はい、Slashばっかり読んでます。
Flying Weight
Pairing(s): Sam/Dean and Dean/omc + Sam
Rating: NC-17
Wordcount: ~48,000
Warnings: for serious consent issues, consensual abuse, violence, bloodplay
裏の日記でも何度か、「この人は天才」と評してきた fleshflutterさんのBig Bang Ficが投稿されたということで、読みかけのficも、「これから読む予定」でお気に入りにひたすら累積していく大量のficも放り出して、一気に読んでしまいました。
感想は一言、「この人は、やっぱり凄い!」です。
注:以下、このお話のあらすじを少し書きたいのですが、完全にシーズン6のネタバレになってしまうと思うので、ご注意ください。
魂を戻されたサムが目を覚ますと、兄ちゃんはそばにいなくて、ルシファを抱えて地獄へと飛び込んでから、3年という年月が経過していたことを知ります。
そしてその間のほとんどを、魂の抜けた状態で動き回っていたことも。
なぜサムは三年もの間、魂なしでいたのか。
兄ちゃんが、やっと地獄から魂を取り戻したサムのことを喜んでくれないばかりか、なんだか必死になって、サムと距離を置こうとするのはなぜか。
フラッシュバックのようにして、ほんの少しずつ蘇ってくる、魂のないサムの記憶と、
そんな魂のないサムと3年間一緒に過ごしていた(そしてその間に、とんでもない秘密を抱えてしまった)兄ちゃんの口から語られる、
今目の前にいるサムではない「He」、「Other Sam」に対して、奇妙な、かつ強烈な嫉妬心のような感情を募らせていくサム。
兄ちゃんにとっての「一番」の座を取り戻すため、サムは、サムから離れようとする兄ちゃんを追いかけ、追い詰め、兄ちゃんとの間に空いてしまった記憶と心の隙間を埋めようと努力を続けていきます。
Soulless Sam については、兄ちゃんの口からわずかに語られる話と、フラッシュバックのように蘇るサム自身のほんのわずかな記憶としてしか出てこないのですが、
その存在感たるや!
兄ちゃんの言葉から、物語中のサムと一緒に、読者の私たちまで、「Soulless Sam」の強烈な姿が、頭の中に鮮やかに浮かんできます。
っていうか、物語で語られていないシーンまで、妄想が果てしなく膨らんでいってしまう…っていう感じ。
これ、日頃から妄想過多な私だけかと思ったら、ラストのコメントで多くの人が同じようなことを言ってたので、
(いや、もちろんSlash読みは、多かれ少なかれ、妄想が得意なんですけども…)
fleshflutterという人の演出の腕なのかもしれないですね。
とにかく、シーズン6は、むしろこうあって欲しかった!と思ってしまうほど、実際のSupernaturalというドラマのプロットに驚くほど忠実に出来事を展開させつつ、
ドラマ本編でみたストーリーとは全く違うものに仕上げてあって、凄い!のです。
エンディングは、「え、そこで終わっちゃうの…」という、ちょっと物足りないような印象も受けたけれども、
エンディングについては、投稿のしばらく前に fleshflutterさんが、彼女自身の日記で、
「実は、今ひとつ、納得がいってないの。このまま説明なしに投稿して、単純にハッピーエンドとは思われたくないのよねー、でもかといって、これは、これこれこういうことを暗示してるわけ、って解説を入れちゃうのもなんだし…」
というような告白をしていて、
で、結局、
「fleshの解釈には興味あるけど、まっさらな気持ちで読みたいから、解説を入れるのはやめて」
という意見が優勢だったため解説を入れるのは断念した、という経緯を目撃していたため、
割とあっさりと「End」となってしまった感じのエンディングも、また自分であれこれ想像を膨らませればいいってことなのね、と、自分を納得させているところ。
色々なWarningもついている、ある意味でかなりダークなお話ですが、私の心を鷲掴みにした度合いは、私がこの夏読んできた Big Bang 作品の中で、一番だといえます。
***
映画も観てます。
前回の映画鑑賞についての日記でもらしていた作品がありました。
「アイ アム ナンバー4」
本当に最近SFばっかり…。
でもこの作品は、「X-Men」に続いて、すっきりとわかりやすい面白さがよかったです。
いますぐにでも続編が観たい、っていう感じですよね。
しかし、本編ストーリーそっちのけで、気になってしまったのは、
Winchester家の三男坊、アダムこと、Jake Abel が出ていたこと。
いじめっ子だったけど。
どうもWinchester家の男の子たちは、恵まれすぎた体格のせいもあるのか、いじめっ子の役を割り当てられる傾向にあるような気が。
『12人のパパ』のJaredに。
Jensenも何か…、『ダークエンジェル』なんか最初はそんな感じじゃなかったっけ?
Jake Abelは、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』でも、ちょっとそんな感じの役柄でしたよね。
そして今回、この映画 「アイアムナンバー4」 を観ている間、
「うーん、この子って、Jensenにも、Jaredにも少しずつ似てる感じがする気がする、さすがJohnパパの三男坊として配役されただけはあるかも…」
と、一人妄想に浸りかけた私だったのでした。
今日は、キャサリン・ヘイグルの『Life as We know it』(邦題:「かぞくはじめました」)を観る予定だったけど、今晩はもう無理かな…。
***
海外ドラマ
前回の日記でもちょこっと触れましたが、
『V: Visitors』
を観始めました。
寝る前に一話ずつというペースで観ているのですけども、設定がややこしくて!
ウトウトしながらでは、ちょっとした隙に熟睡状態に陥って、何度も重要なシーンや台詞をもらしてしまい、なかなか進みません。
でもホント、なんでこの時期に、こんな感じのドラマや映画ばっかり出てくるんでしょうね。
2 件のコメント:
以前お邪魔した者です。"Flying Weight"のSoulless Sam、ほんとすごかったです!なんというか圧倒されました。紹介していただきありがとうございました。
Annaさん
コメントありがとうございます。
"Flying Weight"のSoulless Sam
実質ほとんどストーリーに登場しないのにも関わらず、すごい存在感ですよね!
気に入っていただけて、よかったです。
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