2007年4月30日月曜日

番外編:Supernatural slasher の見たX-Files(後編)

本当は、ストーリー的に考えれば、この後のチャプターはほとんどおまけのようなものなのですが、とにかくおふざけシーンの連続で、X-Files ファンとしては、それがShipper(モルダー/スカリー派)であっても、Slasher(モルダー/スキナー派)であっても、ニヤニヤしすぎて顔が痛くなるほど。

そんな訳で、このエピソードを語る以上、この先も省略することはできません。

なのでまだまだ続きます。


***


4週間の停職をくらった二人。
せっかく暇なんだからと、スキナー副長官の友達であり、ああ見えてハリウッドのお偉いさんでもあるウェインの誘いに応じて、カリフォルニアへとやってきました。

でも、なぜか二人ともいつもと同じ仕事用のスーツを着ています。

二人を出迎えるウェイン。
なぜかモルダーの頬にキスをして、スカリーとは握手しています。
(一々ファンを笑わせる細かい演出をしてきます!)

そして、スクリーンの中で二人を演じることになる、GARRY SHANDLING と TEA LEONI に紹介されるのですが、私が参照している Transcript では、その4人の自己紹介模様をこんな風に楽しく表現しています。

とにかく面白いのでそのまま引用してしまいます:


MULDER: Nice to meet you.

SCULLY: Hi.

GARRY SHANDLING: Nice to meet you.

TEA LEONI: It's a pleasure.

MULDER: Big fan. Fox Mulder.

(MULDER is shy in front of TEA LEONI. Both women notice. Very cute.)
この辺りのコメントが Fan Girlっぽいですよね(笑)

TEA LEONI: No kidding. Huh.

(Pause. MULDER looks over at GARRY SHANDLING who jerks his eyes up from MULDER's crotch area. TEA LEONI turns to SCULLY.)

TEA LEONI: Well, you know, while I've got you here maybe, uh, maybe you could show me how to run in these things.

(She indicates the 2 inch heels she is wearing that SCULLY could easily wear in an aerobics class.)
背の高い男性出演者達(モルダー:6’、クライチェック:6’1”、スキナーさん:6’2”)となんとか一緒に画面に映りこまなければならないため、小さなスカリーはいつも、とんでもない高いヒールを履いていて、しかもそのまま走り回っているのです!

TEA LEONI: Right over here, I was thinking 'cause, I tell you, I'm having a hell of a time with these heels. What, are they government issue or something?

(TEA LEONI walks a few steps away. SCULLY, not knowing what else to do, follows. MULDER is left with GARRY SHANDLING. While the two men talk, we see SCULLY, several feet away running her heart out back and forth in her own higher heels. TEA LEONI is barely watching her, much more interested in the conversation she is having on her cell phone. Hysterical. The scene must be watched twice - once for the guys and once for the girls.)

[TD Note: Arlene Pileggi, Gillian Anderson's stand-in and Mitch Pileggi's wife, is doing the running. She nearly tripped during filming but ended up receiving a huge round of applause. Very funny scene which I missed the first time 'round as I was too busy watching DD and Garry Shandling.]

そして私、今回このTranscriptをじっくり読むまで気付いていなかったのですが、このティアにスカリーが延々走らされるシーンでは、実際には、スカリーのDoubleである、スキナーさんことミッチ・ピレッジの実生活での奥さんが走っているのだということ!

私ももう一度見てみましたが、スカリーよりも気持ちほっそりしてるかな?
彼女、とにかく頑張って、何往復も全速力で走ってます。

そして、Shandlingと二人きりで残されたモルダーが、彼から、いつもモノはズボンのどっち側に?なんていう(またもやシモの)質問をされている後ろを歩き回っているワンコは、モルダーことDDの愛犬なのだそう。もう家族総動員ですね。



撮影所での見学を終え、ウェインが取ってくれた高級ホテルの部屋に戻った二人。

豪華な Bubble bath に入って赤ワインを飲みつつスカリーがモルダーに電話します。

私よ。今、何してる?なんていうと、モルダーは、コンピュータでちょっと仕事してる、君は何してるの?との返事。あたしは…、荷造りよ。ほら、明日ワシントンに帰るでしょ。だから準備してるの、なんてごまかし始めるスカリーですが、ここで現在のモルダーの姿がフレームインしてくると、なんとモルダーもBubble bath に入っています!こちらはビールを飲みながら。

二人の画面が真ん中でくっついて、二人が一緒にハート型のバスタブに入っているように見える。というのは、全 Fan Girls の共通認識。
この設定でスカリーをスキナーさんにすげ替えた Slash が何本も書かれたことについては、もう言うまでもないことです。

二人の電話中、モルダーの電話にキャッチが入り、モルダーが応えるとスキナーさんの声が!

SKINNER: (on phone, voice) Agent Mulder, it's Assistant Director Skinner. I hope I didn't catch you at a bad time.

MULDER: (on phone) No, sir, I'm just at the, uh, computer.

SKINNER: (on phone) Listen, I just wanted to apologize for coming down so hard on you during the Hoffman slash O'Fallon case.

MULDER: (on phone) Oh. I appreciate that, Skinman.

SKINNER: (on phone) Don't call me that.


モルダーってば!副長官が謝ってくれたからってすぐ調子にのって!でも可愛いやりとりです。


MULDER: (on phone) Yes, sir. Um... Uh, where are you now?

SKINNER: (on phone) I'm right underneath you. I'm in L.A., at the same hotel as you. Right below you and Agent Scully.

(The screen splits again at the bottom showing SKINNER also in a bubble bath with a bottle of champagne.)


ここでシャンパンを飲みながら(苺もつまんだりして) Bubble bathに入っているスキナーさんの姿が画面に現れます!
私のような horny female fans のおかげで、シリーズ全編を通して、何度も、何度も Shirtless シーンを作られてしまった副長官ですが、今回も期待通り、生肌を見せてくれました!なんと逞しい肩と胸元でしょう!!!(感涙)
スキナーさんとモルダーの会話の間だけでも、二人が並んで Bubble bath に入ってるように画面を並べてくれればいいのに…、と、心根の腐った Fan Girlsはつい思ってしまいますが、スキナーさんの姿は、二人の姿の下に現れます。


SKINNER: (on phone) Federman got me an Associate Producer credit on the movie.

MULDER: (on phone) A.P. Skinner, huh?


ディーンの肩書きは、サムが推測したとおりの撮影現場の末端、奴隷のような存在である P.A. (Production assistant) でしたが、さすがにプロデューサー(ウェイン)の親友であるスキナーさんは、A.P.(Associate Producer:共同製作者)という凄い肩書きをもらっています。


MULDER: (on phone) Uh... So what are you up to right now, sir?

SKINNER: (on phone, taking a sip of champagne) I'm taking a bubble bath.

MULDER: (on phone) Uh, hold on just one second, sir.

(MULDER clicks over on the receiver.)

MULDER: (on phone, grinning with delight) Hey, Scully, Skinman is calling me from a bubble bath.

SKINNER: (on phone) It's still me, Mulder.

電話が切り替わってない!ぶははははっ!モルダー、可愛い!!

(Indeed, SCULLY takes a sip of her wine, not hearing anything. MULDER is embarrassed.)

MULDER: (on phone) Uh, sir, well, hold on one second, sir.

(He clicks the receiver again.)

MULDER: (on phone) Scully?

SCULLY: (on phone) Yeah.

MULDER: (on phone) Yeah, Skinner is calling me from a bubble bath.

SCULLY: (on phone) Wow, he's really gone Hollywood.

MULDER: (on phone) Totally.

SCULLY: (on phone) You know, Mulder, speaking of Hollywood, I think that Tea Leoni has a little crush on you.

MULDER: (on phone) Oh, yeah, right. Like Tea Leoni's ever going to have a crush on me.

そりゃあ、奥さんですもんね?

SCULLY: (on phone) I think that Shandling likes you a bit, too.

MULDER: (on phone) Really?


ぷぷぷっ。最後のモルダーの真顔がなんともいえません。



ここで画面は暗転し、16ヵ月後に。


再び、場面は映画館にもどり偽モルダーと偽スカリーのキスシーン。


GARRY SHANDLING AS MULDER: I love you, Scully. No ifs, ands or...

TEA LEONI AS SCULLY: Bees.

(Passionate kissing goes on and on. MULDER and SCULLY are mortified. They glance at each other.)

TEA LEONI AS SCULLY: Wait, wait, Mulder... I can't.

(SKINNER is beaming.)

GARRY SHANDLING AS MULDER: I know this feels wrong because we're friends and we treat each other as equals, but...

TEA LEONI AS SCULLY: No, no, it's not that. It's not that.

GARRY SHANDLING AS MULDER: Well, what then?

(Moment of heavy breathing. In the foreground of the movie, we see MULDER turn as if to say something to SCULLY, then he drops his head.)

TEA LEONI AS SCULLY: I'm in love with Assistant Director Walter Skinner.
        (私、A.D.ウォルター・スキナーに恋してるの)

(The AUDIENCE does not seem surprised to hear this. MULDER stands up from his seat.)

MULDER: (loudly) That's it, Scully, I can't take it anymore.

SCULLY: Shh, Mulder, sit down.

GARRY SHANDLING AS MULDER: What does he have that I don't have?
     (副長官が持っていて、僕にないものってなんだい?)

TEA LEONI AS SCULLY: A bigger flashlight.
     (あなたのよりも大きい懐中電灯よ)


耐え切れずに映画館を出て行くモルダーの姿をよそに、会場は大爆笑。

ちなみに、画面にはもちろん出てきませんが、スキナー副長官の役は、リチャード・ギアが演じていることになっています。



再び、場面は変わって、撮影現場の墓地のセットの丘に一人座って、「Lazarus Bowl」型のプラスチック容器からポップコーンを食べているモルダー。

そこにスカリーが現れ、二人が調査していたオファロン枢機卿の事件でとんでもないどんでん返しがあったと、ワシントンから連絡をもらったと告げます。

しばし二人でしんみりと話し込んだ後…。

映画のおかげでご機嫌のスキナー副長官が、今晩使っていいって、局のクレジットカードをくれたのよ、と、悪そうな笑顔を見せ、ひひひっと笑い出すスカリー。

行きましょう、とスカリーはモルダーの腕をとって立たせ、二人でセットを出て行きます。


SCULLY: Mulder, I have something to confess.
   (モルダー、告白しなきゃならないことがあるの)

MULDER: What's that?
   (なんだい?)

SCULLY: I'm in love with Associate Producer Walter Skinner.
   (私、A.P. ウォルター・スキナーに恋してるのよ)

(They both laugh, and MULDER dumps the half-full bowl on top of a small statue's head.)

MULDER: Ah... Me, too.
   (あー、…僕もさ)


きゃーっ!「Thank you, Chris!」 と画面の前で小さく叫んだ Fan Girls の数は、数万に上るでしょうね…。


でも、手をつないで、画面から消えていく、モルダーとスカリーの姿もとっても可愛いのです。


以上で、「Hollywood A.D.」 の妄想日記は終了です。


少しは楽しんでいただけたでしょうか?


次回は、何かしら Slash に関して、日記を書いてみたいと思っています。

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

なんと4月も最終日です。

我が家はどうやら世の中にはあると噂には聞いている GW というイベントにはこれっぽっちも関係ない上、私は相変わらずの毎日が日曜日生活なので、いつもの通り日記を書きます。

X-Files 「Hollywood A.D.」 の妄想日記の途中なのですが、また色々細かいことが溜まってきましたので、まず今日の所は、それをつらつらと吐き出してみたいと思います。



「the West Wing」ファーストシーズンが見終わり、案の定クリフハンガーのwithdrawal に襲われたままセカンドシーズンを借りてきました。

それから半額レンタルになるのをじりじりと待っていた、「4400」のセカンドシーズンの後半も。

実は何年も前、X-Files Slashのお気に入りのWriterさんが、「West Wing」のSlashを書いているのを見かけたような気がして(そのお話は読まなかったものの、今思えば、いったいどんな Pairing だったのでしょう…)いつかドラマは見て見たいとずっと思っていたのです。

もともと骨の髄まで「オヤジ好き」の私…、「West Wing」は、まさにキュートなおじさんの宝庫で、とにかくおじさん達が可愛くて可愛くて!たまりません。

こんなに可愛いドラマだったなんて!(私だけ?)

Supernatural や Smallville を見慣れてしまった現在の私の目には、明らかにおじさんのはずのサム&ジョシュが、完全に Boys 扱いされているのを目にして、X-Files で副長官室に呼ばれた立派なFBI特別捜査官のモルダーが、いつもいかに(小学校の)校長室に呼ばれた問題児そのままに見えたか、陰謀組織のおじ様たちを相手にどんなに幼くみえたかを久々にまざまざと思い出しました。

Mr. President(マーティン・シーン)の thickset(ずんぐり)な感じも、可愛いです。
Mr. President、回を追うごとにキュートさに磨きがかかっていきますね。

そしてもちろん一目見た時から、ドカン!と胸を打たれたのは、Mr. Chirman と呼ばれるあの軍のトップの彼(これ以上へたに深みにはまりたくなくて役名も調べてません…)、コメンタリによるとジョン・エーモスという名前の俳優さんで、なんと元プロのアメフト選手(ランニングバック!)で、カンザスシティ・チーフスでプレイしていたこともあるのだとか、あの身体の厚みはただ事ではないと思っていました。

Mr. Chairman、チャーリーが個人秘書として採用される時や、軍へのゲイの入隊問題の会議の時なんかにも、ふらっと表れては、とても素敵なコメントをさらりと残して去っていったりして、身体だけじゃなく(…)、その人柄にも魅了されました。

そしてもう一人のお気に入りは、ホワイトハウス付の記者のトップで、CJと微妙な関係にあるダニー。
CJと二人で話すときには、CJの顔が映るような角度にカメラが配置されていることが多くて、ダニーのくるくるのブロンドの髪がとっても可愛く映りますよね。

それからもちろん、あのBearded face!

まさにテディベア!という感じで、一度ダニーを思いっきり抱きしめてみたいという欲求を抑えられません。(すいません変態で…いや、これって変態じゃないのかな?最近冷静に判断できなくなってて…)


1stシーズンの最終話、ダニーがCJと口喧嘩するシーンで:

「俺は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、タイムズマガジン、ダラスモーニングニュースを渡り歩いてきてるんだ!」って豪語して、

最後のダラスモーニングニュース(Jensenのテキサスの実家でも購読してたかもね)(私と一緒に)引っかかって笑い出したCJとうまく仲直り、という感じになってましたよね。
あれって、ダニーの作戦だったの?

「4400」もセカンドシーズンの後半楽しみですが、これを見てしまうと…、またサードシーズンが見たくてたまらなくなりそうで、それも恐いです。


***


物心がついて(まあ、文字が読めるようになって)以来の活字中毒の私、寝る前の読書、というのも、もういつからなのか記憶にないくらい昔からの習慣です。

ところが、現在、起きている時間のほとんどを使って Slash を読んでいる(合間に、DVDを見たり、妄想日記を書いたり、ほんのちょっと家事もしたりしてはいますが…)と言っても過言ではないような生活をしていると、布団に入って更に本を読むまでもなく、くたっと疲れて眠りに落ちてしまう、という信じられないような現象が生じてきました。

今まで、枕元の本(寝転んで読むため軽い文庫本が多い)というのは、長くても1週間サイクルくらいで読み終わって、新しい本に代わっていたのですが、現在枕元にある本は、既に長いものでは1ヶ月以上居座っています。

長いものでは?そう、一冊ではありません。


ここ一年ほど、グレッグ・イーガンという、超ハードSFの作家に嵌り、英語のSlashよりも何倍も難解な文章に何度も挫折しそうになりながら、少しずつ、一冊ずつ、読み進めています。

ということで、現在枕元にある内の1冊は、グレッグ・イーガンの「ディアボスポラ」です。

学生時代、数学も物理も赤点ぎりぎりという成績だった私なのですが、どういうわけか昔からSFというものが好きで、(だからこそX-Filesにもこれほどはまったのでしょうけど)ハヤカワのあの薄いブルーの背表紙の棚を素通りすることができません。


そして先日、日記でもちらりと触れたかもしれないのですが、ジョナサン・ケラーマンのペーパーバックを最近一冊購入しました。

O型大雑把な私は、ケラーマンのアレックスシリーズという長寿シリーズについては、今までも作品の正確な順番が時々わからなくなったりしていたのですが、一応このシリーズは、一冊ごとの読みきりの形にもなっているので、何年か前に諦めの境地に達し、あまり気にせずに手に入ったものから読む、ということにしてきました。

今回購入した「Cold Heart」は、この作品の前に読んだ本で 「うーん、間に一冊抜けてる気がする」 と思った、その抜けていた一冊でした。


アレックスというハンサムなドクターと、その親友のマイロという大柄な刑事さんの二人が事件を解決していくこのシリーズ。

パトリシア・コーンウェルのベストセラー、スカーペッタとマリーノが出てくる検死官シリーズと、お話の構造が似ていると指摘する人がいるかもしれないけど、ケラーマンの方が先ですよね?(これもちゃんと調べていない私…)

検視官シリーズの美人検視官ドクタースカーペッタと巨漢で暑苦しい刑事であるマリーノ(つまり私好み)は、シリーズの途中まで微妙ないい関係だったのに、スカーペッタがハンサムな恋人と熱々になって(失って…)というくらいから、なんだか私の女嫌いが浮上してきてシリーズを追いかけるのをやめてしまいました。

一方のケラーマンのシリーズが私を捉えて話さない理由は、実はアレックスの相棒、マイロにあります。
マイロは、West LA署で唯一ゲイであることを公表している刑事さん(現在は出世してlieutenant 警部補になってしまいましたが)です。


5’11”、ダークヘア、グレイがかったブルーアイズ、ジョギング(シリーズ初期の頃は空手もやってました…)が趣味のアレックスは、スカーペッタにも負けないくらい美人、うほんっ、ハンサムなドクターです。ロビンという美人の彼女とずっと同棲していましたが、最近のシリーズでは破局して、アリソンという新しい彼女と付き合い始めました。


6’3”、240ポンド(体重はその時により増減あり)、Smallvilleのトムばりの Stunning green eyes をしてはいるものの、ジャレッドばりのうっとおしいMop of black hair に、服装のセンスゼロ、という、とにかく大きくて野暮ったいマイロですが、従軍経験ありの大卒のインテリでもあり、シリーズ一作目の頃から、リックという(6ftのハンサムな偉丈夫)ER勤務の外科医の恋人と同棲しています。

ちなみにマイロはアレックスよりも10ヶ月年長ということで、アレックスに対してお兄さん的な Protective な気持ちを持ってます。(これは私の妄想だけではない、と思うんだけど)


この二人は、シリーズ一作目でアレックスが仕事で精神的にも肉体的にもボロボロになり、見るも無残な(ハンサムでもなんでもない)最悪の状況の時に親友となり、以来、それぞれの恋人と不仲になることはあっても二人の仲はずっと親友のままなのです。


こんな腐女子心をくすぐる設定ってあります?


アレックスの家の冷蔵庫はマイロのための、おやつ戸棚のようなもので、マイロはアレックスの家に遊びに来るたび、まず冷蔵庫に直行します。
こんな設定も胸をくすぐります。


マイロがゲイだ、ということについては、ストーリー上ほんの軽く触れられるだけで、恋人のリックのことも本編にはほとんど出てこないのですが、第1作目「When the Bough Breaks」には、私が大好きな可愛いシーンがあります。


事件の捜査が思うように進まず大荒れのマイロがアレックスの家のカウチでビールを散々飲みまくり、ついには捜査疲れもあって酔いつぶれて寝てしまいます。
アレックスはマイロの靴を脱がせてやり、(この後!私にはいまだにどうしてアレックスがこんなことをしたのかわかりません!)マイロの自宅に電話して、(当時まだ面識もなかった)リックに「マイロは酔いつぶれて僕の家で寝てるから」って伝えるんです。

美人、いえ、ハンサムなドクターであるアレックスの話も、事件について相談があるたびにアレックスの家に入り浸っていることも、マイロから聞いて知っているはずのリックは当然、ちょっとむっとして、「マイロもいい大人だから、わざわざ知らせてくれなくても…」みたいなことを言い、アレックスは「もう、焼きもちなんか焼く必要ないのに」なんて心の中で思う、なんていう描写が続きます……。


これって、見ようによっては、妾宅の二号さんが本宅の正妻に電話するようなものでしょう?

「旦那様のことは、私がちゃんと面倒みていますから、ご心配なく」って。

明治から昭和初期くらいまでは、日本でもこんな場面があったかも、なんて思うけど。


私はこのシーンを読んで、驚きながらも大笑いしてしまいました。


さらにこの後アレックスは、ようやく目を覚ましたマイロに、「家に帰って、リックにみっともない姿を見せて欲しくないからね」 なんていいつつ生卵とタバスコ入りのトマトジュースなんて物凄いものを飲ませて(こんなもの本当に酔い覚ましになるの?)、送り出すのですが…。

これって西洋的な恋人関係を基準に、親友にはみっともない姿を見せても、恋人の前では格好つけておく、という傾向を表しているのだと、ケラーマンはそのつもりで書いているのだと思うのだけど、私のような妄想人間には、「マイロはリックなんかより、僕にだけ、一番心を開いてくれてる」っていうアレックスの潜在意識の現われのように思えてならないのです。

ということで、第1作目からまんまとこのシリーズの虜にさせられた私は、シーンの合間にちょこ、ちょこ、っと出てくる、アレックスとマイロの仲良しシーンを読みたいがために、原書のペーパーバックにまで手を出して読んでいるのです。

今回の「Cold Heart」、ケラーマンの別のシリーズである、女刑事ぺトラと Crossover になっていて、マイロの抱える事件とぺトラの抱える事件が、まず別々に語られ、(今、半分弱くらいまで読んだところですが)アレックスを間に挟んで、二人の担当事件が微妙に交錯し始めて、とっても面白いです。



そして、そんな私の枕元文庫にさらに追加で、「Supernatural」の文庫が加わりました。

買ったものの、なかなか手をつけられずにいましたが、皆さんが面白い、面白い、と書き込みで誘惑してくださるのもので、ついに読み始めました。

こういったノベライズは、数時間で読み終わるだろう、と甘く考えていましたが、細かい描写(「ちびディーンが赤ちゃんサミーにお休みのキスしてない!」とか(笑))に一々引っかかったりしている内に、昨夜は、第2話までしか読めませんでした。



この後は、X-Filesの妄想日記の続きを終わらせて、大量に借りてきたDVDを見始めたい、でもSlashも読みに行きたい、と、相変わらずな誘惑に引き裂かれている私です。


次回こそ、うまくいけば今日中に…、X-Files 妄想日記の後半をUPしてしまいたい、と思っているのですが。

2007年4月28日土曜日

再び番外編:海の向こうの妄想日記はいかが?

スーパーナチュラルセカンドシーズン第18話に絡む、X-Filesエピソードの妄想日記の途中ではあるのですが、ちょっと一休みで、既に放映になったセカンドシーズン第19話について、触れさせていただきます。



なんだかこのところ毎週しみじみとありがたさを噛み締めています。

セカンドシーズン第19話、今週も無事見ることが出来ました(涙)



実は、つい最近、お気に入りのSlash Writerさんの一人である、la_folle_allure さんがセカンドシーズンのエピソードの(まさに妄想)レビューを書いているということに気付きました。

今まで、やはり彼女の Slash archive にしか出入りしていなかったもので、不覚にも!この妄想レビューのことを全然知らなかったのです!


Wencen(Wentworth/Jensen)という画期的な Pairing の創始者である彼女、今回のSupernatural 版 Prison Break については、さぞや面白いことを…、と思っていたら!期待にたがわずとっても楽しいレビューを書いてくれていました。


彼女の書く小説がこれほど胸を打つという事実が、そのことを既に証明していたともいえるのでしょうが、彼女の萌ツボはまさに私にシンクロしていて、彼女の妄想日記は、まるで私の頭の中を覗かれているかのような精確さで、私の萌感想を文字にしています。

なにしろ全てのコメントが、極端に「ジャレッド:でかいジェンセン:可愛い」という視点に立ってなされているので、どの一言を読んでも噴出さずにはいられません!

さらには、私には皆無の Classic Rock の知識や、シーンに引用されている映画に対する知識も豊富で、本当に言うことありません。

時々、私の日記を面白いと感想を下さる方も、ちょっとは、現在の私のこの気持ちに近い感情を持ってくれているということなのでしょうか?

だとしたら、すっごく嬉しいかも…、と関係ないどきどきも感じたりしました。



ということで、今回の妄想日記は、まさに私の頭の中を読み取って書いたかのような、こちらをどうぞ:


http://la-folle-allure.livejournal.com/129716.html



***



いつものことですが、どうしても我慢できないので、私の萌ツボをまさにピンポイントで打ち抜いてくれた数多くのポイントの中から、以下にほんの少しだけ、引用させていただきます。


まずは、例のスケールボードの前でサムが犯罪者として写真を撮られるシーン:


THE MUG SHOTS! OMFG! JARED! YOU FUCKING MONSTER! Guys, he was 6’5 SLOUCHING. SLOUCHING, MOTHERUCKERS! OMG! 6’4 my fucking ASS. I knew that manbeast was taller than fucking 6’4. I KNOW people that are 6’4 and they’re WAY shorter looking and Jared. I AM RIGHT, ONCE AGAIN.


はははははっ、まさにその通り!
前かがみになってすら、ジャレッド6’5”のメモリに達してましたよね!
Supernatural が始まってからも確実に成長しているジャレッド。
そろそろ公式プロフィールの身長表記を書き換える時が来ているのかもしれません。



そして、FBIのチョコレート色のセクシー特別捜査官 Victor と Dean とのやりとりから:


"You think you’re funny."

"I think I’m adorable." <-- the way Jensen said that makes me all weak in the knees. It was like he was a little kid and wanted cotton candy and used his sweet little voice and big watery eyes and tugged on his mom’s skirt and GAHHH DEAN YOU ARE SO FUCKING CUTEEEE!! Also, his lips are like, GUH pink and shiny and combined with the crinkles at the eye make me want to huggle him and then perform some acts that would make a whore blush.


そう!ディーンは「adorable」なの!もう!なにも言うことなし!

このレビューのもっと後の方でも 「ディーンは自分の可愛さが武器になることを絶対分かってる!ジェンセンが、自分の容姿がどれほどのものかを意識していないように思えることを考えるとなんだか笑えてしまうのだけど…」 なんてコメントが出てきて、そう、そうなのよ!という感じ。



そしてもちろん、あのフェンスシーン:


FENCE SCENE! I LOVE that that guy went “you’re mine, baby!” and although a part of me is like, “was he saying that to Sam?” the rational part of my brain goes, “no, that was CLEARLY directed at Dean, because no one wants the Hulk for a prison bitch”.


がはははははっ。



以上は、本当にほんの一部にすぎなくて、彼女の妄想レビューには全文に渡って、これでもか!というくらい楽しい腐女子的考察が溢れています。

世界中に腐女子がいるってことは、ちゃんと理解していたつもりだけど、ここまであからさまに、自分と同じ妄想目線でエピソードを見ている人間が海の向こうにもいる、と思うと…なんだか生きる勇気がわいてきます(笑)


そして、Wensen Pairing にどっぷり嵌っていることを自分でも常に表明している la_folle_allure さん、今回のエピソードを機に、SPN と PB の Crossover (Michael/Dean) が欲しい!なんて最後にコメントしていて、その内彼女自身が書いてくれないかな…と期待している私。


次回は、なんとか 「Hollywood A.D.」 の妄想日記を終わらせたいと思っています。

2007年4月27日金曜日

番外編:Supernatural slasher の見たX-Files(前編)

Supernaturalの第18話については、既に海の向こうのFan Girlsが様々なトリビアを散りばめたレビューを色々公開していますね。

中でもこの人↓のレビューは、かなり細かく面白いことが書いてあります。


http://raloria.livejournal.com/49172.html



ということで、SPNの第18話について、私の浅はかな知識でお茶を濁すのではなく、今回は番外編ということにして、Supernatural slasher の見たX-Files と題して日記を書いてみたいと思います。

最近、寝ても覚めてもスーパーナチュラルという感じで、完全に自分のルーツを忘れかけていた私。

今回は…、既にどう否定しようとしてもできないレベルに達してしまった Supernatural slasher としての立場から、本当の初心に戻って、X-Filesのエピソードを一つご紹介してみたいと思います。

しかも前後編…。

かなり、かい摘んだつもりなのですけど、一回の日記の分量にはおさまりませんでした。


この時点で、今回の日記、かなり読んでくれる人が減ったような気も…。

でも、くじけず書きたいことを書いていきます。(それがこの日記の真の目的ですから!)


SPN S2第18話のタイトル「Hollywood Babylon」。

このタイトルと、本編放映前に公開される予告編およびディレクターズカットのなんだか楽しそうな映像を見た瞬間、X-Filesファンの私の脳裏に浮かんだのは、X-Files 7thシーズンの奇しくも同じ(偶然?)第18話「Hollywood A.D.」でした。

今回の兄弟は、撮影所内で起きたSupernaturalな殺人事件の調査のため、撮影所内に入り込んでいました。

オープニング明け、観光客用のトラムに乗っている二人の姿だけでも笑えるのに、

And now we come to the set of the TV show GILMORE GIRLS, and if we're lucky, we might even catch sight of one of the show's stars!
(こちらはGilmore Girlsのセットです、もし運がよければ皆さん、出演者の誰かに会えるかもしれませんよ!)

なんていう案内のお姉さんのコメントにビクッと反応してトラムから降りてしまうサム(ジャレッド)の姿に更に笑い声がもれて、これから楽しい話になっていきそうな予感にわくわくしましたね。

そして今回ご紹介する X-Files の 「Hollywood A.D.」 も、タイトルからも分かるとおり、ストーリーにはハリウッドが大いに絡んできます。



***



オープニング(注:もう一度確認しておきますが、X-Files「Hollywood A.D.」です)

明らかにモルダーではないおじさんがモルダーとして、怪しいスナイパーゾンビと銃撃戦を繰り広げています。(ここでモルダーを演じているのは Garry Shandlingという俳優さんです)ゾンビの親玉らしい Cigarette-smoking Pontiff(肺がん法王、とでもいうか…) の腕には明らかに赤毛のカツラを被った女性が捕らえられており、彼女はスカリーだと…。
彼女の顔がアップになった時、見ていたファンは皆「あっ」と声を上げたはずです。

7シーズンを最後にX-Filesのレギュラー出演者としての立場を降板してしまったモルダーことデイビッド・ドゥカブニー。第18話(でも第1話が前後編の2話に分かれていたので、実質19話ともいえます)ともなると、次のシーズンにレギュラー出演しないことは、ほぼ決定していたのかもしれません。今回のエピソードは、まるでモルダーのお別れパーティーみたいに、最初から最後まで、本当に楽しい仕掛けが盛りだくさんなのですが、このスカリー役の女優さん Tea Leoni。「ジュラシック・パークⅢ」への出演などでもよく知られている彼女は、DDの奥さんです。
(シーズンの初期の頃からその時々の彼女をエピソードにゲスト出演させてきたDD、最後はついに奥さんを出演させた!ということなのですね)

戦いの鍵になっているらしい「Lazarus bowl」を破壊して、抱き合ったまま墓穴へと転げ落ち、棺おけに閉じ込められた偽モルダーと偽スカリー。

この後は、X-FilesのTranscripts Archive から引用させてもらいます。
(X-Filesは、様々なファンサイトが全エピソードの詳細な Transcript を公開していて、こんな作業をするのにはとっても便利です。SPN の妄想日記で、いつもコツコツと自分でタイプしている労力を考えると…)

TEA LEONI AS SCULLY: “Is that your flashlight, Mulder, or... you just happy to be lying on top of me?”
  (それって、あなたの懐中電灯なの、モルダー、それとも…私の上に横になって嬉しい気持ちが現れてるってこと?)と、すごく際どい台詞をいうティア・スカリー。
(このティア・スカリーの台詞だけはエンディングのシーンにも響いてくるので、日本語をつけます)

(We see the screen flicker. We realize that we are in a movie theatre watching this. The audience chuckles.)

DARRYL ZANUCK THEATER
20TH CENTURY FOX
HOLLYWOOD, CALIFORNIA
(SPNでもお馴染み、現在地の場所の表示が画面に出ます)

GARRY SHANDLING AS MULDER: My flashlight.

(In the coffin, GARRY SHANDLING AS MULDER turns on his flashlight, illuminating their faces. TEA LEONI AS SCULLY smiles and shifts position and GARRY SHANDLING AS MULDER gasps.)

GARRY SHANDLING AS MULDER: (realizing) Oh, that.

ティア・スカリーに押し付けられていたのは、懐中電灯ではなかったことが分かります(笑)
SPNではキスシーンやSexシーンはあっても、こういうシモネタは…ないですよね?

やはり視聴者の年齢層の差、でしょうか。

(Audience laughs harder.)

GARRY SHANDLING AS MULDER: You know, seven long years I've been waiting for just the right moment, Scully.

TEA LEONI AS SCULLY: Oh, you're a sick man, Mulder. Go on.

(Audience shot of Chris Carter eating popcorn out of a plastic replica of the bowl that is in the movie. He is grinning and nodding happily. We pan across to see that David Alan Grier and Minnie Driver are also in the audience.)
[TD Note: You can barely see someone whispering in Carter's ear at the start of this shot. That's Bill Millar who also plays the director of the movie.]
(逐一こういう説明を入れてくれるので、私が調べる必要がありません。映画館の客席には、X-Filesの製作に関わるお偉いさんが勢ぞろいしているということですね)

GARRY SHANDLING AS MULDER: I love you, Scully. No ifs, ands or...

TEA LEONI AS SCULLY: Bees.

(They both moan as he kisses her deeply. Audience laughs. Kissing and moaning continues as the camera pans across the rapt faces of TEA LEONI, GARRY SHANDLING, and other audience members, finally reaching SCULLY and MULDER at the end of the row. Like the rest, they are dressed formally, SCULLY in a black dress, MULDER in a tux. SCULLY's shoulders are up around her ears as she stares at the screen in horror. MULDER is watching in shock. As the kissing continues, he groans and drops his head into his hands. He looks up and across the aisle at SKINNER who looks back at him and grins broadly as he eats his popcorn out of his "Lazarus Bowl." MULDER stares at SKINNER a moment, then back up at the screen where TEA LEONI AS SCULLY and GARRY SHANDLING AS MULDER are STILL kissing passionately inside the coffin. SCULLY hasn't moved. MULDER has a moment of extreme depression, and then drops his head despondently.)
(偽モルダーと偽スカリーの激しいキスシーンが繰り広げられている映画館の客席には、タキシードと黒いドレスで正装した本物のモルダーとスカリーが!さらにモルダーの斜め前には、やはりタキシード姿のスキナーさんがいて、ポップコーンを食べながらモルダーを振り返り、なんだか嬉しそうに可愛い(私だけ?)笑顔を見せたりしています。いったい、どういうことなのでしょう…)


オープニング明け。
18ヶ月前。

モルダーとスカリーは、スキナー副長官の部屋で、副長官から直々に、これから担当することになる事件についてのブリーフィングを受けています。
(副長官!本当に Your voice should be illegal!です)

が、なぜか二人の背後には、手のひらサイズのミニレコーダーを持った男が座っていて、二人のことを観察しつつ、レコーダーになにやらコメントを吹き込んだりしています。

事件の概要としては、アメリカ人として初の法王候補にあがってもおかしくないほどの有力者であるオファロン枢機卿(Cardinal O'Fallon's)の教会の地下の墓所で爆発事故があったのだということ。

宗教関係の知識にはまるで関心のないモルダーに対し、敬虔なカトリック教徒として育ったスカリーが的確に豆知識を与えていきます。

その間にも背後でぶつぶつとうるさい男に、ついに我慢の限界にたっしたモルダーが「あいつは何者なんです?」と副長官に尋ねると、彼(Wayne Federman)はスキナーさんの大学時代からの友達で、現在はハリウッドで脚本を書いていて、次回FBIをテーマにした映画を考えているのでスキナーさんのところにアドバイスを受けにきた、と。すると男は、a writer-slash-producer(プロデューサーも兼ねたライター)だと肩書きを訂正。
ウェインのポロッともらした言葉で、Skinnerさんのあだ名がSkinman であることもわかってしまいます。(副長官、大学時代にはもう髪が…?)

X-Fileにも全く関係なさそうな教会爆破事件なんかを押し付けられたのも Star Trekky(スタートレックっぽくて)でSilence of the Lambs meets Greatest Story Ever Told(「羊達の沈黙」と「偉大な生涯の物語」(キリストの生涯を描いた映画)が出合ったか)のような映画を作る計画だ、というウェインに危険が及ばないようテーマに則した取材をさせるためなのだ、ということに気付いたモルダー。


MULDER: Sir, have I pissed you off in a way that's more than normal?
   (サー、僕、普段以上にあなたの気に触るようなこと、何かしましたか?)


モルダー、あんたも一応、副長官にいつも迷惑かけてるってことに自覚があるのね。


単なる爆破事件だと思っていた事件は、キリストがラザロを復活させる時に用いたという「ラザロの大杯」や復活後のキリストの男性としての生涯を描いた「マグダラのマリアの福音書」なんかにまつわる宗教的な陰謀の匂いがちらついてきて、思ったよりも大きな事件になりそうな様相を呈してきます。
(テーマとしては、ほとんど「ダヴィンチコード」と一緒です。キリスト教徒にとって、とにかくセンセーショナルなこのテーマは、宗教を題材にした脚本には使われやすいのですね)


そんな中、ハリウッドに毒されきっているウェインの描写がまた際立っています。


モルダーの調査にくっついて歩いているウェインが、骸骨が動き出して、大杯のかけらを集めたりしているのを目撃しても、「あれはCGだよ」なんて言い、さすがのモルダーも:


MULDER: (chuckling) Federman, that wasn't a movie. That was real life.
   (これは映画じゃないんだ、現実の人生なんだよ)

WAYNE FEDERMAN: The difference being?
   (そこに違いでもあるって?)


ウェインの業界人ぶり、どこまでも徹底しています。

SPN「Hollywood Babylon」でも、いけ好かない Suits(Slashでもネットワークのお偉いさんのことをこんな風に表現するシーンが良く出てきますが、スーツ姿で現場にふらっとやってきては、思いつきで無理難題を押し付けて帰る嫌な存在、というニュアンスが入ってる感じがします)が、目の前に現れた女性の幽霊を完全にメークをした俳優だと信じ込んで全く恐がらないシーンが出てきましたよね。


映画やテレビなんかの業界に長く身をおいていると、人間どうしてもこうなってしまうのでしょうか…。


サムとの会話も上の空で、覚えたての業界用語を使って、すっかりPA(production assistant)になりきってたディーンは妙に可愛かったですけどね(笑)
命を救ったDirector(でした?)からも、ファン冥利につきる美味しい思いをさせてもらったらしい女優のTaraからも、「You are one hell of a PA!」と賞賛されていましたが、褒められたのは全て、PA以外の仕事だったようです。


とはいえ、これはX-Filesファンの欲目も入っているかもしれませんが、Supernaturalの場合、監督さんレベルの人たち、そしてもちろんJensen&Jaredを筆頭に、スタッフは皆、業界に毒されていない、というか、まともな感じの人たちが集まっているような気がします。


そして、事件の真髄に達するのもいよいよこれからという時なのに、ウェインは「欲しいものは手に入ったから、もう帰る」と言い出し:


MULDER: Well, you know, sometimes truth can be stranger than fiction.
   (ねえ、時には真実はフィクションよりも奇なりってことだってあるんですよ)

WAYNE FEDERMAN: Well, fiction is quicker than truth and cheaper. You want my advice? You're both crazy.
   (フィクションは真実よりも手っ取り早いし、なにより安い。アドバイスをあげようか?君達はふたりともクレイジーだ)

MULDER: Well, why do you say that?
   (ええっと、どうしてです?)

WAYNE FEDERMAN: (to MULDER) Well, you're crazy for believing what you believe. (to SCULLY) And you're crazy for not believing what he believes. I'll leave you with that. Thank you.
   ((モルダーに)君は、君が信じていると信じるもののためにクレイジーだ(スカリーに)そして君は、彼が信じるものを信じないということでクレイジーなんだ。サンキュー)

(He leaves.) (去っていくウェインを見送って)

MULDER: I miss him already.
   ((彼がいなくなるなんて)もう寂しいよ)


こんな、心にもない台詞を言わせたらモルダーはまさにピカイチです。


モルダーのGeeky friend(オタク友達)の一人である、Chuck Burks (モルダーには、Lone Gunmen以外にもこんな友達がいました)の協力を得て、相変わらず申請も許可も無しに強引に捜査を進めていくモルダーと、(今回は宗教がらみということで)スカリーもモルダーを引き止めることなく、どっぷりと一緒に捜査に嵌り込んで行き…。

米国キリスト教社会でも、最高の有力者であるオファロン枢機卿を殺人犯人という冤罪で逮捕してしまったことにより、モルダーとスカリーは、スキナー副長官から大目玉をくらった上、4週間の停職処分となってしまいます。

こういうお遊びエピソードでは、おかしな台詞を言わされることの多いスキナーさん。
捜査の過程で、事件と無関係の死体を許可なしに解剖してしまったことについて、この二人の問題児を叱責するシーンでも:


SCULLY: Sir, the dead man looked very much like Micah Hoffman. He had Hoffman's I.D. on him...

SKINNER: Agent Scully... if I'm carrying Marilyn Monroe's purse do you assume that I slept with J.F.K.?


副長官、それはあまりに極端な例えです!


二人が調査した事実とは離れて、とりあえず解決してしまった形になっている今回の事件の謎がさらに深まるシーンを挟んで…。



停職中のモルダー、自宅のカウチに寝そべっています。

かの有名な Mulder’s insomnia(モルダーの不眠症)を代表するシーンですね。

本日の彼の眠れぬ夜のお供は、「Plan 9 From Outer Space」(白黒のSFホラー映画のようです)。


モルダー、テレビから流れてくる声に合わせ、画面も見ずに台詞を暗誦しています。


SPN「Hollywood Babylon」でも、ディーンのホラーマニア(というか、ディーンはホラーに限らず映画マニアなんでしょうか)としての知識が色々と事件の調査に役立っていましたが、手間のかかる父ちゃんとサムの二人を抱えて、忙しい狩りと主婦業の合間にモーテルのテレビで映画を見ていたのであろうディーンに比べ、孤独な少年時代以降何十年、何にも邪魔されずにどっぷりとホラーとSFに漬かって生きてきたモルダー。

マニア度では、モルダーの方がきっと断然上です。

そこへ、ノックの音がして、モルダーの 「It's open.」 の声に応えて姿を現したのはスカリー。
(きちんと戸締りしたところで、いっつも不法侵入されているモルダーの部屋だけど、ワシントンD.C.なんていう大都会で、モルダー、あなた、鍵もかけずに暮らしてるんですね)

「君も眠れないのかい?」なんていう言葉で、真夜中の自宅になんということもなく、異性の同僚を招きいれているモルダー。

この二人、時々こうして、家族のような気楽な仲の良さを見せてくれます。

今回の事件をちょっと蒸し返して、二人で話した後。

SCULLY: How...?

MULDER: (answering the question before she asks) 42.

SCULLY: You've seen this movie 42 times?

MULDER: Yes.

SCULLY: Doesn't that make you sad? It makes me sad.

(They sit quietly for a moment as the movie continues. Two men are looking at a map.)

ACTOR 1: You ever been to Hollywood?

ACTOR 2: Oh, a couple of times a few years ago.

ACTOR 1: You're going to be there in the morning. Just a few minutes from Hollywood in the town of San Fernando reports have come in of saucers flying so low...

MULDER: You know, Scully, we've got four weeks probation vacation and nothing to do and Wayne Federman's invited us out to L.A. to watch his movie being filmed and God knows I could use a little sunshine.

(She looks up at him. He smiles.)

MULDER: Scully...

(On the screen, a flying saucer wobbles by.)

SCULLY: (resigned) California, here we come.


could use” が出てきたのに気付きましたか?
need”とほぼ同意義のこの言い回し、会話の中で、本当に普通に使われてるんですよね。


会話の日本語訳もほとんど省略したにも関わらず、あまりに長くなってしまったので一旦ここで休憩です。


後半、いよいよ、モルダー&スカリーが Hollywood に乗り込みます!

2007年4月26日木曜日

Slasher は食いしん坊(その3)

また懲りずに「食いしん坊」です…。



本日もお医者さんに行ってきました。



その後、いつもの流れで本屋さんに寄り、ジェンセン来日の速報について取り上げている雑誌はないか、と偵察してみたのですが…。

通院後のよれよれの私の集中力で、分厚い映画雑誌の中には記事を探すことができず。

テレビガイドなら!と探しに行くと、全てのテレビガイドの表紙には「中部版」と印字が…そうでした…私は現在中部地方で暮らしているのでした…。

念のため一冊手に取り、中をちらっと立ち読みをしてみたものの、放送されない番組の記事があるはずもなく…。


がっかりして急に疲れてしまった今日の私は、Turry’s Coffeeで、本日のコーヒーと一緒に(BLT-ベーコン、レタス、トマトならぬ)HLT(-ハム、レタス、トマトですね)サンドイッチをつまみながら一休みし、シナモンロールを一個お土産に買って帰ってきました。

シナモンロールは、明日の朝食としていただこうと計画しています。

このシナモンロールも、当たりにでくわすと、本当においしいですよね!

Tarry’sのシナモンロールは上にたっぷりとIcingが乗っかっていて、ショーケース内の小さな説明書きには、しっとりと仕上げました、なんて「そそるコメント」が書いてあったりして(涎) 私好みのシナモンロールなのではないかと楽しみにしています。

つい先日読んだSlashの中に、5歳のお誕生日を迎えたジェンセンが、Icing(白いのとチョコの二種類)がたっぷりかかったカップケーキが沢山入った箱(実はママが幼稚園のクラスの皆に配るために焼いて用意しておいたもの)を発見し、両親に発見される前に、お腹が痛くなるまで食べてしまう、というシーンと、現在のジェンセンが、ストロベリーのIcingをたっぷりかけられてJaredに美味しくいただかれてしまい、その後、ベッドでなんとジャレッドが焼いた(!) チョコケーキを一緒に食べるというシーンがあって…。

とにかく現在の私は、たっぷりIcingがかかった美味しいものを食べないことには渇望感が癒されない、という精神状態なのです。

私と同じ、渇望感に襲われてもいいという方、今回は私のレシピの代わりにそのお話を貼り付けておきます。


http://3090.livejournal.com/2559.html#cutid1


期待の新星 3090 さんの作品です。



***



そして諦めかけていたセカンドシーズン第18話…、ありがたいことに、なんとか見ることができました(涙)

このエピソードの感想日記はまたいずれということにして…(というか、明日はもう第19話が?これも見られるかしら…SPN兄弟版のプリズンブレイク…)。

この第18話には、食いしん坊として、とりあえずどうしてもコメントしなければならないシーンがあったので、それについて少しだけ語らせていただきます。
(本当は、このエピソードの感想日記はスキップしようかとも思ったのですが、これに絡めてどうしてもX-Filesのことをちょこっとだけ語りたいので、次回にでも、さらっと、手短に、日記を書かせていただこうと思っています)

SupernaturalのファーストシーズンのメイキングDVDなんかにも撮影現場のケータリングテーブルが映ったりしていましたが、ハリウッドの撮影所のケータリング事情、やっぱりすごいですね!

映画館にあるようなポップコーンマシーンがあったり、ジェンセンがトレイに乗せて運んでいたのは、スムージーでしょうか?シェイク?


そんな中で、今回私ががっちりと喰いついたのは、実は、ディーンも最高に美味いぞ!とサムに勧めていた「Miniature Philly cheese steak sandwich」です。


山積みにされたこのサンドイッチ、一見、ちっちゃなチーズバーガーのようにも見えましたが、ディーンが一口パクッと食べると、もぐもぐしている口元に肉片が一本飛び出して、サンドされているのはバーガーのパテではなく、細切りにしたお肉なのだということがわかります。

この「Philly cheese steak sandwich」というものを私が初めて知ったのは、なんとジャスティン・ティンバーレイクが(去年?おととし?)来日して、めざましテレビに出演した時のこと。

この模様をご覧になった方も多いかもしれません。

私は、日常ほとんど音楽を聴かないため、ジャスティンのことも 「私が名前を聞いたことがあるくらいだから、かなり有名なんだろうな」 くらいにしか思っていなかったのですが…。

彼の出演の模様は、私の食いしん坊メモリーにしっかりと焼け付くことになったのです。

ジャスティンを迎えたスタジオで「サプライズがあります」とか言って、中継を呼び出すと、ジャスティンの出身地(実家はまだ近くにあるのかな?その辺りの知識はもちろん私の記憶の範疇外です…)のテネシー州メンフィス(プレスリーと一緒なんですよね)のジャスティンが学校帰りとかにいつも立ち寄っていたというお店が画面に出てきました。

スタジオのジャスティンも「本当に毎日通ってたんだ!懐かしい!」なんていう感じで大喜びでしたが、リポーターが 「ジャスティンがいつも食べていたものを作ってもらいます。Please」 なんていうとお店のおじさんが、大きめの冷凍のバーガーのパテのようなものを鉄板に乗せて焼き始めました。

ところが焼けていくにつれて、お肉は細切りのばらばらになっていき、パテじゃないんだ!と衝撃を受けた私。

辞書で Philly cheese steak sandwich(フィラデルフィア風チーズステーキサンド)を調べると:


「薄切りの牛肉とタマネギをフライパンで炒めて塩コショウをして、チーズをのせる。チーズが溶けてきたら、それをフレンチロールに挟み込む。」(涎が…)


なんていう説明がでてきます。

画面の中のおじさんもまさにそんな手順で手際よく大きなサンドイッチを仕上げ 「さあ、どうぞ!」 と。

スタジオのジャスティンも(案の定、私と一緒に)両手をモニターに差し出して、「僕にも頂戴!!」なんて言ってたと思いますが、かなりのボリュームと大きさのこの 「Philly cheese steak sandwich」 は、確か5ドルもしないお手軽価格で、そこにも驚かされました。

アメリカの小説を読んでいると、「Steak sandwich」 というのが良く出てくるのですが、ステーキなんかを挟んで食べにくくないのかな…、なんてずっと疑問に思っていました。

ステーキサンドというのは、こんな風に「shredded beef」のステーキを挟んだものだったのですね!


英語の小説(もちろん主に Slash …)を読んでいて、食べてみたい!と思ったサンドイッチは、「French dip」 だとか、「Reuben sandwich」 だとか、もちろん「Peanut butter and jelly sandwich」 だとか、他にも沢山ありますが、それはまたの機会にゆっくりと…。


まだ「食いしん坊」を続けるつもりか…。



次回は、X-Filesの「Hollywood AD」の妄想鑑賞日記を…、えっ? Supernaturalの「Hollywood Babylon」ですって?


じゃあ、初の試みで 「番外編:Supernatural slasher の見たX-Files」 でもやってみますか?


どうなることやらわかりませんが…、明日も日記を更新する予定ですのでお時間のある方覗きに来てみてください。

2007年4月24日火曜日

X-Files slasher の見たSupernatural その19

第14話「Nightmare」妄想鑑賞日記


本日4月24日、関東では、今日からSupernaturalの地上波放送が始まるんですね!

番組の始まりか終わりに、ジェンセンの挨拶があったりするのでしょうか?

一応、実家の家族に録画を頼んでは見ましたが…。


そして!セカンドシーズンのエピソードをこれからどうやって追いかけていくか、についてはもうちょっと悩むとして。


今日は、初心に戻って妄想日記を…。


ディーンの可愛い「Come again?」(なんて?)で締めくくられた今回のPreviously on Supernatual(前回までのスーパーナチュラル)。
サムの時々本当になるおかしな夢のことや、他の人には見えないものを見る能力のことが出てきたエピソードをおさらいしています。


今回のエピソードでは、セカンドシーズンの根本的な主題にも関わってくる重要な事柄が全面的にクローズアップされることになります。

それは、サムの Psychic power(サイキック能力)。
この力は一体どこからきて、なんのためにあるものなのか…。
ついにその謎に最初の一歩を踏み入れることになります。


まさに本日放送される、スーパーナチュラルのパイロット版である第1話のサムのnurseryでのシーンで、赤ちゃんのサムの上に下げられている、あきらかに電動式ではない素朴な造りのモビールがひとりでに動き出すのを目にして、思わず「ウィリアム!」と声をあげた人がいますか?


あなたも立派なX-Filesフリークです。


この日記を始めた初回で、X-Filesファンの知識としてもあまりにディープなこの話題を持ち出すのは気後れして、触れずにいたのですが、(結論的にいって)モルダーとスカリーの間に生まれた(ということになっている)ウィリアムも不思議な力を持った赤ちゃんでした。
(このウィリアムの力の由来を説明しようとすると…とにかくとんでもないことになるので、興味と時間のある方は一度X-Filesの全編を通して鑑賞してみましょう。それでもあまりのややこしさに後半疲れて「一体どういうことだったの?」と言いたくなるであろうこと請け合いです(笑))

赤ちゃんのウィリアムが一人でモビールを動かして喜んでいるのを見て、敵から逃れるため姿をくらましているモルダーの留守中、一人で子育て中のスカリーが不安に駆られるというシーンがあったのですが、スーパーナチュラルのこのBaby Samを見た瞬間、もちろん私はウィリアムのことを思い出しました。(父ちゃんにばかり見惚れていた訳ではありません!)

ウィリアムは、その後、その身に及ぶ危険を回避するためスカリーの手を離れ、とある子供のいない夫婦の元へ養子に出されることになります。
(本編ではウィリアムがその後どうなったかは不明のままですが、もちろんSlashでは、成長したウィリアムがモルダーと再会して…、なんていうお話がいくつも書かれています。)


一方のサムは、まさにこの晩、ママを失いはしましたが、「狩り」を始めることでかろうじて正気を取り戻した父ちゃんと、ママそっくりの美人の兄ちゃんという家族から引き離されて養子に出されることもなく、ちょっと変わってはいてもとにかく家族からの愛情だけはたっぷりと受けて本当にまっとうに育ちました。
(サム、あんた一人で大きくなったような顔してるけど、あんたをここまで大きくするのに父ちゃんと兄ちゃんがどれほど苦労してきたことか!(涙))



オープニング。

一瞬、兄弟のImpala?と見紛うような車に閉じ込められたまま、自宅のガレージで窒息死してしまう男性のシーンから、サムがぱちっと目を開くシーンに切り替わります。
「Home」に続いて、また本当になる夢を見たのですね。

慌てて起き上がったサムは、やっぱりサムのベッドよりに体を寄せて熟睡している(体を斜めにしないと安モーテルのベッドから足が出ちゃうの?でも必ず頭はサムの近くなんですね)ディーンの手首をつかんで起こします。
(眠い目を擦る仕草も可愛い)ディーンが夜中になんの騒ぎだ、とごねると。とにかく今すぐいかなきゃ、というサム。Impalaの中で夢に出てきたナンバープレートをまたまたどこかの警官のIDを使って照合したりしています。


ここでちょっとだけどうでもいい寄り道。
「MF6037」というナンバープレートを照合するとき、サムは「Mary-Frank-six-zero-three-seven」と読み上げていますよね。
ニート生活に入って詳細は忘れてしまいましたが、OL時代、海外から出張してきたお客様のエアチケットのリコンファーム(予約確認)をする時なんかにも、アルファベッドの代わりに名前や地名を読み上げるという方法を使っていたことを思い出しました。レストランの予約でもなんでも、とにかく電話でスペルを伝えたい時にはこの方法を使いますよね。



そして、サムを落ち着かせようとして、ディーンが例に挙げた「naked-in-class nightmare」(教室で自分だけ裸になってる夢)っていうのもアメリカでは代表的な悪夢なんでしょうか。
確か「Alley McBeal」の中でも、アリーがこういう夢の話を持ち出すと、レネが「あたしが一番好きな夢だ」ってさすがの回答をするというシーンがあったような気がします。


故郷の実家やジェシカの夢をお前が見るのはまだ納得できる、でも、今回のおっさんは全く知らない人間だろ、なんてディーンはなんとかサムを落ち着かせようとするものの、夢に出てきたナンバープレートは実在し、登録された住所に駆けつけてみると現場にはパトカーが何台も停まっていて、死体を運び出しているところ。



オープニング明け。

近所の人の話では、男性の死因は自殺だ、というものの、男性の死の瞬間の一部始終を夢に見ていたサムは納得しません。

Impalaのボンネットに腰掛けて話し込む二人の姿が印象的です。
熱心に話し続けるサムの顔をじっと見つめるディーン。


Sam: “What?”
  (なんだよ?)

Dean: “Nothing, man. I’m just—I’m worried about you.”
  (なんでもない。ただ、お前が心配なんだ)

Sam: “Don’t look at me like that.”
  (そんな目で俺を見るなよ)

Dean: “I’m not looking at you like anything.”
  (どんな目でだってお前を見ちゃいない)


父ちゃんは行方不明のまま、サムと二人きりで…。
ディーンの胸の中に「Home」の回と同じ不安が渦巻いているのが良くわかります。
見ず知らずの人間が死ぬ様子を夢で見るようになってしまったサム、この先いったいどうなってしまうのか…。

とにかく「家を調べ、家族の話を聞く」という、いつもどおりの手順で仕事を始めようというディーンは、家族は動揺していて話なんかできない、というサムに。


Dean: “But I think I know who they will talk to.”
  (だがな、家族がどういう人間になら話をする気になるか、多分俺にはわかってるぜ)

Sam: “Who?”
  (誰?)


翌日、弔問の客でごった返す家に訪れた二人の姿は、そうキュートな神父さん。
Slash小説の中では、常に ”the mop of hair” と描写されるサムの髪の毛も、きちんと横分けに撫で付けてあります。
もちろんこのシーンのGag reel では、ジャケットを脱いだノースリーブ姿で、「近所のストリップダンサーです(だっけ?)」なんて言ってた二人。ジャレッドの笑顔と動きが最高でした。


ところが、家族の話を聞いても、家の様子を聞いたりお化けセンサーで調べたりしても、Supernaturalに関連するような怪しい証拠はちっともでてきません。
これといった収穫のないまま、二人がモーテルに戻って相談していると、サムは突然酷い頭痛に襲われ、なんと今度は目を覚ました状態で被害者の弟、ロジャーが死亡するビジョンを見てしまいます。

ロジャーの家へと駆けつける車の中で、ディーンに不安を目一杯ぶつけるサム。


Sam: “Tell the truth. You can’t tell me this doesn’t freak you out.”
  (正直に言えよ。今度ばかりは、兄ちゃんも恐くないとは言えないだろ)

Dean: “(a pause) This doesn’t freak me out.”
  ((わずかな間をおいて)俺はこんなことで怖気づいたりしない)


この言葉をディーンが口にするまでの微妙な間と表情が、なんとも切ないです。
どんなに怖気づいていたとしたって、不安がっている弟の前でそれを見せることは絶対にできない、ディーンのお兄ちゃん心が胸に刺さります。


ロジャーを引き止めて何とか危険を回避しようとする二人ですが、今回もまた失敗に終わり。


Sam: “Well, I know one thing I have in common with these people.”
  (まあ、この人たちと俺の共通点が一つあることがわかったよ)

Dean: “What’s that?”
  (なんだ?)

Sam: “Both our families are cursed.”
  (俺達の家族は両方とも呪われてるってこと)

Dean: “Our family’s not cursed. We just had our dark spots.”
  (俺達の家族は呪われてなんかいない。ただ、暗い部分があるってだけだ)

Sam: “Our dark spots are pretty dark.”
  (俺達の暗い部分って、かなりの暗さだよね)

Dean: “You’re dark.”
  (お前は、暗いよな)


被害者の一家が昔住んでいた辺りでミラー家について聞き込みをすると、息子のマックスが父親とその弟のロジャーから酷い虐待にあっていた、という新事実が浮上。
継母はその虐待を目にしていながら何もしなかった、とも。

再び頭痛に襲われるサム。再びビジョンが。
(本当にどうでもいいことなんだけど、ここでディーンとサムが肩に腕を回しあって Impala に体を向けるところで、カメラが切り替わると、一瞬にしてディーンがサムの肘を支えている体勢になってて、明らかにテイクが違う、とわかってしまいます。)

継母と言い争うマックス。包丁が浮き上がって…。ぐさり!

マックスが犯人だったことに気付いたサム。既に二人の人間を殺害しているマックスを生かしてはしておけないというディーンに対し、マックスに自分との共通点を見出しているサムは、なんとか別の解決策を見つけようと主張します。

間一髪のところで、マックスの家に飛び込んだ二人。
サムはマックスを外に呼び出して説得しようとしますが、マックスはディーンの腰に挟み込まれた拳銃を目にして、二人が神父などではないと気付いてしまいます。

サムはディーンと継母を二階に行かせ、なんとか一人でマックスの説得を続けますが、その会話の中で、マックスの実母の死因が、兄弟の母メアリーと全く同じだったことを知り、さらに二人のサイキック能力が出現したのも6、7ヶ月前という同時期であったことも確認します。

セカンドシーズンに入ると、このサムの生い立ちをめぐる謎は更に深みを増し、セカンドシーズンにおける Mythology の主題ともいえる存在になってきます。

でもここでは、まだまだ兄弟の旅は始まったばかり、謎だって深まるばかり、この先楽しみですね。


僕達がこういう力を持っているのには何か意味があるのかもしれない、とさらに説得を続けるサムですが、長年の虐待で限界に達してしまったマックスの心をどうすることもできず、マックスのテレキネシスでクローゼットの中に閉じ込められてしまいます。

クローゼットの中で、ディーンが額を打ち抜かれて死ぬビジョンを見たサム。
(Paleyで、ジェンセンが大きな血糊のバックパックを背負って、迫真の演技をしたのに、使ってもらえなかったと言っていたシーンですね。でも、DVDに収録されている、カットされたシーンには、ディーンが撃たれるシーンが入ってます)
サムは、“No!” と叫んだ弾みで、クローゼットの扉をふさいでいた大きなキャビネットをこれもテレキネシスで動かしてしまいます。
(このようにサムの力は、ディーンのためならどこまでも強力に発揮されます。でも父ちゃんの気配はちっとも感じ取れません)
二階に駆け上がってきたサムは、なんとかディーンが撃たれるのは防いだものの、マックスは自分に銃を向け自殺してしまいます。


警官の事情聴取を終えての去り際、Impalaを挟んで、父ちゃんがいてよかった、なんて言い始めたサム。
そんな台詞をお前の口から聞くとはな、なんてディーンが意外そうにコメントすると。
テキーラの比率が多くて、狩りの比率が少なかったら、僕らもマックスと同じ子ども時代を送っていたかもしれない。全部を考え合わせて見ると、僕らの場合、上手い具合にいったんだよね。父ちゃんに感謝するよ、とサム。全てを考え合わせてみればな、とディーン。


いつもなら、ここでエンディングでもおかしくないところですが、今回は、モーテルに戻って旅支度をしている二人の会話に続きます。
(ディーンが結構てきぱきと衣類をたたんで荷物に詰めたりしているのが、意外な感じです。さすが主婦暦22年。)


ママやジェシカやマックスの母親を殺した、悪魔だかなんだかはさ、何が目的なんだろう。ひょっとして僕達、つまり、テレキネシスとか予知とかそういう能力を持った子供をなんらかの理由で捕まえようとしてるんじゃないかな、というサムに。
そいつがお前を欲しいなら、とっくに連れてっちまってるさ。
俺達は、なんであれママたちを殺したそいつを見つけて殺すだけだ。


ところが、ここへきてサムはまた爆弾を投下。


実は他にもあって…。なんだ?クローゼットの中に閉じ込められた時、俺、ドアの前に置かれてた、あの大きいキャビネットを動かしたんだ。お前、俺が思ってるより、上半身の力があるな。違うんだ。動かしたんだよ。マックスみたいに。ああ、…そうか。うん。
するとディーンはスプーンを手にとって、これを曲げてみろ、と。そんなスイッチを入れたり切ったりするみたいにはできないよ。どうやったんだ。わかんないよ。コントロールなんかできないんだ。ただ、兄ちゃんが死ぬビジョンを見たら、突然出てきたんだ、パンチみたいにさ。わかる?アドレナリンの変種みたいな感じだよ。まあ、もうそんなことは起こらないさ。ああ、かもね。と、いいつつサムは納得できない様子で;


Sam: “Aren’t you worried that I could turn into Max or something?”
  (俺がマックスみたいになるかもって心配じゃないの?)

Dean: “Nope. No way. You know why?”
  (いや。ありえない。どうしてだかわかるか?)

Sam: “No. Why?”
  (いや。どうして?)

Dean: “You’ve just got one advantage Max didn’t.”
  (お前は、マックスが持ってなかった強みを一つ持ってる)

Sam: “Dad? Because Dad’s not here, Dean.”
  (父ちゃん?だって父ちゃんはここにはいないんだぜ、ディーン)

Dean: “No. Me. As long as I’m around, nothing bad is gonna happen to you.”
  (違う。俺だ。俺がいる限り、お前に悪いことなんか起こりゃしない)


このディーンの言葉をどこまで信じたのか…。

サムがなんとも言えない子供のような顔をしています。
でもきっと小さい頃からディーンは、なにかあるたびに、こんな風にサムを安心させてきたのかもしれませんね。何があっても、兄ちゃんがサミーを守るって、だから心配いらないって。

そして、ベガスに行ってお前の能力を活用しよう、といつもの軽口で締めくくったディーンですが、先にImpalaに乗り込んだサムを見つめるディーンの表情は、とても穏やかでありながらも、この先決してそう簡単には物事が進まないであろうことをしっかりと認識しているように見えます。

この時のディーンのなんと美しいこと!
この人は、とにかくホンモノの別嬪さんですね!



父ちゃんがいない今、可愛い Sammy をそれがなんであれ邪悪な存在から守るのは、ディーン兄ちゃんただ一人の責任なのです。
サムも兄ちゃんに甘えたり、ぐずったりばかりしていないで、もうちょっと大人になって欲しいものです。



次回はまたSlashについて、ちょっと考察してみたいと思っています。

2007年4月17日火曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

今日は、午前中、中京テレビをつけっぱなしで、予定していた「Paley」の続きをする気力を奪われてしまったので、細かいことで日記に載せたいと思いつつ洩れていたことを幾つか取り上げてみたいと思います。


先日 Yuuさんが

「ちょっと前のJensenのインタビューで、“これまで約40エピソードを一緒に働いてきて、お互いにぶつかってしまったのは1度だけ。それも原因は単にふたり共に疲れきっていたから。”というコメントが…」

と書き込みしてくださったのを読んで、私もどこかでそのインタビューを読んだ気がする…、と思っていたのですが、思い出せないまま、何日かもやもやしていました。


それが先日、日課のSlash読みに出かけた際に判明しました。

私の一番のお気に入り作家である、keepaofthecheezさんのお話で、このインタビューをベースにしているものがあったのです。

そのベースとなったインタビューとはこれです(このインタビューは既に読まれた方も多いのでしょうか?):


http://www.mediablvd.com/magazine/News/Supernatural-Stars-Flattered-By-Fan-Devotion.html



Yuuさんの書き込んでくださった部分であり、お話の元になった部分を一応、下に引用します。

本当にこの二人、インタビュー用の台本ないんですか!?

現実のインタビューだという証拠がなかったら、このままの文面でRPSの小説の中に出てきても全然おかしくない言葉なんですけど…。


MediaBlvd> Is it important to your on screen relationship that you and Jared get along so well in real life?
(この系統の質問には、J2の二人は私たちの期待を裏切ることなく、必ず胸がキュンとなるような答えをくれますね)

Jensen> I think it’s incredibly important. I don’t think the show would have succeeded the way that it has, had he and I not bonded the way we did. I can’t imagine working with somebody that I didn’t get along with. In almost 40 episodes, he and I have come at each other one time, and that was just because we were super tired and super strung-out. Immediately following, I went into his trailer, it was squashed, we gave each other a hug and it was done. We’re truly like brothers. I pick on him and he fights back. It’s a very comraderic type of relationship. I’m very proud to know him and I hope he feels the same. I think it’s a very cool aspect of the show that we get along the way we do.

Jared> I think it was pretty effortless. We’re pretty similar. We have similar interests and similar hobbies, and we’re both pretty laid-back guys. We take our work very seriously. We like to work on our characters, like to have a good time and like to keep the mood on the set fun. We just clicked. I’ve definitely worked with my share of people, and I’m sure Jensen has too, where I’ve just been like, “Oh, man, I’m going to work again. I’ve just got to keep my tongue in my mouth and not say anything that’s going to come back to bite me, or just shut my mouth and do my work.” But, we have a great time. We have a fantastic crew, up in Vancouver, and it’s just been pretty organic.

Jensen> I think it’s also just the common love we share for this show. We really look out for each other when we’re working with guest directors or whatnot. We truly want this to be a great program, so when we’re working, if I see something that he’s doing, or he sees something that I’m doing, we’re able to talk to each other and say, I think we’re missing a beat here. It’s really neat to have that relationship with your co-star. It’s very rare as well.



上のインタビューをベースにした keepaofthecheez さんのお話はこちら:

http://www.sinful-desire.org/archive/viewstory.php?sid=959&chapter=1



もちろん、ジェンセンが「ごめんね?」とジャレッドのトレーラーに謝りに行った時、二人が交わしたのは「a hug 」だけじゃなく…、喧嘩のテンションから二人がずーっと心に秘めていた感情があふれ出して、思いも寄らない「Making up(仲直り)」へと…、というお話になっています。

短いながらもやっぱりいいお話ではあるのですが、インタビューの全文を読んだときのニヤニヤの方が大きかったかも、と思うほどの、これまたサービス満点のインタビューですよね。

他にも、このインタビューをベースにした(Hiatus-撮影というかシーズンの合間の休暇-の過ごし方とか…、犬の世話のためにジャレッドが親友をカナダに呼び寄せたとか…、本当はサンディーと一緒だったLAからテキサスへのドライブ旅行も Jensen と…、って、なってたお話もあったような…)Slashを何本も読みました。


本当に Fan girls って!


***


そして、YouTube 中毒が治まらず、ちょこちょこ覗きに行くのがやめられないでいる内に、また NC-17 のVを見つけてしまいました。

こんなVばかりご紹介するのも…というためらいから、何日か逡巡していましたが、どうせ妄想ばかり書いている日記で 「何を今更!」 と我に返りました。

ということで、ご紹介してしまいます。



既にご覧になっている方も多いかもしれませんが、初めて見るという方、かなりヘビーな映像です。

うかつに見ると気分を害される可能性もあります。

どちらの映像作家さんも Warning をつけている、という事実を充分理解した上で、閲覧するかどうかを決めていただくよう、お願いします。




Addicted (Supernatural) 
注: 映像作家さんの**Warning**に「Pretty heavy Wincest」とあります。
  結構頑張って合成してあると思いますが…。

http://www.youtube.com/watch?v=s3Kw66Kb6Ig


I want your sex
注:こちらの**warning**は、「contains clips from outside sources」ということで、NC-17 シーンは本物の二人ではありませんが、これもうまく映像を探してきたな!という感じ。

http://www.youtube.com/watch?v=g9STgebrmHc



すみません…、変態で。



次回は、Paley?

でも、Jensen来日レポートとかが、続々UPされたりするのだとしたら、明日も落ち着けないかも…、それに S2 の第18話が放映になっちゃう…。

あ、文庫も明日発売?

Paley event (その6)

また日付が進まないかも…。日記の投稿時にエラーがあると、日付が進まないようです。


実は、この前の日曜日に TSUTAYA の半額レンタルにつられて、またもや大量のDVDを一気に借りてしまいました。


「The West Wing」1stシーズン6枚:まだまだ先は長いですが…、…面白いですね。


「間宮兄弟」:そもそもは原作の小説をずっと読んでみたいと思っていたのです。映画も思いのほか面白い仕上がりでした。小説はもう読まなくてもいいかな…。


「12人のパパ・2」:パート1は完全にジャレッド目当てに見ましたが、お話の出来自体は断然パート2の方が面白かったです。…いじめっ子でもいいから、ジャレッドにもまた出て欲しかった。


「バタフライエフェクト」:それぞれの段階の子役達(特に7歳役のエヴァン!)も皆すごくいい演技をしていたけど!完全にアシュトン・カッチャーにやられました!!

私、この人のことは、FOXチャンネルの「That ‘70s Show」でしか見たことなくて、失礼ながら本当に頭の悪い、ただのイケメンだと思っていたのです…。完全に見くびっていました。デミ・ムーアが若いイケメン俳優と再婚したことも知ってはいましたが、相手のことなんか全く興味なかったので、それがこのアシュトン・カッチャーだったってことも今回初めて気付いたようなもの!

アイオワ大で生化学工学を専攻? 弟の病気の治療費を稼ぐため中退してモデル業を? ピープル誌の「世界で最も美しい50人」2003年度版では、事実上男性No.1? このバタフライエフェクトでは、製作総指揮も兼ねてる?

はあ~、思春期の頃から筋金入りの熊男好きで、若いとか、顔がいいとかいうだけで偏見というのか、興味をはなから持たない傾向のある私なのですが、Supernatural に嵌ったことにより、ここへ来て新しい扉が開いてしまったというか…、長年、根強く胸の内に巣食っていた若くて顔のいい男の子への偏見や蔑視が次々と消えていきます。

ひょっとして、ホストにはまったり、下町の玉三郎にはまったりする熟年女性と一緒?ってことなの?…さすがにそこまでの年齢には達してないんだけど…、自分が恐いです。

まあ、ジェンセンもアシュトンももうじき大台に乗るところで、厳密にはもう若い男の子とは言えないのかもしれないけど…。
いや、ほんの少し熟れてきた年頃だからこそ、私のアンテナに引っかかってきたのかも…。
そう考えれば…、まだまだ完全に私の趣味が変わったということにはならないのかもしれない。



と自分をごまかしつつ、今回こそ、Paleyの続きです!


あまりにブランクがあいたもので、ただでさえ乏しい聞き取り能力がさらに低下したような気もするのですが…、とにかく出来る限り頑張ってみます。

いつものとおり、内容に誤解、曲解、妄想が含まれていると感じた場合、全ては私の責任です。


(Part9/10)
(ですが、先日ダウンロードしたばかりの5分割の映像では、Part4の終わりくらいになります)

質問11人目「(Part8の終わりから…、私と息子は二人ともこのショーの大ファンです。)You guys are great. あなた達が運転している車のことを知りたいのですが、It’s great.」

ジェンセン「It’s ah—’67, Chevy Impala. …5台あるんだ。」

ジャレッド「eBay(世界最大規模のネットオークションですね)で見つからないのはそのせいなんだ」

ジェンセン「Yeah, we have them all!」



質問12人目「Let’s talk about the music. (ジェンセン「Ye-s!」)–Ye-s! 私は、70年代のモーターロックを聞いて育ったんです。だからどうしてこういった曲を使うことになったのか話してもらえますか」

クリプキ「このショーに、パイロットに参加することになった時、僕にとって一番重要だったのは…、僕はオハイオの小さな町で育ったんだけど、こういった曲は僕が聞いて育ってきた音楽で、僕はツェッペリンの大ファンだからね、パイロットの脚本を書いてる時、ネットワークのお偉いさんにたて突くつもりじゃないんだけど、ネットワークは通常音楽なんて使わないんだよね。でも自分が脚本を書いてる時には、音楽って凄く大事なんだ。それによって生き生きとシーンが浮かぶっていうか、シーンのキューになるっていうか、……(ここで興奮してなにか荒っぽいこといってます)。それに、パイロット版の中で、テープが出てくるシーンを書いた、AC/DC、モーターヘッド、メタリカなんていうね。そういう音楽はもうストーリーに入っちゃってるから、使うしかないんだ。(は、話が長い!ので、ちょっと中略)…、それに音楽はミドルウェスタンである必要があった、カンザス出身の二人の男がごつい車に乗って、テープで音楽を聞いてるんだからね。…(この後、でもWBでこんな曲流しちゃった!って言ってるらしい曲名がはっきりわかりません。ジョー・ウォッシュの? Lucky man on the way?とかLucky man way?とか?言ってます?)

ボブ「(このおじさん好みだけど、言葉の意味がとれないの…なのでほとんど嘘っぱちのはずです)また別の広がりも…、一人のエディターがある日部屋に入ってきて、この曲を使え、この曲を使え…って、二日後、Bet companies really good! (というようなことを言っていて、会場から歓声が起こるのですが、どういうこと?)」


(新しい映像では、ここからPart5に入ります)

質問13人目「私は俳優を諦めた人間です(かな?I’m an inspiring actor. と言ってるように聞こえるのだけど、ボブが「I’m sorry.(それは残念でした)」なんていってるので…)二人にとって俳優を始めた時って、どれくらいハードでしたか?」

ジェンセン(ジャレッドに)「Go ahead.」

ジャレッド「Alright. 実際その質問を受けるのは初めてじゃないんだ。面白い話があるよ。高校生の時、Teen Choice Awards っていうコンテストがあって(これ!最近読んだSlashに出てきたんですよね!このコンテストのtrophy presenterになるって…)トロフィーを持って、(フリッパン&ジョニー?誰かに渡す役だって言ってるけど、名前が聞き取れません…Slashの続きがUPされれば名前が出てきそうだけど)…Best hardy of the world(?)…」

ジェンセン「It’s pretty much down the hill….」(というようなことを横から…)

ジャレッド「…、…で僕はエージェントに会って、実際にはそこにいるマネージャーなんだけど、僕の彼女のサンディーと一緒に座ってる人だ(この子!またサンディー連れてきてたの?っていうか、アメリカに帰ってきた時はほんのわずかな時間でも会いたいってことなんだろうけど…、って、ちょっと待って!彼女の目の前で、ジェンセンにチューしようとしたの?この子って、…本当に Unbelievable です)。(この後、またジャレッドが息継ぎもせずに話し続けるので…なんとか意味を拾えたところだけ…)最初は電話で話してて、次に面と向かって話した時に、実家のMammy and Teacher and Daddy(海の向こうのFan girlsの書き込みで、Jared!Mammy&Daddyって呼んでる!っていう指摘が(笑) 高校生当時の心境で話したってことなのかも知れないけど、高校生にしてもこの言い方は赤ちゃんぽいのかな?)とかは、この子は高校を卒業しなきゃなりませんからって、繰り返してて、What can I go act(? out?) ちょうどパイロットシーズンだったんで夏の間を利用して、撮影に参加して(?)(素人だったから?)能力以上のことを要求されてすごく大変だったけど、出来る限りのことをして、ついていこうと頑張ったんだ」(後半ほとんど想像です…)

司会のおじさん「ジェンセン、君はどうやって俳優を始めたのかな」

ジェンセン「(ジェンセンの話、正直ほとんど意味が取れません…)最初、(小さい頃?)ダラスの地元のエージェントから話をもらったんだけど、そんなの冗談だろっていう感じで、家族も相手にしなかった。俺も他に興味のあることがあったし。でも数年後、エージェントが粘り強く話を持ちかけてくれて、数ヶ月話し合いをして、(LAに出てきて)俳優の仕事を始めることにした、それが9年前かな」(これもほとんど想像です)



質問14人目「最初に、Shadow was a kick-ass episode. 素晴らしい作品を提供してくれた皆さんに感謝します。(一同拍手)質問の本題は、二人はどんなアルコールを飲むんですか?(ジャレッド「What alcohol you got!」(どんなアルコールを持ってきてるの?))(会場笑い)どうしてかっていうと、エピソードの中でよくビールを飲んでる姿を見るので、二人は、Hot guys? Light guys?(強いお酒を飲むタイプなのか、軽いお酒を飲むタイプなのか)どっちなんだろう、って思ったんです。」

ジャレッド(高笑いした後で)「Ah, my Mama’ll kill me.(あー、母さんに殺される)」

(バンクーバーではよっぽど飲んでるんですね!Slashでも、飲んでるシーンが、物凄くいっぱい出てきますけど)

ジェンセン「Could we cut the tape right now? (今すぐテープカットできる?)」(また可愛い言い方で!)

ジャレッド「ビールで面白い話といえば、撮影では僕らはいつもニセのラベルを使ってて、舞台がテキサスだとすると Long Star lager だとか、ミネソタならTemper Wolf ale(?)とか、そんなのをね…、but, you know, we Texas boys…」といいつつ(お母さんに殺されるの避けようとしてか)ジェンセンを見つめて…。

ジェンセン「You know, (we) probably drink what you imagine couple of Texas boys drink.(君たちが、多分二人のTexas boys が飲むだろうと想像するものを飲んでるよ)」

ジャレッド「Put in the cup.」(カップに入れてね)

(Slashによく出てくるみたいに、テキーラとかバーボンとかのハードリカーをボトルからそのまま飲んだりしてないよ、ってこと?…、ジャレッド、Slash読んでないよね…?セカンドシーズンでは、ディーンが水筒とか、ボトルからとか、結構ラッパ飲みしてるシーンがでてくるけど

ジェンセン「That’s right.」

(私が感じたのと同様、明らかにボトルからそのままハードリカーを飲むような、まさにお母さんに殺されそうな飲み方してるのね、と察した感じで、会場のお姉さん達からは高笑いが盛大に起こってます)



司会のおじさん「君達に一つ僕から質問があるんだが。君達が、脚本を書いたり、演技をしたり、演出をしたりする中で、特にお気に入りのシーンはあるのかな。あるならばその理由は?キムから…」

キム「僕は、Shadowだね。この話の中で、Boys finally saw their father. (会場から賞賛の拍手が)このShadowで特に僕が誇らしく思う素晴らしいシーンは、全てが終わったらまたスタンフォードに戻りたいというサムに、ディーンがまた家族に戻りたいというところ(会場から、Oh—という小さな声がもれ、ジェンセンが手の甲で涙をぬぐう仕草を!この子が泣くときには、この可愛い仕草がでちゃうんですね!)ジェンセンはこのシーンではだいぶ大変な思いをしたんだ。We kind of arm-wrestled over (ジェンセンと僕はここで力比べをしたようなものだ、かな?) というのは、(感情の最高点に到達するのに?)ディーンは一瞬で、壁を打ち砕かなければならなかったんだ、それは僕にとっては、魔法みたいなものだった。父親に会って…、あのアパートで…、(あの車に乗り込む前の)裏通りで…、Boysもジェフリー・ディーン(父ちゃん!)も2000%の働きをしてくれた。演技が本当に本物になった、命を得た、言葉自身、感情自身が自然に出た、That’s special for me.」
(このキムの言葉を訳す助けにするため、久々にShadowを見返しました。DVDを買ったばかりの時、ハイ次!ハイ次!って大慌てで、いかにもったいない見方をしていたか、思い知りました。このエピソード、本当に Kick-ass episode ですね!もちろん父ちゃんとの再会シーンも最高だけど、キムの挙げたディーンの3つのシーンでは本当に涙が出ました。)

ジャレッド「Not just the say this, but we have the great director to tell you exactly what to do doesn’t make it hard(正確に何をどうしろって伝えながらも、それによって演技することを難しくしない偉大な監督を持てたことは凄いと思う)だからジェンセンと僕は毎日何千回も言ってるんだ、キムが監督してくれてラッキーだって」

司会のおじさん「Jensen. Did you know you want to (肝心な動詞が聞き取れない!)Dean wouldn’t say that?」(ディーンがそんなことを言わないっていう台詞を言わされたっていう意識はあったのかな?)というようなニュアンスの質問?

ジェンセン「ああ、時々俺はちょっとProtectiveになってしまうことがあって、ディーンが感情を表に出す時にはいつも。でもシリーズでキャラクターが成長するにつれて、キャラクターと親密になればなるほど、キャラクターを守ろうと思うようになるんだと思うんだ。その辺で多分、人がそのシーンを見て、どの程度の深さまで読み取れるかっていうことがわからなくなってしまう原因なんだけど、キムはそこをうまく表現させてくれる――」

(こういう概念的な言葉は意味をとるのが非常に難しいです!完璧に嘘っぱちになってる可能性があるのが恐いです…どうでしょう?)


司会のおじさん「ジョン、君はお気に入りのシーンがあるかな?」

ジョン「スキンの回で、こういうモンスターにしようってことを決めて、どうしたらSupernaturalになるか、どうしたらショーのためにSpecialになるかという時に、クリプキがオフィスに飛び込んできて(?←また動詞がわかりません、ホレイショって聞こえるんだけど…そんな動詞ある?そして皆が笑ってるのよね)スキンのストーリについて話しているうちに、どんな種類のShapeshiftingにしようか相談しながら、ディーンが下水でShapeshiftするシーンを作り上げたんだ。その場面の印象を教えてもらうために友達で、ショーのファンである女性に読んでもらったら(←こんなこと言ってます?)Oh, my god! Dean’s taking the shirt off! それに続いてすぐ、それに続いてすぐだよ、Oh, my god! He’s taking the skin off! それで僕らは大喜びしたんだよ」(会場爆笑。ジェンセンも大笑いしてます)

ジェンセン「All the things we do.」

司会のおじさん「ジェンセン?君は、お気に入りのシーンがあるかな?」

ジェンセン「あー、俺のお気に入りの一つは、丸々1シーンじゃなくて、むしろ1ショットって感じになるけど、キムが監督したDead waterの中で、湖の中から小さな男の子を救うシーンで、水の中から出てくるところだ。スローモーションのシーンだったんだけど、大きな動きが必要で…、俺は、10歳(もっと小さくなかった?水の中で抱えていたジェンセンからするとそのくらい大きく感じたってことかな…)の男の子を抱えて片腕で水を掻いて浮いてなきゃならない、水の中にはダイバーがいて俺の足を抱えて水の中に引っ張り込もうとしているんだ。俺は、小さい頃から湖で泳いで育ってきたけど、実際に誰かに水の中に引きずり込まれる衝撃っていうのは…、特に10歳の子役の子の命を抱えて何とか浮いていようとしながらだから…、まさに忘れられないことだったけど、できあがってみれば見事なシーンになってた」

司会のおじさん「凄いショットだったね。ジャレッド?」

ジャレッド「第2話となるWindigoのために戻った時、パイロット版から長い期間があいてて、3月、4月から7月くらいまで間があって、何が起こるのかとか、パイロットからどうやってシーンを繋げるのかとか、あまりに色々なことがあったんだけど。特にあるシーンで、ジェンセンと僕が、父ちゃんを見つけるとかいうことについて話し合うシーンで、脚本をもらったら8ページか9ページに渡るやり取りがあって、ジェンセンと僕はそのシーンに気付いて、We’re like ‘Oh, crap!’ 僕のトレーラーで覚えようって言って、僕らは僕のトレーラーに行って、コーチが一緒に来て、He kind of pushed and prodded me a little bit. 彼が僕にしたのはそんなもんだったけど、彼がジェンセンに何をしたのかは知らない。(ジェンセンが「I don’t talk about that.」とか言ってます?そのぽそっとした声を聞いたジャレッドが手を叩いて笑い出すと、ジェンセンが「Never again.」って。ジェンセン、あなた、なにされたの?とにかくそのシーンを乗り越えて、初めて、なんていっていいかわからないけど、とにかくなんかすごいことを達成したって気がしたんだ。」

(全体的に嘘っぱちです(涙) 誰か!ジャレッドに言葉を理路整然と話す方法を教えてやって!)

司会のおじさん「ボブ?」

ボブ「僕のお気に入りは、とても静かなシーンだね。Faithというエピソードの最後で。このエピソード自体、とてもタフな主題で、本当のFaithとはなにかってことだから。(レイラ役の)Julie Benzがジェンセンに会いに入ってきて、ジェンセンが彼女に向かって言うんだ、’I’m not much praying, but pray for you.’ ってね。すると彼女は、’See. That’s miracle right there.’ という。このシーンは、ジュリーもジェンセンもとってもSweetで。僕は皆がこういったシーンについては、言葉をしっくりと効果的に聞いてくれるんじゃないか、と思ったんだ」(やっぱり、ボブの言葉も意味をとるのが難しい(涙) どうしてなの?私が疲れてるから?)(会場から拍手)

クリプキ「僕は、皆が言った全てのシーンがIncredibleだってことに同意するし、またHomeのエピソードで、ディーンが父親に初めて電話して、ローレンスに来てって言うシーンで、ジェンセンが積み上げようとしていた感情の壁が崩れ落ちるところも素晴らしいと思った。でもそういう全ての素晴らしいシーンを挙げた、皆はお上品な回答をしてるよね。僕はあえて、ディスポーザー(流しの生ゴミ処理機)に手を突っ込んだシーンと言わせてもらうよ。(会場に加え、なぜかジェンセンが爆笑)実際に、goo(砕けた肉片ですよね)がでてくるんだよ。あんなシーン使わないでよって言ったのに、実際使われて。あれは他のどんな恐いシーンにもまして強烈だった。画面がまともに見られないくらいにね。だから僕はあえて、生ゴミ処理機のシーンだといわせてもらうよ」(会場は大歓声)

司会のおじさん「(一言コメントが聞き取れないけど、このおじさんの言葉をもう何度もリピートしたくない…)会場の素晴らしい観客の皆さんに感謝します。(ここでクリプキは一言言わせて欲しい、と)エリックが何か言いたいそうなので、ちょっと待ってください」

クリプキ「I just want to say we have a lot of people who working on supernatural on the audience run of the close to them, -- all of them -- bring you this show-----」
この最後のクリプキの言葉も意味がわかりにくいのですが…、(このステージに上がっているパネラーだけじゃなく?)(スーパーナチュラルに取り組んでいる人間が客席に沢山きていて?彼らが一人でも欠けたら、皆にこのショーを届けることはできなくなる、だから全員に感謝したい?そんな感じ?もしくは、この客席にいる皆全員が、スーパーナチュラルを作っていると言ってもいい、だからここにいる全員に感謝したい?そのどっちかのような気がするのだけど…、もう疲れてこれ以上リピートする気になれません…)

そして司会のおじさんの感謝の言葉で閉幕となりました。


ということで、ちょっと強引ですが、Paley event の翻訳レポートは今回で最終回です。

この妄想日記を始めた頃、誰かが私に「Paleyの様子を全部翻訳することになるよ」なんて言ったら、絶対に「冗談でしょ!」と一笑に付していたところです。

さらに私の作業のノロノロぶりを嘲笑うかのように、YouTubeからPaleyの映像が消えてしまった時、このレポートも「その5」でうやむやに終わりか…、と妙に寂しいような、悔しいような思いをしていましたが、ChevyBabe67さんのおかげで、Paley 映像を丸ごとダウンロードでき、完成度はボロボロとはいえ、なんとか最後まで作業を終わらせることができました。
この場を借りて、再びお礼を申し上げます。

そしてもちろん、諦めずに曲がりなりにも最後まで作業することができたのも、折に触れて、私のヘボ訳を楽しみにしている、と、お調子者の私の心をくすぐる嬉しい感想のコメントを残してくれた皆さんの存在があったからこそです。

本当に感謝しています。



次回は…。


ん?ひょっとして、セカンドシーズン第18話、もうUPされてる?

確認に行ってきます。

Jensen 来日??!!(Paley新情報!!)

まったく…、ただ生きてるだけで、色々と驚愕することが起こるものです。


日本でのテレビ放送開始に先駆けて、

ジェンセンが来日していたなんて!!!


ぜひとも空港で、叫び声を挙げてみたかったです。

marsaさんによると、ハリウッドチャンネルの携帯サイトに独占インタビューが掲載されているということですが、日常ほとんど携帯を使わなくなってしまった人間としては、月々350円をこの記事のために投資するのにためらいが…。

少し待てば、ウェブサイトにもUPされそう…、という気配なので、それまで様子をみようかと思っています。
既に記事をチェックされた方、情報をお寄せいただけると有難いです。

私の価値観、間違ってるような気もするのですけど。

もう、若くないのであまり突っ走るのも。いえ、充分突っ走ってるんですけど。


ジャレッドは、やはり映画の関係で今回は来日できなかったのでしょうか。

サードのプロモーションの際には、ぜひ二人で来日して、思う存分イチャイチャ振りを見せてほしいものですね!


よ~し!明日は日テレ系の中京テレビをつけっぱなしに…、と思ったけど(!!!)ちょっと待って!
中京テレビでは、スーパーナチュラル放送しないんじゃ…、最近ズームイン朝なんかちゃんと(っていうか、まったく)見てないんだけど、ひょっとして、関東のズームイン朝とは違う番組構成だったりするの?

急に不安になってきました。

関西テレビ系の「なるとも」なら…!

とにかく明日は、情報番組の間、テレビをつけておこうと思います。



***



実は、本日の本当の主題は、Jensenの来日ではなかったのです。

とある Supernatural を愛する正統派 Fan girl …、Chevy Babe67 さんから、とっても嬉しい情報を教えていただきました。(ぜひ、今度は日記に書き込みに来てください…)


毎度毎度、他力本願で恐縮ですが、またまた声を大にしてお礼を言わせていただきます。


Chevy Babe67 さん!嬉しい情報をありがとうございます!!!


その嬉しい情報とは、(これも知ってる方は既にご存知で、何をいまさらっ!という感じかもしれませんが)YouTubeからきれいさっぱり姿を消してしまった Paley event の全映像をダウンロードできる場所のありか、です。

こちら↓です。


http://community.livejournal.com/dean_sam/106794.html#cutid1


こちらの映像は、5分割になっています。

この zSHARE からダウンロードする映像は、YouTubeよりも大きくて、断然画面がクリアなような気がします。(でも聞き取りは相変わらずの手強さです!)


サイトオーナーさんがフォトキャプションにつけたコメント:

I won't slash them, they do it perfectly on their own!!
(あたしがスラッシュしてるわけじゃないの、完全に、二人が自分達でやってるのよ!!)


私も、100%、あなたに同意見です。


さらに、このページには、私と同様、この映像を日記に公開してくれたことへの心からの感謝を表す Fan girls の書き込みが沢山投稿されていますが、中の一つを読んで 「がははっ」と笑ってしまいました。

「These two are married, right? Because this kind of pre-marital behaviour would be simply too lewd for a non X-rated flick.」

この二人、結婚もしてないのに、あそこまでイチャイチャしたら駄目!ですよね(笑)


そんなわけで、今日の午後は、うきうきと Paley の続きに取り掛かったのですけど、久々の聞き取り作業に、手強さを改めて噛み締めていたところに、Jensen 来日の速報を聞いて、全く聞き取り作業どころではなくなってしまいました。


明日、テレビをつけたまま作業ができるかわかりませんが、なるべく早めに Paley の続きをUPしたいと思っています。

2007年4月16日月曜日

結果発表:Save One Show!

なんと、ブログの更新を休んでまたまた Slash を読みまくっている間に、結果が出ていました。

そう、皆さんに投票をお願いした、あれです。

「Save One Show!」

のん気な私と違って、もう既に情報をキャッチしている方も多いでしょうが。

詳細はこちらのサイトで見ていただくとして…

http://www.eonline.com/gossip/kristin/detail/index.jsp?uuid=62ccc89d-dd62-421a-a04c-e06a7bdb37ad


投票結果の順位は以下のとおり…


1. Gilmore Girls: 2.2 million

2. Veronica Mars: 1.9 million

3. One Tree Hill: 950,802

4. Supernatural: 413,014

5. Studio 60 on the Sunset Strip: 120,312

6. Crossing Jordan: 30,552

7. Friday Night Lights: 23,195 (six more scripts have been ordered)

8. How I Met Your Mother: 21,761

9. What About Brian: 14,003

10. Jericho: 13,328

11. The Class: 13,238

12. Medium: 11,811(six more scripts have been ordered)

13. Scrubs: 9,248

14. 30 Rock: 5,189 votes (already picked up by NBC)

15. Close to Home: 2,433

16. Six Degrees: 1,711

17. The Nine: 1,126



「Veronica Mars」と「One Tree Hill」は、投票開始時から、熾烈なトップ争いをしていたとのこと。
そして、なんとずっと3位につけていた 「Gilmore Girls」が最後の24時間で突如トップに躍り出た、ということです。

「スーパーナチュラル」は4位。

これは健闘したといえるのか、力が及ばなかったといえるのか、…。
Cookieを削除して何度も投票すればよかった、と今更ながら、ちょっと自分の甘さをかみしめたりしている私です。


この投票を主催した Kristin は、「Veronica Mars」と「Gilmore Girls」については、嬉しいお知らせと言えるでしょう、なんてコメントしていますが、4位は?!

トップ3位からすると、ちょっと点差がつけられている感がありますよね…。

もちろんこの投票結果だけで、ショーの続行が決まるわけではない、と思いますが、上位2つが両方ともCWのドラマなので、スーパーナチュラルファンの熱意が足りない、なんて思われたら嫌だなー、と思ったり…。


5月の正式結果発表をひたすら指をクロスして待とうと思います。

2007年4月13日金曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

Jared Padalecki…、なんというか…、彼は…油断できません。


映画 「12人のパパ」 を見ました。


私の一番のお気に入りSlash小説 「NewOTPverse」 シリーズでは、Smallville のトム・ウェリングとジャレッドは共演した映画がきっかけになって友達になったことになっていて、それが縁で、Supernatural の前にジャレッドはジェンセンと出会う、という仕掛けです。

そのトムとジャレッドが共演した映画というのがいったいなんだったのか、ずーっと疑問に思っていたのです。(全然自分で調べる気のないところが…。いえ、日本で公開されてない映画かと思ってたので…)

毎度毎度のことですが、つい先日 marsaさんのところに遊びにいった時、それが「12人のパパ」だったことが判明しました。

marsaさんのところで見られるキャプションでは物凄く可愛いジャレッドは、映画の中では「いじめっ子」だということで、ちょっと見るのをためらう気持ちもあったのですが…。

画面にジャレッドが現れた瞬間、どきっ!としました。

田舎から引っ越してきたばかりのトムをからかう都会っ子という設定のジャレッドは、マジで脚長いし、おしゃれで寛いだ感じで、すっごく美味しそう!!!

あのトムを見下ろせる身長!

現在のジャレッドから比較するとかなり細いけど、胸板の厚みの基礎は出来てる!

そしてモデル並のスタイルのよさ!

いやー、思わぬ目の保養になりました!


DVDを見終わった後、興奮冷めやらぬまま 「12人のパパ」を調べてうろちょろネットサーフしている間、なんと「スーパーマンリターンズ」の主演候補として最終選考にまで残った5人の中に、ジャレッドが入っていた!なんていう情報が。
(ジャレッドはもちろんキュートだけど。結果的に考えると、あの人間離れした男前のブランドン・ラウスの対抗馬にはとても無理だったんじゃないか、という気も。これは多分に、スーパーマンとなるために必要な 6’3”以上の身長のおかげで、残ってたんじゃないかと…)

ジェンセンは、Smallville の主演を巡ってトムに敗れていたわけで、Supernatural の兄弟が二人とも、スーパーマンになり損ねてたなんて、それもなにか因縁のようなものを感じますね。


さらに、ジャレッド、アメリカでは12月の劇場公開が既に決まっている映画 「The Christmas Cottage」に出演するのですってね!
若き画家 Thomas Kinkade の役で、しかもあの 「アラビアのロレンス」 のピーター・オトゥール(まだご健在だったのですね…)と共演だとか!

ジェンセンの「Ten inch hero」もだけど…、日本でも公開されるのでしょうか?


***


などなど…、またまた色々驚いたり、勉強になったり、という刺激を受けた後、日課のSlashを読みに行きました。

すると今日投稿されたばかりの作品に 「Glitter Boy Machines (Chapter 1 / 10)」なんていうタイトルがあって、Author は caramel_maddy となってる。

このWriterさんが、また、上手いんですよね。

でもチャプター1/10?

読みたいけど、今読み始めちゃったら、また続きを待ち焦がれつつ、ずーっと追いかけていかなきゃならない…。


作者のコメントには:

「ゲイだと自覚しているティーンエイジャーのジャレッドを、ずっと書いてみたかった。
それで、Supernatural 撮影の前に二人は出会っていたけど、出会った状況が状況ということで、公けには前から知り合いだったと言えなかった、という設定にしたかったの…」

なんて心をくすぐられるようなことが書いてあって…。


しばらく(他のSlashを3本くらい読む間)悩んだ末、結局読んでしまいました。

そして読み始めた途端、目の前に浮かんできたのは、まさに今日の「12人のパパ」に出ていた若きジャレッド!

普通の高校生である17歳のジャレッドが、21歳のジェンセン(こっちはまさに Dawsons のCJ)に出会って…。

チャプター1だけだと覚悟して読み始めたら、既にチャプター2がUPされていて、その点は大喜びではあったのですが、やっぱりまだ足りない!続きが!早く続きが読みたい~!!!

お互いほとんど一目惚れの二人が、とにかく可愛くて!
この二人、これから Supernatural 出演に向けて、色々すごい展開があるんだろうな、とワクワクしつつ、出会ったばかりの J2 のいちいち初々しい反応に、なんだか遥か昔の初恋のときめきを思い出したほどです。(笑)

caramel_maddy さん、やっぱり確かな腕を持ってます。

興味を持たれた方のために「Glitter Boy Machines」、貼り付けておきますが、まだまだお話は始まったばかりですので、その点ご注意ください(私は既に禁断症状が…):

http://maddys-slash.livejournal.com/73902.html#cutid1


(Chapter 2)のページに貼ってあるタイトルバナーがまた!傑作です。



昨日、また、最高に面白いCrack作品を読んだのですが…、その内機会があれば本当にCrack祭りを開催するかもしれません。

Slasher は食いしん坊(その2)

私、物心ついて以来の食いしん坊なんです。


そして読書も大好きなんです。



***



昨日はまた通院の日で、最近はもう病院とセットのようになってしまった本屋さんに行きました。
定期的に大きな本屋さんに行けると思うと、通院が楽しみにさえなってきそうです。

洋書コーナーではまた空振りに終わりましたが、とっくに新刊が出ているはず(実は最近スーパーナチュラルにかまけて、すっかり忘れていました)のジョアン・フルークの翻訳を探しに文庫コーナーに行って…。

見つけました「Peach Cobbler Murder(日本題:ピーチコブラーは嘘をつく)」!

Cobbler というのは、あまり日本では聞きなれないデザートですが、辞書には:


季節のフルーツを切って砂糖などとあわせ、上にビスケット生地をのせて焼き上げ、冷やして食べるフルーツ・パイ。」(涎が…) なんていう説明が出ています。


フルーク(というか主人公のハンナ)によると、お好みで熱々のコブラーにホイップクリームやアイスクリームを添えて食べても最高に美味しい!とのこと。(私はこっちの方が好みです!)

今回のフルークの新刊では、ピーチを使ったコブラー(アメリカ南部では大変ポピュラーなデザートらしいです)が事件のキーになっているのです。
注:ジョアン・フルークの小説は、実はミステリーです。

ジョアン・フルークの本を入手した以上、美味しいお菓子を買わずに帰ったら自殺行為です。

本屋さんから道路を渡ったところにあるスターバックスで例の大きなチョコチップクッキーを買おうとすると、なんと名古屋のど真ん中のスタバには、チョコチップクッキーどころか、その他の種類のクッキーも一枚も置いてないではありませんか!
(ショーケースに入れない、一個ずつ包装された小さなお菓子はレジの脇にありましたが、フルークを読む場合、用意するクッキーはなるべく大きくて、かつ焼きたてでなければならないという決まりがあります)

動揺のあまり(本来甘くて冷たい飲み物はあまり飲んではいけないと言われているのに)シナモンキャラメルフラペチーノ(春の新商品でしたが、名前ははっきり覚えていません…)なんかを頼み、お菓子のショーケースの中で最初についたレモンマフィンを一つ買って帰ってきました。
とはいえ、これはこれで、とっても美味しいマフィンでした。


そしてやっぱり一晩で、「ピーチコブラー…」を読み終わってしまいました。


話は少し変わりますが、かつて「ツインピークス」というドラマがあったのをご存知ですか?
(Dune-砂の惑星、なんかで知られる、あの舌を噛みそうな名前のカイル・マクラクランがキュートなFBI捜査官として出ていましたよね?セカンドシーズンには、モルダーことデイビッド・ドゥカブニーがとんでもない役で出ています)

私、ツインピークスも好きで…、何年か前にファーストシーズンのDVDボックスを買って以来、ずーっとセカンドシーズンのDVDボックスが発売されるのを待ち続けていたのですが、先日買ったBS fanによると、6月から立て続けに1&2シーズンのDVDのレンタルが開始され(なんと!今まで、DVDはレンタルもされていなかったのですね!)、この秋にはセカンドシーズンのDVDが発売になる、と書いてあって、今からとっても楽しみにしています。

おっと、また話がうっかり逸れましたが…。

ツインピークスには、物凄くおいしそうなドーナツやパイが毎回出てきて、食いしん坊の私を苦しめてくれました。

カイル・マクラクランがまた、美味しそうにチェリーパイなんかを食べて、物凄く美味しそうにコーヒーを飲むんですよね!

アメリカの Diner でコーヒーと一緒にパイを食べてみたくて、何度も死にそうになったものです。


アメリカの南部のデザートで有名なものというと、ピーカンパイもありますね。
J2の里帰りSlash小説でも、ジャレッドがジェンセンを実家に誘うシーンで「My mama makes a kick-ass pecan pie.」と言ったりしています。

私は、胡桃に似たピーカンナッツを使った、このピーカンパイについてはジョージア州コロンブスで、生涯忘れ得ないであろう残念な思いをしたことがあり(大した内容でない割に、とんでもなく長い話になるので割愛しますが)死ぬまでにもう一度、アメリカ南部に旅行して美味しいピーカンパイを食べる、というのも人生の目標の一つです。


私の一番のお気に入りのX-Files Slash の作家さんのお話には、毎回ものすごく美味しそうな食べ物が出てきます。(美味しそうな食べ物が出てくるから一番お気に入りなのかな…?)

「大きく切った熱々のアップルパイにバニラアイスクリームを添えて、たっぷりキャラメルソースをかけて持ってきてくれ…」なんていうシーンを読んでどうしてもたまらなくなり、冷凍のパイシートを買ってきて、りんごを刻んで砂糖とシナモンとレモン汁をまぶしたものをパイシートに包んで即席のアップルパイを作り、焼きたて熱々のところにハーゲンダッツのパイントカップのバニラアイスをこれでもか!と一緒に盛り付けて、夫に呆れられながら食べたこともあります(笑)


***


さて、いよいよやっと今日の本題です。


皆さん、突然ですが「Shepherd's Pie」って、食べたことありますか?


上記のアップルパイのところで「冷凍のパイシート」なんて書いたので、鋭い人は既にお見通しかもしれません。

私、実は、お菓子作りが苦手です。

料理は完全に目分量で作る!を信条にしている、O型大雑把人間を代表する私は、きちんと材料を量って準備しなければならないお菓子を作ることができません。

冒頭に挙げた、ジョアン・フルークの小説には、物語の途中にいくつも最高に美味しそうなクッキーなどのお菓子のレシピが出てきて、お菓子を作れなくてもレシピを読むのは大好きな私は、渇望状態のため死にそうになりながらも読まずにはいられないのですが、彼女のレシピは、バターはレンジで溶かす、とか、小麦粉はふるわなくてよい、とか、私の心をくすぐる大雑把な指示が書いてあるので、いつか、一つくらい作ってみたい、と思っています。


日本人にとって、パイというものは、ほぼデザートを意味するもの、という認識があるのではないかと思うのですが、アメリカの小説(Slashも含む)を読んでいると、食事としてもパイを食べているシーンが出てきます。


そして、今回ご紹介する「Shepherd's Pie」も、私は上に挙げたX-Files Slashの作家さんのお話に出てきて初めて知ったのですが、これは食事として食べるパイなのです。


「Shepherd's Pie」? 羊飼いのパイ? どういうお料理なんだろう…。


パイ、という以上、パイ皮を作ったりしなければならないなら、私には作るのは無理だけど…、と思いつつ、好奇心に打ち勝てずにネットでレシピを検索してみた私。

パイと名前はついているものの、その実態は、日本人の感覚では全然パイなんかではない、お料理でした。
そしてなによりも嬉しかったのは、私にも作れる(つまり目分量を許容してくれる)お料理だったのです。
この「Shepherd's Pie」、パイの形状でいったら、冒頭に挙げた Cobbler に近いと言えるかもしれません。


正統派の「Shepherd's Pie」のレシピはウェブ上にいくらでも公開されているので…。


今回はネットでいくつも出てきたシェパードパイを私なりにブレンドして作り上げた「藤葉版シェパードパイのレシピをご紹介します。これも美味しいですよ!


「Shepherd's Pie」レシピ


では材料の説明から(今回は前回のグリルドチーズサンドのように男の料理ではなく、主婦の自慢料理の範疇に入る料理なので、ちょっと沢山あります)

(この材料で4人前はたっぷりできますが、食いしん坊夫婦の我が家では、二人で平らげてしまいます…)

ひき肉:200g ~300gくらい。(我が家は400gくらい使うかも…)
(牛肉でも合びきでもお好みのもの、「羊飼いのパイ」なので、本来は羊のお肉で作るのが正統ですが、日本人にはちょっと冒険になりますし、匂いのしないラム肉をひき肉にしてしまうのは、コスト的に割に合いません)

セロリ1本:粗いみじん切りに(我が家はセロリが大好きなので、葉の部分まで全て刻んで入れてしまいますが、苦手な方は、下の部分だけ、もしくは全く入れなくても)

たまねぎ中2個:粗いみじん切りに(セロリを入れない場合、たまねぎを増やしてください)

にんじん大1本:すりおろし

ジャガイモ(できれば男爵)中4~6個:(牛乳とバターを加えて)マッシュポテトを作ります。

トマトの水煮缶:1缶

ケチャップ:大匙2~3

塩こしょう、コンソメキューブ一つ

スパイスの棚にある、スパイス全種類(ナツメグ、シナモン、オレガノ、ローズマリー、乾燥パセリ、バジル、…)

溶けるタイプのチーズ適量(溶けるスライスチーズなら2,3枚)


作り方

① フライパンにオリーブオイルを引き、セロリ、たまねぎを透き通るまで炒めます。

② ひき肉を入れ、軽く色が変わるまで炒めます。

③ にんじんのすりおろしを加え、にんじん全体に油が回るまで数分炒めます。

④ フライパンにトマトの水煮缶をトマトを潰しながら加え、トマトの缶に一杯弱ほどの水も加えます。

⑤ いよいよ味付けですが、塩コショウ、コンソメキューブ、ケチャップ、そしてスパイスの棚にあるスパイスをほぼ全種類一振りずつ入れていきます。ナツメグとシナモンが入ると、かなり「シェパードパイ」らしい感じになりますが、お宅にあるものをなんでも。クレイジーソルトなんかがあれば、塩の代わりに入れてもいいと思います。(正統派のシェパードパイにはトマトもケチャップも入らないのですが、私は、ひき肉のにおい消しには、トマトが一番だと思っているので、私のレシピには欠かせません)

⑥ フライパンの中の水分がほとんどなくなるまで(といっても、しっとり感は残してください)弱めの中火で煮詰めていきます。

⑦ 最後に味をみて、塩味を調えてください。

⑧ ひき肉を煮詰めている間に、マッシュポテトを作ります。皮をむいたジャガイモを茹で、やわらかくなったらお湯を切って、なべの中でジャガイモを潰し、バターと牛乳を加えたら、消えそうな弱火にかけながら力任せに練っていきます。

⑨ グラタン皿(大皿でも、一人ずつでもお好みで。我が家は、我が家唯一の高級食器であるル・クルーゼの長方形のベーキングディッシュでどん!と一度に作ります)に、お皿の半分くらいの高さまで煮詰まったひき肉を敷き詰めます。

⑩ ひき肉の上にチーズをかぶせます。(これも正統派のレシピにはないものです。食いしん坊の私としては、ミートソースとマッシュポテトの間にどうしてもチーズを挟みたくなってしまったのです)

⑪ チーズの上にマッシュポテトをのせて平らにならします。

⑫ フォークでマッシュポテトの表面全体に波型の模様をつけていきます。(これはこの後オーブンで焼くと綺麗な焼き目として浮かび上がります。

⑬ 200度~220度に温めたオーブンでマッシュポテトに綺麗な焦げ目がつくまで焼きます。(オーブンの癖によって焼けむらが出来そうだったら、途中で、向きを変えたりして調整してください)


以上で、できあがりです!


ちょっと手間が…、という感じですか?

優しい味のミートソースとマッシュポテトの組み合わせを想像してみてください!

しかも香ばしく焼けたポテトの表面がまた美味しいんです!

大皿で焼いた場合は、各自の取り皿にたっぷりと掬い取っていただきます。
味が足りないと感じた場合(元はイギリスの料理です(笑))ケッチャップなどを少し添えていただきます。

あとは簡単なサラダでもあれば完璧です。

私は、バゲット、赤ワインと一緒に食べるのが大好きです。
もちろんビールと一緒でも…。
いや、もちろんアルコールなしでも美味しいです(笑)

オーブンの片隅に余裕があるようなら、アルミホイルに包んだバゲットを押し込んでおくと焼きたてに戻ります。入らなければトースターで焦げないように温めましょう。

フォークですくい取ったパイをかりかりのパンに乗せて食べると…、満面の笑みがこぼれるはずです。


…、私の食いしん坊具合に、ちょっと引いてる方もいるかもしれませんね…。

もちろん、毎日こんなものを食べているわけではありません!

でも今日は本気で美味しいものを食べるぞ!と思うと、どうしても気合が…。


次回は…、一日くらい休んだ方がいいでしょうかね(笑)

2007年4月12日木曜日

Just watch this!

日記の更新を少しは休もうかと思ったのです。

さすがに最近飛ばしすぎで…ちょっと体調もやばい感じなので。

今日はまた通院だし…、病院に行く以外はゆっくりしよう、って。

でも、これを虫の知らせっていうのでしょうか?

明け方起き出して、ちょっとだけ、ちょっとだけだからって、パソコンを開いたらトンでもないものが…。

これ↓です。
このお話の一番下についているビデオ、「YouTube」では、UPした直後に削除されたとのこと。
(これもその内ネット上から消えちゃうかも…)


http://community.livejournal.com/no_candle_mom/13920.html#cutid1



ひょっとして、CW、Supernatural の Slash ビデオに干渉しはじめた?とかなんでしょうか。

「Paley」映像が消えちゃったのも、それに何か関係あり?

取り越し苦労であってくれることを祈るけど…。

全世界の Fan girls のテンションが上がりすぎて、どっかからクレーム出てきたりしてるんでしょうか?

仮にそうなら、そのクレームが、サード継続への障害になったりしなければいい、と、それについても祈るばかりです。

私たち、Fan girls は、フィクションとして作品を心から楽しんでいるだけなんです。

お話に書かれていること、Slash映像だって、全ては嘘っぱちだってことは、ちゃんと理解してるんです。

だから、まだ取り上げないで!お願い!

2007年4月11日水曜日

X-Files slasher の見たSupernatural その18

ファーストシーズンの妄想鑑賞日記を書くのは、なんだか本当に久しぶりな気が…。


今回は、ファーストシーズン第13話「Route666」の妄想鑑賞日記です。
Paleyでも(ううっ…Paley戻ってきて!)「あのディーンのNC-17シーン…」と言われたエピソードです。

NC-17シーンということで…、以前、marsaさんのところで知って以来、どうしても、どうしても見てみたい~と思っていたVideoに、先日のYouTubeめぐりの時に偶然出くわしました。

この作品は、兄弟の同性愛をテーマにした短編映画「Starcrossed」とSupernaturalのコラボVとなっていて、ベッドシーンの白いむっちりとした身体は、なんとPBのLJです。
Marsaさんのところで紹介されていたので、既にご覧になった方も多いでしょうが、この「Starcrossed」もいい映画ですよね。

でもこの兄弟の身体を逆にして、こっちの兄弟の身体だと妄想すると…また…。

タイトルは「What Would Happen」です。

http://www.youtube.com/watch?v=QKJT2xWF9sw


と…、とりあえず今回の日記の本編に入る前に、心に潤いを持たせたところで…。


突然ですが、この先、大した内容にはならないとは思うのですが、スーパーナチュラルシリーズ全編を通しての登場人物について、セカンドシーズンのネタバレが少しだけ現れる可能性があります。
大変申し訳ありませんが、閲覧ご注意ください。



皆さん、Supernatural にゲスト出演する女性について、どういう感情を持たれていますか?

最近、あまりにどっと色々な情報が流れ込んできたため、一番最初の生な感情については定かでなくなってしまったところもあるのですが、正直に言って、ファーストシーズンを見始めた頃、ワタクシ、あらゆる女性ゲストを疎ましく思っていたような気がするのです…。


ちっちゃな金髪の超可愛いディーンを笑顔で抱き上げたの姿を目にした瞬間に恋に堕ちた!といっても過言ではない私は、金髪美人のママに対して、「くそーっ、マジで美味しそうな男捕まえちゃって!!!」と思い。

大学にいるサムが、看護婦姿の超美人の金髪のジェシカといちゃいちゃしている姿を目にして、「本当に美人だってことは認める。こんな美人、あたしが男でも彼女にしたいよ?でもさぁ、最初っから、これ?仮にもイケメン兄弟が!二人で!旅するドラマだっていうから見ることにしたのに…、心の底まで腐女子の私に、この先見ていくことができるわけ?」と幾分不安になり。

第1話のImpalaの中でサムに乗っかった超色っぽい白いドレスの幽霊も、むむ?と思い、

第2話の家族思いだけどちょっと生意気な Haleyちゃんに、右眉の辺りがピクリとし、

第3話のルーカスのママになんか、全裸で酷い目に遭ってるっていうのに全然同情できなくて、

第4話の何の罪もないフライトアテンダントのお姉さんに、ディーンと一緒に「クリスト」なんて声をかけてみたり、

第5話の女子高校生たちに「けっ、あんたたち、ふざけてBloody Maryなんて言ってると酷い目に遭うんだからね」なんて軽く悪態をつき、

第6話のサムのスタンフォード時代の友達レベッカについては、「美人かもしれないけど、なんか感じ悪いよね」なんて酷評し、

第7話のサムとキスした牧師の娘にいたっては、「清純そうに見えるけど、この娘、完全なSlut!男ってなんでこういう子が好きなの?!」と憤慨し、

実質二人がゲイカップルだった第8話と、ミズーリに完全に子ども扱いされてた第9話は飛ばして、

第10話のAsylumで勇敢に霊に対処したキャットちゃん(この子4400に出てます?)、「ね?だから彼氏に誘われたからって、こんなとこに遊びにきちゃ駄目なのよ」なんて画面に向かって説教し、

第11話で登場したメグが、Puppy dog face全開のサムをいとも簡単に懐かせてるのを見て、「この女、久々に心底ムカツク!」と感じ、あの町で、ディーンに唯一親切に対応してくれたエミリーちゃんにまで「この子もなにか下心があるの…?」なんて疑心暗鬼になり、

第12話の、あの美しくも可哀相なレイラが登場した瞬間から、あの最大のチャンスにディーンにキスしなかった!その瞬間を実際に目にするまで、「絶対この後ディーンとなにかあるはず」と疑い続け、

まだこの先、少し後のエピソードで出てくる、あの「NGシーン」でひたすらサム、というか、あれはもうジャレッドといちゃいちゃし続けた(ちょっとサンディーに似た感じもある?)オークショナーの娘の彼女なんか、「うんうん、美人!美人だけど!もう、見るのもうんざり!!」っていう感じだし、

セカンドシーズンで長きに渡り、私の歯をすり減らしかねないほどに歯軋りさせたジョーにいたっては、ほんと気の毒だけど、Possessed Sammyのあの暴言と酷い仕打ちを目にして、「これはもうしかたないよね」と笑って頷いてしまった私。

最近の唯一の例外は、サムのNC-17シーンがあった「Heart」のMadisonですが、彼女、Smallvilleではなんだか憎めない感じで、今回のエピソードでも始まった瞬間から、「あ、狼とPuppy dogだ…」と思ってしまったので、いつもの女嫌いセンサーが働かなかったのかも。


記憶が定かでない、なんて言いながら、例を挙げ始めてみれば、とんでもないことになってしまいました。お恥ずかしい…。。。


なんて心の狭い、酷い女だとお思いでしょうが、心の底からどうしても自然にわきあがってくる感情なので、こればかりはどうすることもできません。
だって、兄弟二人にひたすら仲良くしていて欲しい!と思うと、女の子、という存在は、どのようにして登場したとしても完全にその邪魔!になるしかないのですもん!
私、心の底まで腐ってるんです!しかたないんです!


ところが、この第13話のキャシーについては、どういうわけか、最初から批判的な感情を持ちませんでした。
もちろんあのカーリーヘアとキャラメル色の肌を見た時には、オープニングでお父さんが事故に遭っている姿を目にしていながら、意表を突かれて驚きはしましたが。

どうしてなのでしょうか?


その辺も考察しながら、今回の妄想日記を進めてみたいと思います。


***


オープニング明け、ペンシルベニアへの道順を地図で確かめているサムに、ディーンは、古い友達が電話をかけてきたから助けに行く、と言い出します。

ここのディーンの台詞、日本語で会話していたら、かなり話が進むまでサムには友達の性別がわからないところですが、英語なので、ディーンが二言目に 「Her father was killed, …」 と言った瞬間、サムにはその友達が女の子だ、ということが分かってしまいます。


妄想日記の初期の頃、「ディーンは、One-night standかプロ相手しか女性経験がないのでは?」と思ったと書きました。

この後の二人の会話で、なんとサムも私と全くの同意見だったことがわかります。

Impalaに乗り込み、ディーンの古い友達の女の子のところへと向かう二人。


Sam: “By ‘old friend,’ you mean…?”
  (古い友達って、つまり…?)

Dean: “A friend that’s not new.”
  (新しくない友達ってことだ)

Sam: “Yeah, thanks.------So her name’s Cassie, huh? You never mentioned her.”
  (うん、ありがと。……で、彼女の名前、キャシーとかいった?聞いてないんだけど。)

Dean: “Didn’t I?”
  (言ってなかったか?)

Sam: “No.”
  (言ってない)

Dean: “Yeah, we went out.”
  (ああ、ちょっと付き合ってた)

Sam: “You mean you dated somebody? For more than one night?”
  (兄ちゃん、誰かとデートしてたっていうのか?一晩以上?)

Dean: “Am I speaking a language you’re not getting here? Dad and I were working a job in Ohio. She was finishing up college. We went out for a couple of weeks.”
  (俺、お前に通じない言葉でしゃべってるか?父ちゃんと俺は、オハイオで仕事をしてて。彼女は大学を卒業するところで。俺達は2週間くらい付き合ったんだ)

Sam: “And…?”
  (で…?)


サムの問いかけに無言のディーンに対し、ねえ、彼女のお父さんについては気の毒だけど、…でも話を聞く限り、典型的な自動車事故みたいだしさ、俺達の仕事にどう関わってくるか、俺には見えてこないんだけど、と言いつつ。


Sam: “Which, by the way, how does she know what we do?”
  (それよりさ、どうして彼女、俺達の仕事のことを知ってんの?)


まだ無言を続けるディーンに。


Sam: “You told her. You told her, the secret! Our big family rule number one: We do what we do and we shut up about it. For a year and a half I do nothing but lie to Jessica. And you go out with the chick in Ohio a couple times and you tell her everything? Dean!”
  (話したんだな。彼女に話したんだ、秘密を!我が家の大事なルールの第一番目だろ:やることはやる、そしてそのことは黙ってる。一年半も、俺はジェシカに嘘をつき続けてたんだぞ。なのに、兄ちゃんは、何回かデートしたオハイオの小娘なんかに、全部話したのか?ディーン!)

Dean: “Yeah. Looks like.”
  (ああ。みたいだな)


あっはっはっはっはっは!!!

わかりました!このシーンです!

このシーンでサムが、もう私が横からなにか意地悪な言葉を差し挟むすきがないほど、徹底的に嫉妬心をあらわにして、お腹が痛くなるほど大笑いさせてくれたので、その後出てきたキャシーをすんなり受け入れられたのに違いありません!


また、以前の日記の中で、ディーンの女の子の好みについて、「One-night stand(行きずり、一夜限りの相手)にはイケイケのセクシー系を御所望のディーンですが、彼が本当に惹かれるのは、しっかりしてて、頭がよく、気持ちがいいくらい自己主張のできる、家族思いの女の子みたいです。」なんていうことも書いたことがありました。

そう、ついに画面に現れたこのディーンの元カノであるキャシー、見た目はイケイケのセクシー系で、かつ、しっかりしてて、頭が良く、気持ちがいいくらい自己主張のできる、家族思いの女の子!
まさにディーンの好みを200%満足させるタイプってことになります。

ディーンがたちまち恋におちて、洗いざらい秘密を話してしまったのも頷けるというものです。


ここで、ディーンとキャシーの二人を背後から意味ありげな笑顔で見つめるサム。


今回のエピソードでは全く触れられていないので、見逃しかねないのですが、この「Route666」というエピソードを妄想目線で解釈していくために、一つ考慮に入れなければならない要素が一つあります。

それは、サムのサイキック能力です。
この次のエピソードの「Nightmare」では、まさにサムのその能力がストーリーの鍵になってくる程、この頃のサムのサイキック能力は高まりつつあるのです。

「Home」で、兄弟を目にした瞬間に、ジェシカの死と父ちゃんの失踪を見破ったミズーリ。
ミズーリをしてその能力を超えると言わしめた能力を持っているサムは、(父ちゃんの気配には全く反応しないとしても)ことディーンが絡んだ場合、強烈にその力を発揮する傾向があります。

この初対面での二人の姿を目にした瞬間、サムは「一晩くらい旧交を温める可能性があるにしても、このキャシーは今後の脅威にはならない」 と二人の心を読みとったのだと私は推測します。

その視線で見ていくと、いつもの焼きもちサムからは考えられないほど寛容に兄ちゃんの恋にハッパをかけているように見えるサムの行動が全てしっくりと胸に収まります。


そして、ディーンの心を解釈してみるとどうなるでしょう?

「Skin」、「Faith」、「Scarecrow」などのエピソードで、極度に低い”Self-esteem(自己評価)” を垣間見せたディーン。
自分の命よりも大事に、大切に育ててきたサムが、あっさりと自分を捨てて大学にいってしまった後、ディーンの心は言葉にできないくらいの強いダメージを受けたはずです。

第1話で、ディーンが父ちゃんと別行動をとって、一人で仕事をしていたと知って驚いたサムに、「俺をいくつだと思ってるんだ、26だぞ」なんていうシーンがありましたよね?

サムがいなくなった後、父ちゃんが行く先も告げずに姿をくらましたのも、ひょっとしたら、あの時が最初ではなかったのかもしれません。
サムのいない2年間の間に、例え1日でも、父ちゃんと連絡のつかない日があったとしたら?

キャシーと出合ったまさにその頃、父ちゃんもいつか自分を捨てて一人でどこかへ行ってしまうつもりなのかもしれない、と、ディーンは一人心の内でその可能性を恐怖とともに感じ始めていたのかもしれません。

以上を考慮すると、ディーンは、キャシーと出合った頃、自分の人生を変えなければならない時期が来た、と思い悩み、その結果、誰かに縋りつきたい気持ちになっていたのかも、と推測することもできると思います。

結果的に、ディーンがサムのことも父ちゃんのことも最後まで諦めないでいてくれたおかげで、私たちは、このSupernaturalというドラマをこんなにも深く愛する機会を得たわけですが、父ちゃんの失踪がもっと早くて、さらにキャシーがディーンの全てを受け入れる気になっていたとしたら、ディーンは家族の恐ろしいしがらみから逃れ、現在とは全く違う、ある意味普通に幸せな人生を生きていた可能性もあったのかもしれません。


と、なんだかとんでもない妄想深読みになってしまいましたが、さすがに本編に戻ります。


事情を聞くため、キャシーの自宅にやってきた兄弟。

ここでどうでもいい細かいシーンなのですが、気になることがあります。

キャシーが二人にお茶を入れてくれるのですが、(カップの中は見えないけど、あのティーポットはコーヒーではない気がします)二人に好みも聞かずにポンポンっとお砂糖を放り込んでから、二人に渡していますよね。

(コーヒー党かつブラック党であると私は睨んでいる)ディーンは、カップの中身を眉をしかめて覗き込んだものの、口をつけずにすぐ脇のサイドテーブルにカップを置いてしまいます。
一方、普段、ダブルヴァニララテなんかを飲んでいる甘党のサムは、特に気にする様子もなくお茶を飲んでいます。

Slash小説で、J2が実家であるテキサスに里帰りすると、必ずお母さんが Sweet tea を出してくれるシーンが出てきます。今回の舞台のミズーリも南部ですよね?(違う?でも調べません)テキサスと一緒で、お茶は甘くして飲むもの、という文化があるってことなのでしょうか?


兄弟が情報を集めていくうちに、怪しい黒いトラックの存在が浮かび上がり、キャシーの両親の恋愛にも絡む、町の古い事件がどうも現在の連続死亡事件になんらかの関係を持っているらしいことが明らかになってきます。

やっぱりこの二人の黒スーツ姿、キュートですね。

そしてスーツ姿に着替えながらの二人の会話でも、さんざんディーンの神経に触る「Interesting observation」を披露した後、部屋を出て行くディーンの後姿に向かってみせたサムのあの笑顔!なんですかあれ!(笑)

黒スーツでの調査を終えた二人、更に調査を進めるため、兄ちゃんはキャシーと話して来なよ、ああ、ついでに別の話もしてきた方がいいかもね、といい始めたサム。


Dean: “What other thing?”
  (別の話ってなんだ?)

Sam: “The serious unfinished business. Dean, what is going on between you two?”
  (深刻な未解決事項のことだよ。ディーン、二人の間ってどうなってんの?)

Dean: “We were a little bit more involved than I said.”
  (前に言ったよりも少し深い付き合いだった)

Sam: “Oh, okay.”
  (ああ、オーケイ)

Dean: “Okay, a lot more. Maybe. I told her the secret about what we do and I shouldn’t have.”
  (わかった、ずっと深い付き合いだった。多分な。俺は俺達の仕事の秘密について彼女に話した、話すべきななかったことをな)

Sam: “Look, man, everybody’s gotta open up someone sometime.”
  (ねえ、誰でも時には誰かに心開くものなんだよ)

Dean: “Yeah, I don’t. It was stupid to get that close. I mean, look how it ended.”
  (ああ、でも俺は開かないんだ。あんなに入れ込むなんて馬鹿だった。つまり、どんな終わり方をしたかを見ればな)

サムのこの笑顔!

Dean: “Would you stop? Blink or something!”
  (いい加減止めてくれるか?瞬きくらいしろよ!)

Sam: “You loved her.”
  (彼女を愛してたんだね)

Dean: “Oh, God.”
  (勘弁しろよ)

Sam: “You were in love with her, but you dumped her?”
  (彼女を愛してたのに、彼女を捨てたんだ)

またもや無言のディーンに向かって。(サム、あんた絶対わかって言ってるよね)

Sam: “Oh, wow. She dumped you.”
  (ああ、そうか。彼女が兄ちゃんを捨てたんだ)

Dean: “Get in the car. Get in the car!”
  (車に乗れ。車に乗れって言ってんだ)

この会話の間のサムの嬉しそうな顔ったら!
焼けぼっくいというものは、最後まで燃やしてしまわないと、変なところでまた火が再燃したりするものです。
サムは、自分がちょっと目を話していた隙に、兄ちゃんが自分のことを諦めて得体の知れない女なんかと(注:いつもくどいようですが、あくまでサム目線です)結婚してしまう、なんていう、とんでもない事態に発展しかねなかったディーンの過去の思い出に、今回きっちりと幕を下ろさせようと決心したようです。


そして、ついにキャシーとディーンのあのシーン!
二人の会話がまた微妙です。

ドリアン家の話にまぎれて、弟が一緒にいないと気まずいか、なんていいつつ、キャシーがそこを掘り下げようとすると、するっと話をそらすディーンに。


Cassie: “I forgot you do that.”
  (あなたがそういうことをするって忘れてたわ)

Dean: “Do what?”
  (何をするって?)

Cassie: “Oh! Whenever we got—What’s the word, “close”? Anywhere in the neighborhood of emotional vulnerability, you back off. Or make some joke. Or find any way to shut the door on me.”
  (ああ!いつだって私たちが…なんていえばいいの、"親密"?になりそうになると…。感情的にもろい部分に近づこうとすると、あなたは引き下がっちゃうのよ。じゃなきゃ、ジョークにしちゃうか。さもなければ私の前でどうにかしてドアを閉める方法を見つけ出すの)


これに続く、二人の口論もとってもいい台詞の連続ですね。

将来を考えてもいいと思った男性が、仕事で幽霊を狩ってるなんて信じられないようなことを言った上、二人の仲もこれからっていう時に突然父ちゃんと一緒に行かなきゃならないから、なんて自分の目の前から去ろうとしたら、冗談紛れに自分を捨てようとしている、と女の子が考えたって、全く無理のないところです。
ほとんど一般世間を知らずに育ったディーンは、その時自分に言えた精一杯の真実をキャシーに語っていただけだったのだとしても…。

オハイオで出会って恋に堕ちていたその時に、二人がこの喧嘩をしていたら!

サムは、今頃あんな、まさに「shit-eating grin」みたいな笑顔で兄ちゃんから「瞬きくらいしろ!」なんて言われてる場合じゃなかったってこと。
それくらい、ディーンがキャシーと出会って恋に堕ちたタイミングは、微妙なものだったと思うのです。


そして、NC-17シーン!

「Heart」が放送された後、どっちの Sex シーンが Hot だったかについて、 Fan girls の間で熾烈な熱い議論が交わされていましたが(笑)
ディーンの方は、「ほとんどシルエットじゃない!」と批判され、
サムの方は、「とにかくカメラワークに落ち着きがなさすぎ!」との酷評も…。
結論としては、自分のご贔屓の兄弟の方が「断然 Hot だった!」ということになるみたいです。


ディーンのNC-17シーンも、間違いなく Hot ですよね?

私は、事後の cuddling シーンに余計どきどきしました。
“We should fight more often.” “Absolutely!” っていうやりとりのあれですね。

(ジェンセン、ホント!いい具合に美味しそうに逞しくなりました!あの胸の厚みと二の腕の逞しさ!たまりません!(感涙))
キャシーの手がディーンの胸の上で動くたびに目が釘付けになって(すいません、変態で…)

ここでも、二人は本当にいい会話をしているのですが、いかんせん!(サムの計算どおり)タイミングが遅すぎる!

二人がまたまたいい雰囲気になった瞬間、ディーンの携帯が。もちろんサムです。

市長さんがひき逃げされた現場に駆けつけたディーンに。


Sam: “Where were you last night? You didn’t make it back to the motel.”
  (昨夜はどこにいたの?モーテルに戻って来れなかったんだね)

Dean: “Well…”
  (まあ…)

Sam: “You guys worked things out?”
  (兄ちゃんたちうまくいったんだ?)

Dean: “We’ll be working things out when we’re 90.”
  (俺達がうまくいくのは、90になった時だろうよ)


サム、あんた絶対わかって言ってるよね!


この後、退屈だった大学時代の人生が懐かしいよ、「this killer truck」で始まらない会話も懐かしい、なんていう可愛いサムの台詞もあり…。

その killer truck をサムの思いつきの機転で、退治した後、
「Maybe? Maybe?! What if you were wrong?」
「Honestly, that thought hadn’t occurred to me.」
「(サムの台詞を繰り返して)I'm gonna kill him」
なんていう、さらに可愛い会話も交わしている兄弟ですが、

ディーン?サムは、焼けぼっくいを最後まで燃やしてしまうためとはいえ、一晩帰ってこなかった兄ちゃんのことをちょっと恐がらせようとしただけで、いくら思いつきでも、兄ちゃんの命に関わるようなことで失敗するような子じゃないんだから、本当は心配いらなかったのよ!


そして二人は今回も無事事件を解決し、町を出て行くことになるのですが…。

I’ll see you, Cassie. I will.」と断言したディーンだけど、二人の別れのキスシーンを見つめるサムのあの落ち着いた様子を見ると、キャシーの心はもう決まっちゃってる、ってことですよね。

サムの運転で出発した二人。

キャシー本当にディーンにお似合いなんですよね。
なによりあのサムが、「I like her.」って言ってるほどです。


Sam: “You meet someone like her, ever make you wonder if it’s worth it?—putting everything else on hold, doing what we do?”
  (彼女みたいな人に出会って、何もかもを二の次にしてまで俺達の仕事をする必要あるのかなって、疑問に思ったりしない?)


サムが最後にこんなことを言うのは、さすがに家族のために自分の人生を諦めざるをえなかったディーンのことを可哀相だと思ったのかもしれません。
それでも、兄ちゃんはサムだけのものなので(父ちゃんにだって渡しません)、サムはディーンをImpalaに乗っけて、キャシーから離れていくしかないのです(涙)


また無言でサムを見つめ、笑顔を浮かべるディーン。とんでもなく美人です。
(今回このディーンの無言の返答が何回あったことか!)


Dean: “Why don’t you wake me up when it’s my turn to drive?”
  (俺の運転の番になったら起こせよ?)

といってサングラスをかけたディーン。


もちろんこのシーンのGag reelでは、ジェンセンがジャレッドの膝の上に横になって、私たちfan girlsを「おおううぅ!Will you give him a blow job?!」 と歓喜の渦に陥れたことは言うまでもありません(笑)

すみません、最後の最後まで変態で…。

次回は、もしかしたらまた「食いしん坊」かもしれません。

2007年4月10日火曜日

Super-wiki!

少し前の日記への書き込みで、Zionさんから、パパとジョーにメールが送れるらしい、という情報を教えていただきました。

つい先日の日記への書き込みで、マツさんからは、「Super-wiki」にパパの日記が活字で公開されているという情報も。



皆さん、毎度、毎度、楽しい情報をお寄せくださって、ありがとうございます(涙)



Paleyの映像消失に動揺して、日記で触れるのを忘れていましたが、はい、もちろん「Super-wiki」覗きに行って来ました

といっても、あの膨大な情報を一気に読む勇気は出ず、ほんの入り口を覗いた程度ですが…。


それでも色々驚くことが!


パパの日記、あんなに一言一句、タイプされた状態で読めるようになっていたなんて!
(パパのスペルミスまでそのままタイプした、なんて注意書きまで!)

まあ、私の場合は、(ちょっとヨーダっぽい?)彼の手書き文字で読んでこそ、大泣きできたのだと思うので後悔はありませんけれども!
と、強がりを言ってみるものの、…でも、あのパパの文字を読みながら、涙で曇る目でタイプした私の労力を考えると…、…いえ、い、いいのよ。

I really do love Daddy John Winchester! なんですから。


そして、パパの情報の中には、血液型は AB型だとか!
(ディーンって O型っぽいと思ったのに、B型?ってこと?で、サムはA型?もしくはパパと同じ AB型?兄弟二人は、従軍経験がないので、血液型までプロフィールに乗ってないんですよね。
ママは私と同じ O型だったらいいのにな…あのディーンに A型の血が混じってるとはどうしても思えない私…血液型でまで、妄想は果てしなくふくらんでいきます(笑))


パパもスキナーさんと同じベトナム帰還兵だったとか!
へえ~!!じゃ、私の愛する二人、ベトナムですれ違ってたかもね!
(二人ともさぞかしキュートなハンサムボーイだったんだろうな…)


(Asylum放映前には)パパにメールを送ると、例のAsylumの座標が送られてきた、とか(笑)
(パパ、メール苦手だから…。)


なんて驚くような情報も知りました。


そして!実は先日、米公式サイトにパパの日記を読みに行った時、またサムのパソコンを開いて見たのですが、またもやパスワードの壁に阻まれ、Jo達の「Hunter’s Journal」のページに入っていくことができず、「くそー!アイコンがある以上、きっと仕掛けがあるんだろうに!でもこのパスワードをネットの海の中から探し出すのは大変そう…、しばらくあきらめるか…」なんて思っていたのです。

さすが「Super-wiki」、その点もちゃんと押さえてありました。

これも私だけが知らなかったという可能性も大いにありますが…。

皆さん、驚くほど情報通だからな…。

DVDボックスを買った時についてきた、例のおまけDVDがありますよね?
あのDVDの隠し機能って、別に大したことないクリプキのコメントとかが見れるだけじゃなかったらしいです。
まだ私自身トライしてなくて、日本版のおまけDVDでも同じ機能が入れてあるのか、確認はしていないのですが、あのDVDを入れてSPNの公式サイトを開くと、(パスワードのロックが解除される、ということなのか)Jo の Hunter’s Journal が読めるらしいのです!

こんなところにもDVD販売促進のための仕掛けが!!本当にびっくりしますね。

でも、日本版のDVDを入れて開けるのって、日本版のSPN公式サイトでしたっけ?

記憶が…。

Joの日記の内容自体は、もちろんSuper-wikiに、全文が(いまやサイト上では修正されて消えている文面まで!)公開されているので、DVD買ってない!なんていう方だって(もしくは日本版のDVDには、米公式サイトのパスワードのロック解除機能がついてない場合、日本人にだって)ちゃんと読むことができます。
でも、US版よりかなり高いお金を出して買ってるのに、日本版の機能が少なかったりしたら…、「金返せ!!!」っていう感じですよね。


誰か既にトライされている方がいらっしゃったら、この辺りの機能が、どんなことになっているのかぜひ情報をお寄せください。(また人任せの癖が…)
アナログ人間の私…、どうもこういったソフトウェアを使ってパソコンを操作するのに尻込みしてしまって…。
いつも馬鹿なほど突っ走っているのに、変なところで気の弱いところがあります。


Super-wikiに公開されている、Joの日記を本当に斜めに、しかも飛ばし読みしてみたところ、Joのパパが亡くなったのは、1995年のことだ、となっていて、先日の私の妄想日記の中では、「Scarecrow」の回でパパがカリフォルニアのサクラメントで悪魔狩りをしていた時に亡くなったんじゃないか、なんて推測してたんですが、全然違ったということもわかりました。


ディーンのネックレスに関する情報は、あくまで一般的な説明だけで、たいしたものが出ていないみたいですね。
(私は気付かなかったのですけど、セカンドシーズンも17話にもなってるので、どこかでちょっとは秘密が出てきてるんでしょうか?「Skin」の回では、Shapeshifter の死体からも、Deanはちゃんとあのネックレスを回収してましたものね)


あと、兄弟の身体特徴の表記が、めちゃくちゃなのは…。

いくらShapeshifterの死体だからって Deanの身長が6’4”って!

新しい指名手配書のための警察記録では、6’1”になってるけど、こっちでは目が茶色になってる。

サムの目も茶色ってことになってますね。

警察の取調べとか検死の際の調査ってかなりいい加減なのかな?


と、新しい知識を吸収した興奮のあまり、またもやつらつらと書いてきてしまいましたが、とっくに「Super-wiki」を攻略済みの Japanese fan girls には、またお節介な日記となってしまいました(笑)



***



FOXジャパンがシーズンフィナーレ放映時に実施した X-Files カルトクイズに全問正解して、出演者のプロマイドセットをもらった私、 自分が X-Files フリークかもしれないってことは、かなり自覚していたけど…(いや、X-Phile と呼ばれる、本物のX-Files freak は、実は何事も中途半端な私なんかとはレベルが違うんですけど…)、皆さんが色々教えてくださるおかげで、このままいったら、近い将来立派な Supernatural フリークになってしまいそうです。

でも、こうやって、新しく学んだ知識を日記で次々と吐き出していけば、読みに来てくれた方も一緒に Supernatural フリークに…。

うふふ。

こうなったら皆さん、どこまでも一緒に堕ちていきましょう。