2007年11月24日土曜日

O型食いしん坊の簡単りんごケーキ

りんごの美味しい季節になりました。

自分でもりんごを買ってしまったのに、りんご狩りに行ってきた母からりんごを沢山もらって、どうしよう…そんな事態も頻発する頃合ですよね。(笑)

りんごが入ったお菓子が大好きな私なので、自分でお菓子をつくることができれば、大量消費にはもってこいなんだけど…。

以前からこの日記では告白していますが、料理と言えば「目分量」の私は、材料をきっちりと計って、手順をきっちりと守らなければならないお菓子作りが本当に苦手なのです。
(私の一番下の妹は、小さい頃に食べた私のお手製のカスタードプリンのお陰で、結構大人になるまでプリン嫌いになっていたほど…)

でもどうしてもあきらめきれず、失敗しても責任を持って一人で平らげる覚悟で、ネットで「簡単りんごケーキ」と検索してみると…。

いっぱい出てくるものですね!

しかもベーキングパウダーや、バターがなくてさえ作れるレシピも沢山あります。

さらに「簡単」というキーワードのおかげで、材料の計量すら、(どんぶりとは言わないまでも…)カップだけでOKだって!

そんな「簡単りんごケーキ」のレシピをまた私流に混ぜ合わせ、りんごケーキを作ってみました。

が…、ベーキングパウダーもバターも無しでチャレンジした初回は、「まあまあ食べられる」という感じ。
(でもラップでくるんで冷蔵庫で寝かせている内に、なんだか美味しくなってきました)

案の定かなりの我流になってしまったレシピでも、そこそこまともなものが出来た嬉しさに、今度はベーキングパウダーやバニラエッセンスまで入手して(つい調子に乗りました…)チャレンジした2回目は、

「ちゃんとお菓子っぽくなったかも…」

という感じで、長い人生でついに「お菓子作り成功」?って言っていい?かな?と評価できるものができた気がします。

実家にも持っていって、私のお手製スイーツにより幼少期に精神的トラウマを負った(笑)下の妹にも食べさせてみましたが、「普通に食べられる」と今回は、心の傷にはならなかったみたいです。


ということで、今日は「藤葉’s 簡単りんごケーキ」をご紹介します。

ケーキというより、焼き菓子という印象も濃厚ですが、一応私が参考にした数々のレシピも皆「りんごケーキ」と銘打っていたので、そう呼ばせていただきます。

手探りで挑戦した初回については、はっきり「成功だ」とはいえませんが、今回は覚書の意味も込めて、2回のレシピを両方日記に載せてしまいます。


***


まずは突発的に作ってみよう!と思い立った、第一弾のレシピから(ベーキングパウダーもバターも使いません)

[材料]

砂糖1カップ
サラダ油1/2カップ
小麦粉2カップ半
タマゴ3個

りんご2個
シナモン適宜
アセロラジュース少々
ウィスキー適宜





1.りんごは皮を剥いていちょう切りにし、アセロラジュース、ウィスキー、シナモンをまぶしておく。

りんごのお菓子作りのレシピには、お菓子作りに適した「酸味の強い紅玉」が手に入らない場合、酸味を補うためにレモン汁を少々加える、という指示がよく出てきますよね?
我が家にはレモンもレモン果汁もなくて、「同じビタミンCで、酸っぱいものなら…」とアセロラジュースをちょっぴりスライスしたりんごに振りかけてみたのです。
そこでふと飲み残しのウィスキーのボトルも視界に入り、「ブランデーじゃないけど…洋酒の仲間だし…」とそれもふりかけ、近々またシェパードパイを作るつもりで購入しておいたシナモンパウダーを目にして「りんごといえば、シナモンだよね…」とそれも振りかけてみたという、まさにO型らしい「フィーリングで料理」のクセが出てしまった瞬間でした


2.オーブンを200度に余熱する。

3.泡だて器で砂糖とサラダ油を白っぽくなるまで混ぜ、さらにタマゴを加えて(できればここでも白っぽくなるまで)よく混ぜる。

4.「3.」の中に小麦粉とシナモンをふるい入れ、ヘラでさっと混ぜる。

5.りんごを汁ごと入れ、りんごに生地が絡むよう、ざっと混ぜる。

6.クッキングシートを敷いた天板に生地をあけ、だいたい平らになるようにのばして、45~50分焼く。
(途中で焦げ目が均等になるように天板の向きを変える。)



焼いてる間は甘酸っぱくて香ばしい、とても魅惑的な香りが漂っていました。

焼きたてを切り分け、アツアツを頬張ってみると、きつね色に焼けた部分はサクサクと香ばしく、りんごはとろっと柔らかくなって「ん?美味しいかも…」と思いましたが、

ベーキングパウダーの代わりにタマゴを多くする、というレシピの場合、電動ミキサーなどで、かなりしっかりタマゴを泡立てないとふんわりとしたケーキっぽい仕上がりにはならないようです。

病気の影響で腕力のない私が混ぜた程度では、(小麦粉の分量も気持ち多かったようで)タマゴと粉がなかなか一体とならず、冷めてくると「もったり」とした食感になってしまって、胸を張って成功とは言えない出来でした。

でも、天板一枚分焼けてしまったので、食べ切れなかった分を適当な大きさに切り分け、ラップに包んで冷蔵庫で保存し、また翌朝の朝食としてコーヒーと一緒に食べてみると、もったりとしていた生地の部分にりんごの水分が浸透して、しっとりと美味しい食感になっていました。

でも、なにかまだ「成功」とは素直にいえない不満足感が残ります。


***


ということで、まだまだ残っているりんごを使って、前回の失敗を踏まえ、自分なりに改良を加えてもう一度チャレンジしてみたレシピがこちら:


改良版:藤葉’s 簡単りんごケーキ

[材料]

砂糖2/3カップ(気持ち、減らしました)
サラダ油1/2カップ
小麦粉2カップ(カップ半分減らしました)
ベーキングパウダー小さじ1
タマゴ2個(ベーキングパウダーを入れたので1個減らしました)
牛乳適宜(タマゴが一つ減った分の水分補給のため)
シナモン適宜
バニラエッセンス適宜

溶かしバター大さじ2

りんご2個
お菓子の材料用として売っているラム酒漬けレーズン1袋





1.りんごは皮を剥いていちょう切りにする。

改良版については、お酒の全く&ほとんど飲めない実家の家族にも試食させようと目論んでいたため、ウィスキーは入れないこととし、その他の小細工も一切やめました。

2.オーブンを200度に余熱する。

3.泡だて器で砂糖とサラダ油を白っぽくなるまで混ぜ、さらにタマゴを加えて(できればここでも白っぽくなるまで)よく混ぜる。

4.「3.」の中に小麦粉、ベーキングパウダー、シナモンを一緒にふるい入れ、ヘラでさっと混ぜる。生地が硬いようなら、(タマゴを一つ減らしたため、この段階ではかなり重たい生地になってしまいます)ホットケーキの生地くらいの柔らかさになるまで、牛乳を加える。(タマゴ1個分の液体ということで、50ccくらい。私はもちろん目分量です…)

5.生地の硬さが調整できたところで、(電子レンジでOK)溶かしバターを加え、ざっくりとまぜる。

6.生地にバニラエッセンスを振り入れ、りんご、ラムレーズンを加えて、りんごに生地が絡むよう、ざっと混ぜる。

7.クッキングシートを敷いた天板に生地をあけ、だいたい平らになるようにのばして、約40分焼く。
(途中で焦げ目が均等になるように天板の向きを変える。)



生地の粉とタマゴの量を減らしたため、初回の時よりも、少し短い時間で焼き上がりました。

焼きたてをまた少し切り分けて食べてみましたが、ベーキングパウダー&バニラエッセンスの威力は偉大ですね!
きつね色の部分は、まるでクッキーのようだし、香りや味の面でも全体的に「りんごの焼き菓子」と言える統一感が出た気がします。

二回目を焼いた日の晩は、実家に呼ばれて忘年会(韓国料理店でおこなったこの忘年会についてはまた別途日記を書く予定です)をしたまま実家に泊まる予定になっていて、切り分けたケーキのほとんどをラップに包んで実家に持っていったのですが、

三時のお茶と一緒に、冷めた状態でもそこそこ食べられる感じでしたし、

忘年会で散々食べて飲んだ翌日、朝食として、オーブントースターで温めたものをコーヒーと一緒につまんだ時には、「さらにケーキっぽくなってる!」と言えるほど美味しさが増していました。
(ちょっと自画自賛気味かな…)

焼きたて、もしくはオーブントースター等で温めなおした「りんごのケーキ」にバニラアイスなどを添えて食べても絶対に美味しいと思います。

この冬、またチャンスがあれば、もう一度、(アイスと一緒に食べるためにも!)洋酒をたっぷり入れた改良版を作ってみたいと思っていますが、毎回味見させられている夫がもう限界かも…という心配もあります。





ここでふと思い出したので、ちょこっとだけ、以前に一度やったことのある「そっくり単語」を…。

パンやピザ、クッキーのようなしっかりとした生地のことは:Dough と言いますが、

パンケーキや、今回私が焼いたようなケーキ等のどろっとした生地のことは:Batter と言います。

この Batter という単語、実は野球のバッターと同じ単語なのです。
(また私の勝手な解釈になりますが、生地をつくっていく時、泡だて器などで、叩きつけるように混ぜるためではないかと思っています。)

ところが、英語の小説の中で、

パンケーキ用のBatterをおたまですくい取り、フライパンに流し入れた…

なんていう文章を初めて目にした時には、私の頭の中ではすっかり「Butter」に変換されてしまいました。

Butter:(乳脂肪からつくる)バターですよね。

で、アメリカ人って、パンケーキを焼くのにお玉一杯もバターを使うの?なんて一瞬驚き、でも文脈からして、「生地」に相当する単語が出てこない…どういうこと?なんて思ってよく見直した時

「ん?Bの後ろが、u じゃなくて、a だ…」

とやっと気づき、辞書を引いてみると、パンケーキの生地のことを(なんと野球のバッターと同じ単語で)Batter というのだと判明。

パンケーキにはもちろんバターも必需品のため、この二つの単語は、ある朝の朝食準備を描写するシーンなどの一つの文章の中に一緒に出てくることも多い、ということになります。

厳密には、「バ」の発音が違うらしいのですが…。

BatterButter 、私にとっては、とっても紛らわしい「そっくりさん」です。



***



この一年で生活の一部のようになってしまったこの日記。
数日書けないでいると、色々書きたいことが溜まってしまっています。

勢いで「りんごケーキ」の記事も書きあがってしまったので、今日は、2回更新してしまいます…。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは、というかまたおはようございますになりつつあるかも知れませんね・・・。すみません。眠いですが、急ぎお伝えしておきたい事がありましたので、お邪魔いたします。キョウです。

千秋楽、仕事場で観てましたよ〜!
朝青龍のいない場所で、しかも3敗とは!とお相撲ファンの上司や同僚はぶーぶー言ってました。
私は超初心者なので、ただその展開に驚かされましたけれども・・;

あ、すみません、つい。
えと、本題に入りますと、このりんごケーキ(含レシピ)を使用したいので、テキストリンクを貼らせて頂きたいのですが・・・よろしいでしょうか?
仕事が明けるのが来週なので、お返事は急ぎません。
ちょっと企みごとがありまして・・・
何卒よろしくお願い致しますv

リンゴ大好き(果物はだいたい好きですが)の私には、これからうれしい季節です・・*g*

藤よう さんのコメント...

キョウさん
裏の日記で、「白鵬に土がついて、千代大海と優勝決定戦なんていうことになればおもしろいのに…」なんて言っていた直後、千代大海の休場が発表されてがっくりしていたところ、なんと琴光喜が横綱に土をつけた、なんて!こまごまと不満は残っても、驚くこともありますね。

りんごケーキ…、もっとちゃんとした「写真つき」のレシピがネット上には沢山公開されていますが、私の「目分量ケーキ」でいいのですか?

ちょっと企みごと…とは気になるものの…。

先日のChicago Conの記事ではうっかりしていましたが、私の日記をリンクするのは、ひょっとして危険なのでは…、という心配も根強く持っていまして…、私の日記の名前は出さずとも、りんごケーキのレシピ、お使いいただいてかまいませんよ?
そもそも私のレシピもネット上に公開されているレシピの寄せ集めですし…。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま、こんばんは!
早速のお返事、ありがとうございます。

>りんごケーキ
私もお願いしておきながら、「例の件で、リンクの事は心配されてるかも…」と思い直してみたりしました;
「写真付き」もあるとの事なので、実物はそちらで確認してみますね:D

では、それとなく匂わせる程度にさせていただいても構いませんか?決してご迷惑をおかけするつもりはありませんが、藤葉さまにイメージを頂いた、という事だけはどこかに記しておきたいので…
どうかよろしくご検討下さいませ!

藤よう さんのコメント...

キョウさん

私としては、事件後もこうして日記を書いている以上もう開き直っているところもあるので、リンクしていただくのも全く構わないのですけど、そのリンクをきっかけに相手方にもし万一ご迷惑がかかっては申し訳ない、ということだけなのです。って、なんだか二人で同じことを行ってますね。(笑)

企みごと…日記で公開されるのは来週ですか?
楽しみにまたこっそり遊びに行きますね。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま

すみません、うちが無防備ゆえに却って気を使わせてしまいまして…; 恐縮です。海外の奔放な状況が今ほど羨ましいと思った事はありません…(泣)
ではリンク・サイト名表記なしで、お名前だけご紹介させて頂く方向で。;P

企んでると言っても、大した事ではないのですが…;(やってる事はいつもと一緒です) はい、お休みが来週なので、公開はその辺を予定してます。
こっそり遊びに来て頂けると嬉しいです*g*

では、また仕事明けに伺いますね。

藤よう さんのコメント...

キョウさん

私が抱いている警戒心(といってもO型ですから穴だらけですけど)に相当するほどの注目をこの日記が集めているとも到底思えないので、完全な取り越し苦労から毎度「危険かも」なんて警告するのはお恥ずかしい気持ちもありますし、気楽に横のつながりが持てないことには寂しい気持ちもありますが、万一、のことを考えると、ということで。毎度うっとおしくてすみません。

では来週、楽しみにしていますね。