2010年6月1日火曜日
Supernatural S5 エピソード5おさらい ①
大したことを書くつもりはありませんけれども、日本ではまだ放送されていないSupernaturalシーズン5のネタバレが出てくる可能性がありますので、シーズン5が日本で放送される、もしくはDVDが発売されるまでネタバレは絶対に封印することにしているという方は以下の閲覧ご注意ください。
シーズン4で、ついに黄色い目のおじさんの企みの真相があきらかになったことで、突如天国vs.地獄の構図が浮き彫りになり、
聖書に基づいたApocalypse(世界の終わり)とそのOmen(前兆)、
さらにはいよいよシーズン5に入ってからはMichael vs. LuciferのArmageddon(善と悪の最終決戦)なんかの話題でドラマの主題が持ちきりになってくると…、
神仏混淆(しんぶつこんこう)というかなり大雑把で大らか(というか、いい加減…)な信仰が広く受け入れられている国で生まれ育ち、キリスト教徒でも(その親戚筋となるユダヤ教でもイスラム教徒でも)ないため、日頃信仰というものをそれほど深く考えることなく生きている(おそらくは)ごく平均的な日本人である私としては、
キリスト教徒(とユダヤ教徒とイスラム教徒)が信じる『唯一神』のありがたい言葉が載ってるという『聖書』っていう本に基づいた理屈だけを根拠に、
Apocalypse(世界が終わります)だとか、Armageddon(最終戦争だぞー)だとかって言われてもさー…
という気持ちが、心の片隅に知らず知らず滞積してくるもの確か。
(ついでに、これを言ったらおしまいだけれども…、まあ、そもそも、世界の終わりに関係する重要な出来事が全部アメリカで起こって、その中心人物がアメリカ人ばっかりっていう事実だって…、予算の限られた弱小ドラマゆえしかたのない部分はあるにしたって、海を挟んだこっち側にいる身としては、時々ふっと納得いかない気持ちになってしまうというのも正直否めないところ…)
そんな私たち(聖書を信奉する人たちからみたら、いまだに野蛮なPagan Godsを崇拝していると位置づけられるのであろう)海外のFanたちの気持ちを知ってか知らずか、
はたまた、清教徒が造った国アメリカにだって大勢いるはずの 『聖書の言葉を人類に授けてくれたただ一人の神様』 を信じていない人々に配慮するため、という意図も(一応)あってか、
過去に、この世界には別の神様たち(Pagan Gods)もいて、かつては人間たちから崇拝され、もう食べきれないくらいの人身御供を喜んでお供えされたりしていたっていう事実が、シーズン3の『A Very Supernatural Christmas』というエピソードで、申し訳のように出てきたこともありました。
そんな中、
シーズン4以降、このドラマの主役である兄弟の存在感すら希薄に感じるほど、聖書の関係者たちばっかりがいい台詞といいシーンをもらってるし、
どんどんややこしくなる天国と地獄の間のごたごたばっかり延々見させられるのにも、いい加減消耗してきたし、げっぷが出そう!
という私の声がクリプキ先生に届きでもしたのか、
今回おさらいする第5話では、(サムの焦りをよそに、兄ちゃんの一存で)天国vs.地獄の戦いの行方については、一旦休憩して、
今週のモンスター、というのも失礼な話だけれども、久々に 『Pagan God』 の再登場ということになります。
***
動いてもいない車の中で頭をカチ割ってしまった、という謎の死亡事件を紹介したオープニング明け。
色々あったけれども、なんとか無事、別居を解消することになった Winchester 夫妻は、二人揃って Impala に乗り、夜道を滑走中。
とはいえ、度重なる夫の裏切りに深く傷ついた妻としては、そう簡単に過去の色々を全て水に流せるというわけもなく、
無事夫婦に戻ったことだし、とにかく早いとこApocalypseを食い止めなきゃ!どっかにColtがあるっていうならさ…と意気込むサムを制し、
「私たちは、とにかくこの(↑)事件を調べるの!話は終わりよ」
と、にべもない兄ちゃんでしたが、不機嫌に黙り込んだサムの気配を察して、思い直したように改めて静かに口を開きます。
Dean: It's just that this is our first real case back at it together. You know, I think we ought to ease into it, put the training wheels back on.
これって私たちが別居を解消して初めて扱う事件なのよ。ね?私たち、夫婦って関係に戻るのには、ちょっと慣らし運転が必要だと思うの。補助輪をつけてね。
Sam: So you think I need training wheels?
そうか、お前としては、俺には補助輪が必要だって思うんだな。
Dean: No. "We" We need training wheels. You and me, as a team. Okay?
違うわ。『私たち』によ。私たち二人に補助輪が必要なの。あなたと私、夫婦としてね。わかる?
Sam: Okay.
わかった。
と、言いつつ、まだ本当には納得していなそうなサムに、兄ちゃんは、さらに畳み掛けるように、
Dean: I mean, I really want this to be a fresh start, you know? For the both of us.
つまりね、私、今回の仕事を本当の意味での新しい門出にしたいのよ、わかる?私たち夫婦のね。
こうまではっきりした言葉で、しばらく別居した後で見るとますます美人な兄ちゃんに切々と語られてしまうと、もうとりあえず Apocalypse なんてどうでもいいや!という気分になったらしいサムは、機嫌を直すしかないわけで…、
Sam: Okay.
わかったよ。
と、いつもより1オクターブは高い声で、妻の夫婦関係再建計画に無条件で従う旨を表明することになったのでした。
***
ごくごく簡単そうな事件だし、新婚気分で、楽しくのんびり夫婦仲を温めよう、と、比較的気楽に今回の事件に取り組むことにしたWinchester夫妻ではありましたが、
この夫婦、新婚時代(シーズン1の頃)、どれだけ角突き合わせていたかを思い返すと…、
この後、雨降って地固まるまでには、まだ山あり谷ありとなるわけなのですけれども、
そして、なんとドラマの進行としては、まだ5分と進んでいないのですけれども…、
今日のところは日記に費やせる時間が尽きてしまったので、この続きの
『Winchester夫妻』 夫婦喧嘩の巻
についてのおさらいは、また後で、ということにさせていただきます。
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