2007年6月29日金曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

最近、コメント管理を解除したり、また戻したりと、ちょこちょこやっていましたが、通知が届かない原因がついに判明したので、コメント管理をすっきりと解除することにしました。
(実はいままでコメント通知用として入れていたメアドにタイプミスがあったことにやっと気付いた私です。そのためコメント管理を解除すると通知が届かなかったということだったのです。完全にあほですね。)


久々に関東の実家に帰省して、妹が録画したSupernatural第1話でのJensen のコメントを見ることができました。
あまりに一瞬で、二つのコメントを3回ずつリプレイし、かつ一度はPoseまでしましたが、それでもあまり現実感がない感じです。
(帰省のための移動で消耗していたからでしょうか?)成宮くんと並んだJensenがなぜかまるで合成映像のように見えました…。
あの一言コメントって毎回あるのですか?
BoAのイメージソング(?)が流れたり…、なるほど、日本語吹き替え版とはこういうことになるのか、とちょっと新鮮な感覚も。
とはいえ、吹き替え版の本編は、残念ながら(無性に背中が痒くなって)どうしても一瞬しか見ることができませんでした。あの声を聞いていると全く別のドラマを見ているような気になりますね。

英語の台詞を聞いたことのない上の妹は、吹き替え版も悪くないよ、と言っていたので、これも慣れの問題なのか、はたまた好みの問題なのか。


たった半年離れていただけなのですが、初めてSupernaturalというドラマの存在を知ったレコード店が閉店していたり、いつまでたっても代わり映えがしないと思っていた関東の田舎町にもそれなりの動きがあったことにも驚かされた帰省でした。


***


そして、二日間全くSlashを読むことができなかった反動で、今日は朝からずっとSlashを読んでいました。

帰省の疲れもあって、まともな文章が書けそうもないのですが、今日はとりあえず、何度か日記で触れてきた「Big Bang企画」のお話の中から、RPSとWincestを一つずつご紹介してみたいと思います。


まずは今日読んだばかりのWincestで「We were twenty
Word Count: 30,347 words


いいお話でした…。

大好きな作家さんが高評価をつけていたので読むことに決めたものの、冒頭部分を読み始めたところで、超甘党の私がこの先を読んでいけるだろうか、と悩んでしまったお話でもあります。

私がめぐり合うお話がたまたまそうなのかもしれませんが、Wincestはいいお話であればあるほど、気楽な気持ちでは読めないお話が多い気がします。

あらすじは、内容のネタバレOKという方だけ反転させてください。

冒頭部分で兄弟のどちらかが死んでしまったらしいことがわかりますが、うすうす、彼だろうなとは思うものの、はっきりそれがどちらなのかは出てきません。
この後語られる、兄弟が「狩り」を休まざるを得なくなる事情のこともあって、3万語というこのお話を読み進めていくあいだ、読者は、一体どっちなの?という不安とずっと付き合っていくことになります。

そして、やむを得ない事情により、「狩り」からしばらくの間遠ざかることを強いられた兄弟の生活が淡々と語られていくのですが、しばらくの間といいつつ、もう二度と「狩り」に戻ることはないのではないか、という雰囲気を漂わせたまま、兄弟は物心ついて以来始めてともいえる、普通の生活を送り始め、二人の間の関係も大きく変化していくことになるのです。
ディーンは当座の生活のため自動車修理工場で働きはじめ、その後しばらくしてサムは、ロースクールに戻ることに決め、ふとしたことから、なんとディーンも教職の資格をとって小学校の先生になり。
「狩り」ができなくなった兄弟が普通に幸せな生活へと落ち着いていく様子がゆっくりと紡がれていく様子はとてもほのぼのとしているともいえるのに、根底に漂う悲劇の予感のため、兄弟二人の幸せな描写を手放しで微笑ましく味わうことができない、という、どことなく不安定で、兄弟の心の中にきっとずっと巣食っている小さな不安を読者の私達も一緒に体感しているような
不思議な感覚になります。

普段読み慣れないだけに余計にそう感じるのだと思いますが、Wincestを読んでいて不思議な気分になるのは、頭に浮かぶ映像の登場人物はRPSと全く一緒なのに、やっぱりジェンセンでもジャレッドでもなく、完全にディーンであり、サムであるのだということ。
それだけこのSupernaturalというドラマのキャラクター設定はしっかりしていて、説得力があるといえるのかもしれません。

一視聴者として生い立ちまで承知している兄弟が、もしこんな状況に置かれたら?と考え始めることから、Fanficの創作は始まっていくのだと思いますが、腕利きの作家さんの手にかかると、非常に説得力のあるエピソードが生まれるということになるのですね。


ところが、一方のRPSも、実在する俳優さんを主演に据えていながら、作家さんそれぞれのキャラクター設定、AUの場合は世界観の設定により、Wincestとは全く違った意味での名作が次々と生まれることになります。

私は現在こちらを専門に読んでいるのですが、これがまた面白いのです。

ということで、次は、今回のBig Bang企画で、現在私の中の暫定第一位の座を獲得したままその場をなかなか譲り渡そうとしないRPS作品をご紹介します。


タイトルは「When I Look At You (I've Got A Second Chance)
Word Count: 26,674


全作品が数万語を超える大作で、とにかくどの作品も読み応えたっぷり、読み終えた後には、どうしても「ああー、やっと終わった!」という感想を一番にもらしてしまうことが多いこのBig Bang企画。

そんな中で、この作品は読み終わった瞬間、まだ続きが読みたい!という声が思わず洩れてしまった、今の所、唯一の作品です。
感想のコメント書き込みでも、続きを書いて!もっと読みたい!と懇願している人が沢山いて、読み終わってしまったことが残念に思えたのは私だけではなかったのだ、となんだか驚かされました。

基本のJ2というPairing の他に、
Other Pairings: Jared/OFC, Jensen/OFC, Jared/OMC and Jensen/Sophia
(ちなみにOFCは、Other Female Character、OMCとは、Other Male Characterということ。Sophiaは、Sophia Bushのことです)
なんてご丁寧に細かく書き出してあるために、読むのをためらう人もいるのではないかと私が余計な心配をしたくなるほどなのですが、本編を読んでもらえばわかるとおり、一貫して、J2の初々しくも切ない恋の物語になっています。

あらすじは。

両親の薦めで、夏休みの間、スポーツに焦点を当てたサマースクールに行くことになったジャレッド。
期待している成長期もまだ訪れず、同級生の中でも一際チビなことを密かにコンプレックスに思っていたりします。
せっかくの夏休みなのに地元の友達と別れて知らない人たちと一緒に過ごすことに不安と不満を感じていたジャレッドですが、初日にいきなり二歳年上の背の高い少年ジェンセンと知り合いになり、すぐに意気投合して、サマースクールもなかなか楽しいかも、と思えてきます。

このサマースクールでのジェンセンとの出会いはジャレッドにとってまさにその後の人生を変えてしまうような大きな出来事になっていくのですが、夏が終わり、二人がそれぞれの地元に帰る日が来た時、運命のいたずらが起こります。

タイトルのSecond Chanceからも想像がつきますが、後半は、大学生になったジャレッドがジェンセンと偶然にも再会し、…。


毎度、心に響く名作を読んだ時には、細かいストーリーを全て書き出してしまいたくなりますが、ぐっとこらえて。
少年ジャレッドの初恋と、二人が大学生になって再会した時のセカンドチャンス、まさに一作で二度美味しい、というお得なお話です。

ジャレッドが様々に悩む様子は可哀相なのだけど、とにかく胸がきゅーっとなって、私はとにかくこんなお話が大好物なのだな、と改めて実感させられました。

誰か、とにかく読んでみて!!


***


お、ずっと投稿されるのを心待ちにしていた作品が、「Big Bang」にやっと投稿されたようなので、これからまた読みにいってきます。

2007年6月26日火曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

キューティーブロンド1&2、そして Two Weeks Notice を三本まとめてみました。

面白かった!

ディーンのおかげでスターウォーズ全6作品を一気に見るはめになり、さすがに疲れて、SWを返却に行ったら、しばらくDVDのレンタルはお休みしようと思っていたのですが、なんと近所のTSUTAYAったらそんな私のココロを見透かしたかのように、数ヶ月ぶりに旧作全品100円キャンペーンを打ち出してきて…。

なので、やっぱり借りてしまいました。

今回は、それでもちょっと控えめに、「キューティーブロンド二作」、「Two Weeks Notice」、「天国の青い蝶」、そして「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」の計5本です。
(海外ドラマは月末までずっと継続して半額キャンペーン中で100円にならないので、今回は「Dead Zone」はお休みです)

日常、おかしな妄想ばかりしている私ですが、時々普通の女の子に戻って理屈なしに気楽に笑えるラブコメがみたくなります。


「Two Weeks Notice」
ずっと見たかったのに見そびれていて、すっかり旧作になって100円で見ることになるとは。
ヒュー・グラント&サンドラ・ブロックが組んで、ラブコメをつくったら!面白いに決まってますよね。

電話でChineseのデリバリーを注文するルーシーが、あまりに大量なため、毎度「そうよ、一人で食べるの」って電話の向こうの確認に答えるシーンだけで、完全に食いしん坊としての仲間意識を刺激され。

レストランでのシーンで、言葉ではなんのやりとりもなしに、ジョージが自分のグラスから氷をルーシーのグラスに移し、お料理が運ばれてくると今度はルーシーのお皿から、ジョージがビーツを取ってあげる、あの無意識に通じ合った感じに、「きゅぅぅぅ~っ」と意味不明な感嘆の声がもれ。

お互い必要とし合ってることは一目瞭然なのに、気持ちがすれ違う様子というのは、本当に中毒になる魅力的な設定です。

しかしサンドラ・ブロックって、ことコメディーとなったら、あの美人がなりふり構わない感じで体当たりの底抜けに面白い姿を見せてくれて、驚愕を覚えるほどです。


「キューティーブロンド1&2」
(何年も前から)妹から面白いから絶対見たほうがいいと言われ続けていたものの、正直ここまで楽しい映画だとは期待していませんでした。
(少し前にプリティプリンセス1&2では痛い思いをした経験もあったし…、もちろんジュリー・アンドリュースとアン・ハサウェイに勝手に期待した自分が悪いんだけど。)

細かい設定では突っ込みどころもそれこそ沢山あるのでしょうけど、そんなことはお構いなしに笑って、見終わった後には、すがすがしい気持ちで一杯になりました。

先日見てすごく楽しかった「ズーランダー」はお馬鹿な(でも心は素直で純粋な)男性たちが満喫できましたが、キューティーブロンドはその女の子版という気もします。

デルタ・ヌウの女の子たち、最高です。
エルの親友のマーゴット&セリーナが画面に出てくるたびに、あのお馬鹿加減が可愛くて、ウキウキするほど楽しくなりました。

「パーマをかけた後、24時間は髪を濡らしたりなんかしないわ」(1の中のシーンより)とか、

「フェイシャルエステの後、厚化粧なんかしない」(2の中のシーンより)とか、

エルの鋭い(?)推理のポイントは、私の中の女の子もぴんときて、マーゴット(セリーナ?)と一緒に思わず法廷で「はいっ!」と手を上げたくなったり(笑)
途中で無意味に始まるちょっとしたミュージカル調のシーンですら気にならないほど、とにかく頭から終わりまで、楽しく堪能しました。

残りの2つの映画もそれぞれ見るのが楽しみですが、その前に。



***



そんな楽しい「キューティーブロンド1&2」を見た後で、どうしてもお勧めしたいSlashがあります。


実はこれもいつかCrack祭りをやる時のために、ずっと隠し持っていたものだったのですが、私の中でJensen版「キューティーブロンド」とでもいいたくなる、AU Crack fic。
前編が7,700語、後編が10,700語とちょっと長いかもしれませんがとにかくJensenがお馬鹿で、可愛くて、楽しいお話なのです:

タイトルは、「Unequivocal Sex Invite


作者は、miss_begonia 彼女も本当に上手な作家さんです。

そして一応お話へのリンクを貼り付けたものの…。ずっと隠し持っていたことがアダになってしまいました。

お話のページ開けた方、ほとんどいませんよね?

開けた、という方は、ほぼ間違いなく読んだことがある方、ということでしょうし。

ごめんなさい!
彼女、作品のほとんど(ひょっとして全て?)にお友達ロックをかけてしまったのでした。
私の日記でご存知の方もいるかもしれませんが、先日LiveJournalで発生した「Witch Hunt」で、Fandom系のサイトまでが閉鎖、もしくは削除されかけるような事件があって以来、自分が苦労して書いた作品を守るため、作品に「お友達ロック」をかけた作家さんが結構いるのです。

で、このmiss_begoniaさんもその一人。

私は作品読みたさに、先日彼女に「お友達にして!」と懇願しお友達にしてもらい、日頃は、LJにログインしっぱなしなので気付かず、うっかりリンクを貼ってしまいましたが、たまたま一旦ログアウトしたら、お話を「表示できません」と言われて、「あっ」と思い出しました。

貼り付けるお話を取り替えようとも思いましたが、このお話はぜひお勧めしたい作品でもあるので、あらたにLJのアカウントを取ってでも(とはいえ、既に LJ のアカウントを持ってる人は結構いるかもしれませんよね?)、そして更に、海の向こうの作家さんに「お友達」になってもらってでも、読んでみたい、と思う方が出てきた場合のことを考えて、このままにしておいてみたいと思います。

まずは、LJのアカウントを持っている方、どうでしょう?

この機会に、海の向こうのFan girlに 「お友達」にして、とお願いしてみる体験をしてみるというのは?

今回新たにお友達ロックをかけた作家さんたちは、皆さん結構簡単にお友達にしてくれます。
LJにログインした状態で、上の名前のリンクから彼女の日記に入り、最低限、

「I want to read your stories, add me, please ?」

くらいの一言のコメントを残せば、割とすぐにお友達にしてくれると思います。

お友達にして、というコメントを残している他の大量の人たちの文面を参考にして、自分なりの「お友達にして?」コメントを作ってみることもできますよね。


ということで、読んでみたい!と思う人を一人でも喚起できるよう、そして、この miss_begoniaさん、Crackを書く時には、特に独特の言い回しが多くて、読み始めちょっと内容に入っていきづらい感じを覚える方もいるかもしれないので、今回はちょっと導入部分のあらすじを長めに書いてみたいと思います。

「Unequivocal Sex Invite」あらすじ


超キュートなJensenはハイスクールのアイドルで、学園のファッションリーダー的存在。
ブランド大好き!でもそれを鼻にかけたりなんかしない、素敵な男の子。
面倒見も良くて、つい転校してきた友達(Chad)のファッションセンスを改善してあげたり、恋の仲介人をしてあげたりしちゃうんだけど、Jensen自身は、まだ特定の彼氏(Jensenは、当然のようにBoyfriendを探してます…)はいなくて、つまりまだバージンってこと。;P
最近、すっごく彼氏が欲しくなってきて、最高に頭が良くてホットなWentworthとは、ちょっと付き合ってみてもいいかな、なんて思ってるんだけど、彼ってなに考えてるのかわからないところもあって困っちゃう。ちょっと不良っぽいChrisも気になったりするし(違ったかな…)、恋の行方はまだまだわからない感じ。
ママ亡き後、再婚した相手とも離婚して、現在男手一つでJensenを育てているリッチな弁護士のジェフリーパパも、一見厳しいようでありながら、実際は可愛いJensenのいいなりで、おねだりに応えてなんでも買ってくれるの。(とはいえ素敵なパパがいつまでも格好よくいられるように、食べる物なんかにも気をつけてあげているJensenです)
パパの再婚相手の連れ子で一時は義理の兄弟だったJaredは、現在ロースクールに通う大学生。パパの離婚後もパパとはいい関係で、現在は、ジェフパパの仕事の手伝いなんかもして、いまだにちょくちょくJensenの家に入り浸ってる。
でも、Jaredったら、おしゃれになんか全然興味がないし、Jensenから見ると、全然イケてないむさ苦しい存在だった…、だったはずなのに…。


あらすじも Crack調にしてみました。 ;D

このお話の楽しい雰囲気を少しは感じ取っていただけるといいのですが。

おしゃれにばっかり気を使って、ちょっとお馬鹿で超イケイケな外見だけどバージンというJensenのキャラクターがとにかく可愛くてたまりません。

そんなJensenにとって完全に興味の対象外だったJaredが、次第に存在感を増していく様子は、まさに定石どおり(まるで日本の少女マンガのような!)のストーリー運びではあるのですが、読んでいる私達にもJaredがどんどん格好よく思えてきて(っていうか、私はJaredの登場シーンからぞくぞくしました…)、くぅ~、うまいっ!という感じ。

思春期真っ只中のJensenが紆余曲折を経て本当の恋を見つけるまでの物語といってもいいかもしれません。
もちろんCrack ficなので、紆余曲折の展開はとんでもなくハチャメチャなのですけど。

Jaredがちょっとお兄さん、という設定もGoodです。

登場シーンは少ないけど、私の大好きなジェフリーパパもいい味を出しています。


***


主にCrack作品で、美人で最高にキュートなんだけど、ちょっとお馬鹿なJensenという設定のお話は結構あって、現実のJensenは絶対こうじゃないと重々わかっていながら、上手に書かれると、すっかりはまり込んで心底楽しんでしまうのです。

そんなJensenとは対照的に、Jaredがちょっと大人な感じで、お馬鹿なJensenの失敗をさりげなくフォローしたり、なんていうことになると、Jaredカッコイイ!素敵!!なんて、読んでいる私はたちまちメロメロになってしまうという傾向もあったりします。

まだいくつも紹介したいお話はありますが、今回はとりあえず一つだけで我慢しておきます。



一応のおことわり: 今晩から二日間、関東に里帰りすることになったため、私からの日記への反応が途絶えるかもしれません。僻地の日記で、そうそう頻繁に読みに来てくれている人も少ないので、これは完全に蛇足コメントですが念のため。妹のパソコンを借りて日記を見ることができたら、関東から反応するかもしれませんが。

2007年6月25日月曜日

Slasher は食いしん坊(名古屋めし編③)

名古屋めし編も三回目となった今回は、B級グルメ編です。

一口にB級グルメといっても、本当に色々なものがあるので、今回はそのほんの一部ということになりますが。

ご当地グルメの通例としては、お店で食べられるものの他に、その地域でしか売っていない調味料や食べ物というものもありますよね。

この中部東海地方に引っ越してくる前、確か愛知万博をレポートする番組の中で見かけて以来、ずっと気になっていた調味料がありました。

それは、ナカモの名古屋名物「つけてみそ かけてみそ」です。(すごいネーミングです)

ひょっとして愛知万博後、全国展開されていたりするのかもしれませんね。
他の地域でも売っていますか?

マヨネーズやケチャップのようなチューブに入ったこのトロッとした液体の正体は、この地域の人たちが大好きな赤味噌をベースにしたちょっと甘めの”みそだれ&ドレッシング”。

そう味噌カツにかかっている、まさにあのお味噌なのです。
スーパーにいくと他にも類似品が各社から多数出ているのですが、このネーミングはやはり一番インパクトがあります。

実は我が家の昨夜の晩御飯は、とんかつだったのですが、この「つけてみそ かけてみそ」さえあれば家庭でも簡単に「味噌カツ」が楽しめる、ということになります。
しかもチューブ状の容器なのでとても使い勝手がよく、一切れずつ、このお味噌で食べたり、ソースで食べたりなんていうことも自由自在です。

(食いしん坊家の内情を少しだけ暴露すると:二人家族ですが…、昨日のメニューの構成は、サラダボール一杯の千切りキャベツときゅうり、とんかつは5枚、さらにおまけでコロッケを8枚揚げました…。ビール(夫はプラス芋焼酎)を飲みつつのおつまみという感じで、ご飯は食べませんが、-夫はシメでご飯を食べることも-この量ってちょっとだけ異常?もちろん毎日揚げ物をしたりなんかはしませんが、鶏のから揚げをする際には、大抵1キロつくります…。餃子は、100個くらい?ええ、二人前で…。いえ、食いしん坊なだけで、相撲部屋なんかではないのです。日記では何度か告白してきているとおり、品数より量という私の面倒くさがりな性質もこういった一品大量生産の大きな要因になっています。多分二人とも外見からはそう無謀な量の食事を食べるようには見えないと思うのですけど…量を控えめに作ると私に輪をかけた食いしん坊の夫にすごいスピードで平らげられてしまうので、どんどんエスカレートしてしまって…。とはいえ、これは週に二日ほど晩酌をする日に限ってのことで、日頃はわりと粗食です…)

この「つけてみそ かけてみそ」、ふろふき大根につけても、焼いたお茄子につけても、もちろんドレッシングとして生野菜にかけても、美味しいです。

ここ愛知県では、コンビニで「おでん」(これは関東よりはお出汁が気持ちあっさり目ではあるものの、普通のおでん)を買っても、「お味噌をおつけしますか?」ときかれるということはご存知の方も多いと思います。「お願いします」と応えれば、「つけてみそ かけてみそ」のような味のお味噌の小袋を入れてくれます。

こちらに引っ越したのは12月で、本当にお味噌をつけてくれるものか確かめたくて、到着早々コンビニに行っておでんを買ってみたものです。
普通に味のついたおでんなのにさらにお味噌?という気もするのですが、この赤味噌のタレというものは不思議なほど味わいがあっさりしていて、大根はもちろん(関東では多分売っていない)牛すじなんかにつけても凄く美味しかったです。

次の冬にはもうここにいないと思うと寂しい気持ちです。


お次は、お店で食べるB級グルメで、「あんかけスパゲティ」。

油で炒めた麺の上に、ピリッと胡椒の効いた洋風のあんかけがかかっているという、ちょっと不思議な感覚の食べ物。
あんかけの具で代表的なものをあげると、野菜トッピングは「カントリー」、ソーセージ、ベーコン等の肉類トッピングは「ミラネーゼ」、肉と野菜の両方盛りは「ミラネーゼ」と「カントリー」の頭文字を足して「ミラカン」というメニューがあります。
この場合のソーセージは、赤いウインナーであるというところがいかにもB級グルメという感じ。

今回日記を書くために調べて初めて、このメニューの元祖だという「ヨコイ住吉店」が、私が通院のたびに入り浸っている本屋さんの近くにあることを知りました。
でもサラリーマンに人気のヨコイよりはマイルドな味わいで女性の人気が高いという「チャオ」と「ユウゼン」もそう遠くないみたい…。
次回の通院の際のお昼、このどれかにチャレンジしてみたいけれども…迷います。

ちなみに私が食べたことがあるのは「パスタデココ」という、あんかけスパゲティ専門店で。

関東にも沢山ある、CoCo壱番館というカレー屋さんがありますが、「パスタデココ」はそれと同じ系列です。カレーのココイチも名古屋発祥のお店で、現在私が住んでいる田舎町から名古屋に向かう丁度中間くらいに、「一号店」があって、関東に帰る前に一度は行ってみたいと思っています。

「パスタデココ」、カレーのココイチと同様、様々なトッピングを選べるほか、辛さ(これは完全に胡椒の量)も、ノーマル、マイルドスパイシー、スパイシーの三種類から選べるようになっています。

私はとりあえず噂の全部乗せ「ミラカン」のノーマルにチャレンジしてみました。初めて食べるのになんだか昔懐かしいと思うのは、炒めた麺の味、胡椒のきいたあんかけの味が、決して意表を突くものではないスタンダードな味だからなのだと思います。
この濃い目のあんかけの味に、虜になる男性も多いようです。

上に挙げた名店といわれる3店のどこかで食べてみるまでは、まだ最終的な評価は保留にしておきたいと思います。(多分それほど味に変化はないとも思うけど…)


そして、愛知県ではどのラーメン屋さん、中華屋さんでも普通においてあるけれども、他の地域にはないメニューといえば、「台湾ラーメン」です。

台湾には縁もゆかりもないというこの名古屋発祥の「台湾ラーメン」は(これもお店によってバリエーションはあるようですが)大まかな基本としては、お醤油ベースのあっさりしたラーメンの上に、豚ひき肉、ニラ、長ねぎモヤシなどをトウガラシで味付けして炒めたものが載っているというもの。
この台湾ラーメンの辛さはかなりのもので、病気でがくっと体力が落ちた後、辛いものにすっかり弱くなってしまった私(最近では辛さに対する免疫もかなり復活してきましたが…)にはツラいほどです。

でも台湾ラーメン食べたい!

そんな時にはどうしたらいいか。
大丈夫、辛いものが苦手なあなたでも台湾ラーメンにチャレンジする方法があります。

これもテレビなどで台湾ラーメンをとりあげられる時に一緒に説明されることが多いのでご存知の方もいるかもしれませんが、

アメリカンで

と一言付け加えればいいのです。(笑)
(さすがに喫茶店文化真っ盛りの愛知県というべきか…)

辛さの段階を「アメリカン」「ノーマル」「スパイシー」とメニューに載せてくれているお店もありますが、例えメニューには出ていなくても、愛知県内では、「台湾ラーメンをアメリカンで」と頼めば辛味をおさえたものを出してくれるようです。
(モーニングの時と同様、こんな小さなところでも、不思議なカルチャーショックを感じて、まさに言葉の通じる異国に来た感覚に、楽しくなります。)


まだまだこまかいB級グルメで忘れているものも沢山ある気がするのですが、それはまたいずれ思い出した時に。

次回こそ、また久々に(そうでもない?)Slashの話題を取り上げたいと思いますが、実はずーっと書くのをためらっていた、ファーストシーズンの第18話に関しても、突破口を見つけたような気がするので、近いうちに妄想日記を書きたいと思っています。

2007年6月23日土曜日

"These aren't the 'droids you're looking for."

数日間、コメントの管理を解除してみたのですが、このブログ、コメントの履歴も画面横に出すことができない上、私の一日分の日記がまただらだらと無駄に長いので、気の小さい私はコメントしてくれた方に気付かなかったらという恐怖にどうしても打ち勝てません。いつかGoogleがブログのフォーマットをもっと進化させてくれるまで、コメントの管理をまた戻しておくことにします。コメントしてくださる方には、コメントの投稿と公開が時間差になって、ご不便をかけていると重々承知はしているのですが…。ひょっとして、またアナログ人間の私が知らないだけで、コメント管理しなくても書き込みの通知をもらう方法があるのかしら…。LJなんかどんな小さな書き込みもメールで知らせてくれるのに…。


そして、今回の日記、また訳のわからないタイトルですみません。


今回、スターウォーズおよび、ちょこっとだけ Supernaturalセカンドシーズンの内容のネタバレとなる可能性がありますので、閲覧にはご注意ください。



***



These aren't the 'droids you're looking for.


この台詞はもちろん、オビ=ワンがエピソード4で、重要機密を持って逃げたと思われるドロイド二人(R2-D2とC-3PO)を探すストームトルーパーに(ディーン曰く)「オビ=ワンした」時の台詞で、Supernatural セカンドシーズンの人気エピソードの一つ(Jaredもお気に入りに挙げていた)「Simon Said」でキュートなアンディが兄弟の目の前でオビ=ワンした時に(まるでディーンを喜ばせるためみたいに)最後に一言付け加えた台詞でもあります。

この場合、身長からいってディーンが超キュートかつ勇敢なチビドロイドR2-D2ってことになるのでしょうか?(笑)

「Awesome!」と喜ぶマニアのディーンがやっぱり可愛かった…。

おかげで私は、この一言の台詞の本物を聞きたい!と願う気持ちが引き金になって、ずーっと長年見るのを控え続けていた、このSF超大作を一気に観賞するはめに。

ということで、三日間を費やして、ついにスターウォーズ6作品全ての鑑賞が終了しました。

いやー、長かった!

子供の頃、ほとんど訳もわからず見ていた後半3部作もそれなりに面白いと思っていましたが、すっかり大人になった目線でエピソード1から改めて順番に見ていくと、話の流れが物凄くよくわかって、全く新しい感覚で楽しめました。

そしてコメンタリでルーカスが語った、全6作を通して一つの「ダース・ベーダーの物語」になるのだという、この映画の本質もはっきりと実感しました。

現在DVDでレンタルされているのは、「特別編」で、後から随分映像に手が加えられたものなのですね。
コメンタリで、ルーカスがちょこちょこそう言っているのを聞いてはいたものの、エピソード6のエンディングで、若きアナキンの亡霊(?)が出てきた時には新鮮に驚きました。
でもオビ=ワンは相変わらずおじいさんの姿なのに…、ルークの視線で見たいと思う姿だから?
だからオビ=ワンはルークが見たことのあるおじいさんの姿で、アナキンは若くて素敵だった頃の姿、ルークと面識のない素敵なおじさんクワイ=ガンの姿はないってこと?
きっとファンのトリビアサイトを探れば、細かい謎の設定の解釈がいくらでもありそうだけど、これ以上深みにはまるわけにもいかないので探さないでおきます。

でもディーンがまたマニアなコメントをしたら、その時は、また耐え切れずに探しちゃうかもしれないけど…。

今回3日がかりでやっと見終えた苦労を無にするのも悔しいので、6つのエピソードについて、一応覚書程度にほんの少しずつ感想を書くことにします。

大した内容ではないものの、この後、スターウォーズ、そしてところによりSupernaturalセカンドシーズンのネタバレが出てくる可能性がありますので、ご注意願います。





【エピソード1】

とにかくクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)素敵ですよね~。
そばにいるユアン・マクレガーが小柄ということもあるんでしょうけど、あの大きさと色っぽさはまじで心臓に悪いです。ジェダイがあんなに色っぽくていいんでしょうか?

そして子供の頃に見ていた後半三部作と、数年前に地上波の日本語吹き替え版で見たエピソード1では気付かなかったことでも今回初めて気付いて驚いたことがあります。
素敵なおじさんクワイ=ガンも、オビ=ワンも、アナキン(ダース・ベーダー)もC-3POまで皆、英国アクセントで話してるってこと!
特にダース・ベーダーのあの独特の台詞の言い回しは、本当にぞくぞくします。

それから、ちっちゃな8歳のアナキンの顔が、ジャレッドに似ていると思うのは私だけでしょうか…?きっと私だけだな…。
以前にエピソード1を見た時には、小生意気そうな子だなーなんて思っただけでしたが、ジャレッドに似てると思ってしまった途端、(金髪ではあるけれども)サムがちっちゃい頃の姿のように思えてしまって、可愛くて可愛くてたまらなくなってしまいました。

ダース・モール(X-Menのトード役の人なんですか!?)も凄いキャラクターでしたが、ダース・モールとの戦いの後息を引き取るクワイ=ガンを抱きしめて、ぎゅっと師匠の頬に顔を押し付けるオビ=ワン、やっぱり私も一緒にもらい泣きしてしまいました。

クワイ=ガンの火葬のシーン(エピソード6のダース・ベーダーの火葬シーンとも繋がっているのでしょうが)、うん、そう、どこかの父ちゃんが焼かれているのを兄弟がじっと見つめる「あのシーン」をまさに彷彿とさせます。
スターウォーズファンなら、あのシーンを見た瞬間、あれだ!と思ったのでしょうね。

ジェダイが死んだ時、オビ=ワンやヨーダのように身体が跡形もなく消えてしまう場合と、残った死体を火葬にする場合とがあるみたいですけど、この辺りも調べればどこか(公式サイト?)で説明されていたりするのでしょうか。ちょっとだけ気になりました。


【エピソード2】

本当にまっさらの状態で初めてみるエピソード2、もう素敵なお師匠様は出てこないのね…、と少しがっかりはしたものの、オビ=ワンが可愛いお師匠様になって、アナキンもこんなに大きくなって!

どんなストーリーでも妄想目線で見ずにはいられない私、クワイ=ガン&オビ=ワン、オビ=ワン&アナキン、師弟の関係というものには、どうしても色っぽさがつきまといます。

ただ、ストーリーの展開上しかたのないことだとはいえ、あんなに可愛いお師匠様がいるっていうのにアナキン、パドメに夢中だとは…。
まあ、8歳の時、初対面で「天使」だと思ったくらいの美人だから忘れられなくてもしかたないけど、よくそれで十年間のジェダイの修行が勤まったものです。
そんなことだからダークサイドに堕ちるのよ…、と、どうしても呟かずにはいられなかった私でした。

そしてクリストファー・リー、こんなところでも悪い魔法使い…、いえいえ、ダークサイドに堕ちたジェダイを熱演していたのですね。


【エピソード3】

エピソード2の時には、まだまだ私の好みからは程遠かったアナキンも、おっ、髪が伸びて、少し身体も大きくなって?色っぽくなってきてる!と思ったけど、ストーリーが進むごとに顔もどんどんダークサイドに…。
オビ=ワンは相変わらずの可愛さですね。
ルークたちが成長するほんの二十年間くらいで、あの可愛いお師匠様があんなに渋いおじいさんに変われるものか、ちょっと考えないでもありませんが。

スターウォーズって子供から大人までが満遍なく楽しめる超娯楽大作だとばかり思っていましたが、ダースベーダーがダークサイドに堕ちるまでを描いた前半3部作については、既に作品の評価も確立していて、資金面での心配なんかをする必要がなくなっていたせいか、結構大人な内容になっているのですね。
殊に、アナキンとオビ=ワンの溶岩の星での対決のラストは、スターウォーズでここまで!と、ちょっとびっくりしました。でもあのシーンこそがダースベーター誕生のキーとなるわけで…。


【エピソード4】

These aren't the 'droids you're looking for.

なんといっても!オビ=ワンの口から、この台詞の本物が聞けただけで、本望です。

ハン・ソロ…、ン十年前も、子供心に素敵だと思っていましたが、女としてはどうしてもつい惚れてしまいたくなる、典型的に魅力的なキャラクターです。
愛機、ミレニアム・ファルコン号をあれほどまでに愛する姿は、ディーン&Impala の関係を彷彿とさせてくれます。
チューイ(チューバッカ)との固い絆もいいですよね。
当時のハリソン・フォードはまだおじさんというのも可哀相なように思える年頃なのに(エピソード4の時で33歳くらいだったとか)、しきりにルークを子ども扱いするところも胸をくすぐります。

8歳のちっちゃなアナキンが大人社会でもまれつつも立派に生きて、かつ、あんなに皆から「ジェダイになるには年が行き過ぎてる」って言われてたのを見てきた後だけに、周囲の大人たちのルークに対する赤ちゃん扱いには違和感を感じるほどでした。
最後のジェダイナイト候補だから、大事に育てなきゃって皆思ったのかもしれないですが。


【エピソード5】

いよいよダースベーダーの魅力が際立ってきました。あのテーマ曲と共に現れる彼、中身の顔が酷いことになってるってことはもう承知しているけれども、あの大きさ、あの黒いロングマントを翻して現れ、去っていく身のこなし、あの声!心底ほれぼれします。

ダースベーダーの正体なんか全く知らずに見ていた子供時代、超びっくりした例の「I’m your father.」という台詞も、今回はすっかり画面の中の素敵な彼と一緒にハモっていました。


【エピソード6】

何十年かぶりで見たイウォーク、やっぱり物凄く可愛かった!
あんなに気性が荒くなければ、ぜひ一人抱っこしてみたいものです。
この後半三部作の最後のエピソードは、とにかく見所満載で楽しいつくりになっていますね。

皇帝(帝国)を倒しただけで、あんなに全銀河に幸せが訪れるものだろうか…、という気もしますが、ハッピーエンドはなによりです。
この後は、ルークとレイアのそれぞれの子孫からまたジェダイの素質を持った人たちが増えていくということなのでしょうね。


いや~、一気に見るのは無謀だったかもしれませんが、これでディーンがまたSW関係でマニアなことを口走っても、少しはついていけるようになった気がします。

でも私の性質上、どうしても素敵なおじ様たちばかりに注目してしまうので…、せっかく体力勝負でマラソン的に観賞したものの、基本的知識を外してしまったかもという疑念は拭い去れません。


次回は、名古屋めし③、か、ここ数日日記に載せるのを我慢していた Slashを…。

集計終了:SUPERNATURAL WEB嘆願署名

私の日記がわずかでもお役にたったものかは不明ですが、表題の


「SUPERNATURAL WEB嘆願署名」


について、主催者のお一人である睦月さんから集計が終了しましたとの、ご報告をいただいたので、私の日記でもご報告しておきます。

ご存知かどうか、5月、このブログでなんと丁度100回目の日記の更新をするという時に、日本のSupernatural ファンの一番端っこにいるものとして、ひっそりと、この署名へのご協力をお願いしていたのですが、6月20日に締め切りを迎え、無事集計も終了したとのこと。

集まった署名については、日本ワーナーに届けることになるそうです。

詳細については、睦月さんのブログ【Tak. Jeg har det godt.】で、もしくは、共同主催者のmiruさんのところで、今後報告していただけるのだと思いますので、ぜひそちらをご確認ください。

私の日記でこの署名のことを知られたという方も少ないと思いますので、私と違って日本の他の正統派ファンサイトを自由自在に飛び回っている方々はとっくにご承知のことだと思いますが、一応ご報告まで。

日本でのこうした声を聞きつけて、ファンイベント実現への動きのきっかけになったりしたらいいですね。

ロンドン、シカゴ、次は…、名古屋?(あ、秋には関東に帰るんだった…)

2007年6月22日金曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

Slash読みとSWの6作観賞にやられて本当に頭がおかしくなりそうです。

でもどちらも面白い…。

今日もBig Bangを少々と、エピソード5(できれば一気に6まで)を見るだけで一日が消えてしまうこと間違いなし。DVDのコメンタリを見ない(聞かない)決心さえつけば、半分の時間で観賞できるんだけど。


***


今後Asylum.conみたいな存在になっていくかどうかはまだわかりませんが、例の11月のシカゴのコンベンションに向けて、参加するファン(私のアンテナに引っかかってきたものなのでちょっと特殊なファン?)が相互に知り合いになるためのサイトができました。なんと気が早い。

でもコンベンションの公式サイトは随分前から告知を出しているし(今度はジャレッドが参加っていうことですけど、Asylumでの例もあるとおり蓋を開けてみないことには分かりませんよね。)、もちろんこうした企画を成立させるためには、かなり前から色々と事前の準備をしておかないと成立しない、ということですよね。参加してくれるスター達のスケジュールの問題はもちろん、ホテルの確保や、グッズ販売、サイン会や写真撮影のチケット販売など、すべて大金が絡むことなので当然と言えば当然という気もします。

ということで、そのコンに参加するファンとしても、着々と準備が整っていくのを見ているうちに、早くからなにか行動を起こさずにはいられない!ということになるのでしょうね。

年齢的な慎みの心もあって(いい加減くどい?) SupernaturalもしくはJ2の二人に関して、あまり詳細にファンの動向を知って深みにはまりたくないと思いつつ、お気に入りの作家さんの動向は気になる私。だって作家さんの動向は今後の作品への影響大だから…。
となると結局J2の動向も大まかには把握しておかないと、せっかくの質の高いSlashを深読みできなくなってしまう。まさにジレンマです。

私のSupernaturalへの姿勢、どんどんおかしくなってきていますか?

いえいえ日記を読んでもらえばお分かりのとおり、初めからこんな調子だったのです。

同好のお友達を探したいと思って、偏狭の地で、ほそぼそと好きなことを書きはじめたものの、ちょっと若い分野に手を出しすぎたか…、と最近迷いが出てきました。
海外の Fan girls(きっと日本の Fan girlsの実態も一緒なのだと思うけど)のあまりの熱意&ぴちぴち感と行動力に、どこまでついていっていいものか…という感じで。

この日記では数え切れないほど表明してきたことだけど、「質の高いSlashが読みたいだけなの!」「申し訳ないけど、私、正当なファンなんかじゃないんです!」ってことを時々自分にしっかり思い出させないと、自分が本当に日記に書きたいものを見失ってしまいそうになります。私の場合、Supernatural J2 の全ての動向をいち早く知りたい!と思っているわけでもなくて、単純にファンとして作品(ドラマ&Slash)を深く楽しめればいい、ということなんですけれども。

その点、かなり出遅れてファンになったX-Filesへの姿勢は、先輩方が構築したファンの世界をのんびり漂って(自分としては全力で泳いでましたが)作品を楽しむことができたという点で、本当にのん気なものでした。
でもリアルタイムからずれていただけに、同レベルの同好のお友達を見つけるということもできず、大変寂しい思いもしていたのです。(日本でX-FilesのSlashに興味がある人というのも、当時ほとんど見つけられなかったし)

だからシリーズが始まったばかりの Supernatural にはまった時には、今度こそ一緒にスタートダッシュできたお友達を!と意気込んだものの、どうやら今度は世代的に出遅れた?という感じで…、最近ではみんなの若さと熱意についていけないかも…、という不安がひしひしと。

「腐」の文字がつこうがつくまいが、ファンにどこで線を引くという決まりはないわけで、
「腐」の要素全開でも「私はファンの代表よ!」と正々堂々と第一線を突っ走って、あらゆるファンイベントに参加したり、全ての最新情報を集めたりすることに全力を傾けている人もいれば、自分はドラマだけのファンで、実際のJ2がなにをしていようが特別興味ない、と、クールな姿勢を保っていられる人もいたりするわけです。

昔からしっかりとした「自分」というものを持たずに生きてきた私、かつ「腐」の要素としても、どうも正統派から外れがちな私としては、ここへ来て自分のアイデンティティを問い直すような事態になってきています。

完全に「腐」の視線でSupernaturalというドラマのファンになって、でも「Wincest」ではなく「RPS」を専門にSlashを乱読していて、とはいえ、現実のJ2の一挙手一投足を追いかける気力も熱意も若さもない。

この中途半端さ。わかります?
昔から、超アイドルのファンになった経験のない私。
そして子供の頃から人との争いごとや競争が大嫌いだった私。
Supernaturalの人気が高まるのは嬉しいことだけど、あまりに波が高くなって、足もつかない深みで頭を出していられなくなると溺れちゃう、そろそろ引き際ってことなの?なんてどうも弱気になっているこの頃なのです。

なんでこんなことを言い出したかというと、お気に入りの作家さんがMySpaceに入った、と聞いたから。
引越しの直前、故郷の友達からミクシーに紹介しようか?といわれた時、昔からグループ活動も苦手だった私は、皆と共通の趣味を持てるような協調性がないしなー(これは私の心の声)、と紹介を保留してもらったまま現在にいたっていまして…。

引越し後、Supernatural(Slash)に完全に嵌り、最新Slash読みたさに、なんのためらいもなく Live Journal には入ったものの、MySpace?
現在のLJがそうであるようにアカウントだけとって、何も使わないということだってできるとは思うけど…。

また別の作家さんは、友達が、近くに住むLJ友達と集まって交流会をしたのがすごく楽しかったと聞いて、自分の住んでいる近くにもLJ友達っていないの?と日記で呼びかけを始めたりして。Supernatural Slashをきっかけに友達の交流か…となんだか妙に羨ましくもあり。
これが噂にきく「オフ会」というものなんでしょうか?

日本でも同人誌なんかをつくったり、同人誌の販売イベントに参加したりすれば、そんな風に同好の友達と交流することもできるのだろうけど…。
それって、青春時代からそういう分野にあまり免疫のない私にとっては、「物凄く深い」ことで…。

ずっと足のつくところで、足はつかなくなっても波が穏やかで頭を出していられるところで、のんびりとちゃぷちゃぷやっていくつもりだったけど。

ファンの世界って、そんな私の姿勢を許してくれないの?

割とオールオアナッシングな性格で、嫌になるとすっぱり足を洗ってしまいたくなる傾向があって、最近、すっぱりSupernaturalから足を洗って…、なんていう考えが一瞬頭をよぎったりもしているのですが、いやいや、セカンドシーズンのDVDの発売と、シーズン3の開始を待ってるHiatus中で気が弱くなってるだけだって!と自分を励ましつつ、また今日もSlashを読みにいく私なのです。

***

この日記を読みに来てくれている人で中部東海地方に近い人っているのかしら…、そうしたら「名古屋めし」食い倒れツアーを兼ねた交流会なんてやってみたいものだけど。

2007年6月21日木曜日

Slasher は食いしん坊(名古屋めし編②)

BigBang企画…。

一人でこっそり読んで楽しんでおくことにしようかと思いましたが、名作長編Slashの数々を一人で楽しむだけではそろそろ爆発しそうなので、近々、感想文という形で日記に書こうと思います。


そして、ディーンがあまりにマニアだから!!
一人で再放送鑑賞中のセカンドシーズンで、ディーンが「Awesome!」と感心したアンディの台詞がスターウォーズからの引用だ、なんて知ってしまったから!

ついにTSUTAYAの半額レンタルで、「スターウォーズ」エピソードⅠ~Ⅵまでまとめて借りてしまいました。
SWといえば、はるか昔の子供の頃、ハリソン・フォードの出てくる(現在でいう後半の)三部作のエピソードは見たことあって、「帝国の逆襲」は映画館に見に行ったはずなのですが、その後数十年

「絶対に足を踏み入れてはいけない分野である」

というような強迫観念につきまとわれ続け、数年前「エピソードⅠ」がテレビで放映になった時我慢できずにちらっと見たものの、

「私はこういうもの(どういうもの?)からは卒業したの!」

という固い決意で、エピソードⅡ&Ⅲは未見のままここまで来てしまいました。

でも、色んなインタビューで、SupernaturalはSWの登場人物のあり方をベースにしているというようなコメントを聞いたり、「父ちゃんがヨーダみたいな字を書く」とか、アンディーの台詞にすぐディーンが「Awesome!」と反応したりするのを目にしているうちに、”深みにはまらない程度”に、SWというものを一応チェックしておかなければ、という気持ちがむくむくと強くなってきました。
しかし、先日のMaxyさんのコメントででてきたリーアム・ニーソンにも全然ぴんとこなかった私、あの素敵なお師匠様がリーアムだったとは!!
世の中で知らずに損していることって本当にたくさんあります。

まだエピソードⅠをおさらいしたところで、これから長い道行になりそうですが、なんだか以前に見たときより物凄く楽しめそうです。
(でも深みにははまりたくない…、これ以上、Fanficの範囲が広がったら眠る時間もなくなってしまいます。って、やっぱりそっちの深み?!)


セカンドシーズンを見始めた「デッド・ゾーン」もやばいです。
ファーストシーズンの終わり、あまり私好みでない方向にストーリーが進んで行きそうな予感に、セカンドシーズンは見なくてもいいか…なんてちょこっと思った私でしたが…。

なんであのおじさんのジョニーをあんなに可愛く見せる必要があるの?

それとも私の脳の例のフィルターがいよいよ暴走し始めたということなのか…。
私の脳の中にも、ジョニーとは違う「デッドゾーン」が?…。

でも、ウォルトの手をぎゅっと握ったままベッドに横になって、誰が引き離そうとしても離さないジョニー、だとか。

夜、一人でテレビを見ているのがつまらなくて、(そもそもブルースから借りたビデオだというのに)「うちに来て一緒に見ない?」ってブルースを深夜家に誘う電話をかけるジョニー、だとか。

「妊娠してるから」なんて言い出したジョニーに、「そういえば顔が輝いてる」なんてブルースがコメントしたり。

パーディー牧師と一緒に飛行機に乗って、相変わらず全開で「坊や」扱いされるジョニー、だとか。
(ジョニー役のアンソニー・マイケル・ホールって、プロフィールでは、身長6フィート2インチってなってるんだけど、だったら一緒にいるジョニーがあんなに小さくみえるパーディー牧師って一体どれだけ大きいの?!)

はぁ~あ、世の中は私の妄想を刺激するもので溢れています。


***


いい加減本題に戻って、「名古屋食い倒れツアー」の後半に入りたいと思います。

たった半日の強行軍でかなり消耗したものの、まだ食い倒れツアー、夕飯が残っています。

当初、名古屋コーチンの焼き鳥で一杯、なんて、またもや親父くさいことを考えていた私でしたが、OL時代いい加減どんな薄汚い焼き鳥屋やおでん屋にも平気で入る経験をしていた私と違って、夜、見知らぬ街で焼き鳥を食べるという考えにどうしても抵抗がある母を説得しきれず、結局、宿泊するホテルからも程近いJR高島屋にも入っている 「山本屋総本家」 で、これも名古屋めしの代表格といえる「味噌煮込みうどん」を食べることにしました。

金曜日の夜ということで、混雑を予想して、6時半という早い時間に店に向かった私達でしたが、既に店の外のベンチで5人くらい待ってる人がいました。
でもおうどん屋さんですからお客の回転も速いはずということで、ベンチに座って待っていると、「お待ちの間にご注文をお聞きします」とお兄さんがやってきます。
まず「そば粉にアレルギーはありませんか?」という確認を受けた後、(山本屋総本家のうどんには少しそば粉が混ぜてあるのですよね)メニューを渡され、私達は、焼き鳥を食べ損ねたのだから、と、「名古屋コーチンの親子煮」(名古屋コーチンの鶏肉と卵が入った味噌煮込みうどん)を頼み、それほど長く待つこともなく席に通されました。

席につき、焼肉屋さんみたいな紙のエプロンをつけてうどんが出てくるのを待つ間、つい手持ち無沙汰で味噌おでんを一人前頼み(これもなかなか美味しかったです)つまんでいると、出てきました、あの小さな土鍋が。

山本屋総本家の土鍋の蓋には蒸気抜きの穴が開いていません。これは蓋を取り皿として使うためです。
太い麺は、お昼に食べたもちもちとした「宮きしめん」とは全く別物の「超アルデンテ」で、腰がある、というよりは、固いよ!という感じです。
この山本屋の固い麺に関しては、好みが別れるところだと思いますが、妹は「大好き!」、母と私は、「宮きしめん」の方が好き、という結論に達しました。

周りの男性のお客さん達は、ほぼ例外なくご飯を一緒に頼んでいましたが、ちょっと濃い目の赤だしのスープなので、ご飯はきっとよく会うと思います。
小さなことですが、親子煮の場合、半熟のたまごをいつ崩すか、というのも、味わいの上で、大きな変化点となりますよね。

初の名古屋名物「味噌煮込みうどん」を堪能したものの、おうどんだけでは少し心もとなくて、ホテルに徒歩で戻る道中、晩酌用にビールとポテトチップスを仕入れて帰った私たちでした…。


翌朝、本来は、愛知県名物の「モーニング」をどこかの喫茶店で、と思っていたのですが、これまた母のたっての希望で朝食ビュッフェ付のホテルに泊まったので、朝食はご想像のとおりです。
(食いしん坊の私は、控えめに…と思いつつ、ビュッフェとなるといつもおなか一杯まで食べてしまうのです。)

ホテルをチェックアウトし、荷物を駅のコインロッカーに預けると、オープン直前のミッドランドスクエアを見に行き(この時2月半ばで、三月のオープンまであと少しというところでした)、うっかりオフィスビルの方のエントランスに入り込んで、ガードマンのおじさんに元気良く「おはようございます!」と挨拶されて、びっくりして逃げるように外に出、再びJR高島屋に戻ると丁度グレースケリー展を開催中で、お昼を食べたら午後早めに帰るという母と妹と一緒に時間を潰すためもあって、見てきました本当に美しいグレースケリー。

土曜日ということで10時の開店の直後なのに物凄い混雑振りでしたが、「高島屋で開催しているグレースケリー展」ということでなのか、お客さんはほとんどが小柄な中高年の女性ばかりで、164cm(ちなみに母が160cm、上の妹が161cm、下の妹が166cmという身長。亡くなった父は確か172cmくらいでそれほど大きいというわけではありませんでした。)の私は、周りから頭一つ飛び出た感じで、まるで自分がジャレッドにでもなったような気分になり、もちろん人ごみに揉まれているうちに次第に離れてしまった母と妹を探すのも簡単でした(笑)

グレースケリー本人が着ていたというドレスが何着も展示されていましたが、物凄く細身で、驚きました。とにかくあの時代の女優さんの美しさって、現実離れしたものがありますよね。


そうこうしているうちにお昼となりました。
「きしめん」「ひつまぶし」「シロノワール」「味噌煮込みうどん」と、まさに名古屋めしの正統派ラインナップを食べてきた私達、ラストのお昼に選んだお店は、「矢場とん」です。
このお店はご存知の方も多いでしょうけれども、「味噌かつ」の名店です。

この「矢場とん」の名物メニューは鉄板に乗った味噌かつで、通常ステーキなどが載ってくる熱々の鉄板にキャベツととんかつが盛り付けられ、味噌だれがたっぷりかかって運ばれてくるのです。
テーブル担当のお姉さん(そう…、おばちゃんです)の勧めにしたがって、お味噌のたれがたっぷりかかったカツにからしを少しつけ、すりゴマを振りかけて、熱々のところを食べると文句なしの美味しさ!ご飯にもぴったりです。

前日からの食い倒れツアーで食いしん坊のタガが外れてしまった私達は、単品で季節限定の「カキフライ」も一人前頼んだのですが、このカキフライも大きくてジューシーで、絶品でした。
お姉さんは、お好みで足してかけてください、と、追加の味噌だれも小鉢で持ってきてくれて、カキフライも味噌だれで食べてみましたが、これもまた最高に美味しかったです。味噌とカキが合うのは言うまでもないことですものね。

矢場とんの味噌ロースカツ定食(母は味噌ヒレカツ定食)+カキフライで、限界を超えて満腹になった私達、これでは満足にお土産を物色することもできないと、ふたたび「コメダ」に入って、コーヒーを飲みながら食休みをしました。(食休みといいつつ、コーヒーゼリーを一つ頼んで皆で食べた…ということだけ告白しておきます)

久々の本格的な外出で、いい加減体力の限界に来ていた私、しかも電車で一人で家に帰らなければならないということもあって、新幹線の時間までお土産をみているという母達とそこで別れて、なんとか最後の力を振り絞って帰宅しました。
とはいえ、やっとたどり着いたアパートで、SPNセカンドシーズンのエピソードをチェックすると、なんと「Tall Tales」で、私の休息の時はさらに遠のく結果に。

二日後、(極度の疲労とあきらかに食べ過ぎのため)ジンマシンが出て、その後一週間近く粗食で過ごすはめになった私ですが、「名古屋めし食い倒れツアー」を決行したことに後悔はありません。


今回の食いしん坊は、ほとんどのメニューが正統派名古屋めし、でしたが、次回(なるべく近いうちに)は、B級グルメ編、ということで、「あんかけスパゲティ」「台湾ラーメン」なんかをレポートしてみたいと思っています。

2007年6月18日月曜日

Slasher は食いしん坊(名古屋めし編①)

日常ほとんどテレビを見なくなってしまった私なのですが、このところ日曜日だけは結構テレビを見ています。

イケメン力士の代表として出演した「豊真将」目当てで見た、昨日のジャンクSportsも面白かった…。

そして恥ずかしながらどうも昔からTOKIOが好きなのです…。

メンバーのほぼ全員がO型であること(松岡だけがA型なんですよね)、メンバーのほとんどが美味しそうに大量にものを食べるということ、ジャニーズの中でもダントツにガテン系であること、そしてこれはどうでもいいことだけど某リーダーが私と同じ誕生日である(生まれ年は違うけど…)こと、などの理由から、どうにも愛着を感じずにはいられなくて…。

Dash村も随分長いこと(といっても飛ばし飛ばしではありますが)追いかけ続けています。
どうしても時々、将棋少年(ナオタくん引退しちゃうなんて…)とか演歌少年とかに釘付けになってしまうので、毎回欠かさずというわけにもいきません。

RPSは「Supernatural」が初めてといいつつ、ジャニーズのグループなんかで、年を経るごとに家族のような連帯感ができていくのをみていると、特にTOKIOとかV6とか下積みの長かったグループは、まさに年月が培ったと実感できるメンバー間の気楽な仲の良さを見ているだけで、なんだかほのぼのと微笑ましいというか、和んだ気持ちになって、正直いって、時にちょっとだけ妄想に陥ってしまうこともあります。(すみません…)

つまり何が言いたいかっていうと、「昨日のメントレG見た?!」ってこと。

太一君のパソコンに保存されている他人には見せられないメンバーの写真って、一体どんなんでしょう?(笑)(つまり明らかにもうメンバーは他人じゃないってことですけど)
お尻におできが出来ても、とりあえず山口君に見て(大笑いして)もらってから、病院に行くとか。
このまさに家族的な感じ、心が和みます。


***


ということで、どうしても我慢できずに寄り道してしまいましたが、メントレGを最後まで見た方ならお分かりのとおり、今日の日記は「ひつまぶし」を含む「名古屋めし」について、少々レポートしてみたいと思います。

私が「ひつまぶし」を初めて食べたのは、今から5年以上前、名古屋に半日滞在する機会があった時で、雑誌などでも紹介されている老舗だったと思うのですが既にお店の名前も忘れてしまいました。それでもそれ以来もう一度食べたいとずっと願っていた一品です。

たまたま期間限定で名古屋の近くに住むことになった以上、この「ひつまぶし」どうしても再び食べないわけにはいきません。ところがB型の夫は、その以前の老舗で食べた「ひつまぶし」にそれほど感銘を受けなかったようで、B型特有の頑固さで、私が誘ってもなかなかうんと言わず、機会が訪れません。

そんな時、実家の母と仕事を休むことのできた下の妹(実は妹は二人います)が、お姉ちゃんの様子が心配だからという口実をつけて、一泊二日で名古屋に遊びにくることになりました。
これはまさにチャンス!ということで、食いしん坊の血筋で固く結ばれた女三人による、「名古屋食い倒れツアー」が幕を開けることになったのです。

昨日メントレで紹介されていたのは、あつた蓬莱軒本店の「ひつまぶし」でしたね。

この蓬莱軒本店、車があれば、すぐにいける場所にあるのですが、現在こちらには私の車を持ってきておらず、夫は仕事で、のんきな女三人の遊びには付き合えないということで、今回のツアーは電車で移動するしかありません。

ということで今回は、名鉄の神宮駅から徒歩で行くことのできる、熱田(あつた)神宮南門店、まさに熱田神宮の南門の目の前にある蓬莱軒の支店に行くことにしました。(とはいえ、画面を通しての見た目は一緒、美味しさもきっと一緒だと思います。)

初めて熱田神宮に来た母と妹と一緒にお参りをすませ、おみくじを引いたり、お守りを買ったりした後、蓬莱軒のある南門に向かって歩く途中、食いしん坊の私として、どうしても避けて通れない場所がありました。

広大な敷地をもつ、熱田神宮の境内には、「宮きしめん」というきしめんを食べさせてくれるお店があるのです。

参道を南門へ向かって歩いていくと西門から入ってのすぐ近く、林の中にひっそりと隠れるようにして、休憩所のような長テーブルが沢山ならんでいるのですが、お出汁のいい香りは、もちろん参道にまで漂っていて以前からどうしても一度食べてみたいと思っていました。

とはいえ、いくら食いしん坊でもこれから念願の「ひつまぶし」を食べにいくというのに「きしめん」でお腹を一杯にするわけにもいきません。メニューにはお出汁の種類やトッピングの異なる様々なきしめんが出ていて非常に興味を惹かれるのですが、ここは涙を飲んで一番シンプルな「宮きしめん」を一杯だけ、三人でシェアして味見してみることにしました。

お腹ぺこぺこの食いしん坊三人、しかもこのツアーは2月の半ばのことでまだかなり肌寒く、おあげ、椎茸、かまぼこ、鰹節(お好みでねぎ)くらいのシンプルな具がのったお醤油ベースのお出汁のきしめんは幅広の麺ももちもちと、温かさもご馳走になって最高に美味しくて、とても一杯じゃ足りない!!という気分になりましたが、すぐソコに蓬莱軒が!ひつまぶしが!待っています。
あっという間に、きしめんを平らげた私達は、いそいそと蓬莱軒へと向かいました。

さすがに蓬莱軒、平日の昼間だというのに満席でしたが、それでもほとんど待つこともなく席にとおしてもらえました。

うなぎ屋さんというのは、お料理が出てくるのをゆっくり待つ覚悟が必要ですよね?
ということで、私達は、三人で(一応控えめに)二人前のひつまぶしをまず頼み、ひつまぶしが出てくるまでのおつまみとして「う巻き」、「肝焼き」、「骨せんべい」そして、恵比寿ビールの小瓶を一本頼みました。

完全に酒飲みのオヤジだって思いました?

この日記では何度も表明していますが、私は池波正太郎が大好きなのです。
鬼平が、うなぎ屋さんに入って、うなぎが焼けるまで、う巻きや肝焼きなんかをつまみながら茶碗で冷酒を飲んで待っているシーンにどんなに憧れてきたか!

母も妹もほとんどアルコールは飲まないので、テーブル付のベテランのお姉さん(おばちゃんとはなんとなく言えません、って、言ったも同然か…)は、ちゃんとちっちゃなグラスを三つ出してくれたものの、ビールはほとんど私一人で飲んでしまったのですが、母は、近くのテーブルのサラリーマンが食い入るように私達を見ていて恥ずかしい、と言ってました。
確かに、女三人で、昼から、肝焼きでビールなんて!と思われたのでしょうね。
でも旅の恥はかき捨て!(私は現在地元に住んでるわけですが…)食べたいものを食べたいように堪能しなければつまりません。

こってりとしたタレに絡んだ肝焼きもとても美味しく、こりこりとした歯ごたえの骨せんべい(山椒塩につけていただきます)もなかなかでしたが、なんといっても「う巻き」!
予想では、卵焼きの芯にうなぎが入っているんだろう(そういう「う巻き」を出すお店も多いですよね)と思っていたのですが、蓬莱軒のう巻きは、ふわふわ熱々の卵焼き全体に細かく切ったうなぎが混じっていて、どこをつまんで食べてもはずれなし、卵の焼き加減もジューシーで絶品です。

(頑固なB型の夫も帰宅した私のあまりに熱のこもった食いしん坊レポートに影響されて、その後会社の同僚数人と出かけた際、「しら河」というこれも老舗でついにひつまぶしを食べてとても美味しかったとついに認めたのですが、う巻きは、どうやら私が食べた蓬莱軒の勝ちみたいです)

そうこうしている内に「ひつまぶし」がやってきました。
同じ蓬莱軒なので、太一君が食べていた(最終的に可哀相な山口君を除くメンバー全員がありついていましたが)ひつまぶしと見た目はおんなじです。

それぞれのお茶碗に取り分けて、まずは熱々をそのまま、もちろん美味しいです。
それから、ねぎ、のり、わさびなんかの薬味を載せて。この薬味が加わるとガラッと味わいが変わって、特にわさびの香りがいいアクセントになってとても美味しく感じます。
最後は、薬味を載せた上からお出汁をかけて…、油っぽいうなぎにお出汁をかけることに抵抗を感じる方もいると思うのですが、これが決して生臭くなったりはせず、さらさらさっぱりとまた違った美味しさが生まれます。
きしめんやう巻きなんかも色々食べたので、2人前でちょうど満足、という感じでした。

ひつまぶしに大満足して再び名古屋の街中に戻ってきた私達、病気療養中で体力のない私がツアーガイドのため、母と妹も今回は特別あちこち観光するつもりはないということで、名古屋駅の地下街で、ぷらぷらとお土産を物色した後、(ちょこっと歩くとすぐにバテテしまう私なので)一休みでお茶をしよう、ということになりました。


ここでちょっと脱線。

名古屋、というか、愛知県(ひょっとして東海地方?)の、喫茶店文化についてご存知の方も多いでしょうが、現在私が暮らしている名古屋郊外の田舎町にも、石を投げれば喫茶店に当たる、というくらい、多くの喫茶店が存在しています。
そしてどの喫茶店も驚くほど早い時間から店を開けています。
これは、モーニングという文化があるせいです。

どんな時間に入ったとしても、コーヒーを頼むとピーナツなどの小さなおつまみがついてくる、というのも、関東から来た人間にとっては新鮮なのですが、午前中に喫茶店に入ると、間違いなくお店のお姉さんから(もしくはお兄さん)から「モーニングにしますか?」というような声をかけられます。
そこで「はい」と答えて、お好みの飲み物を頼むと、コーヒー(もしくはカフェオレとかカプチーノとか頼んだ飲み物)と一緒に厚切りのバタートーストとゆで卵が現れるのです。(これはお店によって色々バリエーションがあるようです)

壁に「モーニングやってます」とか「チケット販売中です」とか張り紙はしてあるのですが、モーニングがいくらなのかはどこにも書いてありません。
なんだか落ち着かないまま、トーストや卵を平らげ、お会計で、プラス200円とか、300円とかくらいかな、と思いつつお財布を取り出すと、なんと請求されるのは飲み物の値段だけ。
コーヒーの値段もスタバなんかのように高価なのではなくて、300円ちょっとというところが相場です。

関東地方で、日常的に喫茶店を利用する人の年齢層は、かなり狭い範囲に限定できるのではないかと思うのですが、ここ愛知県では、本当にあらゆる年齢層の人たちがモーニングにやってきます。
なので平日の午前中の中途半端な時間帯でも、どの喫茶店もそこそこ人が入っていて、老夫婦が仲睦まじくトーストをつまんでいたり、学校や仕事に家族を送り出した後らしい中年の主婦の集団がわいわいおしゃべりをしていたり(3時のお茶じゃなくて、午前中です!)、市場に野菜をおろした帰りですか?という感じの中高年のご夫婦とか、仕事はどうしたんですか?というようなおじさんがコーヒーを飲みつつ新聞を読み耽っていたりします。
さらに土日になると、赤ちゃんを含む小さな子供とおじいちゃんおばあちゃんを引き連れた一家三世代とか、デートのスタートがここなの?というような、高校生、大学生のカップルとかで、朝っぱらから店内がごった返すことになるのです。

午前中の喫茶店に入るといまだに軽いカルチャーショックを禁じえない私です。

そんな喫茶店文化真っ盛りの東海地方で、知らない人がいない喫茶店といえば、「コメダ珈琲店」です。愛知県内、それこそどこに行っても必ずあるチェーンの喫茶店です。


やっと本題に戻りますが、私は母と妹を名古屋駅の地下街にある「コメダ」につれていきました。一休みしてコーヒーを飲む、というのが目的ではありますが、二人にぜひ食べさせたいと思ったものがコメダにはあるのです。

それは「シロノワール」です。

温めたドーナツ型のブリオッシュの中心にたっぷりとソフトクリームが盛り付けてあり、別添えのメープルシロップをかけていただくという、ソフトクリーム、メープルシロップに目がない私にとっては夢のようなデザートです。

オリジナルサイズの「シロノワール」はかなりの大きさです。(一人で食べきりサイズの「ミニシロノワール」もあります。ミニとはいえこれも結構なボリューム。)
お昼にひつまぶしをたっぷり食べたとはいえ、もちろん甘いものは別腹、三人で食べるなら余裕ということで、オリジナルサイズの「シロノワール」を一つと、それぞれにコーヒー(私はコメダのアメリカンが好きです)を頼みました。
あっという間に平らげ、幸せのため息をもらした私達親子。

ゆっくりと一休みした後、予約しておいた名古屋駅近くのホテルにチェックインし(この食いしん坊ツアーの間、私もアパートには帰らず母達と一緒にホテルに泊まりました)夕飯の時間になるまで、妹は駅の周りのデパートを見てくると一人ででかけ、久々の遠出のため早朝北関東の町を出発することに緊張して前の晩眠れなかったという母と、やはり久々の外出で、休み休みとはいえあちこち歩き回って消耗してしまった私とはホテルで少し昼寝をし、夕飯(まだ食べる!?)に備えて体力を回復させることになったのです。

(続く)

この日の夕飯から、翌日のお昼に二人と別れるまでの「食い倒れツアー」の模様はまた次回(多分明日)にしたいと思います。

2007年6月17日日曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

Big Bang企画の長編のSlashに溺れつつも、何とか合間を縫って 「Dead Zone 」ファーストシーズン(DVD6枚)を見終わりました。

スティーブン・キングは、何年か毎に熱がぶり返して読みたくなります。
…が、ここ数年は体調不良のためもあって遠ざかっています。
最後に読んだのって「IT」になるのかな…。

ディーンの台詞にも、「IT」(Clown!ですよね。私は冒頭のシーンだけで、泣かされた覚えがあります。)だとか「Pet Sematary」(本来のつづりは” cemetery”だ、というところがキーなんですよね)なんていうキングの小説のタイトルが出てきます。(ディーンは映画で見てるのかな?)
J2のインタビューでも、今まで怖いと思った映画として「シャイニング」なんかの名前が挙がっていました。
「シャイニング」は小説しか読んだことなくて、原作とはだいぶ雰囲気が違うらしい、でも名作といわれている、例のジャック・ニコルソンの映画、見たことないんですけど、いつかは…、一度は…、見てみたいと思っています。

キングの小説って、物語の始まりはなんでもない普通の生活が語られているのに、じわじわとそっちに行ってはだめ!という方向にずるずると滑り落ちていってしまって、いやー助けてーっていうか助けてあげてーと思いつつ、でもページをめくる手が止められずに徹夜で最後まで読んでしまう、という非常に体力を消耗させられるお話が多いですよね。

それから自分の中の弱いところを引っ張り出された上、串刺しにして目の前に突きつけられるようなキング独特の人間描写は、この人本当に小説書くのが上手いよね、と心の底から確かに認めるけれども、読んでいて痛くて辛くて目を逸らしたくなるのに、でもやっぱりやめられなくて…、あーあ、また読んじゃった!ということになるのです。

毎回大急ぎで読んでいるせいか、読後ほとんど詳細を覚えていなくて、何年か経ってからまた新鮮に頭から読み直したり、なんてことばかりしていて、超多作のキングの新刊なんか随分前から追いかけられなくなっているというのが正直なところです。
こうして考えてみると、私の場合キングの小説に関してはストーリーを追うよりも、ジェットコースターに乗ってるように、色々な感情を主人公と一緒に体感する、という読み方をしているのかもしれません。

そのスティーブン・キングの小説を元にしているという「Dead Zone」。

ストーリーは面白そうだと思いつつもDVDのケースを見る限り、主人公のジョニー(Anthony Michael Hall)のことをあまり好きになれそうな気がせず、何度も棚の前を素通りしていたのです。

でも今回本編を見てみると、ジョニーはDVDケースの顔よりももっと普通におじさんぽくて、スーツ姿で杖をつく姿も色っぽいし、脇役の登場人物たちも皆好感が持てて、予想外の面白さでした。

厳密に原作という訳ではないみたいですが、キングの小説を元にしているだけあって、登場人物の間の感情の交錯具合が絶妙です。

原作の小説「Dead Zone」も読んでみたくなりました。

ジョニーとサラの関係。とにかく微妙に心をくすぐるいいバランスですよね。愛し合ってるのに結ばれない…って、いつでも最高に心を鷲掴みにされる設定です。

ブルース。もはやジョニーの生活に欠かせない存在ではあるけど。あまりにいつもジョニーと一緒にいるのが、妙におかしくなってきました。ちゃんと他の仕事もしてるの?財産家のジョニーがリハビリのためもう貸切で雇っちゃってるってことなの?

ウォルト。登場した時、嫌な存在になりそうな雰囲気満点だったのに、今や私の中ではすっかり愛すべき存在に変わってしまいました。妻と息子を愛するがっちりした無骨なお巡りさんなんて…、まさに私の好み。サラ、なんにしても男を見る目があるってことなのね…。

パーディ牧師。このおじさんにも(ファーストシーズンを見た限り)いい意味で予想を裏切られました。まだ油断はできないけど…。
昔から、既に立派なおじさん(今回はジョニー)が、さらに年配のおじさんからしきりに「Boy」と呼ばれるのに弱いのです。

デーナ(スカリーのファーストネームは同じDanaでも、ダナっていう表記だったけど…)。彼女こそ!もうっ、うっとおしい!早く消えて欲しい、と思っていたのに…。こんな風に変わってくるとは。美人で色っぽくて、その上…、なんてちょっとできすぎ。
ジョニーとのディナーデートの回は最高に楽しかったです。ブリーフ姿で、ジョニーの寝室に歯ブラシを探しに現れるウォルトを目にして、窒息しそうになりました。


ジョニーのビジョンの映像にもとにかく工夫がこらされていておもしろいですよね。
時々ジョニーの演技が舞台俳優みたいな感じになったりはするけど、それも演出として面白いとも言えるのかもしれません。

「Dead Zone」(キングがやっぱり影響を与えているのか…)見てるとなんだか消耗するけど、セカンドシーズンも見ることになりそうです。

2007年6月16日土曜日

Jared Padalecki ZM Online Interview

ジャレッドがニュージーランドのラジオ局のインタビューに応えたものがオフィシャルサイトで公開されていますね。

Devoted fans network で、既に transcript も公開してくれています。

Jaredまた、可愛いです。

Slashの読みすぎでおかしくなりかけている頭のリハビリのため、久々に一部翻訳してみます。


Paulie and Grassem morning crew.

Radio Announcer #1: Supernatural’s been huge, man.
Radio Announcer #2: We have one of the star’s online right now.
Radio Announcer #1: Oh, yeah?
Radio Announcer #2: Yeah, it’s Jared Padalecki. Hey Jared!

Jared: Hey, there.

Radio Announcer #2: How are you doing?

Jared: I’m all right. I’m all right. How are you? Oh, now I heard it. Now I hear the accent.

Radio Announcer #2: I’ve been told that you think I’m some weird stalker girl?

Jared: No, no, not at all. (laughs) I usually don’t have blocked calls, but I knew I was expecting a call, so I figured it might be you.

Radio Announcer #2: Oh, okay. I wondered how you’d do that, because you know, if someone got your phone number, it would just be– all hell would break loose, wouldn’t it?

Jared: You know what? Yeah, it would, so even if I don’t know the number or it’s a blocked caller ID, then I just won’t answer it. I’ll let them leave a voicemail and if it sounds unpleasant, I figure (indistinct) anyways, you know.

Radio Announcer #2: What about your parents? Since you’ve become famous, have they just had an unlisted phone number in the book?

Jared: They have, actually. They’ve had, like, e-mails from people, and mail from people and phone calls from people and so they’ve had to gone– taken some precautions– and gone unlisted. It’s not too-too bad yet, but just little things here and there where they’re like “um...you know, maybe we should be unlisted.”

Radio Announcer #2: Yeah, I know, see one Blockbuster movie and it’s all over (roads away- maybe, I didn’t quite catch that)

Jared: Exactly.

(有名人の家族も大変そうです…)

Radio Announcer #2:Wow. And you’re actually. Wait a minute, hold on. You are four years younger than the guy who plays your older brother, yeah?
  …、あなたって、お兄さんを演じている人より4歳年下なのよね?

Jared: I am, yeah, he’s...uh, right now, I think, 29 and I’m 25.
  僕は、そう、彼は…、あー今現在、彼は29歳だと思うんだけど、僕は25歳。

Radio Announcer #2: Wow, could you...

Jared: In less than a month.
  あと一ヶ月弱でね。

Radio Announcer #2: You’ve got that Jared Leto thing where you look a lot younger than you are, yeah?
  あなたもJared Letoの素質を受け継いでるのか、実際よりもずっと若く見えるわね。
  (一般には、ジャレッドといえば、まず頭に浮かぶのは童顔美人のJared Letoってこと?映画音痴の私にはわからない感覚です)

Jared: I do, yeah, I do look pretty young, so...especially if you cut my hair and shave my face. I look like a baby.
  そうなんだ、ああ、僕ってすごく若くみえる、…特に、髪を切って、ちゃんと髭を剃るとね。Babyみたいに見えるだろ。

Radio Announcer #2: (laughs) It’s a good thing in Hollywood. You want to stay looking as young as you can as long as you can, I guess.
  (笑)ハリウッドではいいことじゃない。(ハリウッドでは)皆、できるだけ長くできる限り若くみせたいって思ってるみたいだから。

Jared: You know, I’ve heard that, so I’ll accept it, I think. There aren’t a lot of roles right now that I can’t play that if I looked older, I could still play, so I guess I’m happy about it.
  まあ、そう聞くよね、だから僕もそれを受け入れることにしようと思うよ。僕が老けて見えたとしても僕が演じられないような役柄はそんなにないし(transcriptのままなんだけど…二重否定?意味がとりにくいです)、それでもまだ演技できるから、それについては満足してる。

Radio Announcer #2: You know, I found out the other day that Jared Leto’s thirty six, I just about passed out. I had no idea. I thought he was twenty-four.
  この前私、Jared Letoが36歳だって知って、気が遠くなったわ。まさかって。どうみても彼は24歳だもの。
  (またもやJared Netoネタです!)

Jared: Haha, really? Yeah, he’s definitely got a baby face.
  はは、本当?ああ、彼って確実に、ベビーフェイスだもんね。

Radio Announcer #2: What kind of music do you like to listen to and what are you listening to right now?
  どんな音楽を聴くのが好き?今はどんな音楽を聴いてるの?

Jared: Right now: What the latest thing I’m listening to on my iPod? I love singer/songwriters. Like, I like guys and gals who just play the guitar and sing. I always– whenever I think of music, I think of guitar, you know, like I– I’m not sure, if like techno and stuff is big in New Zealand, but I’m not really into that sort of thing. Otherwise, pretty much everything. I grew up in Texas, so you know, I love my country music. And then, other than that, I’m sure you know Jack Johnson or like a Dave Matthews or Ray Lamontaine is a great musician. Sort of himself. So it depends. And then, if I’m working out then I wanna try to get a pop, I’ll listen to Metallica or something, something that’s sort of louder and you know, hard paced. Kid Rock or something. Something that will kind of get me angry, you know for a workout.
  今は、僕のiPodで聴いてる最新の曲は何かってこと?僕は、シンガーソングライターが好きなんだ。男女問わずギターだけを持って歌うような。いつも、-いつでも音楽のことを考えるときには、ギターのことを考えるんだ、つまり、-よくは知らないけど、ニュージーランドではテクノとかそういうものが人気なんだとしたら、僕はそういうものには本当に興味がないんだ。それ以外は、なんでもだね。僕はテキサスで育ったから、カントリーミュージックが好きなんだ。それから、それ以外だと、(後は読んで字の如し…、このインタビューを日記で紹介してくれたWriterさんは、ジャレッド、-カントリーシンガーである-スティーブ、もしくはクリスが好きってことなのねとコメントしてました)

Radio Announcer: I interviewed Kate Hudson once, and she referred to it as her “kick the door down” song. What would be your all-time “kick the door down” song?

Jared: Let’s see (laughs) Let me think about that. If I had to answer off the top of my head, I would have to say that it would be “Enter sandman” by Metallica.

Radio Announcer: Wow, good choice! Very good choice.

Jared: Yeah, it kind of gets me pumped up, and it goes back to when I was just a kid, you know, when I was probably not even a teenager yet, I listened to that song, so it still gets you going.

Radio Announcer: So, now, the big question that we always ask, cause we’re from New Zealand and we’re down at the bottom of the earth, but we’ve got a really huge attitude, have you been to New Zealand yet?
  さて、いつも聞いてる重大な質問にうつるけど、っていうのも、私たちはニュージーランド人で、地球の底にいるって言われることに大いにムカついてるの、あなたニュージーランドに来たことある?

Jared: I have not. I have flown through Auckland. I’ve never actually been. But, I’ve spent a lot of time in Australia. I don’t know if that’s a good thing or a bad thing for y’all. I’ve heard so much about New Zealand, and I’ve seen so much and read so much, that as a present for my brother and my sister-in-law, I sent them to New Zealand for their honeymoon.
  僕は、まだないんだ。飛行機でオークランドを経由したことはあるけど。実際に訪れたことはない。でも、オーストラリアには随分滞在したよ(「House of Wax」の撮影の時ですね)。それが君達にとっていいことなのか悪いことなのかはわからないけど。ニュージーランドのことは随分色々聞いてるし、色んなことを見たり聞いたりしてたから、僕の兄貴と義理の姉に、ハネムーンとして、ニュージーランド旅行をプレゼントしたんだ。

Radio Announcer: OMG! Did they like it?
  OMG! お兄さんたち気に入ってた?

Jared: They loved it. They loved it loved it loved it. They came back with a bunch of pictures and some Maori artwork for me.
  凄く気に入ってたよ。ものすごくものすごくものすごく気に入ってた。兄貴は、大量の写真と、マオリの工芸品を僕へのお土産に持って戻ってきたよ。

Radio Announcer: Good! We love it. We love anyone who loves our country. We’re a bit like that.
  よかった!それを聞いて嬉しいわ。私達は、私達の国を愛してくる人を無差別に大好きなの。そういうところがあるのよ。

Jared: Yeah, you know what? I– my feeling is, I’d fall in love and not want to leave. Everything that I’ve heard and read, seems like it’s a pretty ideal place. It might be dangerous for me to go there. I’d like to marry and settle down, so I might not want to leave.
  うん。それにね?僕、-僕の予想としては、僕はきっと(ニュージーランドが)大好きになって離れたくなくなっちゃうと思うんだ。聞いたことや読んだこと全て、素晴らしい理想の場所みたいだから。そこへ行くのは僕にとって危険かもしれないよ。僕は結婚して落ち着きたいと思っちゃうだろうから、離れられなくなっちゃう。

Radio Announcer: We certainly hope so, Jared. We’re loving the show “Supernatural.” It’s huge here, and thank you so much for spending some time with us this morning.
  そうであることを心から願うわ、ジャレッド。私達、「Supernatural」が大好きよ。ニュージーランドでも凄い人気、そして、今朝は私達のために時間を割いてくれて本当にありがとう。

Jared: Of course! Of course!

Radio Announcer: Okay, well, take care. We’ll talk to you again soon.

Jared: All right. Thanks a lot.

Radio Announcer: Okay, take care. Bye!

Jared: Bye!


短いインタビューなのに Jared Leto を話題に出しすぎ…、という印象もなきにしもあらずだけど、Jared、いつもSweetです。



***



最後に、ちょっとだけシーズン3のネタバレともいえないネタバレを…。

シーズンスリーに現れることがほぼ決定したらしい、新しいレギュラーメンバー二人についてのスポイラーが色々と飛んでくるようになりました。さすがに詳しいことを知りたくなくて、ネタ元のサイトには読みに行っていないけれども…。と言っても、じわじわと情報が増えていきます。
J2の殺人的スケジュールをなんとかするための苦肉の策だ、とも言われているけど。

例によってお気に入りの作家さんの日記での今後のSPNストーリー展開の予想としては、

予想1:新しいレギュラーメンバーがメインになって兄弟が二人とも出てこないエピソードが作られる。

予想2:兄弟のどちらか一人と、新しいレギュラーメンバーが出てくるエピソードが作られる。

予想3:4人がメインになったエピソードが作られる。

まあ、予想としては、そうでしょうね…。

X-Filesでも、主演二人を少しでも休ませるため、片方が出てこないエピソードが作られたりもしたけれども…。ファンとしては、主演のどちらかが出てこない話というのは、見ていてなんか寂しいものです。
X-Filesの場合、(私を含む)強烈マニアファンの多かったスキナーさんがメインになるエピソードもいくつか作られていて、スキナーファンの私としては、そんなエピソードの場合、主演二人がちっとも出てこなくてもなんの問題もなくエピソードを楽しめたものだけど。

それを考えると、パパがいたなら…と心底悔やまれます。
パパ一人の「狩り」のエピソードだったりしたら、兄弟が出てこなくても絶対(私は)楽しめたのに。
パパ、どうして…。
回想、ということで、JDMに交渉して、何話か出てもらうってことには出来ないのかしら。
パパが兄弟と離れて悪魔を追跡している間のことなんか、凄くいいエピソードが作れそうなのに…。

WincestどころかRPSすら読んでいるらしい(ひょっとしたら書いてもいる?)SPN制作サイドのことだから、ファンを失望させるようなエピソードは作らないだろう、と信用してはいるけれども…。
セカンドシーズンの可愛いJoですら、ファンからあんなにもけちょんけちょんに酷評されたことからもきっと色々学んで、
ファンの誰もが楽しめるようなエピソードを作ってくれると信じてはいるけれども…。

美人二人追加?

むむむむむ。

2007年6月14日木曜日

X-Files Slasher の見たSupernatural その22

ファーストシーズン第17話の妄想鑑賞日記を書こうと思いますが。

ここ数日「Big Bang Challenge」という企画モノのSlashに完全に時間をとられています。

この企画は、腕利きのSlash Writerさんが、腕利きの Slash Artist さんと組んで、長編小説&アートさらにサウンドトラックまでを一体にした作品を発表して作品の質を競い合う、という贅沢かつ素敵なプロジェクト!(私の大好きな Keepaofthecheez さんも参加して、ちょっとSF的な切ないお話を発表してます。)

小説は全てワードカウント数万語の大作ばかり、現在読み始めたのはWord Count: 61,471語。
アートの方も、Artistさんがそれぞれ工夫をこらして小説の内容に合わせたアートを制作していて、バナーだとか、映画ポスター風のものだとか、雑誌の記事に仕立ててあったりとか、これも見事です。

今の所小説を読むのが精一杯で(日々投稿されるいつもの新作Slashも相変わらず追いかけているので…)、サウンドトラックまでは手を出していませんが…。時間ができたらその内ゆっくり聴いてみたいと…。

(この「Big Bang Challenge」企画、既にご存知で作品を読み始めている方もいるかもしれませんが、興味があって読んでみたいという方、声をかけてくだされば、また日記で取り上げてみたいと思います。最近またSlash関係飛ばしすぎかな…。)


そんな事情で、あまりにSlash三昧な挙句、頭がどうにかなってしまいそうなので、少し正気を取り戻すためにファーストシーズンの妄想日記でも、と思ったら!なんと妄想日記の続きは…、第17話「Hell House」???

そもそもこのエピソードの妄想日記が書きたいためにこのブログを立ち上げたといっても過言ではないといえるほど、強烈に楽しいエピソードですよね。

「つべこべ言わずに本編をそのまま見るのが一番楽しいの!」 と言われそうですが、ちょこっとだけ、あっさり目に妄想日記を書いてみたいと思います。


この妄想日記のタイトル「X-Files Slasherの見たSupernatural」なのですが、最近X-Filesに言及するのを忘れがちになります。
もちろんそれだけ「Supernatural」そのもののエピソードが成熟してきて、兄弟のキャラクターだけでも掘り下げどころが満点になってきたために、X-Filesに寄り道している余裕がない、とも言えるのですが、今回はあえて、X-Files シーズン6「Arcadia」を比較対象に取り上げたいと思います。

このエピソードは数あるShipper(Mulder/Scully推奨派)エピソードの中でも究極といえるもので、閑静な住宅街で起こった住人の行方不明事件捜査のため、スキナー副長官の命令で、モルダーとスカリーの二人が夫婦として潜入捜査を行うのです。
他の住人の前でいちゃいちゃしている二人も心底微笑ましいのですが、二人っきりで家の中にいる場面でも:


SCULLY: (from the bathroom) Mulder, speaking of cleaning up whoever taught you how to squeeze a tube of toothpaste?

(She sticks her arm out from the bathroom showing him the tube squeezed in the middle. MULDER ignores it.)

(一部省略)

SCULLY: (From the bathroom) Third warning: (sound of toilet seat falling) Toilet seat. (toilet flushes)

(MULDER glances at the bathroom, then goes over to the bed and sprawls out on it.)

MULDER: Why kill Big Mike?

(SCULLY comes out of the bathroom. She has a terrycloth headband and her face is covered in a bright green mud mask. MULDER looks up and is startled by her appearance. Very funny.)

MULDER: Whoa!

SCULLY: What's missing here is intent. What would be the motive?

(She throws the sweatshirt at his head.)

MULDER: Compulsive neatness, or a lack thereof. Have you noticed how everybody around here is obsessed with the neighborhood rules and the CC&Rs? You know what? You fit in really well here.

SCULLY: (pointedly looking at him lying on the bed) And you don't.

MULDER: (adjusting the pillows to make himself more comfortable) Well, anyway, tomorrow I got a, uh, a surefire way of testing out my theory.

(He puts the bed beside him seductively and waggles his eyebrows at her. She raises her eyebrows at him.)

MULDER: (coaxing) Come on, Laura, you know... we're married now.

SCULLY: Scully, Mulder. Good night.

(MULDER gets up from the bed taking a pillow. He pauses next to her.)

MULDER: The thrill is gone.


歯磨き粉のチューブを真ん中から絞ってる、とか、警告三回目、また便座をあげっぱなし、なんていう(新妻らしい(笑))スカリーの小言に、ふてくされたようにベッドに転がるモルダーの可愛いこと!

緑色のパックを顔全体につけてバスルームからでてきたスカリーに驚愕しつつも、横になったベッドをぽんぽんと叩いて、「ローラ(潜入捜査用の偽名)僕達、結婚したんだからさ」 なんて眉を動かすモルダーに、「スカリーよ。モルダー、お休み」とあっさりベッドルームから出て行くことをうながすスカリー。

画面の前のファンは、二人のやり取りの可愛さに窒息しそうなうめき声を上げずにはいられなかったものです。

とにかくこまかいところにShipperに限らずファンの全てをうずうずさせるような台詞が散りばめられていて、全編に渡ってニヤニヤさせられるという点でも、Supernaturalの「Hell House」と共通する部分があるのかも、なんていう風にも思いますが、実はこの二つのエピソード、主人公二人のいちゃいちゃぶりに狂喜させられるという以外に、「Paranormal」&「Supernatural」というドラマの主題にも共通のテーマが隠れています。

それは、チベットの tulpa です。

まずは元祖ハンサムGeek boy(オタク少年)モルダーの台詞から、

MULDER: A tulpa. It's a Tibetan thought-form. It's a living, breathing creature willed into existence by someone who possesses that ability
  タルパだ。チベットの偶像で、特殊な力をもった者により命を吹き込まれるんだ。


そして、SupernaturalのCute Geek boyサムの台詞、

SAM: That’s a Tibetan spirit sigil on the wall of the house. Craig said they were painting symbols from a theology textbook. I bet you they painted this not even knowing what it was. Now, that sigil has been used for centuries—concentrating meditative thoughts like a magnifying glass. So, people are on the Hell Hounds’ website, starin’ at the symbol, thinkin’ about Mordechai—I mean, I don’t know. But it might be enough to bring a tulpa to life.
(こちらは要約で:Hell Houseの中にかかれた様々な怪しげな記号の中に、たまたま何世紀もの間使われてきたチベットの宗教的マークが混じっていたことと、ネットを見た人たちがMordechaiという幽霊の存在を信じたその想念が合わさって、タルパに命が吹き込まれてしまう結果になった、ということをサムは言ってるのですね)


この二つのエピソード、オープニングクレジットを見ていると、「Arcadia」にはProducerとして、「Hell House」にはCo-Executive Producerとして John Shiban の名前が出てきます…。

ファーストシーズンの中でも最高の兄弟仲良しエピソードに、X-Filesの中でも指折りのモルダー&スカリー仲良しエピソードと同じテーマをぶつけてきた John Shiban。

どうしても深読みせずにはいられません…。


***


と、とりあえずマニア心を満足させる考察を済ませたところで…。

今回、舞台となるのは、TexasRichardson

テキサスといえば、Jared & Jensen二人の出身地。

さらにRichardsonといえば、Dallas郊外の街で、Jensenの実家があるところですよね。

J2の二人、実際の撮影現場はバンクーバーとはいえ、そして実際のRichardsonは今回のエピソードに出てくるような田舎町ではないみたいですが、故郷に戻ってあんなにふざけたことをしまくっていたのですね。


オープニング明け、兄弟の乗った Impala が、インターステート35号線を走ってきて、テキサスに入ります。

サムは助手席で熟睡していて、運転しているディーンはちょっと退屈そうです。
サムの口にプラスチックのスプーンをくわえさせ、写メを撮ったディーンはステレオのボリュームをあげ、ハンドルを打ち鳴らしながら、一緒に歌ってます。

いよいよいたずら合戦のはじまりですね(笑)

ディーンの携帯にいったいどれだけ可愛いサムの写真が保存されているのかぜひ見てみたいものです。

二人のいたずら、Nairという除毛剤をシャンプーに混ぜたとか、かなりどぎついことに発展しがちであることが伺えます。
(文庫本では本当は除毛剤じゃなかった、と出てきましたが、この後の “Oh, bring it on, Baldy.”というディーンの台詞を聞くと…、やっぱりこのお兄ちゃん、本当にNairを混ぜたのかも…と疑わずにはいられません。狩り&命に関わらない限り、父ちゃんも放任主義っぽいですもんね。)

わかった、覚えとけよ。兄ちゃんから始めたんだからな。というサムの言葉で、本格的にいたずら合戦が始まることになったわけですが。
でも前回、父ちゃんとあんなに感動的な出会いと別れがあったばかりなのに、この兄弟は…と思っていると、一応今回のテキサスでの事件に取り組む動悸付けが、サムの台詞に出てきました。


SAM: Look, we let Dad take off, which was a mistake, by the way. And now, we don’t know where the hell he is, so, in the meantime, we’ve got to find ourselves something to hunt. There’s no harm checkin’ this thing out.
  ねえ、ところでさ、父ちゃんを一人で行かせたの失敗だったよ。また父ちゃん、完全に行方がわからなくなっちゃったし、だから、また見つけるまでの間、俺達も自分で狩るものを見つけないと。この件を調べてみても害はないよ。


兄弟がダラスモーニングニュースの記者のふりなんかをして、街で噂を集めてやってきた、お化け屋敷で遭遇したのは、自称プロの超常現象調査員、Ed Zeddmore and Harry Spengler。この二人、サムが調べた地元テキサスの超常現象サイト「Hellhounds Lier.com」の管理人でもあることがわかりました。
Super-wikiでも、この二人の名前は、映画「ゴーストバスターズ」に出てくるWinston Zeddmore and Egon Spengler(四人のゴーストバスターズの中でも、準主役っぽい二人ですよね)に関係していると書かれている通り、この後、警察の目をエド&ハリーに引き付けるため、ディーンが

「Who ya gonna call!!」

と例の言葉を叫ぶシーンが出てきます。

エド&ハリーはいかにもすぎるほどのオタクなので余計そう感じるのかもしれませんが、一般のぱっとしない青年達と一緒に画面に映ると、この兄弟の背の高さとイケメン具合に新鮮に感銘を受けます。

サムの図書館での調査、ディーンの警察での聞き込みの結果、今回の事件はどうもエド&ハリーのでっちあげっぽいという結論に。
(先にImpalaに乗り込んだディーンを車外から笑いをかみ殺しつつ見つめるサム。エンジンをかけた途端ステレオからフルボリュームで音楽が流れ、慌てるディーンに大喜びで助手席に乗り込み、人差し指を舐めて自分を指し「Me?」と笑顔を見せるサム。可愛いですね!)

ところが「Supernatural」ではないと結論がついたはずの現場で、本当に死亡事件が起きてしまいます。

再び「Hell House」へと調査にやってきた兄弟。
謎の瓶詰めの液体を飲んでみろとか、戸棚から出てきた鼠に怯え、「幽霊の方がよかったっていうのか?」「うん」なんて、相変わらず可愛さ全開で調査を進めるディーンですが、Mordechaiらしき霊が突如背後にあらわれ、サムと一緒にライフルで応戦するものの、なんとこの霊には岩塩の弾が効きません。

転がるようにしてお化け屋敷を飛び出し、モーテルに戻ってきた兄弟ですが、このモーテル!テキサスらしさ満点で傑作です。

まずモーテルの外観で、ドアにはまさにロングホーン牛の顔がついてます。
画面が室内にうつると、ベッドに座って「どっかで見覚えがあるんだけど思い出せないマーク」のお絵かきをしているディーンの頭の後ろには、まるでヘッドレストのように Long Horn が取り付けてあり(カメラが引くと、両方のベッドの枕元に Long Horn がデコレートされていることがわかります)、調べ物をしているサムの目の前には、アルマジロの置物が…。
そしてサムとディーンの2ショットの画では、ディーンの向こう側の壁に、真鍮製のカウボーイブーツらしい飾り物が飾ってあります。

こんなおかしな部屋でよく真顔で調べ物ができる(台詞がいえる)ものだと思いますが、二人とも新しい事実を掴み、二つの事実を組み合わせて事件の真相に近づいていきます。

事実確認のため聞き込みに出かけた後、再び画面はモーテルに。(いよいよ伝説のシーンです!)

ディーンが部屋に入ってくると奥でシャワーの音がしています。ディーンが嬉しそうな顔でポケットから取り出したのは、そう噂の「itching powder」。
封を切って、サムのパンツにたっぷりと振りかけています。

ここでの兄弟の会話に出てくるのが今回の「Supernatural」主題キーワードです。


SAM: Yeah. What if Mordechai is a tulpa?

DEAN: A tulpa? (SAM comes out of the bathroom, wearing nothing but a towel around his waist. DEAN jumps and hides the powder.)

SAM: Yeah, a Tibetan thought form.

DEAN: Yeah, I know what a tulpa is.


そ、そ、そ、そ、そんなことより、腰にタオルを巻いて出てきたサム!!!!!

ここで私と一緒に死にかけた女性、何人います?

なにあの身体?!!!!!!!

ファーストシーズンを見始めた頃は、ずーっと、ひょろ長いただのセイタカノッポさんだとばかり思っていたのに!!!
この物凄い身体をみた後で遡ってエピソードを見てみると、しばらく前からサムの身体はちゃんと立派になっていたことが分かります。
(Fan girls共通の願いですが、Winchester兄弟のあの重ね着、ホントなんとかして欲しいものです!もっと薄着にして、薄着に!!!)

そして、そそくさとバスルームに入っていくディーンを見送ったサムの胸筋の 「Jolt」!!!

どさっ…。

気絶?

あなたも?

気絶しました?

そんな世界中の Fan girls 共通の衝撃を超絶妙に映像化したのは、もちろん皆さんチェック済みだとは思いますが 「Supernatural : A Perv Fest」 ですよね。

*thud*…call 911…(どさっ、…救急車呼んで…)

*picking self up from the floor.* (なんとか床から立ち上がって…)

please tell me you didn’t miss the ‘jolt’?

(お願いだから、あの’ピクリ’を見逃したなんて言わないで頂戴よ)


あっはっはっはっは。この映像内のコメントまさにピンポイントで心のツボを突いてくれます。

いつも思うけど、(腐)女子の心は世界共通なのですね。

画面の前の私(たち?)と同様、ディーンも思わずサムの身体をなぞるように視線を泳がせています。
(このシーンに触発されて一体何百本のWincest&RPSが書かれたことか…)

でもここで、私、改めてディーンのWincest分野での免疫のなさ、というか、気持ちを隠す訓練をしていない、つまり弟をいやらしい目で見ることなんか今までなかった、という事実を知ったような気がするのです。

妄想日記を書き続けている者の使命として、このシーンを見た後、「Bugs」のディーンのシャワーシーンも確認してみたのですが(もちろんです)、サム、頭にタオルを巻いたあの可愛いディーンの姿を目にして、まったく視線を泳がせていません。

兄ちゃんを大好きな気持ちを隠すことが限界に達して、2年間も音信不通にしてディーンとの距離を置いていたサムです。

父ちゃんを探すという目的で再び兄ちゃんと旅をするようになったわけですが、つまり父ちゃんもいない、二人きりで毎晩モーテルに泊まっているわけで。

大好きでたまらない兄ちゃんはといえば、Tシャツにボクサーショーツで上掛けもかけずにお尻の曲線を見せつけるとか、上掛けはかけてもその下はTシャツすら着てないとか、そういういやらしい格好で毎日無防備に寝ているわけです。

サムとしては、兄ちゃんのいやらしい姿に動揺しないための訓練をもう十年近く積んできているわけで、私と同様、サムのことをいつまでも可愛いひょろっとしたのっぽの弟だ、なんて思ってのんきに暮らしていたディーンなんかとは年季が違います。

この後のシーンで、「itching powder」をたっぷりと振りかけられたパンツをはいたサム、股間を痒そうにもじもじしている姿はとにかくおかしいけれども、残念ながら再び重ね着姿で可愛いひょろ長ののっぽ青年に戻ってしまいました。

なにはともあれ tulpa と hellhoundslier.com との関係に気付いた兄弟。

逆にエド&ハリーを利用して、tulpaに弱点を作ってやろうということで、エド&ハリーのところにやってきます。
それにしてもエド&ハリー、まさに典型的なオタクという感じですよね。
プロのゴーストバスターズとしての心構えがなんといっても最高です。

「WWBD:What would Buffy do?」!!
 (こんな時)バフィだったらどうする?


エド&ハリーに投げかけたエサが上手くサイトに反映されるのを確認する間、地元のレストランで食事をしている兄弟。ディーンはしきりに壁にかかった笑い人形の紐を引いては神経に障る笑い声を上げさせてます。そしてもちろん「もう一回紐を引っ張ったら殺すからな」とサムが脅した直後に紐を引いたりしてます。

本来はJensenの三倍くらい食べると言われているJaredですが、食いしん坊のディーンのキャラクターを際立たせるためか、本編ではほとんどものを食べるシーンってないような気がするので、この二人の食事シーンで口をもぐもぐさせているサムの姿はちょっと新鮮です。

更新されたサイトの内容を確認して計画がうまくいった!とビールのビンを打ち合わせて乾杯する二人(このビールって、Paleyで出てきた「Lone Star Lager」なんでしょうか?)、ディーンがごくっとビールを飲むと…、瓶が手から離れません。
壁の人形と同じような笑い声を立てるサムは、瞬間接着剤を顔の横に掲げて「I did.」。

再び画面は「Hell House」。巡回中のお巡りさん二人が、おかしな物音を調べにやってくると、そこにはさっきのレストランにあった。笑い人形が、笑い続けています。
(文庫では、お店の人がそんなに気に入ったのならと兄弟にくれた、ということになっていましたよね。)

Mordechaiにとどめをさすべく、再び「Hell House」に突入した兄弟。
またもやエド&ハリーに足を引っ張られつつも、最終的には「Hell House」を燃やして確信はもてないものの、一応一件落着ということに。

最後は、エド&ハリーにとんでもないいたずらを仕掛けた兄弟。
エドたちが引越しを決めた「あの電話」をかけたのは自分だと告白したサムに対して、エドたちの車の後部座席に魚の死骸(どこから持ってきたの?)を置いたというディーン。
やっぱりサムの方が腹黒度合いは上なのね…、という感じがします。


SAM: Truce?
  (休戦にする?)

DEAN: Yeah, truce. At least for the next hundred miles.
  (ああ、休戦にしよう。とりあえずこれから100マイル先まではな)


こうしてどこまでもいたずら合戦は続いていくのですね。


深刻なエピソードの合間に、こうして楽しいエピソードが入ると、ほっと肩の力が抜けてとても楽しめます。



ということで、一応妄想日記が終わったところで、また新たに「Big Bang」企画への投稿があったようなので、私はまた日課のSlash読みに…。

2007年6月12日火曜日

今日はSlash三昧

6月に入ってから、あまり Slash の紹介に力を入れてなかったので(そうでもないですか?)、今日は、ちょっと集中的に Slash に焦点をあててみたいと思います。


が、その前に少しだけ…、実は現在、Supernatural Second Season を一人で再放送鑑賞中です。


一回目は、話の流れを掴みたい一心から、とにかく勢いだけで(物凄く質の悪い音声とちっちゃな画像で)見たきりで、ただでさえ乏しい聞き取り能力で精一杯努力してはみたものの、どうしても聞き取れない台詞が沢山あって、DVDが発売されたらゆっくり復習しよう!とずっと思ってきたのです。

でも、様々なインタビューなどで出てきたりする Jensen & Jared の思い出のシーンとか、もちろん毎日読んでいる Slash の中にも、セカンドシーズンのシーンや台詞が引用されたりすることもあって、もう一度とにかくゆっくりセカンドシーズンのエピソードを観賞したい!8月、9月までなんかとても待てない!という気持ちが積もり積もって我慢の限界がきてしまったのです。

しかも今や Super-wiki に行けば、エピソードの Transcript が読める。
ということは…、一回目の観賞時に聞き取れなかった台詞も今なら全てわかる、ってことになるじゃない!
(今更そんなことに気付いた私…)

そんなわけで、まずエピソードのTranscriptをじっくりと読みに行き、それから前回よりはちょこっとだけ大きい画面、かつ、(どういうわけか)フランス語の字幕付きで、兄弟の愛のやり取りをじっくり観賞するという手順で、セカンドシーズンを満喫し始めた私です。

全くわかりもしないフランス語ですが(学生時代の第2外国語はドイツ語でしたし、そのドイツ語すらもう記憶の彼方に…)、語源をフランス語とする英単語も沢山あるし、兄弟の台詞に "Oui"、"Non"、"Monsieur(ムシュー)" なんていう字幕がついてるのをみるとなんとなくニヤニヤしてしまいます。

今回の再放送の観賞、大まかには理解していたつもりのストーリーも、キーとなる大切な台詞や細かいお遊びの台詞をはっきりと聞き取れるようになったおかげで、感動の幅がぐんと広がって、兄弟の愛に溢れたやり取りにまた新鮮に泣かされています。

今日は、第4話 「Children Shouldn't Play With Dead Things」をみましたが、ラストシーンの撮影終了後、涙がとまらなくなったジェンセンをジャレッドが抱きしめて(←妄想警報発令中!)…。
なんていう Asylum のレポートを思い出しつつ、ラストシーンで、Dean と一緒にべそをかいていた私です。


もう一つ、別に小さな画面で辛抱強く追いかけている QAF は、なんと中国語の字幕がつくようになりました(笑)
こちらは日本語とも共通のものが多い「漢字」ですから、また不思議に面白い感じです。
「Thank you.」 には、ちゃんと 「謝謝」と字幕がついてたりして…。
フランス語と同様、全くわかりもしないのに、つい字幕に視線が引き付けられてしまいます。

このまま残りの数話(19話~最終話まで)がちゃんと見られるといいけど…。



***



さて、本日の本題 Slash です。

文章を読むにも、相性ってありますよね。

一般的に絶賛されている小説でも、なんとなく相性が合わなくて読む気になれない、読み進められない、なんていう作家がいたりします。

池波正太郎、山本周五郎なんていう作家が大好きな私なのですが、同じ時代小説作家で、前記の二人と同様、沢山の作品が映画化やドラマ化されている藤沢周平には、なぜか入り込めず、ほとんど読んだことがありません。

Slashも同様に、毎日大量に読み漁っているうち、この作家さんは肌に合う、肌に合わない、という区別を次第につけるようになってきます。

私の場合、現在ざっと10人弱くらい、名前を覚えて作品を追いかけ続けている Slash writer さんがいますが、「この人のお話は肌に合うなー」と思いつつ、なんとなく読み流して、特に名前も覚えていなかったという作家さんも沢山います。(とにかく毎日、あまりに大量に読んでいるせいです…)

そんな中から、今日は toturemysoul (ひょっとしたら andsparkles と名前を変えたのかも…)という作家さんに注目して、作品をご紹介していきたいと思います。

この人は、(上記での説明のとおりあまり注目していなかったこともあって詳しい事情はわかりませんが)最近日記を「お友達オンリー」にしてしまって、現在プライベートな日記は読めないのですが、作品のアーカイブとして 「The arithmetic and love we do」 というサイトを新たに作っていて、作品はそちらで読むことができます。

この人は、Supernatural RPS というジャンルでは、かなりの古株で、私がSPN RPSを読み始めたばかりの頃は、よく読んでいた記憶があるのですが、短いお話が多いのと、最近あまり頻繁に作品を書かなくなってきているようで、私のアンテナからなぜかすり抜けていたようです。

あまりにあっさりと上手に書くので、うっかりさせられるだけで、toturemysoul (andsparkles?) さん、確かな腕を持っています。


今日は、その内色っぽいお話をご紹介するとお約束したとおり、toturemysoul さんの作品の中でも、特に NC-17 を中心にご紹介していきたいと思います。

この人の書く 登場人物の設定、とにかく、なんともいえない魅力があるのです。


一つ目は、「I've Got Pictures on My Mind」です。

これは、Pictionary という、お絵かき連想ゲームを小道具に使った作品。Word Count: 1,971 words。

カードを引いて選んだテーマで絵を描き、対戦者は、その絵を見てカードに書いてあるテーマを当てるというゲームなのですが、ジャレッドがだんだんおかしな絵ばかり描くようになって…。


次は、「Five Times Jared Stole Jensen's Breath Away」です。Word Count: 4,524 words。

このお話は、la_folle_allure さんとの共作です。

Summary: Jared says he outweighs Jensen by fifty pounds.

というシンプルなあらすじだけが提示されていますが…。
タイトルそのままの、大柄なジャレッドのおかげで苦しい思いをさせられているジェンセンに同情しつつも、とってもホットなお話です。


そして、la_folle_allure さんと仲良しということは…、彼女も書いてます Wensen を…

Well, Maybe Things Like That Turn You On (Jensen/Wentworth Miller)

Word Count: 621 words という、本当に短いお話ですが、la_folle_allure さんが作り出した Wensen という Pairing が上手く書かれています。


次いでにこれも、ちょこっと Wensen風味ですが、ジャレッドの視線から書かれたお話です。

The Upside, or Five Times Jared Said 'I Love You' Without Really Meaning To

Word Count: 941 words と、これも短いのですが、やっぱりこの人の書くお話の登場人物のキャラクター設定は独特で、不思議な魅力があります。
Rating: R で NC-17ではないのですが、この人の書くジェンセンは、どうも、どことなく色っぽいのです…。


最後は、「Blind Before I Met You, or Five Lies Jensen Tells Himself about Jared」。

これも、「5つのこと」のお題で書かれた、Word Count: 1,167 words という短いお話です。
ジェンセン目線のお話で、あっさりした中にも、やっぱりちょっと切ないという…、上手なんですねー。


toturemysoul (andsparkles?) さんのお話は、簡潔に短い文で書かれているだけに、詩的、というか、文章全体の雰囲気を感じ取って読んでいく必要が生じることもあって、短いながらちょっと上級者向けというところもあるのかもしれません。
決して難解な文章で書かれているわけではないのですが、もし、内容が分かりにくいと感じることがあったら、その辺りを考慮してゆっくり読み込んでみてください。


Slash…、まだまだまだまだ…、ご紹介していないいいお話が沢山あるんですよねー。



***


先日、ついに「The West Wing」のサードシーズンが見終わってしまいました。

と思ったら!なんと私の観賞の進み具合を見計らうようにして、シーズン4のレンタルが開始されました!

半額レンタルになるのはまだしばらく先だろうけど、また楽しみができました。

West Wing サードシーズンの最終話で、Jeff Buckley の「Hallelujah」が物凄く感動的に使われていて、ここ何日か頭から離れません。

YouTubeで、Supernatural ファーストシーズン Faith の映像を使った、「Hallelujah」のMVを見つけたので貼り付けてしまいます。

いい曲ですよねー。


そして現在は、「デッドゾーン」を借りたところ…、これから少し見ようと思います。相変わらずの暇人です…。

2007年6月11日月曜日

Slasherは食いしん坊(名古屋編)

日記の中で何度か触れてきていることなのですが、現在期間限定で名古屋の近くの田舎町に住んでいます。

元々極端に出不精な人間で、関東で暮らししていた頃、東京へはかなりはっきりした目的がない限り、出かけていくことがほとんどなかった私なのですが、現在、通院している病院が名古屋にある、ということもあって、名古屋へはちょこちょこと出かけていくことが多くなりました。

根っからの食いしん坊として、こちらに引っ越してきてまもなくから、「名古屋めし」というものにはかなり虜にさせられていますが、本格的な「名古屋めし」のレポートは、いつかまたゆっくりということにして、今回は、つい先日お出かけした時のことを少しだけレポートしたいと思います。


今回のお出かけを決めた理由、そのきっかけは、実家の妹から届いた一本のメールでした。


DEAN & DELUCA」って知ってる?


Deanにはもちろん毎日どっぷり浸かってるけど…。Deluka?

ホームページに入ってもらえば一目瞭然ですが、これは輸入食材店&デリ&カフェが合体した非常に贅沢なお店のこと。ニューヨーク発祥のこのお店は、現在日本では東京に数店舗と名古屋に1店舗あるというのです。


私に輪をかけた食いしん坊の妹のメールを一部抜粋すると:



私は渋谷店(デリとベーカリーとエスプレッソバーのみの小さな店舗)にしか行ったことがないんだけど、かなり魅力的な品揃えなんだよ!
ベーカリーには大きなプリッツェルとかメープル味のクイニーアマンとかが無造作に積んであって、まさに外国!ブルーベリーロールが美味しかったよ!!(シナモンロールのブルーベリーバージョン)
デリは、キッシュとか丸ごと玉葱を焼いたものとかムサカもあったよ!(一度食べてみたい!)
春頃にあったストロベリーハニーレモネード(ホットドリンク)は、多分今まで飲んだ中で一番美味しい飲み物だったよ!


と、文面を読んだだけで気絶しそうに!

早速、名古屋の店舗の所在地を調べてみると、この3月にオープンしたばかりのミッドランドスクエアのB1階にあることが判明。
ミッドランドスクエア。オープン以来、興味はあるけどあまり人ごみが多いうちは…と敬遠していたのですが、そろそろ落ち着いてきただろうし、平日なら、と思い立ちました。

すると丁度夫も会社で、「今、JR高島屋で九州展やってるんだって」なんていう情報を仕入れてきて、平日夫が休みになった、7日の木曜日、名古屋に出かけてみることにしました。

名古屋駅を背にして大きな交差点を挟み右斜め前に見えるのが、トヨタの本社機能が全てその中に移転したということでも有名なミッドランドスクエア。
はやる気持ちを抑えていそいそとB1階に下りていってみると、エスカレータの背後に隠れるようにしてありました「DEAN & DELUCA」。

一番手前にはわずかながら椅子とテーブルがあって、中で買ったものをその場で休憩しながら食べられるようになっています。
その右奥にはコーヒーなどのドリンク類と、妹のメールにも出てきたマフィンやシナモンロールなどのお菓子類を販売するカウンターが。
その奥に進んでいくと、左手にケーキのショーケース、右手と中央には様々な瓶詰めや缶詰などを含む輸入食材のコーナー、さらにその奥のつきあたりにはワインなどの酒類のコーナーがあります。
お酒コーナーの左側にあるチーズのショーケースで折り返して戻ってくると、今度は、ラザニヤ、鴨のローストなんていうお料理がずらりと並んだデリのカウンターが!
「お決まりでしたらどうぞ!」なんて明るく声をかけてくるお兄さんに片っ端からあれもこれもと頼んでしまいたくなる気持ちをぐっとこらえて少し進むと、正面に「ジャンバラヤ」なんかをパック詰めしたお弁当類をならべた棚が現れ、そこでふと視線を左に移すと様々な生チョコが並んだショーケースもあります。
そこまででとりあえず一周した私は、とりあえず気持ちを落ち着かせるため、飲み物のカウンターで私の「フレッシュスクイーズレモネード」と、夫の「アイスモカラテ」を購入してテーブルにつき一休みおよび今後の作戦を立てることに。

健康な頃でも、人ごみですぐにへばってしまう性質を持っていた私、現在の体調では動ける時間は非常に限られています。
4階のレストラン街(41&42階にもスカイレストランがありますが、お値段も天井知らず…)でお昼を食べ、交差点を挟んだJR高島屋に戻って私はまず本屋さん(洋書コーナーを探索)へ向かい、「九州展」を見ている夫にその後合流する、ということに決まりました。

とはいえ、せっかくきた「DEAN & DELUCA」。お菓子類はもちろんデリのコーナーでお料理も買ってみたい…。でも、通院でちょくちょく名古屋にきている以上、また来ることもあるだろうし、と今回はデリのお料理は諦めて、4階のスペイン料理店でお昼を食べた後再びB1に戻り、私の数日分の朝食用として、名前は忘れてしまったのですが、ピンク色の(シナモン)ロール(妹の言ってたブルーベリーロールともまた違う感じ)と普通のシナモンロール、マフィンを一個とビスケットを一つ購入しました。たった4つのお菓子を入れただけの袋はずっしりと重くて大いに期待させてくれます。

金曜日にはピンク色のロールを食べ(甘酸っぱいIcingがなかなか美味しかった)、土曜日にはシナモンロールを食べました。
包み紙ごと小皿にのせて数十秒レンジにかけると、熱々のふわふわに戻って、コーヒーと一緒にいただくととっても美味しかったです。


お菓子を購入後B1階のほかの店舗を眺めて歩いていた時、「サンジェルマン タンドレス」というパン屋さんに出くわしました。店舗のかなり広い部分がカフェになっていて、イートインできるのですが、皆がパンと一緒に食べているスープやサラダがすごく美味しそうで、今度行く機会があったら、ここでも食べてみたい!と思いました。


そしてJR高島屋へ。

10階催事場の「九州展」で夫と別れた私は、11階の本屋さんへと向かい、洋書コーナーで、Supernaturalのコミックでも売っていないだろうか、とぷらぷらと探してみますが見当たらず、一応店員のお姉さんに「アメコミってありますか?」と訪ねてみたものの(さすがに高島屋の本屋さんで)アメコミは取り扱っていないことが判明。
輸入雑誌のコーナーへやってきて、そういえば中身をみたことなかった(Slash小説にも時々登場する)「GQ」&「GQ style」をパラパラと眺めてみました。今月号の「GQ」はジェシカ・アルバが表紙(500ドル近い水着を着てセクシーです。他の雑誌でもジェシカ・アルバを見たような気がするのですが、何か最近映画とかにでるのでしょうか?調べる意欲のない私…)で、読み物の記事のページが多くてちょっと予想と違いました。「GQ style」の方が、ファッション雑誌らしい感じ(スタイルとついているということで、こっちがファッション雑誌なの?)。
雑誌を立ち読みしただけで、既に体力をかなり消耗してしまった私は、10階に降りて夫と合流し、催事場を巡り始めましたが、九州物産展、美味しそうなものが山ほど並んでいます。
「DEAN & DELUCA」であんなにお菓子を買っていなければ、ジャージー牛乳のプリン、カステラ、かるかん、佐世保バーガーなんていうものを次々に買っていたことでしょうが、二人暮らしで、実質家にいるのは私だけという現状、どうすることもできません。
(この時点の消耗度で、夕食は食べずに寝てしまおうと決心した私は)夫の夕食用に、「鱧雲丹(はもうに)弁当」とさつまあげの詰め合わせを購入し、(涙を飲みつつ)佐世保バーガーの店舗の角を曲がると、そこには「しろくま」の店舗が!

関東でもコンビニなどで、カップ入りの「しろくま」が売られていますが、いつか本物の「しろくま」を食べてみたい、という密かな希望を持っていた私、どうしてもその店舗の前を立ち去りがたく、ぐずぐずしていると、夫が「食べちゃえば?」と。

食べちゃいました。でも「鹿児島サイズ」という大きいのではなくて、小さいやつを夫と半分こで。
ガラスの器にこんもりと盛られたふわふわの氷に満遍なくミルクのシロップ(ただの練乳ではありません)がたっぷりとかかっていて、小さく切ったフルーツが転々と氷の山の表面に埋め込んであり、「鹿児島サイズ」でなくてもかなりのボリュームです。
ミルクのシロップがなんだか懐かしい味わいで、もちろん冷たくて甘くて(本来私はあまり食べてはいけないのですが、アイスやカキ氷が大好きなのです!)美味しかったです。

また一つ長年の「食いしん坊」の夢がかなって嬉しい一日でしたが、やはり消耗して、帰宅後早々に動けなくなり、予想通り夕飯はパスして横になってしまいました。


***


ここ数日、Slashの紹介がなかったことにほっとしていた方も多いでしょうが、「食いしん坊」のつながりで今日は一つだけご紹介します。6月5日に投稿されたばかりの作品で、RPSでは大変珍しいことに、Jensenがお料理にチャレンジしています。

でもお話の展開は、タイトルから推測できる通り…。


Four dishes Jensen makes that Jared never tastes and one that he does


とっても短くて、あっという間に読み終わってしまうお話ですが、なかなか色っぽく(笑)ほのぼの楽しいおはなしです。

Slash小説のお題でよく使われる「誰々が何々した5つのこと」というテーマがありますが、これはその変形ですね。

2007年6月9日土曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

一晩寝て、落ち着いたと思ったのに…。


続々と届くお気に入り作家さんからの日記の更新通知につられて、また覗きに行っちゃいました。

Fan girlのJared目撃談。

この人」は!Jaredが幕間の休憩時間に飲み物を買っている時、運良く近くに行くことができて、なんとJaredがJensenと電話で話している会話を漏れ聞いたっていうのです!

興奮の中、色々詳細に出来事を描写してくれていて、全体的にとってもいいレポートになっているのですが、とりあえずJ2の電話での会話の様子だけ引用します:


Here's something SO COOL. While we were standing there, he either called, or got a call from JENSEN! I immideatly perked up, because I heard, "MAN! You're AWESOME! You're kicking ASS!" Then he said, something like, "I wanted to surprise you!" He was quiet for a second and said, "Of course! I wanted to be here to see you!" and then he mentioned something about all the lines Jensen had to learn. He must have told him three or four times that Jensen was doing awesome, great, wonderful, etc. He was VERY sweet and energetic and you could just TELL they have a wonderful friendship.
すっごくクールなことがあったの。私達がそこに(飲み物を売ってるカウンターのところ)立ってた時、ジャレッドは自分からかけたか、かかってきたかでジェンセンと電話で話してたの!私は直ちに聞き耳を立てたわ、だってこう聞こえたんだもの「君、凄いよ!最高にうまくやってる!」って。それから彼は、「君を驚かせたかったんだ!」みたいなことを言って。少し電話の向こうの声を聞いて、「もちろんだよ!君を見るためにここに来たかったんだ!」って言って、それから彼は、ジェンセンが覚えなければならなかった全ての台詞のことなんかについて言及したの。ジャレッドは、まちがいなく3回から4回は、ジェンセンの演技はawesome, great, wonderful, etcだって言ったと思うわ。ジャレッドはすっごくsweetかつ元気一杯で、とにかく二人は素晴らしい友達関係にあるんだって、断言できると思う。



ジャレッド、ジェンセンにはいつ舞台を見にいくかを伝えてなかったってことでしょうか?

客席にいるジャレッドを見つけて、すぐさま電話をかけてくる(どっちがかけたかは分からないみたいだけど…)ジェンセン。本当に仲良し(しかももはや家族ぐるみ!)なんですね。


どうやら舞台もそう大きい場所ではないみたいで、ジェンセンは客席を通って舞台にあがったりして、I was like...I can smell him! とか(笑)

フロアの係りの人がファンを遠ざけましょうか?って聞きにきた時も、ジャレッドは、「大丈夫!全然かまわないから」って言って、写真とかサインのお願いにも快く応えてたとか。

ジャレッドは、実家のサンアントニオから車を運転して、ダラスにやってきていたとか。

ジェンセンのママに良く似た女の子が、ジェンセンの両親と一緒に座ってたのを目撃して、「あれはジェンセンの妹さんだったのかも」とか。


Asylumの時も思ったけど、どのレポートを読んでも Fan girls のときめきがそのまま伝わってきて、なんだか楽しくてどきどきします。



***



父ちゃん(JDM)目当てで見始め、その後もちびちびと見ていた「トゥルーコーリング」を全て見終わりました。

セカンドシーズンも当然あるかと思っていたら、ないのですね。

一説には、「ポイントプレザントの悪夢」を放送するために打ち切りが決まったなんていうふうにも言われているのだとか。その「ポイントプレザントの悪夢」も低視聴率のため、たった13回で打ち切りに…。

この話は圧倒的に Jensen!Girls が大多数を占める Supernatural Fan girls の常識としてご存知の方も多いのでしょうが、この「トゥルーコーリング」。シリーズもエンディングに近くなった頃、ジェンセンという名前の登場人物がでてきます。

確か、ジェンセンって、アメリカ人の名前としてはかなり変わっているはずで…と思った時、以前 Jensen Ackles のプロフィールを読んだときに記憶の片隅に引っかかっていたことを思い出しました。


Was offered a role as Eliza Dushku's love interest on "Tru Calling" (2003), but chose to take a role on "Smallville" (2001) instead. Eric Christian Olsen was eventually given the role and the character's name was changed to Jensen.


そうそう、この一文です。

Jensen、トゥルーの恋人役をオファーされたものの、Smallville への出演の方を選んだんですね。その後、トゥルーの恋人の名前が、(なぜか)出演を断ったジェンセンの名前に変えられた、という経緯があったのです。

ジェンセンがトゥルーに出演していたら…、トゥルーも打ち切りにならなかったかも、という気もします。トゥルーの最終話を見ると、仮に次のシーズンがあったとしたら、ジェンセンという彼の役どころはかなり重要になってきたに違いないと思わせる雰囲気がたっぷりなのです。

Foxの「トゥルーコーリング」と、WB(現CW)の「Smallville」。

この時の選択って、後に、WBの「Supernatural」に主演が決まり、いまや最愛の親友となった Jared と運命の出会いを果たすための人生の分岐点だったのかもしれません。

その結果、ダラスで熱い夜(いい加減しつこい?)を過ごすことにも…。



***



二日間、外出のため日記を書くのを断念し(といいつつ、結局少しずつは書いていたのですが)、帰宅後、消耗して早々と日暮れ前に就寝することに決め、でも身体は疲れているとはいえ、そうそうは眠れず…、久々に本を集中的に読みました。

その結果として、枕元に鎮座したまま一生読み終わらないかもと思われた、グレッグ・イーガンの本を2冊読み終えることができました。

ケラーマンのペーパーバック「A cold heart」、SPN文庫3に続いて、グレッグ・イーガンのSF小説2冊で計4冊。

Slashにどっぷり漬かって以来しばらくローテーションが停滞ぎみだった枕元文庫が、一気に入れ替わっていきます。
なんだかすっきりした気分です。


グレッグ・イーガン。


これまで「宇宙消失」「万物理論」「順列都市」と読んできて、ここ数日で読み上げた「しあわせの理由」に「ディアボスポラ」。
どれか一冊でも読んだことがあるという方がいれば、すぐに同意していただけると思うのですが、この人の頭の中って、いったいどうなってるんだろう、と強烈に思います。

このグレッグ・イーガンという人のジャンルは 「スーパーウルトラハードSF」 なんて表現されるほどで、とにかく物凄く難解な最新鋭の科学理論やコンピューター理論が縦横無尽に使われたりしているのですが、読後感は、実は、科学的な内容を礎にしている「哲学」なのかもと思わせるような、なんというか、強烈に文系の脳みそを使わせられた、という気持ちにもなる、とにかく不思議な小説です。
(「しあわせの理由」の巻末の解説では実際、イーガンの小説は「Science Fiction (SF)」ならぬ「Philosophy Fiction (PF)」だなんていう表現も出てきます。)


この人の小説に、形を変えて繰り返し出てくるテーマとして、「ソフトウェア」になった人間というのがあります。

それは脳内のデータを完全にコピー&ダウンロードできるようになって、人間がネットワーク環境の中でソフトウェアとして生きるようになる、というもの。 意識を持っている存在こそが人間だとすると、脳の全てを写し取ったコピーをパソコンの中で走らせたとき、意識が生じるなら、それは生きているということになるっていう理屈なのです。

ネットワーク環境の中では、(感覚的には)肉体を持っていた時と全く同じように生きることもできるし、自分で設定を選択することで、空を飛んだり、水の中で呼吸したり、時間を体感する速さを自在に変更したり…、これはあくまで一例で、グレッグ・イーガンの手にかかると、私が簡単には説明することもできないような不思議な生き方を体験することもできる、ということになったりします。


またもう一つの不思議なテーマとして、量子力学では、一つの量子を二つの出口がある装置にぶつけるという実験をすると、量子の動きは必ず観測者の意思(予測)と一致する、ということになっているそうで…。

つまり、観測者が、量子が右の出口に出ると思えば右に、左だと思えば左の出口にでてくるというのです。
(実験については、うろ覚えで書いてるので、完全に間違っている可能性もあります。なにしろ学生時代、物理は赤点ぎりぎりだった私です。)

通常の物理学の範疇では、確率からいったら、結果は絶対に五分五分になるはずなのに、この結果は100%観測者の予測どおりになる。

これってすごく不思議ですよね。

この結果に理屈をつけると、観測者が観測するまで、量子は両方の出口に存在するが、観測者が、右を観測しようと決めた時点で、左側にあった量子は消失する、ということになるらしいのです。

これをSF的に解釈すると、この実験の結果、量子が右の出口に出た宇宙、と、左の出口に出た宇宙という風に、パラレルワールドというか、宇宙が分裂していて、観測者が選んだ出口にしか量子が存在しないのは、観測者が分裂したパラレルワールドの一つに存在しているからだ、と理論付けできるというのです。つまり別のパラレルワールドでは、反対側の出口に出てきた量子を観測している人がいる、と。

量子力学からパラレルワールドというつながりは、去年、別の作家さんのSFでも読んだことがあって、現代SF界の一種のブームといえるのかも…、とも思いますが、ここにイーガン節が加わると、またとんでもなく脳みそを引き絞られるような理屈が展開していって…。
グレッグ・イーガンの小説を読んでると、自分はこの人が書いていることの半分でも理解できているのだろうか…、と自問自答せずにはいられなくなりますが、訳のわからない理屈に振り回される快感も一方であるような気もして。


買いだめしたグレッグ・イーガンも残りは短編集の「祈りの海」だけが残るばかりとなりました、早く読んでしまって落ち着きたいような、読み終わってしまうのが惜しいような複雑な心境です。

2007年6月8日金曜日

Jared、ついに発見。

よりにもよって、私がめずらしく外出するっていう時を選んで!Jaredったら!


(毎度のことですが)Yuuさんの書き込みにつられて、私も、「J2、ダラスでの熱い夜」こほんっ、「Jared、Jensenの両親に正式に結婚の申し込み…」、い、いえ、「Jared、Jensenの舞台でスタンディングオベーション」のレポートをちらりと読みに行ってきました。


ということで、既に他の日本のサイトでもぞくぞくとレポートが上がってきていることと思いますが、私の日記でもちらっと目に付いたところだけ、ご紹介してしまいます。


どうでもいいようなことですが、Jensen が舞台に出てきて初めての台詞はなんと「Sam」なのだそうで、そのことをレポートしていたとあるfan girlは、その後もJensenの口から生で「Sam」と聞くたびにドキドキしたとか。

Jared、Sandyの他に、Sister-in-law(お兄さんの奥さんですよね)も連れて行ったようですね。

舞台の合間の休憩時間に、飲み物を買うためロビーに出てきたJared、Jensenのパパに遭遇して、「Papa Ackles、 Skittles を買ってあげましょうか?」なんて言ったのだとか。


この「Skittles」、辞書によると:

アメリカのお菓子。柔らかいフルーツキャンディ。明治製菓のマーブルチョコぐらいの大きさで、外側は赤・緑・黄・オレンジ・紫・青色そのほかのコーティングがしてあり片面に白の S 字マーク、中身は白。オリジナルのフルーツ味のほかにトロピカル味、ワイルドベリー味などがある。ニュージャージー州のマーズ社(Mars, Inc.)が販売元

なんていう説明が。私これ、どこかで食べたことある気がする…。


その辺りの実況レポートとともに(友達が撮った)写真を公開してくれている人がいるのでご参考に(私の印象では、今の所、この写真とそれについたコメントが、人物の説明なんかの上で一番わかりやすいです)パパ、本当に大きいですね!:


So, Papa Ackles, do you want something? Can I get you some Skittles?


Jensenの彼女、Danneel Harris で間違いないみたいですね。
Clownanaでも、Ten Inch Heroでも共演している DanneelとJensenはもう何年来の友達で、今回の舞台にもJensenのご両親と一緒に連日来ているということで、海外のFan girlsの間では既に公認という感じみたいです。
イギリスで目撃されたブルネットの美人という容貌にもぴったりと当てはまりますよね。
(一方の、カナダ人の金髪美人というターニャらしい彼女との結婚の噂というのはどういうことなんでしょう??謎です…)

いずれにしてもHiatusの間にぽっと出会った女の子とかじゃなくて、長い付き合いの彼女と結婚するというなら、日本の僻地のfan girlとしても安心感があります。


某超JaredSamgirlの日記では、パパにSkittles(キャンディ)の購入を申し出るなんて、Jaredってなんて可愛いの!!!っていうか、これはもう結婚の申し込みに等しいといえるわよ!「このSkittlesと引き換えに息子さんを僕にください」って!!と腐女子な書き込みが過熱しています。

既に、Skittlesネタで、パパもでてくるCrack作品が制作されそうな勢いで、私としては楽しみでたまりません。


そして、こちらのfan girlの日記「Pretty Jensen」でもいいレポートされてます。
(いつものとおり我慢できないので、一部抜粋させていただきます)

Lynsey told him how nice it was of him to come to the performance and he replied "Thanks! Of course I would. He's my bud." After they got their drinks Jared talked to Jensen's parents and when they went back in for the second act they were in different seats, closer to the stage. At the end of the performance Jared stood up and whooped for Jensen. So sweet to see how supportive he was of his friend.
リンジーが、(ジャレッドに)舞台を見に来てあげるなんて、素晴らしいわ、と声をかけると「ありがと!もちろん見に来るよ。ジェンセンは僕の親友だからね」って応えたの。飲み物を買った後、ジャレッドはジェンセンのご両親と話をして、二幕目のために劇場に戻った時、ジャレッドたちは、ステージに近い違う席に移ってた。お芝居の最後、ジャレッドは立ち上がって、ジェンセンに向かって大声で歓声を上げたのよ。ジャレッドがどんなに友達の支えになろうとしているかを目にするのは、とってもsweetだった。


Alas, no pics from after the show because the boys slipped out together (presumably with girlfriends). We did get to see them hanging around together in the front of the theatre. They were *very* cute together - laughing and looking relaxed and happy.
残念ながら、ショーの後の写真はないの、だって二人は一緒に(おそらくはガールフレンドたちも一緒に)抜け出していっちゃったんだもの。私達は、彼らが劇場の前で一緒にたむろしているのを目撃したわ。一緒にいる二人、大笑いして、リラックスして幸せそうで、*最高*にキュートだった。


そして上の写真をとったご本人が投稿されてる「フォーラム」。
(まだ興奮状態で写真と簡単なレポートだけですが、一晩寝て落ち着いたらまた詳細なレポートを投稿してくれるかもしれません)

IT WAS FUCKING AWESOME!!! Oh, I touched Jared. I was going to ask for a picture and tapped him on the arm lightly, but Pappa Ackles came up and they got off on a conversation about how good his boy was doing tonight. And yes, Jared calls him Pappa Ackles!! And they hugged!! And Jared was all "Hey girl!!" BIG KISS ON THE LIPS when Danneel came up. Introduced Sandy and "his sister-in-law" to Pappa Ackles. Jared was wearing a gold band on is RIGHT hand ring finger...I figure him and Jensen are ring buddies now (like Joey and Chandler being bracelet buddies).
とにかく凄かった!!!ああ、私、ジャレッドに触ったのよ。私は、写真を一枚一緒にとってもらおうと彼の腕を軽く叩いたの、でもパパ・アクレスが近づいてきて、彼の坊やが今晩どんなに上手にやってるか、なんて会話を始めちゃったのよね。そして、そう、ジャレッドは彼をパパ・アクレスって呼んだの!!そして二人はハグしたのよ!!それからジャレッドは、Danneel がやってくると「へい、彼女!!」って、ぶちゅっと唇にキスしたの。サンディーと”義理のお姉さん”をパパ・アクレスに紹介したジャレッドは、右手の薬指に金の指輪をしてた、…ジャレッドとジェンセンは今や、指輪友達ってことじゃないかって思うの(ジョーイとチャンドラーがブレスレット友達だったみたいに)
って最後は「フレンズ」ネタで締めくくられていますが。


暇にあかせて、このフォーラムのスレッドをずーっと最新のページまで読んでしまいましたが、Danneelが雑誌と新聞を手に客席に座ってたのを目撃して、

「Jensenの舞台が退屈ってこと?リハーサルから、舞台が始まっても毎日来てるんだからそりゃ飽きるかもしれないけど。好きな時に好きなだけ生のJensenを見ることができる立場だど、退屈もするってことなの?」

なんてやっかみ半分のコメントを書いてる人もいました(笑)


今回、舞台を見に来ていたファンは、とってもマナーが良くて、ジャレッドに襲い掛かるような人は一人もいなかったと報告されてます。
あの巨人に襲い掛かる勇気のある人間も、そうはいない、ということかも…。


久々に見たJared、髪がワイルドな感じにくしゃくしゃで、ちょっと日焼けしてる感じで、相変わらず笑顔全開で、いいですねー。

これでちょっと落ち着いて、今日もSlash読みに出かけることができそうです。

2007年6月7日木曜日

独り言…

本日日記は更新しないつもりだったけど…。

またもやとんでもない早朝(深夜?)に起き出して、我慢できずに、お気に入りWriterさんの日記を読みにいったら、

Jensenのお芝居を見るため、Jaredが(Sandyを連れて)本日ダラスに向かうっていう情報が!

という興奮の書き込みが…。

Jensenのお芝居のReviewもちらほらと出てきているみたいですね!

私はまだそのReviewを見つけて読みに行っていないのですが(っていうか、本当は私だってダラスにお芝居見に行きたい!!!)、評判もなかなかいいようです。これは情報通の皆さん既にチェック済みかもしれないですが…。

Jared!やっぱりJensenのお芝居見に行くのね!(Sandyも一緒だけど…)

強烈 JaredSamgirl のそのWriterさんとしては、これでやっと(NYのUpfrontにも姿を見せなかった)Jaredの新しい写真が出回るんじゃないか!なんていう期待で思わずこのコメントを日記に載せたみたい。(Jared、映画の撮影、終わったのかな?)

舞台終わりで、軍服姿のJensenと、Jaredの2ショット!なんて写真が(端っこ、いや真ん中?にSandyも映ってるかもしれないけど)出てくるのかもしれないですね。

J2の新しいニュースは、Fan girls にとっていつだって最高のご馳走です(笑)

もちろんこれで、「J2、ダラスでの熱い夜」(Sandyもいるけど…)をテーマにした、Slashがどっと出てくるに違いありません。楽しみです。ふふふ。



***



本日、日記は書けないけど(そこそこ書いちゃったか…)、どうしても読みたいSlashの続きが更新されたというので、これから読みに行きたいと思います…。


そうそう、昨夜、寝る前に、SPN 文庫3をやっと読み終わりました。

エピソードの終盤については、DVDを買った時以来ほとんど見返していないためもあってか、エピソードを文章で読む面白さに、ここへ来て初めて気付いたような気がします。

(妄想日記を書いた分については、細かい台詞の違いとか、シーンの違いが気になって、揚げ足ばかりとりたくなる、という意地悪姉さんの悪い癖がつい出てしまっていたので…)


この後、エピソードをゆっくり見直すのが楽しみになりました。

2007年6月5日火曜日

今日も fanfic リハビリ中

今日も、fanfic を書いていました…。

たった一人ですが、読者が現れたことで、なんだか勢いがついてしまいました。
(marsaさん、毎度ながらヘボ文章の読者になっていただいて感謝します)

以前に文章を書いていた時もそうだったのですが、私の場合、基本的に大変な遅筆で、少しでもやる気と勢いのあるうちに文章を書いていかないと、たちまち Writer's block が現れてどこへも進めなくなってしまう、という状況に陥ってしまいます。

ですが、ここ数ヶ月妄想日記を毎日のように書いていたおかげか、いまのところ、以前よりも早く文章が書けるようになっているような気も。(単なる気のせいという可能性も大いにあります)

ともあれ、このままいけば、長らく放りっぱなしだったお話に、ちゃんとEndマークをつけられるかもしれないというような希望的観測をわずかに持ち始めました。油断禁物ですが。


本日更新分のサブタイトルは、「妻が離婚を考える時」。(NC-17には突入しませんでした)
(次回更新予定の「人妻との熱い夜」(仮題)は再び NC-17 となる予定。)

一応念のため、私が書いているのは、あくまでも Fanfic です。(なんとかロマンノベルとかではありません(笑) とにかくタイトルのセンスが…)


某副長官室において、昨日更新した分のリンクは、先ほど確認したところでは、なんとか繋がったようなのですが、今日更新分が繋がったかどうかはまだわかりません。
もし、楽しみにしてくれている方がいるとしたら、毎度運任せの更新で申し訳ありません。

せめてブログのページを折りたためるようになれば、日記で更新分を公開ということも考えるのですが…。いや、それはやばいか…。


Supernaturalはどこへ?


Hiatus 中なんです。


次回は、また Slash 情報の日記になるかもしれません。

2007年6月4日月曜日

Fan fiction リハビリ中…

うーむ。

今回、日記に載せるべきかしばらく迷いましたが、載せてしまいます。


どんどん深みにはまりつつある、妄想生活ですが、ここへ来てついにまた一つ、さらに深い妄想の扉を開いてしまいました。

ワタクシ、Fan fictionのリハビリを始めました。

とはいえ、突然 SupernaturalのSlashを書き出したわけではありません。

この日記を書き始めた頃に中途半端に放り出したままだった、某fan fic の続きをちょこっと書いたというだけです。

私が別のウェブサイトを密かに所有していること(今や、というか元からほとんど運営はしていません)をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、そこの書庫の片隅にUPしました。

今回あえてリンクは貼り付けませんが、副長官室のありかをご存知の方で、私がどんな文章を書くのか興味がある、という奇特な方がいらっしゃったら、覗いてみていただけると…。

とはいえ、なかなか更新がウェブ上に反映されないことがあるので、まだ続き分までウェブ上に現れていないかもしれないのですが。

副長官室と呼んでいるその部屋に入るためには、英語の年齢確認に答えていただく必要があるので、心配ないとは思うのですが、ストーリーの展開上、今回UPした分は NC-17 となっておりますので、年齢が達していない方、年齢が達していても、そういった内容に嫌悪感を覚えるという方、閲覧はお控えください。


…なんていっても、興味のないジャンルのfan ficを読もうという人も少ないと思うので、今回は読んでみようという方は現れないかもしれませんね。
とにかく中途半端なまま放りっぱなしにしておいたことが気になってしかたなかったので、とりあえず自分で気の済むまで、リハビリがてら、続きを書いていきたいと思っています。

くどいようですが、やりたい放題、書きたいことを書いていく、それがこの日記の信条ですので。


もう一つ、X-Files Slashの翻訳も、仕掛かりがありまして、先日読み始めてみると仰ってくれた方が現れたので、また翻訳の続きも様子をみて再開しようと考えています。


J2の二人が、なにか新しいニュースを与えてくれない限り、 SPN Hiatus の間、この日記はとんでもないところに流れていってしまいそうです。

2007年6月2日土曜日

X-Files Slasher の見たSupernatural その21

このエピソードの妄想日記を書くための心の準備が整わない気がして、なかなか手をつける勇気が出なかったのですが、いつまで保留していても仕方ありません。


ファーストシーズン第16話 「Shadow」 の妄想日記です。


このエピソードは…、特に 「Winchester一家」 の内面とでもいうか、つまりこのSupernaturalというドラマの根幹である Mythologyに大きく焦点が当てられているという点で、まず間違いなくファーストシーズンの中でも名作の一つに数え上げられる作品です。この後やってくるファーストシーズンのエンディングに向け、そしてそこから波及してセカンドシーズンで兄弟を襲うことになる強烈なAngstへの直接的な序章となっているといっても過言ではありません。

このエピソードで明らかになった、兄弟間、そして親子間の複雑な感情の揺れは、もちろん数多くの(Wincest)Slashストーリーの動機付けおよび説明にもなっていきました。

それだけに通り一遍の妄想日記にしてしまいたくない、とずっと思ってきたのですが、あまり大きなことを考えても、日記を書く私の能力がそこまで届いていないという事実はどうしようもないので、いつもどおり思いつくままに日記を書き進めてみたいと思います。



***



オープニング明け、とある街角に停まったImpalaから降り立ったのは、紺色のつなぎのようなおそろいのユニフォームを着た二人。
いつもあれだけ色んなコスプレをしているくせに、今回のつなぎ、ディーンはお気に召さない様子で文句を言ってます。とはいえ、文句を言いつつもなんだかディーンは楽しげで、サムの子供時代の学芸会?の思い出話まで飛び出したりしています…。


Dean: Dad and me did just fine without these stupid costumes. I feel like a high school drama dork. What was that play that you did? That—What was it? Our Town. Yeah. You were good. It was cute.
  父ちゃんと一緒の時は、こんな馬鹿げたコスプレしなくても全然うまくやってたのに。まるで高校演劇部のまぬけになったみたいな気分だ。お前がやった、あれ、なんだったっけ?あれ-なんだった?我が町か。そうだ。お前上手だったよな。あれは可愛かった


母ですねー。時々こうしてディーンの母心に感服させられます。

ディーン、サムの学校行事なんかも保護者としてちゃんと見に行ったりしてたんですね。客席から、きっと満面の笑みで舞台上のサムの姿を見守っていたであろうディーンの姿を想像すると、どっちがキュートだよ!と、なんだか涙が出そうですが、生後6ヶ月から手塩にかけて育ててきた可愛い弟ですからね。
「あの子がこんなに大きくなって、あんなに立派にみんなの前でお芝居なんかしてる!」という感動はあらゆる母に共通する押さえ切れない感情です。

サムの子供時代の話が出ると、あの父ちゃんとディーンに世話されて、サムはきっとオムツかぶれとかしてる赤ちゃんだったんだろうな、でもここまで大きく育ったんだから、離乳食なんかもよく食べる、涎だらけの丈夫な子だったんだろう、なんて、どうしても想像せずにはいられません。

なのにサム!そんな風にまでして(あくまで私の想像の中で、ですが)育ててくれた兄ちゃんに、今回、あんたはなんてことを言ったの?!

Our Town は、私の調査が間違っていなければ(間違っていることも多いので…)"Daily Life"、"Marriage and Love"、"Death" という三幕からなるおそらくアメリカでもっとも頻繁に演じられているお芝居だそうで、架空の町Grover's Corners を舞台に、セットを作らず、椅子とテーブルと踏み台だけを使ってお芝居するというのが醍醐味みたいです。

ディーンがCuteだった、と言ってるので、小学校時代の学芸会かと思いましたが、「子供向けバージョン」の脚本が存在するのでない限り、お芝居の内容からすると、サムが演じたのはやっぱり高校生の時?
母親にとって、息子というものはいくつになっても赤ちゃん時代のままキュートな存在であるのは間違いありませんから、ディーンにとってサムのお芝居は小学生の時であろうと高校生の時であろうと、確かにキュートだったのでしょうね。


そして、父ちゃん、というコメントにどうしてもピクリと反応してしまう私です。
先日の「トゥルー」なんかを見ても、ちょっとスーツを着てロングコートなんかを羽織れば、父ちゃんはどんな犯罪現場にも簡単に通してもらうことができたのだろうと想像できますが、この可愛い二人では、まだまだそういつもいつもFBIやUS MarshalsなんていうIDが通用するとは限らないのかもしれません。

ディーンの思い出話には既に慣れっこになっているのか、並んで歩くサムは「Cute」と言われても大して恥ずかしそうにもしていないのがまた面白いですね。サミーという呼びかけにはあんなに敏感に反応するのに。

とにかく謎めいた密室連続殺人事件の現場を調査中、謎の記号(symbol)を見つけた二人、事件についてさらに調査を進めるためもあって殺されたメレディスの職場であるバーへとやってきましたが、サムはそこで見覚えのある後姿を見つけました。

画面のこちら側では、もう既にただの女の子ではないことがはっきりしているメグです。

友達に会いに来たなんていうサムのいつもの気軽な嘘に「友達はどこ?」なんて食いついてくるメグはさすがですが、そのメグがカリフォルニアで出会ったという俳優

「something Michael Murray」!!

映画オタクのディーンすら”知らないな”という感じに眉を吊り上げ、サムも「Who?」なんて真顔で聞き返してますが、画面の前でうかつに飲み物なんかを飲んでいた fan girls はほぼ全員口に含んでいた飲み物を”ぷっ”と噴出すハメになったに違いありません。

今回の作品、オープニングクレジットをじっと見ていると、Kim Manners、John Shiban、Eric Kripke という黄金のトリオが制作に勢ぞろいしています。

この三人といえば、間違いなく全員がSlashを読んでいると断言できるおじさん達です。

そしてこんな風に「something Michael Murray」の名前を台詞に潜り込ませたところをみると、三人は、Wincest だけではなくて RPS も読んでいるに違いないと考えざるを得ません。

Smallvilleのトム&マイキー(バンクーバーでのJ2の共通の友人)、Kaneというバンドのクリス&スティーブ(Jensenの友達)と並んで、必ずRP Slashに出てくる登場人物といえば…、

もちろん Chad Michael Murray です。

「Gilmore Girls」に続き 「House of Wax」でも Jaredと共演したことで知られるこの Chad は、プライベートでも Jared の親友として全ての fan girls から認知されている存在です。
1981年生まれ、Jaredよりもたった一つ年上という年齢で離婚経験あり、現在の婚約者(だったかな?)は、付き合い始めた時まだ高校生で、彼女のプロムパーティーへの出席を学校側だかお父さんだかに拒否された、なんていう究極の駄目人間という共通認識でも有名です。
(なんと元妻も現婚約者も、Chad が出演している One Tree Hill の共演者!!!)

Jaredもそんな友達を持っている以上、共演を機に共演者と結婚、いえ、(せめて)ラブラブになってもおかしくないというのも fan girls の共通認識…。(あ、もちろんサンディーのことじゃなくって…)

とはいえ、こういう小さなファンサービスも 「Supernatural」 を観賞する上での楽しみの一つになってきました。


すっかり脇道に逸れてしまいましたが、親しく会話をしているサムとメグの脇で、存在を主張するように咳払いを続けるディーンに対し、


Meg: Dude. Cover your mouth.
  ねえ。咳をするなら口を覆いなさいよ。

Meg: Nice, the way you treat your brother like luggage.
  結構なことよね。弟をお荷物みたいに扱って。

Meg: Why aren’t you let him do what he wants to do? Stop dragging him over God’s green earth.
  どうしてサムのやりたいようにさせてあげないの?あちこち連れまわすの止めたらどうなの。


と、立て続けに痛烈な言葉を浴びせ続けるメグ。
前回ディーンのおかげでサムを取り逃がしたことがよっぽど悔しかったのかもしれないけど、このキャラクター設定はさすがだ!と思ってしまいます。

一方、流れで親しくメグの携帯番号を教えてもらったりしているサムですが、ディーンのPretty & Adorable オーラに全く反応せずに毒舌を浴びせかけることのできる女の子を初めて目にしたことも大きな理由のように思えるけど、あまりに偶然すぎるメグとの度重なる偶然の出会いに、しきりに「Weird」だといい始めます。

しかしメグの言葉をきっかけに、兄弟は小さな言い争いを始めてしまいます。
ここでの言葉のやりとりにも、少し胸が痛みます。


お前を荷物みたいに扱ったって?
あんな女に俺の悪口言ってんのかよ。
お前の本音も入ってるんじゃないか?お前の意思に反して、俺がお前を引き止め続けてるって?

ごめんって。インディアナで大喧嘩した時のことで、大したことじゃない。もちろん本気で言ったわけじゃないよ。


…………。くすん。


はっ、まだまだエピソードは始まったばかりなのにちっとも先に進みません。

とにかくディーンにメグの身辺調査と殺人現場で見つけた謎のシンボルの調査を頼み、自分はメグを見張るというサムに、ディーンは途端に笑顔になって


Dean: You little pervert.


と言い残して去っていきます。(メグのアパートの外で張り込みを続けるサムが、メグの着替えを目撃してしまった瞬間、通りすがりの女性に「Pervert!」と厳しく叱責されるのはご愛嬌です。)


ディーンの調査によって、謎の記号は「Zoroastrian」のDaeva(暗闇の悪魔)の印であることが判明。しかも非常に残酷な悪魔なのだと。
短時間でどうやってそこまで調べ上げたのか、と問い詰めるサムに、ディーンは「Caleb」に電話してきいたと白状していますが、この「Caleb」、第10話のAsylumの回で、サムが父ちゃんの手がかりを探してあちこち電話をかけ続けている電話相手の名前の中に出てきました。ボビーを筆頭に、父ちゃんの友人達は、皆この兄弟のことを可愛がって折りに触れて何かと面倒を見てくれているようですね。


もちろんDaevaを呼び出して操っているのはメグだとわかり、と同時にメグが血液をためた器で通信していた謎の相手のことも浮かびあがってきます。

偵察から戻ったサムとホテルで待っていたディーンが、


Sam&Dean: Dude, I gotta talk to you.


と相変わらず見事なハモリ具合を見せ付けるのも見ものですね。
(これだけぴったり台詞を合わせるのには、二人で随分練習したりしてるのでしょうか?)

メグが通信していた相手の正体を推理しつつ、ディーンはメレディス殺人事件の調査で知り合いになった美人警察官エイミーから得た情報のことを思い出します。今回のシカゴの謎の連続殺人事件、犠牲者は二人とも兄弟と同じカンザス州ローレンス出身だったというのです。
メグが倉庫に呼び出そうとしていた存在こそが、ママを殺し、ジェシカを殺し、兄弟から幸せな家庭を奪った悪魔そのものなのかもしれないという可能性に二人は思い当たります。

父ちゃんの留守電に「すぐにシカゴに来てくれ」とメッセージを残し、悪魔と対決するための準備を始めた兄弟。

そんななか、サムがついにあの会話の口火を切ってしまいます…。


Sam: God, could you imagine if we actually found that damn thing? That demon?
  ねえ、俺達が実際にあの悪魔ってやつを見つけるなんて想像できた?あの悪魔をさ。

Dean: Let’s not get ahead of ourselves, all right?
  そうあんまり先走らないようにしようぜ、な?

Sam: I know. I’m just sayin’, what if we did? What if this whole thing was over tonight? Man, I’d sleep for a month. Go back to school—be a person again.
  わかってる。ただ俺が言いたいのは、もし見つけたんだとしたら?ってことなんだ。今晩、この全てのことに決着がつくんだとしたらどうする?そしたら俺、一ヶ月ぶっ続けで眠って。学校に戻るんだ-また普通の人間に戻るんだ。

Dean: You wanna go back to school?
  お前、学校に戻りたいのか?

Sam: Yeah, once we’re done huntin’ the thing.
  うん、この狩りってものに全てきりがつけばね。

Dean: Huh.
  はっ。

Sam: Why, is there somethin’ wrong with that?
  なんだよ、何か問題でもある?

Dean: No. No, it’s, uh, great. Good for you.
  いや。ないさ、あー、最高だろ。お前にとってはいいことだよな。

Sam: I mean, what are you gonna do when it’s all over?
  で、全部終わったとしたら、兄ちゃんはどうするつもり?

Dean: It’s never gonna be over. There’s gonna be others. There’s always gonna be somethin’ to hunt.
  終わりなんかないさ。他にも何かある。「狩る」べきものはいつだって出てくる。

Sam: But there’s got to be somethin’ that you want for yourself—
  でも、兄ちゃんだって何か望むことがあるだろ。

Dean: Yeah, I don’t want you to leave the second this thing’s over, Sam.
  ああ、お前が、これが終わった瞬間に去ってなんかいかなければいいと思ってる、サム。

Sam: Dude, what’s your problem?
  兄ちゃん、どうしたんだよ?

Dean: Why do you think I drag you everywhere? Huh? I mean, why do you think I came and got you at Stanford in the first place?
  どうして俺がお前をそこら中、引っ張りまわしてると思ってるんだ?ええ?つまり、そもそもどうして俺がスタンフォードまでお前を迎えに行ったと思ってる?

Sam: ‘Cause Dad was in trouble. ‘Cause you wanted to find the thing that killed Mom.
  父ちゃんが面倒に巻き込まれたからだろ。ママを殺したヤツを見つけたいからだ。

Dean: Yes, that, but it’s more than that, man. You and me and Dad—I mean, I want us….I want us to be together again. I want us to be a family again.
  ああ、そうだ、でもそれだけじゃない。お前と俺と父ちゃん-つまり、俺達…また皆で一緒になりたかったんだ。また家族に戻りたかった。

Sam: Dean, we are a family. I’d do anything for you. But things will never be the way they were before.
  ディーン、俺達は今だって家族だよ。兄ちゃんのためなら俺はなんだってする。でも、昔のままみたいになんて、もう戻れないよ。

Dean: (sadly) Could be.
  (さびしそうに)戻れるかもしれないだろ。

Sam: I don’t want them to be. I'm not gonna live this life forever. Dean, when this is all over, you’re gonna have to let me go my own way.
  俺は戻りたくない。俺はこんな人生を永遠に続けるつもりはないんだ。ディーン、これが全て終わったら、僕には自分の道を行かせてよ。


無言のまま、すねた子供のような顔で上目遣いにサムを見上げるディーン…。


終わりはないように思えた「Winchester家の狩り」についにゴールが見えた気がして、ちょっとウキウキしているサムに対して、サムの言葉を聞いて途端に寂しそうな顔になるディーンを初めて目にした時、僅かにショックを受けたことを思い出しました。

物心ついて以来、父ちゃんをサポートしサムを守りつつ「狩り」をしてきた、それが人生の全てで、それ以外の生活など知らないディーンにとって、行方不明とはいえ電話越しに声も聞いて父ちゃんが生きていることが確認できている今、再びサムが身近にいて毎日一緒に「狩り」が出来るようになった現在の状況は、これ以上望むことがないほど幸せだ、ということなのです。

でもサムにとって、ディーンが幸せだと感じる生活は異常でしかなくて、「普通に戻りたい」というサムの言葉をはっきりと耳にすることで、ママが死ぬ前まで普通の生活を送っていた父ちゃんも、ママの仇をとった後には狩りへの興味をなくして、サムのいう「普通の生活」に戻りたいと思っているのかもしれない、その可能性までディーンは感じ取ったのであるような気もします。
それはつまりディーンの人生から、サムも父ちゃんもいなくなってしまう、一人ぼっちになってしまう、ということに他なりません。


ところが結局、Daevaを使ったメグの連続殺人は、父ちゃんを呼び出すための罠だったことがわかり(相変わらずメグのディーンに対する情け容赦のないサディスティックな態度にはぞくぞくします。どうしてメグはディーンに対してこんなに酷薄なんでしょう?特殊な能力を持っているサムに対して、普通の人間であるディーンは、メグには虫けらのような存在に感じるのでしょうか?)、Daevaの反逆で7階から転落したメグの様子を見届けた兄弟がホテルに戻ると、真っ暗な部屋の中には怪しい人影が。


振り返って顔を見せたその人は!!!!!


父ちゃ~~ん!!!


兄弟と一緒に、私もどんなにこの日を待ち続けていたことか!

ためらいなく歩み寄ってきた(ママにそっくりな美人の-しかしなんなのあの睫毛!)長男を目に薄っすら涙を浮かべてがっしり抱きしめる父ちゃん。
やっぱりディーンより1インチは、大きいように見えます。

ついに悪魔を追い払う(Exorcism)だけではなく、実際に殺す(kill)方法を見つけたという父ちゃん。だから悪魔は父ちゃんを恐れて始末しようとしているのだと。

(悪魔を殺すって)How?と問うディーンに、I’m working on it. と、ディーンが案山子の回でエミリーに何度も言い続けたのと全く同じ台詞を父ちゃんが答えた時、ディーンがわずかに笑顔を見せるのは、「狩り」の時に具体的な手段を言えない時の二人の間の決まり文句だったりするのでしょうか?この親子の親密な感じがちょっと伺えます。

そんな父ちゃんとディーンの間のいい雰囲気には全く無頓着に(ひょっとして、雰囲気を感じ取ったからこそ空気を変えようとしてる?)、父ちゃんを手伝いたい、と言い張るサムを説得し、2年前とんでもない大喧嘩をやらかした末、出て行ったきりののっぽの次男坊をやっとハグする父ちゃん。
(トゥルーではあんなに大きく見えた父ちゃんが…、サム、あんたは本当に巨人です)

サムの身体を離して涙に濡れた頬のまま父ちゃんが再びディーンに笑顔を向けると、途端に父ちゃんは部屋の奥のキッチンキャビネットへと飛ばされてしまいます。
Daevaは、兄弟を追ってきていたのです。

兄弟がホテルの部屋に入る前、なんで荷物を車に置いてこなかった、と、ディーンがなんだかちょっと不自然ともいえる説明台詞を言っていましたが、サムがImpalaの中を漁って、片っ端から集めておいた道具を肩に背負ったまま部屋に戻ってきたことが幸いして、なんとかDaevaを撃退し、やっとの思いで車のところに降りてきた家族三人。

炎が悪魔を足止めしている間に皆で逃げようというサムですが。


Dean: Wait, wait. Sam, wait. Dad, you can’t come with us.
  待て、待つんだ。サム、待て。父ちゃんは俺達と一緒にいちゃいけない。

Sam: What? What are you talkin’ about?
  何?何を言ってるんだよ?

John: You boys—you’re beat to hell.
  坊主達-お前達酷い目に遭うぞ。

Dean: We’ll be all right.
  俺達は大丈夫だ。

Sam: Dean, we should stick together. We’ll go after those demons—
  ディーン、俺達、一緒にくっついていなきゃ。皆で悪魔を追いかけて-。

Dean: Sam! Listen to me! We almost got Dad killed in there. Don’t you understand? They’re not gonna stop, they’re gonna try again. They’re gonna use us to get to him. I mean, Meg was right. Dad’s vulnerable when he’s with us. He’s—he’s stronger without us around.
  サム!聞くんだ!俺達のせいで、父ちゃんはあそこで殺されるところだったんだ。それが分からないのか?奴らはこれで止めやしない、また殺しにくる。奴らは俺達を利用して父ちゃんを仕留めようとする。つまり、メグは正しいってことだ。俺達は父ちゃんの弱みになるんだ。父ちゃんは、-俺達がいない方が、父ちゃんは強くいられる。

Sam: Dad, no. After everything, after all the time we spent lookin’ for you—please. I gotta be a part of this fight.
  父ちゃん、駄目だ。ずっと、ずーっと父ちゃんを探してきたのに-頼むよ。一緒に戦いたいんだ。

John: Sammy, this fight is just starting. And we are all gonna have a part to play. For now, you’ve got to trust me, son. Okay, you’ve gotta let me go.
  サミー、この戦いは始まったばかりだ。そして皆それぞれに役割がある。今だけは、父ちゃんを信じてくれ。いいか、父ちゃんを行かせてくれ。


やっとサムが父ちゃんの肩から手を離すと、父ちゃんは自分の黒い大きなトラックに向かい、 Be careful, boys. という言葉を残し、トラックに乗って行ってしまいます。


Impalaに乗り込み、去っていく父ちゃんのトラックのテールランプを見つめる兄弟が、二人揃ってなんて寂しそうな幼い顔をしているか!


Paleyで、この「Shadow」というエピソードは、キムとジェンセンの力比べだったとキムが語ったとおり、今回のエピソード全体に渡り、ディーンのサムをどうしても手放したくないという気持ち、やっと出会えた父ちゃんをまた一人で行かせなければならない身を切られるような気持ちをジェンセンがまさに赤裸々に演じています。


兄弟の乗った Impala が父ちゃんとは逆方向の通りへと出て、走り去っていく様子を、アイメークが物凄いことになっているとはいえ、7階から落ちたばかりとは思えない身軽な身のこなしで現れたメグがじっと見送って、今回のエピソードは終わりです。



***



妄想日記だけでもかなりの長さになってしまったのですが、本日も一つだけSlashをご紹介します。

もちろん Wincest で(既に出来上がっている二人という設定です)


タイトルは 「Don't Know How to Let You Go」。


まさに「Shadow」の直後から物語は始まっています。

「普通の生活に戻りたい」ともらしたサムの言葉が、ディーンの胸の中で小さなしこりになって、表面いつも通りのディーンに見えながら、サムとの間に微妙な距離を置き始めます。
自分の言葉が、ディーンを「再び捨てる」という意味に受け取られたのだと気付いたサムは、なんとか本当の自分の気持ちをディーンに説明しようとしますが…。

ディーンの気持ち、サムの気持ちがうまく書かれていて、切ないけれども決して重たくはないお話です。

久々のリバーシブル無しです!(笑)

2007年6月1日金曜日

Slasherは食いしん坊(香港編)

今回は、香港での食いしん坊体験記を少しだけ日記に書こうと思うのですが…ちょっとその前に。


「ズーランダー」 面白かった!!!


どうして今までこの作品に手を出さなかったのか、今となってはそれが不思議なほどです。

超ビックネームが大量にカメオ出演しているこの映画。

ですがもちろん私が喰いついたのは、デイビッド・ドゥカヴニーとギャリー・シャンドリング。

なんとモルダー(今回、役柄的には、まったくモルダーのかけらもない外見でしたけど…全身が映った瞬間に私にはすぐにあなただとわかったわよ、DD)と、先日の妄想日記番外編でご紹介したX-Filesのエピソード「ハリウッドAD」の中で偽モルダーを演じていたおじさん(シャンドリング)が、揃って出演していたなんて!!

主演のデレク(ベン・スティラー)のブルースチール顔にも完全にやられっぱなしでしたが、ライバルモデルのハンセル(オーウェン・ウィルソン)の強烈な可愛さにめろめろです。(二人揃って、なんであんなに頭が悪いの?!とにかくそれがまた可愛くてたまりません!)

ハンセルのウェーブのかかった金髪が超可愛いかったけど、ハンセル役のオーウェンは、ほぼ同時進行で製作していた戦争映画に出ていたため本当の髪は短く刈ってあって、あの金髪はカツラだったのだとか。

「ズーランダー」最初から最後まで、とにかく理屈抜きのバカバカしさで心底楽しませてもらいました。

あーーーー、面白かった!



***



さて、本日の本題。


皆さん、「龜苓膏」(Guil Ling Gao:私の記憶の中の発音だと“くゎいれんこう”という感じだったのだけど)ってご存知ですか?


「亀ゼリー」と言い直すと「ああ、知ってる」という方も多いでしょうね。


ではその「亀ゼリー」食べたことありますか?


亀の甲羅のコラーゲンで美肌にいい、ということで、最近では通販などでもだいぶ手に入りやすくなっているようなので、現役OLも多いと推測されるこの日記への来訪者の方々の中でも、実際に食べたことがある人が結構いらっしゃるかも知れません。


ではさらにお聞きしますが(今日の私はしつこいですよ)香港の専門店で食べた、という方はどうでしょう?


ここまでくると、かなり人数が減ってきたのではないでしょうか。


では最後の質問。香港の専門店で「熱」(Hot)の「龜苓膏」を食べた方は?


ゼリーでしょ?


ゼリーよね?


ゼリーをホットで???


そう、亀ゼリーにはホットがあるのです。


***


私が「亀ゼリー」というものの存在を知ったのは、勤めていた会社でワープロがパソコンに切り替わった頃です(時代を感じます…)。

やっと一人一台パソコンが行き渡ったばかりの当時、出社して勤務時間が始まるまでとか、お昼休みとか、ネットサーフするのが楽しみでした。

そんな時、めぐり合ったのが「AIC(朝日インターネットキャスター)」というホームページ。
何人かの朝日新聞系列(厳密にはそうでなかったかも…)の記者さんが日記のような楽しい記事を公開しているという、現在でいうまさに「ブログ」の集合体のようなサイトでした。

その中で私の興味を引いたのが、ある女性キャスターの日記でした。

彼女はかなり頻繁に香港にでかけていて、香港好きが高じて、香港の友達のところに長期間ホームステイをしたりしていたこともあって、その時の出来事なんかを面白おかしく日記に書いてくれていたのです。

香港ホームステイ中の日記で、頻繁に言及されていたのが、「龜苓膏」でした。

今日は疲れたから、とか、買い物の帰りに今日も、とか、特に理由はないけど食べたいから寄った、とか、日記の端々に出てくるこの「亀ゼリー」というものに私の食いしん坊の触手はどうしても反応せざるを得ません。
しかも、本来冷たいものを食さない中国人の文化圏にあって、彼女の日記によると、亀ゼリーには、「」というホットのゼリーもあって、食べなれてきた彼女にとっては「熱」の方が好きだ、なんてコメントが。


ホットのゼリー???


この時点で、いつか香港にいくことがあったら、絶対に「」の「龜苓膏」を食べよう!と私が心に誓ったことは言うまでもありません。

私の世代(どの世代かは秘密…)のOLは猫も杓子も海外旅行をするのが当たり前で、さらに短いお休みでも手軽にいけるグアムや香港は人気の旅行先といえました。
(現在のように韓流ブームが爆発的でなかった当時、それほど英語も通じない韓国ってまだ人気の旅行先ではなかったと記憶しています)

でもなかなか香港旅行のチャンスは巡ってこず(とにかく自分から旅行の計画を立てることのない私です)、ホットの亀ゼリーも心の中の憧れに終わるかと思いかけていた頃。

入社以来5年間、国際営業部というところで共に激務に従事していた先輩が結婚を機に奥さんを伴って香港営業所に転勤することになったのです。

その頃、既に私も社内で異動になり、その頃は別の部署で技術資料なんかの翻訳の仕事をするようになっていたのですが、先輩は、

「みさん(←この先輩だけがなぜか私をこう呼んでいました)、香港に遊びにくることがあったら連絡してよ」

という言葉を(確か)メールで残していってくれました。


その話を私が社外の友達にしたのがきっかけだったのか、友達の旅行の計画が先だったのか、もはや記憶がはっきりしませんが、私と高校時代からの友達、彼女の同僚の女の子とその同僚の友達、という、まさに「友達の友達は皆友達」みたいなメンバー4人での香港旅行が決まりました。

航空チケットとホテル代を個別で手配するよりも、スケジュールは少し制限されるけれどもパック旅行にした方が断然安い、と友達とそのまた友達が素早く調査してくれて、パック旅行で香港に出発した私達。

当時できたてほやほやの香港営業所は、所長と先輩の二人しかいない、という実質まだ営業所として機能しているのかどうか、というくらいだったこともあって、所長の計らいで、私たちが香港に滞在中のツアーの自由時間はほぼ全て先輩がついて案内してくれることになりました。

案内するとはいえ、実質のん気な一男性に過ぎない先輩を、下調べ万全の私たちは逆に引きずるようにしてあちこち遊びに行きましたが、もちろん、これだけは私の先導で亀ゼリーも食べに行きました。

尖沙咀の「海天堂」だったと思うのですが、総勢5人、当時日本のOLの間で亀ゼリーはそれほど認知度が高くなくて、皆が妙に警戒するのと、一人前のゼリー(陶器の大ぶりの器に口切一杯入ってます)の量がかなり多いので、「熱」と「冷」を一つずつ頼みました。

テーブルの上には、お砂糖のパックとシロップが置いてあって、お好みで甘みを加えて食べるのです。

一見コーヒーゼリーのような真っ黒のゼリー。

「亀」とはいえ、匂いも味も薬草茶そのものです。ちょっとほろ苦いのですが、シロップをかけると食べやすくて、私は言いだしっぺの責任者ということもあって、たっぷり食べましたが、私の友達は一口味見しただけで、「私はもう駄目!」と降参していました。
どうしても「亀」という感覚が、頭から拭い去れなかったみたいです。

私の記憶の中の印象では、ホットのゼリーの方が、柔らかくてふるふるしていた、と思います。

日本でもどこかでホットの亀ゼリーが食べられるものなら、ぜひまた食べてみたいです。(滋養強壮にも良さそうだし…)


海外旅行の思い出というとほぼ食べ物のことしか記憶にないという食いしん坊人間の私です。

食の宝庫である香港では、まさに食いだおれ、というほど食べました。
(自由時間を増やすため、メンバーの一人がお腹をこわしたことにして、心配だから皆で付き添っています。と、半日観光をキャンセルするという反則技まで使って!)

3日目くらいに行った、足ツボエステで、

「あなたは異常に腸が弱ってる!ここまで腸のツボがしこっている人を見たことない。日本に帰ったら精密検査を受けるように」

と仰天された私です。
(現在の病気は腸とは特別関係ないとはいえ、あの時のエステのお姉さんの忠告に従って、ちゃんと精密検査を受けておけばよかったのかも…)


今回は、あくまで亀ゼリーのことを書きたかっただけなので、「香港」食いしん坊(喰いだおれ)レポートは、またいつか機会があれば日記にしてみたいと思います。
(ロシアの日記も途中だった…)



***



ということで、今日も Slash…ではなく、さすがに今日は Slashはお休みして。


ちょっと変り種で 「Jensen 122のトリビア」 というものを。


このトリビアのページを見つけて読んだのは、随分以前のことで、詳細は忘れてしまったところも多いのですが(紹介するというのに読み直していない私…)。

おそらくは Jensenが業界入りしたばかりの頃に、うっかり、インタビューなどで答えてしまったことなどまでを逐一集めてリストアップしてあります。

(豚のぬいぐるみが宝物だとか、寝る前にお祈りしている、なんていうことは、今 Jensen に確認しても否定しそうです)

どうでもいいような、Jensen 豆知識ばかりで、しかも Jensenが語っているとはいえ、今となっては全てが真実といえるのかどうかも分かりませんが、一応 fan girls のお楽しみに、ということでご紹介します。


次回こそ、ファーストシーズンの妄想日記…。駄目かも。