一身上の都合により、しばらく日記の更新をお休みします。
とはいうものの、これまでにも何度か「しばらくお休みします!」などと宣言しておきながら、結局我慢できずにぐだぐだと更新を再開してきた私なので、今回もまた気がつけばまた通常通りの更新に…、
ということになってしまいそうな気もしないではないのですが。
このところ、Supernaturalをはじめとする海外ドラマに夢中になるあまり、日記書きに費やす時間&体力がかなりのものになってしまっているので、このあたりで一度自分の生き方を見直すためにも、
とりあえずは、一月一杯…、ということで様子を見てみたいと思っています。
2008年12月21日日曜日
2008年12月12日金曜日
映画鑑賞、あれやこれや
Supernaturalシーズン4が始まって以来、妄想感想文書きだけに体力&時間をとられてしまっていて、ぽつぽつと観ていた映画の感想を忘れてしまいそうなので、
この辺りで、覚書として、ここ数ヶ月で見た映画をタイトルだけでも書き出しておきたいと思います。
少し前のこの日記のコメント欄の中でも少々触れましたが、封印するつもりだった&きっと観ることもないだろうと思っていたJ2の出演作を…、いくつか観ました:
以下の感想文には映画の内容に関するネタバレが含まれる可能性もあります。
閲覧にはご注意ください。
『Devour』
小さな子のように手の甲で目を擦りつつ「くすん」と泣くJensenの可愛さがなんとも絶品なこの映画を観るたびにSam Winchesterを演じるJensenを想像してしまう私です。
『House of Wax』
Jaredが親友のCMMことChad Michel Murrayと共演した作品ということで、いつか一度くらいは見たいような気もする…と、ずーっと気になっていた作品ではありますが…、結局後半のChadの活躍シーンは早送りで…、再チャレンジはもう出来そうもありません。
『Thomas Kinkade’s Christmas Cottage』
いつかのコンベンションで、難しい事情を抱える娘さんとドラマのHiatus時期くらいは一緒に過ごしたいということで断ってしまったけれども、かの『アラビアのロレンス』の名優Peter O'Tooleが出ると知っていれば、砕けたガラスで一杯の道を這いずってでも出演したのに!という、ボビーおじさんことJim Beaverの言葉が頭に焼きついていた私。
この映画には、ちょうどJimくらいの年頃のおじさんが沢山出てくるので、Jimは一体どのおじさんの役をオファーされていたのだろう…と、この映画の鑑賞中、実はそればっかりが気になってました。
そしてJared演じるThomasの弟ってあれ…、(この秋AXNで放送が始まって以来、実は密かに、でも完全にはまっている)『Veronica Mars』で、一瞬Veronicaの彼だったトロイだ!とか、もちろんThomasの彼女はSPN S1『Wendigo』の回のあの子だとか…。
いつもの私の悪い癖で、あのドラマのあの人が…、というポイントばかりに食いついていたことも否めませんが、(私個人的には完全に予想外に)全体を通してほのぼのと可愛い映画で、まさにクリスマス時期を迎える今時期観るのにふさわしい映画ですよね。
『Ten Inch Hero』
しばらく前に数分だけ公開されたモヒカン姿のJensenのシーンから、あれこれとストーリーの想像を膨らませはしたものの、実際自分に見る機会は巡ってこないだろうと諦めていたこともあって、ストーリーのあらすじすらもチェックしていなかったので、
あのシーンのJensenの「お前ら負け犬と違って、俺は、生理用品の購入を頼むほど俺を信頼し、愛してくれる女性と日常的にセックスをしていて…」(とかいうような…、なにしろスウェーデン語字幕でしかみていないので…)あの台詞がまさかミエというかハッタリの口からでまかせとは思いもよらず、またJensen演じるPriestlyが実はあんなに情けなくも可愛い(負け犬)キャラだったと知って、本当に新鮮な驚きを感じました。
もちろんTish役のDanneel Harrisの美人ぶりとナイスバディーぶりにも衝撃を受けましたが、
ラストでモヒカンを捨てたPriestlyの好青年ぶりは!(ほとんどまともにエピソードを見たことはないけれども…)完全に『ドーソンズ・クリーク』じゃない!
Jensenって今でも素の状態ではあんなに美人で可愛くなっちゃうってことなのねー。(ディーンでも充分に可愛いのだけれども!)Jared P氏、Jensenと一緒の家に暮らして、寝起きとか寝る前の素の状態の超可愛いJensenがいつも身近にいて…、どうにかなっちゃうというか、どうにかしてやりたい!という気分になったりしないんでしょうか…。
『Young MacGyver』
これは映画とは違いますが、『MacGyver』というドラマのスピンオフとして制作が企画されたものの、残念ながらお蔵入りしてしまったという2003年制作のJared Padaleckiさん主演ドラマのPilot版。
2003年ということで『Gilmore Girls』のど真ん中の辺りに持ち上がった企画だったのですね。
現役女子高校生探偵のVeronica Marsではないけれども、現役高校生の男の子がまるで007みたいなスパイ?というか、特殊工作員?として、世界の危機を救うというような…、もしこのドラマがピックアップされていたら、SupernaturalにJaredが出演する可能性はなくなっていたのかも…。
☆
その他では、以下のような作品をこの数ヶ月に渡り、ぱらぱらと見ていました。
(既に鑑賞から随分日にちが経ってしまったものも多いので、鑑賞直後の新鮮な感動が消えてしまって、私の感想から味気ない印象を与えてしまったらすみません)
『Trust the Man』
X-FilesのモルダーことDavid Duchovnyが、セックスマニアックな夫を好演したということで、(たぶん…)Supernaturalのディーンの台詞にも出てきた映画。
日本人にはあまり聞きなれない病気?である、セックス依存症とかSex Addictとかっていう定義もよくわからないので「???」という部分もありますが、DD演じるTomって、そんなセラピーが必要だとかっていうほどの大したSex中毒だとか色情狂という印象は全然なかったという印象なのですが、私なにか大きなシーンを見逃してるのでしょうか…。
映画全体の流れとしては、中年&倦怠期に差し掛かった夫婦の悩みと、中年に差し掛かりそうなのにまだ結婚に踏み切れない独身男女の悩みを描いた、ほのぼのとした普通のラブコメというのが私の感想です。
『Juno』
あまりに話題になっていたので、一度は観ておこう、という感じで手を出した作品。
この映画のプロモーションや予告が始まった頃から、Junoの継母役として『West Wing(ホワイトハウス)』のCJが出ていることが気になっていましたが、もっと厳しい、いかにもな継母役なのかと思っていたら、なんだか可愛いお母さんでした。
とんでもない事態に陥っても前向きに頑張るJunoは偉いし、全体にポップで可愛い映画だったけれども、うーん、なにか、一味足りないという感想が残った感じもあります。
『Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull』
これも…SPN S4『Monster Movie』に出てきたディーンの台詞が気になってつい…。
まさにローラーコースタームービーの王道をいく大作の痛快活劇という感じでしたが、
インディージョーンズの舞台って、現在よりも数十年昔、という設定だったのですね。ディーンは、昔のドイツ風の人たちを目にして「インディージョーンズ」の世界みたい、という意味で言ったのだろうという推測はつきましたけれども、
やっぱりいつか、シリーズ全編を通してみてみないとよくわかりません。
『Blades of Glory』(邦題:俺たちフィギアスケーター)
それぞれトップの男子フィギアスケーターが公の場での大喧嘩を発端に、フィギアスケート界を永久追放され、苦肉の策として二人でペアを組み、再び大舞台に返り咲くことを目指すというこの映画。
本当に最初から最後まで、バカバカしい!というしかないハチャメチャな物語で、ずーっと笑いっぱなしでした。
でも最近トリコになっているArthurとMerlinではありませんが、喧嘩ばっかりしている性格もフィギアのスタイルも、とにかくなにもかも正反対の二人の運命が無理やりに結び付けられてしまって、仕方なく共に苦労をし、互いを高めあう中で兄弟同然の無二の親友になっていくという設定は、なんとも胸をくすぐってくれます。
あらゆる汚い手を使って、二人の勝利を妨げようと画策した悪役の兄妹に二人が直接復讐したりすることもなく、
カナダの国家的マスコットであるSnowflakeの頭をボウガンで撃ってしまったことをきっかけに悪者兄妹が逮捕されてしまうという展開も、ある意味すがすがしいと言える気がします。
『Speed Racer』
日本の昔のアニメ『マッハGo Go!』の実写版ですよね?
この映画の予告をやっていた頃、ちょっと興味はあるなーと思ってはいたものの、その後すっかり忘れていたのですが、つい最近、全く別の映画のDVDのオマケとして入っている予告CMを見るともなく見ていた時、
主人公であるSpeedの少年時代を演じる小さな男の子の顔を見た瞬間、「ああ~!この子!ミニディーンだ!」と、物凄くびっくりして、これはぜひ見て見なければ!ということに。
(今更こんなことに気付いたのは私くらいかもしれませんが…)Supernaturalシーズン3第2話『The Kids are Alright』で、ひょっとしたらディーンの子?だったのかも…という、完全にミニチュア版のディーンを熱演していたたベンを演じていた少年が、Rexという年の離れたお兄ちゃんを崇拝する、あの可愛くて車&レース大好きなSpeed少年を演じていたのですね!
真田広之とか、Susan Sarandonとか、Lostのジャックこと Matthew Foxとか、(これはきっと誰も知らないだろうけれどもSPN S3EP1に出てきた黒人美女のTamara がサイボーグとして出ていたTorchwoodのエピソードに日本人の博士として出てきたおじさんが、真田広之のボスとして?出ていたとか)、あの人がこの映画に!?という他にもあった驚きの中でも、ミニディーンがミニSpeed Racerに!?が一番衝撃でした。
『Angus, Thongs and Perfect Snogging』(邦題:ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日)
本当に可愛いくて楽しい映画でした!
ロンドンという大都会から引っ越してきた、Sex Godだわ!というくらいのイケメン男子Robbieに一目惚れしてしまったジョージアの初恋を巡る騒動は、14歳という少女としてはある意味辛く苦しい時期を経験してきた女性としてはいかにも共感してしまうところでもあり、またRobbie役の男の子が本当に可愛くて!
最後は出来すぎくらいのハッピーエンドとなってはいますが、なんだか妙に素直な気持ちでジョージアを応援してしまいます。
最近『Torchwood』に始まり、まさに現在進行形で『Merlin』というイギリスのドラマにかなりはまり込んでいるところでもあって、また、ハリーポッターを一応英語版で読んできた読者としては、原題に入っているSnoggingという単語は、「ロンが、ハーマイオニーをからかってよく言ってたような気がするかも…」という、いかにもイギリスの子が使う言葉という印象ではあるのですが、言葉の響きからはちょっと「え?」という感じもあるけれども、ジョージアのような中学生の女の子も連発するほど普通に「チュウする」として定着している言葉なのだな、と一つ勉強になりました。
『Transamerica』
もうずーーーっと前から観たいと思い続けたまま、半分諦めかけていましたが、やっと観ることができました。
色々な方から名作だ!という太鼓判の評価を聞いていて、本当に楽しみにしていましたが、まさに前評判どおりの名作でした。
Bree役のFelicity Huffman の名演もさることながら、Toby役のKevin Zegersに完全にやられてしまいました。
☆
まだなにか忘れているような気もしますが、とりあえずはこんなところで。
次はまたすでに忘れかけている、ここしばらくで読んだ本の感想文も書き出しておきたいと思っているのですが、
『Merlin』の EP10 もしくは EP11 の妄想感想文を書いてしまいたい…という誘惑にもかられているところです…。
この辺りで、覚書として、ここ数ヶ月で見た映画をタイトルだけでも書き出しておきたいと思います。
少し前のこの日記のコメント欄の中でも少々触れましたが、封印するつもりだった&きっと観ることもないだろうと思っていたJ2の出演作を…、いくつか観ました:
以下の感想文には映画の内容に関するネタバレが含まれる可能性もあります。
閲覧にはご注意ください。
『Devour』
小さな子のように手の甲で目を擦りつつ「くすん」と泣くJensenの可愛さがなんとも絶品なこの映画を観るたびにSam Winchesterを演じるJensenを想像してしまう私です。
『House of Wax』
Jaredが親友のCMMことChad Michel Murrayと共演した作品ということで、いつか一度くらいは見たいような気もする…と、ずーっと気になっていた作品ではありますが…、結局後半のChadの活躍シーンは早送りで…、再チャレンジはもう出来そうもありません。
『Thomas Kinkade’s Christmas Cottage』
いつかのコンベンションで、難しい事情を抱える娘さんとドラマのHiatus時期くらいは一緒に過ごしたいということで断ってしまったけれども、かの『アラビアのロレンス』の名優Peter O'Tooleが出ると知っていれば、砕けたガラスで一杯の道を這いずってでも出演したのに!という、ボビーおじさんことJim Beaverの言葉が頭に焼きついていた私。
この映画には、ちょうどJimくらいの年頃のおじさんが沢山出てくるので、Jimは一体どのおじさんの役をオファーされていたのだろう…と、この映画の鑑賞中、実はそればっかりが気になってました。
そしてJared演じるThomasの弟ってあれ…、(この秋AXNで放送が始まって以来、実は密かに、でも完全にはまっている)『Veronica Mars』で、一瞬Veronicaの彼だったトロイだ!とか、もちろんThomasの彼女はSPN S1『Wendigo』の回のあの子だとか…。
いつもの私の悪い癖で、あのドラマのあの人が…、というポイントばかりに食いついていたことも否めませんが、(私個人的には完全に予想外に)全体を通してほのぼのと可愛い映画で、まさにクリスマス時期を迎える今時期観るのにふさわしい映画ですよね。
『Ten Inch Hero』
しばらく前に数分だけ公開されたモヒカン姿のJensenのシーンから、あれこれとストーリーの想像を膨らませはしたものの、実際自分に見る機会は巡ってこないだろうと諦めていたこともあって、ストーリーのあらすじすらもチェックしていなかったので、
あのシーンのJensenの「お前ら負け犬と違って、俺は、生理用品の購入を頼むほど俺を信頼し、愛してくれる女性と日常的にセックスをしていて…」(とかいうような…、なにしろスウェーデン語字幕でしかみていないので…)あの台詞がまさかミエというかハッタリの口からでまかせとは思いもよらず、またJensen演じるPriestlyが実はあんなに情けなくも可愛い(負け犬)キャラだったと知って、本当に新鮮な驚きを感じました。
もちろんTish役のDanneel Harrisの美人ぶりとナイスバディーぶりにも衝撃を受けましたが、
ラストでモヒカンを捨てたPriestlyの好青年ぶりは!(ほとんどまともにエピソードを見たことはないけれども…)完全に『ドーソンズ・クリーク』じゃない!
Jensenって今でも素の状態ではあんなに美人で可愛くなっちゃうってことなのねー。(ディーンでも充分に可愛いのだけれども!)Jared P氏、Jensenと一緒の家に暮らして、寝起きとか寝る前の素の状態の超可愛いJensenがいつも身近にいて…、どうにかなっちゃうというか、どうにかしてやりたい!という気分になったりしないんでしょうか…。
『Young MacGyver』
これは映画とは違いますが、『MacGyver』というドラマのスピンオフとして制作が企画されたものの、残念ながらお蔵入りしてしまったという2003年制作のJared Padaleckiさん主演ドラマのPilot版。
2003年ということで『Gilmore Girls』のど真ん中の辺りに持ち上がった企画だったのですね。
現役女子高校生探偵のVeronica Marsではないけれども、現役高校生の男の子がまるで007みたいなスパイ?というか、特殊工作員?として、世界の危機を救うというような…、もしこのドラマがピックアップされていたら、SupernaturalにJaredが出演する可能性はなくなっていたのかも…。
☆
その他では、以下のような作品をこの数ヶ月に渡り、ぱらぱらと見ていました。
(既に鑑賞から随分日にちが経ってしまったものも多いので、鑑賞直後の新鮮な感動が消えてしまって、私の感想から味気ない印象を与えてしまったらすみません)
『Trust the Man』
X-FilesのモルダーことDavid Duchovnyが、セックスマニアックな夫を好演したということで、(たぶん…)Supernaturalのディーンの台詞にも出てきた映画。
日本人にはあまり聞きなれない病気?である、セックス依存症とかSex Addictとかっていう定義もよくわからないので「???」という部分もありますが、DD演じるTomって、そんなセラピーが必要だとかっていうほどの大したSex中毒だとか色情狂という印象は全然なかったという印象なのですが、私なにか大きなシーンを見逃してるのでしょうか…。
映画全体の流れとしては、中年&倦怠期に差し掛かった夫婦の悩みと、中年に差し掛かりそうなのにまだ結婚に踏み切れない独身男女の悩みを描いた、ほのぼのとした普通のラブコメというのが私の感想です。
『Juno』
あまりに話題になっていたので、一度は観ておこう、という感じで手を出した作品。
この映画のプロモーションや予告が始まった頃から、Junoの継母役として『West Wing(ホワイトハウス)』のCJが出ていることが気になっていましたが、もっと厳しい、いかにもな継母役なのかと思っていたら、なんだか可愛いお母さんでした。
とんでもない事態に陥っても前向きに頑張るJunoは偉いし、全体にポップで可愛い映画だったけれども、うーん、なにか、一味足りないという感想が残った感じもあります。
『Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull』
これも…SPN S4『Monster Movie』に出てきたディーンの台詞が気になってつい…。
まさにローラーコースタームービーの王道をいく大作の痛快活劇という感じでしたが、
インディージョーンズの舞台って、現在よりも数十年昔、という設定だったのですね。ディーンは、昔のドイツ風の人たちを目にして「インディージョーンズ」の世界みたい、という意味で言ったのだろうという推測はつきましたけれども、
やっぱりいつか、シリーズ全編を通してみてみないとよくわかりません。
『Blades of Glory』(邦題:俺たちフィギアスケーター)
それぞれトップの男子フィギアスケーターが公の場での大喧嘩を発端に、フィギアスケート界を永久追放され、苦肉の策として二人でペアを組み、再び大舞台に返り咲くことを目指すというこの映画。
本当に最初から最後まで、バカバカしい!というしかないハチャメチャな物語で、ずーっと笑いっぱなしでした。
でも最近トリコになっているArthurとMerlinではありませんが、喧嘩ばっかりしている性格もフィギアのスタイルも、とにかくなにもかも正反対の二人の運命が無理やりに結び付けられてしまって、仕方なく共に苦労をし、互いを高めあう中で兄弟同然の無二の親友になっていくという設定は、なんとも胸をくすぐってくれます。
あらゆる汚い手を使って、二人の勝利を妨げようと画策した悪役の兄妹に二人が直接復讐したりすることもなく、
カナダの国家的マスコットであるSnowflakeの頭をボウガンで撃ってしまったことをきっかけに悪者兄妹が逮捕されてしまうという展開も、ある意味すがすがしいと言える気がします。
『Speed Racer』
日本の昔のアニメ『マッハGo Go!』の実写版ですよね?
この映画の予告をやっていた頃、ちょっと興味はあるなーと思ってはいたものの、その後すっかり忘れていたのですが、つい最近、全く別の映画のDVDのオマケとして入っている予告CMを見るともなく見ていた時、
主人公であるSpeedの少年時代を演じる小さな男の子の顔を見た瞬間、「ああ~!この子!ミニディーンだ!」と、物凄くびっくりして、これはぜひ見て見なければ!ということに。
(今更こんなことに気付いたのは私くらいかもしれませんが…)Supernaturalシーズン3第2話『The Kids are Alright』で、ひょっとしたらディーンの子?だったのかも…という、完全にミニチュア版のディーンを熱演していたたベンを演じていた少年が、Rexという年の離れたお兄ちゃんを崇拝する、あの可愛くて車&レース大好きなSpeed少年を演じていたのですね!
真田広之とか、Susan Sarandonとか、Lostのジャックこと Matthew Foxとか、(これはきっと誰も知らないだろうけれどもSPN S3EP1に出てきた黒人美女のTamara がサイボーグとして出ていたTorchwoodのエピソードに日本人の博士として出てきたおじさんが、真田広之のボスとして?出ていたとか)、あの人がこの映画に!?という他にもあった驚きの中でも、ミニディーンがミニSpeed Racerに!?が一番衝撃でした。
『Angus, Thongs and Perfect Snogging』(邦題:ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日)
本当に可愛いくて楽しい映画でした!
ロンドンという大都会から引っ越してきた、Sex Godだわ!というくらいのイケメン男子Robbieに一目惚れしてしまったジョージアの初恋を巡る騒動は、14歳という少女としてはある意味辛く苦しい時期を経験してきた女性としてはいかにも共感してしまうところでもあり、またRobbie役の男の子が本当に可愛くて!
最後は出来すぎくらいのハッピーエンドとなってはいますが、なんだか妙に素直な気持ちでジョージアを応援してしまいます。
最近『Torchwood』に始まり、まさに現在進行形で『Merlin』というイギリスのドラマにかなりはまり込んでいるところでもあって、また、ハリーポッターを一応英語版で読んできた読者としては、原題に入っているSnoggingという単語は、「ロンが、ハーマイオニーをからかってよく言ってたような気がするかも…」という、いかにもイギリスの子が使う言葉という印象ではあるのですが、言葉の響きからはちょっと「え?」という感じもあるけれども、ジョージアのような中学生の女の子も連発するほど普通に「チュウする」として定着している言葉なのだな、と一つ勉強になりました。
『Transamerica』
もうずーーーっと前から観たいと思い続けたまま、半分諦めかけていましたが、やっと観ることができました。
色々な方から名作だ!という太鼓判の評価を聞いていて、本当に楽しみにしていましたが、まさに前評判どおりの名作でした。
Bree役のFelicity Huffman の名演もさることながら、Toby役のKevin Zegersに完全にやられてしまいました。
☆
まだなにか忘れているような気もしますが、とりあえずはこんなところで。
次はまたすでに忘れかけている、ここしばらくで読んだ本の感想文も書き出しておきたいと思っているのですが、
『Merlin』の EP10 もしくは EP11 の妄想感想文を書いてしまいたい…という誘惑にもかられているところです…。
2008年12月8日月曜日
Supernaturalシーズン4第10話感想文④
さて、ささっと感想文の残りを仕上げちゃおうと今朝ほどパソコンを開いたら…
ななななな、なんですか??!!これ???
朝っぱらからこんなもの見せられたら、
こ、腰が抜けるっつうの!
後ろの人がホッケースティックを持っているところからして、「Friday the 13th」の撮影現場でのひとコマのようですが…、
筋肉Tシャツを着ている人たちの中心で、一人生身の筋肉で勝負して、全く勝負にもなんにもならないレベルで完全勝利している Jared Padalecki さんの肉体、本当に、まじで、す、凄すぎます。
と、朝っぱらから危険なくらいに血圧が上がったところで、
いよいよ長かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文も最終回ということで、絶対にSupernatural史を語る上で、今後永遠に語り継がれていくに違いない、凄すぎるJensen Acklesさんの演技です。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
天国vs.地獄の戦いにもひとまずけりがついて、やっと久々に二人っきりに戻った兄弟は、最近大きなお仕事の後の恒例にもなってきた 「Impalaにもたれてビールで乾杯」 をしつつ、やっと寛いでおしゃべりを始めます。
Dean: Can't believe we made it out of there...
俺たちあの状況を切り抜けたなんて信じられないぜ。
Sam: Again.
またもや、ね。
(確かに、地獄の扉が開いちゃったり、白い目の悪魔に操られた悪魔の大群に包囲されたり、これまでにも大概大変な状況に遭遇してきている兄弟です。)
Dean: I know you heard him.
お前、あいつの言ったこと聞こえたんだろ。
Sam: Who?
誰?
Dean: Alastair. What he said...about how I had promise.
アラステアさ。アイツが言った…俺が約束したってことさ。
Sam: I heard him.
聞こえたよ。
Dean: You're not curious?
聞きたいと思わないのか?
Sam: Dean, I'm damn curious. But... You're not talking about hell, and I'm not pushing.
ディーン、そりゃあめちゃめちゃ聞きたいさ。でも…兄ちゃんは地獄のことを話さないし、俺は無理強いしたくはないから。
Dean: It wasn't four months, you know.
4ヶ月じゃなかったんだぜ。
Sam: What?
何が?
Dean: It was four months up here, but down there... I don't know. Time's different. It was more like 40 years.
この地上では4ヶ月だったけど、でも下の階じゃ…よくわかんないけど。時間が違うんだ。俺が地獄にいたのは、40年って感じだった。
Sam: Oh, my god.
なんてことだ。
Dean: They, uh... they sliced and carved and tore at me in ways that you...... until there was nothing left. And then, suddenly... I would be whole again... like magic... just so they could start in all over. And Alastair...at the end of every day... every one...he would come over. And he would make me an offer to take me off the rack... if I put souls on... ... if I started the torturing. And every day, I told him to stick it where the sun shines.
やつら、あー…、やつらは俺の身体を、スライスして、切り刻んで、引き裂いていくんだ…跡形もなくなるまで。で、それから突然、…俺は元に戻っちまう…魔法みたいにな…そうすればやつらがまた始めから繰り返せるからさ。するとアラステアが、…毎日その日の終わりに、…一日も欠かさず…やってくるんだ。それでやつは拷問台から外してやろう、って言ってくる…もし俺が別の魂に立場を引き継ぐならって…俺が拷問を始めるならって。で、毎日、俺はやつに、日の当たる場所にいることにする(別の魂を拷問なんかするもんか)って言ってた。
(この辺りからふいにDeanの声が変わり、そしてDeanの顔にカメラが戻ると、みるみるDeanの目から大粒の涙が溢れてきて!
その後ろのサムの目にもあきらかに涙が滲んでいます。
JaredがEyeConで、でしたっけ? Deanの地獄での経験を語るJensenの演技に、自分にはカメラも向けられてないのに、思わずもらい泣きさせられた、と語っていたことがありましたが、まさにそれがこのシーンだったのですね。)
For 30 years, I told him. But then I couldn't do it anymore, Sammy. I couldn't. And I got off that rack. God help me, I got right off it, and I started ripping them apart. I lost count of how many souls. The...the things that I did to them.
三十年間、俺はやつに言い続けた。でもある時俺はどうしても我慢できなくなったんだ、サミー。もう限界だった。で、俺は拷問台から外れた。なんてことを…、俺は拷問台から降りるとすぐ、別の魂たちを引き裂き始めたんだ。一体いくつの魂を拷問したかも覚えてない。俺が、…皆にした(ひどい)こと…。
Sam: Dean, look, you held out for 30 years. That's longer than anyone would have.
ディーン、なあ、兄ちゃんは30年間も耐えたんだ。それはどんな人間が耐えたよりも長かったはずだ。
Dean: How I feel... this... inside me... I wish I couldn't feel anything, Sammy. I wish I couldn't feel a damn thing.
俺が感じたこと…この…俺の中の感情…いっそ何も感じなければいいのにと願ったよ、サミー。感情なんてなくなっちまえばいいのにって願ったんだ。
この何度見ても(Jaredと一緒に)もらい泣きさせられてしまう、Jensenの泣きっぷりは本当に大したものですが、この素晴らしいシーンにあえて一つ不満を言わせてもらうなら、
もうそろそろ!こういったシーンでの兄弟のハグを解禁してもらえないものでしょうか?
ということ。
このところ、ドラマのシーンの中でも割と普通にハグできるようになってきた兄弟なのに、ここまで号泣している兄ちゃんを前に、ただサムをじっと手持ち無沙汰に座らせておくって!
視聴者の感覚としては、ありえない!っていう感じなんですけど…。
兄ちゃんはどんな人間より立派に耐えたよ、と言いつつ、立ち上がって兄ちゃんの前に回ったサムがぎゅっと兄ちゃんを抱きしめたら…
ディーンはサムの(分厚い)胸に顔を埋めて、号泣しながらサムにしがみついて最後の台詞を言ったはずなのに…。
そしたら画面の前の世界中のFangirlsは、Jensenと一緒に号泣しつつ、(まだ予約受付も出てないかもしれないけど)シーズン4のDVD Boxの購入ボタンを 「絶対、買います!!すぐに予約入れて!」 と押したはずなのに…。
Jensen!Fanboy なクリプキとしては、Jensenの綺麗な泣き顔を絶対にアップで撮りたいから!ってことで、Jaredの胸なんかに伏せて欲しくなかったってこと? そういうことなの?
ち、ち、ち(←指を一本振ってます)甘いわよ!クリプキ!
☆
シーズン2の最初、誰から教えてもらったわけじゃないけど、どうやら意識不明の自分が奇跡的に元気になったことと、父ちゃんの突然の死には関連があるらしいと薄々気付いてしばらく荒れ狂っていたディーンは、
S2EP4『Children shouldn’t play with dead things』のラストで、突然限界がきて、道路脇にとめたインパラのボンネットにサムと並んで座り、
「この世で自分にとってなにより大切なのはサムと父ちゃんだけなのに、自分のせいで、その大事な父ちゃんを失ってしまった。自分のことなんか死んだままにしておいてくれたらよかったのに…」
と、胸にたまっていた思いを吐き出しつつ、綺麗な涙を一粒ぽろっと流したことがありましたよね。
あの絶妙な演技の後、涙が止まらなくなってしまって、Impalaから一人離れて歩き出したJensenの後を追ったJaredが、(以下、妄想が含まれている可能性があります。ご注意ください)「素晴らしい演技だったよ」と囁きながら、Jensenの涙が止まって身体の震えが止まるまで肩を抱いていてくれた。
との衝撃的事実が Jensen 自身の口から語られた!という、J2史に輝く仲良しエピソードがありましたが、
Jensenは常々、まるで涙のOn/Offスイッチがどこかについてるようにみえる共演の女優さんたちのように簡単には感情が切り替えられなくて、
シーズン2のラスト、死んでしまったサムを前にしての演技の時には、
「この世のなによりも愛する弟の死体を前に感情を爆発させる」なんていうとんでもなく辛い演技を何度もなんて絶対できない、
と直々にキム・マナーズ監督に掛け合って、テイクの数を最小限にまで減らしてもらったんだ、なんていうことも告白していましたよね。
先日のフランスの雑誌へのインタビューでしたっけ?
このディーンが地獄での経験を語るシーンの演技もかなり大変だった、と語っていましたが、
今回のディーンの名演技の後も、感情がなんとかおさまるまで、Jaredにしっかり抱きしめてもらったでしょうか…。
家に帰ってから、このシーンのことを思い出して涙が止まらなくなった Jensen を Jared がぎゅっと抱きしめて朝まで眠ったとか…。
まったく!!クリプキが、必要な場面に兄弟のハグを入れてくれないおかげで、妄想ばかりが加速してしまいます。
☆
とはいえ、これでやっと!長かったEP10の感想文が終わりました。
ほっとしたー。
これでやっと私も Hiatus に入れるというものです。
ななななな、なんですか??!!これ???
朝っぱらからこんなもの見せられたら、
こ、腰が抜けるっつうの!
後ろの人がホッケースティックを持っているところからして、「Friday the 13th」の撮影現場でのひとコマのようですが…、
筋肉Tシャツを着ている人たちの中心で、一人生身の筋肉で勝負して、全く勝負にもなんにもならないレベルで完全勝利している Jared Padalecki さんの肉体、本当に、まじで、す、凄すぎます。
と、朝っぱらから危険なくらいに血圧が上がったところで、
いよいよ長かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文も最終回ということで、絶対にSupernatural史を語る上で、今後永遠に語り継がれていくに違いない、凄すぎるJensen Acklesさんの演技です。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
天国vs.地獄の戦いにもひとまずけりがついて、やっと久々に二人っきりに戻った兄弟は、最近大きなお仕事の後の恒例にもなってきた 「Impalaにもたれてビールで乾杯」 をしつつ、やっと寛いでおしゃべりを始めます。
Dean: Can't believe we made it out of there...
俺たちあの状況を切り抜けたなんて信じられないぜ。
Sam: Again.
またもや、ね。
(確かに、地獄の扉が開いちゃったり、白い目の悪魔に操られた悪魔の大群に包囲されたり、これまでにも大概大変な状況に遭遇してきている兄弟です。)
Dean: I know you heard him.
お前、あいつの言ったこと聞こえたんだろ。
Sam: Who?
誰?
Dean: Alastair. What he said...about how I had promise.
アラステアさ。アイツが言った…俺が約束したってことさ。
Sam: I heard him.
聞こえたよ。
Dean: You're not curious?
聞きたいと思わないのか?
Sam: Dean, I'm damn curious. But... You're not talking about hell, and I'm not pushing.
ディーン、そりゃあめちゃめちゃ聞きたいさ。でも…兄ちゃんは地獄のことを話さないし、俺は無理強いしたくはないから。
Dean: It wasn't four months, you know.
4ヶ月じゃなかったんだぜ。
Sam: What?
何が?
Dean: It was four months up here, but down there... I don't know. Time's different. It was more like 40 years.
この地上では4ヶ月だったけど、でも下の階じゃ…よくわかんないけど。時間が違うんだ。俺が地獄にいたのは、40年って感じだった。
Sam: Oh, my god.
なんてことだ。
Dean: They, uh... they sliced and carved and tore at me in ways that you...... until there was nothing left. And then, suddenly... I would be whole again... like magic... just so they could start in all over. And Alastair...at the end of every day... every one...he would come over. And he would make me an offer to take me off the rack... if I put souls on... ... if I started the torturing. And every day, I told him to stick it where the sun shines.
やつら、あー…、やつらは俺の身体を、スライスして、切り刻んで、引き裂いていくんだ…跡形もなくなるまで。で、それから突然、…俺は元に戻っちまう…魔法みたいにな…そうすればやつらがまた始めから繰り返せるからさ。するとアラステアが、…毎日その日の終わりに、…一日も欠かさず…やってくるんだ。それでやつは拷問台から外してやろう、って言ってくる…もし俺が別の魂に立場を引き継ぐならって…俺が拷問を始めるならって。で、毎日、俺はやつに、日の当たる場所にいることにする(別の魂を拷問なんかするもんか)って言ってた。
(この辺りからふいにDeanの声が変わり、そしてDeanの顔にカメラが戻ると、みるみるDeanの目から大粒の涙が溢れてきて!
その後ろのサムの目にもあきらかに涙が滲んでいます。
JaredがEyeConで、でしたっけ? Deanの地獄での経験を語るJensenの演技に、自分にはカメラも向けられてないのに、思わずもらい泣きさせられた、と語っていたことがありましたが、まさにそれがこのシーンだったのですね。)
For 30 years, I told him. But then I couldn't do it anymore, Sammy. I couldn't. And I got off that rack. God help me, I got right off it, and I started ripping them apart. I lost count of how many souls. The...the things that I did to them.
三十年間、俺はやつに言い続けた。でもある時俺はどうしても我慢できなくなったんだ、サミー。もう限界だった。で、俺は拷問台から外れた。なんてことを…、俺は拷問台から降りるとすぐ、別の魂たちを引き裂き始めたんだ。一体いくつの魂を拷問したかも覚えてない。俺が、…皆にした(ひどい)こと…。
Sam: Dean, look, you held out for 30 years. That's longer than anyone would have.
ディーン、なあ、兄ちゃんは30年間も耐えたんだ。それはどんな人間が耐えたよりも長かったはずだ。
Dean: How I feel... this... inside me... I wish I couldn't feel anything, Sammy. I wish I couldn't feel a damn thing.
俺が感じたこと…この…俺の中の感情…いっそ何も感じなければいいのにと願ったよ、サミー。感情なんてなくなっちまえばいいのにって願ったんだ。
この何度見ても(Jaredと一緒に)もらい泣きさせられてしまう、Jensenの泣きっぷりは本当に大したものですが、この素晴らしいシーンにあえて一つ不満を言わせてもらうなら、
もうそろそろ!こういったシーンでの兄弟のハグを解禁してもらえないものでしょうか?
ということ。
このところ、ドラマのシーンの中でも割と普通にハグできるようになってきた兄弟なのに、ここまで号泣している兄ちゃんを前に、ただサムをじっと手持ち無沙汰に座らせておくって!
視聴者の感覚としては、ありえない!っていう感じなんですけど…。
兄ちゃんはどんな人間より立派に耐えたよ、と言いつつ、立ち上がって兄ちゃんの前に回ったサムがぎゅっと兄ちゃんを抱きしめたら…
ディーンはサムの(分厚い)胸に顔を埋めて、号泣しながらサムにしがみついて最後の台詞を言ったはずなのに…。
そしたら画面の前の世界中のFangirlsは、Jensenと一緒に号泣しつつ、(まだ予約受付も出てないかもしれないけど)シーズン4のDVD Boxの購入ボタンを 「絶対、買います!!すぐに予約入れて!」 と押したはずなのに…。
Jensen!Fanboy なクリプキとしては、Jensenの綺麗な泣き顔を絶対にアップで撮りたいから!ってことで、Jaredの胸なんかに伏せて欲しくなかったってこと? そういうことなの?
ち、ち、ち(←指を一本振ってます)甘いわよ!クリプキ!
☆
シーズン2の最初、誰から教えてもらったわけじゃないけど、どうやら意識不明の自分が奇跡的に元気になったことと、父ちゃんの突然の死には関連があるらしいと薄々気付いてしばらく荒れ狂っていたディーンは、
S2EP4『Children shouldn’t play with dead things』のラストで、突然限界がきて、道路脇にとめたインパラのボンネットにサムと並んで座り、
「この世で自分にとってなにより大切なのはサムと父ちゃんだけなのに、自分のせいで、その大事な父ちゃんを失ってしまった。自分のことなんか死んだままにしておいてくれたらよかったのに…」
と、胸にたまっていた思いを吐き出しつつ、綺麗な涙を一粒ぽろっと流したことがありましたよね。
あの絶妙な演技の後、涙が止まらなくなってしまって、Impalaから一人離れて歩き出したJensenの後を追ったJaredが、(以下、妄想が含まれている可能性があります。ご注意ください)「素晴らしい演技だったよ」と囁きながら、Jensenの涙が止まって身体の震えが止まるまで肩を抱いていてくれた。
との衝撃的事実が Jensen 自身の口から語られた!という、J2史に輝く仲良しエピソードがありましたが、
Jensenは常々、まるで涙のOn/Offスイッチがどこかについてるようにみえる共演の女優さんたちのように簡単には感情が切り替えられなくて、
シーズン2のラスト、死んでしまったサムを前にしての演技の時には、
「この世のなによりも愛する弟の死体を前に感情を爆発させる」なんていうとんでもなく辛い演技を何度もなんて絶対できない、
と直々にキム・マナーズ監督に掛け合って、テイクの数を最小限にまで減らしてもらったんだ、なんていうことも告白していましたよね。
先日のフランスの雑誌へのインタビューでしたっけ?
このディーンが地獄での経験を語るシーンの演技もかなり大変だった、と語っていましたが、
今回のディーンの名演技の後も、感情がなんとかおさまるまで、Jaredにしっかり抱きしめてもらったでしょうか…。
家に帰ってから、このシーンのことを思い出して涙が止まらなくなった Jensen を Jared がぎゅっと抱きしめて朝まで眠ったとか…。
まったく!!クリプキが、必要な場面に兄弟のハグを入れてくれないおかげで、妄想ばかりが加速してしまいます。
☆
とはいえ、これでやっと!長かったEP10の感想文が終わりました。
ほっとしたー。
これでやっと私も Hiatus に入れるというものです。
2008年12月7日日曜日
Supernaturalシーズン4第10話感想文③
『Merlin』12話が放送になってしまいました。
ファーストシーズン、もう残るは後たった1話なの…。寂しい。
ほんの僅かずつ読み始めた『アーサー王物語』(原題:Chronicles of King Arthurということで、この本の中身は一つの長い物語ではなく、年代記なのです)のおかげで、
Morgana(上の本の中では「モルガン姫」として書かれている女性だと思うので…)とか、Gwen(Guinevere)という女の子たちの今後の役割について、薄々の想像がつくだけに、12話は先週の予告を見た時から「え、もうそういう展開に…?」と、ドキドキしていましたが…。
(もちろんArthur&Merlinの設定も本来の伝説とは大きく解釈を変えて描かれているのと同様、女の子たちの役柄の解釈についても色々と意外とも思える新しい肉付けがされてはいるものの、
Arthurが将来、偉大な王になることが決まっているように、Merlinが大魔法使いになることが決まっているように、MorganaとGwenの最終的な運命も伝説に書かれているように決まっているに違いないですもんね…)
でも12話のエピソードを見る限り、少年Arthur&少年Merlinの冒険をまだしばらくはこのまま引き伸ばして描いてくれそうで、ちょっと期待を持ったという感じもあります。
マキさんのコメントにもありましたが、来週の予告がまた衝撃的で、ファーストシーズン最終話、一体どんなことになっちゃうんでしょう!
セカンドシーズンの放送はいつからなんでしょう?!(怖くてまだ詳細を調べる気になれません…)
と、今のところ、毎週毎週、新鮮な楽しみを与えてくれる『Merlin』についつい傾きがちではありますが、もちろんSupernaturalのことも忘れてはいません。
12月6日の 『Children`s Boutique MilkShop.com holiday event』 というイベントに参加したというJared P氏の(飛び込んできた写真に涎をたらしただけで、どこで行われたイベントかを調べていないのでなんともいえませんが、12月のわりには随分薄着の…)新しい写真などにもドキドキしつつ、
なんとか、Supernaturalシーズン4第10話の感想文の続きを書きました。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
今度こそ終わらせるぞ!と頑張ったのですが…。
そして、今回も「いじわるばあさん」がおおっぴらに出没しています。ご注意ください。
全く協力する気配のないどころか 「Annaなんかほっといて、悪魔の力の修行を進めなさいよ!」 という横槍まで入れるRubyからの妨害まで受けつつも、たった一人で調査を進めたことについて誰に不満を洩らすでもなく、
当事者のくせに調査に協力もせず、隙あらばサムの(ものである)可愛い兄ちゃんをたらし込もうとしているAnnaを
「おっ前、人に調査させといて、その隙に俺の大事な兄ちゃんを食おうなんて、どういう神経だよ!」
と一発殴ったりすることもなく、実に寛大に、
『Hey!』
と、優しく声をかけたサムが探り出した情報によると。
ケンタッキー州Unionで、ある奇跡が報告されている。それは、(Annaと思われる隕石がオハイオ上空で消えたのと同じ)1985年、街の外れに空き地があったのだが、それが6ヶ月後にはそこに少なくとも樹齢百年には見える大きな樫の木が生えちゃっていた、とのこと。
それが「Grace」だわ。Graceが落ちた場所なら、そんなことも簡単に起こるはず。
Graceのグラウンド・ゼロには破壊ではなく、「Pure Creation」(まぎれもない創造)がもたらされるのだそう。
(小)悪魔と(堕)天使をImpalaの後部座席に乗せてるなんて、悪い冗談か、ペントハウスの投稿体験エピソードに匹敵するくらいの状況だよな。なんて、くすくす笑いをしつつ運転するディーンは、
Sam: Dude, Reality… Porn.
兄ちゃん、現実と…、ポルノ(を混同しないの)
と、またもや辛い現実からポルノに逃避してしまったことについて、サムにたしなめられながらも、
Dean: You call this reality?
お前、この状況を現実っていうのかよ?
と、さすがに Out of control 気味の現状を皮肉ったりしつつケンタッキーに到着したものの、奇跡の産物だという大きな樫の木に触れたAnnaは、もうGraceはここにはない、誰かが取っていってしまった、とあっさり。
☆
とりあえず、(ここはまだケンタッキーなの?)森の中の納屋のようなところで一夜を明かすことにしたらしい四人。
まだ(Rubyの)Hex Bagがあるし、ボビーのパニックルームに戻れば…、と口走るディーンに、なによ、永遠に(隠れていよう)とでもいうつもり?俺はただ考えたことをつい声にだして言っちゃっただけだ!ああ、それで考えてるつもりなの!
と、いつもの口喧嘩を始めた可愛いDean&Ruby(Annaがあまりにムカツク反動か、Rubyが可愛くなってきました…)の二人を、奥から大股に近づいてきて
「Hey! Hey, hey, hey, stop it!」
と引き分けるサムが!(笑) 彼氏とか夫とかいうより、もう完全にお父さんで(この数秒のシーンを何度もリプレイしては)笑ってしまいます。
AnnaのGraceはなくなっちゃったのよ、わかってる?彼女はもう天使に戻れない。ってことはあたしたちを守ることもできない。あたしたちは天国と地獄を相手に回して戦うことなんかできない。どっちか片方ならまだしも、両方なんて絶対無理、それも同時になんて…。
と、Rubyが至極もっともな意見を改めて演説していると、それまでぼんやりと何かに聞き入っていた(本当に役立たずの!)Annaが
また天使が話し始めた。なんていってる?と(最近完全にリーダーとなってる)サムが聞くと。
変なの、録音したみたいに同じことを繰り返してる。エンドレスで。
Anna: "Dean Winchester gives us Anna by midnight, Or..."
「ディーン・ウィンチェスターよ、真夜中までにAnnaを我々に渡せ、さもなければ…」
Dean: Or what?
さもなければなんだよ?
Anna: "Or we hurl him back to damnation."
「さもなければ、我々は彼を再び地獄に落とす」
口をぱくぱくさせてるディーンに変わって、ここでも冷静にサムが口を開きます。
Anna、天使に効くような武器をなにか知らないか?効くって何に?天使を殺すため?(まあ、そうだ、という顔をするサムに)私達を殺せるようなものはなにもないわ。少なくとも今この場では。
わかった、待て待て、ボビーをHedonismから連れ戻して…。ディーン、俺たちが今知ってる以上の何をボビーが知ってると思うんだ。俺が知るかよ!でも俺たちは(すぐ天使を殺すなんて極端なことを言わずに?ということ?)何か他の手段を考えなきゃ駄目だ!
☆
で、唐突にというか、またしてもというか、AnnaによるDeanの誘惑シーンになるわけですが…、
前回のエピソードのRubyの行動すら、SPNファンのかなりのパーセンテージを占めると思われる(私を含む…)大人の女性ファンには、少々脈絡を欠いているように思えたものだったものの(なんだかもっとずっと前のことに思えます…)、
それでも、兄ちゃんを失った痛みに完全に捕らわれてしまって、とにかく全く心を開こうとしないサムの気持ちを色仕掛けでほぐそうとしている、という理屈を当てはめるならば理解できないでもない、と、一応納得したという感じだったわけです。
でも、今回のAnnaは…、これまでのシーンで、もうほんのちょっとでもAnnaに同情したり感情移入できるような流れが出来ていれば、「人間界での最後の夜を素敵な男性と…」と思う、乙女心も納得できなくはないと思うのですけど…、
ここまで同情のかけらも感じないAnnaの言動を見せ付けられた後で、
目の前に据え膳を据えてもらったら、とりあえずお腹一杯でも「いただきます」という気持ちになる(らしい)男性目線で
「ここまでの展開で、僕たちの巧妙な演出により、かなりAnnaに同情が集まってると思うしさ!こうなれば、次はこれでしょ!どう?ばーんとセックスシーン!入れちゃおうよ。ファンの女の子たちが溜息ついちゃうようなロマンチックなやつをさ!」
という感じ丸わかりで、こういうシーンを挿入されると…(服を脱ぐ前にサムのプレゼントのAmuletをちゃんと外してポケットにしまうディーンはなんとも可愛いし、Jensenの裸体は確かにJaredとはまた一味違った意味で目の保養ではあるけれども…)、
乙女達の素直な心境としては、Anna!この際むしろ、すっきりと地獄へ落ちて!という気分になっちゃうってことがわからないの?という意味で溜息をつきたくなってしまいます。
…ということで、場面が変わると、にっちもさっちも行かなくなったように思える状況で、とにかく頭を冷やすためなのか真っ暗な外に出てImpalaのボンネットの上で資料を読んでいるディーンのところへやってきたAnnaは、
もちろん、確実にディーンを狙っている顔で、
「そんな必要もないのに私を助けるために手を尽くしてくれてありがとう」
なんてことを言い出します。
(だから!本気でありがたいと思ってるっていうなら、何でそれを!Pamelaを呼ぶことを思いついたり、隕石のことから樫の木の奇跡までを全部独りで調べ上げたサムに言わないのさ!)
私なんか救いに値しないのかもしれない。(これ、絶対そんなこと言うなって言ってもらう呼び水でしょ?)そんなこと言うな。(ほらみたことか!) 私は神に背いたのよ。Luciferも背いた。Luciferは私達の中の殺人者で私はそれを知ってたのに。私は、神に背いたことへの代価を払わなきゃならないのかも。
俺たちは皆それぞれ自分のしてきたことへの代価を払うもんさ。
(ディーンの食いつきがいま一つだったのを見たAnnaは、さらにじわり、とディーンに近づいて、もっとどぎつい精神的攻撃をしかけます)
Anna: I got to tell you something. You're not gonna like it.
話があるの。あなたは聞きたくない話かもしれないけど。
Dean: Okay. What?
いいぜ。なんだ?
Anna: About a week ago, I heard the angels talking... About you... What you did in hell. Dean... I know. It wasn't your fault. You should forgive yourself.
一週間くらい前、私、天使たちが話してるのを聞いたの…あなたのこと…あなたが地獄で何をしたか。ディーン…私、知ってるのよ。あれはあなたの落ち度じゃない。あなたは自分自身を許すべきよ。
Dean: Anna, I don't w-want to, uh... I don't want to... I can't talk about that.
Anna、俺、そのことは、あー、…話したくない…その話はできない…。
Anna: I know. But when you can, you have people that want to help. You are not alone. That's all I'm trying to say.
わかってる。でももし心の準備ができた時には、あなたを助けたいと思う人間がそばにいるのよ。(Annaはそれはあたし、みたいな感じでいってるけど、それはもちろんサムです)あなたはひとりじゃない。あたしが言いたいのはそれだけ。
(そしてディーンにキスを…)
Dean: What was that for?
このキスはなんのキスだ?
Anna: You know... Our last night on earth...All that.
わかってるでしょ…地上での私達の最後の晩ってことで…そういうこと。
Dean: You're stealing my best line.
俺の一番いい台詞盗ったな。
ということで…、男性目線の、女の子が「綺麗でホットだと感じるセックスシーン」はタイタニックということなわけ?というシーンへ…。
なんでしょう…、これまで4つのシーズンに出てきた2回ずつの兄弟のセックスシーンって、それぞれ傾向が似てる感じがありますね。
サムの方が格段にワイルドな感じ(相手にしてるのも狼なお姉さんとか、可愛い小悪魔ちゃんですもんね)で、
ディーンはわりとスローでテンダーな、ある意味では女の子にリードを受け渡してしまって受身的ともいえるような感じもあったりして、というか、
Sera GambleのJaredのものすごい身体を思いっきり堪能するわよ!という演出と、
Eric KripkeのJensenに対するあきらかなFanboy的憧憬というか、Jensen!キミって素敵だよ!という演出の違いってことなんでしょうか。(笑)
ま、前回Samにも美味しいシーンがあったわけだから、兄ちゃんにもこういうシーンがあったって、これはこれでいいような気もするのですが、
このシーンからまた、「そういう関係にまでなった、なんの罪もない女の子を裏切って…」というディーンに対しての Guilt-Tripping(罪悪感を抱かせる的)な展開に移行させるタネにつながっているのが、むむむむむ、ムカっとする…と思ってしまうところなのです。
☆
大事な兄ちゃんがAnnaに食われているとは露知らず(知ってるのかな…)、(たった一人での)調査疲れで本当に可愛い顔で眠りこけているサムをじっと見つめたRubyは一人外へ出て、天使からも悪魔からも守ってくれていたHex Bagを燃やします。
そして即座に現れたAlastairに対し、天使の小娘を渡すから、あたしとWinchester兄弟を見逃して、と交渉しますが、そう簡単に行くはずもなく、Alastairの二人の手先にガシっと捕まえられてしまいます。
☆
一方、画面が変わると、Annaとの行為を終えたらしいディーンが倉庫に戻ってきたようなのですが、なんとそこにはUrielが待っていました。
そのUrielの第一声が!(笑) (今回のエピソードの中でも私の一番のお気に入りの台詞かもしれない)
Uriel: Look at that. It's so cute when monkeys wear clothes.
どうだ。服を着たおサルってのは、本当に可愛いもんだな。
このCuteの言い方が、本当に Good です。
RubyのHex Bagは燃やしたものの、Annaはまだ持ってるはずで、天使に居場所はばれていないはず…、と思ったら:
Dean: I'm dreaming, aren't I?
俺、夢見てるんだな、違うか?
Uriel: It's the only way we could chat... Since you're hiding like cowards.
お前が臆病者みたいにこそこそ隠れてる以上…、これがお前と話す唯一の方法だからな。
Deanのことが好きになっちゃった(やっぱりね)という弱みをもつCastielのことは置いてきた、時間切れだ坊主、娘を渡せというUrielに、俺ならAnnaを連れ戻そうなんて思わないね、だって彼女はGraceを取り戻して、いまや完全な天使になったんだしな、とハッタリをかけるものの、
その手には引っ掛からない、なぜならGraceは俺がいただいてるからな、と、Urielは首にかけた何か光るもやもやの入ったペンダントを引っ張り出してみせます。
しばしのAnnaを渡す渡さないの(Annaと寝たから、渡したくないんだろう、というような、またありきたりな…)応酬の後、
Uriel: It's your last chance. Give us the girl, or...
これはお前のラストチャンスだ。あの娘を渡せ、さもなければ…
Dean: Or what? What, you're gonna toss me back in the hole? You're bluffing.
さもなければ、なんだ?なんだよ、俺をまた地獄に投げ戻すって?あんたらは口だけだ。
Uriel: Try me. This is a whole lot bigger than the plans we got for you, Dean. You can be replaced.
嘘かどうだか試してみるか。我々の計画はお前の存在などよりずっと大きなものなのだ、ディーン。お前の代わりはいる。
Dean: What the hell? Go ahead and do it.
だからどうだってんだ。さっさとやってみせろよ。
Uriel: You're just crazy enough to go, aren't you?
また地獄に戻ろうなどとは、お前は本当に頭がおかしいらしいな?
Dean: What can I say? I don't break easy.
しょうがないだろ?俺は簡単には折れないってことさ。
Uriel: Oh, yes... You do. You just got to know where to apply the right pressure.
ああ、そんなことはない、…お前は折れる。正しいところに圧力をかけさえすればな。
意味ありげなUrielの言葉に、むむっ?と思うと、場面はまた変わり:
☆
カミソリを持ったピカソことAlastairが、兄弟がAlastairの手に残していったRubyのナイフで、なんだか恐ろしげな診察用のイスのようなものに両手両足をくくりつけたRubyを相手に、噂どおりの世にも恐ろしい芸術的拷問センスを発揮している様子、
血の臭いがしたり、肉が焦げたり、生皮ひらひらしたりしていない地上に滞在するのはAlastairとしては正直うんざりで、天使を手に入れるなどという(くだらない)仕事が終わり次第、さらなる研究のためにも地獄の居心地のいい家に戻りたいのだ、だから早いところ協力することだ。今からこの猿轡を外すが、煙になって肉(のスーツ)から逃げ出そうなどと思うなよ。逃げてもそう遠くへは行けはしない。(と言いつつ、猿轡をはずし)さあ、天使の居場所を言いなさい。
言うもんですか。言わないだと?言わないわ。言えば、あんたはあたしを殺す。でも、(Annaのいるところまで)案内する。
☆
再び兄弟&Annaの隠れる納屋に画面が移ると、Rubyはどこへ行ったのかな、と心配してるサム(ラストのタネ明かしを見るとRubyの帰りが予定より遅くて、計画が無事に進行しているのかを心配してる、ということなの?)をよそに、ディーンががぶがぶとお酒を呷ってます。お酒を飲み出すには早いんじゃない、というAnnaにも、世界のどこかじゃ午前2時だろ。なんていってると、
バタンと納屋の戸が開いて、Castiel&Urielが現れます。
どうやって?どうやって俺たちを見つけたんだ?というサムに、Castielは後ろめたそうな顔をしているディーンに視線を向けます。
ごめん。どうしてだよ。どうしてって、それは彼らがディーンに選択肢を与えたからよ。
私を殺すか、サム、あなたを殺すか。
Urielの意味ありげな言葉の真意はこれだったのですね。
(どうだい?この展開!と、Kripkeの得意げな顔が目に浮かぶようではありますけれども)ここでも残念なのは、もう少しAnnaに感情移入できていれば、Annaとサムの間で心引き裂かれるDeanを思って、もらい泣きくらいしているところではあるのですが、
サムの命のためにAnnaを犠牲に?ああ、そんなの当然!全く当たり前!とあっさり納得できてしまって、
むしろ、Deanに(またもや厚顔にも)お別れのキスをしているAnnaの姿を見つめるCastielの意味ありげな表情ばかりが気になってしまいます。
(ひょっとして、身体を貸してもらう相手間違えたなー、ああいう若い女の子の身体を借りておけば、ディーンとあんな感じで仲良しになれたのかも…なんて思っていたりして…)
それでも一応礼儀正しくAnnaに対し(かつては仲間だったAnnaを殺すことについて) 「I’m sorry.」 というCastielに
Anna: No. You're not. Not really. You don't know the feeling.
いいえ、悪いなんて思ってない。本当の意味ではね。あなたは感情ってものがわからないんだから。
Castiel: Still, we have a history.
それでも我らにはこれまでの歴史がある。
もうこれ以上ムカつくのは無理だろうと思う境界線をあっさり超えて、また新たなムカつきを与えてくれる Annaには驚きを感じるほどです。
シーズン4が始まって以来、ディーンとのやり取りの中で、Castielの中に明らかな感情の芽生えがうかがえるのは確かですよね。
そんな慣れない「感情」に揺れながらも、Castielは、天のお父様へのFaithを胸に、しっかりと自分のすべきことをまっとうしているということ。
その点では、二千年待ちぼうけさせられてうんざりした!お父さまの顔だって見せてもらえないんだしさ!なんていう理由で、勝手に任務を抜け出してこの二十数年間好き勝手にチョコを食べたりセックスを楽しんだりして生きていたAnnaなんかにこんな言い方で非難される筋合いは全くない!と、Castielを擁護したくなってしまいます。
さっさとやって、というAnnaに、そうそう、やっちゃって!と画面のこちらでこの時ばかりは同意していると、
お腹に血を滲ませてふらっふらのRubyをつれたAlastairが登場。
ということで、Annaを巡って『ゴジラ対モスラ』の戦いが始まり、
でもAlastairを悪魔祓いしようとしたCastielの天使の力が全く聞かず(Castielの力とサムのHand of Ipecacって同じくらいの威力?)、それどころか
「Sorry, kiddo. Why don’t you go run to daddy?」(悪いな、坊や。パパのところへ逃げ帰ったらどうだい?)
なんて子供扱いされた上、逆に謎の呪文で天使祓いされそうになって、これは大変!という状態になった時、思わずディーンがAlastairを大きな釘抜き?のようなもので殴りつけて助けると、
Alastair: Dean, Dean, Dean! I am so disappointed. You had such promise.
ディーン、ディーン、ディーン。お前には本当に失望させられた。お前はあれほどの約束をしておきながら。
と、また意味ありげな台詞を言ったりしている間、
下っ端の悪魔達を次々と始末していたUrielの隙をついて、AnnaがGraceを取り返して白い煙を吸い込み、「目を閉じて」というので、PamelaやダイナーのBlack-eyeたちの有様を見てきている Rubyと兄弟は目を覆いますが、
悪魔はどうも仲間同士の連絡が雑なようで、悪魔や人間は、天使の本当の姿を肉眼でみると危険という知識がなかったらしいAlastairは無造作に近づいてしまい、Annaの光にやられて消えてしまいます。
Alastairおじさん、これで終わりなんでしょうか?
そして Anna はどうなったの?
Graceを取り戻して完全な天使に戻ったとしても、神に背いた罪が許されるわけじゃありませんよね?
相変わらず天国から(そして大物悪魔のAlastairをどうにかしてしまった罪で地獄からも?)追われる身で、まだ兄弟に関わってくる気だとしたら、(今以上に)とにかく非常に面倒な存在になるだけだと思うのですけど…。
その辺りは今の所はあまり考えずにおきたいと思います。
☆
以下のネタ晴らしの兄弟&Rubyの台詞をもっと上の方に差し挟んでしまおうとも思ったのですが(一部既にバラしてしまってもいますが)、一応、制作側のどう?このどんでん返し!という気持ちを汲んで、ここで整理しておきたいと思います。
Dean: What took you so long to get here?
なんでこんなに(Alastairを引っ張ってくるのに)時間かかったんだよ?
Ruby: Sorry I'm late with the demon delivery. I was only being tortured.
悪かったわね。悪魔の配達が遅れて。拷問されてたもんだから!
Dean: I got to hand it to you, Sammy. Bringing them all together all at once...Angels and demons. It was a damn good plan.
お前は全く大したやつだよ、サミー。やつらを全員一堂に集めちまうなんてさ…天使と悪魔をだぞ。あれって、マジすげえ計画だった。
【今回覚えたフレーズ:『hand it to』には、「成功や偉業を成し遂げた人に対して褒め言葉を贈る」という意味があるのですね!
ひょっとしたら…、今までにも何度かこの言葉、辞書で引いたことがあったような気もしますが、でも、こういった、あまりに当たり前な簡単な単語を重ねたフレーズが一番覚えにくいのです…。
そういえば、上のまさに『ゴジラ対モスラ』の戦いの冒頭、Uriel から侮辱的なことを言われたAlastairが、憤慨した様子で『Name-calling!』と言っていますが、この言葉を最初に覚えた時もとても意外に思ったものでした。
直訳すれば、単に「名前を呼ぶ」なのですけれども、call someone names というフレーズ、実は「悪口を言う」という意味なのですよね。
小学校で友達と喧嘩をして校長室に呼ばれたりした子が ”But he called me names first!” (だってアイツが先に僕の悪口いったんだもん!)と言い訳したりするようなシーンで出てきます。】
Sam: Yeah, well, when you got Godzilla and Mothra on your ass, best to get out of their way and let them fight.
ああ、まあ、ゴジラとモスラに追いかけられるようなハメになったら、そいつらの邪魔にならないところにいて、そいつら同士を戦わせるのが一番だからね。
Dean: Yeah, now you're just bragging.
ああ、お前はちょっと褒めると天狗になるんだからな。
Sam: So, I guess she's some big-time angel now, huh? She must be happy...wherever she is.
ってことで、Annaはいまや、大物天使ってことか?彼女もきっと幸せだろ…どこにいるにしてもさ。
(サムの台詞の訳がちょっとそっけなさすぎかもしれませんが、私の精神衛生上、これ以上は好意的に訳せませんのでご了承願います)
Dean: I doubt it.
(もちろんAnnaからしっかりねっちり罪悪感を植えつけられてしまったディーンとしては)俺はそうじゃないと思うけどね。
☆
後はいよいよ、EP10での最高の(ある意味では…唯一の)名シーンである、ディーンの告白で終わり!なのですが…、
EP10、あらすじだけをだーっと書き出してきたつもりだったのに、どこまで書いても終わりません。
(ひょっとして、EP10の妄想日記のかなりのパーセンテージがMerlinに侵食されていたからなのかも…?)
感想文書きをここまでだらだらと引っ張ってきた以上、ディーンの台詞だけは、落ち着いて、じっくり書き出したいと思いますので、またもやここで一旦投稿ということにさせていただいて、次回で終わり、ということにしたいと思います。
ファーストシーズン、もう残るは後たった1話なの…。寂しい。
ほんの僅かずつ読み始めた『アーサー王物語』(原題:Chronicles of King Arthurということで、この本の中身は一つの長い物語ではなく、年代記なのです)のおかげで、
Morgana(上の本の中では「モルガン姫」として書かれている女性だと思うので…)とか、Gwen(Guinevere)という女の子たちの今後の役割について、薄々の想像がつくだけに、12話は先週の予告を見た時から「え、もうそういう展開に…?」と、ドキドキしていましたが…。
(もちろんArthur&Merlinの設定も本来の伝説とは大きく解釈を変えて描かれているのと同様、女の子たちの役柄の解釈についても色々と意外とも思える新しい肉付けがされてはいるものの、
Arthurが将来、偉大な王になることが決まっているように、Merlinが大魔法使いになることが決まっているように、MorganaとGwenの最終的な運命も伝説に書かれているように決まっているに違いないですもんね…)
でも12話のエピソードを見る限り、少年Arthur&少年Merlinの冒険をまだしばらくはこのまま引き伸ばして描いてくれそうで、ちょっと期待を持ったという感じもあります。
マキさんのコメントにもありましたが、来週の予告がまた衝撃的で、ファーストシーズン最終話、一体どんなことになっちゃうんでしょう!
セカンドシーズンの放送はいつからなんでしょう?!(怖くてまだ詳細を調べる気になれません…)
と、今のところ、毎週毎週、新鮮な楽しみを与えてくれる『Merlin』についつい傾きがちではありますが、もちろんSupernaturalのことも忘れてはいません。
12月6日の 『Children`s Boutique MilkShop.com holiday event』 というイベントに参加したというJared P氏の(飛び込んできた写真に涎をたらしただけで、どこで行われたイベントかを調べていないのでなんともいえませんが、12月のわりには随分薄着の…)新しい写真などにもドキドキしつつ、
なんとか、Supernaturalシーズン4第10話の感想文の続きを書きました。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
今度こそ終わらせるぞ!と頑張ったのですが…。
そして、今回も「いじわるばあさん」がおおっぴらに出没しています。ご注意ください。
全く協力する気配のないどころか 「Annaなんかほっといて、悪魔の力の修行を進めなさいよ!」 という横槍まで入れるRubyからの妨害まで受けつつも、たった一人で調査を進めたことについて誰に不満を洩らすでもなく、
当事者のくせに調査に協力もせず、隙あらばサムの(ものである)可愛い兄ちゃんをたらし込もうとしているAnnaを
「おっ前、人に調査させといて、その隙に俺の大事な兄ちゃんを食おうなんて、どういう神経だよ!」
と一発殴ったりすることもなく、実に寛大に、
『Hey!』
と、優しく声をかけたサムが探り出した情報によると。
ケンタッキー州Unionで、ある奇跡が報告されている。それは、(Annaと思われる隕石がオハイオ上空で消えたのと同じ)1985年、街の外れに空き地があったのだが、それが6ヶ月後にはそこに少なくとも樹齢百年には見える大きな樫の木が生えちゃっていた、とのこと。
それが「Grace」だわ。Graceが落ちた場所なら、そんなことも簡単に起こるはず。
Graceのグラウンド・ゼロには破壊ではなく、「Pure Creation」(まぎれもない創造)がもたらされるのだそう。
(小)悪魔と(堕)天使をImpalaの後部座席に乗せてるなんて、悪い冗談か、ペントハウスの投稿体験エピソードに匹敵するくらいの状況だよな。なんて、くすくす笑いをしつつ運転するディーンは、
Sam: Dude, Reality… Porn.
兄ちゃん、現実と…、ポルノ(を混同しないの)
と、またもや辛い現実からポルノに逃避してしまったことについて、サムにたしなめられながらも、
Dean: You call this reality?
お前、この状況を現実っていうのかよ?
と、さすがに Out of control 気味の現状を皮肉ったりしつつケンタッキーに到着したものの、奇跡の産物だという大きな樫の木に触れたAnnaは、もうGraceはここにはない、誰かが取っていってしまった、とあっさり。
☆
とりあえず、(ここはまだケンタッキーなの?)森の中の納屋のようなところで一夜を明かすことにしたらしい四人。
まだ(Rubyの)Hex Bagがあるし、ボビーのパニックルームに戻れば…、と口走るディーンに、なによ、永遠に(隠れていよう)とでもいうつもり?俺はただ考えたことをつい声にだして言っちゃっただけだ!ああ、それで考えてるつもりなの!
と、いつもの口喧嘩を始めた可愛いDean&Ruby(Annaがあまりにムカツク反動か、Rubyが可愛くなってきました…)の二人を、奥から大股に近づいてきて
「Hey! Hey, hey, hey, stop it!」
と引き分けるサムが!(笑) 彼氏とか夫とかいうより、もう完全にお父さんで(この数秒のシーンを何度もリプレイしては)笑ってしまいます。
AnnaのGraceはなくなっちゃったのよ、わかってる?彼女はもう天使に戻れない。ってことはあたしたちを守ることもできない。あたしたちは天国と地獄を相手に回して戦うことなんかできない。どっちか片方ならまだしも、両方なんて絶対無理、それも同時になんて…。
と、Rubyが至極もっともな意見を改めて演説していると、それまでぼんやりと何かに聞き入っていた(本当に役立たずの!)Annaが
また天使が話し始めた。なんていってる?と(最近完全にリーダーとなってる)サムが聞くと。
変なの、録音したみたいに同じことを繰り返してる。エンドレスで。
Anna: "Dean Winchester gives us Anna by midnight, Or..."
「ディーン・ウィンチェスターよ、真夜中までにAnnaを我々に渡せ、さもなければ…」
Dean: Or what?
さもなければなんだよ?
Anna: "Or we hurl him back to damnation."
「さもなければ、我々は彼を再び地獄に落とす」
口をぱくぱくさせてるディーンに変わって、ここでも冷静にサムが口を開きます。
Anna、天使に効くような武器をなにか知らないか?効くって何に?天使を殺すため?(まあ、そうだ、という顔をするサムに)私達を殺せるようなものはなにもないわ。少なくとも今この場では。
わかった、待て待て、ボビーをHedonismから連れ戻して…。ディーン、俺たちが今知ってる以上の何をボビーが知ってると思うんだ。俺が知るかよ!でも俺たちは(すぐ天使を殺すなんて極端なことを言わずに?ということ?)何か他の手段を考えなきゃ駄目だ!
☆
で、唐突にというか、またしてもというか、AnnaによるDeanの誘惑シーンになるわけですが…、
前回のエピソードのRubyの行動すら、SPNファンのかなりのパーセンテージを占めると思われる(私を含む…)大人の女性ファンには、少々脈絡を欠いているように思えたものだったものの(なんだかもっとずっと前のことに思えます…)、
それでも、兄ちゃんを失った痛みに完全に捕らわれてしまって、とにかく全く心を開こうとしないサムの気持ちを色仕掛けでほぐそうとしている、という理屈を当てはめるならば理解できないでもない、と、一応納得したという感じだったわけです。
でも、今回のAnnaは…、これまでのシーンで、もうほんのちょっとでもAnnaに同情したり感情移入できるような流れが出来ていれば、「人間界での最後の夜を素敵な男性と…」と思う、乙女心も納得できなくはないと思うのですけど…、
ここまで同情のかけらも感じないAnnaの言動を見せ付けられた後で、
目の前に据え膳を据えてもらったら、とりあえずお腹一杯でも「いただきます」という気持ちになる(らしい)男性目線で
「ここまでの展開で、僕たちの巧妙な演出により、かなりAnnaに同情が集まってると思うしさ!こうなれば、次はこれでしょ!どう?ばーんとセックスシーン!入れちゃおうよ。ファンの女の子たちが溜息ついちゃうようなロマンチックなやつをさ!」
という感じ丸わかりで、こういうシーンを挿入されると…(服を脱ぐ前にサムのプレゼントのAmuletをちゃんと外してポケットにしまうディーンはなんとも可愛いし、Jensenの裸体は確かにJaredとはまた一味違った意味で目の保養ではあるけれども…)、
乙女達の素直な心境としては、Anna!この際むしろ、すっきりと地獄へ落ちて!という気分になっちゃうってことがわからないの?という意味で溜息をつきたくなってしまいます。
…ということで、場面が変わると、にっちもさっちも行かなくなったように思える状況で、とにかく頭を冷やすためなのか真っ暗な外に出てImpalaのボンネットの上で資料を読んでいるディーンのところへやってきたAnnaは、
もちろん、確実にディーンを狙っている顔で、
「そんな必要もないのに私を助けるために手を尽くしてくれてありがとう」
なんてことを言い出します。
(だから!本気でありがたいと思ってるっていうなら、何でそれを!Pamelaを呼ぶことを思いついたり、隕石のことから樫の木の奇跡までを全部独りで調べ上げたサムに言わないのさ!)
私なんか救いに値しないのかもしれない。(これ、絶対そんなこと言うなって言ってもらう呼び水でしょ?)そんなこと言うな。(ほらみたことか!) 私は神に背いたのよ。Luciferも背いた。Luciferは私達の中の殺人者で私はそれを知ってたのに。私は、神に背いたことへの代価を払わなきゃならないのかも。
俺たちは皆それぞれ自分のしてきたことへの代価を払うもんさ。
(ディーンの食いつきがいま一つだったのを見たAnnaは、さらにじわり、とディーンに近づいて、もっとどぎつい精神的攻撃をしかけます)
Anna: I got to tell you something. You're not gonna like it.
話があるの。あなたは聞きたくない話かもしれないけど。
Dean: Okay. What?
いいぜ。なんだ?
Anna: About a week ago, I heard the angels talking... About you... What you did in hell. Dean... I know. It wasn't your fault. You should forgive yourself.
一週間くらい前、私、天使たちが話してるのを聞いたの…あなたのこと…あなたが地獄で何をしたか。ディーン…私、知ってるのよ。あれはあなたの落ち度じゃない。あなたは自分自身を許すべきよ。
Dean: Anna, I don't w-want to, uh... I don't want to... I can't talk about that.
Anna、俺、そのことは、あー、…話したくない…その話はできない…。
Anna: I know. But when you can, you have people that want to help. You are not alone. That's all I'm trying to say.
わかってる。でももし心の準備ができた時には、あなたを助けたいと思う人間がそばにいるのよ。(Annaはそれはあたし、みたいな感じでいってるけど、それはもちろんサムです)あなたはひとりじゃない。あたしが言いたいのはそれだけ。
(そしてディーンにキスを…)
Dean: What was that for?
このキスはなんのキスだ?
Anna: You know... Our last night on earth...All that.
わかってるでしょ…地上での私達の最後の晩ってことで…そういうこと。
Dean: You're stealing my best line.
俺の一番いい台詞盗ったな。
ということで…、男性目線の、女の子が「綺麗でホットだと感じるセックスシーン」はタイタニックということなわけ?というシーンへ…。
なんでしょう…、これまで4つのシーズンに出てきた2回ずつの兄弟のセックスシーンって、それぞれ傾向が似てる感じがありますね。
サムの方が格段にワイルドな感じ(相手にしてるのも狼なお姉さんとか、可愛い小悪魔ちゃんですもんね)で、
ディーンはわりとスローでテンダーな、ある意味では女の子にリードを受け渡してしまって受身的ともいえるような感じもあったりして、というか、
Sera GambleのJaredのものすごい身体を思いっきり堪能するわよ!という演出と、
Eric KripkeのJensenに対するあきらかなFanboy的憧憬というか、Jensen!キミって素敵だよ!という演出の違いってことなんでしょうか。(笑)
ま、前回Samにも美味しいシーンがあったわけだから、兄ちゃんにもこういうシーンがあったって、これはこれでいいような気もするのですが、
このシーンからまた、「そういう関係にまでなった、なんの罪もない女の子を裏切って…」というディーンに対しての Guilt-Tripping(罪悪感を抱かせる的)な展開に移行させるタネにつながっているのが、むむむむむ、ムカっとする…と思ってしまうところなのです。
☆
大事な兄ちゃんがAnnaに食われているとは露知らず(知ってるのかな…)、(たった一人での)調査疲れで本当に可愛い顔で眠りこけているサムをじっと見つめたRubyは一人外へ出て、天使からも悪魔からも守ってくれていたHex Bagを燃やします。
そして即座に現れたAlastairに対し、天使の小娘を渡すから、あたしとWinchester兄弟を見逃して、と交渉しますが、そう簡単に行くはずもなく、Alastairの二人の手先にガシっと捕まえられてしまいます。
☆
一方、画面が変わると、Annaとの行為を終えたらしいディーンが倉庫に戻ってきたようなのですが、なんとそこにはUrielが待っていました。
そのUrielの第一声が!(笑) (今回のエピソードの中でも私の一番のお気に入りの台詞かもしれない)
Uriel: Look at that. It's so cute when monkeys wear clothes.
どうだ。服を着たおサルってのは、本当に可愛いもんだな。
このCuteの言い方が、本当に Good です。
RubyのHex Bagは燃やしたものの、Annaはまだ持ってるはずで、天使に居場所はばれていないはず…、と思ったら:
Dean: I'm dreaming, aren't I?
俺、夢見てるんだな、違うか?
Uriel: It's the only way we could chat... Since you're hiding like cowards.
お前が臆病者みたいにこそこそ隠れてる以上…、これがお前と話す唯一の方法だからな。
Deanのことが好きになっちゃった(やっぱりね)という弱みをもつCastielのことは置いてきた、時間切れだ坊主、娘を渡せというUrielに、俺ならAnnaを連れ戻そうなんて思わないね、だって彼女はGraceを取り戻して、いまや完全な天使になったんだしな、とハッタリをかけるものの、
その手には引っ掛からない、なぜならGraceは俺がいただいてるからな、と、Urielは首にかけた何か光るもやもやの入ったペンダントを引っ張り出してみせます。
しばしのAnnaを渡す渡さないの(Annaと寝たから、渡したくないんだろう、というような、またありきたりな…)応酬の後、
Uriel: It's your last chance. Give us the girl, or...
これはお前のラストチャンスだ。あの娘を渡せ、さもなければ…
Dean: Or what? What, you're gonna toss me back in the hole? You're bluffing.
さもなければ、なんだ?なんだよ、俺をまた地獄に投げ戻すって?あんたらは口だけだ。
Uriel: Try me. This is a whole lot bigger than the plans we got for you, Dean. You can be replaced.
嘘かどうだか試してみるか。我々の計画はお前の存在などよりずっと大きなものなのだ、ディーン。お前の代わりはいる。
Dean: What the hell? Go ahead and do it.
だからどうだってんだ。さっさとやってみせろよ。
Uriel: You're just crazy enough to go, aren't you?
また地獄に戻ろうなどとは、お前は本当に頭がおかしいらしいな?
Dean: What can I say? I don't break easy.
しょうがないだろ?俺は簡単には折れないってことさ。
Uriel: Oh, yes... You do. You just got to know where to apply the right pressure.
ああ、そんなことはない、…お前は折れる。正しいところに圧力をかけさえすればな。
意味ありげなUrielの言葉に、むむっ?と思うと、場面はまた変わり:
☆
カミソリを持ったピカソことAlastairが、兄弟がAlastairの手に残していったRubyのナイフで、なんだか恐ろしげな診察用のイスのようなものに両手両足をくくりつけたRubyを相手に、噂どおりの世にも恐ろしい芸術的拷問センスを発揮している様子、
血の臭いがしたり、肉が焦げたり、生皮ひらひらしたりしていない地上に滞在するのはAlastairとしては正直うんざりで、天使を手に入れるなどという(くだらない)仕事が終わり次第、さらなる研究のためにも地獄の居心地のいい家に戻りたいのだ、だから早いところ協力することだ。今からこの猿轡を外すが、煙になって肉(のスーツ)から逃げ出そうなどと思うなよ。逃げてもそう遠くへは行けはしない。(と言いつつ、猿轡をはずし)さあ、天使の居場所を言いなさい。
言うもんですか。言わないだと?言わないわ。言えば、あんたはあたしを殺す。でも、(Annaのいるところまで)案内する。
☆
再び兄弟&Annaの隠れる納屋に画面が移ると、Rubyはどこへ行ったのかな、と心配してるサム(ラストのタネ明かしを見るとRubyの帰りが予定より遅くて、計画が無事に進行しているのかを心配してる、ということなの?)をよそに、ディーンががぶがぶとお酒を呷ってます。お酒を飲み出すには早いんじゃない、というAnnaにも、世界のどこかじゃ午前2時だろ。なんていってると、
バタンと納屋の戸が開いて、Castiel&Urielが現れます。
どうやって?どうやって俺たちを見つけたんだ?というサムに、Castielは後ろめたそうな顔をしているディーンに視線を向けます。
ごめん。どうしてだよ。どうしてって、それは彼らがディーンに選択肢を与えたからよ。
私を殺すか、サム、あなたを殺すか。
Urielの意味ありげな言葉の真意はこれだったのですね。
(どうだい?この展開!と、Kripkeの得意げな顔が目に浮かぶようではありますけれども)ここでも残念なのは、もう少しAnnaに感情移入できていれば、Annaとサムの間で心引き裂かれるDeanを思って、もらい泣きくらいしているところではあるのですが、
サムの命のためにAnnaを犠牲に?ああ、そんなの当然!全く当たり前!とあっさり納得できてしまって、
むしろ、Deanに(またもや厚顔にも)お別れのキスをしているAnnaの姿を見つめるCastielの意味ありげな表情ばかりが気になってしまいます。
(ひょっとして、身体を貸してもらう相手間違えたなー、ああいう若い女の子の身体を借りておけば、ディーンとあんな感じで仲良しになれたのかも…なんて思っていたりして…)
それでも一応礼儀正しくAnnaに対し(かつては仲間だったAnnaを殺すことについて) 「I’m sorry.」 というCastielに
Anna: No. You're not. Not really. You don't know the feeling.
いいえ、悪いなんて思ってない。本当の意味ではね。あなたは感情ってものがわからないんだから。
Castiel: Still, we have a history.
それでも我らにはこれまでの歴史がある。
もうこれ以上ムカつくのは無理だろうと思う境界線をあっさり超えて、また新たなムカつきを与えてくれる Annaには驚きを感じるほどです。
シーズン4が始まって以来、ディーンとのやり取りの中で、Castielの中に明らかな感情の芽生えがうかがえるのは確かですよね。
そんな慣れない「感情」に揺れながらも、Castielは、天のお父様へのFaithを胸に、しっかりと自分のすべきことをまっとうしているということ。
その点では、二千年待ちぼうけさせられてうんざりした!お父さまの顔だって見せてもらえないんだしさ!なんていう理由で、勝手に任務を抜け出してこの二十数年間好き勝手にチョコを食べたりセックスを楽しんだりして生きていたAnnaなんかにこんな言い方で非難される筋合いは全くない!と、Castielを擁護したくなってしまいます。
さっさとやって、というAnnaに、そうそう、やっちゃって!と画面のこちらでこの時ばかりは同意していると、
お腹に血を滲ませてふらっふらのRubyをつれたAlastairが登場。
ということで、Annaを巡って『ゴジラ対モスラ』の戦いが始まり、
でもAlastairを悪魔祓いしようとしたCastielの天使の力が全く聞かず(Castielの力とサムのHand of Ipecacって同じくらいの威力?)、それどころか
「Sorry, kiddo. Why don’t you go run to daddy?」(悪いな、坊や。パパのところへ逃げ帰ったらどうだい?)
なんて子供扱いされた上、逆に謎の呪文で天使祓いされそうになって、これは大変!という状態になった時、思わずディーンがAlastairを大きな釘抜き?のようなもので殴りつけて助けると、
Alastair: Dean, Dean, Dean! I am so disappointed. You had such promise.
ディーン、ディーン、ディーン。お前には本当に失望させられた。お前はあれほどの約束をしておきながら。
と、また意味ありげな台詞を言ったりしている間、
下っ端の悪魔達を次々と始末していたUrielの隙をついて、AnnaがGraceを取り返して白い煙を吸い込み、「目を閉じて」というので、PamelaやダイナーのBlack-eyeたちの有様を見てきている Rubyと兄弟は目を覆いますが、
悪魔はどうも仲間同士の連絡が雑なようで、悪魔や人間は、天使の本当の姿を肉眼でみると危険という知識がなかったらしいAlastairは無造作に近づいてしまい、Annaの光にやられて消えてしまいます。
Alastairおじさん、これで終わりなんでしょうか?
そして Anna はどうなったの?
Graceを取り戻して完全な天使に戻ったとしても、神に背いた罪が許されるわけじゃありませんよね?
相変わらず天国から(そして大物悪魔のAlastairをどうにかしてしまった罪で地獄からも?)追われる身で、まだ兄弟に関わってくる気だとしたら、(今以上に)とにかく非常に面倒な存在になるだけだと思うのですけど…。
その辺りは今の所はあまり考えずにおきたいと思います。
☆
以下のネタ晴らしの兄弟&Rubyの台詞をもっと上の方に差し挟んでしまおうとも思ったのですが(一部既にバラしてしまってもいますが)、一応、制作側のどう?このどんでん返し!という気持ちを汲んで、ここで整理しておきたいと思います。
Dean: What took you so long to get here?
なんでこんなに(Alastairを引っ張ってくるのに)時間かかったんだよ?
Ruby: Sorry I'm late with the demon delivery. I was only being tortured.
悪かったわね。悪魔の配達が遅れて。拷問されてたもんだから!
Dean: I got to hand it to you, Sammy. Bringing them all together all at once...Angels and demons. It was a damn good plan.
お前は全く大したやつだよ、サミー。やつらを全員一堂に集めちまうなんてさ…天使と悪魔をだぞ。あれって、マジすげえ計画だった。
【今回覚えたフレーズ:『hand it to』には、「成功や偉業を成し遂げた人に対して褒め言葉を贈る」という意味があるのですね!
ひょっとしたら…、今までにも何度かこの言葉、辞書で引いたことがあったような気もしますが、でも、こういった、あまりに当たり前な簡単な単語を重ねたフレーズが一番覚えにくいのです…。
そういえば、上のまさに『ゴジラ対モスラ』の戦いの冒頭、Uriel から侮辱的なことを言われたAlastairが、憤慨した様子で『Name-calling!』と言っていますが、この言葉を最初に覚えた時もとても意外に思ったものでした。
直訳すれば、単に「名前を呼ぶ」なのですけれども、call someone names というフレーズ、実は「悪口を言う」という意味なのですよね。
小学校で友達と喧嘩をして校長室に呼ばれたりした子が ”But he called me names first!” (だってアイツが先に僕の悪口いったんだもん!)と言い訳したりするようなシーンで出てきます。】
Sam: Yeah, well, when you got Godzilla and Mothra on your ass, best to get out of their way and let them fight.
ああ、まあ、ゴジラとモスラに追いかけられるようなハメになったら、そいつらの邪魔にならないところにいて、そいつら同士を戦わせるのが一番だからね。
Dean: Yeah, now you're just bragging.
ああ、お前はちょっと褒めると天狗になるんだからな。
Sam: So, I guess she's some big-time angel now, huh? She must be happy...wherever she is.
ってことで、Annaはいまや、大物天使ってことか?彼女もきっと幸せだろ…どこにいるにしてもさ。
(サムの台詞の訳がちょっとそっけなさすぎかもしれませんが、私の精神衛生上、これ以上は好意的に訳せませんのでご了承願います)
Dean: I doubt it.
(もちろんAnnaからしっかりねっちり罪悪感を植えつけられてしまったディーンとしては)俺はそうじゃないと思うけどね。
☆
後はいよいよ、EP10での最高の(ある意味では…唯一の)名シーンである、ディーンの告白で終わり!なのですが…、
EP10、あらすじだけをだーっと書き出してきたつもりだったのに、どこまで書いても終わりません。
(ひょっとして、EP10の妄想日記のかなりのパーセンテージがMerlinに侵食されていたからなのかも…?)
感想文書きをここまでだらだらと引っ張ってきた以上、ディーンの台詞だけは、落ち着いて、じっくり書き出したいと思いますので、またもやここで一旦投稿ということにさせていただいて、次回で終わり、ということにしたいと思います。
2008年12月5日金曜日
Jared!
前回の Trailer では正直どこに Jared Padalecki さんが出てきたのかわかりませんでしたが、今度こそははっきりとわかりますよね。
いなくなってしまった妹を探して…という設定だったとは。
女の子の口を押さえて床に伏せているJaredの顔が一番、サムに見えます。
今回のTrailerのJaredの台詞には、訛りがあるんじゃない?という噂も…。
もちろん私には違いがわかりませんけれども。
Friday the 13th
2009年2月13日、世界同時公開…?
ホラー映画を映画館に観に行った経験はない私ですが、今回のTrailerを目にすると…、俄然興味が湧いてきました。
いなくなってしまった妹を探して…という設定だったとは。
女の子の口を押さえて床に伏せているJaredの顔が一番、サムに見えます。
今回のTrailerのJaredの台詞には、訛りがあるんじゃない?という噂も…。
もちろん私には違いがわかりませんけれども。
Friday the 13th
2009年2月13日、世界同時公開…?
ホラー映画を映画館に観に行った経験はない私ですが、今回のTrailerを目にすると…、俄然興味が湧いてきました。
2008年12月4日木曜日
初めて出会った時のこと…覚えてる?
さて、今度こそ腰を据えて Supernatural の感想文の続きを…、と思うものの、抑えようもなく膨れ上がるAnnaへのムカツキから、ついつい、何か心の癒しを求めて逃避したくなってしまうので、今回はちょっと一休みして、心の和む話題で一度日記を書くことにしたいと思います。
☆
Supernaturalシーズン1のDVDを一枚軽~い気持ちでレンタルし、返却に行った足でDVD BOXを大人買いしてもちろんその結果、いい年をしてどうにも言い訳のしようもないほど Sam&Dean の魅力に取り付かれ、仲良し兄弟の虜になってドラマを存分に楽しんだ後、
ふと、Sam&Dean を演じている Jared に Jensen ? この二人の素顔って…、どんな感じなの?
と、あれこれインタビュー記事やインタビュー映像なんかを漁り始めることになった当時のこと:
二人が揃ってテキサス出身で、ほとんど同じような家族構成&環境で育ち、出会った瞬間から全くなんの抵抗も障害もなく仲良くなった(そんな二人はろくに喧嘩すらすることもなくその後も仲良しを続けて、今では同棲するまでの仲に…)なんていう話を聞いて、
「この二人の出会いって完全に運命だったんだわ!」なんて感動を覚えたり、
サム役の最終オーディションのつもりで出かけてきたJaredが通された部屋にはJensen一人しかいなくて、
「他の皆はどこ?” Where’s everybody?”」と聞くと、Jensenが
「他の皆なんていない。君と僕だけだよ。 ”There’s nobody. Just you and me, Pal “」
と答えたのが、二人が初めて顔を合わせた瞬間だった、とか、
疲れたり酔っ払ったりするとテキサス訛りが全開になってしまうJaredのおかげで、完全なLAアクセントを使いこなせるようになっていたJensenまでつられてテキサス訛りが出るようになっちゃった、とか、
ほんの小さな可愛い話題に食いついては、(傍から見たら確実に不気味に思われるくらい)大喜びしたりしていたものなのですが。
(これって実はいまだにちっとも変わってないのかも…)
BBCドラマの『Merlin』で主演のMerlinとArthurを演じる、Colin Morgan君とBradley James君についてもやっぱり、素顔の二人って…?と気になってきて、ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけ!と自分に言い訳しつつこそこそと探して見ると、既に少々出てきています。
『Something For The Weekend』というバラエティー系情報番組(?)に揃って出演した二人の姿がYouTubeにも沢山UPされていますが、
(Part2のVではBradleyはお料理コーナーのお手伝いまでしてます。(笑) 普段全く料理はしないと言いつつ、なかなか見事な手つきでそつなくお手伝いできてますよね)
私服の二人!
Bradleyの微妙に乱れた髪が可愛い!
Colin、薄っすら髭が?!
と、完全にお馬鹿のような奇声を上げつつ、相変わらずたよりない英語耳でなんとか話を聞いていると、2歳ほどお兄さんだというArthurことBradley君がかなり会話の主導権を握っている様子で、MerlinことColin君は、(ひょっとしたら、この後で触れるように言葉の関係もあるのか)役柄よりもかなりシャイで大人しい男の子のよう。
それにしても、Colin君がその場にはいないドラゴンを相手にグリーンスクリーンの前での演技をする苦労なんかを身振り手振りで一生懸命語っているのをすぐ隣で食い入るようにじーっと見つめているBradley君がなんとも!
(昔、J2のインタビューの時もこんなことばっか言ってましたっけ…)
このトークの中で、こんな質問も出てきました。
Q: 現在二人はドラマの中では親友を演じていて、既にもう8ヶ月くらい、ずーっと一緒に仕事をしているわけだけど、初めて顔を合わせた時の印象がどんなものだったかを覚えてる?
(司会のお姉さん!さすが!ファンが聞きたいことわかってる!)
二人に向けた質問にはいつも(ちょっとだけ)お兄さんとして先に口を開く(Arthurこと)Bradleyは、
これは聞かれるといつも言ってることなんだけど、初めてColinに会った時、こいつの話してることが全く理解できなかったんだ。一つには純粋に訛りが強くて(Colin君は北アイルランド出身)っていうのもあるし、話の内容にもなんていうか独特のVery dark sense of humorがあって…、
俺たちが初めて会った時っていうのは、お互い全く違うバックグラウンドの出身で、お互いのことも全く知らない状態だったけど、今では(Bradleyが胸を叩きながら言ってる “Bit of a bond -- (built up.)”-違う?-って、少々の絆ができたよ、っていう感じ?)
それに対するColin君は、お互いのことを全く知らない状態でこのプロジェクトに参加することになったっていうのは役柄の上でもよかったと思う、ArthurとMerlinも初めて出会ってから次第に友情を深めていくという関係だしね、
と、Bradley を初めてみた時の印象は語っていないようです(よね?)
Bradleyのいかにも可愛い暴露話に比べ、Colinの答えがそっけないようにも感じるのですが、これはどうやら Colinはあまりにシャイで、知らない人の前で急に打ち解けておしゃべりすることができない、ということのよう。
J2のインタビューをみた(素人の)Jensenファンが、「Jaredがしゃべりすぎて、Jensenが話せないじゃない!」なんて筋違いの文句をいうことがありますが、
大抵の場合、大勢の知らない人の前で緊張してしまってシャイな性格が丸ごと出てしまうJensenを守り、かつ寛がせようと、Jaredが前に出てトークを引き受けているというのが真相である場合が多いですよね。
BradleyとColinの間にも、既にそんな役割分担ができてきているように見えます。
Merlinの魔法の先生ともなるArthurのお城の専任のお医者さんのGaius先生ことRichard Wilsonについての『I can't believe it!』なこと、という話題で、
Richardは卓球の腕前が驚くほど上手という話から、
BradleyはRichardと休憩中ピンポンばっかりやってるのだけど、最初いい感じで気楽にラリーをしてると突然(おじいさんのくせに)Richardが、物凄いショットを打ってきて、俺は「信じられない!」って…、(と、ぽかん、と硬直してみせるBradleyが可愛いこと!その隣で笑い転げているColinも可愛いです)
とにかくどんな話題もBradleyがお兄さんらしく前に出て話を受け持ってるのを見ると、まさに人の先頭に立つために生まれてきたArthur王子の姿がダブってくるようで笑ってしまいます。
(上で触れたこととかぶりますが)YouTubeのコメントには、Bradley少し黙ってColinに話をさせてやったらどうなの?なんていう書き込みもありましたが、
二人一緒のインタビューの時にはとにかくJaredに好きなだけしゃべらせておくことにしているJensenと同様、Colinは自分におしゃべりの出番が回ってこないことをちっとも気にしてない様子で、Bradleyの話を本当に楽しそうに聞いている姿をみると気持ちが和みます。
☆
別の 『Merlin Backstage - The relationship between Bradley & Colin』 という短い映像(頭も尻尾も切れてて残念なのですが)なんかだと、
またあれこれと質問に答えたらしいBradleyが、「Do they, Merlin?」(そうだろ、Merlin?)と高圧的な偉そうな口調で奥の方から歩いてきたColinに問いかけると、
「彼は画面の中でも外でもBully me(僕に威張ってばっかりいるんだ)僕ら撮影でずっとフランスにいるせいか余計に酷くなってるみたい…」
(J2も撮影中は、もちろん母国アメリカを離れて、フランス語を話す人も大勢住んでるお隣の外国カナダで、仲良く一緒に暮らしているわけです)
と(あきらかに)いじめられっ子を装ったColinが気弱げに天幕のようなものの向こうに姿を消してしまうと。
「全員だよ。いいか、Colinを知ってるやつは、全員、なんていい子なの、本当に無垢で、あーColinちゃん!(Bradleyのこの裏声が!とっても可愛いです。しかも手はColinの頭でも撫でてるような仕草をしてます)なんて言ってる。
で、(俺はといえば)あー、Bradleyね、まあ、あいつはまあまあだよね、どうでもいいや、
なのに、(また裏声で(笑)⇒)Colinちゃん!あー、Colinちゃん!面倒みてあげなきゃ、まあ!(って、ちやほやされっぱなし)だもんな。もし俺がここで、Colin Morganに辛い思いをさせてるんだとしたら、それはColinにとってラッキーってもんだよ。Colinの今後のためにもさ」
(もちろんこんな話を聞くと、「皆がJensenをPrettyだっていうから、僕くらいはと思ってUglyって呼んでる」っていうJaredの言葉を思い出します)
なんてまたお兄ちゃんぶったコメントをした後、
「The relationship between Bradley & Colin(俺とColinの関係っていうの)は、ゆっくり進んでいく関係っていうのかな(妄想に侵された私の耳にはそんなようなことを言っているように…)、Colinはなかなか自分ていうものを出さないタイプで、いつも礼儀正しいから、その殻を破るのには時間がかかるんだ」
なんてことを!
シャイなColinは、他人がいるとああやってすぐ逃げていっちゃうけど、カメラのないところでは、(Bradleyの努力により)Bradleyお兄ちゃんに対してはかなり心を開いて仲良しになってきてるんだ、ってことを暗にアピールしてるってことでしょうか。
Colin君が(これはある意味Jensenを上回るともいえるほどに)シャイすぎて、まだ今の所Bradleyの証言でしか二人の仲良しぶりが伺えないのが歯がゆいところではありますが、
ドラマの性質上、今後Conventionとかがどんどん開かれる可能性はかなりありそうだし、
いずれ正式にDVDが発売になったら、Gag Reelとか、撮影の裏側とかで、もっと寛いだColin君が見られるかもしれませんよね。
☆
さて!可愛い少年達のおかげで気持ちが和んだところで、SPN S4 EP10の感想文の続きにとりかかりたいと思います。
☆
Supernaturalシーズン1のDVDを一枚軽~い気持ちでレンタルし、返却に行った足でDVD BOXを大人買いしてもちろんその結果、いい年をしてどうにも言い訳のしようもないほど Sam&Dean の魅力に取り付かれ、仲良し兄弟の虜になってドラマを存分に楽しんだ後、
ふと、Sam&Dean を演じている Jared に Jensen ? この二人の素顔って…、どんな感じなの?
と、あれこれインタビュー記事やインタビュー映像なんかを漁り始めることになった当時のこと:
二人が揃ってテキサス出身で、ほとんど同じような家族構成&環境で育ち、出会った瞬間から全くなんの抵抗も障害もなく仲良くなった(そんな二人はろくに喧嘩すらすることもなくその後も仲良しを続けて、今では同棲するまでの仲に…)なんていう話を聞いて、
「この二人の出会いって完全に運命だったんだわ!」なんて感動を覚えたり、
サム役の最終オーディションのつもりで出かけてきたJaredが通された部屋にはJensen一人しかいなくて、
「他の皆はどこ?” Where’s everybody?”」と聞くと、Jensenが
「他の皆なんていない。君と僕だけだよ。 ”There’s nobody. Just you and me, Pal “」
と答えたのが、二人が初めて顔を合わせた瞬間だった、とか、
疲れたり酔っ払ったりするとテキサス訛りが全開になってしまうJaredのおかげで、完全なLAアクセントを使いこなせるようになっていたJensenまでつられてテキサス訛りが出るようになっちゃった、とか、
ほんの小さな可愛い話題に食いついては、(傍から見たら確実に不気味に思われるくらい)大喜びしたりしていたものなのですが。
(これって実はいまだにちっとも変わってないのかも…)
BBCドラマの『Merlin』で主演のMerlinとArthurを演じる、Colin Morgan君とBradley James君についてもやっぱり、素顔の二人って…?と気になってきて、ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけ!と自分に言い訳しつつこそこそと探して見ると、既に少々出てきています。
『Something For The Weekend』というバラエティー系情報番組(?)に揃って出演した二人の姿がYouTubeにも沢山UPされていますが、
(Part2のVではBradleyはお料理コーナーのお手伝いまでしてます。(笑) 普段全く料理はしないと言いつつ、なかなか見事な手つきでそつなくお手伝いできてますよね)
私服の二人!
Bradleyの微妙に乱れた髪が可愛い!
Colin、薄っすら髭が?!
と、完全にお馬鹿のような奇声を上げつつ、相変わらずたよりない英語耳でなんとか話を聞いていると、2歳ほどお兄さんだというArthurことBradley君がかなり会話の主導権を握っている様子で、MerlinことColin君は、(ひょっとしたら、この後で触れるように言葉の関係もあるのか)役柄よりもかなりシャイで大人しい男の子のよう。
それにしても、Colin君がその場にはいないドラゴンを相手にグリーンスクリーンの前での演技をする苦労なんかを身振り手振りで一生懸命語っているのをすぐ隣で食い入るようにじーっと見つめているBradley君がなんとも!
(昔、J2のインタビューの時もこんなことばっか言ってましたっけ…)
このトークの中で、こんな質問も出てきました。
Q: 現在二人はドラマの中では親友を演じていて、既にもう8ヶ月くらい、ずーっと一緒に仕事をしているわけだけど、初めて顔を合わせた時の印象がどんなものだったかを覚えてる?
(司会のお姉さん!さすが!ファンが聞きたいことわかってる!)
二人に向けた質問にはいつも(ちょっとだけ)お兄さんとして先に口を開く(Arthurこと)Bradleyは、
これは聞かれるといつも言ってることなんだけど、初めてColinに会った時、こいつの話してることが全く理解できなかったんだ。一つには純粋に訛りが強くて(Colin君は北アイルランド出身)っていうのもあるし、話の内容にもなんていうか独特のVery dark sense of humorがあって…、
俺たちが初めて会った時っていうのは、お互い全く違うバックグラウンドの出身で、お互いのことも全く知らない状態だったけど、今では(Bradleyが胸を叩きながら言ってる “Bit of a bond -- (built up.)”-違う?-って、少々の絆ができたよ、っていう感じ?)
それに対するColin君は、お互いのことを全く知らない状態でこのプロジェクトに参加することになったっていうのは役柄の上でもよかったと思う、ArthurとMerlinも初めて出会ってから次第に友情を深めていくという関係だしね、
と、Bradley を初めてみた時の印象は語っていないようです(よね?)
Bradleyのいかにも可愛い暴露話に比べ、Colinの答えがそっけないようにも感じるのですが、これはどうやら Colinはあまりにシャイで、知らない人の前で急に打ち解けておしゃべりすることができない、ということのよう。
J2のインタビューをみた(素人の)Jensenファンが、「Jaredがしゃべりすぎて、Jensenが話せないじゃない!」なんて筋違いの文句をいうことがありますが、
大抵の場合、大勢の知らない人の前で緊張してしまってシャイな性格が丸ごと出てしまうJensenを守り、かつ寛がせようと、Jaredが前に出てトークを引き受けているというのが真相である場合が多いですよね。
BradleyとColinの間にも、既にそんな役割分担ができてきているように見えます。
Merlinの魔法の先生ともなるArthurのお城の専任のお医者さんのGaius先生ことRichard Wilsonについての『I can't believe it!』なこと、という話題で、
Richardは卓球の腕前が驚くほど上手という話から、
BradleyはRichardと休憩中ピンポンばっかりやってるのだけど、最初いい感じで気楽にラリーをしてると突然(おじいさんのくせに)Richardが、物凄いショットを打ってきて、俺は「信じられない!」って…、(と、ぽかん、と硬直してみせるBradleyが可愛いこと!その隣で笑い転げているColinも可愛いです)
とにかくどんな話題もBradleyがお兄さんらしく前に出て話を受け持ってるのを見ると、まさに人の先頭に立つために生まれてきたArthur王子の姿がダブってくるようで笑ってしまいます。
(上で触れたこととかぶりますが)YouTubeのコメントには、Bradley少し黙ってColinに話をさせてやったらどうなの?なんていう書き込みもありましたが、
二人一緒のインタビューの時にはとにかくJaredに好きなだけしゃべらせておくことにしているJensenと同様、Colinは自分におしゃべりの出番が回ってこないことをちっとも気にしてない様子で、Bradleyの話を本当に楽しそうに聞いている姿をみると気持ちが和みます。
☆
別の 『Merlin Backstage - The relationship between Bradley & Colin』 という短い映像(頭も尻尾も切れてて残念なのですが)なんかだと、
またあれこれと質問に答えたらしいBradleyが、「Do they, Merlin?」(そうだろ、Merlin?)と高圧的な偉そうな口調で奥の方から歩いてきたColinに問いかけると、
「彼は画面の中でも外でもBully me(僕に威張ってばっかりいるんだ)僕ら撮影でずっとフランスにいるせいか余計に酷くなってるみたい…」
(J2も撮影中は、もちろん母国アメリカを離れて、フランス語を話す人も大勢住んでるお隣の外国カナダで、仲良く一緒に暮らしているわけです)
と(あきらかに)いじめられっ子を装ったColinが気弱げに天幕のようなものの向こうに姿を消してしまうと。
「全員だよ。いいか、Colinを知ってるやつは、全員、なんていい子なの、本当に無垢で、あーColinちゃん!(Bradleyのこの裏声が!とっても可愛いです。しかも手はColinの頭でも撫でてるような仕草をしてます)なんて言ってる。
で、(俺はといえば)あー、Bradleyね、まあ、あいつはまあまあだよね、どうでもいいや、
なのに、(また裏声で(笑)⇒)Colinちゃん!あー、Colinちゃん!面倒みてあげなきゃ、まあ!(って、ちやほやされっぱなし)だもんな。もし俺がここで、Colin Morganに辛い思いをさせてるんだとしたら、それはColinにとってラッキーってもんだよ。Colinの今後のためにもさ」
(もちろんこんな話を聞くと、「皆がJensenをPrettyだっていうから、僕くらいはと思ってUglyって呼んでる」っていうJaredの言葉を思い出します)
なんてまたお兄ちゃんぶったコメントをした後、
「The relationship between Bradley & Colin(俺とColinの関係っていうの)は、ゆっくり進んでいく関係っていうのかな(妄想に侵された私の耳にはそんなようなことを言っているように…)、Colinはなかなか自分ていうものを出さないタイプで、いつも礼儀正しいから、その殻を破るのには時間がかかるんだ」
なんてことを!
シャイなColinは、他人がいるとああやってすぐ逃げていっちゃうけど、カメラのないところでは、(Bradleyの努力により)Bradleyお兄ちゃんに対してはかなり心を開いて仲良しになってきてるんだ、ってことを暗にアピールしてるってことでしょうか。
Colin君が(これはある意味Jensenを上回るともいえるほどに)シャイすぎて、まだ今の所Bradleyの証言でしか二人の仲良しぶりが伺えないのが歯がゆいところではありますが、
ドラマの性質上、今後Conventionとかがどんどん開かれる可能性はかなりありそうだし、
いずれ正式にDVDが発売になったら、Gag Reelとか、撮影の裏側とかで、もっと寛いだColin君が見られるかもしれませんよね。
☆
さて!可愛い少年達のおかげで気持ちが和んだところで、SPN S4 EP10の感想文の続きにとりかかりたいと思います。
Supernaturalシーズン4第10話感想文②
『Merlin』最新エピソードの第11話まで見終わってしまいました…。
Merlin面白いっ!!
殊に第10話、第11話の二話というものはもう絶対にっっ!
Arthur&Merlinのコンビが二人っきりになるシーンになるたび、私のような腐のつく女子をピンポイント標的にして、心をぎゅっっと掴んで引き絞るような台詞を二人に言わせているとしか思えません…。
第10話にはこんなシーンが!
以下、BBCで現在放送中の(=日本でいつ放送になるものかわからない)Merlinのネタバレです。一応文字は伏せますが、閲覧ご注意ください。
Arthurの父の治める王国に奉公に出て以来、初めての里帰りをすることになったMerlin(実家の村が、Barbarianに襲撃されて大変なことになってるとお母さんが知らせに来たので…)が、今回帰れば最悪の場合蛮族との戦いで命を落とすことになるかもしれず、最後のお別れの気持ちを込めて
「今までお仕えできて光栄でした」
なんて全くらしくない(いっつも軽口&悪態ばっかりの二人です)改まった挨拶をするので、
実家の用が済めばすぐに帰ってくると思っていたらしいArthurが
「お前帰ってくるんだろ?」
とちょっとびっくりすると、Merlinは
「だってお母さんを守って世話をするというのは、誰の世話よりも優先しなきゃならないことだからさ。わかってくれるよね?」と…、
で、「俺がお前の立場でもそうする。それにお前は今まで俺についた召使の中でも最悪だったしな!」
なんて再びいつもの軽口&悪態に戻って笑顔で送り出すものの…、
Arthurったら!その晩森の中で野営しているMerlinのところに追いついてきて、結局Merlinの実家に一緒に里帰りしちゃうのです!
しかも実家の村にいるMerlinの元カレ(じゃなかった、親友…)とMerlinがハグして挨拶し、その後仲良くおしゃべりしていたりすると「Merlin!来い!今すぐだ!」なんて横暴に声をかけたり…、
MerlinはMerlinで村を救うためにはArthurの前で魔法の力を使わなければならないという状況になっても、「でも…Arthurは本当の僕を知っても友達でいてくれるだろうか…」と悩んで力を使うことをためらったり…、
とにかくもう例を挙げたらきりがないほどのいちゃいちゃぶりで!
二人の仲はMerlinのお母さんも完全に公認だし、
(別のエピソードでArthurのお父さんすら、ただの召使のためにお前はどうしてそこまで…とか言ってたことも)
Arthurとは兄と妹というか姉と弟のような関係のブルネットの超美人!Morganaとその召使(兼、こちらもまた親友のような感じ)の女の子のGwenも完全に二人の仲を応援してるし…。
(この女の子二人は、Arthurよりも前にMerlinと一緒に戦うと言い張ってついてきてしまったのです)
「Arthurが追いかけて来たのって、絶対Merlinのためよね。そうじゃなきゃ来やしないわ」と、こっそり噂話したり…。
(城にいる時のように、朝Merlinに着替えを手伝ってもらっているArthurを見て)「まだ一人で着替えられないの?」と茶化したり…。
ファーストシーズンも残り2話…、その放送が終わってしまったら…と考えると、SupernaturalのHiatusよりも辛いかも…。
はっ、クリプキって、私達FangirlsがHiatusの間それほど苦しまずに済むようSPNS4EP10を内容は超盛りだくさんだけれども心にあまり残らない、あんなエピソードにしてくれたとか?
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
そんな、Hiatusがなんだかちっとも辛くない、胸がおもわずうっと苦しくなるような兄弟の熱々シーンがちっとも無かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文の続きです。
残念ながら、このエピソード、どうにも集中してエピソードを見ていられないので、今回は本当にあらすじを書き出すだけということになりそうですが、なんとか感想文の続きを進めてみます。
でも終わらないかも…:
☆
天国側、地獄側の双方から狙われているという、とんでもなく面倒な存在であるAnnaを匿うことになってしまった兄弟。
天使にしろ悪魔にしろ、見つかるのは時間の問題で、さてどうしたらいいのかと思っていると、
Annaは、あたし(天使の能力のエネルギー源らしい)『Grace』を取り返すことにする(つまり大物悪魔のAlastairや下っ端天使のCastiel&Urielに対抗できる天使に戻ることにする、ということ?)と言い出します。
その『Grace』っていうのが今どこにあるかわかるのか?
あたし、時速1万マイルで落下したのよ、どこへ飛んでいっちゃったかなんてわからないわ。
するとサムが、ちょっと待って。落ちたって、空から落ちたのか?文字通りの意味で?彗星とか流れ星みたいに目に見える形でってこと?
天使が目に見える形で空から落ちてくるって…、モルダーだったら絶対に天使=Extraterrestrial(ExtraのEと、TerrestrialのTで、通称かの有名な 『ET』 とも略される地球外生命体のこと。でもX-Filesマニアは ETなんていう省略語は使わず、ちゃんとExtraterrestrialって長い単語を覚えているのです。)説を唱えたはずです。
これまでSupernaturalというドラマの世界観として、ほとんど全てのモンスターは存在するのに、(サンタさんと)宇宙人の存在は認めないという方針を通してきましたが、そろそろその辺りを曲げる気になってきたとか?
でもあくまで天使の家は、地球外の惑星ではなくて、天国だって言い張るんでしょうか?
(ボビーがいない時には物知り博士の座を独り占めできる)サムが早速調べたところによると、1985年三月、オハイオの北西上空で隕石が消えたという記録があり、それはAnnaが生まれる9ヶ月前のことで、Annaはまさにオハイオのその辺りで生まれている、とのこと。
得意げに語るサムに対してRubyがぽつっと言った
「You're pretty buff for a nerd.」(あんたってオタクのわりにすごい身体してるってことなんだね…)
という意見に私も同感です。
(そりゃあ、もちろんRubyのように実際お試しして確かめたことがあるわけではありませんけども!)
で、その同じ時にもう一つの隕石がケンタッキーに落ちてる。それがAnnaのGraceかもしれない。
AnnaのGrace奪還作戦なんかには全く乗り気じゃないRubyはサムの調査結果にも上の空で、自分の感心事を話し始めます:
天国と地獄なんていうまるで「ゴジラ対モスラ」みたいなどっちにしてもとんでもない団体同士のいざこざに引っ張り込むようなことになっちゃってごめん。
(忘れかけていましたが、悪魔がAnnaという女の子を追ってるという情報を兄弟に持ってきたのはRubyでした)
いっそAnnaなんか放り出して逃げちゃおうと暗に意思表示するRubyに、そんなことはできない、もちろんRubyが天使の存在にビビる気持ちはわかるけどさ、とサムが口を挟むと、
Rubyは、あたしが怖いのは天使なんかじゃなくて、Alastairなの!教会で会ったでしょ?アイツは事実上、下の階のGrand Inquisitor(宗教裁判所長)で、カミソリを持ったピカソよ。
(人間のWinchester兄弟に加担して仲間の悪魔たちを随分殺したりしてきているRubyとしては、Alastairに捕まれば、強烈な断罪を受けるはめになるのは目に見えてるし、その罰し方はピカソ並み、つまり普通の人間なんかには想像もできないほど想像力に富んだ恐ろしいものになる、というようなことが言いたいのでしょうか?)
だからサム、あんたは、(Annaなんかに関わってる暇があったら)Alastairと対決してアイツを地獄に送り返してやるべきなのよ、なのに今のあんたは(大好きなお兄ちゃんに会えたことですっかり気が緩んで←これは私の解釈)全く腕が鈍っちゃってる。
そうか、で、どうやって腕を磨けって?
自分でわかってるでしょう?あんたは自分が何をしなきゃならないか、わかってるはずよ。
いや、俺はもう(あんなに兄ちゃんに怖い思いをさせたり、心配かけるようなこと、という気持ちが隠れている気がします)やらない。
じゃ、せいぜいAnnaが天使のコツを取り戻せるよう祈ることね。じゃなきゃ全員死ぬわ。
☆
どうもAnnaに対してはいじわるばあさんになってしまう私なので、以下、不適切な表現がちょいちょい飛び出す可能性がありますのでご注意ください…。
AnnaがGraceを取り戻したいって言い出したから、サムがRubyと喧嘩しつつもあれこれ情報を調べてあげてるっていうのに、
(Pamelaを家まで送りにいったディーンはまだいいとして)
まさに当事者であるAnnaがサムの苦心の調査結果聞いてないじゃん!
どこ行ったのさ!
と思ったら、外で夜空を観察中、
(というか、私には、悪魔の手が触れたサムには触りたくないから、地獄に滞在経験はあるもののCastielの手形で消毒されたっぽいディーンを一口いただくチャンスを伺って、姑息にも…帰ってくるディーンを待ち伏せしてるように思えるんですけど…。はっ、こんないじわるばあさん目線になるのは、シーズン1を観始めた頃の、兄弟に関わる女性キャラが全員鬱陶しく思えたあのフェーズ以来です…。)
(そんなAnnaの企みは露知らず…)そばに弟と悪魔娘がいないのをチャンスとみたディーンは、元天使&ここ数ヶ月ずっと天使通信ラジオを傍受していたAnnaなら、ここしばらくずっと気になってることを教えてくれるかも…ということで:
一つ質問していい?天使たちってさ、俺に何させたいのかな?俺を救い出した理由ってなんだ?
でも(登場以来、天のお父様の言いつけどおりに真面目に働いているCastiel&Urielを手酷く追い払った以外-それも考えてみれば自分の身を守るためという我侭な理由-本当にこれといって役に立った試しのない)Annaは、ごめん、天使はその話題には触れてなかったから。それに(ディーンのことがあったのは)私が地上に落ちてからだし。
それも聞きたいことなんだ。どうして落ちることにした?どうして俺らなんかの仲間になろうと思ったんだ?
まさかそれ本気で言ってないでしょ?本気じゃないって?俺ら哀れなろくでなしの集まりだぜ?食って、クソして、迷って、怖がって…。どうかしら、相手を尊ぶ気持ちがあるし、許しの心や、愛もあるわ。痛みもあるぜ?(Jensenの大好きな)チョコレートケーキがあるじゃない。後悔ってのもある。(Deanの大好きな)セックス。
(このやりとりも…、でももう文句を言い出すとキリがないので我慢します)
で、(一応)納得。というディーンに、本気で言ってるのよ。悪い感情も含めてあらゆる感情。それこそが、私が天から落ちた理由。それが、天に戻らずに済むならなんでも引き換えにしようとすら思う理由。(地上に残るためなら)なんでも差し出すわ。
(エピローグへ向けての展開で、それほどまでに戻りたくない天界に、あたしは兄弟のために戻ってあげるのだ、という流れで、ディーンに罪の意識を押し付けるに違いないといういかにもな論理展開が、あまりにミエミエで!なんとも恩着せがましくって!イラっとします。
でも今後の展開に重要かもしれないので、一応以降の会話の内容をざーっと書き出しておきたいと思いますが、どうも集中力に欠けるので、私の解釈および翻訳には大きく間違いが含まれる可能性がありますのでご注意願います。)
俺には感情ってものを過剰評価してるように思えるけどな。天使でいることってうんざりするのよ。どうしてそんなことがあり得る?あんたらって凄い力を持ってて、完璧なのにさ。自分自身とか、神様に対してとか、とにかく何にでも迷いってものがないんだろ。
完璧…、まるで大理石の彫刻みたいにね。冷たくて、選択の余地がないの。求められるのは従順さだけ。ディーン、何人の天使が実際に神のお顔を目にしていると思う?
神様の顔?全員だろ?
四人よ。で、私はその一人じゃない。
(Castielたちを鼻息で吹き飛ばせるほどのあたしが顔見てないのよ、とでも言いたいわけ?)
そんだけか?そんなんで、神様がいるってどうやって確信できんだよ?
私達は、あくまでFaith(信じる心)に基づいて、神の存在を信じなきゃならない、Faithを失えば私達は生きてる意味がないってこと。
(そりゃあ天使なんていう仕事をしている以上、Faithが存在理由だっていうのは当たり前のように思えるし、Annaがこの後で明らかにする天使時代の任務についても、全然大したことないように思えるんですけど…単なる可愛い人間であるDeanですら地獄で40年耐え忍んだんだから!)
私は地球に2千年間駐屯させられた。ただ、…黙って、…見てるだけ、誰の目にも触れないまま。家から遠く離れて、家が恋しくて。(お目にかかって)理解することも許されない不可知の父上からの命令をひたすら待って。だから(なんで人間なんかが羨ましいのかなんて?ってこと?はあー馬鹿ばかしい!)言わないで…。
Annaの演説の最後の部分を耳にしてくすくすと笑い始めたディーンに。
何がおかしいの?何?
Dean: Nothing. Sorry. It's just... I can relate.
なんでもない。悪い。ただ…俺あんたの気持ちわかると思ってさ。
クリプキ!!!!きい~~っっ!
ああ~~っっ、ムカツク!!!
またこの理屈引っ張り出すの?!
ディーンは、父ちゃんの命令に盲目的に従ってた自分の意思を持たないちっぽけな Little Soldierだっていう?!世にも薄っぺらなあの理屈を?!
もうその陳腐でいかにもありきたりな『父と子の確執』理論にはうんざりなんですけどっ!!
これまではなんとか『ディーンの遅れてきた反抗期』だと解釈し、いつか本物のJDMを連れてきて
「Dean、父ちゃんはお前を愛してて、何よりも大切に思ってるぞ」
と言ってもらうことで簡単に解決すること、と、なんとか自分を納得させてきたものの…、
伝家の宝刀みたいにこう毎度毎度便利にこの理屈を持ち出されると、このまま父ちゃんに罪を被せたまま、薄っぺらな設定を押し通していくつもりなんじゃ…?という嫌な予感すら湧いてきます。
シーズン1で、たった一人でメグと対決するために出かける父ちゃんのことをディーンがどんなに心配したか、
あの時の二人のやりとりだけを見ても、決してディーンが成長する過程で、父ちゃんがただの横暴おやじだったなんてとても思えない、つまりディーンは父ちゃんがあの極限の環境で息子達に注いでいた精一杯の愛情をちゃんと受け取って育っていたことの証拠だといえるはずだし、
シーズン2でなんか、意識不明の重体に陥ったディーンを救うために父ちゃんは、十年の余命どころか、一年の余命も、それこそ飴玉一つすらも代わりに要求することなく、むしろ当時としては世界に唯一つの悪魔を殺す武器だったコルトまで追加して自分の命を投げ出したんだし、
ディーンの無事を見届けた後の最後の別れの時には、小さいサムの面倒に加えて、自分の面倒まで見させることになって悪かった、お前のことは本当に誇りに思ってる、という西欧文明の父子間の和解で欠かせない究極の切り札ともいえる「誇り」をちゃんと持ち出して、父ちゃんはディーンのことをしっかり愛してたよ、と伝えたわけでしょう?
シーズン3では、父ちゃんがサムのサッカーのトロフィーとか、ディーンが初めて自作したSawed-offだとか、愛する可愛い息子たちの子供時代の記念品を大切に倉庫に保管してたことも明らかになったし、
シーズン3の幽霊電話の回では、JDMの本物の声で
「弟のために命を投げ出すなんて馬鹿なことをなぜしたんだ。愛しているお前に、そんな馬鹿なことをして欲しくなかった」(以上、うろ覚えの記憶からで、嘘っぱちだったらすみません)
という台詞が。
(この電話は、後からモンスターの仕業だったことが明らかになったとはいえ、このモンスターは、いかにも真実味のある情報を織り交ぜて、電話の相手を信用させ自殺行為に走らせるという匠の技を持っていたのである以上、上の電話の父ちゃんの言葉は、本物の父ちゃんがいたとしたら言ったであろう言葉にかなり近いはず)
☆
こんな出来損ないもいいところの全くもって天使なんていうのもおこがましいAnnaに誘導される形で、(私もディーンも)心から愛している父ちゃんに対しこんな当てこすりまがいの台詞をディーンに言わせた、私の怒りが今にも爆発しようとした時(もう充分爆発してるか…)、
兄ちゃんがおかしな女に食い物にされそうだという気配を比較的敏感に察知できる傾向を持つ、どんどん素敵になる弟サムの巨大なぼんやりした姿が背後に現れ
『Hey!』
と、控えめではありながらも絶妙なタイミングで声をかけてくれます。
そしてついにAnnaのGraceの在りかについての手掛かりを掴んだということになるのですが…。
ふと気付けば、前回の分から、ほんの数分しか進んでいないのですけれども、また色々脇道に逸れすぎて、無駄に長くなってしまったので、ここでまた投稿してしまうことにします…。
次回こそ終わりにできると思うのですが。
Merlin面白いっ!!
殊に第10話、第11話の二話というものはもう絶対にっっ!
Arthur&Merlinのコンビが二人っきりになるシーンになるたび、私のような腐のつく女子をピンポイント標的にして、心をぎゅっっと掴んで引き絞るような台詞を二人に言わせているとしか思えません…。
第10話にはこんなシーンが!
以下、BBCで現在放送中の(=日本でいつ放送になるものかわからない)Merlinのネタバレです。一応文字は伏せますが、閲覧ご注意ください。
Arthurの父の治める王国に奉公に出て以来、初めての里帰りをすることになったMerlin(実家の村が、Barbarianに襲撃されて大変なことになってるとお母さんが知らせに来たので…)が、今回帰れば最悪の場合蛮族との戦いで命を落とすことになるかもしれず、最後のお別れの気持ちを込めて
「今までお仕えできて光栄でした」
なんて全くらしくない(いっつも軽口&悪態ばっかりの二人です)改まった挨拶をするので、
実家の用が済めばすぐに帰ってくると思っていたらしいArthurが
「お前帰ってくるんだろ?」
とちょっとびっくりすると、Merlinは
「だってお母さんを守って世話をするというのは、誰の世話よりも優先しなきゃならないことだからさ。わかってくれるよね?」と…、
で、「俺がお前の立場でもそうする。それにお前は今まで俺についた召使の中でも最悪だったしな!」
なんて再びいつもの軽口&悪態に戻って笑顔で送り出すものの…、
Arthurったら!その晩森の中で野営しているMerlinのところに追いついてきて、結局Merlinの実家に一緒に里帰りしちゃうのです!
しかも実家の村にいるMerlinの元カレ(じゃなかった、親友…)とMerlinがハグして挨拶し、その後仲良くおしゃべりしていたりすると「Merlin!来い!今すぐだ!」なんて横暴に声をかけたり…、
MerlinはMerlinで村を救うためにはArthurの前で魔法の力を使わなければならないという状況になっても、「でも…Arthurは本当の僕を知っても友達でいてくれるだろうか…」と悩んで力を使うことをためらったり…、
とにかくもう例を挙げたらきりがないほどのいちゃいちゃぶりで!
二人の仲はMerlinのお母さんも完全に公認だし、
(別のエピソードでArthurのお父さんすら、ただの召使のためにお前はどうしてそこまで…とか言ってたことも)
Arthurとは兄と妹というか姉と弟のような関係のブルネットの超美人!Morganaとその召使(兼、こちらもまた親友のような感じ)の女の子のGwenも完全に二人の仲を応援してるし…。
(この女の子二人は、Arthurよりも前にMerlinと一緒に戦うと言い張ってついてきてしまったのです)
「Arthurが追いかけて来たのって、絶対Merlinのためよね。そうじゃなきゃ来やしないわ」と、こっそり噂話したり…。
(城にいる時のように、朝Merlinに着替えを手伝ってもらっているArthurを見て)「まだ一人で着替えられないの?」と茶化したり…。
ファーストシーズンも残り2話…、その放送が終わってしまったら…と考えると、SupernaturalのHiatusよりも辛いかも…。
はっ、クリプキって、私達FangirlsがHiatusの間それほど苦しまずに済むようSPNS4EP10を内容は超盛りだくさんだけれども心にあまり残らない、あんなエピソードにしてくれたとか?
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
そんな、Hiatusがなんだかちっとも辛くない、胸がおもわずうっと苦しくなるような兄弟の熱々シーンがちっとも無かったSupernaturalシーズン4第10話の感想文の続きです。
残念ながら、このエピソード、どうにも集中してエピソードを見ていられないので、今回は本当にあらすじを書き出すだけということになりそうですが、なんとか感想文の続きを進めてみます。
でも終わらないかも…:
☆
天国側、地獄側の双方から狙われているという、とんでもなく面倒な存在であるAnnaを匿うことになってしまった兄弟。
天使にしろ悪魔にしろ、見つかるのは時間の問題で、さてどうしたらいいのかと思っていると、
Annaは、あたし(天使の能力のエネルギー源らしい)『Grace』を取り返すことにする(つまり大物悪魔のAlastairや下っ端天使のCastiel&Urielに対抗できる天使に戻ることにする、ということ?)と言い出します。
その『Grace』っていうのが今どこにあるかわかるのか?
あたし、時速1万マイルで落下したのよ、どこへ飛んでいっちゃったかなんてわからないわ。
するとサムが、ちょっと待って。落ちたって、空から落ちたのか?文字通りの意味で?彗星とか流れ星みたいに目に見える形でってこと?
天使が目に見える形で空から落ちてくるって…、モルダーだったら絶対に天使=Extraterrestrial(ExtraのEと、TerrestrialのTで、通称かの有名な 『ET』 とも略される地球外生命体のこと。でもX-Filesマニアは ETなんていう省略語は使わず、ちゃんとExtraterrestrialって長い単語を覚えているのです。)説を唱えたはずです。
これまでSupernaturalというドラマの世界観として、ほとんど全てのモンスターは存在するのに、(サンタさんと)宇宙人の存在は認めないという方針を通してきましたが、そろそろその辺りを曲げる気になってきたとか?
でもあくまで天使の家は、地球外の惑星ではなくて、天国だって言い張るんでしょうか?
(ボビーがいない時には物知り博士の座を独り占めできる)サムが早速調べたところによると、1985年三月、オハイオの北西上空で隕石が消えたという記録があり、それはAnnaが生まれる9ヶ月前のことで、Annaはまさにオハイオのその辺りで生まれている、とのこと。
得意げに語るサムに対してRubyがぽつっと言った
「You're pretty buff for a nerd.」(あんたってオタクのわりにすごい身体してるってことなんだね…)
という意見に私も同感です。
(そりゃあ、もちろんRubyのように実際お試しして確かめたことがあるわけではありませんけども!)
で、その同じ時にもう一つの隕石がケンタッキーに落ちてる。それがAnnaのGraceかもしれない。
AnnaのGrace奪還作戦なんかには全く乗り気じゃないRubyはサムの調査結果にも上の空で、自分の感心事を話し始めます:
天国と地獄なんていうまるで「ゴジラ対モスラ」みたいなどっちにしてもとんでもない団体同士のいざこざに引っ張り込むようなことになっちゃってごめん。
(忘れかけていましたが、悪魔がAnnaという女の子を追ってるという情報を兄弟に持ってきたのはRubyでした)
いっそAnnaなんか放り出して逃げちゃおうと暗に意思表示するRubyに、そんなことはできない、もちろんRubyが天使の存在にビビる気持ちはわかるけどさ、とサムが口を挟むと、
Rubyは、あたしが怖いのは天使なんかじゃなくて、Alastairなの!教会で会ったでしょ?アイツは事実上、下の階のGrand Inquisitor(宗教裁判所長)で、カミソリを持ったピカソよ。
(人間のWinchester兄弟に加担して仲間の悪魔たちを随分殺したりしてきているRubyとしては、Alastairに捕まれば、強烈な断罪を受けるはめになるのは目に見えてるし、その罰し方はピカソ並み、つまり普通の人間なんかには想像もできないほど想像力に富んだ恐ろしいものになる、というようなことが言いたいのでしょうか?)
だからサム、あんたは、(Annaなんかに関わってる暇があったら)Alastairと対決してアイツを地獄に送り返してやるべきなのよ、なのに今のあんたは(大好きなお兄ちゃんに会えたことですっかり気が緩んで←これは私の解釈)全く腕が鈍っちゃってる。
そうか、で、どうやって腕を磨けって?
自分でわかってるでしょう?あんたは自分が何をしなきゃならないか、わかってるはずよ。
いや、俺はもう(あんなに兄ちゃんに怖い思いをさせたり、心配かけるようなこと、という気持ちが隠れている気がします)やらない。
じゃ、せいぜいAnnaが天使のコツを取り戻せるよう祈ることね。じゃなきゃ全員死ぬわ。
☆
どうもAnnaに対してはいじわるばあさんになってしまう私なので、以下、不適切な表現がちょいちょい飛び出す可能性がありますのでご注意ください…。
AnnaがGraceを取り戻したいって言い出したから、サムがRubyと喧嘩しつつもあれこれ情報を調べてあげてるっていうのに、
(Pamelaを家まで送りにいったディーンはまだいいとして)
まさに当事者であるAnnaがサムの苦心の調査結果聞いてないじゃん!
どこ行ったのさ!
と思ったら、外で夜空を観察中、
(というか、私には、悪魔の手が触れたサムには触りたくないから、地獄に滞在経験はあるもののCastielの手形で消毒されたっぽいディーンを一口いただくチャンスを伺って、姑息にも…帰ってくるディーンを待ち伏せしてるように思えるんですけど…。はっ、こんないじわるばあさん目線になるのは、シーズン1を観始めた頃の、兄弟に関わる女性キャラが全員鬱陶しく思えたあのフェーズ以来です…。)
(そんなAnnaの企みは露知らず…)そばに弟と悪魔娘がいないのをチャンスとみたディーンは、元天使&ここ数ヶ月ずっと天使通信ラジオを傍受していたAnnaなら、ここしばらくずっと気になってることを教えてくれるかも…ということで:
一つ質問していい?天使たちってさ、俺に何させたいのかな?俺を救い出した理由ってなんだ?
でも(登場以来、天のお父様の言いつけどおりに真面目に働いているCastiel&Urielを手酷く追い払った以外-それも考えてみれば自分の身を守るためという我侭な理由-本当にこれといって役に立った試しのない)Annaは、ごめん、天使はその話題には触れてなかったから。それに(ディーンのことがあったのは)私が地上に落ちてからだし。
それも聞きたいことなんだ。どうして落ちることにした?どうして俺らなんかの仲間になろうと思ったんだ?
まさかそれ本気で言ってないでしょ?本気じゃないって?俺ら哀れなろくでなしの集まりだぜ?食って、クソして、迷って、怖がって…。どうかしら、相手を尊ぶ気持ちがあるし、許しの心や、愛もあるわ。痛みもあるぜ?(Jensenの大好きな)チョコレートケーキがあるじゃない。後悔ってのもある。(Deanの大好きな)セックス。
(このやりとりも…、でももう文句を言い出すとキリがないので我慢します)
で、(一応)納得。というディーンに、本気で言ってるのよ。悪い感情も含めてあらゆる感情。それこそが、私が天から落ちた理由。それが、天に戻らずに済むならなんでも引き換えにしようとすら思う理由。(地上に残るためなら)なんでも差し出すわ。
(エピローグへ向けての展開で、それほどまでに戻りたくない天界に、あたしは兄弟のために戻ってあげるのだ、という流れで、ディーンに罪の意識を押し付けるに違いないといういかにもな論理展開が、あまりにミエミエで!なんとも恩着せがましくって!イラっとします。
でも今後の展開に重要かもしれないので、一応以降の会話の内容をざーっと書き出しておきたいと思いますが、どうも集中力に欠けるので、私の解釈および翻訳には大きく間違いが含まれる可能性がありますのでご注意願います。)
俺には感情ってものを過剰評価してるように思えるけどな。天使でいることってうんざりするのよ。どうしてそんなことがあり得る?あんたらって凄い力を持ってて、完璧なのにさ。自分自身とか、神様に対してとか、とにかく何にでも迷いってものがないんだろ。
完璧…、まるで大理石の彫刻みたいにね。冷たくて、選択の余地がないの。求められるのは従順さだけ。ディーン、何人の天使が実際に神のお顔を目にしていると思う?
神様の顔?全員だろ?
四人よ。で、私はその一人じゃない。
(Castielたちを鼻息で吹き飛ばせるほどのあたしが顔見てないのよ、とでも言いたいわけ?)
そんだけか?そんなんで、神様がいるってどうやって確信できんだよ?
私達は、あくまでFaith(信じる心)に基づいて、神の存在を信じなきゃならない、Faithを失えば私達は生きてる意味がないってこと。
(そりゃあ天使なんていう仕事をしている以上、Faithが存在理由だっていうのは当たり前のように思えるし、Annaがこの後で明らかにする天使時代の任務についても、全然大したことないように思えるんですけど…単なる可愛い人間であるDeanですら地獄で40年耐え忍んだんだから!)
私は地球に2千年間駐屯させられた。ただ、…黙って、…見てるだけ、誰の目にも触れないまま。家から遠く離れて、家が恋しくて。(お目にかかって)理解することも許されない不可知の父上からの命令をひたすら待って。だから(なんで人間なんかが羨ましいのかなんて?ってこと?はあー馬鹿ばかしい!)言わないで…。
Annaの演説の最後の部分を耳にしてくすくすと笑い始めたディーンに。
何がおかしいの?何?
Dean: Nothing. Sorry. It's just... I can relate.
なんでもない。悪い。ただ…俺あんたの気持ちわかると思ってさ。
クリプキ!!!!きい~~っっ!
ああ~~っっ、ムカツク!!!
またこの理屈引っ張り出すの?!
ディーンは、父ちゃんの命令に盲目的に従ってた自分の意思を持たないちっぽけな Little Soldierだっていう?!世にも薄っぺらなあの理屈を?!
もうその陳腐でいかにもありきたりな『父と子の確執』理論にはうんざりなんですけどっ!!
これまではなんとか『ディーンの遅れてきた反抗期』だと解釈し、いつか本物のJDMを連れてきて
「Dean、父ちゃんはお前を愛してて、何よりも大切に思ってるぞ」
と言ってもらうことで簡単に解決すること、と、なんとか自分を納得させてきたものの…、
伝家の宝刀みたいにこう毎度毎度便利にこの理屈を持ち出されると、このまま父ちゃんに罪を被せたまま、薄っぺらな設定を押し通していくつもりなんじゃ…?という嫌な予感すら湧いてきます。
シーズン1で、たった一人でメグと対決するために出かける父ちゃんのことをディーンがどんなに心配したか、
あの時の二人のやりとりだけを見ても、決してディーンが成長する過程で、父ちゃんがただの横暴おやじだったなんてとても思えない、つまりディーンは父ちゃんがあの極限の環境で息子達に注いでいた精一杯の愛情をちゃんと受け取って育っていたことの証拠だといえるはずだし、
シーズン2でなんか、意識不明の重体に陥ったディーンを救うために父ちゃんは、十年の余命どころか、一年の余命も、それこそ飴玉一つすらも代わりに要求することなく、むしろ当時としては世界に唯一つの悪魔を殺す武器だったコルトまで追加して自分の命を投げ出したんだし、
ディーンの無事を見届けた後の最後の別れの時には、小さいサムの面倒に加えて、自分の面倒まで見させることになって悪かった、お前のことは本当に誇りに思ってる、という西欧文明の父子間の和解で欠かせない究極の切り札ともいえる「誇り」をちゃんと持ち出して、父ちゃんはディーンのことをしっかり愛してたよ、と伝えたわけでしょう?
シーズン3では、父ちゃんがサムのサッカーのトロフィーとか、ディーンが初めて自作したSawed-offだとか、愛する可愛い息子たちの子供時代の記念品を大切に倉庫に保管してたことも明らかになったし、
シーズン3の幽霊電話の回では、JDMの本物の声で
「弟のために命を投げ出すなんて馬鹿なことをなぜしたんだ。愛しているお前に、そんな馬鹿なことをして欲しくなかった」(以上、うろ覚えの記憶からで、嘘っぱちだったらすみません)
という台詞が。
(この電話は、後からモンスターの仕業だったことが明らかになったとはいえ、このモンスターは、いかにも真実味のある情報を織り交ぜて、電話の相手を信用させ自殺行為に走らせるという匠の技を持っていたのである以上、上の電話の父ちゃんの言葉は、本物の父ちゃんがいたとしたら言ったであろう言葉にかなり近いはず)
☆
こんな出来損ないもいいところの全くもって天使なんていうのもおこがましいAnnaに誘導される形で、(私もディーンも)心から愛している父ちゃんに対しこんな当てこすりまがいの台詞をディーンに言わせた、私の怒りが今にも爆発しようとした時(もう充分爆発してるか…)、
兄ちゃんがおかしな女に食い物にされそうだという気配を比較的敏感に察知できる傾向を持つ、どんどん素敵になる弟サムの巨大なぼんやりした姿が背後に現れ
『Hey!』
と、控えめではありながらも絶妙なタイミングで声をかけてくれます。
そしてついにAnnaのGraceの在りかについての手掛かりを掴んだということになるのですが…。
ふと気付けば、前回の分から、ほんの数分しか進んでいないのですけれども、また色々脇道に逸れすぎて、無駄に長くなってしまったので、ここでまた投稿してしまうことにします…。
次回こそ終わりにできると思うのですが。
2008年11月30日日曜日
Supernaturalシーズン4第10話感想文①
いきなり話がそれて恐縮ですが、BBCドラマの『Merlin』が面白いです。
これまでもSupernaturalがHiatusに入る度に、心の隙間を埋めたいという心理でも働くのか、何か心のときめきを求めて新しいドラマを見始めたりしたものなのですが、
(脚本家ストの間には、Make me a supermodelというリアリティテレビに強烈にはまり込んだこともありましたっけ…)
今回は、まだSPN第10話の感想文にも手をつけない内に、しばらく前からかなり面白いと噂だけは聞いていたBBCの限定13話のドラマシリーズという
『Merlin』
というドラマを見始めてしまい、現在どっぷりはまりつつあります。
英国の伝説的勇者アーサー王(架空の人物だったのですね!)と、そのアーサー王を影で支え名君へと成長させたと言われる魔法使いマーリン。
その二人が少年時代に出会い、さまざまな苦難を共に乗り越えつつ一人は偉大な王の座を受け継ぐものとして、もう一人はこれも偉大な魔法使いとして成長し、友情を深めていくという騎士道精神に満ちた勧善懲悪の物語は、本当に理屈抜きに楽しめる爽快なドラマです。
2009年1月からはアメリカでも放送が始まるようですが、日本でも早く放送して欲しいものです!
NHKとかで、既に放映権を獲得していていそうな気もするけれども、スーパーマンの少年時代を描くSmallvillみたいに教育テレビで無理やり30分番組に分断して放送するなんていう暴挙だけはやめて欲しい…。
それにしても:
厳しい父王との軋轢に時に悩みつつ、そのとにかく高圧的な父への鬱憤もあってか、登場シーンではいけすかない単なるいじめっ子だったまだ王子のArthurは、一話、また一話と進むうちに誇り高く高潔な騎士としてどんどん素敵になっていくし!
(この子って、童顔といえるくらいの端正な顔立ちに反して騎士らしく姿勢のいい身体はかなりしっかりがっちりしていて、剣さばきなんかは毎度うっとりするくらい素敵で、正直言うと私の中では時どきJensenと被ります…)
(Arthurの父が治める「魔法一切禁止!使ったら即死刑!」という国で)生まれ持った桁外れの魔法の力をまだどうしていいかもわからず、(今のところ私が見る限り)周囲の人間にとってのトラブルのタネになってばかりいる、魔法使いの修行を始めたばかりのMerlinもどうにも憎めないなんとも愛すべきキャラクターで!
(ひょろっとした体つき&ファニーフェイスのMerlinですが、その子供らしい素直で屈託のない性格は、Conventionなどの場で見せるJaredのとにかく明るい少年らしさを彷彿としたりして…、つまり!Merlinって…、腐のつくFangirlにとっても色々と魅力的なドラマということ)
この二人が喧嘩をしたり、悪態をついたりしながらも、お互いのためになんの躊躇いもなく自らの命を投げ出したりするわけです。
それから剣に鎧に魔法に呪文にドラゴンに伝説のモンスターに!
とにかく私のようなタイプの視聴者が引き込まれる要素がふんだんに溢れているってことで…。
BBCでは既にセカンドシーズンの制作が決まりそうということですが…、
あれ???
Supernaturalシーズン4第10話の感想文を書くはずでした。
『Merlin』にはまってしまいました、と一言だけ触れるつもりが…。
すっかり脇道にそれてしまいましたが、とにかくなんとか頭を切り替えてSam&Deanの冒険の物語に戻りたいと思います。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
Supernaturalシーズン4第10話は、前の週の衝撃の第9話からの『続き…』でもあり、
毎週のエピソードの放送すら待ちきれない思いで待っているファンにとっては、そんなに長くお休みしなくてもいいんじゃない?…とつい不満の一つも洩らしたくなる毎年恒例のサンクスギビングから年明けの1月半ばまでの冬のHiatusに入る前の…、
つまり2008年最後ともなるエピソードということで、
一体どれほど凄いクリフハンガーが待ち構えているのかと過剰に期待&警戒しすぎたということもあるのかもしれませんが、
くどいようですが、2008年最後のエピソードとなるSupernaturalシーズン4第10話、
鑑賞直後の素直な感想は、『んー、かなり予想と違った…』という印象。
さらに辛口なことを言ってしまうなら(先日いただいたkyuさんのコメントでも少々触れられていましたけれども)最後のディーンの独白シーンを除いて…、(とはいえあのシーンも、台詞の内容がどうこうというより一重にJensenの名演技があってこそという感じもあります)クリプキの男性目線の浅はかさというか、『乙女心がわかってない!』部分をまざまざと見せ付けられてしまった…というような残念な後味が残ってしまった気がします。
前回のSera Gambleの脚本が、(サムを演じるJaredとしてはヌード&涙シーンの波状攻撃で厳しいものがあるとしても)乙女心を絶妙にくすぐるきめ細かい感情描写&兄弟の関係に対する深い考察に満ちた台詞に溢れていた名作であっただけに、
そこから『To be continued』でワクワクと引っ張られた今回のエピソードの(感情面の機微とでもいったものに対する)男性目線特有の薄っぺらさにはちょっと拍子抜けするような、なんというか正直少々のガッカリ感すら覚えたほどです。
まあ、今回は、あまりに複雑&壮大になってしまったMythologyの設定に幾分かでも回答を与えて整理し、今後のストーリーの大きな飛躍のための準備を固めたエピソードだった、
つまり、(ファイナルシーズンとする予定だったシーズン4の大団円のラストに向け?)広げすぎてしまった大風呂敷を、もう1シーズンもたせるためにも、この辺でちょっと畳んどこう…とでも思ったということなのかもしれませんが、
YEDの 『Endgame』 のこともLilithによる 『Lucifer』 復活作戦のことも放りっぱなしの状態で、この上さらに元Fallen Angelから(なんだかそれほどの大した動機付けもなく、え?天使から人間になったり、また天使に戻ったりってそんな簡単なことなの?という感じで)あっさり現役に復帰した(らしい)Annaなんていうキャラクターを追加して、この後どのようにストーリーを展開させ、収拾をつけていくつもりなのか、
まさか今回のAnnaの投入って、Deanと父ちゃんの関係を(またもや!)蒸し返して、ここでもう一段Deanの更なる自我の成長を促進させる、なんていう目的のために単発で挿入されたキャラクターだ、なんていわないでしょう?
YED に Ruby に Lilith に Lucifer に Castiel に Uriel に Alastair だけでも、本当にそこまで話を広げて大丈夫?という感じだったのに、もしAnnaが今後もなんらかの形でストーリーに関わってくるのだとすると、
本当に話をうまくまとめていけるんですか?という疑念を拭い去れません。
扱いに困るとあっさり存在を消しちゃおうか!ということになるのもSPNの常套手段なので、もう手に負えませんとなったらAnnaもあっさり退場、ということになるのかもしれませんが、
(Anna、EP10のあの展開で退場、ではないですよね?)
っていうか、今回の第10話で、Alastairは処分されたことになっちゃってるのでしょうか?
サムの全力の「Hand of Ipecac」では軽く咳き込んだ程度の大物悪魔が、Annaの気楽な思いつきとしか思えない「あたしまた天使に戻ることにする」という騒ぎに巻き込まれる事故のような形で、今回限りの退場になってしまうということだったとしたら、(手強い敵があっさり消えてくれた!と兄弟のことを思ってほっとする反面)ちょっと寂しい気もします。
☆
(いつまでたっても私達の目にはあまり判然とはしてこないけれども)Antichrist的素養をもつサムと、
地獄で40年間、Alastairなんていう超一流の悪魔じきじきの指導の元、悪魔としての修行をみっちりと積まされてしまった後、天使から何らかの素質?能力?を見込まれて天使のお仕事をお手伝いするためにリクルートされたディーン、
と、兄弟はそれぞれに、この大きな天使vs.悪魔の戦いの中でも充分に存在感を主張できるということなのかもしれませんが、今回の第10話ではなんだか随分兄弟の影が薄かったようにも…。
今後も天国vs.地獄の戦いがMythologyエピソードの中心に据えられるのだとすると、兄弟の存在感大丈夫なの?という心配も。
ま、これまでもずーっと私達ファンの心を鷲掴みにしては引きずり回してくれたSPN制作陣ではあるので、
あまり無駄にいらぬ詮索をせず、まずはシーズン4残りの12話、それから(現時点で継続は既に決定済みということのようである)シーズン5の展開を楽しみに追いかけていくというのが大切ですよね。
(ちょっと油断している間にMerlinに体力を奪われたりしているところでもあるので)
今回の感想文は以上ということで…としてしまいたい誘惑にも駆られますが、冬のHiatus明け、「どういうことになってたんだっけ?」と思い出す時のため、なんとか覚書程度にでもエピソードを振り返っておきたいと思います。
☆
悪魔の追っ手から身を隠すため兄弟&Ruby&Annaが潜伏しているキャビンを突然訪問したと思ったら、「Annaは死なねばならない」なんて言い出したCastiel(&Uriel)。
Annaは天使のおしゃべりを傍受したかもしんないけどさ、そんなの殺すほどの理由にはならないだろ?というディーンに、心配するな、優しく殺してやるから、とUriel。
Dean: You're some heartless sons of bitches, you know that?
あんたらってホント、心もへったくれもないヤツラだよな、それ自分でわかってるか?
Castiel: As a matter of fact, we are. And?
実際のところ、我らに心などない。だからなんだ?
Sam: And? Anna's an innocent girl.
だからなんだ? Annaは何の罪もないただの女の子じゃないか。
Castiel: She is far from innocent.
何の罪もないなどとは真実とは程遠い。
Sam: What's that supposed to mean?
それってどういう意味だよ?
Uriel: It means she's worse than this abomination you've been screwing. Now give us the girl.
それはつまり彼女はお前が関係を持っているこの醜悪な悪魔などよりよほどたちが悪いということだ。さあ、あの娘を我々に渡せ。
天使の言葉として訳すためかろうじて「関係を持っている」としましたが、Screw って、(セックスを)ヤッてるというかなり俗な感じの言葉ですよね。
Deanと話す度に今時の言葉を少しずつ覚えて、「君たちの言葉で言えば…」なんてちょっと控えめに新しい言葉を使ってみたりしていたCastielに比べて、Urielは人間の今時のスラングもよく知っているということなのか…、
この辺りの「天使がそんな言葉使う?」と思ってしまうような言い回しの選択基準も今回の脚本担当(Teleplay by Eric Kripke, Story by Trevor Sandsってどういうこと?)の男性陣の薄っぺらさゆえ?と、思ってしまうのは、さすがに私の見方が厳しくなりすぎているのかも…。
高飛車な天使の物言いに、ディーンは「この娘は渡せないね。相手が欲しけりゃ出会い系サイトでも当たってみろよ」なんて突っぱねると、
(ディーンが当たってみろと言ってるJ-Dateって、ユダヤ人(Jewish)の独身者向けの出会い系サイトのようですね?新しく出てきた預言者なんて信じない!という『神様』だけを信じる信仰心の厚い人たち=ユダヤ人だから?)
いけ好かない人間とか悪魔なんていう下等生物たちを捻り潰してやりたいと常々思っていたらしいUrielがまずはRubyを、それからディーンを痛めつけ始めます。
一方のCastielは、必殺の「おでこに、ちょんっ」でサムの意識を奪い、ついにAnnaの隠れる部屋のドアの取っ手に触れた瞬間、キャビンに白い光が満ちて、CastielとUrielが何かに吸い出されるように消えてしまいます。
ディーンがAnnaのいる部屋を明けると、腕につけた傷から流れ出た血で鏡に謎のマークを書いたAnnaが、
「自分でもどうやったのかわからないけど、ふと(天使を追い払う方法が)頭の中に浮かんで、天使たちを遠くに追い払った」
と、とんでもないことを言い出します。
Annaにこんなことができる以上、天使たちがAnnaを始末しようとするのは、天使のおしゃべり通信網ラジオの傍受なんていうことだけが理由じゃなく、CastielがAnnaはInnocent とは程遠いと言ったことにも信憑性が出てきます。
Annaって何者なの…?
今の所はAnnaが遠くへ追っ払ったとしても遅かれ早かれ天使たちはまた戻ってくるはず、ということで、4人は、ボビーの家の「悪魔なんか敷居にすら触れられない」というS4EP2で初登場した鉄で覆われたシェルターにAnnaを隠し、
Rubyが昔取った杵柄で用意した『悪魔からも天使からも姿を隠す』という呪い袋(Hex Bag)もAnnaに持たせます。
(この辺りのディーンとRubyのやり取りも…、「(悪魔なんかっていうあんたの言葉)人種差別に聞こえるんだけど」「(下の階の)下院議員にでも訴えの手紙を書けよ」と微妙な嫌味の応酬なんかもちゃんと盛り込んではあるものの、Hex Bagを用意してくれたことに「Thanks, Ruby」と礼を言うディーンに、微かに笑顔を見せたりするRubyって…。
うーん、確かに先週の流れからすればこういう演出をせずにはいられない気持ちもわかるとはいえ、なんか薄っぺらい!…と、このEP10を見ている間どうも辛口目線になってしまう私としては、どうして思ってしまうのです。)
それにしてもボビーおじさんの家にやってきたのに、ボビーおじさんはどこ?と思いましたよね?
兄弟の会話によると、ボビーはもし家の中のものを何か壊したら弁償すること、との伝言を残してドミニカ共和国に出かけてしまったとのこと。
仕事?(←12/1修正)そうであることを祈るよ。そうじゃなきゃ、いつものトラッカーキャップを被ってバナナハンモックでHedonism(性への耽溺)の真っ最中ってことだもんな。兄ちゃんがそんなこというから、そんなイメージが俺の脳みそに焼きついたじゃないか。
ということで、ボビーは現在のんびりと南国でのバカンスを楽しんでいる、ということのよう。
(ということで、こちらも修正:ボビーは仕事でドミニカに行ってるということで…ん?↓の『Harper’s Island』ってひょっとしてドミニカにあるとか?このドラマの詳細についてはなにも知らないので、全然見当違いかもしれませんが…)
でも実はBobby役のJim Beaverは現在2009年から放送が始まる別のドラマ『Harper’s Island』(このドラマには先代RubyのKatie Cassidyも参加してるのですね!)の現場に連れ去られてしまっていて、そちらの撮影のきりがつくまで、つまりSupernaturalにはこの第4シーズンのかなり後のエピソードになるまで出演できないかもしれない、という話なのですよね。
(少し前のJimのインタビューで、SPNは兄弟のドラマなのに、最近ボビーがでしゃばりすぎるなんていう声もあるみたいだな、だから別のドラマ出演をきっかけにしばらく姿を消すのもいいかもしれない、なんて寂しそうにぽつっと言っていたのをちらっと見たような気もするのですが、本当にそんなこと言ってる人いるの!?)
JohnパパことJDMも、ちょっと油断している間にSPNの裏番組の「グレイズアナトミー」に監禁状態にされ、そこから映画、映画、映画で大忙しになってしまって愛する二人の可愛い息子達のところに帰れなくなってしまったのであったことを思い出します。
そんなJDMも(心底息子たちを愛するがゆえのあのパパのキャラクターであることが、薄っぺらいクリプキ演出のおかげで!浅はかな視聴者に伝わらず←以上はあくまで私の個人的意見ですけれども…)Johnパパバッシングをしているサイトに入っていってファンと討論したことがある、なんて語っていたことがありましたよね。
ま、それはともかく、ハンサムで美形の若手のアイドル俳優二人を相手にしてすら、まったく見劣りしない深みのある大人の男を演じてみせることで、別の(もっとずっとお金持ちの)ドラマや映画の制作者から目をつけられて引き抜かれてしまう…、私達Supernaturalファンにとってはちょっと寂しい流れです。
☆
一方、サムがおこなったAnnaについての調査でわかったことはというと:
教会の助祭を父に持つAnnaは、2歳半の時、突然「自分の父親は本当の父ではない」と言い始めてヒステリーの発作を起こした過去があったとのこと。
誰が父親だって?配管工か?パイプにちっちゃいヘビが入っちゃったとか?兄ちゃん、またポルノと現実を混同してるぞ。
(奥さんがパイプの水漏れ修理か何かにやってきた配管工と浮気するというのは、かなり定番なポルノのテーマのようですね)
その時のAnnaは、本当の父が誰なのかは言わなかったのだけれども、その時彼女は何度も
「彼女の本当のお父さんは怒ってる。彼女を殺したいと思うくらいに物凄く怒ってる」
と繰り返していた。でも子供専門の精神科医にかかって回復し、その後は普通に成長した。
どうやらそれが今になってぶり返したということのようでもあるけれども、(そこまでツンケンしなくても…というくらい、けんか腰に)Anna自身は何も覚えていないと言い張るので、
埋もれたAnnaの記憶を掘り起こすために、と、またまたとっても大人っぽく場を仕切るサムの提案によりImpalaをとばしてディーンが連れてきたのは、
シーズン4の第1話、ディーンの左肩に手形をつけた犯人を割り出すために協力してもらった全米No.1の霊媒師Pamela!
Castielの本当の姿をちらっと目にしてしまったため、両目を失ってしまったPamelaではありますが、そのセクシーな快活さはちっとも変わっていませんね!
サム?あなたなの?と黒いサングラスで目を隠したパメラを、僕だよ、サムだよ。と可愛い笑顔で迎えるサムに:
You know how I can tell?
あなたがサムだってどうやったら私にわかるか知ってるでしょ?
と言いつつサムのお尻をがしっと掴み(笑)
That perky little ass of yours. You could bounce a nickel off that thing.
引き締まった可愛いこのお尻。このお尻なら小銭を弾き飛ばせそうだわよ。
と言いつつ、向こうにいる悪魔のことも、可哀想なAnnaのことも気配でわかるし、サムがあたしのおっぱいを見てるってこともわかってるのよ。
(えっ、俺そんな…と口ごもるサムが可愛いです)
Pamelaは、視力を失ったことで以前にも増してサイキックの力が研ぎ澄まされたようにも見えますね。
目を奪われたっていう怨みがあるし、天使に一矢報いるチャンスになるなら喜んで協力するわ、というPamelaから催眠術をかけられたAnnaが、兄弟にボビーから弁償の請求書が届くこと間違いなしの大騒ぎを引き起こしつつも特別何も語らず(Annaに対してだんだん不当に辛口になってきてます?)、
それでも一応催眠術が覚めた後、Pamelaのおかげで自分が誰なのかを思い出したと礼を言うAnnaの口から飛び出したのは
『I’m an angel.』という言葉。
☆
Annaを殺すべく追ってきたCastiel&Urielとは同じ穴のムジナだったというAnnaに、
(まあ見た目から判断して)あいつら、君の上役だとかそういうことか?とディーンが質問すると、
『Try the other way around.』その反対ね。
(!つまりAnnaはそれだけ力のある天使だっていうこと?
その割りに…、人間界で赤ちゃんとして生まれ普通の女の子として育ったせいなのか、このEP10を見る限り、このコの言動全てがどうにも浅はかで!とてもCastiel&Urielを束ねるほどの力を持つ天使だったような威厳とか高潔さが感じられないんですけど…)
Annaの話をまとめると、天なる父に背くという天使にとっては死刑を宣告されても当然の罪を犯し、バターナイフで腎臓を抉り出すような痛みに耐えて『Grace』とかいうものを切り離して地上に落下し、妊娠できない身体であるはずのAnnaの母の胎内に入り人間として生まれたのだということ。
天国側は、父なる神を裏切って人間になったAnnaを殺したいと思っており、
地獄側は、とってもお手軽に拷問して秘密を聞き出すことのできるに違いない人間の身体を持つ元天使をぜひとも手に入れたいと思っている、
そんなAnnaを匿うことになった兄弟&Rubyはとんでもない面倒に巻き込まれてしまったということに。
☆
感想文はまだほんの序の口なのですけれども、
そしてここまでの感想文も(なんだか哀れに思えるくらい、非常に薄~いキャラ設定にされてしまっているAnnaへのイライラから)かなり偏った目線になってしまっているのですが、
この後、AnnaとDeanの間で交わされる会話の中で、またもや!私の愛する父ちゃんを非難するような言い回しが出てきたりもするので…、
なんとか落ち着いて感想文の続きを書くためにも
とりあえずここで一旦休憩して頭を冷やすため、投稿してしまうことにします。
これまでもSupernaturalがHiatusに入る度に、心の隙間を埋めたいという心理でも働くのか、何か心のときめきを求めて新しいドラマを見始めたりしたものなのですが、
(脚本家ストの間には、Make me a supermodelというリアリティテレビに強烈にはまり込んだこともありましたっけ…)
今回は、まだSPN第10話の感想文にも手をつけない内に、しばらく前からかなり面白いと噂だけは聞いていたBBCの限定13話のドラマシリーズという
『Merlin』
というドラマを見始めてしまい、現在どっぷりはまりつつあります。
英国の伝説的勇者アーサー王(架空の人物だったのですね!)と、そのアーサー王を影で支え名君へと成長させたと言われる魔法使いマーリン。
その二人が少年時代に出会い、さまざまな苦難を共に乗り越えつつ一人は偉大な王の座を受け継ぐものとして、もう一人はこれも偉大な魔法使いとして成長し、友情を深めていくという騎士道精神に満ちた勧善懲悪の物語は、本当に理屈抜きに楽しめる爽快なドラマです。
2009年1月からはアメリカでも放送が始まるようですが、日本でも早く放送して欲しいものです!
NHKとかで、既に放映権を獲得していていそうな気もするけれども、スーパーマンの少年時代を描くSmallvillみたいに教育テレビで無理やり30分番組に分断して放送するなんていう暴挙だけはやめて欲しい…。
それにしても:
厳しい父王との軋轢に時に悩みつつ、そのとにかく高圧的な父への鬱憤もあってか、登場シーンではいけすかない単なるいじめっ子だったまだ王子のArthurは、一話、また一話と進むうちに誇り高く高潔な騎士としてどんどん素敵になっていくし!
(この子って、童顔といえるくらいの端正な顔立ちに反して騎士らしく姿勢のいい身体はかなりしっかりがっちりしていて、剣さばきなんかは毎度うっとりするくらい素敵で、正直言うと私の中では時どきJensenと被ります…)
(Arthurの父が治める「魔法一切禁止!使ったら即死刑!」という国で)生まれ持った桁外れの魔法の力をまだどうしていいかもわからず、(今のところ私が見る限り)周囲の人間にとってのトラブルのタネになってばかりいる、魔法使いの修行を始めたばかりのMerlinもどうにも憎めないなんとも愛すべきキャラクターで!
(ひょろっとした体つき&ファニーフェイスのMerlinですが、その子供らしい素直で屈託のない性格は、Conventionなどの場で見せるJaredのとにかく明るい少年らしさを彷彿としたりして…、つまり!Merlinって…、腐のつくFangirlにとっても色々と魅力的なドラマということ)
この二人が喧嘩をしたり、悪態をついたりしながらも、お互いのためになんの躊躇いもなく自らの命を投げ出したりするわけです。
それから剣に鎧に魔法に呪文にドラゴンに伝説のモンスターに!
とにかく私のようなタイプの視聴者が引き込まれる要素がふんだんに溢れているってことで…。
BBCでは既にセカンドシーズンの制作が決まりそうということですが…、
あれ???
Supernaturalシーズン4第10話の感想文を書くはずでした。
『Merlin』にはまってしまいました、と一言だけ触れるつもりが…。
すっかり脇道にそれてしまいましたが、とにかくなんとか頭を切り替えてSam&Deanの冒険の物語に戻りたいと思います。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
☆
Supernaturalシーズン4第10話は、前の週の衝撃の第9話からの『続き…』でもあり、
毎週のエピソードの放送すら待ちきれない思いで待っているファンにとっては、そんなに長くお休みしなくてもいいんじゃない?…とつい不満の一つも洩らしたくなる毎年恒例のサンクスギビングから年明けの1月半ばまでの冬のHiatusに入る前の…、
つまり2008年最後ともなるエピソードということで、
一体どれほど凄いクリフハンガーが待ち構えているのかと過剰に期待&警戒しすぎたということもあるのかもしれませんが、
くどいようですが、2008年最後のエピソードとなるSupernaturalシーズン4第10話、
鑑賞直後の素直な感想は、『んー、かなり予想と違った…』という印象。
さらに辛口なことを言ってしまうなら(先日いただいたkyuさんのコメントでも少々触れられていましたけれども)最後のディーンの独白シーンを除いて…、(とはいえあのシーンも、台詞の内容がどうこうというより一重にJensenの名演技があってこそという感じもあります)クリプキの男性目線の浅はかさというか、『乙女心がわかってない!』部分をまざまざと見せ付けられてしまった…というような残念な後味が残ってしまった気がします。
前回のSera Gambleの脚本が、(サムを演じるJaredとしてはヌード&涙シーンの波状攻撃で厳しいものがあるとしても)乙女心を絶妙にくすぐるきめ細かい感情描写&兄弟の関係に対する深い考察に満ちた台詞に溢れていた名作であっただけに、
そこから『To be continued』でワクワクと引っ張られた今回のエピソードの(感情面の機微とでもいったものに対する)男性目線特有の薄っぺらさにはちょっと拍子抜けするような、なんというか正直少々のガッカリ感すら覚えたほどです。
まあ、今回は、あまりに複雑&壮大になってしまったMythologyの設定に幾分かでも回答を与えて整理し、今後のストーリーの大きな飛躍のための準備を固めたエピソードだった、
つまり、(ファイナルシーズンとする予定だったシーズン4の大団円のラストに向け?)広げすぎてしまった大風呂敷を、もう1シーズンもたせるためにも、この辺でちょっと畳んどこう…とでも思ったということなのかもしれませんが、
YEDの 『Endgame』 のこともLilithによる 『Lucifer』 復活作戦のことも放りっぱなしの状態で、この上さらに元Fallen Angelから(なんだかそれほどの大した動機付けもなく、え?天使から人間になったり、また天使に戻ったりってそんな簡単なことなの?という感じで)あっさり現役に復帰した(らしい)Annaなんていうキャラクターを追加して、この後どのようにストーリーを展開させ、収拾をつけていくつもりなのか、
まさか今回のAnnaの投入って、Deanと父ちゃんの関係を(またもや!)蒸し返して、ここでもう一段Deanの更なる自我の成長を促進させる、なんていう目的のために単発で挿入されたキャラクターだ、なんていわないでしょう?
YED に Ruby に Lilith に Lucifer に Castiel に Uriel に Alastair だけでも、本当にそこまで話を広げて大丈夫?という感じだったのに、もしAnnaが今後もなんらかの形でストーリーに関わってくるのだとすると、
本当に話をうまくまとめていけるんですか?という疑念を拭い去れません。
扱いに困るとあっさり存在を消しちゃおうか!ということになるのもSPNの常套手段なので、もう手に負えませんとなったらAnnaもあっさり退場、ということになるのかもしれませんが、
(Anna、EP10のあの展開で退場、ではないですよね?)
っていうか、今回の第10話で、Alastairは処分されたことになっちゃってるのでしょうか?
サムの全力の「Hand of Ipecac」では軽く咳き込んだ程度の大物悪魔が、Annaの気楽な思いつきとしか思えない「あたしまた天使に戻ることにする」という騒ぎに巻き込まれる事故のような形で、今回限りの退場になってしまうということだったとしたら、(手強い敵があっさり消えてくれた!と兄弟のことを思ってほっとする反面)ちょっと寂しい気もします。
☆
(いつまでたっても私達の目にはあまり判然とはしてこないけれども)Antichrist的素養をもつサムと、
地獄で40年間、Alastairなんていう超一流の悪魔じきじきの指導の元、悪魔としての修行をみっちりと積まされてしまった後、天使から何らかの素質?能力?を見込まれて天使のお仕事をお手伝いするためにリクルートされたディーン、
と、兄弟はそれぞれに、この大きな天使vs.悪魔の戦いの中でも充分に存在感を主張できるということなのかもしれませんが、今回の第10話ではなんだか随分兄弟の影が薄かったようにも…。
今後も天国vs.地獄の戦いがMythologyエピソードの中心に据えられるのだとすると、兄弟の存在感大丈夫なの?という心配も。
ま、これまでもずーっと私達ファンの心を鷲掴みにしては引きずり回してくれたSPN制作陣ではあるので、
あまり無駄にいらぬ詮索をせず、まずはシーズン4残りの12話、それから(現時点で継続は既に決定済みということのようである)シーズン5の展開を楽しみに追いかけていくというのが大切ですよね。
(ちょっと油断している間にMerlinに体力を奪われたりしているところでもあるので)
今回の感想文は以上ということで…としてしまいたい誘惑にも駆られますが、冬のHiatus明け、「どういうことになってたんだっけ?」と思い出す時のため、なんとか覚書程度にでもエピソードを振り返っておきたいと思います。
☆
悪魔の追っ手から身を隠すため兄弟&Ruby&Annaが潜伏しているキャビンを突然訪問したと思ったら、「Annaは死なねばならない」なんて言い出したCastiel(&Uriel)。
Annaは天使のおしゃべりを傍受したかもしんないけどさ、そんなの殺すほどの理由にはならないだろ?というディーンに、心配するな、優しく殺してやるから、とUriel。
Dean: You're some heartless sons of bitches, you know that?
あんたらってホント、心もへったくれもないヤツラだよな、それ自分でわかってるか?
Castiel: As a matter of fact, we are. And?
実際のところ、我らに心などない。だからなんだ?
Sam: And? Anna's an innocent girl.
だからなんだ? Annaは何の罪もないただの女の子じゃないか。
Castiel: She is far from innocent.
何の罪もないなどとは真実とは程遠い。
Sam: What's that supposed to mean?
それってどういう意味だよ?
Uriel: It means she's worse than this abomination you've been screwing. Now give us the girl.
それはつまり彼女はお前が関係を持っているこの醜悪な悪魔などよりよほどたちが悪いということだ。さあ、あの娘を我々に渡せ。
天使の言葉として訳すためかろうじて「関係を持っている」としましたが、Screw って、(セックスを)ヤッてるというかなり俗な感じの言葉ですよね。
Deanと話す度に今時の言葉を少しずつ覚えて、「君たちの言葉で言えば…」なんてちょっと控えめに新しい言葉を使ってみたりしていたCastielに比べて、Urielは人間の今時のスラングもよく知っているということなのか…、
この辺りの「天使がそんな言葉使う?」と思ってしまうような言い回しの選択基準も今回の脚本担当(Teleplay by Eric Kripke, Story by Trevor Sandsってどういうこと?)の男性陣の薄っぺらさゆえ?と、思ってしまうのは、さすがに私の見方が厳しくなりすぎているのかも…。
高飛車な天使の物言いに、ディーンは「この娘は渡せないね。相手が欲しけりゃ出会い系サイトでも当たってみろよ」なんて突っぱねると、
(ディーンが当たってみろと言ってるJ-Dateって、ユダヤ人(Jewish)の独身者向けの出会い系サイトのようですね?新しく出てきた預言者なんて信じない!という『神様』だけを信じる信仰心の厚い人たち=ユダヤ人だから?)
いけ好かない人間とか悪魔なんていう下等生物たちを捻り潰してやりたいと常々思っていたらしいUrielがまずはRubyを、それからディーンを痛めつけ始めます。
一方のCastielは、必殺の「おでこに、ちょんっ」でサムの意識を奪い、ついにAnnaの隠れる部屋のドアの取っ手に触れた瞬間、キャビンに白い光が満ちて、CastielとUrielが何かに吸い出されるように消えてしまいます。
ディーンがAnnaのいる部屋を明けると、腕につけた傷から流れ出た血で鏡に謎のマークを書いたAnnaが、
「自分でもどうやったのかわからないけど、ふと(天使を追い払う方法が)頭の中に浮かんで、天使たちを遠くに追い払った」
と、とんでもないことを言い出します。
Annaにこんなことができる以上、天使たちがAnnaを始末しようとするのは、天使のおしゃべり通信網ラジオの傍受なんていうことだけが理由じゃなく、CastielがAnnaはInnocent とは程遠いと言ったことにも信憑性が出てきます。
Annaって何者なの…?
今の所はAnnaが遠くへ追っ払ったとしても遅かれ早かれ天使たちはまた戻ってくるはず、ということで、4人は、ボビーの家の「悪魔なんか敷居にすら触れられない」というS4EP2で初登場した鉄で覆われたシェルターにAnnaを隠し、
Rubyが昔取った杵柄で用意した『悪魔からも天使からも姿を隠す』という呪い袋(Hex Bag)もAnnaに持たせます。
(この辺りのディーンとRubyのやり取りも…、「(悪魔なんかっていうあんたの言葉)人種差別に聞こえるんだけど」「(下の階の)下院議員にでも訴えの手紙を書けよ」と微妙な嫌味の応酬なんかもちゃんと盛り込んではあるものの、Hex Bagを用意してくれたことに「Thanks, Ruby」と礼を言うディーンに、微かに笑顔を見せたりするRubyって…。
うーん、確かに先週の流れからすればこういう演出をせずにはいられない気持ちもわかるとはいえ、なんか薄っぺらい!…と、このEP10を見ている間どうも辛口目線になってしまう私としては、どうして思ってしまうのです。)
それにしてもボビーおじさんの家にやってきたのに、ボビーおじさんはどこ?と思いましたよね?
兄弟の会話によると、ボビーはもし家の中のものを何か壊したら弁償すること、との伝言を残してドミニカ共和国に出かけてしまったとのこと。
仕事?(←12/1修正)そうであることを祈るよ。そうじゃなきゃ、いつものトラッカーキャップを被ってバナナハンモックでHedonism(性への耽溺)の真っ最中ってことだもんな。兄ちゃんがそんなこというから、そんなイメージが俺の脳みそに焼きついたじゃないか。
ということで、ボビーは現在のんびりと南国でのバカンスを楽しんでいる、ということのよう。
(ということで、こちらも修正:ボビーは仕事でドミニカに行ってるということで…ん?↓の『Harper’s Island』ってひょっとしてドミニカにあるとか?このドラマの詳細についてはなにも知らないので、全然見当違いかもしれませんが…)
でも実はBobby役のJim Beaverは現在2009年から放送が始まる別のドラマ『Harper’s Island』(このドラマには先代RubyのKatie Cassidyも参加してるのですね!)の現場に連れ去られてしまっていて、そちらの撮影のきりがつくまで、つまりSupernaturalにはこの第4シーズンのかなり後のエピソードになるまで出演できないかもしれない、という話なのですよね。
(少し前のJimのインタビューで、SPNは兄弟のドラマなのに、最近ボビーがでしゃばりすぎるなんていう声もあるみたいだな、だから別のドラマ出演をきっかけにしばらく姿を消すのもいいかもしれない、なんて寂しそうにぽつっと言っていたのをちらっと見たような気もするのですが、本当にそんなこと言ってる人いるの!?)
JohnパパことJDMも、ちょっと油断している間にSPNの裏番組の「グレイズアナトミー」に監禁状態にされ、そこから映画、映画、映画で大忙しになってしまって愛する二人の可愛い息子達のところに帰れなくなってしまったのであったことを思い出します。
そんなJDMも(心底息子たちを愛するがゆえのあのパパのキャラクターであることが、薄っぺらいクリプキ演出のおかげで!浅はかな視聴者に伝わらず←以上はあくまで私の個人的意見ですけれども…)Johnパパバッシングをしているサイトに入っていってファンと討論したことがある、なんて語っていたことがありましたよね。
ま、それはともかく、ハンサムで美形の若手のアイドル俳優二人を相手にしてすら、まったく見劣りしない深みのある大人の男を演じてみせることで、別の(もっとずっとお金持ちの)ドラマや映画の制作者から目をつけられて引き抜かれてしまう…、私達Supernaturalファンにとってはちょっと寂しい流れです。
☆
一方、サムがおこなったAnnaについての調査でわかったことはというと:
教会の助祭を父に持つAnnaは、2歳半の時、突然「自分の父親は本当の父ではない」と言い始めてヒステリーの発作を起こした過去があったとのこと。
誰が父親だって?配管工か?パイプにちっちゃいヘビが入っちゃったとか?兄ちゃん、またポルノと現実を混同してるぞ。
(奥さんがパイプの水漏れ修理か何かにやってきた配管工と浮気するというのは、かなり定番なポルノのテーマのようですね)
その時のAnnaは、本当の父が誰なのかは言わなかったのだけれども、その時彼女は何度も
「彼女の本当のお父さんは怒ってる。彼女を殺したいと思うくらいに物凄く怒ってる」
と繰り返していた。でも子供専門の精神科医にかかって回復し、その後は普通に成長した。
どうやらそれが今になってぶり返したということのようでもあるけれども、(そこまでツンケンしなくても…というくらい、けんか腰に)Anna自身は何も覚えていないと言い張るので、
埋もれたAnnaの記憶を掘り起こすために、と、またまたとっても大人っぽく場を仕切るサムの提案によりImpalaをとばしてディーンが連れてきたのは、
シーズン4の第1話、ディーンの左肩に手形をつけた犯人を割り出すために協力してもらった全米No.1の霊媒師Pamela!
Castielの本当の姿をちらっと目にしてしまったため、両目を失ってしまったPamelaではありますが、そのセクシーな快活さはちっとも変わっていませんね!
サム?あなたなの?と黒いサングラスで目を隠したパメラを、僕だよ、サムだよ。と可愛い笑顔で迎えるサムに:
You know how I can tell?
あなたがサムだってどうやったら私にわかるか知ってるでしょ?
と言いつつサムのお尻をがしっと掴み(笑)
That perky little ass of yours. You could bounce a nickel off that thing.
引き締まった可愛いこのお尻。このお尻なら小銭を弾き飛ばせそうだわよ。
と言いつつ、向こうにいる悪魔のことも、可哀想なAnnaのことも気配でわかるし、サムがあたしのおっぱいを見てるってこともわかってるのよ。
(えっ、俺そんな…と口ごもるサムが可愛いです)
Pamelaは、視力を失ったことで以前にも増してサイキックの力が研ぎ澄まされたようにも見えますね。
目を奪われたっていう怨みがあるし、天使に一矢報いるチャンスになるなら喜んで協力するわ、というPamelaから催眠術をかけられたAnnaが、兄弟にボビーから弁償の請求書が届くこと間違いなしの大騒ぎを引き起こしつつも特別何も語らず(Annaに対してだんだん不当に辛口になってきてます?)、
それでも一応催眠術が覚めた後、Pamelaのおかげで自分が誰なのかを思い出したと礼を言うAnnaの口から飛び出したのは
『I’m an angel.』という言葉。
☆
Annaを殺すべく追ってきたCastiel&Urielとは同じ穴のムジナだったというAnnaに、
(まあ見た目から判断して)あいつら、君の上役だとかそういうことか?とディーンが質問すると、
『Try the other way around.』その反対ね。
(!つまりAnnaはそれだけ力のある天使だっていうこと?
その割りに…、人間界で赤ちゃんとして生まれ普通の女の子として育ったせいなのか、このEP10を見る限り、このコの言動全てがどうにも浅はかで!とてもCastiel&Urielを束ねるほどの力を持つ天使だったような威厳とか高潔さが感じられないんですけど…)
Annaの話をまとめると、天なる父に背くという天使にとっては死刑を宣告されても当然の罪を犯し、バターナイフで腎臓を抉り出すような痛みに耐えて『Grace』とかいうものを切り離して地上に落下し、妊娠できない身体であるはずのAnnaの母の胎内に入り人間として生まれたのだということ。
天国側は、父なる神を裏切って人間になったAnnaを殺したいと思っており、
地獄側は、とってもお手軽に拷問して秘密を聞き出すことのできるに違いない人間の身体を持つ元天使をぜひとも手に入れたいと思っている、
そんなAnnaを匿うことになった兄弟&Rubyはとんでもない面倒に巻き込まれてしまったということに。
☆
感想文はまだほんの序の口なのですけれども、
そしてここまでの感想文も(なんだか哀れに思えるくらい、非常に薄~いキャラ設定にされてしまっているAnnaへのイライラから)かなり偏った目線になってしまっているのですが、
この後、AnnaとDeanの間で交わされる会話の中で、またもや!私の愛する父ちゃんを非難するような言い回しが出てきたりもするので…、
なんとか落ち着いて感想文の続きを書くためにも
とりあえずここで一旦休憩して頭を冷やすため、投稿してしまうことにします。
2008年11月23日日曜日
Chicago Con 2008レポート覗き見感想③
大相撲もついに千秋楽が終わりました!
白鵬vs安馬の優勝決定戦、凄かった!
ということで…、冬のHiatus前、つまり2008年最後のエピソードとなる第10話も放送になってしまいましたが、そちらの感想文はまた後で(でも今度こそあっさりと…)ということにして、
またまた、Conレポートを覗き見した感想の続きです。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のシーズン4のネタバレが含まれる可能性もありますので、閲覧にはご注意ください。
☆
Jaredが鼻や脇の下にこすりつけたマイクをなんとか手渡そうとするものの、「鋭い直感によりなにかを感じ取った」というJensenが受け取ることすら拒否した後、
結局どうやってもその場から動こうとしないJaredを追い出すのをあきらめたJensenがトコトコと舞台の向こう側に消えたと思ったら自分の椅子を手に戻ってきて、二人一緒の楽しいパネルがはじまりました。
二人のパネルはとにかく全編楽しくてキリがないので、特に私が面白いと思った話題だけをほんの何点か箇条書きに書き出していきたいと思います。
Jared&Jensen:
【アクションフィギア】
質問:サムとディーンのアクションフィギアが作られるとしたら、アクセサリーとかでつけて欲しいものはなにかある?
Jensenが、背を高くして欲しい。と口火を切ると、Jaredはもちろん、じゃ、僕のはそれより背を高くしてもらわないと。で、手が「Ipecac」ができるような形になってて、腕を差し上げると『Hand of Ipecac』になるんだ、そういうのがいい。するとJensenは、いつでも『Disgusting fried food』が食べられるよう、肘が曲がるようにして欲しい。
ビデオの記録によるとこの少し後…、Jaredが 「Hi, I’m Jensen.」 と例のブルースチール顔をして、まるで操り人形みたいに手足をバタバタさせるという物凄くコミカルなJensenのモノマネをした後、
会場のファンたちのJared派、Jensen派のどちらが優勢かで張り合ったり(今回この二人のパネルの間中、何度もこの張り合いが出てきましたよね)しつつ、
Jaredのセックスシーンを「こんな風にして見るといいよ」とJensenが指を全開に開いた手のひらを顔の前に掲げて覗き見して見せたりなんていうやり取りの後、
【Biggest fearは?】
「うーん、とっさに思いつかないなー」なんて言ってるJaredに向かってJensenが、自分の力瘤をつくった二の腕をちょんちょんと指差して「お前、俺の腕力が怖いだろ?」みたいにアピールしてみせた時、
JaredがちらりとJensenを見やって、
"Yeah, I'm scared of having little arms one day."
(ああ!いつかあんなか細い腕になっちゃったらと思ったら怖いよね)
で、その後、I’m waking up with tiny arms. (あのちっちゃい腕で目を覚まされたりね)なんてことを言ってる気が…。
11月25日修正:ゆっくり落ち着いて読み直してみたら…、I’m waking up with tiny arms. って…
「目が覚めたら、腕が(Jensenみたいに)Tinyに(ちっちゃく)なってたりして」
っていう意味ですよね!
このJaredの言葉を聞いた瞬間、完全に妄想が先走って、文法上も無理のある訳を無理やりあててしまいました。ということで、以下↓の解釈は完全に間違いです。
(完全に私の妄想の暴走かもしれませんが)これって、(まあ言ってみれば、Jaredのような)あまりに筋肉逞しい腕に腕枕されるとごつごつして寝心地が悪くて目が覚めちゃう…、というような添い寝の常識をもじって、自分の大きくて逞しい身体に比べたJensenの華奢さをからかってるってこと?
【Gilmore Girlsの映画が作られるとしたら出演する?】
この質問が出された時、質問者の女の子の言葉も終わらない内に、両手でぎゅっと可愛くマイクを握り締めたJensenの:
『Oh, please!!!』 と声をあげながらJaredを見つめる姿が!
でJaredから「まあまあ、落ち着くんだ」とぽんぽんと肩を叩かれながらも、
『GGのあのRory Gilmoreの初めての、そして最高の超素敵な彼であるDean Foresterが大画面で復活するなんてことが実現したら、あたし本当に感激しちゃう!』
(こんなことを書きつつ、実はGGのエピソードを一度もまともにみたことのない私です…)
という感じで胸に手を当てて視線を上に向ける様子が!(笑)
本当に物凄くものすご~く可愛いですよね!!
もちろんそんな機会が出来たら、必ず参加したいと答えたJaredは、
若きJensenが出演していたソープドラマ『Days of Our Lives』の映画がつくられる可能性だってあるよね?
するとJensenは、もちろんやるよ、ギャラが5万ドルだったらね、と。
Jaredが、そしたらまた僕はDeanに戻れる、というと、Jensenは、(例えJaredの方が先にDeanだったとしても)真実のDeanは一人しかいない、と返して会場の歓声を浴び、僕は(GGで)五年間もDeanだったんだぞとJaredが返すと、じきに追いつくさ、とJensen。
【今後のドラマ遭遇したい都市伝説とか伝説のモンスターは?】
Jensen: ネッシー。
Jared: 悪魔でも幽霊も何でもいいからハワイに出没するやつ。
と二人とも、海外ロケの敢行を希望していることをアピールし、Jensenは追加で、西部劇時代にタイムスリップした兄弟のエピソードなんかを提案。
【めずらしくも男性の質問者から】
Jensen、車は何に乗ってるの?Toyota Tundraだよ。
(先日テキサスの実家の置いてあるらしい大きな四駆を売りに出していたJensenですが、日本車?エコを意識して?と思いつつ写真を探してみたら、この Tundra ってまた随分マッチョな感じのごっついピックアップトラックなんですね!)
Jaredは、とにかくいつもギターヒーローをやってるって聞いたけど。
(横からJensenが)少なくともこうして質問に答えたりしてる間以外はね。
じゃ、その内機会があったら対決しよう。
【どちらが朝の支度が遅い?】
この質問についての答えはもちろんJaredであるわけですが、Jensenは、『Waiting for Jared』(ジャレッドを待ちながら…という感じ?)っていう本が書けちゃうくらいだ、とジョークを。
Jaredとしては、犬の散歩にトレーニングに、僕の家だから戸締りもしなきゃならないし、僕は朝色々忙しいんだ!と弁明。
(客席から、「Jared is a girl!」と野次が。(笑))
『Waiting for Jared』のジョークは、この後やっと退場するつもりになったJaredが、帰り際ステージの後ろに掲げられている大きなポスターのDeanの股間辺りにサインしたり、会場に向けてお尻を振りながら上着を脱いでストリップの真似をしたりしてまたもや時間をとったりしている時に再浮上したのだとか。
(大相撲本場所中だったこともあり、なかなかあれこれ色々な映像を見比べる時間がなかったもので、下の質問が実際にどのくらいのタイミングで出てきたものかわからないのですが…)
【Supernatural終了後も二人は友達でいると思う?】
この質問に対するJ2の質問については、私が概要を書き出してしまうより、現場の雰囲気をそのまま伝える文章の方が、その場の楽しい雰囲気を伝えられる気がするので、少々引用してしまいます:
(とあるレポートでは)
This next part was my favorite moment from the whole panel block. A fan asked if Jared and Jensen thought they'd stay friends after the show ended. Both of them immediately started a simultaneous litany of how they couldn't wait to never see each other again and would block each other's phone calls and filter each other's emails. Then Jensen added that he would change the locks, and Jared indignantly said, "It's my house!" So, no, not friends at all
この次の部分は、このパネルブロック全体でも一番私のお気に入り。あるファンが、SPNが終わった後、JaredとJensenは友達のままでいると思う? と尋ねたの。J2は途端に二人揃って、今後一切顔を合わせなくてすむようになる時がどれほど待ちきれないか、とか、お互いの電話やメールを着信拒否にするだとかを同時にわーっと話し始めたの。それからJensenが、彼は家の鍵も変えると追加すると、Jaredは憤然として、「あれは僕の家だぞ!」と言ったの。絶対に、「友達じゃなくなる」なんてことは全くありえないって感じ。
(別のレポートではこんな感じ)
But anyways, they were also asked if, once the show was over, they'd still be friends and they spent a good two minutes saying variations on "no," including saying stuff like they were going to change their phone numbers, block calls, and that Jensen was going to get the locks changed... to which Jared said "it's my house."
でもとにかく、二人は、もしSPNが終わったとして、それでも二人は友達のままでいるか、なんていう質問も受けたのね、すると二人はたっぷり2分間ほどもあらゆる表現で「No」って言い続けて、その中には、それぞれの電話番号を変えるし、着信拒否するし、なんていうことが含まれてたんだけど、そこにJensenが、自分は家の鍵も変えるなんて言い出して…そのコメントに対してJaredは「あれは僕の家だぞ」って言ったの。
同時にムキになって、「SPNさえ終わったら、もうすっぱり友達なんかやめる!」と言い出したなんて、文字だけみると、「えっ?」とちょっとドキっとしますが、
現場のJ2二人の(結局はイチャイチャ仲良しの惚気全開としか思えない)様子を目にしたファンの間違いなく全員が、
「この二人が離れられるはずない…」
と思ったというのは、逆の意味で、この二人の絆の強さを見せ付けられるようで…、
絶対この質問を想定して、二人で答えの打ち合わせをやってきてるわね、という感じです。
☆
さて、さすがにConのスタッフから、Jaredの退場の時間がきたことが告げられると:
When Jared got up to leave Jensen was sweet and moved one of the chairs off the stage. Jared then took the other chair off the stage with a wicked grin plastered across his face and brought back out a tiny one for Jensen. So Jensen had to get his own bigger chair back. It was very Three Stooges.
そして(やっと)Jaredがやっと立ち上がって退場するという時、JensenはSweetにも椅子の一つをステージの外に運んであげたの。するとJaredは悪そうな笑顔を顔中に貼り付けて残っていたもう一つの椅子をステージの外に運んでしまって、(客席の皆が座ってる)ちっちゃい椅子を持ってきたの。だからJensenは、自分の大きな椅子を取り戻しに行かなきゃならなかったのよ。これってすっごくどたばたコントって感じだった。
☆
Jensen:
【一番好きじゃないエピソードは?】
ディーンがママの実家に里帰りする 『In the Beginning』 をあげて、その間、Jaredが一週間ハワイに行ってたから、と答えたJensenではあるけれども、実際にはどのエピソードもそれなりに思い入れがあるから嫌いになることなんかできないんだ。
と質問に答えつつ、Jaredがいなくなった途端(とてもたった一人がいなくなっただけとは思えないほど)あまりに静かになった会場に、
すごく静かだね、この雰囲気最高だよ、Jasonにバックグラウンドで音楽でも演奏してもらおうか、なんて、ぽつりと洩らしたために、Jensenのパネルを会場の隅で見ていたJason Mannsにステージに上がってJensenと一緒に歌でも歌って欲しい!というような盛大な歓声が客席から上がると、
「あー、残念だけどJasonはどこかに行っちゃったみたいだ。(で、唇を動かさずに)Jason、どっかに行け!どっか行けって!…(で、本当にJasonが部屋から出て行こうとでもしたのか)冗談だって、そこにいてくれ。You look fantastic.」
まずはまるで白馬の騎士のように、「僕が一緒にいるから大丈夫だよ」とJensenを守って寛がせていたJaredが、ついに時間切れで退出すると、
今度は(見るたびに熊さんのようにがっちりと体格が大きくなっていく気がする…)Jasonが会場の隅で見守ってる…。
まるでお姫様のように親友たちから愛され、大事にされているJensenってことなの?と、こうなるともう、どうしても膨らんでいってしまう妄想を抑えられません。
【本当はJaredへの質問なんですけど…】
できたらJensenに答えてもらないかと思って…。
随分前のConventionでのことになりますが、時間切れのためJensenのパネルで質問しきれなかった何人ものファンが、Jaredのパネルの時に、本当はJensenに質問したかったんだけど、なんていう前置きをしたことで、熱烈なJared!Girlsの間で「なんであんなこと言う必要があるわけ?!」と後々かなりの物議をかもしたりした記憶がまだ色濃く残っているせいか(当時のSPNファンはまだ圧倒的にJensen!Girlsの比率が高かったのですよね)、
ついにJensenのパネルでJaredに質問したかったなんていう人が現れるほど、Jared人気がJensen人気に迫ってきたのね!という、とてもポジティブな反応で客席に和やかな笑い声が満ちると、
Jensenも、Oh, it’s great. もちろん答えるよ、何を知りたいんだい?
(と、前向きに返事をしつつ、女の子が質問する前に「Yes, Jared is a girl.」-上の朝の支度が遅いJaredについてのやり取りを引用したのですね-なんて口を挟んだりしていると)
『サムはファーストシーズンではとっても素敵な髪型だったのに、セカンドシーズンに入ってからのあの髪型って、どうしちゃったの?』
なんとも思いがけない質問に、Jensenはくすくす笑って小さく「That’s awesome.」と呟きつつ、
(Smallvilleのレックス・ルーサーこと)Michel Rosenbaumなんかがいい例だけど…
するとSmallvilleファンも大勢いると思われる客席から、大きな悲鳴のような歓声が挙がります。
JensenがSmallvilleのシーズン4にゲスト出演して以来、Michelや、クラーク役のTom Wellingととても仲良しになって、いまだに休みの日にはゴルフをしたり飲みに出かけたり、一緒に遊んでいるという話は有名ですよね。
一説には、というか、完全な希望的推測として、今シーズンのドラマの撮影が始まる前、LAに帰ることになってしまったという、Jensenと一緒にアパートを借りて同居していた友達というのは、
Smallville第7シーズンの後、ついにドラマを降板することになったMichel Rosenbaumだったのでは…というあくまで推測の域を出ない話もあったりして、実は私もかなりその説に傾いていたところでした。
また話は逸れますが、今回のChicago ConでのJason Mannsのパネルで、JasonもMichel Rosenbaumとは友達だ、というような話も出ていたということで、Jasonって、割と頻繁にカナダに遊びに行くこともあったりするの…?
ってことは、やっぱりJ2の新居で催されたBBQパーティーの後、Jensenとワンコの写真を撮ったのって…と、どんどん妄想は連鎖していくのです。
「That poor guy!」(あの哀れな男のことだよ)
あいつは、(スキンヘッドのレックスを演じるため)8年間くらいかな? 毎日毎日頭を剃り続けなければならなかったんだ。それを考えると髪形が変えられるってことだけでもありがたいことなんだ。
【俳優にならなかったら?】
Fisherman(漁師←なんで?(笑))か、プロのスポーツ選手…もちろんプロになれるほど自分に才能があるとは思わないけど…、
なんてJensenが真面目に答えていると、客席から「ストリッパー!」という声が、
ストリッパー…、うん、第三候補はそれかな、世の中にはそういうキャリアもあるよね。とあっさり肯定したJensen。
【Tiny がCliffさん?】
この会場に"Folsom Prison Blues”のTinyがいますね。という指摘に、Jensenが、
「皆さん、あれが(僕らのボディーガードの)Cliffだよ」と笑顔で紹介してましたね!
これは既に情報通のFangirlsにとっては当たり前の知識だったのかもしれませんが、ついにCliffさんの正体が判明して、私は 「あー!そうだったの!!??」 と、今回とても新鮮な驚きを覚えました。
このCliffさんを指摘した人は続けて:
So, obviously you are not your characters. Do you think that you, Jensen, would have been friends with Dean if you'd both known each other in high school?
明らかにあなたはあなたが演じる役柄とは違うみたいだけど。Jensen、あなたが高校時代Deanと知り合いだったとしたら、友達になったと思う?
実際、Jensenにはディーンみたいな友達が何人かいたとのこと。当時彼は、そういう友達をトラブルから引っ張り出したり、そういった友達を守るために喧嘩に割って入ったのだそう。
☆
体力は完全に途切れてきてしまったのですが…、本当にキリがありません!
後は箇条書きで!
・ Jensen's favorite cake is chocolate. With chocolate frosting. And chocolate sprinkles. And chocolate inside. And a cup of chocolate on the side.
Jensenの好きなケーキは、チョコレート。チョコのフロスティング。チョコがふりかけてあって。中にもチョコが入ってて。チョコソースが横に添えてあるもの。
(しかもダークチョコだよ!とのこと)
この後の質問への回答で、一番大好きなパイは、おばあちゃんのチョコパイで、二番目はお母さんのパンプキンパイというのもありましたよね。
(お母さんのが二番目だなんて言っちゃっていいの?という歓声に)大丈夫、これはお母さんも承知してることだから。
・ Deanの大好きなMagic Finger付のベッドは、でっかい汗だくの男性が下に潜り込んで揺らしている。(えー??!!そうだったの??(笑))
・ 北京から参加したファンの企みで、I love you.の中国語「我・愛・你」という言葉を教えられ、とても上手に発音したJensen。
・ Supernaturalで随分英語を覚えたというスイスから来た女の子の "pig in a poke" の発音が可愛い!と言って、マネしていたJensen の口調がまた可愛い!
・ Texas Guysが暇になるとやり始めるという、BBガンでお互いの背中(お尻?)を打ち合うという遊びの説明を、立ち上がって身体全体を使い 「うわっ」 「あがー」 「そこは腿だぞ、なんでそんなとこ撃つんだよ」 なんていう感じで再現し、散々客席を笑わせた後、
"that's what Texas guys do when they're bored."
とぽつっとコメントするJensenも本当に楽しかったですよね。
☆
【Supernaturalはシーズン5までなの?】
この質問への答えは、参加していた多くの人たちが驚くものだったようです。
私ももちろん驚きました。
クリプキは本当のところを言って、Supernaturalというドラマをシーズン4で終わりにするつもりだったのだとのこと。
でもシーズン4の第1話である『Lazarus Rising』の視聴率がとんでもない高さで、これは、ロボットか何かの出てくるエピソードでも書いて、少なくとももう1シーズン続けないといけない、と思ったのだそう。
なにはともあれ、シーズン5までは間違いなく続きそうで、そこでまた視聴率良好だったら…。
あまり先を期待しすぎるのもいけませんね。
ま、とりあえず今は、このドラマが続く限りは楽しく追いかけていければいいなと思うだけです。
☆
大相撲の終盤戦の盛り上がりで体力を奪われ、なんだか楽しい話題をまだ沢山洩らしている上、かなり支離滅裂の感想文になっているような気がしてならないのですが…、一応こんなところで投稿してしまうことにします。
Supernatural第10話の感想文は、また数日置いて、体力が戻ったところで、ゆっくりと書きたいと思います。
白鵬vs安馬の優勝決定戦、凄かった!
ということで…、冬のHiatus前、つまり2008年最後のエピソードとなる第10話も放送になってしまいましたが、そちらの感想文はまた後で(でも今度こそあっさりと…)ということにして、
またまた、Conレポートを覗き見した感想の続きです。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のシーズン4のネタバレが含まれる可能性もありますので、閲覧にはご注意ください。
☆
Jaredが鼻や脇の下にこすりつけたマイクをなんとか手渡そうとするものの、「鋭い直感によりなにかを感じ取った」というJensenが受け取ることすら拒否した後、
結局どうやってもその場から動こうとしないJaredを追い出すのをあきらめたJensenがトコトコと舞台の向こう側に消えたと思ったら自分の椅子を手に戻ってきて、二人一緒の楽しいパネルがはじまりました。
二人のパネルはとにかく全編楽しくてキリがないので、特に私が面白いと思った話題だけをほんの何点か箇条書きに書き出していきたいと思います。
Jared&Jensen:
【アクションフィギア】
質問:サムとディーンのアクションフィギアが作られるとしたら、アクセサリーとかでつけて欲しいものはなにかある?
Jensenが、背を高くして欲しい。と口火を切ると、Jaredはもちろん、じゃ、僕のはそれより背を高くしてもらわないと。で、手が「Ipecac」ができるような形になってて、腕を差し上げると『Hand of Ipecac』になるんだ、そういうのがいい。するとJensenは、いつでも『Disgusting fried food』が食べられるよう、肘が曲がるようにして欲しい。
ビデオの記録によるとこの少し後…、Jaredが 「Hi, I’m Jensen.」 と例のブルースチール顔をして、まるで操り人形みたいに手足をバタバタさせるという物凄くコミカルなJensenのモノマネをした後、
会場のファンたちのJared派、Jensen派のどちらが優勢かで張り合ったり(今回この二人のパネルの間中、何度もこの張り合いが出てきましたよね)しつつ、
Jaredのセックスシーンを「こんな風にして見るといいよ」とJensenが指を全開に開いた手のひらを顔の前に掲げて覗き見して見せたりなんていうやり取りの後、
【Biggest fearは?】
「うーん、とっさに思いつかないなー」なんて言ってるJaredに向かってJensenが、自分の力瘤をつくった二の腕をちょんちょんと指差して「お前、俺の腕力が怖いだろ?」みたいにアピールしてみせた時、
JaredがちらりとJensenを見やって、
"Yeah, I'm scared of having little arms one day."
(ああ!いつかあんなか細い腕になっちゃったらと思ったら怖いよね)
で、その後、I’m waking up with tiny arms. (あのちっちゃい腕で目を覚まされたりね)なんてことを言ってる気が…。
11月25日修正:ゆっくり落ち着いて読み直してみたら…、I’m waking up with tiny arms. って…
「目が覚めたら、腕が(Jensenみたいに)Tinyに(ちっちゃく)なってたりして」
っていう意味ですよね!
このJaredの言葉を聞いた瞬間、完全に妄想が先走って、文法上も無理のある訳を無理やりあててしまいました。ということで、以下↓の解釈は完全に間違いです。
(完全に私の妄想の暴走かもしれませんが)これって、(まあ言ってみれば、Jaredのような)あまりに筋肉逞しい腕に腕枕されるとごつごつして寝心地が悪くて目が覚めちゃう…、というような添い寝の常識をもじって、自分の大きくて逞しい身体に比べたJensenの華奢さをからかってるってこと?
【Gilmore Girlsの映画が作られるとしたら出演する?】
この質問が出された時、質問者の女の子の言葉も終わらない内に、両手でぎゅっと可愛くマイクを握り締めたJensenの:
『Oh, please!!!』 と声をあげながらJaredを見つめる姿が!
でJaredから「まあまあ、落ち着くんだ」とぽんぽんと肩を叩かれながらも、
『GGのあのRory Gilmoreの初めての、そして最高の超素敵な彼であるDean Foresterが大画面で復活するなんてことが実現したら、あたし本当に感激しちゃう!』
(こんなことを書きつつ、実はGGのエピソードを一度もまともにみたことのない私です…)
という感じで胸に手を当てて視線を上に向ける様子が!(笑)
本当に物凄くものすご~く可愛いですよね!!
もちろんそんな機会が出来たら、必ず参加したいと答えたJaredは、
若きJensenが出演していたソープドラマ『Days of Our Lives』の映画がつくられる可能性だってあるよね?
するとJensenは、もちろんやるよ、ギャラが5万ドルだったらね、と。
Jaredが、そしたらまた僕はDeanに戻れる、というと、Jensenは、(例えJaredの方が先にDeanだったとしても)真実のDeanは一人しかいない、と返して会場の歓声を浴び、僕は(GGで)五年間もDeanだったんだぞとJaredが返すと、じきに追いつくさ、とJensen。
【今後のドラマ遭遇したい都市伝説とか伝説のモンスターは?】
Jensen: ネッシー。
Jared: 悪魔でも幽霊も何でもいいからハワイに出没するやつ。
と二人とも、海外ロケの敢行を希望していることをアピールし、Jensenは追加で、西部劇時代にタイムスリップした兄弟のエピソードなんかを提案。
【めずらしくも男性の質問者から】
Jensen、車は何に乗ってるの?Toyota Tundraだよ。
(先日テキサスの実家の置いてあるらしい大きな四駆を売りに出していたJensenですが、日本車?エコを意識して?と思いつつ写真を探してみたら、この Tundra ってまた随分マッチョな感じのごっついピックアップトラックなんですね!)
Jaredは、とにかくいつもギターヒーローをやってるって聞いたけど。
(横からJensenが)少なくともこうして質問に答えたりしてる間以外はね。
じゃ、その内機会があったら対決しよう。
【どちらが朝の支度が遅い?】
この質問についての答えはもちろんJaredであるわけですが、Jensenは、『Waiting for Jared』(ジャレッドを待ちながら…という感じ?)っていう本が書けちゃうくらいだ、とジョークを。
Jaredとしては、犬の散歩にトレーニングに、僕の家だから戸締りもしなきゃならないし、僕は朝色々忙しいんだ!と弁明。
(客席から、「Jared is a girl!」と野次が。(笑))
『Waiting for Jared』のジョークは、この後やっと退場するつもりになったJaredが、帰り際ステージの後ろに掲げられている大きなポスターのDeanの股間辺りにサインしたり、会場に向けてお尻を振りながら上着を脱いでストリップの真似をしたりしてまたもや時間をとったりしている時に再浮上したのだとか。
(大相撲本場所中だったこともあり、なかなかあれこれ色々な映像を見比べる時間がなかったもので、下の質問が実際にどのくらいのタイミングで出てきたものかわからないのですが…)
【Supernatural終了後も二人は友達でいると思う?】
この質問に対するJ2の質問については、私が概要を書き出してしまうより、現場の雰囲気をそのまま伝える文章の方が、その場の楽しい雰囲気を伝えられる気がするので、少々引用してしまいます:
(とあるレポートでは)
This next part was my favorite moment from the whole panel block. A fan asked if Jared and Jensen thought they'd stay friends after the show ended. Both of them immediately started a simultaneous litany of how they couldn't wait to never see each other again and would block each other's phone calls and filter each other's emails. Then Jensen added that he would change the locks, and Jared indignantly said, "It's my house!" So, no, not friends at all
この次の部分は、このパネルブロック全体でも一番私のお気に入り。あるファンが、SPNが終わった後、JaredとJensenは友達のままでいると思う? と尋ねたの。J2は途端に二人揃って、今後一切顔を合わせなくてすむようになる時がどれほど待ちきれないか、とか、お互いの電話やメールを着信拒否にするだとかを同時にわーっと話し始めたの。それからJensenが、彼は家の鍵も変えると追加すると、Jaredは憤然として、「あれは僕の家だぞ!」と言ったの。絶対に、「友達じゃなくなる」なんてことは全くありえないって感じ。
(別のレポートではこんな感じ)
But anyways, they were also asked if, once the show was over, they'd still be friends and they spent a good two minutes saying variations on "no," including saying stuff like they were going to change their phone numbers, block calls, and that Jensen was going to get the locks changed... to which Jared said "it's my house."
でもとにかく、二人は、もしSPNが終わったとして、それでも二人は友達のままでいるか、なんていう質問も受けたのね、すると二人はたっぷり2分間ほどもあらゆる表現で「No」って言い続けて、その中には、それぞれの電話番号を変えるし、着信拒否するし、なんていうことが含まれてたんだけど、そこにJensenが、自分は家の鍵も変えるなんて言い出して…そのコメントに対してJaredは「あれは僕の家だぞ」って言ったの。
同時にムキになって、「SPNさえ終わったら、もうすっぱり友達なんかやめる!」と言い出したなんて、文字だけみると、「えっ?」とちょっとドキっとしますが、
現場のJ2二人の(結局はイチャイチャ仲良しの惚気全開としか思えない)様子を目にしたファンの間違いなく全員が、
「この二人が離れられるはずない…」
と思ったというのは、逆の意味で、この二人の絆の強さを見せ付けられるようで…、
絶対この質問を想定して、二人で答えの打ち合わせをやってきてるわね、という感じです。
☆
さて、さすがにConのスタッフから、Jaredの退場の時間がきたことが告げられると:
When Jared got up to leave Jensen was sweet and moved one of the chairs off the stage. Jared then took the other chair off the stage with a wicked grin plastered across his face and brought back out a tiny one for Jensen. So Jensen had to get his own bigger chair back. It was very Three Stooges.
そして(やっと)Jaredがやっと立ち上がって退場するという時、JensenはSweetにも椅子の一つをステージの外に運んであげたの。するとJaredは悪そうな笑顔を顔中に貼り付けて残っていたもう一つの椅子をステージの外に運んでしまって、(客席の皆が座ってる)ちっちゃい椅子を持ってきたの。だからJensenは、自分の大きな椅子を取り戻しに行かなきゃならなかったのよ。これってすっごくどたばたコントって感じだった。
☆
Jensen:
【一番好きじゃないエピソードは?】
ディーンがママの実家に里帰りする 『In the Beginning』 をあげて、その間、Jaredが一週間ハワイに行ってたから、と答えたJensenではあるけれども、実際にはどのエピソードもそれなりに思い入れがあるから嫌いになることなんかできないんだ。
と質問に答えつつ、Jaredがいなくなった途端(とてもたった一人がいなくなっただけとは思えないほど)あまりに静かになった会場に、
すごく静かだね、この雰囲気最高だよ、Jasonにバックグラウンドで音楽でも演奏してもらおうか、なんて、ぽつりと洩らしたために、Jensenのパネルを会場の隅で見ていたJason Mannsにステージに上がってJensenと一緒に歌でも歌って欲しい!というような盛大な歓声が客席から上がると、
「あー、残念だけどJasonはどこかに行っちゃったみたいだ。(で、唇を動かさずに)Jason、どっかに行け!どっか行けって!…(で、本当にJasonが部屋から出て行こうとでもしたのか)冗談だって、そこにいてくれ。You look fantastic.」
まずはまるで白馬の騎士のように、「僕が一緒にいるから大丈夫だよ」とJensenを守って寛がせていたJaredが、ついに時間切れで退出すると、
今度は(見るたびに熊さんのようにがっちりと体格が大きくなっていく気がする…)Jasonが会場の隅で見守ってる…。
まるでお姫様のように親友たちから愛され、大事にされているJensenってことなの?と、こうなるともう、どうしても膨らんでいってしまう妄想を抑えられません。
【本当はJaredへの質問なんですけど…】
できたらJensenに答えてもらないかと思って…。
随分前のConventionでのことになりますが、時間切れのためJensenのパネルで質問しきれなかった何人ものファンが、Jaredのパネルの時に、本当はJensenに質問したかったんだけど、なんていう前置きをしたことで、熱烈なJared!Girlsの間で「なんであんなこと言う必要があるわけ?!」と後々かなりの物議をかもしたりした記憶がまだ色濃く残っているせいか(当時のSPNファンはまだ圧倒的にJensen!Girlsの比率が高かったのですよね)、
ついにJensenのパネルでJaredに質問したかったなんていう人が現れるほど、Jared人気がJensen人気に迫ってきたのね!という、とてもポジティブな反応で客席に和やかな笑い声が満ちると、
Jensenも、Oh, it’s great. もちろん答えるよ、何を知りたいんだい?
(と、前向きに返事をしつつ、女の子が質問する前に「Yes, Jared is a girl.」-上の朝の支度が遅いJaredについてのやり取りを引用したのですね-なんて口を挟んだりしていると)
『サムはファーストシーズンではとっても素敵な髪型だったのに、セカンドシーズンに入ってからのあの髪型って、どうしちゃったの?』
なんとも思いがけない質問に、Jensenはくすくす笑って小さく「That’s awesome.」と呟きつつ、
(Smallvilleのレックス・ルーサーこと)Michel Rosenbaumなんかがいい例だけど…
するとSmallvilleファンも大勢いると思われる客席から、大きな悲鳴のような歓声が挙がります。
JensenがSmallvilleのシーズン4にゲスト出演して以来、Michelや、クラーク役のTom Wellingととても仲良しになって、いまだに休みの日にはゴルフをしたり飲みに出かけたり、一緒に遊んでいるという話は有名ですよね。
一説には、というか、完全な希望的推測として、今シーズンのドラマの撮影が始まる前、LAに帰ることになってしまったという、Jensenと一緒にアパートを借りて同居していた友達というのは、
Smallville第7シーズンの後、ついにドラマを降板することになったMichel Rosenbaumだったのでは…というあくまで推測の域を出ない話もあったりして、実は私もかなりその説に傾いていたところでした。
また話は逸れますが、今回のChicago ConでのJason Mannsのパネルで、JasonもMichel Rosenbaumとは友達だ、というような話も出ていたということで、Jasonって、割と頻繁にカナダに遊びに行くこともあったりするの…?
ってことは、やっぱりJ2の新居で催されたBBQパーティーの後、Jensenとワンコの写真を撮ったのって…と、どんどん妄想は連鎖していくのです。
「That poor guy!」(あの哀れな男のことだよ)
あいつは、(スキンヘッドのレックスを演じるため)8年間くらいかな? 毎日毎日頭を剃り続けなければならなかったんだ。それを考えると髪形が変えられるってことだけでもありがたいことなんだ。
【俳優にならなかったら?】
Fisherman(漁師←なんで?(笑))か、プロのスポーツ選手…もちろんプロになれるほど自分に才能があるとは思わないけど…、
なんてJensenが真面目に答えていると、客席から「ストリッパー!」という声が、
ストリッパー…、うん、第三候補はそれかな、世の中にはそういうキャリアもあるよね。とあっさり肯定したJensen。
【Tiny がCliffさん?】
この会場に"Folsom Prison Blues”のTinyがいますね。という指摘に、Jensenが、
「皆さん、あれが(僕らのボディーガードの)Cliffだよ」と笑顔で紹介してましたね!
これは既に情報通のFangirlsにとっては当たり前の知識だったのかもしれませんが、ついにCliffさんの正体が判明して、私は 「あー!そうだったの!!??」 と、今回とても新鮮な驚きを覚えました。
このCliffさんを指摘した人は続けて:
So, obviously you are not your characters. Do you think that you, Jensen, would have been friends with Dean if you'd both known each other in high school?
明らかにあなたはあなたが演じる役柄とは違うみたいだけど。Jensen、あなたが高校時代Deanと知り合いだったとしたら、友達になったと思う?
実際、Jensenにはディーンみたいな友達が何人かいたとのこと。当時彼は、そういう友達をトラブルから引っ張り出したり、そういった友達を守るために喧嘩に割って入ったのだそう。
☆
体力は完全に途切れてきてしまったのですが…、本当にキリがありません!
後は箇条書きで!
・ Jensen's favorite cake is chocolate. With chocolate frosting. And chocolate sprinkles. And chocolate inside. And a cup of chocolate on the side.
Jensenの好きなケーキは、チョコレート。チョコのフロスティング。チョコがふりかけてあって。中にもチョコが入ってて。チョコソースが横に添えてあるもの。
(しかもダークチョコだよ!とのこと)
この後の質問への回答で、一番大好きなパイは、おばあちゃんのチョコパイで、二番目はお母さんのパンプキンパイというのもありましたよね。
(お母さんのが二番目だなんて言っちゃっていいの?という歓声に)大丈夫、これはお母さんも承知してることだから。
・ Deanの大好きなMagic Finger付のベッドは、でっかい汗だくの男性が下に潜り込んで揺らしている。(えー??!!そうだったの??(笑))
・ 北京から参加したファンの企みで、I love you.の中国語「我・愛・你」という言葉を教えられ、とても上手に発音したJensen。
・ Supernaturalで随分英語を覚えたというスイスから来た女の子の "pig in a poke" の発音が可愛い!と言って、マネしていたJensen の口調がまた可愛い!
・ Texas Guysが暇になるとやり始めるという、BBガンでお互いの背中(お尻?)を打ち合うという遊びの説明を、立ち上がって身体全体を使い 「うわっ」 「あがー」 「そこは腿だぞ、なんでそんなとこ撃つんだよ」 なんていう感じで再現し、散々客席を笑わせた後、
"that's what Texas guys do when they're bored."
とぽつっとコメントするJensenも本当に楽しかったですよね。
☆
【Supernaturalはシーズン5までなの?】
この質問への答えは、参加していた多くの人たちが驚くものだったようです。
私ももちろん驚きました。
クリプキは本当のところを言って、Supernaturalというドラマをシーズン4で終わりにするつもりだったのだとのこと。
でもシーズン4の第1話である『Lazarus Rising』の視聴率がとんでもない高さで、これは、ロボットか何かの出てくるエピソードでも書いて、少なくとももう1シーズン続けないといけない、と思ったのだそう。
なにはともあれ、シーズン5までは間違いなく続きそうで、そこでまた視聴率良好だったら…。
あまり先を期待しすぎるのもいけませんね。
ま、とりあえず今は、このドラマが続く限りは楽しく追いかけていければいいなと思うだけです。
☆
大相撲の終盤戦の盛り上がりで体力を奪われ、なんだか楽しい話題をまだ沢山洩らしている上、かなり支離滅裂の感想文になっているような気がしてならないのですが…、一応こんなところで投稿してしまうことにします。
Supernatural第10話の感想文は、また数日置いて、体力が戻ったところで、ゆっくりと書きたいと思います。
2008年11月20日木曜日
Chicago Con 2008レポート覗き見感想②
また少々、Conレポートを覗き見した感想の続きを。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のシーズン4のネタバレが含まれる可能性もありますので、閲覧にはご注意ください。
☆
今回のConのJ2のサイン会は、二人の帰りの飛行機のスケジュールのこともあって、流れ作業的に「はい次!」「はい次!」とどんどん列を進めさせられたということで、ほとんどJ2と会話することができなくて残念だったという感想をもらしているレポートがほとんどなのですが、中にはこんな楽しい出来事もあったようです:
Heh, a fan at the Chicago con said that she was behind a girl who gave Jensen one of the cowboy hat pictures for him to sign. Apparently he looked at it and said "Oh my God" then showed it to Jared who laughed hard and asked what it was from. Jensen called it a 19 yr old mistake.
あのね、シカゴConで、あるファンの子の前に並んでた女の子がこれにサインしてとJensenに差し出したのが、例のカウボーイハットを被った写真(この写真…?かな?)だったそうなの。明らかに彼はそれを目にした途端「Oh my God」って呟いて、それからその写真をJaredに見せたの、Jaredはそれを見て大笑いして、これってなんの時の写真だって尋ねたのだそう。Jensenはその写真を ”ある19歳のあやまち” と呼んだんだって。
以前、J2がお互いの過去の恥ずかしいモデル写真をそれぞれ相手のトレーラーの壁中だったかに貼り付けあうというイタズラをしたという話を聞いた時、Cowboy Hat姿のJensenの写真は間違いなくJaredが集めたJensenの恥ずかしい写真の中に含まれていたに違いないと思っていたけど…、
Jaredあの写真を初めて目にしたっていうの?本当に?
Jaredが真実を語っているかどうかについては…まあ置いておくとして、ファンから差し出されたのがあの写真だったとしたら、それを思わずJaredになんか見られないように隠したくなるのが普通なのではないか…と、私程度の頭では思ってしまうところ、あっさりJaredに見せちゃうって!
この二人の仲の良さ&親密さ、まじで一筋縄では想像もつかないレベルです。
それで思い出したので、少々脱線となりますが:
少なくともここ2年ほど afterelton.com という老舗のゲイサイトが毎年恒例で実施している
Gayたちの選ぶ 「イケメン100選」
で、J2(特にJensen…)がぐんぐん順位を上げてきている、というのは、(腐のつく)Fangirlsの基本知識になっていることではありますが、このサイトではつい最近、以下のようなQ&Aがあって:
Q: Is there a case where gay actors and/or crew fell in love during the filming of a movie/TV show, like Brangelina? – Andie, NY
質問:ブラピ&アンジェリーナみたいな感じで、映画やテレビドラマの撮影中、ゲイの俳優さん同士とか、もしくは俳優さんがスタッフと、とかいう感じで恋に落ちちゃうなんてことあるんでしょうか?-ニューヨーク、アンディより
A: No doubt the actual number of such same-sex couplings is legion, but actors are notoriously circumspect about on-set romances — gay and bi actors even more so.
回答:(共演がきっかけになって付き合うことになったという)そういう同性のカップルが山ほどいることは間違いありませんが、でも一般的に、俳優さんたちというのは共演者とのロマンスには慎重であるといわれています-ゲイやバイの俳優さんたちとなると余計にそういう傾向があるでしょうね。
で、それに続いて、あれこれと共演中恋に落ちた可能性のある同性の俳優さんたちなんかの名前を写真付でずらずらと挙げられているのを眺めつつ記事の2ページ目を開くと、いきなり冒頭に…、
こんな可愛い仲良し写真付で…
Then, of course, there is the case of Jared Padalecki and Jensen Ackles, who met on the set of Supernatural (2005) and have been hot-and-heavy ever since…IN THE FLYING MONKEY’S DREAMS!
それから、もちろん、Jared PadaleckiとJensen Acklesの事例がありますよね、この二人はSupernatural(2005)のセットで出会って、それ以来、ヘヴィに熱っ々なんです…(この記事に回答している)THE FLYING MONKEYの夢の中ではね!
J2の親密ぶりって、もはやTin-hatを被った妄想で思考の歪んだ腐のつくFangirlsにとってだけじゃなくって、本物のゲイの識者の目にすら、アツアツのカップルに見えるってことなんですね。
☆
もう一つ、J2のパネルとは関係のないところでのエピソードとして、(ホテルのホールでJensenのミュージシャン友達Jason Mannsに出くわした、とあるFangirlの)ちょっと可愛い書き込みを見つけたので:
We told him Jensen was scary and he deadpanned that Jensen randomly punches him in the face for no reason. Then he laughed and said Jensen was adorable. (Yes, he said adorable.)
私達はJensenは(美人すぎて?)怖いってJasonに話したの、そしたら彼は真顔で、Jensenは何の理由もなく彼の顔にパンチしてきたりするからな、なんて言ったの。それから彼は笑い出して、JensenはAdorableだよって言ったのよ。(そう、彼はAdorableって言ったのよ)
【Adorable: この単語って、可愛いとか愛らしいとか…小さい子をぎゅっとしたくなるような、とにかく愛くるしい可愛さっていう感じですよね。私としては、どうも、Jensenとワンコの添い寝写真を撮った人物として、Jasonがぴったりのような気がしてしまいます。】
☆
では、なんだかもう今更という感じはしますが、一応私個人の覚書という意味で、一応Jared&Jensenのパネルでのエピソードについても書き出しておきたいと思います。
Jared:
自分のトークの間に最新の可愛いワンコネタを始めJensenの名前が頻繁に出てきたり、Jensenに対する小さなイタズラをいくつか仕掛けておいたりするのも目につきました。
【マイクを…】
トークの途中で、マイクを鼻にこすりつけ始めたJared。
「このマイク、この後Jensenが使うことになるだろ…。Jensenには内緒だよ」
と言いつつ、挙句の果てに脇の下にまで擦りつけ、後から自分用のマイクを持って登場したJensenのマイクと交換しようとしたものの、Jensenに取り返され
「Jensen、(僕の作戦)知ってるな」
「(お前が何したかなんて)何も知らないけど、自分の直感に従っただけだ」
なんていう可愛いやり取りを。(笑)
【スーパーパワー?】
Jaredのパネルで、何か一つスーパーパワーを使えるようになるとしたら何がいい?という質問に、
「皆結構、空を飛びたいなんていうけど、それって退屈だよ。だって空を飛びたければ飛行機とかで飛べるわけだしさ、僕は(水に潜ったりできる)アクアマンになりたい、緑のウロコのついたタイツは抜きでね…」
というような回答をしていたわけですが、その後Jensenが出てきて二人揃ってのQ&Aとなった時、再びスーパーパワーの質問が出され、ほぼ予想どおり、というか…、
「空を飛びたい」
と回答するJensenを待ってる間の、Jaredの顔!
で、Jensenが答えた途端に大笑いして「Boring!(退屈!)」と言葉を挟むJared!悪い子です。
完全に前のJared一人のパネルでの答えが布石になってしまって、ウケ狙いでもなく普通に答えただけなのにどっと笑いが沸いたことに、わずかに戸惑っているJensenがちょっと可哀想な気も…。
でもこの二人、いっつもこんなことばっかりやってて、それでも喧嘩にならないという仲良しさんなんでしょうね。
☆
(これはシーズン4第9話の感想文の中でもちょこっと触れたことですが)
今シーズンに入って以来、手をかざすだけでたちまち悪魔にとり憑かれた人間から悪魔の黒い煙を吐き出させることができるという技を獲得したサム。
ファンから "Ipecac"(吐き気を催させる『吐根』という薬草の名前)という単語を教えてもらった Jaredは、あの技に
『Hand of Ipecac』
という名前をつけて、それがすっかりJaredの「本日の言葉」になってしまい、以降ずっとほとんど5分おきに『Hand of Ipecac』を口にしていたのだそう。
☆
ある女の子が質問のためマイクのところに出てきたものの、あまりの緊張に声も出なくなって質問を諦めて席に帰ろうとした時、なんとJaredがステージから飛び降りてその子をぎゅーーっと抱きしめてあげた!
このJaredの行為にも驚きとともに 「Jared、なんてSweetなの!!」 と感激のコメントが溢れていましたよね。
「次のConで心がけること…、とにかくシャイであること!小さな子を連れて行くのもよし…」
なんていう意気込みを洩らしていた人もいましたが(笑)
☆
脚本にSera Gambleと書いてあるのをみると、唸り声を上げたくなる?という質問に、躊躇いも無く「うん」と答えたJaredは、
「彼女の脚本だとサムは裸になったり、泣いたり、また裸になったり、また泣いたりの繰り返しだからね。…でも彼女はサムっていうキャラクターの扱い方を最高にわかってるから、彼女の脚本を演じるのはチャレンジだし、彼女の脚本は大好きなんだ」
とのこと。
この質問をしたAlice Jesterさんという人は、私も以前に読んだことがあった
Supernatural: How A Show Manages To Succeed Despite Its Network
(スーパーナチュラル:ネットワークの後押しも得ずTVドラマがかろうじて成功を収め続ける方法)
という記事を書いた人なのだそうで、
サイン会の時には、ポートレートやDVDなどにサインしてもらうのが普通のところ、この人は初めて書いてかなりの評判を得たというこの記事のプリントアウトを携えていったのだそう。
サインをするためにレポートを受け取ったJensen(以下は、Aliceさん本人のConレポートよりの抜粋):
He read the page, looked at me with surprise and said, “I’ve read this.” He went on further, explaining that when it came out someone sent it to him and he shared it with people in his trailer. He remembers it very well.……
Then he called out to Jared who was nearby, passed it over and asked if he remembered it. Jared looked at the page and in surprise said, “Yeah, I remember this!”
彼はページを読んで、驚いた顔で私の顔を見上げ、口を開くと「僕、これ読んだよ」彼はさらに続けて、この記事が出た時、誰かがこれを彼に送ってくれて、彼は彼のトレーラーで皆と一緒に読んだ、と言ったの。彼はこの記事のことをよく覚えてた。…(中略)
それから彼は近くにいたJaredに声をかけ、記事を手渡して、彼も覚えてるかと聞いたの。Jaredはページをみて驚き「うん、僕、これ覚えてるよ!」と言ったの。
Aliceさんとしては、こんなJ2の反応は全く予想しておらず、物凄く感動したとのこと。
CWという放送局の成り立ちなどに加え、CSIやグレイズアナトミー(シーズン3からはLostまで?!)なんていう超強力番組と同日同時間帯の放送でありながら、ほとんどネットワークからの後ろ盾なしに、ほぼ純粋にネット上のファンの口コミだけで視聴率を稼ぎ続け、海外でも大変多くの国で非常に高く評価されている、というようなことが書かれているこの記事。
そういえばどこかの Interview で、J2が
ネットワークはほとんどプロモーションしてくれないし、超強力な裏番組と戦い続けるのは辛いけど、みんなの応援のおかげで…
というようなことを語っていたことがありましたよね。
一日14時間にも及ぶ辛い労働を頑張れるのも、皆が応援してくれるから、というJ2の言葉をよく耳にする気がしますが、番組を応援するこうしたネット上の記事なんかもモチベーションの一つとしてちゃんとチェックしていたりするのですね。
☆
最近の楽しいエピソードで、おかしなことをしているJensenを前にして真面目な演技をしなければならないのが本当に大変、僕が大笑いする度に撮影を中止して取り直ししなければならないし、と語るJared。
特に、"Yellow Fever" でのJensenの悲鳴は、もっと上手に出来たバージョンもあったのに、Jaredが笑いをどうしても我慢できなかったためにJensenの最高の悲鳴は採用されなかった、とか。
Jared&Jensenのパネルで、ぜひその『cat scream』をやって見せて!と会場の皆からリクエストが上がっていましたが、
「きっと来年のGag Reelに入ると思うから。皆の楽しみを台無しにしたくないから今はやめとく。きっと皆、後で僕に感謝することになるよ」
とうまくかわしていましたね。
(日本版のDVDにも、絶対、今度こそ、入れてください…)
☆
Jaredのパネルが終わり、本来の予定ではJensen一人のパネルに移行するはずが、いつも一人になると緊張して固くなってしまうJensenを心配してか、Jaredが退場を拒否してその場に居座り、結局そのまま二人のQ&Aが始まることになります。
(邪魔だから消えろ、と、なんとかJaredを椅子から立たせようとして、Jaredの帽子を客席に投げるフリをしたりしながらも、「Jaredがそこにいる」という安心感からか、Jensenが目に見えてリラックスするのがわかって、またもや、この二人!本当に仲良しねー!と感激させられることに…)
これからやっとJ2二人のパネル、それからJensen一人のパネルということになるわけですが、この調子だとどれだけ長くなるかわからないので、ここで再び中断して、投稿してしまうことにします。
なんとか後一回くらいで、Conのレポートの感想文が終わりになるといいのですが…。
うかうかしているとシーズン4の第10話が放送になってしまいます。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のシーズン4のネタバレが含まれる可能性もありますので、閲覧にはご注意ください。
☆
今回のConのJ2のサイン会は、二人の帰りの飛行機のスケジュールのこともあって、流れ作業的に「はい次!」「はい次!」とどんどん列を進めさせられたということで、ほとんどJ2と会話することができなくて残念だったという感想をもらしているレポートがほとんどなのですが、中にはこんな楽しい出来事もあったようです:
Heh, a fan at the Chicago con said that she was behind a girl who gave Jensen one of the cowboy hat pictures for him to sign. Apparently he looked at it and said "Oh my God" then showed it to Jared who laughed hard and asked what it was from. Jensen called it a 19 yr old mistake.
あのね、シカゴConで、あるファンの子の前に並んでた女の子がこれにサインしてとJensenに差し出したのが、例のカウボーイハットを被った写真(この写真…?かな?)だったそうなの。明らかに彼はそれを目にした途端「Oh my God」って呟いて、それからその写真をJaredに見せたの、Jaredはそれを見て大笑いして、これってなんの時の写真だって尋ねたのだそう。Jensenはその写真を ”ある19歳のあやまち” と呼んだんだって。
以前、J2がお互いの過去の恥ずかしいモデル写真をそれぞれ相手のトレーラーの壁中だったかに貼り付けあうというイタズラをしたという話を聞いた時、Cowboy Hat姿のJensenの写真は間違いなくJaredが集めたJensenの恥ずかしい写真の中に含まれていたに違いないと思っていたけど…、
Jaredあの写真を初めて目にしたっていうの?本当に?
Jaredが真実を語っているかどうかについては…まあ置いておくとして、ファンから差し出されたのがあの写真だったとしたら、それを思わずJaredになんか見られないように隠したくなるのが普通なのではないか…と、私程度の頭では思ってしまうところ、あっさりJaredに見せちゃうって!
この二人の仲の良さ&親密さ、まじで一筋縄では想像もつかないレベルです。
それで思い出したので、少々脱線となりますが:
少なくともここ2年ほど afterelton.com という老舗のゲイサイトが毎年恒例で実施している
Gayたちの選ぶ 「イケメン100選」
で、J2(特にJensen…)がぐんぐん順位を上げてきている、というのは、(腐のつく)Fangirlsの基本知識になっていることではありますが、このサイトではつい最近、以下のようなQ&Aがあって:
Q: Is there a case where gay actors and/or crew fell in love during the filming of a movie/TV show, like Brangelina? – Andie, NY
質問:ブラピ&アンジェリーナみたいな感じで、映画やテレビドラマの撮影中、ゲイの俳優さん同士とか、もしくは俳優さんがスタッフと、とかいう感じで恋に落ちちゃうなんてことあるんでしょうか?-ニューヨーク、アンディより
A: No doubt the actual number of such same-sex couplings is legion, but actors are notoriously circumspect about on-set romances — gay and bi actors even more so.
回答:(共演がきっかけになって付き合うことになったという)そういう同性のカップルが山ほどいることは間違いありませんが、でも一般的に、俳優さんたちというのは共演者とのロマンスには慎重であるといわれています-ゲイやバイの俳優さんたちとなると余計にそういう傾向があるでしょうね。
で、それに続いて、あれこれと共演中恋に落ちた可能性のある同性の俳優さんたちなんかの名前を写真付でずらずらと挙げられているのを眺めつつ記事の2ページ目を開くと、いきなり冒頭に…、
こんな可愛い仲良し写真付で…
Then, of course, there is the case of Jared Padalecki and Jensen Ackles, who met on the set of Supernatural (2005) and have been hot-and-heavy ever since…IN THE FLYING MONKEY’S DREAMS!
それから、もちろん、Jared PadaleckiとJensen Acklesの事例がありますよね、この二人はSupernatural(2005)のセットで出会って、それ以来、ヘヴィに熱っ々なんです…(この記事に回答している)THE FLYING MONKEYの夢の中ではね!
J2の親密ぶりって、もはやTin-hatを被った妄想で思考の歪んだ腐のつくFangirlsにとってだけじゃなくって、本物のゲイの識者の目にすら、アツアツのカップルに見えるってことなんですね。
☆
もう一つ、J2のパネルとは関係のないところでのエピソードとして、(ホテルのホールでJensenのミュージシャン友達Jason Mannsに出くわした、とあるFangirlの)ちょっと可愛い書き込みを見つけたので:
We told him Jensen was scary and he deadpanned that Jensen randomly punches him in the face for no reason. Then he laughed and said Jensen was adorable. (Yes, he said adorable.)
私達はJensenは(美人すぎて?)怖いってJasonに話したの、そしたら彼は真顔で、Jensenは何の理由もなく彼の顔にパンチしてきたりするからな、なんて言ったの。それから彼は笑い出して、JensenはAdorableだよって言ったのよ。(そう、彼はAdorableって言ったのよ)
【Adorable: この単語って、可愛いとか愛らしいとか…小さい子をぎゅっとしたくなるような、とにかく愛くるしい可愛さっていう感じですよね。私としては、どうも、Jensenとワンコの添い寝写真を撮った人物として、Jasonがぴったりのような気がしてしまいます。】
☆
では、なんだかもう今更という感じはしますが、一応私個人の覚書という意味で、一応Jared&Jensenのパネルでのエピソードについても書き出しておきたいと思います。
Jared:
自分のトークの間に最新の可愛いワンコネタを始めJensenの名前が頻繁に出てきたり、Jensenに対する小さなイタズラをいくつか仕掛けておいたりするのも目につきました。
【マイクを…】
トークの途中で、マイクを鼻にこすりつけ始めたJared。
「このマイク、この後Jensenが使うことになるだろ…。Jensenには内緒だよ」
と言いつつ、挙句の果てに脇の下にまで擦りつけ、後から自分用のマイクを持って登場したJensenのマイクと交換しようとしたものの、Jensenに取り返され
「Jensen、(僕の作戦)知ってるな」
「(お前が何したかなんて)何も知らないけど、自分の直感に従っただけだ」
なんていう可愛いやり取りを。(笑)
【スーパーパワー?】
Jaredのパネルで、何か一つスーパーパワーを使えるようになるとしたら何がいい?という質問に、
「皆結構、空を飛びたいなんていうけど、それって退屈だよ。だって空を飛びたければ飛行機とかで飛べるわけだしさ、僕は(水に潜ったりできる)アクアマンになりたい、緑のウロコのついたタイツは抜きでね…」
というような回答をしていたわけですが、その後Jensenが出てきて二人揃ってのQ&Aとなった時、再びスーパーパワーの質問が出され、ほぼ予想どおり、というか…、
「空を飛びたい」
と回答するJensenを待ってる間の、Jaredの顔!
で、Jensenが答えた途端に大笑いして「Boring!(退屈!)」と言葉を挟むJared!悪い子です。
完全に前のJared一人のパネルでの答えが布石になってしまって、ウケ狙いでもなく普通に答えただけなのにどっと笑いが沸いたことに、わずかに戸惑っているJensenがちょっと可哀想な気も…。
でもこの二人、いっつもこんなことばっかりやってて、それでも喧嘩にならないという仲良しさんなんでしょうね。
☆
(これはシーズン4第9話の感想文の中でもちょこっと触れたことですが)
今シーズンに入って以来、手をかざすだけでたちまち悪魔にとり憑かれた人間から悪魔の黒い煙を吐き出させることができるという技を獲得したサム。
ファンから "Ipecac"(吐き気を催させる『吐根』という薬草の名前)という単語を教えてもらった Jaredは、あの技に
『Hand of Ipecac』
という名前をつけて、それがすっかりJaredの「本日の言葉」になってしまい、以降ずっとほとんど5分おきに『Hand of Ipecac』を口にしていたのだそう。
☆
ある女の子が質問のためマイクのところに出てきたものの、あまりの緊張に声も出なくなって質問を諦めて席に帰ろうとした時、なんとJaredがステージから飛び降りてその子をぎゅーーっと抱きしめてあげた!
このJaredの行為にも驚きとともに 「Jared、なんてSweetなの!!」 と感激のコメントが溢れていましたよね。
「次のConで心がけること…、とにかくシャイであること!小さな子を連れて行くのもよし…」
なんていう意気込みを洩らしていた人もいましたが(笑)
☆
脚本にSera Gambleと書いてあるのをみると、唸り声を上げたくなる?という質問に、躊躇いも無く「うん」と答えたJaredは、
「彼女の脚本だとサムは裸になったり、泣いたり、また裸になったり、また泣いたりの繰り返しだからね。…でも彼女はサムっていうキャラクターの扱い方を最高にわかってるから、彼女の脚本を演じるのはチャレンジだし、彼女の脚本は大好きなんだ」
とのこと。
この質問をしたAlice Jesterさんという人は、私も以前に読んだことがあった
Supernatural: How A Show Manages To Succeed Despite Its Network
(スーパーナチュラル:ネットワークの後押しも得ずTVドラマがかろうじて成功を収め続ける方法)
という記事を書いた人なのだそうで、
サイン会の時には、ポートレートやDVDなどにサインしてもらうのが普通のところ、この人は初めて書いてかなりの評判を得たというこの記事のプリントアウトを携えていったのだそう。
サインをするためにレポートを受け取ったJensen(以下は、Aliceさん本人のConレポートよりの抜粋):
He read the page, looked at me with surprise and said, “I’ve read this.” He went on further, explaining that when it came out someone sent it to him and he shared it with people in his trailer. He remembers it very well.……
Then he called out to Jared who was nearby, passed it over and asked if he remembered it. Jared looked at the page and in surprise said, “Yeah, I remember this!”
彼はページを読んで、驚いた顔で私の顔を見上げ、口を開くと「僕、これ読んだよ」彼はさらに続けて、この記事が出た時、誰かがこれを彼に送ってくれて、彼は彼のトレーラーで皆と一緒に読んだ、と言ったの。彼はこの記事のことをよく覚えてた。…(中略)
それから彼は近くにいたJaredに声をかけ、記事を手渡して、彼も覚えてるかと聞いたの。Jaredはページをみて驚き「うん、僕、これ覚えてるよ!」と言ったの。
Aliceさんとしては、こんなJ2の反応は全く予想しておらず、物凄く感動したとのこと。
CWという放送局の成り立ちなどに加え、CSIやグレイズアナトミー(シーズン3からはLostまで?!)なんていう超強力番組と同日同時間帯の放送でありながら、ほとんどネットワークからの後ろ盾なしに、ほぼ純粋にネット上のファンの口コミだけで視聴率を稼ぎ続け、海外でも大変多くの国で非常に高く評価されている、というようなことが書かれているこの記事。
そういえばどこかの Interview で、J2が
ネットワークはほとんどプロモーションしてくれないし、超強力な裏番組と戦い続けるのは辛いけど、みんなの応援のおかげで…
というようなことを語っていたことがありましたよね。
一日14時間にも及ぶ辛い労働を頑張れるのも、皆が応援してくれるから、というJ2の言葉をよく耳にする気がしますが、番組を応援するこうしたネット上の記事なんかもモチベーションの一つとしてちゃんとチェックしていたりするのですね。
☆
最近の楽しいエピソードで、おかしなことをしているJensenを前にして真面目な演技をしなければならないのが本当に大変、僕が大笑いする度に撮影を中止して取り直ししなければならないし、と語るJared。
特に、"Yellow Fever" でのJensenの悲鳴は、もっと上手に出来たバージョンもあったのに、Jaredが笑いをどうしても我慢できなかったためにJensenの最高の悲鳴は採用されなかった、とか。
Jared&Jensenのパネルで、ぜひその『cat scream』をやって見せて!と会場の皆からリクエストが上がっていましたが、
「きっと来年のGag Reelに入ると思うから。皆の楽しみを台無しにしたくないから今はやめとく。きっと皆、後で僕に感謝することになるよ」
とうまくかわしていましたね。
(日本版のDVDにも、絶対、今度こそ、入れてください…)
☆
Jaredのパネルが終わり、本来の予定ではJensen一人のパネルに移行するはずが、いつも一人になると緊張して固くなってしまうJensenを心配してか、Jaredが退場を拒否してその場に居座り、結局そのまま二人のQ&Aが始まることになります。
(邪魔だから消えろ、と、なんとかJaredを椅子から立たせようとして、Jaredの帽子を客席に投げるフリをしたりしながらも、「Jaredがそこにいる」という安心感からか、Jensenが目に見えてリラックスするのがわかって、またもや、この二人!本当に仲良しねー!と感激させられることに…)
これからやっとJ2二人のパネル、それからJensen一人のパネルということになるわけですが、この調子だとどれだけ長くなるかわからないので、ここで再び中断して、投稿してしまうことにします。
なんとか後一回くらいで、Conのレポートの感想文が終わりになるといいのですが…。
うかうかしているとシーズン4の第10話が放送になってしまいます。
2008年11月18日火曜日
Chicago Con 2008レポート覗き見感想①
今回のConventionのレポートをあちこち覗き見した感想文についてはゆっくり書いていこう…、と思っていましたが、
Live Journalのサーバー引越しで、Conventionレポートの多くが投稿されているLJの日記へのアクセスが数日(場合によってはそれ以上…)制限されるような状況になる可能性もありそうということで…、
J2が揃って参加した今回のChicago Con、時間がない…と呟きつつもまたうろちょろとレポートを少々覗いてしまったので、また忘れてしまう前に、覚書程度に感想文を書いておきたいと思います。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のSupernaturalシーズン4に関する情報が出てくる可能性がありますので、ネタバレを回避中であるという方は閲覧ご注意ください。
☆
今回の Convention 初日の金曜日、ゲストのQ&Aパネルの間にTriviaクイズやFan製作のYouTube videoを流したりしたそうで:
つい気になって探しに行ってしまったのですが、タイトルと制作者の名前が出ていたもので私が見つけたのは以下の二つ。
(The Supernatural Files)
伝説のカルトドラマ 『X-Files』 とその X-Files の制作スタッフが大量に参加して始まった 『Supernatural』 というドラマの間の共通点を取り上げたYouTubeビデオはこれまでにもいくつか観たことがありましたが、↑の映像もなかなかよくできています。
(私がそもそもこの日記を書き始めたのも、この二つのドラマの共通点を皆に知って欲しい!という気持ちからでした…)
そしてディーンの様々な表情を取り上げた
(Bitch)
というこちらのVideoは、今回のCompetitionで賞をとって、Conに参加していた制作者は何か賞品を贈呈されたというようなコメントをみたような…。
☆
【Jaredのワンコにまつわるエピソード】
今回のConでは、なぜかJaredの愛犬二匹にまつわるエピソードがいくつも飛び出したということで、まずはそれを中心に:
(新婚六週間の)Gabe(Gabriel Tigerman)は、
(どういう状況でか)Gabeは、Jaredの二匹の犬たちと一緒に車の後部座席に乗らなきゃならない状況になって(この時、ジャレッドは前の席にいたとのこと)、とんでもなく人懐っこい二匹から強烈な親愛の情を示されて、その時持っていたコーヒーのほとんどを二匹にとられてしまったとのこと。
その他、Gabeのパネルからの記憶に残った話題としては、
GabeはJ2の二人からいたずらを仕掛けられたことはなかったけれども、Jensenのトレーラーの前を通りかかった時に、Jensenが "God damn it!" と大声を上げるのを聞いたとのこと。
(ひょっとして、ズボンの裾を足が出ないように縫い付けられたというあのイタズラ?)
GabeはAHBL1(All Hell Breaks Lose part1)で、彼のキャラクターであるアンディーが殺されてしまったというニュースを(撮影所が派遣してくれる)運転手さんに伝えたところ、運転手さんは強いカナダ訛りで 「彼らは君の骨に塩をかけて燃やしたかい?」 と聞いてきて、床に倒れて死んだだけだったよ、と言うと、「じゃ、大丈夫だ。骨を燃やされてないなら、また戻れる可能性があるよ」と言ってくれたのだそう。
(Supernaturalの制作スタッフ、運転手さんまでドラマのことを熟知してるのですね)
Gabeは今回(地元のシカゴに住んでる)小さな姪っ子(実は、Gabeの親友の姪っ子だったのかな?)を連れてきていて、トリックスターことRichardのパネルの時に手を引いて連れてきて、その小さな女の子に質問させていましたよね。
この女の子とRichardのやりとりの映像をちらっとみましたが、全く物怖じせずに、Richardとしっかりやりとりしてて、とにかく可愛くて微笑ましいながらも関心させられました。
そういえば、アッシュことChadもちっちゃなとっても可愛い甥っ子を抱っこしてステージに上がってましたよね。ママがステージから降ろそうとしたら、おじちゃんから離れたくない!って大泣きしていたとか。
トリックスターことRichard Speight, Jr.は、
J2からいたずらを仕掛けられたことはなかったけれども、仕事が終わったある晩、J2と三人でダラスカウボーイズの試合を観ようと誘われたのだそう。
でも集合場所がJensenのトレーラーだったかJaredのトレーラーだったかを忘れてしまい、Jaredのトレーラーのドアをノックすると、中から”Come in”というような唸り声が聞こえたような気がしてドアを開いたところ、大きな犬が二匹(Two giant dogs!)出てきてすごくびっくりして、なんとかそうーっと下がってドアを閉めたのだとのこと。
(この時の模様を語るRichardが本当に芸達者な感じで楽しいですよね。)
さらに(大人の)Maryママこと、Samantha Smithは、
愛犬のヨークシャーテリアをつれて撮影所に行っていたのだけれども、撮影の休憩中、トレーラーのドアを開けたままトレーラーの中で休憩していると、Harley(Jaredの大きいワンコたちの中でもさらに大きい方の男の子)がトレーラーの階段を上ってきてひょこっと顔を出したのだそう。
するとSamanthaのちっちゃなヨークシャーテリアが突進していったと思ったらHarleyの鼻にがぶっと噛み付いてしまって、びっくりしたHarleyは悲鳴をあげて逃げ出して、それっきり二度とSamanthaのトレーラーには近づかなかったとのこと。
ワンコエピソードの締めといえばもちろんJared。
今回のJaredのワンコの話題の中でも、さすがに飼い主のJaredの話が一番でしたよね。
(以下は、色々なレポートから拾った情報を私なりに総合したものですので、実際のJaredの証言と違っていましたらすみません)
皆で集まってバーベキューをしたりフットボールの試合を観たりで大騒ぎをした時のこと(しかもこの時飲んでたのは、ビールですらなく、ワインだった「なんてDomesticなの!」というレポートも…)、
Jaredが午前3時頃になってよろよろと二階のベッドルームに行きベッドに入った途端、誰かから携帯にメールが届いて(この写真を撮ってJaredに送った人物は一体誰なのでしょうね??!!物凄く気になります)、下の階で泥酔状態で眠り込んだJensenと、そのJensenのベッドの上で(人間のベッドには本来乗っちゃいけないと言われているはずの)Jaredの二匹の犬がJensenの隣で丸くなってJensenの顔を舐めたり(キス?)している様子を写した写真が送られてきて、(JaredとしてはJensenが完全に熟睡してて犬たちの存在に気付いてすらいないのが最高!だし、あまりに可愛かったから?)その写真は大事に保存してあるのだとか(これ妄想かも…)、
(この話題に関して、追加で可愛いコメントがあったので原文をちょっと引用してしまうと)
And then he called them his "three dogs," giggled his butt off, and then corrected himself saying he meant his "dawgs."
で、それからJaredは彼ら(Jensen&愛犬たち)を彼の「三匹の犬たち」って呼んで、大笑いしたの、それから「Dawgs」(この単語は、Dogという意味と、「一番の仲良しの友達」という意味を持つスラングですよね)って言おうとしたんだよって訂正して、(別のレポートによると)Jensenには内緒だよって言ったの。
コンベンションレポートとしては本当にまだまだ序の口ですが!
本日はこれで既に3つ目の投稿ということで、さすがに体力が切れてしまったので、
Jared&Jensenのパネルからの楽しいレポートの感想については、また次回…ということにして、ここで一旦投稿してしまうことにします。
Live Journalのサーバー引越しで、Conventionレポートの多くが投稿されているLJの日記へのアクセスが数日(場合によってはそれ以上…)制限されるような状況になる可能性もありそうということで…、
J2が揃って参加した今回のChicago Con、時間がない…と呟きつつもまたうろちょろとレポートを少々覗いてしまったので、また忘れてしまう前に、覚書程度に感想文を書いておきたいと思います。
以下の感想文には、日本ではまだ未放送のSupernaturalシーズン4に関する情報が出てくる可能性がありますので、ネタバレを回避中であるという方は閲覧ご注意ください。
☆
今回の Convention 初日の金曜日、ゲストのQ&Aパネルの間にTriviaクイズやFan製作のYouTube videoを流したりしたそうで:
つい気になって探しに行ってしまったのですが、タイトルと制作者の名前が出ていたもので私が見つけたのは以下の二つ。
(The Supernatural Files)
伝説のカルトドラマ 『X-Files』 とその X-Files の制作スタッフが大量に参加して始まった 『Supernatural』 というドラマの間の共通点を取り上げたYouTubeビデオはこれまでにもいくつか観たことがありましたが、↑の映像もなかなかよくできています。
(私がそもそもこの日記を書き始めたのも、この二つのドラマの共通点を皆に知って欲しい!という気持ちからでした…)
そしてディーンの様々な表情を取り上げた
(Bitch)
というこちらのVideoは、今回のCompetitionで賞をとって、Conに参加していた制作者は何か賞品を贈呈されたというようなコメントをみたような…。
☆
【Jaredのワンコにまつわるエピソード】
今回のConでは、なぜかJaredの愛犬二匹にまつわるエピソードがいくつも飛び出したということで、まずはそれを中心に:
(新婚六週間の)Gabe(Gabriel Tigerman)は、
(どういう状況でか)Gabeは、Jaredの二匹の犬たちと一緒に車の後部座席に乗らなきゃならない状況になって(この時、ジャレッドは前の席にいたとのこと)、とんでもなく人懐っこい二匹から強烈な親愛の情を示されて、その時持っていたコーヒーのほとんどを二匹にとられてしまったとのこと。
その他、Gabeのパネルからの記憶に残った話題としては、
GabeはJ2の二人からいたずらを仕掛けられたことはなかったけれども、Jensenのトレーラーの前を通りかかった時に、Jensenが "God damn it!" と大声を上げるのを聞いたとのこと。
(ひょっとして、ズボンの裾を足が出ないように縫い付けられたというあのイタズラ?)
GabeはAHBL1(All Hell Breaks Lose part1)で、彼のキャラクターであるアンディーが殺されてしまったというニュースを(撮影所が派遣してくれる)運転手さんに伝えたところ、運転手さんは強いカナダ訛りで 「彼らは君の骨に塩をかけて燃やしたかい?」 と聞いてきて、床に倒れて死んだだけだったよ、と言うと、「じゃ、大丈夫だ。骨を燃やされてないなら、また戻れる可能性があるよ」と言ってくれたのだそう。
(Supernaturalの制作スタッフ、運転手さんまでドラマのことを熟知してるのですね)
Gabeは今回(地元のシカゴに住んでる)小さな姪っ子(実は、Gabeの親友の姪っ子だったのかな?)を連れてきていて、トリックスターことRichardのパネルの時に手を引いて連れてきて、その小さな女の子に質問させていましたよね。
この女の子とRichardのやりとりの映像をちらっとみましたが、全く物怖じせずに、Richardとしっかりやりとりしてて、とにかく可愛くて微笑ましいながらも関心させられました。
そういえば、アッシュことChadもちっちゃなとっても可愛い甥っ子を抱っこしてステージに上がってましたよね。ママがステージから降ろそうとしたら、おじちゃんから離れたくない!って大泣きしていたとか。
トリックスターことRichard Speight, Jr.は、
J2からいたずらを仕掛けられたことはなかったけれども、仕事が終わったある晩、J2と三人でダラスカウボーイズの試合を観ようと誘われたのだそう。
でも集合場所がJensenのトレーラーだったかJaredのトレーラーだったかを忘れてしまい、Jaredのトレーラーのドアをノックすると、中から”Come in”というような唸り声が聞こえたような気がしてドアを開いたところ、大きな犬が二匹(Two giant dogs!)出てきてすごくびっくりして、なんとかそうーっと下がってドアを閉めたのだとのこと。
(この時の模様を語るRichardが本当に芸達者な感じで楽しいですよね。)
さらに(大人の)Maryママこと、Samantha Smithは、
愛犬のヨークシャーテリアをつれて撮影所に行っていたのだけれども、撮影の休憩中、トレーラーのドアを開けたままトレーラーの中で休憩していると、Harley(Jaredの大きいワンコたちの中でもさらに大きい方の男の子)がトレーラーの階段を上ってきてひょこっと顔を出したのだそう。
するとSamanthaのちっちゃなヨークシャーテリアが突進していったと思ったらHarleyの鼻にがぶっと噛み付いてしまって、びっくりしたHarleyは悲鳴をあげて逃げ出して、それっきり二度とSamanthaのトレーラーには近づかなかったとのこと。
ワンコエピソードの締めといえばもちろんJared。
今回のJaredのワンコの話題の中でも、さすがに飼い主のJaredの話が一番でしたよね。
(以下は、色々なレポートから拾った情報を私なりに総合したものですので、実際のJaredの証言と違っていましたらすみません)
皆で集まってバーベキューをしたりフットボールの試合を観たりで大騒ぎをした時のこと(しかもこの時飲んでたのは、ビールですらなく、ワインだった「なんてDomesticなの!」というレポートも…)、
Jaredが午前3時頃になってよろよろと二階のベッドルームに行きベッドに入った途端、誰かから携帯にメールが届いて(この写真を撮ってJaredに送った人物は一体誰なのでしょうね??!!物凄く気になります)、下の階で泥酔状態で眠り込んだJensenと、そのJensenのベッドの上で(人間のベッドには本来乗っちゃいけないと言われているはずの)Jaredの二匹の犬がJensenの隣で丸くなってJensenの顔を舐めたり(キス?)している様子を写した写真が送られてきて、(JaredとしてはJensenが完全に熟睡してて犬たちの存在に気付いてすらいないのが最高!だし、あまりに可愛かったから?)その写真は大事に保存してあるのだとか(これ妄想かも…)、
(この話題に関して、追加で可愛いコメントがあったので原文をちょっと引用してしまうと)
And then he called them his "three dogs," giggled his butt off, and then corrected himself saying he meant his "dawgs."
で、それからJaredは彼ら(Jensen&愛犬たち)を彼の「三匹の犬たち」って呼んで、大笑いしたの、それから「Dawgs」(この単語は、Dogという意味と、「一番の仲良しの友達」という意味を持つスラングですよね)って言おうとしたんだよって訂正して、(別のレポートによると)Jensenには内緒だよって言ったの。
コンベンションレポートとしては本当にまだまだ序の口ですが!
本日はこれで既に3つ目の投稿ということで、さすがに体力が切れてしまったので、
Jared&Jensenのパネルからの楽しいレポートの感想については、また次回…ということにして、ここで一旦投稿してしまうことにします。
Supernaturalシーズン4第9話感想文続き
昨日、実は『レッドクリフ』を観てきまして…、現在もまだ鑑賞後の衝撃、というか、いい男ばかりがこれでもかというほど目白押しで登場する痛快時代活劇を満喫した後の気持ちのいいすがすがしさの余韻で、集中力が少々欠如気味です。
私は特に、趙雲に首ったけになってしまいました…。
しかもこの人のフィルモグラフィーを検索して…、ええ~~っとびっくりするような作品に出ていたことを知ってさらに闇雲にこの Hu Jun という素敵な俳優さんに興味を掻き立てられることになりました。
ぜひともこの人の過去の作品を観てみたい!という気持ちに襲われています…。
(なぜ私がここまで食いついたのか、興味を持たれた方は、ぜひ、レッドクリフの公式ホームページで『趙雲』のキャストプロフィールを覗いてみてください)
さらに既にすっかり出遅れた感はありつつも、Chicago Conの楽しい楽しいレポートもあれこれ覗いてはいるのですが、そちらについては、この後もう少し私の頭を整理してからまた覚書を兼ねた感想文をまとめて投稿することにしたいと思っています。
で、まずは、とりあえず、エピソード感想文の続きを…。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
***
Dean: I deserve to know more.
俺にはもっと知る資格がある。
なんて妙に真面目な顔の兄ちゃんに言われてしまったサムは、
Sam: Because... She saved my life.
(なんで俺がRubyを信頼してるかっていうと)彼女は俺の命を救ってくれたからだ。
そしてついに兄ちゃんが地獄に連れて行かれてしまった後、一人ぼっちになってしまった間の出来事を兄ちゃんに語り始めます。
☆
再び6ヶ月前。
憔悴&泥酔で足元をふらつかせながらホテルの部屋に戻ってきたサムは、部屋で待ち伏せしていた(ブロンドの美人秘書の身体を借りた)RubyとBlack Eyeに襲われてしまいます。
そして、兄弟に加担したことでやばいくらいに怒らせちゃったらしいLilithから(Rubyの台詞から推測するに)地獄で想像もしたくないような目に遭わされたものの、「サムを見つけて殺せば…」というラストチャンスを与えられて再び人間界に出てきたというRubyに、サムは(こんな状態になっても肌身離さず携帯し続けていたらしい)Rubyのナイフを取り上げられ、「殺したきゃ殺せ!」と開き直ると、Rubyは(私を含め画面の前の視聴者のほとんどが予想したとおり)サムを羽交い絞めにしていたBlack Eyeをぐさり。
この後、サムと一緒にImpalaに乗り込んでその場から逃げ出したRubyは、French Fries(フライドポテト)が食べたい(シーズン3でのRubyはケチャップをたっぷりまぶしたフライドポテトにはまってましたよね)なんていう軽口から、
地獄ではLilithに反省したと思わせ、信頼を勝ち取るために、とにかくサムなんかには想像もつかないほどのとんでもなく恐ろしい思い耐え忍ばなきゃならないはめになったけど、それというのも全てサムのところへ戻ってきて、サムを救うためだったんだから、そんなあたしに「ありがとう」の一言くらいあってもいいんじゃない、
なんていうことを言い始めますが、
誰が助けてくれなんて頼んだよ。お前、俺がディーンを救い出すための手助けができるのか?ディーンを地獄から引っ張りだせるほどすごい知識は知らないわ。
できないならお前に用はない、車から降りろ。それに誰の身体を乗っ取ってるんだよ。なんでそんなこと気にするの?今までそんなこと聞いたことなかったじゃない。今はそれを聞いてるんだ。どこかの秘書よ。彼女を解放してやれ、さもなきゃこの場でお前を地獄に送り返してやる。
と、サムはまさに取り付く島もないといった感じ。
☆
で、場面が変わるとそこは病院で、「DOE, JANE」という大きなネームプレートが足元についたベッドが大写しになります。
【このJane Doeというのはもちろん、このベッドに横になっている新Rubyの身体の女の子の本名なんかではなくて、身元不明の女性を現す通称。
シーズン1の日記のどこかに書いたことがありますが、男性の場合は、John Doeです】
今回のエピの感想文の前半で、「Wank」のことに触れましたが、
中身の入ってる女性の身体を乗っ取った状態のRubyとは口も聞いてくれないサムと、せめてなんとかちゃんと話をするため、Rubyは身元不明で、しかも脳死状態、さらにはお医者さんが「もう回復の見込みなし」としっかり確認した上で生命維持装置を外したばっかりの新鮮な死体、つまり中身はちゃんと抜けて空っぽになっている身体を選んで借りることにしたということになるのですね。
これなら「サムが抵抗できない女の子を合意なしにレイプしてる」なんていうバカバカしいWankとはすっぱりと縁が切れます。
(jaredinoさんも先日のコメントの中で触れていますが、その代わりに早速、Chicago ConではJaredのQ&Aの中で necrophiliaだか、necrophiliacだかなんていう、ぎょっとするような言葉が飛び出したりもしたようですが、「これでジェシカとよりが戻せるわね」というような流れになって、一応その場は和やかな笑いでなんとか治まったということ…ですか?)
新しい身体が完全な「脳死状態」にあった(⇒Ruby曰く「アパートは空き家です」)という証明書を手に、「完璧、リサイクルよ。(元副大統領で、現在は地球レベルのエコ活動に熱心なことで有名な)アル・ゴアも誇りに思ってくれると思うわ」と再び(荒れ果てた廃屋に住みついて一人酒びたりの生活を送っていたらしい)サムのところを訪れたRuby。
Ruby: I can't bring Dean back. But I can get you something else that you want.
あたしにはディーンを連れ戻すことはできない。でもあたしはあんたが欲しがる別のものを手に入れてあげることはできる。
Sam: And, uh... What's that?
で、あー…それってなんだよ?
Ruby: Lilith.
リリスよ。
Sam: You want me to use my psychic whatever.
お前、俺にサイキック能力だかなんだかを使わせたいんだよな。
Ruby: Look, I know that it spooks you --
ねえ、サイキックの力のことを持ち出すと、あんたが過剰反応するっていうのはわかってる――
Sam: Skip the speech. I'm ready.
ゴタクはもういい。俺の準備はできてる。
!!!
シーズン4の第1話で、「お前がなにか馬鹿な取引でもして、俺を地獄から引っ張り出したんだろ!」と食って掛かる兄ちゃんに、
「あらゆる手を尽くしたけど、俺には兄ちゃんを地獄から連れ戻せなかったんだ!」と言い返していたサムでしたが、
飴玉一個すらもいらないからと自分の魂を投げ出してさえ、Crossroad Demon からあっさり取引を拒否されてしまったことで、もう完全に打つ手がなくなって、
ついに兄ちゃんが「絶対使うな」と言っていた、
そしてYEDの忌まわしい血を舐めさせられたことで身についたことも重々承知している
「サイキック能力」の開発に手をつける気にまでなったということなのですね。
ディーンとしては、なんだかんだ言っても、いざ自分が目の前からいなくなってしまえば、サムはいずれ自分のことを忘れてまた普通の人間としての生活に戻ることができるだろうと踏んでいたような気がするのですが、サムはディーンが予想したほど簡単になんか、大好きな兄ちゃんのことを諦めるわけにはいかなかった、というのが現実だったようです。
シーズン3では、サムを無事に生かしておくことを優先にするあまり、余命一年の自分の命を救う道を探そうともしない兄ちゃんを「ディーンを救える」という嘘を語って近づいてきたRubyの力を借りてまでなんとか救おうとしていたサムの姿に、このSupernaturalというドラマが始まった頃のサムとは明らかな相違を感じもし、
「Mystery Spot」で、トリックスターによって取り上げられてしまった兄ちゃんを取り戻すため、何ヶ月もの間、執念深くトリックスターを追い続けたサムの姿にも、ひょっとして兄ちゃんを地獄に連れて行かれてしまった後のサムって…、という片鱗を見たような気もするのですが、
父ちゃんがディーンを救うためなんのためらいもなく悪魔に魂を売り渡したように、
ディーンがサムの命を取り戻すため、二束三文で自分の命を売り渡したように、
兄ちゃんを地獄から救い出す、その一心に凝り固まって、ここまで自暴自棄になったサムの姿を目にすると、思わず泣かされそうになりながらも、
サムがここまで兄ちゃんへの執着を強めたのはなにがきっかけだったのだろう?
という疑問のような感情も少々湧いてきます。
(シーズン1以来、仲良し兄弟をずーっと応援してきたFangirlとしては、シリーズの初期の頃には兄ちゃんからの愛情を一方的にもらうばかりだったという印象のあるサムのこんなむき出しの感情を目にするのは大変嬉しいことではあるのですが、-父ちゃんが地獄に連れていかれた時には、あんなにあっさりしてた子なのに…、これも常に皆から愛され守られて当たり前という意識だった家族の中での赤ちゃん的存在から、サムが大きく成長した証しということなのかもしれません)
☆
Dean: So? What'd she teach you?
で?ルビーはお前に何を教えたんだ?
画面がホテルの兄弟に戻って、ああ!この回想って、サムが兄ちゃんに言葉で説明してるっていう設定なんだっけ、と一瞬我に返ると、場面は再び回想に入り、
Rubyの「サイキック能力開発実践講座」の個人教授を受けつつ、下っ端悪魔のBlack EyeをDevil’s Trapの中心に置いた椅子に縛り付け、(この度Chicago Conで命名された)『Hand of Ipecac』(手をかざすだけで悪魔を吐かせる、直訳なら『吐かせる手』とでもいうか…)、つまり「手をかざすだけ」の悪魔祓いの練習を始めたらしいサムですが、そうそう初めから上手くいくはずもなく、
頭痛薬をお酒で流し込んだりしつつ、「お前なんかに、大事な兄ちゃんをなくした俺の気持ちのなにがわかるっていうんだ」と、再びちょっと荒れ模様のサムを相手に、
シーズン3で「どうして悪魔を敵に回してまで俺たち兄弟の側に立とうとするんだ?」という疑問をぶつけたディーンへの回答とほぼ同じ、「私も昔は人間で、誰かを失ったりする気持ちを覚えてるから…」という答えを返すRubyの様子が…なんだかおかしなことになっていきます。
☆
ここで話は逸れますが、
このシーズン3から繰り返されるRubyの決まり文句、私はどうにも鵜呑みにする気にはなれません。
Rubyはいつまでも人間の欠けらを持ち続けた欠陥悪魔で、「人間だった頃の気持ちを覚えてる」から、人間界を滅ぼそうとしているLilithを筆頭にした悪魔たちになんとかブレーキをかけるため?兄弟-特にRubyの場合はサム-の味方をしてるって?
シーズン3で初めてサムに接触してきた頃のRubyは、もっともっと色々な秘密の匂いや悪魔としての立場を前面に出した謎めいた感じを背後にたっぷり滲ませていましたよね?
シーズン4に入ってYEDの「End Game」という天使たちも警戒する謎の計画の存在があきらかになったりもして、
シーズン3では、YEDの計画に基づいて兄弟に接触してきた印象だったRubyであるだけに、
現在のRubyの言動-後ろ暗い企みなんか無しに、純粋にサムのことを思ってサムに協力しているというような-は、
「これって絶対見せ掛けで、Rubyが兄弟に協力するのには、なにか絶対別の理由があるはず!」だとどうしても思ってしまうのです。
ほんの四ヶ月程度で、カンカンに頭にきているLilithの信頼を勝ち取って「ラストチャンス」のため人間界に再び解放してもらえるほどの凄腕の「Manipulate(相手を操作する)」能力を持つRubyなのですから、
ここへ来てかなり大人の男として成長はしたものの、基本的に素直な青年であるサムを多少の色仕掛けなんかも交えつつ Manipulate して信頼させ、思い通りに行動するよう誘導するのなんか簡単なことです。
私としては、この先、YEDの「End Game」絡みで大きなどんでん返しがやってくるはず…という疑念をどうしても捨て去れないので、その内にRubyがこんなにも薄っぺらくてなんだか物足りないくらいに毒のない外面を破って、
思いっきり活き活きと悪魔らしい行動に出てくれるエピソードが出てくることを期待して待ってみたいと思っています。
そんなこんなで「こんなRuby、なんか納得いかない!」という雑念がぐるぐる頭を回りつつも、
軽々とRubyを膝の上に抱えあげるサムの腕の筋肉に反射的に「うっ」と喰い付き、続いて上半身裸になったサムの逞しい筋肉に我を忘れてニマニマし、JensenもChicagoでGenevieveの頭をつぶしちゃいそう…と心配ぎみのコメントをしていた、サムの大きな手がRubyの髪を掻き毟る様子に危うく涎を垂らしそうになりながら見惚れたりていると…、
眉間と額に微妙な皺を寄せた、半分呆然としたような兄ちゃんの顔に画面が変わり(笑)
Dean: Sam?
サム?
Sam: Yeah?
ん?
Dean: Too much information.
俺、そこまで聞きたくない。
はははははっ!
またもや回想シーンにはまり込んですっかり忘れかけていましたが、サムがRubyを信頼するようになるまでの経過を兄ちゃんに詳しく語っているところなのでした。
サムの口から “Too much information” な感じで、Rubyとの行為を描写されてしまったディーン!(笑) サムは一体どんな風に話したのでしょうね?
【Too much information : このフレーズも本当に良く使われているのを目にしますが、感想文の前半で出てきたBFFのように、通常、ネット上でのテキストのやり取りなんかだと、TMIと省略形で使われるのが圧倒的に多いような気がします。
まさにディーンの用法のように、自分の両親だとか、兄弟だとかのとにかく一番聞きたくない相手のセックスがらみの情報を聞いてしまった時だとか、Sのつくお話などでは、ストレートの友達に向かって、ゲイ関係の恋人とのアツアツ話を思わずウキウキと惚気ている時などに、”Dude, TMI!” と言葉を遮られる、なんていう形でよく出てきます。】
Sam: Hey, I told you I was coming clean.
なんだよ、俺、洗いざらい綺麗に打ち明けるって言ったからさ。
Dean: Yeah, but now I feel dirty.
うん、でも、おかげで俺、汚されちゃったような気分。
でもディーンはなんとか気分を持ち直し、
Dean: Okay, well, uh, brain-stabbing imagery aside...So far, all you've told me about is a manipulative bitch who, uh, screwed you, played mind games with you, and did everything in the book to get you to go bad.
オーケー、そうだな、あー、脳みそに突き刺さるようなイメージをどけといて…、ここまでのお前の話を総合するとだな、人を操って思い通りにするのが得意な性悪女、その女は、あー、お前とヤッてるってことみたいだが、お前を相手にマインドゲームをしかけて、で、お前を悪の道に引き入れるために教科書に書いてあることを片っ端からやってた、ってことになると思うんだけど。
と、さすがにほんの赤ちゃんの時からサムを育ててきたお兄ちゃんだけあって、まさに私のようなおばちゃんファンが懸念する通りの事実をぴしゃりと指摘します。
Sam: Yeah, well, there's more to the story.
ああ、でも、話はそこで終わりじゃないんだ。
Dean: Just... Skip the nudity, please.
とにかく…裸が出てくる部分は飛ばしてくれ、頼む。
サムの(ヌードの出てくる部分を省いた)説明&回想によると:
サイキック能力開発訓練を始めて一ヶ月が経った頃、でも特訓の成果もまだろくに出ないという状態だった時、いくつかのOmenが現れてそれを総合するとLilithが街に現れたってことが分かった。で、サムとしては、とにかく何をおいてもLilithを叩きたかった。
まだ準備が整ってない今の状態でLilithと戦おうなんて、Lilithを倒せる可能性を持ってるのはあんただけなのに、あんたが先に殺されちゃったりしたら…。(そこで何かに気付いたように言葉を止めるRuby。なのですが…Genevieveの演技には、「!」という気付いた感がいま一つ出てませんね)なんだよ?死ぬ気なのね?そんなの「カミカゼ攻撃」よ。あんたはLilithと戦って死にたいと思ってる。馬鹿なことを言うな。
Ruby: No, it's the truth, because if you kill her and you survive this, Then you have to go on without your brother! This isn't what Dean would've wanted. This isn't what he died for.
いいえ、それが真実なんだわ、だってもしあんたがLilithを殺してこの戦いを生き延びちゃったら、そしたらあんたは、あんたの兄さんを失ったまま生きていかなきゃならないものね!あんたがディーンを追いかけて死のうとするなんてこと、ディーンは望まないわよ。こんなことのためにディーンは死んだんじゃない。
このRubyの指摘もまさに納得です。
サムがどうあがいて、あれこれ頑張ってみたところで人間界に連れ戻すなんてことはもうできそうもないことがどんどん確実になっていくように思える兄ちゃん。でも兄ちゃんにどうしても会いたい。この先サイキック能力を磨いてLilithを殺したとしても兄ちゃんが戻ってこないなら、むしろLilithに殺されて地獄に行けば兄ちゃんに会えるのかも…とサムは、逆転の発想で兄ちゃんに簡単に会えそうな道を選ぼうとしているということ。
さすが脚本Sera Gamble…、でも全編痒いところに手の届く台詞ばかりで、感想文は長くなるばかりです。
Rubyの制止を振り切って、Lilithの滞在場所と目される家へと一人やってきたサムですが、サムの集めた「Omen」はサムをおびき寄せるためのLilithの罠だったらしく、Lilithはそこにいません。
待ち伏せしていた二匹のBlack Eyeに襲い掛かられピンチに陥った時、(お約束どおり)そこへ飛び込んできたRubyに助けられるものの、RubyはLilithの手下である(多分…)Black Eyeに捕まってしまいます。
すると(この展開上、もちろん待ってました!という感じで)、Rubyを捕まえていたBlack Eyeの様子がおかしくなり、カメラが切り換わるとサムが『Hand of Ipecac』の極意を遂に掴んだ様子。
☆
画面は再び現在の兄弟がいるホテルの部屋に戻り、
Sam: Whatever you have to say, she saved me. More than that, she got through to me. What she said to me...It's what you would've said. If it wasn't for her, I wouldn't be here.
兄ちゃんがなんと言おうと、彼女は俺を救ってくれたんだ。いやそれ以上かもな、Rubyは俺にわからせてくれた。Rubyが俺に言ったこと、…あれは兄ちゃんがあの場にいたら言ったはずの言葉だった。Rubyがいなかったら、今頃俺はここにいない。
このサムの言葉を聞くディーンの顔がまた絶妙です。
アラステアなんていう(ちょっと品のあるおじさま風の)また得体の知れない恐ろしそうな大物悪魔のおじさんからなにやら個人的にとんでもなく恐ろしいことをされていたらしい地獄に、サムが兄ちゃんに会いたい一心で自ら飛び込んでこようとしていたなんて!
このサムの告白から、ディーンが受けた衝撃が手に取るようにわかるような気がします。
現在とにもかくにもこうして無事に天使Castielの手によって、地獄から救い出された今となっては、とにかくサムが自分の後を追って地獄に飛び込んでくるなんていう馬鹿な行動を思いとどまってくれて本当によかった、と強烈に思っているはずです。
ということで、体格のいいホテルのメイドさんの身体を一瞬だけ借りて集合場所を伝えに来たRubyの指示にしたがって、待ち合わせ場所のキャビンで再び顔を合わせた時、大変気まずい思いをしながらも「サムのことでは借りができたな」とRubyに対する礼の言葉ともとれる言葉を口にしたディーンの心境は理解できるとはいえ、
いつもつい勘ぐりすぎてしまう私としては、あーディーンもついにRubyの術中にはまったということなのかな…?という小さな疑心も抱きつつ、
でも!(一応は)Rubyに対する敵意を保留してくれた兄ちゃんと視線を合わせるサムの笑顔がいかにも愛しげで、一人ドキドキしてしまったのでした。
☆
しかし「心配してると思うから両親にちょっと電話してもいい?」とサムに許可を求めるAnnaに、
(このシーン、私はちょっと不思議な感じを覚えたのですが、Annaはこの集団のリーダーを天使の間で話題沸騰中の「The Dean」ではなく、サムだと認識しているという感じですよね?)
サムが(いかにも責任者らしい大人な様子でAnnaの隣に腰を下ろし)両親の死を遠巻きに伝えると、Annaは泣き崩れますが、ふと何かに反応して「they're coming.」と顔を上げると、キャビンの電気がチカチカ。
あきらかに「Annaを追う悪魔がやってきた」と警戒態勢に入る兄弟&Rubyは、Rubyのナイフがなくなったことについて責任の擦り付け合いなんかをしながらディーンがふいに最高にキュートな笑顔を見せたりしていると、
バンッと開いたドアから足早に入ってきたのは、
Castiel & Uriel。
(天使の通信網に周波数が合ってるAnnaが反応したのだから、考えてみればこれが当然でした。)
Annaに用があってきたという Castiel 、そしてつべこべ言わず彼女を私達に引き渡せという Uriel に、サムが、
Sam:Are you gonna help her?
あんたたち、彼女を助けにきたのか?
と、ぽつっと質問すると、Castielの答えは、
Castiel: No, she has to die.
いや、彼女には死んでもらわねばならない。
そして画面には無情にも
『To be continued…』
の文字が!
一月半ばまでの冬休み前の最後のエピソードとなる次回のお話、一体どんなことになるんでしょう…、とんでもないクリフハンガーが用意してあったりして…。
私は特に、趙雲に首ったけになってしまいました…。
しかもこの人のフィルモグラフィーを検索して…、ええ~~っとびっくりするような作品に出ていたことを知ってさらに闇雲にこの Hu Jun という素敵な俳優さんに興味を掻き立てられることになりました。
ぜひともこの人の過去の作品を観てみたい!という気持ちに襲われています…。
(なぜ私がここまで食いついたのか、興味を持たれた方は、ぜひ、レッドクリフの公式ホームページで『趙雲』のキャストプロフィールを覗いてみてください)
さらに既にすっかり出遅れた感はありつつも、Chicago Conの楽しい楽しいレポートもあれこれ覗いてはいるのですが、そちらについては、この後もう少し私の頭を整理してからまた覚書を兼ねた感想文をまとめて投稿することにしたいと思っています。
で、まずは、とりあえず、エピソード感想文の続きを…。
以下の記事にはSupernaturalシーズン4のネタバレが含まれます。
日本での放送もしくはDVDのレンタルor発売まではネタバレを回避することにしているという方は、閲覧ご注意ください。さらに私の独自の解釈に基づく翻訳には、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性が大いにあります。その点を充分にご承知置きいただいた上で、妄想に基づく私の馬鹿な感想を読んでもいいという方のみ先に進んでいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
***
Dean: I deserve to know more.
俺にはもっと知る資格がある。
なんて妙に真面目な顔の兄ちゃんに言われてしまったサムは、
Sam: Because... She saved my life.
(なんで俺がRubyを信頼してるかっていうと)彼女は俺の命を救ってくれたからだ。
そしてついに兄ちゃんが地獄に連れて行かれてしまった後、一人ぼっちになってしまった間の出来事を兄ちゃんに語り始めます。
☆
再び6ヶ月前。
憔悴&泥酔で足元をふらつかせながらホテルの部屋に戻ってきたサムは、部屋で待ち伏せしていた(ブロンドの美人秘書の身体を借りた)RubyとBlack Eyeに襲われてしまいます。
そして、兄弟に加担したことでやばいくらいに怒らせちゃったらしいLilithから(Rubyの台詞から推測するに)地獄で想像もしたくないような目に遭わされたものの、「サムを見つけて殺せば…」というラストチャンスを与えられて再び人間界に出てきたというRubyに、サムは(こんな状態になっても肌身離さず携帯し続けていたらしい)Rubyのナイフを取り上げられ、「殺したきゃ殺せ!」と開き直ると、Rubyは(私を含め画面の前の視聴者のほとんどが予想したとおり)サムを羽交い絞めにしていたBlack Eyeをぐさり。
この後、サムと一緒にImpalaに乗り込んでその場から逃げ出したRubyは、French Fries(フライドポテト)が食べたい(シーズン3でのRubyはケチャップをたっぷりまぶしたフライドポテトにはまってましたよね)なんていう軽口から、
地獄ではLilithに反省したと思わせ、信頼を勝ち取るために、とにかくサムなんかには想像もつかないほどのとんでもなく恐ろしい思い耐え忍ばなきゃならないはめになったけど、それというのも全てサムのところへ戻ってきて、サムを救うためだったんだから、そんなあたしに「ありがとう」の一言くらいあってもいいんじゃない、
なんていうことを言い始めますが、
誰が助けてくれなんて頼んだよ。お前、俺がディーンを救い出すための手助けができるのか?ディーンを地獄から引っ張りだせるほどすごい知識は知らないわ。
できないならお前に用はない、車から降りろ。それに誰の身体を乗っ取ってるんだよ。なんでそんなこと気にするの?今までそんなこと聞いたことなかったじゃない。今はそれを聞いてるんだ。どこかの秘書よ。彼女を解放してやれ、さもなきゃこの場でお前を地獄に送り返してやる。
と、サムはまさに取り付く島もないといった感じ。
☆
で、場面が変わるとそこは病院で、「DOE, JANE」という大きなネームプレートが足元についたベッドが大写しになります。
【このJane Doeというのはもちろん、このベッドに横になっている新Rubyの身体の女の子の本名なんかではなくて、身元不明の女性を現す通称。
シーズン1の日記のどこかに書いたことがありますが、男性の場合は、John Doeです】
今回のエピの感想文の前半で、「Wank」のことに触れましたが、
中身の入ってる女性の身体を乗っ取った状態のRubyとは口も聞いてくれないサムと、せめてなんとかちゃんと話をするため、Rubyは身元不明で、しかも脳死状態、さらにはお医者さんが「もう回復の見込みなし」としっかり確認した上で生命維持装置を外したばっかりの新鮮な死体、つまり中身はちゃんと抜けて空っぽになっている身体を選んで借りることにしたということになるのですね。
これなら「サムが抵抗できない女の子を合意なしにレイプしてる」なんていうバカバカしいWankとはすっぱりと縁が切れます。
(jaredinoさんも先日のコメントの中で触れていますが、その代わりに早速、Chicago ConではJaredのQ&Aの中で necrophiliaだか、necrophiliacだかなんていう、ぎょっとするような言葉が飛び出したりもしたようですが、「これでジェシカとよりが戻せるわね」というような流れになって、一応その場は和やかな笑いでなんとか治まったということ…ですか?)
新しい身体が完全な「脳死状態」にあった(⇒Ruby曰く「アパートは空き家です」)という証明書を手に、「完璧、リサイクルよ。(元副大統領で、現在は地球レベルのエコ活動に熱心なことで有名な)アル・ゴアも誇りに思ってくれると思うわ」と再び(荒れ果てた廃屋に住みついて一人酒びたりの生活を送っていたらしい)サムのところを訪れたRuby。
Ruby: I can't bring Dean back. But I can get you something else that you want.
あたしにはディーンを連れ戻すことはできない。でもあたしはあんたが欲しがる別のものを手に入れてあげることはできる。
Sam: And, uh... What's that?
で、あー…それってなんだよ?
Ruby: Lilith.
リリスよ。
Sam: You want me to use my psychic whatever.
お前、俺にサイキック能力だかなんだかを使わせたいんだよな。
Ruby: Look, I know that it spooks you --
ねえ、サイキックの力のことを持ち出すと、あんたが過剰反応するっていうのはわかってる――
Sam: Skip the speech. I'm ready.
ゴタクはもういい。俺の準備はできてる。
!!!
シーズン4の第1話で、「お前がなにか馬鹿な取引でもして、俺を地獄から引っ張り出したんだろ!」と食って掛かる兄ちゃんに、
「あらゆる手を尽くしたけど、俺には兄ちゃんを地獄から連れ戻せなかったんだ!」と言い返していたサムでしたが、
飴玉一個すらもいらないからと自分の魂を投げ出してさえ、Crossroad Demon からあっさり取引を拒否されてしまったことで、もう完全に打つ手がなくなって、
ついに兄ちゃんが「絶対使うな」と言っていた、
そしてYEDの忌まわしい血を舐めさせられたことで身についたことも重々承知している
「サイキック能力」の開発に手をつける気にまでなったということなのですね。
ディーンとしては、なんだかんだ言っても、いざ自分が目の前からいなくなってしまえば、サムはいずれ自分のことを忘れてまた普通の人間としての生活に戻ることができるだろうと踏んでいたような気がするのですが、サムはディーンが予想したほど簡単になんか、大好きな兄ちゃんのことを諦めるわけにはいかなかった、というのが現実だったようです。
シーズン3では、サムを無事に生かしておくことを優先にするあまり、余命一年の自分の命を救う道を探そうともしない兄ちゃんを「ディーンを救える」という嘘を語って近づいてきたRubyの力を借りてまでなんとか救おうとしていたサムの姿に、このSupernaturalというドラマが始まった頃のサムとは明らかな相違を感じもし、
「Mystery Spot」で、トリックスターによって取り上げられてしまった兄ちゃんを取り戻すため、何ヶ月もの間、執念深くトリックスターを追い続けたサムの姿にも、ひょっとして兄ちゃんを地獄に連れて行かれてしまった後のサムって…、という片鱗を見たような気もするのですが、
父ちゃんがディーンを救うためなんのためらいもなく悪魔に魂を売り渡したように、
ディーンがサムの命を取り戻すため、二束三文で自分の命を売り渡したように、
兄ちゃんを地獄から救い出す、その一心に凝り固まって、ここまで自暴自棄になったサムの姿を目にすると、思わず泣かされそうになりながらも、
サムがここまで兄ちゃんへの執着を強めたのはなにがきっかけだったのだろう?
という疑問のような感情も少々湧いてきます。
(シーズン1以来、仲良し兄弟をずーっと応援してきたFangirlとしては、シリーズの初期の頃には兄ちゃんからの愛情を一方的にもらうばかりだったという印象のあるサムのこんなむき出しの感情を目にするのは大変嬉しいことではあるのですが、-父ちゃんが地獄に連れていかれた時には、あんなにあっさりしてた子なのに…、これも常に皆から愛され守られて当たり前という意識だった家族の中での赤ちゃん的存在から、サムが大きく成長した証しということなのかもしれません)
☆
Dean: So? What'd she teach you?
で?ルビーはお前に何を教えたんだ?
画面がホテルの兄弟に戻って、ああ!この回想って、サムが兄ちゃんに言葉で説明してるっていう設定なんだっけ、と一瞬我に返ると、場面は再び回想に入り、
Rubyの「サイキック能力開発実践講座」の個人教授を受けつつ、下っ端悪魔のBlack EyeをDevil’s Trapの中心に置いた椅子に縛り付け、(この度Chicago Conで命名された)『Hand of Ipecac』(手をかざすだけで悪魔を吐かせる、直訳なら『吐かせる手』とでもいうか…)、つまり「手をかざすだけ」の悪魔祓いの練習を始めたらしいサムですが、そうそう初めから上手くいくはずもなく、
頭痛薬をお酒で流し込んだりしつつ、「お前なんかに、大事な兄ちゃんをなくした俺の気持ちのなにがわかるっていうんだ」と、再びちょっと荒れ模様のサムを相手に、
シーズン3で「どうして悪魔を敵に回してまで俺たち兄弟の側に立とうとするんだ?」という疑問をぶつけたディーンへの回答とほぼ同じ、「私も昔は人間で、誰かを失ったりする気持ちを覚えてるから…」という答えを返すRubyの様子が…なんだかおかしなことになっていきます。
☆
ここで話は逸れますが、
このシーズン3から繰り返されるRubyの決まり文句、私はどうにも鵜呑みにする気にはなれません。
Rubyはいつまでも人間の欠けらを持ち続けた欠陥悪魔で、「人間だった頃の気持ちを覚えてる」から、人間界を滅ぼそうとしているLilithを筆頭にした悪魔たちになんとかブレーキをかけるため?兄弟-特にRubyの場合はサム-の味方をしてるって?
シーズン3で初めてサムに接触してきた頃のRubyは、もっともっと色々な秘密の匂いや悪魔としての立場を前面に出した謎めいた感じを背後にたっぷり滲ませていましたよね?
シーズン4に入ってYEDの「End Game」という天使たちも警戒する謎の計画の存在があきらかになったりもして、
シーズン3では、YEDの計画に基づいて兄弟に接触してきた印象だったRubyであるだけに、
現在のRubyの言動-後ろ暗い企みなんか無しに、純粋にサムのことを思ってサムに協力しているというような-は、
「これって絶対見せ掛けで、Rubyが兄弟に協力するのには、なにか絶対別の理由があるはず!」だとどうしても思ってしまうのです。
ほんの四ヶ月程度で、カンカンに頭にきているLilithの信頼を勝ち取って「ラストチャンス」のため人間界に再び解放してもらえるほどの凄腕の「Manipulate(相手を操作する)」能力を持つRubyなのですから、
ここへ来てかなり大人の男として成長はしたものの、基本的に素直な青年であるサムを多少の色仕掛けなんかも交えつつ Manipulate して信頼させ、思い通りに行動するよう誘導するのなんか簡単なことです。
私としては、この先、YEDの「End Game」絡みで大きなどんでん返しがやってくるはず…という疑念をどうしても捨て去れないので、その内にRubyがこんなにも薄っぺらくてなんだか物足りないくらいに毒のない外面を破って、
思いっきり活き活きと悪魔らしい行動に出てくれるエピソードが出てくることを期待して待ってみたいと思っています。
そんなこんなで「こんなRuby、なんか納得いかない!」という雑念がぐるぐる頭を回りつつも、
軽々とRubyを膝の上に抱えあげるサムの腕の筋肉に反射的に「うっ」と喰い付き、続いて上半身裸になったサムの逞しい筋肉に我を忘れてニマニマし、JensenもChicagoでGenevieveの頭をつぶしちゃいそう…と心配ぎみのコメントをしていた、サムの大きな手がRubyの髪を掻き毟る様子に危うく涎を垂らしそうになりながら見惚れたりていると…、
眉間と額に微妙な皺を寄せた、半分呆然としたような兄ちゃんの顔に画面が変わり(笑)
Dean: Sam?
サム?
Sam: Yeah?
ん?
Dean: Too much information.
俺、そこまで聞きたくない。
はははははっ!
またもや回想シーンにはまり込んですっかり忘れかけていましたが、サムがRubyを信頼するようになるまでの経過を兄ちゃんに詳しく語っているところなのでした。
サムの口から “Too much information” な感じで、Rubyとの行為を描写されてしまったディーン!(笑) サムは一体どんな風に話したのでしょうね?
【Too much information : このフレーズも本当に良く使われているのを目にしますが、感想文の前半で出てきたBFFのように、通常、ネット上でのテキストのやり取りなんかだと、TMIと省略形で使われるのが圧倒的に多いような気がします。
まさにディーンの用法のように、自分の両親だとか、兄弟だとかのとにかく一番聞きたくない相手のセックスがらみの情報を聞いてしまった時だとか、Sのつくお話などでは、ストレートの友達に向かって、ゲイ関係の恋人とのアツアツ話を思わずウキウキと惚気ている時などに、”Dude, TMI!” と言葉を遮られる、なんていう形でよく出てきます。】
Sam: Hey, I told you I was coming clean.
なんだよ、俺、洗いざらい綺麗に打ち明けるって言ったからさ。
Dean: Yeah, but now I feel dirty.
うん、でも、おかげで俺、汚されちゃったような気分。
でもディーンはなんとか気分を持ち直し、
Dean: Okay, well, uh, brain-stabbing imagery aside...So far, all you've told me about is a manipulative bitch who, uh, screwed you, played mind games with you, and did everything in the book to get you to go bad.
オーケー、そうだな、あー、脳みそに突き刺さるようなイメージをどけといて…、ここまでのお前の話を総合するとだな、人を操って思い通りにするのが得意な性悪女、その女は、あー、お前とヤッてるってことみたいだが、お前を相手にマインドゲームをしかけて、で、お前を悪の道に引き入れるために教科書に書いてあることを片っ端からやってた、ってことになると思うんだけど。
と、さすがにほんの赤ちゃんの時からサムを育ててきたお兄ちゃんだけあって、まさに私のようなおばちゃんファンが懸念する通りの事実をぴしゃりと指摘します。
Sam: Yeah, well, there's more to the story.
ああ、でも、話はそこで終わりじゃないんだ。
Dean: Just... Skip the nudity, please.
とにかく…裸が出てくる部分は飛ばしてくれ、頼む。
サムの(ヌードの出てくる部分を省いた)説明&回想によると:
サイキック能力開発訓練を始めて一ヶ月が経った頃、でも特訓の成果もまだろくに出ないという状態だった時、いくつかのOmenが現れてそれを総合するとLilithが街に現れたってことが分かった。で、サムとしては、とにかく何をおいてもLilithを叩きたかった。
まだ準備が整ってない今の状態でLilithと戦おうなんて、Lilithを倒せる可能性を持ってるのはあんただけなのに、あんたが先に殺されちゃったりしたら…。(そこで何かに気付いたように言葉を止めるRuby。なのですが…Genevieveの演技には、「!」という気付いた感がいま一つ出てませんね)なんだよ?死ぬ気なのね?そんなの「カミカゼ攻撃」よ。あんたはLilithと戦って死にたいと思ってる。馬鹿なことを言うな。
Ruby: No, it's the truth, because if you kill her and you survive this, Then you have to go on without your brother! This isn't what Dean would've wanted. This isn't what he died for.
いいえ、それが真実なんだわ、だってもしあんたがLilithを殺してこの戦いを生き延びちゃったら、そしたらあんたは、あんたの兄さんを失ったまま生きていかなきゃならないものね!あんたがディーンを追いかけて死のうとするなんてこと、ディーンは望まないわよ。こんなことのためにディーンは死んだんじゃない。
このRubyの指摘もまさに納得です。
サムがどうあがいて、あれこれ頑張ってみたところで人間界に連れ戻すなんてことはもうできそうもないことがどんどん確実になっていくように思える兄ちゃん。でも兄ちゃんにどうしても会いたい。この先サイキック能力を磨いてLilithを殺したとしても兄ちゃんが戻ってこないなら、むしろLilithに殺されて地獄に行けば兄ちゃんに会えるのかも…とサムは、逆転の発想で兄ちゃんに簡単に会えそうな道を選ぼうとしているということ。
さすが脚本Sera Gamble…、でも全編痒いところに手の届く台詞ばかりで、感想文は長くなるばかりです。
Rubyの制止を振り切って、Lilithの滞在場所と目される家へと一人やってきたサムですが、サムの集めた「Omen」はサムをおびき寄せるためのLilithの罠だったらしく、Lilithはそこにいません。
待ち伏せしていた二匹のBlack Eyeに襲い掛かられピンチに陥った時、(お約束どおり)そこへ飛び込んできたRubyに助けられるものの、RubyはLilithの手下である(多分…)Black Eyeに捕まってしまいます。
すると(この展開上、もちろん待ってました!という感じで)、Rubyを捕まえていたBlack Eyeの様子がおかしくなり、カメラが切り換わるとサムが『Hand of Ipecac』の極意を遂に掴んだ様子。
☆
画面は再び現在の兄弟がいるホテルの部屋に戻り、
Sam: Whatever you have to say, she saved me. More than that, she got through to me. What she said to me...It's what you would've said. If it wasn't for her, I wouldn't be here.
兄ちゃんがなんと言おうと、彼女は俺を救ってくれたんだ。いやそれ以上かもな、Rubyは俺にわからせてくれた。Rubyが俺に言ったこと、…あれは兄ちゃんがあの場にいたら言ったはずの言葉だった。Rubyがいなかったら、今頃俺はここにいない。
このサムの言葉を聞くディーンの顔がまた絶妙です。
アラステアなんていう(ちょっと品のあるおじさま風の)また得体の知れない恐ろしそうな大物悪魔のおじさんからなにやら個人的にとんでもなく恐ろしいことをされていたらしい地獄に、サムが兄ちゃんに会いたい一心で自ら飛び込んでこようとしていたなんて!
このサムの告白から、ディーンが受けた衝撃が手に取るようにわかるような気がします。
現在とにもかくにもこうして無事に天使Castielの手によって、地獄から救い出された今となっては、とにかくサムが自分の後を追って地獄に飛び込んでくるなんていう馬鹿な行動を思いとどまってくれて本当によかった、と強烈に思っているはずです。
ということで、体格のいいホテルのメイドさんの身体を一瞬だけ借りて集合場所を伝えに来たRubyの指示にしたがって、待ち合わせ場所のキャビンで再び顔を合わせた時、大変気まずい思いをしながらも「サムのことでは借りができたな」とRubyに対する礼の言葉ともとれる言葉を口にしたディーンの心境は理解できるとはいえ、
いつもつい勘ぐりすぎてしまう私としては、あーディーンもついにRubyの術中にはまったということなのかな…?という小さな疑心も抱きつつ、
でも!(一応は)Rubyに対する敵意を保留してくれた兄ちゃんと視線を合わせるサムの笑顔がいかにも愛しげで、一人ドキドキしてしまったのでした。
☆
しかし「心配してると思うから両親にちょっと電話してもいい?」とサムに許可を求めるAnnaに、
(このシーン、私はちょっと不思議な感じを覚えたのですが、Annaはこの集団のリーダーを天使の間で話題沸騰中の「The Dean」ではなく、サムだと認識しているという感じですよね?)
サムが(いかにも責任者らしい大人な様子でAnnaの隣に腰を下ろし)両親の死を遠巻きに伝えると、Annaは泣き崩れますが、ふと何かに反応して「they're coming.」と顔を上げると、キャビンの電気がチカチカ。
あきらかに「Annaを追う悪魔がやってきた」と警戒態勢に入る兄弟&Rubyは、Rubyのナイフがなくなったことについて責任の擦り付け合いなんかをしながらディーンがふいに最高にキュートな笑顔を見せたりしていると、
バンッと開いたドアから足早に入ってきたのは、
Castiel & Uriel。
(天使の通信網に周波数が合ってるAnnaが反応したのだから、考えてみればこれが当然でした。)
Annaに用があってきたという Castiel 、そしてつべこべ言わず彼女を私達に引き渡せという Uriel に、サムが、
Sam:Are you gonna help her?
あんたたち、彼女を助けにきたのか?
と、ぽつっと質問すると、Castielの答えは、
Castiel: No, she has to die.
いや、彼女には死んでもらわねばならない。
そして画面には無情にも
『To be continued…』
の文字が!
一月半ばまでの冬休み前の最後のエピソードとなる次回のお話、一体どんなことになるんでしょう…、とんでもないクリフハンガーが用意してあったりして…。
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