2008年12月21日日曜日

しばらくお休みします…

一身上の都合により、しばらく日記の更新をお休みします。

とはいうものの、これまでにも何度か「しばらくお休みします!」などと宣言しておきながら、結局我慢できずにぐだぐだと更新を再開してきた私なので、今回もまた気がつけばまた通常通りの更新に…、

ということになってしまいそうな気もしないではないのですが。

このところ、Supernaturalをはじめとする海外ドラマに夢中になるあまり、日記書きに費やす時間&体力がかなりのものになってしまっているので、このあたりで一度自分の生き方を見直すためにも、

とりあえずは、一月一杯…、ということで様子を見てみたいと思っています。

2008年12月12日金曜日

映画鑑賞、あれやこれや

Supernaturalシーズン4が始まって以来、妄想感想文書きだけに体力&時間をとられてしまっていて、ぽつぽつと観ていた映画の感想を忘れてしまいそうなので、

この辺りで、覚書として、ここ数ヶ月で見た映画をタイトルだけでも書き出しておきたいと思います。


少し前のこの日記のコメント欄の中でも少々触れましたが、封印するつもりだった&きっと観ることもないだろうと思っていたJ2の出演作を…、いくつか観ました:






以下の感想文には映画の内容に関するネタバレが含まれる可能性もあります。

閲覧にはご注意ください。









『Devour』
小さな子のように手の甲で目を擦りつつ「くすん」と泣くJensenの可愛さがなんとも絶品なこの映画を観るたびにSam Winchesterを演じるJensenを想像してしまう私です。


『House of Wax』
Jaredが親友のCMMことChad Michel Murrayと共演した作品ということで、いつか一度くらいは見たいような気もする…と、ずーっと気になっていた作品ではありますが…、結局後半のChadの活躍シーンは早送りで…、再チャレンジはもう出来そうもありません。


『Thomas Kinkade’s Christmas Cottage』
いつかのコンベンションで、難しい事情を抱える娘さんとドラマのHiatus時期くらいは一緒に過ごしたいということで断ってしまったけれども、かの『アラビアのロレンス』の名優Peter O'Tooleが出ると知っていれば、砕けたガラスで一杯の道を這いずってでも出演したのに!という、ボビーおじさんことJim Beaverの言葉が頭に焼きついていた私。
この映画には、ちょうどJimくらいの年頃のおじさんが沢山出てくるので、Jimは一体どのおじさんの役をオファーされていたのだろう…と、この映画の鑑賞中、実はそればっかりが気になってました。
そしてJared演じるThomasの弟ってあれ…、(この秋AXNで放送が始まって以来、実は密かに、でも完全にはまっている)『Veronica Mars』で、一瞬Veronicaの彼だったトロイだ!とか、もちろんThomasの彼女はSPN S1『Wendigo』の回のあの子だとか…。
いつもの私の悪い癖で、あのドラマのあの人が…、というポイントばかりに食いついていたことも否めませんが、(私個人的には完全に予想外に)全体を通してほのぼのと可愛い映画で、まさにクリスマス時期を迎える今時期観るのにふさわしい映画ですよね。


『Ten Inch Hero』
しばらく前に数分だけ公開されたモヒカン姿のJensenのシーンから、あれこれとストーリーの想像を膨らませはしたものの、実際自分に見る機会は巡ってこないだろうと諦めていたこともあって、ストーリーのあらすじすらもチェックしていなかったので、
あのシーンのJensenの「お前ら負け犬と違って、俺は、生理用品の購入を頼むほど俺を信頼し、愛してくれる女性と日常的にセックスをしていて…」(とかいうような…、なにしろスウェーデン語字幕でしかみていないので…)あの台詞がまさかミエというかハッタリの口からでまかせとは思いもよらず、またJensen演じるPriestlyが実はあんなに情けなくも可愛い(負け犬)キャラだったと知って、本当に新鮮な驚きを感じました。
もちろんTish役のDanneel Harrisの美人ぶりとナイスバディーぶりにも衝撃を受けましたが、
ラストでモヒカンを捨てたPriestlyの好青年ぶりは!(ほとんどまともにエピソードを見たことはないけれども…)完全に『ドーソンズ・クリーク』じゃない!
Jensenって今でも素の状態ではあんなに美人で可愛くなっちゃうってことなのねー。(ディーンでも充分に可愛いのだけれども!)Jared P氏、Jensenと一緒の家に暮らして、寝起きとか寝る前の素の状態の超可愛いJensenがいつも身近にいて…、どうにかなっちゃうというか、どうにかしてやりたい!という気分になったりしないんでしょうか…。


『Young MacGyver』
これは映画とは違いますが、『MacGyver』というドラマのスピンオフとして制作が企画されたものの、残念ながらお蔵入りしてしまったという2003年制作のJared Padaleckiさん主演ドラマのPilot版。
2003年ということで『Gilmore Girls』のど真ん中の辺りに持ち上がった企画だったのですね。

現役女子高校生探偵のVeronica Marsではないけれども、現役高校生の男の子がまるで007みたいなスパイ?というか、特殊工作員?として、世界の危機を救うというような…、もしこのドラマがピックアップされていたら、SupernaturalにJaredが出演する可能性はなくなっていたのかも…。





その他では、以下のような作品をこの数ヶ月に渡り、ぱらぱらと見ていました。
(既に鑑賞から随分日にちが経ってしまったものも多いので、鑑賞直後の新鮮な感動が消えてしまって、私の感想から味気ない印象を与えてしまったらすみません)

『Trust the Man』
X-FilesのモルダーことDavid Duchovnyが、セックスマニアックな夫を好演したということで、(たぶん…)Supernaturalのディーンの台詞にも出てきた映画。
日本人にはあまり聞きなれない病気?である、セックス依存症とかSex Addictとかっていう定義もよくわからないので「???」という部分もありますが、DD演じるTomって、そんなセラピーが必要だとかっていうほどの大したSex中毒だとか色情狂という印象は全然なかったという印象なのですが、私なにか大きなシーンを見逃してるのでしょうか…。
映画全体の流れとしては、中年&倦怠期に差し掛かった夫婦の悩みと、中年に差し掛かりそうなのにまだ結婚に踏み切れない独身男女の悩みを描いた、ほのぼのとした普通のラブコメというのが私の感想です。


『Juno』
あまりに話題になっていたので、一度は観ておこう、という感じで手を出した作品。
この映画のプロモーションや予告が始まった頃から、Junoの継母役として『West Wing(ホワイトハウス)』のCJが出ていることが気になっていましたが、もっと厳しい、いかにもな継母役なのかと思っていたら、なんだか可愛いお母さんでした。
とんでもない事態に陥っても前向きに頑張るJunoは偉いし、全体にポップで可愛い映画だったけれども、うーん、なにか、一味足りないという感想が残った感じもあります。


『Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull』
これも…SPN S4『Monster Movie』に出てきたディーンの台詞が気になってつい…。
まさにローラーコースタームービーの王道をいく大作の痛快活劇という感じでしたが、
インディージョーンズの舞台って、現在よりも数十年昔、という設定だったのですね。ディーンは、昔のドイツ風の人たちを目にして「インディージョーンズ」の世界みたい、という意味で言ったのだろうという推測はつきましたけれども、
やっぱりいつか、シリーズ全編を通してみてみないとよくわかりません。


『Blades of Glory』(邦題:俺たちフィギアスケーター)
それぞれトップの男子フィギアスケーターが公の場での大喧嘩を発端に、フィギアスケート界を永久追放され、苦肉の策として二人でペアを組み、再び大舞台に返り咲くことを目指すというこの映画。
本当に最初から最後まで、バカバカしい!というしかないハチャメチャな物語で、ずーっと笑いっぱなしでした。
でも最近トリコになっているArthurとMerlinではありませんが、喧嘩ばっかりしている性格もフィギアのスタイルも、とにかくなにもかも正反対の二人の運命が無理やりに結び付けられてしまって、仕方なく共に苦労をし、互いを高めあう中で兄弟同然の無二の親友になっていくという設定は、なんとも胸をくすぐってくれます。
あらゆる汚い手を使って、二人の勝利を妨げようと画策した悪役の兄妹に二人が直接復讐したりすることもなく、
カナダの国家的マスコットであるSnowflakeの頭をボウガンで撃ってしまったことをきっかけに悪者兄妹が逮捕されてしまうという展開も、ある意味すがすがしいと言える気がします。


『Speed Racer』
日本の昔のアニメ『マッハGo Go!』の実写版ですよね?
この映画の予告をやっていた頃、ちょっと興味はあるなーと思ってはいたものの、その後すっかり忘れていたのですが、つい最近、全く別の映画のDVDのオマケとして入っている予告CMを見るともなく見ていた時、
主人公であるSpeedの少年時代を演じる小さな男の子の顔を見た瞬間、「ああ~!この子!ミニディーンだ!」と、物凄くびっくりして、これはぜひ見て見なければ!ということに。
(今更こんなことに気付いたのは私くらいかもしれませんが…)Supernaturalシーズン3第2話『The Kids are Alright』で、ひょっとしたらディーンの子?だったのかも…という、完全にミニチュア版のディーンを熱演していたたベンを演じていた少年が、Rexという年の離れたお兄ちゃんを崇拝する、あの可愛くて車&レース大好きなSpeed少年を演じていたのですね!
真田広之とか、Susan Sarandonとか、Lostのジャックこと Matthew Foxとか、(これはきっと誰も知らないだろうけれどもSPN S3EP1に出てきた黒人美女のTamara がサイボーグとして出ていたTorchwoodのエピソードに日本人の博士として出てきたおじさんが、真田広之のボスとして?出ていたとか)、あの人がこの映画に!?という他にもあった驚きの中でも、ミニディーンがミニSpeed Racerに!?が一番衝撃でした。


『Angus, Thongs and Perfect Snogging』(邦題:ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日)
本当に可愛いくて楽しい映画でした!
ロンドンという大都会から引っ越してきた、Sex Godだわ!というくらいのイケメン男子Robbieに一目惚れしてしまったジョージアの初恋を巡る騒動は、14歳という少女としてはある意味辛く苦しい時期を経験してきた女性としてはいかにも共感してしまうところでもあり、またRobbie役の男の子が本当に可愛くて!
最後は出来すぎくらいのハッピーエンドとなってはいますが、なんだか妙に素直な気持ちでジョージアを応援してしまいます。
最近『Torchwood』に始まり、まさに現在進行形で『Merlin』というイギリスのドラマにかなりはまり込んでいるところでもあって、また、ハリーポッターを一応英語版で読んできた読者としては、原題に入っているSnoggingという単語は、「ロンが、ハーマイオニーをからかってよく言ってたような気がするかも…」という、いかにもイギリスの子が使う言葉という印象ではあるのですが、言葉の響きからはちょっと「え?」という感じもあるけれども、ジョージアのような中学生の女の子も連発するほど普通に「チュウする」として定着している言葉なのだな、と一つ勉強になりました。


『Transamerica』
もうずーーーっと前から観たいと思い続けたまま、半分諦めかけていましたが、やっと観ることができました。
色々な方から名作だ!という太鼓判の評価を聞いていて、本当に楽しみにしていましたが、まさに前評判どおりの名作でした。
Bree役のFelicity Huffman の名演もさることながら、Toby役のKevin Zegersに完全にやられてしまいました。





まだなにか忘れているような気もしますが、とりあえずはこんなところで。

次はまたすでに忘れかけている、ここしばらくで読んだ本の感想文も書き出しておきたいと思っているのですが、

『Merlin』の EP10 もしくは EP11 の妄想感想文を書いてしまいたい…という誘惑にもかられているところです…。

2008年12月8日月曜日

Supernaturalシーズン4第10話感想文④

さて、ささっと感想文の残りを仕上げちゃおうと今朝ほどパソコンを開いたら…

ななななな、なんですか??!!これ???

朝っぱらからこんなもの見せられたら、


こ、腰が抜けるっつうの!


後ろの人がホッケースティックを持っているところからして、「Friday the 13th」の撮影現場でのひとコマのようですが…、

筋肉Tシャツを着ている人たちの中心で、一人生身の筋肉で勝負して、全く勝負にもなんにもならないレベルで完全勝利している Jared Padalecki さんの肉体、本当に、まじで、す、凄すぎます。

と、朝っぱらから危険なくらいに血圧が上がったところで、

いよいよ長かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文も最終回ということで、絶対にSupernatural史を語る上で、今後永遠に語り継がれていくに違いない、凄すぎるJensen Acklesさんの演技です。






以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。

















天国vs.地獄の戦いにもひとまずけりがついて、やっと久々に二人っきりに戻った兄弟は、最近大きなお仕事の後の恒例にもなってきた 「Impalaにもたれてビールで乾杯」 をしつつ、やっと寛いでおしゃべりを始めます。


Dean: Can't believe we made it out of there...
   俺たちあの状況を切り抜けたなんて信じられないぜ。

Sam: Again.
   またもや、ね。


(確かに、地獄の扉が開いちゃったり、白い目の悪魔に操られた悪魔の大群に包囲されたり、これまでにも大概大変な状況に遭遇してきている兄弟です。)

Dean: I know you heard him.
   お前、あいつの言ったこと聞こえたんだろ。

Sam: Who?
   誰?

Dean: Alastair. What he said...about how I had promise.
   アラステアさ。アイツが言った…俺が約束したってことさ。

Sam: I heard him.
   聞こえたよ。

Dean: You're not curious?
   聞きたいと思わないのか?

Sam: Dean, I'm damn curious. But... You're not talking about hell, and I'm not pushing.
   ディーン、そりゃあめちゃめちゃ聞きたいさ。でも…兄ちゃんは地獄のことを話さないし、俺は無理強いしたくはないから。

Dean: It wasn't four months, you know.
   4ヶ月じゃなかったんだぜ。

Sam: What?
   何が?

Dean: It was four months up here, but down there... I don't know. Time's different. It was more like 40 years.
   この地上では4ヶ月だったけど、でも下の階じゃ…よくわかんないけど。時間が違うんだ。俺が地獄にいたのは、40年って感じだった。

Sam: Oh, my god.
   なんてことだ。

Dean: They, uh... they sliced and carved and tore at me in ways that you...... until there was nothing left. And then, suddenly... I would be whole again... like magic... just so they could start in all over. And Alastair...at the end of every day... every one...he would come over. And he would make me an offer to take me off the rack... if I put souls on... ... if I started the torturing. And every day, I told him to stick it where the sun shines.
   やつら、あー…、やつらは俺の身体を、スライスして、切り刻んで、引き裂いていくんだ…跡形もなくなるまで。で、それから突然、…俺は元に戻っちまう…魔法みたいにな…そうすればやつらがまた始めから繰り返せるからさ。するとアラステアが、…毎日その日の終わりに、…一日も欠かさず…やってくるんだ。それでやつは拷問台から外してやろう、って言ってくる…もし俺が別の魂に立場を引き継ぐならって…俺が拷問を始めるならって。で、毎日、俺はやつに、日の当たる場所にいることにする(別の魂を拷問なんかするもんか)って言ってた。


(この辺りからふいにDeanの声が変わり、そしてDeanの顔にカメラが戻ると、みるみるDeanの目から大粒の涙が溢れてきて!
その後ろのサムの目にもあきらかに涙が滲んでいます。
JaredがEyeConで、でしたっけ? Deanの地獄での経験を語るJensenの演技に、自分にはカメラも向けられてないのに、思わずもらい泣きさせられた、と語っていたことがありましたが、まさにそれがこのシーンだったのですね。)


For 30 years, I told him. But then I couldn't do it anymore, Sammy. I couldn't. And I got off that rack. God help me, I got right off it, and I started ripping them apart. I lost count of how many souls. The...the things that I did to them.
三十年間、俺はやつに言い続けた。でもある時俺はどうしても我慢できなくなったんだ、サミー。もう限界だった。で、俺は拷問台から外れた。なんてことを…、俺は拷問台から降りるとすぐ、別の魂たちを引き裂き始めたんだ。一体いくつの魂を拷問したかも覚えてない。俺が、…皆にした(ひどい)こと…。

Sam: Dean, look, you held out for 30 years. That's longer than anyone would have.
   ディーン、なあ、兄ちゃんは30年間も耐えたんだ。それはどんな人間が耐えたよりも長かったはずだ。

Dean: How I feel... this... inside me... I wish I couldn't feel anything, Sammy. I wish I couldn't feel a damn thing.
   俺が感じたこと…この…俺の中の感情…いっそ何も感じなければいいのにと願ったよ、サミー。感情なんてなくなっちまえばいいのにって願ったんだ。




この何度見ても(Jaredと一緒に)もらい泣きさせられてしまう、Jensenの泣きっぷりは本当に大したものですが、この素晴らしいシーンにあえて一つ不満を言わせてもらうなら、

もうそろそろ!こういったシーンでの兄弟のハグを解禁してもらえないものでしょうか?

ということ。

このところ、ドラマのシーンの中でも割と普通にハグできるようになってきた兄弟なのに、ここまで号泣している兄ちゃんを前に、ただサムをじっと手持ち無沙汰に座らせておくって!

視聴者の感覚としては、ありえない!っていう感じなんですけど…。

兄ちゃんはどんな人間より立派に耐えたよ、と言いつつ、立ち上がって兄ちゃんの前に回ったサムがぎゅっと兄ちゃんを抱きしめたら…

ディーンはサムの(分厚い)胸に顔を埋めて、号泣しながらサムにしがみついて最後の台詞を言ったはずなのに…。


そしたら画面の前の世界中のFangirlsは、Jensenと一緒に号泣しつつ、(まだ予約受付も出てないかもしれないけど)シーズン4のDVD Boxの購入ボタンを 「絶対、買います!!すぐに予約入れて!」 と押したはずなのに…。

Jensen!Fanboy なクリプキとしては、Jensenの綺麗な泣き顔を絶対にアップで撮りたいから!ってことで、Jaredの胸なんかに伏せて欲しくなかったってこと? そういうことなの?

ち、ち、ち(←指を一本振ってます)甘いわよ!クリプキ!





シーズン2の最初、誰から教えてもらったわけじゃないけど、どうやら意識不明の自分が奇跡的に元気になったことと、父ちゃんの突然の死には関連があるらしいと薄々気付いてしばらく荒れ狂っていたディーンは、

S2EP4『Children shouldn’t play with dead things』のラストで、突然限界がきて、道路脇にとめたインパラのボンネットにサムと並んで座り、

「この世で自分にとってなにより大切なのはサムと父ちゃんだけなのに、自分のせいで、その大事な父ちゃんを失ってしまった。自分のことなんか死んだままにしておいてくれたらよかったのに…」

と、胸にたまっていた思いを吐き出しつつ、綺麗な涙を一粒ぽろっと流したことがありましたよね。

あの絶妙な演技の後、涙が止まらなくなってしまって、Impalaから一人離れて歩き出したJensenの後を追ったJaredが、(以下、妄想が含まれている可能性があります。ご注意ください)「素晴らしい演技だったよ」と囁きながら、Jensenの涙が止まって身体の震えが止まるまで肩を抱いていてくれた。

との衝撃的事実が Jensen 自身の口から語られた!という、J2史に輝く仲良しエピソードがありましたが、

Jensenは常々、まるで涙のOn/Offスイッチがどこかについてるようにみえる共演の女優さんたちのように簡単には感情が切り替えられなくて、

シーズン2のラスト、死んでしまったサムを前にしての演技の時には、

「この世のなによりも愛する弟の死体を前に感情を爆発させる」なんていうとんでもなく辛い演技を何度もなんて絶対できない、

と直々にキム・マナーズ監督に掛け合って、テイクの数を最小限にまで減らしてもらったんだ、なんていうことも告白していましたよね。

先日のフランスの雑誌へのインタビューでしたっけ?

このディーンが地獄での経験を語るシーンの演技もかなり大変だった、と語っていましたが、

今回のディーンの名演技の後も、感情がなんとかおさまるまで、Jaredにしっかり抱きしめてもらったでしょうか…。

家に帰ってから、このシーンのことを思い出して涙が止まらなくなった Jensen を Jared がぎゅっと抱きしめて朝まで眠ったとか…。

まったく!!クリプキが、必要な場面に兄弟のハグを入れてくれないおかげで、妄想ばかりが加速してしまいます。





とはいえ、これでやっと!長かったEP10の感想文が終わりました。

ほっとしたー。

これでやっと私も Hiatus に入れるというものです。

2008年12月7日日曜日

Supernaturalシーズン4第10話感想文③

『Merlin』12話が放送になってしまいました。

ファーストシーズン、もう残るは後たった1話なの…。寂しい。

ほんの僅かずつ読み始めた『アーサー王物語』(原題:Chronicles of King Arthurということで、この本の中身は一つの長い物語ではなく、年代記なのです)のおかげで、

Morgana(上の本の中では「モルガン姫」として書かれている女性だと思うので…)とか、Gwen(Guinevere)という女の子たちの今後の役割について、薄々の想像がつくだけに、12話は先週の予告を見た時から「え、もうそういう展開に…?」と、ドキドキしていましたが…。

(もちろんArthur&Merlinの設定も本来の伝説とは大きく解釈を変えて描かれているのと同様、女の子たちの役柄の解釈についても色々と意外とも思える新しい肉付けがされてはいるものの、
Arthurが将来、偉大な王になることが決まっているように、Merlinが大魔法使いになることが決まっているように、MorganaとGwenの最終的な運命も伝説に書かれているように決まっているに違いないですもんね…)


でも12話のエピソードを見る限り、少年Arthur&少年Merlinの冒険をまだしばらくはこのまま引き伸ばして描いてくれそうで、ちょっと期待を持ったという感じもあります。

マキさんのコメントにもありましたが、来週の予告がまた衝撃的で、ファーストシーズン最終話、一体どんなことになっちゃうんでしょう!

セカンドシーズンの放送はいつからなんでしょう?!(怖くてまだ詳細を調べる気になれません…)


と、今のところ、毎週毎週、新鮮な楽しみを与えてくれる『Merlin』についつい傾きがちではありますが、もちろんSupernaturalのことも忘れてはいません。

12月6日の 『Children`s Boutique MilkShop.com holiday event』 というイベントに参加したというJared P氏の(飛び込んできた写真に涎をたらしただけで、どこで行われたイベントかを調べていないのでなんともいえませんが、12月のわりには随分薄着の…)新しい写真などにもドキドキしつつ、

なんとか、Supernaturalシーズン4第10話の感想文の続きを書きました。








以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。














今度こそ終わらせるぞ!と頑張ったのですが…。

そして、今回も「いじわるばあさん」がおおっぴらに出没しています。ご注意ください。


全く協力する気配のないどころか 「Annaなんかほっといて、悪魔の力の修行を進めなさいよ!」 という横槍まで入れるRubyからの妨害まで受けつつも、たった一人で調査を進めたことについて誰に不満を洩らすでもなく、

当事者のくせに調査に協力もせず、隙あらばサムの(ものである)可愛い兄ちゃんをたらし込もうとしているAnnaを

おっ前、人に調査させといて、その隙に俺の大事な兄ちゃんを食おうなんて、どういう神経だよ!

と一発殴ったりすることもなく、実に寛大に、

『Hey!』

と、優しく声をかけたサムが探り出した情報によると。

ケンタッキー州Unionで、ある奇跡が報告されている。それは、(Annaと思われる隕石がオハイオ上空で消えたのと同じ)1985年、街の外れに空き地があったのだが、それが6ヶ月後にはそこに少なくとも樹齢百年には見える大きな樫の木が生えちゃっていた、とのこと。

それが「Grace」だわ。Graceが落ちた場所なら、そんなことも簡単に起こるはず。

Graceのグラウンド・ゼロには破壊ではなく、「Pure Creation」(まぎれもない創造)がもたらされるのだそう。

(小)悪魔と(堕)天使をImpalaの後部座席に乗せてるなんて、悪い冗談か、ペントハウスの投稿体験エピソードに匹敵するくらいの状況だよな。なんて、くすくす笑いをしつつ運転するディーンは、

Sam: Dude, Reality… Porn.
  兄ちゃん、現実と…、ポルノ(を混同しないの)


と、またもや辛い現実からポルノに逃避してしまったことについて、サムにたしなめられながらも、

Dean: You call this reality?
  お前、この状況を現実っていうのかよ?


と、さすがに Out of control 気味の現状を皮肉ったりしつつケンタッキーに到着したものの、奇跡の産物だという大きな樫の木に触れたAnnaは、もうGraceはここにはない、誰かが取っていってしまった、とあっさり。





とりあえず、(ここはまだケンタッキーなの?)森の中の納屋のようなところで一夜を明かすことにしたらしい四人。

まだ(Rubyの)Hex Bagがあるし、ボビーのパニックルームに戻れば…、と口走るディーンに、なによ、永遠に(隠れていよう)とでもいうつもり?俺はただ考えたことをつい声にだして言っちゃっただけだ!ああ、それで考えてるつもりなの!

と、いつもの口喧嘩を始めた可愛いDean&Ruby(Annaがあまりにムカツク反動か、Rubyが可愛くなってきました…)の二人を、奥から大股に近づいてきて

Hey! Hey, hey, hey, stop it!

と引き分けるサムが!(笑) 彼氏とか夫とかいうより、もう完全にお父さんで(この数秒のシーンを何度もリプレイしては)笑ってしまいます。

AnnaのGraceはなくなっちゃったのよ、わかってる?彼女はもう天使に戻れない。ってことはあたしたちを守ることもできない。あたしたちは天国と地獄を相手に回して戦うことなんかできない。どっちか片方ならまだしも、両方なんて絶対無理、それも同時になんて…。

と、Rubyが至極もっともな意見を改めて演説していると、それまでぼんやりと何かに聞き入っていた(本当に役立たずの!)Annaが

また天使が話し始めた。なんていってる?と(最近完全にリーダーとなってる)サムが聞くと。

変なの、録音したみたいに同じことを繰り返してる。エンドレスで。


Anna: "Dean Winchester gives us Anna by midnight, Or..."
  「ディーン・ウィンチェスターよ、真夜中までにAnnaを我々に渡せ、さもなければ…」

Dean: Or what?
  さもなければなんだよ?

Anna: "Or we hurl him back to damnation."
  「さもなければ、我々は彼を再び地獄に落とす」


口をぱくぱくさせてるディーンに変わって、ここでも冷静にサムが口を開きます。

Anna、天使に効くような武器をなにか知らないか?効くって何に?天使を殺すため?(まあ、そうだ、という顔をするサムに)私達を殺せるようなものはなにもないわ。少なくとも今この場では。

わかった、待て待て、ボビーをHedonismから連れ戻して…。ディーン、俺たちが今知ってる以上の何をボビーが知ってると思うんだ。俺が知るかよ!でも俺たちは(すぐ天使を殺すなんて極端なことを言わずに?ということ?)何か他の手段を考えなきゃ駄目だ!





で、唐突にというか、またしてもというか、AnnaによるDeanの誘惑シーンになるわけですが…、

前回のエピソードのRubyの行動すら、SPNファンのかなりのパーセンテージを占めると思われる(私を含む…)大人の女性ファンには、少々脈絡を欠いているように思えたものだったものの(なんだかもっとずっと前のことに思えます…)

それでも、兄ちゃんを失った痛みに完全に捕らわれてしまって、とにかく全く心を開こうとしないサムの気持ちを色仕掛けでほぐそうとしている、という理屈を当てはめるならば理解できないでもない、と、一応納得したという感じだったわけです。

でも、今回のAnnaは…、これまでのシーンで、もうほんのちょっとでもAnnaに同情したり感情移入できるような流れが出来ていれば、「人間界での最後の夜を素敵な男性と…」と思う、乙女心も納得できなくはないと思うのですけど…、

ここまで同情のかけらも感じないAnnaの言動を見せ付けられた後で、

目の前に据え膳を据えてもらったら、とりあえずお腹一杯でも「いただきます」という気持ちになる(らしい)男性目線で

「ここまでの展開で、僕たちの巧妙な演出により、かなりAnnaに同情が集まってると思うしさ!こうなれば、次はこれでしょ!どう?ばーんとセックスシーン!入れちゃおうよ。ファンの女の子たちが溜息ついちゃうようなロマンチックなやつをさ!」

という感じ丸わかりで、こういうシーンを挿入されると…(服を脱ぐ前にサムのプレゼントのAmuletをちゃんと外してポケットにしまうディーンはなんとも可愛いし、Jensenの裸体は確かにJaredとはまた一味違った意味で目の保養ではあるけれども…)

乙女達の素直な心境としては、Anna!この際むしろ、すっきりと地獄へ落ちて!という気分になっちゃうってことがわからないの?という意味で溜息をつきたくなってしまいます。

…ということで、場面が変わると、にっちもさっちも行かなくなったように思える状況で、とにかく頭を冷やすためなのか真っ暗な外に出てImpalaのボンネットの上で資料を読んでいるディーンのところへやってきたAnnaは、

もちろん、確実にディーンを狙っている顔で、

「そんな必要もないのに私を助けるために手を尽くしてくれてありがとう」

なんてことを言い出します。
(だから!本気でありがたいと思ってるっていうなら、何でそれを!Pamelaを呼ぶことを思いついたり、隕石のことから樫の木の奇跡までを全部独りで調べ上げたサムに言わないのさ!)

私なんか救いに値しないのかもしれない。(これ、絶対そんなこと言うなって言ってもらう呼び水でしょ?)そんなこと言うな。(ほらみたことか!) 私は神に背いたのよ。Luciferも背いた。Luciferは私達の中の殺人者で私はそれを知ってたのに。私は、神に背いたことへの代価を払わなきゃならないのかも。

俺たちは皆それぞれ自分のしてきたことへの代価を払うもんさ。

(ディーンの食いつきがいま一つだったのを見たAnnaは、さらにじわり、とディーンに近づいて、もっとどぎつい精神的攻撃をしかけます)


Anna: I got to tell you something. You're not gonna like it.
  話があるの。あなたは聞きたくない話かもしれないけど。

Dean: Okay. What?
  いいぜ。なんだ?

Anna: About a week ago, I heard the angels talking... About you... What you did in hell. Dean... I know. It wasn't your fault. You should forgive yourself.
  一週間くらい前、私、天使たちが話してるのを聞いたの…あなたのこと…あなたが地獄で何をしたか。ディーン…私、知ってるのよ。あれはあなたの落ち度じゃない。あなたは自分自身を許すべきよ。

Dean: Anna, I don't w-want to, uh... I don't want to... I can't talk about that.
  Anna、俺、そのことは、あー、…話したくない…その話はできない…。

Anna: I know. But when you can, you have people that want to help. You are not alone. That's all I'm trying to say.
  わかってる。でももし心の準備ができた時には、あなたを助けたいと思う人間がそばにいるのよ。(Annaはそれはあたし、みたいな感じでいってるけど、それはもちろんサムです)あなたはひとりじゃない。あたしが言いたいのはそれだけ。


(そしてディーンにキスを…)


Dean: What was that for?
  このキスはなんのキスだ?

Anna: You know... Our last night on earth...All that.
  わかってるでしょ…地上での私達の最後の晩ってことで…そういうこと。

Dean: You're stealing my best line.
  俺の一番いい台詞盗ったな。



ということで…、男性目線の、女の子が「綺麗でホットだと感じるセックスシーン」はタイタニックということなわけ?というシーンへ…。


なんでしょう…、これまで4つのシーズンに出てきた2回ずつの兄弟のセックスシーンって、それぞれ傾向が似てる感じがありますね。

サムの方が格段にワイルドな感じ(相手にしてるのも狼なお姉さんとか、可愛い小悪魔ちゃんですもんね)で、

ディーンはわりとスローでテンダーな、ある意味では女の子にリードを受け渡してしまって受身的ともいえるような感じもあったりして、というか、

Sera GambleのJaredのものすごい身体を思いっきり堪能するわよ!という演出と、

Eric KripkeのJensenに対するあきらかなFanboy的憧憬というか、Jensen!キミって素敵だよ!という演出の違いってことなんでしょうか。(笑)

ま、前回Samにも美味しいシーンがあったわけだから、兄ちゃんにもこういうシーンがあったって、これはこれでいいような気もするのですが、

このシーンからまた、「そういう関係にまでなった、なんの罪もない女の子を裏切って…」というディーンに対しての Guilt-Tripping(罪悪感を抱かせる的)な展開に移行させるタネにつながっているのが、むむむむむ、ムカっとする…と思ってしまうところなのです。





大事な兄ちゃんがAnnaに食われているとは露知らず(知ってるのかな…)、(たった一人での)調査疲れで本当に可愛い顔で眠りこけているサムをじっと見つめたRubyは一人外へ出て、天使からも悪魔からも守ってくれていたHex Bagを燃やします。


そして即座に現れたAlastairに対し、天使の小娘を渡すから、あたしとWinchester兄弟を見逃して、と交渉しますが、そう簡単に行くはずもなく、Alastairの二人の手先にガシっと捕まえられてしまいます。





一方、画面が変わると、Annaとの行為を終えたらしいディーンが倉庫に戻ってきたようなのですが、なんとそこにはUrielが待っていました。

そのUrielの第一声が!(笑) (今回のエピソードの中でも私の一番のお気に入りの台詞かもしれない)


Uriel: Look at that. It's so cute when monkeys wear clothes.
   どうだ。服を着たおサルってのは、本当に可愛いもんだな。



このCuteの言い方が、本当に Good です。

RubyのHex Bagは燃やしたものの、Annaはまだ持ってるはずで、天使に居場所はばれていないはず…、と思ったら:


Dean: I'm dreaming, aren't I?
   俺、夢見てるんだな、違うか?

Uriel: It's the only way we could chat... Since you're hiding like cowards.
   お前が臆病者みたいにこそこそ隠れてる以上…、これがお前と話す唯一の方法だからな。



Deanのことが好きになっちゃった(やっぱりね)という弱みをもつCastielのことは置いてきた、時間切れだ坊主、娘を渡せというUrielに、俺ならAnnaを連れ戻そうなんて思わないね、だって彼女はGraceを取り戻して、いまや完全な天使になったんだしな、とハッタリをかけるものの、

その手には引っ掛からない、なぜならGraceは俺がいただいてるからな、と、Urielは首にかけた何か光るもやもやの入ったペンダントを引っ張り出してみせます。

しばしのAnnaを渡す渡さないの(Annaと寝たから、渡したくないんだろう、というような、またありきたりな…)応酬の後、


Uriel: It's your last chance. Give us the girl, or...
   これはお前のラストチャンスだ。あの娘を渡せ、さもなければ…

Dean: Or what? What, you're gonna toss me back in the hole? You're bluffing.
   さもなければ、なんだ?なんだよ、俺をまた地獄に投げ戻すって?あんたらは口だけだ。

Uriel: Try me. This is a whole lot bigger than the plans we got for you, Dean. You can be replaced.
   嘘かどうだか試してみるか。我々の計画はお前の存在などよりずっと大きなものなのだ、ディーン。お前の代わりはいる。

Dean: What the hell? Go ahead and do it.
   だからどうだってんだ。さっさとやってみせろよ。

Uriel: You're just crazy enough to go, aren't you?
   また地獄に戻ろうなどとは、お前は本当に頭がおかしいらしいな?

Dean: What can I say? I don't break easy.
   しょうがないだろ?俺は簡単には折れないってことさ。

Uriel: Oh, yes... You do. You just got to know where to apply the right pressure.
   ああ、そんなことはない、…お前は折れる。正しいところに圧力をかけさえすればな。



意味ありげなUrielの言葉に、むむっ?と思うと、場面はまた変わり:





カミソリを持ったピカソことAlastairが、兄弟がAlastairの手に残していったRubyのナイフで、なんだか恐ろしげな診察用のイスのようなものに両手両足をくくりつけたRubyを相手に、噂どおりの世にも恐ろしい芸術的拷問センスを発揮している様子、

血の臭いがしたり、肉が焦げたり、生皮ひらひらしたりしていない地上に滞在するのはAlastairとしては正直うんざりで、天使を手に入れるなどという(くだらない)仕事が終わり次第、さらなる研究のためにも地獄の居心地のいい家に戻りたいのだ、だから早いところ協力することだ。今からこの猿轡を外すが、煙になって肉(のスーツ)から逃げ出そうなどと思うなよ。逃げてもそう遠くへは行けはしない。(と言いつつ、猿轡をはずし)さあ、天使の居場所を言いなさい。

言うもんですか。言わないだと?言わないわ。言えば、あんたはあたしを殺す。でも、(Annaのいるところまで)案内する。





再び兄弟&Annaの隠れる納屋に画面が移ると、Rubyはどこへ行ったのかな、と心配してるサム(ラストのタネ明かしを見るとRubyの帰りが予定より遅くて、計画が無事に進行しているのかを心配してる、ということなの?)をよそに、ディーンががぶがぶとお酒を呷ってます。お酒を飲み出すには早いんじゃない、というAnnaにも、世界のどこかじゃ午前2時だろ。なんていってると、

バタンと納屋の戸が開いて、Castiel&Urielが現れます。

どうやって?どうやって俺たちを見つけたんだ?というサムに、Castielは後ろめたそうな顔をしているディーンに視線を向けます。

ごめん。どうしてだよ。どうしてって、それは彼らがディーンに選択肢を与えたからよ。

私を殺すか、サム、あなたを殺すか。

Urielの意味ありげな言葉の真意はこれだったのですね。

(どうだい?この展開!と、Kripkeの得意げな顔が目に浮かぶようではありますけれども)ここでも残念なのは、もう少しAnnaに感情移入できていれば、Annaとサムの間で心引き裂かれるDeanを思って、もらい泣きくらいしているところではあるのですが、

サムの命のためにAnnaを犠牲に?ああ、そんなの当然!全く当たり前!とあっさり納得できてしまって、

むしろ、Deanに(またもや厚顔にも)お別れのキスをしているAnnaの姿を見つめるCastielの意味ありげな表情ばかりが気になってしまいます。
(ひょっとして、身体を貸してもらう相手間違えたなー、ああいう若い女の子の身体を借りておけば、ディーンとあんな感じで仲良しになれたのかも…なんて思っていたりして…)

それでも一応礼儀正しくAnnaに対し(かつては仲間だったAnnaを殺すことについて) 「I’m sorry.」 というCastielに


Anna: No. You're not. Not really. You don't know the feeling.
   いいえ、悪いなんて思ってない。本当の意味ではね。あなたは感情ってものがわからないんだから。

Castiel: Still, we have a history.
   それでも我らにはこれまでの歴史がある。



もうこれ以上ムカつくのは無理だろうと思う境界線をあっさり超えて、また新たなムカつきを与えてくれる Annaには驚きを感じるほどです。

シーズン4が始まって以来、ディーンとのやり取りの中で、Castielの中に明らかな感情の芽生えがうかがえるのは確かですよね。
そんな慣れない「感情」に揺れながらも、Castielは、天のお父様へのFaithを胸に、しっかりと自分のすべきことをまっとうしているということ。

その点では、二千年待ちぼうけさせられてうんざりした!お父さまの顔だって見せてもらえないんだしさ!なんていう理由で、勝手に任務を抜け出してこの二十数年間好き勝手にチョコを食べたりセックスを楽しんだりして生きていたAnnaなんかにこんな言い方で非難される筋合いは全くない!と、Castielを擁護したくなってしまいます。

さっさとやって、というAnnaに、そうそう、やっちゃって!と画面のこちらでこの時ばかりは同意していると、

お腹に血を滲ませてふらっふらのRubyをつれたAlastairが登場。

ということで、Annaを巡って『ゴジラ対モスラ』の戦いが始まり、

でもAlastairを悪魔祓いしようとしたCastielの天使の力が全く聞かず(Castielの力とサムのHand of Ipecacって同じくらいの威力?)、それどころか

「Sorry, kiddo. Why don’t you go run to daddy?」(悪いな、坊や。パパのところへ逃げ帰ったらどうだい?)

なんて子供扱いされた上、逆に謎の呪文で天使祓いされそうになって、これは大変!という状態になった時、思わずディーンがAlastairを大きな釘抜き?のようなもので殴りつけて助けると、

Alastair: Dean, Dean, Dean! I am so disappointed. You had such promise.
   ディーン、ディーン、ディーン。お前には本当に失望させられた。お前はあれほどの約束をしておきながら。



と、また意味ありげな台詞を言ったりしている間、

下っ端の悪魔達を次々と始末していたUrielの隙をついて、AnnaがGraceを取り返して白い煙を吸い込み、「目を閉じて」というので、PamelaやダイナーのBlack-eyeたちの有様を見てきている Rubyと兄弟は目を覆いますが、

悪魔はどうも仲間同士の連絡が雑なようで、悪魔や人間は、天使の本当の姿を肉眼でみると危険という知識がなかったらしいAlastairは無造作に近づいてしまい、Annaの光にやられて消えてしまいます。

Alastairおじさん、これで終わりなんでしょうか?

そして Anna はどうなったの?

Graceを取り戻して完全な天使に戻ったとしても、神に背いた罪が許されるわけじゃありませんよね?
相変わらず天国から(そして大物悪魔のAlastairをどうにかしてしまった罪で地獄からも?)追われる身で、まだ兄弟に関わってくる気だとしたら、(今以上に)とにかく非常に面倒な存在になるだけだと思うのですけど…。

その辺りは今の所はあまり考えずにおきたいと思います。





以下のネタ晴らしの兄弟&Rubyの台詞をもっと上の方に差し挟んでしまおうとも思ったのですが(一部既にバラしてしまってもいますが)、一応、制作側のどう?このどんでん返し!という気持ちを汲んで、ここで整理しておきたいと思います。


Dean: What took you so long to get here?
   なんでこんなに(Alastairを引っ張ってくるのに)時間かかったんだよ?

Ruby: Sorry I'm late with the demon delivery. I was only being tortured.
  悪かったわね。悪魔の配達が遅れて。拷問されてたもんだから!

Dean: I got to hand it to you, Sammy. Bringing them all together all at once...Angels and demons. It was a damn good plan.
   お前は全く大したやつだよ、サミー。やつらを全員一堂に集めちまうなんてさ…天使と悪魔をだぞ。あれって、マジすげえ計画だった。


【今回覚えたフレーズ:『hand it to』には、「成功や偉業を成し遂げた人に対して褒め言葉を贈る」という意味があるのですね!
ひょっとしたら…、今までにも何度かこの言葉、辞書で引いたことがあったような気もしますが、でも、こういった、あまりに当たり前な簡単な単語を重ねたフレーズが一番覚えにくいのです…。

そういえば、上のまさに『ゴジラ対モスラ』の戦いの冒頭、Uriel から侮辱的なことを言われたAlastairが、憤慨した様子で『Name-calling!』と言っていますが、この言葉を最初に覚えた時もとても意外に思ったものでした。

直訳すれば、単に「名前を呼ぶ」なのですけれども、call someone names というフレーズ、実は「悪口を言う」という意味なのですよね。


小学校で友達と喧嘩をして校長室に呼ばれたりした子が ”But he called me names first!” (だってアイツが先に僕の悪口いったんだもん!)と言い訳したりするようなシーンで出てきます。】

Sam: Yeah, well, when you got Godzilla and Mothra on your ass, best to get out of their way and let them fight.
   ああ、まあ、ゴジラとモスラに追いかけられるようなハメになったら、そいつらの邪魔にならないところにいて、そいつら同士を戦わせるのが一番だからね。

Dean: Yeah, now you're just bragging.
   ああ、お前はちょっと褒めると天狗になるんだからな。

Sam: So, I guess she's some big-time angel now, huh? She must be happy...wherever she is.
   ってことで、Annaはいまや、大物天使ってことか?彼女もきっと幸せだろ…どこにいるにしてもさ。


(サムの台詞の訳がちょっとそっけなさすぎかもしれませんが、私の精神衛生上、これ以上は好意的に訳せませんのでご了承願います)

Dean: I doubt it.
(もちろんAnnaからしっかりねっちり罪悪感を植えつけられてしまったディーンとしては)俺はそうじゃないと思うけどね。






後はいよいよ、EP10での最高の(ある意味では…唯一の)名シーンである、ディーンの告白で終わり!なのですが…、

EP10、あらすじだけをだーっと書き出してきたつもりだったのに、どこまで書いても終わりません。
(ひょっとして、EP10の妄想日記のかなりのパーセンテージがMerlinに侵食されていたからなのかも…?)

感想文書きをここまでだらだらと引っ張ってきた以上、ディーンの台詞だけは、落ち着いて、じっくり書き出したいと思いますので、またもやここで一旦投稿ということにさせていただいて、次回で終わり、ということにしたいと思います。

2008年12月5日金曜日

Jared!

前回の Trailer では正直どこに Jared Padalecki さんが出てきたのかわかりませんでしたが、今度こそははっきりとわかりますよね。

いなくなってしまった妹を探して…という設定だったとは。

女の子の口を押さえて床に伏せているJaredの顔が一番、サムに見えます。

今回のTrailerのJaredの台詞には、訛りがあるんじゃない?という噂も…。
もちろん私には違いがわかりませんけれども。


Friday the 13th



2009年2月13日、世界同時公開…?

ホラー映画を映画館に観に行った経験はない私ですが、今回のTrailerを目にすると…、俄然興味が湧いてきました。

2008年12月4日木曜日

初めて出会った時のこと…覚えてる?

さて、今度こそ腰を据えて Supernatural の感想文の続きを…、と思うものの、抑えようもなく膨れ上がるAnnaへのムカツキから、ついつい、何か心の癒しを求めて逃避したくなってしまうので、今回はちょっと一休みして、心の和む話題で一度日記を書くことにしたいと思います。





Supernaturalシーズン1のDVDを一枚軽~い気持ちでレンタルし、返却に行った足でDVD BOXを大人買いしてもちろんその結果、いい年をしてどうにも言い訳のしようもないほど Sam&Dean の魅力に取り付かれ、仲良し兄弟の虜になってドラマを存分に楽しんだ後、

ふと、Sam&Dean を演じている Jared に Jensen ? この二人の素顔って…、どんな感じなの?

と、あれこれインタビュー記事やインタビュー映像なんかを漁り始めることになった当時のこと:

二人が揃ってテキサス出身で、ほとんど同じような家族構成&環境で育ち、出会った瞬間から全くなんの抵抗も障害もなく仲良くなった(そんな二人はろくに喧嘩すらすることもなくその後も仲良しを続けて、今では同棲するまでの仲に…)なんていう話を聞いて、

この二人の出会いって完全に運命だったんだわ!」なんて感動を覚えたり、

サム役の最終オーディションのつもりで出かけてきたJaredが通された部屋にはJensen一人しかいなくて、

他の皆はどこ?” Where’s everybody?”」と聞くと、Jensenが

他の皆なんていない。君と僕だけだよ。 ”There’s nobody. Just you and me, Pal “

と答えたのが、二人が初めて顔を合わせた瞬間だった、とか、

疲れたり酔っ払ったりするとテキサス訛りが全開になってしまうJaredのおかげで、完全なLAアクセントを使いこなせるようになっていたJensenまでつられてテキサス訛りが出るようになっちゃった、とか、

ほんの小さな可愛い話題に食いついては、(傍から見たら確実に不気味に思われるくらい)大喜びしたりしていたものなのですが。
(これって実はいまだにちっとも変わってないのかも…)


BBCドラマの『Merlin』で主演のMerlinとArthurを演じる、Colin Morgan君とBradley James君についてもやっぱり、素顔の二人って…?と気になってきて、ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけ!と自分に言い訳しつつこそこそと探して見ると、既に少々出てきています。

『Something For The Weekend』というバラエティー系情報番組(?)に揃って出演した二人の姿がYouTubeにも沢山UPされていますが、
(Part2のVではBradleyはお料理コーナーのお手伝いまでしてます。(笑) 普段全く料理はしないと言いつつ、なかなか見事な手つきでそつなくお手伝いできてますよね)

私服の二人!

Bradleyの微妙に乱れた髪が可愛い!


Colin、薄っすら髭が?!


と、完全にお馬鹿のような奇声を上げつつ、相変わらずたよりない英語耳でなんとか話を聞いていると、2歳ほどお兄さんだというArthurことBradley君がかなり会話の主導権を握っている様子で、MerlinことColin君は、(ひょっとしたら、この後で触れるように言葉の関係もあるのか)役柄よりもかなりシャイで大人しい男の子のよう。

それにしても、Colin君がその場にはいないドラゴンを相手にグリーンスクリーンの前での演技をする苦労なんかを身振り手振りで一生懸命語っているのをすぐ隣で食い入るようにじーっと見つめているBradley君がなんとも!
(昔、J2のインタビューの時もこんなことばっか言ってましたっけ…)

このトークの中で、こんな質問も出てきました。

Q: 現在二人はドラマの中では親友を演じていて、既にもう8ヶ月くらい、ずーっと一緒に仕事をしているわけだけど、初めて顔を合わせた時の印象がどんなものだったかを覚えてる?
(司会のお姉さん!さすが!ファンが聞きたいことわかってる!)


二人に向けた質問にはいつも(ちょっとだけ)お兄さんとして先に口を開く(Arthurこと)Bradleyは、

これは聞かれるといつも言ってることなんだけど、初めてColinに会った時、こいつの話してることが全く理解できなかったんだ。一つには純粋に訛りが強くて(Colin君は北アイルランド出身)っていうのもあるし、話の内容にもなんていうか独特のVery dark sense of humorがあって…、

俺たちが初めて会った時っていうのは、お互い全く違うバックグラウンドの出身で、お互いのことも全く知らない状態だったけど、今では(Bradleyが胸を叩きながら言ってる “Bit of a bond -- (built up.)”-違う?-って、少々の絆ができたよ、っていう感じ?)

それに対するColin君は、お互いのことを全く知らない状態でこのプロジェクトに参加することになったっていうのは役柄の上でもよかったと思う、ArthurとMerlinも初めて出会ってから次第に友情を深めていくという関係だしね、

と、Bradley を初めてみた時の印象は語っていないようです(よね?)


Bradleyのいかにも可愛い暴露話に比べ、Colinの答えがそっけないようにも感じるのですが、これはどうやら Colinはあまりにシャイで、知らない人の前で急に打ち解けておしゃべりすることができない、ということのよう。

J2のインタビューをみた(素人の)Jensenファンが、「Jaredがしゃべりすぎて、Jensenが話せないじゃない!」なんて筋違いの文句をいうことがありますが、

大抵の場合、大勢の知らない人の前で緊張してしまってシャイな性格が丸ごと出てしまうJensenを守り、かつ寛がせようと、Jaredが前に出てトークを引き受けているというのが真相である場合が多いですよね。

BradleyとColinの間にも、既にそんな役割分担ができてきているように見えます。


Merlinの魔法の先生ともなるArthurのお城の専任のお医者さんのGaius先生ことRichard Wilsonについての『I can't believe it!』なこと、という話題で、

Richardは卓球の腕前が驚くほど上手という話から、

BradleyはRichardと休憩中ピンポンばっかりやってるのだけど、最初いい感じで気楽にラリーをしてると突然(おじいさんのくせに)Richardが、物凄いショットを打ってきて、俺は「信じられない!」って…、(と、ぽかん、と硬直してみせるBradleyが可愛いこと!その隣で笑い転げているColinも可愛いです)


とにかくどんな話題もBradleyがお兄さんらしく前に出て話を受け持ってるのを見ると、まさに人の先頭に立つために生まれてきたArthur王子の姿がダブってくるようで笑ってしまいます。

(上で触れたこととかぶりますが)YouTubeのコメントには、Bradley少し黙ってColinに話をさせてやったらどうなの?なんていう書き込みもありましたが、

二人一緒のインタビューの時にはとにかくJaredに好きなだけしゃべらせておくことにしているJensenと同様、Colinは自分におしゃべりの出番が回ってこないことをちっとも気にしてない様子で、Bradleyの話を本当に楽しそうに聞いている姿をみると気持ちが和みます。





別の 『Merlin Backstage - The relationship between Bradley & Colin』 という短い映像(頭も尻尾も切れてて残念なのですが)なんかだと、

またあれこれと質問に答えたらしいBradleyが、「Do they, Merlin?」(そうだろ、Merlin?)と高圧的な偉そうな口調で奥の方から歩いてきたColinに問いかけると、

彼は画面の中でも外でもBully me(僕に威張ってばっかりいるんだ)僕ら撮影でずっとフランスにいるせいか余計に酷くなってるみたい…
(J2も撮影中は、もちろん母国アメリカを離れて、フランス語を話す人も大勢住んでるお隣の外国カナダで、仲良く一緒に暮らしているわけです)

(あきらかに)いじめられっ子を装ったColinが気弱げに天幕のようなものの向こうに姿を消してしまうと。

全員だよ。いいか、Colinを知ってるやつは、全員、なんていい子なの、本当に無垢で、あーColinちゃん!(Bradleyのこの裏声が!とっても可愛いです。しかも手はColinの頭でも撫でてるような仕草をしてます)なんて言ってる。
で、(俺はといえば)あー、Bradleyね、まあ、あいつはまあまあだよね、どうでもいいや、

なのに、(また裏声で(笑)⇒)Colinちゃん!あー、Colinちゃん!面倒みてあげなきゃ、まあ!(って、ちやほやされっぱなし)だもんな。もし俺がここで、Colin Morganに辛い思いをさせてるんだとしたら、それはColinにとってラッキーってもんだよ。Colinの今後のためにもさ

(もちろんこんな話を聞くと、「皆がJensenをPrettyだっていうから、僕くらいはと思ってUglyって呼んでる」っていうJaredの言葉を思い出します)

なんてまたお兄ちゃんぶったコメントをした後、

The relationship between Bradley & Colin(俺とColinの関係っていうの)は、ゆっくり進んでいく関係っていうのかな(妄想に侵された私の耳にはそんなようなことを言っているように…)、Colinはなかなか自分ていうものを出さないタイプで、いつも礼儀正しいから、その殻を破るのには時間がかかるんだ

なんてことを!

シャイなColinは、他人がいるとああやってすぐ逃げていっちゃうけど、カメラのないところでは、(Bradleyの努力により)Bradleyお兄ちゃんに対してはかなり心を開いて仲良しになってきてるんだ、ってことを暗にアピールしてるってことでしょうか。

Colin君が(これはある意味Jensenを上回るともいえるほどに)シャイすぎて、まだ今の所Bradleyの証言でしか二人の仲良しぶりが伺えないのが歯がゆいところではありますが、

ドラマの性質上、今後Conventionとかがどんどん開かれる可能性はかなりありそうだし、

いずれ正式にDVDが発売になったら、Gag Reelとか、撮影の裏側とかで、もっと寛いだColin君が見られるかもしれませんよね。





さて!可愛い少年達のおかげで気持ちが和んだところで、SPN S4 EP10の感想文の続きにとりかかりたいと思います。

Supernaturalシーズン4第10話感想文②

『Merlin』最新エピソードの第11話まで見終わってしまいました…。

Merlin面白いっ!!

殊に第10話、第11話の二話というものはもう絶対にっっ!

Arthur&Merlinのコンビが二人っきりになるシーンになるたび、私のような腐のつく女子をピンポイント標的にして、心をぎゅっっと掴んで引き絞るような台詞を二人に言わせているとしか思えません…。

第10話にはこんなシーンが!

以下、BBCで現在放送中の(=日本でいつ放送になるものかわからない)Merlinのネタバレです。一応文字は伏せますが、閲覧ご注意ください。

Arthurの父の治める王国に奉公に出て以来、初めての里帰りをすることになったMerlin(実家の村が、Barbarianに襲撃されて大変なことになってるとお母さんが知らせに来たので…)が、今回帰れば最悪の場合蛮族との戦いで命を落とすことになるかもしれず、最後のお別れの気持ちを込めて

「今までお仕えできて光栄でした」

なんて全くらしくない(いっつも軽口&悪態ばっかりの二人です)改まった挨拶をするので、

実家の用が済めばすぐに帰ってくると思っていたらしいArthurが

「お前帰ってくるんだろ?」

とちょっとびっくりすると、Merlinは

「だってお母さんを守って世話をするというのは、誰の世話よりも優先しなきゃならないことだからさ。わかってくれるよね?」と…、

で、「俺がお前の立場でもそうする。それにお前は今まで俺についた召使の中でも最悪だったしな!」

なんて再びいつもの軽口&悪態に戻って笑顔で送り出すものの…、

Arthurったら!その晩森の中で野営しているMerlinのところに追いついてきて、結局Merlinの実家に一緒に里帰りしちゃうのです!

しかも実家の村にいるMerlinの元カレ(じゃなかった、親友…)とMerlinがハグして挨拶し、その後仲良くおしゃべりしていたりすると「Merlin!来い!今すぐだ!」なんて横暴に声をかけたり…、

MerlinはMerlinで村を救うためにはArthurの前で魔法の力を使わなければならないという状況になっても、「でも…Arthurは本当の僕を知っても友達でいてくれるだろうか…」と悩んで力を使うことをためらったり…、

とにかくもう例を挙げたらきりがないほどのいちゃいちゃぶりで!

二人の仲はMerlinのお母さんも完全に公認だし、


(別のエピソードでArthurのお父さんすら、ただの召使のためにお前はどうしてそこまで…とか言ってたことも)

Arthurとは兄と妹というか姉と弟のような関係のブルネットの超美人!Morganaとその召使(兼、こちらもまた親友のような感じ)の女の子のGwenも完全に二人の仲を応援してるし…。
(この女の子二人は、Arthurよりも前にMerlinと一緒に戦うと言い張ってついてきてしまったのです)

「Arthurが追いかけて来たのって、絶対Merlinのためよね。そうじゃなきゃ来やしないわ」と、こっそり噂話したり…。

(城にいる時のように、朝Merlinに着替えを手伝ってもらっているArthurを見て)「まだ一人で着替えられないの?」
と茶化したり…。

ファーストシーズンも残り2話…、その放送が終わってしまったら…と考えると、SupernaturalのHiatusよりも辛いかも…。

はっ、クリプキって、私達FangirlsがHiatusの間それほど苦しまずに済むようSPNS4EP10を内容は超盛りだくさんだけれども心にあまり残らない、あんなエピソードにしてくれたとか?








以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。














そんな、Hiatusがなんだかちっとも辛くない、胸がおもわずうっと苦しくなるような兄弟の熱々シーンがちっとも無かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文の続きです。

残念ながら、このエピソード、どうにも集中してエピソードを見ていられないので、今回は本当にあらすじを書き出すだけということになりそうですが、なんとか感想文の続きを進めてみます。

でも終わらないかも…:







天国側、地獄側の双方から狙われているという、とんでもなく面倒な存在であるAnnaを匿うことになってしまった兄弟。

天使にしろ悪魔にしろ、見つかるのは時間の問題で、さてどうしたらいいのかと思っていると、

Annaは、あたし(天使の能力のエネルギー源らしい)Grace』を取り返すことにする(つまり大物悪魔のAlastairや下っ端天使のCastiel&Urielに対抗できる天使に戻ることにする、ということ?)と言い出します。

その『Grace』っていうのが今どこにあるかわかるのか?
あたし、時速1万マイルで落下したのよ、どこへ飛んでいっちゃったかなんてわからないわ。

するとサムが、ちょっと待って。落ちたって、空から落ちたのか?文字通りの意味で?彗星とか流れ星みたいに目に見える形でってこと?


天使が目に見える形で空から落ちてくるって…、モルダーだったら絶対に天使=Extraterrestrial(ExtraのEと、TerrestrialのTで、通称かの有名な 『ET』 とも略される地球外生命体のこと。でもX-Filesマニアは ETなんていう省略語は使わず、ちゃんとExtraterrestrialって長い単語を覚えているのです。)を唱えたはずです。

これまでSupernaturalというドラマの世界観として、ほとんど全てのモンスターは存在するのに、(サンタさんと)宇宙人の存在は認めないという方針を通してきましたが、そろそろその辺りを曲げる気になってきたとか?

でもあくまで天使の家は、地球外の惑星ではなくて、天国だって言い張るんでしょうか?


(ボビーがいない時には物知り博士の座を独り占めできる)サムが早速調べたところによると、1985年三月、オハイオの北西上空で隕石が消えたという記録があり、それはAnnaが生まれる9ヶ月前のことで、Annaはまさにオハイオのその辺りで生まれている、とのこと。

得意げに語るサムに対してRubyがぽつっと言った

You're pretty buff for a nerd.」(あんたってオタクのわりにすごい身体してるってことなんだね…)

という意見に私も同感です。
(そりゃあ、もちろんRubyのように実際お試しして確かめたことがあるわけではありませんけども!)

で、その同じ時にもう一つの隕石がケンタッキーに落ちてる。それがAnnaのGraceかもしれない。

AnnaのGrace奪還作戦なんかには全く乗り気じゃないRubyはサムの調査結果にも上の空で、自分の感心事を話し始めます:

天国と地獄なんていうまるで「ゴジラ対モスラ」みたいなどっちにしてもとんでもない団体同士のいざこざに引っ張り込むようなことになっちゃってごめん。
(忘れかけていましたが、悪魔がAnnaという女の子を追ってるという情報を兄弟に持ってきたのはRubyでした)

いっそAnnaなんか放り出して逃げちゃおうと暗に意思表示するRubyに、そんなことはできない、もちろんRubyが天使の存在にビビる気持ちはわかるけどさ、とサムが口を挟むと、

Rubyは、あたしが怖いのは天使なんかじゃなくて、Alastairなの!教会で会ったでしょ?アイツは事実上、下の階のGrand Inquisitor(宗教裁判所長)で、カミソリを持ったピカソよ。
(人間のWinchester兄弟に加担して仲間の悪魔たちを随分殺したりしてきているRubyとしては、Alastairに捕まれば、強烈な断罪を受けるはめになるのは目に見えてるし、その罰し方はピカソ並み、つまり普通の人間なんかには想像もできないほど想像力に富んだ恐ろしいものになる、というようなことが言いたいのでしょうか?)

だからサム、あんたは、(Annaなんかに関わってる暇があったら)Alastairと対決してアイツを地獄に送り返してやるべきなのよ、なのに今のあんたは(大好きなお兄ちゃんに会えたことですっかり気が緩んで←これは私の解釈)全く腕が鈍っちゃってる。

そうか、で、どうやって腕を磨けって?

自分でわかってるでしょう?あんたは自分が何をしなきゃならないか、わかってるはずよ。

いや、俺はもう(あんなに兄ちゃんに怖い思いをさせたり、心配かけるようなこと、という気持ちが隠れている気がします)やらない。

じゃ、せいぜいAnnaが天使のコツを取り戻せるよう祈ることね。じゃなきゃ全員死ぬわ。





どうもAnnaに対してはいじわるばあさんになってしまう私なので、以下、不適切な表現がちょいちょい飛び出す可能性がありますのでご注意ください…。


AnnaがGraceを取り戻したいって言い出したから、サムがRubyと喧嘩しつつもあれこれ情報を調べてあげてるっていうのに、

(Pamelaを家まで送りにいったディーンはまだいいとして)

まさに当事者であるAnnaがサムの苦心の調査結果聞いてないじゃん!

どこ行ったのさ!


と思ったら、外で夜空を観察中、
(というか、私には、悪魔の手が触れたサムには触りたくないから、地獄に滞在経験はあるもののCastielの手形で消毒されたっぽいディーンを一口いただくチャンスを伺って、姑息にも…帰ってくるディーンを待ち伏せしてるように思えるんですけど…。はっ、こんないじわるばあさん目線になるのは、シーズン1を観始めた頃の、兄弟に関わる女性キャラが全員鬱陶しく思えたあのフェーズ以来です…。)

(そんなAnnaの企みは露知らず…)そばに弟と悪魔娘がいないのをチャンスとみたディーンは、元天使&ここ数ヶ月ずっと天使通信ラジオを傍受していたAnnaなら、ここしばらくずっと気になってることを教えてくれるかも…ということで:

一つ質問していい?天使たちってさ、俺に何させたいのかな?俺を救い出した理由ってなんだ?
でも(登場以来、天のお父様の言いつけどおりに真面目に働いているCastiel&Urielを手酷く追い払った以外-それも考えてみれば自分の身を守るためという我侭な理由-本当にこれといって役に立った試しのない)Annaは、ごめん、天使はその話題には触れてなかったから。それに(ディーンのことがあったのは)私が地上に落ちてからだし。

それも聞きたいことなんだ。どうして落ちることにした?どうして俺らなんかの仲間になろうと思ったんだ?

まさかそれ本気で言ってないでしょ?本気じゃないって?俺ら哀れなろくでなしの集まりだぜ?食って、クソして、迷って、怖がって…。どうかしら、相手を尊ぶ気持ちがあるし、許しの心や、愛もあるわ。痛みもあるぜ?(Jensenの大好きな)チョコレートケーキがあるじゃない。後悔ってのもある。(Deanの大好きな)セックス。

(このやりとりも…、でももう文句を言い出すとキリがないので我慢します)

で、(一応)納得。というディーンに、本気で言ってるのよ。悪い感情も含めてあらゆる感情。それこそが、私が天から落ちた理由。それが、天に戻らずに済むならなんでも引き換えにしようとすら思う理由。(地上に残るためなら)なんでも差し出すわ。


(エピローグへ向けての展開で、それほどまでに戻りたくない天界に、あたしは兄弟のために戻ってあげるのだ、という流れで、ディーンに罪の意識を押し付けるに違いないといういかにもな論理展開が、あまりにミエミエで!なんとも恩着せがましくって!イラっとします。
でも今後の展開に重要かもしれないので、一応以降の会話の内容をざーっと書き出しておきたいと思いますが、どうも集中力に欠けるので、私の解釈および翻訳には大きく間違いが含まれる可能性がありますのでご注意願います。)



俺には感情ってものを過剰評価してるように思えるけどな。天使でいることってうんざりするのよ。どうしてそんなことがあり得る?あんたらって凄い力を持ってて、完璧なのにさ。自分自身とか、神様に対してとか、とにかく何にでも迷いってものがないんだろ。

完璧…、まるで大理石の彫刻みたいにね。冷たくて、選択の余地がないの。求められるのは従順さだけ。ディーン、何人の天使が実際に神のお顔を目にしていると思う?

神様の顔?全員だろ?

四人よ。で、私はその一人じゃない。
(Castielたちを鼻息で吹き飛ばせるほどのあたしが顔見てないのよ、とでも言いたいわけ?)

そんだけか?そんなんで、神様がいるってどうやって確信できんだよ?

私達は、あくまでFaith(信じる心)に基づいて、神の存在を信じなきゃならない、Faithを失えば私達は生きてる意味がないってこと。

(そりゃあ天使なんていう仕事をしている以上、Faithが存在理由だっていうのは当たり前のように思えるし、Annaがこの後で明らかにする天使時代の任務についても、全然大したことないように思えるんですけど…単なる可愛い人間であるDeanですら地獄で40年耐え忍んだんだから!)

私は地球に2千年間駐屯させられた。ただ、…黙って、…見てるだけ、誰の目にも触れないまま。家から遠く離れて、家が恋しくて。(お目にかかって)理解することも許されない不可知の父上からの命令をひたすら待って。だから(なんで人間なんかが羨ましいのかなんて?ってこと?はあー馬鹿ばかしい!)言わないで…。

Annaの演説の最後の部分を耳にしてくすくすと笑い始めたディーンに。

何がおかしいの?何?

Dean: Nothing. Sorry. It's just... I can relate.
   なんでもない。悪い。ただ…俺あんたの気持ちわかると思ってさ。



クリプキ!!!!きい~~っっ!

ああ~~っっ、ムカツク!!!

またこの理屈引っ張り出すの?!

ディーンは、父ちゃんの命令に盲目的に従ってた自分の意思を持たないちっぽけな Little Soldierだっていう?!世にも薄っぺらなあの理屈を?!

もうその陳腐でいかにもありきたりな『父と子の確執』理論にはうんざりなんですけどっ!!

これまではなんとか『ディーンの遅れてきた反抗期』だと解釈し、いつか本物のJDMを連れてきて

Dean、父ちゃんはお前を愛してて、何よりも大切に思ってるぞ

と言ってもらうことで簡単に解決すること、と、なんとか自分を納得させてきたものの…、

伝家の宝刀みたいにこう毎度毎度便利にこの理屈を持ち出されると、このまま父ちゃんに罪を被せたまま、薄っぺらな設定を押し通していくつもりなんじゃ…?という嫌な予感すら湧いてきます。


シーズン1で、たった一人でメグと対決するために出かける父ちゃんのことをディーンがどんなに心配したか、

あの時の二人のやりとりだけを見ても、決してディーンが成長する過程で、父ちゃんがただの横暴おやじだったなんてとても思えない、つまりディーンは父ちゃんがあの極限の環境で息子達に注いでいた精一杯の愛情をちゃんと受け取って育っていたことの証拠だといえるはずだし、

シーズン2でなんか、意識不明の重体に陥ったディーンを救うために父ちゃんは、十年の余命どころか、一年の余命も、それこそ飴玉一つすらも代わりに要求することなく、むしろ当時としては世界に唯一つの悪魔を殺す武器だったコルトまで追加して自分の命を投げ出したんだし、

ディーンの無事を見届けた後の最後の別れの時には、小さいサムの面倒に加えて、自分の面倒まで見させることになって悪かった、お前のことは本当に誇りに思ってる、という西欧文明の父子間の和解で欠かせない究極の切り札ともいえる「誇り」をちゃんと持ち出して、父ちゃんはディーンのことをしっかり愛してたよ、と伝えたわけでしょう?

シーズン3では、父ちゃんがサムのサッカーのトロフィーとか、ディーンが初めて自作したSawed-offだとか、愛する可愛い息子たちの子供時代の記念品を大切に倉庫に保管してたことも明らかになったし、

シーズン3の幽霊電話の回では、JDMの本物の声で

弟のために命を投げ出すなんて馬鹿なことをなぜしたんだ。愛しているお前に、そんな馬鹿なことをして欲しくなかった(以上、うろ覚えの記憶からで、嘘っぱちだったらすみません)

という台詞が。

(この電話は、後からモンスターの仕業だったことが明らかになったとはいえ、このモンスターは、いかにも真実味のある情報を織り交ぜて、電話の相手を信用させ自殺行為に走らせるという匠の技を持っていたのである以上、上の電話の父ちゃんの言葉は、本物の父ちゃんがいたとしたら言ったであろう言葉にかなり近いはず)





こんな出来損ないもいいところの全くもって天使なんていうのもおこがましいAnnaに誘導される形で、(私もディーンも)心から愛している父ちゃんに対しこんな当てこすりまがいの台詞をディーンに言わせた、私の怒りが今にも爆発しようとした時(もう充分爆発してるか…)

兄ちゃんがおかしな女に食い物にされそうだという気配を比較的敏感に察知できる傾向を持つ、どんどん素敵になる弟サムの巨大なぼんやりした姿が背後に現れ

Hey!

と、控えめではありながらも絶妙なタイミングで声をかけてくれます。

そしてついにAnnaのGraceの在りかについての手掛かりを掴んだということになるのですが…。

ふと気付けば、前回の分から、ほんの数分しか進んでいないのですけれども、また色々脇道に逸れすぎて、無駄に長くなってしまったので、ここでまた投稿してしまうことにします…。

次回こそ終わりにできると思うのですが。