2008年1月22日火曜日

All Through the Night読了(寂しいです…)

今日は国会中継のため、大相撲の放送開始が大幅に遅れていて、妙に日記ばかり書いてしまいます。


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しばらく我慢していたものの、読み始めたらやっぱりあっという間に読み終わってしまいました。

Suzanne Brockmannの最新作:


All Through the Night


当初から言われていたとおり、Jules結婚のお祝い編とでもいうべき今回のエピソード、いつもよりストーリーは短めではあったものの、ずーっと読みたかった Julesの結婚のエピソード、実にいいお話になっていました。

今回のお話のセカンドカップルとなるDolphinaとWillのカップルも良かった。

Dolphinaは前作の『Force of Nature』からの引き続きの出演、Willは、トラブルシューターズインクの第一作ともなる『Flashpoint』に続く2回目の出演です。
(Flashpointでジミーを毛嫌いする、鬱陶しいながらもなぜか憎めないジャーナリストとして登場した赤毛のWillが、まさかこんな美人と結ばれるために再登場するとは夢にも思いませんでした!)
お互い明らかに一目惚れした二人だけど、Willの許しがたい失敗で、大嫌い!になったはずなのにでも…という展開は。

スーザン、ホントうまいです。

結婚を目前に控えたJulesとRobinのカップルはもちろんもうとにかくこれでもかというほど熱々で微笑ましくはあるものの、

実は、このシリーズが始まった当初からの一番人気の高いキャラクターでもあり、Gone Too Far(日本では翻訳版がでたばかり)でついにアリッサとのハッピーエンドに辿り着いて、以前からみると別人のように落ち着いたサム・スタレットと、ずっとアリッサの相棒であり、アリッサがFBIを離れた後も一番の親友であり続けるJulesの友情関係が、とんでもなく深まっていく様子がたまらなく可愛いのです!
(最近のスーザンの本の感想文では、サムが可愛い!って繰り返し言ってるような気がしますが)

ここ数冊における、サムのジュールズに対する大好き度&世話焼き具合は、JaredのJensenに対するそれに匹敵するかもというくらいで…。よくアリッサが焼きもちを焼かないものです。

このシリーズの開始当時から、ファンの一般投票では大変な人気であるらしいこのサム・スタレットというキャラクター、確かに憎めない存在ではあるものの、私個人的には『大好き!』と心から言える存在ではなかったのです。

でも『Gone Too Far』でついにその生い立ちを知り、生涯を掛けても追いかけて、手に入れて、愛し抜きたい存在であるアリッサを獲得するため必死に、かつ不器用にもがく姿を目にして以来、(外見は超セクシーなままだけど)すっかり素朴で無骨なRed Neckそのものになってしまったサムが、アリッサを介して完全に親友という存在になったジュールズの恋の心配をあれこれとしたりするのがたまらなく可愛くて!!!

スーザンたら、出てくる登場人物を一人残らず読者(時々、私限定なの?かと思うほど…)に大好きになってもらわないと気がすまないってことなの?

今回の冬の祝日をお祝いするお祭りムード満載のエピソードは、他にもおめでたい要素がたっぷりとつまっていてそこも長くシリーズを追いかけてきた読者にとっては楽しいところ。

サムのアリッサを筆頭に、マックスのジーナも、マルドゥーンのジョーンも、ジョーンズのモリーも…。

そう!ジョーンズのモリー!第4作目『Out of Control』で初めてこのシリーズに登場し、Hot Targetでの心の傷を抱えつつジュールズがハードボイルドに活躍した第9作目『Breaking Point』で再度登場した、モリー&ジョーンズのカップルもまた姿を見せ、今後の展開のための楽しみな要素になってくれたのでした。

今回の結婚によって、コズモとジュールズが義理の兄弟になったという事実にもどうしてもにやにやしてしまうのだけれども、

数冊にわたって名前はよく出てくるもののほとんど台詞もなかったというのになぜか強烈な存在感を放っている、私も含めて大好きなファンも多いと思われるコズモのママにまで、ヤシ(名前は明らかに日系のヒラバヤシというジュールズのFBIの部下)のパパとの恋の予感が!

さらにさらに!数冊に渡り、ジュールズとロビンの恋の大きな障害となってきたアダムにも?!
(アダムの恋のお相手候補確実なトニー…、

くしゃくしゃのダークヘアに澄んだ青い目、えくぼのできるまだ子供みたいな顔で、SEALのメンバーである以上その体格は物凄いはず

となると、私には若きスーパーマンことトム・ウェリングにしか思えません。ジュールズの恋が完全なハッピーエンドを向かえて、これから『ゲイ』的な恋の要素としては、ほんのちょっとだけ寂しいかも…と思っていたけど、また新たなゲイの恋も語られていきそうです。楽しみー!!!)

デッカー&ソフィアも、イジー&トレイシーも…。

語ってもらわなければならないカップルはまだまだいると思うと、最新刊を読み終わってしまったもののこの先の展開はまだまだ明るいといえますね。





可愛いJulesの恋愛の発展を描いた前作の『Force of Nature』から、非常に短期間で最新作でありJulesの結婚話を描いた『All Through the Night』が出版されたことが気になってはいたのですが、この最新作『All Through the Night』の巻末に入っていた

『Author’s Note』(作者の言葉)

を読んで、事情がわかりました。
(スーザン、一番の理由は、Julesのお相手であるRobinに『早くJulesと結婚させろ!』と強固にせっつかれたためなの、とも言っていますが…)

Suzanne Brockmann、なんと、息子さんがゲイであることをカミングアウトしているのだとか!

スーザンはここ数年、ゲイの息子を持つ母として、(息子が将来運命の相手を見つけた時のため)一家が暮らしているマサチューセッツでの性的少数者の結婚の機会均等を訴える運動、つまり同性同士の結婚を合法化するための運動を精力的に行っていて、2006年ついにその努力が実を結ぶか、と思われた時、思わぬ逆転劇で勝利をひっくり返されてしまったのだそう。

この当局の無慈悲な対応に怒り狂ったスーザンは、毎年売れっ子作家さん宛てにオファーがあるらしい『シーズン物』(感謝祭やクリスマスなどの冬休みのイベントに合わせてお話を書くというもの)の執筆を兼ねて、記録的な速さで一気にこのJulesの結婚話(お相手のRobinももちろん男性)を書き上げ、この本の売り上げに付随して発生する全ての金銭的な権利を上記の『少数派のための機会均等』活動を行っている団体に寄付することに決めたのだとのこと。

SEALチーム16のシリーズを書き始めたばかりの頃にはまだ小さかった息子さんが成長し、どうやら少数派に属することに気付いた頃から、シリーズの中でのJulesの存在感も急激に大きくなっていったとも語っています。





念願のJulesの結婚話にまでついに辿り着いて、もう読書の虫も落ち着いたかと思いきや…、やっぱり勢いは止まらず、

これもまた大好きな作家であるジョアン・フルーク他三名のロマンス・ノベル作家の中篇を集めた


シュガー&スパイス』(ヴィレッジブックス)


という、これも偶然にも『All Through the Night』と同じ、感謝祭からクリスマスまでのお祝いを扱った「シーズン物」を読み始めてしまいました。

ロマンスノベルって、絶対中毒になるんだって、薄々わかってたのに…、まんまとはまりつつあります。





そして明日はきっと、27日まで有効の半額チケットをメールで送りつけてきたTSUTAYAにCSI S1の続きと、また映画を何本か、借りにいってしまうに決まってる…。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

え?読了ですか?はっ、はやい!!

息子はゲイであることをカミングアウトしているSuzanne Brockmannに少なからず衝撃を受けました。また彼女がとっている行動が本当に凄いですね。色々な意味でなかなか出来ないことだと思います。そしてごく身近に理解者がいるというのは、息子さんにとっても大きな支えになっていることだろうと想像してしまいました。

今回も楽しく&興味深く読ませて頂きました♪

藤よう さんのコメント...

kyuさん

しばらくの間、なんとか最後の一冊を読むのを我慢していたものの、やっぱり読み始めてしまうと一気に…。

Julesの恋のお話を書き始めた頃から、少数派に属する子供を持つご両親などから、

『お前を理解して、それでも変わらずお前を愛してるよ』

というメッセージのため、息子に読ませるためスーザンの『Hot Target』をキッチンのテーブルに目立つように出しておいた、なんていうお手紙を沢山もらうようになって、とても感動している、なんていうことも前作の冒頭で語ったりしていました。

スーザン…、今後はずっと新作が発表されるたびハードカバーで追いかけていくことになりそうです。