2007年6月21日木曜日

Slasher は食いしん坊(名古屋めし編②)

BigBang企画…。

一人でこっそり読んで楽しんでおくことにしようかと思いましたが、名作長編Slashの数々を一人で楽しむだけではそろそろ爆発しそうなので、近々、感想文という形で日記に書こうと思います。


そして、ディーンがあまりにマニアだから!!
一人で再放送鑑賞中のセカンドシーズンで、ディーンが「Awesome!」と感心したアンディの台詞がスターウォーズからの引用だ、なんて知ってしまったから!

ついにTSUTAYAの半額レンタルで、「スターウォーズ」エピソードⅠ~Ⅵまでまとめて借りてしまいました。
SWといえば、はるか昔の子供の頃、ハリソン・フォードの出てくる(現在でいう後半の)三部作のエピソードは見たことあって、「帝国の逆襲」は映画館に見に行ったはずなのですが、その後数十年

「絶対に足を踏み入れてはいけない分野である」

というような強迫観念につきまとわれ続け、数年前「エピソードⅠ」がテレビで放映になった時我慢できずにちらっと見たものの、

「私はこういうもの(どういうもの?)からは卒業したの!」

という固い決意で、エピソードⅡ&Ⅲは未見のままここまで来てしまいました。

でも、色んなインタビューで、SupernaturalはSWの登場人物のあり方をベースにしているというようなコメントを聞いたり、「父ちゃんがヨーダみたいな字を書く」とか、アンディーの台詞にすぐディーンが「Awesome!」と反応したりするのを目にしているうちに、”深みにはまらない程度”に、SWというものを一応チェックしておかなければ、という気持ちがむくむくと強くなってきました。
しかし、先日のMaxyさんのコメントででてきたリーアム・ニーソンにも全然ぴんとこなかった私、あの素敵なお師匠様がリーアムだったとは!!
世の中で知らずに損していることって本当にたくさんあります。

まだエピソードⅠをおさらいしたところで、これから長い道行になりそうですが、なんだか以前に見たときより物凄く楽しめそうです。
(でも深みにははまりたくない…、これ以上、Fanficの範囲が広がったら眠る時間もなくなってしまいます。って、やっぱりそっちの深み?!)


セカンドシーズンを見始めた「デッド・ゾーン」もやばいです。
ファーストシーズンの終わり、あまり私好みでない方向にストーリーが進んで行きそうな予感に、セカンドシーズンは見なくてもいいか…なんてちょこっと思った私でしたが…。

なんであのおじさんのジョニーをあんなに可愛く見せる必要があるの?

それとも私の脳の例のフィルターがいよいよ暴走し始めたということなのか…。
私の脳の中にも、ジョニーとは違う「デッドゾーン」が?…。

でも、ウォルトの手をぎゅっと握ったままベッドに横になって、誰が引き離そうとしても離さないジョニー、だとか。

夜、一人でテレビを見ているのがつまらなくて、(そもそもブルースから借りたビデオだというのに)「うちに来て一緒に見ない?」ってブルースを深夜家に誘う電話をかけるジョニー、だとか。

「妊娠してるから」なんて言い出したジョニーに、「そういえば顔が輝いてる」なんてブルースがコメントしたり。

パーディー牧師と一緒に飛行機に乗って、相変わらず全開で「坊や」扱いされるジョニー、だとか。
(ジョニー役のアンソニー・マイケル・ホールって、プロフィールでは、身長6フィート2インチってなってるんだけど、だったら一緒にいるジョニーがあんなに小さくみえるパーディー牧師って一体どれだけ大きいの?!)

はぁ~あ、世の中は私の妄想を刺激するもので溢れています。


***


いい加減本題に戻って、「名古屋食い倒れツアー」の後半に入りたいと思います。

たった半日の強行軍でかなり消耗したものの、まだ食い倒れツアー、夕飯が残っています。

当初、名古屋コーチンの焼き鳥で一杯、なんて、またもや親父くさいことを考えていた私でしたが、OL時代いい加減どんな薄汚い焼き鳥屋やおでん屋にも平気で入る経験をしていた私と違って、夜、見知らぬ街で焼き鳥を食べるという考えにどうしても抵抗がある母を説得しきれず、結局、宿泊するホテルからも程近いJR高島屋にも入っている 「山本屋総本家」 で、これも名古屋めしの代表格といえる「味噌煮込みうどん」を食べることにしました。

金曜日の夜ということで、混雑を予想して、6時半という早い時間に店に向かった私達でしたが、既に店の外のベンチで5人くらい待ってる人がいました。
でもおうどん屋さんですからお客の回転も速いはずということで、ベンチに座って待っていると、「お待ちの間にご注文をお聞きします」とお兄さんがやってきます。
まず「そば粉にアレルギーはありませんか?」という確認を受けた後、(山本屋総本家のうどんには少しそば粉が混ぜてあるのですよね)メニューを渡され、私達は、焼き鳥を食べ損ねたのだから、と、「名古屋コーチンの親子煮」(名古屋コーチンの鶏肉と卵が入った味噌煮込みうどん)を頼み、それほど長く待つこともなく席に通されました。

席につき、焼肉屋さんみたいな紙のエプロンをつけてうどんが出てくるのを待つ間、つい手持ち無沙汰で味噌おでんを一人前頼み(これもなかなか美味しかったです)つまんでいると、出てきました、あの小さな土鍋が。

山本屋総本家の土鍋の蓋には蒸気抜きの穴が開いていません。これは蓋を取り皿として使うためです。
太い麺は、お昼に食べたもちもちとした「宮きしめん」とは全く別物の「超アルデンテ」で、腰がある、というよりは、固いよ!という感じです。
この山本屋の固い麺に関しては、好みが別れるところだと思いますが、妹は「大好き!」、母と私は、「宮きしめん」の方が好き、という結論に達しました。

周りの男性のお客さん達は、ほぼ例外なくご飯を一緒に頼んでいましたが、ちょっと濃い目の赤だしのスープなので、ご飯はきっとよく会うと思います。
小さなことですが、親子煮の場合、半熟のたまごをいつ崩すか、というのも、味わいの上で、大きな変化点となりますよね。

初の名古屋名物「味噌煮込みうどん」を堪能したものの、おうどんだけでは少し心もとなくて、ホテルに徒歩で戻る道中、晩酌用にビールとポテトチップスを仕入れて帰った私たちでした…。


翌朝、本来は、愛知県名物の「モーニング」をどこかの喫茶店で、と思っていたのですが、これまた母のたっての希望で朝食ビュッフェ付のホテルに泊まったので、朝食はご想像のとおりです。
(食いしん坊の私は、控えめに…と思いつつ、ビュッフェとなるといつもおなか一杯まで食べてしまうのです。)

ホテルをチェックアウトし、荷物を駅のコインロッカーに預けると、オープン直前のミッドランドスクエアを見に行き(この時2月半ばで、三月のオープンまであと少しというところでした)、うっかりオフィスビルの方のエントランスに入り込んで、ガードマンのおじさんに元気良く「おはようございます!」と挨拶されて、びっくりして逃げるように外に出、再びJR高島屋に戻ると丁度グレースケリー展を開催中で、お昼を食べたら午後早めに帰るという母と妹と一緒に時間を潰すためもあって、見てきました本当に美しいグレースケリー。

土曜日ということで10時の開店の直後なのに物凄い混雑振りでしたが、「高島屋で開催しているグレースケリー展」ということでなのか、お客さんはほとんどが小柄な中高年の女性ばかりで、164cm(ちなみに母が160cm、上の妹が161cm、下の妹が166cmという身長。亡くなった父は確か172cmくらいでそれほど大きいというわけではありませんでした。)の私は、周りから頭一つ飛び出た感じで、まるで自分がジャレッドにでもなったような気分になり、もちろん人ごみに揉まれているうちに次第に離れてしまった母と妹を探すのも簡単でした(笑)

グレースケリー本人が着ていたというドレスが何着も展示されていましたが、物凄く細身で、驚きました。とにかくあの時代の女優さんの美しさって、現実離れしたものがありますよね。


そうこうしているうちにお昼となりました。
「きしめん」「ひつまぶし」「シロノワール」「味噌煮込みうどん」と、まさに名古屋めしの正統派ラインナップを食べてきた私達、ラストのお昼に選んだお店は、「矢場とん」です。
このお店はご存知の方も多いでしょうけれども、「味噌かつ」の名店です。

この「矢場とん」の名物メニューは鉄板に乗った味噌かつで、通常ステーキなどが載ってくる熱々の鉄板にキャベツととんかつが盛り付けられ、味噌だれがたっぷりかかって運ばれてくるのです。
テーブル担当のお姉さん(そう…、おばちゃんです)の勧めにしたがって、お味噌のたれがたっぷりかかったカツにからしを少しつけ、すりゴマを振りかけて、熱々のところを食べると文句なしの美味しさ!ご飯にもぴったりです。

前日からの食い倒れツアーで食いしん坊のタガが外れてしまった私達は、単品で季節限定の「カキフライ」も一人前頼んだのですが、このカキフライも大きくてジューシーで、絶品でした。
お姉さんは、お好みで足してかけてください、と、追加の味噌だれも小鉢で持ってきてくれて、カキフライも味噌だれで食べてみましたが、これもまた最高に美味しかったです。味噌とカキが合うのは言うまでもないことですものね。

矢場とんの味噌ロースカツ定食(母は味噌ヒレカツ定食)+カキフライで、限界を超えて満腹になった私達、これでは満足にお土産を物色することもできないと、ふたたび「コメダ」に入って、コーヒーを飲みながら食休みをしました。(食休みといいつつ、コーヒーゼリーを一つ頼んで皆で食べた…ということだけ告白しておきます)

久々の本格的な外出で、いい加減体力の限界に来ていた私、しかも電車で一人で家に帰らなければならないということもあって、新幹線の時間までお土産をみているという母達とそこで別れて、なんとか最後の力を振り絞って帰宅しました。
とはいえ、やっとたどり着いたアパートで、SPNセカンドシーズンのエピソードをチェックすると、なんと「Tall Tales」で、私の休息の時はさらに遠のく結果に。

二日後、(極度の疲労とあきらかに食べ過ぎのため)ジンマシンが出て、その後一週間近く粗食で過ごすはめになった私ですが、「名古屋めし食い倒れツアー」を決行したことに後悔はありません。


今回の食いしん坊は、ほとんどのメニューが正統派名古屋めし、でしたが、次回(なるべく近いうちに)は、B級グルメ編、ということで、「あんかけスパゲティ」「台湾ラーメン」なんかをレポートしてみたいと思っています。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「ひつまぶし」がどうしても「ひまつぶし」に見えてしまうZionです、こんばんは(笑)

最近は相変わらずロム専でスミマセン(汗)
でも、いつも楽しく拝見させて頂いていますよ~(^^)

ひつまぶし・味噌カツ・味噌煮込みうどん・モーニング・・・
どれも美 味 し そ う!ですね。
実はTVでしか見た事がなくて、どれも食べた事がないんですよ~。
食べてみたいと思いつつも中々機会が無くて・・・。
でも、いつかきっと食べてやる~と心に決めております(笑)

B級グルメ編も期待していますね~♪

Unknown さんのコメント...

藤葉様。
名古屋メシ食い倒れレポ、ご馳走様です。
池波正太郎、名古屋バージョンみたいなところもあり、あふれる熱気と臨場感に、私のお腹まで膨れてきました!まさか藤葉様、ブロガーは仮の姿で、ホントは仕掛け人なんじゃないでしょうね?!(笑)

そして、情報ソースを提供して下さったうえに、今朝は、うちにも遊びに来ていただき、ありがとうございます。

私ったら、「ひつまぶし」をずっと「ひまつぶし」と読んでいて、zion様のコメント見るまで気がついておりませんでした。

今日の書き込みは、ある意味でcoming outです。
実は、私がまだveggyになる前、名古屋に超美人gayの友人がいて、彼女(?)が私を、名古屋コーチンの水炊き料理店へ連れて行ってくれた事がありました。そこは、夫婦二人だけでやっている一軒家の店で、安くて美味なのでいつも超満員。そのため、客同士が助け合って手伝うのです。たとえば、互いの注文とったり、料理運んだり、会計したり、電話とったり。で、そのお手伝いも、客が一寸ドジると店主に叱られたりする、一風変わった店でした。もちろん、味は抜群で、もう一度行きたかったのですが、そのあと、gayの友人が音信不通になり、(たぶんロンドンにいると思うのですが)その店の名前もわからず、このことは思い出の中に残るのみとなってしまいました。

もし、藤葉様が、機会あってこの店探し当てることがあったら、ぜひ、体験してみてください。

じつは私は、ホンモノのgayと気が合う故に、gay自体に抵抗がありません。たぶん、私も、彼ら同様、底のほうで腐っているのだと思います。
そのgayの友人のことはいつか書くつもりでいたのですが、つい、名古屋レポートにつられて、サワリ告白しちゃいました。

でも私はまだ、「ひつまぶし」も「シロノワール」も食べてない!体験しとけば良かったな。

DEAN&DELUCAのアイスクリームは、最近ファミリーマートに置いてあり、ついつい誘惑に負けて食べております。余談ながら、私の好みはキャラメルウォールナッツ。

ところで、例のインタビュー、お読みになった感想は、いかがですか?
長居しました。また来ます!

藤よう さんのコメント...

Zionさん
ひらがなで書くとどうしても「ひまつぶし」に見えますよね(笑)

名古屋の赤味噌を使った料理は見た目ほど強烈に味が濃くないので、結構食べやすいです。
いつか機会があったらぜひチャレンジしてみてください。

あまりに食いしん坊ネタばかりで…とちょっと気が引けていましたが、懲りずにまた続きを書いちゃいたいと思います。

藤よう さんのコメント...

Maxy494さん
名古屋コーチンの水炊き料理?!
名古屋コーチンはうまみが強いので煮込んでもすごく美味しいですよね。
場所はどの当たりだったのでしょう…、ぜひ行ってみたいものです。

ファミマ、デザートには強いと思っていましたが、DEAN&DELUCAのアイスクリームを置いていたとは!こちらではあまりファミマを見かけないので、すっかり足が遠のいてしまっています。

しかし、Maxyさんの交友関係って幅広いですね。
例のインタビュー!楽しかったです。
イギリスの雑誌なのですね。やっぱり外国の雑誌だからということで気楽に取材を受けたってことなんでしょうか。
ジェンセンはさすがに一言一言注意して言葉を選んで応えている雰囲気でしたが、ジャレッドは相変わらずあっけらかんとしていて、短い抜粋の中でも二人のキャラクターが良く出ている気がしました。本誌掲載の全文を読んでみたいものだけど…、イギリスのソノ系の雑誌を取り寄せる勇気もありません…。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま。

こんにちは。kyuです。
とても美味しそうな日記が更新されていて…お腹がぐぅ~(笑)
名古屋って、グルメな街&お洒落な街というイメージがあって、一度行ってみたいなぁ、と思いながらも素通りの街…。やろうと思えば日帰りも可能なのに、仕事が決まったら「遊びに行こうかな」とちょっと思ってしまいました。その時は、藤葉さまのおススメを是非堪能したいものです。

そういえば、藤葉さまって何カ国旅をされたことがあるんでしょう??ロシア、香港、ドイツ…。他にも色々と訪れてそうですね。また旅日記も読んでみたいです。

藤よう さんのコメント...

kyuさん
名古屋は食いしん坊の私を色々と刺激してくれる街です。
中部地方って、関西や四国にもすごく近いんですよね。私もこちらにいる間に四国には行ってみたいと思っているのですけど、なかなかタイミングが。四国も美味しいものが沢山ありそうですよね。

旅日記、そんな風にいっていただくと、とりあえず書き始めたロシアと香港くらいはもう少し書いてみようか、なんて思ってしまいます。でも食べ物のこと以外の記憶って、情けないことにほとんどあいまいなので…(笑)