2007年6月1日金曜日

Slasherは食いしん坊(香港編)

今回は、香港での食いしん坊体験記を少しだけ日記に書こうと思うのですが…ちょっとその前に。


「ズーランダー」 面白かった!!!


どうして今までこの作品に手を出さなかったのか、今となってはそれが不思議なほどです。

超ビックネームが大量にカメオ出演しているこの映画。

ですがもちろん私が喰いついたのは、デイビッド・ドゥカヴニーとギャリー・シャンドリング。

なんとモルダー(今回、役柄的には、まったくモルダーのかけらもない外見でしたけど…全身が映った瞬間に私にはすぐにあなただとわかったわよ、DD)と、先日の妄想日記番外編でご紹介したX-Filesのエピソード「ハリウッドAD」の中で偽モルダーを演じていたおじさん(シャンドリング)が、揃って出演していたなんて!!

主演のデレク(ベン・スティラー)のブルースチール顔にも完全にやられっぱなしでしたが、ライバルモデルのハンセル(オーウェン・ウィルソン)の強烈な可愛さにめろめろです。(二人揃って、なんであんなに頭が悪いの?!とにかくそれがまた可愛くてたまりません!)

ハンセルのウェーブのかかった金髪が超可愛いかったけど、ハンセル役のオーウェンは、ほぼ同時進行で製作していた戦争映画に出ていたため本当の髪は短く刈ってあって、あの金髪はカツラだったのだとか。

「ズーランダー」最初から最後まで、とにかく理屈抜きのバカバカしさで心底楽しませてもらいました。

あーーーー、面白かった!



***



さて、本日の本題。


皆さん、「龜苓膏」(Guil Ling Gao:私の記憶の中の発音だと“くゎいれんこう”という感じだったのだけど)ってご存知ですか?


「亀ゼリー」と言い直すと「ああ、知ってる」という方も多いでしょうね。


ではその「亀ゼリー」食べたことありますか?


亀の甲羅のコラーゲンで美肌にいい、ということで、最近では通販などでもだいぶ手に入りやすくなっているようなので、現役OLも多いと推測されるこの日記への来訪者の方々の中でも、実際に食べたことがある人が結構いらっしゃるかも知れません。


ではさらにお聞きしますが(今日の私はしつこいですよ)香港の専門店で食べた、という方はどうでしょう?


ここまでくると、かなり人数が減ってきたのではないでしょうか。


では最後の質問。香港の専門店で「熱」(Hot)の「龜苓膏」を食べた方は?


ゼリーでしょ?


ゼリーよね?


ゼリーをホットで???


そう、亀ゼリーにはホットがあるのです。


***


私が「亀ゼリー」というものの存在を知ったのは、勤めていた会社でワープロがパソコンに切り替わった頃です(時代を感じます…)。

やっと一人一台パソコンが行き渡ったばかりの当時、出社して勤務時間が始まるまでとか、お昼休みとか、ネットサーフするのが楽しみでした。

そんな時、めぐり合ったのが「AIC(朝日インターネットキャスター)」というホームページ。
何人かの朝日新聞系列(厳密にはそうでなかったかも…)の記者さんが日記のような楽しい記事を公開しているという、現在でいうまさに「ブログ」の集合体のようなサイトでした。

その中で私の興味を引いたのが、ある女性キャスターの日記でした。

彼女はかなり頻繁に香港にでかけていて、香港好きが高じて、香港の友達のところに長期間ホームステイをしたりしていたこともあって、その時の出来事なんかを面白おかしく日記に書いてくれていたのです。

香港ホームステイ中の日記で、頻繁に言及されていたのが、「龜苓膏」でした。

今日は疲れたから、とか、買い物の帰りに今日も、とか、特に理由はないけど食べたいから寄った、とか、日記の端々に出てくるこの「亀ゼリー」というものに私の食いしん坊の触手はどうしても反応せざるを得ません。
しかも、本来冷たいものを食さない中国人の文化圏にあって、彼女の日記によると、亀ゼリーには、「」というホットのゼリーもあって、食べなれてきた彼女にとっては「熱」の方が好きだ、なんてコメントが。


ホットのゼリー???


この時点で、いつか香港にいくことがあったら、絶対に「」の「龜苓膏」を食べよう!と私が心に誓ったことは言うまでもありません。

私の世代(どの世代かは秘密…)のOLは猫も杓子も海外旅行をするのが当たり前で、さらに短いお休みでも手軽にいけるグアムや香港は人気の旅行先といえました。
(現在のように韓流ブームが爆発的でなかった当時、それほど英語も通じない韓国ってまだ人気の旅行先ではなかったと記憶しています)

でもなかなか香港旅行のチャンスは巡ってこず(とにかく自分から旅行の計画を立てることのない私です)、ホットの亀ゼリーも心の中の憧れに終わるかと思いかけていた頃。

入社以来5年間、国際営業部というところで共に激務に従事していた先輩が結婚を機に奥さんを伴って香港営業所に転勤することになったのです。

その頃、既に私も社内で異動になり、その頃は別の部署で技術資料なんかの翻訳の仕事をするようになっていたのですが、先輩は、

「みさん(←この先輩だけがなぜか私をこう呼んでいました)、香港に遊びにくることがあったら連絡してよ」

という言葉を(確か)メールで残していってくれました。


その話を私が社外の友達にしたのがきっかけだったのか、友達の旅行の計画が先だったのか、もはや記憶がはっきりしませんが、私と高校時代からの友達、彼女の同僚の女の子とその同僚の友達、という、まさに「友達の友達は皆友達」みたいなメンバー4人での香港旅行が決まりました。

航空チケットとホテル代を個別で手配するよりも、スケジュールは少し制限されるけれどもパック旅行にした方が断然安い、と友達とそのまた友達が素早く調査してくれて、パック旅行で香港に出発した私達。

当時できたてほやほやの香港営業所は、所長と先輩の二人しかいない、という実質まだ営業所として機能しているのかどうか、というくらいだったこともあって、所長の計らいで、私たちが香港に滞在中のツアーの自由時間はほぼ全て先輩がついて案内してくれることになりました。

案内するとはいえ、実質のん気な一男性に過ぎない先輩を、下調べ万全の私たちは逆に引きずるようにしてあちこち遊びに行きましたが、もちろん、これだけは私の先導で亀ゼリーも食べに行きました。

尖沙咀の「海天堂」だったと思うのですが、総勢5人、当時日本のOLの間で亀ゼリーはそれほど認知度が高くなくて、皆が妙に警戒するのと、一人前のゼリー(陶器の大ぶりの器に口切一杯入ってます)の量がかなり多いので、「熱」と「冷」を一つずつ頼みました。

テーブルの上には、お砂糖のパックとシロップが置いてあって、お好みで甘みを加えて食べるのです。

一見コーヒーゼリーのような真っ黒のゼリー。

「亀」とはいえ、匂いも味も薬草茶そのものです。ちょっとほろ苦いのですが、シロップをかけると食べやすくて、私は言いだしっぺの責任者ということもあって、たっぷり食べましたが、私の友達は一口味見しただけで、「私はもう駄目!」と降参していました。
どうしても「亀」という感覚が、頭から拭い去れなかったみたいです。

私の記憶の中の印象では、ホットのゼリーの方が、柔らかくてふるふるしていた、と思います。

日本でもどこかでホットの亀ゼリーが食べられるものなら、ぜひまた食べてみたいです。(滋養強壮にも良さそうだし…)


海外旅行の思い出というとほぼ食べ物のことしか記憶にないという食いしん坊人間の私です。

食の宝庫である香港では、まさに食いだおれ、というほど食べました。
(自由時間を増やすため、メンバーの一人がお腹をこわしたことにして、心配だから皆で付き添っています。と、半日観光をキャンセルするという反則技まで使って!)

3日目くらいに行った、足ツボエステで、

「あなたは異常に腸が弱ってる!ここまで腸のツボがしこっている人を見たことない。日本に帰ったら精密検査を受けるように」

と仰天された私です。
(現在の病気は腸とは特別関係ないとはいえ、あの時のエステのお姉さんの忠告に従って、ちゃんと精密検査を受けておけばよかったのかも…)


今回は、あくまで亀ゼリーのことを書きたかっただけなので、「香港」食いしん坊(喰いだおれ)レポートは、またいつか機会があれば日記にしてみたいと思います。
(ロシアの日記も途中だった…)



***



ということで、今日も Slash…ではなく、さすがに今日は Slashはお休みして。


ちょっと変り種で 「Jensen 122のトリビア」 というものを。


このトリビアのページを見つけて読んだのは、随分以前のことで、詳細は忘れてしまったところも多いのですが(紹介するというのに読み直していない私…)。

おそらくは Jensenが業界入りしたばかりの頃に、うっかり、インタビューなどで答えてしまったことなどまでを逐一集めてリストアップしてあります。

(豚のぬいぐるみが宝物だとか、寝る前にお祈りしている、なんていうことは、今 Jensen に確認しても否定しそうです)

どうでもいいような、Jensen 豆知識ばかりで、しかも Jensenが語っているとはいえ、今となっては全てが真実といえるのかどうかも分かりませんが、一応 fan girls のお楽しみに、ということでご紹介します。


次回こそ、ファーストシーズンの妄想日記…。駄目かも。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉様。

こんばんは。私も香港好きでした。藤葉様の日記読んでたら、何だか、あの熱気と独特な匂いがよみがえってきました。

一週間くらいかかって、やっと、念願のブログ立ち上げました。でも、理想には程遠く、建築現場状態。だらだら長いだけで、なんだかなぁ、という状態ですが、SN1、パイロットのメインとなっていた音楽のことだけは、きっちり入れました。良かったら、見てやってください。藤葉様の真似して、googleにしたし。

実は、そんなことしてたら、大事なGay雑誌インタビューが行方不明になっちゃいました!でも、必ず探し出すので、待っててください。なんか、妖しいノリで面白かったし、J2ったら、結構強気で、gayインタビュアーに突っ込んでた感じなので、私自身ももう一度確認したいのです。

時間あったら、「ズーランダー」も観たい!

藤よう さんのコメント...

maxyさん
ついにブログ開設ですね!
早速遊びに行ってきてしまいました。
(ついでに一番乗りで書き込みもしてしまった…)

音楽関係についてはとにかく何の知識もない私なので、これからmaxyさんのブログを追いかけていくのがちょっと楽しみです。

なるべく息を殺してこっそりと遊びに行かせていただこうと思ってます(笑)
お忙しい中大変でしょうけど、更新頑張ってくださいね。