2011年11月15日火曜日

Boys Loveが追いかけてくる(あれやこれや)



先日のタモリ倶楽部を見ていたら、BL(Boys Love)なんていう言葉が飛び出してきて、びっくりしました。

漫画家さんなどが、資料にしたりもするらしい、ポーズ写真集(とかなんとかいうもの)を特集していたのですが、その最後に出てきたのが「BLポーズ写真集」。

嫌がる受を押さえ込もうとする攻、だとか、

ドライブ中に雰囲気が盛り上がって、がばっ…、みたいなシーンだとか、

受を毛布で包み込む攻、だとか、

まあ、笑ってみられる程度のポーズではあったものの、基本夜は、PCで海外ドラマをみていることが多い私は、タモリ倶楽部は録画しておいて思い出した時に見るという感じになっておりまして、「BLポーズ集」をとりあげたこの回を見たのは、日曜日の午後、妹が母の爪みがきをしているすぐ隣だったため、微妙にきまずく、笑うに笑えず、難儀しました。


その他、最近見ている海外ドラマなどでも、まるで私ピンポイントで、『Boys Love』好きを当てこすられているのでは…、と思うことが続いたので、少々書き出しておいてみたいと思います。











以下、Supernaturalを初めとして、様々な海外ドラマのネタバレが出てくる可能性がありますので、ご注意願います。













Supernaturalシーズン7第7話すぐに感想書きます…などと言っておきながら、案の定、あっという間に、周(週)回遅れになってしまいましたが、これ以上遅れないよう(書くのが嫌になってしまう前に…)、第7話、第8話の感想を早いうちに書いてしまうつもりではおります。 



SPN第8話は、BL系のSlashを書いている可能性が濃厚な熱烈なSam!girlのBeckyが大活躍でしたね。

私は、いかにもな演出に完全に乗せられているなーとは思いつつ、まあ楽しくエピソードの鑑賞を終えたのですが、


放送直後、数人のFangirlsの雑感的な感想文を覗いた折、



「男性目線から見たら、今回のエピソードは、まさにCrazyなFangirlsの夢を実現したという感じに見えるのかもしれないけれども、

愛の媚薬かなにかしらないけど、ドラッグで意識を失わせて、本人の意思に添わないことを強要するのは、はっきりレイプよ!」




というかなりきつい批判的意見がバタバタッと投稿されていて、正直ちょっと意表を突かれました。



Samの台詞の中に『Roofie』という実際にレイプドラッグを暗示する単語が出てきたこともあって、Beckyの台詞の中で「実際にコトには達してない」という表明があったにしても、今回のBeckyの行動に、(ひょっとしたら一番の根底には、多少のやっかみもあったりもするのかもしれないけれども)かなりの嫌悪感を抱いたFangirlsも少なからずいたのは確かなようです。


そういった感想に強く同意するコメントの中に、「Dub-Con(乗り気じゃない相手にSexを強要する)」や「Non-Con(強姦)」ばかりが出てくる『Yaoi』を読めない、なんていう書き込みを見つけて、


私としても、『やおい』というものを読まなくなって久しいけれども、そういえば、『やおい』では、オクテで何も知らない受(=Sexに対して消極的)と、経験豊富な攻っていうカップリングが割と多かったかも…、 


(腐女子として)『やおい』で育った私としては、ことFictionの世界のお話に限っては、「Dub-Con」および「Non-Con」的なSlashもそれほど抵抗なく読んできたかも知れない…、と自覚して、ちょっとハッとしました。


もちろん、実際に『Roofie』を使ったレイプがごく身近に存在するような環境があるらしい欧米と、それと比べればまだまだ保守的な日本の文化との違いというのも大きな要素としてあるのかもしれませんが、


『Boys Love (Yaoi)』的な二次創作でも、こんな風に受け取り方が違う部分もあるのだなーと、思わぬ再確認した私でした。





***





そういえば先日、 

『'Supernatural' Casts 'X-Files' Star as Eliot Ness』

なんていうタイトルを目にしてどうにも我慢できず。

またもや、反射的にSpoilerな記事を開いてしまいました。


先シーズンは準レギュラーとして出演していた Samuel WinchesterおじいちゃんことMitch Pileggi(スキナー副長官)、そしてボビーおじさんの(わけありな)親友として数回登場したRufusおじさん(ミスターX)に続いて、


X-Filesでは、モルダーとBoys Loveな関係(私の中ではね)で、ほっぺにキスしたりしていた子ねずみクライチェックこと、Nicholas Leaが!


あのクライチェックが、ついにSPNにゲスト出演することが決まった!とのこと。


『V』で久々にクライチェック(Nick)の姿を目にして「なかなかいいおじさんに成長した!」とワクワクしていたら、あっけなく退場になってしまってガクッとさせられたところだったので、


伝説のFBI捜査官(だったっけ?)Eliot Nessという役柄上、一回こっきりのゲスト出演とはなりそうですけど、来年一月放送のエピソードが楽しみです。





***





『Fringe』:シーズン3鑑賞終了 


SPNの感想書きを保留し、この週末で一気にシーズン3を最後まで鑑賞しました。


本当にどんどんどんどんプロットはややこしくなるFringeですが、悔しいことに面白いです。


そして、ときどき差し挟まれるBL風味な演出にどうしても敏感に食いついてしまう私です。


仲良しすぎる(こちらの世界の)Walter & Peter親子


基本的にWalterのことを「Dad」とは呼ばないPeterが、なんらかの事情で意識混濁している時などに、超かわいく『Dad?』なんてWalterを呼んだり、

オリビアの頭の中から戻った瞬間、Walterに思いっきり抱きしめられて「大丈夫だよ、落ち着きなさい」なんて、頭を撫でながら頬ずりされたりされるがままになっている姿をみると、どうしても一瞬でやられてしまいます。


シーズン3は、あちらの世界と、こちらの世界で、二本のドラマを同時に撮っているような感じで、二つの世界での役を演じ分けている俳優さんたちはそれぞれにすごいと思うのですが、中でもやっぱり、


Walter vs. Waltenate がすごいです。


Peter大好きな天然パパWalterと、冷酷なできる男のWaltenate。


もちろんメイクや髪型を変えてもらってはいるけれども、表情から話し方まで、本当に全くの別人なんですもんね!


そんなWalterパパが溺愛している Peter は、まあ、無精ひげで男っぽくみせているのだろうけど、ほっぺのぷっくりしたラインと唇のバランスが、なんというか、赤ちゃんみたいに可愛くて、無防備に笑顔になって、Walterに甘える姿を見せてくれたりすると、んもうっ!本当に可愛いです! 


たまりません。


そして、(英語圏で)Slashというものが書かれ始めた元祖というか、ルーツだとも言われる『スタートレック』のスポック役であまりにも有名なLeonard Nimoyが演じる、William Bell(Belly)の魂が、Oliviaの身体の中に入りこんでしまった時には、


Belly & Wallyのおじいさん二人(見た目は、一人妙齢の女性でしたが)、まさに少年のように仲良くジョークを言い合ってくすくす笑いを噛み殺したりして!あれも可愛かったです。





***





シーズン3がもう少しで終わるというところでストップしたまま、完全に遅れをとって(本国アメリカでは今シーズン8が放送中)、半ば本気で卒業するつもりだった


『Desperate Housewives』 を最近、突如、鑑賞再開しました。


現在、シーズン3のラスト、シーズン4を一挙に鑑賞終了し、シーズン5第11話まで見たところ。


ドラマを見るのをやめて離れていると、Desperateな妻たちのことが、ちょっと「恐い」ような感じさえしてしていたのですけども、


やっぱりこのドラマって…、おもしろいですね!


何年も放置して寝かせず、早いとこ見ればよかった。


このドラマは、テンポが良くて、どんどん先が見たくなる謎やサスペンスの要素が、主婦の日常の中にちりばめてあって、なんだか自分でも恐ろしくなるくらいに中毒になります。


本日の日記のテーマであるBoys Loveの要素としては、


ブリーの息子のアンドリューがゲイだというのは、初期のシーズンの頃から出てきていた設定でしたが、数年鑑賞を離れている間に、なんとウィステリア・レーンに、ゲイの夫婦が引っ越してきていたのですね。


一挙に5年後に飛んだシーズン5(厳密には、シーズン4のラストエピソード)からは、スーザンの彼氏ジャクソン役として、あのまさに伝説のゲイドラマ、(アメリカ版)『Queer as Folk』(そういえば、このドラマも鑑賞途中で止めていました…)のBrian Kinneyこと、Gale Haroldが出てるじゃない!びっくりした!


Gale Harold と言えば、数年前に、『The Unit』で見かけた時、髭面のむさくるしいおじさんになってて、微妙にショックを受けたものでしたが(あれ役づくりだったのかな…)


Desperateに出ているGaleは、QAFの頃のまんまって感じじゃないですか?

(本当にじっくり見比べたら、多少衰えているのかもしれないけれども)





***





そして、Hawaii Five-0シーズン2



Steve & Danno!なんなの!



第7話(ハロウィーンエピソード)の終盤、Dannyが掘り出し物のワケアリアパートを確保して、大きなベッドも買い(←SteveとChinに運ばせて)やっとお引越し終了!と思ったら、Dannyは、前の住人であるおばあさんの「オバケ」と対面してしまっていたことに気づいて、「お引越しキャンセル!」ということになり、


第8話の冒頭、Dannyがまたもや、窓もないモーテル(あれアパートなの?)に舞い戻って部屋で一人で古いSF映画を鑑賞しているところに、こそ~っと侵入してきたSteveとの会話、が以下のような感じ。

(注:私の頭の中では、Dannyの台詞は、某Deanさんよりももっと女らしい日本語で再生されます)



Danny: You know, buddy, I got to tell you, I'd be way more impressed with your ninja skills if A) the door was locked, and B) you didn't call and get the room number.

  ねえ、あなた、言わせてもらうけど、

  A) ドアに鍵がかかっていて、

  B) 電話をかけてきて、部屋番号を聞いたりしていなければ、

あんたの忍者スキルにもっとずっと感心できたんだと思うのよ。


Steve: Well, I'm sorry to disappoint. Next time, I'll come through the window, okay? Oh, wait a minute. There are no windows.

  そうか、がっかりさせてごめんな。次は、窓から侵入するよ、いいか?おっと、待てよ。窓なかったな(この部屋)。


Danny: Do me a favor, please. Okay, this is obviously temporary until I find something different, and more importantly than that, this place isn't haunted.

  聞いてもらってもいい? この部屋はあきらかに、どこか別の場所を見つけるまでの仮住まいよ、それにもっと重要なことは、この部屋にはオバケが出ないってこと。


Steve: Not haunted? You run a blue light over this apartment, the last thing you're gonna be worried about is ghosts, my friend. You what I'm saying?

  オバケが出ないだ?お前な、部屋を決める基準として、幽霊なんか一番後回しの条件だぞ。俺の言ってることわかるよな?





と言いつつ、どかっとDannyの座るソファの隣に腰を下ろし、妙に大げさな仕草で、いかにもDannyの肩を抱きそうな感じにソファの背もたれに腕を乗せ、足を組むSteve。




Danny: Mmm.

   んん。


Steve: What are we watching? Enemy Mine?

  何、見てんだ?エネミーマインか?


Danny: Mm-hmm.

   んー。


Steve: That's awesome. I feel like I'm in a time machine. Like a tiny, little, really badly-decorated time machine.

   そりゃ、すごいな。俺、タイムマシンに乗っちまったような気がするよ。ちっちゃなちっちゃな、まじで趣味の悪い飾りつけがしてあるタイムマシーンにな。


Danny: Okay. I like this movie. Okay? I think it's a classic.

   オーケイ。私は、この映画が好きなの。分かる?古典だと思ってる。


Steve: You have to pause... 
(↑ 一応、Dannyが画面から目を離してSteveを見てくれたので)

   一時停止しなくていいのか…


Danny: Buh-buh. If you're gonna be here, I'm gonna have to ask you to sit quietly and give this cinematic masterpiece the attention it deserves, okay? Can you do that?

   まったく。ここにいるつもりなら、静かに座って、この古典的名作映画にふさわしい敬意をはらってみて欲しいの。そうできる?(←完全にお母さんの口調です)


Steve: Yup.

   ああ。



Danny: Thank you.

   ありがと。



Steve: Oh. That's disgusting. (画面を目をうるうるさせて見つめるDannyを見やって)You okay?

   あー。(映画の感動シーンに対して)吐き気がするぜ。お前、大丈夫か?


Danny: Huh?

   は?


Steve: I mean, you want a tissue or something? (Dannyの強烈な咳払いに)What's the matter?

   つまりさ、ティッシュか何かやろうか?どうしたんだよ?


Danny: Nothing's the matter. You weren't moved by that little moment right there, that scene?

   どうもこうもないわよ。あんた、あの小さな瞬間を切り取ったあのシーンに感動しないっていうの?


Steve: Evidently not as much as you.

   あきらかに、お前ほどは感動してないよな。


Danny: Oh, well, I'm sorry. Okay, I'm sorry that I got drawn in to a beautiful film about sacrifice and friendship. I apologize.

   ああ、そう、ごめんなさいね。わかったわ、私ったら、犠牲と友情をテーマにした美しい映画に引き込まれちゃったりして、悪かったわ。


Steve: The dude just gave birth.

   あいつ、男なのに子供を生んだんだぜ。


Danny: He's an alien, okay? They got different plumbing on this planet. Okay, I don't know. They're all hermaphrodites or whatever.

   彼はエイリアンなの、わかる?あの星では、身体の構造が違うんでしょうよ。いい?あたしだってなんだか知らないけど。あの人たち皆、両性具有とか何かってことなんでしょ。



Steve: I just didn't understand why you were crying, okay? It's kind of like... I mean... I'm not...

   俺はただ、お前がなんで泣いてるのかわかんないだけだよ。なんていうか… つまり…、俺は…。


Danny: Did I cry? You know what? Forget it. Forget it. Forget it. Forget it. You don't know what it's like to be a father, you don't understand. You know what I could do? I'll find a cartoon.

   あたしが泣いてたって?聞いて?もういいったら、いいったら、いいったら、もういいわよ。あんたは父親になるってことがどんな感じなのか知らないから、理解できないのよ。そんなあんたに私がしてあげられることといったらね。マンガがやってるか探してあげるわよ。


Steve: Okay, speaking of cartoons, are you planning on bringing Gracie here? Because if you are, as a law enforcement official, I'm required to call the Department of Child Protective Services.

   オーケイ、マンガと言えば、お前、ここにグレースを連れてくるつもりか?もしお前がそのつもりなら、法の執行官として、俺は、児童保護局に電話する必要がある。


Danny: Oh, you think you're funny. I'm gonna give it a medium. It's okay. A cultureless...

   ああ、あんた、自分を面白いと思ってるのね。そのネタには、まあまあ、っていう評価をあげるわ。いいわよ。あんたって人は、全然文化的じゃなくって…


Steve: (鳴り出した電話に出つつ)Shh. McGarrett.

   しーっ、マクギャレットだ。



Danny:...animal.

   けだもので…。



と、ここで残念ながら、Five-0が担当しなければならない事件発生の連絡が入ったため。二人のいちゃいちゃは一時(?)中断ということに。


Dannyは、まだ小さな娘のGraceの子育て真っ最中ということもあって、子育てが終了しかかっている某Deanさんよりも、さらにもっと母性が溢れかえってる感じなんですよねー。


好きな子をいじめる小学生のいたずらっ子みたいにからんでくるSteveをあしらう時の口調とか!(笑)


まさにお母さんっていう感じ。


Danny と Steve を演じる Scott Caan と Alex O'Loughlin は、某SPNの某Boysなんかよりも少々大人であるだけあって、J2みたいに「えー、こんなこと言うかよー」なんてつべこべ脚本にケチをつけたり、監督に反論したりなんかせず、脚本に書かれていることはちゃんと自分の役割として、演出されるとおりに演じているということなのかも。


ま、Steve がこのシーンでこんなにも Dannyにからむのは、前回、Dannyは、せっかく広くて綺麗なアパートが格安で借りられることになって、(でっかいSteveも余裕で一緒に寝られそうな…)大きなベッドも買ったっていうのに、「オバケが出た!」なんていうわけの分からない理由であっさりキャンセルした挙句、せっかくの二人揃ってのオフに、Steveとも遊ばず、古いSF映画なんかを見て目をうるうるさせたりしてるからですよね。


Steveは、Dannyに、とにかく何をおいても一番に相手をしてもらいたいのです。


だから今回のエピソードで、捜査中にDannyが保護して、ずっとあちこち連れて回っていた、ワンコにまでヤキモチを妬いて、不機嫌にぶつぶつ文句を言ってたわけですよね。


「もいっかい聞いてもいいか?なんで犬が助手席で、俺が後ろに座らされてるんだ?」


ってね。(笑)


Dannyがあんなにも感動していたので、近々、古典SFの『Enemy Mine』を見ることになりそうです。





***





Gay Romance小説



Madeleine Urban & Abigail Rouxの『Cut & Run』シリーズ。


一作目を読んだ後、二作目以降を、枕元の本の山(所謂、積ん読本)の中に埋もれたまま放置してあったのですが、うっかりしている間にシリーズ四作目となる『Divide & Conquer』が発売になってしまって、それを注文するにあたり、慌てて二作目以降の続きを読み始めました。


ということで、少し前に二作目『Sticks & Stones』を読み終え、


現在、三作目『Fish & Chips』を読んでいるところ。


このシリーズ、どんどん面白くなりますね!


三作目『Fish & Chips』では、主人公の Ty と Zaneの二人、なんと、ゲイの夫婦として、二週間の豪華客船の旅に出つつ、思いっきり人前でいちゃつきながら、覆面捜査を行うことに。(笑)


一作目の『Cut & Run』の頃とはもうまるで別人のようにTyが可愛いんですけど…。


まだ100ページに差し掛かるかどうかというところまでしか進んでいないので、この後きっと、Tyは、いつものハードボイルドに戻っちゃうんでしょうけど…。


いつまでもこの偽装夫婦のいちゃいちゃを見ていたい…。


早く先を読みたいけど、このところ毎晩海外ドラマをバカほど見ているため、なかなか集中して読み進める気力体力がもちません。


でも早いとこ早くも手元に届いてしまった最新作を読みたいものです…。




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