2010年9月1日水曜日

あれやこれや

連日の猛暑に、夏ばて気味の私ですが、皆さんいかがおすごしでしょう?

8月中になんとかもう一話くらいおさらいができるかと思っていましたが…、

『Sherlock』のワトソン君が可愛いあまりに…、これまで何度も見始めようと思い立っては挫折してきた、

『Office』(UK)を見始めてしまいまして、

(ほぼ万国共通で?)Officeで日々繰り返される出来事をシニカルなコメディに仕立てたこのドラマ、

約10年前にスタートしているということで、(私の中では)ワトソン君こと、TimことMartin Freeman、可愛いです。(第1シーズンでちょっとぽっちゃりしてるのがまた可愛い)

とはいえ、彼の身長がどうしても気になって、ウェブをうろちょろしているうち、

Sherlockこと Benedict Cumberbatch の身長が6フィート半インチってことで、

Martinはどうやら、5フィート5インチ(もしくは6インチ)くらいしかないこと(それって、私とほぼ変わらないくらいってことなんじゃ…)

で、(身長には何も関係ないけれども)Martinは既婚で、子供が二人、

Benedictは、大学以来の長~い付き合いの彼女がいて、その彼女も女優さんで、その女優の彼女は、『Sherlock』第2話で、ラスト9百万ポンドの髪留めをもらっていたことがあきらかになったAmanda役としてBenedictと競演していたこと、

なんかを芋づる式に知り、「へえ~!」と驚いたりすることになったりして、

そんなこんなで、はっと気づけば、もう9月?

いやはや、まさに、まだまだ夏休みはある!と遊び呆けている内、宿題が終わらずに新学期が始まってしまったパターンです。

でもSupernaturalの新しいエピソードの放送が始まるのは、確か…、9月の下旬だったのではなかったでしたっけ?(もう一度、どこかに確認しにいかなければ…)

それまでにもう少しおさらいを進めることができないだろうか、とは思っているのですけれども、この暑さ!9月一杯は猛暑が続くかも?!なの??

身体が持ちません!



***



話はがらっと変わりますが、

先日、本当に久々に「裏の日記」へのお友達登録希望の方からメールをいただいて、ちょっと新鮮な嬉しい驚きと共に、「裏の日記」を完全に放置していたことを思い出しました。

表の日記も満足に更新できない状態が続いているのに加え、すっかりこちらの人通りも減ったということで、

Slashの話題も、普通に表の日記で書いてしまっているもので…、

その内、時間ができたら、面白かった話の感想を裏の日記でじっくり書きたい…という野望だけは持っているものの、現状では、まだしばらく裏の日記は放置ということになってしまいそうです。

とはいえ、時間がなかろうが、夏ばてだろうが、『Slash』 はやっぱり読んでいます。

今年のSPN BigBangも投稿の最終期限が過ぎ、23日には今年度のマスターポストが投稿されました。

面白そう…と目星をつけて後で読む候補に入れた作品もいくつかあるものの、「読みたい!」と思った最初の勢いを逃すと、数万語を超える大作ばかりであるだけに、なかなか「読み始める」きっかけがつかめなくなってしまったりします。

それでも今年もいくつか読めたお話があるので、すっかり忘れてしまう前に、面白かったと思えた作品をいくつか書き出しておきたいと思います。

今年のSPN BigBangでのお奨め作品


Title: The Play Nice Proviso

Genre: J2 Non AU (Er... Parallel U?)
Pairing: Jensen and Jared of course. That’s why we’re here, right? I know that’s why I’m here.
Rating: NC-17
Word Count: ~ 70,000
Warnings: Language, boy-sexin’, schmoop

Summary: When Jensen Ackles first met Jared Padalecki, it was most definitely not love at first sight. It wasn’t even like at first sight. In fact, Jensen hated him, and he had a few good reasons as to why. So what if his new co-star was oblivious to his one-sided warfare? Jensen could deal. Apart from when he couldn’t. So when it came down to picking between Padalecki and his peace of mind, the choice seemed clear. Except for the fact that The Network had his balls in a vice, leaving him stuck with Supernatural, stuck with his idiot co-star, and worst of all, stuck with a ‘Play Nice’ Proviso added to his contract. Well, he could play nice. He would play so nice that the world was going to think that he and Jared Padalecki were the bestest friends in the history of best friends. It was unfortunate then that no one had ever told Jensen what happened when an immovable object met an irresistible force; no one had ever thought to mention that there was a thin line between hate and love; and nothing, absolutely nothing, could have possibly prepared him for Playing Nice with Jared Padalecki.


ちょっとした誤解をきっかけにして、Jaredのことを「大嫌い!」だと思っているJensenなのですが、
主演二人には仲良くしてもらって、Supernaturalというドラマを長く成功させたいと目論む(怪しい…)お偉いさんから、ドラマの契約に「The Play Nice Proviso(Jaredと仲良くしなきゃだめだぞ条項)」を追加されてしまいます。

『Jared Padalecki’s Untitled Project』 以来、Jaredのことを大嫌いだ!許せない!と思ってるのにやむない事情により人前では仲良しのフリをしなければならないJensen、という設定にどっぷりはまり込んでしまった私なのですが、このお話もまさにツボでした。




Title: Times Like These

Genre: RPS (AU)
Pairing: J2 (with a side of Jared/Genevieve)
Rating: R
Word count: 53,000
Summary: Five years ago Jared Padalecki ran away to Hollywood from small town Texas and made it big. With an Oscar nomination and Genevieve Cortese for his fiance the only thing that stands in the way of his happy ending is Jensen Ackles: his husband back in Texas who refuses to give him the divorce he wants. Going home Jared finally has to face everything he left behind, including the shock that his husband has been holding on to their marriage out of hope, not spite. Jensen forces Jared to confront the reason why he left and he has to come to terms with the fact that everything he told himself about his husband and why he left was a lie. That he's still in love with Jensen.


こちらは『Sweet Home Alabama』(邦題「メラニーは行く」)という映画をベースにしたお話とのこと。
と、いいつつ、作者は実際この映画を見たことないんだとか!

感動したお話の常で、読了後、同胞Fangirlsのコメント書き込みを読み込んでいくと、
「映画も好きだけど、映画より感動したし、泣かされたわ!」
なんていうコメントが沢山あって、私としてはそこで初めて、あーこのお話ってストーリーの元になった映画があるんだ!と気づいたような次第。
(あらすじは良く知ってるような気もするんだけど、たぶん…、私この映画観たことない)

とってもいいお話ではあるのですけど、読み進めるにつれ、ジャレッドのキャラ設定に説明が足りないというか、微妙に納得がいかない部分が出てきたりもしたのですが、元になる映画があったのかと思えばまあ納得できる感じもします。

ハリウッドで、オスカーの助演男優賞の(受賞確実な)候補に名前が挙がる程に成功したジャレッド。
三年越しのガールフレンド、Genevieve Corteseとも婚約が決まり、人生の全てがうまく行っているように思えるのですが…、
実は、18歳の時、故郷のテキサスで同性の幼馴染ジェンセンと結婚していて、現在もその結婚が継続していたのです。

5年前に故郷を飛び出した直後から、弁護士を通じて数え切れないくらい離婚届を送りつけているっていうのに、一向に離婚に応じようとしないジェンセンに、

ジャレッドはついにもう一生戻るつもりがなかったど田舎の実家に帰り、ジェンセンと直接対決することにします。

ジャレッドのPOVで進むお話だけに、当初、ジェンセンはジャレッドの幸せを妨害するろくでなし男のように描写されていくのですが、

ストーリーが進むにつれ、読者の私たちは、完全にジェンセンに感情移入して、「ジャレッド!なんて酷い男!」という気持ちに移っていくことになります。

上でも少し触れましたが、上記のラブコメ映画で Reese Witherspoon が演じているヒロインがジャレッドのキャラクターのベースになっているということを考慮すれば、一方的にジャレッドを批判する気持ちも少しだけ軽減されますが、

Jared & Jensen、それぞれ過去にお互い微妙な誤解があったとはいえ、とにかくJensenが可哀想で…、このお話にコメントを書き込んでいた多くのFangirlsと同様、すっかり泣かされてしまいました。

そして以下については書くべきか、少々迷ったのですが、

BigBangチャレンジはお話とアートがセットになって投稿されるというのが醍醐味でもあります。

ところが、このお話のアートのポスターに使われたのが、(ウェブに公開されているものとはいえ)ジャレッドの実際の結婚式に撮られた写真だったということで、

アートの投稿ページに匿名でアーティストを批判するような書き込みがあり、実は、読み始める前に、ちょっとだけ嫌な気分を味わうことにも…。

J2を主人公にしたSlash Storyであるということは、もちろん お話の中では Genevieve とは破局という結末になるであろうことは、お話を読む前から想像できることであって、そんなお話のアートとして、実際の結婚式の写真を使うなんて!という批判であるわけなのですけど…。

私自身も、それがManipではなく実際のJaredとGenevieveの写真だと知って、ちょっとどきっとはしたものの、

皆、妄想だと承知した上で、J2がハッピーエンドになるお話を自ら読みに行ってるわけで、

Jaredの結婚式の写真を(ある意味で)冒涜するような形でFan-artに利用したという事実に対して批判的な気持ちを覚えたとして、

それに対して「匿名」でネガティブなコメントをするというのは、やはり後味のいいものではないな、と非常に残念な気分を味わいました。

しばらく『Wank』と呼ばれるFangirls間の騒ぎの実情からも離れていた私ですが、J2が揃って結婚したこの春(夏?)以降、

やっかみ半分でJ2の新妻たちを悪く言ったりするFangirlsと、

それに過剰に反応して攻撃するFangirlsの間で、一大闘争が巻き起こったりしていたのかもしれない…と、うっすら想像してしまった私でした。

そんなこんなで、読み始める前から気分的にちょっと水をかけられた感もあったものの、ともあれ、あきらめずに読むことにしてよかったと思えるお話でした。

それだけは明言しておきます。





Title: Afterimage

Pairing: Jared/Jensen, Jared/Sandy, Jensen/OMC
Rating: PG-13
Word Count: 26,700
Warnings/Spoilers: Bad language, schmoopiness, lack of a definite happy ending... you have been warned!
Summary: Jensen knew Jared before he met him. Jensen knew Jared's entire life, laid out in Technicolor pieces of a puzzle of a boy he knew only as "Jay". Jensen grew up with this, depending on his ability to see into another life as much as terrified of it, halfway convinced he was going mad... until Jared came to work under him as an intern, and Jensen's life went from already confusing to downright complicated... because Jared was engaged to Sandy, and Jensen had fallen even more in love with him.


5歳になった時突然ママに、「Jayの満1歳のお誕生日パーティの招待状来てないの?」なんてことを言い出したJensenは、

その後ずーっと、4歳年下の「Jay」という少年と時々どうも「精神的にリンクしてしまう」という状況が続き、

その成長過程で、ある意味誰よりも近しい存在であった「Jay」は、Jensenの中で、現実の周囲の人たちより以上に大切な存在になってしまい、

現実世界で、満足に恋人を作ることもできないような状態になってしまいます。

すっかり社会人となったJensenは、ある時、研修生として職場にやってきた「Jared」が、長年の心の友「Jay」であることに気づきます。

このお話、実は作者さんが後半息切れしてしまって、「ちゃんとJ2をハッピーエンドにできなかった…」とかなり落ち込んでいるのですが、

読み終えた読者の多くは(私と同様)、これはこれでちゃんと満足のいく結末だと思う、とってもいいお話だった、というコメントを残しています。

大好きなんだけど、すれ違う二人、というテーマ。これは不滅なんですね。


この日記、実は出勤前に、あわててタイプしてるので、全く言葉が足りなかったり、支離滅裂だったりするかもしれませんが、

とりあえず、投稿してしまいます。

夕べ投稿しようと思ったら、「Office」と「Leverage」を見ている内に眠ってしまったので…。

7 件のコメント:

Lee さんのコメント...

はじめまして、最近スパナチュにはまり、Slashを読みまくっています。Sam/DeanだけでなくJ2でも楽しめるなんて、予想外でしたw 少し前にこの"The Play Nice Proviso"を読んでユニークな内容に感動し(特に前半!)また読みたいとJensen hates JaredやJensen didn't like Jaredで検索をかけたものの見つからず、あきらめかけていたところでした。たまたま寄らせていただいたこちらで見つけられて嬉しいです。ありがとうございました!

藤よう さんのコメント...

Leeさん

はじめまして。
"The Play Nice Proviso"探してらしたのですか!
いいタイミングでご紹介できてよかったです。
上の紹介文の中でもちらっと触れましたが、
『Jared Padalecki’s Untitled Project』
は、もう読まれましたか?
まだでしたらぜひお奨めします。

(小さなすれ違いの結果)Jaredを大嫌い!な、現在はすっかり落ちぶれてしまったJensenと、そんなJensenと仲直りしたい今やハリウッドの大スターになったJaredのお話で、私は個人的に年に一度は読み直して新鮮に感動するということを繰り返しているお話です。

Lee さんのコメント...

『Jared Padalecki’s Untitled Project』読ませていただきました。このお話もいいですね!JensenがJaredを嫌ってるのに、Jaredがめげずにまとわりつく設定は私もツボです。私が今のところリピートしているのは、2人がPorn Industryにいるというとんでもない設定の"Off the Script"。スパナチュ関連のSlashはものすごくたくさんあるのでしばらく退屈しそうにありませんw

藤よう さんのコメント...

Leeさん

"Off the Script"…タイトルを最近どこかで見たような…
ぜひ後でチェックしてみたいと思います。

やはりNC-17の設定のお話を書くのに都合がいいせいか、2人がPorn Industryにいるという設定のお話は多いですよね?
それと「Pretty Woman」的な設定でどちらかがProstituteだったり、
私が最近とあるFangirlのRecにつられて読んで面白かったのは、「Full Service Firm」というタイトルで、
JensenがJaredからProstituteに間違われて、でも「一晩だけのことだから…」とその誤解を解かなかったことからとんでもないことに…、
というお話です。

Lee さんのコメント...

なんと!Porn Industry設定のお話も多いんですね。Prostituteモノはいくつか読んでたのですが。「Full Service Firm」はまだなので、さっそく読んでみようと思います。ご紹介ありがとうございました。

藤よう さんのコメント...

Leeさん

私、"Off the Script"中ほどまで読み進めたところです。
このJensenとJaredの関係も微妙に切なくて!面白いですね!

Lee さんのコメント...

「Full Service Firm」面白かったです!外の暑さに負けず、お話もHotでした(汗 こういう設定もそそります。ご紹介いただきありがとうございました。ところで、明日はシーズン5レンタル開始日ですね。字幕なしだと細かい内容が理解できなかったので、DVDで見るのが楽しみです。