2007年6月12日火曜日

今日はSlash三昧

6月に入ってから、あまり Slash の紹介に力を入れてなかったので(そうでもないですか?)、今日は、ちょっと集中的に Slash に焦点をあててみたいと思います。


が、その前に少しだけ…、実は現在、Supernatural Second Season を一人で再放送鑑賞中です。


一回目は、話の流れを掴みたい一心から、とにかく勢いだけで(物凄く質の悪い音声とちっちゃな画像で)見たきりで、ただでさえ乏しい聞き取り能力で精一杯努力してはみたものの、どうしても聞き取れない台詞が沢山あって、DVDが発売されたらゆっくり復習しよう!とずっと思ってきたのです。

でも、様々なインタビューなどで出てきたりする Jensen & Jared の思い出のシーンとか、もちろん毎日読んでいる Slash の中にも、セカンドシーズンのシーンや台詞が引用されたりすることもあって、もう一度とにかくゆっくりセカンドシーズンのエピソードを観賞したい!8月、9月までなんかとても待てない!という気持ちが積もり積もって我慢の限界がきてしまったのです。

しかも今や Super-wiki に行けば、エピソードの Transcript が読める。
ということは…、一回目の観賞時に聞き取れなかった台詞も今なら全てわかる、ってことになるじゃない!
(今更そんなことに気付いた私…)

そんなわけで、まずエピソードのTranscriptをじっくりと読みに行き、それから前回よりはちょこっとだけ大きい画面、かつ、(どういうわけか)フランス語の字幕付きで、兄弟の愛のやり取りをじっくり観賞するという手順で、セカンドシーズンを満喫し始めた私です。

全くわかりもしないフランス語ですが(学生時代の第2外国語はドイツ語でしたし、そのドイツ語すらもう記憶の彼方に…)、語源をフランス語とする英単語も沢山あるし、兄弟の台詞に "Oui"、"Non"、"Monsieur(ムシュー)" なんていう字幕がついてるのをみるとなんとなくニヤニヤしてしまいます。

今回の再放送の観賞、大まかには理解していたつもりのストーリーも、キーとなる大切な台詞や細かいお遊びの台詞をはっきりと聞き取れるようになったおかげで、感動の幅がぐんと広がって、兄弟の愛に溢れたやり取りにまた新鮮に泣かされています。

今日は、第4話 「Children Shouldn't Play With Dead Things」をみましたが、ラストシーンの撮影終了後、涙がとまらなくなったジェンセンをジャレッドが抱きしめて(←妄想警報発令中!)…。
なんていう Asylum のレポートを思い出しつつ、ラストシーンで、Dean と一緒にべそをかいていた私です。


もう一つ、別に小さな画面で辛抱強く追いかけている QAF は、なんと中国語の字幕がつくようになりました(笑)
こちらは日本語とも共通のものが多い「漢字」ですから、また不思議に面白い感じです。
「Thank you.」 には、ちゃんと 「謝謝」と字幕がついてたりして…。
フランス語と同様、全くわかりもしないのに、つい字幕に視線が引き付けられてしまいます。

このまま残りの数話(19話~最終話まで)がちゃんと見られるといいけど…。



***



さて、本日の本題 Slash です。

文章を読むにも、相性ってありますよね。

一般的に絶賛されている小説でも、なんとなく相性が合わなくて読む気になれない、読み進められない、なんていう作家がいたりします。

池波正太郎、山本周五郎なんていう作家が大好きな私なのですが、同じ時代小説作家で、前記の二人と同様、沢山の作品が映画化やドラマ化されている藤沢周平には、なぜか入り込めず、ほとんど読んだことがありません。

Slashも同様に、毎日大量に読み漁っているうち、この作家さんは肌に合う、肌に合わない、という区別を次第につけるようになってきます。

私の場合、現在ざっと10人弱くらい、名前を覚えて作品を追いかけ続けている Slash writer さんがいますが、「この人のお話は肌に合うなー」と思いつつ、なんとなく読み流して、特に名前も覚えていなかったという作家さんも沢山います。(とにかく毎日、あまりに大量に読んでいるせいです…)

そんな中から、今日は toturemysoul (ひょっとしたら andsparkles と名前を変えたのかも…)という作家さんに注目して、作品をご紹介していきたいと思います。

この人は、(上記での説明のとおりあまり注目していなかったこともあって詳しい事情はわかりませんが)最近日記を「お友達オンリー」にしてしまって、現在プライベートな日記は読めないのですが、作品のアーカイブとして 「The arithmetic and love we do」 というサイトを新たに作っていて、作品はそちらで読むことができます。

この人は、Supernatural RPS というジャンルでは、かなりの古株で、私がSPN RPSを読み始めたばかりの頃は、よく読んでいた記憶があるのですが、短いお話が多いのと、最近あまり頻繁に作品を書かなくなってきているようで、私のアンテナからなぜかすり抜けていたようです。

あまりにあっさりと上手に書くので、うっかりさせられるだけで、toturemysoul (andsparkles?) さん、確かな腕を持っています。


今日は、その内色っぽいお話をご紹介するとお約束したとおり、toturemysoul さんの作品の中でも、特に NC-17 を中心にご紹介していきたいと思います。

この人の書く 登場人物の設定、とにかく、なんともいえない魅力があるのです。


一つ目は、「I've Got Pictures on My Mind」です。

これは、Pictionary という、お絵かき連想ゲームを小道具に使った作品。Word Count: 1,971 words。

カードを引いて選んだテーマで絵を描き、対戦者は、その絵を見てカードに書いてあるテーマを当てるというゲームなのですが、ジャレッドがだんだんおかしな絵ばかり描くようになって…。


次は、「Five Times Jared Stole Jensen's Breath Away」です。Word Count: 4,524 words。

このお話は、la_folle_allure さんとの共作です。

Summary: Jared says he outweighs Jensen by fifty pounds.

というシンプルなあらすじだけが提示されていますが…。
タイトルそのままの、大柄なジャレッドのおかげで苦しい思いをさせられているジェンセンに同情しつつも、とってもホットなお話です。


そして、la_folle_allure さんと仲良しということは…、彼女も書いてます Wensen を…

Well, Maybe Things Like That Turn You On (Jensen/Wentworth Miller)

Word Count: 621 words という、本当に短いお話ですが、la_folle_allure さんが作り出した Wensen という Pairing が上手く書かれています。


次いでにこれも、ちょこっと Wensen風味ですが、ジャレッドの視線から書かれたお話です。

The Upside, or Five Times Jared Said 'I Love You' Without Really Meaning To

Word Count: 941 words と、これも短いのですが、やっぱりこの人の書くお話の登場人物のキャラクター設定は独特で、不思議な魅力があります。
Rating: R で NC-17ではないのですが、この人の書くジェンセンは、どうも、どことなく色っぽいのです…。


最後は、「Blind Before I Met You, or Five Lies Jensen Tells Himself about Jared」。

これも、「5つのこと」のお題で書かれた、Word Count: 1,167 words という短いお話です。
ジェンセン目線のお話で、あっさりした中にも、やっぱりちょっと切ないという…、上手なんですねー。


toturemysoul (andsparkles?) さんのお話は、簡潔に短い文で書かれているだけに、詩的、というか、文章全体の雰囲気を感じ取って読んでいく必要が生じることもあって、短いながらちょっと上級者向けというところもあるのかもしれません。
決して難解な文章で書かれているわけではないのですが、もし、内容が分かりにくいと感じることがあったら、その辺りを考慮してゆっくり読み込んでみてください。


Slash…、まだまだまだまだ…、ご紹介していないいいお話が沢山あるんですよねー。



***


先日、ついに「The West Wing」のサードシーズンが見終わってしまいました。

と思ったら!なんと私の観賞の進み具合を見計らうようにして、シーズン4のレンタルが開始されました!

半額レンタルになるのはまだしばらく先だろうけど、また楽しみができました。

West Wing サードシーズンの最終話で、Jeff Buckley の「Hallelujah」が物凄く感動的に使われていて、ここ何日か頭から離れません。

YouTubeで、Supernatural ファーストシーズン Faith の映像を使った、「Hallelujah」のMVを見つけたので貼り付けてしまいます。

いい曲ですよねー。


そして現在は、「デッドゾーン」を借りたところ…、これから少し見ようと思います。相変わらずの暇人です…。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

通りすがりです、こんにちは。本日たまたまQAFの話題につられてこちらのブログを拝読していましたらば、山本周五郎の名前が。私のBrian/Michaelのイメージって山周の「さぶ」なんですよー。このことを誰かにずーっとずーっと言いたくて、でも誰に言っていいかわからなくて。今日、やっとチャンスが廻って来た気がして、思い切ってコメントしちゃいます。えーとだから唐突ですみませんが、とにかく「さぶ」です。ちなみに、私のお気に入りのQAF-slashは、B/Mのほぼ10年後、Brianの子のGusがMichaelを好きになっちゃうお話です。ほのぼのPGですみません。では。

匿名 さんのコメント...

通りすがりです、こんにちは。本日たまたまQAFの話題につられてこちらのブログを拝読していましたらば、山本周五郎の名前が。私のBrian/Michaelのイメージって山周の「さぶ」なんですよー。このことを誰かにずーっとずーっと言いたくて、でも誰に言っていいかわからなくて。今日、やっとチャンスが廻って来た気がして、思い切ってコメントしちゃいます。えーとだから唐突ですみませんが、とにかく「さぶ」です。ちなみに、私のお気に入りのQAF-slashは、B/Mのほぼ10年後、Brianの子のGusがMichaelを好きになっちゃうお話です。ほのぼのPGですみません。では。

匿名 さんのコメント...

あう、二重投稿すみません・・・
お詫びに、史上最強に簡単なyouTubeのDLの仕方を書いておくことにします。
DLしたい動画のあるページに普通に行ったら、ブラウザのアドレスバーのところをじっと見て、「http://○○.youtube.com/xxx」の太字のところを「http://kissyoutube.com/xxx」または「http://ohayoutube.com/xxx」に変えてエンターキーを押すと、そこはもうDLページです。kissは英語、ohaは日本語のサイトに繋がっています。
・・・と誤魔化して去ります。

藤よう さんのコメント...

Miyukiさん
QAFにつられてこんな僻地に漂着されましたか(笑)そしてありがたいお土産まで…。
とはいえ、私は、QAFまだファーストシーズンすら完了していない状況なのに、早くもYouTubeの「狩り」が始まってしまったようで、この先見ることができるものか大変心細いことになっています。やっぱりDVDを買うべきなのかも…。

Brian/Michaelが「さぶ」!なるほど。
何があっても栄二さんのことが一途に大好きな「さぶ」ですね。わかるかも!

そしてGusがMichaelを好きになっちゃうほのぼの話?うぅぅ、面白そう、涎が出そうです。
せめてファーストシーズンを完了してからFanficに手を出そうと心に決めていましたが、もう、ドラマ本編見られなくてもFanficを読んでしまおうかという強い誘惑に駆られています。