2010年9月25日土曜日

Supernatural S5エピソード8おさらい⑤

長~~~い、Hiatusに入ったのを機に、鬱陶しくもややこしい天使の内輪もめ騒動の流れについて、ささっと簡単に記憶の整理しておこうと、ほそぼそと始めたシーズン5のおさらいでしたが、

やっぱり、そう簡単には進まず、シーズン6に追いつかれちゃいました!

(一応、以下ネタバレになりかねないのでちょっと文字を伏せます)二人のサミュエルにどきどきさせられっぱなしのシーズン6第1話についても、さっそく新鮮な感想を残しておきたいところなのですが、

その前にシーズン5!なんとか、8話だけでもキリをつけておきたい…。


なのですが、


「Leverage」&「Psych」はどうやら長~い秋休みに入った様子だけれども、(ひょっとして「Leverage」今シーズン終わったの?まだ後、1話か2話残ってるよね?)

「Merlin」シーズン3は継続放送中だし(マーリンが時々人魚姫とカブって見えるのは私だけ?)

「Sons of Anarchy」シーズン3もまったく息もつかせない緊張感を維持したまま進んでいるし、

「Glee」シーズン2はいきなり不穏含みの波乱の幕開けという感じで、

「How I met your mother」シーズン6では、ついにマーシャル&リリーが子作り宣言?!


といった具合に、

ここしばらく追いかけてる海外ドラマの数は、増えこそすれ減ることがなく、ますます私の自由な時間は圧迫されていきます。

そんな状況で、大筋のプロットががらっと大幅に変わっていくらしい「Supernatural」シーズン6もフルでスタートしてしまうとなると、

シーズン5のおさらいなんか今後継続できるのか…非常に不安になるところですが、

なんとか簡単に、おおまかな感じで、さらーっとおさらいをしてしまいたい…。






***








シーズン5のおさらいについては、「ネタバレの可能性が…」という「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のための用心として、少しスペースだけは確保しておきます。






















と、いうことで。

(サムには辛かった)CM 明け、再び SitCom の世界に戻った兄弟。

ディーンのビキニ姿のリサーチ仲間(…)を実に紳士的にサムが部屋の外へとエスコートし、

ディーン:「俺たちいつまでこんなこと続けなきゃならないの?」

サム:「わかんない。永遠にかな?俺、もう死にそう…」


なんて、兄弟そろって不安げな笑みを浮かべているところへ登場したのは、なんだか傷だらけのCastiel。

どこだか押し込められていた場所からやっと逃げ出してきたという Cas がいうには、

兄弟が対峙している存在は、いたずら好きな単なる 「Trickster」 だというには、あまりにも「強力」すぎるというのです。

そんなCasを見えない力で壁に叩きつけておいて、 SitCom の雰囲気になによりもぴったりなハジけた陽気さで軽やかに登場し、またもや Cas をどこかに消してしまった Trickster は、

このテレビの世界で、各番組から要求される「役割を演じる」のと同じように、外の世界でも兄弟それぞれに要求される「役割を演じて」さっさと「世界の終わり」なんていうごたごたにカタをつけろ

なんてことを言い、

その言葉を聞いて、なにかピンと来たらしいディーンが、訳知り顔に、あんたは「天国と地獄」どっちの手下なんだ?と煽ってみせると、

「俺の正体について、わかったような口をきくな」

と、らしくない真顔で、妙に神経に障った様子を見せたTrickster。そして、

腹をくくって、運命がお前たちに用意した役割を演じるか、それがイヤだって言うなら、このTVの世界で永遠に生きていくんだな

と言って、またもやパチッと指を鳴らしちゃうわけで…、

もちろん兄弟はまた別のテレビの世界に送り込まれてしまうことになります。



***



シーズン5のSpoilerが出回り始めた時、Supernaturalの真裏で放送されてる番組に兄弟が放り込まれてしまうエピソードがあるという情報を聞いて、

「ええ~??!!そんなのってありなの???」

と驚きの声を上げたことを覚えています。

木曜9時から放送されていたSPNの真裏番組となる強敵といえば、

(このエピソードのオープニングから「Dr. Sexy M.D.」として登場した)「グレイズアナトミー」に加え、

強敵どころか、TVドラマ界のモンスターだとも言われていた「CSI:」(それもグリッソムさんのいる本家ラスベガス)が有名で、

(Supernatural、今回の第6シーズンからは、1シーズン先に引越ししていた「Smallville」を追いかける形で放送日が金曜日に移ったので、上記のライバル関係も過去の話になりましたが、…新たなライバル番組ってなにがありましたっけ?)

兄弟が、「グレイズ…」や「CSI:」の世界に?!ってこと?どうなっちゃうの…。

と、驚きと共に、ワクワク感も抱えて待っていたわけです。

しかしそんな衝撃 Spoiler 情報もすっかり記憶の中で薄らいだ頃、実際に第8話が放送になってみると…、

「グレイズ」はまさにそのまんま!という感じで「グレイズ」だったけれども

一方の「CSI」は同じ「CSI」でも、なんと マイアミ??

兄弟が、ダブル・ホレイショになってる!!(笑)

私はなんの疑いもなく、SPNの真裏の「CSI」、つまりラスベガスだと完全に思い込んでいたので、兄弟がおそろいのダークスーツと目の覚めるようなブルーのシャツに身を包んだ上、夜なのにサングラスをかけて(←これはディーンも指摘してましたよね)いるのを目にした瞬間、真剣に度肝を抜かれると共に、盛大に噴出してしまいました。

とはいえ、確かに、どう考えても一番モノマネしやすいのは、マイアミのホレイショですよねー。

テレビ大好きっ子のディーンがおそらく唯一 「大っ嫌い!」 だと明言する 「Procedural Cop Show」 ということで、今回はサムのリードで、

「話を聞いてもらえなければ、殺す」 という当初の計画に則り、

捜査中にもロリポップキャンディを手放さない甘党捜査員に目をつけ、さりげなく「犠牲者の血に浸した」木の杭で刺し殺してみたりして、おびき出したTricksterを見事刺し殺し、

兄弟がそもそも Trickster を捕まえるため足を踏み入れたはずだった、古い工場の中に戻れたように思えたのですが…。


***


翌朝、Tricksterがいったい Cassに何したのか心配…、彼、どこへ行っちゃったのかしら、なんて言いつつ歯磨きを終えたディーンでしたが、サムからの返事はなく、

(私が個人的に…)可愛い愛妻が間男の心配なんかするのに返事できるか!とヘソでも曲げているのかと思いきや、サムの姿はどこにもなく、携帯にかけても留守電につながってしまうしで、心配したディーンが Impala に乗り込んで探しに行こうとすると、車内のどこからかサムの声が…、

Trickster を殺して TVの世界から脱出できたと思った兄弟は、実は今度は「ナイトライダー」の世界へと放り込まれており、なんとサムがImpalaちゃんになってしまっていたのでした。
(フロントバンパーの上?辺りに赤いライトを装着させられたImpalaちゃんの顔が妙に可愛い…)

シーズン2で初めてTricksterが登場した折、ディーン愛読の「Weekly World News」で特集されていた情報によれば、

「無から色々なものを作り出して人間を混乱させ、ついには死に至らしめるという、Immortal(不死)の Demigod(半神半人)であるTrickstar。犠牲者の血に浸した木の杭を胸に打ち込むことで退治できる」

はずなのですが、その杭が効かない、っていうのは…、

サム:「あいつがトリックスターじゃないからじゃないか?Casも言ってたろ?あいつ、トリックスターにしては強力すぎるって」

ディーン:「そういや、あいつ、Casを見た時、こいつCasのこと知ってるんじゃねえか?っていうような顔してたもんな」

サム:「兄ちゃんがマイケルとルシファの名前出したら、完全キレてたし」

ここで完全にピンときたディーン。

(世界中の Bottom!Sam Fan が驚喜したであろう「例のシーン」を挟み)

天国の父上(神)の居場所を聞き出そうと、S5第3話で Archangel の Raphael を捕まえるために使った「Holy Oil」 で、ワナを仕掛けてみると、

これがまたあっさりと、ワナに引っかかる「Trickster」こと、こちらも Archangel である「Gabriel」


ここで、シーズン4からシーズン5にかけて、どんどんエスカレートしつつその規模を広げ続け、私個人的には「もう沢山!」とゲップがでる気分になっている「天使たちの内輪もめ」プロットに Trickster までもが取り込まれてしまったことが判明してしまいます。


ルシファさんの勘当および地獄への更迭事件をきっかけにエスカレートしていく家族内の喧嘩に耐えられず、天国(実家)を飛び出して、顔も変え、人間世界の片隅を居心地良くリフォームして、まあそこそこ楽しくやってたっていうのに、

Winchester兄弟が、ルシファを更迭されてた地獄から外に出しちゃったりなんかしてくれたおかげで、またぞろ大規模な兄弟喧嘩が勃発することになり、兄弟たちが(天国と地獄の中間の人間界で)殺しあうのを見せ付けられることになったわけで、大迷惑なんだ!

天国が勝とうが、地獄が勝とうが関係ない、(人間の)世界が終わろうが知ったことか!俺は早いとこ、この家庭内騒動を終わりにしたいだけだ!

というのが、Gabriel こと Trickster の大まかな言い分。

で、私がもう、ほとほとうんざりの

マイケルvs.ルシファの「愛し合ってるのに、裏切りあう兄弟」さらに「姿も見えない父親に忠誠を誓い続ける兄と、父親の立てた計画に反抗する弟」っていう関係性は、まさにWinchester兄弟そのもので、だからこそ二人がVesselに選ばれたのであって、お前たちはそういう運命に生まれついてるんだ!兄弟のどちらかがどちらかを殺すまで決着はつかない

という理屈。

毎度の不満ながら…、まあ、ここを否定したら根本的に話が続かないことになってしまうのだろうけれども、世界中を探せば上記のような関係性の兄弟は山ほど存在するだろうし(過去にも山ほど存在したはずだと思うんだけども…)

Winchester兄弟に課せられた「運命」だとされる理屈にはいつも(黄色い目のおじさんの計画なんかが出てきた頃から)「なんか無理があるよねー」という小さな声が頭の片隅で響いてしまう私なのです。


ともかく、どこかにしまい込まれた Castiel を解放させ、

(世界の終わりなんていう)今回のごたごたは、あんたら天使兄弟の権力闘争のもつれでもなきゃ、逃れることのできない運命なんかでもねえ、自分の家族に面と向かって立ち向かうこともできねえ、あんたの問題なんだかんなっ!

と、まだHoly Oilの炎の輪っかの中にいて、手も足も出ない Gabriel さんに思いっきり毒づいた後、ディーンは、

その Holy Oil の炎の輪っかの中から解放するのと引き換えに、火災報知機を鳴らしてスプリンクラーを起動させて炎の輪っかを消火しつつ、「あんたのために俺が何もしてない、なんて言わせねえからな!」と、後々のために、一つ恩を売り、

兄弟+Castielはその場を後にします。


最後に、


Dean: I'll tell you one thing. Right about now, I wish I was back on a TV show.

Sam:
[ chuckles softly ] Yeah, me too.


なんていう会話を交わして、Impalaに乗り込む兄弟なのでした。
(あんなに何度も半べそ状態で、「いつまでここにいるの?」なんて言ってたくせに!)


***


SPNファンの間では大変な人気者である Trickster を、年に一度兄弟の前に現れる、タチの悪いいたずらが大好きなおじさんという存在だけに留まらず、さらに大きな役どころを与えてドラマの中枢に引き入れようという、制作側の意図は理解できるのですが、

油断すると兄弟すら押しのけて強烈な存在感を主張し始めようとする「天使」一族については、どうしても根本的に納得しきれないまま、シーズン5のエンディングを迎えてしまったという私なので…
(そもそもこのおさらいを始めたのも、「天使」の存在を納得して受け入れるためのキーポイントを、(私だけが)どこかで見逃してしまったのかを確認するためともいえます)

Trickster すらも「天使」一味に…、というこの展開には、一抹の苦々しさのような感情さえ覚えてしまう、というのが正直なところです。

ま、でもこの設定は、シーズン5の後半戦、大きな意味を持ってくるのですよね。


ということで、今回も…、振り返って読み直すのもためらわれるほど、支離滅裂なおさらいになっているような気もするのですが、これで、第8話のおさらいはおしまいということにします。

次回は、「Winchester兄弟Conventionに参加」の巻き。

ちょっとだけ、この前のVan Conについても触れつつ、なんとか簡単におさらいしてしまいたい!と思っています。


***


寝る前にもう一度(本日3回目…)、シーズン6第1話を鑑賞してしまおう。

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