簡単にあっさりとおさらいを進めたいのに…、Winchester兄弟があまりに、いや、あまりになんて言葉じゃおさまらないくらい、とんでもなく「Old Married Couple」なので、なかなか進みません。
でも今回こそあっさりと!
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すでにシーズン5のレンタルも開始されたということで「Disclaimer」はもう省くことにしようと思いますが、念のため、ネタバレ防止の用心として、少しスペースだけは確保しておきます。
24時間、Tricksterの仕掛けるゲームの中で生き延びられたら、兄弟が引き起こした「世界の終わり」っていう騒動の後始末のお手伝いをするかどうかについて、話を聞いてやってもいいと言いつつ、
肝心のゲームのルールすらも説明せずに姿を消してしまったTrickster。
モンスターと話し合おうなんて、考えるだけ無駄だったんだ、(大好きなドクターセクシーはニセモノだったしさ!)さっさとこんなとこからおさらばするぞ、
という、ディーンの言葉も終わらぬうち、兄弟は、ドラマ 「Dr. Sexy M.D.」 の世界にどんどん巻き込まれていってしまいます。
サムは、当代随一の腕を持つ脳神経外科医らしいのだけれども、手術中に患者の女の子を死なせてしまって以来、外科医としての自信をなくして、無為に日々を送っているという設定のよう。
(あー、脳神経外科医=デレク?)
ディーンは、なんらかの理由で、とある中年夫人の顔面移植手術を拒否している最中。
(Face liftどころか、顔面を丸ごと移植するっていうのもまったくもって極端だと思うけど。整形外科ってことなら、マークってこと?)
上記のような事情を(勝手に)抱えさせられているらしい兄弟は、顔面移植を切望する婦人の夫により、ディーンが銃で 『本当に』 撃たれてしまうと、
外科医でもなんでもないサムは、(このドラマでの設定上)外科医としての自信を取り戻すため、親友(なのか、一緒に備品倉庫から出てきたのだし…恋人なのか…)のディーンの背中の弾丸摘出手術を、
小さい頃から父ちゃん直伝で習い覚えた方法で(ペンナイフ、デンタルフロス、縫い針、壜に5分の1残ったウィスキーなどを使います)、行うはめに。
見事手術が成功すると、ディーンがうつ伏せに寝た手術台の丸い穴から見つめていた青い床が、両開きのドアとなって…、
なんだか賑やかな「日本語」の歓声とともに開き、
銀色のスーツに身を包んだ怪しい日本語を話すおじさんが飛び出してきます。
(このおじさん、確かX-Filesでも見たことあったはず。カナダ在住の日本語が話せる東洋人俳優ってかなり限られた存在ってことなんでしょうね。)
そして画面にはでかでかと 「くるみわり」 の文字が。
***
何百チャンネルもあると聞く、アメリカのケーブルテレビでは、思わぬ日本のバラエティ番組なんかも輸出されて放送されていたりするのだとは思いますが…、
アメリカ人からみる日本の(バラエティ系の)クイズ番組って、その特異な罰ゲームがとにかく強烈なイメージを残しているようで、
この日記で以前にちょっとだけ触れたゲイの兄弟(←しかも恋人関係)が出るってことで少しだけみた「アメージング・レース15」は、競技者たちの第一番の目的地が「東京」で、そこでのノルマは、
「大量のわさびが乗ったスシを完食すること」
でした。
この時も、実際日本のスタジオで撮影してるっていうのに、明らかに日本語が不自由な怪しい東洋人男性を司会として使っていましたっけ…、
もちろん、日本語で流暢に司会が出来るってことより、番組本編の撮影スタッフの英語の指示を問題なく聞き取って従うことができるっていうことが最重要なんでしょうけれども。
「アメージング・レース15」…日本で放送できるのかな…あれ…。
さて、一方の、どうやらそういった奇妙な日本のバラエティクイズ番組に投入されてしまったらしいWinchester兄弟はといえば、
「レッツ プレイ ナッツ クラッカー!!」
と絶叫するおじさんの両脇で、奇妙な装置の上に立たされ、両足は装置に取り付けられたスキー靴のようなもので定位置に固定されてしまっている模様。
とまどう兄弟をよそに、もちろん番組はどんどん進行して、サム・ウィンチェスターさんに出された問題はというと、
「あなたは自分の兄弟より悪魔を選んだ、その悪魔の名前はなにか?」
多少言い回しはおかしいとはいえ、一応はっきりと聞き取れる日本語なので、画面の前で「私」は、
「ルビー!ルビーだって!」 と声を上げてみますが、残念ながらサムさんには届かず…、
時間切れで「アウト」になってしまったサムさんは、強烈な「ナッツ クラッカー(くるみわり)」の罰ゲームをくらうことになってしまいます。
そこにCasが、何日も行方不明になっていたらしい兄弟をやっと探し出して登場し、あー助かるの?と思うまもなく、Casは消えてしまい。
司会のおじさんは、
「ノー、ノー、ノー、ミスター・トリックスター ダズ ノット ライク プリティ ボーイ エンジェルズ、わかったか?ん?」
と叱責して、続いてディーン・ウィンチェスターさんへの問題が出されてしまいます。
「弟がもし生まれていなければ、あなたの両親はまだ生きていたでしょうか?」
この質問に、
「答えは…、そうどす」(となぜか京都弁で答えるディーン)
日本語なんか知らねえよ!と言いつつ、(答えそのものはあてずっぽうとはいえ)「YES」の訳として一般的な「はい」ではなく、「そうです(どす)」なんてちょっと上級な答えを口にすることができたディーン。
これはどうしてなのか…、と考えてみると、私の考察ではやはり 「ボビーおじさん」 がカギを握っているというのが結論です。
シーズン4の「Yellow Fever」のエピソードで、ディーンにとり憑いた(というか感染した)「恐がらせオバケ」の正体が「ぶるぶる」という日本のモンスターだと見抜いたボビーおじさん。
おじさんが持参した江戸時代のものだという日本語の妖怪辞典を見て、
「おじさん、日本語読めるの?」
とびっくりしたサム君に、
「君なんか生まれる前からずっとだよ!」
と流暢な日本語を披露したボビーおじさん。
(先日届いた「シーズン4オフィシャルコンパニオン」の47ページにも、台本上、もっとずっと硬い言い回しだったらしいこの部分の台詞を、少々日本語に覚えのあるボビーことジムが、エリックに断って、かなり砕けた言い回しに変えさせてもらった、なんていう裏話が乗っていますよね。)
私の中の定説としては、父ちゃんが留守にする間兄弟を預けていたおじさんたちの中で、ディーンの一番のお気に入りはボビーだった、ということになっていて、
シーズン2で、大破したインパラを修理していた時の様子なんかを思い起こしてみても、成長過程でディーンがボビーと接していた時間は、サムがボビーと接するよりもずっと長かったはずだというのは容易に想像できるところ。
ということで、ディーンは、ちょっとした日本語のフレーズなんかも自然に頭に入っていて、なんとなくそれらしい受け答えをすることができたため、今回、恐怖の「くるみわり」を受けずに済んだということなのではないかと思うのです。
もう一つの仮説としては、ディーンが、ウェブでも雑誌でもかなり熱心にチェックしているらしい
「Busty Asian Beauties」
の存在があるのですけど…。
このウェブサイト上もしくは雑誌上の企画とかで、「日本人特集」なんていう回があったりもするのだとすると…、そっちから何かしら覚えた可能性も否定はできないところ…。
「そうどす」だし…、「舞妓はん」特集とか?
外国語の教材として一番効果的なのは、「Porn」だっていう説もありますから…。
ま、それはともかく、見事正解を勝ち取ったディーン。
この時点で、ドラマでもクイズでもその番組から要求された役割を全うすれば、生き延びられる、という事実を理解した兄弟。
でもいつまで役を演じ続けたらいいの?
そんな疑問を口にしつつ、「くるみわり」の恐怖から解放され、安堵のあまり泣きそうな顔でため息をついたディーン。
兄弟はまだまだテレビの世界から解放してはもらえないようです。
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あっさり飛ばしていくと宣言したはずの第8話のおさらいなのですが、ちーっとも進みません!
でも、なんとかくじけずに…、じりじりとラストをめざしたいと思います。
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