2008年7月31日木曜日

Gag Reel!!!

昨夜、Dr.House(Foxチャンネルで見てるので、シーズン3)とプリズンブレイク(こちらも同じくFoxでやってるシーズン2)の今週のエピソードを見終わって、さて寝ようと思ったら、とんでもないものが飛び込んできていました。

Comic Conで一部が会場に来ているファンに公開されたという、Supernaturalシーズン3のDVD Boxに収録される予定のGag Reelの映像!!!

もう、皆さんチェック済みでしょうか。

シーズン2の時にも、DVDの発売前にどこからかGag Reelの一部がネット上に放出されて、墓堀中にJaredのジーンズのお尻が破けるシーンだとか、JaredがJensenのお尻をあの大きな手でバシンと叩く(でもJensenはいつもされ慣れてることのように無反応だった)シーンだとか、あの狼のお姉さんが出てくる回のジャンケンシーンでの、Jensenが妙に可愛い顔でJaredを見上げて、Jaredの胸元に手を当て、本当に可愛い声で囁くシーンだとか

で、世界中のファンを

は、早くっ、とにかく一刻も早く、…DVDボックスを手に入れてGag Reelの全編が見てみたい!!!!!

と悶絶させてくれたものですよね。

今回Comic Conで一部が公開されたシーズン3のGag Reelも「笑いすぎて、おしっこ洩らしそうになっちゃった!」なんていう感想を読んでいたので、ちょこっとだけでも覗き見してみたい…、と期待していましたが…。

でも!

脚本家のストライキの影響で、無念にもエピソード数が大分少なくなってしまった分をなんとか穴埋めしてあげよう、というサービス心を思いっきり表現してくれたっていうことなんでしょうか?

それにしたって、まさかあそこまでのJ2の間のストレートな愛情表現を惜しみなく公開してくれていたとは!(笑)

少し前の日記で、ペトレリ兄弟に比べて、まだまだハグがぎこちない!なんて文句を言ってしまって本当にごめん…という感じです。


以下、シーズン3 Gag Reel(一部)のネタバレです!ご注意ください!








Jensen、あんなに真面目な顔で、「タイツをはいて戦う人たちみたいに戦っちゃおうぜ…」って言った後で、(遠目だけど)あんなに優しいハグを交わして(完全に頭のおかしい私の目には、二人がチューをしているようにすらみえるんですけど…)、

その合間に「I love you.」「I love you, too.」ってあんた!

この人たち、ファンの反応を完全にわかった上で、あんなことをして見せてるんだし、『こういうことを喜ぶ、頭のおかしいファンのためってことで、仕方ないんだよね』ってことを言い訳に、大っぴらに人前でイチャイチャできることを絶対楽しんでる!間違いなくそうですよね?

Winchester兄弟のぎこちないハグは、あくまで役作りでやってるってことで、「はい、本番です!」っていう声がかからない限り、あんな最高のハグができる、っていうか、カメラの外ではあんなハグばっかりやってるってことなんですよね。

「はい、本番です!」っていう声がかからない限り、J2の二人って、ずっとあんな調子?ってこと?なんですか?





ネタバレ、ここまで。


そりゃあ、毎度毎度『仕事は死ぬほどきついけど、現場は本当に楽しいんだ』って言うはずです。

シーズン3のDVDボックスの予約は、まだもう少し先でいいや、なんて思っていたけど、すぐに注文を入れます!入れさせていただきます!

あ、でも、今度こそ、今度こそ!日本版にもGag Reelを含め全てのサービス映像およびコメンタリをもれなく入れてくださいね。ジャパンワーナーさん!お願いしますよ?!


前回の感想文に入れ忘れた細かいところを何点か、と、J2がパネル外で一人ずつ受けたインタビューの内容だとかについて、少し日記を書こうと思っていましたが、

それはまた明日以降、時間が取れた時にということにしたいと思います。

2008年7月29日火曜日

Comic Conレポート(の感想)

Comic ConでのSupernaturalのパネルのレポートをいくつか流し読み(&ビデオも少々流し鑑賞)してきたので、また忘れないうちに感想を少しだけ書いておきたいと思います。

でも…Creator Eric Kripke and writer Sera Gamble なんていう人たちも参加する今回のComic Conのようなパネルトークのレポートには新しいシーズンのネタバレが沢山でてきて…、(毎度こんなことばっかり言ってますが)ちゃんと継続してみていけるものかわからない新しいシーズンのネタバレはなるべく避けておきたい私としては、

楽しいレポートは隅々まで読みたいけど、あんまりじっくりと読み込んでしまって重要なネタバレを知りたくない…、と少々ジレンマを感じるところです。

しかも今回のConでは、シーズン4の第1話の冒頭を5分だけ、パネルに参加したファンたちに公開した(そしてパネルの終わりには、シーズン3のGag Reelの一部を公開したとのこと!)ということで、

各レポートで散々Spoiler注意!と警告されつつも、さすがに誘惑に打ち勝てず、シーズン4冒頭5分の描写をうっかり読んでしまいました。

今回読んでしまったシーズン4のネタバレの詳細については、今のところ日記には書かないでおこうとは思いますが、でもちらっとだけネタバレを読んだ感想を…


(この後、シーズン3&シーズン4のネタバレになりますのでご注意を!!)





シーズン3の衝撃のラストを受けて、ネタバレを絶対的に拒否するFangirlsの中には、Jensenがシーズン4に出演するという全く当然の事実について、「それってネタバレ!!」なんて過剰反応する人が結構現れて物議をかもしたりしていましたが、

シーズン4の最初はさすがに、サム中心でエピソードが語られるのかな…と思っていたのですけど、長い夏のHiatusの後、またさらに(例え一週間でも)長く怖いファンたち(特にJensen!girls)をジリジリさせることは危険だと考えたってことなんでしょうか。




ネタバレ感想ここで終わり。


でも、先日教えてもらってよかったーーー!!!と思った、

私の大大大好きなX-Filesのスキナーさんが!

Supernaturalに!

(キター!)
って、すみません…、これだけは書くつもりなかったんですけど…。

(ネタバレを一応伏せます)兄弟のおじいちゃんとしてゲスト出演する、というシーズン4のネタバレについてもう少し詳しい情報が出てきたのは嬉しかったです。

それにしても、

TV Guide!

やってくれますね(笑)

Supernatural関係の最新ニュースのページを開いた途端に、無精ひげを生やして眼鏡をかけた(お髭も僅かな髪もかなり白っぽくなってます)スキナーさんことミッチ・ピレッジの写真が出てきたのは嬉しい驚きでしたが、

(これは既にリンクが修正されてしまったかもしれませんが)Mitch Pileggiの名前のリンクを開くと、Jensenの可愛い(髭の)写真が出てきたのには笑ってしまいました。

(自分が間違ったのかと思って何度か戻るボタンを押したり、またMitch Pileggiの名前を押したりして確認してしまいました。でもあんなに可愛いJensen-スキナーさんじゃ、とてもモルダーの手綱を引き締めておくのは無理です。)

今回のConで明らかになったMitch Pileggiの役どころについての情報というのは、


スキナーさんがゲスト出演するのは、シーズン4の第4話で、役柄は、なんとメアリーママのお父さん!!!(兄弟に母方の隔世遺伝が…)というもの。

ってことは、若きジョンパパ、かなり威圧感のある怖~いガールフレンドのお父さんに、対面しなきゃならないってことになりますね。



このスキナーさんゲスト出演の回の話に少々絡む形で、(以下もネタバレです!)


私がSupernaturalで、主人公の二人の可愛い兄弟よりも大好きなジョンパパことJDMについて、



Kripke mentioned that the door is always open for Jeffrey Dean Morgan to return, though there are no current plans to bring him back. Fans will instead get to see a 20-year-old John and 18-year-old Mary in the fourth episode of the new season.
クリプキは、JDMの復帰に対しては常にドアは開かれているけれども、現時点で彼を呼び戻す計画はない、と語った。ファンはその代わりに、二十歳のジョンと18歳のメアリーの姿を新しいシーズンの第4話で見ることになる。



とか、また別のレポートでは


Eric on Jeffrey Dean Morgan aka Pappa John Winchester returning: "On a show like Supernatural, no one's dead forever. It's just a matter of schedule."
JDMこと、パパ・ジョン・ウィンチェスターの復帰についてエリックは:「Supernaturalみたいなショーでは、誰も永遠には死んでいられないんだ。復帰は単に(忙しいJDMの)スケジュールの問題なんだよ」



と、ついにクリプキの口からJDMの復帰についてGoが出たともいえるコメントがでましたね!

クリプキが上のような話をしている間、J2が二人揃って(やっぱりJensenの方が熱心に見える…)拍手をしていた姿に胸を打たれました。


今回のComic Con、別のどこかのパネルに参加していたらしいJDM自身も(結局余裕がなくて調べてませんが、どこのパネルだったんでしょう)

-聞きたいんですけど、Supernaturalに復帰するんですか?

と質問されて、

「わからないな。今の所予定はないけど、なにしろSupernaturalなんていうドラマだからね。どんなことが起こるかはわからないだろ?俺はあのショーは大好き(ちゃんと動詞はLoveを使ってましたよね)で、大ファンだし、Jared &Jensenとのことも大好き(こちらももちろんLoveでした)だから、いつでも戻れるもんなら戻りたいと思ってる…」

なんて答え!!

さらには、つい先日、とある方から教えていただいたYouTubeの映像でも(シーズン3『Long Distance Call』のネタバレになるので映像へのリンクは貼り付けないことにしますが)CW Sourceのインタビューに答えて、

―CW(アメリカでSupernaturalを放送しているチャンネル)が恋しい(こちらはmissという動詞です)でしょ?という質問に、

「Supernaturalが恋しいね。もちろんCWも恋しいさ。But I miss Jensen and Jared a lot. わかるだろ、二人はすごい奴らだからね。だから、あいつらに会えなくて寂しいし、ジョンに戻りたいと思ってるよ…」

なんてことを!えくぼ全開の可愛い笑顔で!告白していましたよね。


パパ&二人の息子達、さらにはクリプキの承認まで出たとなると、

パパの復帰も時間の(まさにJDMのスケジュールの)問題ってことですね!!!





後は、あれこれ読んだレポートの中から順不同で面白かったことを箇条書きに少しだけ:
(出来る限り、虫食いに文字を伏せるつもりではありますが、ところどころにシーズン3&4のネタバレが含まれます、ご注意ください)



今回のConでのJ2、Jaredは『13日の金曜日』のパネルとの掛け持ちだったせいか、少しいつもより大人しい感じで、その分Jensenが弾けていたように思えます。


いきなりシーズン3のラストのネタバレがでてきます!ご注意ください。





"how did that conversation go last season when Eric called you up to tell you, 'hey, we're gonna have to kill you.' and what was your response?"

「シーズン3のラストについて、エリックがあなたに電話してきて、『ねえ、君を殺さなきゃならなくなったよ』って言われたときのあなたの反応はどんなものだったの?」

Jensen said, "Well, technically, no. They didn't really call me. I learned about it in the script when I read it for the first time. And you know, I got the last episode and I'm skimming through and I get to the last page and am like..."well, clearly that's just a...typo." (Jared is laughing at Jensen this whole time.) But you know, I called Eric and was like, "So, how are you planning to bring me back next season?" And Eric was all, "I don't know. I haven't figured it out yet."

Jensenは、「あー、実際のところ、告げられてないんだ。彼らは俺に電話をくれなかった。俺はそのことについては、自分で脚本を読んで初めて知ったんだ。って、つまり、最終話の脚本を貰って、ページをぱらぱら読んでいって、最後のページにきたら…『あれ、これって明らかに…単なるタイプミスに決まってるよね』っていう感じで。(ジャレッドはこの間ずっとジェンセンに向かって大笑いしてたの)でもね、俺がエリックに電話して、『で、次のシーズンではどうやって俺を連れ戻すわけ?』って聞いたら、エリックは、『わかんない。まだ思いついてないんだ』って言うんだぜ」



とか、


For the Bon Jovi sing-along in "No Rest for the Wicked," Kripke instructed Jensen to sing off-key. He said that the actor actually has a very impressive singing voice.

シーズン3最終話、"No Rest for the Wicked"でボンジョビを歌う際、クリプキはジェンセンに音を外して歌うように指示した。クリプキは、Jensenっていう役者は本来非常に見事な歌声を持ってるからねと語った。



とか、


When Sera came up on stage, Jensen jumped up out of the seat he had just sat down in to pull out her chair for her and help her take her seat and I about lost it.

Seraがステージに上がってきた時、Jensenは座ったばかりの座席から飛び上がって、彼女のために椅子を引いてあげて、彼女が座るのを手伝ったのよ、(Jensenのあまりのマナーの良さに)あたし気絶しそうになっちゃった。



このシーンについては、とあるFangirlの日記で


-JensenがSeraのために立ち上がった後、Jensenの椅子がJaredに近づいてた。
-Jaredが引き寄せたんじゃない?たとえSeraでも、女の子にJensenを取られたくなくて。
-ううん、Jaredの手は見えるところにあったから、足で引き寄せたんじゃないかぎり、Jensenが自分でやったのよ。



と、また本当に小さなところに喰いついたやりとりが交わされていて、笑いました。
(JensenがSeraのために席を立って椅子を引いてあげたのは、Jaredに自分の椅子を近づけるためだったと…、)

他にも、おしゃべりなエリックたちが一緒の時には油断して、大人しくじーっと座っているだけになり勝ちなJ2の二人、テーブルの下では手を握り合っていたのに違いない、とか、

Jaredがあそこまで大人しかったのは、Jensenがテーブルの下でJaredの太ももを握っていたから、おかしな気分になって妙に静かだったのよ、そうに決まってる、とか、

馬鹿なことばっかりで申し訳ありませんが、こんな妄想こそが私のような人間が、Supernaturalをいつまでも追いかけたくなる大きな理由であって、ありえないことを、そこまで深読みしたくなるのが、腐のつくFangirlsというものなのです。


そして、なかでも今回のConで一番可愛いかった瞬間といえば、

いずれやってくるSupernaturalというドラマの最終回について、「それは、満足感のある終わりにしたいと思ってる、終わった後に煙草を一服したくなるような…」なんて格好いいことを渋い声で語っていたクリプキの隣で大笑いしているJaredが同じことを質問された時、


'What ever Eric says'「なんでもエリックの言うとおりにします」


と答えた瞬間、隣に座ったジェンセンが、電気ショックを受けたような音を立てつつ身体を震わせ、それを横目に見たジャレッドが同じくぴくっと椅子から飛び上がって見せ、いかにもJ2の二人は、Ericの言いなりになるように電気ショックを仕込まれているような演出を二人でしていましたよね!

それからしばらく二人で(特にJensen)本当に可愛く、くすくす笑いをした後、

じゃ、Jensenは?

とジャレッドから言われたジェンセンにまたもやビビッと電気ショックが走る、というあの辺りの二人の可愛い様子は何度見ても飽きません。

他に可愛い瞬間で頭に残っているのは、

このパネルの冒頭から、司会のお姉さんに「あなた、Hotね」とコメントされて、いつものとおり照れまくってしまった可愛いシャイなJensenを皮切りに、
Jaredへの質問の時にも同じくかけられた「Jared、あなたもHotよ」という前置きの言葉に、大人な笑顔でありがとう、と会釈を帰したJaredにどきどきしたりもしましたが、

また別の質問の時に、「今日のあなたたち本当にHotよ」という、明らかに、J2の二人に向けてまとめてかけられた言葉に、エリックが当然のように「Thank you」と答えた瞬間、

J2の二人が本当に楽しそうにけらけら笑い出して、そんな二人の姿も本当に可愛かったです。


そして、Q&Aの最初の方で、ちょっと危ない感じのファン(ほとんどのレポートでこんな表現だったので…)が、Jensenのネームプレートが欲しいと言い出して、会場が「ちょっと、そんなのあり?」と憮然&騒然とした雰囲気になりかけたのを瞬時に見てとったJensenは、


No, Jared has dibs, sorry.
(駄目なんだ、ジャレッドがこれは自分のものだって言ってるから、ごめん)

have dibsで:分け前を貰う、とか、自分のものにするなんていう意味で使いますよね。


なんて、とても上手にかわしていた、とか!
実際問題、ジェンセンの口からこれを言われて、それでも自分が欲しいなんていえるFangirlsは存在しません。

そんなジェンセンは、「眼鏡が壊れてしまって、今日はジェンセンのことがぼんやりとしたシミのようにしか見えないので、近くで顔を見てもいいですか?」というファンに、快くどうぞ、と答え、前に出てきたそのファンに至近距離で顔を激写された後、次は誰だ?!と威嚇してみせたり(笑)

乱入してきた『Ghostfacers』たちを完全にDeanに変身してしまったJensenが追い払った挙句、椅子を振り上げて威嚇するというシーンも楽しかったですが、

このパネルトークの間、私がとにかく一番気になったのは、Jaredがずっともぐもぐ何かを食べていたこと。

あれ、なんだったんでしょう?

なんだかJaredが時々口に運んでいた物体は、白い小さな丸いものだったような気がして、あれがSkittleというフルーツ味のソフトキャンディーではないだろうか…、と思ったりしているのですが、

なんだかまだまだ色々と忘れているような気もしますが、とりあえずこんなところで。

2008年7月25日金曜日

あれやこれや

この週末は、サンディエゴで開催される、Comic Conの進行が気になるところではありますが、また覚書に少々最近観たり、読んだりしたものを…。





実はなんとなくずっと内緒にしていたのですが、
手を出したらまたとんでもなく嵌り込んでしまいそうで、ずっと観るのをためらっていたドラマ

『Heroes』

やっぱり観てしまいました。

ファーストシーズンのDVDボックスセット前半、後半ともそれぞれほぼ発売日に購入して、前半部分はまさに徹夜で一気にみたのですが、

その後、少し間を置いての後半ボックスが手元に届くまでの間に、私生活であれこれ大きな変化があったりして、気儘に一日中DVDを見て暮らせるような環境でなくなってしまったこともあって、

つい先日まで、後半部分に手をつけられないまま放置していたのです。

なんとか時間を見つけつつ、1話、2話ずつくらいぽつぽつと観て、つい最近、やっとシーズン1を制覇しました。

ヒロとアンドウくんの日本語のやり取りには、ついむずむずしてしまうものの、このドラマ、さすがに面白いです。

『Heroes』に関しては、一切ヨコシマな気持ちはなしに、素直な気持ちで鑑賞していますが、いや、本当に変な深読みなんかするつもりは全くないのですが、

ペトレリ兄ちゃんのあの感じ!

愛情をこめて弟に触れたり、ハグしたりするあの感じ!妙にぴったり、しっくり、する大人の男を感じさせてくれて最高です。

年の離れた弟が可愛くて可愛くて、赤ちゃんの頃から、暇さえあればぎゅーっと抱っこしたり、頬ずりしたりしてきたような、兄弟の成長の歴史を感じさせる親密感が伝わってきます。

数枚のDVDに入っている、色んな出演者やスタッフのコメンタリでも、ペトレリ兄ちゃんの肩抱き攻撃には「出た!エイドリアンがまた肩を抱いてる!」とか「あの家はイタリア系だから…」とか大っぴらに冷やかされてはいますが、あのペトレリ兄ちゃんの親密な肩抱き&絶妙なハグの匠の技をどこかの兄弟にも(ぜひ二人揃って)獲得して欲しいと思ってしまいます。(Jaredは素の時にJensenをハグするあの感じがドラマ中に発揮できれば問題ないと思うんだけど…まだまだWinchester兄弟としてのハグはぎこちないですよね)

ペトレリ兄ちゃんって、自分の政治的キャリアが一番で、その他のことには冷酷だったりするように見えて、まさに根っからの兄ちゃん体質で、

なにかと手を焼かせる弟のピーターのこともなんだかんだと心配するし、

言葉が片言の可愛い日本人のおたく青年にも、機会があるごとに発音を指導してあげたり、(自分が発音を教えた言葉でそんな可愛いヒロから非難されるっていうあのシーンも…うまい演出でした)

冷酷な政治家にはなりきれない優しさが端々に滲み出してしまっている感じで、『Heroes』の登場人物の中では、とにかくペトレリ兄ちゃんが私の一番のお気に入りです。


他に、現在見ている海外ドラマは、

やっと始まった『ヴェロニカ・マーズ』には予想に反してかなりはまりそうな予感です。
『コールドケース』シーズン2(いきなり一話目の放送を見逃してしまった…日曜日の再放送を忘れずにチェックしないと)、
『プリズンブレイク』シーズン2は既に挫折気味で、
『ドクターハウス』シーズン3もなんとか追いかけているけれども…今週のエピソード見そびれた?かな?
今週からは以前(ノルウェーの雑誌のインタビューだったか…)Jared P氏が、16歳の頃、その色っぽさにめろめろだったと告白したジェニファー・ラブ・ヒューイット主演の
『ゴースト(Ghost whisperer)』が始まって、今晩10時からの字幕版の放送を楽しみにしているところ。

CSIはマイアミとNYを見られる時はなるべく見ようと思いつつ、なかなか毎回は見られないという状況(大人向けのドラマは放送時間が遅い!)で、今日から始まる、CSIラスベガスのシーズン1からの一挙放送をぜひともまた頭から改めて追いかけたい気持ちはあるけれども、毎日の連続放送を追いかけるのには体力が必要です。

8月は『デッドゾーン』の最終シーズンが始まるそうで、

まだなにか忘れているような…。

海外ドラマもキリがありません。





一体どんな無茶なストーリーでのことになるのか、JDMが新しいシーズンに出演するかもしれない(もう決定なの?Supernaturalに復帰する方がよっぽど無理がないと思うのに!!!)というグレイズアナトミーのデレクこと、パトリック・デンプシーの映画

「近距離恋愛」

を見ました。
実は「魔法にかけられて」はまだ見ていないのですが、この人は最近、ラブコメ映画にひっぱりだこですね。

「近距離恋愛」…、このタイトル、ずっとそばにいたのに気付かなかった…みたいな感じを表現したってことなのかもしれませんけれども、どうもなんかピンと来ませんね。

原題の「Made of Honor」は、この映画の重要な要素ともなる同じ発音の「Maid of Honor」(花嫁付き添い人)と大変上手くかけてあって、いいタイトルだと思うのですが、日本語ではこんな風にうまいゴロ合わせが見つけられなかったのでしょうが、もう一息!なにかタイトルに工夫が欲しかった気もします。

でも、ストーリーはほぼお約束どおりの展開に終始したとはいえ、とっても楽しい仕上がりになっていました。

男女の親友同士が紆余曲折の果てに互いが一番大切な存在だと気付くというテーマは、

メグ・ライアンの「恋人達の予感」なんかのこともちょっと思い出させてくれて、

ラブコメのテーマとしては、私の大好物でもあります。

スコットランドの田舎道で、豪雨の中、羊の群れに囲まれて立ち往生しているハンナの車に向かって、馬に乗った男性が走り寄ってくるシーン(ほんの一瞬のシーンだけれども)や、

その後、ハンナがスコットランドの公爵(まさに馬に乗って現れた完璧な男性)と一瞬で恋に落ちて、あっさり結婚を決めてしまった、というトム(パトリック・デンプシー)にとっての衝撃の展開も、ヒロインのハンナの目線からすると、まさにハーレクイン!!!(笑)という感じで、よかったです。

ハンナを失ってしまう!と実感して以降のトムのじりじりした感じもよく描かれていたし、ラブコメ、とはいえ、予想した以上にコメディー色も強くて、本当に楽しい映画でした。





最近、自然科学物の本ばかりを読んでいた流れで、

「生物と無生物のあいだ」という本をまたもや衝動買いして読みました。

またまた、本の帯の

「読み始めたら止まらない極上の科学ミステリー 生命とは何か?」

なんていう煽り文句につられての購入です。
帯の裏側には各界の著名人の推薦文などもずらーっと上がっていて、ってことは、新書版の科学の本ではあるけれども、昔無理してよく読んでいたブルーバックスなんかからするともっと気楽に読みやすい本なのかと思ったのですが、

もちろん、著者の福岡伸一さんという人の研究者としてのキャリアの変遷に絡めつつ語られるDNAの発見の歴史にまつわる物語なんかは大変興味深いし面白いのだけれども、

率直な感想としては、かなりちゃんとした専門的な難しい本であるという印象です。

この本のぶっとい帯の上部には、

「各メディア絶賛の嵐 必読のベストセラー」

なんていうすごい煽りも書いてあるのですが、この本って一体どういう人たちを対象にしているものなのか…、

昨今の日本のベストセラーというのは、日頃本を読まない人たちも気楽に読めて

「面白いよー!」

みたいに口コミで爆発的に広まる本だけという印象なので、こんなに小難しい本を、誰がそんなに読んでいるのか、ちょっと不思議に思いました。





最近、ハーレクインというジャンルにどんどん近づきつつある…と日記で告白してきたお陰で、つい先日、またまた嬉しいお奨めを教えていただきまして、

また一歩、大きくハーレクインファンへの道を歩き始めた私です。

今回お奨めをいただいたのは、

リンダ・ハワードと、ダイアナ・ガバルトンという作家さんたちで、

現在、ダイアナ・ガバルトンの「アウトランダー」シリーズの一冊目に手をつけたところ。

お奨めに誘導されて、最初からそういう目で読み始めたこともあって、私の頭では、ジェイミーの姿は、完全にジャレッド・パダさんになってしまいました。
シリーズを少し読み進めたら、またゆっくり感想を書いてみたいと思います。

Comic Con

これもとある方から指摘していただかなかったら、全く気付かずにいたような気がしますが、

サンディエゴで開かれる(いつも時差がわからないのだけど…木曜からっていうことはもう始まってるってことかな)今年のComic Con、

去年は、Jensenが一人でパネルトークに参加していたのですよね。


Comic Con速報によると、(といっても、既に2,3日前の情報ですが)


Supernatural のパネルは、Smallvilleと一緒の日曜日のようですね。

Season 3 of Supernatural ended with one hell of a cliffhanger, and we're dying to know what awaits the Winchesters in season 4. On Sunday, creator Eric Kripke and stars Jensen Ackles and Jared Padalecki will be discussing the upcoming season of the series.


ということなので、今年はJ2二人が並んで、仲良く楽しく質疑応答している様子がみられるということ!?

この週末は、朝青龍の途中欠場により一人横綱となっている白鵬の独走を許してしまったふがいない大関陣のため、いま一つ盛り上がりにかける大相撲の千秋楽よりも、Comic Conの速報を追いかけたい気持ちです。

2008年7月20日日曜日

スキナーさんがSupernaturalに!!!

今年のJaredの誕生パーティー…、独り身に戻ってしまったJaredとしては、「寂しいから帰らないでよ!」なんていって、

またもやJensenはJaredの家(のカウチ、今年こそベッド?)にお泊り

だったりしたのでしょうか…、時差の関係で、まだパーティー中?







まずは、ささらかさん、情報をありがとうございました。
(X-Filesの映画第2作も、これからじわじわと人気に火がついてくれたりするといいのですが…)


X-Filesでは、私が主人公のモルダーよりも大好きだったスキナー副長官が、なんとSupernaturalにゲスト出演することが判明した!

という、私にとっては大変嬉しい情報を教えていただいて、

通常、ちゃんと見ていけるかわからない新しいシーズンの話題は極力回避している私なのですが、我慢できずに探索にでかけてしまいました。


Season 4 spoilers shown during last nights ep:


ということは、今週の再放送のエピソードの時に、予告が流れたってことなんでしょうか?


この後は、Supernaturalシーズン4のネタバレになりますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。


この後ネタバレです。念のためストーリーに関わる重要な情報のみ伏せます





In an upcoming time-traveling episode, meet Sam and Dean's grandfather. The character is played by Mitch Pileggi ("Skinner" from X-Files, Caldwell Stargate Atlantis), also see the boys' parents as teenagers.



虫食いになってしまいましたけれども、ちゃんと


Mitch Pileggi("Skinner" from X-Files...)


って、書いてありますよね!


この後、日本語でのネタバレですのでご注意ください!
これも念のため重要なネタバレ部分を伏せたら、大変見苦しい虫食い状態になってしまいました…。






兄弟が、ティーンエイジャーの両親に出会うようなエピソードがあるってことは、以前わずかに、微かに(takanameさんでしたっけ?)教えていただいたことがあったと思うのですが、

なんと兄弟のおじいちゃんが、スキナーさんだったなんて!!!(笑)

スキナーさんの(僅かに残った…)髪の色と、身長からいって、ジョンパパのお父さん?ってことになるんでしょうか…。

でももし、ママ側のおじいちゃんだったら、男性の髪の毛の残存率は、母方から隔世遺伝するなんていう話を聞いたことあるんですけど…、

兄弟、二人とも、髪の毛は大丈夫そうだと思うけど…。

スキナーさんが出演するエピソード、既に予告が流れたのなら、シーズン始まってすぐのエピソードなのでしょうね。

時間も体力も不足しがちな今日この頃…、一瞬、

もういっそのことシーズン4は追いかけないでおこうか…、

今度こそ日本で字幕付きのDVDが発売されるまで待とうか…、

なんていう風にも思っていたけれども、

スキナーさんをゲスト出演させるなんて!!!!


反則です!


これで、来シーズンも必死に追いかけていかなきゃならなくなっちゃったじゃないのさ…。

2008年7月15日火曜日

相変わらずの読書中毒

またまたお相撲も始まってしまいましたが、こそこそと読書も続けています。

ハヤカワの文庫の新刊で、上、中、下巻と三冊に渡る大作小説の

『深海のYrr(イール)』

が、読み終わりました。

うーん、人間が実は宇宙よりもその真実を知らないといわれる深海をテーマにしたこの作品。
Yrrの正体が明らかになっていくにつれて、人類という種族の存続がいかに危うい地盤(病気や地球の環境)のもとに立っているかが明らかになっていっていくというお話自体は、まさに私の大好物といえるものなのですが、

私の思考は、ハリウッドを初めとするアメリカの文化に完全に毒されてしまったということなのか、

物語の大筋以外の、主要な登場人物の人生や悩みなどが描かれていくシーンで、「なにか違う…なにかちょっと…」と違和感を感じたまま、どうもしっくりと感情移入できないまま、なんだか不完全燃焼という印象で、読み終わってしまいました。

ドイツの作家さんということで、ヨーロッパ的なクールで大人っぽい感情の揺れをうまく描いている、と言い換えることもできるのでしょうが、こうしたSF巨大スペクタクルなお話だと、ストーリーに集中するためには登場人物の描写はもっと単純でいいのに…、と思ってしまうのかもしれません。

(背後では地球規模での大変な事態が起こっているというのに!)繊細な人物描写&クールな感情描写を合間合間に挟まれると、勢いが削がれるというか、「次は!この後はどうなっちゃうの!!??」というようなストーリーに特化した興味が持続できなくて、そこがジレンマというか、(私的には)残念な印象です。

文庫の帯には太字で『大型映画化決定』などという文字が出ているけれども、

アメリカ、という存在を完全に悪役に仕立てたこのお話、

きっとハリウッドではとてもじゃないけど制作してくれないだろうから、ドイツを中心に、ヨーロッパ資本を集めて映画を製作するってことでしょうか?









新刊でハードカバーの本を買ったのに、本棚に積んだまま、2年近くも放置していた本がありました。

数学的にありえない

という本です。

ひょっとして、もう文庫も出ちゃったでしょうか?

『深海のYrr(イール)』

の読後感がいま一つすっきりしなかったことから、もう一つなにか、もうちょっとなにか読まないと…と半ば禁断症状に襲われたような感じで、本棚から発掘しました。

数学を初めとする理系の教科が本当に苦手なのだけれども、物理学の新説なんかを取り上げた小説を(意味もほとんどわからないまま)「へえー、なんかすごい!」と、読むのは大好きな私、

またまた(恥)…、本の帯の

徹夜必至の超高速超絶サスペンス!

なんていう文字に つられて、まさに衝動買いしたのです。(2年前だから…、愛知県に引っ越す前ってこと…一緒に愛知県に引っ越して、また一緒に関東に戻ってきて…)

でも「数学的にありえない」なんていうまさに理系そのものずばりのタイトルに、

「ま、もうちょっと後で、ゆっくり時間のとれる時に…」

と後回しにしたまま、結局2年以上も放置することに。

やっとのことで今回読んでみたら!これが!

すっごく面白かった!


癲癇の発作に苦しむ主人公のデイヴィッドのPOVで始まるこのお話は、冒頭からとにかく出てくる主要登場人物の全員がどうしようもなくとりかえしのつかない事態にはまり込んでいってしまうという描写が続いて、この先お話がどう転がっていくのかもわからないまま、

「このままちゃんと読んでいけるの…?」

と心配になりましたが、

読み終わってみると、「まさに私が読みたかったのはこういう本だった」と実感できるお話になっていました。

数学的な確率論(ちょっと先日観た映画の「ラスベガスをぶっつぶせ」を彷彿とさせるような)と量子力学などを絡めて、CIAやFBIや北朝鮮の工作員なんかが出てきたりして、

ええっ?!そこからそういう展開で、そういう結論になっちゃうの?!

と、(数学的なことは、ちっともわからないにも関わらず)なんだかわかったような気分で、ワクワクと物語を追いかけていけるという、娯楽として本を読んでいる読者に優しい、ある意味ではまさにアメリカ的なエンターテインメント作品になっているといえるのかもしれません。

最近SF小説のテーマとしては何度も遭遇してきた「量子力学」ですが、

この「数学的にありえない」での使われ方は、なんというか目の前でマジックを種明かしされたような感じで、目からうろこが落ちるとはこのことか!という感じも味わいました。

確率論にしても、量子力学にしても、根本的にどうしてそういうことになるのかについてはちっともわかっていないし、理解もできない私なのですが、この小説の中で出てくる噛み砕いた説明を読むと、「なんか少しわかったかも…」という気分の浸れるというか。

今、グレッグ・イーガンの超ハードSF、『宇宙消失』を読み返したら、もう少し理解できるのかも…とも思ったりもしているのですが…、やっぱり無理かな…。

量子力学をテーマにしたSF小説というと、カナダ人の作家、ロバート・J・ソウヤーの

『ホミニッド(原人)』&『ヒューマン(人類)』

量子コンピューターによって繋がったパラレルワールドから、文明を持つまでに進化したネアンデルタール人の博士がやってきて…、というお話。
そういえばこのシリーズは三部作になるということだったけど、三作目ってもう発表されたのかな。

なんかも面白かったけど、一番のキーになっている『量子コンピューター』というものの根本的な概念がどうしても理解しきれなくて、歯がゆい思いをしたものです。

でも、SF、ってやっぱり面白い!

あー、また本屋に行きたくなってきた…。

2008年7月3日木曜日

読書中毒

最近、忙しい、忙しいとうわ言のように繰り返して、日記書きもおろそかになっています。

が、

辛い現実からの逃避の気持ちがそうさせるのか…(完全に単なるだらけ心の言い訳ですけれども!)、

ここしばらく、読書熱がぶり返して、手に負えないような状況になっています。

読書といえば、最近、ワイドショーなどでは、小林多喜二の『蟹工船』がベストセラーに!などと大々的にとりあげられたりもしていますが、こちらに遊びにこられる方の中でも最近読んだという方がいらっしゃるのでしょうか。

二十年以上も前に読んだ、『蟹工船』という本の内容で私の記憶に唯一残っているのは、逞しいおじさんと、可愛い男の子(少年)とキャラメルにまつわる、あのシーンだけで…私の中では、ある意味そっち系の小説という括りで分類されてきた作品だったのですが…、はははっ、ごほっ、ごほほっ。


え、でも、そういう風に読んでた人間って、私だけ?

多分まだ処分せずにとっておいてあるはずだと思うので、その内、本棚の奥から発掘して読み直してみようかと思ったりもしているところです。




***




厳密には読書、ではありませんが、

久々に新しい漫画を、読みました。

一番下の妹に強要されたということを言い訳に、

DMCこと『デトロイト・メタル・シティ』を。

読み終わってしばらく、「クラウザーさん信者」(なんでジャギなのに、クラウザーさんは、さん付け、なの?)になってしまった私です。(続きが早く読みたい!)

根岸の「さ、皆!歌うよーん(くねっ、くねっ)」には素直にムカツクのに、

クラウザーさんのライブパフォーマンスにどうしようもなく滲み出る強烈なカリスマ性には、どんどんトリコになっていってしまう自分がなんだか怖いです。

その後のつい先日、(また)母と一緒に『ザ・マジックアワー』を観に行った時に流れた、DMCの実写版映画の予告を見て、無性に「見たい!」と思ってしまった私です。







スーザン・ブロックマンのペーパーバックおよび最新のハードカバーがAmazonジャパンで購入できることをつきとめて、未購入の分をまとめて発注することに決めた時、うっかり注文ボタンを一緒に押してしまった

ジェフリー・ディーヴァーは、

『ボーン・コレクター』、『コフィン・ダンサー』と2作品読んだところでしばらく保留していましたが、

少し前に

『エンプティー・チェア』

(キュートな介護士トムの小さな秘密って、私はこの本の中で初めて知ったような気がしますが、前の二冊にもなんらかの説明が出てきていたのでしょうか?
ひょっとして今後の作品で、このトムの設定にフィーチャーしたエピソードが語られたりするのですか?)


に手をつけた勢いで、(短編集の中からライムシリーズの番外編となる)

『クリスマス・プレゼント』

(たった65ページほどの短編なのに、ジェフリー・ディーヴァーお得意のどんでん返しは健在です!)

『石の猿』

(持病に由来する身体の痛みや関節痛を抱えていて、時々漢方薬なんかも飲んだりしている私としては、サックスの関節痛の描写が出るたびに他人事ではない感じがするのです。
今回は、サックスが処方された漢方薬を私も飲んでみたいと思っていたのだけど…)

と、現在、文庫で出ているライムシリーズの作品を一気に読んでしまいました。

ジェフリー・ディーヴァー!

彼の作品はジェットコースターノベルだなんて言われますが、詳細に張り巡らせた伏線が怒涛のように一気に明らかになりつつ、とんでもないどんでん返しもありつつ事態が急展開していく後半は間違いなく息もつかせない緊張感が続いて、

さすがに面白いです!

『石の猿』の文庫が出たのが、2007年の11月と書いてあるから、きっとこの先の作品はまだ文庫になっていないのですよね?
この先を日本語で読むには、ハードカバーに手を出していくしかないのか。
(トムの可愛いエピソードが語られたりするのならば、ハードカバーの購入も辞さない構えではあるけれども…)

でもまだ、短編集の『クリスマス・プレゼント』(ライムの話しか読んでない)と、筆跡鑑定の第一人者パーカー・キンケイドが主人公の『悪魔の涙』という作品が、私の枕元文庫の中にあるので、それを読んでしまってから考えることにしようと思います。

でも今、日記を書くために再びぱらぱらと本を開いてみて愕然としたことが。

こうした海外ミステリー作品などでは、見慣れないカタカナの名前が大量に出てくるため、読者の混乱をさけるためか、本の冒頭などに『主な登場人物』というページがつくってあって、キャラクターの名前と、簡単なプロフィールが書いてあったりするものですが、

日頃私はこのページはほとんど素通りしてしまうので、気付いていませんでしたが、

『石の猿』のソニー・リーのプロフィール、上巻から、あんな風に書いちゃっていいの?!

彼の正体があきらかになるまでには、色々と手の込んだ伏線が張ってあって、読者に

「ひょっとして…?いや、でも、こっちなのかな…」

なんてどきどきしながらあれこれ考えさせる仕掛けがこらしてあったように思ったのに…、本文に入る前のページで、あれを読んでしまっていたら…、ソニーの印象が大分変わってしまうような気が…。







ハーレクインにどんどん近づきつつある私。

ハーレクインでも書いているけれども、あくまで私はSEAL(海軍特殊部隊)の活躍を描くトラブルシューターシリーズが好きだから、スーザン・ブロックマンを読んでいるのであって!ハーレクインにはまっているわけじゃないんです!

と何度も繰り返してきましたが、スーザンのチーム16のシリーズ以外の作品についうっかり手を出してしまいました…。
でもまだ!ハーレクイン文庫じゃなくて、ヴィレッジブックスだけど!

『夜明けが来るまで見られてる』(原題:Heart Throb)

いやー、面白かった…。

この人のキャラ設定と筆運びというのは、本当に私のツボにしっくりとはまってしまうということを実感しました。
スーザンの書くいい男の平均身長が6フィート4インチというところも、妙に喰いついてしまう要因かもしれません。

ジェリコ!またいい男です。

また、思わずくぅーっ!スーザン、上手い!!と声をあげてしまうくらいの名作です。


そんなスーザンのお陰で、いいロマンス小説がもっと読みたい…という勢いがついて…、

(私の中では勝手に)ハーレクインの大御所というイメージも強い、

サンドラ・ブラウンの本を一冊、古本屋に少しだけ(清算の時の明細をみたら、それでも80冊とかになってた)本を売りに行った際、買ってしまいました。

『27通のラブレター』
(これもハーレクイン文庫ではない、MIRA文庫というところから出ている本です!)

自分宛ではない、27通のラブレターを読むことで生きる希望を掴んだ主人公のこれがまたいい男!のトレヴァーは、顔も知らない手紙の送り主であるカイラを愛し始めてしまいます。
独りで子育てするカイラに近づいて、優しさと深い思いやりでカイラを振り向かせようと奮闘するトレヴァーですが、彼にはカイラに告げなければならない大きな秘密が…。


上のようなちょっと惹かれるあらすじにつられて、購入を決め、あっさりと読んでしまいましたが、

うーん、サンドラ・ブラウン、なるほど面白い。

でも…。

こうしたロマンス小説には特有の、主人公は必ず美男美女であるという大前提はスーザン・ブロックマンも、サンドラ・ブラウンも一緒なのだけれども、どういうわけだか、サンドラ・ブラウンのヒロインにはいま一つ感情移入できませんでした。

サンドラのヒロインのカイラは、隣のお嬢さん的な(いつ自分がそんな境遇になってもおかしくないという)身近なキャラクター設定ではあるものの、私が苦手なドラマクイーンのニオイ(私だけが世界の不幸を独りで背負っているのだわ!というような…)がプンプンするせいなのかもしれません。

一方のスーザンの描くヒロインというのは、美人で仕事ができて、一見非の打ち所がないように見えて、実際彼女の抱える弱さや悩みというものは、なんでもない平凡な私たちが素直に共感できるような描かれ方をしていて、ぐっと胸を鷲掴みにされるのです。

ということで、同じようにとんでもないいい男と恋に落ちることになっても、スーザンのヒロインに対しては素直に「なんとか上手くいって欲しい!」と応援する気持ちになれるのに、

(まだたった一冊しか読まずに完全なる極論ですが)サンドラのヒロインに対しては、「あんなにいい男が手放しで愛してるって言ってくれてるんだから、つべこべもったいぶらずに、さっさと受け入れなさいよ!(でも、実際そんな流れで書いたら、30ページももたずに終わっちゃうことになっちゃいますが…)と、ちょっとした悪態をつきたくなってしまうという、

なんなんでしょう、この感じ。

きっと、サンドラの小説を読んで、「これこれ!このじれったさがいいのよ!」としっくり感じる人も沢山いるはず(というか、そういう人が大半?)で、

これも作家と読者の間の相性というものなのかもしれない、と思いました。







もうこれだけたっぷり読んだらもういいよね?もう、いい加減に読書は封印しよう…と思いつつ、うっかり買ってしまったのが、

『深海のYrr(イール)』
フランク・シェッツィング著

私、実はDisaster(自然災害)モノの映画や小説が大好きなのです。
隕石だとか、竜巻だとか、火山の噴火だとか…なんでもござれで…。

人間が引き起こした環境破壊に起因する大災害が人類を襲う!

なんて書かれると、反射的に「これは読まなければ!」と思ってしまうのです。

恐竜は生きていた!(ジュラシック・パークを初めて読んだ時には興奮で身体が震えたものです。その後に見た映画も思いのほか面白かったし)なんていう、生物の不思議モノ、

謎の病原体が人類を襲う!とかいうテーマにも弱いです。

そんな私は、ハヤカワ文庫のコーナーで最新刊として平積みにされていた本の、上・中・下巻の三冊の帯にまたがった

ドイツで『ダヴィンチ・コード』からベストセラー第1位の座を奪った脅威の小説、ついに日本上陸

なんていう、とんでもない煽り文句を目にして、久々に衝動買い(本はほとんどいつも衝動買いか…)してしまいました。

地球が『メタンハイドレート』というとんでもない爆弾を抱えていて、もしなんらかのきっかけで、海底深くに眠っているメタンハイドレートが連鎖的に崩壊して、二酸化炭素の数倍の威力をもつ温室効果ガスであるメタンが大気中に大量に放出されるようなことになったら、人間が現在ちまちまと努力しようとしつつも全く実りのない

「CO2削減!」運動

なんかでは、もうどうにも対処のしようがないような恐ろしい事態に陥る…。

という現実の理論は、すでに数年前にNHKの特番だったか…ナショジオだったか…で見たことがありましたが、

この『深海のYrr(イール)』という小説は、まさにそのメタンハイドレートの崩壊というテーマに、海の中の生物たちの奇妙で恐ろしい行動を絡めて、世界中の海を舞台にストーリーが進んでいくというもの凄い大スペクタクルなのです。

まさに、私の大好物!ばかりを中心テーマに据えた小説なのですが、

いざ読み始めてみると、

「原語がドイツ語だからなの?登場人物が予想外の反応というか、行動をする気がする…」

「んん??? この部分の翻訳って、この表現であってるの?」

「な、名前が、ちっとも覚えられない!」


と、小さな戸惑いが連続で湧いてきます。

日頃読んでいる翻訳小説というのは、ほとんど英語を翻訳したもので、そのお話の中で描かれる文化というものは、映画やドラマなどでなじみの深いアメリカの生活を元にしているものだったのだという事実を強烈に実感したような気がします。

現在、中巻の三分の一くらいまで読んだところですが、面白いけれども不思議な感じに手強いこの作品、やっぱり読み終わるまでは、読書を封印できません。







あー、ケラーマンのペーパーバックも二冊…、枕元文庫に…。

本棚の奥から発掘した、Jane Austenの『Emma』も、積んだままだった…。

2008年度のBigBang企画のおかげで、Sのつく読み物も毎日結構読んでる…。

忙しいと言いつつ、こんなことばっかりの私です。