2007年4月6日金曜日

Daddy John's Journal

昨日のことです。Zionさんの書き込みにつられて、Supernaturalの米公式サイトに父ちゃんの日記を読みに行きました…。


泣きました。


号泣というべきかもしれません。


日記には、ママの事件の後、ぼろぼろになった父ちゃんが、最悪の状況の中で、もがき苦しんでいる様子が克明に記述されています。
I love this guy very much, but, Dean が言うほど、ヨーダっぽい字ではありません。ちゃんと読めます。)

誰がこの日記の文面を考えたのか知りませんが、これはもう名作です。

Zionさん、この日記のことを思い出させてくれて、ありがとう!!




実は、一昨日くらいから、cherryscottさんというwriterさんの Damaged verse fics というシリーズにどっぷり漬かっています。

それというのも、このDamaged verseの世界観を使って、私の大好きな la_folle_allureさんが書いた、Acting On Initiative (11,000語という大作)というお話を読んでしまったのがそもそもの始まりでした。

先日のコメントのどこかでもちょっと触れましたが、Dean/Jared というとんでもないPairing でla_folle_allure さんの名前に対する信頼感がなかったら、まず読み始めることもなかったと思うお話です。

原作となる cherryscottさんの作品も読んでいないうちから、 la_folle_allure さんにとんでもなく号泣させられて…、これは原作の方もぜひ読まなければ!と読み始めて、また号泣…。

とにかくこの、Damaged verse、Deanのキャラクター設定が最高なのです。

ある意味、Supernatural本編のDeanそのまま、とも言えるのですが…。

ちょっとでもこのDeanのことを思い出すだけで、今でも涙がでてきます。


逐一全部説明したいけど!

説明しようとすると涙で前が見えなくなって…、キーボードも打てません。

ただ一つ警告的に説明しておくと(読んでいないSlashのネタバレを好まない方は文字を反転されないよう、ご注意ください)このAlternative Universeでは、ディーンは悪魔との戦いの中で、父ちゃんとサムを一緒に失っています。一人だけ生き残ってしまったディーンなんて!どんなことになってしまうか!!想像できる???!!!
そんなディーンが、Winchester一家をモデルにしたドラマに出演していたサムにうり二つのジャレッドに偶然出会い…、
なんていう風にして Damaged verse の世界観は出来上がっているのです。

更に衝撃的なことに、この Damaged verseを原作にした、la_folle_allure さんの Acting On Initiativeでは、5年も前に死んだはずのサムが、恋人になったディーンとジャレッドの前に突然現れるところから物語が始まります。
ジャレッドのことは、決してサムの身代わりとして好きになったわけじゃない、と言ってきたディーンだけど、自分の手で大事に育てあげ、その生涯ずっと自分の命よりも大切に思ってきた、そして一度は自分の手の中から完全に奪い去られてしまったと信じていたサムが再び目の前に現れて、ディーンは、どうしようもないジレンマに襲われるとともに、大変な混乱状態に陥ります。
それだけでも胸を引き絞られるようなお話なのに!

なのに!!この天才la_folle_allure さんは、さらに強烈な一撃を仕掛けてきます。


とりあえず興味を持たれた方のために la_folle_allure さんの Acting On Initiative をご紹介しておきます。
ここからさらに深みにはまりたい方は、この作品のページ内のcherryscottさんの名前から、Damaged verseへと飛んでください(号泣)


http://la-folle-allure.livejournal.com/119855.html




そんなこんなで涙のスイッチが完全に一番奥まで押しまくられているところへ来て!この父ちゃんの日記…。

まさに Damaged verse の世界観、そしてその世界観の中のDeanのキャラクター設定の基盤を固めるような内容で…。

もう!相乗効果で、どっちを読んでも涙が止まらなくなってしまいました。誰か助けて!



一人で大泣きしてるのにも疲れてきたので、父ちゃんの日記の中で一番泣かされた部分を抜書きしました。相変わらず暇人です…。



December 4, 1983

Dean still hardly talks. I try to make small talks or ask him if he wants to throw the baseball around. Anything to make him feel like a normal kid again. He never budges from my side –or from his brother. Every morning, when I wake up, Dean is inside the crib, arms wrapped around baby Sam. Like he’s trying to protect him from whatever is out there in the night.



December 11, 1983

Sammy has finally started sleeping through the night, and now that Dean shares a bed with him, he’s out like light as well.



December 17, 1983

-----I went to Missouri.-----

An hour later, I was back….with my boys. For some reason I wanted her meet them—maybe to tell me they were okay. They both loved her immediately. Sammy sat in her lap whole time, smiling, and Dean talked nonstop, he never does that anyone. I don’t know, if it were just me, maybe wouldn’t trust her, but seeing the boys warm up to her like that.. There’s something there. I think she can help me.



December 25, 1983

Mary will never see Dean hit a home run. She’ll never see Sammy walk, or hear him say his first words. She won’t take Dean to his first day at school, or stay up all night with me worrying the first night, he takes the car out. It’s not right that she’s not here and that all I could think about today. I’m so angry. I can barely see straight—I want my wife back.

The police have officially declared our case closed. What a Christmas present, huh?




もうあえて翻訳もしません…。

この日記の文面そのものから、パパの嘆きを感じてください…。



Paleyも、今日は無理!



‘Cause I’m weeping so badly!!!!!

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Acting On Initiative読みました。
といっても、今、死ぬほど忙しいので、ざっとですが…。
ちょっとだけ見るつもりが気になって最後まで読んでしまいました。

なんかHeartの不安再び…って感じなんですが、、、。つらすぎる…。
下手に父ちゃん日記から読んだせいで、ディーンが小さいころからサムを必死に守ってきたっていうのを再確認してしまい、余計キツイ。凹みました。
せつないの通り越して、悲しいというか苦しいというか、、、ディーン、能天気バカでもいいから、とにかく幸せになってくれ~!と、叫びたいです。

藤よう さんのコメント...

ムー眠太郎さん。
お忙しいのにお手間をとらせまして、すみません(笑)
どうしても耐え切れなくなって、日記に載せちゃいました。

かなり信用できる作家さんのお話でないと Angstは読まない私なのですが…、でもこのお話は本当に泣けたけど、名作だ!と心底思いました。それとまさに父ちゃんの日記がダブルパンチになって、完全KOです。

最近 RPS ばっかり読んでて Wincest の面白さを忘れていたかも!と、ちょっと、はっとさせられました。
兄弟は本編でも信じられないくらい、いちゃいちゃしてるので、Wincestを読むまでもないような気がしていたのですが、こうしてキャラクターを深くまで掘り下げたお話を読むと、WincestにはRPSとは別の面白さがあるってことを再確認しました。

また新たな扉が開かれてしまったかも…。

匿名 さんのコメント...

藤葉様
初めまして。少し前からプログを拝見しております。
英語力が皆無な私は、藤葉様の素晴らしい翻訳のお陰でS2や各インタヴューを堪能する事ができています。いつも貴重な情報を有難うございます!
なかなか書き込みする勇気が持てなくて、今までROMで失礼していたのですが(本当にすみません)、今回あまりの衝撃的な事実にこの気持ちをお伝えしたくて。

JohnPaPaの日記!
米の公式を見に行った時、とても凝った作りで本当の手帳みたいだとは思ってたんですが。
まさかこんな。本当に日記が書いてあるなんて。そんな!
この時ほど自分の英語能力の無さを呪った事はありません。そしてなんで載せてくれないかな日本の公式ページは…恨みたいです(涙)
こんな最悪なクリスマス、事態が少しでも違ってれば今のWinchester家は無かったんでしょうね。
この日記、Deanは絶対チェックしてるでしょうし、SamもS1の2話ですぐWendigoのページに気づいてますからきっと読んでますよね。2人で日記について話したり、したんでしょうか…。
そしてDadと再会。でも衝突…。そしてS2で…。ああ…(涙)。
何だかもう言葉になりません。
凄すぎます…Supernatural。

藤葉様がこうして書かれなければ、この重大な事実に気づかずいるところでした、もう何とお礼を申し上げたらよいのか!
そしてzion様も本当に有難うございました!
お二人に大感謝です。

匿名 さんのコメント...

藤葉さんこんばんは!キョウです。
今週アタマに仕事が一区切りついて、さあ数日間のお休み…とウハウハしていた矢先、旦那がギックリ腰に!
…仕事を含め、全ての予定がパアです(涙)
でもお陰で(?)ネトサーフの時間が少しとれましたので、こうしてお邪魔させて頂いてますv
paleyはあまりに膨大な量ゆえ、後ほどゆっくりと読ませて頂きます;(しかし藤葉さんはじめ、ここに来られている皆様の語学能力の高さといったら!完全に頭が下がります…)
取り急ぎ、ここに引用されている父ちゃんの日記を読ませて頂きました。今ちょっと公式にまで足を伸ばす根性が…ぶっちゃけありません!(爆)

で……、
ぐ あ あ あ !(泣!)
箇条読みなので文法とか分からないところもありますが、父ちゃんはディーンに普通に育ってほしいのが本音ですか?兄弟は一緒のベッドで寝ていますか!?(そんな息子達を微笑ましく見ていますか?)そしてChristmas day!…Deanのホームランも、入学式もSammyの初めての言葉もMaryは…と捜査打ち切りに絶望していますか……?

多分、所々間違っているかもしれませんが…25日の日記が一番心が痛みました。全部読んだら悶死してしまうかもしれません。けど時間があったら是非読みたいです。

Slashはちょっと止まってしまっていますが、落ち着いたらまた再開しようと思っています。
そうそう、以前の記事でNewbieの為の講座を開いていらっしゃいましたが…私はまだa novice slasherでした〜;が、頑張りますッ。
では、また来ます。おやすみなさいませv

藤よう さんのコメント...

マツさん、はじめまして!
毎度、妄想に駆られて勢いだけで翻訳しているので…、かなり割り引いて読んでくださいね。常にとんでもない間違いをしている可能性だけは拭い去れません(笑)

皆さん英語力が…なんておっしゃいますが、実はそんなこともないってこともわかってるんですよ?(私こそヘボ翻訳を毎日晒してお恥ずかしい限り…)

パパの日記、本当に抜粋という感じなので、お時間がある時にでも、ぜひ全文にトライしてみてください。

ただ兄弟がこの内容を読んでいたか、という点については…「Home]の回で、Missouriの名前をずっとミズーリ州のことだと思っていたって、ディーンが言っているシーンがありましたよね?
ママの事件直後のこのパパの日記については、どうも兄弟は読んでないような気がします。

サムの大学のことも「間違えた!」なんていってるクリプキですから、ホームページの小道具を製作する際に、うっかり日記の設定を忘れたのかも…。
とはいえ、本編との関連性はどうあれ、パパの日記の内容が非常に胸を打つものであることは間違いありません。
こんな細かいところまで!よく手を抜かずに作りこんである!と本当に感心しますね。

初めての方に書き込みしていただくと、いつでも新鮮に嬉しいものですね。
またどうぞ気楽に遊びに来てください。

藤よう さんのコメント...

キョウさん。
書き込み拝見して、私が目が回りそうですぅ(笑)
旦那様大丈夫ですか?折角のお休みの計画がふいになってしまったのだと残念ですね。

パパの日記、抜書きしながら全文を翻訳したい誘惑にも駆られたのですが、私のヘボ訳をつけるよりは、パパの言葉で読んでもらったほうが…、と我慢しました。

でもやはり皆さんちゃんと理解されてるみたいですね。

Slashは、読める時に読めるだけという感じで、決して無理はしないでください。
それで「もうSlashなんか嫌い!」なんて気持ちになってしまったら寂しいですから(笑)

匿名 さんのコメント...

こんばんは、Zionです。
藤葉さん、マツさん(初めまして!)、お礼なんてそんなそんな・・・(照)。
ジョンパパの日記・・・そうなんです、せつないんですよー!
メアリーが死んだ直後のWinchester家がどんな風だったかは、ドラマでは語られないので、この日記、かなり貴重だと思うんです。
日本の公式HPでは読めないので、私の様に『英語はちょっと・・』なんて思って読んでいない方もまだいるハズ!
私の場合、無理やり読んでみましたけど、興味のある方で、未見の方は是非読んで頂きたいなって思いました。
藤葉さんがこうしてBlogで取り上げて下さったので、こちらに来ていらっしゃる方で未見の方の目には留まりましたよね♪

そして、slash~~!藤葉さんのあらすじを読んで、非常に気になりました。
でも、slash講座の入門生で、まだまだな私は読めません・・・(涙)
英語の読めない自 分 が 憎 い!
いつか!読めるようになった時の為にPCに保存しておく事にします。

あ、そうそう。deviant_devさんにメール送りました!私の英語で伝わるかは謎ですが、SPNを愛してます!って叫んでおきました(笑)。

藤よう さんのコメント...

Zionさん!
もう一度、ありがとうって言っておきます。

I love 熊父ちゃん!の私としては、ママを失った直後のパパのこんな苦悩を見逃していたなんて、本当に不覚でした!

これからするとJessを失ったサムなんて、甘い甘い!と思っちゃいますよね。
面倒を見なきゃならない乳飲み子がいるわけじゃなし、それどころか兄ちゃんに甘えちゃってさ!なんて…。

ついに、お手紙、送信したんですね!
クリプキからなんらかのお返事がくるといいですね。

匿名 さんのコメント...

こんばんは。藤葉さま。
藤葉さまの日記を見て、公式サイトへアクセスする人が増えたのでは?と思っているkyuです。
皆様と同じくZionさまの書き込み(Zionさま、素晴らしい情報をありがとうございます。)を読んで、あの日記にそんなスゴイ事が書かれているんだと知って、改めて公式サイトに行ってみました。が、やっぱり読み辛い。一応文字が拡大されるけど、私のPCの画面が小さいせいか読み辛いくてイライラが募るばかり。根性ナシの私は、諦めて寝てしまったのですが、藤葉さまの日記で一部抜粋されていて!?嬉しい!!ありがとうございます!!!でも、とても切ない内容で…。しゃべろうとしないDean。必死にSamを守ろうとしているDean(Dean自信まだ4歳?という年齢なのに)。タフガイDeanが時折見せる寂しげな表情に、彼の抱えている深い闇&過去を見たような気がしていて、大変な幼少時代を送っていたことは想像できたのですが、それをより明確に見せられた気がします。Johnも辛かったろうに…。クリプキ、彼ら(特にDean兄貴)に幸せをーーー!

藤葉さまが紹介されていたDean/Jared話。Slash探しをしていて何度か見た「Samのおヒゲ画像」。藤葉さまが仰っていたのはこのお話のコトをだったんですね。気になりつつ手を出せずにいたのですが、藤葉さまがおススメされているならば読まないと。本日私は、「翼が生えちゃったDeanと悪魔のような尻尾と角が生えたSam」という何とも不思議なエロ話を読んでました(笑)このお話まだ完結してなくて残念。で、続けて同じ作家さんのAUを読んでいるところです。こちらは「Maryと共に死んだと思われていたSam。しかし彼はDemonによって連れ去られ、Demonに育てられていた。そしてある夜、SamとDeanは出会い…」という話、多分。こちらも出会って早々(互いの素性を知らぬまま)ベッドイン…という最初からエロ話(笑)まだ読んでる途中なんですが、取り敢えずコチラをを終わらせて「Damaged verse」を読みたいなと。ギャップが凄そう。
それにして、様々なPairingや設定のあるSlashの世界。本当にスゴイ&面白いですね。
何とも場違いな書き込みなってしまい、失礼しました。

藤よう さんのコメント...

kyuさん。
ネットはまさに双方向、なんですね!
皆さんが書き込んでくださる様々な情報のおかげで、たった一人でSlashを読んでいたら、思いも寄らなかったような深みに、どんどんダイブしていけます。

本当に長らくRPS専門で読んできたため、Wincest作品に対する勘がかなり鈍っている感じがします。
kyuさんが読んでる作家さんのお話、面白そうですね!
なんていうお名前ですか?
今度機会があったら教えてください。