2007年6月17日日曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

Big Bang企画の長編のSlashに溺れつつも、何とか合間を縫って 「Dead Zone 」ファーストシーズン(DVD6枚)を見終わりました。

スティーブン・キングは、何年か毎に熱がぶり返して読みたくなります。
…が、ここ数年は体調不良のためもあって遠ざかっています。
最後に読んだのって「IT」になるのかな…。

ディーンの台詞にも、「IT」(Clown!ですよね。私は冒頭のシーンだけで、泣かされた覚えがあります。)だとか「Pet Sematary」(本来のつづりは” cemetery”だ、というところがキーなんですよね)なんていうキングの小説のタイトルが出てきます。(ディーンは映画で見てるのかな?)
J2のインタビューでも、今まで怖いと思った映画として「シャイニング」なんかの名前が挙がっていました。
「シャイニング」は小説しか読んだことなくて、原作とはだいぶ雰囲気が違うらしい、でも名作といわれている、例のジャック・ニコルソンの映画、見たことないんですけど、いつかは…、一度は…、見てみたいと思っています。

キングの小説って、物語の始まりはなんでもない普通の生活が語られているのに、じわじわとそっちに行ってはだめ!という方向にずるずると滑り落ちていってしまって、いやー助けてーっていうか助けてあげてーと思いつつ、でもページをめくる手が止められずに徹夜で最後まで読んでしまう、という非常に体力を消耗させられるお話が多いですよね。

それから自分の中の弱いところを引っ張り出された上、串刺しにして目の前に突きつけられるようなキング独特の人間描写は、この人本当に小説書くのが上手いよね、と心の底から確かに認めるけれども、読んでいて痛くて辛くて目を逸らしたくなるのに、でもやっぱりやめられなくて…、あーあ、また読んじゃった!ということになるのです。

毎回大急ぎで読んでいるせいか、読後ほとんど詳細を覚えていなくて、何年か経ってからまた新鮮に頭から読み直したり、なんてことばかりしていて、超多作のキングの新刊なんか随分前から追いかけられなくなっているというのが正直なところです。
こうして考えてみると、私の場合キングの小説に関してはストーリーを追うよりも、ジェットコースターに乗ってるように、色々な感情を主人公と一緒に体感する、という読み方をしているのかもしれません。

そのスティーブン・キングの小説を元にしているという「Dead Zone」。

ストーリーは面白そうだと思いつつもDVDのケースを見る限り、主人公のジョニー(Anthony Michael Hall)のことをあまり好きになれそうな気がせず、何度も棚の前を素通りしていたのです。

でも今回本編を見てみると、ジョニーはDVDケースの顔よりももっと普通におじさんぽくて、スーツ姿で杖をつく姿も色っぽいし、脇役の登場人物たちも皆好感が持てて、予想外の面白さでした。

厳密に原作という訳ではないみたいですが、キングの小説を元にしているだけあって、登場人物の間の感情の交錯具合が絶妙です。

原作の小説「Dead Zone」も読んでみたくなりました。

ジョニーとサラの関係。とにかく微妙に心をくすぐるいいバランスですよね。愛し合ってるのに結ばれない…って、いつでも最高に心を鷲掴みにされる設定です。

ブルース。もはやジョニーの生活に欠かせない存在ではあるけど。あまりにいつもジョニーと一緒にいるのが、妙におかしくなってきました。ちゃんと他の仕事もしてるの?財産家のジョニーがリハビリのためもう貸切で雇っちゃってるってことなの?

ウォルト。登場した時、嫌な存在になりそうな雰囲気満点だったのに、今や私の中ではすっかり愛すべき存在に変わってしまいました。妻と息子を愛するがっちりした無骨なお巡りさんなんて…、まさに私の好み。サラ、なんにしても男を見る目があるってことなのね…。

パーディ牧師。このおじさんにも(ファーストシーズンを見た限り)いい意味で予想を裏切られました。まだ油断はできないけど…。
昔から、既に立派なおじさん(今回はジョニー)が、さらに年配のおじさんからしきりに「Boy」と呼ばれるのに弱いのです。

デーナ(スカリーのファーストネームは同じDanaでも、ダナっていう表記だったけど…)。彼女こそ!もうっ、うっとおしい!早く消えて欲しい、と思っていたのに…。こんな風に変わってくるとは。美人で色っぽくて、その上…、なんてちょっとできすぎ。
ジョニーとのディナーデートの回は最高に楽しかったです。ブリーフ姿で、ジョニーの寝室に歯ブラシを探しに現れるウォルトを目にして、窒息しそうになりました。


ジョニーのビジョンの映像にもとにかく工夫がこらされていておもしろいですよね。
時々ジョニーの演技が舞台俳優みたいな感じになったりはするけど、それも演出として面白いとも言えるのかもしれません。

「Dead Zone」(キングがやっぱり影響を与えているのか…)見てるとなんだか消耗するけど、セカンドシーズンも見ることになりそうです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉さま
こんばんは、kyuです。

スティーブン・キング。読書が苦手な私は、専ら映像ばかり…。
小さな頃、「ミザリー」や「シャイニング」をTV放送しているのを怖い怖いと言いながら最後まで見てしまった記憶があります。
確か「ドリーム・キャッチャー」もそうですよね?広い映画館で客は私1人という、何とも贅沢な映画が「ドリーム・キャッチャー」でした(苦笑)
他にもドラマ化された作品がTV放送(WOWOWなど)された時も、何かチェックして観てました。
映像は大して怖くないのに、心理的にジワジワきて、ここで観るのを止めたいと思いつつも結局最後まで観てしまいます(笑)
1度は彼の本を読んでみたいと思いながらも、何となく凹んでしまいそうで挑戦できずにいます。面白そうなんだけど…。

藤よう さんのコメント...

kyuさん。
「スタンドバイミー」とか、「グリーンマイル」とか、キングの原作でもホラーでない映画は見てるのですけどね。
ホラーは「キャリー」「ミザリー」…「クジョー」はどうだったかな…ドラマもいくつかは。
キングの小説って読んでいて頭の中に映像が鮮明に浮かぶので、小説を読んだだけなのか、映像でも見ているのか、何年かたって記憶が薄らいでくると混乱してくるのです。

X-Filesでも、1話だけ、スティーブン・キングが脚本を書いているエピソードがあって、この話は、キングらしい怖さの中にもコミカルな要素も多くて楽しいエピソードです。

キングは短編集も沢山出しているので、もし何か読んでみたいと思う場合、短編集からチャレンジしてみるのもいいかもしれません。長編をうっかり読み始めると、本当に気力と体力を消耗しますから(笑)