2009年4月26日日曜日

Johnパパ考(まずはほんのちょっとだけでも…)

今年に入ってからバイトを始めたりしたこともあって、Supernaturalシーズン4の本気の感想文に関しては、しばらくストップしている状況なのですが、

(日頃、極力ネタバレ情報を避けて暮らしている私の耳にも随分前から「え~!?」と声を上げたくなるような噂が届いていた)問題の第19話がついに放送になってみると…、

お若いSPNファン(特にJensen!girls)からは、

「なんなのJohn!もうまじで最悪に失望させられた!」

なんていう声も多く聞こえてきて、

とにかくこのSupernaturalというドラマの第1話で、超好みの(JDM=)Johnパパに首っ丈になってしまって以来、ずっ~と、とにかくひたすら(Deanと共に…)「父ちゃん」のことを愛し続けてきた私としては、なんだかぜひともJohnのために弁護をしなければ!

という気分になってしまったのですが、

予想外に長引いてしまった風邪の病みあがりであることに加え、この週末はうかつにも久々に(ほぼ徹夜で…)Sのつくお話を読み耽ってしまったりして…

すっかり時間がなくなってしまいました。

でもこのままJohnパパの弁護をわずかでもしないままではどうにも気が済まないので…、

ちょこっとだけでも私なりの「Johnパパ考」という観点で日記を書いておきたいと思います。







実はシーズン4の、特にここしばらくのエピソードについては、私、ずっとJohnパパと息子たち(特にDean)との関係について考えさせられることが多くて、その辺りをじっくりと整理してまとめてからゆっくり考察を書き出していこう、

あ、それには、頭の数ページを読んだきりなかなかゆっくり読み込む気力を出せないまま、枕元でずっと待機している

「パパの日記」

も一通り読んでおくべきだよね、

なんて欲張ったことを考えている間に、バイト時間が7時間に延長されることになってしまったりして、すっかり感想文書きから遠ざかってしまう結果になっていました。

とはいえ、少しずつでも書き始めてみないことには始まらないので、

いつもの感想文とはまた違うニュアンスで、思いつくままに(少しずつ…)

「Johnパパ考」

というものを書いてみたいと思うのですが…、

本日は時間がなくなってしまったこともあるので、

まずは…ほとんどがJohnパパにとってアウェイな感想が多かった第19話に関して、全面的に同意とはいえないまでも、比較的公正な意見だったと思えたエピソードの考察記事から少々の抜粋をさせていただいて、お茶を濁してみたいと思います。






以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。

日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な考察を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。










とりあえずは、というか、第19話を考察したこちらの記事から:

根本的な考え方として、私の考察とは違う視点から書かれているなーと感じる部分も多いのですが、一応大人の広い目線で書かれている考察ということで納得できる部分も多いので、少々引用させてもらってしまおうと思います。

Papa Winchester Was a Rolling Stone


He showered Adam with affection and baseball games not because he loved him more, but because John wanted some level of normalcy, and he knew he could never have that with Sam and Dean after what happened to their mother.

彼(John)がアダムに惜しみない愛情を与え、野球観戦に連れて行ったのは、ジョンがアダムをSam&Deanよりも愛していたからではなく、ジョンがあるレベルでの「普通」を求めていたからだ、そして彼はSam&Deanの母親に起こった出来事の後で、二人との関係の中で「普通」を求めることはできないことを承知していたからだ。

John Winchester was fiercely protective, trying to shield Adam from the truth, but in the end, that failed. Adam was killed by a lowly Ghoul because he wasn't prepared for the world of demons. Sam and Dean, as much as they may resent the life they've been given, are only alive because of what John taught them.

ジョン・ウィンチェスターは、必死にアダムを(モンスターがそこら中にうようよしているという)真実から守り、隠そうとしたが、最終的には失敗に終わった。アダムは、悪魔のうろつく世界への準備ができていなかったために卑しいゴウルに殺されることになったのだ。サムとディーンは、彼らに与えられた人生を十分に恨みながらも、ジョンが二人に教え込んだものゆえに、生き延びることになった。



私がほぼ100%同意する!と思えた唯一のとあるFangirlの感想で(機会があれば次回にでも少し引用させてもらうかもしれません)

(1990年生まれの12歳のアダムが母親にパパに連絡をとって欲しいと猛烈なおねだりをして父親であるジョンに初めて(三人目の)息子がいることが伝えられたのは、サムが家族を捨てて大学へと出て行った時期とほぼ一致している。
サムを突然手元から失った当時のジョンは心にぽっかりと空いた穴を抱えていたはず…

という趣旨の計算および考察がされていて、私の中で、シーズン4に入って以来ずーっともやもやと考え続けてきた「父ちゃんと息子たち(特にDean)」の関係に対する考察に一つの筋道のようなものが見えた気がしました。

ジョンパパとしては、どうやってもやむを得ない事情があったとはいえ、「普通」を与えてやれなかった二人の息子に対し拭い去れない後悔と罪悪感があったはずで、実際に大人に差し掛かった次男坊にはっきりとした言葉で自分の育て方を全否定された上で、「普通になる!」と出て行かれた直後に、まだ思春期に差し掛かる前の息子がいたと知らされたら…、

(JohnがどこまでMaryの秘密を明らかにしていたのかわかりませんが、Mary:Sam:YEDの間になんらかの関わりというか因縁があったことには、長年のハンター生活の中で気付かざるを得なかったはずで)
悪魔との関わりのない女性を母親に持つ、つまり悪魔の呪いに縛られていない息子なら(John Winchesterという自分が父親であったとしても)「普通」に生きていくことができるのではないか、という希望を持ったとしても、

そして(ある意味非現実的なロールプレイングゲーム的に)二人の息子にしてやれなかった「普通」を全部与えて、「普通」の子育てというものをやり直してみたいという衝動に駆られたとしても無理はないと思うのです。

それ以来6年ほど?(7年くらい?)

(自力でフルの奨学金を得て大学に進学し、その後Low Schoolに進むことを決めた次男坊を面と向かっては非難しつつも、仕事相手のおじさんにはこっそり自慢したりしていた)父ちゃんが、年に一度、腹違いの三男坊の元を訪れては、

イーグル・スカウト(21個以上の技能賞を得た最高位のボーイスカウト団員)で、高校を主席で卒業し、(看護師の母の背中を見て育ったこともあってか)現在ではウィスコンシン大の医学部に進んだ

なんていう(Samに続いて大変優秀な!Winchester家の遺伝子って大したものですね!)「普通」の息子の「普通」な成長過程を見守った父ちゃん。

でもその行動は、次男坊が出奔してしまった後、ずっと一緒に二人きりで狩りを続けている(妻代わり、母代わりとして長年家族を支え続けてきた)長男には打ち明けることのできない後ろ暗い秘密だったわけです。


(中略)


On the one hand, John Winchester was brave and fearless, an expert hunter who cared deeply for his family. He also proved his bravery after his death, as Alastair told Dean that John refused to stop the pain of Hell by making the same deal Dean made. John sacrificed his own well-being for the greater good, something Dean wasn't able to do.

一方で、ジョン・ウィンチェスターは勇敢で恐れ知らずな、深く家族を思いやる熟練したハンターであった。彼はまた彼の死後も彼の勇敢さを証明した。アラステアは、ディーンが地獄でアラステアに応じたのと同じ約束を交わすことによって、地獄で自らに降りかかる苦痛を止めることをジョンはあくまで拒否したと語ったのだ。ジョンは、大いなる善のため彼自身を犠牲にしたということで、それはディーンが果たせなかったことだった。



上の段落では、ほぼSam:Adamの対比に集中しましたが、(Jensen&Deanの熱烈Fanboyであるクリプキが創造主として君臨する)Supernaturalというドラマの本編では、流れ上、私たち視聴者はどうしても、Deanにシンパシーを感じることが多くなります。

上でもちょっと(妻や母代わりだった…などと)触れましたが、Deanと父ちゃんの関係というものは、次男坊(&三男坊)と父ちゃんの関係、つまり、ある意味典型的な父と息子の構図とは明らかに異なっています。

そもそもシーズン4の考察として、私が一番述べたいのは、その「Deanと父ちゃんの関係」の部分なのですが!

時間がないからちょっとだけ、といって本日の書き出したものの、そこへ到達する前に体力&時間が尽きてしまったので、

今回はここまで、ということで投稿してしまうことにします。

なるべく早く続きを書きたいと思っています。
(父ちゃんの日記もなるべく早いうちに読みたいと思っています。)





あ、そういえば父ちゃんの日記に取り掛かる前に読んでしまわないと気持ち悪いから!と思っていた「Witches Canyon」を読み終わったのでした。

この日記の中でもだいぶ酷評してしまった…「Nevermore」からしたら、「Witches Canyon」の兄弟は、とても兄弟らしかったです。

DeanもSamも、行動&発言共にちゃんとDeanらしく、またSamらしくて、「Nevermore」で感じたおかしな違和感なく読むことができましたが、

延々と続く事件の様子を読んでいくのは…本来、本質的な意味で決してホラーファンではない私としては少々疲労させられました。

でも(きっとこのジャンルが好きな人にとっての)娯楽的読み物としては、ある程度のきちんとした質を備えたお話になっているといえるのだろうと思いました。

ちょこっと出てきた、兄弟と父ちゃんとの思い出も…、上のシーズン4の考察と決して矛盾していなくて、この作家さんはちゃんとドラマを見て、咀嚼し、きちんと吸収しているという感じを受けました。

なんだか上から目線のえらそうな感想ですが(本来、おっ?と思ったフレーズを書き出してゆっくり感想を書こうと思っていたのですけど…)このくらいで…。

ということで、「父ちゃんの日記」にも、そろそろ本気で手をつけたいと思います。

あー、今日の日記…、いつも以上に大急ぎで書きなぐってしまったのですが、ちゃんと日記になっているのだろうか。

2 件のコメント:

eiri さんのコメント...

藤葉様

こんばんは。お邪魔いたします
今回の日記、じっくり最後まで拝見させて頂きました。

第19話のパパとアダムの写真を観た時から、「パパひどい」という反発が出るのだろうなと思っていましたが、やっぱり出てしまったのですね…。

私はDeanが一番好きなので、彼にシンクロしやすいのですが、このエピではパパに対して「なんで?」とか切ないとかは思うものの、パパを最悪とは思いませんでした。
むしろ今でも、パパの愛を疑ってはいません。
20年以上追い続けた最愛の妻の仇に自分の魂を売り渡してでもDeanのことを救おうとしたパパの愛は、何よりも本物だと思いますし。

アダムとのことは、藤葉様も書いて下さっている通り、サムが大学に行ってしまってパパは寂しかったのだろうなと私も思いました。
あとアダムママには、メアリーの面影を重ねていたのではないかな~と個人的に思っています。

芯が強そうなところとか、優しそうなところに、メアリーを重ねて癒しを求めたのではないかと…。

外見的にはDeanを、頭の良いところにはSamを思わせるアダムに関しては、本当はずっとDeanとSamにしてあげたかったことを代わりに彼にしてあげただけなんじゃないかと思っています。

また、いつも一緒にいられる訳ではなく、かといって自分の心のすべてをアダム母子に捧げられる訳ではないJohnパパにとって、たまに会う時ぐらいは彼らに対して、善き夫善き父を演じるのがせめてもの罪滅ぼしではなかったかとも思うのです。

アダムたちのこともちゃんと愛していたとは思うのですが、結局パパの心を一番占めるのは、メアリーママとその忘れ形見の息子達で、アダムたちは二の次なんだろうなというのが個人的感想です。
(SamとDeanの危機はパパの弱点になるかもしれませんが、アダムたちの危機にはパパは冷静に対処してそうですもの…)

私もパパを擁護したいと思っている時に、藤葉様の日記を拝見して思わずコメントさせて頂きましたが、まとまりのないコメントの上に無駄に長くてすみません…(汗)

でも、今回藤葉様のJohnパパ考を拝見出来て嬉しかったです~。
もともとパパのことも好きでしたが、藤葉様の日記を拝見するようになってから更に愛が深まりました。
藤葉様のお体にご無理のない範囲で、続きをまた拝見出来たら嬉しいです。

今回も素敵な日記をありがとうございました。
次の更新も楽しみにしています。

藤よう さんのコメント...

eiriさん

またまた早速書き込みいただいてありがとうございます。

シーズンが進んでいくごとに、(私と同じくらい父ちゃん大好きな)Deanになんとか父離れをさせようという(私からしてみれば極めておせっかいだと思える)意図でもあるのか、Deanと父ちゃんの心のつながりを引き裂くような演出が顕著になっていく気がして、

とにかく「Johnパパ大好き!」な私としては、これまでもことあるごとに

「そりゃ一見Johnは酷い父親のように見えるかもしれないけど、父ちゃんの本心はそうじゃないのよ!」

と、しつこく擁護し続けてきたような気がするのですが、シーズン4に入ってから、なんだか細かいところで、あーまた、あーまた…とじりじりさせられるようなシーンや台詞が頻繁に神経に引っかかってくるようになって、いつかまとめて「Johnパパ考」を書こう!という気持ちだけは固めていたものの、なかなか書き出すこともできず、

書き始めてみるとやっぱり手ごわくて…

以前のように一日何時間でも日記にかかりきりになれる環境だったらなー、と、ついつい思ってしまいます。

でもついに手をつけてしまったので、なんとかマイペースでちびちびと進めていってみたいと思っています。

気長にお付き合いいただければありがたいです。