長~いHiatusが終わって、ついにSupernaturalの新しいエピソードの放送が再開されましたね!
いまのところの予定では、シーズンフィナーレまで毎週お休みなしで放送される予定なのだとか。
このシーズン5 第15話、一応、金曜日に鑑賞はしたものの、今週は土曜日まで仕事で、本日の日曜日もあれこれこまかな用事で出かけていたりしたもので、
ゆっくりエピソードの余韻を反芻して感想を書き出す時間がとれませんでした。
でもまたすっかり記憶が風化してしまう前に、一応なにかしら思いつくままにほんの少しだけでも頭に残ったことを書き残しておきたいと思います。
以下、大したことを書くつもりはありませんが、日本ではまだ未放送であるSupernaturalシーズン5のネタバレが出てくる可能性がありますので、日本でDVDが発売される、もしくは放送が開始されるまで、新しいシーズンのネタバレは絶対拒否することにしている!という方は、以下の閲覧ご注意ください。
***
Hiatus 直前のエピソードで残念ながら再燃してしまった
Dean: 「あんなに、あんなに約束したのに、あなた、また…」
Sam: 「だってお前、あれはさすがに…しょうがないだろ?機嫌直してくれよ。ほらっ、サウナで酒…じゃないか、悪魔の血、抜いてくるからさ、な?」
(全くの嘘です)
という、夫婦間…じゃなくて兄弟間の緊張というか、不穏なギクシャクはひとまず置いておいておきましょうよ。
ということで、Hiatus明け第一弾は 『今週のモンスター』 エピソード、主人公はゾンビ。
このエピソードについては、今回のHiatusが始まってすぐくらい(確かそうでしたよね?)に
ボビーおじさんこと、Jim Beaverが撮影の裏側を紹介する映像が公開されて、あの保安官役の女性のことを 「背の高い美人なんだよ、だろ?」 とかなんとか紹介していたのが印象に残っています。
(エピソード内では巨人のSamとのツーショットになったりしてたので、いまひとつ背が高いかどうかはわかりませんでしたけども)
そうそう! Jimといえば、このSPNのHiatus中に「イッキ見」していた 『Psych』 のシーズン4だったと思うんだけど(何しろここしばらくで、だーっと一気にみていたもので、頭の中が完全にごちゃごちゃに…)Shawnが保安官事務所(観光客向けのセットの、だけども)の留守番を頼まれた、まさに本家本元、本場アメリカの『ウエスタン村』で、
Shawn&Gusが解決することになる事件の重要なカギを握る 「悪いカウボーイ」(!) として登場し、早撃ち対決を見せてくれたりして、
(悪役ながら)とっても格好いい!と感激したことを日記に書こうと思いつつ、案の定書けずにここまで来てしまっていたのでした。
と、話がそれてしまいましたが、Supernatural シーズン5第15話に戻って
タイトルの 『Dead Men Don't Wear Plaid』
冒頭のゾンビ復活のシーンで、ああー確かに!と思いました。
そもそもこれまでそれほど王道のゾンビ映画を観てきているわけではない私ではありますが、
(スキナーさんこと Mitch Pileggi めあてに「バタリアン」を見た程度で…)
私程度の素人考えでもゾンビと言えば、(マイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVなんかの記憶をたどっても)確か地面の中からゾンビが這い出してきているようなシーンで、割とカジュアルというか気さくな普段着で現れていたような記憶が…、
でも(ゾンビに噛まれたりして?ゾンビになった人を除き←確かそういうパターンもあるんですよね?)ゾンビが基本的にお墓の中から、埋葬された時の姿のまま這い出してきている、ということを大前提に考えるとするなら、かなりの確率でゾンビは正装であるはずで、
ゾンビと聞いて、大方の人が思い浮かべる
チェックのフランネルのシャツなんか着ている可能性は非常に低くなるってことになりますよね。
もちろん今回のエピソードのゾンビたちのように、一旦家に帰って、着替えてでもいるのでない限り。
今回兄弟の前に現れたゾンビたちは、土葬、火葬にかかわらず、お墓の中から復活したのち、生前と同じように、
家族と団欒しつつ税金を払ったり、
ごはんの時間にクッキーを食べようとして、仕事先から確認の電話をかけてきたママに叱られたり、
留守にしている間に旦那さんがとんでもなく不潔に&とっ散らかした家を隅から隅まで掃除して、旦那さんをこざっぱりとお風呂に入れて髪を梳かしつけ、夜も眠らずパイを焼き続け、留守の間に旦那さんが親代わりで育てていた男の子たちに素敵なティーセットでお茶を振舞いながら自慢のパイをご馳走したり、
なんてことをしていたわけですが、
それはほんのつかの間のことで、大変残念なことに定説どおり、結局はどうしても人間の内臓が食べたくなってきてしまうのです。
そうなっては、モンスター(Things)を狩るのが仕事の兄弟&ボビーとしてはやるべきことをやるしかなくなってしまいます。
それに、ラスト少~し、シーズン5の懸案事項である 「天国vs.地獄」 の戦いの中でのボビーおじさんの取り扱いの話が出てきて、今回のお話はおしまい、ということになったわけなのですが…、
(違う?)
以下は今だらだらとこの日記を書いてる間にふと浮かんだことなのですけれども、ちょーっとだけ、んんーーー納得いかないかも…と感じたことがありました。
(ボビーの奥さんが骸骨みたいな男から預かった伝言のことを別にして)一応全てが片付いた後のシーンで、
どんなことをしてでも取り戻したいと願ったはずの、一度は亡くした愛する存在が再び昔のまま戻ってきて、その何よりも大切な存在とほんの数日でも一緒に過ごせた
という事実を口にしていたのは、Deanでしたよね?
もちろん、その前のシーンで、奥さんのKarenから、
「腕を一本賭けてもいいけど、あなたまだ本当に誰かを愛したことないわね」
と、指摘されていたことを受けているので、流れ上、あの役割でDeanがあの台詞を割り振られるしかなかったのだ、と思いますが、
シーズン2のラスト、悪魔と取引をしてまで死んでしまった愛するSamを取り戻した後、復活したSamが死の前のSamと同じDeanの愛する弟なのか、もしくは悪魔の影響を受けた邪悪な存在になってしまったのかについて、一年も延々と思い悩み続けた経験をしたはずのDeanであり、
現在も大悪魔ルシファーにSamが「うん」と言いませんように、と、神経も擦り切れる限界で半泣きになるまで日々心配し、天のどこかで行方不明になってるらしい神様にまでお祈りしたりしているDeanである
ことを考えると、
KarenとDeanのやりとりは、薄っぺらくDeanの「恋愛がらみ」の経験不足なんていう意味合いにこじつけるのではなく、
死から復活した側と、復活させた側、
そして今にも邪悪な存在に堕ちようとする存在と、なんとかそれを食い止めようとする存在と、
全く正反対の立場から、それでも「自分の全てを犠牲にしても愛しい存在を愛する」気持ちを共有するもの同士として、なにかしらの共感を持ち合うようなシーンにしておき、
「数日でも一緒にいられた…云々」という台詞はむしろ、何年ハンター生活を続けても「普通の青年」としての意識と価値観を失わないSam君が担当して、
(一瞬、昔に戻った?という甘い夢を見てしまったがために)「かえって千倍も辛くなった」というボビーの台詞にかぶせるように、
Deanが得意の超美人の憂い顔を見せる、なんていう演出がされていたら、私のようなおばさんファンを「うまい!」と唸らせることになったのかも…
なんてことがふと頭をよぎってしまったのでした。
いまは亡きキムが監督していた頃には、「うーん、深い!」と感激するような心理描写が兄弟の表情だけで表現されていたことがよくあったような気がするのですが、
シーズン5にもなって、誰もがシーズン1から全てのエピソードをもらさず見ているとは限らない不特定多数の視聴者に向かって、ドラマを制作しているのである以上、そこまでややこしい演出をするのは許されないということなのかもしれません。
とはいえ、私自身、ここ2年(3年かな?)ほどはじっくりエピソードを掘り下げて解釈する時間もなく、ただエピソードを流して鑑賞しているだけなので、
制作側が古参のファンたちに向かって仕掛けている深い演出を色々と見逃している可能性も大いにあるはずで、
上の不満は、あくまで今ふと頭をよぎった勝手な思考というだけのことで、今でもエピソード鑑賞中、「うまい」と感じる台詞や演出は(日々の雑多なあれこれに取り紛れてすぐ忘れてしまうけど…)沢山あります!ということだけは、ここに表明しておきたいと思います。
もう一つ。
上でもちょっと触れましたが、Karenがボビーに言い残した、骸骨男からの伝言。
あれって、どうも今回のエピソードでボビーが兄弟に明かした事実
「俺のことが邪魔だから、命だか、魂だか何が欲しいのかわからんが、なんにしても俺を排除しようとしている」
なんていうことだけでは無いような気がしてなりません。
ボビーがいくら(奥さんのこともあって、特に悪魔関係に特化した)腕利きのハンターだからといったって、これまで、悪魔たちがボビーを殺してしまえる機会はいくらでもあったに違いないと思うし…。
ボビーはまだ何かとんでもないことを隠している、という気がします。
***
今週のヒット台詞
Dean: What’s that smell? Is that soap? Did you clean?
Bobby: What are you, my mother?
2010年3月28日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿