2011年6月24日金曜日

Jensenさん

以下、Supernaturalシーズン7についての(Spoilerというほどではないと思うんだけど)情報が出てきますので、未見のシリーズについては、前情報を一切封印している!という方はご注意ください。


















Jensenさん、Supernaturalシーズン7でも、再び監督さんにチャレンジするのだそうですね。

10月7日放送予定の、第3話(でも撮影の順番は、シーズン6の時と同じように、一番最初になるとのこと)で、

その情報が真実であることを証明したのは、なんとJaredさんのTwitterだった、とのこと。

親知らずを抜いた後、痛み止めで朦朧&ハイになったJaredさんは、

(Supernatural)撮影開始まで、あと2週間になった! 2話分の脚本が手元に届いたよ。ちゃんと機能するFax番号を教えてくれた人に、Faxしてあげる」

と、Twitter上で宣言して、一番にFax番号を教えた人に

タイトル部分は黒く塗りつぶしてあるものの、脚本の表紙ページを本当にFaxしたのだそう。
(そのFaxの現物の写真は、私がリンクをつけなくても、きっともう色んなところで見られますよね?)

その表紙には、


Direted by

Jensen Ackles




って、はっきりと書かれているってことで。

もちろん、SPN制作側にきっちりと許可を取った上での行動なんでしょうけれども、あっという間に10万人を超えたフォロワーを抱えるJaredさんのTweetに、

SPN Fangirls の中でも最も強力なパワーを有する Jensen!girls & Dean!girls の心をぎゅっと鷲掴みする情報をポンッと載せてみるっていうのは…、

実に安上がりな宣伝戦略ですよねー。

ホント!SPNって、Fanが熱心すぎ&献身的すぎるが故に、毎年ほとんどプロモーションにお金をかけてもらえない、というか、お金をかけずにすんでしまうってことになってしまうのですね。

***


熱心すぎるFanと言えば…、

とある映画サイトで、『TV Stars We Wanna See Become Movie Stars poll』という投票を行った結果、10名の候補者の内、

二位以下に圧倒的な差をつけて、(超熱烈&熱心なFanたちのおかげで)Jaredさんが一位の座を獲得したということで、

Jaredさんが、祝福のインタビューを受けた様子をつい先日斜め読みにしたのですが、

「Supernaturalの撮影タイミングとかち合っちゃう形で、自分にあった役柄の(映画の)オファーが来たら、Supernaturalというドラマを離れる可能性もあるとか考えたことある?」

という質問に、


「ない」と即答していましたね。

こっそりそのJaredさんの言葉を抜書きさせてもらってしまいます:


I wouldn't. I'm a Texas guy, and the good and bad of that is that I'm always, first and foremost, loyal. If it weren't for "Supernatural," I wouldn't have a lot of the blessings that I have today, so I'm going to play it out. I'm going to give it my all. I'll be with the cast and crew for the remainder, as long as the fans want us on the air and the network obliges.


いい意味でも悪い意味でも、「テキサス男」なJaredさんとしては、一度恩義を覚えた対象を裏切ることはないし、今日の自分があるのもSPNのおかげだから、ファンやネットワークが自分を求めていてくれる限り、SPNに自分の全てを捧げていくつもり。
 
 
ということですが…、以前どこかのエピソード考察の端っこでちょこっと書いたように、
 
シーズン7、そろそろSammyさんを本気で一人前の男として扱ってくれないと、

さすがの Texas Guy & 超 loyal なJaredさんも、「卒業」の二文字が頭をよぎってしまうような可能性も出てくるだろうし、
 
Jared さん& Sammy さんを支持している、Fangirlsが応援疲れして、離れていってしまうようなことにもなりかねないので、その辺、よろしくお願いしたい、と切に願います。

2011年6月21日火曜日

どーでもいいこと

どーでもいいことなんですけど、

何の気なしに観賞した映画や、ドラマで、日頃馴染みのドラマで見かけた人を見かけると、

ねえねえ、ちょっと聞いて!

って言いたくなってしまうことってありませんか?


本当に、どーーーでもいいことなんですけど、コマコマとそんな気持ちが溜まって来ているので、ちょっと覚書程度に書き出してしまうことにします。


***


前回の日記に書いた『The Resident』に

某Sammyさんの究極のPuppy Dog Face 『I lost my shoe...』が現れたエピソードでもある

『Bad Day at Black Rock 』で初登場した、イエス様マニア
(後に、Sammyは危険だ!殺さないと!というゴードンの意見に同調して、Sammyさんを手ひどくぶったりした)

Kubrick おじさんが、ちらっと出ていました。

JDM演じるマックスの、ジュリエットに対する危険な粘着愛がバレてしまうきっかけとなる、監視カメラを設置する業者さん役でした。

彼、Winchester家に繋がる存在とは、相性悪いみたい。


***


シーズン5からシーズン6にかけ、天国や地獄や煉獄関係のプロットがうざくなりすぎて、Supernatural から心が離れ始めてしまったFangirlsの心の多くを一挙に鷲掴みにした

『Hawaii Five-0』 シーズン1 第2話には、

超キュートすぎるちびサム君こと、Colin Ford 君が出ていてびっくり!

SPNで最後に見かけた時より、ちょっと(だいぶ?かな)背も伸びて、随分お兄さんらしい顔になっていた気もします。
(まだまだ本当に超~~~!!!可愛いけど)

沢山の大人たちに混じって、難しい役どころを熱演していて、

この子の苦悩する表情に、幼い Sammy Winchester さんの面影が丸被りして、

「あー、またちび兄弟のエピソードが観たいっっ!」

と強烈に思いました。



***



英国版を一挙観賞した勢いにつられて見始めた(現在時間がなくて、なかなか進みませんが)

『Being Human』 米国版ですが、

なんとこの米国版の脚本を全編に渡って手がけたのは、クリプキ先生が一線を退いた今、Supernaturalの脚本部門の実質筆頭に立ったと言ってもいい、

Jeremy Carver だったことに、つい先日気づきました!

『ついて来れる者だけついて来なさい』的な完全に上から目線の英国版のプロットに対して、

大筋は同じ道を辿るものの、細かいところでところどころ、英国版では視聴者自身の解釈&深読み力に任されていた部分を

『皆、振り落とされないでね!ちゃんとついて来てるかい?』的に視聴者に分かりやすく噛み砕いて、翻訳してくれているような米国版、

キャラの構築なんかの面では特に、それなりに評価できる部分も、もちろんあるのだけれども…、

反面、米国ドラマ界の、これ見よがしな 『視聴率第一!それも継続的について来てくれるFanを獲得すること!』 という商業主義を見せ付けられた気もして、

うーん、色々考えさせられます。

米国版も、ドラマとしてはよく出来てると思うんだけど!

英国版のような、ある意味、見苦しいくらいの 『格好悪さ』 ゆえに、胸の奥底にどんっと響いてくる感じが薄められてしまっているような気がして、ちょっと残念な感じがするのです。

そんな『Being Human』米国版に、

ルシファ(の仮のVessel)こと、Mark Pellegrino が、大変重要な役どころで出ているということは、以前の日記で触れましたが、

本物のルシファの Vessel こと、Sammy さんが、地獄に再び幽閉されることになったルシファに付き合わされて地獄に単身赴任している間、Dean と家族として暮らしていた

Lisa こと Cindy Sampson も、

これまたなかなか重要な役どころで、二つのエピソードに出演しています。

しかもこれがまた、10歳くらいの男の子のお母さん役。

Mark も Cindy も Jeremy Carver が、配役に一枚噛んでる気がする…。

Supernaturalファンを『Being Human』に取り込もうとしてる?


***


「あー!あのドラマに出ていたあの人が!」っていうの、他にもまだ誰かいたような気もするけど、うーん出てこない…。

ま、これで、ちょっとすっきりしたので、またシーズン6の考察の続きを…、怠け癖が出すぎてしまう前に…、なるべく早めに投稿したいと思っております。

2011年6月19日日曜日

The Resident

オスカー受賞女優のヒラリー・スワンクとの共演作品だっていうのに、

しかもおじいちゃん(お父さんじゃないのね…)役は、クリストファー・リーだっていうのに、

日本ではどうやら上映されることはなさそうな予感で、

この作品に関しては、「観なくても…、いいかな…」というあきらめ感たっぷりだったのですが、

ここへ来て、(アメリカで早くも廉価版DVDが出たってことなのかな…)SPN Fandom に画像付きのレビューがポツポツと出没し始めてきて、

彼のセクシーな(まだまだ某次男坊の Puppy Dog Face なんかでは、比較になりません)髭面を目にしてしまうと、

やっぱり我慢できずに、観てしまいました。





以下、日本では公開されないかもしれない(DVDスルー?ってことに?)映画『The Resident』のネタバレが出てくるかもしれませんので、閲覧ご注意ください。










美人な店子に懸想して、怪しい行動を急速にエスカレートさせていく超 Creepy な大家さんの役を演じるのは、

もちろん、ワタクシの愛する

JDM こと Jeffery Dean Morgan です。


***


上に挙げたような、映画の公開状況や、DVDの発売の早さなどを考慮してもらえば、作品の出来も推して知るべし…、というのは、もはや明白なる事実で、その点をつべこべ言うつもりは、

私としても毛頭ないのです。

ただ一つ、この作品について気になっていたのは、この私が、

JDM を Creepy に感じるなんてこと可能なの? ということ。

結論を言いましょうか?

超Creepy 大家を演じる JDM、私にとっては、Creepy じゃありませんでした。


***


これでも、大学時代には、4年間一人暮らしをしていた経験もあり、その間には、

数時間、隣の友達の部屋に遊びに行っていて、忘れ物を取りに部屋に戻ったら、部屋のど真ん中に見知らぬ男が立ってた(ちゃんと靴は脱いで手に持ってました)

とか、

明け方、寝ている場所のすぐ枕元にあるベランダで、(多分…物音がした気がして)カーテンをめくると、そこに男がいた、

だとか、

(ちなみに、上記の男が同一人物だったのかわかりませんが、どちらの場合もベランダ(二階)から飛び降りて逃げていきました。

警察に通報して、アパート近くのパトロールを強化すると請け負ってもらったものの、犯人は検挙されずじまい。

私の場合、田舎育ちの無防備から、「すぐ隣に遊びにいくだけだし」と、数センチ開けたままだった窓から侵入されたのでしたが、おまわりさんから聞いた話では、窓もしっかり施錠してたのに、窓ごと外されて侵入された、なんていうケースもあったとのこと。

当時の同級生の中には、しつこい覗きでノイローゼから引きこもりのようになってしまったコもいたりして、女の子の一人暮らしというのは、色々苦難が付きまとうもの、ということなのでしょうか)

今思えば、よく無事に卒業できた…、と、冷や汗が出たりもしますが、

とにかく、それなりに女の子としての、一人暮らしの恐怖を味わってきた私なんですけれども…。

JDMの演じる、Creepy大家さんに対しては

「虫唾が走って、観ていられない!」

というような感情は沸きませんでした。

そう考えると…、ひょっとしてこの映画の敗因は、見た目は Cute & Hot だけれども中身は、超 Creepy だという大家役に、

笑顔が Cuteすぎ、外見がとにかく Hotすぎる JDMを抜擢してしまったこと…?

私自身あまり、こうしたサスペンス系の映画を沢山観賞してきた方でもないので、比較らしい比較はできませんけれども、

こういう役柄を演じる人って、

台詞で 「あんな Cuteな大家さんなの?」、「Hotな大家でいいわね」 なんていう台詞が出てきても、

「この人って、Cuteなの?Hotなの?人種の違いなのか…、私には、言われているような魅力がわからん…」

と内心思っていて、最初からなんとなくぞわぞわ不気味さを感じているような場合が多いような気がするのです。

「The Resident」の場合、

JDMの生い立ちにも、微妙に同情を集めてしまうような演出がなされているのか、JDMの魅力が観ている女子(私限定かも…)に、同情の念を引き起こさせてしまうがゆえなのか、

思いっきり、ヒラリー演じるジュリエットに感情移入して、JDMに対して心の底からの恐怖と気味悪さを味わう、という、サスペンスの醍醐味がガツンと胸に響いてこないのです。


***


まー……、私の場合、動いているJDMを目にするだけで、ときめきが止まらない!

という、お恥ずかしいくらいにしょーもない性質を持っているので…、

でも、配役も、映像も、(多分)ストーリーも、それなりになかなか上質だと思うのに、この興行成績っていうのは、

少なからず、私と同じように感じてしまう乙女が多かった…、ってことなんじゃないかと思うのです。

だって、あのジュリエットのモト彼と、JDMを並べて、どっち選ぶって言われたら、

どーーーぅ考えても、絶対、JDMの方がいいじゃない!

あの状況(いい雰囲気から、ベッドになだれ込んだシーンね)で、JDMを拒否れる女子って、この世にいるの?

もちろん、あのまま、JDMとハッピーエンドになったら、単なる普通のラブロマンス映画になっちゃうわけで、元も子もないってことになっちゃうわけだけどもさっ!

やっぱり、演出、配役に無理がありすぎたってことなのかもね。


***


さらに、私の場合、ここ数ヶ月、この日記で、「美しい兄ちゃん」に強烈に粘着するSammyさんに憑依されて、Sammyさん目線で、

兄ちゃんをストーキング…、コホッ、じゃない…、愛する気持ちを延々と書き綴ってきていたこともあって、

ジュリエットを、強烈に歪んだ、絶対にやってはいけない形で粘着質に愛するマックス(JDM)の姿は、

一歩間違えたら、Sammyさんが兄ちゃんにやりかねない行動、もしくは、Sammyさんの妄想の中ではちょっとやっちゃったりもしている行動のようにも思えて、

こんなイケナイ映画で…、

ジュリエットの姿がJensenに、

マックスの姿は、Sammyさんだったり、JDMだったり、

勝手に脳内変換されてしまうという、とんでもなく、腐った乙女な自分を再確認させられてしまう一幕もあった

『The Resident』観賞だったのでした。

2011年6月18日土曜日

SPN シーズン6エピソード考察 SammyとCass ③

エピソード考察の続きを書きたいと思いつつも、


今年もSPN Big Bang の投稿が始まってしまいました。

ここ数年は、ほぼ全滅状態!という感じで Big Bang の作品を読めずに来てしまっていて、非常に悔しい思いをしていたので、

今年こそは、読める限り読んでやる! という決意を胸に、投稿される作品で興味を惹かれたものを片っ端から読み始めてみると…、



当然ですよね。



日記を書く時間が、全くなくなってしまいました。

(勢いがついて、Big Bang 以外の長編も読んでしまったりしてるし…)



とはいえ、完全に自己満足で妄想を延々と書き散らしてきただけのエピソード考察にも関わらず、大変ありがたいことに、ごくごく少数、奇特にもそんな私の考察の続きを楽しみにしてくださっている方もいるようですので、



少しは!進めたいと思っております。





以下、Supernaturalシーズン6のネタバレが出てきますので、閲覧ご注意ください。











Sammy Winchesterさんより、「まだまだ文句が言い足りないよ!」 という可愛いクレームが届いていますので…、





【Sammy から見たCas】 続きです。



と、その前に。

可愛いといえば…、6月16日付けで、Twitter に UP されていた、親知らずを抜いた直後だというJaredさんのPuppy Dog Faceが、超髭面なのにも関わらず、あまりに可愛くて、ちらっと見るたび(←正視することすらできないらしい)心臓が痛くなるんですけど、年のせいなのかしら…、

Twitterの本文に、「I lost my shoe…」 というフレーズを絡めているということは、

Jaredさん、自分の Puppy Dog Face の威力を十分理解した上での、写真の公開ってことなのね。

もうこの子ったら!

きっとあの写真を別途こっそり Jensen にメールして、「Jen、痛いの、痛いの飛んでけ!ってやって」ってお願いしてるに違いない、はず…。

J と G だからまず大丈夫だろうけど、ジェン間違いで奥さんの携帯にメールして、後で「Jenってなによ」って騒動になったりしないよう、気をつけてね、Jared さん。

(そうそう、Jaredって、「Chuck」 ことZachary Levi と友達だったのね!びっくりしました。
「君って超ハンサムだよね、友達になってくれない?」っていう、 Jared の書き込みは Zach のどのTweet にレス(っていうの?)したものだったのか、気力も時間もなくて探せなかったけど…。

以前に一度読んだことがある、Sammy と Chuck が、Stanford で同級生だったっていう Crossover Fic が、また大量発生したりしないだろうか…。

この日記のどこかにも書いたけど、同じような背格好で、同じようなオタク青年で、好みのタイプも「背の高い唇ふっくら金髪美人」で、ちょっと特殊な生い立ちで…、Sammy と Chuck も出合ったらきっと友達になったはずだと思うんだけどなー)





(すべすべお肌になった)兄ちゃんの身体にいやらしい手形をつけた!



SammyさんがRubyとの不倫を清算できていないことを暴露した!



等など、など等、ナドナド(Casがらみの名シーンがほとんど記憶から削げ落ちているワタクシですので…その他の詳細については割愛させていただきます)



そんな当初からの反感に加え、Sammy が色々な事情でやむを得ず(心と身体の両面で)兄ちゃんから距離を置かなければならないハメになっていた間に、みるみる兄ちゃんに接近していく Castiel への嫉妬心のような感情が心の底に深く根を張ってしまっているためか、

(何度もクドくて恐縮ですが、正直言って、天国vs.地獄の騒動については、時間と体力の関係で、表面だけさらーっと流して鑑賞してきてしまっているので、シーズン4&5の間、SammyとCasの間でどのような微妙な Power Balance が生じていたものか、すっぽり記憶がないのですけど…)

兄ちゃんと一緒の時、自分の魂に特別問題のない時は、嫉妬の気持ちをぐっと堪えて、

Casは友達だよな、と自分に言い聞かせ、いい子のSam君として、Casとのやり取りは主に兄ちゃんに任せるようにしているものの、

どーうも、ふとした瞬間、悪魔の血の影響下にある、もしくは魂が抜けているなどの特異な状況下などではその傾向が顕著になるように見受けられるような気がするのですが、

Sammyさんは、人間の嘘や、言葉の駆け引きの裏をまだまだ本当の意味では読むことができないCasをお馬鹿な後輩をパシリに使うようにして、もしくはワンコをエサでつるようにして、全然友達的な感覚でなく、ついうっかり利用したくなってしまうという傾向があるように思えます。


シーズン6 第10話で、Crowleyの居場所を突き止めるため、一番手っ取り早そうなCasを利用しようと、「モーゼのおじさんの金色の箱みつけちゃったんだけどー」という真っ赤な嘘でCasを呼び出したのはそのいい例だし、


シーズン6第12話、

魂を戻された後、無事に目を覚ましたものの、Deathおじ様が作ってくれたSamの魂を覆う壁が、へたな刺激で崩壊でもしたらという恐怖心から、

兄ちゃんは、まさに生まれたての赤ちゃんを真綿でくるむようにして、とにかく下手な刺激を与えないよう神経を尖らせて、魂が抜けていた間にSamがやらかしたことを、一切Samに教えてくれないばかりか、

「他から耳に入る前に、ワシらから教えてやった方がいい」 というボビーおじさんにも、

「とにかくまだあの子には言わないで、お願い」 と口止めするという状況で、


このままでは夫権回復どころか、また赤ちゃん時代からのやり直しになっちまうぜ、そんなの辛抱たまるかっ!ってことで、

そんな超超超過保護なママモードにがっちり入ってしまっている兄ちゃんの心配をかいくぐって、情報を仕入れるには…

と考えたサムは、「Castiel、俺、戻ったよ。だからもし、ちょっと時間がとれればさ…」とお祈りしてみることにしたのでした。



しかしサムは、思いのほかあっさりと姿を現して、見よう見まねで人間の風習を真似してハグをしようと両手を広げたCasを、これはもうはっきりと意図的に無視して、すーっと椅子に座ってしまいます。


この時のサムの顔が、まさに兄ちゃんの前での「Casは友達だよな」という(しぶしぶな)見せかけの裏で、サムの心に根深く募ってきている嫉妬&反感を具現化したみたいな感じで、(Cas Fangirlsには悪いのだけど…)見るたびに声を出して笑ってしまう私です。


Sam: Um…Look, I-I would hug you, but----




Castiel: That would be awkward.


一人の美人妻を間に挟んだ、夫vs.間男の関係なんて、こんなものですよね!


そしてその後、


「全くとんでもない一年だったんだな、俺、たった今ボビーと話してさ、おじさんから、これまでにあったこと何もかも聞いたんだけど…」

(中略)

「俺が魂無しで歩き回っていた間のことで、ところどころ曖昧なところがあるんでさ。一緒に復習してくれないか?」

と絶妙な釣りで、Castielから、サムの魂が地獄に単身赴任していた間に、留守宅で起きていたことを洗いざらい吐かせてしまうSammyさん!(笑)(この絶妙にこずるい作戦、最高!)


そして、Purgatoryの蓋を開けるため、Dragonさんたちが大量捕獲していたVirginたちを(まあ一部)助け出した後、


自分が地獄に行っていたと思っていた間、実は魂の抜けた危険なSammynator(Sammy+Terminatior)な状態で、のびのびと活動していたことを知ってしまったと告白するSammyさんに


ボビーおじさんから聞いたの?

Casから…。

Dean: Cas. Friggin’ child.
   キャスね。まったくガキなんだから。



仮にボビーおじさんが漏らしてしまった、なんてことがわかれば、絶対に「黙っててって言ったでしょ!」と食ってかかったはずのディーンは、キャスだと聞いて、「子供のやったことだからしょうがない」と、あっさり許してしまっています。



さて、ここに Sammy と Cas の共通点が現れましたよね。



⇒ Deanの愛情を自分に引き寄せるために、Deanの母性本能に訴えかける。



Sam の場合:

魂が抜けていた時代、あまりにガツガツ系のイケイケで男くささムンムンだったゆえに、Deanから「あの人、なんか怖いし、気持ち悪い…」と言われてしまったため、

その後、すかさず「教えて、お兄ちゃん、僕、魂が抜けててなんにもわからないんだモード」に転換。

あの辺りの変わり身は、さすがに「魂が入ってる時より、頭の回転は速いんだ」と言い放っていただけのことはあるSoulless Sammyさんならではの素早さでした。


魂が戻された後は、Death おじ様が作ってくれた魂の壁を「引っ掻いちゃダメ!」って、超心配している兄ちゃんの注目を、自分に独り占めしておくため、「ねえ、最近スキンウォーカー狩ったりした?」なんて、わざとちょこっと引っ掻いたりしてみせたり、

魂が抜けてる間に散々女の子たちをいただきまくっていた街にノコノコと無防備に出かけていって、大騒ぎを引き起こし、挙句の果てに、二、三分、兄ちゃんの目の前でブラックアウトしてみせたり、

とにかくこちらも、長年鍛え上げた「弟」の技を縦横無尽に駆使していきます。



Casの場合:


二千年ぶりに人間と交流することになって、最初は「毛の抜けたサル」の扱いをどうしたものかと、今ひとつ態度が不安定だったけれども、

天国の兄弟や同僚などとも対峙する形で、

Winchester兄弟を守り、親密に過ごしている間に、一時は天使としての能力を失いかけたり、などという経験を通じて、

魂抜けSammyさんと奇妙に類似した感じで、「人間に近づきたいけど、教えてもらわないとわからない」という、Deanの母性本能を刺激する態度をとり始めるようになっていきました。



ホント、この Dean という人は、ひょっとして母乳くらい出ちゃうんじゃないの?



と、時に疑いの目すら向けたくなるくらいに、とにかく、母性本能が豊かなのです。

「面倒見てあげなきゃ!」と思う存在が目の前に現れると、父ちゃんだろうが、天使だろうが、魂が抜けたターミネーターみたいな男だろうが、シェイプシフターの赤ちゃんだろうが、

とにかく面倒を見てあげたくなってしまうので、

たった一人の弟として生後6ヶ月の時から、Deanの心の最優先特等席を占領し続けてきたサムとしても、なかなか油断できないところ。

(親知らずを抜いてもらって、痛み止めでフラフラしている Jared さんが、あんな顔で目の前に現れたら…、Deanさん、イチコロかもね)


魂を戻してもらった後、今にも崩壊しそうな魂の壁を抱えているという強みから、Casに対しては一転圧倒的優位に立ったSamだったのだけれども…、


魂が抜けた自分がうかうかしている間に、更なる強敵が急浮上してきていました。


ミニ・ディーンこと、Benです。


シーズン6では複数のエピソードで、可愛い姿を見せてくれていますが、極めつけの第14話では、


ママが三回目のデートに出かけちゃう!と、Dean を緊急呼び出し。

(可愛い!けど、初登場の9歳の時の方がおませで今よりお兄ちゃんぽかったような気さえしてしまいます)

魂が戻って、理性も常識もすっかり戻っているSamとしては、「行けよ」というしかありません。


Deanとしては、(魂の壁が壊れちゃうような)「危ないことを一人でしないのよ?」とSammyさんに言いおいて、


またこれも手の焼ける Benの面倒を見に来ます。

 
 
***
 
 
 
あれれ?
 
本当は、今回、少し「Casから見たSammy」について書くはずだったのに、(潜在意識が拒否させるのか…)全然違う方へと話が進んだ上、
 
Deanの母性本能についての考察も、非常に中途半端なのですが、
 
現在、体力が尽きてしまったので…、
 
一旦、ここで投稿ということにさせていただきます。
 
次回こそ、「SammyとCas」についての考察を終わらせたい…。

2011年6月5日日曜日

Jaredが…

近頃、Conventionの情報は、全くチェックできない状況なのですが…、

Jared が…、(6月4日付で、ってことかな)

Hey guys, it's really me. I'm in Nash-Vegas right now about to see our Supernatural family. I'll confirm twitter with them in person.


っていう感じに、Twitter を始めたことを認めたっていうので…。

うっかり、脊髄反射で、フォローを始めてしまいました。だって、Jared が…。

(私自身が Tweet することはまずないだろうと思うんだけど…、ふと考えると、Jared 一人の Tweet をフォローするだけなら、なにもアカウント取得することはなかったのかしら…)

jarpad が、Jared 本人であることを証明するため、Jaredの携帯(?)に向かって、笑顔爆発している Jensen の姿を自分のプロフィール写真にするという…、毎度毎度のことだけど、この人たち、どれだけ仲良しなの?
Nashville での Conventionっていうか、Steve たちが出演する野外音楽フェス(?)をJensenと一緒に、見に(聴きに)行ってるってことなのかな。(全く調べる気なし!)

早速、Chad や、ボビーこと Jim おじさんなんかの Tweet のフォローを始めていたみたいだけど、

私が、ついさっき、本当に一瞬だけ覗いた時には、かの有名な Misha のは見かけなかったような…、

ひょっとして、Jensen を巡るライバルだから…、いやいや、もいっかいちゃんと確認しないで、うかつな判断はダメですね。

追記:日本時間6月5日午後9時30分現在、Jaredがフォローしている八人の中に Misha入ってました。ま、当然よねー。

(たった今アカウント作成したところで) Twitter のフォローの仕方もまだよく分かっていない状態ですけど、Jared も、まだ本気で Tweet を始めてはいないみたいなので、Jared の Tweet をROM(って、Twitterでも言うの?)しながら、ちょっとずつ学んでいきたいと思います。

でも、Jared の Tweet なんか、可愛い。

2011年6月3日金曜日

映画鑑賞

SammyとCasの考察の続きも、のろのろ細々と下書きを続けてはいるのですが、ちょっと気分転換で、最近観た映画についてのちょこっとした感想を忘れてしまう前に少しだけ書き出しておきたいと思います。






『ガリバー旅行記』



前評というか、私がたまたま目にした映画評論的番組では、それほどいい評判ではなかったものの、

Jack Blackのコメディだし、映画の出来がどうとかよりも、気楽に笑って鑑賞できればOKという感じで、この映画については、なーんの下調べもせずにに軽い気持ちで観ました。

面白かった!

確かにストーリーはありきたりだし、これといってすごーい!と唸らされるような演出もないといえるのでしょうが。


小人の国リリパットで、ガリバーの親友となるホレイショがっ!

『How I met your mother』 のマーシャルじゃない!(笑)

某Jared P氏とほぼ同じ身長で、HIMYMの仲間内では完全に巨人扱いのマーシャル(でもミネソタの実家に帰ると、さらに大きなお父さんやお兄ちゃんたちに囲まれて一番のおちびちゃん…、それも某Jared P氏とカブるかも…)が、

マンハッタン国のPresident of the Awesome こと、ガリバーがやってくるまでは、リリパットで一番背の高い男だった人物として、

ガリバーにも全く引けを取らない、ほぼ主人公レベルの活躍を全編に渡って繰り広げるなんて…。

テレビCMの予告をちらっと…くらいしか見ていなかった私としては、全くそんな配役を知らなくて、本当に素直に純粋に驚き、かつ妙に嬉しい楽しい気分で鑑賞することになりました。

それにしても、中世風(っていうのじゃないのかしら)の衣装を着ているマーシャル、いやホレイショ、なんだかいつもよりスラッとしてみえて、HIMYMに出ているよりも数段格好良く見えたけど、

素直でお人よしで、でも自分なりの正義感をきちんと持っていて、愛する人を一途に愛すというキャラクターは、全くリリー(←HIMYMでの奥さん)の愛するマーシャル・エリクソンのままで、

ひょっとしたら、人によっては、何の役をやっても一緒の演技…なんて批判されたりしてしまう向きもあるのかもしれませんけれども

(そんなことを書きつつ、マーシャルことジェイソン・シーゲルのプロフィールを調べたら、他にも色々な映画に出たり、脚本を手がけることもあったり、なんていう多彩な人だったのね。↑ は、いらぬ心配でした。)

私個人的には、全くマーシャルなままのホレイショという、そこがまたよかったという感想です。









『ソーシャル・ネットワーク』


一体、何の映画を観に行った時だったのか…、この映画の予告を目にして、なにか脊髄反射的に「観たい」と思ったものの、なんとなく観そびれてしまって、

まあ縁がなかったということかな、と、あっさりあきらめていたところ、

最近すっかりSPN Fandomからは卒業してしまって、アメアイのkradamに、それはもうどーっぷりとはまり込んでしまっていた、とあるFangirlが、やけに Jesse/Andrew という見慣れぬカップリングのSlashを投稿するようになって、

ある日、あまりに気になるので、誰なの Jesse/Andrewって? と、ググってみたところ、

映画『ソーシャル・ネットワーク』の主演の二人で、(お互いガールフレンドがいるにも関わらず)プライベートでも異常に仲が良すぎる…らしい、と、腐のつく少女たちの間でもっぱらの評判

なんていう、かつてのJared&Jensen(←今現在だって、まあ、十分に仲良しと言えるんでしょうけど)を彷彿とさせてくれるような噂話が引っかかってきて、

むむっ、そういうことなら一応観ておかないと…、
(こんなことばっかり言ってて…、お恥ずかしい限りです)

ということで、鑑賞してみることに。

感想は:

マークとエドゥアルドの間の友情や確執は、腐な女子の目線から見て確かにツボだけれども、

天才的なひらめきと才能だけで、(ほぼ)無から巨万の富を生むことができるのだという、素晴らしいサクセスストーリーでもあるのだろうけれども、

巨万の富というものが出現するところには、いち早くお金の匂いを嗅ぎつけられる、欲を極める嗅覚というか、素質を持った人間が抜け目なく食いついてきて、

早いもの勝ちで、富を強奪していく、という…、そんな構図を凄くむなしく感じたのと、

そんな欲望の嵐の中心にいるマークも、まさに天才は何とかとの紙一重という感じで、とんでもない人として描かれているけれども、

でも、考えてみると、

自分をこっぴどく振った女の子に腹いせをしてみたり、順調に大人への階段を上っていく友人に嫉妬して、こっそり足を引っ張ってやれ!と思って、それを実行してしまったり、大学生にはなったものの、中身はまだまだ全くの子供だったっていうだけのことなんですよね。

そんな青年は、程度の差こそあれ、きっとそこら中にゴロゴロしているはず。

それが、色々な偶然の助けもあって、突発的に「Facebook」という化け物級のシステムを作り上げてしまったことによって、精神的な成長をする時間を与えられないまま、「お金」や「権力」というものが最も力を持つものという価値観が支配する大人の世界のど真ん中に放り出されてしまうことになってしまったのだなー、と思うのです。

日本では 『天才 裏切り者 危ない奴 億万長者』 という単語のみのキーワードが広告として使われていましたが、

小さな頃から

「いい学校を出て、いい仲間(fraternityというやつですよね)=コネを作って、たっぷりお金儲けする」

のが成功した大人なのだという価値観の中で育った、やっとこ中学生かなというくらいの精神年齢の男の子が、

わけも分からないまま、自分なりに精一杯大人を演じたら、マークのようなことになるのではないか、と思ってしまいます。

英語版の売り文句は:

「You don’t get to 500 million friends without making a few enemies.」

というものでしたけど、

確か劇中のエドゥアルドの台詞にもあったように、マークは、あっぷあっぷと半ば溺れながら大人を演じ続けていく中で、

「たった一人持っていた友達を失うことになったのだ」 としか思えませんでした。

もちろん、(お金の力もあって…)マークとエドゥアルドは最終的に和解して友達に戻ったのかもしれないし、(その辺りを調べる気力なしです…)

映画の内容とは関係なく、Jesse/Andrew は、腐のつく Fangirls を興奮させるくらい超仲良しなのかもしれないけれども、

私は、この映画のFandomには嵌れない…と、なんだかちょっと寂しい感想を持ってしまったというのが正直なところです。






X-Fileが好き、Supernaturalが好きなんて言ってる時点でバレバレかもしれませんが、

私は、終末思想だとか、Apocalypse 系、Disaster 系の都市伝説が大好物です。

私の末の妹は、私がそんな話を持ち出すたびに、「やめて!!!」と騒ぐのですけれども、そういうことを聞きたくもないし、考えるのもイヤ!という人も多いですよね?

私が子供の頃には、テレビや雑誌などで、盛んに「人類滅亡」なんていう衝撃的な言葉を掲げた特集をやっていたような気がして、(矢追さんのUFO話とか、新倉イワオさんの解説する怪談話なんかも一緒に…)ひょっとしたら、そんな子供時代の擦り込み的なこともあったりするのかもしれませんが、なぜか好きなのです。

Supernatural にも出てきた、「ヨハネの黙示録」に出てくる「にがよもぎ」が、ロシア語ではチェルノブイリになる、だとか、
(近年、それは解釈が違うという説も出ているようですね)

1999年7の月にどうとか…、っていう話だった、ノストラダムスさんだとか
(と言いつつ、実際無事に1999年を過ぎて以降、詳細は何一つ調べたことなかったかも…でも、いまだに、新たな解釈を巡って議論されたりしているみたいですね)

X-Filesの最終章、モルダーがついにたどりついた真実は、マヤの暦が終わる日だったり…。

(映画の第三弾、2012年公開に向けて! なんていう話だったと思ったけど、どうなったのかな…全くチェックしてません)

などと言いつつも、ここ数年は、Supernaturalというドラマをきっかけに、J2の仲良しぶりについて妄想することにどっぷりと嵌ってしまったおかげで、少女時代の「腐な女子」的性質が大幅に復活して、

ソウイウ香りのする映画や、ロマンチックコメディー(主人公の男女は、J2に脳内変換するパターンで…)ばかりに吸い寄せられるようになってしまったので、

所謂、Disaster系の映画は、とんとご無沙汰という感じになっていました。

そういうわけで、いよいよ来年に迫った、マヤの暦の終焉に向けて、バタバタバタと量産された映画も、最近まで、気にはなりつつも、全く観ていなかったのです。

ところが先日ふと思い立って、


『2012』


『Knowing』


という、ちょっと似たような系統の2本の映画を立て続けに鑑賞しました。

上の方にも同じようなことを書いていますが、私は最近、映画評論というものからめっきり遠ざかっていまして、上の二本についても、テレビで流れていたCMをちらっと目にした程度で、前知識ほぼゼロの状態で鑑賞することになりました。

結論から言って、私の中で、この二作に順位をつけるとするなら、圧倒的な差をつけて

ニコラス刑事…じゃなかった、ニコラス・ケイジの『Knowing』の勝ちです。





以下、完全にネタバレを書いてしまうと思うので、まだ鑑賞されていない方は閲覧ご注意ください。













『2012』


大規模災害の描写や、際どいところで、命の危険を逃れていくジャクソンたちの奮闘ぶりは、まさに見ていて息を飲むし、凄い迫力だと思います。

でも…、ジャクソン一家が、どうしても納得いかないの…。

自ら国民と共に残ることを決めた大統領だとか、

2012年に起こることを発見した人なのに結局…ということになってしまったインドの科学者さんだとか、

豪華客船のバンドマンのおじいさんたちだとか、

変人扱いされながらも、イエローストーンの近くで、終末を予言するラジオ放送を発信し続けていたチャーリーだとか、

並行して語られる、小さなサイドストーリーは、胸温まる、いいシーンもあったと思います。

だけど…、現代のノアの方舟に乗れるのは、主たる先進国の時の政府高官と、何億ユーロだっけ?とにかく、とんでもない大金をポンと払える大金持ちと、

(各国が選抜した優秀な人たちというのも一応挙がってはいたけど、上のような人たちが逃げるのに精一杯で、インドの科学者さんを筆頭に、ほとんど誰も迎えに行ってなかったみたいよね?)

そしてジャクソン一家のように、どれだけ人に迷惑かけても、どれだけ人を押しのけてでも、自分たちだけは助かろうとがむしゃらに頑張る人間だけ?

現在の地球上で、最も強欲に生に執着しているのは、まさに上記のような人たちなのかもしれないけれども、

果たして、そんな人たちだけが生き延びて、新たに築く新しい世界って、それ、いい世界になるのでしょうか?

生に対する果て無き貪欲な執着があればこそ、一度は滅びてしまった地球上でもサバイバルできるってことが言いたいの?

ここぞ!というところでは、はなから勝負をあきらめてしまう、根っからの負け犬人間の私なので、そんなにガツガツやる気のある、貧欲かつ強欲な人たちばかりの世界では生きていきたくない…と思ってしまうという、ひねくれた見方になってしまっている部分もあるのかもしれませんが、

上に挙げたような人たちには、人を思いやるだとか、譲り合うだとか、労わりあうといったような、人間が人間として、獣と一線を画す上で、本来的に持っていなければならない『美徳』とでもいうようなものが、根本的に欠落しているように思えてしまいます。

あのノアの方舟は、スペースシップだって言うから…、

あそこに乗り込んだ人たちは、火星にでも逃げ出すのかな…と、鑑賞中考え巡らしたりもしました。

強欲なガツガツ人間たちが、まとめて宇宙へと去り、きれいさっぱりと一掃された地球で、実は、なんとか助け合いながら、それこそ未曾有の地球規模の大災害を生き延びたわずかな人たちが、強欲や権力などには支配されない、清清しい新たな世界を築いていくなんていう結末だったら、とんでもないドンデンガエシになるし…

まさにマヤの予言みたいに、(物質文明の欲にまみれた人間たちの)一つの時代が終焉を迎えて、魂的な意味で一段階成長した人間の時代がやってくるなんていう、一段深い結末にすることもできるのに…。

でもきっとあの後、ジャクソン一家は、皆を救った英雄として、生き残った人たちの中でヒエラルキーの上部に上り詰めていくような気がしてなりません。

(一説によると、『2013』というタイトルで、生き延びた人たちのその後を描く映画ができるかも…、なんて噂もきいたような。もう撮影中?)

あともう一つ、どうしても胸にチクチクとトゲのように引っかかるのは、女性の扱いかな…。

こうしたジェットコースタームービーだとか、ホラー映画だとかでは、

冷静に判断して、段取りを立てて、家族を守って着実に突き進んでいこうとする男性を、とにかく自分の身と自分の大事な我が子だけを守りたいという感情だけに凝り固まった女性が、見苦しいほどの強引さでヒステリックに妨害する

っていうシーンが、かならずと言っていいほど出てきますよね。



……、子供を生んでいない身で、何を言ってると言われそうでもありますが、イザのイザという極限になった時、度胸が据わるのはむしろ女性のような気がするのですけどね。

絶対に子供を守らなきゃならない!と思ったら、恐怖なんかふっとんじゃって、子供を守るための手段を比較的冷静に段取り立てて考え出すような気がするんですけど…。

母は強し、という言葉どおり、妊娠、出産を通じて我が子と結びついているお母さんというのは、子供を守らなきゃならない一番大切な時に、子供を守るべく必死に奮闘しているお父さんをヒステリックに妨害したりなんかしないと思ってしまうのです。


ハリウッド的演出で、男性を誰の目にも分かりやすいヒーローに仕立て上げるためには、上のような女性を登場させるのが一番手っ取り早いということなのかもしれませんね。










そして、そんな『2012』に、なぜ

(私の中だけですけど…)『Knowing』がそれほど大差をつけて勝利することになったのか、というと。

やはりX-Files育ちの私としては、

仮に巨大隕石が地球に激突して、人類が滅びるなんていう一世一代の超大イベントがくる時には、

人知を超えた謎めいた出来事が予兆としてあったりして欲しい、という感じがあるからかしら…。

霊長類といわれる私たち人類は、地球上の他の動物たちとは、あきらかに異質な存在ですよね。

私たちのような知性や文明を持つ生き物は、この広い宇宙で、この地球だけに生まれたのか、と考えると、私はモルダーと一緒で、「そんなはずない」と思うのです。

そして、超能力や、霊感を持つ人、未来の出来事を知覚してしまう人なども、その能力を今現在の人類が所有している計器で計測できないからといって、「ない」と言い切ることはできないと思っています。

さらに地球以外の星に文明を有する生物がいたとして、その星の生物が、現在の人類が最大限のレベルで解き明かした「相対性理論」なんかに基づけば、これ以上の速さはあり得ないはずの光の速さを超えて移動する手段や、ワープのように空間を飛び越える方法を知らない、と言うこともできないと思うのです。

そもそも人類の由来についても、オカルト的、SF的、Mythology的な解釈でいえば、それこそ星の数ほど様々な説が…

なんて書き始めると、何時間書いても書ききれないので…コホッ。

まさにApocalypseが現実になったかのような東日本大震災で受けた衝撃もきっかけとなって、

Molder/Skinner Slash fangirl というわき道に逸れてしまう前の、X-FilesのMythology プロットを純粋な気持ちで熱心に追いかけていた正統派 X-Files Fangirl としての、

夢見るSF、オカルト好き少女の血が沸き立ってきてしまって、近頃、非常に胡散臭い話ばっかりネット上で読み耽ったりしているもので…、すみません。

とにかくそんなわけで、(もう自分でもどんなわけかわからない…)現在の私には、

『Knowing』は、

とてもしっくりと受け入れられる映画だったということなのです。


***


簡単に書き出しておきます、などと言いつつ、随分な長さになってしまいました…。

しかも、面白かった!と書いてるのは、冒頭の『ガリバー』だけ!

ここまでお付き合いいただいた方、一方的なグチのような感想文を延々読ませてしまってごめんなさい。

でも(ガリバー以外の)どの作品も、数年前の自分だったら、全く違う感想を持ったような気もして、そんな現在の自分の心の記録のためにも、今回の日記は書いておきたかったのです。

次回は、楽しいSammyさんとCasについての考察に戻れるかな?

2011年6月1日水曜日

Supernatural シーズン6エピソード考察 Sammy と Cas ②

6月に入ったというのに、北関東は信じられないような寒い一日でした。
小耳に挟んだところによると、6月にこれほど気温が下がったのは、50年ぶり?なんだとか。

震災以来、お天気もなんというか不思議な感じに不安定になっているような印象ですが、こんな時こそ体調に気をつけて、美味しいものを食べて!楽しいイメージを心に持って、元気に暮らしていきたいものです。

ついでに楽しい妄想も…、ということで、

SammyとCassの関係性について、考察続きです。

え、いや、考察やっとこ始めます……かな?




以下、Supernaturalシーズン6のネタバレが出てきますので、閲覧ご注意ください。






前回に引き続き、日記のタイトル、『エピソード考察』だけで、エピソードナンバーが書いてございませんが、

これまでのシーズン6エピソード考察の続きということで、ゴールとしては、一応、第12話~第14話までの流れをカバーできればというところを目指して、進めていきたいと目論んでおります。

というのも、Sam&Dean×J2 Crossover AUエピソードとなった第15話については、たとえ軽~くでも、独立した考察を入れたい…という儚い希望を持っていますのです…。


では、すでに何ヶ月も引っ張ってきた Sam vs. Cas についての考察に、ついに取り掛かりたいと思いますが…、

私、何度もこの日記の中で白状してきていますけど、主役のSammyさんを差し置いて、不当にいいシーン、いい台詞をたんまり沢山もらえているように思える天使(や悪魔)に関するプロットがあまりツボに嵌らないタイプでして…、

ここ近年、新規参入した多量のファン向けに投入される、これみよがしな 『Cas/Dean Slash どんどん書いちゃって!』 的演出も、超ややこしい天国の内戦の話題も、正直なところ体力および時間が足りず、割とスルーしがち…ということで、

結果的に、Winchester 夫妻の離婚危機問題にばかり注目してエピソードを追いかけることになっているため、

熱心かつ丹念に天国&地獄&煉獄等にまつわるプロットを追いかけていらっしゃる方などから見たら、非常にSamさんサイドに偏った、

「Casって言えば、あの名シーンもあったじゃない!」
「えっ? あの最高のやり取りを入れないの?」

なんて、きっと色々突っ込みたくなる、ザルな仕上がりになってしまうやもしれませんけれでも、私の乏しい脳みそを絞れる範囲で思い出しながら進めていきますので、大きな心でお付き合いいただければ…と前もってお願いしておきます。



【Sammyから見たCas】

そもそもの初っ端から、Castiel の存在は Sammy さんにとって面白くないものでした。

そりゃあ、奥さん(Dean)の留守に、あーんまりに寂しくてっっ、うっかり小悪魔の罠に乗っかって、小悪魔にもついでに乗っかっちゃったり…なんてことをやってたSammyさんの自業自得といえる部分も多分にあるかもしれないけども、

でも、そうなるまでには、

Crossroad での約束を破れば、この世の何よりも愛する夫の Sammy が代わりに地獄につれていかれてしまうかもしれないという恐怖から(そういう理由でしたよね?確か…)、一年間という命の回収期限を撤回するための努力を一切しないどころか、サムの「兄ちゃんを助けるぞ!」作戦に全く協力してもくれない

そんな兄ちゃんを地獄に連れて行かれないよう、Sammy さんなりにできる限りの手を尽くして、使える限りの手段を講じて、兄ちゃんを守ろうと努力したというのに、結局 Hellhound に兄ちゃんを目の前で滅茶苦茶に食いちぎられた挙句、地獄へと連れ去られてしまったわけよね?

で、もうほとんど自暴自棄になりつつも、どうしても兄ちゃんのことをあきらめることなんかできないSammyさんは、

「Samがどんな悪魔もやっつけられるくらい強くなれば、お兄さんを地獄から連れ戻せるのよ。それには悪魔の血を飲むのが一番!」

というRubyの口車に乗って、小悪魔の血をたっぷりと飲まされ、悪魔の血ジャンキーにされながらも、なんとかあきらめずに、兄ちゃんを連れ戻す手段を模索していた…

なんていう、Sammy さんなりのやむにやまれぬ辛い事情もあったのです。

そんな時、

色々な手順や作戦なんかすっ飛ばして、「父上に言われたから…」って、あっさりと兄ちゃんを地獄から連れ戻したのは、まあ、まあ一応いいとしても、

新規再生されたシーズン4第5話のDean 曰く: Re-hymenatedされちゃった)身体でお墓から出てきた兄ちゃんの、まさに赤ちゃんのお尻並みに傷ひとつないすべすべぷるぷるお肌に、

まるで所有の刻印みたいにして、くっきりとイヤラシイ手形を残すという厚かましい所業をやってのけた Castiel だったわけですよね。

初めてあの Cas の手形を見た時のSammyさんの顔も忘れられません。






前回の考察でも述べたように、Sammy さんとしては、思春期以降のもう優に10年以上にわたって、絶対に自分の手で兄ちゃんを汚すようなことをしちゃいけない、と、最上級の自制心で自らを律してきたっていうのに、

どこの馬のホネともわからない薄汚いトレンチコートに無精ひげの間男天使が、どこからどこまで余すところなく Sammy さんのものである、兄ちゃんの身体に触れた証拠をこれみよがしに残すなんて!

Sammy さんにしてみたら、まさに言語道断です。





初っ端の印象がそんな感じだった上、人間的な慎みだとか、遠慮なんていう感情にお構いなしのCastiel は、

地獄に島流し中の、ルシファ兄さんがどうやら地獄を抜け出そうとあれこれ不穏な動きをしてて、今後もし人間界で迎え撃たなきゃならないような事態になった場合に、マイケル兄さんの地上での活動用の器が必要なのだ、それがお前なのだ、なんて言いつつ

(今になって振り返ると、人間の言葉も不自由な感じだった初期の Castiel は、兄弟に対しても完全に上から目線で、その分天上人らしい崇高感もにじみ出ていたような気もしますね)

ぐいぐいぐいぐい兄ちゃんに接近しはじめ、かと思えば

Sam を置き去りに(←ここ重要!)、父ちゃんとママが若くて超可愛いカップルだった頃に兄ちゃんを連れて行ってみたり、

Samは、神様が心配するような悪いモノ(悪魔)と付き合ってるらしい、なんて、兄ちゃんに告げ口しただけじゃなく、

兄ちゃんにはきっぱり手を切ったんだよと誤魔化しておいた不倫相手Rubyと、Sam が密会している現場にわざわざ兄ちゃんを案内してくるなんていう信じられない反則技を平然と繰り出してきて、

なんと、やっと地獄から戻ってきた愛する兄ちゃんと別居させられそうな状況に追い込んだり、

Sam が悪魔の血に溺れて、悪魔的な力をつけ、このまま行けば心まで悪魔よりになってしまうという最悪の疑心暗鬼と不安を愛しい兄ちゃんの心に植えつけたりするわけです。


***



…言い訳の前置きばかり長くて、ちーっとも進んでいないのですけど…。

一旦ここで投稿ということにさせてもらってもいいかしら。

こういうややこしい考察を下書きのまま抱えていると、反射的に全部消したくなってしまいそうなので。

なるべく早めに続きを書いていきたいとは思っております。