2007年1月8日月曜日

X-File slasher の見たSupernatural その3

ディーンは三枚目?

ほぼ無の状態で、Supernatural 第一話目を見始めた時、並んで立った兄弟を見て、「え~?兄ちゃんの方がちっちゃいじゃん」とひどく失望しました。
基本的にオヤジ好き(X-Fileファンですが、モルダーファンではなくスキナー副長官が好き)の私としては、年下攻めにはあまり萌要素は感じません。
弟は背が高いだけでひょろっとしてるしさー、(基本が熊好きなのです、ジャレッドファンの方、すみません)顔だって、イケメンていう程じゃないんじゃないの?

好みの問題もあるでしょうが、美形の度合いでいったら完全にディーンが上ですよね。
黙っていればそれだけで芸術品みたいに整った顔立ち、声もディープで艶があるし、身長だって6フィートといえば立派なもの。
なのになんでこんなひょろ長い年下と組ませるわけ?
ごりっごりの小次健育ちとしては、攻めキャラが受けになるのは願い下げなんだよねー。
などと不平たらたらだったのです、だったのですが…。
すみません!間違っていました!

本当の意味で女にもてるのは、間違いなくサム、ですね。
エピソードの中でいったって、幽霊から、悪魔の娘から、もちろん生身の人間まで、女を惹き付ける磁力は半端じゃありません。
女は本能的に男の包容力というか懐の深さみたいなものを感じ取ってしまうのかもしれません。
一夜限りの遊び相手ならディーンでもいいけど、先々を考えるとやっぱりサムのほうが安泰、と、多分子宮がそう思わせるのでしょうね。

シリーズの中ほどまで見ていった時、ふと、ディーンは、One-night standかプロ相手しか女性経験がないのでは?と思いました。可愛い娘がいれば、必ずチェックを入れはするけど、ディーンの人生の中心で一番大事なものは、父ちゃんとサミーで、その他のことはどうでもいいと思っているのが丸分かりなところは、どうにも手の打ちようがありません。
シリーズ中ほどで、サムも私と同意見だったことが判明した時には、一人大笑いしてしまいました。
(ディーンの彼女については、また後でゆっくり触れたいと思います)

一方のサミーはといえば、多分第二次性徴が始まった時から兄ちゃん命。何年かはそれを否定するために普通の生活を送ってはみたものの、再び兄ちゃんと二人で旅するようになってからは、元の木阿弥、どころかさらに深いレベルに到達した模様。
喰えない据え膳(兄ちゃん)を目の前にひたすら我慢するという長年の精神修養と、一般世間の波にもまれたお陰で、精神年齢としては、遥かに兄ちゃんを凌いでしまったサムです。

そして兄ちゃんのなんと可愛いこと!
もちろん眉をしかめて、しっかりとイケメンの顔をしている時もありますが、気を抜いて、あのドングリ目をまん丸にしてぽかんとサムを見上げる時の愛らしさ!
いつまでも兄ちゃん風を吹かせていたいのに、力でも頭の中身でもサムにかなわない、と思い知らされる時のあの寂しそうな顔といったら!
降参です。年下攻め、大いにやってください!

そして!やはりangst(苦悩)を抱えたキャラの方がどうしても話の中心になりやすいのですよね。
(もちろんサムの一番の苦悩は、父ちゃんとの確執でも、ジェシカのことでもなく、兄ちゃんにぞっこん、ということですが)
ということで、あれほどイケメンのディーン兄ちゃんは毎度毎度、弟サムの引き立て役になってしまうのでした。

次回からは、さすがに第2話に突入します!

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