2010年5月15日土曜日

Supernatural S5 エピソード4おさらい

ついにシーズン5がフィナーレを迎えてしまいましたね!

最終話を見てしまう=長~い、長~いHiatusに入ってしまうということで、無意識に回避しようという気持ちが働いたのか、

昨晩は、どうでもいいようなことをぐずぐずとあれこれやっているうちに、深夜0:30くらいからこの第22話の鑑賞を始めることになってしまったのですが…、

ネタバレになるかもしれないので、以下一応文字を伏せます。

最後の一秒に『どきーっ』として、「ええ~っ??!!どういうこと!!??」と、どきどきが覚めやらぬままにもう一度頭から見直し始め、でもさすがに体力切れで、2回目の鑑賞中大半爆睡状態に陥ってしまって、なんてことをしつつ朝を迎えました。

シーズンフィナーレだし、シーズン6へ向けてのクリフハンガーになるのだろうし、もっと派手派手しい、アルマゲドンの戦いが展開されるものと無意識に予想してしまっていたためか、

私の印象としては、これまでのシーズンフィナーレと比較しても、妙に静かで、切ない、この先の展開が本当に読めない最終話になっていた気がしました。

でもゆっくりこの最終話を振り返る前に、



第4話のおさらいです。




大したことを書くつもりはありませんけれども、日本ではまだ放送されていないSupernaturalシーズン5のネタバレが出てくる可能性がありますので、シーズン5が日本で放送される、もしくはDVDが発売されるまでネタバレは絶対に封印することにしているという方は以下の閲覧ご注意ください。








超暇人時代の私であれば、このエピソードの感想文は、あれこれと細かい台詞を掘り下げて隅から隅まで解釈していったことだろうと思うのですけれども、

そんな風に細かく振り返ったら本当にキリがないので、なるべく、なるべく、あっさりとおさらいしていきたいと思います。

でも一回の日記では終わらないみたい…。



***



Dean が Michael の 『The Vessel』 だってことが判明したと思ったら、

今度は、実は Lucifer の 『True Vessel』は Sam だったって?!



という、シーズン5 開始後、たった3話目までに次々と明らかになった衝撃な事実。

で、第4話 『The End』 が幕を開けてみると。

オープニング前の『これまでのSupernatural』で振り返ったのは、なぜか

『Croatoan virus』と『the Colt』について…。

Colt の説明をする父ちゃんの声にやっぱり新鮮にときめきつつ、一体どんなエピソードになるのかを見守っていると…。


父ちゃんの声、で思い出したので、ここでちょこっと回り道。

我が家のケーブルで見られる海外ドラマチャンネルAXNでは、つい最近「グレイズ・アナトミー」のシーズン3の放送がやっとのこと始まったところでして、

シーズン2で超劇的な死を迎えたはずのデニーことJDMが、なぜかシーズン3以降にもゲスト出演してるという事実は知りながら、

メレディス&デレクその他もろもろの登場人物たちの恋愛模様の鬱陶しさから、どうにも食指が動かなくて、実はグレイズのシーズン3は今の今まで未見のままとなっていました。

今シーズンのWinchester兄弟も、第8話のTVの世界に放り込まれてしまったエピソードの中で

「この(病院が舞台の恋愛)ドラマになんで幽霊が出る必要があるの?」

という純粋かつ素朴な疑問を口にしていましたけれども、

あんなに父ちゃんの帰りを待ち焦がれているDean(と、もちろん私…)の気持ちを無視し、(おそらくは)金の力にものを言わせて、JDMをSPNに返そうとしなかった「グレイズ・アナトミー」に対し、どうにも消しがたい反感があるというのも、グレイズのシーズン3以降をこれまで鑑賞する気持ちになれなかった大きな要因だったのかもしれません。

とはいえ、一応、ケーブルでの放送が始まったのだから…と、とりあえず録画し、少しだけ見始めてみると、結構感情移入して観ていたシーズン2までの私に多少なりともできていた 「ウザい恋愛ドラマ」 への免疫がすっかり消えてしまったようで、前以上に登場人物たちのウザさが鼻についてしかたない!のではあるけれども、

イジーが、デニーの残したボイスメール(留守電?)を聞くシーンで、悔しながら、JDMの声に「やっぱり素敵…」と一人小さな声で呟かざるをえなかった私ではあったのでした。

でも!JDMって、デニーの時より、パパ・ジョン・ウィンチェスターの時の方が断然渋い声でしたよねー。




***



おっと、Supernaturalのおさらいを始めるのでした。

えーっと、前回のエピソードでのCastielは、結局のところ、Apocalypse を止めるための最大の一手となるはずだった父上(神)の居所についての情報をRaphael から何一つ引き出せなかったわけで、

Dean が Michaelに「入ってもいいよ」と応えちゃうっていう選択肢も、もってのほか!だってことになると、

父ちゃんがあの(いつ耳にしても!)腰を直撃する渋い声で

『They say this gun can kill anything.』 と説明していた

『the Colt』 を取り戻すっていうのが、

自力で魔王Luciferを退治しようなんていう、とても正気じゃないDeanの野望を達成するための、かろうじての、細~い頼みの綱になるのではないか

というのが、はぐれ天使Castielさんが(自分でWinchester兄弟の肋骨に彫刻したおまじないのため、Cas自身も自力でDeanを見つけることができないので)どこかの道端から携帯電話で報告してくれた、今週の有望戦略。

で、

「そのなんでも殺せるColtをどっかの悪魔が持ってるらしいっていう噂を聞いたから…。いまどこにいる?今すぐ迎えに…」

と何かと先走りしがちなCastielさんに、

「ちょ、ちょっと待ってよ。あんたと違ってあたしはただの人間なの。(皆が可愛いっていってくれるこの美貌を保つためにも)たまにはせめて4時間くらいは睡眠をとらなきゃならないのよ。来るなら明日の朝にしてちょうだい」

と、寸止め技をかけるDean。

そして(サムが一緒に寝てないっていうのに)また服を着込んだまま、ベッドに倒れこんでやっと眠りについたと思ったら、朝っぱらも朝っぱらの早朝4時15分に、ナイトテーブルの上の携帯が震え出します。

「Cas!もうやめてよ。あたし美肌のために睡眠が必要だっていったでしょ!」

と、手探りで手にした携帯に毒づくDeanの耳に響いてきたのは、

“Dean, it’s me.” という、

父ちゃんの腰砕け声にもひけをとらないほどのセクシーな囁き声。

“Sam?”

別居中の夫からの電話にぱちりと目を開いたDeanのまつげのまた長いこと!

前回のLucifer こと Nick との遭遇の直後、(残念ながら!)いつもの厚着に戻って(たぶん盗んだ?)車に飛び乗り兄ちゃんのもとへと闇雲に走り始めていたらしいサミー君から

LuciferのTrue Vesselが、別居はしていても愛情はちっとも変わっていないはずの可愛い弟だったと聞かされても、「あ、そう。だから、あたしにどうして欲しいっていうの?」 程度の反応しかしないDean。

そんな愛する妻のそっけない態度にとまどいを見せつつも、畳み掛けるように、サムは口説き始めます。
(以下、毎度毎度で恐縮ながら、私の脳を通過した時点で、いつものとおり、離婚の危機を向かえた中年夫婦の会話となってしまいますので、私のつけた日本語を眺める際にはご注意願います)


Sam: I want back in, for starters.
   俺、まずは、お前とやり直したい。

Dean: Sam…
   サム(またそんなこと言い出して…!っていう感じ)

Sam: I mean it. I am sick of being a puppet to these sons of bitches.
   本気で言ってるんだ。(俺たちこんなに愛し合ってるのに)悪魔だの天使だのっていうろくでもない奴らに操り人形にされるのはもううんざりだ

Dean: So, what, you're just gonna walk back in. And we're gonna be the dynamic duo again?
そう、じゃなに?あなた、ただそういって私のところへ戻ってきたら、はいそうですかって、私たちまた元通りの夫婦に戻れるっていうの?

Sam: Look, dean, I can do this. I can. I'm gonna prove it to you.
なあ、ディーン、できるさ。俺はもう誘惑に負けたりしない。そのことをお前に証明してみせるよ。


『どうしても駄目男と別れられない女性』への批判としてよく口にされるのは、
何度浮気されてもうらぎられても、

「俺は今度こそ心を入れ替えた。新しい人間に生まれ変わったんだ。絶対それを証明してみせるから、今回だけは俺を信じて許してくれ」

なんていう駄目男の口からでまかせを信じてついつい許してしまうから駄目なのだ、

駄目男の性根は絶対に変わらないのに、という苦言。

Samとのやりとりを見ていて、あ~あ、お兄ちゃん、今回もあっさり許しちゃうの?

と思ったら!

サムの言葉に一瞬切なげに長いまつげを伏せたディーンの口からは、思いもかけない言葉が出てきました。

(二人が一緒にいると、二人の存在がアルマゲドンに対する火と油になっちゃうの、だから)

Dean:...Stay away from each other for good.
   あたしたち、とにかくすっぱりと離れていたほうがいいのよ。

Sam: Dean, it does not have to be like this. We can fight it.
  ディーン、(俺たち愛し合ってるのに)離れ離れでいる必要なんかないんだ。俺たち、こんな状況打開できるさ。

Dean: Yeah, you're right. We can. But not together. We're not stronger when we're together, Sam. I think we're weaker. Because whatever we have between us -- Love, family, whatever it is -- they are always gonna use it against us. And you know that. We're better off apart. We got a better chance of dodging Lucifer and Michael and this whole damn thing...If we just go our own ways.
  ええ、あなたの言うとおりよ。私たちこんな状況打開できるわ。でも、一緒にじゃなくね。私たち、一緒にいると強くなるどころか、弱くなっちゃうと思うのよ、サム。だって、私たちの間にあるもの、愛だとか、家族だとか、それがなんであっても、…奴らは、いつもそれを私たちへの攻撃手段として利用するじゃない。そのことはあなたも分かってるでしょ。私たちは離れていたほうがいいの。ルシファとかミカエルとか、とにかく私たちを取り巻く鬱陶しいこと何もかもを回避するには、その方がよっぽどチャンスがあるわ。…私たちがそれぞれの道を進んだ方がね。

Sam: Dean, don't do this.
  ディーン、そんなこと言わないでくれ。

Dean: Bye, Sam.
  さよなら、サム。


勝手に家を出て行ったものの、すぐに寂しくなっちゃって復縁を迫る夫に対し、ついにはっきりと拒絶の態度を見せた妻。

夫のいない寂しさを抱えつつも、再び(美容のため)寝なおしたらしい、妻が再び目を覚ますと世界はとんでもないことになっていました…。



***



ここから、シーズンフィナーレとなる第21話&第22話とも深く絡み合い結びついた小さいけれども重要な設定が次々と沢山提示されていくわけですけれども、

これといって、何をおさらいした風もなく、長くなってしまったので、とりあえずここで一旦投稿することにします。

またちょっと頭を整理して、なるべくあっさり続きを振り返ることにしようと思います。

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