日記を書く時間がない…、などと言いつつ、活字中毒の私は読書をしないと死んでしまうので、ぽつぽつ本も読んでいます。
夏休み、映画鑑賞の他に、実はスーザン・ブロックマン・マラソンもしていました。
スーザン・ブロックマンといえば、私は、ここ2年ほど
Troubleshooters: Team 16
という、米国海軍特殊部隊SEALに所属する男たち、およびそこからさらに Troubleshooters Inc という組織に属する人たちの恋愛模様を描いたシリーズにどっぷり浸かっている
という事実については、この日記で繰り返し語ってきました。
私がスーザン・ブロックマンという作家さんの噂をききつけ、
Troubleshootersのシリーズの本を探して、(今は懐かしき!)名古屋の大きな本屋さんの端末で、日本語翻訳版の在庫の本を手探りで検索を始めた時、
海軍特殊部隊SEALというキーワードに引っかかってきたのは、
スーザンがハーレクインで書いている
「危険を愛する男たち」
というシリーズでした。
これが私が「面白い!」と噂を聞いた、チーム16のシリーズに関係があるものかもわからないまま、とりあえず手に入れてみようかとも思ったものの、
現在の新刊書店では、古いハーレクインのペーパーバックというのはもう扱わないのが普通のようで、その時もハーレクインの在庫はなし、という検索結果が出て、入手はかなわないまま、
(この『危険を愛する男たち』のシリーズは、現在は、MIRA文庫から再版されて出ているということを知ったのもずっと後になってからでした)
結局、その後、Troubleshootersの日本語翻訳版はヴィレッジブックスの文庫で出ていることをつきとめ、あちこち本屋をはしごして、手に入るものから順不同で読みまくり、
その後、そもそも「面白い!」と噂を聞いた「Hot Target」という作品は、まだ全然翻訳の順番に達していないことを知って、
未翻訳の原書のペーパーバック&ハードカバー本を(実はAmazon Japanでも売ってたのに…高い送料を払って)Amazon USから大量にとりよせ、
(病気療養中の)暇にあかせて、一気読みし、
以後、新しいペーパーバックが出るたびに反射的に購入しなければ!という気分に襲われるという
完全なる「スーザン・ブロックマン」信者に成り果てたのでした。
☆
そしてこの夏休み、ふと、Troubleshootersのシリーズの中でも特にお気に入りの
「氷の女王の怒り」
「知らず知らずのうちに」
「Into the Storm」(未翻訳)
を無性に読み返したくなって、うっかり読み返してしまうと、
「スーザン。スーザンの話がもっと読みたい…、なんでもいいからもっと読ませて…」
と、完全に中毒患者の末期症状に襲われ、本屋さんで、突発的に、
MIRA文庫の「危険を愛する男たち」のシリーズを4冊購入して、ほとんど一昼夜、不眠不休で読破するという暴挙に出ることになってしまいました。
『私のプリンス』
『あの夏のヒーロー』
(チーム16 トム・パオレッティ主演の「遠い夏の英雄」という邦題とかなり被ってることに今気づきました)
『希望は君の瞳の中に』
『招かれざる求婚者』
一冊のボリュームとしても、Troubleshootersのシリーズの作品の半分から三分の一といったところの(元)ハーレクインのシリーズのお話は、
ストーリーの内容的な面では、充実度に格段の差があるのは確かですが、
一見まだ稚拙とも思える作品の中に、Troubleshootersシリーズの萌芽のようなものが時折垣間見えて、
「やっぱりスーザン・ブロックマン、面白い!」
と最終的には満足しました。
そして本日「96時間」を観るため映画館の入っているショッピングモールに早くつきすぎてしまい、時間潰しのためふらふらと覗いた本屋さんで、MIRA文庫の新刊の棚に
「危険を愛する男たち」のシリーズ5作目を見つけてしまいました…。
スーザン、SEALを舞台にした作品は、Troubleshooters のシリーズに完全シフトしたのかと思っていたら…、
こちらのシリーズも書き続けていたってこと?
まだ細かいことを調べていないので、わかりませんが、もしかしたらスーザンが書いたのはもう何年も前で、日本語翻訳版(の、しかもMIRAでの再版?)が、新刊として出版されたということなのかも知れないですね。
今日はさらに、ヴィレッジブックスの「ボディガード」というTroubleshootersのシリーズではない、スーザンの作品も買ってきてしまいました…。
映画から帰ってきて、日記を書き始めなかったら、きっと、今日明日くらいで、二冊ともあっという間に読んでしまったにちがいありません。
日記を書いたおかげで、少し 「後で読む」という楽しみができました。
☆
後、最近読んでいるのは、
これもまたお得意様の作家さんである ジョアン・フルーク の
「Carrot Cake Murder」
これは職場に持参して、お昼休みにほんの少しずつ読んでいます。
☆
それと、もう一冊、最近読み終えたのは、(うっかり衝動買いしてしまった…)ハードカバーの
『ハチはなぜ大量死したのか』(原題「Fruitless Fall」)
原題の「Fruitless Fall」は、
レイチェル・カースンの「沈黙の春」(Silent Spring)を彷彿とさせますが、内容も彼女の作品に負けず劣らずの衝撃的内容でした。
「沈黙の春」で強く訴えられた農薬が生物に与える深刻な影響に関する問題から、
一時、世界的に大きな話題となった「環境ホルモン」、
大気中に放出されたフロンガスの影響による「オゾンホール」、
そしてもちろん年々深刻の度を増すように思える異常気象を引き起こす原因とされる「地球温暖化」とその大きな要因の一つである「温室効果ガス」、
「エコ」、「環境にやさしい」なんていうフレーズで、一応日々、環境保護の意識を喚起するような流れはありますが、
私たち人間は、とかく「喉元すぎれば…」なんとやらの傾向があって、ニュースなどで大きく取り上げられなくなると、その問題は解決したものと思ってしまっているところがあるような気もします。
数年前の時点で、大気圏上空のオゾン層を破壊しているのは、20数年前に放出されたフロンガスで、その後に放出された大量のフロンガスがオゾン層に達した時何が起こるのか…
なんていう怖い話を聞いたことがありました。
先日見た都市伝説(2012年終末思想だったかな…)をテーマにしたTV番組では、
「ハチが消えた世界は、4年で滅びる」
という予言めいたフレーズをかのアインシュタイン博士が残していたなんていう話を取り上げたりしていました。
動物(昆虫)や植物…、地球上のありとあらゆるものは、非常に微妙な相関関係のもとに支えあい、成り立っていて、その一つが崩れ去ってしまうと全てが連鎖的に瓦解してしまう可能性が高い、
なのに現代社会は、それとは知らないうちに、現在の世界の基礎を支える重要なものをいくつも同時に失いつつあるということなのかもしれません。
こういう話を考え始めると、もう人間は滅びるしかないのか、と、どうにもやりきれない恐怖のような感情に襲われるのですが、
日頃は、気楽に読めるのんきなロマンス小説ばかり読んでいる私なのに、
怖いもの見たさ、とでもいうのか、こういったノンフィクションの本を見つけると読まずにはいられないのです。
こういった本は、民衆の問題意識を喚起するため、実際よりも大げさに事物を取り上げて誇張しているということももちろんあると思いますが、
実際のところ、地球環境は現在、どの程度深刻な傷を負ってしまっているのでしょうね。
2009年8月30日日曜日
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