2008年10月29日水曜日

Jensen’s Interview for French magazine

ちょこっとネタバレ?の日記の冒頭で触れた、Jensenの(おのろけ)インタビューが載っているというフランスの雑誌の記事の英訳をしてくれた人がいるのを発見したので、

ちなみにこちらです。


(もうとっくにどこかでもっと上等な日本語に翻訳されているかもしれませんけれども…)

フランス語⇒英語⇒日本語という伝言ゲーム的翻訳になるので、私の訳文にどこまで実際にJensenの語った言葉が残ることになるかわかりませんが、

また勢いでざーっと訳してみたいと思います。

ここのところ続けて妙に可愛いDeanばかり目にしてきたためか…、これまでの私のJensenのインタビューの訳よりもかなり可愛い言葉づかいになっています。

インタビューの内容には、一部シーズン4の内容に触れる部分があります。ご注意ください。




















PAGE 1 OF THE SCANNED FRENCH MAGAZINE

In “Supernatural” life for Dean Winchester is literally “on fire”. But, for the actor that portrays Dean, it isn’t the same. He continues having fun on set. To us, he talks about the *beep*(=blague) and giggles(="random jokes") on set and he explains how he became the house-mate of Jared Padalecki.

『Supernatural』というドラマ内におけるディーン・ウィンチェスターの人生は、文字通り(地獄の業火に)焼かれているようなものだが、ディーンを演じる俳優にとっては、そんなことはないようだ。彼は、セットで常に楽しんでいるのだという。彼は、我々に対し、セットでのいたずらや、楽しいジョークについて話し、どのように Jared Padalecki と同居人になったかについて、説明してくれた。


JENSEN ACKLES INTERVIEW
(text in red, under the pic: “Jared asked me to move into that gigantic house of his”)

(写真の下の赤い文字で:「Jaredが、僕に彼の馬鹿でかい家に引っ越してくれと頼んできたんだよ」)

**私はまだ現物の雑誌のスキャンなどは目にしていないのですが…、Jensenの写真の下に赤い文字で、上のようなフレーズの抜粋をあえて入れるとは…、さすがフランス…。雑誌を買おうという乙女達の心を正確に理解しています。**


We’ve heard that you’ve recently moved and that you’re now the housemate of Jared Padalecki in Vancouver. Is this true?

あなたは最近引っ越しをして、今やバンクーバーでJared Padaleckiの同居人になっていると聞いたけど、それは本当?

Yeah, but its all in good fun. Eventhough he keeps telling me all kinds of sexual jokes! (laughs). As a matter of fact, he bought this house with a friend of his last year and I was living together with a friend of mine in my apartment. Than, my friend moved back to L.A. Jared, than asked me to move in with him in that gigantic house of his. I think he was feeling a little lonely with just his dogs to keep him company. So, that’s how we became the next housemates of Jareds place. It made a lot of sense, since we already spent a lot of time with each other while we’re on set. We’re pretty much like brothers and we’re the best of friends. We hardly ever argue at all.

ああ、でも結果的には全部ひっくるめて楽しいことになったよ。Jaredが僕に言ってくる、あらゆる性的なジョークも含めてね(笑)
(この訳文を読んだ別のフランス人の指摘によれば、この一文は直訳ではどうやら

though he constantly harasses me for sexual favours!


というフレーズになるようで、原文には、Jokeという単語は入っていないとのこと!つまり、

彼が常に僕に対して、無理やり色気で迫ってくるとしてもね!

という内容になることに!!??

先日のJaredの「Jensen’s got a big crush on me!」への仕返しなのかもしれませんが…、まさかJensenの口からこんな言葉が聞ける日がこようとは!(笑) Jensen、海外メディアの取材ということで気が緩んでる?)

実際のところ、Jaredは去年彼の友達と一緒に家を買ったんだ、で、僕は僕の友達と一緒にアパート暮らしをしていた。そしたら、僕の友達がLAに戻ることになっちゃって。それでJaredが、彼の馬鹿でかい家に引っ越して来てくれって、頼んできたんだ。Jaredとしては、犬たちだけを友達に一人で暮らしてるのが寂しくなったんじゃないかな。(Jaredは、アパートを追い出されたJensenを仕方なく家に置いてあげることにした、と言ってましたよね)そんなことで、僕らはJaredの家で、それぞれ新たな同居人になることになったんだ。僕らは既にとんでもない時間セットで一緒に過ごしてるわけだから、(一緒に住むのも)理にかなってるってことなんだけどね。僕らはもうほとんど兄弟みたいなものだし、僕らは大親友だしさ。僕ら、これまで口喧嘩すらしたことないくらいなんだ。

(繰り返しますが、常識的に考えたら、セットでとんでもない時間を一緒に過ごしてるからこそ、家に帰った時くらいは離れていたい、と思うものだと…)


Eric Kripke has announced that he doesn’t feel like continuing the series after season 5. how would you feel about a 6th season? Would you sign on?

エリック・クリプキは、彼としてはシーズン5の後までシリーズを続ける気持ちはない、と宣言したけれども。(Ericがこれを口にしたのはComic Conの時でしたっけ?)あなた自身は、第6シーズンについてはどう感じてるの?(継続されるなら)サインする?


Certainly not without Kripke. He’s the heart and soul of the show. If he quits, than i would leave too. And I’m pretty sure that Jared would do the same thing. On the other hand, if Kripke would decide that he wants to continue the show, I wouldn’t have anything against a sixth season. I like the fast pace of tv shows. That you get the chance to really develop a character and form him the way you want him to be over the course of a few years. I sometimes get bored at movie sets, just because it doesn’t go fast enough for me.

クリプキが抜けるっていうなら、まずサインしないね。彼はこのショーの心臓であり魂なんだ。もし彼が止めるっていうなら、その時は僕も抜けるよ。それに絶対にJaredも同じようにするだろうと思う。一方で、クリプキがショーを継続するって決めたなら、僕としても第6シーズンになんら異議をとなえるつもりはない。僕はTVドラマの早いペースが好きなんだ。こういうドラマの中では、本当の意味で、キャラクターを発展させ、数年間の流れの中で自分の望むようにキャラクターを作り上げることができる。映画のセットでは、僕は時どき退屈しちゃうんだ。僕にとってはのんびりしすぎてるっていう理由からだけなんだけどね。


Through season 3, there were 2 female characters added to the show. Partially to lighten the workload for you and Jared. How did or does that work out?

シーズン3を通して、二人の女性キャラクターがショーに追加されたわね。部分的にでも、あなたとJaredの労働負荷を減らすためということで。その試みは上手くいったの?


Its not working out at all. A lot of the fans don’t like the 2 characters, which is rather sad because the 2 girls that play them are really good actresses and really great people to work with.
Actually, Jared and I don’t have less work at all. Quite the contrary actually. Every scene that has Ruby or Bella in it, also has either Dean or Sam in it. So Jared and I didn’t get any extra vacation days because of the two girls at all.

全く上手くいかなかったんだ。多くのファンは、その二人のキャラクターを好きになってくれなかった、その二人のキャラクターを演じた二人の女の子たちは本当にいい女優さんたちで、一緒に働く上で本当に素晴らしい人間でもあったから、こうなったのはなんだか残念だよ。
実際、Jaredと僕の仕事量も全く減らなかった。むしろその真逆かな。RubyとBellaが出ている全てのシーンには、DeanもしくはSamが一緒に出てたから。だからJaredと僕は、二人の女の子たちが追加されたおかげで余分の休暇をもらう、なんてことには全くならなかったんだ。


There are a lot of jokes played on the set. Can you tell us when and what the last one was and who fell victim to it?

セットでは随分いたずらが横行しているようね。最新のいたずらがあったのがいつのことで、その時の犠牲者は誰だったのかを教えてもらえる?


Jared and I have the greatest fun on set because of the jokes. It doesn’t always have to be a joke either, it can just be something that randomly happens. The last one was a couple of days ago. It was pretty basic actually. We were shooting a scene in Deans car and there are twins crossing the street. The one following the other. I’m watching them crossing the street and Jared does the same. It just looked so weird And than, Jared and I just looked at each other and couldn’t stop laughing.

Jaredと僕は、そういういたずらのおかげでセットでは本当に楽しい思いをしてるんだ。それはいたずらである必要もなくて、ちょっとしたハプニングであったっていいんだけど。最新のいたずらは、二日前かな。本当に基本的ないたずらさ。僕らが、ディーンの車の中にいると、双子が道路を横断するんだ。一人に続いてもう一人ってね。僕は彼らが道路を渡っていくのを見てて、Jaredも同じことをしてた。その光景はなんだがすごく奇妙で。で、それからJaredと顔を見合わせたら笑いが止まらなくなっちゃったんだ。


Dean litterally ends up in flames at the end of season 3. Where you anticipating or expecting that?

シーズン3の最後で、ディーンは文字通り地獄の業火に焼かれることになってしまったけど。あなたはそれを予想してた?


No, not really. You see, throughout the season, you hear Sam talking about how he’s going to do whatever it takes to save Dean and that he’s gonna get him out of there. When I got the script for the final episode, I was in shock! I even took a look at my contract to make sure that I was gonna have an appearance in the 4th season!(laughs)
Thank God, Dean is very well represented in the 4th season. That was a relief. In the first episodes of the fourth seaon, he has to re-adapt to “life”. In the beginning, it appears that he just came out of hell unaffected, that there was nothing wrong with him. After a while, however, he begins to get flashbacks of what it was like for him “down there”, in hell. It’s kinda like a soldier suffering from P.T.S.D. (post traumatic stress disorder)

いや、予想外だった。つまりさ、シーズン全体を通して、サムが、どんなことをしてもディーンを救ってみせる、ディーンの契約を反故にしてみせるっていい続けるのを聞いてきたわけだからね。最終話の脚本をもらった時、僕はびっくりしたよ!僕は、僕が第4シーズンにもちゃんと登場するかを確認しようと、僕の契約書を確認したくらいだったんだ!(笑)
ありがたいことに、ディーンは第4シーズンにもしっかり登場するけどね。ほっとしたよ。シーズン4の第1話、彼は、もう一度「命」を授かるんだ。最初のうち、ディーンは、全く影響を受けずに地獄から出てきたように見えるし、ディーンには何にも問題はないように見えるんだけど。でも、少し経つと、ディーンは「下の階」つまり地獄ってものが彼にとってどんなものだったかっていうフラッシュバックを見始めるようになる。それって、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ兵士みたいな感じなんだけど。


Which where the most difficult scenes to shoot in the duration of the show?

これまでの撮影の中で、もっとも困難だったシーンってどういったもの?


I was really grossed out by the torture scene of Dean in Hell. It was really tensed and I couldn’t believe what kinds of painful ordeals he had to go through. But I got through it okay. Actually, one of the most difficult scenes for me was when Dean had to beat the crap out of Meg and when Dean and Sam where doing the exorsism on Nicky Aycox. I was raised with the idea that you can never raise or strike your hand to a woman so that was really difficult for me. You just don’t do that! (jokes) When we were shooting those scenes, the girls on set where handeling it better than me, so I just had them comfort me from time to time (laughs). Those scenes where pretty difficult for me to do.

ディーンが地獄で拷問を受けるシーンは、本当に辛かった。あのシーンは本当に緊張感があって、それに僕にはディーンが耐えなければならない苦行が一体どんなものなのか想像もつかないわけだからね。でもなんとかやりとげたよ。実は、僕にとって一番難しかったシーンは、ディーンがメグを痛めつけるシーンで、それはディーンとサムが(メグを演じる)Nicky Aycoxに悪魔祓いをするシーンだったんだけどね。(この話は、先日の、EyeConの時?でしたっけ?Nickyが話してましたよね!)僕は、女性に手を上げるなんてとんでもないと教えられて育った、だからあのシーンは本当に難しかった。女性を殴るなんてできないよ!(笑)そういうシーンを撮影する時って、現場にいる女の子たちの方が僕なんかよりよっぽど肝が据わってるんだ、だから、僕は時どきただ彼女たちから「楽にして」なんて甘やかしてもらったりしてるんだよ(笑)そういうシーンは、とにかく僕にとっては演じるのが難しいんだ。





記事の翻訳はこの後2ページ目へと続くのですが、この後は、主にシーズン4でのこれまでの展開の概要をまとめたものと、今後どうなっていくのかという展望を書いたものとなっていて、Jensenのインタビューということではなくなっているので、翻訳はここまでということにしたいと思います。

興味のある方は、上に貼り付けたリンクから、2ページ目の英訳を眺めてみてください。
(かなり詳細にシーズン4のこれまでのあらすじが書いてあるので、シーズン4のネタバレを避けている方はご注意願います)

これを投稿すると…、なんと今日は朝から、3つ目の日記を投稿することに…。

体力切れだと、ヨボヨボだ、と言いながら、J2の仲良しパワーのおかげで、日々、気付けばこんなことをさせられている私です。

Supernaturalシーズン4第6話感想文:続き

以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。








***






黄色い目になったサムという、とんでもなく恐ろしい幻覚を見てしまったディーン!

という、衝撃の展開に、まさに、この後どうなるのよぅ?!というところで、前回の感想文書きの体力が尽きてしまったのですが、

続きです。







場面が変わると、サムはなんだかのどかな様子で、新たな知恵を借りるためボビーおじさんを呼び出して兄弟の狩りの現場の町にまで出かけてきてもらったようです。


Bobby: Where's Dean?
  ディーンはどこだ?

Sam: Home sick.
  (病気だから)家で大人しくさせてる。



このHome sickは、「家が恋しくなる」Homesickではなくて、インフルエンザとかはしかだとか、クラスの皆にうつっちゃうような病気にかかった子供が、「今日は学校を休んでおうちで大人しくしてなさい!」と言い渡されてる感じですよね。

サムから、今日は家で大人しくしてるんだぞ、と言い渡されたのに違いないディーンはというと、おうち(ホテルの部屋)で一人、(現在のディーンにとって)一番怖くなさそうなTV番組を選んでということなのか、

シーズン3の可愛いミニチュアディーンが出てくるエピソードでもチラッと触れられたことのある、緑色粘土のヒーローGumby氏と、彼の親友、オレンジ色の粘土のお馬であるPokey君の冒険を見ているのですが、

なんとS3のエピソードの中で、

(ヨガの先生だとかいうことで、大変身体が柔らかいらしい)リサがGumby Girlだったとしたら、俺、Pokeyになっちゃうの?」

と、また可愛い顔で、かつてその存在に自分をダブらせたこともある、その当のPokey君が、首に紐を巻かれ、ピックアップトラックで強引に引きずられていってしまうという、世にも恐ろしいシーンが出てきて、「Oh, this isn't helping.」(あー、せっかくのどかなアニメで落ち着こうとしてるのに)これじゃ助けにならないよ…、

と余計に衝撃&恐怖を感じたりしています。





一方のサムは、ボビーおじさんに、検死官に会ったのが月曜の朝8時だったから、もう残り2時間切ったところだよ(ってことは、この二人のシーンは、水曜日の早朝6時ってことなんですね?)と説明し、何か新しい情報を見つけた?なんて聞いてみると、

家中にやたら本が積んであったりして、ボビーおじさんがかなりの読書家であることは私達もこれまでのシリーズの中で知っていましたが、


This, uh, encyclopedia of spirits dates to the Edo period.』
この、あー、江戸時代の妖怪百科(幽霊百科かな…)によると


と言って、サミーに差し出したのは、なんと日本語の本!

この本、装丁はいかにもそれらしく古文書のような本を装って作ってありますよね。

サムの開いたページにも

「鬼染症」

なんていう見出しがあったり、隣の副題のついたページも

「魔鬼の病気と感染する人」とか

「恐れおよび爪手(爪で腕を引っ掻く、という症状から何か文を捻り出したのでしょうね)の幻影の病気」なんて、

ちょっと翻訳ソフト?かな?という感じはあってもそれなりに頑張って作ってあります。
(ふと、どんなことが書いてあるのか興味が湧いて、一時停止して内容を確認してみたところでは、本文の部分には「スパイ」だとか「プレート」だとか江戸時代の資料にはまず出てくるはずのないカタカナが沢山出ていて…、なにか手元にあった資料を適当に英日翻訳ソフトにかけて、出てきたものを貼り付けたということなのかもしれませんが、それでも低予算の中、小道具のスタッフ達なかなか健闘してますよね。)

ボビーおじさんから手渡された日本語の本を開き、さすがに


Sam: You can read Japanese?
  ボビーおじさん、日本語読めるの?


と驚いたようすを見せるサムに、ボビーは!(笑)


君らが生まれる前からずっとだよ

(ボビーの意図としては

「(I have been speaking and reading Japanese) Long before you boys were born.」

という感じでしょうかね?)


と、たどたどしくも、なんとも可愛い日本語で返答

そんなボビーに、インテリ少年のプライドが刺激されたのかサムは、


Sam: Guess so, show-off.
  (明らかに、日本語を読める上に話せる)みたいだね。まったく見せびらかし屋なんだから。



とにかくこの本には、兄弟が現在悩まされている、恐怖を人々に伝染させるという「ぶるぶる」と呼ばれる幽霊(私個人的には初耳です)のことも載っていて(どうやら偶然にもそのページをサムが開いて見ていたようですが)

退治するには、通常の手順で、死体を焼いてしまうのが一番なのだけれども、それが駄目だとなったら、「ぶるぶる」は恐怖から生まれた幽霊であるだけに、恐怖そのものであるともいえて、言い伝えによれば恐怖を使って退治することもできるとのこと。


Sam: So we have to scare a ghost to death?
  じゃ、俺たちは幽霊を(文字通り)死ぬほど怖がらせなきゃならないってこと?


そんなの一体どうやったらいいんだよ…、と戸惑いつつも、サムは一人で心細くお留守番しながらまだGumby&Pokeyの冒険を鑑賞中の可愛い兄ちゃんに連絡を入れます。


Sam: So, uh, just ride out the trip, okay? You're - you're gonna
be fine. We got a plan.
  だから、あー、とにかくこの危機を乗り越えような?兄ちゃんは、-兄ちゃんはちゃんと元気になるから。ボビーと俺とで計画を立てたからさ。

Dean: What is it?
  どんな計画?

Sam: Uh, just a good plan, all right? Hang in there.
  あー、とにかくいい計画さ、いいか?そこで大人しくしてろよ。


しかし電話を切ったサムの横で、ボビーは


Bobby: This is a terrible plan.
  こいつはとんだお粗末な計画だぞ。

Sam: Yeah, tell me about it.
  ああ、言われなくてもわかってる。



今回のサムって、前のシーズンで余命一年の兄ちゃんをあれこれ心配していた姿をずーっと見ていた私達からすると、

もう後数時間の命しか残されていないお兄ちゃんを抱えていながら 「どうしちゃったの?」 と思うくらい落ち着いて、平静でいるように見えるのですが、

兄ちゃんのいない4ヶ月間、たった一人で狩りをした経験の中で、随分と自分の狩りの腕にも自信がつき、(今回のエピソードの中でも、私達もまざまざと実感したように)かつ格段に一人の大人の男として成長した、ということなのでしょうか?

(もう使わない、と約束したけれども)念じるだけで悪魔を退治できるほどになった自分に、「臆病者の幽霊」ごときが片付けられないはずはない、という自信が、

俺には絶対に兄ちゃんを助けられる」という確信に繋がっていったということなのでしょうか?





サム&ボビーの作戦が開始された頃、部屋のドアに迫る Hellhound の吠え声を耳にしてソファーの陰に隠れたディーンのところへ、なんと同じく Ghost Sickness に苦しむ保安官がドアを蹴破って現れます。

20年前、Luther に対し親友のフランクが行った残酷な犯罪を揉み消してしまったことをきっと長年に渡りずっと気に病んだ挙句、Ghost Sickness に感染してしまったこの保安官も決して、その根っこの部分は悪い人ではなかったのだろうと思いますが、

ディーンたちが扮装したFBI捜査官が過去の事件を洗い出し、自分の立場を失墜させるつもりだとの恐怖に完全に捕らわれてしまった保安官は、ディーンとの揉み合いの中で、保安官の目が悪魔の「Black Eyes」に変わったという幻覚に襲われたディーンにつき飛ばされ、床に倒れこんだまま、ついに心臓が限界を迎えて死んでしまいます。





怖がりの可愛いディーンを連れずに、怖そうなショットガン(sawed-offですよね)を持った大きくて強そうなサムだけがやってきたことで、怖がって隠れてしまったらしいLutherの幽霊をなんとか怒らせておびき出すため、サムはショットガンを床に置き、Lutherの描いたJessieの絵を次々と破き始めます。

ついに姿を現したLutherの幽霊を振り返るサムの視線の位置が!(笑)

自分より大きな人間に出会うことがほとんどないはずのサムは、振り返った時、一番近くで見慣れている存在の兄ちゃんの顔がある辺りに視線を投げ、あ、顔がない、と慌てて視線を上げていますよね。
(シーズン2の兄弟が刑務所内の幽霊を退治するエピソードで、サムの同房となった囚人が、サムよりも一回り以上縦横共に大きい怪物だったことで、閉められるドアの向こうで物凄く心細そうな顔をしていたサムの顔をふと思い出します)





ディーンはというと、保安官さんの死体に、ベッドスプレッドをはがしてかけてあげたようなのですが、通常死体を覆う場合、頭まですっぽりと布を被せてしまうのが普通だと思うのに、「死んじゃってても苦しいかもしれないし…」と心配にでもなったのか、まるで毛布をかけるように顔と腕を出した状態でかけてありますね。

ポツンと一人(サムの側の?)ベッドに腰掛けたディーンの両腕はもう真っ赤に掻き毟られ、頭の中には、黄色い目のサミーの声が響いています。

そしてふと床に落ちていた聖書に目を止め、最後の頼みの綱のように拾い上げて唇を押し当てた時、Lilithが、シーズン3の最終話のあの可愛いけれども非常に芸達者だったあの小さな女の子の姿で登場。

会いたかったわ!もう帰る時間よ。と、抱きつくLilithから、お前は幻覚だ、と言つつなるべくLilithに視線を投げないようにして離れたディーンに、


Lilith: What's the matter, Dean? Don't you remember all the fun you had down there? You do remember. 4 months is like 40 years in hell. Like doggy years. And you remember every second.
  だったらなんだっていうの、ディーン?あなたが下の階で体験したあの楽しいことを全部忘れちゃったわけじゃないんでしょ?覚えているはずよ。人間界の4ヶ月なんて、地獄では40年と一緒だもの。ワンちゃんの年みたいなもんよね。で、あなたは、その一秒残さず全てを覚えてるのよ。


(先日のJaredがJensenの演技にもらい泣きしたと語ったインタビューの中で、ネタバレ警戒のため一応文字を伏せますディーンが地獄での体験を語るシーンがある、という言葉がありましたが、実際のところどうなんでしょう?ディーンはLilithの言うように、地獄から帰ってきてからずっと地獄での体験を全て覚えていたのか、もしくは今まで忘れていたけれども、何か-今回の事件とか?-がきっかけで全て思い出すことになるのか…)


Dean: You are not real.
  お前は幻覚だ。


と言いつつ、そろそろ心臓が限界に近づいてきたらしく胸を押さえながら膝をついたディーンに近づき、その顔を小さな両手に取るLilith。(このディーンの顔が、Lilith 役の小さな女の子より頼りなげで、可愛いかも…)


Lilith: It doesn't matter. You're still gonna die. You're still gonna burn.
  そんなの関係ないのよ。それでもあなたが死ぬのは変わらないし。あなたが地獄で焼かれることになるのも変わらない。

Dean: Why me? Why'd I get infected?
  どうして俺なんだ?なぜ俺が感染した?

Lilith: Silly goose. You know why, Dean. Listen to your heart.
  お馬鹿さんね。どうしてか、あなたはわかってるでしょ、ディーン。自分の心に聞いてごらんなさい。

Dean: What?
  なんだって?



私は全く関知しないことだったのですが、Supernatural Fandomの(明らかに私が出入りしてない範囲の)どこかでは、今回のエピソードでの暗喩を受けて、

DeanをDick扱いするなんて酷い!
(辞書で引くと「嫌なやつ」なんていう訳が出てくるこの言葉が、どのくらい強い意味を持っているのか、いま一つ実感として良くわからないため、私としては、そこまでの反応をするほどのことなの?と思ったりもしたのですが、
一方で、この騒ぎを「また?ほんとバカバカしい!…、もうこういう騒ぎには一切関わりたくないのに、どうしても耳に入ってきちゃうのよね」なんて言ってる人たちもいるので、こうしたことに敏感に反応したりするのも、個人差-というか、ひょっとしたら、年齢的なもの?-もあるのかもしれません)

という不満を高らかに表明していた集団がいたようで、Eric Kripkeが急遽

「DeanはDickなんかじゃないし、このエピソードでも決してそんなことを言ったつもりはない」

という声明を出すはめになった、なんていう騒動も起きていたようです。

Lilithとのこのシーンを見ても、今回のGhost Sicknessが感染するには、単に「Dickだった」なんていう人間性だけが関係しているのではないらしいことがわかります。

Kripkeは弁明の中で、エピソード本編にもそんなフレーズが出てきたように「恐怖というものを武器に使っていた(Victims contract the illness because they use “fear as a weapon.”)」という事実がキーになっているのだと語っていますが、

Kripkeの(兄弟の感情面の解釈ではとかく薄っぺらに感じることも多い、言い換えれば、いかにも男性目線の)エピソード解説には私個人的には、いつも全面的に同意できない部分もあって…、

今回のエピソードの感想を書いている中でまとまった私の解釈としては、

Ghost Sicknessの第一号患者となったフランクがそもそも妻およびLutherの死から20年も経った現在になって、なぜ再びあの製材所を訪れることになったのか、についてのはっきりとした説明は出てこなかったように思うのですが、

自分の前から姿を消した妻に関する間違った思い込みから、何の罪もないLutherを酷い形で死に至らしめてしまったことをフランクは実は長年ずっと恐怖に近いともいえる形で、「後悔」し続けてきたのではないか、

で、自分の気持ちを振り返るために再びあの製材所を訪れ、20年間あの製材所で、死の間際の恐怖を糧に幽霊としての強力な力を蓄えたLutherによって、Ghost Sicknessに感染させられてしまったのではないか、

という風に考えられるような気もするのです。

保安官さんを見ても、上の感想文でも触れたように、フランクへの友情から、罪もないLutherの殺害に目をつぶってしまったことを長年「後悔」していたようにも思えます。

そう考えていくと、Kripkeのいう

感染した人たちは「恐怖というものを武器に使っていた」というキーフレーズよりは、

過去に強烈な「後悔」を感じるような経験をしていた、というキーフレーズの方が、無理がないように思うのですが。

ディーンは、シーズン1の時から、確か(もはやうろ覚えですので、違っていたらすみません)「狩り」を続ける理由として、「狩り」をして、人々を助けることで、ママのことを助けられなかったというどうしようもない後悔から救われる気がする、というようなことを口にしていたような記憶があります。

ママが死んだ時、全くの赤ちゃんだったサムと違って、優しくて美人だったママの記憶を持っているディーンは、肝心な時にママのことを守ってくれなかった天使なんかいない!信じない!と言い続けてきたほどで、

愛しい妻を亡くした後、全てを捨てて妻の実家の家業であった「ハンター」に転職してしまったほどの父ちゃんと張るくらい、目の前でみすみすママを死なせてしまったことを長年後悔してきたはずです。

さらには、シーズン1の最後には、自分の命と引き換えに父ちゃんが地獄に連れて行かれてしまうような経験もし、

その一年後には、この世でなによりも代えがたく愛しい存在であるサムを腕の中で失う事態に遭遇して、

遂には自分の魂を悪魔にただ同然で叩き売ってしまうような行動に出たりもしています。

私がみる限り、ディーンにとって、「後悔」というのは、人生の中でかなりのウェイトを占めるキーワードになると思えます。

フランクの死体に二人揃って接した兄弟の内、ディーンだけが発症した理由についての私の解釈は上記のようなものになるのですが、

このエピソードを観ている間、もう一つ私の脳裏をよぎった仮説としては、

狩りをしていく中で、ディーンと同じように「(Kripkeが感染の原因としてあげる)恐怖というものを武器に使っていた」はずのサムがこのGhost Sicknessに感染しなかったのは、やっぱりサムの身体の中のDemon Bloodが何か関係しているのではないかということ。

シーズン2の「Croatoan」では、Demon Virusに触れた人たちの中で唯一発症しなかったサムだし、

シーズン3の「Heart」では、WerewolfのVirusに感染したお姉さんとあれだけ激しいセックスを交わしても感染しなかったサムなのですから。

いずれにしても-Jaredが語った、-またちょこっと伏せます-ディーンが地獄での経験を告白するという-今後のエピソードの中で、「ディーンだけが感染した」ことの謎について、もう少し明らかになってくるのではないかと期待しています。


と、かなり脇にそれてしまいましたが…、どこまでいったっけ?そうそう、

Listen to your heart.」という言葉に、「(いまにも止まりそうな)心臓の音に耳を済ませてごらんなさい」という意味合いを込めてか、

Baboon!」という言葉を連呼し始めたLilith。





サムは、自分よりも大きなLutherと必死に格闘しつつ、Impalaに結びつけた太い鉄製のチェーンの先を床に敷き詰められるように落ちている木屑の中に埋めておいたポイントに投げ出されて一瞬笑顔を見せ、LutherのGhostの首に素早くチェーンを巻きつけ、

ボビー、今だ!」と叫びます。

ボビーの運転する猛スピードのImpalaに引きずられるという、まさに死の間際の状況の再現に、LutherのGhostが恐怖の限界に達して、ついに消え去った瞬間、

ディーンに Baboon!攻撃をしかけていたLilithの幻影も姿を消します。





病気が感知したディーンの腕からは、醜い掻き傷がきれいさっぱり消えました。
(また赤ちゃんのお尻のようなすべすべお肌に元通りです。よかったね!サム!)





幽霊退治の呪文を刻み込んだ鉄(これまでのエピソードでも幽霊には鉄というのは何度も出てきた退治法ですよね)のチェーンで、Lutherにとっての最悪の恐怖を再び味あわせるというかなり残酷な方法でLutherの幽霊を片付けたというボビー&サミーに少々呆れ顔をしつつも、

「ま、俺が生きてるんだから、よしとするか」なんて言ってるディーンに、

ところで兄ちゃん、気分はどう?

今回の事件じゃ、かなりの恐怖を味わっただろう?

と心配するサミー&ボビーに、

もう全然平気。狩りに行きたいか?行くぜ。何でも殺してやる。

とディーンは強がってみせますが、


Sam: Aw.

Bobby: He's adorable.
  可愛いもんだな。



兄ちゃんの隣で、笑顔でボビーと視線を合わせつつ、Aw~と低く声を出し、「Adorable」というボビーのコメントに高笑いするサムが!!!!!

なんかもう完全に、「もう怖くないもん!」と強がっている彼女を「もう、こいつ可愛くてたまんない!」という視線で温かく見守る頼りになる彼氏そのもので、腰が砕けそうになるほど素敵です。






一足先に帰っていくボビーを見送った後、しかし、もちろんやっぱりもう一度、兄弟の気になるシーンが現れます。


Sam: So, what did you see? Near the end, I mean.
  で、何を見たんだ?終わり近くで、ってことだけど。

Dean: Oh, besides a cop beating my ass?
  あー、警官に尻を叩かれた以外でか?

Sam: Seriously.
  マジにさ。


(そう言いつつ、本当に優しい表情でディーンを見つめるサムの目が…、太陽の光でも反射したかのように、ほんの一瞬だけ黄色に光ります…)

ぎょっと、一瞬表情を固くしたディーンは、しかし、


Dean: Howler monkeys. Whole roomful of them. Those things creep the hell out of me.
  ホエザルだよ。部屋中に一杯の。あいつらには超びびった。


 (Lilithが連呼していた ”Baboon” という音には、ヒヒという意味もありますよね?それにかけてるってこともあるのでしょうか?)

Sam: Right.
  そうか。

Dean: Just the usual stuff, Sammy. Not that I couldn't handle.
  そういうありふれたもんさ、サミー。俺の手に負えないようなものじゃない。



黄色い目のサミーは、ディーンが気楽にサムに打ち明けることもできないほど、まさにディーンにとって「couldn’t handle」なレベルの恐ろしい幻影だった、ということが、はっきりとわかった瞬間ではありますが、

ここで、今回のエピソードは終わりということに。





この流れだと…、そろそろまたCastielが登場しそうな雰囲気だな…、という余韻に浸る間もなく、なぜか再び「Eye of the Tiger」のイントロと共に、Impalaが画面に現れたと思ったら…、

Jensenの最高の激しくも楽しいパフォーマンスが始まり、

最後には(私達Fangirlsは全員固くそう信じています!)Jaredが熱い口パクパフォーマンスを終えて可愛い笑顔に戻ったボーイフレンドに、「Jenny!」と公共の場で呼びかけるという、

最高のおまけまでついて!

あー、今回のエピソードも本当に面白かった!

でも、そろそろまた来週は…、重たいエピソードに戻りそうな予感でしょうか?

ほんのちょっとネタバレ?

406の感想文が放りっぱなしのままなのですが…。

さらにこの日記を書いてる間に、ジェンセンがフランスの雑誌に、ジャレッドとの同棲生活のことをこれまでなかったくらいの惚気ぶりで語っている!というような情報が入ったところで…、もう頭がおかしくなりそうですが…


私はまだこれまで一度も覗きに行ったことのないSpoilerTV.comというところで、Supernaturalが以下のような条件の俳優さん(このリンクは、SpoilerTVではなく、そのサイトの情報からの小さな抜粋を日記に載せているFangirlの日記へのリンクです)募集していることが明らかになったのだそう…。


以下には、Supernaturalシーズン4第13話に関する、小さなネタバレとなる情報が含まれます。

まだ見ていないエピソードについてのどんな小さなネタバレも回避しているという方は、以下の情報の閲覧にはご注意ください。








***








According to SpoilerTV.com, one of the casting calls for episode 13 reads:
SpoilerTV.comによれば、(Supernatural)第13話のための配役の一人として:



Episode 4.13 - Casting Call
シーズン4第13話-キャスト募集
[YOUNG DEAN]
若きディーン
18 years old. Must look like a younger version of Jensen Ackles.
18歳。見た目がJensen Acklesの若いバージョンのようであること。



It didn't say anything about a casting call for a Young Sam, so I'm hoping that the reason that there is no casting call for a Young Sam is because they're planning on bringing back Colin Ford as Young Sam. If Dean is supposed to be 18, Sam would be 14, and I think Colin looks like he's in that age group, or he would by now, anyway.

So I hope that's the case, because that was some really good casting--he really does look believable as a young Sam and looks a lot like Jared, plus he really had Jared's Sam mannerisms down which was pretty impressive.

So I'm keeping my fingers crossed for that!

この配役募集の中では、若きサムについての募集については全く触れていなくて、だから私としては、若きサムに対する配役募集がないのは、(シーズン3のクリスマスエピソードで見事に完璧なちびサムを演じた)Colin Fordを若きサム役に再び抜擢するつもりだからじゃないかと願ってるの。もしディーンが18歳だというなら、サムは14歳ということになって、Colinもそのくらいの年齢層に入るのじゃないかと思うし、じゃなくても今ならそのくらいに見えるようになってるんじゃないかと思うから。

だから私としては、そうであることを望むわ、だって(クリスマスエピソードは)本当にいいキャスティングだったと思うから――彼って本当にいかにも若きサムっていう風に見えたし、Jaredにもよく似てた、さらに彼って、ジャレッドが演じるサムの型みたいなものを完全に持ってて、それって本当に感心させられたから。

指をクロスさせて待ってるつもり。







うん!私もその意見に賛成です!

シーズン1とシーズン3で、二つのエピソードに現れたちびディーン役のRidge Canipeという少年は、制作サイドのおじさんたちにとってはいかにも型どおりのディーンの小さい頃というイメージで、そういう意味では彼の熱演は大したものだったと言えるのかもしれませんが、

あの子って、ディーンはともかく、Jensenには全く似てないのですよね…。

前のシーズンのクリスマスエピソードで、フラッシュバックからの切り替わりの度に、すんなりと全く違和感なく『ちびサム』から『(巨)大サム』に移行できる様子を目撃して、

かつ Jared にも良く似ていた Colin 君を目にしてしまったことで、ディーン役の Ridge 君にはかわいそうな言い分ではありますが、

なんでこんな Jensen に全く似てない子をまたディーン役に連れてきたの!?

というもやもやした不満を私個人的には抱いてしまったというか、そこはかとない後味の悪さのようなものが残っていたのです。

さらにシーズン4に入ってのディーンの里帰りエピソードの中で、若きママ&パパを演じた俳優さんたちがこれまた大人になったママ&パパにそっくりで!

せっかくJohnパパが出てくるエピソードで、またもやJDMの姿を目に出来なかった失望(いや、もちろんJDMに二十代のパパを演じろ、とまでの無理は私も言うつもりはないですけど…それにあのエピソードには私の愛するスキナー副長官もゲスト出演していたし…)すらもどこかへ消えうせてしまったほど。

それがついに、というか、やっと、というか、ディーンの配役募集に、

Must look like a younger version of Jensen Ackles.

という項目を入れてくれる気になったのね?と、感動のような気持ちも湧いてきます。

もちろん、18歳の頃のJensenそっくりな顔をしたような男の子で…、

ディーンみたいな演技のできる子がいるのか…、

という心配もなきにしもあらずではありますが、とにかく、まだまだ放送は先のことになりますが、第13話?ものすごく楽しみになってきました。

2008年10月26日日曜日

Jared (ちょっとだけ)Interview

まだ406の感想文が途中なのですが…。

先日私の情報の完全なる片手落ちでうっかりしていましたが(kyuさんはしっかりチェックされていたようですね?)、

Jensenの「My Bloody Valentine 3D」のTeaserが公開された同日

Jaredの「13日の金曜日」のTeaserも公開されていたのですよね。

と、言いつつ、あれこれと野暮用に追われて、今現在まだ私は「13日の金曜日」のクリップは見ていないのですけれども。


(配給会社とかがわざと煽っている?)「Friday the 13th」vs「My Bloody Valentine」の戦いの中で、Jaredがまたまた この ような可愛いJ2ほのぼの仲良しエピソードを暴露していたのだそうで…。

また例によって、Jaredのコメント部分にいい加減な斜め読みの訳をつけてしまいたいと思います。

(私が本日非常に疲労しているためなのかもしれませんが)このインタビューってところどころ意味がよくとれなくて、いつも以上に勝手な妄想解釈を入れてしまっているような気がするので、「全然違うんじゃない?」というところを見つけましたら、どうぞご指摘願います。







上のインタビューがアップされたページからの一部抜粋です:

Padalecki explains to ShockTillYouDrop.com why Friday the 13th will be the better film.
"Because Jensen's not in it and I am," he says when we caught up to him recently. "And I hope that gets back around to him. I'm very excited about My Bloody Valentine 3D. Jensen had a lot of cool things to say about it. He had a great time. But we've got Jason, though. We've got Jason!

Padaleckiは、ShockTillYouDrop.comに対し、なぜ「13日の金曜日」の方が優れた映画であるかについて、以下のように説明する。
「それはJensenが出てなくて、僕が出てるからさ」と我々が最近彼をキャッチした時、彼は語った。「で、僕としてはこの件についてはJensen側の話も聞いてもらいたいと思うんだけど。僕自身はMy Bloody Valentine 3Dはすっごく楽しみにしてるからさ。Jensenは、この映画については、クールな意見をいっぱい持ってるんだよ。彼は撮影がすっごく楽しかったみたいでね。でも僕らにはジェイソンがいるからね。僕らにはジェイソンがいるんだから!

"You have to have fun," Padalecki goes on to say, commenting on the rapport with his co-star. "I grew up in Texas playing sports where talking shit is...like if you're friends with somebody, you can tell them 'Go F yourself' and not get a reaction. I respond better with the ribbing, so it was fun to call Jensen when he was working late. A few times he'd text me, 'Hey dude, you on set?' And I'd tell him I was off and going to sleep, so he'd make it a point to call a couple of hours later knowing I was asleep. It's cool, I love the fact that fans notice that, 'cause we have a great time."

「(これを聞いたら)絶対面白いと思ってくれると思うんだけど」とPadaleckiは続けて、彼の共演者(←これってJensenのことですよね?)との親密な関係(rapportって、辞書にちゃんとそういう訳が載ってますよね?)について語った。「僕はテキサスで、スポーツをやりながら汚い言葉ばっかり話すような環境で育ったんだ。…例えば、誰かとダチだとするなら、そいつに「'Go Fuck yourself'(くそくらえ)」くらいの悪態をついても、そいつはケロッとしてる、とかね。僕は、そういうからかいにはよく反応する方だから、Jensenが遅くまで仕事をしてる時なんかにJensenに電話すると面白いんだ。(今回二人それぞれ別の現場で映画を撮影していた時の話ですよね?)何度か、Jensenは僕に「ようJared、お前セットにいるの?」なんてメールしてきたことがあって。で、僕は、Jensenに僕はもう仕事が終わってこれから寝るとこだって伝えたんだよね。そしたらJensenったら、二時間後くらいに僕が寝てると知ってて電話をかけてきたんだ。最高だよ。僕らのこういう関係にファンの皆が気付いてるっていうのも気に入ってる、だって実際僕らは(メールし合ったり、嫌がらせの電話をかけたりする僕らは?ってこと?)最高に楽しいんだから。





冒頭でも告白済みですが、上記の訳には、いつも以上に私の妄想が含まれている…とは思うのですけど。

私には男の兄弟がいないので、実感としてよくわからない部分もありますが、少し前まで約7年間ほど同居していた某男性は、携帯からのメールと言えば「これから帰る」とか「夕飯いらない」程度のそっけないものがほとんどで、少なくとも成年に達した男性というものは、あまりいちゃいちゃと仲良しメールをやりとりするようなことはないのかな…、という認識でした…。

上のインタビューを読んだという米国のFangirlsの感想を見ても、

I base a lot of my knowledge of guys on my brother, who is thirty. And he's always like, "guys don't TALK on the phone. You say what you need to and hang up."

あたしの男性に関する知識って私の兄に負ってるとこが多くて、兄は三十歳なんだけど。彼は口を開けば「男ってものは電話で長話なんかしない。用件だけ言ったら切るもんだ」なんて言ってるのによ。



というような、ほぼ私と同じような意見が多勢を占めていて、私の認識も決して世界の潮流から大幅に外れてるというわけでもないのかな、という印象。

そうなると結論としてはやっぱり:

And it's like, the boys TEXT each other constantly? CALL each other? UGH, IT SLAYS MEEEE.

それが、このJ2っていうBoysは、日常的にお互いメールをやり取りしてるの?電話をかけ合ってるの?ああーっ、なんか(嬉しくて、とか、まさに萌えというか)死にそうなんだけどっ

YES. And I mean, really? WHAT DO YOU POSSIBLY HAVE TO TEXT TO SOMEONE WHO YOU SPEND THAT MUCH FREAKING TIME WITH??? Like. Not that I WANT them to STOP, but. CO-DEPENDENT MUCH??

そうなのよ。それにつまり、本当に?これだけとんでもない時間一緒に過ごしてきて、まだ何をメールすることがあるっていうわけよ???って、別に二人にそんな仲良し行動を止めて欲しいなんていうわけじゃ全然ないんだけど。この二人って互いに依存しすぎじゃない??


It's so CUTE, right?!

(二人がメールし合って、相手への小さな嫌がらせで深夜に電話したりするなんて)すっごく可愛いわよね?!


I am loving the mental image of sleepy Jared groping for his phone and grunting out something snarky, and Jensen chirping cheerfully in his ear, and Jared starting to smile despite himself, and UGH UGH BOYYYYYS <333333

寝ぼけ眼のJaredが電話を手探りして、なんか険悪なことを唸ると、Jensen楽しげな高い声が耳元で響いて、Jaredは熟睡しているところを起こされたにも関わらず、いつのまにか笑顔になっちゃう…なんてことを想像すると最高に嬉しくなっちゃう、もう!このBoysって!!!


They are so ADORABLE, omg.

この二人って、最高に可愛い!


なんていう悲鳴をまたもや上げざるを得ないことに…。


そして最後の

I love the fact that fans notice that, 'cause we have a great time

という一文も、なんだかすごく意味ありげです…。

最近のJaredは、ファンたちが「Jensenと自分」という仲良し二人組みのことをこっそり妄想の中でカップルのようにくっつけて楽しんでることを完全に承知していて、

こうした小さな仲良し話をあちこちでぽつぽつと披露しては、Fandomが爆発状態になるのをどこかからチェックして、楽しんでいるような気さえしてきます。

2008年10月25日土曜日

Supernaturalシーズン4第6話ちょっとだけ(じゃない…)感想文

次から次へと投下されるJ2の仲良しエピソードに、顔がにやけっぱなしの今日この頃ではありますが、

気持ちがくじけてしまう前に、新しいエピソードの感想文を書いておきたいと思います。



以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。






***






今回のエピソード、とにかくとんでもなくディーンが可愛かったですよねー!!!(笑)

そしてそんな可愛い兄ちゃんの面倒をしっかりと見るサムがなんて大人っぽくて、男前だったことか!!!

今シーズンのSupernaturalのエピソード、毎回、期待を上回るいい仕上がりで、嬉しすぎてなんだか今後が心配になってくるほどです。







オープニング、なんだか物凄そうな猛犬から死に物狂いで逃げているらしいディーンが、ホームレスのおじさんの家財道具一式に激突して倒した挙句、おじさんに向かい「逃げろ!殺されるぞ!」と叫びながら指差した先に視線を投げると…、

頭にピンクのリボンをつけたちっちゃなヨークシャーテリア(かな?)がきょとんとした顔で見上げています。

再び必死の形相で(そして前回に引き続き可愛いダークスーツ姿で)駆け出したディーンの後ろを

お兄ちゃん、あたしと遊んでくれてるのよね?

と、ちょこちょこと追いかけるちっちゃなちっちゃなワンコ…。

数ヶ月前、Hell Houndに酷い目に合わされたことで、ディーンたら犬恐怖症になっちゃったとか???

と?マークが頭をぐるぐるしていると、場面は43時間前に。





兄弟はどうやら、3日前に心臓発作で死んだフランク・オブライエンという男のことを調べている様子。

3日前に死んだフランクに続き、近くの町で昨日全く健康な男性二人が同じく心臓発作で突然死したという報告にもとづいて、兄弟としては「なにかある」とSupernaturalな気配を嗅ぎつけ、またもや可愛いFBI捜査官(といってもサムはもうすっかり本物FBI捜査官っぽい貫禄が板についてきましたが!)になってこの町にやってきたようです。

サミーが「もう怖い力は使わないことにする」と宣言したことで、怖いお仕事斡旋天使Castielもとりあえずは満足したということなのか、近頃ぱったりと姿を見せなくなったのをいいことに、

今週も兄弟は仲良く「昔ながらのWinchester家のお仕事」を楽しく継続中ということのよう。

さて、フランクの死因を調べにきた兄弟は、というと、

ディーンは「これをちょっと持っててくれるかね?」とポンっとフランクの心臓を手に乗せられ、それを笑っていたサムの顔に脾臓の液(汁?)が盛大に飛び散るという散々な目に遭いつつ立ち会った検死の結果を聞いても、マラソンランナーだったというフランクは、手に残る酷い擦り傷を除けば全くの健康体だったことが判明。
(ビニールの術衣とエプロンを貸してもらって検死に立ち会う兄弟の姿を見ると、そんな格好でもサムはある程度さまになって大人っぽいのに、ディーンはなんだか幼く可愛く見えるのはどういうことなんでしょうか…
フランクの結婚指輪の跡を指摘する手術用のゴム手袋をしたディーンの指もなんだか丸っこくて可愛いです…同じ手袋をしてもフランクの手首に残った引っ掻き傷を見るために掴んだサムの手は逞しく見えるのに!)

さらに情報を集めるため、地元の保安官事務所を訪れた兄弟は、消毒用ジェルで手を擦ってばかりいる妙に潔癖な保安官(土足禁止の執務室に入る時の兄弟の靴の脱ぎ方が!(笑)日常、靴を脱ぎ慣れない人たちには脱いだ靴を揃えるなんていう習慣は全くないのですね)から、

フランクと保安官は高校時代からの友達で、いまだに『Gamecocks』というソフトボールチームで一緒にプレイする仲だったが、最近の彼は何かに怯えているようだった、電話に出ないので部下を様子見に行かせたら…、あとは君らの知ってのとおりだ、と。

『Gamecocks』とは「闘鶏」という勇ましいチーム名なのですが、シモネタ好きのディーンはあきらかにCockに反応してニヤリとしてます。(言葉の響きから単純に推測すると、この単語って、遊びで女をやりまくる男達、みたいな裏の意味にとれたりもするのでしょうか?

「フランクはいいやつだった」と語る保安官に、挽回のためか、ディーンは「Big heart」(心の広い人という意味と、検死官の先生から実際に彼の心臓をずっしりと手に乗せられた経験をかけてるんですね…)な人でしたね、と答えてまたもやその場をしらけさせたりしつつ、その場を辞したものの、

フランクを含め三人の被害者に共通する、赤い引っ掻き傷と、死の48時間前から奇妙にそわそわした様子を見せ初め、最後には恐怖に駆られて死に至ってしまうという奇妙な症状のことを考えると、とても三人の死因が単なる心臓発作とは思えません。

ところが、フランクを最後に目撃したという近所の住人Mark Hutchinsという人物を訪ねてみようか、と歩き出した時、ディーンは突然、前方にたむろする全く害も無いように見える(どの子もやっと小学校を卒業したくらいの)男の子たちを見て、

「なんか、あのティーンエイジャーのコたちの顔つきが物騒だからさ、こっちの道から行かない?」
(ディーンの台詞がちょっとオカマちっくですがご容赦ください…)

と突然方向転換してしまいます。

生きているフランクの最後の目撃者Mark Hutchinsは大きな蛇を肩にかけたまま兄弟に応対するという、かなり度を越した爬虫類好きという強烈なキャラクターの持ち主ではあるものの、

それにしてもディーンはなんだかずっと周囲の様子を見回してはそわそわそわそわ…。

爬虫類好きのMarkさんによると、最近のフランクの怖がりようといったらとんでもなくて、

この前の夜テレビでやってた「オズの魔法使い」を見て緑の魔女を怖がってたほどだし、

他にもアルカイーダとか、フェレットとか、人口甘味料だとか、ペッツディスペンサーについてる顔の(小さい頃にはよく食べましたが、ペッツって今でも売ってるんですね)死んだような小さい目だとか、とにかくあらゆるものを怖がってた。

さらに続けてフランクの人物像を聞くと、

「死んだ人間の悪口は言いたくないけど…」と前置きしつつ、高校時代のフランクは「Dick」(嫌なやつ)だった。自分も含めて、町の半分の人間は酷い目に遭わされたはずだ(he probably taped half the town's butt cheeks together…って、こんな感じの訳でいいのでしょうか?まさか文字どおりじゃないでしょ?)

多くの人をムカつかせていたというなら、彼に復讐したいと考える人間もいると思いますか?と問いかけるディーンに、
(ここで、でもフランクは心臓発作なんだろ?と返すMarkさんに”Just answer the question, sir.”と畳み掛けるサムがまた男らしくて素敵です。)

それでも20年前に奥さんを亡くしてからは大分更生したんだ、と答えつつ、

相変わらずMarkさんの首の周りで気持ち良さそうにじっとしている大きな蛇にびくびくするディーンを目にしたマークさんは、

Mark: Don't be scared of Donny. He's a sweetheart. It's Marie you got to look out for. She smells fear.
  Donnyのことは怖がらなくていいよ。この子は気立ての優しい子なんだ。気をつけるんならMarieの方だ。彼女は恐怖を嗅ぎ分けるからね。

と、Markさんが指差したディーンの肩先からは、ぽっちゃりとこれまたよく太った大きな白いニシキヘビが(日本ならいかにも金運が上がりそう!とありがたがられそうな可愛い女の子です)顔を出して、するするとディーンの腕を滑り降りていきます。





Marieが這ったところにアレルギーでも出たかのように腕を掻きつつ、Impalaの中で調査資料を見ているディーンのところに、フランクの家を調べに行ったサムが帰ってきますが、

ディーンの調査によるとフランクの妻は躁うつ病で自殺したことがわかったものの、その死にフランクが関わった様子はなく、サムが隅から隅まで調べたフランクの家も「EMFの反応なし、魔女の呪い袋もなし、硫黄の残留物もなし」ってことで、となると「幽霊、魔女、悪魔」は除外されるのかなってことになって、フランクたちに死をもたらした100個のSupernatural候補の内、3つは消せるか…なんていう会話をしつつ、

ホテルに向かってImpalaを走らせるディーンの様子が明らかに変…。


Sam: Dude, you're going 20.
  な、兄ちゃん、時速20マイルで走ってるんだけど。

 (1mile=約1.6kmなので、大体時速30キロちょっと?こんなにのんびり運転されてるImpalaもびっくりしてるかも…)

Dean: And?
  だから?

Sam: That's the speed limit.
  それって制限速度だろ。

Dean: What? Safety's a crime now?
  なんだよ?今じゃ安全って犯罪になったのか?


かと思ったら今度は、二人が宿泊するホテルに行くには左折(日本とは車線が反対なので、日本の感覚では対向車の動向を見極めつつ曲がらなければならない右折ですね)すべき交差点を直進!


Sam: Dude, where are you going? That was our hotel.
  兄ちゃん、どこいくつもりだよ?俺たちのホテルはあっちだぞ。

Dean: Sam, I'm not gonna make a left-hand turn into oncoming traffic. I'm not suicidal. Did I just say that? That was kind of weird.
  サム、俺、対向車がいるのに左折するなんてことするつもりないから。俺は自殺願望なんかないんだからな。って、…俺、今の台詞本当に言った?これって、なんかちょっとおかしいよね。



なんて可愛い笑顔で最後の言葉を小さく呟くディーンの横で、サムのポケットに入ったEMFメーターが盛大に唸り出します。

サムがポケットから取り出したEMFをディーンに向けるとメーターのランプが全部真っ赤に!

俺、とり憑かれちゃたの? ね、俺、とり憑かれちゃったの?!





(場面はいよいよあのJensenのパフォーマンスの時のシーンに(笑))

翌日、「幽霊にとり憑かれちゃった…」ときっと元気をなくしているはずの兄ちゃんを元気付けるためか、ドーナツの箱を抱えて帰ってきたサムは、ホテルの前に停めたImpalaの中、「Eye of the Tiger」のイントロに合わせてエアドラムを熱演中の兄ちゃんを発見。

バンバンッとImpalaのルーフを叩くサムに、びくっと驚いてImpalaから出てきた兄ちゃんは息を切らせつつ「これ見て?」と腕についた掻き傷を頼りになる逞しい弟サミーに見せます。

サムから渡されたドーナツの箱を中身も見ずにぽんっとImpalaのシートに投げてしまったディーンを見て、サムはちょっと驚きに眉を顰めるものの、

ま、せっかく兄ちゃんもいることだし、と、説明を始めます。

(今回、こういう長々とした説明台詞が妙に沢山出てくる気がするんですけど…)
今、ボビーと話したんだけど、どうも兄ちゃんにとり憑いてんのは、Ghost sicknessらしい。ある文化圏(この後のボビーの資料をみると日本ってことのようですけども)では、ある種の霊は、生きてる人間に病気をうつすことができるって信じてるんだってさ。だからそういう文化では、自宅に死体を置いておかずに葬儀場に移すようになったんだそうだ。
その病気の症状っていうのは、まず心配するようになって、怖がるようになって、とんでもなく怖がるようになって、最後に心臓が止まっちゃうんだって。

なんか最近聞いた感じだろ?

その霊の病気っていうのは、一旦感染すると普通の病気と一緒で、咳とか握手とかを介してインフルエンザみたいに伝染していくんだ。
見る限りフランクが最初の患者で、そのフランクは、二人の犠牲者の出た町 Maumee に先週末ソフトボールのトーナメントで出かけてて、二人の犠牲者は、Gamecocksの対戦相手の Cornjerkersのメンバーだった。

ってことはつまり、霊に感染させられたフランクが二人の犠牲者に伝染させたってことに。

で、俺はフランクの死体からその病気をもらったってのか?じゃ、なんだよ、俺の頭がおかしくなって心臓が止まるまで後48時間ってことか?

っていうか、もう24時間かな。

でもなんで俺なんだよ、お前なんか脾臓の汁を顔に浴びたってのに。

それについてはBobbyと仮説を考えたんだけど…、三人の犠牲者は皆ある特定の性格を共有してたっていうか、つまり、Bully(いばりんぼ、というか、いじめっ子というか…)だったっていうか、基本的に全員「Dick」だったってこと。

俺が「Dick」だっていうのかよ?

いやいやそうじゃなくて、三人の犠牲者は皆(高校時代のいじめっ子に、教頭先生に、クラブの用心棒なんていう経歴からして)恐怖を武器として使ってたってことなんだ。で、その病気は、ただそれをお返しに使ったっていうか。

俺、人を怖がらせたことなんかないもん。

ディーン、俺たちのやってることは全部人を怖がらせるようなことだ。

だったらお前だってDickってことになるだろ?

明らかに、俺は違ったみたいだな。

…なんでもいいや、で、どうやったら止められる?

原因になった霊を見つけるんだな。そうすれば病気も消せるだろ。

ね、その霊ってフランクの妻かな?なんて話してると、サミーはそういえば、という顔で、


Sam: What are you doing waiting out here, anyway?
  それにしても、どうしてこんなところで待ってたんだ?

Dean: Our room's on the fourth floor. It's -it's high.
  俺たちの部屋って四階だろ?それって、-それって高いから…。

Sam: I'll see if I can move us down to the first.
  一階の部屋に変えてもらえるか聞いてくる。



高いところで一人で待ってるのが怖い、なんて言い出した兄ちゃんを少しもからかったりすることもなく、冷静に対処するサムが大人っぽくて!本当に素敵です。

その後再びImpalaに乗り込んで、サムの買ってきてくれたドーナツの箱を開けてみるものの、いつもの食いしん坊もどこへやらで再びドーナツの箱を放り出してしまうディーンも可愛いですが、

その後、ホテルの部屋で、一人でお留守番しているディーンの顔がまた最高に可愛いですよね!
(このエピソードの撮影中こんな可愛い顔ばっかりさせられて…、Jensenとしても、「Eye of the Tiger」に合わせて雄雄しく Lip Sync Performanceでもやってみせないことには、Manlinessがなくなっちゃうかも…、と不安になってきたのかもしれないですね。
と言いつつ、素敵なボーイフレンドからJenny!と呼びかけられても、気にしないJensen…なのですね)

やけに煩い時計をぷっくりとした唇を尖らせ、上目遣いで睨みながら、資料の本を読もうとするものの、そろそろ幻覚が襲ってきて

「Your dying. Again. Loser. You Gonna Cry? Baby Gonna Cry?」
お前は死ぬんだ。もう一度な。負け犬め。泣いちゃうかな?ベイビーちゃん泣いちゃうの?

なんて、実際に、本になんか書かれていない文字が太字になって浮かび上がってきたりして、我慢できずに煩い時計をガシャンと壊したところにやっと、(今回、何度見ても本当に大人っぽくて素敵な)サムがまたもや兄ちゃんの好きそうなおやつをお土産に買い込んで、調査から戻ってきます。

フランクの妻、ジェシーの死体は火葬されてたから、彼女が俺たちの探してる霊でないことは確かだと思う。と言いつつ腰を下ろしたサムは、また腕を掻き始めたディーンを長い足でつつき、

Sam: Hey. Quit picking at that.
  ほら、引っ掻くのはやめなさい。

と、もはやお父さんのような口調で注意。

捜査はまた振り出しに戻ってしまったってことで、

やっと今にも死にそうだって気持ちを忘れかけてたところだっていうのに、最高だよ!

なんてぶつぶつ言ってたディーンが、突然咳き込んだと思ったら、なんとディーンの喉から木の小さなチップが出てきました。


Sam: We've been completely ignoring the biggest clue we have - you.
  俺たちは俺たちの手の中にある一番大きい手掛かりのことを忘れてたよ。兄ちゃんだ。

Dean: I don't want to be a clue.
  俺、手掛かりなんかになりたくないもん。

Sam: The abrasions, this - the disease, it's trying to tell us something.
  その擦り傷に、この兄ちゃんから出てきた木屑、-この病気は俺たちになにか告げようとしてるんだ。

Dean: Tell us what- wood chips?
  何を告げてるっていうんだよ。木屑に注目しろって?

Sam: Exactly.
  まさにそういうことだ。



と、可愛い兄ちゃんの目線に合わせるように腰を曲げ、素敵な笑顔を見せるサム。

町の(既に閉鎖された?)製材所にやってきた兄弟ですが、ディーンの怖がりは相変わらず継続中というか加速中。

(この製剤所は、先日のインタビューで、Jaredが「Jensen's got a big crush on me!」と何度も繰り返してた場所ですよね?
こんなに可愛くて、サムにくっついてばかりいるディーンのエピソードを撮っている最中だったのであれば、Jaredとしてもこんな惚気を言ってガス抜きでもしないことには-なにかモヤモヤとこみ上げる感情で-爆発しそうだったのかもしれません…)

人気のない寂れた製材所を目にしたディーンは、俺、あんなところに入りたくない、と駄々をこねますが、

Sam: I need backup, and you're all I've got.
  俺にはバックアップが必要で、今は兄ちゃんに手伝ってもらうしかないんだ。


(だから駄々をこねずに)一緒に行こうな。と、また大人な口調で諭すサムに、お酒で気を大きくしてなんとかついていく決心はしたものの、

銃を手渡そうとするサムに、

俺、そんなの持たないよ、だって暴発するかもだろ?俺、懐中電灯係になる!

と、またもや可愛い顔で、両手でぎゅっと懐中電灯を握り締めるディーン。

さすがに大人のサムはここでも叱らず「そうしてくれ」と笑顔を見せます。

製材所の中に乗り込んだ兄弟、っていうかサムは、

EMFメーターが鳴り出した!と思ったらディーンの手がそっとサムの腕に乗ってて(笑)「霊の病気が感染してる俺がいる(っていうか、隙があればサムにくっつこうとしてる)から、EMFは使えないね?」なんて可愛い笑顔を見せたり、

ロッカーの中に入り込んでいた猫に、まるで女の子のような甲高い悲鳴をあげ「怖かったー!」なんて言ってるディーンを置いてさっさと歩き出してしまうサムに「待ってよ」と小さく囁いたりするディーンに手を焼きながらも、

フランクの指から消えていた結婚指輪やLuther Garlandという人物のIDなどを見つけます。

そして勇敢にもサムからちょっとだけ離れて部屋を調べ始めたディーンが、フランクの妻ジェシーを描いた絵を見つけ、ぴりっと一部を小さく破きながらその絵を持ち上げた瞬間、

製材所の機械が唸りをあげて動き出し、さらにディーンは部屋の隅に佇む不気味な人影を見つけてしまいます。

その直後、見事な逃げ足で駆け去っていくディーンに小さく溜息をつき、まさに今見つけたLuther GarlandのIDの写真どおり顔をした巨大で恐ろしげな幽霊に岩塩の弾を一発お見舞いするサム。

恐怖のあまり持っていたウイスキーの瓶を空にしてしまってベロベロ状態のディーンを連れ、再び保安官事務所を訪れたサムは、ほっぺの赤い素朴な好青年の保安官代理からLuther Garlandの資料を借りてその場を立ち去りますが、

朦朧としているディーンを目にして「彼酔ってるんですか?」と尋ねる赤ほっぺ君の目をまっすぐに見つめたまま、平然と「No」と答えるサムが!

赤ほっぺ君に「You’re awesome!」なんて言ってるディーンの首根っこを掴んで連れ去るサムが!

また最高に男前です!


今日は具合が悪くて会えないと言いつつ、インターフォンで兄弟がLuther Garlandの死を調べ始めたことをチェックした保安官は執務室の中で、スチールウールのたわしで腕をこすりつつ、銃の手入れをし、「やつらは知ってる、やつらはお前のやったことを知っていてお前に罪を償わせるつもりだ」という幻覚と一人戦っていました。

死んだフランクと高校時代からの友達である、明らかにBullyでDickな保安官もまた、フランクの病気に感染していたようです。





一方の兄弟は、Luther Garlandの死の背景をさらに深く調べるため、Lutherの兄のいる老人ホームを訪ねます。

でもここでもまた、「こんなのうまくいくはずないよ。IDはニセモノなのに、もしばれたら、牢屋に入れられちゃうかもしんない…」なんて弱気なことを言い出したディーンを

しーっ、ディーン、落ち着くんだ。深く息を吸って、いいかい?そうだ、少しは気分が良くなったか?」と宥めるものの、

また最高に可愛い上目遣いで「ううん」と首を振るディーンに溜息をつきつつ、とにかく行こう、と促すサムは、また腕を掻こうとするディーンを「掻かないの!」と小さく叱って歩き出します。

(この後、また通り過ぎる人に怯えて逞しくて背の高いサムのスーツの腕をちょこっと摘まむディーンの心細げな後姿が、叫び声をあげたくなるくらい可愛いです)

サムの的確な問いに答えて、Lutherの兄が語ったのは:

Lutherは他人を傷つけることなどとてもできない優しい性格だったが、周囲の人間からはその大きな体と、いかめしい外見から恐れられていた。

フランクの妻Jessieが行方不明になった時、フランクはJessieに片思いしていたLutherが何かしたと思い込み、Lutherの首にチェーンを巻きつけ車で引きずり殺すという残酷な所業をしたのだが、町でモンスター扱いされていたLutherを殺した、町の中心人物であるフランクのことを誰も糾弾しようとはせず、事件は闇に埋もれてしまったのだ…、

ということ。

ディーンはまさに、Lutherの死をスローモーションで再体験しているのだということはわかったものの、Lutherの死体は、道路を激しく引きずられている間に町中に散らばってしまって、とても全てを集めて燃やすことはできない。

なにか他の方法を見つけよう、とサムは冷静にディーンを説得するのですが、

ここでついにディーンに我慢の限界が訪れます。

俺たちなにやってんだよ?幽霊を狩るだって?そんなこと誰がする?俺たちだって?


Dean: And that, Sam - that is exactly why our lives suck. I mean, come on. We hunt monsters! What the hell?! I mean, normal people, they see a monster, and they run. But not us - no, no, no. We - we search out things that want to kill us. Yeah? Huh? Or eat us! You know who does that? Crazy people! We... are insane! You know, and then there's the bad diner food and then the skeevy motel rooms and then the truck-stop waitress with the bizarre rash. I mean, who wants this life, Sam? Huh? Seriously? Do you actually like being stuck in a car with me eight hours a day, every single day? I don't think so! I mean, I drive too fast, and I listen to the same five albums over and over and over again, a-and I sing along. I'm annoying. I know that. And you - you're gassy! You eat half a burrito, and you get toxic!
  それだよ、サム-まさに俺たちの人生が最悪なのはそれが原因だ。つまり、考えてもみろよ。俺たちモンスターを狩ってるんだぞ?なんだよそれ?!つまりさ、普通の人間だったら、モンスターを見たら、逃げ出すもんだ。なのに俺たちはそうじゃない、じゃない、じゃないどころか、俺たち、わざわざ俺たちを殺したがってるような奴らを探したりしてんだ。そうだろ?はあ?俺たちを食べちゃうような相手をだぞ!そんなことするのはどんなやつか知ってるか?頭がおかしい人間だ!俺たちは…どうかしてる!だろ、それに、くそまずいダイナーの食事に、しょぼいモーテルの部屋に、ドライブインのウェイトレスには気味の悪いデキものができてて。俺が言いたいのは、誰がそんな生活を望む?ってことだよ、サム。な?マジでさ?お前、正直言って俺なんかと一緒に一日8時間も車の中に閉じ込められていたいか?一日欠かさずだぞ?俺はそうは思わないね!だってさ、俺はスピードを出しすぎるし、俺ってば、同じ5枚のアルバムを繰り返し繰り返し繰り返し聞いてばっかいて、で、で、それに合わせて歌ったりするしさ。俺って、マジイラつくよ。自分でわかってる。で、お前ってば、-屁ばっかりこくしさ!お前ってば、ブリトーを半分も食べりゃ、途端に毒ガスを発生させるんだから!

Dean: I'm done with the monsters and - and - and the hellhounds and the ghost sickness
and the damn apocalypse. I'm out. I'm done. Quit.
  俺、もうモンスターなんてうんざりだ、それに、-それに-それに、地獄の犬とか、幽霊の病気だとか、くそったれの世界の滅亡とか。俺は抜ける。もううんざりだ。やめる。


そう一気に思いのたけをぶちまけたディーンは、兄ちゃんのあまりの勢いにもはや制止の言葉も出てこないサムを置き去りにその場を歩き去り…、

お兄ちゃん、あたしと遊んでくれるの?」とつぶらな瞳で見上げるオープニングの可愛いワンコと目が合ってしまうという恐怖体験をすることになるのでした。





その後、ホテルに帰ってきたサムは、ホテルのベッドにぽつんと座っているディーンの姿をみつけ

「あちこち探したんだぞ、一体どうやって帰ってきた?」

「走ってだけど?」

で、隣のベッドにどさっと腰を下ろした、これがまた大人っぽくて頼りになりそうな!サミーに

「これからどうしよう、もう残り時間4時間切っちゃった、俺、また死んじゃう、サミー」

なんて半泣きで言ってみるのですが、サミーは平然と…、


Sam: Yeah, you are. You're going back.
  ああ、お前は死ぬ。お前は、また戻るんだ。

Dean: Back?
  戻る?

Sam: Downstairs, Dean hell. It's about damn time, too. Truth is, you've been a real pain in my ass.
  下の階へさ、ディーン、地獄だ。そろそろ潮時だろ。本当言って、お前にはこれまで本当に手を焼かされてきた。



そう言ったサムの目がなんと黄色にっっ!!!

瞬時に飛びかかろうとするディーンを手を差し上げるだけで、壁に張り付けてしまうサム!


Dean: No! You get out of my brother, you evil son of a bitch!
  嫌だ!俺の弟から出て行け!この邪悪なくそったれめ!

Sa,: No one's possessing me, Dean. This is what I'm going to become. This is what I want to become. There's nothing you can do about it.
 (セクシーに笑い声を上げながら)誰も俺にとり憑いたりなんかしていないさ、ディーン。これが俺のなるべき姿なんだ。これが俺がなりたいと願う姿さ。俺がこうなることに、お前ができることなんか何もない。



黄色い目のサムの大きな手に窒息させられそうになったディーンは、いつもの瞳に戻ったサムから「Hey, hey, hey, Dean.」と声をかけられ、幻覚を見ていたことに気付きます。





あー、もう残りわずかではあるのですが!

(ほとんどGhost Sicknessの事件の長~い説明のために…。違う?サム、素敵!ディーン、可愛い!って騒ぎすぎで、かな?)

既に、とんでもない長さになってしまっているのと、この後のシーンもなるべく細かく感想を入れていきたいので、ここで一旦投稿ということにしたいと思います。

なるべく早いうちに続きを投稿できれば…、と思っています…。

SPN406 Jensen Ackles 衝撃のおまけパフォーマンス!

前回の日記へのkyuさんのコメントでもちらりと触れられている、Supernaturalシーズン4第6話のラストに現れた、このJensenの驚くべきパフォーマンスについては、ネタバレとかなんとかを全て吹き飛ばして、既にチェックされている方も多いと思いますが、

このパフォーマンス映像を巡り、某場所で、下のような楽しい会話が交わされていたのを目撃して、(相変わらず英語耳のおぼつかない私としては)そうだったの~?!」と新鮮な驚きを感じたので(またちょっとだけ…といいつつ長くなってしまいそうな感想文の前に)短い日記をちょこっと投稿しておきたいと思います。


以下は、某Fangirlの日記からこっそり引用したものです。



例え本編に関係のない映像ではあっても、シーズン4に関わる情報はまだ一切遮断しておきたい、という方は、以下の閲覧にはご注意ください。














Fangirl#1: Hahaha - I totally thought you were gonna ask about Jared apparently calling Jensen "Jenny" at the end of the lip sync bit.

....clearly, my brain is stuck on J2

  はははっ、-(別のまた楽しい話題からの続きで…)あたしったらてっきり、あの口ぱくミニ映像の最後で、ジャレッドは明らかにジェンセンのことを『ジェニー』って呼んでるってことを話題にするかと思ってたわ。

…私の脳みそって完全にJ2(これはJ-squared-Jの二乗-と読んで、日本のJ×Jというカップリング表記と同等のことを意味します)にはまっちゃってるわね


Fangirl#2: ..HE DID WHAT?

How come I didn't get wind of this?

Oh yes, it's because of my embarrassment squick and Jared's laughter is protecting me from mental scarring D:

  ジャレッドがなんて言ったって?!

このあたしがその事実に気付かなかったなんてどういうこと?

ああ、そうよね、それはもちろんあたしのこっぱずかしい悲鳴とジャレッドの笑い声が、(ジャレッドがジェンセンをジェニーと呼んでるなんていう衝撃的事実を知ることにより間違いなく負うはずの)心の傷から守ったってことなんだわ。


Fangirl#1: At the 1:12-1:14 mark someone says, "Alright, alright, Jenny!" In my mind, that's Jared saying it.

  
(もちろこのジェンセンの衝撃パフォーマンスは既に YouTube にもアップされていますけれども)映像のカウント1:12~1:14の辺りで、誰かが「オーライ、オーライ、ジェニー!」って言ってて、あたしの頭の中ではその声はジャレッドが言ってるってことになってんの。


Fangirl#3: It was TOTALLY JARED. No one else could get away with it! LOL

  あれって完っ全にジャレッドよ。ジャレッド以外の人間がジェンセンのことをジェニーなんて読んでただで済むはずないもの!(笑)


Fangirl#4: Only Jared could call him Jenny in public and be rewarded with a huge, goofy grin.

THAT IS MY STORY, AND I'M STICKING TO IT =D

  公共の場でジェンセンのことをジェニーと呼んで尚、ジェンセンからお馬鹿みたいな思いっきりの笑顔を返してもらえるなんて、ジャレッドだけよ。

それがあたしの説だし、あたしはそれを固持するつもり!


Fangirl#5: I thought he did, too! But then someone told me it was confirmed the person said "all right, cutting it!" or something like that, so I don't know anymore.

WHATEVS, JARED WAS GIGGLING LIKE A GIGANTIC DORK AT HIS BOYFRIEEEND. TINHATS ARE UNNECESSARY REGARDLESS. :D

あたしも絶対ジャレッドの声が「ジェニー」と呼んでると思うのよ!でも誰かが、あれは「オーライ、ここでカット!」とかなんとかそんなようなことを言ってて、それはもう確認済みだ、なんて言うから、あたしにはもうわけわかんなくなっちゃって。

なんにしても、ジャレッドが大マヌケのお調子者みたいに、彼のボーイフレーーンドに大笑いしてる。ブリキの帽子なんか(Tinhatという単語は、腐のつくFangirlsのこうしたコメントに頻繁に出てくるものの、いまだ正確な定義を見たことはないのですが、私の解釈としては 「この帽子を被ると現実が曲がって見えて、Fangirlsが望むような妄想を見てしまう」 ということのよう。J2の二人はリアルに仲が良すぎて、SPN FandomのFangirlsはしばしば、「この二人を見るのにTinhatは必要ないわ!」と呆れたような悲鳴をあげることになります)いずれにしても必要ないってことよね。(笑)




上のような事実を目にした後、聞き直した私の耳には完全に

Jared Padalecki 氏の "Alright, alright, Jenny!" という声が入っているように聞こえましたが…。

上の会話でわかるとおり、ネイティブの腐のつく Fangirls も、


Jaredが、みんなの面前で、あきらかに女の子の愛称である、Jenny と Jensen に向かって呼びかけ、その後のJensenの満面の笑顔を見る限り、Jensen もそのことをまったく気にしてない


という、あまりに衝撃的な事実に自分の耳が信じられず、確信が持てないというくらいなので、真実はまだ闇の中(というか、J2二人の心の中…)ということになりますが。

この二人、どこまでエスカレートした公共の場での仲良しエピソードのネタを提供してくれるつもりなんでしょう。

公共の場でこれだと、二人っきりの時は、一体どのレベル……?

もう想像もつきません…。

2008年10月24日金曜日

J2: あれやこれや

遂に My Bloody Valentine のトレーラーが公開されましたね!

私はこの映像をみるまで、この映画が3Dであることを知りませんでした…。

My Bloody Valentine 3D Movie Trailer

Jensen…ていうより、私の目にはどうやっても完全にDeanに見えます。

アメリカでの公開が来年1月?

日本での公開はいつになるのでしょうか。
(相変わらずまったく調べる気もないので…、既に決まっているのかもしれませんが)





YouTubeなどにアップされるインタビュー映像は、雑音&早口のため私程度の能力ではほとんど聞き取れないことが多いため、この頃ではほとんどチェックしに行かないような状況になってしまっているのですが、

噂によると、Jaredがどこかのインタビューに答えて下のようなことを語ったのだそうですね。


ネタバレというほどではないのですが、Jaredは(何話目であるのかは不明ですが)今後のエピソードに出てくるシーンのことをちらっと例に挙げているので、シーズン4のネタバレを回避している方は以下の閲覧ご注意ください。









(どこかの)Scream Award Jared Padaleckiインタビュー

Q: You and Jensen are really close so is it that much harder to do those scenes where basically you have to watch Dean get torn apart and whatnot?
 あなたとJensenは本当に仲がいいから、彼が苦しんだりしている様子を見ていなければならないようなシーンを演じるのは辛いのじゃない?
(実際の映像を目にしていないので、インタビューアーが女性であるかどうかもわかりませんが、とりあえず女言葉で訳してしまいます)

JP: Yeah, we did that yesterday. He sort of talks about his time in Hell and he knocked it out of the park. He did an amazing job, he's a fantastic actor and always impresses me. Just watching him do it - it was his coverage I didn't even have a camera on me - I was just watching him and I started to like, tears were rolling down my cheek and I was going, "[fake sniffles and eye wiping] Uh...it's dusty...something flew in my eye."
 うん、僕ら、まさに昨日そんなシーンを演ったんだよ。Jensenは、Deanが地獄にいた時のことを語るんだけど、それがホームラン級の演技でね。Jensenの演技は凄かったんだ、Jensenって素晴らしい役者で、僕はいつも感動させられちゃうんだよ。
Jensenが演じている様子を見ているだけで-そのシーンなんかJensenのアップで、僕なんかにはカメラも向いていないっていうのにさ-僕はJensenを見ているだけで、なんていうか、勝手に涙が頬を伝っちゃって…、僕は「(嘘泣き&目を拭いながら)あー、…埃っぽくて…なんか目に入っちゃったよ」なんて誤魔化したんだ。

Q: "There are onions behind me."
 「僕の後ろにタマネギがあるよ」とか?

JP: "Yeah, I had onions for lunch." [fake sniffles]
 「ああ、僕、お昼にタマネギ食べちゃって」なんてね(嘘泣きで鼻をすするJared)


(この最後の一文は、生のタマネギをランチに丸ごと齧ったよという、Jared流のジョークなのか…、それともこの子はひょっとして、全く料理をしたことがないとか?で、タマネギを切ると涙が出るっていう、世界共通の知識を知らなかったりするんでしょうか?)



セカンドシーズンの「Werewolf」の回で、Jaredが(愛するワンコたちが処分されるところを想像して)盛大に涙を流す最高の演技をした時、

Jaredの泣き顔を見たJensenが絶妙に美人な顔でついつられて涙を一粒こぼしてしまったために、

せっかくのJaredの見せ場を「すっかりとられちゃったよ!」なんて語っていたエピソードも以前にありましたが…。

この二人って、

早朝から深夜まで一日中一緒に仕事して、

その後一緒の家に帰って、

寸分離れることなく24時間一緒にいてもまだ!(飽きずに!)

相手の泣き顔に思わずもらい泣きしちゃうほど、新鮮に相手の演技に感動できるような気持ちを持ち続けていられるってことなんですね。

先日のインタビューでは「Jensen’s got a big ole crush on me!(ジェンセンは僕のことが大好きでたまんないんだよ)と何度も何度ももうしつこいくらいに語っていたJaredでしたが、その気持ちは、明らかに双方向ってこと、ですよね?

それにしても…、そんな存在に出会えることって、まさに一生に一度のことなのじゃないのでしょうか。

この二人…、もうこの辺りですっきりとカミングアウトして、今すぐにも結婚すべきだと思うんですけど。

2008年10月22日水曜日

あれやこれや

えりんぎさんから情報をいただいて、Scream Award 2008のインタビュー画像をちらほら見てきました。

My boyfriend!』 と声をあげつつ、片腕でぎゅっっとハグしたJaredの首筋に、照れた様子で顔をぎゅっと埋めるJDMがものすごく可愛いですね!!(笑)

同じScream Awardの別のJDM一人のインタビューをみると、インタビューアーを見下ろすほど(そしてじっと視線を外さずに質問に答える様子がまたなんとも素敵です…)大きなJDMなのに、Jaredと並ぶと首筋に顔が埋まるくらいになってしまうなんて!

Jared がいかに大きいかを実感させられます。

そんなJaredといつも一緒にいるJensen、もう完全に感覚がおかしくなっちゃってるでしょうね。





昨日、ついにSupernaturalシーズン3のDVD BOX2が配達されたのですが…、

数時間先に入手したとあるお友達から、事前に、「Gag Reel、入ってない?!」という絶叫を耳にしていて、

「まさか、まさか、まさか、まさか????」

と思ってはいたものの…、

本当に?入ってない?ですよね?

シーズン2の日本版DVDには、

おでこの傷に魔法の薬を塗ってもらって、キスしてもらって、ベッドに行くんだ

という(Wincestも読んでいるという、さすがのキム監督もヒクほどの…)J2の仲睦まじいコメンタリが入っていず、「ええ~~!!??そんなことってあるの???」と大変失望したものでした。

シーズン3は、脚本家ストの影響でエピソードの数も少なくて…、その少ないエピソード数のシーズンを日本では大仰に二つのボックスに分けて販売するのである以上、

今回こそ、おまけ映像は全て入れてくれているだろう…、

っていうかむしろ、そもそも私にしてみれば、シーズン3の日本版DVD BOXを買うのは、

J2の二人が「I love you」をお互いに連呼し合ったり、きゅうっとなんとも可愛いハグをしたり、JaredがJensenのほっぺに付いたまつげをとってあげたりする、あの可愛いGag Reelを字幕付き&大画面で観るため、

と言っても過言ではなかったのに、

よりによって今度は、DVD BOXを購入しようとするファンがもっとも楽しみにしていると言って間違いないはずの

Gag Reel

を省いてしまうなんて!!

実は私が見逃しているだけとか?

どこかに隠れていますか?Gag Reel?

DVD BOXの帯には

映像特典満載のボーナス・ディスク」付なんていう文字も躍っているのに…。

その同じ帯には

「スーパーナチュラル オフィシャルガイド シーズン1&2」(Official Companion Bookのことですよね?)
11月15日発売!なんていう宣伝も載ってますが…。

日本版DVD…については、「別にそんなに熱心に売るつもりないからさー…」ってことなんですか?

ジャパンワーナーさん…。

なんだっていうの?

2008年10月20日月曜日

Supernaturalシーズン4第5話ちょっとだけ?感想文

SPN第5話は、先週に続き『今週のモンスター』の回でしたが、なんだかとても楽しくて可愛いエピソードでしたね!

あー、面白かった!で済ませておいてもいい様な気もしますが、また少しだけ(?)、感想文を書いておきたいと思います。


以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。






***







稲妻の光の加減でPennsylvaniaの標識が(ドラキュラの故郷)Transylvaniaに見えたりする不穏な空模様の中、Impalaのラジオから流れる音楽も手伝って、もうクラッシックホラーなムード満点の闇夜を疾走するImpalaの中で、

Dean: Come on, man. Jobs don't get much sweeter than this, you know. Dead vic with a gnawed-on neck, body drained of blood, and their witness swears up and down that it was a vampire.
  なあ、サミー。これ以上においしい仕事はめったにないだろ?首に咬み傷の残る死体、体中の血が抜かれ、目撃者は正真正銘バンパイアが犯人だって言い張ってるっていうんだぞ。

と、ディーン兄ちゃんはなんだか微妙に乗り気薄な様子のサミー君の気持ちを盛り立てようとするのですが、

確かに面白そうな仕事だとは思うよ、でもさ、(まだ行方のつかめないリリスのこととか、Azazelのendgameなんていう恐ろしげな計画のことを考えると)世界の終わりが近づきつつあるかもしれないっていう時に、こんな単純な仕事やってる場合かなって思うってことなんだ

Dean: Yeah, well, we can't save the world, not today anyway. But what we can do is chop off some vamps' heads. Come on, man, it's like the good old days. An honest-to-goodness monster hunt. It's about time the Winchesters got back to tackling a...straightforward, black-and-white case.
ああ、まあ、(こんな仕事やったって)世界は救えないよな、少なくとも今日のところは。だがバンパイアの頭をちょん切ることはできる。なあ、サミー、昔に戻ったみたいじゃないか。まじりっけのないモンスターハントってやつだよ。そろそろウィンチェスター兄弟が、わかりやすい白黒はっきりした仕事に戻ってもいい頃だ。


ディーンの言葉にもあるように、今回のSupernaturalは「Black & White」ですね!






シーズン2の第20話「What is and what should never be」でディーンがジンの魔法によって迷い込んだ幸せな夢の世界で、唯一不満に思ったことは、ディーンにとって何よりも大事で可愛い弟のサミーとすっかり疎遠になってしまっていたことでした。

全くの他人のようになってしまったサミーから「俺たちの間には何にも共通点なんかないから」なんてそっけなくばっさりと言われてしまった時、とっさにディーンの口から出てきたのは、

「狩り」がある。そのうち二人で狩りに行こう

という言葉。

Castielに地獄から引っ張り出されたおかげで愛しいサムと思いがけず再会することはできたものの、そのサミーは兄ちゃんが留守をしている4ヶ月の間に、悪魔娘Rubyにたぶらかされて神様までが眉を顰めるような恐ろしい力を習得しつつあるなんていうことを筆頭に、兄ちゃんに言えない秘密を色々と持つようなことになっていて、

兄ちゃんとしては、世界の滅亡なんていう「もう…ちょっと…俺なんかの手には負えないと思うんですけど…」というようなとんでもなく大きなことに頭を悩ませるより、

まずはこの辺りで、可愛いサミー君との兄弟の絆を再びしっかりと結びつけておきたい、ってことなのかもしれません。





Men In Black 風のスーツを着た兄弟(今回はFBIですね)が到着したのは、『Oktoberfest』というドイツの昔の農村風のいでたちでビールをたらふく飲んで楽しんだりするお祭りをやっている町。
(世界で一番大きな『Oktoberfest』をやっているのは、このお祭りの発祥の地であるドイツのミュンヘンだそうですが、ドイツ移民が大勢いる地域を中心に今や世界中で行われているのだそう)

車から降りてスーツの乱れを直すサムがもうすっかり大人っぽくてセクシーです!
でもディーンはシーズン4に入った現在もまだ!私の目には七五三に見えます…。

盛況で楽しげなお祭りの様子を見回したディーンは下のようなコメントを:

Dean: We still got to see the new Raiders movie.
  俺たち新しいレイダースの映画を観に行かなきゃな。

Sam: Saw it.
  もう観たよ。

Dean: Without me?
  俺抜きで?

Sam: You were in hell.
  兄ちゃんは地獄にいたろ。

Dean: That's no excuse.
  そんなの言い訳になんないかんな!


『the new Raiders movie』とは、インディージョーンズの最新作のことでしょうか?
実は私はインディージョーンズのシリーズを通してじっくり観たことがなくて、もちろん最新作の映画もまだ観ていないので、『Oktoberfest』の様子を目にしたディーンが、『the new Raiders movie』を観に行かなきゃな、と言い出したことに何か意味があるのかどうかについてはわからないのですが(インディージョーンズファンからは、何言ってんの?!なんてあきれられそうですが…)、上の二人の会話はいかにもこの兄弟の日頃の仲良し具合を物語っているようで可愛いですよね。

あっという間に大きなソフトプレッツェルの屋台を見つけて二つ手に入れてきたディーンからプレッツェルを手渡されたサムが、普通にぱくっと食べてます
今回のエピソードでは別のシーンでもサムが何かを食べているところが出てきますが、サムが口をもぐもぐさせているところを見るととても新鮮な感じがします。

ドイツの田舎娘風の衣装を着たブロンド美人から ”Guten tag!” と挨拶されたりして、今回の仕事はなかなかいい滑り出しかと思いましたが…。

目撃者だというエド青年の話を聞いてみると、

Ed: You know, with the fangs and the slicked-back hair and the fancy cape, and the little medallion thingy on the ribbon.
  つまりさ、牙があって、黒い髪をべったりと後ろに撫で付けてて、上等なマントをつけててさ、で、リボンにちっちゃなメダルみたいのをつけてたんだ。


さらにその犯人の言葉には、独特の(Ed君のモノマネからはよくわかりませんが、東欧風の?ということでしょうね)アクセントまでがあったということで、完全にドラキュラ!

そうなると、地元の保安官のおじさんが容疑者像として挙げていた:

Some Satan-worshipping, Anne Rice-reading, gothic, psycho vampire wannabe.
悪魔崇拝者の、アン・ライス(インタビューウィズザバンパイア!私の本棚にもまだアン・ライスの本が6冊ほど並んでます…)を読んでるような、ゴシック好きの頭のおかしいバンパイアマニア


という説が当たっていたってこと?じゃ、俺たち兄弟が扱うような仕事じゃないねってことに。

でもディーンとしては:

もう部屋代も払っちゃってあるしさ、「Oktoberfest」はやってるし、ビールでも飲んで、Bar wench(バーテンダーをやってる農家娘風)の可愛いブロンドのお姉さんと遊んじゃおうかな?だってさ…、

とここでまた、ディーンの最高の『今週のシモネタ台詞』が!(笑)

Dean: Man, it is time to right some wrongs.
  サム、そろそろちょっぴり悪いことをする時が来たみたいだ。

Sam: Come again?
  なんだって?

Dean: Look at me. I came back from the furnace without any of my old scars, right? No bullet wounds, knife cuts. None of the off-angled fingers from all the breaks. I mean, my hide is as smooth as a baby's bottom, which leads me to conclude, sadly... that my virginity is intact.
  俺を見てみろ。俺は地獄の業火の中から、一切の古傷なしで戻ってきたんだ、だろ?(だろ?って、つまりもうサミーには「見ろよ!傷が一個もなくなってる!」って裸になって隅ずみまで見せたってこと?)銃弾の傷も、ナイフの傷もない。骨折で曲がった指すら治ってる。ってことはさ、俺の全身の皮は赤ん坊の尻みたいにすべすべってことで、そうなると結論としては、哀しいことに、…俺のバージンも無傷ってことになる。

Sam: What?
  なんだと?

Dean: I have been re-hymenated.
  俺、処女膜再生しちゃってんの。

Sam: Re… Please. Dean, maybe angels can pull you out of hell, but no one could do that.
  再… 頼むよ、ディーン。天使は兄ちゃんを地獄から引っ張り出せたかもしんないけど、兄ちゃんの処女膜を再生するなんて誰にもできないって。

Dean: Brother, I have been re-hymenated. And the dude will not abide.
  弟よ、俺って、処女膜再生しちゃったわけよ。で、男としては、それを守っとくなんてできないわけ。



ディーンはこれまた可愛い笑顔でとんでもないことをしゃあしゃあと言ってますけど…、

サムとしてもその場で強引に兄ちゃんに「Lost virgin」を経験させないためには、苦笑いで「俺は一人で部屋に帰って休むよ」と言ってその場を立ち去るしかないよね、

と、一人部屋に帰った後のサムのことを思って同情の気持ちすら湧いてきた私です。
(と、こんなことをこの表の日記で書いていていいものか…。最近、毎週こんなことを書いてる気がするんですけど…。でも、それというのもディーンが卑猥なことばっかりいうから!)

昔々、Virginという言葉は、男女両方に適用されるということを知った時も少々意外に思ったものでしたが、hymenってさすがに女の子だけのものなんじゃないの?と思ったりもしますが、

でも、ディーンがあくまで hymen が再生しちゃったって言い張るんだから、それはそれで、そうなの…、と納得するしかありません。

しかし、私自身もシーズン4のこれまでの感想文のどこかで、確かに「Castielの手形以外、傷一つない身体に…」というようなことを書いたものの、本当にディーンの全身が赤ちゃんのお尻みたいにすべすべになっちゃっていたとは!(笑)

大学へ行っている間の二年間離れていた後、再び兄ちゃんと同じ部屋で寝るようになったばかりの頃のサムは、隣のベッドであまりに色っぽい姿で無防備に寝ている兄ちゃんのせいでしばらく不眠症に悩んでいたものですが、

地獄から超すべすべお肌になって戻ってきた兄ちゃんと同じ部屋でなんかオチオチ寝ていられませんね!

とにかく美味しそうで可愛い寝顔の兄ちゃんから離れておくため、Rubyの誘いに乗って、夜な夜なベッドを抜け出したくもなるはずです!





ブロンド美人にも振られちゃったし、ビールを飲んで帰ろうか…と思っていたら、その晩、カップルが『狼男』に襲われるという事件が発生。

生き残った女の子に話を聞くと、

With the furry face and the black nose and the claws and the torn-up pants and shirt, like from the old movies.
毛むくじゃらの顔に黒い鼻に鉤爪に裂けたズボンとシャツ、まるで古い映画から出てきたみたいなの


でも、とても人間業ではできないくらいの無残な状態になった被害者の死体を調べてみると、Werewolfの一番の好物のはずの心臓は手付かずで残ってる…。

とはいえ、新たな事件のためこの町への滞在が延びたおかげで、気さくで感じのいいブロンドバーメイドのJamieがディーンとのデートに応じてくれることになって、

ディーンは「な、ドラキュラって、蝙蝠に変身したりすんのかな?そしたらクールだよね」とウキウキしつつガブリとビールを飲み、上唇を泡だらけにした可愛い顔をサムに見せ付けて、

絶対にサムを『力づくで兄ちゃんを引き寄せてその泡を舐めとってやりたい!』という気分にさせたりしている(はずだと思うんですけど…)と…、

(それにしても!白黒画面のせいでディーンの顔がいつも以上に童顔&美人&可愛く見えます…同じ映像効果でも、サムはちゃんといつもどおりに大人っぽいのに…ちょっと不思議になるくらいです。
この4年間ほどで、Jaredは随分身体も大きくなって顔も大人っぽくなったけど、Jensenはほとんど変わってないってことなのかもしれません)


今度は博物館で(到着の知らせもなく配達された)ミイラが守衛を襲ったとの通報が!

現場に駆けつけてみると、残された石棺は映画の小道具を扱う店から購入したもので、石棺の中には白い霧を溢れさせるためドライアイスを入れた可愛いちっちゃなバケツが仕込んであったりして、明らかに何者かによる演出の痕跡が残っています。

という調査を兄弟が行っている頃、店が引けた後ね、とディーンとデートの約束をしていたJamieが「時間切れよ、Gメンさん(FBI捜査官のことをFedsの他にも、こう呼ぶことがありますね)」と待ち合わせ場所から帰ってしまおうとすると、まさにEdが目撃したと語ったとおりの、上から下まで&訛りまでコッテコテのドラキュラが目の前に登場。

危ういところでディーンが駆けつけ、今週もまた一口齧られそうになりつつ、ドラキュラの耳を力任せに引っ張るとなんと耳がちぎれてしまいます。(そしてそのちぎった耳を、投げ捨てずに握ったままドラキュラを追いかけたのね、ディーン。)
小さなスクーターでテケテケと去っていくドラキュラをあっけにとられて見送ったディーンは、Jamieと共にJamieの働くバーに戻り、そこへ合流したサムに戦利品を見せ、触ってみろと言います。

嫌そうに触ったサムに、「その感触、覚えがあるだろ?」とディーン。

今回の一連の事件の犯人の正体が、なんとお馴染みの「Shape-shifter」であることが判明。
(バンパイアに続き、Shape-shifterももう完全に常連モンスターですね)

当たり前のように気味の悪いモンスターの話をしている自称FBI捜査官のサム&ディーンにJamieは

Jamie: So, you guys are like Mulder and Scully or something, and The X-files are real?
  じゃ、あなたたちって、モルダーとスカリーみたいなものなの?でX-Filesは本当にあるってこと?

Dean: No, “The X-files” is a TV show. This is real.
  いや、X-Filesはテレビ番組だけど、これは現実だ。


って、ディーンあんた…、先々週そのX-Filesのスキナー副長官にそっくりなじいちゃんに会ってきたところだっていうのに…。

そしてJamieのことをドラキュラの花嫁候補にされた Mina と呼び、ディーンのことをその Mina の婚約者の Mr. Harker と呼んだことから、今回の Shape-shifter は、クラッシックホラー映画好きらしいと推測。

バーに出入りする人間で心当たりはないかと聞くと、ドラキュラを目撃したと語ったEdは、バーテン友達のLucyによると絶対Jamieに気がある感じで、しかもクラッシク映画専門の映画館で映写技師として働いているとのこと。

サムがEdのところへ向かうことにし、ドラキュラの花嫁MinaことJamieのガードを請け負ったディーンは、

あなた本当はFBIじゃないんでしょう?

モンスターと戦うために旅して回ってるなんて嫌にならない?

自分の人生を犠牲にして、とんでもない責任を背負ってるようなものでしょう?

という Jamie のうまいフリで自然に身の上話を始めます。


Dean: Last few years, I started thinking that way, and, uh, you know, it started sort of weighing on me. Of course, that was before... A little while ago, I had this…let's called it a near-death experience. Very near. When I came to... things were different. My life's been different. I realize that I help people. Not just help them, you know, I save them. I guess it's -- it's awesome. It's kind of like a gift. Like a mission. Kind of like a... mission from God.
  ここ何年か、そんな風に考え始めてたところだった、で、あー、つまりこの仕事が重荷になってきたっていうか。もちろん、昔は…(と言いつつ、何かを考え巡らし)少し前、俺は、…臨死体験ってやつを経験した。かなり際どいやつを。で、生き返った時、…色んなことが変わったんだ。俺の人生が変わっちまってた。俺は、人を助けてるんだってことに気付いた。ただ助けてるだけじゃない、なんていうか、救ってるんだって。で、俺は思ったんだ…それって凄いことだよなって。それは贈り物みたいなものっていうか、任務みたいなものっていうのか…、神から与えられた任務みたいなものなんだって。


このディーンの台詞、私があまり深い意味を汲み取れていないということなのかもしれませんが、微妙に抽象的で、シーズン4のこれまでのディーンの心の流れにしっくりしないような感じを受けます。

父ちゃんが元気な頃、ディーンにとってのWinchester家のFamily Businessの第一条件は「Saving People」で、それは時に行方不明の父ちゃんを探すことに優先するほどだったと思うのですが、

ママを殺した悪魔との戦いの中で、自分の命と引き換えに父ちゃんを失い、一度はサムを失い、サムを取り戻すための代償として自分の命を犠牲にするという堂々巡りのようなことを続ける中、

ディーンにとってはもう「Saving People」は二の次になり、とにかく家族を(父ちゃんを失ってしまった後は、とにかくサムを)失わないことだけが最優先事項になっていた、という印象で…、

サムの危ない行動を止めるために神様の命令でCastielによって生き返らされてからは、それこそ「Saving People」なんてどこかに飛んでしまっていたと思っていたのですけど、

先週、サムが「もう悪い力は使わないよ」と宣言したことで、昔の「Saving People」の気持ちが蘇ってきたということなのか…、

またはすごーく深読みになりますが、実は上の台詞の中の「People」とはサム限定で、今の自分は神様から依頼された仕事を請けて、サムを助け、サムを救うために存在してるってことを暗に示しているのか…

答えを知るには、この先のエピソードを追いかけていくしかありません。





とにかく、上のディーンの独白でいい雰囲気になったディーンと Jamie がキスしているところに Jamie の友達の Lucy が現れ、

一方、Edのところに潜入したサムは、Ed の耳が千切れなかったことから Ed が Shape-shifter ではなかったことに気付きます。

場面はバーに戻り、Lucy を交えて、お酒を飲みつつディーンのドラキュラとの対決の模様などを語っていた Jamie のろれつが回らなくなり、自分の目も回ってきたことで、Lucyにクスリを盛られた=つまりLucyが犯人だと気付き、一発お見舞いするも意識を失ってしまうディーン。





意識を取り戻したディーンは、まるでフランケンシュタイン博士の実験台のようなものに括り付けられていました。

それも吊り付きの半ズボンに、白いハイソックスという姿で!

冒頭のシーンで、Oktoberfestに参加していたおじさんたちの多くも同じ服装でしたけど、白黒画面で一際童顔に見えるディーンが着ると、この後のシーンで助けにきたサムもぽそっともらしてましたが、まさに「ヘンゼル少年」です。
それにしてもドラキュラはなぜ、ディーンをこの可愛い服装に着替えさせたのでしょう?
Minaの婚約者Mr. Harkerがこんな半ズボン&ハイソックスを履いていたとはとても思えません。

映画での結末と違って、私はヒーローである(可愛い)ディーンをこの場で感電死させてやる、

と、電気のスイッチにじわじわと手を伸ばすドラキュラShape-shifterの動きが、恐怖をじわじわと高めるクラッシック映画のエレガンスに影響されすぎたせいか異常なスローモーションで!(笑)

そうこうしている間にピザの宅配が届いてしまい、ニンニクは入ってないか?などと確認し、ちゃんとクーポンを使って支払いをしたりしている間に、

Edのところから戻ったサミーが、割れた酒瓶、3つのグラス、(そういえばいつもLucyが口紅を抑えていた)紙ナプキンなどから一瞬にして全てを理解し、Lucyが犯人であると突き止めます。

一方、ピザが届いたことですっかりディーンを感電死させる途中であったことなど忘れてしまったらしいドラキュラShape-shifterは、Jamieに(ドレスへの)着替えとピザを勧めつつ、自らの辛い生い立ちから逃れるため、モンスターが強く美しく描かれる映画の世界にのめりこんでいったことなどを語ります。
(Shape-shifterも遺伝子異常のモンスターだということは今までのシーズンで語られていましたが、お父さんは普通の人間だったりするんですね)

その隙にあっさりディーンを助け出したサムは、可愛いヘンゼル少年姿のディーンに思わずニマニマしつつ、思いのほか安普請だったドラキュラ伯爵の館を破壊しながらJamieを探しに向かいます。

結局最終的には、Jamieの手でドラキュラはあっさりと退治され、可愛い半ズボン姿で床に倒れこむディーンのハイソックスの足がまた可愛い…、と思っている間に場面はエンディングへ。





実際のところ兄弟はモンスター退治には何も手を下していないので、お別れのキスをしながらJamieが言った

Well, thank you, G-man. You have been a great service to your country.

というお礼の言葉は、ディーンが「再生しちゃったVirginity」を再び失ったJamieとの共同作業中の果敢な働きについて述べているものと推測されます。

Jamieに別れを告げ、サムと並んで歩き出したディーンは、笑顔で「I like her.」というサムをまた可愛い笑顔で見上げ、

Dean: Feels good to be back on the job, ain’t it?
  また仕事に戻るっていうのもいい気分だろ?


と、今回のドタバタ事件の間、可愛いサミーの笑顔が久しぶりに沢山見れたことで、かなり当初の目的である「兄弟の絆」を結びなおせたことに手ごたえを感じた様子。

そして『今度のShape-shifterが言ってたことにも一理ある、人生が映画みたいに単純だったらいいよな

と語るディーンに、兄ちゃんがどの映画を選ぶかわかるよ、とサム。

わかるもんか。

わかるさ。

わからないって。

『Porky’s II』だろ。

(私は未見ですが…、おっぱいが沢山出てくる青春映画なんですよね?)

なに?

聞こえたろ。

まぐれ当たりだな。





全編白黒という演出も斬新で、とっても可愛くて楽しいエピソードでしたが、今回もまた驚くほどサムの活躍が少なかったですね!

今回はあくまで、ディーンが可愛いサムの笑顔と、兄弟の絆を取り戻すため奮闘したエピソードなのだ、と考えればほんの少しは納得する気分にもなりますが、

シーズン4が始まって早5つのエピソードが放送になった中で、ここまで兄弟の画面上での活躍の比率に差があると、いい加減今後の展開が心配になってきます。

ここまでサムを視聴者から遠ざけるって、ひょっとして、クリプキったらこの先、サムを完全に思いっきり悪の道に進ませようとしているとかで、そうなった時に視聴者に違和感を与えないため、サムから視聴者の気持ちを離しておこうとしてるとか?

なんていう疑いを書いている人もいるほど。

Jensen大好き!なクリプキが無意識にDeanばっかり出てくるエピソードを作ってるってことなのかも知れませんが…、

二人の兄弟が物語りの中心であるはずのSupernaturalというこのドラマ、そろそろSamにも焦点を当てたエピソードを見せてください!

お願いしますよ?!

Scream Award 2008

Scream Award 2008 のレッドカーペットに現れたJared & JDMの写真が昨日からちらほら出てきていますよね?



たとえばこちらや、こちらのような。


妙にこんがりと日焼けしたJaredが物凄くキュートでセクシーなのですが!

某場所で、JDMが、そんなJaredを(丁度、SUBARUのマークの真下で…)まるでキスしそうな顔でハグしている写真を目撃して、思わず自分のPCには保存したものの、そのソースには飛んでいけず、今朝、朝っぱらから、ちらほら検索してみたものの、

主に上の二つのリンクと同じような、二人が肩を抱き合っている写真までは見つかるものの、目当ての写真のソースには辿り着けない!

主義を曲げて日記に写真を貼り付けてしまいたい…という誘惑と戦っているところです。

ちなみにその写真を目撃したのは、こちらの日記のコメント欄(←リンク修正しました)

時間がないので、ゆっくり探しにはいけませんが、どこかには、まだまだ沢山このScream Awardの写真を集めたページが存在していそうです…。

2008年10月19日日曜日

P.S. I Love You

Supernaturalシーズン4の開始以来、エピソードをかろうじてなんとか追いかけて感想文をよぼよぼのろのろと書くのに精一杯で、最近観た映画や、読んだ本の感想文まですっかり手が回らなくなっています。

映画「アイアンマン」もすっごく面白かったし、

ペーパーバックで読んだ「Almost Like Being in Love」(ゲイのラブコメ小説!)もなんとも胸をくすぐられる楽しいラブコメで…、さらに

またもやあっという間に放送になってしまったSPNシーズン4第5話の感想文もまだ手付かずのままではありますが、

ついに、ついに「 P.S. I Love You 」を観てきました。

この日を一体何ヶ月待ったことか…、JDMがアメリカでの公開を控えてのインタビューの中で「クリスマスの質問:今年のあなたはいい子だった?悪い子だった?」に「もちろん悪い子さ!」とキュートな笑顔で答えていたくらいだから、もうほとんど一年くらい?

長かった…。

でも待った甲斐はあったといえる、素敵なラブストーリーでした。

本編の詳しい感想は書かないことにしようと思いますが、少々ネタバレも出てくる可能性もありますので、もしこれからこの映画を観てみようと計画している方は、以下の日記の閲覧にはご注意ください。











どうもおかしなこだわりというか、へそ曲がりで、興味があればあるほどネタバレを避けたくなる…というひねくれた性質の私は、「P.S. I Love You」という映画に関する情報をほとんど回避して来た上、

なんたる絶妙のタイミングのずれからか、劇場での予告映像にも結局一度も出くわさずにここまで来てしまったこともあって、(テレビでやってる短い予告CMにはJDMは出てきませんよね?)

映画が始まってすぐから、JDMが一体いつ、どんなシーンで画面に出てくるのかばかり気になって…、

スクリーンに出てきたら出てきたで

(某Jared P氏の感想と同様)あっ!Jeffの尻だ!」とか

あ、腕に刺青?」とか

やっぱりこの人って、笑顔が可愛い…」とか、

(それにしても登場した瞬間、ホリー&すれっからしのアメリカ人女性である友人二人、それにアイルランドの地元の女の子たちの目を全て一瞬にして釘付け&虜にするって…、
そして今回一緒に観にいった妹二人も私のしつこい「どうだった?ウィリアム役の人、カッコイイでしょ?!ね?ね?ね?」という問いかけに、「(完全におじさんだし)笑顔がかわいいとかはわかんないけど、ま、カッコイイとは思う」と遂に認めたり、
やっぱり彼の魅力は世界共通ってことなんですよねー)

アイルランドのバーで、ジェリーがホリー一人に向かってラブソングを歌っている時、主演の二人の演技をそっちのけで、バックで帽子を目深に被り、サングラスをかけて演奏している怪しい人を瞬時に、「あれ、絶対JDMだ!」と目星をつけ、後から「やっぱりね」と一人ほくそ笑んだり、で、

ろくろく本編ストーリーに集中できなかったような気も…。

せめてもう一回くらい、ゆっくり観ないといけないのかもしれません。

それにしてもJDM、アイルランド人役だったとは!

映画公開前の番宣で、ほんのちらっとだけ目にしたジェラルド・バトラーのインタビューで、本来はスコットランド人である彼がアイルランド訛りを話すのはちょっと難しかった、というようなことを話しているのを聞いて、「ほー」なんて思っていたものの、

ジェラルドのアクセントは、やっぱりさすがに本場っぽいように(私程度の英語耳には)聞こえましたけれども、

(ジェラルド演じるジェリーが「Kiss me ass!」と悪態をついて、ヒラリー演じるホリーから「アメリカではKiss my ass!っていうのよ!」と言い返される可愛いシーンもありましたよね。
myme と訛るというのは、しばらく前に読んだコリン・ファレルとジャレッド・レトが出てくる某「アレキサンダー」のRPS(←意味のわからない方は無視しておいてください…)で、コリンのアイルランド訛りをジャレッドがからかうなんていうシーンに頻繁にでてきて、覚えたところだったので、あ!(笑)と思わず反応した私でした…)


全くもって余計な心配&大きなお世話ですが、JDMのアイルランド訛りってどうだったんでしょう?

少し前にみた、パトリック・デンプシーの映画「近距離恋愛」でパトリック演じるトムのライバルとなった公爵だったかの彼は、(今調べてみたところ)スコットランド人だったのですね。
彼のスコットランドの実家の家族たちの言葉は、私などにはほとんど理解できないレベルの物凄い訛り方でしたが、

今回、ジェラルド演じるジェリーもジェリーの家族も、(最後に出てきたJDM演じるウィリアムのお父さんも)皆かなり聞きやすい言葉で話していたように思えます。

アイルランドの訛りってあんなもの?なんでしょうか?
(イギリスが舞台の某Torchwoodというドラマの役者さんたちの言葉などは、私には字幕無しではほとんど聞き取れないくらい、ヘビーなアクセントだったりするので、アイルランドだともっと凄そう…という印象もありますが、今回アイルランド人として出てきた人たちは皆、この映画の中では外国人であるアメリカ人を相手にして話をしているということもあって、本気の訛りは出してないということなのかもしれませんね)

JDMの(ちょっとたどたどしいようにも聞こえた)アイルランド訛りは、Johnパパとして滑らかなアメリカ英語ですらすらと台詞を言ってる時より聞き取りやすかったような感じで、あの朴訥なアクセントも可愛い感じもしたけれども、本場の人からしたらどんな感じなんだろう…

と、本当にどうでもいいようなことばかり気になって!

やっぱりもう一回、ゆっくり観にいった方がいいですね。

そういえば、エンドロールの時に徳永さんの曲が流れることも知らなかった私は、「えーっ?!」と意表を突かれたことも今思い出しました。(なんでああいうことを…?)





どうでもいいついでに…、遂に映画を観終えたということで、実はついさっきやっと「P.S. I Love You」の日本版公式ホームページをじっくり覗いてきました。

キャストの紹介のページで、「きっとSupernaturalのことなんかには全く触れられてないんだろうな…」と恐る恐るJDMのページを開いてみると、

-最初にTV視聴者の注目を集めたのは「グレイズ・アナトミー」の…心臓病患者デニー・デュケットとしての演技で絶大な人気をもたらした。

とはなっていましたが…、一応「SUPERNATURAL」というタイトルも出ていて、なんだがちょっとじーんとしました。





8時からのレイトショーで観て、帰ったその足で、私としては信じられないくらい夜更かしをして日記を書いているので、頭がいま一つ回らず、色々と書き漏らしていることがあるとは思うのですが、もう限界なので、この辺りで終わりにしておきます。




またなるべく早い内に少しだけSPN405の感想文も(私の感想文なんかを読んでる人は本当にごくわずかのような気もしますが…)書いてしまいたいと思っています。

2008年10月16日木曜日

Supernaturalシーズン4第4話ちょっとだけ?感想文

うかうかしていると、あっという間に次回のエピソードが放送になってしまいそうなので、なるべく軽めに、感想文を書いておきたいと思います。


以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。






***







シーズン4の開始早々、地獄から戻ってきたディーンが一番に心配したのは、自分を地獄から連れ戻すために、サムが悪魔絡みで何かをしでかしたのではないかということ。

結果的に、地獄から自分を引っ張り出したのはCastielというまだ人間の言葉でのコミュニケーションが相当不自由な天使であることがわかって、一応はほっとしたディーンではあったのですが、

Castiel 経由で神様から頼まれた仕事の一環で無理やり両親や祖父母のいる実家に里帰りさせられ、やっとのことで帰って来てみると、今度は

サムは神様が心配するような悪い仲間と付き合っているらしい、ディーンが自分で止めないのであれば、警察(いや、天使)が介入する

なんて言われてびっくり!
(シーズン4の冒頭三話って、こんな数行で説明できる話だったの…)











ということで、衝撃の第三話に続く、待ちに待った第4話だったのですが、

私の目には今回のエピソードの冒頭の兄弟喧嘩が、夫の不倫発覚に揺れる「Old Married Couple(by Bobby)」にしか見えないので、最初の部分だけでもその目線で、ちょこっとだけ妄想感想文を書かせてもらおうと思います。




「うちの人はどこよ?」(訳:サムはどこだ?)

と、夜中に夫婦の寝室を抜け出してどこかに行っている夫(サム)の行動に不審を抱いた妻(ディーン)は、ボランティアで不倫調査の仕事もしてくれるお仕事斡旋天使Castielに告げられた住所に乗り込みます。

そこで妻(ディーン)が目撃したのは、若い女とおぞましいことをしている夫(サム)の姿…。
(…実際には、下っ端悪魔を捕まえて憎いリリスの居場所を探り出そうとしているわけなんですけれども…)


この下っ端悪魔とのやりとりも物陰からみている妻(いや、兄ちゃん)には衝撃です。

平然と悪魔を脅すサムに、お前が「あのサム・ウィンチェスター」だからびびって見せろって?冗談じゃないね!


Black Eye Demon: And yet here you are, slutting around with some demon. Real hero.
(悪魔を退治するビックヒーローだとか言いながら)なんだよ結局お前、悪魔とよろしくやってんだろ。大したヒーローだよ。


英語を母国語としない私にとって、「slut around」のような言葉のニュアンスは非常に理解が難しいのですが、これは

悪魔を退治すると言いつつ、悪魔であるRubyの協力を受けてるってことを

汚い言葉で罵ったってことなのか、

(サムのモーテルの部屋に残されたブラとか、パンツ姿で現れたRubyとかを考慮すると…)文字通り、

そこの悪魔と「Slut around(セックス)」してんだろ?

という意味にも取れるような気がして…、この悪魔いったいどういう意味で言ったんでしょう…。


Sam: Shut your mouth.
  黙れ。

BED: Tell me about those months without your brother...About all the things you and this demon bitch do in the dark. Huh? Tell me, hero.
  お前のかみさん(いや、兄ちゃん)が留守にしてたこの数ヶ月間のことを話してみろよ…お前とそこのメス悪魔が暗闇でやってきたことを全て話してみろ。は?話してくれよ、ヒーローさん。


すると業を煮やしたサムは第2話のエピソードの時に引き続きナイフもコルトも使わず、手をかざすだけであっさりと悪魔祓いをし、やり終えた後、どんな感じ?と問うRubyに、もう頭痛もおきないよ、なんて爽やかな笑顔で答えたりしています。

そこへ、もうさすがに我慢の限界を越えて乗り込んだ妻(ディーン)

(以下のディーンの台詞の翻訳が完全に女言葉になっている点については、私の妄想目線上どうしてもやむを得ないことですので、何卒ご了承いただければと思います。)


Dean: Anything you want to tell me, Sam?
サム、何か言いたいことある?

Sam: Dean, hold on, okay? Just let me
 ディーン、落ち着いてくれ、いいか?とにかく俺に…

Dean: You gonna say, let me explain? You're gonna explain this? How about this? Why don't you start with who she is and what the hell is she doing here?
  説明させてくれ、とでも言うつもり?(見るからに浮気しといて)説明できるっていうの?だったらこういうのはどう?そこにいる女が何者で、ここで一体全体何をしてんのかってところから始めてみたらどうなの?

Ruby: It's good to see you again, Dean.
  また会えて嬉しいわ、ディーン。

Dean: Ruby? Is that Ruby?
  ルビー?(サムを振り返って)あの女、ルビーなの?


シーズン4の第1話で、離れ離れになっていた間の近況報告を交わした兄弟の会話の中で、「ルビーは?」というディーンの質問にサムは、「死んだ、か、少なくとも今のところは地獄じゃないかな…」とかいうような回答をしていたのですよね。

そうなればもちろんディーンとしては、

あんた、あの女とは別れたって言ったじゃない!それをあたしがちょっと実家に帰ってた間にまたこそこそ逢ってるなんて、どういうことよ!
(もちろんディーンは一言もこんなこと言ってませんけど…このシーンのディーンの脳裏には、これとかなり近い感情が一瞬にして駆け巡ったに違いないと思うのです)

と余計にカーッとくる結果にもなり、包丁(悪魔も殺せるナイフ)を持って、一度ならず二度までも夫をたぶらかした忌々しい浮気相手に飛び掛る、という結果になるのも当然のこと。

さすがに殺人沙汰はヤバイということで(いえ、サムはまだ不思議な力の修行中なので、今指導教官のRubyを殺されるのは…と思ったという感じでしょうか)、ナイフを持った妻(ディーン)を押し留め、浮気相手のルビーにこの場から去るよう支持する夫(サム)。

その後、あんたまた私を裏切ったのね…とでも言いたげなちょっと寂しげで冷めた視線を夫(サム)に投げ、その場を去ったままなかなか家に帰ってこない妻(ディーン)を、読書をしながら待っていた夫(サム)のところに、やっと戻ってきた妻(ディーン)はなんと無言で荷造りを始めます。(!(笑))

(注:またもや翻訳は夫婦喧嘩バージョンです)


Sam: Dean, what are you doing? What, are you --are you leaving?
  ディーン、何してるんだ。何を、…お前出て行くつもりか?

Dean: You don't need me. You and ruby go fight demons.
  あなたにはもう私は必要ないんでしょ。あなたとルビーで仲良くしてれば(悪魔と戦えば)いいじゃない。

Sam: Hold on. Dean, come on, man.
  待てよ。ディーン、待てって、なあ。

そういって腕を掴んで引きとめようとする夫の顔に強烈なグーパンチをお見舞いする妻!(二度も!)


でも…、いい加減、夫婦喧嘩バーションはこの辺でおしまいにして…物語はいよいよ、というか、シーズン4も4話目にしてやっと、というか、兄弟間の微妙で根深い問題に移っていきます。

この後の会話は全て書き出してしまいたいところですが、そうなるとまた非常に長くなってしまうので、ごく一部を抜き出すと:


俺は不思議な力を使って別に悪いことをしているわけじゃなくて、悪魔祓いをしているだけだ、というサムに

Dean: With your mind!
  それを念じるだけでやってるっていうのが問題なんだ!



そしてディーンは、悪魔祓いなら(Rubyから奪った)ナイフを使えばいい、といいますが、
サムは、自分のやり方なら悪魔にとりつかれた人を殺さずに助けられるんだ。現に俺は、前に俺たちが一年がかりで助けたよりもずっと多くの人たちをこの五ヶ月間で助けてる、と。

ルビーがお前に信じさせようとしてるのはそれか、そうやってあの女はお前を騙してお前に力を使わせようとしてるんだな?


Dean: Slippery slope, brother. Just wait and see. Because it's gonna get darker and darker, and god knows where it ends.
  お前が歩いてるのは危なっかしい道なんだぞ。見てればそのうちわかる。お前の行く先はどんどん暗くなって、どこへ続いてるのかもわかったもんじゃない。

(Deanは「神のみぞ知る」という慣用句でGod knows…と言ってますが、Castielによれば、サムの行き先はまだ神様もわからないということでしたよね)

Sam: I'm not gonna let it go too far.
  俺はそんな深みにまで進むつもりはないよ。

Dean: It's already gone too far, Sam. If I didn't know you... ...I would want to hunt you. And so would other hunters.
  もう充分深みに進んでるんだ、サム。もし俺がお前のことを知らなかったら……俺はお前を狩りたいと思ったろう。他のハンターたちだってそう思うはずだ。

Sam: You were gone. I was here. I had to keep on fighting without you. 
And what I'm doing... It works.
  兄ちゃんは地獄に連れて行かれちゃって。俺は一人でここにいたんだ。兄ちゃんがいないまま、俺は一人で戦い続けなきゃならなかった。それに俺がやってることで…、人を救えたんだ。

Dean: Well, tell me. If it's so terrific... Then why'd you lie about it to me? Why did an angel tell me to stop you?
  なら教えてくれ。それがそんなに素晴らしいことなら…だったらどうしてお前は俺に嘘をついたんだ?どうして天使は俺にお前を止めろなんていうんだ?

Sam: What?
  なんだって?

Dean: Castiel said that if I don't stop you, he will. See, what that means, Sam -- that means that god doesn't want you doing this.
  Castielは俺がお前を止めないなら、自分の手で止めるって言った。それがどういう意味かわかるだろ、サム…、それはつまり神様がお前のやってることを望んでないってことだ。



この前のシーンでサムの言い分を聞こうともせずにサムの顔を殴り、
怒りに任せて壁脇の棚の上のランプやなにかを根こそぎ床に落とし、
「普通のハンターなら今のお前を狩りたいと思うぞ」などと口にし、さらには、
神様がお前のやってることを気に入らないと言ってるんだ、と歯に衣着せることなく、ずけずけと告げるディーンに、

一部のSam!girlsの間では

あまりにサムに対して思いやりがない!Castielに対して、俺のサムに指一本触れたら、天使が相手だってただじゃおかない、って啖呵を切ってやるくらいのことをするのが兄として当然なんじゃないの?!

なんていう感じで非難の声が盛大にあがっているのを目にしたりもしたのですが、

私にはこのディーンの感情の爆発は、サムに対する怒りというよりも、自分が目を離している間に可愛いサムが悪魔娘ルビーなんかの口車に乗って、一人とんでもない道を歩き出していたことを実感として知った上、サムがこれ以上の深みに足を踏み入れることを万一自分の手で止められなければ、サムの身にどんなことが起こるのかを思って

恐怖を抑えきれないでいるように思えるのです。

何しろ相手は、あっさりと地獄に落ちた人間の魂を掴んで引っ張り上げ、その本当の姿をちらりと見せるだけで悪魔や人間の目を焼ききり、時間を曲げて過去の世界に人間を送り込めるなんていう、とんでもない力をもった天使で、

しかもディーンが素直に言うことを聞かず生意気なことばかり言い続けるなら、また地獄に投げ落とすぞ、なんてことを平然と告げる(コルトやナイフで簡単に殺すことのできる)悪魔なんかよりもよっぽど恐ろしい存在です。

そんなどうやっても抵抗しようのない強大な力を持つ相手を敵に回して、どうにかして愛する可愛いサミーを守らなければならないという焦りにも似た気持ちが、ディーンにあんな風に余裕のない態度をとらせ、思いやりのない言葉を口走らせたようにも思えるのです。





兄弟がお互い半泣き状態で深刻な会話をしている最中、「Travis」というおじさんからサムの携帯に電話が入った様子。

この後の本人の登場シーンを見ると、Travisおじさんとは、ボビーおじさんやジム牧師などのように父ちゃんが可愛い息子達を合わせてもいいだろうと太鼓判を押した数少ない優良ハンターの一人のよう。

ファーストシーズンで、ジム牧師やケイレブの名前と一緒に、もう一人、姿を見せなかった父ちゃんのハンター友達の名前が出てきたはず…、もしかしてそれがTravisだった!?とか?と思って昔の日記を調べてみたところそれはジェファーソンという人でした。

私が気付かなかったり忘れているだけで、ひょっとしたら過去のエピソードの中で名前くらいは出てきたことがあるのかもしれませんが、今回のエピソードのみを基準に考えてみるとどうやら、兄ちゃんを埋葬した後ボビーおじさんとの連絡を絶っていたサムは、Travisのような別の父ちゃんの古い友達から「狩り」の仕事の情報を貰って一人仕事をしていたようですね。

そして、これも今回のエピソードと過去の傾向から総合して想像するに、腕前の優れたハンターというのは、独自の「得意分野」のようなものを持っているようにも思えます。

父ちゃんはオールマイティーだったような気がしますが、

ボビーは「悪魔」?

ゴードンは「ヴァンパイア」

そして今回登場したTravisの専門というか得意分野は「Roogaroo」(このモンスターのスペルって色んなパターンがあって正解がわかりません…)という人肉(Long Pig)を専門に食べる恐ろしい怪物のよう。

この化け物は普通の人間が遺伝子異常で変化するもののようで、この遺伝子を持った人は、三十歳くらいから異常な空腹感を覚えるようになり、それがいつしか人肉を食べたいというどうしようもない欲求に変わっていき、一口でも人肉を口にした瞬間、完全に「Roogaroo」に変わってしまうのだとのこと。

Travisは三十年前に、今回兄弟に調査を依頼した「Jack Montgomery」という男の父親を「狩った」もののその男の妊娠中の妻を逃がし、その後生まれて養子に出されたという男の子のことも(同情心からあえて)見逃したという過去をもっていたのです。

その男の子が三十年後の今になって、危険な兆候を見せ始めていることを知り、Travisはやり残した仕事に今回キリをつける決心をした、ということなのですね。

ディーンがYEDを殺して以降、もう不思議な力はなくなったよと言っていたサミーが、「念じるだけで」悪魔祓いができるようになっていたなんていう衝撃の事実が明らかになった絶妙のタイミングで、モンスターの遺伝子を持つ男の調査が舞い込むなんて…、

まさに兄弟にとっては他人事とは思えない事件です。





「Jack Montgomery」の所へ向かう道すがら、ディーンはCastielに無理やり連れて行かれた過去の実家への里帰りのことをサムに話した様子。

ママがハンターだったなんて信じられないよ。ママってどんな感じだった?…つまり幸せそうだったかい?ああ、最高さ、面白くて頭が切れて、希望に満ち溢れてた。父ちゃんもな。もちろんあのこと(YEDのこと)があるまでは…。

そこで大きな溜息をついたサムに、どうした?と聞くと、なんでもない、ただ、俺たちの両親、それに祖父母まで殺されてたなんて…それも目的はYEDが赤ん坊の僕のところへきて、僕の口に血を垂らすためだなんてさ。

???兄ちゃんは、YEDの血のことなんか一言も言ってないんですけど?お前知ってたのか?

うん…、一年位かな。


この兄弟はとかく秘密が守れず、言わなくてもいいようなことまでお互い打ち明けあってきた印象がありますが、YEDがサイキックキッズたちを集めて行った恐怖のバトルロイヤル合宿の中で見せられた過去の映像のことをサムは兄ちゃんに言ってなかったのですね。
(まあ、サムはあの後すぐにジェイクに殺され、兄ちゃんの命と引き換えに生き返らされて、その後は『俺のことは助けなくてもいい!』と言い張る余命一年の兄ちゃんをなんとか救うため、兄ちゃんに内緒でRubyの知恵まで借りて色々活動していたサムなので、打ち明けるタイミングもなかっただろうと思うのですが)

また、完全に「夫に隠し事をされていたことに衝撃を受ける妻」に戻ってしまったディーンがへそを曲げ、サムももうこれ以上ふくれっ面の兄ちゃんの機嫌をとることに疲れて黙り込んでしまいます。

この辺りのサムの顔が!大人っぽくて!

サムのおかれた状況は、とにかく可哀想なのですが、なんともたまりません。

その後、ごく平凡なただの男に見える「Jack Montgomery」の家の前でそれぞれ手に双眼鏡を持ち張り込みをする兄弟。

先日のEyeConで、Jaredが最近スタッフに仕掛けられたいたずら、として語っていたのはきっとこのシーンですね!(笑)
双眼鏡を覗いた後、目の周りがパンダのようになってしまったお互いの顔を見て仰天する二人の様子、ぜひとも見たいものです!

(ちゃんとシーズン4のGag Reelに入れてくれるでしょうか…)

生のひき肉をむさぼり食べているJackの姿を確認し、モーテルの部屋に戻った兄弟は、勝手に部屋に入り込んでビールを飲んでいるTravisおじさんを発見。

電話などでの連絡はとっていたらしいものの、実際に顔を合わせるのは10年ぶりということで、兄弟をがっしりとハグした後、「大きくなったなー!」「サム、お前はまだ、あーなんていったっけ、mathleteか?(サムは学校対抗の数学オリンピックとかに出る選手だったってことなんでしょうか?)」なんて、いかにも兄弟のことを子供の頃から知っているおじさんらしいこというTravis。

兄弟の調査結果を聞いて、Jackが完全にRoogarooの兆候を示していることを確信したTravisは、早速Jackを狩る準備を始めますが、サムは、独自に調査を進め、Roogarooの遺伝子を持つ人間も「Long Pig」を口にさえしなければ生涯人間のままで暮らせるという事実を掴んだことをTravisと兄ちゃんに伝えます。

このシーンで、独自の調査をしたといい始めたサムに「俺の三十年のキャリアじゃ不足ってことか?」と返したTravisを宥めるため、ディーンが言った台詞が!


【今週の卑猥な台詞】

Dean: Sam loves research. He does. He keeps it under his mattress right next to his k-y. It's a sickness. It is.
  サムはとにかく調査が大好きなんだ。そういうやつなんだよ。コイツは、『調査』をベッドのマットレスの下のKYの隣に隠しとくほどなんだ。病気だよ。でもそうなんだ。



この台詞の注釈については一応文字を伏せます、個人の判断において文字を反転させてください。

昨今の日本で『KY』と言えば『空気読めない』の略語になるようですが、私のようなSのつくお話を長年読んできた人間にとって『KY』と言えば、潤滑ゼリーの代名詞のようなもの、(私も詳しくは知りませんが)男の子の中には、人に言えない内緒の『一人遊び』をする際、モノを掴んだ手のすべりを良くするため、潤滑ゼリーを準備する子もいるのだそうで、ディーンはここで、サムは「調査」というものをマス掻きのおかずにするくらい大好きなんだ、とからかうことで、場を和ませているのですね。


とはいえ、サムのせっかくの調査もむなしく、TravisはRoogarooの遺伝子を持った人間が一生「Long Pig」の誘惑に打ち勝ち続けることなど不可能だと言って譲りません。

ただ単純に『狩る』前に、Jackに事情を打ち明け「人肉」の誘惑に抵抗するよう説得したいと言い張るサムとディーンのImpalaの中の会話にはまた胸が痛みます。

Jackは今はただの善良な男だけどその血の中には邪悪なものが潜んでるってとこに、お前は共感みたいなものを持ってるじゃないか?というディーンに、車を停めろ。停めろ!停めないなら俺が止めるぞ。
俺が止めるって…、サム、兄ちゃんには悪魔祓いが出来るだけだって言ってたけど実は別のサイキック能力も使えるのだったりして…)

完全に停車するのも待たずに車を降りたサムは、このところずーーっと心に鬱屈していた感情をついに吐き出します。

Sam: You want to know why I've been lying to you, Dean? Because of crap like this!
  どうして兄ちゃんにずっと嘘をつき続けてきたか、理由を知りたいか?こんな事態になるってわかってたからだ。

Dean: Like what?
 どんな事態だよ。

Sam: The way you talk to me, the way you look at me like I'm a freak!
  兄ちゃんがまるで俺のことを化け物みたいに話したり、俺を見たりするってことだよ。

Dean: I do not.
  俺はそんな。

Sam: You know, or even worse, like I'm an idiot! Like I don't know the difference between right and wrong! What?
  なあ、もっと悪いかもな、俺をマヌケだとでも思ってるんだ。俺には善悪の判断も付けられないと思ってるんだよ。

Dean: Do you know the difference, Sam? I mean, you've been kind of strolling a dark road lately.
  サム、お前本当に判断つくのか?つまり、お前はこのところ大分薄暗い道をふらふらしてるぞ。

Sam: You have no idea what I'm going through. None.
  兄ちゃんには俺がどんな思いをしてるかわからないんだ。何一つな。

Dean: Then enlighten me!
  だったら教えてくれよ!

Sam: I've got demon blood in me, Dean! This disease pumping through my veins, and I can't ever rip it out or scrub it clean! I'm a whole new level of freak! And I'm just trying to take this -- this curse...And make something good out of it. Because I have to.
  ディーン、俺の中には悪魔の血が入ってるんだ!この病気は俺の血管中を巡ってて、俺にはそれを引きちぎって取り出すことも擦り落としてきれいにすることもできない。俺は全く新しい段階に到達した化け物だよ!でも俺はこの事実を――この呪いをなんとか受け入れようとしてるんだ…で、そこから何かいいことが引き出せないかってさ。だって、俺にはそうするしかないんだから。



シーズン4が始まって以来ずっとディーンの怒りや爆発を受け止めて、静かに耐えてきたサムの血を吐くようなこの言葉には、涙が出そうです。





そんなサムの切実な願いをもとに、兄弟二人がかりでおこなった説得も届かなかったように思えたJackでしたが、それでもなんとかぎりぎりのところで自分の身体の中から湧き上がる欲求に耐えていたところへ、

三十年前の仕事のやり残しを片付けるためTravisが単身乗り込んできてしまい、事態は最悪の方向へ。
(ストーリーの流れ上、そうなるしかないという予感はしていましたが、Travisおじさん、ボビーとはまた一味違うハードボイルドな荒削りな感じが素敵だったのに…残念です)

Travisから一足遅れでJackの家に乗り込んだ兄弟は、完全にRoogarooに変化したJackに襲われ…。





クローゼットの中に閉じ込められた状態で意識を取り戻したサムは、まるで自分自身に言い聞かせるように、Jackに語りかけ説得しようとします。

このシーンはシーズン1で兄弟が初めてYEDのサイキックキッズの一人に出会った『Nightmare』を思い出します。
あの時のサムは「兄ちゃんが死んじゃう!」と思った瞬間サイキック能力を爆発させて、閉じ込められたクローゼットから飛び出していましたが、
今回のサムは、ひょっとしたら能力を使えば簡単にドアを開けられるとわかっているのに、あえて自分で力を封印したまま、ワイヤーハンガーなんかを使って鍵を開けていたのであるように思ったのは私だけでしょうか。

そんなサムが(視聴者の私達にも)隠しているかもしれない能力の他に、もう一つ疑問に思ったのは、Jackはどうしてサムをクローゼットに閉じ込めたのかということ。

先週、素敵なじいちゃんに憑り付いたYEDは、ディーンの首筋の匂いを嗅いで「お前は違う」なんて言ってましたが、YEDの血を飲んだサイキックキッズたちの血って実はあまり美味しくないのでしょうか…。

もしくはディーンが特別美味しい、ということなのか。
(で、とりあえず筋っぽくて大きいだけの子は後で食べるためにしまっとこうと思ったのか…)

なにしろこの子は、シーズン1のWendigo相手に「俺は美味しいぞ!」とオトリになり、

「Dead Mans Blood」でも、Impalaが壊れたフリをしつつ可愛いお尻を差し出してヴァンパイア釣りのオトリになり、

シーズン3の「Freshblood」でもヴァンパイアをおびき出すために「Free Lunch!」なんて言って腕を切ってみせたりしていて…。

そういえば…The Official Companion Season 1 で、サムから

「(化け物に生きたまま食べられるとしたら)Fortunately, Dean will go first, because apparently he tastes good.」

とも言われてましたっけ。


コーヒーテーブルの上に流れたディーンの血をとんでもなく甘くて美味しいシロップかなにかのようにJackが震える指ですくって舐め、恍惚に身体を震わせている様子をみると、ディーンの美味しさってかなりのレベルなのかもとも思えてきます。

そんなこんなで、ディーンのあまりに可愛い寝顔に思わず(Jackと一緒に私まで)生唾を飲みつつ、Jackがディーンの背中に手を乗せると、そのJackの手の感覚によってか、わずかに意識を取り戻して長い睫毛を震わせたとんでもなく美味しそうなディーンに、たまらず一口食べようとあーんと顔を近づけたところへ、

運悪くサムがクローゼットの鍵を開けて出てきてしまいます。

俺の可愛くて美味しい兄ちゃんを今一口食べようとしたよな?今、絶対、あーんって口あけたよな?

ということで、もちろん完全にRoogarooとなってしまったJackはサムの手で丸焼きに。





Impalaに乗り込んでの帰り道、再び『Psychic thing』のことを持ち出してとことん話し合おうとするディーンでしたが、サムはこれ以上兄ちゃんにどんなに説明し続けてもなんにもならない、兄ちゃんには理解してもらえないと会話を打ち切ってしまいます。

そして、

Sam: These powers -- it's playing with fire. I'm done with them. I'm done with everything.
このサイキックパワーとかって――これって、火をおもちゃにしてるようなものだ。もう、使う気はないよ。もう何もかもうんざりした。



サムが力を封印する決心をしたことに感謝する兄ちゃんに、


Sam: Don't thank me. I'm not doing it for you. Or for the angels or for anybody. This is my choice.
俺に感謝する必要ないよ。俺は兄ちゃんのためにそうするんじゃない。天使とか、他のなんのためでもない。自分でそう決めたんだ。


ここであえて天使のことを持ち出したサムに、(ルビーとサムのことに焼きもちを焼くディーンとはまた別の意味で)Castielと兄ちゃんのことに、何か微妙な反発を感じている様子も伺えるような気もします。

兄ちゃんは、サムがそう決心してくれたんならもう安心!とすっかりすっきりした顔をしていますが…、

きっとそう簡単にはいかないのですよね?