揃って朝食のためダイナーにやってきた兄弟。
この一回目だけはサムも朝食を注文していますが、サムが頼んだ

“Short stack”

というのは、三枚重ねたパンケーキのこと。普通よりも少ない枚数を重ねたものということで、“Short stack”。なんと基本は5枚なんですね!
Jaredなら、朝ごはんにパンケーキ3枚くらいじゃどこにも足らないよ!って文句を言いそうですが、サムは超食いしん坊キャラのディーンを際立たせるため、とかく少食っぽい印象付けをされるものです。


コルトを盗んだBelaの行方は全くわからないし、なにか手掛かりが見つかるまではってことで、この町で行方不明になった教授を探してみよう、なんて兄弟ののん気なやりとりが続きますが…。

この兄弟がダイナーに入るところから二人が店を出て歩き出す一連のシーン。
どうでもいいような周囲の人たちがいちいちカメラに写り込んでは一言台詞を言ったりして、なに?なにか意味があるの?と興味を掻き立ててくれます。





また少々脇道に逸れますが、今回のエピソードのタイムループという概念、jaredinoさんの指摘によれば、クリプキはスターゲートからもらっているとコメントしているそうですが、X-Filesにもモルダーが月曜日を繰り返し体験するというタイムループをテーマにしたエピソードがあって、それを監督したのは、この『Mystery Spot』の監督でもあるKim Mannersです。

もちろんその事実も忘れてはいませんよ、と訴えているように思えるのは、ダイナーを出た兄弟が歩道を歩き出すシーンで、ディーンがしきりに、


“…sounds a little "X-Files" to me.”

“…that all seems a little too "X-Files" for me.”


と繰り返しているところ。(笑)


ドラマ本編では、タイムループの概念を簡単に説明するにあたって、このドラマを見ている視聴者の大半が兄弟目当てのお年頃のFangirlsであることを意識してか、

『Groundhog Day』(邦題:「恋はデジャ・ブ」)

というラブコメ映画のタイトルを例に挙げていますが、ということはこの兄弟、…完全に二人でラブコメ映画みてるってこと?ですよね?






夜が更けるのを待って行方不明になった教授の足取りの最後の場所であるとされる『Mystery Spot』の調査にやってきた兄弟。
ところがオーナーに泥棒と間違われ、なんとディーンがあっけなく撃ち殺されてしまいます。


Sam: No. No. No. Not like this.


やっと兄ちゃんが自分と一緒に生きる気持ちになってくれたところなのに!
こんな形で、あっけなく兄ちゃんを失うことになるなんて…。

うわ言のように “No” と繰り返しつつディーンを抱く半泣き状態のサムの姿にいきなり泣かされそうになっていると、徐々に意識を失いつつも、必死になにかを告げたいかのようにサムの上着の胸元をぎゅっと握り締めるディーンの指が、やっぱりちょっと丸っぽくて可愛くて、さらに涙を誘ってくれます。
(こういった演技ってJ2に任されているのか、キムが、「Jensen、そこでサムの胸元をぎゅっと握ってみようか」なんていう演技指導をしているのか、一度聞いてみたいものです)

と、そんな衝撃のオープニング明け。

いつものSupernaturalのオープニングタイトルロゴを挟んで、再びラジオから流れるASIAの曲とともに、サムが再びぱちっと目を覚まします。

腕の中で愛するディーンを失ってしまった!という物凄い衝撃の余波から荒い呼吸をしているサムと一緒に、前回のエピソードに続いてまた夢オチなの?!とどきどきしていると、オープニングで目にした出来事が忠実に繰り返されていきます。

違うのは納得のいかない顔をしたサムだけ。

とりあえず、サムの記憶では前回大変なことになってしまった、深夜の「Mystery Spot」調査だけは変更して、明るいうちに行こうよ!と決めた瞬間、暴走してきた車に目の前で撥ね飛ばされてしまうディーン。

サムが血だらけのディーンを抱き、名前を呼び続けていると、またもやぱちっとサムの目が…。

呆然と再び繰り返される三度目の朝を体験しなおし、やっと自分の状況が掴めてきたサムが落ち着きのないディーンに一秒でも早く事の次第を総合して聞かせるため、強引に朝食の注文をまとめてウェイトレスのおばちゃんを追い払ったりしていると、兄ちゃんは


Dean: Sammy, I get all tingly when you take control like that.
  サミー、お前にそんな風に主導権むき出しにされちゃうと、なんか落ち着かないなー、俺。
(このTinglyのニュアンスが上手く出せませんが!むずむず、ちくちく、くすぐったいような気分になっちゃうっていう感じしません?本当はもっといやらしい言葉で訳したい感じ…)


なんて可愛い笑顔でいやらしいことを(私だけか…)いってるものの、真剣な顔で『タイムループだよ。俺はもう既に今日二回も兄ちゃんが死ぬところを見てて、これ以上はもう耐えられない!』と訴えるサムの様子に、表情が変わります。

S2のラスト、サムを腕の中で失った時の衝撃は兄ちゃんが生涯忘れることのできない感覚であるはずですから、サムの言ってることが本当だとしたら、サムの衝撃はディーンにも充分に理解できること。
とはいえ、実際には初めて体験する今日を生きているだけのディーンにとって、サムの話はやっぱり荒唐無稽としか思えなくて、『車にはねられた時、映画みたいにクールだった?』なんてわくわくとサムに問いかけ、おしっこもらしてた、と返されて。


Dean: Of course I peed myself. A man gets hit by a car, you think he has full control over his bladder? Come on!
  そりゃあ、もらしもするだろうよ。車にはねられてんのに、膀胱の面倒までみてられっか?考えても見ろ!


逆ギレしているディーンは妙に可愛いけれども、ここへきてやっとディーンもサムの状況を理解してくれたようではあるけれども、ディーンの協力も得て少しずつサムの囚われた火曜日の状況を変えてみても、大きなデスクの下敷きになったり、ソーセージを喉につまらせたり、シャワーで足を滑らせたり、タコスに毒(?)が入っていたり、髭剃りで感電したり、サムと斧を取りっこした挙句うっかりあたってしまったり、『ディーンが今日死んでしまう』というサムが一番避けたい事実だけは、どうやっても繰り返されていくようなのです。

百回目の火曜日を繰り返す頃には、火曜日に出会う全ての人たちの台詞から、それぞれの人たちの小さな秘密までを知り尽くすことになったサム。
サムの台詞からディーンはどうやらむっちりと可愛いウェイトレスDorisのアーチェリーの矢にあたって死んだこともあったようですが、兄ちゃんの台詞なんかはもう、それこそ一言一句兄ちゃんとぴったり一緒に言えるくらいになってしまいました。


Sam&Dean: Sam Winchester wears makeup.

Sam&Dean: Sam Winchester cries his way through sex.

Sam&Dean: Sam Winchester keeps a ruler by the bed, and every morning, when he wakes up...


はははははっ!
シーズン1の頃からこの兄弟のハモリ台詞は時々出てきましたが、このシーンは見事ですね!
でもMeyers判事…、夜には、ふわふわのウサギの着ぐるみを着るって…、サム、いったい判事のどんな私生活を目撃したのでしょうか。

そんなある日、(といっても、サムにとっては毎日が同じ火曜日ですが)カウンターの男性客のパンケーキのシロップがストロベリーに変わっていたことに気付いたサム。

これまで体験してきた火曜日においては、サム一人を除いて誰もがまったく同じ行動を繰り返すはずなのに。

次の火曜日、不信な男性客をじっと観察するサムが、楽しく弟とおしゃべりしようとしているディーンをぴしゃりと『Eat your breakfast.』って黙らせてるのがまたすごく大人っぽくって(きっとディーンと一緒に)Tinglyな気分になっていると、サムは突然持参していた紙袋を掴んで男の後を追い、男を捕まえ、なんと袋から取り出した木の杭をぐいっと首に!

画面のこちら側の身としてはちょっと唐突な理論の飛躍にも思えますが、ここまで大掛かりなブラックジョークを仕掛けることのできる存在としてサムが結論に至ったのは、シーズン2でも兄弟が遭遇したことのあるImmortal(不死)のDemigod(半神半人)こと、

トリックスター

であるに違いないというのです。(その内また出てきそうとは思っていたものの、こんな形で再び登場するとは驚きでした)

ついに正体を現したトリックスターは、前回殺されかけた仕返しだとか言ってますが、兄弟が行方を探っていた、色々なミステリースポットやUFO墜落現場なんかの嘘を暴いては本に出版していたHasselback教授のことも『ワームホールを信じないっていうから、そのワームホールに落としてやった』と、『そしたらお前らChuckleheadsが現れたからちょうどいいと思って…』なんていうことを、

でも、このジョークの真の意図は、ディーンを何度も死なせるなんてことじゃさらさらなくって、サム、お前にディーンが死ぬところを繰り返し繰り返し永遠に見せるってことなんだよ。

お前はいつになったら、どうやったって、兄ちゃんを救ったりなんかできないってことに気付くんだ?

このトリックスターの言葉を聞いた瞬間のディーンの顔!
まだサムには内緒にしているらしい、Rubyとの会話のことも頭をよぎったようにも思えます。
ディーン、確かに『死にたくない』と素直な気持ちを口にはしたけれども、だからといってRubyも手が出せないような上級悪魔との契約からそう簡単に逃れられないこともしっかりわかっているのですね。

しかしサムとしては、これから先、悪魔との戦争だとか面倒そうなことは待っているにしても、やっと兄ちゃんが自分と一緒に生きる気になってくれた、とにかくその事実だけが大事なわけで、トリックスターなんかのたちの悪いジョークに付き合う気分じゃないのです。これまで100回以上も愛しい兄ちゃんの死ぬ様子を見せられただけでもう充分だ!とその場でぐさりっとやってしまおうとするものの、トリックスターに逃げられ、でも、

ぱちっと目を覚ますと、目覚まし時計の日付はついに水曜日に!

ところがやっと念願の水曜日を向かえてテンションのあがったサムに朝食も抜きで出発の準備をさせられていたディーンは、いつもの火曜日だと、メカニックのTonyから強盗するはずのCalから財布を出せと迫られ、(画面のこちらでのいやな予感のとおり)あっけなく撃ち殺されてしまいます。
(でもあの出血の仕方は…あれ、出血用のチューブの勢い調整間違ってますよね?噴水みたいでちょっと可愛いけど…)

ぐったりしているディーンを抱いて、ぎゅっと目を閉じてみるものの、もう目は覚めてくれません。


***


水曜日にディーンを失って以来の3ヶ月、あくまで兄ちゃんのいない世界を受け入れようとせずに執念深くトリックスターを追い続けるサム。
しかもボビーの留守電メッセージによるとデスバレーで悪魔と戦ったり、オースティンのヴァンパイアの巣を片付けたりハンターとしての仕事も一人でちゃんと頑張っている様子。

Impalaの武器庫はまるで父ちゃんのトラックの武器庫みたいに改造され、泣き言どころか痛い顔一つ見せずに傷の治療をし、食事はちゃんとナイフとフォークを使って身体に良さそうなメニューを食べて、壁の資料はきちんと分類&整理して見出しまでつけてあるという細かさ!

“Sam Winchester keeps a ruler by the bed, and every morning, when he wakes up...”

っていうダイナーでのディーンの悪口が真実であったことを証明するかのように、朝起きるとベッドをきちんとメイクして、歯磨き粉のチューブももちろん綺麗に絞って使ってます。

生活のあらゆる細部に食い込んでくる兄ちゃんののびのびした妨害がなかったら、ここまできっちりした生活をしちゃう子なのですね!ジェシカと一緒に暮らしていた時でもここまで几帳面じゃなかったと思ったけど…。
兄ちゃんがいないという事実から少しでも気を逸らすため、サムとしても一瞬でも手を休めていられず、何かをせずにはいられなくて神経症のようについ色々整頓してしまうっていうことなのかもしれません。

この辺りのサムの姿は、兄ちゃんと一緒の時のいつもの甘えっこサムとは完全に別人になっていて、信じられないくらいに男らしくてセクシーでもありますけれども、反面見ていて胸が引きちぎられそうになります。

あっさりと兄ちゃんを捨てて大学に入学し、2年もの間音信不通だったりしたサムではあるけれども、サムさえ連絡をとる気になれば、ディーンは今までいつだってそこにいたのです。

サムのこれまでの長い反抗期の間、父ちゃんへの反発とともに、母代わりのディーンに対しても鬱陶しさを感じることもあったのに違いないとはいえ、何があっても自分の全てを受け入れていつでも無条件の愛情を注ぎ続けてきてくれたディーンが、自分の人生から完全に姿を消してしまうことがあるなんていう可能性は考えたこともなかったのにちがいありません。

このドラマの開始当初から、『兄ちゃんのためなら死ねる』なんていうことはちょくちょく口にしていたサムではあるものの、どうもこの子は口だけだなー、と思わされてきたのは、サムのディーンに対するそんな甘えが見え隠れしていたからなのかもしれません。

でもサムの命を取り戻すため、ディーンがあっさり悪魔に命を売り渡してしまった時、サムは本当の意味で『ディーンを失う』ということがどういうことであるかを実感したのでしょうね。


話はちょっと逸れますが、前回のエピソードのディーンの夢の中に出てきた、Lisa。

9年前、ディーンがLisaとの人生を選び取っていたとしたら?
すぐにBenが生まれたりして、サムがそれまで当然のこととして独り占めしていた兄ちゃんの愛情を全部LisaとBenに奪われるようなことになっていたらどうだったでしょう。
9年前といえば、サムは中学校を卒業したくらい?
まだまだ子供だったサムを置いて出ていくなんて、ディーンに出来たはずはないけれども、もしそんなことになっていたら?

JeremyにManipulateされた究極の悪夢を見るはずの夢の中に一瞬とはいえ、あんな甘いシーンが出てきて、ディーン自身も『I've never had this dream before.』って断言していたのは、実はあのLisaの姿はサムの潜在意識の中にあるサムが一番恐れていることの投影、つまりサムの究極の悪夢だったんじゃないの?なんていう疑惑すらわいてきます。



悪魔と同じくらい嘘が上手い(真実を織り交ぜながら嘘をつく、というのは本当に小賢しいやり口ですよね!)トリックスターが化けたボビーに一瞬ヒヤッとさせられながらも、あくまで兄ちゃんを取り戻すことにだけ固執し続けたサム。

一人で行動している時はあんなに大人の男になった感じだったのに、『兄ちゃんを返して…』と涙目でおねだりする姿は、5歳に逆戻りという感じで、結局さすがのトリックスターも根負けした形になっていましたが、

実は今回の感想文を書くにあたって、一番考え込まされたのはトリックスターの意図でした。


Trickster: Sam, there's a lesson here that I've been trying to drill into that freakish, cro-magnon skull of yours.
  サム、俺はずっとお前のクロマニヨン人(原始人並に分厚くてニブいってこと?)みたいな頭になんとか、教えを一つねじ込もうとしてきたきたんだぞ。

Sam: Lesson? What lesson?
  教え?何、教えって?

Trickster: This obsession to save Dean. The way you two keep sacrificing yourselves for each other. Nothing good comes out of it. Just blood and pain. Dean's your weakness. The bad guys know it, too. He's gonna be the death of you, Sam. Sometimes you just got to let people go.
  このディーンを救いたいっていう執着だよ。お前ら二人、相手のために自分を犠牲にしようとし続ける。そんなことからなんにもいいことは生まれない。ただ血と痛みが出てくるだけだ。ディーンはお前の弱みで、悪い奴らもそれを知ってる。お前の兄ちゃんはお前の命取りになる、サム。時には、黙って自分の手から離してやらなきゃならないこともあるんだ。

Sam: He's my brother.
  (だって)ディーンは僕の兄ちゃんなんだもん。

Trickster: Yep. And like it or not, this is what life's gonna be like without him.
  そうだ。で、気に入ろうが気に入るまいが、これが兄ちゃんのいない人生ってもんなんだ。

Sam: Please. Just...please.
  お願いだよ。とにかくただ(兄ちゃんを帰して)…お願い。


ここまでの三年にも渡るシーズンにおいて多少なりともまともなところのある大人で、サムの可愛いPuppy dog faceに抵抗できた大人はいませんでした。
ここでサムの駄々っ子に負けたトリックスターの姿を見て、本当にたちの悪いいたずらはするけど、この人って結構まともな人なの?という新しい認識がわいてきます。

それにほとんど神みたいな力を持つというトリックスターと、(トリックスターがBad guysと呼ぶ)悪魔たちとの位置関係というか、力関係はどういうものなのでしょう?

人間をからかって楽しむのが大好きなトリックスターとしては、そう簡単に騙されたり、引っかかったりしてくれそうもない悪魔に地上を占領されてしまうと楽しくなくなるから、それを阻止するための道具にしたてあげるため、サムを鍛えようと思ったっていうのも今回仕掛けたいたずらの意図に入っていたりするのでしょうか?

とはいえ、なにをどう説得しようとしても『兄ちゃんを返して』の一点張りのサムに、どうせこのジョークはもう何ヶ月も前に面白くなくなってたんだし、


Trickster: I'm over it. Meaning what? Meaning that's for me to know and you to find out.
  俺ももう気が済んだ。どういう意味かわかるか?俺にとっては、このことの意味はこれからわかることだし、お前は、その意味を自分でみつけるんだ。



で、ぱちっと指を鳴らしてくれるわけですけど。

このトリックスターの最後の台詞。いったいどういう意味なんでしょう?

サムは一人なら、中途半端な情に流されることもなく、悪魔退治でも、ヴァンパイア退治でもやるべき仕事はなんでも一人でできるのに、弱点になると重々わかっていても、とにかく兄ちゃんと一緒にいたいのですよね。

でもその一方で、兄ちゃんを取り戻すためなら、罪もない他人を犠牲にすることさえ厭わない(新鮮な血が1ガロン必要だと言われれば、あっさり、じゃ、取りにいこうかっていうのよ!?)どころか、(今回のオチとしては、あくまでサムはボビーが贋物であることにかなりの確信を持っていたようではあるけれども)父親同然のボビーにすら手をかける、となれば、これはRubyが言ってた

サムに足りないあとちょっと

を、ディーンのためという動機付けがあればサムは達成できちゃうってことになるんじゃないの?

ディーンをいつまで取り上げておいてもぐずってうるさいばかりだし、とりあえずサムの手元にディーンを戻してみて、どうなるものか様子を見てみることにしようか、っていうのが、この最後の台詞の意味なんでしょうか?

その辺りの解釈について、この次の12話ではまだはっきりした答えは掴めなかったし、4月以降の追加のエピソードが待たれます。


***


再びぱちっと目を覚ましたサム。
時計の曜日は水曜日で、もう何ヶ月もずっと、死ぬほど会いたかった兄ちゃんが歯磨きしてました。

ツカツカツカっと歩いてきたサムに、ぎゅぅぅぅーーーっと抱きしめられて、ディーンは目をぱちくりさせていますが、朝食も抜きで出発すると宣言され、じゃ、車に荷物積んでくるよと言った途端、


Sam: Wait. You're not going anywhere alone.
  待て。一人じゃどこにもいかせない。



と、断言するサムの男前の顔に、兄ちゃん『駐車場に行くだけだぞ?』と返しつつも、まさに完っ全に

Sammy, I get all tingly when you take control like that.

っていう顔になっちゃってますよね!(笑)

兄ちゃん、サムが強引モードに入ってる時にそういう可愛い顔ばっかりしてると、いつか取り返しのつかないとんでもない事態を呼び込むことになっちゃうのよ?

本当に変な夢みちゃってさ、という妙にしょんぼりした様子のサムに、ピエロとコビトか?と返す兄ちゃんの可愛い笑顔を見つめた後、

兄ちゃんを抱きしめるために離れたままのくしゃくしゃに寝乱れたベッドを泣きそうな顔で見やったサムの脳裏には、兄ちゃんのいない世界でたった一人で生きていた3ヶ月間が走馬灯のように駆け巡ったのかもしれません。

全てをキチンキチンと整理整頓して自分の思い通りに暮らすより、どんなに兄ちゃんのマイペースに振り回されたって、兄ちゃんと一緒がいいって、はっきりとわかったんだよね?

その気持ち私にもはっきりと伝わりました。





これで、前回のディーンの気持ちに加え、サムの気持ちもはっきりと確認ができて、やっと!悪魔との戦争本格始動?

12話の感想文も、いやになっちゃう前になんとかなるべく早めに取り掛かろうと思います。