2010年9月25日土曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい⑤

長~~~い、Hiatusに入ったのを機に、鬱陶しくもややこしい天使の内輪もめ騒動の流れについて、ささっと簡単に記憶の整理しておこうと、ほそぼそと始めたシーズン5のおさらいでしたが、

やっぱり、そう簡単には進まず、シーズン6に追いつかれちゃいました!

(一応、以下ネタバレになりかねないのでちょっと文字を伏せます)二人のサミュエルにどきどきさせられっぱなしのシーズン6第1話についても、さっそく新鮮な感想を残しておきたいところなのですが、

その前にシーズン5!なんとか、8話だけでもキリをつけておきたい…。


なのですが、


「Leverage」&「Psych」はどうやら長~い秋休みに入った様子だけれども、(ひょっとして「Leverage」今シーズン終わったの?まだ後、1話か2話残ってるよね?)

「Merlin」シーズン3は継続放送中だし(マーリンが時々人魚姫とカブって見えるのは私だけ?)

「Sons of Anarchy」シーズン3もまったく息もつかせない緊張感を維持したまま進んでいるし、

「Glee」シーズン2はいきなり不穏含みの波乱の幕開けという感じで、

「How I met your mother」シーズン6では、ついにマーシャル&リリーが子作り宣言?!


といった具合に、

ここしばらく追いかけてる海外ドラマの数は、増えこそすれ減ることがなく、ますます私の自由な時間は圧迫されていきます。

そんな状況で、大筋のプロットががらっと大幅に変わっていくらしい「Supernatural」シーズン6もフルでスタートしてしまうとなると、

シーズン5のおさらいなんか今後継続できるのか…非常に不安になるところですが、

なんとか簡単に、おおまかな感じで、さらーっとおさらいをしてしまいたい…。






***








シーズン5のおさらいについては、「ネタバレの可能性が…」という「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のための用心として、少しスペースだけは確保しておきます。






















と、いうことで。

(サムには辛かった)CM 明け、再び SitCom の世界に戻った兄弟。

ディーンのビキニ姿のリサーチ仲間(…)を実に紳士的にサムが部屋の外へとエスコートし、

ディーン:「俺たちいつまでこんなこと続けなきゃならないの?」

サム:「わかんない。永遠にかな?俺、もう死にそう…」


なんて、兄弟そろって不安げな笑みを浮かべているところへ登場したのは、なんだか傷だらけのCastiel。

どこだか押し込められていた場所からやっと逃げ出してきたという Cas がいうには、

兄弟が対峙している存在は、いたずら好きな単なる 「Trickster」 だというには、あまりにも「強力」すぎるというのです。

そんなCasを見えない力で壁に叩きつけておいて、 SitCom の雰囲気になによりもぴったりなハジけた陽気さで軽やかに登場し、またもや Cas をどこかに消してしまった Trickster は、

このテレビの世界で、各番組から要求される「役割を演じる」のと同じように、外の世界でも兄弟それぞれに要求される「役割を演じて」さっさと「世界の終わり」なんていうごたごたにカタをつけろ

なんてことを言い、

その言葉を聞いて、なにかピンと来たらしいディーンが、訳知り顔に、あんたは「天国と地獄」どっちの手下なんだ?と煽ってみせると、

「俺の正体について、わかったような口をきくな」

と、らしくない真顔で、妙に神経に障った様子を見せたTrickster。そして、

腹をくくって、運命がお前たちに用意した役割を演じるか、それがイヤだって言うなら、このTVの世界で永遠に生きていくんだな

と言って、またもやパチッと指を鳴らしちゃうわけで…、

もちろん兄弟はまた別のテレビの世界に送り込まれてしまうことになります。



***



シーズン5のSpoilerが出回り始めた時、Supernaturalの真裏で放送されてる番組に兄弟が放り込まれてしまうエピソードがあるという情報を聞いて、

「ええ~??!!そんなのってありなの???」

と驚きの声を上げたことを覚えています。

木曜9時から放送されていたSPNの真裏番組となる強敵といえば、

(このエピソードのオープニングから「Dr. Sexy M.D.」として登場した)「グレイズアナトミー」に加え、

強敵どころか、TVドラマ界のモンスターだとも言われていた「CSI:」(それもグリッソムさんのいる本家ラスベガス)が有名で、

(Supernatural、今回の第6シーズンからは、1シーズン先に引越ししていた「Smallville」を追いかける形で放送日が金曜日に移ったので、上記のライバル関係も過去の話になりましたが、…新たなライバル番組ってなにがありましたっけ?)

兄弟が、「グレイズ…」や「CSI:」の世界に?!ってこと?どうなっちゃうの…。

と、驚きと共に、ワクワク感も抱えて待っていたわけです。

しかしそんな衝撃 Spoiler 情報もすっかり記憶の中で薄らいだ頃、実際に第8話が放送になってみると…、

「グレイズ」はまさにそのまんま!という感じで「グレイズ」だったけれども

一方の「CSI」は同じ「CSI」でも、なんと マイアミ??

兄弟が、ダブル・ホレイショになってる!!(笑)

私はなんの疑いもなく、SPNの真裏の「CSI」、つまりラスベガスだと完全に思い込んでいたので、兄弟がおそろいのダークスーツと目の覚めるようなブルーのシャツに身を包んだ上、夜なのにサングラスをかけて(←これはディーンも指摘してましたよね)いるのを目にした瞬間、真剣に度肝を抜かれると共に、盛大に噴出してしまいました。

とはいえ、確かに、どう考えても一番モノマネしやすいのは、マイアミのホレイショですよねー。

テレビ大好きっ子のディーンがおそらく唯一 「大っ嫌い!」 だと明言する 「Procedural Cop Show」 ということで、今回はサムのリードで、

「話を聞いてもらえなければ、殺す」 という当初の計画に則り、

捜査中にもロリポップキャンディを手放さない甘党捜査員に目をつけ、さりげなく「犠牲者の血に浸した」木の杭で刺し殺してみたりして、おびき出したTricksterを見事刺し殺し、

兄弟がそもそも Trickster を捕まえるため足を踏み入れたはずだった、古い工場の中に戻れたように思えたのですが…。


***


翌朝、Tricksterがいったい Cassに何したのか心配…、彼、どこへ行っちゃったのかしら、なんて言いつつ歯磨きを終えたディーンでしたが、サムからの返事はなく、

(私が個人的に…)可愛い愛妻が間男の心配なんかするのに返事できるか!とヘソでも曲げているのかと思いきや、サムの姿はどこにもなく、携帯にかけても留守電につながってしまうしで、心配したディーンが Impala に乗り込んで探しに行こうとすると、車内のどこからかサムの声が…、

Trickster を殺して TVの世界から脱出できたと思った兄弟は、実は今度は「ナイトライダー」の世界へと放り込まれており、なんとサムがImpalaちゃんになってしまっていたのでした。
(フロントバンパーの上?辺りに赤いライトを装着させられたImpalaちゃんの顔が妙に可愛い…)

シーズン2で初めてTricksterが登場した折、ディーン愛読の「Weekly World News」で特集されていた情報によれば、

「無から色々なものを作り出して人間を混乱させ、ついには死に至らしめるという、Immortal(不死)の Demigod(半神半人)であるTrickstar。犠牲者の血に浸した木の杭を胸に打ち込むことで退治できる」

はずなのですが、その杭が効かない、っていうのは…、

サム:「あいつがトリックスターじゃないからじゃないか?Casも言ってたろ?あいつ、トリックスターにしては強力すぎるって」

ディーン:「そういや、あいつ、Casを見た時、こいつCasのこと知ってるんじゃねえか?っていうような顔してたもんな」

サム:「兄ちゃんがマイケルとルシファの名前出したら、完全キレてたし」

ここで完全にピンときたディーン。

(世界中の Bottom!Sam Fan が驚喜したであろう「例のシーン」を挟み)

天国の父上(神)の居場所を聞き出そうと、S5第3話で Archangel の Raphael を捕まえるために使った「Holy Oil」 で、ワナを仕掛けてみると、

これがまたあっさりと、ワナに引っかかる「Trickster」こと、こちらも Archangel である「Gabriel」


ここで、シーズン4からシーズン5にかけて、どんどんエスカレートしつつその規模を広げ続け、私個人的には「もう沢山!」とゲップがでる気分になっている「天使たちの内輪もめ」プロットに Trickster までもが取り込まれてしまったことが判明してしまいます。


ルシファさんの勘当および地獄への更迭事件をきっかけにエスカレートしていく家族内の喧嘩に耐えられず、天国(実家)を飛び出して、顔も変え、人間世界の片隅を居心地良くリフォームして、まあそこそこ楽しくやってたっていうのに、

Winchester兄弟が、ルシファを更迭されてた地獄から外に出しちゃったりなんかしてくれたおかげで、またぞろ大規模な兄弟喧嘩が勃発することになり、兄弟たちが(天国と地獄の中間の人間界で)殺しあうのを見せ付けられることになったわけで、大迷惑なんだ!

天国が勝とうが、地獄が勝とうが関係ない、(人間の)世界が終わろうが知ったことか!俺は早いとこ、この家庭内騒動を終わりにしたいだけだ!

というのが、Gabriel こと Trickster の大まかな言い分。

で、私がもう、ほとほとうんざりの

マイケルvs.ルシファの「愛し合ってるのに、裏切りあう兄弟」さらに「姿も見えない父親に忠誠を誓い続ける兄と、父親の立てた計画に反抗する弟」っていう関係性は、まさにWinchester兄弟そのもので、だからこそ二人がVesselに選ばれたのであって、お前たちはそういう運命に生まれついてるんだ!兄弟のどちらかがどちらかを殺すまで決着はつかない

という理屈。

毎度の不満ながら…、まあ、ここを否定したら根本的に話が続かないことになってしまうのだろうけれども、世界中を探せば上記のような関係性の兄弟は山ほど存在するだろうし(過去にも山ほど存在したはずだと思うんだけども…)

Winchester兄弟に課せられた「運命」だとされる理屈にはいつも(黄色い目のおじさんの計画なんかが出てきた頃から)「なんか無理があるよねー」という小さな声が頭の片隅で響いてしまう私なのです。


ともかく、どこかにしまい込まれた Castiel を解放させ、

(世界の終わりなんていう)今回のごたごたは、あんたら天使兄弟の権力闘争のもつれでもなきゃ、逃れることのできない運命なんかでもねえ、自分の家族に面と向かって立ち向かうこともできねえ、あんたの問題なんだかんなっ!

と、まだHoly Oilの炎の輪っかの中にいて、手も足も出ない Gabriel さんに思いっきり毒づいた後、ディーンは、

その Holy Oil の炎の輪っかの中から解放するのと引き換えに、火災報知機を鳴らしてスプリンクラーを起動させて炎の輪っかを消火しつつ、「あんたのために俺が何もしてない、なんて言わせねえからな!」と、後々のために、一つ恩を売り、

兄弟+Castielはその場を後にします。


最後に、


Dean: I'll tell you one thing. Right about now, I wish I was back on a TV show.

Sam:
[ chuckles softly ] Yeah, me too.


なんていう会話を交わして、Impalaに乗り込む兄弟なのでした。
(あんなに何度も半べそ状態で、「いつまでここにいるの?」なんて言ってたくせに!)


***


SPNファンの間では大変な人気者である Trickster を、年に一度兄弟の前に現れる、タチの悪いいたずらが大好きなおじさんという存在だけに留まらず、さらに大きな役どころを与えてドラマの中枢に引き入れようという、制作側の意図は理解できるのですが、

油断すると兄弟すら押しのけて強烈な存在感を主張し始めようとする「天使」一族については、どうしても根本的に納得しきれないまま、シーズン5のエンディングを迎えてしまったという私なので…
(そもそもこのおさらいを始めたのも、「天使」の存在を納得して受け入れるためのキーポイントを、(私だけが)どこかで見逃してしまったのかを確認するためともいえます)

Trickster すらも「天使」一味に…、というこの展開には、一抹の苦々しさのような感情さえ覚えてしまう、というのが正直なところです。

ま、でもこの設定は、シーズン5の後半戦、大きな意味を持ってくるのですよね。


ということで、今回も…、振り返って読み直すのもためらわれるほど、支離滅裂なおさらいになっているような気もするのですが、これで、第8話のおさらいはおしまいということにします。

次回は、「Winchester兄弟Conventionに参加」の巻き。

ちょっとだけ、この前のVan Conについても触れつつ、なんとか簡単におさらいしてしまいたい!と思っています。


***


寝る前にもう一度(本日3回目…)、シーズン6第1話を鑑賞してしまおう。

2010年9月20日月曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい④

シーズン6への秒読みは刻々と進んでいるというのに、私のシーズン5のおさらいは、ちぃーーーっともすすみません。

それにしても、シーズン6の Spoiler Warningの Trailer というか Teaser 映像が公開になってから、サムさんの 『あのシーン』 を切り取ったGIFがネット中を駆け巡っており、世界中の女子から、「永遠に見続けちゃうんだけど!」という嬉しい悲鳴があがっておりますけれども…、





私が数年間追いかけていたSF三部作「ホミニッド」「ヒューマン」「ハイブリッド」の原作者でもある、ロバート・J・ソウヤーの原作で、

私がここしばらくケーブルのAXNでのろのろと追いかけている「Flashforward」では、2代目小悪魔ルビーであり、Sam Winchester こと Jared Padalecki さんの新妻でもある、Genevieve Cortese がやっと本格的にドラマに登場したと思ったのに、ややこしすぎるプロットが災いしてか、視聴率が低迷して、日本で放送が開始される前に、本国アメリカではシーズン1での打ち切りが決定してしまっていたとのことで、

「ヴェロニカマーズ」も終わってしまったし、

John パパこと JDM が幽霊として今後も継続出演予定らしい「グレイズアナトミー」シーズン3も、主人公インターンたちの動向がウザすぎて!

私のスキナーさんこと、そして Winchester 兄弟のおじいちゃんこと、Mitch Pillegi がシアトルグレース病院の理事長さんの役でゲスト出演して、X-Files 時代、カーシュ長官代理として散々上司風を吹かされて嫌味を言われた、リチャード・ウェバー外科部長に対して頭ごなしに命令したりしたエピソードには、さすがにちょっと胸がときめいたけれども、

結局レギュラー出演者の根強い人気と威力には及ばずということなのか、ラストは寂しい感じになってしまったし…。

そんなこんなで、たとえJDM目当てであっても、もうこれ以上「グレイズ」は追いかけなくていいかも…という心境になりつつあり、むしろスピンオフの「プライベートプラクティス」の方がよっぽど面白そう…

(ん?!私自身は、グレイズのシーズン3の今後の展開についてなんかなんにも知らないのだけど、ひょっとして、そういう感じになったから、JDMをSPNから誘拐して監禁した上、ストーリーに無理やり導入して視聴率稼ぎに入ったってこと?
この後もグレイズのシーズンは延々と続いているわけだし…この現在ダッレダレの感じのシーズン3もJDMの本格投入で今後ストーリーの面白さがかなり盛り返すってことなんでしょうか?)

我が家のケーブルの契約も改変時に来ているのかも、なんて考え始めた今日この頃です。






***








すでにシーズン5のレンタルも開始されたということで「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のため、ネタバレ防止の用心として、少しスペースだけは確保しておきます。





















テレビを見ていてつきものなのは、「コマーシャル」。

テレビの世界に投げ込まれてしまった兄弟もそこは避けては通れないところ、

ディーンの記憶の片隅にかろうじてこびりついていた「日本語フレーズ」のおかげで、奇妙な罰ゲームつきの日本のバラエティクイズ番組からなんとか抜け出すことができた兄弟ではありましたが、今度入り込んだのは、

なんと性器ヘルペスの治療薬 『Herpexia』 のCMでした。

それにしても…、

患者の一人としてCMに登場させられることになったSam曰く: I am doing all I can to slightly lessen the spread of -- Of...genital herpes.

程度の効果のために、

Deanのナレーション曰く:Headache, diarrhea, permanent erectile dysfunction, thoughts of suicide, and nausea.

なんていうとんでもない副作用のある薬、飲む??と思うけど、これもまたTricksterの支配するテレビの世界だからしかたありません。


~~~


と、ここで、(私個人的なものかもしれないのだけれども)さすがに一考せざるを得ない事柄にぶち当たってしまったように思えるので少しだけ回り道を。

シーズン5に入ってのサムは、小悪魔ルビーとの浮気に走った罪を償いつつ、愛妻ディーンとの関係修復を図る夫という立場であるにしても、

前回の第7話では、9百歳の強力なHe-witchから「the Clap(淋病)」をもらい、

このすぐ前のシーンでは、「くるみわり」という罰ゲームで股間を強打され、

上のシーンでは、「性器ヘルペス」の患者として登場させられ、

このエピソード終わり辺りでは、ディーンにお尻の辺りをまさぐられて「Feels really uncomfortable」になってしまうという…、


サムに対して、あまりに「シモ」の面での罰が多すぎるように思えます。

この Supernatural というドラマの基本コンセプトとして、機会があるかぎり、相手かまわず手当たりしだいに女の子と寝てるのはディーンであって、

そういう意味では、性病を患うような危機に曝される可能性もディーンの方が高いはずだと思うのに、

ここまで一方的にサムにだけ「シモ」の罰を与えるというは…。

やっぱり、

「長年連れ添った可愛い愛妻ディーンがいるっていうのに、妻がちょっと留守にした隙に、しかも自分で望んで留守にしたわけでもなくよ? 無理やり地獄に連れ去られて酷い目に遭わされてた間に、いくら寂しいからって、小悪魔ルビーなんかと浮気してたなんて!」

さらに

「Jaredが愛する相手を見つけて結婚したことについては、何も反対するつもりはないし、末永く幸せになって欲しいと心から願うけれども…、Fangirlsの間でも人気の高かった可愛いサンディと破局して、傍目にも傷口がやっとふさがるかどうかっていうくらいに、熱愛発覚?で、あれよあれよという間に結婚?私、正直言って、Genevieveっていう存在について、どうしてもまだ納得のいかないところがあるみたい…」

という、Sam および Jared に対し、世界中の多くの Fangirls の女心の奥底に、共通して燻っているように思える、微妙で小さな火種のような感情を少しでも、そしてなんらかの形で消火&昇華しておきたい…

そんな水面下での意思が(今後も末永くシリーズを続けたいと願う)制作サイドで働いたのでは…なんていう疑念がわいてきます。

ひょっとしたら、シーズン6では、最前線から一歩退くことになったクリプキ先生に代わり SPN制作のトップに立つことになったSera Gamble 姐さんの意思が、既にこの辺りからかなり強く働いていたということなのかも。



~~~



Samさんが屈辱を堪えて、見事CMを乗り切ったおかげで、兄弟は無事次のチャンネル、オープニングで登場したあの妙に軽いSitcomコメディーの世界へと再び移ります。

案の定、またもや全くおさらいは進みませんでしたが、

この先、事態はまたとってもややこしいことになっていってしまうので、それはまた次回ということに…、

というか、次回こそあっさりとエピソードのラストまでおさらいができるよう頑張りたいと思います。

2010年9月18日土曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい③

簡単にあっさりとおさらいを進めたいのに…、Winchester兄弟があまりに、いや、あまりになんて言葉じゃおさまらないくらい、とんでもなく「Old Married Couple」なので、なかなか進みません。

でも今回こそあっさりと!




***








すでにシーズン5のレンタルも開始されたということで「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のため、ネタバレ防止の用心として、少しスペースだけは確保しておきます。


















24時間、Tricksterの仕掛けるゲームの中で生き延びられたら、兄弟が引き起こした「世界の終わり」っていう騒動の後始末のお手伝いをするかどうかについて、話を聞いてやってもいいと言いつつ、

肝心のゲームのルールすらも説明せずに姿を消してしまったTrickster。

モンスターと話し合おうなんて、考えるだけ無駄だったんだ、(大好きなドクターセクシーはニセモノだったしさ!)さっさとこんなとこからおさらばするぞ、

という、ディーンの言葉も終わらぬうち、兄弟は、ドラマ 「Dr. Sexy M.D.」 の世界にどんどん巻き込まれていってしまいます。

サムは、当代随一の腕を持つ脳神経外科医らしいのだけれども、手術中に患者の女の子を死なせてしまって以来、外科医としての自信をなくして、無為に日々を送っているという設定のよう。
(あー、脳神経外科医=デレク?)

ディーンは、なんらかの理由で、とある中年夫人の顔面移植手術を拒否している最中。
(Face liftどころか、顔面を丸ごと移植するっていうのもまったくもって極端だと思うけど。整形外科ってことなら、マークってこと?)

上記のような事情を(勝手に)抱えさせられているらしい兄弟は、顔面移植を切望する婦人の夫により、ディーンが銃で 『本当に』 撃たれてしまうと、

外科医でもなんでもないサムは、(このドラマでの設定上)外科医としての自信を取り戻すため、親友(なのか、一緒に備品倉庫から出てきたのだし…恋人なのか…)のディーンの背中の弾丸摘出手術を、

小さい頃から父ちゃん直伝で習い覚えた方法で(ペンナイフ、デンタルフロス、縫い針、壜に5分の1残ったウィスキーなどを使います)、行うはめに。

見事手術が成功すると、ディーンがうつ伏せに寝た手術台の丸い穴から見つめていた青い床が、両開きのドアとなって…、

なんだか賑やかな「日本語」の歓声とともに開き、

銀色のスーツに身を包んだ怪しい日本語を話すおじさんが飛び出してきます。

(このおじさん、確かX-Filesでも見たことあったはず。カナダ在住の日本語が話せる東洋人俳優ってかなり限られた存在ってことなんでしょうね。)

そして画面にはでかでかと 「くるみわり」 の文字が。


***



何百チャンネルもあると聞く、アメリカのケーブルテレビでは、思わぬ日本のバラエティ番組なんかも輸出されて放送されていたりするのだとは思いますが…、

アメリカ人からみる日本の(バラエティ系の)クイズ番組って、その特異な罰ゲームがとにかく強烈なイメージを残しているようで、

この日記で以前にちょっとだけ触れたゲイの兄弟(←しかも恋人関係)が出るってことで少しだけみた「アメージング・レース15」は、競技者たちの第一番の目的地が「東京」で、そこでのノルマは、

「大量のわさびが乗ったスシを完食すること」

でした。

この時も、実際日本のスタジオで撮影してるっていうのに、明らかに日本語が不自由な怪しい東洋人男性を司会として使っていましたっけ…、

もちろん、日本語で流暢に司会が出来るってことより、番組本編の撮影スタッフの英語の指示を問題なく聞き取って従うことができるっていうことが最重要なんでしょうけれども。

「アメージング・レース15」…日本で放送できるのかな…あれ…。


さて、一方の、どうやらそういった奇妙な日本のバラエティクイズ番組に投入されてしまったらしいWinchester兄弟はといえば、

「レッツ プレイ ナッツ クラッカー!!」

と絶叫するおじさんの両脇で、奇妙な装置の上に立たされ、両足は装置に取り付けられたスキー靴のようなもので定位置に固定されてしまっている模様。

とまどう兄弟をよそに、もちろん番組はどんどん進行して、サム・ウィンチェスターさんに出された問題はというと、

「あなたは自分の兄弟より悪魔を選んだ、その悪魔の名前はなにか?」

多少言い回しはおかしいとはいえ、一応はっきりと聞き取れる日本語なので、画面の前で「私」は、

「ルビー!ルビーだって!」 と声を上げてみますが、残念ながらサムさんには届かず…、

時間切れで「アウト」になってしまったサムさんは、強烈な「ナッツ クラッカー(くるみわり)」の罰ゲームをくらうことになってしまいます。

そこにCasが、何日も行方不明になっていたらしい兄弟をやっと探し出して登場し、あー助かるの?と思うまもなく、Casは消えてしまい。

司会のおじさんは、

「ノー、ノー、ノー、ミスター・トリックスター ダズ ノット ライク プリティ ボーイ エンジェルズ、わかったか?ん?」

と叱責して、続いてディーン・ウィンチェスターさんへの問題が出されてしまいます。

「弟がもし生まれていなければ、あなたの両親はまだ生きていたでしょうか?」

この質問に、

「答えは…、そうどす」(となぜか京都弁で答えるディーン)

日本語なんか知らねえよ!と言いつつ、(答えそのものはあてずっぽうとはいえ)「YES」の訳として一般的な「はい」ではなく、「そうです(どす)なんてちょっと上級な答えを口にすることができたディーン。

これはどうしてなのか…、と考えてみると、私の考察ではやはり 「ボビーおじさん」 がカギを握っているというのが結論です。

シーズン4の「Yellow Fever」のエピソードで、ディーンにとり憑いた(というか感染した)「恐がらせオバケ」の正体が「ぶるぶる」という日本のモンスターだと見抜いたボビーおじさん。

おじさんが持参した江戸時代のものだという日本語の妖怪辞典を見て、

「おじさん、日本語読めるの?」

とびっくりしたサム君に、

「君なんか生まれる前からずっとだよ!」

と流暢な日本語を披露したボビーおじさん。

(先日届いた「シーズン4オフィシャルコンパニオン」の47ページにも、台本上、もっとずっと硬い言い回しだったらしいこの部分の台詞を、少々日本語に覚えのあるボビーことジムが、エリックに断って、かなり砕けた言い回しに変えさせてもらった、なんていう裏話が乗っていますよね。)

私の中の定説としては、父ちゃんが留守にする間兄弟を預けていたおじさんたちの中で、ディーンの一番のお気に入りはボビーだった、ということになっていて、

シーズン2で、大破したインパラを修理していた時の様子なんかを思い起こしてみても、成長過程でディーンがボビーと接していた時間は、サムがボビーと接するよりもずっと長かったはずだというのは容易に想像できるところ。

ということで、ディーンは、ちょっとした日本語のフレーズなんかも自然に頭に入っていて、なんとなくそれらしい受け答えをすることができたため、今回、恐怖の「くるみわり」を受けずに済んだということなのではないかと思うのです。

もう一つの仮説としては、ディーンが、ウェブでも雑誌でもかなり熱心にチェックしているらしい

「Busty Asian Beauties」

の存在があるのですけど…。

このウェブサイト上もしくは雑誌上の企画とかで、「日本人特集」なんていう回があったりもするのだとすると…、そっちから何かしら覚えた可能性も否定はできないところ…。

「そうどす」だし…、「舞妓はん」特集とか?

外国語の教材として一番効果的なのは、「Porn」だっていう説もありますから…。


ま、それはともかく、見事正解を勝ち取ったディーン。

この時点で、ドラマでもクイズでもその番組から要求された役割を全うすれば、生き延びられる、という事実を理解した兄弟。

でもいつまで役を演じ続けたらいいの?

そんな疑問を口にしつつ、「くるみわり」の恐怖から解放され、安堵のあまり泣きそうな顔でため息をついたディーン。


兄弟はまだまだテレビの世界から解放してはもらえないようです。



***



あっさり飛ばしていくと宣言したはずの第8話のおさらいなのですが、ちーっとも進みません!

でも、なんとかくじけずに…、じりじりとラストをめざしたいと思います。

2010年9月14日火曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい②

シーズン6が始まる前に、とにかく少しでも、おさらいの続きを!

でも…、

先日配達された瞬間ざーっと斜め読みに目を通したきり、ゆっくり読み直す暇もない

「The Official Companion Season 4」

についても、読んだ内容を忘れ去ってしまう前にちょっとくらい触れておきたい…、けれども時間がないので、

私がもっともニマニマさせられたJensenさんのコメントを1つだけ!書き出しておこうと思います。
(シーズン4で兄弟のおじいちゃんとして登場した(私のスキナーさんこと)Mitch Pileggi についても触れたいけど、とても一言じゃすまなくなっちゃうので…)

画面の中でも外でも兄弟同然に仲良しのJared & Jensen(これについては「ブランチ」でもちらっと触れられていましたね)

でも画面の中とおんなじなのは、「仲良し」だけで、画面の中の喧嘩(特に殴り合い)は、あくまで画面の中にとどまっているということなのですが、

もし、万一、画面の中ではない現実で Jared vs. Jensen で喧嘩をすることになったらどうなると思う?と問いかけられた Jensen,

“I don’t compete with him in the gym.” he point out. “He’s a little bigger than me, and he’s a little bit more devoted to his weight gain than I am, so I let him have that a long time ago. He’s got me by about four inches and probably about thirty pounds, so that’s like a receiver saying, ‘Yeah, I can take on the lineman here.’ I’m not competing against him. If there was a real fight and Jared got a hold of me, it wouldn’t be good. But I’m fast, so if I could stick and move, I might have a chance.”

「僕は、トレーニングジムではとても彼に敵わないんだ」 と彼は指摘する。「Jaredの方がちょこっとだけ大きいし、(筋肉をつけて)身体を重くすることなんかにもJaredの方がちょこっとだけ熱心だし、だからその辺(体力的な面?)はとっくの昔にJaredに譲っちゃってるんだ。彼って、身長は僕より約4インチ大きくて、たぶん30ポンドは重いのかな。だから(僕がJaredに喧嘩に勝てるなんていうのは、アメフトに例えたら、身体の小さい)レシーバーが、「ああ、俺はここにいるラインマン(←巨大)と喧嘩できるぜ」っていうのと同じようなものだよね。僕はとても彼(Jared)には敵わない。もし本当の喧嘩になって、僕がJaredに捕まえられちゃったら、それはもうまずい状態ってことになる。でも僕の方がすばしっこいから、もしくっついては逃げるみたいにできれば、チャンスはあるかも。」


ブランチのインタビューでも 「相手にこれだけは直して欲しいところは?」 と聞かれて 「Jaredは背が高すぎる」 って、ぽつっと言ってたJensen。

Con などで実物の Jared を身近で初めて目にした Fangirls も「本当に大きい!」って大抵息を呑んだりしてますけども、

Jared の大きさを一番ひしひしと感じてるのは、毎日毎日一番身近でその巨大な存在感を嫌というほど味わっているJensenなのかもしれませんよね。



***








すでにシーズン5のレンタルも開始されたということで「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のため、ネタバレ防止のため、少しスペースだけは確保しておきます。
















大好きなドラマ 「ドクター・セクシー」 の鑑賞を途中で中断し、「準備できたの?行くわよ!」なんて、ぷいっと立ち上がってテレビを消した妻ディーンは、夫のサムから、


“Are you?” (お前こそ、大好きなドラマ途中でいいのか?)


なんて皮肉られつつも、愛しげな笑顔で見下ろされたりしつつ、

でも二人揃って仲良く調査に出かけた『狩り』の対象になりそうな事件は

『超人ハルクみたいな癇癪もちの男性が、妻の目の前で、TVから飛び出してきたままの超人ハルクに殺された』

という、またまた実に奇妙なものだったのです。

壁に8フィートの「ハルク」型の穴が開いているという事件現場を調べに行ったサムは、「こんなの落ちてた」と大量のキャンディの包み紙をパラパラとテーブルに落とします。

超甘党で、犠牲者を殺す前に弄ぶ…。それって「Trickster」だよな?

あいつ! 「Mystery Spot」以来、ずーっと殺してやりたかったんだ!といきり立つディーン。

ところがまさにその「Mystery Spot」で、あれほど辛い目に遭わされたサムは、本当にあいつを殺しちゃっていいのか?なんて言い出します。

シーズン3の「Mystery Spot」の当時、サムは、(今回のエピソードの「これまでのSupernatural」にもちらっと出てきてたけど…)トリックスターのおじさんから、以下のような『教え』を受けたのでしたが、

(以下は、シーズン3の妄想日記からの抜粋です)

Trickster: Sam, there's a lesson here that I've been trying to drill into that freakish, cro-magnon skull of yours.
  サム、俺はずっとお前のクロマニヨン人(原始人並に分厚くてニブいってこと?)みたいな頭になんとか、教えを一つねじ込もうとしてきたきたんだぞ。

Sam: Lesson? What lesson?
  教え?何、教えって?

Trickster: This obsession to save Dean. The way you two keep sacrificing yourselves for each other. Nothing good comes out of it. Just blood and pain. Dean's your weakness. The bad guys know it, too. He's gonna be the death of you, Sam. Sometimes you just got to let people go.
  このディーンを救いたいっていう執着だよ。お前ら二人、相手のために自分を犠牲にしようとし続ける。そんなことからなんにもいいことは生まれない。ただ血と痛みが出てくるだけだ。ディーンはお前の弱みで、悪い奴らもそれを知ってる。お前の兄ちゃんはお前の命取りになる、サム。時には、黙って自分の手から離してやらなきゃならないこともあるんだ。




当時のサムは、とにもかくにも『兄ちゃんを帰してよっっ!!!』の一点張りで、トリックスターのおじさんの話はちっとも耳に入っていない様子に見えましたよね。

でも、今回のエピソードのサムさんの言葉を聞くと、実は、トリックスターのおじさんの教えはちゃんとサムさんの脳裏に焼きついていたのであるらしいこと、

そして、当時の私たち Fangirls の脳裏に浮かんだ仮説と似たような考えがサムさんの頭にも浮かんでいたらしいことが分かります。

(兄弟の状況も事情も現在とは異なるので、厳密には同じとはいえませんが、ご参考に『 SPN S3 EP11 感想文』のリンクをつけてみます)

つまり、サムさんの仮説とは:

「地上で好き勝手に好きなことをしまくってるトリックスターは、その楽しいパーティーを終わりにしたくないかもしれない。俺たちと同じくらい、天使とか悪魔とかなんていうごたごたにうんざりしてるかもしれない。だったらあいつの強大な力を俺たち利用してやれないかな。とりあえず話をしてみて、駄目なら殺せばいいじゃないか」

ということ。

完全に納得したわけではないながらも、サムの作戦に乗ることにしたディーン。

一応、トリックスターを殺すための武器(犠牲者の血に浸した木の杭)を準備しつつ、待機していると、

絶対に、いたずらを一度でやめたりはしないトリックスターは、もちろん兄弟にちょっかいを出してきました。


警察無線を傍受していた兄弟のところに

「殺人事件らしい。言葉じゃ説明もできないような状況になってる。とにかく全員現場に集結させてくれ!」

とかなんとかなんていう怪しい無線が入り、

現場だという古い製紙工場に兄弟が駆けつけてみたものの、現場に人気は全くなし。

それぞれ血に浸した杭と懐中電灯を手に、さび付いた工場のドアを開け、中に飛び込んだ瞬間、

二人は、術着(Scrub)の上に白衣を羽織った医師の姿で、備品倉庫のドアから二人揃って出てきたことになっていました。
(二人で備品倉庫から出てきたってことは…、あのドラマのパロディである以上、中で Sex してたっていう設定になる、と理解する他ないと思うんですけども…)


The sexy-yet-earnest doctor だとか、

The sexy-but-arrogant heart surgeon (東洋人)だとか、

頭の中に Johnny Drake という、ひげ面のおじさん幽霊がとり憑いてるthe sexy-but-neurotic doctor だとかなんていう、セクシーなインターンたちが、

Seattle Mercy Hospital で、“Seriously”っていう台詞を多用しつつ、ベッタベタのロマンスを繰り広げるっていうこの設定は…、

あきらかにJohnny父ちゃん「セクシーなんだけどノイローゼぎみな美人ドクター」にとり憑いている幽霊Denny Duquette役として誘拐監禁したまま兄弟の元に返そうとしなかった、且つ、Supernaturalの真裏で放送されていることで有名だった)「グレイズアナトミー」としか思えない、そしてこのSPNの世界では目下ディーンが超ハマッている

「ドクターセクシー」そのもの!

俺たちテレビの世界に投げ込まれちゃったってこと?でも、だったら俳優が演技しててカメラとか照明とかがいるはずなのに、今、兄弟のいる病院は、そういう意味ではまるで本物。

それにしても、病院のロマンスドラマに幽霊を出す必要性については、(自称ファンじゃないもん!と力説する)このドラマの大ファンであるディーンにも理解できないところ。

とはいえ、強烈なセクシーオーラに首筋を撫でられたのか、ふと背後を振り返ってしまったディーンの瞳は、白衣のポケットに両手を突っ込んで歩いてくる一人の男性の姿に、完全にハート型に変わってしまいます。


Dean: Oh, boy.
  ああ、なんてこと。

Sam: What?
  なんだ?

Dean: It's him.
  彼だわ。

Sam: Who?
  誰だって?

Dean: It's him. It's Dr. Sexy.
  彼よ。ドクターセクシー。


超憧れの「カレ」に遭遇してしまったディーンはまともに目を合わせることもできません!(笑)

かつて某TSUTAYAに「ツインピークス」のDVDボックスを探しに行って、「韓流コーナーはこちらです!」 とはりきって案内されかけた経験のある私が、ディーンを笑うのはお門違いかもしれないけれども…、
(実際、現地アメリカを含む世界各地において、Supernatural のファン層のかなりのパーセンテージが私と同年代もしくはそれ以上のまさに「韓流にハマる」世代の女性軍によって占められているらしいのも事実…)

百歩譲って、ディーンが「セクシーな女性インターンが沢山出てくるドラマ」のファンだったとしても何も問題はないわけ、でも!

このディーンの反応は、明らかに 「ドクターセクシー」 のセクシーさ目当てでこのドラマを見てるってことで!

それはまさに(今回のエピソードの冒頭で奇しくも夫サムの口からもれた)「更年期」で現実の夫に嫌気が差して、ドラマの中のセクシーなドクターにどっぷりとはまり込んでしまう主婦の目線ってことなわけで…。

ホント、SPNの作家さんたち、どういうつもりで脚本書いてるんでしょうか。


ま、それはともかく、デレク・シェパードとマーク・スローンを足した(割ってない)ような強烈な 「ドクターセクシー」 の魅力に堪えきれず、再び思わず目を伏せてしまったディーンは、しかし、その瞬間、偽「ドクターセクシー」の正体を見抜いてしまいます。


Dean: You're not Dr. sexy.
    あんた、ドクターセクシーじゃないわね。

Dr. Sexy: You're crazy.
    君はどうかしてる。

Dean: Really? 'cause I swore part of what makes Dr. Sexy sexy is the fact that he wears cowboy boots... Not tennis shoes.
    そう?だって、これだけははっきり言えるわ。何がドクターセクシーをセクシーにしてるのかって言ったらそれは、彼がカウボーイブーツを履いてるからよ…、テニスシューズなんかじゃなくね!

Sam: Yeah, you're not a fan.
    ああ、お前はファンなんかじゃないよな。



夫サムの浮気に悩んだ挙句、ドクターセクシーの魅力に現実逃避して心の痛みを凌いでいたディーンのおかげで見事、Tricksterの正体を見抜くことが出来たわけではありますが、

5分でいいから話を聞いてくれというサムに、Tricksterは、

24時間、俺の仕掛けるゲームの中で生き延びられたら、話を聞いてやってもいい、と。


***


兄弟は、トリックスターの仕掛けるテレビの世界で、これから一体どんな経験をすることになるのでしょうか。

またもやほとんどおさらいは進みませんでしたが、今回はとりあえずここまで。

2010年9月12日日曜日

あれやこれや

昨日の土曜日は、午前中仕事で、午後はお昼過ぎすぐに出かける用事があったのですが、なんとなーく虫の知らせで一旦帰宅し、テレビを眺めていると、某「王様のブランチ」で

『この後すぐ!Supernaturalを特集します。現地に飛んで主演の二人にインタビューも!』

とかなんとかいうようなことを言ってて!

ええええ~~~???!!!

慌てて適当に予約録画をしました。

夜になって帰宅し、わくわくと再生してみると、たった3分間でシーズン1からシーズン5の見所までを全ておさらいしてくれちゃったり…
(私がこれだけ時間をかけてのS5のおさらいがまだやっと8話に入ったところだっていうのに…)

全世界80カ国で放送されている人気ドラマであるとか、

最新技術を多様したSF作品なのに(?SPNはホラーのジャンルに入るんだと思うけども…)とにかく女性に人気があって、その一番の理由は、主演の二人がイケメンだからだとか、

各地で行われるコンベンションのチケットもJ2に会えるとあって、すぐに売り切れる、だとか(SPNのファンは、たとえJ2が出席しないコンベンションのチケットでも大枚をはたいて購入しているようですけども…)

期待したJ2当人たちへのインタビューは、えっ?それだけ?というくらいの短いものでしたけど、

それにしても日本のテレビ番組で、改めてJared & Jensen を目にすると並外れたイケメン振りが際立ちますねー!

ほんと、あの二人の美系ぶり、セクシーぶりは、この世のものとも思えない、まさにSupernaturalっていう感じ。

二人のボディーガードのクリフがなぜかインタビューを受けてて、「俺なんか、一日16時間から18時間も働いてるから、女房は嬉しくないみたいだ」なんてコメントしたりしていましたが…、

クリフといえば、ツイッターばっかりやってて、ちゃんと仕事やってるの?なんていう噂もあったはずで、むむむ?と、ちょっとにやっとしてしまいました。

でもたまの休みにJ2のデートに付き添って、シアトルにフットボール観戦にいったりもしていたし、ボディーガードの仕事は、時間を拘束されるという意味では大変な仕事なのかもしれません。
ツイッターででも呟いていないと間が持たないというか。

ということで、シーズン6の放送ももう目前だし、なんとかちびちびとでもおさらいの続きを…と思いつつ、

ついに9月に入ってしまったこともあって、また秋の新シリーズの放送が次々と再開されることになってしまっていて…、困ります。



***



今週(というか先週というのかな?)から始まった

『Sons of Anarchy』 シーズン3

私の場合、日頃、比較的のんきな気持ちで鑑賞できるドラマばっかり観ているので、SOAは、いつも鑑賞するのにかなり覚悟がいります。

今回も2日間ほど躊躇して、やっと見る勇気を奮い起こして鑑賞してみると…、

やっぱり超重たいし、恐いんだけど!

面白かったー。

この作品のレベルの高さはすごいです。恐い恐いと思いつつ、ドラマの世界にどっぷりと引き込まれてしまいます。

まだ生後8ヶ月の息子 Abel を誘拐されて、絶望的としか思えない状況に抜け殻のようになってしまったJax。

SOAの仲間たちが訪れた時には、Abel のベビーベッドの脇に座り込んだまま、酔いつぶれて一人で歩くこともできない状態に。

そんなJaxを二人がかりで立ち上がらせたものの、全く身体に力の入らない Jax を幼馴染で兄弟同然の Opie が、ひょいとお姫様抱っこにして、「Hold on, sweetheart」 なんてつぶやきつつ浴室に連れて行ってシャワーを浴びさせるシーンが!

SOAのチームメンバー全体が、血よりも濃い絆で結ばれているという感じではありますが、それぞれの父親がSOAの初期メンバーであるということもあって、子供の時から本当の兄弟のようにして育ってきたらしい Jax と Opie の二人の絆は、他のおじさんたちとは一線を画す深さと強さがあって、シーズン1以来、見ていて時々胸が痛くなるほどです。

6フィート4インチ(Jaredと一緒…)の Opie は、猛者ぞろいのSOAメンバーの中にあっても飛びぬけて大柄で、金髪ロン毛で可愛いけれどもそこそこしっかりした体つきの Jax をあんな風に軽々と抱き上げられると、くらっとします。

SPNでもあんなシーンがあればなー、

Sam が、意識を失ったDeanを抱き上げて運ぶ…なんて、私が脚本を書いてたら、1シーズンに一度はなんとしてでも入れ込んじゃうんだけど…。





そして!

この週末ついに再開した、

『Merlin』シーズン3

色々あってすっかり大人になってしまったモーガーナに対して、まだまだ子供らしいアーサーとマーリンのやり取りがとっても可愛いですけど。

この二人もやっぱりそうそうのん気に楽しくふざけあってばかりもいられない様子。

こちらのドラマも第1話から、ドキドキはらはらさせてくれっぱなしですね。


***


そんなこんなで、何をした風もなく、あっという間に時間がなくなってしまうのですけれども…。

なんとか(以下、ネタバレになるかもしれないので字を伏せます)二人のサミーがディーンをサンドイッチしたり、おじいちゃんサミーとディーンのハグシーンなんかも見られるらしいシーズン6が始まってしまう前に、もう少しおさらいを進めたい…。

2010年9月9日木曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい①

J2が揃って参加したVancouver Conについても(いつものとおり)すっかり忘れ去ってしまう前に少しだけでも書き出しておきたい…と思いつつも、

でも、Conventionについて触れるなら、やっぱり次のエピソード9話と一緒だよねーとためらい、

さらに長編Slashを濫読したりしている間に、

(Leeさんご紹介ありがとうございました。「Off the script」最後は『ぜひともSequelを!!!』と叫びたくなるようなハッピーエンドでとてもすがすがしい読後感でした。続き書かれていないですよね?)

あっという間に9月も2週目に入ってしまいまして…。

ふと気づけば、その2週目ももう後半に差し掛かり…。

Supernatural シーズン5のレンタルも、開始されたのでしたっけ?
(TVのCMでアニメ化決定!なんて言ってるのを少し前に目撃しました)

っていうことは、この『シーズン5エピソードおさらい』も、いつもの「シーズン5のネタバレが…」というDisclaimer も、もういらないっていうことになるのかな?

なんて思っていたら、

本日 「The Official Companion Season 4」 が配達されてしまい、

~~シーズン4のオフィシャルコンパニオンブックの発売がここまで遅れたのは(もうじきにシーズン5のコンパニオンブックが発売になっちゃう!ですよね?)
シーズン4の終わりを待たずして亡くなってしまった、Supernatural の名Director (私のようなFangirlにとっては、X-Filesからの付き合いとなる)Kim Manners への追悼コメントを載せるためだったのでしょうか?~~

書きかけたおさらいの日記も放り出して、もちろん読みふけることになりました。


***


さらに今週は、まず「Sons of Anarchy」のシーズン3が始まり、

週末には、「Merlin」のシーズン3も始まり、

既に鑑賞中の「Psych」、「Leverage」はそろそろシーズンフィナーレが近いのかもしれないけれども、まだ継続放送中で、

「Supernatural」のシーズン6開始に向けて、本当に秒読み状態に入っちゃってるっていうのに、時間はなくなるばかりってことで、

Real Lifeもなんだか色々と立て込んでいて、で、で、でも、

とにかく、少しでも、おさらいを進めなければ…。


ということで、今回の「Winchester兄弟テレビの国へ行く!」の巻きのエピソードのおさらいは、じっくりゆっくり楽しい詳細をチェックしていきたいところでしたが、ちょっとでも先に進むために、なるべく飛ばしていきたいと思います。



すでにシーズン5のレンタルも開始されたということで「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のため、おさらいに入る前に少しスペースだけは確保しておきます。














いつものオープニングの「これまでのSupernatural」が終わると、抜けるような青空のもと、

「Sun’n Sands Motel」なんていう、妙にカリフォルニアちっくなモーテルの外観に被せるように、

ディーンのナレーション「Supernaturalは、公開録画されています」が流れ、そこで

室内のカメラに切り替わると、

「なに?な?な?どういうこと?」 と、

とまどう私たち視聴者の前に、

それこそ「Sitcom」(ホームコメディ)の王道のような観客の笑いと拍手が沸き起こり、Dean&Sam兄弟による、信じられないくらいクサい演技のSitcomドラマが展開されていきます。

そして、爽やかで明るいメロディーの

【Supernatural Sitcom Theme Song】 が!

♪ Town to town, two-lane roads

Family biz, two hunting bros -

Living the lie, just to get by.

As long as we're movin' forward

There's nothing we can't do

Together we'll face the day

You and I won't run away

When demons come out to play

Together we'll face the day! ♪


「悪魔が遊ぼ!って出てきたって、二人一緒なら立ち向かえるんだ!」 なんていう歌詞に乗り、


『狩り』のお仕事中、お互いのお尻をぶつけてビビる兄弟…

クローゼットの中の
(可愛い!)お化けに震え上がるサミー君…

前カゴに花束とバケット
(?)を積んだ二人乗りの自転車を仲良く二人で走らせる兄弟…

妙にちっちゃいバイクで疾走する兄弟…


そんな目を疑うような、のどかなシーンが次々と繰り広げられ、歌のラスト、兄弟がばっちりカメラ目線で、明らかにどちらも「提供」会社のものらしいハンバーガーをかじりつつビールで乾杯したところで、

再び画面が切り替わると、「あれ?チャンネル替えてないのに…」

どこかでみたような…、エレベータで突然濃厚な Make Out シーンが始まる病院を舞台にしたロマンスドラマが始まっちゃった?

と思ったらそれは、可愛いスーツ姿のDeanが唇をうっすら開き、瞬きすら忘れて、食い入るように見ているテレビ画面だったことが判明。

そんな妻の姿を目にした、そろそろマジで往年のスキナー副長官(from X-Files)を彷彿とさせるくらいにワイシャツ姿がとんでもなくセクシーになってきた夫Samが、不審げに

Sam: What are you watching?
  
おまえ、何見てるんだ?

と尋ねると、

Dean: It's a hospital show. "Dr. sexy, M.D." I think it's based on a book.
  
病院のドラマよ。「ドクター・セクシー」、確か、小説が原作なの。

Sam: When did you hit menopause?
  
(くすっと鼻で笑いつつ)いつ更年期になったんだよ。

Dean: It's called channel-surfing.
  
単にチャンネルサーフしてただけよ!


シーズン5のおさらいを始めて以来、この兄弟のことを

「夫の浮気が原因でかなりきわどい離婚の危機に直面し、別居まで経験したものの、現在は何とか仲直りへの道を手探りして努力する倦怠期の中年夫婦」

という扱いで解釈を進めてきた私ではありますけれども、

夫であるサムさんの口からはっきりと 「更年期」 という言葉を聞く日が来ようとは!(笑)


***


こんなおかしなオープニングから、兄弟は実に奇妙な状況に吸い込まれていくことになります。







で、おさらいは全く進んでいませんが…、

一度ちょこっとでも日記を更新しないと、このままあっさり10月を迎えてしまいそうな気さえしてきたので、ここで一旦投稿してしまうことにします。

なるべく早めに、続きを…。

2010年9月1日水曜日

あれやこれや

連日の猛暑に、夏ばて気味の私ですが、皆さんいかがおすごしでしょう?

8月中になんとかもう一話くらいおさらいができるかと思っていましたが…、

『Sherlock』のワトソン君が可愛いあまりに…、これまで何度も見始めようと思い立っては挫折してきた、

『Office』(UK)を見始めてしまいまして、

(ほぼ万国共通で?)Officeで日々繰り返される出来事をシニカルなコメディに仕立てたこのドラマ、

約10年前にスタートしているということで、(私の中では)ワトソン君こと、TimことMartin Freeman、可愛いです。(第1シーズンでちょっとぽっちゃりしてるのがまた可愛い)

とはいえ、彼の身長がどうしても気になって、ウェブをうろちょろしているうち、

Sherlockこと Benedict Cumberbatch の身長が6フィート半インチってことで、

Martinはどうやら、5フィート5インチ(もしくは6インチ)くらいしかないこと(それって、私とほぼ変わらないくらいってことなんじゃ…)

で、(身長には何も関係ないけれども)Martinは既婚で、子供が二人、

Benedictは、大学以来の長~い付き合いの彼女がいて、その彼女も女優さんで、その女優の彼女は、『Sherlock』第2話で、ラスト9百万ポンドの髪留めをもらっていたことがあきらかになったAmanda役としてBenedictと競演していたこと、

なんかを芋づる式に知り、「へえ~!」と驚いたりすることになったりして、

そんなこんなで、はっと気づけば、もう9月?

いやはや、まさに、まだまだ夏休みはある!と遊び呆けている内、宿題が終わらずに新学期が始まってしまったパターンです。

でもSupernaturalの新しいエピソードの放送が始まるのは、確か…、9月の下旬だったのではなかったでしたっけ?(もう一度、どこかに確認しにいかなければ…)

それまでにもう少しおさらいを進めることができないだろうか、とは思っているのですけれども、この暑さ!9月一杯は猛暑が続くかも?!なの??

身体が持ちません!



***



話はがらっと変わりますが、

先日、本当に久々に「裏の日記」へのお友達登録希望の方からメールをいただいて、ちょっと新鮮な嬉しい驚きと共に、「裏の日記」を完全に放置していたことを思い出しました。

表の日記も満足に更新できない状態が続いているのに加え、すっかりこちらの人通りも減ったということで、

Slashの話題も、普通に表の日記で書いてしまっているもので…、

その内、時間ができたら、面白かった話の感想を裏の日記でじっくり書きたい…という野望だけは持っているものの、現状では、まだしばらく裏の日記は放置ということになってしまいそうです。

とはいえ、時間がなかろうが、夏ばてだろうが、『Slash』 はやっぱり読んでいます。

今年のSPN BigBangも投稿の最終期限が過ぎ、23日には今年度のマスターポストが投稿されました。

面白そう…と目星をつけて後で読む候補に入れた作品もいくつかあるものの、「読みたい!」と思った最初の勢いを逃すと、数万語を超える大作ばかりであるだけに、なかなか「読み始める」きっかけがつかめなくなってしまったりします。

それでも今年もいくつか読めたお話があるので、すっかり忘れてしまう前に、面白かったと思えた作品をいくつか書き出しておきたいと思います。

今年のSPN BigBangでのお奨め作品


Title: The Play Nice Proviso

Genre: J2 Non AU (Er... Parallel U?)
Pairing: Jensen and Jared of course. That’s why we’re here, right? I know that’s why I’m here.
Rating: NC-17
Word Count: ~ 70,000
Warnings: Language, boy-sexin’, schmoop

Summary: When Jensen Ackles first met Jared Padalecki, it was most definitely not love at first sight. It wasn’t even like at first sight. In fact, Jensen hated him, and he had a few good reasons as to why. So what if his new co-star was oblivious to his one-sided warfare? Jensen could deal. Apart from when he couldn’t. So when it came down to picking between Padalecki and his peace of mind, the choice seemed clear. Except for the fact that The Network had his balls in a vice, leaving him stuck with Supernatural, stuck with his idiot co-star, and worst of all, stuck with a ‘Play Nice’ Proviso added to his contract. Well, he could play nice. He would play so nice that the world was going to think that he and Jared Padalecki were the bestest friends in the history of best friends. It was unfortunate then that no one had ever told Jensen what happened when an immovable object met an irresistible force; no one had ever thought to mention that there was a thin line between hate and love; and nothing, absolutely nothing, could have possibly prepared him for Playing Nice with Jared Padalecki.


ちょっとした誤解をきっかけにして、Jaredのことを「大嫌い!」だと思っているJensenなのですが、
主演二人には仲良くしてもらって、Supernaturalというドラマを長く成功させたいと目論む(怪しい…)お偉いさんから、ドラマの契約に「The Play Nice Proviso(Jaredと仲良くしなきゃだめだぞ条項)」を追加されてしまいます。

『Jared Padalecki’s Untitled Project』 以来、Jaredのことを大嫌いだ!許せない!と思ってるのにやむない事情により人前では仲良しのフリをしなければならないJensen、という設定にどっぷりはまり込んでしまった私なのですが、このお話もまさにツボでした。




Title: Times Like These

Genre: RPS (AU)
Pairing: J2 (with a side of Jared/Genevieve)
Rating: R
Word count: 53,000
Summary: Five years ago Jared Padalecki ran away to Hollywood from small town Texas and made it big. With an Oscar nomination and Genevieve Cortese for his fiance the only thing that stands in the way of his happy ending is Jensen Ackles: his husband back in Texas who refuses to give him the divorce he wants. Going home Jared finally has to face everything he left behind, including the shock that his husband has been holding on to their marriage out of hope, not spite. Jensen forces Jared to confront the reason why he left and he has to come to terms with the fact that everything he told himself about his husband and why he left was a lie. That he's still in love with Jensen.


こちらは『Sweet Home Alabama』(邦題「メラニーは行く」)という映画をベースにしたお話とのこと。
と、いいつつ、作者は実際この映画を見たことないんだとか!

感動したお話の常で、読了後、同胞Fangirlsのコメント書き込みを読み込んでいくと、
「映画も好きだけど、映画より感動したし、泣かされたわ!」
なんていうコメントが沢山あって、私としてはそこで初めて、あーこのお話ってストーリーの元になった映画があるんだ!と気づいたような次第。
(あらすじは良く知ってるような気もするんだけど、たぶん…、私この映画観たことない)

とってもいいお話ではあるのですけど、読み進めるにつれ、ジャレッドのキャラ設定に説明が足りないというか、微妙に納得がいかない部分が出てきたりもしたのですが、元になる映画があったのかと思えばまあ納得できる感じもします。

ハリウッドで、オスカーの助演男優賞の(受賞確実な)候補に名前が挙がる程に成功したジャレッド。
三年越しのガールフレンド、Genevieve Corteseとも婚約が決まり、人生の全てがうまく行っているように思えるのですが…、
実は、18歳の時、故郷のテキサスで同性の幼馴染ジェンセンと結婚していて、現在もその結婚が継続していたのです。

5年前に故郷を飛び出した直後から、弁護士を通じて数え切れないくらい離婚届を送りつけているっていうのに、一向に離婚に応じようとしないジェンセンに、

ジャレッドはついにもう一生戻るつもりがなかったど田舎の実家に帰り、ジェンセンと直接対決することにします。

ジャレッドのPOVで進むお話だけに、当初、ジェンセンはジャレッドの幸せを妨害するろくでなし男のように描写されていくのですが、

ストーリーが進むにつれ、読者の私たちは、完全にジェンセンに感情移入して、「ジャレッド!なんて酷い男!」という気持ちに移っていくことになります。

上でも少し触れましたが、上記のラブコメ映画で Reese Witherspoon が演じているヒロインがジャレッドのキャラクターのベースになっているということを考慮すれば、一方的にジャレッドを批判する気持ちも少しだけ軽減されますが、

Jared & Jensen、それぞれ過去にお互い微妙な誤解があったとはいえ、とにかくJensenが可哀想で…、このお話にコメントを書き込んでいた多くのFangirlsと同様、すっかり泣かされてしまいました。

そして以下については書くべきか、少々迷ったのですが、

BigBangチャレンジはお話とアートがセットになって投稿されるというのが醍醐味でもあります。

ところが、このお話のアートのポスターに使われたのが、(ウェブに公開されているものとはいえ)ジャレッドの実際の結婚式に撮られた写真だったということで、

アートの投稿ページに匿名でアーティストを批判するような書き込みがあり、実は、読み始める前に、ちょっとだけ嫌な気分を味わうことにも…。

J2を主人公にしたSlash Storyであるということは、もちろん お話の中では Genevieve とは破局という結末になるであろうことは、お話を読む前から想像できることであって、そんなお話のアートとして、実際の結婚式の写真を使うなんて!という批判であるわけなのですけど…。

私自身も、それがManipではなく実際のJaredとGenevieveの写真だと知って、ちょっとどきっとはしたものの、

皆、妄想だと承知した上で、J2がハッピーエンドになるお話を自ら読みに行ってるわけで、

Jaredの結婚式の写真を(ある意味で)冒涜するような形でFan-artに利用したという事実に対して批判的な気持ちを覚えたとして、

それに対して「匿名」でネガティブなコメントをするというのは、やはり後味のいいものではないな、と非常に残念な気分を味わいました。

しばらく『Wank』と呼ばれるFangirls間の騒ぎの実情からも離れていた私ですが、J2が揃って結婚したこの春(夏?)以降、

やっかみ半分でJ2の新妻たちを悪く言ったりするFangirlsと、

それに過剰に反応して攻撃するFangirlsの間で、一大闘争が巻き起こったりしていたのかもしれない…と、うっすら想像してしまった私でした。

そんなこんなで、読み始める前から気分的にちょっと水をかけられた感もあったものの、ともあれ、あきらめずに読むことにしてよかったと思えるお話でした。

それだけは明言しておきます。





Title: Afterimage

Pairing: Jared/Jensen, Jared/Sandy, Jensen/OMC
Rating: PG-13
Word Count: 26,700
Warnings/Spoilers: Bad language, schmoopiness, lack of a definite happy ending... you have been warned!
Summary: Jensen knew Jared before he met him. Jensen knew Jared's entire life, laid out in Technicolor pieces of a puzzle of a boy he knew only as "Jay". Jensen grew up with this, depending on his ability to see into another life as much as terrified of it, halfway convinced he was going mad... until Jared came to work under him as an intern, and Jensen's life went from already confusing to downright complicated... because Jared was engaged to Sandy, and Jensen had fallen even more in love with him.


5歳になった時突然ママに、「Jayの満1歳のお誕生日パーティの招待状来てないの?」なんてことを言い出したJensenは、

その後ずーっと、4歳年下の「Jay」という少年と時々どうも「精神的にリンクしてしまう」という状況が続き、

その成長過程で、ある意味誰よりも近しい存在であった「Jay」は、Jensenの中で、現実の周囲の人たちより以上に大切な存在になってしまい、

現実世界で、満足に恋人を作ることもできないような状態になってしまいます。

すっかり社会人となったJensenは、ある時、研修生として職場にやってきた「Jared」が、長年の心の友「Jay」であることに気づきます。

このお話、実は作者さんが後半息切れしてしまって、「ちゃんとJ2をハッピーエンドにできなかった…」とかなり落ち込んでいるのですが、

読み終えた読者の多くは(私と同様)、これはこれでちゃんと満足のいく結末だと思う、とってもいいお話だった、というコメントを残しています。

大好きなんだけど、すれ違う二人、というテーマ。これは不滅なんですね。


この日記、実は出勤前に、あわててタイプしてるので、全く言葉が足りなかったり、支離滅裂だったりするかもしれませんが、

とりあえず、投稿してしまいます。

夕べ投稿しようと思ったら、「Office」と「Leverage」を見ている内に眠ってしまったので…。