2010年5月26日水曜日

Supernatural S5 エピソード5おさらい、のはずでしたが…

元来、極度の引きこもり体質の私は、仕事が休みになる週末、とにかく家でじーーーっとしているのが大好きなのですけれども、

今週、来週、再来週と、向こう3回の週末に全て外出の予定が入ってしまうという

私としてはありえない事態が発生してしまいました。

今週末は、友達とランチという気楽で楽しみな予定ですが、来週、再来週の予定は、ある意味で仕事の延長のようなもので…、ただでさえこのところ消耗気味なのに、果たしてこんな調子でこの先気力&体力が持つだろうか…と今から少々不安を覚えている私です。

まあ、なんとかなるか! (と、せめてもの自己暗示を…)

ということで、必然的にこれからしばらく週末ゆっくり日記が書けなくなる可能性が高いので、今週からは…って、もう水曜日ですが、気力・体力の許す範囲で今日はいけるかな?と思ったら、ほんの少しずつだけでも日記を書き進めるというスタンスで、しばらく行ってみようと思います。

どうも、ちょっとの時間で日記をささっと書くということができない不器用人間なので、果たしてこの試みが上手くいくものかわかりませんし、書いた日記はいつも以上に中身のない、支離滅裂な殴り書きになる可能性が大ですけれども、なんとか片目を瞑っておつきあいいただければ幸いです。



さてさて、いよいよエピソード5のおさらい!と思ったら、

エピソード4のラストで、一点、微妙に気になっていたことについて、触れるのを忘れていたことを思い出したので、今回はちょっとエピソード4のラストを巻き戻して、ちょこっとだけおさらいしたいと思います。








大したことを書くつもりはありませんけれども、日本ではまだ放送されていないSupernaturalシーズン5のネタバレが出てくる可能性がありますので、シーズン5が日本で放送される、もしくはDVDが発売されるまでネタバレは絶対に封印することにしているという方は以下の閲覧ご注意ください。









前回のエピソード4のラスト、

陸橋(っていうんでしょうか、あれ)の前で、Impalaに身体をもたれさせて、サムを待つディーンのまさに一服の絵画のように美しいシーン。

あのシーンを目にして、

ファーストシーズンの、たった一人メグに対決するため、偽のコルトを手に息子たちの前から去っていった父ちゃんとの別れのシーン、

を思い出した方、(父ちゃん目当てで、あのシーンを死ぬほどリプレイした…)私の他にもきっといるのではないかと思うのですが。

そんなことを考え出したら、どうしても気になってきて、シーズン1のDVDを引っ張り出してみたところ…、

あの場所って、やっぱりシーズン1のあのシーンと同じ場所???じゃないですか?

最近、撮影の裏話なんかを探してネットサーフすることも皆無なので、あのシーンについてなんらかの制作サイドからの情報があるのかどうか全くわかりませんけれども、

あのシーズン1の時、

まだまだ子供らしく 「父ちゃん(悪魔なんかさっさと片付けちゃって)またすぐに合流しよう」 なんて、のん気に父ちゃんに言ってたサムの横で、

完っ全に『妻』の立場から、「あなた、約束して。もし状況がやばくなったら、(悪魔なんかほっぽって)逃げ帰って来てちょうだいよ。絶対に死んだりなんかしないで」 と懇願していたディーン、

そんな小さな 『約束』 を求める妻(いや長男)に、たった一言の 『ああ』 という返事もせずに去っていった父ちゃんのあのでっかくて黒いトラックを切なく見送った、

まさにあの草むらにできた轍のような道。

その道の向こうから自分の元に帰ってくる、今ではすっかり大人になったサムを見つめるディーン…、って!

なんかすごく暗示的じゃありません?

シーズン1で、どんなモンスター(悪魔を含む)でも殺せる 『The Colt』 の偽物を渋々と、そして不安げに父ちゃんに手渡していたディーンは、

このシーズン5では、「もう悪魔の血に溺れたりなんかしないでちょうだい」(暗喩) ⇒ 「(悪魔の血で楽して悪魔退治してたから)ナイフを扱う腕もさび付いてるだろ」 と、悪魔退治用の(Rubyの)ナイフをサムに手渡していました。

深読みしすぎかもしれないけれども、こんなシーンにも何か含みを感じてしまいます。


うーん、Winchester夫妻に歴史あり。

(これだけ毎度毎度しつこく父ちゃん、父ちゃんといい続けながら)うっかり忘れかけていましたが、考えてみるとサムはディーンの二人目の夫だったんですね。

(こんな風に表現すると妙に倒錯的だけど…)サムは、亡き父親の若い後妻を妻にしたっていう感じ?

このSupernaturalというドラマで、とにかく『父ちゃん大好き!』というファザコンぶりを惜しみなく発揮しているのは、もちろんディーンなのだけれども、

父ちゃんに似ている、父ちゃんの根本的なものをもっとも色濃く受け継いでいるのはサムだ、というのは、このところもうすっかり定説になってきています。

シーズン1で、美人の兄ちゃんと二人っきりの旅を始めた頃、何かというと二言目には「父ちゃん、父ちゃん」と言い始める兄ちゃんに、

「あんなオヤジより、俺を見てくれ。俺の成長を認めろ!」

と、サムはことあるごとに父ちゃんに対するライバル心をむき出しにし、兄ちゃんが死にかけてさえ、俺だってもう大人で、兄ちゃんを自分ひとりで守って面倒みられるんだから!と、

意固地に父ちゃんへの連絡を遅らせたりしていましたが、

父ちゃんをひたすら素直に愛し、崇拝する兄ちゃんと、

そんな兄ちゃんを真に自分のものにするためにも、父ちゃん(父ちゃんの亡霊)の影響力から脱して、「サミーももう一人前の男だ」 と本当の意味で兄ちゃんに認めさせたいサム。

しばらく鳴りを潜めていたようにも思える、こうしたシーズン1も初っ端の兄弟間の(今や懐かしくもある)Dynamic(力学)が、まさにS5E5で蘇ったということになるのかも…。


***


第5話については、そういった目線で(妄想込みの)解釈をしていこうと思っているのですが…、

今回のような短いぶつ切れの日記で、どこまで満足のいく解釈がつけられるものかわかりません。

でも、まあマイペースにできるだけやっていってみます。

4 件のコメント:

azuma さんのコメント...

 初めまして。azumaと申します。
 もう何が切っ掛けで、藤葉さんのblogにお邪魔させていただいたか、忘れてしまう程、前から覗かせて頂いているのに、不義理をお許し下さい。
 鮮烈に覚えておりますのは、"Dream Boy"という映画を見たとき、ああコレは原書を読んでみたいなと思い立ち、Jim Grimsleyの本を手に取り、藤葉さんの助け船出してあげるから、飛び込んでごらん。というお言葉に勇気づけられたことです。
 藤葉さんが大変な状況であると伺えて遠慮してしまったり、勇気が足りなかったりで、お礼を申し上げる機会を先延ばしにしてしまいました。昨夜から文章をこねくり回して、今日の昼休憩になってしまいました。
 SPNは実は最近はまりきれていないのでしが、Merlin、NUMB3RS、Gleeはかなり傾倒しております。
取り留めのないご挨拶になってしまいましたが、どうしても一度お礼がしたかったので、一筆したためさせていただきました。
 では、またお邪魔させて下さい。

藤よう さんのコメント...

azumaさん

初めまして。
そして貴重なお昼休憩にコメントをいただいてしまって、ありがとうございます!

"Dream Boy"! 映画を観て&さらに原書を手にされたのですか?
私もずーっと以前に、この小説は名作よ!という話を聞き、更に、まずはドイツで、続いてアメリカで映画化されて、こちらもかなりいい出来だということで、
せめて小説だけでも読みたい…とかなり誘惑を感じた経験があるのですけれども、
このお話、かなり切ないストーリーだということで、とにかくのん気なハッピーエンドばかりを好むへなちょこ人間の私としては手に取る機会を持てないまま、ここまで来てしまいました。これを機会にまたトライしたくなってきました。

英語の小説にチャレンジしよう!という気持ちを持たれた方に、私でお力になれることがあれば、なんなりとお手伝いしたい、とは、真実、常に思っていることなのですが、
へたれな私が日記で愚痴ばかりこぼしているせいで、azumaさんを始め、皆さんに遠慮させることになってしまっているというのは、
私自身本当に残念なことです!

私自身もまだまだ勉強中で、実際お力になれることがあるものかわかりませんけれども、
質問をいただいたりすることで私自身もきっと勉強になると思いますので、
(実際、また最近Slash辞書を復活させようか、なんていう風にも思ったりしたところで…)
もしなにか聞いてみたい…ということがあれば、ぜひ遠慮などなさらず、気楽にどうぞ。

oruka さんのコメント...

どうもはじめまして、orukaと申します。
かなり前からこっそりお邪魔しておりましたが、小心者ゆえコメントする勇気もなくて失礼しておりました。
けれど、エピソードのおさらいで夫婦な兄弟の会話が面白くて、ぜひこの先もずっと続けていただきたくて、のこのこ出て参りました。

妻なDeanがとても可愛くて、辛い本編もほのぼのと感じられてほっとしてしまいます。

また藤葉さんの感想読んでいて、新たな解釈に気づくこともありますし、いろんな情報も読んでいてとても楽しいです。

更新作業は大変でしょうが、これからも楽しみに待っております。

失礼しました。

藤よう さんのコメント...

okuraさん

はじめまして、コメントありがとうございます。

エピソードのおさらい、読んでいただいているのですね!
シーズン5に入って、あまりにややこしくなったプロットを自分なりに整理するため、一人ノロノロとエピソードのおさらいを始めてみたものの、
私の頭の中ではどうやっても兄弟の会話が夫婦そのもの転換されてしまって、
その内怒られるかも…と内心びくついていましたので、
「面白い」なんて言っていただくと、ほっとするのと同時に、とっても嬉しい気持ちになります。
このところ忙しいを言い訳に、ついついダラダラ癖に負けそうになっていましたが、なんとかこの先も細々と感想文の続きを書いていきたいと思いますので、どうかお付き合いください。