2011年度の「Big Bang」作品の中から、気楽にあっさりと読めそうな作品を探しては読んでいたのですが、
なかなか、「面白かったー!」と満足をあらわにできるお話というのに当たりません。
一応せっかく読み終えたというのに、このままリンクを流してしまうのもなんなので、タイトルだけでも残しておきたいと思います。
☆
Life in Motion
Pairing(s): Jared/Jensen
Rating: NC-17
Wordcount: 21,426
このお話のJensenは、ほんの一晩の過ちにより、15歳の時に父親になってしまったという設定。
理解のない家族から虐げられながらも、生まれた娘を手放すことなく、一人で育て続けたJensenは、娘が15歳になる夏、娘に強引に押し切られる形で、親友のクリスの暮す町で、娘と二人、新たな生活を始めることになります。
なかなかいいプロットだと思うのです!
まあ残念ながら、それゆえにというのか、Jensen と娘の生活の描写ばかりが活き活きと描かれて、肝心の、Jared との恋模様の描き方が…完全に片手間になってしまっているという印象。
あと1万語くらい増やして、Jaredとの恋愛の成長過程をじっくり書いてくれたら、すっごくいい作品に仕上がったと思うんだけど。
☆
Hewitched
Pairing(s): Jared/Jensen
Rating: R
Wordcount: 44,500
ハリウッド映画でリメイクされた「奥様は魔女(Bewitched)」をそこはかとなくベースにして書かれたお話。
Jaredは、ダーリン役でこの映画に出演するそこそこBig Nameな映画俳優という設定。
映画と同様、休憩していたカフェの本棚の向こう側で口元をうごめかせたDanneel(Danneelって、imdbの名前、Danneel Acklesに変えたのね!今初めて知りました!)をサマンサ役に抜擢したり、と、そこはかとなーく映画と似た冒頭シーンの後、
ちょっとした不幸な行き違いにより、Jaredのアシスタント、Genevieve が突然辞めてしまうという事件が発生。
「私のイトコが仕事を探しているから」 という、Danneel が、Jensen というコ(もちろん Jared は当然女の子だと思い込んでいます)を紹介してくれます。
どこかちょっと風変わりだけれども、アシスタントとしては、今までの誰よりも心を許せる Jensen に奇妙に惹かれはじめた Jared は、家政婦にも(こっそり)暇を出して、Jensen と同居することに…。
これも、かなり期待の持てそうなプロットでしょう?
実際、Jared & Jensenのキャラクター設定もすごく面白いし、ワクワクしながら読み始めたのですけども…。
プロットに溺れて、プロットに引きずられたとでもいうか…、4万語を超えるお話だっていうのに、書いて欲しいところを満足のいくほど書いてくれないというか。
Slash Fangirl としては、J2 がお互いに惹かれあっていく様子をもっとじっくり読みたいのです。
ん~~っ、残念!!
☆
The Lie That Keeps You Warm (The Truth You’re Counting On)
Pairing: Jensen/Jared
Rating: NC-17
Word Count: 72,977
最近、少々落ち目な映画スター Jensenは、プロモーター(だったかな…)のMishaのたてた作戦により、メディアに衝撃的な話題を投下するため、「婚約発表」をすることにする、と告げられます。
しかも相手は男性で、「婚約」の発表と同時に、長年ひた隠しにしてきた「ゲイ」であることもカミングアウトすることにする、というのです。
ところが、「完璧な相手」として、Mishaが探し出してきたのは、高校時代(自分の家庭環境や、精神的鬱憤を晴らすため)いじめにいじめ抜いていた Jared Padalecki だったのです。
なかなかいい話ではあるのです。
J2のキャラクターも、二人の背景や過去も、丁寧に描かれていて読み応えのあるお話です。
でも、7万語を超えるお話を、時折挟まれる辛い描写に涙ぐんだりしながら読み進めていくと…。
やっと出てきたNC-17シーンが、見事に Jared 受でした…。
もちろん、私自身も自分の頑固さには呆れている部分もありますが、
なんなんでしょうか、Jared 受とわかった瞬間のこの脱力感は。
その直後、一気に気力が萎えて、終盤ものすごい流し読みになってしまいました。
☆
まだ何か読んだような気がするけれども、とりあえず覚書として、ひとまず、以上のリンクを残しておきます。
この夏は、まだまだ読むぞー!
名作Slashが読みた~い!
やっぱ、Wincest を読んでいかないとダメなのかしら…。
2011年8月25日木曜日
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