2011年3月7日月曜日

Hawaii Five-0 !

アガサ・クリスティのかの有名なミステリーのタイトル 「そして誰もいなくなった」 が副題になった

Supernatural シーズン6第16話が放送になりましたね。

14話までの考察も途中だし、究極のAUエピソードだった15話についても、まだ何もコメントすらできていない状態なのですが…、

うーん、16話、そういうことにしちゃうの??と言う感じ。

この第16話というエピソードについては、私個人的には、色々と語りたいエピソードでもあるのですけれども、色々と不満…というのか、納得できないことも多くて、まだ考えがまとまりません。

SPNの本放送は、また少しHiatusが入って、次の新しいエピソードの放送は、4月15日ということなので、またそれまでに、なんとか少しエピソード考察が追いつけるように書いていければと思っております。



***



天使軍団の活躍を諸手を挙げて歓迎できない、頭の固い中年 Fangirl としては、このところエピソードを見ていて納得できない展開も多くて、

なかなか集中して、妄想日記や、エピソード考察に取り組むことができないでいます。

私がふらふらと覗きまわっていた周辺の今や古株となった Fangirls も、かなりフラストレーションを溜めている人たちも多く、

そんな心の隙間を埋めるため、「新しいドラマ」を含む様々な興味の対象を発掘…というか、気楽に楽しめる心の癒し的な存在として見つけてしまった対象に、急速に引き込まれていってしまって、

一人、また一人と、SPN Fandomから心が離れてしまった子たちも目に付くようになってきて、

きっと、Castielを筆頭に、天使軍団の魅力にひかれて新たにファンになった人たちも多いのだろうとは思うものの、ちょっと寂しい感じもある今日この頃ではあります。

とはいえ、

「今、あたし、コレにはまっちゃいそうなんだけど…」とか

「あたし、完っ全にはまった!」とかいう

話を聞くと…。

つい、ちょっと覗いてみたくなって、これまでも

「Glee」とか、

(日本でもシーズン2の放送が開始されるようで、ちょっと背中がかゆくなるくらいの青春感をごり押ししたCMがされてますよね。このドラマって「皆でみよう!」みたいなスガスガシイ青春ドラマではないと思うんだけど…)

「Chuck」とか、

(今息切れして、シーズン4のエピソードに追いつけなくなりつつあります。このドラマ観るたびに、サブウェイのサンドイッチが食べたくなっちゃうし…)

「White Collar」(邦題: 「天才詐欺師は捜査官」というタイトルで、日本でも放送されているのですね)
とか、

(現在シーズン1の半ばまで鑑賞を進めたところ、Neal と Peter の関係は、可愛いと思わされるところも多いものの、「Leverage」以上のややこしい犯罪手口に、油断するとすぐ話が見えなくなって、せめて日本語字幕つきでないと、これ以上気楽な娯楽対象として追いかけるのは、難しいのかも)

「Testees」(………)

などなど、うっかりと「新しいドラマ」の鑑賞を開始するはめになってきたのですが、


***


Supernaturalの「そして誰もいなくなった」というエピソードの解釈について妙なストレスを感じたこの週末、

ここ最近、何度振り払っても、ぽつっ、ぽつっ、と、「あたし、はまっちゃった…」という口コミが沸いてきて、耳に入ってきてしかたなかった

私が生まれた頃に丁度放送が開始され、その後12シーズンにもわたって制作され続けたという

名作ドラマ 「Hawaii Five-0」 のリメイク版についに手を出してしまいました。

私、元々の(田宮次郎もゲスト出演したことがあるという)オリジナルのドラマは、たぶん一度も観たことがないと思うのですが、だからこそなのか、

このドラマ、おもしろーーーい!!!

私がうろちょろしていた辺りの Fangirls ということは、まあ、間違いなく Slasher なわけなんですけど…。

そもそもこのドラマ、全編ハワイロケという、撮影も豪華、キャストもゲストも豪華、というイメージから、「Lost」、「24」という超メジャードラマをことごとく挫折してきた私としては、きっと手を出すことはないだろうと思っていたのに、

すでにポツポツと、「このドラマの Slashを読みたいんだけど、どこかにある?」だとか、「SPNとのクロスオーバーSlash書いちゃった…」なんていう話を何度も小耳に挟んだくらいで…。

Steve と Danny (Danno)のコンビが、第1話で出会った直後から、

もう完全に(長年連れ添ったWinchester夫妻を完全に凌ぐレベルの) 「Old Married Couple」 としか思えない喧嘩を繰り広げ続けた挙句、どんどん物凄い勢いで仲良しになっていっちゃって、

「いや…、そんなはずないって、私の妄想フィルター、SPNのフラストレーションでちょっとバカになっちゃってるから…」

と、両目をゴシゴシと擦りつつ、自分に言い聞かせてみるものの、

Steve の綺麗なお姉さんとのセックスシーンなんかを間に挟まれてさえ、

Steve と Danny の仲良しカップル振りが可愛くて、面白くて、二人のやり取りを見ながら、気づけば一人で大声でゲラゲラ笑っている始末。



***


Steve/Danny の何がそんなに可愛いのか。


現在、現地アメリカでは、シーズン1が、第18話まで放送されたところで、一ヶ月のHiatusをはさみ、3月21日から、残りの4話が放送されることになっている、この

「Hawaii Five-0」

きっと日本でもすぐに放送されると思うので(ひょっとして、もうどこかで放送始まってます?)

この後ゆっくり鑑賞するつもりだという方には、少々ネタバレとなる可能性もありますので、以下の閲覧ご注意ください。







元SEAL (そうなの!元SEALなのよ!!)のSteveは、自分のお父さんを殺した犯人を捕まえるため、生まれ育ったハワイに里帰りし、
(結局、この時に、ハワイ州知事からスカウトされて、知事直属の犯罪捜査組織「Five-0」を作ることになるわけですけども)

HPD(ホノルル警察)は、本土から来たばかりのハワイの地元をなんにも知らない白人刑事を、お父さんの事件の捜査の担当につけている(つまり、HPDとしては、犯人を挙げるつもりがないことを暗示)と聞かされ、

力ずくで、担当刑事 Danny から、お父さんの事件を取り上げたと思ったら、これまた力技で、Dannyを自分の「Five-0」チーム(←最初はこの名前もついてなかったけども)のパートナーとして引っ張り込んでしまいます。

元SEAL である Steve の、手順もなにもあったもんじゃない、とにもかくにも強引かつ破天荒な捜査方法に、これまできちんと法を守り、地道な刑事としてのキャリアを積み上げてきた Danny が、プツンッとキレて、

「なんなの?! あんた!どうしてここで、普通の人間らしく一言謝れないのかしら!」

(Dannyの台詞も、Dean同様、私にはもう絶対に女言葉でしか、日本語にできません)

「だから、ゴメンって、…ごめん、俺が悪かった」

(↑ Steve が謝っている間も、ずっとDannyは、文句を言い続けています(笑))

と、Steveにあっさり謝らせたり、

またある時は、Dannyが捜査の過程で、一般市民とも関わらなければならない刑事としてのあるべき姿を説いてるっていうのに、「でも、俺としては…」 なんて口答えしようとするSteveに、

「ちょっと黙っててって言ったわよね、あたし。 あたしが話し終わるまで黙っててって。 なに?あたしの口が動いてるの見えないの?」

ということで、無言で、じーっとDannyの怒りの演説を聴いた後、

Steve: 「俺、しゃべっていいか?」

Danny: 「どうぞ!」

とか!(笑)


SteveのSEAL時代の盟友が突然登場して、一般市民にはわからない「SEAL」言葉でSteveに、事件のことについて話したりするのを、一つ一つ 「それって、どういう意味?あんたたちの話を聞くには辞書がいるわね!」 なんて、突っかかって嫌味をいう Danny に

「なんだお前、あの態度、妬いてるのか?妬いてるんだな?」

(↑ これ、本当にSteveが言ったのよ!!!)

そんなんじゃないと否定するDannyに、

「ま、とにかくお前、あいつを嫌いなんだろ。俺も、最初のうち、お前に嫌われてたからわかるんだ」

とか。


また一方では、


Dannyが、そもそもハワイに異動願いを出した理由でもある、娘との対面を、(Steveのおかげで…)危険すぎる仕事をしてるって糾弾されて、元妻から面会禁止の訴えを裁判所に出されてしまうことになって、

「そんなことになったら、ここにいる意味がなくなっちゃう…。娘と会えなくなったら、あたし、一人ぼっちってことになっちゃうもの…」

と、Dannyが本土に帰ってしまいそうになった時には、

(こっそりと)知事にかけあって、Dannyの元妻の再婚相手が欲しがっている建築許可を出してもらうことにより、あっさり面会禁止の訴えを取り下げてもらい、

結局は、Steveが動いてくれたことを察した Dannyから

素直に 「ありがとう」 と言われると、

「まんざら、ここでだって、一人ぼっちってことはないのかもしれないぜ だって俺がいるもん← もちろん私の妄想追加です

と、にっこりしてみたり。



(撮影中、本当に怪我でもしたのか、Dannyは、膝を痛めて二つくらいのエピソードで杖をついて歩いていたのですが)

その診断を出した先生から

「最近、いつもと違う激しい運動かなにかしたかね?」(←これがもう妄想かも…、いま記憶だけで書いてます)

Danny: 「まあ、新しいパートナーが出来たってことくらいね」

「ああ」 と、何かを納得したようにうなずく先生…。



そして、

せっかく常夏の国ハワイにいるのに、なぜか、どうしても泳ぎたがらない Danny という小さな設定がありまして、

元 Navy SEAL のSteve としては、何かあると、すぐシャツを脱いで(脱いだらもちろん、その下から物凄い身体が出てきます…)ドボンと海に飛び込んじゃうわけで、

「泳げないんだ、って、なんで素直に認めないんだ?」

「泳げるわよ!あたしは、娯楽で泳ぐつもりがないだけ!」

みたいなやりとりを何度もやってる二人なんですけども。

観光客向けに解放されている、引退した海軍の船で、立てこもり事件があった際、犯人を刺激しないために 「俺が一人で、泳いで潜入する」と、船に乗り込んだSteve。

立てこもり犯の奥さんが殺された事件を、船の外で調査しているDannyが、捜査の経過連絡の電話を入れた際、

Danny: 「あたしがいなくて寂しい?」

Steve: 「そりゃあ、お前がここにいたらどんなにいいかと思うけど、お前、泳げないからな」

Danny: 「泳げるわよ!」

なんて、いつものいちゃいちゃの会話をしているSteveの話をすぐ後ろで聞いていた、観光船の船長(船長ではないのかな)のおじいさん(←この人も元海軍)は、

「あんた、(こんな大変な時に)奥さんと話をしてるのか?」

「いや、俺のパートナーとだ」

あきれた、というように頭を振るおじいさん船長。



Partner という言葉は、「相棒」という意味のほかに、「配偶者」(イメージとしては、婚姻関係と同等にある同性愛カップルの相手の呼び方という印象の方が強い気がしますけど)という意味がありますよね。

だからこそ、以前、どこかのConで、J2がお互いを指して 「Me and my partner」 なんてポロッともらした時に、そこらじゅうのCon レポートが

「きゃ~~~~っっっ!!! (確か、JensenがJaredをだったかな)Partnerって呼んだわ!!!!」

という叫び声で溢れたわけで…。


上のお医者さん、および船長のおじいさん、どちらもあきらかに「Partner」の意味をそっちの方に勘違いしたような気がしてならないのに、

Danny も Steve も 「いやっ、そういう意味のパートナーじゃなくって!」 なんていう弁解を一切しない、天然感満載に仲良しな二人なのです。


***


私は、現在、11話まで見終わったところです。

まだまだ、小さな、SteveとDannyの仲良しエピソードをあげたらキリがない感じなのですが、

まるで、魂が抜けていた某サムさんのように、ある意味では、人間の微妙な感情なんか理解できない「歩く殺人マシン」みたいだった、元SEALのSteveが、

(普段の生活では、足りなかったり、抜けているところもあるけれども)とにかく誠実で真面目に、刑事という仕事に誇りを持って取り組んでいるDannyの教育によって、

人間らしさを取り戻していくように見える演出がまた乙女の心をくすぐります。


***


Five-0の四人のメンバーのうち、二人がアジア系(一人は、Lostに出ていた韓国人夫婦の旦那さん)だし、

検死官として、「Heroes」のヒロこと、マシ・オカが出ているし、

地元民の多くは、ハワイ原住のサモアの人たちだし、

ということもあってか、東洋人の私たちとしては、見ていて妙に親近感も感じるドラマです。

一方で、SteveやDannyのような白人は、しょっちゅう 「Haoles」という白人をあらわす蔑称で呼ばれて、「俺たちの島を奪ったヤツラ」だと信頼されなかったり、胡散臭がられたり、軽蔑されるシーンが出てきて、

(そんな時のSteveたち白人の抗弁としては、「真珠湾攻撃」の時には、俺たちもこの島を守った、というのですが)

日本から見た、米国領ののどかな観光地としてのハワイの印象とは、かなり違う、ポリネシアの島としてのとてもアジアよりな存在のハワイを初めてしっかりと体感させられた感じもあります。

後半に行くに連れて、大阪のヤクザにつながる悪の大ボス的な存在が出てくるとのことで、

(「Wo Fat」っていう名前は、中国人ぽいけれども…)

Steveたち Five-0が、これから(きっと)何シーズンも、命をかけて戦っていくことになる相手が、日本人ってことにならないといいな…と思います。

今日もこれから、「Hawaii Five-0」の続きを見てしまうはず…。

6 件のコメント:

azuma さんのコメント...

おはようございます。数えるほどしかコメントをしていない身で、恐縮なのですが、azumaと申す者です。被災に遭われたりしていらっしゃらないかと心配で、、。勿論、プライベートな事柄ですので、ご報告は無用です。休日なので勇気を出して、投稿してみました。

藤よう さんのコメント...

azumaさん

ご心配おかけしました。
お気遣いいただいて、とてもありがたく、嬉しく思います。
私は元気でやっております。
azumaさんは、震災の被害など大丈夫でしたか?

そろそろ、現状報告程度の日記更新を始めようか、と思っていたところなのですが、我が家のあたりの計画停電の適用は、夕方から夜の時間帯になることが多いため、日々、なんとなく日記を開きそびれていました。

この日記を訪れてくださる方々の中にも、被災された方もいるのではと心配でなりませんが、なんとかご無事で、と祈ることしかできないのが歯がゆいところです。

また気楽な日記を書いたりできる毎日が戻ってくるよう、日本人一丸となって、この苦難を乗り越えて、前に進んでいきたいですね!

さわ さんのコメント...

わあ。良かった、藤ようさんご無事でしたか!

ほっとしました。お元気でなによりです。

こんなときですが、萌えフォーエバー。
現実を見つつ、地に足つけつつ、夢も見たい私です。

日記、また楽しみにしています。(^0^)/

藤よう さんのコメント...

さわさん

さわさんもお元気そうで!

そうですよね、暗く深刻な話題が続くこんな毎日だからこそ、心の憩いというか、つかの間の心の休息のためにも、

気持ちがわくわくするような楽しい萌えの話題が必要なのかもしれません。

近いうちに、また日記をぼちぼち書き始められれば、と思っています。

azuma さんのコメント...

こんばんは。
丁寧なお返事と共に、私への気遣いまで、ありがとうございます。はい、大丈夫でした。誰もが同様でしょうが業務上の変更や事案が山積みで、先を見ると不安に押しつぶされそうですが、被災された方々のことを思いますと地に足を踏ん張って、今自分に出来る事をするだけですね。さわさん(勝手にお名前を記し、申し訳ありません)の仰るように長い復興への道のり、気分転換も忘れずにやって行けたらと、阪神淡路大震災の時、御影在住で経験した記憶を呼び戻しております。
そのように仰って頂けたのでしたら、また、覗かせてください。

藤よう さんのコメント...

azumaさん

azumaさんは、阪神淡路大震災を経験されているのですね。
関西の街全体が炎に包まれたり、高速道路が崩壊している様子を目にした時の衝撃(画面を通してですら)は今でも薄れていません。

深い視点で見れば、あの阪神淡路大震災の傷が全て癒えたとは言えない部分も多々あるのでしょうが、関西地方の現在までの目覚しい復興の様子を目にすると、

今回の東北関東の震災の後も、きっと日本はまた頑張れる、復興できる、という精神面での希望を持つ助けになってくれるような気がします。

たとえ小さなことでも、復興に向け、日々自分にできることを協力しつつ、

でも目に見えない不安に押しつぶされて、出せるはずの元気を出せなくなってしまったりすることのないように、

心の栄養をつけるためにも、日常の中でまた小さな楽しみを見つけて日記に書いていければと思っていますので、また暇をみて遊びにきてみてください。