2011年6月3日金曜日

映画鑑賞

SammyとCasの考察の続きも、のろのろ細々と下書きを続けてはいるのですが、ちょっと気分転換で、最近観た映画についてのちょこっとした感想を忘れてしまう前に少しだけ書き出しておきたいと思います。






『ガリバー旅行記』



前評というか、私がたまたま目にした映画評論的番組では、それほどいい評判ではなかったものの、

Jack Blackのコメディだし、映画の出来がどうとかよりも、気楽に笑って鑑賞できればOKという感じで、この映画については、なーんの下調べもせずにに軽い気持ちで観ました。

面白かった!

確かにストーリーはありきたりだし、これといってすごーい!と唸らされるような演出もないといえるのでしょうが。


小人の国リリパットで、ガリバーの親友となるホレイショがっ!

『How I met your mother』 のマーシャルじゃない!(笑)

某Jared P氏とほぼ同じ身長で、HIMYMの仲間内では完全に巨人扱いのマーシャル(でもミネソタの実家に帰ると、さらに大きなお父さんやお兄ちゃんたちに囲まれて一番のおちびちゃん…、それも某Jared P氏とカブるかも…)が、

マンハッタン国のPresident of the Awesome こと、ガリバーがやってくるまでは、リリパットで一番背の高い男だった人物として、

ガリバーにも全く引けを取らない、ほぼ主人公レベルの活躍を全編に渡って繰り広げるなんて…。

テレビCMの予告をちらっと…くらいしか見ていなかった私としては、全くそんな配役を知らなくて、本当に素直に純粋に驚き、かつ妙に嬉しい楽しい気分で鑑賞することになりました。

それにしても、中世風(っていうのじゃないのかしら)の衣装を着ているマーシャル、いやホレイショ、なんだかいつもよりスラッとしてみえて、HIMYMに出ているよりも数段格好良く見えたけど、

素直でお人よしで、でも自分なりの正義感をきちんと持っていて、愛する人を一途に愛すというキャラクターは、全くリリー(←HIMYMでの奥さん)の愛するマーシャル・エリクソンのままで、

ひょっとしたら、人によっては、何の役をやっても一緒の演技…なんて批判されたりしてしまう向きもあるのかもしれませんけれども

(そんなことを書きつつ、マーシャルことジェイソン・シーゲルのプロフィールを調べたら、他にも色々な映画に出たり、脚本を手がけることもあったり、なんていう多彩な人だったのね。↑ は、いらぬ心配でした。)

私個人的には、全くマーシャルなままのホレイショという、そこがまたよかったという感想です。









『ソーシャル・ネットワーク』


一体、何の映画を観に行った時だったのか…、この映画の予告を目にして、なにか脊髄反射的に「観たい」と思ったものの、なんとなく観そびれてしまって、

まあ縁がなかったということかな、と、あっさりあきらめていたところ、

最近すっかりSPN Fandomからは卒業してしまって、アメアイのkradamに、それはもうどーっぷりとはまり込んでしまっていた、とあるFangirlが、やけに Jesse/Andrew という見慣れぬカップリングのSlashを投稿するようになって、

ある日、あまりに気になるので、誰なの Jesse/Andrewって? と、ググってみたところ、

映画『ソーシャル・ネットワーク』の主演の二人で、(お互いガールフレンドがいるにも関わらず)プライベートでも異常に仲が良すぎる…らしい、と、腐のつく少女たちの間でもっぱらの評判

なんていう、かつてのJared&Jensen(←今現在だって、まあ、十分に仲良しと言えるんでしょうけど)を彷彿とさせてくれるような噂話が引っかかってきて、

むむっ、そういうことなら一応観ておかないと…、
(こんなことばっかり言ってて…、お恥ずかしい限りです)

ということで、鑑賞してみることに。

感想は:

マークとエドゥアルドの間の友情や確執は、腐な女子の目線から見て確かにツボだけれども、

天才的なひらめきと才能だけで、(ほぼ)無から巨万の富を生むことができるのだという、素晴らしいサクセスストーリーでもあるのだろうけれども、

巨万の富というものが出現するところには、いち早くお金の匂いを嗅ぎつけられる、欲を極める嗅覚というか、素質を持った人間が抜け目なく食いついてきて、

早いもの勝ちで、富を強奪していく、という…、そんな構図を凄くむなしく感じたのと、

そんな欲望の嵐の中心にいるマークも、まさに天才は何とかとの紙一重という感じで、とんでもない人として描かれているけれども、

でも、考えてみると、

自分をこっぴどく振った女の子に腹いせをしてみたり、順調に大人への階段を上っていく友人に嫉妬して、こっそり足を引っ張ってやれ!と思って、それを実行してしまったり、大学生にはなったものの、中身はまだまだ全くの子供だったっていうだけのことなんですよね。

そんな青年は、程度の差こそあれ、きっとそこら中にゴロゴロしているはず。

それが、色々な偶然の助けもあって、突発的に「Facebook」という化け物級のシステムを作り上げてしまったことによって、精神的な成長をする時間を与えられないまま、「お金」や「権力」というものが最も力を持つものという価値観が支配する大人の世界のど真ん中に放り出されてしまうことになってしまったのだなー、と思うのです。

日本では 『天才 裏切り者 危ない奴 億万長者』 という単語のみのキーワードが広告として使われていましたが、

小さな頃から

「いい学校を出て、いい仲間(fraternityというやつですよね)=コネを作って、たっぷりお金儲けする」

のが成功した大人なのだという価値観の中で育った、やっとこ中学生かなというくらいの精神年齢の男の子が、

わけも分からないまま、自分なりに精一杯大人を演じたら、マークのようなことになるのではないか、と思ってしまいます。

英語版の売り文句は:

「You don’t get to 500 million friends without making a few enemies.」

というものでしたけど、

確か劇中のエドゥアルドの台詞にもあったように、マークは、あっぷあっぷと半ば溺れながら大人を演じ続けていく中で、

「たった一人持っていた友達を失うことになったのだ」 としか思えませんでした。

もちろん、(お金の力もあって…)マークとエドゥアルドは最終的に和解して友達に戻ったのかもしれないし、(その辺りを調べる気力なしです…)

映画の内容とは関係なく、Jesse/Andrew は、腐のつく Fangirls を興奮させるくらい超仲良しなのかもしれないけれども、

私は、この映画のFandomには嵌れない…と、なんだかちょっと寂しい感想を持ってしまったというのが正直なところです。






X-Fileが好き、Supernaturalが好きなんて言ってる時点でバレバレかもしれませんが、

私は、終末思想だとか、Apocalypse 系、Disaster 系の都市伝説が大好物です。

私の末の妹は、私がそんな話を持ち出すたびに、「やめて!!!」と騒ぐのですけれども、そういうことを聞きたくもないし、考えるのもイヤ!という人も多いですよね?

私が子供の頃には、テレビや雑誌などで、盛んに「人類滅亡」なんていう衝撃的な言葉を掲げた特集をやっていたような気がして、(矢追さんのUFO話とか、新倉イワオさんの解説する怪談話なんかも一緒に…)ひょっとしたら、そんな子供時代の擦り込み的なこともあったりするのかもしれませんが、なぜか好きなのです。

Supernatural にも出てきた、「ヨハネの黙示録」に出てくる「にがよもぎ」が、ロシア語ではチェルノブイリになる、だとか、
(近年、それは解釈が違うという説も出ているようですね)

1999年7の月にどうとか…、っていう話だった、ノストラダムスさんだとか
(と言いつつ、実際無事に1999年を過ぎて以降、詳細は何一つ調べたことなかったかも…でも、いまだに、新たな解釈を巡って議論されたりしているみたいですね)

X-Filesの最終章、モルダーがついにたどりついた真実は、マヤの暦が終わる日だったり…。

(映画の第三弾、2012年公開に向けて! なんていう話だったと思ったけど、どうなったのかな…全くチェックしてません)

などと言いつつも、ここ数年は、Supernaturalというドラマをきっかけに、J2の仲良しぶりについて妄想することにどっぷりと嵌ってしまったおかげで、少女時代の「腐な女子」的性質が大幅に復活して、

ソウイウ香りのする映画や、ロマンチックコメディー(主人公の男女は、J2に脳内変換するパターンで…)ばかりに吸い寄せられるようになってしまったので、

所謂、Disaster系の映画は、とんとご無沙汰という感じになっていました。

そういうわけで、いよいよ来年に迫った、マヤの暦の終焉に向けて、バタバタバタと量産された映画も、最近まで、気にはなりつつも、全く観ていなかったのです。

ところが先日ふと思い立って、


『2012』


『Knowing』


という、ちょっと似たような系統の2本の映画を立て続けに鑑賞しました。

上の方にも同じようなことを書いていますが、私は最近、映画評論というものからめっきり遠ざかっていまして、上の二本についても、テレビで流れていたCMをちらっと目にした程度で、前知識ほぼゼロの状態で鑑賞することになりました。

結論から言って、私の中で、この二作に順位をつけるとするなら、圧倒的な差をつけて

ニコラス刑事…じゃなかった、ニコラス・ケイジの『Knowing』の勝ちです。





以下、完全にネタバレを書いてしまうと思うので、まだ鑑賞されていない方は閲覧ご注意ください。













『2012』


大規模災害の描写や、際どいところで、命の危険を逃れていくジャクソンたちの奮闘ぶりは、まさに見ていて息を飲むし、凄い迫力だと思います。

でも…、ジャクソン一家が、どうしても納得いかないの…。

自ら国民と共に残ることを決めた大統領だとか、

2012年に起こることを発見した人なのに結局…ということになってしまったインドの科学者さんだとか、

豪華客船のバンドマンのおじいさんたちだとか、

変人扱いされながらも、イエローストーンの近くで、終末を予言するラジオ放送を発信し続けていたチャーリーだとか、

並行して語られる、小さなサイドストーリーは、胸温まる、いいシーンもあったと思います。

だけど…、現代のノアの方舟に乗れるのは、主たる先進国の時の政府高官と、何億ユーロだっけ?とにかく、とんでもない大金をポンと払える大金持ちと、

(各国が選抜した優秀な人たちというのも一応挙がってはいたけど、上のような人たちが逃げるのに精一杯で、インドの科学者さんを筆頭に、ほとんど誰も迎えに行ってなかったみたいよね?)

そしてジャクソン一家のように、どれだけ人に迷惑かけても、どれだけ人を押しのけてでも、自分たちだけは助かろうとがむしゃらに頑張る人間だけ?

現在の地球上で、最も強欲に生に執着しているのは、まさに上記のような人たちなのかもしれないけれども、

果たして、そんな人たちだけが生き延びて、新たに築く新しい世界って、それ、いい世界になるのでしょうか?

生に対する果て無き貪欲な執着があればこそ、一度は滅びてしまった地球上でもサバイバルできるってことが言いたいの?

ここぞ!というところでは、はなから勝負をあきらめてしまう、根っからの負け犬人間の私なので、そんなにガツガツやる気のある、貧欲かつ強欲な人たちばかりの世界では生きていきたくない…と思ってしまうという、ひねくれた見方になってしまっている部分もあるのかもしれませんが、

上に挙げたような人たちには、人を思いやるだとか、譲り合うだとか、労わりあうといったような、人間が人間として、獣と一線を画す上で、本来的に持っていなければならない『美徳』とでもいうようなものが、根本的に欠落しているように思えてしまいます。

あのノアの方舟は、スペースシップだって言うから…、

あそこに乗り込んだ人たちは、火星にでも逃げ出すのかな…と、鑑賞中考え巡らしたりもしました。

強欲なガツガツ人間たちが、まとめて宇宙へと去り、きれいさっぱりと一掃された地球で、実は、なんとか助け合いながら、それこそ未曾有の地球規模の大災害を生き延びたわずかな人たちが、強欲や権力などには支配されない、清清しい新たな世界を築いていくなんていう結末だったら、とんでもないドンデンガエシになるし…

まさにマヤの予言みたいに、(物質文明の欲にまみれた人間たちの)一つの時代が終焉を迎えて、魂的な意味で一段階成長した人間の時代がやってくるなんていう、一段深い結末にすることもできるのに…。

でもきっとあの後、ジャクソン一家は、皆を救った英雄として、生き残った人たちの中でヒエラルキーの上部に上り詰めていくような気がしてなりません。

(一説によると、『2013』というタイトルで、生き延びた人たちのその後を描く映画ができるかも…、なんて噂もきいたような。もう撮影中?)

あともう一つ、どうしても胸にチクチクとトゲのように引っかかるのは、女性の扱いかな…。

こうしたジェットコースタームービーだとか、ホラー映画だとかでは、

冷静に判断して、段取りを立てて、家族を守って着実に突き進んでいこうとする男性を、とにかく自分の身と自分の大事な我が子だけを守りたいという感情だけに凝り固まった女性が、見苦しいほどの強引さでヒステリックに妨害する

っていうシーンが、かならずと言っていいほど出てきますよね。



……、子供を生んでいない身で、何を言ってると言われそうでもありますが、イザのイザという極限になった時、度胸が据わるのはむしろ女性のような気がするのですけどね。

絶対に子供を守らなきゃならない!と思ったら、恐怖なんかふっとんじゃって、子供を守るための手段を比較的冷静に段取り立てて考え出すような気がするんですけど…。

母は強し、という言葉どおり、妊娠、出産を通じて我が子と結びついているお母さんというのは、子供を守らなきゃならない一番大切な時に、子供を守るべく必死に奮闘しているお父さんをヒステリックに妨害したりなんかしないと思ってしまうのです。


ハリウッド的演出で、男性を誰の目にも分かりやすいヒーローに仕立て上げるためには、上のような女性を登場させるのが一番手っ取り早いということなのかもしれませんね。










そして、そんな『2012』に、なぜ

(私の中だけですけど…)『Knowing』がそれほど大差をつけて勝利することになったのか、というと。

やはりX-Files育ちの私としては、

仮に巨大隕石が地球に激突して、人類が滅びるなんていう一世一代の超大イベントがくる時には、

人知を超えた謎めいた出来事が予兆としてあったりして欲しい、という感じがあるからかしら…。

霊長類といわれる私たち人類は、地球上の他の動物たちとは、あきらかに異質な存在ですよね。

私たちのような知性や文明を持つ生き物は、この広い宇宙で、この地球だけに生まれたのか、と考えると、私はモルダーと一緒で、「そんなはずない」と思うのです。

そして、超能力や、霊感を持つ人、未来の出来事を知覚してしまう人なども、その能力を今現在の人類が所有している計器で計測できないからといって、「ない」と言い切ることはできないと思っています。

さらに地球以外の星に文明を有する生物がいたとして、その星の生物が、現在の人類が最大限のレベルで解き明かした「相対性理論」なんかに基づけば、これ以上の速さはあり得ないはずの光の速さを超えて移動する手段や、ワープのように空間を飛び越える方法を知らない、と言うこともできないと思うのです。

そもそも人類の由来についても、オカルト的、SF的、Mythology的な解釈でいえば、それこそ星の数ほど様々な説が…

なんて書き始めると、何時間書いても書ききれないので…コホッ。

まさにApocalypseが現実になったかのような東日本大震災で受けた衝撃もきっかけとなって、

Molder/Skinner Slash fangirl というわき道に逸れてしまう前の、X-FilesのMythology プロットを純粋な気持ちで熱心に追いかけていた正統派 X-Files Fangirl としての、

夢見るSF、オカルト好き少女の血が沸き立ってきてしまって、近頃、非常に胡散臭い話ばっかりネット上で読み耽ったりしているもので…、すみません。

とにかくそんなわけで、(もう自分でもどんなわけかわからない…)現在の私には、

『Knowing』は、

とてもしっくりと受け入れられる映画だったということなのです。


***


簡単に書き出しておきます、などと言いつつ、随分な長さになってしまいました…。

しかも、面白かった!と書いてるのは、冒頭の『ガリバー』だけ!

ここまでお付き合いいただいた方、一方的なグチのような感想文を延々読ませてしまってごめんなさい。

でも(ガリバー以外の)どの作品も、数年前の自分だったら、全く違う感想を持ったような気もして、そんな現在の自分の心の記録のためにも、今回の日記は書いておきたかったのです。

次回は、楽しいSammyさんとCasについての考察に戻れるかな?

2 件のコメント:

ふらってぃー さんのコメント...

こんばんわ。
私はSPNのFandomからは卒業してしまったのですが、藤ようさんのブログはずっと追っていました。このSPN→アメアイ→TSNと移行されてるのはもしや、Jayh***さんでしょうか?
この日記を読んで、久しぶりにJayh***さんのFicを読んで、私はどっぷりTSN Fandomにはまってしまいました!藤ようさんにもはまっていただきたかった・・・。
SPNはコミュニティも大きいせいか、素敵な作家さんが多くて、その後ほかの海外ドラマのFicを読んでも物足りないなと思ったこともあったのですが、TSNは作家さんも好みの方がいっぱい&kink meme も楽しく、藤ようさんには感謝!しております。
TSNと同様、ナマものがアツイFandomはいいですね。
それでは今後もまったり、ブログ更新楽しみにしています。

藤よう さんのコメント...

ふらってぃーさん

書き込みありがとうございます。

>>もしや、Jayh***さんでしょうか?

まさにそのとおり、Jayh***さんです。

私も彼女のFicは大好きだったのですが、彼女がアメアイに傾倒し始めた頃から、残念ながら、彼女のFicは卒業してしまいました…。
彼女のルームメイトのにゃんこさん(Scorpy君)のファンなので、日記はずっと追いかけているのですけど。

TSNのFandom、盛況なのですねー!
ふらってぃーさんのお話を聞くと、グッと読みたい気持ちが沸いてきてしまいます…。
で、でも、時間がない~~~っ。

ひょっとしたらその内に、Jayh***さんのFicだけでも…、読んで…、み…、
でも、時間がーーっ。(笑)

これからもマイペースに細々と日記を書いていくつもりですので、よろしくお付き合いください。