2007年4月1日日曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

Doubleの秘密


Double、日本語だと別名スタントとも言うでしょうか。

厳密に日本語のスタントと、このDoubleという言葉とではどうも役割が違うようなのですが。
ハリウッド、というか、アメリカのドラマ業界では昔から一般的だったのかどうかについては、よくわかりません。
ただ、Supernaturalと同様、毎週必ず登場する人物が、モルダーとスカリーの二人しかいなかったX-Filesでは二人の撮影スケジュールが非常にタイトだったため、少しでも二人の負担を軽くするため、危険なシーンのみならず、後姿や遠目での撮影など本人でなくても大丈夫だろうというシーンでは、このDoubleという代役さんが多用されていました。


何を隠そう、私の愛するスキナー副長官ことミッチ・ピレッジの奥さんは、スカリーのDoubleをやっていた女優さんです。(くやしいけれどもとても魅力的で感じのいい美人!)
彼女はスカリーのDoubleだけではなくて、シリーズ後半では副長官秘書としても番組に出演していて、私たちX-Filesフリークとしては、背格好も髪の色も同じスカリーと彼女が並んで話をするシーンなんかを見ると、(双子だ!なんて)なんだか楽しくてニヤニヤしてしまうのです。
もちろん彼女はスタントではなく、あくまでDoubleで、アクションシーンなんかだと、明らかに男性らしいスタントがスカリーの衣装を着て、危険な目に遭ったりしてました。

モルダーのダブルをやっていた俳優さんも、怪しい超能力者の役で、あるエピソードに出演したことがあって、かなりの存在感を見せていました。


そして、ワーナーのまさに稼ぎ頭であるSmallvilleの若きスーパーマン、トム・ウェリングなんかは、怪我でもされたら大変!ということで、ちょっとでも危険のあるシーンは必ずスタントかDoubleがやっているみたいです。
またトムは、バイクに乗れないそうで、エピソード中、バイクを軽快に乗り回すシーンが結構出てきたりするのですが、顔がアップで映っているシーン意外は全部スタントだ、とのこと。


そしてSupernatural。
ファーストシーズンのメイキングなんかを見ると、J2の二人はほとんどスタントを使わずにどんなアクションシーンも自分達でやったと言ってますよね?
橋の上でImpalaに追いかけられて全力疾走したり、フェンスを乗り越えたり、見えない霊に部屋の端から端までひきずられたり!なんて。

でもジャレッドが撮影中、手を骨折してから、どうも事情が変わってきたみたいです。
すでに読まれた方も多いでしょうが、Supernatural tvにTV Guide へのジャレッドのInterviewがリンクされていて、その中でこんなことを言っています:


TVGuide.com: Speaking of which, do you do all your stunts and fighting?
(そういえば、君は全てのスタントや乱闘シーンを自分でやってるの?)

Padalecki: I did a lot until I broke my hand. Then they thought that maybe we shouldn't have him doing that. But I have a stunt guy who is a great match for me and he's a lot tougher than I am. He does all the hard stuff and I just look pretty.
(僕が手を骨折するまでは、随分やってた。それ以降は、皆、コイツにはやらせないほうがいい、と思ったみたいだね。僕には、僕にそっくりなスタントの人がいて、彼は僕なんかよりよっぽどタフなんだ。今では彼がキツイ仕事は全部やって、僕はただ可愛く見せてるだけ。)


アメリカって凄いですね!あんなでっかいジャレッドそっくりのスタントさんがいるなんて!とビックリしたところでふと思い出したのですが…。

注意!!ここで突然セカンドシーズンのネタバレになってしまいます!!

「Born under a bad sign」で、防犯カメラに移ったサムの姿がやけに重たげじゃありませんでした?
Possessed状態っていうことで、身体があまり自由に使えないっていう演出なのかな…、なんて無理やり自分を納得させていましたが、白黒で画像が悪い中でのアクションシーンにしても、ちょっとがっかりするような動きの悪さで…。
ひょっとして、あの中でアクションしてるサム、スタントさん?ですかね?
そういう目でみると、ジャレッドより一回り身体が大きい
ような気もするのですが。


でもこうなってくると、J2本人がアクションシーンをほとんどやっていたファーストシーズンって、かなり貴重なお宝映像ってことになるのかもしれないですね。


上に挙げたTV Guide のインタビューですが、全編結構楽しいインタビューですよね。
この記事は、レジスタ登録しなくても入れるところに公開してあるので、まだの方はぜひ全文を読んでいただきたい、と思いますが、ジャレッド、このインタビューでもところどころオカシナことを言ってます。


(ストーリーの中で恐いと思うことある?という質問への回答の中で、自分は恐いと思ったことない、と答えながら…)
I remember taking a doll and sneaking it in Jensen's trailer to try to freak him out.
(ジェンセンを恐がらせようと思って、人形を一つとって、ジェンセンのトレーラーに忍び込ませておいたことがあった…。←これきっと「Playthings」の時ですよね?)

…、…やっぱりあなた達、お互いのトレーラー出入り自由なんですね…。
ジャレッドあんた、休憩時間にジェンセンのトレーラーに忍び込んで、人形隠す以上のこともやってるんでしょう!絶対そうに決まってる!
と、もちろん別のところに喰いついた私。


(そしてこれも…)

TVGuide.com: Who would you rather hang with? Sam or Dean?
(友達になるならどっち?サム?ディーン?)

Padalecki: Hmm... that's a good question. [Pauses] Um... I think I would rather hang with Dean because Sam is smarter than I am, so I think I would be intimidated by that. [Laughs] Plus, I could kick Dean's ass, but if Sam went berserk he could mess me up pretty good. You have to print that so I can show it to Jensen.
(いい質問だね[間]うーん、どっちかっていうとディーンかな、サムは僕より頭がいいから、びびりそう(笑)それに、僕はディーンならやっつけられるけど(←私の頭の中では、力ずくでどうにかできる、と翻訳されています…)サムがキレたら大変なことになるからね。ジェンセンに見せられるように、絶対これは記事にしてよ。)


自分が、ディーンを力ずくでどうにかできるってことを、ジェンセンに見せなきゃならないって…どうして?どうしてなの?ジェンセンは?その記事を読んで、どんな反応するっていうの?
「なんだと?じゃ、やってみるか?」なんて二人で取っ組み合いを始めたりするんですか?


もちろん、サンディーに会えなくて寂しいなんてこともちゃんと雄弁に語っているジャレッドではあるのですが、どうしてもジェンセンっていう名前が出てくる、ほんのちょっとのフレーズに喰いついてしまう私。


この妄想癖だけは、もう死ぬまでどうにもならないんだろうな…。


次回は、Paley のいよいよ質問タイムに突入できれば、と。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは。藤葉さま。
1日あけての書き込みです。連続書き込みは出来なくて個人的にちょっと残念なkyuです。昨日はPCを立ち上げぬまま1日が終わってしまった。そして今日お邪魔してみると、しっかり更新されている。藤葉さま働き者です!!

まずは、「Paley ~その3」お疲れ様です。
日記を読む前に、一度映像を見てから日記を読んでみたのですが、やっぱりサッパリでした。 分かったのはクリプキの「シーズン3までネタはあるんだよ~」ぐらい。それにしても、あの頭がチョン切れてるカメラワークが本当に残念。でも、その分クリプキの頭が気にならなくて「あら、若いかも?」と思いました(笑)
そして、「Doubleの秘密」。
「double」って「代役」という意味があるんですね。知らなかった。1つ勉強になりました。
そして、ご指摘されていた「Born under a bad sign」の防犯カメラに移ったサムを目を皿にして見てみました。仰る通り、動きが重たげというか…ドンくさく見える。あと肩や腕が、いつもよりムキムキ?
私もTV Guide記事は読みました。確かSpnの裏で放送されている「グレイズ」や「CSI」の事とか、2-17のために頑張って身体を絞ってる~という話もありましたよね?違いましたっけ?
TV Guideの「友達になるならどっち?」という質問。本当に良い質問ですね。
演じているジャレッドもSamはキレたら危ないキャラクターだと認識しているんだ(大笑)そしてDeanなら、どうにでも出来る(?)って…。その記事をわざわざジェンセンに読ませたい意図がよく分からないよ、ジャレッド。ジャレッドも切れ者だと思うのですが、どこか天然さん?が入っているような…。ジャレッドなる人物が本当はどんな人なのかは知りませんが、Interview映像などを見ていると「遊んで&構って~」オーラを凄く出しているような気がします。そして、Spnの撮影中は、色々な人を巻き込んでイタズラして遊んでそうです。一番の被害者はジェンセン?スタッフさんたちは「相変わらず仲が良いね~」と笑ってそう。そう妄想するだけでも楽しい。そんな撮影風景をどうかDVDの特典映像として、何とか!!と思うのでありました。

藤よう さんのコメント...

kyuさん。こんばんは。
雪崩のように書き込みがどっと来た後は、引き潮のようにパタッと静かになる、というパターンが繰り返すようです。
この感じ、やっぱりこの日記読んでるの10人くらいじゃないのかな?と思うんだけど…。
静かな間、更新を少しは休もうか、とも思うのですが、そもそも日々どうしようもなく溜まっていく妄想を吐き出すために始めた日記なもので、休もうにも休めないのです…(笑)
これが仕事だったら、すぐにサボってると思います。

Paley-、以前にこの映像を見ていた時は、確かにちんぷんかんぷんだったと思うのに、(多分かなり嘘っぱちなところはあるとはいえ)本気で聞けば、結構聞き取れるものなんだなー、と自分でもなんだか不思議です。

TV Guideの記事、僕がピザを買うからSPN見て、とか、テレビ見る暇もないとか言って裏番組の「Gray's-」見てるんだろう、なんて言われたり、トレーラーを広くしてもらって、ブロードバンドを設置してもらって、サンディーといつでもパソコンで会えるようになってる、とかホント内容は盛り沢山ですよね。(うろ覚えの記憶ですが…)

そう、そして17話のためにキャンディー食べるの我慢して身体を絞ってるって!
以前の腰にタオルのシーンより、身体が細い気がする…、って私としてはちょっと寂しい気がしていたのですけど、本人の美意識であんなに筋っぽく鍛えてしまったのですね(寂)

毎日読みまくっているSlashと(今日は7本くらい…)、Paleyのいちゃいちゃ映像と、ジャレッドのインタビューと、色々なものが(ただでさえ配線のおかしい)私の頭の中で混じり合って、現実とフィクションの境目が曖昧になりつつあって…、しっかりして自分!パシッ!って自分の頬を叩きたくなります(笑)

匿名 さんのコメント...

藤葉さま。
またまた、失礼します。kyuです。
日記を読み返していたら、コメントのカウントが増えていたので「もしや?」とのぞいて見ると。「早~い!!」ビックリです。コメント返し有り難うございます。

>>この日記読んでるの10人くらいじゃないのかな?と思うんだけど…。
いえいえ、そんな事はないと思います。多分、皆さんシャイ?又は、お忙しいのではないかと…。
自分が会社勤めしていた時は、1日中PC画面とにらめっこで肩こりが酷くて、家に帰ってまでPC画面見たくな~いという時期もあったので。もし再就職できたら、またそんな生活に戻るのかなぁ~と思うと怖いです。でも、いつまでも暢気には暮れしてゆけない。お金ないと生きて…行けない。悲しい。

>>本人の美意識であんなに筋っぽく鍛えてしまったのですね(寂)
「筋っぽく」に大爆笑です。筋っぽく…筋っぽく…可笑しーい!!私も「Hell House」でしたっけ?そっちの方がイイ身体だったように思います。極端に言えば、同じ人間の身体なの?と思ったぐらい。筋肉のつき方がちょっと違うような?

>>毎日読みまくっているSlashと(今日は7本くらい…)
7本ですか?さっすがです。私は、本日まだ1本もSlash読めてない。いつの日か1日平均5本ぐらい読めるようになるのが野望なんですが…道のりは遠い~。

>>休もうにも休めないのです…
というのも複雑ですね。3月はほぼ毎日更新されていますよね?毎回、読み応えもあるし、本当にスゴイなぁ~と思います。
何にせよ、藤葉さまのペースを大切にして下さいネ。

藤よう さんのコメント...

kyuさん。
また更に追加でSlashを一本読んでましたら、またもやkyuさんの書き込みをいただいて、勢いでPaley-その4もUPしてしまいました。
もうちょっと見直ししてから、と思っていたのに、またO型単細胞の無鉄砲が出てきてます(笑)

今日は、Baby!ficというジャンルのお話を偶然にも二つ読みました。
これはJ2の二人が赤ちゃんを育てる、という基本設定なのですが、一本は既にシリーズ化しつつあって今回のお話が3話目、こっちの赤ちゃんは、ジャレッドが知らずに作っていた(サンディーにフラれた直後、一晩遊んだ子が知らない間に生んでいたけど、彼女は事故で他界、で、急遽ジャレッドが引き取ることになった)男の子で、現在は恋人になってるジェンセンと一緒に育てることに。3話目になると赤ちゃんが片言を話し出したりして、妙に可愛くてつい読んでいて目じりが下がります。

ついさっき読んだお話は、既にSPNを終了した二人がカップルとしてカミングアウトして女の子の赤ちゃんを養子にもらうことに決める、というもの。
養子をもらうことを躊躇していたジェンセンが赤ちゃんを抱っこした瞬間にトリコになってしまって…。なんてやっぱりほのぼの系。

その他も今日は大甘、ほのぼの系のお話ばかりに出くわして、大当たり!!の一日でした。一つすごいハードコアもあったっけ…。