2008年9月29日月曜日

EyeCon2008レポートちょっとだけ感想

先週末にはシーズン4の第2話が放映になったところですが、この9月26日から28日にかけてはフロリダで EyeConも開催されていたのですよね。

このところ以前に比べて自由な時間も減っているため、最近では楽しいコンベンションレポートもあまり深みに潜り込んで読むことはなくなりましたが、またもや我慢できずにちょこっと覗いてしまったので、Jaredのパネルについてだけ、忘れないうちに少しだけ記憶に残った部分を書き出しておこうと思います。







Jaredのパネルの感想で、もっともうまくまとめてあったのは、こちらだと思うので、失礼して、少々引用させていただいてしまいます。


Someone, god love her or him, gifted him with a supernatural chess set, totally hand made. He was enthralled with it for a while, and was genuinely taken by it. Like a four year old on his birthday, or something. That was fun! The photo book. Guys. He was really moved by that. And the money raised for the animal rescue charity. He was just totally floored by that. I mean, I would not have been surprised to have seen him crying. I think he was that choked up by it. Hell, I was! I cried, I admit it. That was just….wow. Awesome! And then, he talked about his flight, how it’s 8 hours to fly and get a little sleep, then 8 hours work to get a little sleep, then another 14 hours flight to get a little sleep and go straight back to work, and how people ask him why he does it, and he holds up the book and the fake check thingie and says, “this is why. You guys are my motivation for doing what I do.” And it was just awesome!

誰かが、完全に手作りのSupernaturalのチェスセット(別のレポートによると、白の方のキングがサムで、黒の方のキングがYEDという風に、チェスのコマが全部Supernaturalのキャラクターになってるのだそう!)をジャレッドにプレゼントしたの。ジャレッドはしばらくそれに夢中になってたわ。そして純粋に驚いてたわ。まるで四歳の誕生日かなにかみたいにね。そんなジャレッドの姿はとっても楽しかった!それからフォトブック(これってジャレッドが皆に掲げて見せていた、ワンコたちの顔なんかが綺麗にフレームにされたイラスト集のようなもののことでしょうか?)。かれはこれにも本当に感動してた。そしてアニマルレスキューチャリティのために集められた募金。これには彼はただ完全に圧倒されてたわ。つまり、彼が泣き出しても驚かないってくらいにね。ジャレッドは声を詰まらせてたと思う。全く、私は!泣いちゃったってことを認めます。あれってとにかく、わおって感じで、すごいわよ!で、それからジャレッドは彼のフライトについて話し始めたの。8時間の飛行中ほとんど眠れず、それから8時間仕事をして、ほんの少し眠り、それからまた14時間のフライトでちょっとしか眠れずにそのまままっすぐ仕事に戻るんだって。皆はなんで彼はそんなことをするんだ(忙しい撮影の合間にフロリダまでコンベンションに参加するためにやってくるなんて!ってことですよね)って聞くけど-そこで彼はフォトブックや募金の目録を掲げてみせて言ったの。「これが理由だよ。皆が僕がこんなことをするモチベーションになってるんだ」で、もちろんそれってすごいことよ!



さすがジャレッド!

今シーズンのSupernaturalの第1話の視聴率は、これまでの数年間のエピソードの中でも飛躍的に高かったと聞きましたが、こうしたファンとの親密な交流によって、着実にファンを増やしてきているってことなのでしょうね。





そしてもちろん期待したとおりこの話題も…。

なんとありがたいことに、早々にTranscript付で映像をアップしてくれた人がいるので、もう既に内容をしっかりチェックされた方も多いでしょうが、例によっていい加減翻訳をつけてしまいます。
これまた例によって、妄想が挿入される可能性がありますのでご注意ください。

ソースはこちら:

Jared、Jensenとの同棲生活を語る


He lives downstairs, I live up. Yeah, it worked out kinda nice because I bought a house last year you know, and uhm he was living in a place he was renting with his buddy and he got kicked out and so I said c'mon, stay over here. So uh...we dance and cook and clean. We don't, we watch football and go to sleep basically. Some nights it'll be nice we have a little bit of extra lay over. Lay over? Welcome to my world. Uhm a little extra uh...turn around you know, so we'll hang out or play guitar or you know watch...Who does the cooking and the cleaning? Cliff. Our bodyguard! There, I can blame him. He actually does, he'll bring over stuff and like grill, he has a nice little apron. Uh I think we both, I think we both clean. Luckily hes a pretty clean guy. We've always got along, you know we got along from day one so I think we realized, listen we're spending so much time together. Uhm and it's nice because his feelings aren't hurt if I walk in and go like "Dude, get out of here i'm going to sleep." and if he walks..if we walk in and hes like "Dude, I gotta crash." I'm like cool and you know, i'll play nintendo by myself or something...with two tears. But uh, thank you, thank you i'd love that. But it's been nice, it's been nice because we work so hard and we get a chance to work on our stuff and so, it's nice. I'm saying with 7 and a half episodes I do, when I see y'all guys next time I might be like "I'ma buy him his own house" - i'm just kidding. "Get him away from me!" Uhm wheres the mic?

(ジャレッドはこの映像の少し前に、(僕らが同じ部屋で寝てるんじゃないか…という)皆の期待を裏切って悪いけど…、というようなことを前置きしているというようなことに触れていたレポートを読んだような気がするのですが、私の完全な妄想かもしれません…)
ジェンセンは下の階に住んでて、僕は二階に住んでる。ああ、なんだか上手い具合に納まったんだよね、なぜなら皆も知ってるとおり、僕は去年家を買ったろ?で、ジェンセンは彼の友達と一緒に部屋を借りて住んでたんだけど、そこを追い出されて、だから僕は言ったんだ、いいよ、ここに泊まりなよって。だから、あー、…僕らはダンスしたり、料理したり掃除したり。してないって。僕らは基本的にフットボールをみて、寝るだけさ。たまには夜、もうちょっと余計にLay overできるといいんだけどね。Lay overの意味?(ジャレッドがあえて言葉を止めて皆に意味を説明したってことは、Lay overってテキサス訛り?もしくはJared語?ってこと?)ようこそジャレッドワールドへ。あー、ちょっと余計に、えーっと…、別のことをするっていうのかな、一緒に過ごしたり、ギターを弾いたり、(映画なんかを?)観たりそういうことができるようにさ。…誰が料理や掃除をするのかって?クリフだよ、僕らのボディーガードのね!だから(家事のことでは?ってこと?全然違うかも…)彼に文句が言えるんだ。彼は本当に家事をやってるんだよ、材料を持ち込んで、グリルしたりね、彼は素敵なちっちゃいエプロンも持ってるよ。あー、ジェンセンと僕は二人とも綺麗好きだと思う。ジェンセンがかなりの綺麗好きでラッキーだったよ。僕らはずっとうまくやってきた。つまり会った初日からうまくやってきたから、それで僕らは気付いたっていうか、いいかい、僕らはとにかくとんでもない時間一緒に過ごしてきた。(この後は一緒に暮らす前の話ってこと?もしくは、ジェンセンがジャレッドの寝室に入りこんで遊んでたりすることもあるってことなの?)あー、だからもし僕がずかずかと踏み込んでいって、『もう寝るから出て行ってくれ』って言ってもジェンセンが傷ついたりしないっていうのは楽だし、逆にもしジェンセンが…、もし二人(Transcriptでは、ここでジャレッドがあえて主語をWeと言い直していることになってますよね?)で家に帰ってジェンセンが、『なあ、俺、超疲れたから寝る』なんて言っても僕は”いいよ”って言って、で、一人で任天堂かなにかをやったりして、…涙を2粒くらいこぼしたりしてさ。涙を拭う仕草をするJaredの可愛いこと!!で、客席から慰められて⇒)でも、あーありがと、ありがと、嬉しいよ。でも、そういう関係でよかったと思うよ。よかったと思う、僕らは物凄くハードに仕事をしてるからね。それに僕ら二人のことに向き合うチャンスが持ててさ。だからよかったよ。僕がそう言ってるのは、7つと半分のエピソードを撮影している段階ではってことで、次に君たちに会う時には、「(もう一緒に住むのにうんざりして)僕はジェンセンのために、ジェンセン自身の家を買ったよ」なんて言ってるかもね。-冗談だけどさ。「僕の前からジェンセンを連れ去ってくれ!」なんて、あー、マイクどこ?



ざーっと訳してみたものの、完全に支離滅裂ですが…。
エンジンがかかった時のジャレッドの早口は、Transcriptとして見てもなかなか理解が追いつきません…。
映像からは聞き取れない声が、会場のファンからかけられていて、次々それに沿って話が展開してしまっているということなのかもしれませんね。


もう一つ、こちらも楽しいですね。


クルーにやられたいたずら


But you know what, our stand ins got us a couple episodes ago now that I remember. It's the oldest trick in the book and I was even kind've wondering why everyone was standing around watching. I was just like "Oh, well! I'll just do it." and it was the uhm...we were looking through binoculars at a house...so the shot is, Jensens in the drivers seat and i'm in the other seat and we have binoculars and the cameras are over here so we've got our binoculars and like look and the first couple of lines we're supposed to stay this way, and so everybody knows that I have black stuff all over my eyes and Jensen does too. But we haven't seen eachother yet. So when I turn around and hes got like black all over his...and he looks like um...it looked like he was wearing black eye shadow like he looked Dracula, very black and he was looking at me like "What the hell?" and so we kinda realized that we had been had. But we'll get them back, we'll get them back.



…双眼鏡に墨を塗っておくっていう、このいたずら(笑)

ジャレッド自身も言っているとおり、まさに古典的というか、サザエさんのエピソードでも見たことがあるような…。
でも僕らは、ちゃんと仕返しするつもりだよ!って、J2の二人、どんないたずらを考えてるんでしょう?

きっとまだまだ楽しいレポートはぞくぞくと出てきているのだとは思いますし、自分で読んだレポートの中でも、楽しい話題を書き漏らしているような気もするのですが、とりあえず、目に付いたところと、記憶に残ったところだけ…

Supernatural402 ちょっとだけ感想

大相撲も千秋楽を迎え…。

今回のEyeConの会場となったホテルのネット接続状況がなんだか不調らしく、レポートもまだ本格的には投稿され始めないようなので…。
(AJが撮影中、Jaredの肩にひょいっと担ぎ上げられて、スカイダイビングな気分を味わったとか…。
メグことNicki Aycoxも、Jaredとの競演中、巨大なJaredと一つのフレームに映り込むために、Jaredに向かって歩いていく地面(床?)を山状に盛り上げられてた、とか。
楽しいJared巨大伝説はちらほら目にしましたけれども…)


また少しだけ…、Supernaturalの今週のエピソードの感想を書いておきたいと思います。





先週のエピソードを見終わった直後、早く続きを見せて!と絶叫はしてみたものの、あっという間に次のエピソードが放送されてしまうと、え、ちょ、ちょっと待って、一週間ってこんなに早かったっけ、と弱気になってしまうところもある私なのですが…。

しかも今週のようなシーズン1から綿々と続いてきた兄弟の身の上に深く関わるMythologyと呼ばれるストーリーラインに分類されるエピソードの場合、(英語を母国語としない私のような人間にとっては特に)一番内容の理解に苦しむというか、ちょっとした台詞の解釈によって、内容の理解に大きな違いが出てきてしまう可能性があるという怖さもあって…、エピソードの鑑賞も妙に消耗させられます。

…なんて、変に真剣に考え込んでいる自分をふと振り返ると、なんで(若者向けの)ドラマごときにこんなに必死に頭を使わなきゃならないの?という半ばバカバカしい気分にもなってきますが。

そんな私の心もとない解釈に基づいて理解した範囲では、今回のSupernaturalシーズン4第2話は、(これも大変内容の理解に苦しめられた!)シーズン3の第4話『Sin City』とかなり密接な関係を持つというか、ほとんど対になるエピソードと言ってもいいのではないかとさえ思えたのですが…、どうでしょう?

シーズン3のDVDのレンタルは開始されたらしいのに、まだ購入予約したDVDは手元に配達されないという寂しい状況なので、(DVDの発売日は10月8日くらいでしたっけ?)今回も自分なりの解釈で、シーズン3の復習をしつつ、苦し紛れに理解した範囲ではありますが、覚書程度に、また少々感想文を書いておきたいと思います。




以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。
さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。







***




もう一度繰り返しますが、今回、頭の整理のために、だーっと理解できたところを書き出してしまうので、シーズン4の本編を見ていない方、シーズン3もこれからゆっくり観ていく予定という方はご注意ください。





今回のエピソードでは、(ハンターたちが)過去に救えなかった人たちの幽霊がハンターたちの前に現れ、その幽霊によってハンターたちが次々と殺されていってしまうわけですが、

兄弟の前に現れる幽霊として、メグ、ヘンリクソン、おまけにシーズン2「Nightshifter」でディーンと仲良しになったオタクのロン(ロナルド)という面々の再登場にちょっとワクワクドキドキしつつ、兄弟と幽霊たちとの格闘を見ていると、

そんな怒れる幽霊たちの手には謎の焼印のようなマークが。

そのマークは(By Bobbyおじさん調べ)『Witness』のマークで、

Revelation(『ヨハネ黙示録』)という世にも有名な予言書によれば、理不尽な死に方をし、無理やりに蘇らせられたために怒り狂うWitnessたちの復活が象徴するのは、Apocalypse(この世の終末)であるとのこと。

ではこのWitnessたちを蘇らせたのは誰なのか…。

天使からじきじきにリクルートされた身でありながら、


「俺の身体をgropeした(まさぐった)のは天使なんかじゃないね!」

「そいつが天から遣わされた天使だなんて、そいつがそう言ってるからってだけで信じるつもりなんかない!」

「なんで俺なんだよ。仮に神様ってのが本当にいるとして、どうして俺なんかを気にかけたりする?――つまりさ俺は何人かの人間を助けたかもしんないけど、それは盗みとか、女をだましたりとかそういうので差し引きゼロになってるはずだろ?なのになんでそんな俺が救済に値したりするんだよ。俺は普通の人間だ」

サム「確かに兄ちゃんは普通の人間だ、でもそれが上の人にとっては重要なんだろ」

「それが気味が悪いんだよ。俺は誕生会に一人で招待されるような立場になりたくないんだ、しかもその招待の主が神様だなんてさ!」


とにかくどうしても神様&天使を信じようとしないディーンではありますが、なんとか恐ろしいApocalypseの啓示だというWitnessたちだけは、ボビーやサムと協力してかろうじて退治し、またもや可愛い顔でぐっすり眠っているところへ、

先週に引き続き、セクシー天使のCastielが登場。
(キッチンのシンクにもたれて静かに立つ姿も色気があります)

Castielの気配に長~い睫毛をぱちぱちっとさせて目を覚ましたディーンは、サムがぐっすり眠っていることを確認して静かにCastielに近づき、これまた


「俺が心臓を引きちぎられそうになってたっていうのに、本物の天使だっていうならなんで助けに来てくれなかったんだよ!神様だって、本当にいるんなら、虐殺とか、地上をうろつく怪物とか、この世の終末とかさ!そういうのを止めるために、いつ腰をあげるつもりなんだ!」


と何度言っても言い飽きることのない文句を言い始めますが、Castielは:


「私はお前の肩にとまるためにここにきたのではない。(かつてRubyは、サムが悪魔のリーダーになった暁には肩にとまってあげる…と言ってましたっけ…)
Witnessたちを蘇らせたのは、リリスが66の封印の一つを解くためにやったことであり、66の封印が全て解かれたその時、Lucifer が復活する。
天使たちが2千年ぶりに地上に降りてきたのも、Luciferを阻止するためで、別の封印に対しても別の戦いが起きており、その戦いの中で今週6人もの兄弟が死んでいるのだ。
その戦いの手を割いて、お前について回れとでも言うのか」


そしてさすがに仏の-というか、天使の顔も三度というべきか、


You should show me some respect.
(少しは私に敬意を見せろ)

I dragged you out of hell. I can throw you back in.
(私がお前を地獄から引っ張り出したのだ。私はお前をあそこに投げ戻すことも出来るのだぞ)


と恐い一言を残して、思わず目をそらしたディーンが再び視線を向けた時には姿を消し、その瞬間、ディーンはもう一度『はっ』と目を覚まします。

そして、兄弟の間で下のような短い会話が交わされるのですが:


Dean: You got no problem believing in... God and angels?

Sam: No, not really.

Dean: So, I guess that means that you believe in the devil.

Sam: Why are you asking me all this?


この会話、というかディーンの台詞。

神や天使を信じるのに問題ないっていうなら、お前は悪魔も信じるってことなんだな

これって、どういう意味なんでしょう?
これまでずーっと悪魔と戦い続けてきたWinchester家の一員であるディーンの口から、今更「悪魔を信じるか」なんていう出てくるなんて不思議な気がするのですけど…。

Castielの言葉を信じて、天使vs悪魔の戦いが実際に起こっていることを信じるなら、

リリスがLuciferを復活させることで、この世にApocalypseを引き起こそうとしているってことも信じなきゃならない、

で、それを阻止するためには、ディーンは本気で Castiel のお手伝いをする決心をしなきゃならない。

ってことを暗示しているのか。

リリスの対抗馬として、Rubyやシーズン3第4話『Sin City』に出てきた超セクシー悪魔Caseyたちが望んでいたSammy=Antichrist化計画がまだどこかで生きてるかも

ってことが頭をよぎりでもしたのか。

天使についてのお勉強に励むため、兄ちゃんの大好きな『パイ』(お菓子の方…)の調達に出されたサムが再び新Rubyに出くわして、

天使がディーンを救ったって本当なの?

と質問され、天使に対してかなりの恐怖心を抱いていることがあきらかなRubyから


Watch yourself, Sam.
(気をつけてね、サム)



と忠告され、それに対し


I'm not scared of angels.
(俺は天使なんか恐くないよ)


と答えたサムを一瞬もの言いたげに見つめたものの、無言で去っていったRubyの態度も頭の片隅にこびりついて、妙に気になります。
(サムも何かしら、Rubyの意味ありげな態度が気になったのか、電話で兄ちゃんに『今まで一度も忘れたことがないだろ』と断言していたパイを買い忘れて帰宅してましたよね。
でも、サムはセカンドシーズンの時も兄ちゃんから強烈に可愛い口調でパイを頼まれたまま、黄色い目のおじさんに誘拐されて行方をくらましたことがあったはず…)


サム自身全く自覚はないものの、Upstairs の住人である天使の目から見たら、現在のサムってかなり Downstairs の住人化しているってこと?

だから、もしサムが(Ruby曰く:悪魔に出会ったらまず一発殴ってから質問するという、物騒な乱暴者であるともっぱらの評判の天使の一味である)Castielなんかにうかつに会ってしまうようなことになったら…、とRubyは心配しているってこと?

今回のエピソードの脚本を書いたSeraは、そんな感じのことも暗示してるってことなのでしょうか?





今回のエピソードを見た後、Lucifer というキーワードに刺激されて、シーズン3第4話『Sin City』の復習をしてみたのですが:

このエピソードでは、Caseyという超美人でセクシーな悪魔が、一緒に閉じ込められたディーンを相手にDownstairs(地獄)の実情をかなり詳しく語っていましたよね。

その会話の中で、気になるところといえば:


Casey: You think humans have an exclusive on a higher power?

Dean: You have a god?

Casey: Sure. His name's Lucifer.

――

Casey: Once he was the most beautiful of all God's angels. But God demanded that he bow down before man, and when he refused, God banished him. Tell me, Dean. How do you like bowing before lesser creatures?
  かつて彼はあらゆる神の天使の中でも最も美しい天使だった。でも神から人間に服従することを強要され、それを拒否した時、神は彼を追放したの。ねえ、ディーン。自分より劣った存在に服従するなんてどう思う?


さらに別のシーンでは:

ディーンの行方を捜しているサムは、ラストで悪魔にPossessされていたことが判明する神父様から


Ever think about doing anything else?
何か別の仕事をしようを考えたことはないのかね?
―――

You seem like a pretty smart kid. Somehow I see you out in front of the pack. You could do some great things.
君はかなり聡明な青年のようだ。なんらかの形で、君は先頭に立って群れを率いる存在であると思うよ。君には偉大なことが成し遂げられると思うのだが。


なんていう意味ありげなことを言われたり…。

またその後のディーンとCaseyの会話では:


Dean: So, the gate opened. The demon army was let out. What now, huh? I'm not seeing a big, honking plan here.
  ゲートは開いたし。悪魔の大群が解き放たれたけどさ。それでどうなるんだ?でっかいファンファーレが鳴るような計画があるようにはみえないぜ。

Casey: Honestly, there was a plan. Azazel was a tyrant, but he held us all together.
  正直いって、計画はあったのよ。Azazelは暴君だったけど、彼は私達の全てをしっかりまとめてた。

Dean: Azazel?

Casey: You think his friends just called him yellow eyes? He had a name. After you did him in, it all fell apart.
  あんた、彼の友達も彼のことを黄色い目のおじさんなんて呼んでたと思うの?彼にも名前はあったの。あんたがしでかしたことのおかげで、計画は全部ばらばらになっちゃったけど。

Dean: Sorry about that. So, what? No chain of command?
  それは悪かったな。で、なんだ?いまや命令系統なしか?

Casey: There was. It was Sam. Sam was supposed to be the grand poo-bah and lead the big army,
  あったわ。それがサムだったのよ。サムは最高位の偉大な存在となって、大軍を率いることになってたの。


そして、さらにCaseyはこんなことも:


Now you've got chaos, a war without a front, hundreds of demons all jockeying for power, all fighting for the crown...most of them gunning for your brother. For the record, I was ready to follow Sam.
いまや自体は滅茶苦茶、前線なき戦いってとこね、何百もの悪魔が皆権力を求めて他より優位に立とうとしている、王位を掴もうと戦ってるの―――そのほとんどはあんたの弟を手に入れようと必死よ。念のため言っておけば、私はサムに従う準備は出来てた。



そしてシーズン3の後半では、Rubyの口から、サムをAntichristだと認めない一派がサムの首を狙っていてそのリーダーがリリスだ、ということが明かされたのでした。





上のことを総合すると…、どういうことになるの?

黄色い目のおじさんこと Azazel は人間の子供の中から見込みがありそうな子に目をつけると自分の血を飲ませてその子の潜在能力を発達させ、悪魔界の神となる Lucifer 復活とともに人間を制圧して悪魔が地上を支配する際のリーダーに仕立てようと計画していた。

Winchester兄弟のせいで Azazel がコルトの弾で殺されてしまうと(ひょっとして、Azazelを殺したってことを見込まれて、ディーンは天使からリクルートされたってこともあるの?)

なんとかAzazelの計画に則り、サムをリーダーに担ぎあげようとする一派と、

リリスをリーダーにして自分たちの手で66の封印を解きLuciferを解放しようとする一派が現れたってこと?

リリスのAntichrist的不穏な活動を察知した神様は、2千年ぶりに天使の軍隊を地上に派遣して、リリスの勢力と戦わせると同時に、

もう一派のリーダーとなる可能性を持つサムのお兄ちゃんのディーンを天使にリクルートさせ、サムに対してもなんらかの手を打とうとしている。

と、そういうことなんでしょうか?

あー、考えすぎて、くらくらします。

とにかく、まずはシーズン3の日本語字幕付きDVDが手元に届いたらゆっくり復習しよう。

2008年9月26日金曜日

あれやこれや

ついに昨日から?Supernaturalシーズン3のDVDレンタルが開始されたのですね?

悪魔vsウィンチェスター兄弟全面対決」?!(笑)

別にレンタルするつもりもない私も、なんだかどきどきします。





ということで、シーズン4の第2話の放送も近づいていますが、最近ちょっと日記を書こうかな…と思うと大相撲が始まったり、J2が同棲したり、Supernaturalシーズン4がスタートしたりで、

ここしばらく細々と観た映画のことなどを忘れそうなのでこのあたりでちょっとだけ覚書程度の感想を書いておきたいと思います。



***



~漫画の夏~

少し前の日記で…、DCMという漫画を読んでいて、すっかり「クラウザーさん」信者になってしまったこと、及び、この漫画の実写版が作られたと聞いて、なんだかとても楽しみであることを告白していた

映画「デトロイト・メタル・シティ」

を観ました。(しかも近所の映画館で本公開に先立ち行われた先行プレミアで…)

この映画、ジーン・シモンズがゲスト出演したり、あのカジ君が根岸の曲を提供したりと驚くような仕掛けがあったりもして、ワイドジョーなどでは、海外でも公開が決まり…かなりの話題に…、というような話もちらっと漏れ聞いたので、世間的な評価はかなり高いといえるのでしょうか?

あの根岸の歌詞が普通に聞けるオシャレでポップな曲になってしまった辺りまでは笑っていましたが…。


この後、ネタバレが出てきます。これから観てみようと思っている方は、反転ご注意ください。




まだ最終回も迎えていない状態で、あの漫画の内容を全て忠実に再現することは無理だし、こうして一般公開するためには、母の愛とか、ほのかな恋の味付けなんかも不可欠ということもわかるのですが、

(本編の漫画が連載を続けて行く上で重要なポイントにもなっている)クラウザーさんの誰にも秘密の正体を、よりによってその母とガールフレンドに暴露してしまうなんて!

なんだか妙に達観した気恥ずかしいことを言わされていた(松雪泰子演じる)社長のキャラ設定とともに、どうしても納得できないところです。

そして、どうにかして(ごぼうの時の)根岸のあの心の狭さというか、単純に憎らしい!と思える部分を残しておいて欲しかった!

漫画のシーンを再現したシーンではついつい漫画のシーンをダブらせて笑っていましたが、予告を観ていた段階ではすごく忠実に映像化されているような印象があっただけに、

私の頭の中で映画と漫画を最後まで切り離すことができず、結果的に妙な不満足感が残ってしまったのは残念なところです。
(この映画はむしろ原作を知らない方が素直に楽しめたのかもしれませんね)





そしてもう一つ漫画を原作にしたこの夏の話題作

「二十世紀少年」も観ました。

三部作となるというこの映画の原作漫画は、数年前に途中まで読んでいたものの、その後連載を追いかけきれずに離れてしまい、既にすっかり内容もうろ覚えに…という経緯があったのですが、

かなり原作に忠実に作られたという映画を観た後、

ん?あれってどういうことなんだっけ?どうなってどうなることになってるんだっけ?

と頭の中がぐるぐるして…

ついに漫画を再び最初から、今度はついに最後まで読むことにました…。

どこかのインタビューで主演の唐沢さんが

「自分だけ原作の絵に似てない」

というようなことを語っているのを読んだりもしましたが、改めて漫画を読み返してみると、確かにケンジ=唐沢さんではなかったかもとも思えます。
(でも、その唐沢さんが演じた「美味しんぼ」の山岡さんをみた時には、「まさに漫画の山岡さんと同じ顔だ!」と驚いたものだし、今度の映画を観ている間も、ケンジの子供時代の男の子が唐沢さんとそっくりなことにはびっくりのし続けでしたけれども)

ほぼ完全に原作に忠実だった第一弾に対し、映画第二弾からはさすがにかなり原作から離れた設定になるというようなこともちらっと聞いて、今の所、第二弾&第三弾の映画を続けて観るかについては保留中という気分ではありますが、

またお正月が近くなって、大々的に映画第二弾のCMが流れるようになると、観たくなってしまうのかもしれません。





そして、原作は人魚姫?とも言われる、

「崖の上のポニョ」

友達とランチをして、その後、私としては「ハンコック」、友達は「幸せの1ページ」がなんとなく観たいという気分で映画館に向かったものの、どちらの映画もちょうどいい時間がなく(というか、ゆっくりお茶して待っていたりすると、お相撲が終わってしまうということで…)、すぐに始まるところだった「ポニョ」を観ることに…。

魚のポニョも「ソウスケ好き!」の一心で人間になったポニョも可愛かったですが、宮崎アニメって、子供の心もすっかりなくしてしまい、かつ子育てをすることなくここまで来てしまった大人の目で見ると妙に難解で…。

変な風に考えすぎて、素直に「面白かった!」と言えなくなってしまうところがあります。
なんだか消化不良で映画館を出てきてしまったので、いつかテレビで放映されたりしたら、もう一度ゆっくり見返してみたい気もします。
でも声優陣の豪華さには相変わらずの驚きでした。
(こちらは唐沢敏明の奥さんの山口智子が出演していたのですね…)





お相撲の都合で(…)「ハンコック」が待てなかったので、その後、ちゃんと時間を調べて

「ハンコック」を観てきました。

このところ怒涛のように公開されるアメコミを原作にした映画はついつい観てしまっていたものの、実は「ハンコック」は観なくてもいいかな…(むしろ「ウォンテッド」の方が観たい…)と思っていたのですが、

何週間か前(一ヶ月くらい前?)、AXNで「CSI NY」に

『Kid Rock』

という(この人のジャンルはメタルラップ?とでも言うのでしょうか?)ミュージシャンが、本人役で(しかも立派な容疑者候補として!)出演していたのを見た瞬間に一目惚れして、思わずWikiなんかを検索してしまったところ、

なんと、(ミュージシャンなのに…)長いフィルモグラフィーの下の方に「Hancock」って出ているではありませんか!

そのHancockの文字を押すとちゃんと映画「Hancock」のページに飛んでいくし、

えっ?ってことは、Kid Rockさん、ハンコックに出てるの?

「んんっ?なら話は変わった!」(by髭男爵)ということで、

ハンコック、急に観たくなった!ハンコック、観たい!という気分でしばらく(一人心の中で)盛り上がっていたわけなのですが、

私が観ていた限り、ハンコックの中で Kid Rock さんの姿は確認できませんでした。

私がうっかりしている間に見逃していただけ?
映画の中で流れた楽曲を提供していたってこと?
その場合でもフィルモグラフィーに経歴が載るのですか?

エンドロールでも私が観る限り「Kid Rock」の名前は、配役のところでも、挿入曲のところでも見つけられなかったのですが、これも単に私が見逃していただけなのかも…。

Kid Rockさん!「ハンコック」のどこに出てきたの?!

ご存知の方がいたらぜひ教えてください。





明日からは、これもアメコミ原作の「アイアンマン」が公開になるのですよね?

この週末は、お相撲も千秋楽ということで(…)またあれこれ忙しくなりそうなので、観にいくのは来週に入ってからということになりそうですが、予告映像を見る限り、ロバート・ダウニーJr. はやっぱりすごく色っぽくて、なんだかとても楽しみです。

mikaさんからの情報によると「P.S. I Love You」(こちらの原作は小説ですね)もついに劇場予告が始まったそうで!

こちらも待ちきれない思いです。





ちょこちょこ読んでいる本の感想も続けて書こうと思いましたが、思いのほか長くなってしまったので、また後でということにしたいと思います。

2008年9月22日月曜日

SPN401(久々の)妄想日記

少し頭を整理して妄想を吐き出さないことには、一日中というか、次回の放送まで延々と…兄弟のことを考え続けるはめになってしまいそうなので、引き続きまた少しだけ(…)Supernaturalシーズン4第1話の感想を書きたいと思います。



以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。
さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。









***




久々の妄想日記であるせいか、以下、いつにも増して、支離滅裂な妄想吐き出しとなっていますので、ご注意ください。


なんとかお墓を抜け出したディーン:

ボビーのフルネームに加え、ボビーのことをほとんど父親のように思っていることなんかがディーンの口から一息に告白されたと思ったら、ディーンを埋葬した後さすがのボビーもお酒で悲しみを紛らわす生活を送っていたことなどが明らかになったり、
もう冒頭からだーっと全ての台詞を書き出して、一々感動を表明したいほどですが、なるべく端折って…。


まずはなんとか本物のディーンであることを納得してもらった後の、ディーンとボビーの会話から:

Dean: Oh,he got me home okay. But whatever he did, it is bad mojo. You should have seen the grave site. It was like a nuke went off.
  あー、サムは確かに俺を無事に連れ戻したよ。でもあいつが何をしたにしろ、そいつはタチの悪い魔術だ。あの墓の周りの有様をみれば一目でわかる。まるで核爆弾が爆発したみたいだったんだ。

Bobby: You think Sam made a deal?
  サムが何か取引をしたと思うのか?

Dean: It's what I would have done.
  俺だったらまさにそうしただろうからな。


J2が揃って参加したComic ConにおいてSupernaturalのパネルの初めだったかに会場のファンに公開されたSPNシーズンプレミアの冒頭5分ほどの描写は Comic Conのほとんどのレポートに載っていて、通常極力新しいシーズンのネタバレを回避することにしている私ももう避けようもなくディーンの復活の様子を文字で読んでしまっていたのですが…。

なぎ倒された木々の中心にある墓穴から這い出してきたDeanのくっきりとした黒い影と、十字架の影が並ぶ、あの冒頭の映像の視覚的インパクトには、どきっとさせられました。

そしてこのエピソードを最後まで見た後となっては、十字架+ディーンの組み合わせの暗示に唸らされることに…。





その後、ボビーとの連絡を絶って行方をくらましているサムの居場所をディーンがあっという間に探り出したことに驚くボビーに:

Dean: You kidding me? What don't I know about that kid?
  何言ってんだよ。あのガキのことなんかなんでもお見通しに決まってんだろ?

ディーンがぽそっと呟くこの何気ない台詞も、

ボビーの口からわずかに語られる、ディーンが地獄に捕らわれてしまった後のサムの様子や、

兄ちゃんの知らない(兄ちゃんに言えない)暗い秘密を沢山抱え込んでいるらしいサムの姿がエピソードの進行と共に少しずつあきらかになるにつれ、

なんだかとても切なく感じてきます。





そしてサムの泊まっているモーテルの部屋にやってきたディーンとボビーの前に現れたChristieと名乗る女の子!

情報通のFangirlsの間ではもうあたり前の知識だと思われる、新しいRubyを演じる女優さんの情報を全くインプットしていなかった私のような人間にとっては、

あ、あ、あのサムが?!兄ちゃんのいない寂しさを名前も知らない女の子を次々と部屋に連れ込むことで紛らわすようにでもなってたってこと!?!そういうこと?!

ちょっと目を離したすきに、そんな子になっちゃったの!!?サム??

でも…とんでもなく美味しそうに逞しいあのTシャツ姿に、濡れた髪!

もう超セクシーで…、大好きな可愛い兄ちゃんがそばにいなかったんだもん、ちょっと女遊びしたってしょうがないってことだよね。

しかもそういう目的で部屋に連れ込んだはずの女の子を完全無視で可愛い兄ちゃんをぎゅっとハグして、熱い視線でじっと見つめた時点で、もう全てOKという気分になってしまったのは確かだし…。
(少し後のシーンになるけど、ディーンがいない間自分で身につけてたAmuletをディーンに返す仕草すらとんでもなくセクシーで素敵です。反面、それを”ありがと”と受け取って自分の首にかけるディーンの仕草はやっぱりちょっと可愛い…)
なんにしてもあんな女の子、名前もちゃんと覚えてないくらいだから、もう二度と出てこないんでしょ?

という程度の認識でいたのです。

そしたらなんと!エピソードの後半、あの子が新しいRubyとして登場したからびっくり!

この新しいRubyについては、

『あのモーテルの段階からRubyだったんだと思う。ディーンにRubyとの交流が続いてることを知られたくないから、あの時サムとRubyは、行きずりの関係であるような演技をしたのよ』

なんていう解釈を目にしたりもしたのですが、

そうなると、サムとRubyは(サムの能力のトレーニングに加えて?)Sexをする関係(だって、パンツ姿で出てきた上にあのブラジャーの忘れ物…あれはまた別の女の子のもの?)にもなっちゃってるってことになるんじゃないの?

それって…あまりにもちょっと…、と思うので、

私としては、あの時の女の子はあくまでタダの人間のChristieだったのではないか、と思いたいところなのですけども…。だってディーンを目にした瞬間のChristie、ほんのぴくりとも驚いてなかったし…。

私の苦し紛れの解釈としては、サムが悪魔たちの巣だったあのダイナーで再会したChristieを一目でRubyだとわかったのは、(シーズン3のラスト、悪魔との契約の期限が近づくにつれディーンには人間に憑り付いた悪魔の本当の顔が見えるようになってたけど、あんな感じで)Christieの顔の下にRubyの顔が見えるようになってたからだとか…、

あ、でも、あのダイナーのシーンではサムはウェイトレスのお姉さんが正体を明かすまで気付いてないみたいだったっけ…。

えー!?じゃ、やっぱりサムとRuby、そういう関係になっちゃってるの?!

そういえば新シーズンでは、サムに新しいLove Interestが現れるとかいう話を聞いた覚えが…、新しいRubyってサムの新恋人として投入されたってことなの?(これも実は世間の皆には既に一般常識だったりするの?)

ま、とにかくRubyとサムの関係については今後のエピソードの展開を見て、じっくり判断していきたいと思います。





そ、そんなことより、兄弟の再会シーンです。

(火葬しようとしたボビーを押し切って、あくまで兄ちゃんの身体を守ったというサムの行動からしても)地獄から兄ちゃんのことを引っ張り出したのはお前なんだろ?お前、いったい何を引き換えにしたんだ。俺はこんな風に救ってもらいたくなんかなかった!と強く問い詰めるディーンに:

Sam: Look, Dean, I wish I had done it, all right?
  なあ、ディーン、俺は兄ちゃんを地獄から連れ戻したのが俺だったならよかったと思ってるよ、わかるか?

……

Sam: I tried everything. That's the truth. I tried opening the devil's gate. Hell, I tried to bargain, Dean,--But no demon would deal, all right? You were rotting in hell for months -- For months --And I couldn't stop it. So, I'm sorry it wasn't me, all right?--Dean, I'm sorry.
  俺はあらゆる手を尽くした。それが真実だ。俺は地獄の門を開けようとした。そうさ、悪魔とだって取引しようとしたよ、ディーン、――でも、取引に応じる悪魔は一人(一匹?)もいなかったんだ。兄ちゃんは何ヶ月も、――何ヶ月もだ、地獄で腐り続けてたっていうのに。俺はそれを止められなかったんだ。だから、兄ちゃんを助け出したのが俺じゃなくてごめん。――ディーン、ごめんよ。

Dean: It's okay, Sammy. You don't have to apologize. I believe you.
  いいんだ、サミー。お前が謝る必要なんかない。お前の言うことを信じるよ。

サムの激しい口調とディーンの優しい表情に、思わず涙ぐまされそうになりつつも、じゃ、ディーンを地獄から引っ張りだしたのは誰?と疑問は振り出しに。





しかし…、

Christieをモーテルの部屋からさっさと追い払う女たらしな態度に、

ブラジャーの忘れ物を目ざとく発見してチクリと(可愛い)嫌味をいうディーンをあっさり受け流す様子に…、

そしてこの後登場する全米一のサイキックだというホットなお姉さんを絡めたあしらい(「あの人、兄ちゃんなんか、生きたまま喰っちゃいそうだぞ」と囁くあの余裕な男前ぶり!)を見ても、

サムの大人っぽさ、男前ぶりが格段に上がってますよね!

S3の「Mystery Spot」のストイックな男前サムにもゾクゾクしたものですが、サムって兄ちゃんと離れていると、女性を惹き付けるフェロモンの出方が桁違いになるような気がします。

でも、超美人で可愛い兄ちゃんとずっと一緒に過ごすようになると、また「可愛い甘えっ子サミー」に戻っていっちゃうのでしょうか…。

シーズン4のサム、この先どうなって行くのでしょう?楽しみです。





ディーンを地獄から引っ張り出した謎の存在の正体をちらっと覗き見するため、ホットなサイキック、パムの指示で皆で手を繋ぐシーン。

手を開いて待ち構えている大きなサムの手にディーンがぽんっと手を乗せ、その手をサムがきゅっと握り締める場面もつい何度もリプレイしてしまいますが、

その後、ディーンの左肩に焼きついた”謎の存在が触れた痕”を目にしたサムの反応が!!
(ディーンたら、ボビーおじさんには「こんな痕ついちゃったんだ」ってすぐにTシャツをめくって見せてたのに、サムには見せてなかったんですよね)

なんだよあれ、俺の(ものである)兄ちゃんの(この夏中、お墓の中で過ごしたためすっかり色白に戻ってる)身体にあんな痕をつけたヤツがいる…

と愕然とし、

ボビー、このこと知ってて黙ってたのか?


と一瞬非難するようにボビーに視線を投げ、

再び手を重ねた兄ちゃんの手を(シャツの下で二の腕に力こぶができるほど)ぎゅっときつく握り締めながら、

なんでこんないやらしい手形をつけられたってこと、俺に黙ってたんだ!


と兄ちゃんの顔を凝視する、

と、ここまでの一連のサムの表情の移り変わりが、なんともPossessiveな感じでっ!!

たまりません。(たぶんこの後も最低百回はリプレイしちゃうと思う…)

(注:もちろんサムの表情につけた『 』内の台詞は完全なる私の妄想ですが、Jared、絶対そういうつもりで演技してたとしか思えない…)





悪魔の巣となっていたダイナーから、

『俺を引っ張り出したのは、お前ら下っ端悪魔が太刀打ちできないような大物だと思うぜ。本当に俺に手を出す覚悟できてんのか?』

なんていうディーン得意のはったりで、危機一髪抜け出した後のシーン。
(この時、ディーンの着ているチェックのシャツの袖がちょっと長めで、「パイの代金を払う」ディーンの手が袖の中に半分隠れちゃってるのに目ざとく目をつけたとあるFangirlは、「あれって絶対サムのシャツ着てたのよ!」と断言してました。
確かに、なによりも大事な「兄ちゃんの身体」を燃やすことにはあくまで抵抗したサムだけど、兄ちゃんの私物は処分しちゃってたかも…)

サムはまた妙に凛々しい大人な顔で「あの悪魔達、あのままにしといていいのか」なんて言い出します。

三匹か、それ以上の悪魔がいたかもしんないのに、ナイフ一本で対抗できるかよ。逃げるのが正解だ」と返すディーンに、

Sam: I've been killing a lot more demons than that lately.
  最近の俺はもっと大量の悪魔を殺してるぜ。

余裕の顔でそう告げるサムの言葉を兄ちゃんは「賢い兄ちゃんが戻ってきたんだから、もうそういう危ないことはしないの!」とあっさり流しちゃっていますが、

サイキックのパムのところへ向かう車の中でも

(悪魔を何十匹も一瞬で殺しちゃうほどの)リリスの白い閃光を浴びてもなんともなかったんだ

という、かなり重大な告白をしていたサムは、ここでもある意味、「今の俺は悪魔なんか簡単に殺せるんだぜ」ってことを告白しかけてるんですよね。

でも、とにかく”自分を地獄から引っ張り出した謎の存在を捕まえる”ことに固執するディーンと、

その辺でうろちょろしている悪魔を適当に捕まえて「殺すぞ」と脅しつけながら、知ってることを吐かせればいい、と考えるサムとは、

それぞれ「相手を危険に巻き込みたくない」という思いやりから、別の道を突き進むことになってしまいます。

サムは、(またもや!)超可愛い顔で眠っている兄ちゃんを置き去りにして、一人悪魔のたまり場となっているダイナーに戻り、

ディーンは、パムや悪魔の目を焼ききったり、ディーンのいる場所のあらゆるガラス製品をこなごなにしたりする、悪魔たちも恐れるほどの力を持つ謎の存在を、サムのいない隙に、(嫌がる)ボビーと二人でおびき出そうとします。

ディーン曰く、「だってさ、どこへ言ってもヤツは追いかけてくるし、パンツ下ろしてる時に、またヤツが接触してきたりしたらやだもん。こっちから先に呼び出しちゃった方がいいよ





サム:

兄ちゃんの可愛くむっちりした身体に手形を残したムカツク存在のことをダイナーで働いている下っ端悪魔から聞き出そうとするものの果たせず、かっこよく片手で簡単に悪魔祓いをし、

その場にChristieの姿で現れたRubyにも尋ねてみるものの、Rubyも「人間の魂をあっさり地獄から連れ出して、もとの身体に戻しちゃうような存在は今まで見たことない」とのこと。


ディーン:

空いている納屋(?)に入り込み、ボビーおじさんと二人で知ってる限りのあらゆる呪術マークを納屋一杯に落書きして、謎の存在をなんとか呼び出そうと奮闘中。


サム:

悪魔が三匹死んでるダイナーの窓際の席にRubyと向かい合って座り、

「あたし達のこと、あの人に話すの?」

「ああ、どんな風に打ち明けるか、うまい言い方を考えてるところだからさ。…なあ、ちゃんと言うって、ただ時間をくれって言ってるんだ」

「サム、あの人その内あたしたちのこと気付いちゃうわよ。それがもしあんたの口から知らされたんじゃなかったら、あの人絶対キレる」

「ああ、どっちみちキレるさ」


と、言葉だけ聞いたら完全に不倫カップルが奥さんに二人の関係を打ち明ける相談をしているとしか思えない会話を交わしているの(上記の訳は、なんとほぼ原文のまま!です)ですが、これは、

兄ちゃんって、俺のサイキック的な能力のことに関してはとんでもなく石頭だから、(片手で悪魔祓いできるようになっちゃった、なんて)下手に打ち明けたら、即俺を阻止しようとする

ってことを話してるのですよね。

でも、(以下、かなりの妄想意訳です。ご注意ください)

Look,maybe I'll just take a step back for a while.
ねえ、私、少しの間、身を引いてもいいのよ。

I mean,I'm not exactly in your brother's fan club,
そりゃ、あんたの奥さん(じゃなくって、兄さん)と仲良くしたいわけじゃないけど。

But he is your brother, and I'm not gonna come between you.
でもあの人はあんたの正妻(じゃなくって、兄さん)だしね、あたしはあんた達の間に割り込むつもりはないから…


と、これまた完全に愛人の言い回しで語る新しいRubyは、なんとか最愛の兄ちゃんからサムを引き離そうとしていた先代のRubyなら口が裂けても言わなかったようなことを言い出します。

このコ、本当にRuby?

そんなRubyと、兄ちゃんの留守中サムはどんなことをやってたのかというと、

What I do know is I'm saving people...And stopping demons. And that feels good. I want to keep going.
今俺にわかってるのは、俺は人々を救ってるってことなんだ。――で、悪魔達を阻止してる。で、それって、いい気分なんだ。俺はこれを続けて行きたい。

サム、兄ちゃんがいない間に身につけた、兄ちゃんが心配したり怖がるかもしれないような力(リリスの攻撃でかすり傷一つつかなかったり、おまじないも特殊な武器もなしに悪魔をやっつけられたり)で、「いいことができるんだ!」っていう手ごたえを感じているのですね。


ディーン:

ボビーおじさんにできるだけのおまじないをかけてもらい、二人でテーブルに腰掛け、足をぶらぶらさせて待っていると、ついにパムも一瞬交信したCastielが登場。

Dean: Who are you?
  あんた、誰だ?

Castiel: I'm the one who gripped you tight.
  私こそが、君をぎゅっと握った本人だよ。

(…それから、We need to talk,Dean. Alone. ディーン、話そう。二人っきりで。とか…)

Castiel、台詞が一々色っぽい感じで…、

サム!Rubyなんかとのん気に不倫ぽい会話なんかしてる場合じゃないかもよ!と、かなりどきどきします。

自ら “I'm an angel of the lord.” だと語るCastiel、

彼こそが、

彼の本当の姿を見た普通の人間や悪魔の目は焼き尽くされ、

ディーンにうっかり話しかけようとすれば、部屋中のガラス製品が粉々になってしまう、

という強烈なパワーを持つ謎の存在の正体でした。
(「次からは、もっと声のボリューム落とせよな」と天使に面と向かって忠告するディーンがちょっと可愛いです)

立派な羽を見せてすら、まだ「あんたの本当の正体はなんなんだ?」なんて全く信じようとせず、

いいことって起こるものなんだよ、ディーン」と告げても

俺の経験上はありえないね」とあくまで頑ななディーンに、

Castiel: What's the matter? You don't think you deserve to be saved.
  どうしたというのだ。お前は、自分が救済に値するとは思わないというのか。

Dean: Why'd you do it?
  どうして俺を救ったりしたんだ。

Castiel: Because god commanded it. Because we have work for you.
  なぜなら神がそう命じられたからだ。なぜならお前にやってもらう仕事があるからだ。



ええ~~っ???

話は一気になんだかとんでもなく大きな方向に!

兄ちゃんの留守中、(確か、前のシーズンではサム Antichrist 化計画を積極的に推し進めていた記憶のある)悪魔のRubyと協力して仕事のスキルを磨いていたらしいサムと、

天使にリクルートされてしまったディーン

この兄弟、これから、ど、どうなるっていうんですか!!!

早く、早く今週のエピソード見せてーっ。

2008年9月19日金曜日

Supernatural S4EP1 Lazarus Rising!

ついに、ついに、ついにっっ!!

Supernaturalの第四シーズンが始まりました!


今シーズンこそ大人しくしておこう、と、毎年この時期、自分に言い聞かせてはみるものの…、

でもやっぱり数ヶ月ぶりに、動いている兄弟の姿を目にしてしまうと、どうしても心が浮き立って!

興奮にかられて大笑いしながら、きゃーっ!と声をあげたくなってしまいます。





昨秋、シーズン3が始まった時には、随分華奢になっちゃったな…と寂しい思いすら感じたDeanでしたが、シーズン3の最終話以降、(一応ネタバレ自粛で文字を伏せます)数ヶ月もの間、地獄で辛い思いをし続けていた割には、シーズン4のDeanはいい感じにむっちりして美味しそうです。

Jensen、映画の撮影が入ったりした割には、夏のHiatusの間、結構ゆっくりする時間がとれたということなのか、


こんな超仲良し熱々インタビュー


で語っている様子からして(このインタビューのTranscriptがどこかに出てたりしないでしょうか?)、Jaredとの二人の生活が本当に楽しくて寛げて、食事も美味しく感じるということなのか…。

それにしてもこのインタビューなんなんですか!

(興奮状態でゆっくり聞きなおせないので)以下に書き出した内容には、完全に妄想&嘘が混じっていると思いますが…


『寝言で泣きながら、僕の名前を呼ばないで欲しいんだけど。ぞっとするからさ。朝起きて、ほらっ仕事に行くぞ!っていってるのに、Jared、夢みちゃった…とかいって、涎たらしたりしてさ』(by Jared)
(Jared、寝てる時Jensenの寝言が聞こえる位置にいるってこと?だよね?)

『汗かき過ぎ、なんであんなに汗かくんだ?』(by Jensen)
(Jensen、Jaredの汗を不快に感じるほど、いつもそばにいるってこと…)

『僕が汗かき過ぎ?Jensenって結局僕のことを見ずにはいられないんだよ、それはもうどうしようもないみたいなんだよね、僕のことを見ていたくてさ…He's a crush on me....僕に恋しちゃってるってことなんだよ…、あんまり見つめられて居心地が悪くなることもあるくらいだよ』(by Jared)

(Jaredこの後にも「Jensenについて知っておくと役に立つ知識」のところでもう一度、

"Jensen's got a big ole crush on me...."(ジェンセンって僕のことが大好きでたまんないんだよ)

って繰り返してますよね!)


(それにさらに追加して

だから僕も仕方なく合わせてあげてるんだけど。僕のことを好きになっても無駄だよ、僕はそっちの趣味はないからって何度も言ってるんだけど、どうしても僕のことが大好きでどうしようもないみたいなんだ。だから僕もまあ合わせてあげてはいるんだけどね。

なんてことを!(笑) 言ってますよね?)

『それに朝の支度に時間がかかり過ぎ』(by Jensen)

『僕の朝の支度が遅い?だって僕は朝トレーニングをするだろ、犬の散歩なんかもあるしさ、Jensenなんかただベッドから可愛いお尻で転がりでて(he just rolls his pretty ass out of bed.....)、シャワーを浴びて、後は時間まで45分間(?)も鏡の前でPrimpingしてる(めかし込んでる)だけじゃないか』(by Jared)

とかいうようなことを話しているように思うんですけど。

このインタビュー、細かく止めてリプレイできないので、嘘だらけだったらごめんなさい。

それにしても、この二人…。

ファンの純真な心をもてあそぶにもほどがあるってもんでしょうが!





これ以降は、Supernaturalシーズン4第1話のネタバレが含まれる可能性がありますので、日本でDVDがレンタルもしくは発売されるまでは、ネタバレを一切回避しています!という方はくれぐれもご注意ください。








まだ興奮に駆られた状態で一度エピソードをぱーっと見ただけで(なにしろ大相撲本場所中でもあるので…)細かな台詞についてはこれからまたじっくり何度か見直さなければ、と思いますが、

とりあえずほんのちょこっとでもガス抜きをしないと爆発してしまいそうなので、現在頭の中をぐるぐる回っている事柄を少しだけ書き出しておきたいと思います。

それにしても今シーズン、なんとも面白くなりそうですねー!


上でも少し触れましたが、丁度可愛い感じにちょっとむっちりしたDeanに、Tシャツ姿のSamの逞しさ!

Samが泊まっているはずのモーテルの部屋で、あんな軽装の女の子がドアを開けたことにも、どきっとしましたが、

その後奥からふらっと現れてDeanの姿を目にしたSamの表情にはもう絶妙にドキドキさせられました。

あまりに熱を込めて見つめ合う兄弟の様子に、私たち視聴者の目には直前までSamといいことをしていたはずである、と思える女の子の口から

「Are you like...together?」(二人、…付き合ってるってこと?)

と言わせるって!相変わらず、このドラマの脚本チームはファンの心を煽る台詞選びをしてくれるものです。

後半、あの子が新しいRubyとして出てきたことで、あれって、Samとどうこうということではなくて、単に寛いでただけ?ってことなのだろうか、とも思いましたが、冒頭シーンでの女の子はどうみてもまだRubyじゃないですよね。

あの後のシーンでブラジャーが置き忘れてあったり…、あの時現れたSamはあきらかにシャワーを浴びたばっかりみたいに髪が濡れてたし…。

私が聞き取れてない台詞で説明があったということなのかも…。





そして特筆すべきは、Deanを失ってしまった数ヶ月間、Impalaを自分のものにして乗り回していたSam、なんとiPodをつけてました!(笑)

しかもDeanがエンジンをかけた途端に流れたあの曲は、Jensenの友達である、Jason Mannの曲なんだそう。

こういうこまかいところでも、ファンの気持ちをくすぐってくれます。





既に、ラテン語のおまじないを唱えなくても悪魔祓いが出来るようになってしまったSam!

ぞくぞくしました。

Samのこうした能力に、Rubyとの交流…と、Samが兄ちゃんに言えない秘密をどんどん増やしているのに対し、

DeanはDeanで、一体誰に地獄から引っ張り出してもらったのかと思えば!

なんとあんな設定を盛り込んでくるなんて!

Deanが小さな頃、おやすみの時にママがいつも言っていたという

「天使がいつも見守ってくれているわ」

という言葉を思い出すと、

セカンドシーズンからずーっと懸案事項になっている『ママの秘密』に、全く新しい光があたることになるのかも…という深読みも出来そうな気さえしますが…、

かなり悪魔よりになってしまったSamと、

ずーっと信じない!と言い張ってきた天使に守られているDean、

この兄弟、一体、この先どうなっていってしまうのでしょう。


あー、今シーズンもやっぱり体力の限界に挑戦しつつ、必死にエピソードを追いかけ続けなければならないってことなの…。

とりあえずはもう一度ゆっくり見直さなきゃ。

2008年9月18日木曜日

ついに両国で大相撲観戦!

なかなか思うように日記を書く時間がとれない今日この頃:

J2の同棲が発覚したり、

そういえば、「Room 401」がMTVジャパンでついに放送になるんだっけ!あれいつから?もう始まっちゃった?さらさらヘアのJaredの素敵なホストぶりを字幕つきで見てみたいけど…、スケジュールを調べるのが面倒くさい…とか、

X-Filesのモルダーこと、デイヴィッド・ドゥカヴニーが、セックス依存症で自らリハビリ施設に入所した?(治療を受けることを公表した?)だとか、
(X-Filesの映画第二弾で、数年ぶりにスキナーさんに抱きしめられたりして、モルダーったら何かタガが外れちゃったってことなのじゃない?…
そんなセックスアピール満点のスキナーさんと共演したWinchester兄弟、大丈夫だったのかな…っていうか、J2の二人同棲したてのアツアツで、おじいちゃん役のはげ頭のおじさんのことなんて眼中になかったのかも…なんていう妄想を抱いているのはきっと私だけ…)

などなど、驚きのニュースもあれこれ飛び込んできているというのに、最近は、ええ~~~っっ!!!とその場で驚くだけで、それ以上じっくりと突っ込んで調べようという気力が出なくて、なかなか日記書きにまで発展しません。

私も多少、大人になったということなのか…、
単に読書に時間をとられすぎて、ネットサーフしている時間が全然ないということなのか、
こうして日記書きもついにフェイドアウトしていくということなのか、

などと、秋の気配とともに、一人勝手に少々の寂しさを感じていたりもしたのですが、

久々に、これは日記に書いておかないと!という興奮のイベントが訪れました。

それはなにかというと、

長年の念願が叶って、ついに両国国技館での大相撲観戦が実現したのです。

愛知県に住んでいた昨年夏、名古屋場所を2回観戦して、生の取り組みの迫力に取り付かれた私は、関東に帰ったら今度こそ両国で大相撲観戦したい!!という希望を密か(でもない?)に胸に抱き続けてきました。

とはいえ、このところ本場所がお休みに入る度に、立て続けに不祥事ばかりが前面に出てきて、どうにもイメージの悪さが目に付く相撲協会、この9月場所の直前には、なんと前代未聞のロシア人力士たちによる大麻スキャンダルが勃発し、相撲協会に対する世間の風当たりも尚一層強くなっている今日この頃で、純粋にお相撲というものを楽しみにしている私たちファンとしては、なんとも心の痛む思いをさせられ続けているわけなのですが、

現在は大麻騒ぎも収まりやらぬ中、なし崩しに両国での9月場所が始まってしまったという形。

でもそんな現状の裏を返して考えてみると、とかく前もってあれこれと計画をたててきちんとスケジュールを決め、チケットを購入したりするのが面倒な性格の私にとっては、スキャンダルで客足が減ることが見込まれる、そんな今こそ両国での相撲観戦のチャンスに違いない!ということで、

昨年の名古屋場所観戦と全く同様に、ほとんど行き当たりばったりに、昨日の9月18日水曜日、ついに生まれて初めて両国国技館で大相撲観戦してきました。

ということで、昨年の名古屋場所に引き続き、またまた大相撲観戦レポートをちょこっとだけ書いておきたいと思います。





今回は母と二人の珍道中でした。

私としては、とにかく一刻も早く国技館に入って、幕の内弁当でも突きつつ序の口の取り組みからでも見たいくらいだったのですが、母が”みのさん”の番組のランチ中継で少し前に取り上げられていた、浅草の「むぎとろ」でお昼を食べたい!と強固に主張するため、まずは浅草を少しぷらぷらすることに。

浅草といえば、私は何年も前から浅草寺の参道で売っている「きび団子」を食べてみたいと思いつつ、一人前5本という数に気が引けて長年果たせないでいたのが心残りになっていて、せっかく浅草をぶらつくならと、

「まずはちょっとお団子食べていこう?」と言って、まずは雷門に向かいました。

とはいえ私の記憶の中のきび団子屋さんの位置も既に曖昧になっている上、雷門は平日の水曜日だというのに、外国人の観光客でごった返していて、かなり奥まで歩いて行っても見つかりません。

外国人の子供達が興味津々で『どのフレーバーがいいかな…』なんて呟きつつ店の前に群がっている『揚げ饅頭』も、以前に揚げたての熱々を食べてとても美味しかった記憶があったので、こちらに変更してしまおうか…という誘惑に駆られたものの、まだこの直後にお昼ご飯を控えている状態で、さすがに揚げ饅頭は重いよね…と諦め、

再び雷門の方向へととぼとぼ引き返して、目に付いた三人のおば(あ)ちゃんたちが店先に並んで待ち構えている和菓子屋さんでみたらし団子を一本ずつ買って(お団子を渡してくれたおばちゃんから「食べながら行くの?(タレは垂れたりしないわね?)大丈夫ね?」なんて世話を焼かれて、一瞬子供に戻った気分に浸りつつ)食べ、あーあ、きび団子食べたかった!と振り返ると、なんとみたらし団子屋さんのほぼ対面に、探し求めていた「きび団子」屋さんが!!

久々の人ごみにもまれて、最初にその場を通った時には完全に見逃していたらしいのです。

結構甘くて食べ応えのあったみたらし団子の串を握ったままさすがに一瞬だけ迷いましたが、すぐに「食べよう!」と思い切って、母と二人足早にきび団子屋さんに近づきました。

「お団子一人前と、冷やし抹茶を一杯お願いします」

と告げると、紺色のかすりの着物に赤い帯を締め、黄色のたすきがけをした可愛いお姉さんが、

「茹でたてをお出ししますね」

と、すかさず小さなきび団子のついた串を5本お湯の中に。

ほんのり甘い冷やし抹茶を飲みながらしばし待っていると、お姉さんがきな粉をたっぷりとまぶした温かいお団子を小さな白い紙の袋に入れて、手渡してくれました。

一串に小さな小さなお団子が4つ挿してある茹でたてのきび団子は、温かくてふんわりと柔らかくて甘さも控えめで、(直前にずっしりと大きなみたらし団子を食べていなければ…)5本くらいはあっという間に食べてしまえるくらい美味しかったです。

今度機会があったら、ぜひとも一人で5本食べたいと思います。(その時には久々に上げ饅頭も…)

きび団子もついに制覇したところで、浅草寺からも程近い「むぎとろ」本店に向かいました。

元々の希望としては、「みのさん」の番組で紹介されていた2500円~3000円くらいの豪華なランチセットを食べる予定だったのですが、まだ11時半ほどだったというのに、ランチセットの食べられる二階席は既に満席!

一階でやっている1000円の「むぎとろ」バイキングならすぐにご案内できます、ということで、(国技館も早く早く!と私を呼んでいることだし!)そちらを食べることにしました。

麦飯、とろろ、肉じゃが、卵焼き、おつけもの、お味噌汁の全てがお代わり自由というなかなかお得なランチです。
心は既に国技館に飛んでいた私としては、お代わりもせずにさっさと軽めに食べて出てきてしまいましたが、きび団子5本に続き、こちらも機会があれば二階でゆっくりと豪華なランチセットを堪能してみたいものです。

むぎとろ本店を出たすぐのところにある都営地下鉄の浅草駅から電車を乗り継ぎ、ついに両国に!

昨日の水曜日は、すっきりと晴れた秋晴れで、明るいお昼の光の下で見る国技館は眩しいくらいに綺麗でした。

名古屋場所では、本来四人で座る桝席に二人で座るツインボックスというチケットを購入したのですが、今回同行した母は正座ができないから椅子の席がいいというので、2階の椅子席の一番前になる椅子席Aというチケットを購入。
(国技館の二階席はかなり高いところにあるので、さすがに名古屋で座った桝席からすると土俵は少し遠い感じはありましたが、それでも生の取り組みの迫力は充分に感じ取れます)

ついに手にした国技館のチケットを握り締め、入場口に近づくと、

「整理券を配布しますので、こちらにお並びください!」と叫んでいる人がいて、

わけもわからず「並ぼう!」という母につられて、一緒に行列に並び、49番と50番という整理券を手に入れました。
整理券には、「1時50分に集合してください。時間に現れなかった方は無効となります」と書いてあります。
壁に貼ってあるポスターのようなものによると、これは「親方握手会」というものに参加するための整理券であるよう。そして水曜日の親方は「元富士櫻の中村親方」。
失礼ながら四股名を見ても、ポスターの写真を見ても、この親方のことはわからない…という感じでしたが、今日の大相撲中継を見ていたら、幕内後半戦の審判団のメンバーに名前が出ていました。

二階の椅子席へと上がり、警備の椅子に座っていた呼び出し姿のおじいさんにチケットを見せて席に案内してもらい、ついでにもらった整理券を見せて「この集合って、入り口のロビーに行けばいいんですか?」と訪ねると、

「(整理券は)どのくらい並んでもらったんだい?」とおじいさん。

私たちはチケットを購入した足で、そのまま入り口を入った瞬間に整理券をもらったという感じだったので、そう告げると。
千代の富士なんていう有名親方の日には、随分早い時間から並ぶ人がいるのだそう。

わけもわからず本来かなり並んで入手する必要のある整理券を手に入れてしまったことに気が引けて、「親方握手会」でいったい何が行われるのかについては聞けないまま、一旦、とにかく席につくことに。
椅子席Aというのは、二階の椅子席の中では格段に料金の高い席なのですが、ちょっと窮屈な感じの映画館の椅子という感じで、なかなか座り心地はよく、右手の肘掛の先には、本当にちっちゃなテーブル(普段は立ててあって、必要に応じて倒すと、焼き鳥の箱と飲み物くらいが置けるくらいの大きさ)がついています。その小さなテーブルに開いている穴にはヒモで栓抜きが縛り付けてあります。(ペットボトルなどが普及する前の名残なのでしょうか。でもまだ瓶ビールも売ってるので、この栓抜きも依然現役で働いているようです)

席に落ち着いてみたものの取り組みはまだ三段目の後半あたり、謎の「親方握手会」までにはまだ時間があったので、(まだお昼を食べたばかりではありますが)本場所のもう一つの楽しみである「ちゃんこ」を探しにいきました。

名古屋では体育館の外のベランダで食べる形でしたが、国技館でもやはり、「ちゃんこ、こちら」の案内に従っていくと、一旦外に出されました。
外階段を上ったところに「ちゃんこ処」というプレハブのような部屋があって、そこではちゃんこが1杯250円(去年の日記を見返すと、名古屋のちゃんこは300円だったのですね)で、たっぷり丼一杯食べられます。

初日から5日目までは「塩ちゃんこ」(以下、10日目まで「しょうゆ」、千秋楽まで「みそ」だったかな)ということで、私たちが食べたのは「塩ちゃんこ」でしたが、名古屋で食べた塩ちゃんこよりもかなりにんにくが効いていて、また一味違った印象でした。
(でも、なぜちゃんこはいつも、エアコンが全く効いてないところで食べることになるんでしょう…。ちゃんこは美味しいんだけど、食べるといつも汗だくになってしまいます。)

ちゃんこを食べ終えて再び席に戻った私たちは、しばし取り組みを観戦し、いよいよ1時50分が近づいてきたところで、ロビーに下りていきました。

ロビーには既に長い行列が出来ていて、ミニスカポリスのような格好をした、ちょっとケバイ感じの警備のお姉さんに整理券を見せると、

「49、50…、この辺ですね」

と列の中ほどに案内されました。

ここまできてさすがに恐る恐る前のおじいさんに「親方握手会」っていったいどういうものなんですか?と訪ねてみると、整理券をもらった先着百名が毎日日替わりで、その日の担当の親方と握手をし、サイン色紙をもらえるのだ、という事実が判明。
おじいさんはさらに、すぐそばの壁に貼ってある親方握手会のポスターを指差し「今日は、中村親方だよ」と教えてくれました。

ということで…、現在の我が家には、母と二人でもらった2枚の中村親方のサインが…。

ロビーでは整理券を入手しそこねた人たちが、うらやましそうに私たちの列を眺めていたりしたっていうのに…、なんだか申し訳ない気持ちです。

でもきゅっと握手してくれた中村親方の笑顔はとっても可愛くて、Goodでした。
(近くに控えていたカメラマン、私の前のおじいさんまではぴくりとも動かなかったのに、私の順番になった途端に私と親方のすぐ脇にきて写真を撮りまくっていたのは…、大相撲ファンとしては、私もまだ若手だと評価してくれたということなのか…、あの写真、そもそも何かに使われるのだろうか…)

親方との握手も無事に済ませると、私たちはいよいよ本格的に腰を落ち着かせて取り組みを観戦するため、焼き鳥と、私はビール(瓶と言いたいところですが、350ccの缶です)、母はウメッシュを購入して、二階の椅子席に戻りました。

両国国技館の地下には、焼き鳥工場がある、ということをご存知ですか?

私はその衝撃的な事実を知って以来、国技館の焼き鳥が食べてみたくてしかたがなかったのです。
(本当の希望としては、桝席で、焼き鳥とビールもしくは日本酒、といきたかったところ…)

小さな焼き鳥の箱を開くと、やきとり3本とつくね串2本が入っています。
もちろん完全に冷めてはいるものの、鶏肉はなかなかしっとりと柔らかく仕上がっていて、タレの味付けもビールにぴったりで、予想以上の美味しさでした。

しばらく私たちの両隣は空いたままだったのですが、十両土俵入りくらいにまず母の隣に、アメリカ人らしい白人のお母さんと若い息子と思われる二人組みが座りました。
母の向こう側ということで、私にはほとんど言葉は聞き取れませんでしたが、20代と思われるさらさらブロンドのなかなかイケメンの息子はかなりの相撲通らしく、ずっと隣のお母さんらしい中年の女性になにかを解説していました。
(かくいう私も、隣の母にずっと力士のプロフィールや決まり手などを解説していましたが…)

そして幕内土俵入りの頃、私の隣の席がやっと埋まったのですが、なんとこちらも白人の三人組!(いずれも二十代と思われる女性が一人と男性二人)

私の隣に座ったほっそりとした短髪の青年は本当に静かで、ほとんど口をきかないため、しばらくどこの国の人なのかわかりませんでしたが、私から一番遠いところに座った女性が明らかに英語を話していたので、こちらもアメリカ人だったのかもしれません。

日本の若者の相撲離れが加速する中、国技館に生の取り組みを見に来るお客さんのかなりの割合が外国人になってきているという現状は、ちょっと寂しくもあります。

そして、大相撲中継をテレビで見ていると観客の中にときどき芸能人の顔を見つけることがあって、国技館では、本場所中必ず一度は、

林家ぺーさん

の姿を見つけるものなのですが、幕内の後半戦直前、普天王×豊響の仕切りの最中、全身ピンクの服に身を包んだ非常に小柄で華奢な男性の姿をみつけました。
持っていたオペラグラスで覗いてみると、まさに「ぺーさん」!
ピンクのTシャツの胸には、イチローの写真がプリントしてあったようです。

残念ながら、私の一番の目当ての琴欧洲は、4日目にして三敗目を喫するという非常にがっかりとした結果になってしまいましたが、それはそれ、後半戦なんとか盛り返してね!ということで。

あっという間に、弓取り式まで終わってしまいました。

念願の国技館!楽しかったー!!

あー、また行きたい!今度は桝席で!

2008年9月10日水曜日

J2ついに同棲!!??

しばらく次から次へとペーパーバックばっかり読んでて(ケラーマンの後にもまたもう一冊読んで、もう一冊手をつけ始めて…、そろそろ感想文の日記を書こうかと思っていたところ…)、Supernaturalなんていうドラマのことを半ば忘れかけていたような状態に陥っていましたが…、

昨夜寝る前に、サングラスをかけた二人がお揃いの(しかもそれぞれ自分の名前入りの)フットボールのユニフォームのようなものを着ている写真を見かけて、

第4シーズンの放送を控えて、そろそろファンに対する煽りが始まったのかな、なんて思っていましたが、

起きぬけからまた、腰が抜けるような話題でネットが満載になってて…この情報、本当に、本当なんですか?


Jared and Jensen live together and carpool to work every day. They like to rib each other about who is lazier than whom in the morning, and it's very cute.

ジャレッドとジェンセンは一緒に住んで、毎日一緒の車で仕事に出かけてるの。彼らは朝どっちが余計に寝ぼけてのろのろしてるかなんてからかい合ったりして、本当に可愛いの。


さすがにここまでの衝撃の事実の公表に対しては、このレポートを書いたレポーターが二人の話を誤解してるんじゃないか、っていうファンからの疑惑の声が出たものの、その疑惑に対し、レポーター自らが、これは本当に二人が語ったことだと請け負ったとのこと…。

(サンディーと破局してしまったジャレッド)先シーズンが始まる前に購入していたバンクーバーの家に、

「ジェンセン、もういい加減引っ越してきてよ!!!!!!!!僕の二匹のワンコと一緒に暮らそう?ね?絶対楽しいよ!!!」

と、猛烈におねだりされて、ついにジェンセンが根負けしたってことなんでしょうか。
一緒に食料品の買い物に出かけたり、下着とか、シーツとか、一緒に洗濯したり、とにかく家庭的ないちゃいちゃしたことを毎日普通にやってるってことなの?

世界中のFangirlsは自分の妄想の中だけでこっそりと楽しむだけで満足していたっていうのに…、

ちょっと油断しているうちに、このBoysは、そんなファンの妄想すら凌駕するとんでもないことをやらかしてくれます。

次は、正式に男性同士の結婚が認められているカナダで、白と黒のタキシードに身を包んだ二人の結婚式の写真が公開されても、もう誰も驚かないなんてことになっちゃいますよね。

2008年9月1日月曜日

またもやケラーマン

先日『Obsession』を読んだ後、うっかり本屋に出かけたところ、次の

『Compulsion』

のペーパーバックが既に発売になっているのを見つけて、これまたうっかり…購入して帰ってきてしまいました。(ハードカバーでは次の最新作の『Bones』がもう発売になっています)

前回のラストでの意味ありげな犯人とアレックスのシーンが気になっていたこともあって、家に帰ってすぐそのまま読み始め、昨日の日曜日は、本当に朝から晩までふらふらになりながらもずーーーっと読み続けて、昨晩11時すぎごろには読み終えてしまいました。



以下は、また少々のネタバレを含む感想となりますので、ジョナサン・ケラーマンのアレックスシリーズを日本語翻訳版で追いかけている方は、ご注意ください。






***





マイロの長年の恋人リックの名前が沢山出てきた前作『Obsession』では、ついに久々に顔を合わせたアレックスとリックの間の微妙な緊張感になんだか妙にどきどきわくわくしつつ、にやにやしながら読み進めましたが、

今回の『Compulsion』では、(相も変わらずマイロとアレックスはいつもの通りべったり一緒にいるけれども…)物語の傾向は事件中心のいつものペースに戻りました。

でも前回の終わりで撃たれた傷が回復した後、マイロはなんとかリックと時間をつくって、ハワイに一週間のバカンスに出かけてきたということで、ハワイから帰ってきたばかりの今回のお話の冒頭のマイロは、物凄いセンスのアロハシャツ(アレックスは ugliest aloha shirt I’d ever seen だと…)なんかを着て、海を臨む素敵なレストランでアレックスとランチを食べたりしています。

マイロがハワイからアレックスに一枚だけ送ってきたという、サモア系の相撲レスラーが白い砂の上で取っ組み合ってる絵葉書には

「A(アレックス):

Having a great blah blah blar yawn yawn yawn.
(素晴らしい時を過ごして…ベラベラベラ、あくびあくびあくび)
These are the locals. A few more luaus and there goes my modeling contract.
(絵葉書の写真は地元のやつらだ。もう何回かハワイ式の宴会を堪能したら、俺もモデルとしての契約を結ぶことになるな)

Primitively yours,(根源的に君のものなる)
M(マイロ).」

なんてことが書かれていたり、

その後も、事件の捜査中、ウクレレ模様のネクタイをしていたり(そこに敏感に気付くアレックスも…)、リックとのハワイのバカンスをマイロなりに堪能したらしいことが伺えます。


…で、結局、前作のラスト近くのあのシーンは、最後まで懲りない犯人の悪人ぶりを描写しただけの、なんということもないシーンだったようで、犯人の血を浴びたアレックスがその後病院で検査を受けたなんていう説明すらもでてきませんでした…。私のいつもの「深読みしすぎ」という悪いくせが出ただけ、ということで、まあ結果的には何事もなくてよかった、よかったと胸を撫で下ろした感じでもあります。

今回のお話でも、ドットコム系の会社で随分お金を稼いでいるらしい社長から、4種類の楽器の製作を頼まれたロビンが、どうやらその社長から言い寄られていることを匂わせる、気になる描写が事件の合間合間に出てきて、

「アレックスとロビン、やっと仲直りしたところなのに、また不穏な気配が??」

なんて、微かに心配しましたが、それも「あー、そういうことだったの!」というオチでした。





そして、前作で故スパイクの後を継ぐ形で、生後半年という設定で新たに登場した、

フレンチブルドックの可愛い女の子Blancheちゃん、

今回のお話ではもう一歳になっていましたが、犬好きのファンの期待を裏切ることなくまた可愛いエピソードが出てきました。


掛け持ちしている事件のためLAを離れられないマイロの代わりにNYに出張しているアレックスとロビンの電話での会話から、ちょこっとだけこっそり引用してしまうと:



Robin: “I miss you but the big separation anxiety is Blanche. Not a single smile and she keeps sniffing around your office. Then she insists on going down to the pond, has to sit on the bench exactly where you do.
When that doesn’t work, she hops down and stares at the fish until I feed them. If I don’t toss in enough, she lets out that girlry little bark. I keep telling her Daddy’s coming back soon, but the way she looks at me, she ain’t buying it.”
  あなたがそばにいなくて寂しいわ。でもあなたと会えないことで一番大きな不安を感じているのはブランチね。一度も笑わない(*1)し、あなたのオフィスを嗅ぎまわり続けてるの。それから池のところに降りていくってきかなくて、しかも池のベンチのまさにいつもあなたが座っているところに座らなきゃ駄目なのよ。
それでも気分が楽しくならないと、あの子はベンチから飛び降りて、私が餌をあげるまで鯉(*2)をじっと見つめてるの。私が充分に餌を投げないでいると、例の女の子らしい小さな吠え声をあげるのよ。(*3) 私、パパはすぐに戻ってくるわよって言い続けてるんだけど、あの子が私を見る顔つきからして、どうも信じてないみたい。

Alex: “Tell her I’ll bring back a souvenir.”
  ブランチに、パパがお土産を持って帰るよ、って伝えて。

Robin: “She’s no material girl, but sure.…”
  あの子は物につられるような子じゃないけど、そうね、伝えるわ。…


*1: ブランチが見せる笑顔について、マイロなんかは前作で、ガスでも溜まってるのか?というような疑念も示していましたが、アレックスによると、誰に指摘されても「この子は笑うんだ」と強固に主張してます。かくいう私も犬は笑うと信じている人間の一人。

*2: ロビンはFishと言ってますが、アレックスは庭の池で鯉(2フィートというからかなりの大物)を飼っています。
今回のお話では、その鯉の卵が孵って、(1ダースだったか…、半ダースだったか…、今は探すのが面倒なので…詳細な数は省きます)稚鯉が生まれたというニュースも出てきました。
今回の物語の中で、聞き込みの相手の口から、JapanNigataの庭園をモチーフに…、とかいうような言葉が出てきた時には、アレックスはすかさず、鯉の産地だ、なんて反応していました。(アレックス、っていうか、ケラーマン…よく調べています)

*3: ブランチはアレックスと一緒に庭の池で鯉に餌をあげるのが大好きで、いつもアレックスを引き連れてまっしぐらに池に走っていくと(自分が食べるわけでもない)鯉の餌のペレットが入れてある缶を鼻でつついて、アレックスに鯉に餌をあげるように頼む、という可愛い事実は前作の『Obsession』にも出てきました。


元の飼い主のおばあさんが亡くなってしまった後、脱水症状でふらふらになりながらも自分の足でアレックスの家に辿り着いて、自らアレックスを新しい飼い主に選任した(ブランチの先輩犬)故スパイクは、
命の恩人であるアレックスよりも、美人のロビンのことを猛烈に愛していて、アレックスには大変そっけない態度をとり続けていたものでした。

アレックスは前作『Obsession』では、

ブランチには、まだスパイクのように二人の飼い主を差別するような傾向はみられない…

というような控えめな観察結果を洩らしてはいましたが、
電話でロビンから愛娘ブランチちゃんのこんな可愛い『パパが大好き!』エピソードを伝えられたら、(今回もアレックスは一見、クールを装ってはいたものの)もうきっとめろめろのはず。





次巻、『Bones』がペーパーバックで発売されるのは、いつになるのか…、こんな風にまとめて読んで、勢いがついてしまうと早く続きが読みたくなってしまいます。