2010年7月3日土曜日

Supernatural シーズン5エピソード6おさらい①

前回のエピソード5でPagan Godを演じた

パリス・ヒルトンが南アフリカで、大麻所持により逮捕されかけた、

なんていうニュースも本日のお昼に流れていましたが、

今回こそ、エピソード6のおさらいを始めたいと思います。

いや、絶対始めますが!

その前にちょこっとだけ紙の読書の覚書を…。


***


いつの間にか2冊出ていたJonathan Kellermanのアレックスシリーズのペーパーバック2冊のうち、

『Bones』

読み始めた、と前回の日記で触れたのですけど、

早くも 28ページの 5行目で出てきました、

この前に読んだ『True Detectives』の主人公の一人 Moe君が。

しかも 『パシフィック署のMoe Reedです。Moeと呼んでください』(この時なんと本名がMosesだってことは隠してるの!その少し後、アレックスから、「MoeはMosesの省略形かい?」なんて聞かれちゃってたけども)なんて、Milo & Alexに自己紹介してるので、Moe君の登場は『Bones』の方が先だったのですね。

しかも観察眼の鋭いAlexにより、Moe君がどんな容姿をしているのかも、実に詳細に描写されています。

Young, ruddy, dirty-blond crew cut. だとか、

His unshielded eyes were clear, round, baby blue. だとか、

Dressed like a middle-aged preppie, but late twenties, tops, with the short-limbed, barrel-chested build of a wrestler. The barley-colored buzz cut topped a round, smooth face the sun would ravage. なんていう感じで。

(日差しに酷いことされそうな色白さんだっていうのに、左のほっぺに日焼け止めの塗り忘れがあって、もうそこがミディアムレアに焼けちゃってる、なんてことまで観察されてます。
マイロとアレックス二人並べて、「どっちがゲイだと思う?」 と聞かれたら十中八九、アレックスだと答えてしまう、と思うんだけど、本当にいつ読んでも、アレックスの観察眼はゲイだとしか思えないほどに詳細で繊細です)

『True-』の方でも、日焼けするとストロベリーヨーグルトみたいになっちゃうという描写が出てきたし(Kellermanはこのフレーズがお気に入りのようで、マイロもリックとのバケーションの後、ストロベリーヨーグルトだってアレックスから描写されていましたっけ)

クライマックス近く、Aaron兄ちゃんが思わぬ力仕事をするはめになって、今にも限界!という時、

「なんでこういう時にあの力持ちの弟はいないんだ!」 なんて心の中で文句を言うシーンが出てきたけれども、

Moe君、樽のように胸板が厚いレスラーみたいな体つき、ってほどの『がっしりくん』だったとは!

でもやっぱり上の描写、まさに『Numbers』のColbyだ!と思います。
(髪の色や瞳の色の差異はあるし、Colbyは多少日焼けできる感じだけれども)

さらに、『True Detectives』でのMoe & Aaron の白黒兄弟は、アレックス先生について触れる時『Marsh(沼地・湿地)で死体を見つけた時…』なんていう台詞を何度か口にしていて、

Marsh?沼地で死体を発見するなんていうプロット、今までのアレックスシリーズにあったっけ???

と、毎度ながら頼りない我が記憶力を振り絞ってみたりもしたのでしたが、

『Bones』: Moe君の出てくる直前の22ページ目くらいから、射撃の練習をしているアレックスにマイロがコツを伝授するという名目で、毎度のことながら二人していちゃいちゃ仲良ししていた時、

マイロの携帯に『Bird Marshに死体が捨てられてるのをボランティアが発見。パシフィック署の管轄だが、担当は新米刑事が一人だけだからヘルプに行け』なんていう連絡が入って、

ああ!この本か!

と、すーっと頭の中の霧が晴れたような気分になりました。

Marshで発見された死体を現場で調べるため呼ばれた人類学者たちの中に、『True-』ではMoe君のカノジョというか…、そういう感じの関係になっている黒人の美人(お兄ちゃんのAaronと同じカフェオレ色くらいの肌で、お兄ちゃんと同じ超美形) Liz も出てきて、あきらかにMoe君は一目ぼれした感じ。
(アレックスシリーズは基本的に、アレックスがいるシーンはアレックスの一人称なので、Moe君がLizをちらちらチェックしている様子もアレックスに観察されてます…)

某Winchester兄弟の某サミー君も某お兄ちゃんとそっくりな「睫毛の長いお目目パッチリで、唇のふっくらした超美人の彼女」と付き合っていましたが、

子供時代以来、(大好きすぎた挙句)なーんとなーく気まずい関係になってしまったお兄ちゃんと、目にもあきらかな共通点を持つ美人に一目で惹かれちゃったりする、弟君たちの心境について、

心理学の専門家のアレックス・デラウェア先生に一つ解説を聞いてみたい気がします。


ということで、ひょっとしたら、『Bones』を読み終わってから、『True Detectives』を復習することになるかもしれません…。








大したことを書くつもりはありませんけれども、日本ではまだ放送されていないSupernaturalシーズン5のネタバレが出てくる可能性がありますので、シーズン5が日本で放送される、もしくはDVDが発売されるまでネタバレは絶対に封印することにしているという方は以下の閲覧ご注意ください。











父ちゃんの亡霊にも妨害されることなく、無事、心の距離をちょっとだけ縮めたWinchester夫妻。

とにかく目の前に現れる悪い奴らをフン捕まえて、片っ端からケツを蹴っ飛ばしてやろうぜ!

ってことで、二人が次に食いついたのは、

幻の痒みに襲われ、なんと自ら頭を掻きむしった挙句、脳みそが飛び出してしまい死に至ったという、恐ろしくも奇妙な死を遂げたベビーシッターの女の子の事件。

死んだ Amber がベビーシッターをしていた Jimmy 少年から、かつて Sammy の子育てを一手に引き受けていた経験にものを言わせて、

「あんたが嘘をついてるのはわかってるのよ」(あのDeanの目つき!(笑))と、

Amberのヘアブラシに(今や懐かしの!)『かゆかゆパウダー』を振りかけたことを白状させたDean。

しかし事件はそれだけでは収まらず、

電池すらも入っていないJoy buzzer (中にぜんまいが入った薄い小さな円筒形のおもちゃ。手に隠し持って握手をすると、スイッチが入って振動を始め、相手に電気ショックに似た不快感を与える、いたずら用の古典的なおもちゃ)で感電死するという事件が発生。

iPhone だとか、ヴァンパイアがキスする映画なんかにばっかり夢中になってる今時の少年少女たちに腹を立てた、いたずらグッズショップの経営者が何か強烈な呪術を使って復讐をはじめたのでは…、

という推測を元に、地元のいたずらグッズショップを訪ねてみたものの、どうやら全く関係なし。





とはいえ、この店で『ブーブークッション』を見つけたDean(というかJensen)が、「サム!見て!」と、実に嬉しそうな顔をして、即お買い上げしていたのが…、

いつもあれほどJaredの強烈なオナラに悩まされてるというのに、健気というか、やっぱりSam(Jared)が大好きなのね、と解釈せざるを得ない私です。





奇妙な事件はさらに続々と続きます。

セキュリティーアラームに引っかかることもなく、鍵のかかったドアもしくは窓をすり抜けて侵入した5フィート10インチ、350ポンド、羽が生えてて、ピンクのチュチュを着ている不気味なオヤジ=自称『歯の妖精さん』により、32枚の25セント硬貨と引き換えにして、全ての歯を抜かれてしまったお父さん。

Pop Rocks(口の中ではじけるキャンディ)Cokeを一緒に食べて(飲んで)、胃に穴が開いてしまった少年たち。

『いつまでもそんな顔してると、そのまま固まっちゃうわよ!』 とお母さんに怒られるに違いない顔で固まってしまった男性。


ここまで頻発する奇妙な事件の数々に、Deanがふとひらめいたのは、これってみんな、

『子供が信じる(大人がつく)嘘』

で、それが現実になってしまっているってこと。

でもだとしたら、この事件を引き起こしているナニモノかは、現実を作り変えちゃってるってことで、それって、神か、トリックスターに匹敵するくらいの力を持ってる上に、

9歳(もしくはディーンの…)ユーモアのセンスを兼ね備えてる存在だということに。

その後、Dean が Joy Buzzer でこんがりとローストした豚のモモ肉のサンドイッチをなんだか不自由そうに左手だけで頬張っていると、

事件現場を再検証して回ってきたらしいSamが呆れ顔で、「まだそんなの食ってんのか?」と言いつつ、

今回の奇妙な事件の数々が、半径2マイルの円の中に収まっていることを報告、

「ひょっとして、このモーテルもその円に入ってたりする?」

「ああ。なんで?」

というサムにディーンがずっと画面の外に隠してあった右手を掲げて見せると、なんとその手の平には「ふさふさの毛」が生えています。

「暇だったしさ、(奇妙な事件の調査で訪れた病院で出会った “Jen” という美人の)看護士さんが Hotだったから…」

「兄ちゃん!それで目が見えなくなった可能性だってあったんだぞ!」






この兄弟のやりとりはどういうことかというと:

"they" used to tell children that masturbating would result in a variety of physical maladies, including hairy palms, blind eyes, or crossed eyes.

あえて日本語はつけないことにしますが、『手の平の毛』も、ある意味大人(they)が子供につく嘘の代表的なものということになるわけですよね。





とにかく円の中心にある家を調べに行こう、でもその前に5分くれ…

と、バスルームに向かうディーンの背中に、

Sam: Hey, do not use my razor!
   おい、俺のカミソリ使うなよ!


というサムの厳しい声が飛びますが、ディーンのあの笑顔を見ると絶対に…。





手の平の毛も無事サムのカミソリで処理し、またもやFBI捜査官を装って、神やトリックスターにも匹敵する力を持つモンスターに対面する覚悟で、奇妙な事件の爆心地とも言える畑の真ん中にある疑惑の一軒家を訪れた兄弟の前に現れたのは、

1998年3月29日生まれなので、昨年秋の放送時には、11歳ということで

反抗期(&思春期の入り口)に差し掛かっているためなのか、ちょこっと生意気気味ではあるものの、

ごくごく、本当にごくごく普通の少年だったのでした。


***


と、いつもながら、エピソードはやっと本題に入ったところなのですが、Moe君の件で大分横道に逸れてしまったこともあって、大分長くなってしまったので、今回はここまでということにさせていただきます。


なるべく早めに続きを更新できるよう頑張ります。

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