2011年5月30日月曜日

Supernatural シーズン6エピソード考察 Sammy と Cas ①

Sammy と Cas ?




今、頭の片隅に 『トミーとマツ…』 というフレーズがほんのチラリとでも浮かんだあなた。



はいっ、私とほぼ同世代。



と、どーぅでもいいことは、置いておいて。



Supernatural シーズン6も(ワタクシ個人的な感想としては、少々不本意な展開ではありながら)幕を下ろしたということで、シーズン7の再開まで、今年も長~い夏のHiatusを乗り越えなければならない私たちFangirlsなのですが、



この間に、少しは初心を取り戻して、自分自身に活を入れるためにも、(これも毎年言ってるような…)



放置プレイにもほどがあるというほどに、放置しっぱなしだったシーズン6のエピソード考察にたとえ少しずつでも…戻りたいと思います。(少し、少しってくどいかしら…)







以下、Supernaturalシーズン6のネタバレが出てきますので、閲覧ご注意ください。

















まずは、前回のエピソード考察の続き的な流れということで、考察の範囲としては、シーズン6に限定せず、もっと前のシーズンからということになるかもしれませんけれども、



Supernatural 界の魔性の美人さん

(何しろ関わった男たちをことごとく我を忘れて虜にさせた挙句、多くの男たちは身を破滅させるようなことになっています)


Dean Winchester さんを巡って、まさにSlash 系に傾倒するFandom内でも目下火花を散らして対決中の男性二名



Sam Winchester さん vs. 天使の Castiel さんの関係性についての考察を少し入れてみたいと思います。



ですが…、前回の、サムさんの人物像への考察の際、少々書き漏らしたことがありますので、その辺を先にちょこっとだけということで、『Sammyさんという人』の続きを書かせてください:



【Sammyは、ブルネットの美人がお好き?】



Sammyさんがこれまでの(行きずりで関係を持った)女性遍歴。



(Sammyさんという夫一途のくせに)女好きキャラを無理やり前面に押し出してタフガイな女たらしを気取っているDean兄ちゃんからは、ガリ勉オタクなどと評され、一見した表面上は、あまり女性に縁もないし、興味もないというような触れ込みの体裁を維持している Sammy さんではありますが、


父ちゃんや、母方のじいちゃん譲りの立派な体格と、どんどん男らしくなる顔立ち、女性というものを本能的に無条件で惹きつけずにはおかないフェロモンなどと言った条件を生まれながらにして有しているため、


過去のシーズンを振り返っても、狩りの最中に(Deanと違って、なんの努力もなく)かなりの数の女性をその魅力で吸い寄せてしまっているというのは、否定のしようもない厳然たる事実。



そんなSammyさんの周辺に現れる女性たちというのは:



シーズン1第19話『Provenance』の画商の娘(じゃなかったっけ?)Sarah


シーズン2第17話『Heart』のMadison


シーズン4第14話『Sex and Violence』での女医さん


そしてもちろんシーズン4で、兄ちゃんの留守に不倫関係に陥った二代目ルビー


等など、など等、ナドナド、その他、事件解決に際し、複数のシングルママたちからお礼のキッスをされるなどという事例も多数報告されております。



こうした(ほぼ)一夜限りのSammyさんのお相手、実はこれが面白いくらいにタイプが統一されているのですよね!



それは、そのことごとくが、ブルネットの美人さんである、ということ。



藤よう的妄想考察にもとづくと、「超自分の好みの異性の姿で登場する」 ことになっているCrossroad の小悪魔さん(私がCrossroadでお願いした場合、JDMが現れるはずなの…)が、

Sammyさんが呼び出した場合、Sammyさんの中の人であるJared P氏の元カノ(当時は婚約者だったのかな?)のSandyだったこと、

(まあ、Winchester兄弟が、片っ端からCrossroadの美人小悪魔を殺してしまったせいで、Crossroad部門も人手不足となり、最後はCrowley部長みずから、現場に出るはめになってしまっていましたけどね)

兄ちゃんの留守に始まった不倫関係をなかなか清算できないまま、かなり長いこと引きずってしまうことになった二代目Rubyは、Jared P氏の奥さんになってしまったというような事実関係により、


いつの間にか、Sammyさんの女性の好みは、『ブルネットの美人』であるというような見方が、Supernatural界ですっかり定着してしまったのですけれども…



いいですか? 落ち着いてよく考えてみて。



ブルネットの美人が好きなのは、Jared なんです。Sammy さんじゃないんです。



ん? うんうん、私の言ってること、確かに、はっきりと理屈がおかしいことになっていますよね。



でも、まあ、聞いて。



この5年間の私の日記をちらっとでも振り返っていただければ、すぐにお分かりのように、Sammy さんの本当の本当の本当に根本的な好みは、



『金髪で背の高い唇ふっくら美人』(どっちにしても美人が好きなのは確か)



なのです。



ならどうして、Sammyは一夜のセックスの相手に『ブルネットの美人』を選ぶのか。



それは浮気と本命との間に、きっちりと線引きをするため、だと思うのです。



マザコンとブラコンが結合した、ものすごーく強烈な愛着というか愛情をベースにしてがっちりと兄ちゃんに粘着している Sammy さんは、


(何度も何度も同じ理屈ばかりで、しつこくて恐縮です…)思春期以降、一旦、「これじゃ駄目だ!」と兄ちゃんへの粘着愛をすっぱり切り捨て(た。と、自分に言い聞かせ)、兄ちゃんにそっくりなジェシカをお嫁にもらうことに決めました。


ところが自分の本当の気持ちを偽って生きていくことなど運命が許さないということなのか、まさにその運命の采配によりジェシカを失い、超絶邪魔者だった父ちゃんもいなくなり、いつしか気づけば、絶対に手に入れることなどできないと自分に言い聞かせ続けていた兄ちゃんと、晴れて結ばれること…、ゴフッ、ゲフフッ、いいえ、


ずーっと一緒にモンスターを狩って旅して行こうよ!ね? という状況に直面してしまうことになったわけです。



そんなこんなで、ド本命で、世界一大好きな兄ちゃんと、ほぼ夫婦同然に24時間片時も離れることなく愛に満ちた生活を送ることになったわけではありますが、


なにぶんにも、母代わりに自分を育ててくれた兄ちゃんですからねー…


パンツ一枚で寝ている姿(お尻)をいやらしい目で存分に鑑賞したり、歯磨きしながらさりげなくシャワーを覗いたり、酔った振りもしくは軽いおふざけの取っ組み合いを装ってベッドに押し倒したり、あらゆる機会を捕まえて思いっきりぎゅーっっっとハグしてみたり、

(たぶんほんの少しだけ、藤ようの妄想が紛れ込んだ可能性もなきにしもあらずです)


そんな微笑ましくも可愛い小さな欲情発散は時々しているものの、


『兄ちゃん、セッ〇スさせて』 (シモネタじゃねーかっ!!)


という、最後のお願いだけは口にすることができません。


でも Sammy さんも至極健康な二十代の一青年ですから、溜まったものを吐き出す必要があるわけです。


とはいうものの、『金髪で背の高い唇ふっくら美人』をセックスの相手に選んでしまう、というのは、Sammyさんの中で、あまりに『兄ちゃんとセックス』に直結してしまうこと。


ちなみに言えば、ジェシカをお嫁さんにしよう、と思ったのは、兄ちゃんと完璧に決別するつもりだったからです。


で、どうなるかというと、唯一『身体の関係』だけは許されないものの、兄ちゃんと実質ほぼ夫婦同然の関係を築き上げた Sammy さんとしては、兄ちゃんへの激しすぎる愛情ゆえに、皮肉にも『金髪で背の高い唇ふっくら美人』という、ど真ん中のタイプとはセックスできないことになってしまったのです。


(だって、兄ちゃんとキャラが被る女の子とセックスするクセがついちゃったら、うっかり寝ぼけて兄ちゃんを襲ってしまうようなことにもなりかねません)


そんな Sammy さんの自制心に関して、私が心底凄いと思ったのは、理性や罪悪感という歯止めがすっぱりとなくなっていたはずの「魂抜けSammyさん」までが、きっちりと「ブルネットの美人」のみを相手にしていたこと。


それはSammyさんが潜在意識の底の底まで、「兄ちゃんと被る女の子とのセックス」をタブーにしていたからだと思うのです。


あれほど奔放だった「魂抜けSammyさん」ですが、Sammyの記憶に刻まれた、「兄ちゃん大好き」「兄ちゃんと一緒にいたい」等々の気持ちを筆頭にした、兄ちゃん関係の強烈記憶についてだけは、なにか別格のものとして、理由も分からずに守って、従っていたように見えました。


そんな強烈記憶の中に、「兄ちゃんとのセックス」および「兄ちゃんとタイプが被る女の子とのセックス」も、絶対にやってはいけないこととして刻まれていたのかもしれません。


では、金髪以外なら、栗毛でも、赤毛でも良さそうなのに、なぜブルネットなのか。


Season 6, Episode 13: Unforgiven では、サムじいちゃんと二人で調査に行った街の「目力の強いブルネットの美人」を総ざらい食っちゃったりもしてましたよね。


「目力の強いブルネットの美人」


これがキーワードです。


そう、Dean がその昔(Benの年齢+1年前)、まだ兄ちゃん離れする心構えなんかできるはずもないほんの少年だった Sam を捨てて、家族を築くことを決心しかけた相手、


そして上のW Samuels の仕事の時にはまさに、Dean と家族として暮らしていた相手。


Lisa そのものです。


兄ちゃんとセックスできないから、兄ちゃんがセックスする相手と同じタイプとセックスする。


非常に屈折して捻じ曲がった理屈ではありますが、ある意味一本筋が通っているとも思えます。


(もちろん以上は完全なる私の妄想解釈ですけれどもさっ!)


Sammy さんがそこまで執着し、とんでもなく深い愛情を注いで、大事にしてきた兄ちゃんとの間に、突如割り込んできた Castielという間男天使。


今回はタイトルにもあるように…、まさにその Cas と Sammy との関係性について考察を加えるつもりだったのですが…、


Sammy さんの女性の好みに関する(シモネタに寄りすぎた)考察が、思いのほか長くなってしまったので、次回に続く、ということにさせていただきたいと思います。

タイトルに偽りあり! 皆、油断しないで! 藤ようってそんないい加減なやつなのよ! 騙されないで! 上の考察も100%嘘っぱちだってことは承知しつつ、楽しく妄想しているだけだから、石は投げないで…。

4 件のコメント:

oruka さんのコメント...

藤ようさん、こんにちは。

石を投げるなんてとんでもない。花束プレゼントしたいくらい(^◇^)。

今回の考察も楽しいです。いや、とても興味をそそられてます。
Samが『金髪で背の高い唇ふっくら美人』に手が出せない理由、大納得です。
魂がなくても、それはしっかりインプットされてるって、もうSamの細胞の1つ1つまでが兄ちゃんへの愛で溢れてるんですね(笑)。

そこへさらにオトボケ天使のキャスが絡んでくるって、もうわくわくします。

次シーズンが始まるまで時間はいっぱいあります。
どんなに深い(笑)内容でも大丈夫、最後までついて行きます。(*´∇`)ノ
続き待ってまあす。

藤よう さんのコメント...

orukaさん

書き込みありがとうございます。

石つぶてを受ける覚悟で、シーズン4でキャスが登場して以来少しずつ胸に積もってきた妄想を文字にしたので、

orukaさんに大納得と言っていただけて、ひとまず、『ほっ』です。(笑)

>>細胞の1つ1つまでが兄ちゃんへの愛で溢れて…

そうなんですよね!
私もシーズン1から、一貫して、Sam の兄ちゃんに対する愛に注目して考察(妄想…?)してきましたが、Samさんって、ほんとブレない男だと思います。

天然オトボケ天使のキャスとの絡み…、これがなかなか上手くまとまらないのですけど

今年のHiatusこそ!くじけずに、気長にエピソードのおさらいを完了に向けて頑張りたいと思ってます。

もち さんのコメント...

確かに!
なるほど!です。
膝が痛くなるほど叩きまくりました。

サミーさん…なんてねじ曲がってて粘着なんでしょう…(笑)

今回の記事もとても面白かったです。
続き楽しみにしております!


PS
Blorrer不調なのだそうで、そのおかげで折角の裏日記更新のチャンスが見送られてしまい大変悲しいです。
私自身は全く英語が駄目なのですが、感想や紹介などはとっても楽しみにしているので、また機会がありましたら更新して下さい!
きっと皆さん待っておられると思います!

更にPS…
(私がCrossroadでお願いした場合、JDMが現れるはずなの…)の呟きにくすりとしました。
本当に本当に好みなのですね!

藤よう さんのコメント...

もちさん

>>サミーさん…なんてねじ曲がってて粘着なんでしょう…

(笑)!
完っ全に私の妄想の産物による考察なんですけど、

パタパタパタと頭の中でつじつまが合ってしまうと、もうそういう目でしか見られなくなってしまうというのは、不思議なものですね。

なんとか続きを…、頑張っていきます!

PS
もちさん、なんと裏の日記を覗いてくださることもあるんですか?!
この頃では、こちらの日記でSlashの感想をチラリと書いたりすることもあるもので…、
ついつい裏の日記をほったらかしにしてしまっていました。
そろそろ今年のSPN BigBangの投稿も始まるので、久々に裏の日記の更新にも手を付けられれば…と思っております。
管理者としてログインできるようになったら…、ですけども。

更にPS
JDM…、やっぱり好み!なんですよねー。