2007年4月30日月曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

なんと4月も最終日です。

我が家はどうやら世の中にはあると噂には聞いている GW というイベントにはこれっぽっちも関係ない上、私は相変わらずの毎日が日曜日生活なので、いつもの通り日記を書きます。

X-Files 「Hollywood A.D.」 の妄想日記の途中なのですが、また色々細かいことが溜まってきましたので、まず今日の所は、それをつらつらと吐き出してみたいと思います。



「the West Wing」ファーストシーズンが見終わり、案の定クリフハンガーのwithdrawal に襲われたままセカンドシーズンを借りてきました。

それから半額レンタルになるのをじりじりと待っていた、「4400」のセカンドシーズンの後半も。

実は何年も前、X-Files Slashのお気に入りのWriterさんが、「West Wing」のSlashを書いているのを見かけたような気がして(そのお話は読まなかったものの、今思えば、いったいどんな Pairing だったのでしょう…)いつかドラマは見て見たいとずっと思っていたのです。

もともと骨の髄まで「オヤジ好き」の私…、「West Wing」は、まさにキュートなおじさんの宝庫で、とにかくおじさん達が可愛くて可愛くて!たまりません。

こんなに可愛いドラマだったなんて!(私だけ?)

Supernatural や Smallville を見慣れてしまった現在の私の目には、明らかにおじさんのはずのサム&ジョシュが、完全に Boys 扱いされているのを目にして、X-Files で副長官室に呼ばれた立派なFBI特別捜査官のモルダーが、いつもいかに(小学校の)校長室に呼ばれた問題児そのままに見えたか、陰謀組織のおじ様たちを相手にどんなに幼くみえたかを久々にまざまざと思い出しました。

Mr. President(マーティン・シーン)の thickset(ずんぐり)な感じも、可愛いです。
Mr. President、回を追うごとにキュートさに磨きがかかっていきますね。

そしてもちろん一目見た時から、ドカン!と胸を打たれたのは、Mr. Chirman と呼ばれるあの軍のトップの彼(これ以上へたに深みにはまりたくなくて役名も調べてません…)、コメンタリによるとジョン・エーモスという名前の俳優さんで、なんと元プロのアメフト選手(ランニングバック!)で、カンザスシティ・チーフスでプレイしていたこともあるのだとか、あの身体の厚みはただ事ではないと思っていました。

Mr. Chairman、チャーリーが個人秘書として採用される時や、軍へのゲイの入隊問題の会議の時なんかにも、ふらっと表れては、とても素敵なコメントをさらりと残して去っていったりして、身体だけじゃなく(…)、その人柄にも魅了されました。

そしてもう一人のお気に入りは、ホワイトハウス付の記者のトップで、CJと微妙な関係にあるダニー。
CJと二人で話すときには、CJの顔が映るような角度にカメラが配置されていることが多くて、ダニーのくるくるのブロンドの髪がとっても可愛く映りますよね。

それからもちろん、あのBearded face!

まさにテディベア!という感じで、一度ダニーを思いっきり抱きしめてみたいという欲求を抑えられません。(すいません変態で…いや、これって変態じゃないのかな?最近冷静に判断できなくなってて…)


1stシーズンの最終話、ダニーがCJと口喧嘩するシーンで:

「俺は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、タイムズマガジン、ダラスモーニングニュースを渡り歩いてきてるんだ!」って豪語して、

最後のダラスモーニングニュース(Jensenのテキサスの実家でも購読してたかもね)(私と一緒に)引っかかって笑い出したCJとうまく仲直り、という感じになってましたよね。
あれって、ダニーの作戦だったの?

「4400」もセカンドシーズンの後半楽しみですが、これを見てしまうと…、またサードシーズンが見たくてたまらなくなりそうで、それも恐いです。


***


物心がついて(まあ、文字が読めるようになって)以来の活字中毒の私、寝る前の読書、というのも、もういつからなのか記憶にないくらい昔からの習慣です。

ところが、現在、起きている時間のほとんどを使って Slash を読んでいる(合間に、DVDを見たり、妄想日記を書いたり、ほんのちょっと家事もしたりしてはいますが…)と言っても過言ではないような生活をしていると、布団に入って更に本を読むまでもなく、くたっと疲れて眠りに落ちてしまう、という信じられないような現象が生じてきました。

今まで、枕元の本(寝転んで読むため軽い文庫本が多い)というのは、長くても1週間サイクルくらいで読み終わって、新しい本に代わっていたのですが、現在枕元にある本は、既に長いものでは1ヶ月以上居座っています。

長いものでは?そう、一冊ではありません。


ここ一年ほど、グレッグ・イーガンという、超ハードSFの作家に嵌り、英語のSlashよりも何倍も難解な文章に何度も挫折しそうになりながら、少しずつ、一冊ずつ、読み進めています。

ということで、現在枕元にある内の1冊は、グレッグ・イーガンの「ディアボスポラ」です。

学生時代、数学も物理も赤点ぎりぎりという成績だった私なのですが、どういうわけか昔からSFというものが好きで、(だからこそX-Filesにもこれほどはまったのでしょうけど)ハヤカワのあの薄いブルーの背表紙の棚を素通りすることができません。


そして先日、日記でもちらりと触れたかもしれないのですが、ジョナサン・ケラーマンのペーパーバックを最近一冊購入しました。

O型大雑把な私は、ケラーマンのアレックスシリーズという長寿シリーズについては、今までも作品の正確な順番が時々わからなくなったりしていたのですが、一応このシリーズは、一冊ごとの読みきりの形にもなっているので、何年か前に諦めの境地に達し、あまり気にせずに手に入ったものから読む、ということにしてきました。

今回購入した「Cold Heart」は、この作品の前に読んだ本で 「うーん、間に一冊抜けてる気がする」 と思った、その抜けていた一冊でした。


アレックスというハンサムなドクターと、その親友のマイロという大柄な刑事さんの二人が事件を解決していくこのシリーズ。

パトリシア・コーンウェルのベストセラー、スカーペッタとマリーノが出てくる検死官シリーズと、お話の構造が似ていると指摘する人がいるかもしれないけど、ケラーマンの方が先ですよね?(これもちゃんと調べていない私…)

検視官シリーズの美人検視官ドクタースカーペッタと巨漢で暑苦しい刑事であるマリーノ(つまり私好み)は、シリーズの途中まで微妙ないい関係だったのに、スカーペッタがハンサムな恋人と熱々になって(失って…)というくらいから、なんだか私の女嫌いが浮上してきてシリーズを追いかけるのをやめてしまいました。

一方のケラーマンのシリーズが私を捉えて話さない理由は、実はアレックスの相棒、マイロにあります。
マイロは、West LA署で唯一ゲイであることを公表している刑事さん(現在は出世してlieutenant 警部補になってしまいましたが)です。


5’11”、ダークヘア、グレイがかったブルーアイズ、ジョギング(シリーズ初期の頃は空手もやってました…)が趣味のアレックスは、スカーペッタにも負けないくらい美人、うほんっ、ハンサムなドクターです。ロビンという美人の彼女とずっと同棲していましたが、最近のシリーズでは破局して、アリソンという新しい彼女と付き合い始めました。


6’3”、240ポンド(体重はその時により増減あり)、Smallvilleのトムばりの Stunning green eyes をしてはいるものの、ジャレッドばりのうっとおしいMop of black hair に、服装のセンスゼロ、という、とにかく大きくて野暮ったいマイロですが、従軍経験ありの大卒のインテリでもあり、シリーズ一作目の頃から、リックという(6ftのハンサムな偉丈夫)ER勤務の外科医の恋人と同棲しています。

ちなみにマイロはアレックスよりも10ヶ月年長ということで、アレックスに対してお兄さん的な Protective な気持ちを持ってます。(これは私の妄想だけではない、と思うんだけど)


この二人は、シリーズ一作目でアレックスが仕事で精神的にも肉体的にもボロボロになり、見るも無残な(ハンサムでもなんでもない)最悪の状況の時に親友となり、以来、それぞれの恋人と不仲になることはあっても二人の仲はずっと親友のままなのです。


こんな腐女子心をくすぐる設定ってあります?


アレックスの家の冷蔵庫はマイロのための、おやつ戸棚のようなもので、マイロはアレックスの家に遊びに来るたび、まず冷蔵庫に直行します。
こんな設定も胸をくすぐります。


マイロがゲイだ、ということについては、ストーリー上ほんの軽く触れられるだけで、恋人のリックのことも本編にはほとんど出てこないのですが、第1作目「When the Bough Breaks」には、私が大好きな可愛いシーンがあります。


事件の捜査が思うように進まず大荒れのマイロがアレックスの家のカウチでビールを散々飲みまくり、ついには捜査疲れもあって酔いつぶれて寝てしまいます。
アレックスはマイロの靴を脱がせてやり、(この後!私にはいまだにどうしてアレックスがこんなことをしたのかわかりません!)マイロの自宅に電話して、(当時まだ面識もなかった)リックに「マイロは酔いつぶれて僕の家で寝てるから」って伝えるんです。

美人、いえ、ハンサムなドクターであるアレックスの話も、事件について相談があるたびにアレックスの家に入り浸っていることも、マイロから聞いて知っているはずのリックは当然、ちょっとむっとして、「マイロもいい大人だから、わざわざ知らせてくれなくても…」みたいなことを言い、アレックスは「もう、焼きもちなんか焼く必要ないのに」なんて心の中で思う、なんていう描写が続きます……。


これって、見ようによっては、妾宅の二号さんが本宅の正妻に電話するようなものでしょう?

「旦那様のことは、私がちゃんと面倒みていますから、ご心配なく」って。

明治から昭和初期くらいまでは、日本でもこんな場面があったかも、なんて思うけど。


私はこのシーンを読んで、驚きながらも大笑いしてしまいました。


さらにこの後アレックスは、ようやく目を覚ましたマイロに、「家に帰って、リックにみっともない姿を見せて欲しくないからね」 なんていいつつ生卵とタバスコ入りのトマトジュースなんて物凄いものを飲ませて(こんなもの本当に酔い覚ましになるの?)、送り出すのですが…。

これって西洋的な恋人関係を基準に、親友にはみっともない姿を見せても、恋人の前では格好つけておく、という傾向を表しているのだと、ケラーマンはそのつもりで書いているのだと思うのだけど、私のような妄想人間には、「マイロはリックなんかより、僕にだけ、一番心を開いてくれてる」っていうアレックスの潜在意識の現われのように思えてならないのです。

ということで、第1作目からまんまとこのシリーズの虜にさせられた私は、シーンの合間にちょこ、ちょこ、っと出てくる、アレックスとマイロの仲良しシーンを読みたいがために、原書のペーパーバックにまで手を出して読んでいるのです。

今回の「Cold Heart」、ケラーマンの別のシリーズである、女刑事ぺトラと Crossover になっていて、マイロの抱える事件とぺトラの抱える事件が、まず別々に語られ、(今、半分弱くらいまで読んだところですが)アレックスを間に挟んで、二人の担当事件が微妙に交錯し始めて、とっても面白いです。



そして、そんな私の枕元文庫にさらに追加で、「Supernatural」の文庫が加わりました。

買ったものの、なかなか手をつけられずにいましたが、皆さんが面白い、面白い、と書き込みで誘惑してくださるのもので、ついに読み始めました。

こういったノベライズは、数時間で読み終わるだろう、と甘く考えていましたが、細かい描写(「ちびディーンが赤ちゃんサミーにお休みのキスしてない!」とか(笑))に一々引っかかったりしている内に、昨夜は、第2話までしか読めませんでした。



この後は、X-Filesの妄想日記の続きを終わらせて、大量に借りてきたDVDを見始めたい、でもSlashも読みに行きたい、と、相変わらずな誘惑に引き裂かれている私です。


次回こそ、うまくいけば今日中に…、X-Files 妄想日記の後半をUPしてしまいたい、と思っているのですが。

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