2008年9月18日木曜日

ついに両国で大相撲観戦!

なかなか思うように日記を書く時間がとれない今日この頃:

J2の同棲が発覚したり、

そういえば、「Room 401」がMTVジャパンでついに放送になるんだっけ!あれいつから?もう始まっちゃった?さらさらヘアのJaredの素敵なホストぶりを字幕つきで見てみたいけど…、スケジュールを調べるのが面倒くさい…とか、

X-Filesのモルダーこと、デイヴィッド・ドゥカヴニーが、セックス依存症で自らリハビリ施設に入所した?(治療を受けることを公表した?)だとか、
(X-Filesの映画第二弾で、数年ぶりにスキナーさんに抱きしめられたりして、モルダーったら何かタガが外れちゃったってことなのじゃない?…
そんなセックスアピール満点のスキナーさんと共演したWinchester兄弟、大丈夫だったのかな…っていうか、J2の二人同棲したてのアツアツで、おじいちゃん役のはげ頭のおじさんのことなんて眼中になかったのかも…なんていう妄想を抱いているのはきっと私だけ…)

などなど、驚きのニュースもあれこれ飛び込んできているというのに、最近は、ええ~~~っっ!!!とその場で驚くだけで、それ以上じっくりと突っ込んで調べようという気力が出なくて、なかなか日記書きにまで発展しません。

私も多少、大人になったということなのか…、
単に読書に時間をとられすぎて、ネットサーフしている時間が全然ないということなのか、
こうして日記書きもついにフェイドアウトしていくということなのか、

などと、秋の気配とともに、一人勝手に少々の寂しさを感じていたりもしたのですが、

久々に、これは日記に書いておかないと!という興奮のイベントが訪れました。

それはなにかというと、

長年の念願が叶って、ついに両国国技館での大相撲観戦が実現したのです。

愛知県に住んでいた昨年夏、名古屋場所を2回観戦して、生の取り組みの迫力に取り付かれた私は、関東に帰ったら今度こそ両国で大相撲観戦したい!!という希望を密か(でもない?)に胸に抱き続けてきました。

とはいえ、このところ本場所がお休みに入る度に、立て続けに不祥事ばかりが前面に出てきて、どうにもイメージの悪さが目に付く相撲協会、この9月場所の直前には、なんと前代未聞のロシア人力士たちによる大麻スキャンダルが勃発し、相撲協会に対する世間の風当たりも尚一層強くなっている今日この頃で、純粋にお相撲というものを楽しみにしている私たちファンとしては、なんとも心の痛む思いをさせられ続けているわけなのですが、

現在は大麻騒ぎも収まりやらぬ中、なし崩しに両国での9月場所が始まってしまったという形。

でもそんな現状の裏を返して考えてみると、とかく前もってあれこれと計画をたててきちんとスケジュールを決め、チケットを購入したりするのが面倒な性格の私にとっては、スキャンダルで客足が減ることが見込まれる、そんな今こそ両国での相撲観戦のチャンスに違いない!ということで、

昨年の名古屋場所観戦と全く同様に、ほとんど行き当たりばったりに、昨日の9月18日水曜日、ついに生まれて初めて両国国技館で大相撲観戦してきました。

ということで、昨年の名古屋場所に引き続き、またまた大相撲観戦レポートをちょこっとだけ書いておきたいと思います。





今回は母と二人の珍道中でした。

私としては、とにかく一刻も早く国技館に入って、幕の内弁当でも突きつつ序の口の取り組みからでも見たいくらいだったのですが、母が”みのさん”の番組のランチ中継で少し前に取り上げられていた、浅草の「むぎとろ」でお昼を食べたい!と強固に主張するため、まずは浅草を少しぷらぷらすることに。

浅草といえば、私は何年も前から浅草寺の参道で売っている「きび団子」を食べてみたいと思いつつ、一人前5本という数に気が引けて長年果たせないでいたのが心残りになっていて、せっかく浅草をぶらつくならと、

「まずはちょっとお団子食べていこう?」と言って、まずは雷門に向かいました。

とはいえ私の記憶の中のきび団子屋さんの位置も既に曖昧になっている上、雷門は平日の水曜日だというのに、外国人の観光客でごった返していて、かなり奥まで歩いて行っても見つかりません。

外国人の子供達が興味津々で『どのフレーバーがいいかな…』なんて呟きつつ店の前に群がっている『揚げ饅頭』も、以前に揚げたての熱々を食べてとても美味しかった記憶があったので、こちらに変更してしまおうか…という誘惑に駆られたものの、まだこの直後にお昼ご飯を控えている状態で、さすがに揚げ饅頭は重いよね…と諦め、

再び雷門の方向へととぼとぼ引き返して、目に付いた三人のおば(あ)ちゃんたちが店先に並んで待ち構えている和菓子屋さんでみたらし団子を一本ずつ買って(お団子を渡してくれたおばちゃんから「食べながら行くの?(タレは垂れたりしないわね?)大丈夫ね?」なんて世話を焼かれて、一瞬子供に戻った気分に浸りつつ)食べ、あーあ、きび団子食べたかった!と振り返ると、なんとみたらし団子屋さんのほぼ対面に、探し求めていた「きび団子」屋さんが!!

久々の人ごみにもまれて、最初にその場を通った時には完全に見逃していたらしいのです。

結構甘くて食べ応えのあったみたらし団子の串を握ったままさすがに一瞬だけ迷いましたが、すぐに「食べよう!」と思い切って、母と二人足早にきび団子屋さんに近づきました。

「お団子一人前と、冷やし抹茶を一杯お願いします」

と告げると、紺色のかすりの着物に赤い帯を締め、黄色のたすきがけをした可愛いお姉さんが、

「茹でたてをお出ししますね」

と、すかさず小さなきび団子のついた串を5本お湯の中に。

ほんのり甘い冷やし抹茶を飲みながらしばし待っていると、お姉さんがきな粉をたっぷりとまぶした温かいお団子を小さな白い紙の袋に入れて、手渡してくれました。

一串に小さな小さなお団子が4つ挿してある茹でたてのきび団子は、温かくてふんわりと柔らかくて甘さも控えめで、(直前にずっしりと大きなみたらし団子を食べていなければ…)5本くらいはあっという間に食べてしまえるくらい美味しかったです。

今度機会があったら、ぜひとも一人で5本食べたいと思います。(その時には久々に上げ饅頭も…)

きび団子もついに制覇したところで、浅草寺からも程近い「むぎとろ」本店に向かいました。

元々の希望としては、「みのさん」の番組で紹介されていた2500円~3000円くらいの豪華なランチセットを食べる予定だったのですが、まだ11時半ほどだったというのに、ランチセットの食べられる二階席は既に満席!

一階でやっている1000円の「むぎとろ」バイキングならすぐにご案内できます、ということで、(国技館も早く早く!と私を呼んでいることだし!)そちらを食べることにしました。

麦飯、とろろ、肉じゃが、卵焼き、おつけもの、お味噌汁の全てがお代わり自由というなかなかお得なランチです。
心は既に国技館に飛んでいた私としては、お代わりもせずにさっさと軽めに食べて出てきてしまいましたが、きび団子5本に続き、こちらも機会があれば二階でゆっくりと豪華なランチセットを堪能してみたいものです。

むぎとろ本店を出たすぐのところにある都営地下鉄の浅草駅から電車を乗り継ぎ、ついに両国に!

昨日の水曜日は、すっきりと晴れた秋晴れで、明るいお昼の光の下で見る国技館は眩しいくらいに綺麗でした。

名古屋場所では、本来四人で座る桝席に二人で座るツインボックスというチケットを購入したのですが、今回同行した母は正座ができないから椅子の席がいいというので、2階の椅子席の一番前になる椅子席Aというチケットを購入。
(国技館の二階席はかなり高いところにあるので、さすがに名古屋で座った桝席からすると土俵は少し遠い感じはありましたが、それでも生の取り組みの迫力は充分に感じ取れます)

ついに手にした国技館のチケットを握り締め、入場口に近づくと、

「整理券を配布しますので、こちらにお並びください!」と叫んでいる人がいて、

わけもわからず「並ぼう!」という母につられて、一緒に行列に並び、49番と50番という整理券を手に入れました。
整理券には、「1時50分に集合してください。時間に現れなかった方は無効となります」と書いてあります。
壁に貼ってあるポスターのようなものによると、これは「親方握手会」というものに参加するための整理券であるよう。そして水曜日の親方は「元富士櫻の中村親方」。
失礼ながら四股名を見ても、ポスターの写真を見ても、この親方のことはわからない…という感じでしたが、今日の大相撲中継を見ていたら、幕内後半戦の審判団のメンバーに名前が出ていました。

二階の椅子席へと上がり、警備の椅子に座っていた呼び出し姿のおじいさんにチケットを見せて席に案内してもらい、ついでにもらった整理券を見せて「この集合って、入り口のロビーに行けばいいんですか?」と訪ねると、

「(整理券は)どのくらい並んでもらったんだい?」とおじいさん。

私たちはチケットを購入した足で、そのまま入り口を入った瞬間に整理券をもらったという感じだったので、そう告げると。
千代の富士なんていう有名親方の日には、随分早い時間から並ぶ人がいるのだそう。

わけもわからず本来かなり並んで入手する必要のある整理券を手に入れてしまったことに気が引けて、「親方握手会」でいったい何が行われるのかについては聞けないまま、一旦、とにかく席につくことに。
椅子席Aというのは、二階の椅子席の中では格段に料金の高い席なのですが、ちょっと窮屈な感じの映画館の椅子という感じで、なかなか座り心地はよく、右手の肘掛の先には、本当にちっちゃなテーブル(普段は立ててあって、必要に応じて倒すと、焼き鳥の箱と飲み物くらいが置けるくらいの大きさ)がついています。その小さなテーブルに開いている穴にはヒモで栓抜きが縛り付けてあります。(ペットボトルなどが普及する前の名残なのでしょうか。でもまだ瓶ビールも売ってるので、この栓抜きも依然現役で働いているようです)

席に落ち着いてみたものの取り組みはまだ三段目の後半あたり、謎の「親方握手会」までにはまだ時間があったので、(まだお昼を食べたばかりではありますが)本場所のもう一つの楽しみである「ちゃんこ」を探しにいきました。

名古屋では体育館の外のベランダで食べる形でしたが、国技館でもやはり、「ちゃんこ、こちら」の案内に従っていくと、一旦外に出されました。
外階段を上ったところに「ちゃんこ処」というプレハブのような部屋があって、そこではちゃんこが1杯250円(去年の日記を見返すと、名古屋のちゃんこは300円だったのですね)で、たっぷり丼一杯食べられます。

初日から5日目までは「塩ちゃんこ」(以下、10日目まで「しょうゆ」、千秋楽まで「みそ」だったかな)ということで、私たちが食べたのは「塩ちゃんこ」でしたが、名古屋で食べた塩ちゃんこよりもかなりにんにくが効いていて、また一味違った印象でした。
(でも、なぜちゃんこはいつも、エアコンが全く効いてないところで食べることになるんでしょう…。ちゃんこは美味しいんだけど、食べるといつも汗だくになってしまいます。)

ちゃんこを食べ終えて再び席に戻った私たちは、しばし取り組みを観戦し、いよいよ1時50分が近づいてきたところで、ロビーに下りていきました。

ロビーには既に長い行列が出来ていて、ミニスカポリスのような格好をした、ちょっとケバイ感じの警備のお姉さんに整理券を見せると、

「49、50…、この辺ですね」

と列の中ほどに案内されました。

ここまできてさすがに恐る恐る前のおじいさんに「親方握手会」っていったいどういうものなんですか?と訪ねてみると、整理券をもらった先着百名が毎日日替わりで、その日の担当の親方と握手をし、サイン色紙をもらえるのだ、という事実が判明。
おじいさんはさらに、すぐそばの壁に貼ってある親方握手会のポスターを指差し「今日は、中村親方だよ」と教えてくれました。

ということで…、現在の我が家には、母と二人でもらった2枚の中村親方のサインが…。

ロビーでは整理券を入手しそこねた人たちが、うらやましそうに私たちの列を眺めていたりしたっていうのに…、なんだか申し訳ない気持ちです。

でもきゅっと握手してくれた中村親方の笑顔はとっても可愛くて、Goodでした。
(近くに控えていたカメラマン、私の前のおじいさんまではぴくりとも動かなかったのに、私の順番になった途端に私と親方のすぐ脇にきて写真を撮りまくっていたのは…、大相撲ファンとしては、私もまだ若手だと評価してくれたということなのか…、あの写真、そもそも何かに使われるのだろうか…)

親方との握手も無事に済ませると、私たちはいよいよ本格的に腰を落ち着かせて取り組みを観戦するため、焼き鳥と、私はビール(瓶と言いたいところですが、350ccの缶です)、母はウメッシュを購入して、二階の椅子席に戻りました。

両国国技館の地下には、焼き鳥工場がある、ということをご存知ですか?

私はその衝撃的な事実を知って以来、国技館の焼き鳥が食べてみたくてしかたがなかったのです。
(本当の希望としては、桝席で、焼き鳥とビールもしくは日本酒、といきたかったところ…)

小さな焼き鳥の箱を開くと、やきとり3本とつくね串2本が入っています。
もちろん完全に冷めてはいるものの、鶏肉はなかなかしっとりと柔らかく仕上がっていて、タレの味付けもビールにぴったりで、予想以上の美味しさでした。

しばらく私たちの両隣は空いたままだったのですが、十両土俵入りくらいにまず母の隣に、アメリカ人らしい白人のお母さんと若い息子と思われる二人組みが座りました。
母の向こう側ということで、私にはほとんど言葉は聞き取れませんでしたが、20代と思われるさらさらブロンドのなかなかイケメンの息子はかなりの相撲通らしく、ずっと隣のお母さんらしい中年の女性になにかを解説していました。
(かくいう私も、隣の母にずっと力士のプロフィールや決まり手などを解説していましたが…)

そして幕内土俵入りの頃、私の隣の席がやっと埋まったのですが、なんとこちらも白人の三人組!(いずれも二十代と思われる女性が一人と男性二人)

私の隣に座ったほっそりとした短髪の青年は本当に静かで、ほとんど口をきかないため、しばらくどこの国の人なのかわかりませんでしたが、私から一番遠いところに座った女性が明らかに英語を話していたので、こちらもアメリカ人だったのかもしれません。

日本の若者の相撲離れが加速する中、国技館に生の取り組みを見に来るお客さんのかなりの割合が外国人になってきているという現状は、ちょっと寂しくもあります。

そして、大相撲中継をテレビで見ていると観客の中にときどき芸能人の顔を見つけることがあって、国技館では、本場所中必ず一度は、

林家ぺーさん

の姿を見つけるものなのですが、幕内の後半戦直前、普天王×豊響の仕切りの最中、全身ピンクの服に身を包んだ非常に小柄で華奢な男性の姿をみつけました。
持っていたオペラグラスで覗いてみると、まさに「ぺーさん」!
ピンクのTシャツの胸には、イチローの写真がプリントしてあったようです。

残念ながら、私の一番の目当ての琴欧洲は、4日目にして三敗目を喫するという非常にがっかりとした結果になってしまいましたが、それはそれ、後半戦なんとか盛り返してね!ということで。

あっという間に、弓取り式まで終わってしまいました。

念願の国技館!楽しかったー!!

あー、また行きたい!今度は桝席で!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

楽しそうな光景が目に浮かびます。
素晴らしい実況中継ですね。臨場感たっぷりです。
藤葉さんの思いがけないLuckyは、運の良さと日頃の行いの良さではないのでしょうか。
食いしん坊日記の大ファンです。
またランチしましょう!
fromたぬきねこ

藤よう さんのコメント...

たぬきねこさん

先日は久々のランチだったというのに、お相撲のことが気になって、早々に解散して帰宅してしまい失礼しました。

無事に母と国技館に行ってきました。
私としては大変めずらしく、二日続けての外出となりましたが、なかなか楽しい一日となりました。

ぜひまたランチしましょう!