2008年4月17日木曜日

Supernatural the Official Companion Season 2

大好きなSupernaturalだけど、雑誌やグッズの類いは買わない!と日々強固に自分に言い聞かせつつ生きています。

でも、これだけはつい欲しくなってしまう、


Supernatural the Official Companion Season 2


買ってしまいました。

きちんと前々から予約をしていた人は、発売予定日の大分前に届いていたということなのですが、迷いに迷った挙句、発売予定日の直前にAmazonジャパンに発注した私のところへは、在庫切れでUSからのお取り寄せ待ちにでもなってしまったということなのか、やっと昨日の午後、届きました。
(そして、男性作家が書いたキャラの薄っぺらいNovelももう読みたくない!と購入を控えていた「Witch’s Canyon」もうっかり一緒に買ってしまいました。こちらの本の評判はあまり私のところには入ってきませんが、お話の出来はどうなんでしょう?私としてはかなりの期待はずれだった「Nevermore」よりは説得力のあるキャラクターの掘り下げができているのだといいと思っているのですけど…)

そして昨夜、夜10時からのSmallvilleの放送を見るのも忘れて(もちろん今朝の再放送をみましたが)、ほとんど徹夜で、また一気読みしてしまいました。

ということで、再びちょこっとだけ、せっかく体力を削って読んだ内容を忘れないうちにひっかかったところを取り出して感想を書いてしまおうと思います。





Disclaimer:Season 1の時にも同じことを書いたのですが、今回の「コンパニオンブック」に関する内容一部紹介については、完全に個人の楽しみを目的としたもので、出版元の権利をなんら侵害する意図はないことをここにまず表明します。
むしろ私の感想で、興味をもった方がいれば実際に購入して隅から隅まで堪能していただくことをお奨めします。
さらに、私が斜め読みをしながらつけた翻訳には、常に誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
広い心で、以上をご了承いただけるという方のみ閲覧いただけますようお願いいたします。


さらに今回の引用文に関しては借り物ではなく、私がコツコツと自分でタイプしているため、前回ほどあれこれ細かく色々な部分を抜書きできないことも一応事前に表明しておきます。


素敵な熊おじさん監督、Robert Singerの前書きを筆頭に、今回のコンパニオンブックも、制作スタッフやキャストによるこのドラマに対する思いを深く掘り下げた言葉を読むことができて(その多くはコメンタリや、細々としたインタビューなんかで聞いたり読んだりしたことがあるものの多いとはいえ)、しみじみと「うーん、皆いいこと言う」なんて感慨を新たにしましたが、

今回初っ端から最も驚かされたことといえば:

シーズン2第1話「In My Time of Dying」のエピソードで、昏睡状態でベッドに横たわる自分自身の身体をGhostになったDeanがベッドの脇に立って見下ろすようなシーン。

あれって、てっきり別々に撮影して二つの映像を合成したものだとばかり思っていましたが、

ゼラチンで完璧なJensenの顔を作って、JensenのBody Doubleに被せてたって!

Kimによれば

”The guy was a real trooper. He had a little hole in his lip where we could fit a straw in. He was totally in the dark and he couldn’t eat anything solid all day.” -- P24

ストローが差し込める程度の穴しか開いてないマスクを被って、完全に暗闇のまま、固形物を一切食べられない状態で一日ベッドに横になってるって!大変な仕事ですね!

Jensen自身も

“I have a really good stunt double. I’ve actually been working with him for five years. His name Todd Scott, and he makes me look really good.” -- P133

なんて語っていますが、Jensenと見分けがつかないような体つきをしたスタントさんがいて、もう5年もずっと一緒に仕事をしてる、ということは、Smallvilleの時くらいから?(このインタビューが最近とられたものではなくセカンドシーズンの時のものだとすると、その前?Dark Angelの頃から?)一緒に仕事をしてるってことになるんでしょうか。
シーズン1の時は、スタントさんが出番を待ってずっとスタンバイしてるのに、J2の二人が何でもやっちゃうから、彼らは仕事が上がったりで困ってる、なんていってましたけれども、今回のコンパニオンブックの中でも、相変わらずスタントは全部自分でやりたくなっちゃうんだ、なんていうことも言ってますが、自分にぴったりのスタントさんを見つけると、こうして何年も一緒に仕事をしたりするんですね。


Deanが幸せなAlternative Universeな夢の世界に閉じ込められる「What is and what should never be」のエピソードの時、

Jensen Ackles and Jared Padalecki found portraying this new brotherly dynamic challenging. “They both took me aside separately and admitted to having difficulty acting like they didn’t particularly know or like each other,” says Kripke. “I found it touching and gratifying how fraternal a bond they really do have.” -- P105

JensenとJaredの二人は、この新しい兄弟間の動機付けをチャレンジだと感じた。「彼らはそれぞれ別に僕を脇に引っ張っていって、お互いをよく知らなかったり、好き合っていない兄弟を演じることは難しいって告白したんだ」とクリプキ。「僕は、それをとても感動的なことだし、嬉しいことだと感じたよ。だって二人がどれほどの本物の兄弟としての絆を持っているかを示すことだから」

なんていうクリプキの相変わらずのFanboyぶり(こんな感じのことはS2のコメンタリでも言ってましたっけ?)や、

ママ役のSamantha Smith
Samantha finds it easy to play Jared and Jensen’s mother. “It’s funny---these maternal feelings come out in me when I’m around them, even though they’re way too old to really be my kids. I do feel very protective of them and want to make sure they’re doing okay.“-- P144

サマンサはJaredとJensenの母親を演じるのは簡単だったという。「おかしなことだけど---この母性的な感情は、二人の近くにいると自動的に出てくるの、二人は実際には私の本当の子供としては大きすぎるとしてさえもね。私は二人を守らなきゃいけない、二人がちゃんと無事であるように、と感じるの」

や、

エレン役のSamantha Ferris
“I ride Dean hard because Sam is the baby of the family and I have to protect him. But Dean’s a lot tougher and knows a lot more than Sam does. So I’m harder on Dean, but I love him just as much.” -- P134

「私はディーンには厳しく接したわ、だってサムは一家の赤ちゃん的存在で、私は彼を守らなきゃいけない。でもディーンはもっとずっとタフで、サムよりもずっと色んなことを知ってる。だから私はディーンに厳しくあたるんだけど、でもあの子のことも同じだけ愛してるの」


という

とてもお母さんらしいコメントにもほのぼのさせられましたが、

私がどうしても喰いついてしまうのは…、Johnパパこと、Jeffrey Dean Morganのコメントです。

“I think it’s important that the public realizes how lucky we are on a show like that, to get along so well with your cast and crew. There’s a lot of laughing [in Vancouver] regardless of what’s happening. Even the scene at the beginning of the season where I die; it’s a very emotional scene, but the camera cuts and we’re giggling. I can’t tell you the dirty things I was whispering in Jensen’s ear to make him laugh, but we had so much fun.”
-- p.24-25

「俺たちがこんなにキャストやクルーと仲よくできるドラマに出られることをどんなにラッキーに思ってるか、公に知ってもらうのは大切だと思う。
色んなインタビューで、様々なキャストやクルーからこれと同じフレーズが折に触れて出てきますが、Supernaturalの現場の仲良し具合って、本当に特別なんですね。
(バンクーバーでは)現場で何が起こってるかに関係なく、笑ってばかりいるんだ。シーズンの始め、俺が死ぬシーンでさえね;あれは物凄く精神的に重いなシーンだ、でもカメラにカットがかかると俺たちは笑い出す。俺がJensenを笑わせるために耳元で囁いたdirty things(このdirtyは完全にいやらしいニュアンスですよね)についてはここでは言えないが、俺たちはとにかく楽しんだよ」

パパがDeanに衝撃の伝言を残すあのシーン、JDMはJensenに一体何を囁いたのかすごく気になっていましたが、やっぱりそんなことしてたのね。

“—I love playing John Winchester and being up there [in Vancouver] with the boys.”
John’s relationships with Sam and Dean have different dynamics, as Jeffrey explains. “Dean took it a lot harder than Sam did. I think it’s because Jensen loves me more than Jared does,” he jokes.

「-俺はJohn Winchesterを演じるのが、そしてバンクーバーへ出かけていって坊主たちと一緒に過ごすのが大好きだ」
ジョンのサムとディーンに対する関係にはそれぞれ違う動機付けがある、とジェフリーは説明する。「ディーンは、サムよりもずっと父親との関係を重視している。それは、Jensenの方がJaredよりも俺のことを愛してるからだと思うが」とジョークも。

Jensenの耳元で、公に言えないようないやらしいことを囁いたなんてあっさりと言ったと思ったら、今度は、なぁーにを言い出すんですか、この人は!もうっ!
私のOTPをJared&JensenからJeffrey&Jensenに変えようとしている…。

Jeffrey feels that John trading his life for Dean’s “was his way of finding redemption. He’d put his sons through enough. I think it all comes back to this incredible love. If you go on the Internet, people are still discussing what a horrible father John was, and I’ve gotten into arguments with fans, saying, “Look, just because he had some bad decision making skills as a father, the fact is that he loved those kids more than he loved his own life, and he proved that.”
“You can say what you want about John, but even being in Hell is not gonna stop him from saving his kids.”
Likewise, even having scheduling conflicts won’t stop Jeffrey from working on Supernatural again. I will always be willing to go [to Vancouver] and do my John thing.
-- p.143

ジェフリーはジョンが自分の命とディーンの命を交換したことについて「あれは、彼なりの償いの見つけ方だったんだ。ジョンは息子達に大変な重荷を科してきた。俺は、それは全て途方も無い愛に帰結するんだと思う。ネットなんかを見ると、皆は未だにジョンがなんて酷い父親だなんてことを議論してる、俺はそんなファンと言い争いをしたことがあるI’ve gotten into argumentsって、現在完了で、実際にあったことを示すんですよね?JDMがネット上のどこかのファンのフォーラムに入って行って、ジョンパパを弁護すべくファンと実際に議論したことがあるってことなの?!こうしてJDMの言葉として読んでも、なんかとても信じられません!)「いいか、ジョンには父親として何か良くない決定をする傾向があったとしても、実際のところ彼は自分の命よりも息子達を愛していて、彼はそれを証明したんだ」ってね。
「ジョンについては言いたいことを言えばいい、だが、地獄にいたって、ジョンが坊主たちを救おうとするのを止めることはできないんだ」
ジョンと同様、どれほどスケジュールが忙しくてもジェフリーが再びSupernaturalで仕事することを止められやしない。俺はいつでもよろこんでバンクーバーにいって、俺のジョンって仕事をするよ。


このJDMによるジョンパパの解釈は、まさに私がくどくどくどくどとこの日記で主張し続けてきたことと完全に一致します。あたしだって、ジョンパパを弁護するためなら、いつでも議論を受けて立つわよ!!
JDM、いつでもまた戻ってきて頂戴!待ってるから。

そんなJDMの言葉には、二人の愛する息子達も

Jensen is also emotional off-camera about John Winchester’s death. “I’m having issues because I don’t get to hang out with [Jeffrey Dean Morgan] anymore,” he admits.
-- p.130

(Deanとして父親を失った痛手からぼろぼろになったのに加え)ジョン・ウィンチェスターの死について、ジェンセンはカメラのないところでも感傷的になった。「そりゃあ問題ありだよ。だってもうジェフリーとつるんで遊べないんだから」と彼は認めた。

There are some changes that Jared finds it hard to adjust to. “I love filming with Jeffrey Dean Morgan, so I wanted him to be up there with us more.--
--But luckily, Supernatural is a show where death might not be the end, so hopefully we can have him back.”
-- p.126

ジャレッドがなじめないと思う変化が幾つかある。「僕はジェフリーと一緒に撮影するのが大好きなんだ、だから僕としては、もっと彼に出て欲しい――
-でもラッキーなことに、Supernaturalっていうドラマにとって、死は終わりじゃない場合がある、だから僕らは彼が戻ってこられることを願ってるよ」

と、それぞれにコメントしていて、一人勝手ににまにましてしまいます。

ジョンパパの復活は、私がずーーーーーっと願い続けてきていることだし、実際、最近「父ちゃんなんか嫌いだ!」なんて言ってるDeanの心に、父ちゃんの愛情が本物だったことを再確認させるためにもそろそろJDMに戻ってきてもらわないと困るんですけど!

しかし、こうしたコメントを目にする度に、JDMのスケジュールの都合で一緒に仕事ができたのは僅かな期間だったにも関わらず、父ちゃんことJDMとJared&Jensenの三人の間には、確実に深い絆が出来ていたのだなー、という事実を強く感じます。

そして、JDMがバンクーバーにいる間Hang outして楽しんでいたことについて…、ドラマの開始前からステディーな彼女がいたJaredよりも、それほど真剣な付き合いの彼女がいない期間も多かったJensenの方が、カメラのないところ、つまりプライベートではJDMとずっと親密にしていて、JDMと二人で出かけて遊んでいた…というような印象をどうしても受けてしまうのですが、これってまたもや私特有の妄想なんでしょうか?

はっ、と気付けば、今回のOfficial Companionの感想文って、JDMのことばっかり?
(誘惑に打ち勝てず、ついついJDMのページの大半をタイプしてしまったような気も…)


クリプキは、この本のどこかで「Johnはもう今度こそ安らかに眠ったということにしたい…」みたいなことを言ってたような気がするけど、

そんなこと言わないで!父ちゃんをなんとか復活させて頂戴!!!!

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

少しご無沙汰しておりました。こんにちは~。
Official Companion Season 2!
自分も関連雑誌、グッズは買わないようにしているのですが、これだけはmust buyで。
ということで、密林JPで発売日少し前に予約していたのですが、今日届きまして。もしかして藤葉さんのと同じ箱でUSから渡ってきたのかも?
で、こちらに伺ったらさっそく感想を書かれていて。嬉しくなってしまってまたついお邪魔してしまいました。色々お忙しいのにスミマセン。

それにしても、稀に見る共演者同士の絆の強さですね。それがこのドラマ自体により説得力を持たせて、こちらも凄く引き込まれてしまうのかなと。

ところで、昨日のJ2の可愛い画像のご紹介も有難うございました。
Jensenって一見クールな感じなのにJaredと一緒の時は他では見られない(子供っぽさっていうか、素?)姿を見せますね。いかに気を許した間柄か分かります。

藤よう さんのコメント...

FANさん

本当に、なんだか少々ご無沙汰です。
FANさんのところに届いたOfficial Companion Season 2、仰るとおり、私のところに届いたものと一緒の箱で海を渡ってきたのかもしれませんね。
最近の私は、日記書きから微妙に遠ざかりつつ、単に一人で忙しぶっているだけで、実際の生活はこれといってなにも変わっていないのですが、却ってお気を使わせて恐縮です。

しかし…、日記書きをセーブしつつも、J2の可愛い画像やエピソードが飛び込んでくるたび、どうしても我慢できなくなって日記を書くことになってしまうという状況で…。
この人たち、時々現実にこんなに可愛いことばかりし続けているのか、とても本当のことだとは信じられなくなるほどですが、本物なんですよね?

mika さんのコメント...

藤葉さん、今晩は!
時々、我慢できなくなって日記を書いて下さると、私にとっては嬉しいばかりです・・
連日の更新、またまたJ2の素敵画像もどちらもありがとうございました<(_ _)>
やっと、新しいエピソードも始まりそうですし、楽しみな春です♪

藤よう さんのコメント...

mikaさん

ついにいよいよ来週は新しいエピソードが!
楽しみですね!
ドラマのお休みの間に12話の感想文を書けるだろうと思っていましたが、連続してコンベンションがあったり、可愛い画像や映像が飛び出してきたり、細々と気を散らされてるうちに、あっという間に4月後半に入ってしまったような気がします。
せめて12話を復習しておこうと思います。

Jya / 邪 さんのコメント...

こんにちは、いつも楽しい日記ありがとうございます。
グッズは買わないよ大人として!と心に決めている私ですが、活字ベースのものは『英語の勉強だ..』と言い訳しながら買っています(笑)
なのに何故かOfficialCompanionには手を出していなかったのですが、藤葉さんの日記を拝読してものすごーく読みたくなりました。
本当にこんなにクルーやキャストが仲良しだなんて、奇跡のような番組ですね!

ところでWitch'sCanyonですが、NevermoreよりはStoryがちゃんとしてたと思います、個人的な感想ですが。Nevermoreはちょっと色々それはありえないだろ〜と思ったのですが、Witch's...の方はもう少しドラマ本編に近い気がします。
ぜひ藤葉さんの感想もお聞きしたいです!
私は次に出るNovelとRisingSonを買おうかどうしようか迷ってます〜。

藤よう さんのコメント...

Jyaさん

日頃は私も「大人なんだから!」と我慢に我慢を重ねつつも、やっぱりふとしたところで誘惑に負けてしまいます。ま、たまには…ということで。

Witch'sCanyon、Nevermoreよりは期待がもてそうな感じでしょうか?
現在、かなり手強い本を読み始めてしまったところなので、そちらが読み終わったらという感じで、ぼちぼち手をつけてみたいと思っています。

次に出るNovelに、RisingSon?
私はどちらも全くチェックしていませんが…、売り手側というのは、本当にキリも無く新商品を打ち出してくるものですね。

匿名 さんのコメント...

「Supernatural the Official Companion Season 2」は買いの商品だと思いますよ。
と、言いながら発売前に届いていながらほとんど目を通してなくて…。けれど、今回も藤葉さまが美味しい部分をピックアップして下さって、とっても「ありがたや~」です。本当にいつも有り難うございます。
面白い&興味深いエピソード話と、それに対する藤葉さまのツッコミに笑いながら楽しませて頂きました。

>「Johnはもう今度こそ安らかに眠ったということにしたい…」
クリプキ氏、そんなこと言っているんですね。
この作品、結構何でもアリが通用する?作品だと思います。私もJohnの復活を期待しております!

★NRN★