2008年1月31日木曜日

フレンチプレスの魅力

もともとそれほどのコーヒー好きとはいえない私、会社勤めをしていた頃にはまず家でコーヒーを飲むことなどなく、家で飲むコーヒーに関してはずっとインスタントで満足してきました。

でも、美味しいお菓子のレシピと一緒に朝起きた瞬間から一日中コーヒーをがぶ飲みしているヒロインが出てくる物語を書き続けているジョアン・フルークを筆頭に、翻訳もしくは洋書の本の中でコーヒーといえば『コーヒーメーカで淹れた』コーヒーが当たり前で、インスタントのコーヒーを飲むのは本当にどうしようもない非常事態だけ。

さらに昨今の海外ドラマといえば、これはもうスポンサーの関係でもあるのか、登場人物たちは揃って手に手に大きな(スタバっぽい)カップを持って画面に現れては、いかにも美味しそうにコーヒーを飲んでますよね。

ここ一年ほどめきめきと体調が回復したおかげもあって、お茶やコーヒーを飲みつつ日がな一日読書(Slashも一応Reading…)をしたり、海外ドラマを見たりしている私は、日に日に大きくなる『家でも本物のコーヒーが飲みたい…』という欲望をしだいに打ち勝ちがたいものに感じ始めてきていました。

ただ問題なのはとにかく『面倒なのはいや!!!』ということ。

ここ最近格段に増えた自宅でのコーヒー消費量を考慮して、そろそろコーヒーメーカーを入手する段階に達したのかもしれないと思い至ったものの、いざ電器店などを覗いてみると、欲しいと思う本格的なコーヒーメーカーだと場所もとるし、やっぱり手入れも大変そうだし、なにより一人でちょっと飲みたい私には、できるコーヒーの量が多すぎる。

昔実家にあったミルつきのコーヒーメーカーの手入れの大変さも頭にあって、超が三つはつく面倒くさがり屋の私は、結局コーヒーメーカーというものの入手を諦めかけつつも、心の奥底で、緑茶の急須みたいに、自分の飲みたい分量のコーヒーをちょっと淹れて飲める道具があればいいのに、という願いも捨てきれずにいたのです。

そんな時思い出したのがフレンチプレス式のコーヒーメーカー。

日本では紅茶用として主に使われているガラス製のフレンチプレスの存在は、実は、X-Filesで(ホント、こればっかり…)スカリーが自宅でコーヒーを淹れるのに使っているのを目にしたのをきっかけに知り、数年前、しばらく使っていたことがあったのですが、当時はそれほど日常的に家でコーヒーを飲む機会があったわけではなく、いつしかすっかりその存在も記憶の彼方に消え去っていたのです。

ところがつい最近、ガラス製ではないフレンチプレスがあることを発見しました。

『コレ』です。(ちょっと下の方にスクロールしないと写真が出てこないかな)

ボダム・コロンビア・コーヒーメーカー【私が持っているのは350ccの小さい方】

というのが正式名称です。

卵型のこの容器、私が一回に飲みたい量のコーヒーを淹れるのにぴったりなステンレス製のフレンチプレスなのです。

ガラス製のフレンチプレスの場合、ガラス部分の破損を防ぐため、熱湯は注がないで、とか、プラスチック製のスプーンで静かにかき混ぜて、とか、色々うるさい指示があるのですが、このステンレス製のフレンチプレスなら、取り扱い上のそんな心配も不要。
(現在私はグラグラに湧いた熱湯を注いで菜箸でかき混ぜています…)
しかも二重構造になっているので、淹れたコーヒーもしばらくは熱々のまま保てるというありがたい一面も。

フレンチプレスでコーヒーを淹れる場合、粗挽きにしたコーヒー豆を使う必要がある、というのが唯一の注意事項で、後は急須で緑茶を淹れるのと同じ手軽さで(蒸らしに4分かかりますが)本当に気楽にコーヒーが楽しめます。

このフレンチプレスを入手して以来、私のコーヒーブレイクはぐっとリッチなものになりました。





11月の末頃、生涯で初めて(とほほ…)成功したお菓子作りに味をしめ、(『簡単りんごケーキ』参照ください)その後も時々自分のおやつ用にケーキ(と呼んでいいものかどうか、いまだに半信半疑です)を焼いています。

簡単ケーキのレシピも少しずつ進化し、一番最近焼いたお菓子は、

『ブルーベリーとりんごの練乳入りケーキ』

実家の母から「目にいいから」と大量に持たされた乾燥ブルーベリーの処分に困り、ケーキに入れてみよう!と思い立った時、実家の妹から「お姉ちゃんの焼くりんごケーキに似てるレシピで練乳を入れるのがあった」と教えてもらったのをきっかけに作ってみたものです。

これが歴代の簡単ケーキの中でも一番美味しかったので、また覚書としてレシピを書き出しておこうと思います。





材料

乾燥ブルーベリー一袋(100g)
(ふたのできるビンにあけ、洋酒-ウィスキーやブランデーなど-をひたひたより少な目になる程度注ぎ、数日置く)

りんご2個
(皮を剥いていちょう切りにし、砂糖少々(分量外)とシナモンをまぶしておく)

バター(ひと箱の半分、100gかな?)

砂糖(カップ三分の一)

タマゴ2個

練乳(チューブのもの半分)

小麦粉(2カップ)

ベーキングパウダー(小さじ1)

牛乳適宜


作り方

1.室温に戻したバターを大きめのボールに入れ泡だて器でマヨネーズ状になるまで攪拌する。

2.柔らかくなったバターに砂糖を入れ、すり混ぜる。

3.溶いた卵を数回に分けて入れ、その都度泡だて器でよく混ぜる。
(実は、大雑把人間の私、ケーキ作りによくでてくるこの手順を軽く考え、気楽にバターの入ったボールに一個ずつ卵を割り入れていったところ、二つ目の卵を入れて混ぜ始めた瞬間見事にいっきに分離しました!)

3.でバターが分離しちゃった!となっても落ち着いてください。(私は超焦りましたが…)

4.チューブの練乳を半分絞り入れ、混ぜる。
(すると、分離したバターもなんとかクリーム状に戻ります。もともと分離していなければなお結構)

5.小麦粉とベーキングパウダーを合わせて4.のボールに振るい入れ、ゴムベラで混ぜていく。

6.ホットケーキの種よりも気持ち堅い程度の生地になるよう、牛乳を少々加える。

7.りんごとブルーベリーを汁ごと6.に加え混ぜる。(この時バニラエッセンスを加えてもよい)

8.クッキングシートをひいた天板に7.をあけ、平らに慣らす。

9.180度に温めたオーブンで、45分焼く。
(オーブンのクセにより焼きむらができる場合には、途中で天板の向きを変える。)


焼きあがったケーキは食べやすい大きさに切り分け、その場ですぐ食べる分以外はラップに包んで冷蔵庫で保存する。
焼きたても焼きたてらしい美味しさがありますが、少し置いておくとりんごの水分とブルーベリーを漬けた洋酒がケーキ部分に浸透してしっとりしてくるので、冷蔵庫に保存した後、冷たいままでもかなり美味しく食べられます。
でも、一日以上冷蔵庫で休ませたケーキをオーブントースターで温めて食べるとスポンジ部分が香ばしくふっくらとして、私にはこれが一番美味しく感じます。

お酒の全く飲めない妹は、冷たいままのケーキを食べて、ちょっと酔っ払っていました。

この簡単ケーキを焼くようになってから、熱々のケーキにアイスクリームを添えて食べてみたい…とずっと思っているものの今のところ一度も実現できないでいますが、それにもいつかチャレンジしてみたいと思っています。


***


コーヒーメーカーで淹れた本物のコーヒーを飲みつつ、自分で焼いたお菓子を食べる、なんて、こんなことを数ヶ月前の私に言っても、『絶対ありえない!』と完全否定したはずですが、人間、長く生きてると時にはありえない事態にも遭遇するものなのですね。

2008年1月29日火曜日

SPN S3 EP8 感想文

シーズン1の感想文が終わるまで、シーズン3の感想文は保留しますという表明を出したものの…。

父ちゃんが大活躍するシーズン1の最終話は、だらだらと無駄に長いことで知られている私の日記の一回分を費やして、やっとドラマ本編5分間分の感想文しか書けないという予想以上の手強さ。

大相撲観戦などにも時間を奪われつつ、ふと気付けば一月ももう終わりに近づいていて、このままではキリもなくS3の感想文の保留が長引くばかり、というか、もうこの際感想文を書くのやめちゃおうかな…という気分になってしまいそう、という心配が日に日に強まってきました。

お相撲もやっと終わったことでもあるし、もう既に完全な時期遅れとはなってしまいましたが、シーズン1の感想文の仕上げは後回しにして、シーズン3の第8話

『A Very Supernatural Christmas』

の感想文をちょこっとだけ書いてしまうことに決めました。
もったいぶって延々と引っ張ってきた割に、そう大したことは書けそうもありませんが…。

そもそもどうしてこのエピソードの感想文の保留を決めたかといえば、S1の『Something Wicked』に続いて、兄弟の子供時代の思い出がフラッシュバック、それもサム目線の記憶として画面に現れるエピソードであった、つまり

父ちゃん大好き!な私としては、父ちゃん弁護のための理論武装をしっかりしておかないと、万年反抗期のサムの可愛いPuppy dog顔により(さらに今回は輪をかけてキュートなちびサムまでいるのです!)、下手をすると私の愛する父ちゃんが悪者に仕立て上げられてしまうことになる、という不安が拭い去れなかったためです。

とはいえ年末から年明けにかけてUPしたシーズン1の妄想日記により、(ディーンと私が心から愛している)父ちゃんが、何よりも息子達を大事に思い、心から愛し慈しんで子育てしてきたこと、

そしてまさに『親の心、子知らず』で、二十歳をとっくに超えた今になってさえ、(さらに言えば、反発の対象である父ちゃんを失ってしまった現状でさえ)サムが父ちゃんに対する子供らしい不満や反抗心を心のどこかで捨てきれないでいるという、

(サム目線の子供時代の思い出に妄想解釈を加える前に)私が言っておきたかったことはとりあえず全て書けたといえるのかも、と判断するに至りました。

ということで、ますます見所満載で、この先どれほどの長さになるかもわからないシーズン1の最終話はまたまた一旦保留ということにし、

まさにサムが父ちゃんへの不信と反抗心を強くしていく大きな要因ともなり、それに反転する形で、サムが『父ちゃんなんか知るか!僕には兄ちゃんさえいてくれればいい!』という気持ちをますます高めていくそのルーツとなったともいえるS3 EP8の感想文、書いてしまうことにします。



***



以下は、Supernaturalシーズン3第8話「A Very Supernatural Christmas」の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。さらに、私の翻訳には常に、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を充分にご理解いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。







S3に入ってから、これまでの二つのシーズンのエピソードに比較して全体的に明るく楽しいエピソードが増えてきたようにも思えますが、そんな楽しいエピソードの全てに重く圧し掛かり、ふとしたシーンの合間に表面に浮上しては兄弟(特にサム)を悩ませる、シーズン3最大のAngstテーマといえばもちろん、サムを取り戻すため悪魔と交わした契約により


ディーンが一年以内に死んでしまう


ことが決まっているという事実。

赤ちゃんの頃から母代わりでもあり、最大最高の愛着の対象であった兄ちゃんのことをサムがそう簡単に死なせたいわけがあろうはずもなく、

兄ちゃんから

サムの命を救うため、たった一年の命と引き換えに悪魔に魂を売り渡してしまった

と衝撃の告白を聞かされて以来、サムとしてはなんとかして兄ちゃんを救う方法を探そうと痛切に思い続け、できる限りの努力はしているものの、

こと父ちゃんおよびサムの命や身の安全のためには時として他人を犠牲にすることすらためらわないディーンは、自分自身の命については信じられないくらいあっさりと諦めてしまう傾向があるため、サムの悩みはさらに大きくなることに。

ディーンのこうしたToo Low Self-esteemについては歴代の悪魔たちからも散々悪しざまに蔑まれてきた印象もありますよね。

シーズン1の『Faith』の時には、サムを残して(行方不明だった父ちゃんには連絡すらもつかないまま)あっさりと死ぬべき運命を受け入れて一人死んでいこうとし、

シーズン2の『Croatoan』の時には、自分を置いて皆と逃げてくれとのサムの懇願に微塵も耳を貸すことなく、悪魔ウィルスに感染したかもしれないサムと同じ部屋に閉じこもって一緒に死のうとしましたよね。
(そんなことを思い出したら『Croatoan』を見返したくなって、見返してみると、やっぱり相も変わらずディーンの『俺、もう疲れたんだ…』の独白に泣かされてしまいました。そして今となっては当時の画面の暗さが新鮮に感じます。特に兄弟の瞳の色、現在のほとんど常に明るい光があふれているシーズン3とは全然違いますよねー。)

そしてついにはシーズン2のラスト、目の前で失ってしまったサムをその手に取り戻すため、たった一年の猶予と交換に自らの命を悪魔に売り渡してしまったディーン。

昨年、丸々一年をかけて延々と書いてきたシーズン1の妄想日記の中で私が繰り返し触れてきた定説としては、ディーンのこうした自らの命への軽視は、

サムが家族(父ちゃんとディーン)を捨てて大学進学を決めた時、

さらには父ちゃんまでが何の説明もなしに手元にたった一人残った息子である自分を捨てて、行方をくらましてしまった時、

家族の中での自分の存在価値は消えた、家族にとって自分はもういらない存在になった

と、ディーンが心の中で結論付けてしまったことに由来する、ということになっています。

シーズン1、父ちゃんを探す兄弟二人旅を続けつつ、他には何ひとつ頼るもののない恐ろしい世界の中で家族の愛情だけは真実のものと信じていた頃の自分とサムの関係に戻れたとディーンが感じ始めた時、

なんとあの『Shadow』のエピソードで、サムは

悪魔退治なんてものにきりがつけば、また煩わしい兄ちゃんなんかさっぱりと捨てて←このディーンにとってはいかにも残酷な台詞を口にした時のサムにはもちろんそんなつもりはなかったのだと思うけど、ディーンにははっきりとこの言葉が聞こえたように思えます)普通の生活に戻りたい』なんて言い出し、

それでも「また家族に戻りたいんだ」と切々と訴えるディーンに、

『…もう昔の俺たちになんか戻れないよ
(私の妄想解釈ではもちろん、サムのこの最後の言葉は、兄ちゃんを変な意味でどうにかしてしまいそうなほど好きだと気付く前の単なる弟だった自分にはもう戻れないってこと)

なんていう台詞を!

この時以降、ディーンは、サムは遅かれ早かれ自分を捨てて去っていく存在なのだと、

自分から手を離せる時が来たら、その時は執着せずに手を離さなければいけない

自らに言い聞かせ続けてきたのではないかと思います。

シーズン2の間は、失ってしまった父ちゃんのことや黄色い目のおじさんのサムへの長期計画が明らかになったりしたお陰で別の心配事に気を散らされていたものの、悪魔がうじゃうじゃ出てきているとはいえサムは差し迫った危険から解放されたようにみえるシーズン3、ディーンはここが子離れのしどきだと、ついにサムから手を離す決心をしたというように思えてしかたありません。

だからシーズン3に入って、サムがどんなに口を酸っぱくして

俺だって兄ちゃんが俺を愛してくれてるのと同じだけ兄ちゃんを愛してるし、兄ちゃんが死んだら俺だって生きていけない

と訴えたところで、もう今更到底信じられない、というより、ディーンにしてみるとサムの愛情が自分と同じほど深くなくたって、それに文句はないのかもしれません。母の愛は無条件かつ無償のもので見返りなんか求めないものです。

わかったわかった、お前のその気持ちだけはありがたくもらっとく。今はそんなことを言ってるが、お前は鬱陶しい俺なんかがいなくなれば、すぐに忘れて楽しく普通の生活が送れるよ

そんな雰囲気を思いっきり滲ませて、サムと一緒に生きていくことを完全に諦めてしまったようにみえるディーン。

でも、この世で一番好みの女性の姿を借りて、まさにそんなディーンの心の声(S3第5話の赤い目のサンディの台詞を参照)を実際に赤裸々な言葉にしてサムに聞かせた赤い目の悪魔をなんの逡巡もなく撃ち殺したサムは、これまでの子供っぽい甘えを完全に捨て去って、例え自分ひとりでも『世界で一番大事な兄ちゃん』を救うつもりになったようです。

とはいえ、ボビーおじさんの助けを借りたり、最悪、悪魔娘のRubyをなんとか利用してディーンを助ける手段を見つけようと努力は続けているものの、ディーン本人がしっかりと生きるつもりになってくれないことには、どうしようもありません。

S3に入ってからのサムは、ディーンに自分の愛情が本物であることを必死にアピールし続け、ディーンの生きる気力をなんとか取り戻させようとしてはいますが、残念ながらディーンにはどうしてもそれが伝わりません。

それでも前回の第7話、怖いゴードンおじさんと戦うエピソードの中、

俺の兄ちゃんに戻ってよ!

というサムの叫びがついにディーンの心に響いて、ディーンの心が少し揺れ始めたのを目にしたサム。

押しても駄目なら引いてみな

の極意にしたがい、『俺と一緒に生きて!』と兄ちゃんをただごり押しするばかりでなく、一旦大人しく一歩引いて、一見兄ちゃんの運命を受け入れたかのように、兄ちゃんに言われるまま Impalaの修理を勉強する様子を見せたりし始めたようにも私には思えるですが…。

このクリスマスのエピソード、サムはどう出てくるでしょうか?







おじいちゃんと孫の微笑ましいやり取りが残念な結果に終わってしまったオープニング明け。

今回の兄弟は、FBI捜査官です。

こんなに可愛い二人がコンビになって聞き込みをするって…。

と思ったけど、スカリーが行方不明になっている間、臨時のパートナーとして組まされていたモルダーとクライチェックは、この兄弟コンビと大差ないくらいの可愛さだったかも…。(これって確かずーっと前にも言ってますけども)
新人捜査官として登場した、背格好もモルダーとほぼ一緒のダークヘアーの長身の美青年クライチェック(ほんのちょっとだけクライチェックの方が大きかった)と容姿に差をつけるためか、この頃のモルダーはちょっと違和感を覚えるくらいに髪を短く刈られていて、髪の色もかなり明るめにされていました。
ひと気のない室内プールでなぜか真っ赤なビキニパンツ(Slashではこういった水着をよくSpeedosと呼びますが)で泳いでいるモルダーをクライチェックがプールサイドまで呼びに来る、なんていう、前後のシーンからはまるで必然性のないサービスシーンが入れられたりもしてました…。クライチェックが悪の手先に転じて以降も、キスシーンを筆頭に、数々の妙にいやらしいモルダーとクライチェックとの(時にはスキナーさんも交えての)シーンがあったっけ…。
当時は監督さんの名前なんかを注意して確認したことはなかったけど、ああいった数々の名場面の演出をしていたのはキム・マナーズだったりして。キムは絶対にX-FilesのSlashも読んでいたはず。



そんな本物のキュートなFBI捜査官コンビ、モルダー&クライチェックを髣髴とさせる、まさにTall, Dark(これはサムだけか…), Handsomeな兄弟による聞き込みやネットなどから集めた情報を総合した結果、サムの辿り着いた推論(相変わらず通なトリビアも炸裂していますが)は、

Evil Santa

ここでの兄弟の会話にも既に今回の重要パートとなるフラッシュバックに繋がる台詞が盛り込まれていますよね。

サンタの怪しい兄弟か?兄弟どころかサンタはいないんだぞ。知ってるよ。そもそもそれを俺に教えてくれたのは兄ちゃんだ。忘れたの?

可愛い可愛い弟に『サンタはいない』って教えたのが自分だと聞かされた時のディーンのあの微妙な顔…。

でもディーンはそこで、犠牲者全員が訪れた場所があったことを思い出します。

かなり寂れた感じの『サンタ村』

またまたX-Filesの話ですが、行方不明のモルダーの妹の消息に関係する重要なエピソードにも『サンタ村』が出てきたことがありましたが、あそこの不気味具合はまた格別でした…。
洋画を見ているとデパートなどでも(子供が欲しがっているプレゼントを下調べするため?)サンタさんのお膝に抱っこのサービスが催されているのをよく見かけますが、『サンタ村』というものは、皆ああいったやる気のない寂れた印象なのでしょうか?子供によってはかえってトラウマになったりしそうだけど。


そんなサンタ村に到着した途端、突然クリスマスを祝おう!なんていい始めたディーン。


Dean: What are you talking about? We had some great Christmases.

Sam: Whose childhood are you talking about?

Dean: Oh, come on, Sam.

Sam: No, just... no


イヤだ、とにかくイヤだよ、と静かにクリスマスのお祝いを拒否するサムを一瞬じっと見上げたディーンの顔がまたちょっと切なげにも見えますが、ついにサムはここで、サンタがいないことに加え、父ちゃん&世界の暗い秘密までを知ることになった8歳のクリスマスのことを思い出し始めます。

ボビーおじさんが『とっても特別なものだから』って父ちゃんにあげろってくれたという小さなプレゼントを新聞紙でラッピングしているちびサム、あのつぶらな瞳、本当に可愛いです。
そんなちびサムは、シーズン2のラストでサムの死体を前にディーンが独白していた『なぜなぜ坊や』ぶりを存分に発揮して、ディーンを質問攻めにしています。
そろそろ父ちゃんが色んなモノを売ってるセールスマンだっていう嘘が通用しなくなり、しょっちゅう引越ししなきゃならないわけや、ママがいないことの本当の理由も知りたいと思い始めているサム。
大人になったディーンですらいかに大事な秘密が守れないかを見ると、サムのこうした『なぜなぜ』攻撃に耐えるのはちびディーンにとっては本当に辛いことだったろうとは思いますが、サムの追及にキレて部屋を飛び出す前、なんとかもう少しお兄ちゃんと弟の気楽な仲良しシーンを入れて欲しかった!と欲張らずにはいられません。

不思議なほど違和感なく、巨大に成長したサムに画面が戻り、


Santa's Elf: Welcome to Santa's Court. Can I escort your child to Santa?

Dean: Um, no. But actually, uh, my brother here, it's been a life long dream of his.

(Sam gives confused look)

Santa's Elf: I'm sorry, no kids over 12.

Sam: He's just kidding. We only came here to watch.

(Dean smirks and shakes his head)

Santa's Elf: Ewww.


このサンタのエルフの度重なる誤解が楽しいですね。

今回の兄弟、カップルどころかついに二人で子育てしてると思われたの?(これは私の妄想か…)

こんなに大きなサムがサンタのお膝に乗りたいと思ってるって?

結局最後には、子供をみて楽しむ変態だと思われてしまいましたけれども、兄弟が探しているお菓子みたいな甘い匂いのするサンタを見つけたかも!と、怪しいサンタの家を張り込みすることに…。
張り込み中のImpalaの車内にて。


Dean: Sam, why are you the boy that hates Christmas?.........

Sam: Look, Dean. If you wanna have Christmas, knock yourself out. Just don't involve me.

Dean: Oh, yeah. That'd be great. Me and myself making cranberry molds.


ディーンはここでも二人のクリスマスのことを持ち出しますが、サムはどうしても乗ってきません。
その時、挙動不審な様子でカーテンを閉めたサンタに続いて家の中から響く女性の悲鳴を聞きつけてサンタの家に飛び込む兄弟。

サンタが立ち上がる時に慌てて放り投げたあの巨大な緑のガラスの物体は、可愛いアンディも持っていたマリファナ用のパイプですよね。
大昔に読んだシャーロック・ホームズか、アガサ・クリスティーのミステリーの中で、アヘンは甘ったるい匂いがする、という表現を呼んだことがあったと思うのですが、マリファナ煙草も甘い匂いがしたりするのでしょうか?

でもあの兄弟による『Silent Night』!そしてディーンのあの顔!妙に可愛いです。



巻き毛の男の子が目撃したなんだか恐ろしいEvil Santaの犯行に続き、再び可愛いFBI捜査官として登場した兄弟ですが、なんとこの二人スーツからシャツからネクタイまで、最初の聞き込みの時とは違うんですね!Impalaに積める荷物だけで暮らしているっていうのに…、随分衣装持ちです。

この家で、白い花のついた素敵なリースに目をつけたサム。前回聞き込みした家でも同じリースを目にしていました。
素敵な甘い香りのするリースを糸口に、ボビーの助けも借り、再びディープなクリスマスの知識を披露しつつ、Evil Santaの正体をPagan gods(古代の異教徒の神)だと突き止めた兄弟。リースの購入先を辿ってMr.&Mrs. Godの正体を突き止めます。

モーテルに戻ったところで、またもや思い出のクリスマスの話を持ち出したディーン。


Sam: I don't get it. You haven't talked about Christmas for years.

Dean: Well, yeah. But this is my last year.

Sam: I know. That's why I can't.

Dean: What do you mean?

Sam: I mean, I can't just sit around, drinking eggnog, pretending everything's okay, when I know next Christmas, you'll be dead. I just can't.


何年も話にさえ出さなかったクリスマスなんかにディーンが妙にこだわっていたのは、これが最後のクリスマスだから、でもサムにとってはだからこそ、つまり来年のクリスマスには兄ちゃんがいないと知っていながら、のん気にクリスマスのお祝いなんかできないって。

このシーンはサムが悪魔の契約になんら抵抗することもなく死んでいこうとするディーンの運命をついに受け入れたかのようにも見えますが、私の妄想解釈としては、上で延々と語ったように、なんとかディーンの気持ちを変えるため微妙な押し引きのテクニックを駆使しているように思うのです。

ここでは『兄ちゃん、本当にこんなに可愛い俺を置いて一人で死ぬつもり?』と、ちょっと『押し』という感じ。

兄ちゃん、かなり揺れています。



そして場面は再びちび兄弟に。

兄ちゃんの枕の下の銃も父ちゃんの日記もみつけ、大人びた顔で『モンスターはいるの?』と問い詰めるサム。
もうこれ以上は隠し切れないと覚悟を決めたディーンではありますが、


Young Dean: First thing you have to know is we have the coolest dad in the world. He's a superhero.


モンスターやお化けが本当にいるってことよりなにより、まず一番に父ちゃんは最高であることを告げるあたり、さすがです。


Young Sam: He is?

Young Dean: Yeah. Monsters are real. Dad fights them. He's fighting them right now.

Young Sam: But Dad said the monsters under my bed weren't real.

Young Dean: That's 'cause he'd already checked under there. But, yeah, they're real. Almost everything's real.

Young Sam: Is Santa real?

Young Dean: No.


父ちゃんがいないって保証してくれたベッドの下のモンスターは、その日父ちゃんがいないことを確認したからいなかっただけで、ほとんどどんなモンスターも本当にいるのに、サンタはいない。
ママを自分たちから奪ったモンスターが次には父ちゃんを捕まえて、最後には自分たちを捕まえにくるかも…。兄ちゃんは、最高の父ちゃんが守ってくれてるんだから自分たちは絶対安全だっていうけど、いつも留守がちの父ちゃんが本当にいざという時に自分たちを守ってくれるのか。

自分が問い詰めた上で無理やりに兄ちゃんから聞き出したこととはいえ、突然恐ろしい世界の真実を知ってしまったサム。
もう寝るよ、と言って、声を殺して泣き始めた弟を見て、どんなに生意気な口をきいて大人びて見えてもまだ真実を告げるのは早かった、とディーンはこの時大変強く後悔したはずです。

クリスマスの朝になったら、父ちゃんは絶対帰ってきてる。寝て起きれば、気分もよくなるよ。約束する。

ちびサムの名演技に引っ張られ、ちびディーンもなかなか頑張ってはいますが、この辺りの言葉は絶対に弟を抱きしめながら言ったに違いないのに!と思うと、演出の甘さを無性に残念に感じますが、こればっかり言っててもしかたありません。

再びおっきな兄弟に画面が戻ると、自宅の場所も突き止めたMr.&Mrs. Godを退治するための木の杭をディーンがまた大胆な可愛い仕草でけずったりしつつ、サムはサムでMr.&Mrs. Godのこれまでの各地での犯行履歴を洗い出し、

ついに兄弟はMr.&Mrs. Godとの対決に挑みます。

かつては毎年何百人もの生贄を贈られていたのに、ジーザスとかいうキャラクターが登場して以降、二千年もの間目立たぬよう人間社会に紛れ、仕事をしたり、金曜日にはブリッジをやったりして、やっと二三人を手に入れるのがやっとという、なかなか苦しい暮らし向きを告白するMr.&Mrs. Godですが、Mrs. Godの注意をきちんと聞いて、Fuckの代わりにFudgeを使って悪態をついたりしつつも、ここで兄弟揃って夫妻のクリスマスディナーになってしまうわけにもいきません。
かなり痛い思いもしつつ(切られている最中の腕に全く傷がなかったり(ディーン)、逆の腕に包帯をしたり(サム)、あんたたち本当に痛かった?という疑問もありますが…)、なんとかMr.&Mrs. Godを退治した兄弟。



再び画面はちび兄弟に。

クリスマスの早朝、いそいそとサムを起こしたディーン。
父ちゃんが帰って来てツリーを飾りつけ、プレゼントも置いていってくれたというのですが…。

サンタの夢はあっさりと破ってしまったものの、ディーンがサムに対しなぜあそこまで完璧な父ちゃん像を維持しようと努力するのかを考えてみると、狩りの詳細についてはまだまだ教えてもらえなかったとしても、家族の中でママの代理をつとめているディーンは、父ちゃんがどれほど必死に自分たち兄弟を安全に暮らせるよう手を尽くして頑張ってくれているかを間近で目にしていたということなのだろう、という結論を導き出すしか解釈のしようがありません。

とはいえ、ディーンが調達してきたプレゼントがサファイアバービーとラメつきバトンだったことで、父ちゃんがクリスマスに帰ってこられなかったことはもちろんあっさりとバレてしまいます。

でも父ちゃんは帰れる状況だったなら絶対帰ってきたはずなんだというディーンに。


Sam: If he’s alive.

Dean: Don’t say that. Of course he’s alive. He’s Dad.


このSupernaturalというドラマで繰り返し出てくる会話がこんなところにも!
このサム8歳の時のこれが、間違いなく一番最初ですね。

そして父ちゃんのためにとラッピングしておいたプレゼントを取り出し、これは兄ちゃんにあげると、ポンとディーンの膝頭に乗っけるサム、このシーンは兄弟らしくて可愛いです。

サムは、父ちゃんは嘘をついたんだ、なんて言ってますけど、父ちゃんびいきの私からすると、今回の回想部分を見る限り、父ちゃんの口からクリスマスには絶対帰るとはっきり約束したようには思えないという解釈ではありますが、これはあくまでサムの父ちゃんへの反抗心の芽生えのエピソードということで、これからサムが大学進学を決めるまでの10年以上の間にもこうした小さな誤解やがっかりが積み重なっていった、ということなのでしょうね。
その度にディーンは父ちゃんとサムの間を取り持とうと努力もしたのでしょうけれども。

結局ディーンがもらったAmulet。

ボビーおじさんが『Real special』だっていうなんて、まだまだ何か秘密がありそうにも思えます…。





なんだか微妙にほろ苦い表情をした、すっかりハンサムに成長したサムに画面が移ると、もちろんすっかり渋い色合いに色が変わったAmuletを首にかけ、こちらは物凄く美人に成長したディーンが登場。

このモーテルのドアには、(私にはいまだ確認できませんが)

The Thomas Kinkade Suite

って書いてあるのだそうですね。
部屋にかかっている絵も、トーマス・キンケイドっぽいのだとか。
これはもちろんJaredが若きThomas Kinkade役で出演した『The Christmas Cottage』という映画を明白に暗示しているということに。

ドアを開けた途端、ディーンが不思議そうに部屋を見回しているのは、今回のエピソード中、微妙な押し引きでディーンの心を揺さぶり続け(まあ、これは私の妄想の中だけともいえますが)、ディーンがどうしても最後に可愛い弟とやっておきたいクリスマスパーティーを拒否し続けていたサムが、ディーンがビールを調達に行ってる間にクリスマスの飾りつけをし、エッグノックまで用意して待っていたから。

ディーンの心の揺れ具合もかなり大きくなってきているように見えます。

今回もサムから新聞のコミックページできちんとラッピングしたプレゼント(Impala用のオイルとキャンディーバー)をもらったディーンによる

Fuel for me and fuel for my baby!

という名台詞も飛び出しましたが、

サムがもらったプレゼント、裸のお姉さんの写真が山盛りの雑誌とシェービングクリームでしたよね?

いかにも『the gas mart down the road』でビールのついでに間に合わせに買ったもの、という感じではありますが、私はこの二つのプレゼントを目にして、

今回のエピソード中、ずーっとサムが思い出していた、おそらくは兄弟が二人で祝った子供時代の最後のクリスマスのことをディーンも覚えてたんだ!

と思ったのですがどうでしょう?

きっとあの年以降、サムはクリスマスのお祝いもプレゼントもおねだりしなくなったはずで、ディーンはサムが無邪気に楽しみにしていた(そして結局は最後となってしまった)クリスマスを早すぎる秘密の暴露で台無しにした上、慌てて用意したプレゼントが二つとも女の子向けのものだったことを、その後ずっと心残りに思っていたような気がするのです。
ディーンが、サムからの初めてのプレゼントを肌身離さず大事に身につけている、というのももちろん泣かせるところではあります。

すっかり大人の男になったサムに、まさに大人の男の必需品(?)をプレゼントするディーン、単細胞な兄ちゃんのようでいて、母親代わりとして大事に育ててきた弟のことは本当に心を砕いて見守ってきたことがわかります。

サム配合によるかなりキツそうなエッグノック(ひょっとしてディーンのカップだけアルコールを足してる?)でメリークリスマスの乾杯をした後、『Hey Dean...』と口を開いたものの、

思いっきり光が入って長いまつげに縁取られたまん丸の瞳が翡翠みたいなきれいな緑色になってる美人な兄ちゃんに見つめ返されて何もいえなくなってしまうサム。

目をそらして小さくうなずいたあの時、

口には出さないけど、絶対に兄ちゃんを離すもんか!!!!!

って固く決心したのにちがいありません。

それ以上の言葉をお互い飲み込み、なんだかいつにないぎこちなさで、この季節の風物詩ともいえる吹雪の中のアメフトの試合を見始めた兄弟。
エッグノックの量がもう少し進んだら、ディーンはもちろんあの小さなカウチに座るサムの隣(サムの膝の上?ご、ごほっ)に無理やり移って、ゆっくりと観戦を始めたはずです。



***


Jared&Jensenは、Holiday Hiatusでそれぞれの実家に帰る前に、Jaredのカナダの家のカウチで(あえてどんな体勢でかは問いませんけれども)、カウボーイズの試合を二人っきりで観戦したりしたのでしょうか?


***


なんとか終わったけど…、いつもの日記のほぼ倍の長さになってしまいました。
ここまでの長さの日記は新記録かも…。
長くなったわりに大したことを書いていない気もしますが、とりあえずはなんとか感想文を完成させたということで。


次回の第9話、私はまだ予告すらみていませんが、どんどんあからさまになるサムの口説き…、じゃなかった『兄ちゃん、俺と一緒に生きて!』作戦、今後どう展開していくのか楽しみです。


この兄弟の行く末をじっくり追いかけていくためにも一話でも多く、今後のエピソードが撮影されることを祈ります。

2008年1月24日木曜日

またまた半額レンタル!

今回借りたのは、

『ミディアム』シーズン1の一枚目

『CSI: ベガス』シーズン1の3&4枚目

『Intolerable Cruelty(日本題は「ディボースショー」だったかな)』

ドリュー・バリモアのラブストーリを二本

『Never been Kissed』と『Fever Pitch(2度目のキス)』

そして映画公開時のCMを見て以来ずっと気になっていた

『The 40 Year-Old Virgin』(…)

の合計7枚。

前回借りられなかった『トランスアメリカ』は今回もありませんでした。
TSUTAYAではない別のレンタル店を一応当たって、それでも見つからなければ、今後Amazonに何かを頼む時に一緒に購入してしまうかも…。(頼みたい本は、いつでも沢山控えています)

とはいえ、真剣に仕事を探すことを考えるのでない限り、少し切り詰めていかないと…。
ここしばらくの調子で大量に本を買ったりDVDを買ったり&借りたりしていては、家計が破綻してしまいます。





何かのDVDのおまけとして入っていた第1話(日本語吹替え版)を見て以来、レンタルが開始されたら(というか、半額レンタルできるようになったら)絶対続きを見ようと思っていた

『ミディアム』

昨年秋に再びケーブルTVが見られる関東へ私が戻ってくるのに合わせたみたいに、FOXでシーズン1の放送が始まり、以来、毎週楽しみに見てきましたが、先週のエピソードでシーズン1の放送が終了してしまい、もちろん続いてシーズン2の放送が始まると思い込んでいたら!

特殊な能力を持った主婦が主人公のドラマとは全く似ても似つかない、別の『ザ・ユニット』というドラマが始まってしまいました…。

この『ザ・ユニット』というドラマには、X-Filesのモルダーの後釜捜査官ジョン・ドゲッドこと、ロバート・パトリックが、頼りになる隊長ではあるらしいけれども(これもまだわからない感じ?)、ひょっとしたらちょっと問題ありの人物?(第一話の最後の最後、ええ~!!!とびっくりするようなシーンが。でも体格はX-Filesの時よりさらに逞しくなったかも…。二の腕の太さがかなり美味しそうになっていました…)として出演していて、

この半年ほど、海軍特殊部隊SEALの活躍にずーっとはまり込んできた私としては、陸軍特殊部隊『ユニット』の活躍とその妻達の様子を描くこのドラマは、SEALチーム16の活躍を映像として目にしているようで、ワクワクする部分もあり、一概に

『どうしてミディアムのシーズン2じゃなかったの??!!』

と、FOXの決定を責めきれない気持ちもあります。

でも、やっぱりショック!

なんにしても『ミディアム』シーズン2については、また半額でレンタルできるようになったら少しずつ続きを見ていくか(もう半額対象なのかな?)、FOXが続きを放送してくれることをじっと待つしかないという状況に。

でもこの『ミディアム』S1、実は見逃しているエピソードがあったのです。

引越し後、再びケーブルとの契約を再開した時点で、見られたのは第3話から。

第1話は日本語吹替え版のみ、第2話は引越しの微妙なタイミングの差で見られなかったことがずっと気になっていたものの、『ミディアム』はほとんど一話完結のエピソードばかりなので、ま、その内FOXでS2の放送と並行して再放送してくれるかもしれないし、くらいに思ってはいたものの…。

お約束の『ええ~っ!そ、そこで続くなの???』というまさにクリフハンガーで終わったS1の最終回には、第一話に大勢のテキサスレンジャーズを従えて登場したあの可愛いテキサス警察のプッシュ警部さんが再び登場してたのです!

日本語吹替えではないプッシュ警部さんの声を始めて聞いてみると、たぶんJaredも降参するくらいのものすごいテキサス訛りじゃないの!(笑)
(Jaredのパパ世代だとあんな感じで話してるんでしょうか…)

母音を引き伸ばす 『Drawl』 って、ああいうことなのね。よーくわかりました。

…っていうことは、SEALチーム16のサム・スタレットもきっとあんな感じで話してるってこと。

あの口ひげを蓄えたキュートな顔と田舎親父らしい頑固な性格(でも中身はとっても優しくて、仕事の腕も一流という素晴らしさ)だけでも大好きになっていた警部さんだけど、彼の本物のテキサス訛りを聞いたら!ますます大好きになって、S1の最終話でそんな警部さんが病院のベッドに横になってる姿をみたら…ちょっと涙が出てしまいました。

結果、無性に第一話を吹替え版でしかみていないことが惜しく思えてきて、ついに今回一枚目のDVDを借りてみたら、なんとこのS1の一枚目って、4つもエピソードが入っているのですね。
3話と4話は、放送された週の再放送も含め、数回ずつ見てはいるけれども、ちょっと得した気分です。

念願叶って見た第1話の警部さんも素敵なテキサス訛りだったし、今回初めて見た第2話も、アリソンが検事局で正式に仕事を始めるきっかけが描かれた大事なエピソードだったことがわかりました。

このタイミングで、復習のためにもS1の一枚目を借りたのはよかったかもしれません。





2枚のCSIを覗く、残り4本の映画は、一応これから数ヶ月の間に復習したり、新たに見ておくラブコメ映画…。

しかし、いつまでもこんな調子でのらりくらりと暮らしていくのは、病気のことを言い訳にしてもそろそろ限界に近づいていることが最近ひしひしと…。
(っていうか、一見するともう誰からも病気だとは思われないはず…)

実家が近いというのは、良きにつけ悪しきにつけ色々と影響が大きくて、自分のペースで暮らしていくことが難しくなるものですね。

ちょっと真面目に自分の行く先を考えなければ、と思います。

2008年1月22日火曜日

All Through the Night読了(寂しいです…)

今日は国会中継のため、大相撲の放送開始が大幅に遅れていて、妙に日記ばかり書いてしまいます。


***


しばらく我慢していたものの、読み始めたらやっぱりあっという間に読み終わってしまいました。

Suzanne Brockmannの最新作:


All Through the Night


当初から言われていたとおり、Jules結婚のお祝い編とでもいうべき今回のエピソード、いつもよりストーリーは短めではあったものの、ずーっと読みたかった Julesの結婚のエピソード、実にいいお話になっていました。

今回のお話のセカンドカップルとなるDolphinaとWillのカップルも良かった。

Dolphinaは前作の『Force of Nature』からの引き続きの出演、Willは、トラブルシューターズインクの第一作ともなる『Flashpoint』に続く2回目の出演です。
(Flashpointでジミーを毛嫌いする、鬱陶しいながらもなぜか憎めないジャーナリストとして登場した赤毛のWillが、まさかこんな美人と結ばれるために再登場するとは夢にも思いませんでした!)
お互い明らかに一目惚れした二人だけど、Willの許しがたい失敗で、大嫌い!になったはずなのにでも…という展開は。

スーザン、ホントうまいです。

結婚を目前に控えたJulesとRobinのカップルはもちろんもうとにかくこれでもかというほど熱々で微笑ましくはあるものの、

実は、このシリーズが始まった当初からの一番人気の高いキャラクターでもあり、Gone Too Far(日本では翻訳版がでたばかり)でついにアリッサとのハッピーエンドに辿り着いて、以前からみると別人のように落ち着いたサム・スタレットと、ずっとアリッサの相棒であり、アリッサがFBIを離れた後も一番の親友であり続けるJulesの友情関係が、とんでもなく深まっていく様子がたまらなく可愛いのです!
(最近のスーザンの本の感想文では、サムが可愛い!って繰り返し言ってるような気がしますが)

ここ数冊における、サムのジュールズに対する大好き度&世話焼き具合は、JaredのJensenに対するそれに匹敵するかもというくらいで…。よくアリッサが焼きもちを焼かないものです。

このシリーズの開始当時から、ファンの一般投票では大変な人気であるらしいこのサム・スタレットというキャラクター、確かに憎めない存在ではあるものの、私個人的には『大好き!』と心から言える存在ではなかったのです。

でも『Gone Too Far』でついにその生い立ちを知り、生涯を掛けても追いかけて、手に入れて、愛し抜きたい存在であるアリッサを獲得するため必死に、かつ不器用にもがく姿を目にして以来、(外見は超セクシーなままだけど)すっかり素朴で無骨なRed Neckそのものになってしまったサムが、アリッサを介して完全に親友という存在になったジュールズの恋の心配をあれこれとしたりするのがたまらなく可愛くて!!!

スーザンたら、出てくる登場人物を一人残らず読者(時々、私限定なの?かと思うほど…)に大好きになってもらわないと気がすまないってことなの?

今回の冬の祝日をお祝いするお祭りムード満載のエピソードは、他にもおめでたい要素がたっぷりとつまっていてそこも長くシリーズを追いかけてきた読者にとっては楽しいところ。

サムのアリッサを筆頭に、マックスのジーナも、マルドゥーンのジョーンも、ジョーンズのモリーも…。

そう!ジョーンズのモリー!第4作目『Out of Control』で初めてこのシリーズに登場し、Hot Targetでの心の傷を抱えつつジュールズがハードボイルドに活躍した第9作目『Breaking Point』で再度登場した、モリー&ジョーンズのカップルもまた姿を見せ、今後の展開のための楽しみな要素になってくれたのでした。

今回の結婚によって、コズモとジュールズが義理の兄弟になったという事実にもどうしてもにやにやしてしまうのだけれども、

数冊にわたって名前はよく出てくるもののほとんど台詞もなかったというのになぜか強烈な存在感を放っている、私も含めて大好きなファンも多いと思われるコズモのママにまで、ヤシ(名前は明らかに日系のヒラバヤシというジュールズのFBIの部下)のパパとの恋の予感が!

さらにさらに!数冊に渡り、ジュールズとロビンの恋の大きな障害となってきたアダムにも?!
(アダムの恋のお相手候補確実なトニー…、

くしゃくしゃのダークヘアに澄んだ青い目、えくぼのできるまだ子供みたいな顔で、SEALのメンバーである以上その体格は物凄いはず

となると、私には若きスーパーマンことトム・ウェリングにしか思えません。ジュールズの恋が完全なハッピーエンドを向かえて、これから『ゲイ』的な恋の要素としては、ほんのちょっとだけ寂しいかも…と思っていたけど、また新たなゲイの恋も語られていきそうです。楽しみー!!!)

デッカー&ソフィアも、イジー&トレイシーも…。

語ってもらわなければならないカップルはまだまだいると思うと、最新刊を読み終わってしまったもののこの先の展開はまだまだ明るいといえますね。





可愛いJulesの恋愛の発展を描いた前作の『Force of Nature』から、非常に短期間で最新作でありJulesの結婚話を描いた『All Through the Night』が出版されたことが気になってはいたのですが、この最新作『All Through the Night』の巻末に入っていた

『Author’s Note』(作者の言葉)

を読んで、事情がわかりました。
(スーザン、一番の理由は、Julesのお相手であるRobinに『早くJulesと結婚させろ!』と強固にせっつかれたためなの、とも言っていますが…)

Suzanne Brockmann、なんと、息子さんがゲイであることをカミングアウトしているのだとか!

スーザンはここ数年、ゲイの息子を持つ母として、(息子が将来運命の相手を見つけた時のため)一家が暮らしているマサチューセッツでの性的少数者の結婚の機会均等を訴える運動、つまり同性同士の結婚を合法化するための運動を精力的に行っていて、2006年ついにその努力が実を結ぶか、と思われた時、思わぬ逆転劇で勝利をひっくり返されてしまったのだそう。

この当局の無慈悲な対応に怒り狂ったスーザンは、毎年売れっ子作家さん宛てにオファーがあるらしい『シーズン物』(感謝祭やクリスマスなどの冬休みのイベントに合わせてお話を書くというもの)の執筆を兼ねて、記録的な速さで一気にこのJulesの結婚話(お相手のRobinももちろん男性)を書き上げ、この本の売り上げに付随して発生する全ての金銭的な権利を上記の『少数派のための機会均等』活動を行っている団体に寄付することに決めたのだとのこと。

SEALチーム16のシリーズを書き始めたばかりの頃にはまだ小さかった息子さんが成長し、どうやら少数派に属することに気付いた頃から、シリーズの中でのJulesの存在感も急激に大きくなっていったとも語っています。





念願のJulesの結婚話にまでついに辿り着いて、もう読書の虫も落ち着いたかと思いきや…、やっぱり勢いは止まらず、

これもまた大好きな作家であるジョアン・フルーク他三名のロマンス・ノベル作家の中篇を集めた


シュガー&スパイス』(ヴィレッジブックス)


という、これも偶然にも『All Through the Night』と同じ、感謝祭からクリスマスまでのお祝いを扱った「シーズン物」を読み始めてしまいました。

ロマンスノベルって、絶対中毒になるんだって、薄々わかってたのに…、まんまとはまりつつあります。





そして明日はきっと、27日まで有効の半額チケットをメールで送りつけてきたTSUTAYAにCSI S1の続きと、また映画を何本か、借りにいってしまうに決まってる…。

Jared Padaleckiさんって…

以前、ダラスでのJensenの舞台を見に行った時にも?他には、いつだったっけ、これまでにも何回か同じようなことがあったような…。

ほとんど家に引き籠って外出することが非常にまれな生活を送っている私が、やむを得ない事情で家を空けなければならない時に限って…、Jensenへの愛を声高に大勢のファンの前で語ってくれたりするんですね。

そして…、そうそう!こうした楽しいFanイベントが開催され、その後わぁーっとFangirlsのお宝映像やJ2の目撃レポートがネットに溢れたりするタイミングが、決まって私の大好きな大相撲の本場所開催中である、という、(私だけのどうでもいい)ジンクスもまた更新されたってこと。

今回のFangoriaの様々なレポートには、かなりのSupernatural シーズン3のSpoiler(ネタバレ)が含まれるという話を聞いているため、一応シーズン3については基本的にエピソードに関するネタバレを遮断している私としては、詳細なレポートは素通りで、ほんのちょこーっとだけ楽しい様子を垣間見たに過ぎませんけれども、

Jared P.さんの毎度毎度のとんでもないサービス心には感謝&感心するばかりです。

そして

あの素敵な髪!!!

コートを脱いで薄手のセーター姿になった時のあの身体!!!!!

あの逞しさにはまじで腰が抜けそうになりました。





昨日は実家に呼び出されていて、実家にいる間、母から解放された僅かな隙に妹のパソコンを借りてちょこちょこと飛び込んでくるとても楽しそうな興奮の模様を伝えるレポートをかろうじて追いかけつつチェックしていました。

でもJaredのおもわず耳を疑うような発言によるあまりの衝撃に、SPNを見たことのない(厳密に言えば、関東地方の地上波で放送が始まるという時のCMでシーズン1のほっそりしたJaredの姿を見たことがあるだけの)妹に無理やりJaredの映像を見せると、

弟って、こんなに大きいの?! もっと細くなかったっけ?

と目をまん丸に!

Jaredの成長ぶりは、もう誰の目にも歴然としているということですよね。
今後の成長が(もう充分すぎる?)ますます楽しみです。





今回のレポートについてはネタバレ部分を避けてつまみ読みしているのと、そういったネタバレの無いサイトに貼ってあった映像を一つ二つ目にしただけという状態で、今回のイベントの楽しいやり取りの様子を大分見逃している可能性も大きいとは思うのですが、我慢できなくなったら詳細レポートはともかく、大量にUPされたYouTubeの映像くらいは見に行こうかな…。

今回の会場にはJaredの家族が揃って見に来ていたなんていう情報がどこかに出ていましたよね?

Jaredのお兄さんは、Jaredによく似てたとか。

Jaredはかなり前のインタビューで、自分がこんなに大きいのは完全に遺伝で、お兄さんは、6フィート7インチあるとか言ってたのを聞いたことがありますが、続けてお父さんは7フィート(8フィートだったかな…)とかどんどんエスカレートしていったのを見ても、エンジンがかかってしまった時のJaredってどこまでが真面目な解答なのか、ウケ狙いのボケなのか、つかめないところがあるのですよね…。

誰かJaredのお兄さんがどのくらい大柄だったのかについてレポート内で触れてる人もいるのでしょうか?

Jaredといえば、Hiatus中、ちょっと長めにした髪を素敵にブローしている姿もよくみかけますが、今回の髪型もとっても素敵でしたよね。

そんな素敵な髪については

シャワーの後は、ドライヤーを使って乾かしてる。テキサスではあまり認めたくないことだけどね

なんていう告白をしていたというのもちらっと私が読んだレポートには出てきていました。
Jensenへの愛は、我慢できずに語ってしまったとしても、ちっちゃなポイントではあってもも男らしさへのこだわりだけは滲ませるところも可愛いです。

会場の男性ファン(私がネタバレを避けつつちらっと流し読みした限りでは、この質問をしたのは男性だったと…)との質疑応答の中で出てきた

Dirty Secret

というフレーズが気に入って、その後の質問でのやり取りの中でも何度も『Dirty Secret』…と何度も繰り返してたとか。
役作りのコツを聞かれて、Drug…なんて答えて、その後Dirty Secretと付け足したり。(笑)

そんなDirtyな秘密の中でも一番大きな秘密はやっぱりサンディとの共演についての感想を聞かれた際の
(以下は私の頭の中で、妄想込みで翻訳されて記憶に残ったフレーズであるため、実際のJaredのコメントとは大きく違っているかもしれませんが、その点はご了承ください。)


これほど親しい間柄の人間と共演するというのは素晴らしいことだけど、すっごく奇妙な感じもあったよ。もちろんジェンセンともここまでの年月の間には、すごく親しい関係にはなったけど…、

“I don’t kiss Jensen……in public…..Dirty secret.”
ジェンセンにキスしたりはしないけどね、…(完全に、少なくとも、が抜けてます)人目のあるところでは…、Dirty secretだよ


私が見た映像で、Jaredが付け足したという ”Dirty secret”の部分は聞こえませんでしたが、どこかのコメントでは、観客の悲鳴にまぎれてここでもぽつっと言ってたとレポートしているものがありました。

Jaredの爆弾発言に対する会場の皆の反応を見て、すごく嬉しそうにしているJaredを見ると、皆が喜ぶだろうなと思うと、ついサービスしたくなっちゃう性格なのだとよくわかりますよね。

…単細胞なFangirlsとしてはまんまと乗せられて、大喜びするばかりです。

前回の日記へのコメントの中で、miyuさんも触れていますが、二人の秘密は二人の間だけのものにしておきたいJensenからは、まじで『お前はまたっ!!』って強烈に怒られていそうです。





今日のお昼の「Tru Calling」は、JDMの出る『Two Pair』だ!!

録画しなきゃ…。

2008年1月18日金曜日

SPN Magazine 2nd issue?

この日記ではくどいくらいに言ってますけど…、大人のファンとして、本編エピソードのDVD Box以外のグッズや本なんかには手を出すまい!と思っているにも関わらず、J2が可愛いことをいってる記事の抜粋を目にしたりすると、欲しいかも…という強烈な誘惑に駆られてしまいます。

ドラマ本編の放送も月末までお休み、脚本家のストの先行きも依然不透明という状況で、なんだか寂しい日々が続いていますが、

2冊目のSPNマガジンに掲載されたインタビューでJaredがまた可愛いことを語っているみたいですね。

とある場所でそのインタビューの記事の一部を引用しているのを見つけて、それについてるFangirlsのコメントがまた面白かったので、今日は久々にその雑誌からの引用記事のそのまた一部を引用してしまおうと思います。

私が依然入手をためらっているSPNマガジンを海外からおとりよせ購入している日本のFangirlsはきっと沢山いるはずで、このインタビューのこともとっくにご存知の方が多いと思いますが、海の向こうのFangirlsの素直な妄想&コメントがとっても面白いので!

また私のヘボ訳をつけてしまいますが、私の翻訳に関しては、毎度毎度ながら完全に勢いだけで訳しているものである上、生まれ持った妄想癖により、とんでもない誤解、曲解、間違いが含まれている可能性があります。その点を充分にご理解の上、閲覧くださいますようお願いします。
以下の翻訳の中には、妄想が走りすぎて一部不適切な表現が含まれるかもしれませんが、その辺りも大目に見ていただけると有難いです。


そういえば、『Johnパパ』を語るJDMの記事が載るという雑誌が一月下旬頃に発売予定であるということを以前に教えていただいたのですが、その雑誌は、SPN Magazineとはまた別なのでしょうか?

それも後でチェックしてみなければ。





On his friendship with Jensen:
ジェンセンとの友情について

"I think the reason Jensen and I got along so well was because we didn't really go about bonding....It didn't feel like a blind date. It felt like we were continuing a relationship as opposed to saying, 'All right, we're supposed to hang out with each other...or something.' We just sort of hung out....We just hit it off immediately. There's no rhyme of reason to what happened."
『ジェンセンと僕がこんなに仲良くなったのは、僕達が結束を固めようと無理に努力したりしなかったからじゃないかと思うんだ、…(僕達の出会いって、無理にお膳立てされた)ブラインドデートみたいな感じはなかった。なんていうか、僕達、それまでもずっと関係があったみたいな感じっていうのかな、(relationshipは、日本語と同様、お付き合いしているという意味の「関係がある」という意味を持ちますよね)「わかった、僕達一緒につるんで遊ぶとか…そんな必要があるんだね」なんて言うのとは正反対にね。

僕達ってただ(そうしたくて)つるんで一緒にいるんだ…僕達は一瞬で気が合った。何かが起こった、とかっていう(仲良くなるための)理由みたいなのはなかったんだ。』

( )内の言葉は私の補足ですけれども、ジャレッド、絶対にそういう意味で語っていますよね?

以下は、この記事を日記に抜粋したFangirlのコメント:

Of course, it's only Jared who has the nerve to compare their friendship to being the complete opposite of a blind date!
もちろん、二人の友情をブラインドデートの正反対だって例えるなんてジャレッドにしかできないことよね。

Hello, "it felt like we were continuing a relationship."? Uh yeah, these two haven't met before Supernatural.
すいませんけど「それまでもずっと関係があったみたいな感じ」ですって?あーはいはい、この二人ってSupernaturalの前には会ったことがなかったんだっけ。

(Sのつく物語の中では、SPN以前から二人は知り合いで、そういう意味で付き合いがあったということになってるお話が沢山書かれています…)



On his free time (with Jensen):
(ジェンセンと一緒の)自由時間について

"When we can, we love to go out and have a drink, watch football, or catch a hockey game now that we're in Canada....whenever we get the chance, we'll hang out, play basketball or work out or something..."
『そうできる時は、僕達、一緒に出かけるのが大好きだよ、それに、お酒を飲んだり、フットボールを見たり、今みたいに僕らがカナダにいる時にはホッケーの試合を見たりね…チャンスがある限り、僕らはつるんで出かけたり、バスケをしたり、トレーニングしたり、なにかしら…一緒にしてるよ』



First of all, the ellipses at the end of that sentence is not my doing. That's all in the magazine. So, either the editors edited Jared's words a bit or Jared actually trailed off when he said "or something..." Hee. HEE! Something, Padalecki? Curious minds want to know.
まず言っておくけど、センテンスの最後の省略は、私がやったことじゃありません。これは全部雑誌にあったままなの。だから、編集者がジャレッドの言葉をそこで区切って編集したか、もしくはジャレッドが実際に『なにかしら…』と語尾を濁したかってこと。へへへ。ヒッヒッヒ!なにかしら?パダレッキさん。(それがなんなのか)好奇心一杯の私の脳みそはとっても知りたいところです。

Even their date nights are so manleeh.
二人のデートナイトですら、男らしーのね。
(スポーツ観戦とか、トレーニングとかね…)





さらに、この抜粋記事を目にした別のFangirlsのコメントがまた笑えます。

上のジャレッドの言葉の中の『now that we're in Canada』の部分は、このインタビューを日記にUPしたFangirlが省略したと言っている:

they grew up in Texas, they didn't get a lot of opportunities to watch a hockey game.
二人はテキサスで育ったから、今までホッケーの試合をみる機会がそんなになかった


という文を受けていて、あくまで、「カナダにいる時は」というフレーズはあくまで「ホッケーの試合を見る」だけに掛かっているのだけど、でもちょっと読み方を変えると、

『now that we're in Canada』

というこのフレーズ、このフレーズの前に挙げられている行動の全てに掛かっているように読みとることもできるのですよね。

海外のFangirlsも、妄想を働かせる余地がある限り、どんな小さな隙間だって見逃しません!(笑)

And I dunno if it's worded strangely or WHAT, but what is this "now that we're in Canada" stuff? Which implies that they have an ENTIRELY DIFFERENT SET OF THINGS TO DO OUTSIDE OF CANADA? Dear god, DO THEY NOT SPEND TIME WITH OTHER MEMBERS OF THE HUMAN RACE?
これって言葉の表現のとり方がおかしいとか、何か、なのかもしれないとは思うんだけど、でも「今みたいに僕らがカナダにいる時は」とかっていうこの言い回しはなんなの?これって、J2の二人、カナダ以外の場所にいる時も、完全にまた別の『二人が一緒にやること』があるんだよって暗示してる?ねえ、ほんと、この二人、人類の他のメンバーとは、一緒に過ごしたりする時間はないってことなの


OH. I imagine this means they have a whole other default set of activities to do, when in LA.
ああ、私、これって、二人がLAにいる時には、丸々また別の基本的な『一緒にやること』があるんだって想像しちゃうわ。


You know what I think? Jensen probably has his own room, basically, unsaid, in Jared's house. It's not OFFICIAL or anything and Jared also keeps one of the old dog beds in there and some of his workout equipment and a box of ugly pink shirts he doesn't wear anymore since his shoulders got so big. BUT BASICALLY, it's Jensen's. There's a leather jacket hanging on the back of a chair in there that Jensen left one time. And a few pair of Jensen's sneakers. And a bottle of Jensen's shampoo and a few copies of his old scripts. And the bed, though it's covered by extra closet hangers and a few empty bags for Jared's suit jackets, smells like Jensen if you pull the blankets back.
私がどんなことを考えたと思う?ジェンセンはたぶん、基本的に、暗黙の了解として、ジャレッドの家に自分の部屋を持ってるってこと。それは公式にとかそんなのじゃないんだけど、ジャレッドはそこに古い犬用のベッドを一つと、トレーニング用の器具をいくつかと、それからジャレッドの肩が大きくなりすぎちゃったために着られなくなった見苦しいピンクのシャツ(なにかのイベントで私服の写真を撮られるたび、ジャレッドがピンクのシャツばかり着ているというのもFangirlsの基本認識ですよね)を一杯詰め込んだ箱を置いてるの。でも基本的に、その部屋はジェンセンのなの。そこに置いてある椅子の背には、ジェンセンがいつか忘れていった革のジャケットが掛けてあったりするのよ。それからジェンセンのスニーカーが何足か。それから、ジェンセンのシャンプーのボトルが一本に、ジェンセンの古い台本が何冊か。で、ベッドの上には、余分の衣類用ハンガーとか、ジャレッドのスーツ用の空の袋とかが散らばってるんだけど、毛布をはがすとジェンセンの匂いがするの。


私、最初に、BUT BASICALLY, it's Jensen's.という一文を読んだ時、ジェンセンのものなのは、その直前の「ジャレッドが大きくなりすぎて着られなくなったピンクのシャツ」のことだ、と、思い込んでしまったのですが、彼女の妄想の中で、ジャレッドが一見物置みたいにしている『その部屋』は、ってことですよね?
でもこれも読みようで、着替えをもたずにうっかりお泊りしてしまったジェンセンのお着替え用としてジャレッドは小さくなったシャツをとって置いてある…、と妄想からついさらに妄想をふくらませてしまう、という、こうなるともう妄想もエンドレスです。





ジャレッドがカナダに家を買ったと聞いた時には、もう反射的に、

絶対ジェンセンはその家に入り浸っているはず!

と確信したものですけど…。

実際、こんなにいつも一緒にいて遊んでいるというなら、まじで、ジェンセンはジャレッドの家に専用の部屋を持っていてもおかしくありませんよね。

2008年1月16日水曜日

裏の日記のお友達登録について

まずは、毎度同じようなことばかり言ってますが…、

英語のSlashを読んでいる、もしくは今後新たに読んでみたいと思っている方については、相変わらず無期限で裏の日記への入室のための鍵となる、お友達登録への申請を受け付けております。

でもこれも毎度毎度言ってることですが、裏の日記は、完全に英語のSlashの話題のみとなっておりますので、Slash(しかも完全に英語のみってなに?もしくはSlashがなにかは知ってるけど特別興味はないし、今後も読むことはないと思うという方、さらにはSlashは読むけど日本語のみ(日本語のものもSlashと呼ぶようになってきていることを最近知りました…)という方については裏の日記の鍵も持っていた方がいいのかな…、なんて焦ってご心配される必要は全くございません。

Supernaturalに関する話題は、全てこちらの日記で今後も書いていきます。

裏の日記で話題にするのは、英語のSlashの紹介と、そういった作品から発展したおかしな妄想だけです。

でもおかしな妄想をテーマにした英語ばっかり(←どうもこの点を見逃している方も多いようですが、私の日記で扱うSlashは、まじで英語のみです)の小説にチャレンジしてみようと思う、という豪胆な方については、2007年10月末の日記に記載したアドレス宛にメールをいただければいつでもお友達登録いたしますので、お気軽にどうぞ。





とはいえ、この「裏の日記のお友達登録」について、しばらく前から頭の片隅で気になっていたことがありまして、本日は、ちょっとだけそれに触れさせていただきます。

実はここしばらく、立て続けに、裏の日記へのアカウントの再登録のお願いなどが舞い込みまして…、

ひょっとして、裏の日記に入室するための登録をしてもらっているはずなのに入室できなくなってる、私、お友達から削除されちゃったのかな…なんてご心配されている方が、いたりしますか?

Googleのアカウントを持たず『ゲスト』として入室された方の場合には、2週間のお試し期間が過ぎると仮アカウント(?)が消えてしまってる、なんていうこともあるのかもしれません。

でもGoogleアカウントを取得した上で、お友達登録を申請くださった方(もしくは入室の過程でGoogleアカウントを取得して、入室された方)については、そのアカウントが有効である限り、『お友達』が期限切れになったりすることはありません。

相変わらず自分で色々なパターンを試してみることなく、手探りで日記を運用しているため、この辺りの状況が私自身よくわからない部分もあるのですが、

予告&通告なしに、一方的にお友達登録を解消する

なんていうことは、これまで一度もしておりませんので、もしそんなご心配をされている方がいましたら、『入室できなくなってるんだけど…』って、ご一報お願いします。

そして、裏の日記に入室するためには、Googleのアカウントにログインしている必要があります。

Googleにログインしていない状態で裏の日記に入室しようとすると、

この日記は招待された方のみに公開されています。あなたがご招待者である場合には、ログインしてください
(たまにこのメッセージが英語になってることもあるような気がします…)

というような(たぶん)メッセージが現れます。

ここで入力するのは、お友達登録を申請された時に指定した、メールアドレスと、パスワードです。
(ここで、Gmailのアドレスを指定された方と、別のメールアドレスを指定された方でどういった違いがあるのかもわかっておらず恐縮です…)

入室する際、パスワードを記憶させますか?というチェックボックスにチェックを入れると、しばらくの間、入室の度にパスワードを入力する必要がなくなるのだと思いますが、この自動のパスワードエントリーの期限が切れたとしても、ご招待から外されたわけではありません。

再びログイン情報を入力していただければ、また入室可能になります。

上に書いてきたこと、意味を成してます…?

なんだかややこしい感じですが、

一度『お友達登録』をした方については、Googleアカウントにログインしさえすれば、期限なしで裏の日記に入室できるはずです

ということが言いたかっただけなのです。

上記の事情以外で、『入室できない!』という方がいましたら、ぜひご一報ください。

2008年1月14日月曜日

またお相撲が始まってしまいました…

なんか、11月の先場所からあっという間じゃありません?

SPNのS3が始まって、ここ数ヶ月なんだか妙に気ぜわしく暮らしていたせいでしょうか?

以前は次の場所が始まるのが待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなかったものだけど、最近は、場所が休みになる度に不祥事の話題ばかりが目立って、さらに注目している日本人の若手力士たちもどことなく精彩を欠く感じでなかなか思うような活躍をしてくれず…、ビジュアルの好みダントツナンバー1の琴欧洲にいたっては、初場所から角番?!というていたらく…。

私の相撲熱に水を差すのにも限度があるってものです。

でもやっぱり…、きっと今日も見てしまうのです。



***



先週レンタルしたDVDもお相撲が始まる前に…、なんとか全て鑑賞が完了しました。

愛知県に引っ越して以来、連続ドラマのレンタルにはまり込んだこともきっかけになって、大体一度に5枚から10枚くらいを借りて一気に観るのが普通になりましたが、複数の映画を借りた時に、なんにも意図して借りたわけではないのに、それぞれの作品の中に妙な共通点を見つけて一人で興奮したりすることも多いことに気付かされます。

この現象って、皆にも起こっていることなのですか?

この後の感想文は、今回タイトルを挙げる映画を見ていない方にとっては重大なネタバレになってしまう可能性もありますので、ご注意ください。





CSIベガスのシーズン1を2枚のDVDで5話までみました。
これはやっぱり面白いですね!

でも、ケーブルTVでシリーズの半ばから見ることになったのは、かえってよかったかもという気もしています。
まっさらの状態でシーズン1から見始めていたら、今ほど全てのキャラクターに入り込めなかったかもしれません。

グリッソム主任のキャラが後のシリーズよりずっと軽い感じですよね。主任に昇進したことで、責任感からちょっと硬い感じに変わってしまったということなんでしょうか。

そしてそもそもはブラスさんがCSIの主任だったという事実にも驚きました。

グレッグがS1の一話から出ていたことにも驚きました。グレッグはもっと後のシーズンから新入りとしてやってきたのだとばかり思っていたので。

ウォリックのギャンブルに関する問題も、こういうことだったのか!とわかったし。

キャサリン&サラの女性陣は、顔が違う!二人とも、シーズン5の方が若いかも…。

そしてDVDのおまけ映像として入っていた登場人物紹介で、ニックことジョージ・イーズはテキサス出身で、役柄としてのニックもテキサス出身という設定になっていることを知りましたが、ということは、CSIの字幕版でのニックの台詞は、テキサス訛りなんでしょうか?
ニックの発音、Drawlしてるんでしょうか?今後はもっと注意して台詞を聞くことにしようと思います。

だーっと続きを見ていきたいけどぐっと我慢して、また半額レンタルの日を狙って少しずつ見ていこう。







『めぐり逢い』&『イルマーレ』

どちらも『待ち合わせ』というキーワードが重要な意味を持ってくる映画ですよね。
そしてその大事な『待ち合わせ』で愛し合う二人が会うことはできない、でも…、という。


『めぐり逢い』

クラッシック映画とかラブロマンス映画(気楽に見られるラブコメは好きなんだけど…)とかに免疫のない私は実はちょっと観るのが不安でしたが、鑑賞後の感想は、さすがにとてもいい映画だ!と素直に言えるというものでした。
見ている間、ところどころすごく見覚えのあるシーンがあって、全編全てではないかもしれないけれども、おそらくは過去にテレビ放映された時などに見たことがあることも判明しました。

ケイリー・グラントの顔がどうしてあそこまで真っ黒なのかには疑問も残りますが、デボラ・カーの美しさには文句なしにほれぼれします。

船上で恋に落ちる二人も、その後の思わぬ運命のなりゆきに翻弄される二人の姿もなんというか演出が全て妙に可愛い印象で、主人公が立派な大人であるにも関わらず二人の可愛い初々しいやりとりを新鮮に楽しめました。
とはいえ、こうしてしっかり頭から終わりまで鑑賞するのを自分が大人になるまでじっくり待っててよかったのかもしれない、とも思います。
若い頃に観たとしてもひょっとしたら今回のようには素直に楽しめなかったのかも。

メグ・ライアン&トム・ハンクスの『めぐり逢えたら』で、メグたち女性陣が『見るたびに号泣する!』と語るこの映画の重要なネタバレを知ってしまっていたにも関わらず、ラストのケイリー・グラントがデボラの寝室のドアを開けるあのシーンでは泣かされてしまいました。


『イルマーレ』

韓流に手を出すわけにはいかないのです。
いい年をして、SupernaturalとかSmallvilleとか、ティーン向けのドラマにどっぷりはまり込んでるだけでもかなり痛いことだし、それをきっかけにそれこそきりなく芋づる式に海外ドラマを次々と見始めることにもなって、生活のかなりの自由時間を拘束されるはめになり、好きな読書に割く時間すらひねり出すのが大変という状態になっているというのに!その好きな読書もハーレクイン一歩手前のスーザン・ブロックマンのロマンスノベルなんかを読み漁っている今日この頃だというのに!

この上さらに韓流にはまったりしたら!
(ツインピークスの例の完全保存版DVDボックスを購入したくてTSUTAYAのDVDコーナーをうろうろしていた時、店員のお姉さんに『韓流はこちらです』って声をかけられた私…。このことはしばらく誰にも内緒にしていたけど、実家の妹に打ち明けた時にも、夫に打ち明けた時にも、瞬時に爆笑されました。SPNの新しいエピソードを字幕なしで追いかけたり、気持ちの中でだけはまだまだ女の子のつもりだったけど…、世間的に見たら、完全に韓流世代ってことなのよね)

ということで、この映画のオリジナルは観たことがありません。
でもそのお陰で、キアヌ&サンドラによるハリウッド版はとても楽しめました。
サンドラ・ブロックの美人なのに、素朴な感じ、やっぱり大好きです。
綺麗なハンサムという印象のキアヌの外見には、これまでほとんど興味を抱くことができませんでしたが、『イルマーレ』のキアヌって、ふとした瞬間が年相応におじさんぽくて、でもやっぱり相対的にみて他の共演者の男性陣との比較では圧倒的にハンサムかつ背も高くて、今回初めてキアヌの魅力を実感したような気もしました。
ケイト・ブランシェットと共演した『ギフト』の時のキアヌはちょっと崩れた感じがよかったか…。

そして、ラスト、『そ、それでいいの?』とちょっと戸惑いつつも、2年前のバレンタインの日に遭遇した事故の真実に気付いたケイトが、湖畔の家に駆けつけるシーンで、うっかり号泣させられてしまいました。
(連続で映画を見続けていると、疲れからか涙もろくなります…年のせいなの?)


『めぐり逢い』&『イルマーレ』

二つとも、なんとかして好きになった女性の興味を惹こうとする男達のドキドキ感&つぎこちない感じが、とても上手く画面に滲み出していますよね。
船上のシーンでのケイリー・グラントの演技とか、あの誕生日のシーンのキアヌの演技とか。
これって役者さんの力量によるものなのか、監督の演出のお陰もあったりするのか。

いい映画は細かいシーンも上手に作ってあるものですね。







次に観たのは『Kinky Boots』!で、最後は『トゥモローワールド』

二つともイギリスが舞台だったとは。
特に『トゥモローワールド』については映画が始まるまでイギリスのお話だとは知りませんでした。
ジュリアン・ムーアが出ていることで、完全にアメリカが舞台の映画だとばかり。

そしてこの二つの映画もある意味『待つ』ことが重要な意味を持っていましたね。
ミラノの舞台でローラを待つチャーリーたちと、小さな手漕ぎのボートに乗ってトゥモロー号を待つテオたち。
こちらはどちらも『もう駄目か!?』というところで待っていたものがやってきてくれましたが。


『Kinky Boots』

面白かったー!!
お父さんからヘヴィ級のプロボクサーを目指すことを強要されて育ったローラ、ムッキムキなのに…美人だし、可愛いし、文句なしにチャーミングでしたねー。

ローラの仕草や表情があまりに堂に入っている上、歌もすごく上手で、あの役者さんは、ああいったショーが本職の本物のドラッグ・クイーンなんだろうと勝手に思っていたら、メイキングのコメントの中であれはあくまで役作りの賜物だったと知って、驚愕に近い驚きを覚えました。

ラスト近く、ミラノの舞台に一人で立ったチャーリーの姿にも驚かされつつ、あのチャーリーのCatwalkには笑いが止まりませんでした。
しんと静まり返った会場の中、最前列の犬の反応が!(笑)
その後もローラを筆頭に華麗で激しいダンスを繰り広げるAngel Boysに囲まれつつ舞台を去らないチャーリー、妙に可愛かったです。


『トゥモローワールド』

ジュリアン・ムーアがあれほどあっさり姿を消してしまったのはちょっと拍子抜けでしたが、あのキャラで最後までひっぱられたら私は疲れてみていられなかったかもしれません。
この映画は、映画館の予告で見た時が一番面白かった、というのが正直な感想ではありますが、映画が伝えたいメッセージの方向が私の予想&好みと全く違っていたというだけで、映画自体はとてもよく出来ているのだと思います。

でも!この映画で一番驚いたのは!
Chiwetel Ejiofor(キウェテル・イジョフォー)という俳優さん。

あのジュリアンと一緒に活動していた鋭い目つきの黒人テロリストって!!!
なんと『Kinky Boots』のあの超キュートだったローラじゃないの!!!!!

そして不思議なことには可愛いローラの時の方が、テロリストの時よりごつく見える…。

こんな風に続けて二つの映画を観ることがなかったら、絶対同一人物だって気付かなかったはずです。

どちらの映画にも興味はあったものの、出演している俳優さんについての詳細の情報を事前に調べたりしていたわけではなく、二つともイギリスが舞台の映画であることも知らず、この二つの映画の重要な準主役格の登場人物として、同じ俳優さんが出ているなんて夢にも思っていなかったのです。

驚いた!

こんな偶然ってあるの?

こういう偶然って、なんなんでしょうね?

TSUTAYAの通路を歩き回りながら、『これと…、これと…、そういえばこれも観たかったんだっけ…』なんて本当にアトランダムに棚から引き抜いてきたものなのに。



***


と、ここまで日記を書いてきた間に、BS2でお相撲が始まっていました。

十両の土俵入りが終わったところです。やっぱり観てしまうのか…。

お、今、土俵上にはここすう場所ちょっときになっているグルジア出身の栃ノ心が、二十歳なの?
新十両の初日だった昨日は嬉しい初白星をあげ、成人の日の今日、おかみさんに白星をプレゼントしたいなんて可愛いことを言ってるそうですが、あーあ、負けちゃった。

でもとても二十歳には見えません…。

2008年1月11日金曜日

X-Files Slasher の見たSupernaturalその30

今度こそ、Supernaturalシーズン1の妄想感想文です。

そしてついに最終話 『Devil’s Trap』 です。

見所満載で、本当に手強いエピソードですが、まさに千里の道も一歩からということで、ゆっくり少しずつ切り崩していってみようと思います。

シーズン3の放送も一月末までお休みになるということらしいので、できればその間になんとか…。



***



サムがこのまま兄ちゃんを壁に押し付けて、間近で兄ちゃんの涙でキラキラしている大きな目を見つめていたら、あとほんの一歩でまじで兄ちゃんを押し倒してしまう!という危ういところで兄ちゃんから離れ(そんなことなかった?)

『父ちゃんにもう一回電話かけてみなよ』

と、かろうじて父ちゃんのことも思い出し、ディーンがもう一度父ちゃんの電話を鳴らしてみた結果(サムから妨害されていなければ、ディーンはとっくに何度もリダイヤルし続けていたところだと思うけども…)、メグから父ちゃんを捕まえたと衝撃の事実を聞かされた兄弟。
明らかに動揺しつつも弟の前で取り乱すわけにはいかないと、必死に冷静さを保って自分に『Okay, Okay』と言い聞かせているディーンの姿に胸を打たれます。

居場所を知られている以上、メグは絶対自分たちのことも捕まえにくる、ということで、とにかくその場から逃げ出すことにした二人ですが、疾走するImpalaの中で今後の方針を検討しつつも二人の口調は過熱していきます。

Impalaの中での兄弟喧嘩って、すごく最近お馴染みになってる感じです…。

この喧嘩の中でも父ちゃんに対する兄弟それぞれの関係が明確に浮き彫りになってきますよね。


Dean: What we need is a plan. Now, they’re probably keeping Dad alive, we just gotta figure out where. They’re gonna wanna trade him for the gun. (Sam just shakes his head and Dean glances over at him) What?

Sam: Dean, if that were true, why didn’t Meg mention a trade? (getting upset) Dad, he might be....

Dean: Don’t!

Sam: Look, I don’t want to believe it any more than you. But if he is, all the more reason to kill this damn thing. We still have the Colt. We can still finish the job.

Dean: Screw the job, Sam!

Sam: Dean, I’m just trying to do what he would want. He would want us to keep going.

Dean (angry): Quit talking about him like he’s dead already. Listen to me, everything stops until we get him back, you understand me? Everything.


父ちゃんに万一のことが…、なんて、『仮定』としてでさえ考えられないディーンと、

メグ(=悪魔)の冷酷さからして、父ちゃんが既に殺されている可能性も高いことをあっさりと受け入れて、父ちゃんの遺志を継いで悪魔との戦いに集中しようよ、なんていう提案を始めるサム。

このドラマの初期、兄弟が父ちゃんを探す旅に出たばかりの頃にも、サムは


Sam: "You know, he could be dead for all we know....." (Asylumより)
   ねえ、実際さ、父ちゃんもう死んでるかも…


なんてとんでもないことをあっさり口にして、ディーンと同じくらい父ちゃんのことを大好きな私をぎょっとさせてくれたものです。
その時のディーンの反応も今回と全く一緒でした。


Dean: "Don't say that. He's not dead. He's--"
   そんなこというな。父ちゃんは死んでない。父ちゃんは…



この時は、父ちゃんはすかさずディーンの携帯にメールを送って、無事に生きてることをアピールしていましたが、

シーズン1のエピソードの中だけでも繰り返し現れてきたサムの父ちゃんに向けるこうした感情には、かの有名な『エディプスコンプレックス』に非常に酷似した要素が含まれている、と、どうしても思ってしまいます。

(知らなかったとはいえ)母を女性として愛し、究極のライバルとなる父を殺してしまったあのギリシャ悲劇の『オイディプス』(エディプス王)の物語に由来した心理学用語ですよね。

サムが父ちゃんをないがしろにしているなんていうつもりは決してなく、サムとしても世間一般の普通の男の子と同様、父親をある種煙たい存在と捉えながらも心から愛して尊敬しているのは確かだと思うのです。

ところがその一方でサムがディーンへと向ける感情というか愛情は、『大好きなお兄ちゃん』というレベルを完全に超えています。
サムが写真でしか母の顔を知らずに、でもここまで普通の青年として立派に育ったのは、この妄想日記では何度繰り返して来たかももはやわからないほどですが、全くなんの見返りも求めない無条件のまさに母としての愛情をたっぷり注ぎ続けてくれたディーンの存在があったからこそというのは紛れもない真実だといえるはずです。

だからこそ、サムのディーンに対する愛情は、時に

兄ちゃんを独り占めできるなら、父ちゃんは死んでくれてもいいかも…

なんてちらっと思ってしまうほどの強烈さとなり、思春期以降は、サムなりにディーンの身近にい続けた場合の自分を脅威にすら感じて、父ちゃんと大喧嘩の末、最愛のディーンと絶縁状態になってまで大学進学を決めたのだという私の妄想解釈が妙に真実味を帯びてくる結果にもなるのです。

とにかく自分の目で父ちゃんの無事を確かめたい一心で、父ちゃんが向かったリンカーンの倉庫に行ってみようと言い出したディーンも、サムの冷静なコメントを耳にして、やっと息をつきます。そしてついにあの言葉が:


Dean: You’re right. We need help.
  お前の言うとおりだ。俺たちには助けが必要だ。



そういって兄弟がやってきたのは?

そう!ボビーのところ!!ボビーおじさん!!!初登場です。

ボビーのフルネームは、ボビー・シンガー。

これはこのSupernaturalというドラマに関わっている凄腕おじさん監督の一人、ロバート・シンガーと同姓同名ということになるというのはSupernaturalファンの基礎知識ともいえる情報です。

ボビーとロバート、一見全然同名じゃないように思えますが、この英語名前の愛称というのも、ちょっとクセモノです。

Samuel や Samantha が Sam と縮めて呼ばれたりするのにはなんの不思議もありませんし、

Thomas が Tom や Tommy で、James が Jim や Jimmy と呼ばれるのも、まだ音の響きから理解できますが、

Robert の愛称が、Bob Bobby になり、

William の愛称は、Bill Billy になる

なんていうのは知識として知らないとちょっとわかりません。

小学生の高学年くらいだったか翻訳ものの物語を読むようになった時、例えば若草物語なんかで、

長女のメグは、Margaret

次女のジョーは、Josephine
(SPN S2に出てきたJoの本名ってどこかにデータがあるのかな…SuperWikiには出てる?)

三女のベスは、Elizabeth

のそれぞれの愛称だと知った時には、へえーと思ったものです。

Smallvilleの レックスがアレキサンダーの愛称だと知った時も驚きました。

グレイズアナトミーのイジーは、イザベルだったっけ?

他にも変わった愛称変化がいくつかあった気がしますが残念ながら今ちょっと出てこないのでこの辺でやめておきます。


さて、話をボビーおじさんに戻すと。

これも折に触れてなんどか言及してきていることですが、私の妄想理論においては、

狩りをしながらの旅暮らしを続けつつも、兄弟をなるべく普通かつ安全に育てるため、父ちゃんは、細心の注意を払って付き合う人間を選び、父ちゃんの眼鏡にかなった友達とは家族同様の親密な関係を築いていた

ということになっています。

さらにいえば、

父ちゃんが兄弟を長期間預けるほどに信頼していた友達は、Pastor JimとBobbyだけだったのではないか

とも推測しています。

Caleb は、年齢も少し若そう(そんなことない?)な気がして、兄弟(特にDean)にとってお兄さん的に狩りの大事な情報について色々教えてくれる存在だったという感じ。

そしてエピソードに名前が出てきた時の兄弟(ちび兄弟を含む)の反応から受けた私の印象では、

サムが一番懐いていた、もしくは預けられるのが嬉しかったおじさんは、Pastor Jim、
(S2の『House of the Holy』のエピソードで、ママのために毎日お祈りしていると告白したサムです。教会の静かな環境で、毎日欠かさずお風呂に入れてくれたり清潔な服を着せたりしてくれて、ちゃんと宿題の面倒なんかも見てくれていたのに違いないPastor Jimは、きっとサムの一番のお気に入りのおじさんだったはず)

その一方で、ディーンが一番懐いていたのは、ボビーではないか、と思うのです。

シーズン2、シーズン3とこのシリーズを長く見てきた中でも、ボビーと一緒にいる時のディーンのくつろぎ方、というか、あまりに気楽そうな楽しげな様子を見ていると、ディーンがいかにボビーに自然体で気を許しているかがわかって、時々逆に涙ぐみそうになるほどです。

父ちゃんのことはもちろん世界で一番愛しているけれども、4歳でママを失って以降は、父ちゃんはディーンにとって甘えたり、ふざけかかったりする存在ではなくなってしまった部分もあるということなのか。

軍を退役後、自動車修理工場を営んでいた父ちゃんですから、もちろんディーンの車いじりの知識は父ちゃんからしっかり教わったものなんでしょうけれども、シーズン2の始め、事故でめちゃめちゃになったImpalaをボビーのところで修理しているディーンの姿を見た時、あんな風にボビーの家に長期間泊まって車いじりをするのは決して今回が初めてではないな、という印象を強く受けましたよね。

ディーンにとってボビーは、サムが6ヶ月になったあの晩、ママと一緒に失ってしまった(父ちゃんならぬ)『パパ』という存在の代替者なのかもしれない、とも思います。

ボビーの過去については、シーズン3のエピソードの中でじっくりと語られるなんていうこともクリプキは以前に言っていましたが、その当人がストライキ参加中なので、ボビーの秘密、どうなるんでしょう?
ぜひとも、じっくりとボビーの物語を見てみたいものです。
若き日のボビーとして、イケメン俳優を出演させて欲しい…ともちらっと思っている私です。



Dean: Bobby, thanks. Thanks for everything. To tell you the truth, I wasn’t sure we should come.

Bobby: Nonsense, your Daddy needs help.

Dean: Well, yeah, but last time we saw you, I mean, you did threaten to blast him full of buckshot. Cocked the shotgun and everything.

Bobby: Yeah, well, what can I say? John just has that effect on people.

Dean: Yeah, I guess he does.

Bobby: None of that matters now. All that matters is that you get him back.



ショットガンをぶっぱなすぞっていう脅しを受けるって、もう!父ちゃんたら!一体何したの?!(笑)

ボビーも、ジョンって男は他人にそういう影響を与えがちだから、なんて言ってますけれども…。

『Dead Man’s Blood』の回に出てきたダニエル・エルキンスというおじさんとも、過去の諍いから絶縁状態になってたというようなことを父ちゃんはあっさり告白していましたが、人生における優先順位が、息子達の安全と、妻を殺した悪魔を退治することという2点に完全に限定されている父ちゃんは、随分色んなところで色んな人と衝突してきたということなのでしょうね。

ボビーがディーンの一番のお気に入りのおじさんである、という私の仮説が正しければ、父ちゃんとボビーが絶縁していた期間というのは、ディーンにとっては本当に寂しかったはずです。

しかもボビーと父ちゃんの喧嘩が、仮に、サムの大学入学を巡ってのことだったとしたら?

サムと父ちゃんの間をなんとか取り持とうとして骨を折ったボビーが、父ちゃんと大喧嘩になってしまったのだったとしたら?
(こうした私の長期スパンの仮説は大きく外れることが多いので、喧嘩の理由はまず別のことなんだと思いますが、JDM出演の可能性が高い、父ちゃんとボビーの喧嘩シーンはぜひとも見てみたいです…)

仮に二人の喧嘩の原因がそんなことだったのだとしたら、ディーンは、過去2年に渡り、最愛の弟を手元から失った上に大好きなボビーおじさんとまで縁が切れた状態で寂しく暮らしていたということに…。

キャシーと出合った時に、ふらふらと結婚を考えてしまったのも不思議はありません。

父ちゃんが行方不明になった時、ディーンがサムを大学へ迎えに来たのも、本来だったら一番に相談する相手となるはずのボビーに連絡できず、本当にせっぱつまった精神状態だったのだ、と推測することもできます。

そんな勝手な妄想解釈に基づいてボビーとの再会シーンを見直すと、ディーンの


Dean: ………To tell you the truth, I wasn’t sure we should come.
        正直言って、ここへ来るべきか迷ったんだ。



という台詞が、大変切なく胸に響きます。

たとえ父ちゃんと絶縁状態であっても、ボビーが我が息子同然にその成長を見守ってきたディーン(or兄弟)が助けを求めてきたら、ボビーが助けなかったはずはないのですけどね。

シーズン2のラスト、サムを救うために自分の命を悪魔に売り渡したことを告白したディーンをボビーがどんな顔で叱り付けたか!

兄弟が父ちゃんを完全に失ってしまったシーズン3に入ってからは、まさに兄弟の父親としてのポジションで、あらゆる協力を惜しまないボビー。

そしてボビーの前では、いつも一瞬で子供の顔に戻ってしまうディーン。

久々にこうしてシーズン1の感想文を再開してみると、本当にシリーズ全体を通して脚本&キャラクターの基本設定にぶれがないことに気付かされて、驚きを覚えるほどです。
(これも毎度言ってますけど…)

看板となるSupernaturalとの戦いのシーンでは、低予算なりに大健闘しているとはいえ、色々と「え~?(笑)」なんて突っ込みどころも多いドラマですが、このドラマのもう一つの、そして最大の骨子ともいえる兄弟の物語に関しては、本当に深くまで考えて、手抜きなく丹念に織り上げてありますよね。

ボビーの存在は、その兄弟の物語を補強するという意味では完全に欠かせないものとなってきているのは実感していましたが、このシーズン1の登場シーンから、ここまでの存在感を示してくれていたことを再確認して、正直驚きです。

せめてシーズン5くらいまで…、この調子でじっくりと兄弟の成長を見せて欲しいものだけど。

まずは、無事にシーズン3が継続してくれることを祈ります。


ということで、ストーリー上全く進んでいないのですが、ここで一旦休憩です。



***



ここまでいつもの日記とほぼ同程度の分量を書いてきて、ドラマは、たった5分すすんだだけ…。

この最終話の感想文、どれだけ長くなるつもりなんでしょう。

2008年1月10日木曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

本日、シーズン1の感想文を書くつもりで、朝から最終話の『Devil’s Trap』を見返していました。

黄色い目の父ちゃんの強烈なセクシーさに新鮮にほれぼれしつつ、やっぱりこのエピソード名作だわ!と感動を新たにしたものの、妄想日記の前置きとして、ちょっとだけまたもや(…)読書感想文なんかを書き始めたら、やっぱり長くなってしまったので、今回はまた、あれやこれやにしてしまいます…。

明日はたぶん、少しだけでもS1の感想文を書けると思うんだけど。



***



可愛いゲイのJulesの恋の発展を描いたシリーズ11作目

Force of Nature

も、読み終わってしまいました…。

あ、またまたSuzanne Brockmannの小説のお話です。

Julesの恋模様、まさに予想どおりではあったけれども、スーザンは決して期待を裏切りません。今回も素直に楽しめるとてもいいお話でした。
海軍やFBIなんかに所属する荒っぽいごつい男達の物語でもあるだけに、どのお話にもかなり痛いシーン(文字通り)も随分出てはくるものの。
スーザンったら、せつない恋を書かせたら天下一品、本当に毎度毎度いい仕事をしてくれます。

今回の本のもう一組のカップル、Ric&Annieの恋模様もまたよかったー。
恋愛対象として完全に範疇外の存在のはずだった、それこそ小学生の時から相手を知り尽くしている親友の妹⇔お兄ちゃんの親友と…。
全く!せつない恋模様の引き出しを一体いくつ持ってるの?!スーザン!!

さらに、これまでのシリーズで幸せになった人たちのその後の様子もちらちらと物語の端々に出てきたりするのも、シリーズのすっかりお得意様となってしまった身としては、

『そうなの?あの時の二人、今はそんなことになってるの?相変わらず幸せそうでよかった』

なんて、なんだか親のような気分で目を細めたりしています…。

そしてスーザンの小説には、現在アメリカで人気のドラマやTV番組のタイトルなんかが登場人物の会話の中に普通に出てくるのも面白い!と思うところでもありますが、

今回はついにYouTubeのことが言及されたりして!(笑)

Robinの厨房での楽しいストリップシーンおよびプールサイドでのフルフロンタルヌード映像、さらに軍服姿でJulesを愛おしく見つめたりする映像を探して、まじでYouTubeで映像検索しようかと思ったほどです…。

ロビンの外見が、ジュールズの最愛の元FBIのパートナー、アリッサの夫であり、いまではジュールズ自身の心からの親友ともなったサムと兄弟といえるくらい似ているという描写にも、かなり唸らされました。
(これは邦訳されていないお話のネタバレになってしまうので、一応伏字にします。)

そんなこんなで夏以来、夢中になって読み続けてきたSuzanne BrockmannのSEALチーム16シリーズも残すところ1冊。

ついにJulesの結婚話が書かれるという12作目『All Through the Night』だけ。

既に手をつけてしまったこの最後の一冊もまた一気にあっけなく読み終えてしまいそうで、でもそうしたらもうおしまいっていうこと?

このシリーズ12冊のうち、日本語翻訳版は当初5冊しか出ていなくて(つい最近6冊目『アリッサという名の追憶:上下巻』が発売になりましたね!キョウさん情報ありがとうございます。結局これも買ってしまいました)、残りを追いかけるとしたら、原書のペーパーバック、しかも新しい2冊については、現地アメリカでもそのペーパーバックも出ていなくて高価なハードカバーをお取り寄せするしかない、という状況でした。

原書のペーパーバックを読んでいくとなれば、ま、早く見積もっても、1年計画くらいでゆっくり追いかけていくしかないのかなー、との長期予想を立てていたはずが、スーザンの筆運びのあまりの面白さに、

10月に関東に帰ってきてから取り寄せたペーパーバック版はあっという間に読み終わり、さらに我慢できずにお取り寄せしてしまった最新作2冊のハードカバーにも手をつけて、気付けば残りはもうたった一冊…。

このシリーズの次回作の出版予定も既に出てはいて、Amazonでは予約も受け付けているけれども…、

とにかく少し落ち着くためにもせめて数日でも本から手を離して、半分忘れそうになっていた日記をまた少しずつでも書き始めたいと思ってはいるものの、きっと、やっぱり我慢できずに読んでしまうのだろうな…。





さらにさらに、私の日記書き…、いやいや人としての生活をどこまで妨害するつもりか、一日だけ!限定です!と、TSUTAYAから半額レンタルのお誘いメールが届いて…、借りてきてしまいました。

関東に帰って来て以来、ケーブルTVに時間をとられてDVDのレンタルは久々ということもあり、借りたい作品は山のようにありますが、なんとか絞りに絞って、6枚だけ…。

AXNの連続放送の開始に間に合わず見られなかった『CSI:(ベガス)』のシーズン1を2枚、

CSIはひょっとしたらまたいつかAXNでS1から再放送してくれるかもしれないとは思うものの、やっぱりシリーズの最初の部分は、この新鮮にはまっている状態の時に少しずつでも見てみたいのです。

そのCSI:、現在AXNではシーズン4までの連続放送が年末で終了し、年明けからシーズン5が週一で始まったところですが、シーズン4の終わり頃、キャサリンの彼として登場したX-Filesのネズミ小僧(←モルダーからいつもRat Bastardって言われてたんです)アレックス・クライチェック!(ニコラス・リー)、高そうなダークスーツを着て!クラブのオーナー?
X-Filesの初期の頃からみると体格もがっちりと一回り大きくなったみたいで、でもX-Filesの終盤久々に再登場した時、老けたかも…とちょっと心配になった頃からすると、こざっぱりと洗練された感じになって、すっかり大人の男になった印象で立派にハンサムに返り咲きましたねー。

私の瞬間的なインスピレーションで、クライチェック、絶対この初めて登場したエピソード内で犯人として消える、という予想を見事に裏切って、キャサリンといい感じになったのに驚いていたら、シーズン5に入った途端、あっさりとあんな現場を見つかって…、やっぱりね、と思いつつも、この後顔が見られなくなるのはちょっと残念です。あの感じ、きっともうこの先は出てこないのよね?また『心を入れなおしたよ』なんて言って出てくるんでしょうか。

それにしてもやっぱりX-Files出身の男性は、これも毎度言ってることですが、

スキナー副長官:スターゲイトアトランティス、コールドウェル大佐

カーシュ長官代理:グレイズアナトミー、ウェーバー外科部長

クリッチガウさん:コールドケース、スティルマン警部補

マジソン上院議員:CSIベガス

(Chadの出てくる回に出てきたグリッソム主任の凄腕の先輩として)

クライチェック:CSIベガス(キャサリンの彼氏として)

普通サイズの人たちと一緒に画面に出てくると、皆、背が高くて、体格も良くて素敵です。


すっかり脇道に逸れましたが、レンタルしてきたDVDのタイトルに戻ると、


キアヌとサンドラ・ブロックの『イルマーレ


これはもうクラッシクのラブストーリー『めぐり逢い

メグ・ライアンとトム・ハンクスの『めぐり逢えたら』(原題:Sleepless in Seattle)の演出で、この映画が使われているのを目にして以来、いつか見てみたいと思っていたのです。

本当は、Jaredinoさんに刺激されて、Jared P氏がいつか演じてみたいと言っているという『摩天楼』が借りたかったのですが、私の近所のTSUTAYAにもこの映画は置いてありませんでした。もうクラシック以上の古さになってるってこと?
…実はこの映画の原作本、『水源』(原題:The Fountainhead)もスーザンのハードカバーをお取り寄せする時に一緒に買ってしまいました。価格はなんと税抜きで5千円…。
この本のほかにも、実は大量に文庫本を一緒に頼んでしまって、次は私を読んで?と可愛く私を見つめる本の背表紙が沢山控えているのです。
スーザンが全て読み終わってしまったとしても、紙の読書熱、まだまだ収まりそうもないということになりそうです。

Supernaturalの感想文に戻れる日が本当にくるんだろうか…。

はっ?あ、明日?明日書くんだった。はあー、また忘れるところでした。


それから『トゥモローワールド
(X-Files好きから、薄々気付かれているかもしれませんが、未来SFもの、apocalypseものも、大好きなのです…)


最後は、『キンキーブーツ(…kyuさん、早速借りちゃいました)

本当はもう一つ『トランスアメリカ』という映画も借りたかったのですが、半額になったら借りにくるね、と以前目をつけておいた棚に見当たらず、店員さんに調べてもらうと在庫リストにちゃんと載ってるにも関わらず、カバーごと行方不明になっていることが発覚。
2人の店員さんが、(たっぷり15分くらい)しらみつぶしに店中を探し回ってくれたもののついに見つからず、あきらめて帰ってきました。

こんなこともあるんですね!

年末年始、ちょこっといつもと違う生活サイクルになっただけで、こんなに読むもの、観るものが溜まってしまったということなのか…。

いや単に一日の限られた時間を考えず、私が片っ端から手を出してしまっているだけのことですね。どうも好きなことには歯止めがかけられない性格です。そのため、昔から賭け事だけには手を出すまい!ときつく心に決めているのでした。賭け事に手を出したら絶対に身を滅ぼすタイプです。

さらにこれから数ヶ月の間、とある事情(詳しくは裏の日記を参照ください)から、半額レンタルの日を狙って、ラブコメ映画をできるだけ大量におさらい&新規に見ておかなければなりません。

あ、ちょっとは家事もしないといけません…。

ホント!どうしてこんなに暇なのに、忙しいんでしょう。

2008年1月5日土曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

お正月終わったの?終わってくれた?はあぁ~、疲れた…。って特別なんにもしてないんですけれども。

昔から盆暮れ正月なんていう国を挙げてのイベントシーズンがとにかく苦手な私です。
お歳暮?お年始?年賀状?親戚の集まり?面倒くさいの!大っっっ嫌い!!!
表面かろうじてなんとか普通の大人(いや…子供のいない無職の引き籠り主婦というのは、大人としてかなり落ちこぼれか…)を取り繕いつつも、クリスマス以降イベント目白押しのこの時期には、いち社会人として自分がいかに不適合者であるかを思い知らされるようで…。

病気を理由に仕事を辞めて以来、お義理のお付き合いはほとんどなくなったとはいうものの…、この時期はいまだに精神的に大変消耗します。

夫以外一人の知り合いもいない見知らぬ土地で、引っ越したばかりで当分里帰りの予定もなく、たった一人、ネット上で妄想を吐き出す(ごほんっ…)日記を書く方法を模索していた一年前の年末年始はなんと気楽で楽しかったことか!
その気持ちはなんとその後ほぼ一年間持続し、愛知県での生活は、これまでの生涯で一番楽しい時だったかもとすら思います。美味しいものも沢山食べたし。

そもそも長年積もり積もったストレスから強烈に身体を壊すことになった、ということは、それまでも頭ではわかってはいたものの、病気を理由に念願かなって(笑)退職し、家に引き籠って一見のん気な療養生活を送っているようでいて、暮らしている環境が大きく変わっていない以上、どうしても切り捨てられない社会人としての緊張感はどこか引きずったままであったところがあったのだと思います。

ところが引越しという形で仕事や(親戚&家族をも含む)人付き合いというストレスの元から物理的にも完全に引き離されたことで、実際に心が解放された気持ちを味わい、それに伴って体調がぐんぐんと回復してくるのを実感するようになると、心と身体というものがいかに密接に結びついているものかをはっきりと思い知らされることになりました。

昨秋、後ろ髪引かれる思いで再びあれこれとしがらみも多い北関東に帰ってきた途端、楽しい気持ちのよりどころだったこの日記にも思わぬ事件が起こり、日記書きもついにここまでか、という無念とともに再び始まる北関東での生活に正直暗雲垂れ込める思いも味わったものです。

ところが、ある意味災い転じてというか、その事件をきっかけに私が今まで何十年と一人で抱えてきた妄想の一端に『共感する』と言ってくださる方々が思いのほか沢山現れていたことに気付かされる結果にもなって、もう少し日記を書き続けてみようと決め…。

ストレスのるつぼとしての現場であった北関東に戻ってきたことで精神的にも今までのようには気楽かつ自由にとはいかない部分もありますが、現実にはのん気な無職の引きこもりという身分には何の変化もないわけで、せっかく回復してきた体調を再び損なわないためにも、今年もできるだけ無理はせず、自分のペースを守ってなるべく楽しいことを勝手気ままにという、ワガママな姿勢を貫いて日記を書いていこうと思っています。

新年早々、なんたるやる気のない決意表明か!という感じですが、病気療養中のストレス解消のため(いい加減くどい?)やりたい放題書き始めた日記でいまさら背伸びをしたりカラ元気を見せても仕方ありません。

これが今の私の正直な気持ちです。

この日記に遊びにきてくださる皆さんもその辺りの事情をご理解いただいて、今後も気楽にのん気にお付き合いいただければ幸いです。

なんに関しても、改まったご挨拶とかって、気恥ずかしくて!駄目なのよ!

昔から皆がクリスマスだ、バレンタインだ、ってイベント事にワクワクと計画を練って、一年に一度のその時を特別なものにしようと頑張ってる脇で、内心、完全に息を潜めてひたすら静かにその時が過ぎ去ってくれることを祈っていたようなダメダメ人間です。
初めての結婚記念日に(どこで入れ知恵されてきたのか、交際中もそんなことしたことなかったのに)夫が内緒で予約を入れていたフレンチレストランの予約を取り消させた、なんていう恐ろしい過去も持っています…。

ちょっと…、かなり?…引いた?

人生のある時期(大学生から現役OLの時代くらい)、自分を偽って世間の皆と同じものに興味があるふりをしたこともありましたが、その無理がたたって最終的には命の危険も覚えるほどの大病を患う結果になったわけで、現在はここでまた自分を偽って無理を始めたらまた病気がぶり返す、という恐れのような感覚もあり、

2年目の日記を書き始めるにあたっては、なにか賑々しいことをしなければならないのだろうか…、なんて年末一瞬考え始めたところで、ぞぞっと身震いがして、思い出しました。

根っこの根っこの正直な気持ちを偽ってたら続かないって。

だから今年最初の日記もこっそりと地味な話題でなんとなく始めたいと思います。

繰り返しますが、年頭からこんな調子ですみません。

でもこの日記を今後も気楽な気持ちで書いていくための私なりの指針表明であると思っておいていただければ幸いです。



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コールドケース』三昧。

ご存知の方も多いでしょうが、この年末年始、AXNではコールドケースというドラマが一挙放送されていまして、一日三話ずつ、毎日夜10時~1時までという無茶振り。
以前から見てみたいなーと思っていたドラマだけに、起きていられない…と思うと録画して明日見よう、と言うことにして、するとこの年始時期というものは避けられない外出の予定もあったりして、前日の分を見られないまま続けてまた3話録画して、翌日、今日も外出だったっけ?じゃ、もう一日分録画…、そんなツケが回って昨日は一気に9話分見るハメに。

でもこのドラマもなかなか面白いですよね。

本編放送が決まって以来AXNで流れていた、主役のリリー・ラッシュ(女優さんの名前を調べるのが面倒なの…)のインタビューを含めたちょっと長めのCMでは、男性優位の警察のしかも殺人課で仕事をする紅一点のリリーということで、もっと色々、男社会で仕事をする女性としての辛さなんかも描かれるのかと思っていましたが、フィラデルフィア警察の殺人課のおじさんたちは、皆いい人たちばっかりで、しかも可愛い(注:完全に熊目線です)おじさんばっかり。
あのメンバーの力関係としては、リリーが一番偉そうな感じすらしてしまいます。

同じジェリー・ブラッカイマーのCSIシリーズ(ラスベガス、NY、マイアミ)も、出てくる女性は皆すごくカッコイイ人たちばっかりですけど、これもなにか関係があるのでしょうか?

このドラマ、最初の数話だけ、リリーの相棒として、グレイズアナトミーのアレックスだったっけ?あの憎まれ役の彼が出ていて、その後なぜかあっさり姿を消したことも気になってはいるものの(グレイズの出演が決まったからってことなのかな…)、実はこの『コールドケース』で一番気になっているのは、警部補さん(Lieutenantって、警部補だったよね?)
一挙放送をまさに一挙にダーっとみていて、まだ名前が覚えられません。

静かな感じなのに妙に頼りになる雰囲気がバシバシ出ている、あの頭のツルっとしたおじさんは、『クリッチガウ』さんじゃないのさ!

X-Filesの政府の陰謀を主題にしたシリーズ全編を通して語られたMythologyとしての重要なエピソード(6thシーズンだったかな…)で、謎の石盤のお陰で頭がおかしくなって病院に監禁されたモルダーがお見舞いにきたスキナーさんの大きな手をきゅっと握り締めつつ(いや、そんなことなかったか…あの時のモルダーは両手をベッドに拘束されてたんだっけ)スキナーさんの肉厚の素手に直にペンで名前を書いて、『このおじさん連れてきて?』って可愛くお願いした…、過去のエピソードでモルダーの超可愛いPuppy dog顔につられて無理なことをさせられた挙句CIAをクビになったおじさんじゃないの!で、すっかり落ちぶれた生活をしてて、俺はもうモルダーなんかに関わる気はない、と抵抗しつつ、力ずくでスキナーさんに引っ張ってこられて、結局モルダーの手助けをさせられてた…。

グレイズアナトミー(このドラマもAXNで3月から放送になることが決まったって!)に、頼りになる(やっぱり可愛い)外科部長としてカーシュ長官代理が出てきた時も驚かされたものだけど、X-Filesに重要な役で出ていたおじさんって、他のドラマで普通サイズの人たちと画面に映ると皆すごく背の高さが際立ってみえて素敵です。
このクリッチガウ警部補(違うって)、X-Filesの時よりこざっぱりして素敵になったみたい。

そういえば、最近シーズン1の日記の続きを書くために過去の日記を(恥ずかしさに鳥肌が立つのをこらえつつ)読み返していた時、kyuさんのコメントで、『コールドケース』に悪魔の娘メグが出てるという書き込みを見つけてすごく気になっています。

私が見たところまでではまだ出てきてないけど…、リリーの妹?なのかな?

昨夜録画した3話。そろそろメグのでてくるエピソードが現れそうです。

これから見てみよう…。



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そしてもちろん、Suzanne Brockmann三昧。

これはこの年末年始に始まったことではないけれども、思うように読書の時間もとれないこのお正月も相変わらずスーザンの魔力から逃れられずにいました。

さすがにちょっと突っ走りすぎで、既に日本では誰にも共感してもらえないレベルに達してきているのは承知してはいるものの、読んでしまうとどうにも感想を書かずにはいられません。
個人の覚書として、しつこく読書感想文だけは書いていこうと思います。

念願の8作目『Hot Target』に続いてなんだかあっという間に、10作目『Into the Storm』が読み終わり(繰り返しますが9作目の『Breaking Point』は愛知県にいる間に読んでしまったのです)、現在は、再び可愛いゲイのジュールズの恋が語られるという、

11作目『Force of Nature

をペーパーバックの発売が待ちきれずに購入してしまったハードカバーで読み始めました。

『Hot Target』では、ジュールズの恋は、事実上始まったともいえない内にジュールズ自らすっぱりと幕を下ろした形になっていたけど、もちろんあんな中途半端な状態で終わるはずないのよね?やっぱりロビンでしょ?絶対そう!うう~早く先が読みたい!でもコールドケースにも時間を取られてる!(笑)

ホント…これだからスーザンの小説はやめられないのです。
ジュールズの結婚話が語られるという最新作『All Through the Night』これもハードカバーで購入済み)が読み終わるまでは、この熱はどうにも収まりそうもありません。





でも10作目の『Into the Storm』も面白かった!

このお話ではまた久々にSEALチーム16が活躍するのだと思っていたら、過去2作(?)に続きまたまた『Troubleshooters Inc.』のメンバーも登場して。

まさにチーム16とTroubleshooters Inc.の合同のお仕事のお話。

そして今回の主演のジェンクこと、マーク・ジェンキンスのお相手は、なんと初のアジア系、それも日系アメリカ人(←大したことではないのですが、私は知らずに読んでちょっとびっくりしたので一応伏字にしておきます)
彼女は、見た目からは想像もできないけど、殺人課の刑事としてバリバリ働いていた過去を持つ、できる、女性なのです。

ジェンクといえば、シリーズ第1作の冒頭から、小柄で、とにかく童顔で可愛い顔をしているという描写が出てきたものです。でも中身はとんでもない食わせ者だけどって…。

そして(胸も平らだし、メイクをとったら私なんかまじで12歳だっていわれるのよ!という、本人もちっちゃくて可愛い)リンジーによる初対面のジェンクの外見描写ときたら…。


Pretty, pretty hazel eyes. Great smile. Cute freckles. And not to tall, either.

………

Day-am, the freckles across Jenk’s nose were positively adorable, especially when he frowned. Combined with those hazel eyes, rimmed by thick, dark lashes…
He was beyond cute, but it was probably in a way that he himself hated. Baby-faced cute.

可愛い可愛いヘイゼルの瞳。最高の笑顔。可愛いそばかす。背も高すぎない。

なんてこと、ジェンクの鼻の頭のそばかすときたら、まじで可愛いじゃない、特に彼が顔をしかめた時なんか最高。濃くて黒々とした睫毛に縁取られたあのヘイゼルの瞳と合わさると…。
彼は可愛いなんてもんじゃないわ、でもこの可愛さって、たぶん彼本人はうんざりしているものなのかも。ベビーフェイス的キュートさ。



このJenkという名前、そのままJensenに代えられそうだと思ったのですけど。どうです?

Jaredと同じ6フィート4インチが平均身長なの?(サムもコズモもイジーも確かみんな6’4”だったよね…イジーはもっと背が高いのかな?)みたいな超ゴツイ男ぞろいの海軍特殊部隊SEALの基準からみたら、6フィートは優にあるJensenも、小柄で華奢な可愛いベビーフェイスと言われるのは間違いなしだろうし…。
そばかすありの、濃い睫毛に縁取られたHazel eyesをした本人もうんざりするほどの可愛い顔っていうのも、Jensenそのままって言う感じがします。
(なぜかDeanでは、ないんですよね。)

実際Sのつくお話で、まさにこのまんまのJensenの描写を何度も読んできているような気すら…。

この可愛いジェンクとリンジー、初めて会ったシーンからまさにお似合いな二人なのに、これがまた上手い具合に!うまくいかないのです。

このシリーズも10作目ともなると、ジェンクの周囲の上司や同僚はもう幸せな家族持ちばっかりで、最近のジェンクは自分もそんな運命の相手と幸せな家庭を築きたくて仕方がないわけです。
特に、幼馴染のケリーと長年のすれ違いをついに克服して恋を実らせたトム・パオレッティは最高の憧れで、最近ジェンクの初恋の美人であるスタイルも抜群のトレイシーが、丁度弁護士の彼と(表面だけ)破局して、近くに引っ越してきたりしたものだから、『これこそ俺の運命!』なんて思い込んじゃって、いそいそと仕事を紹介したり、デートに誘う算段を立てたりで目の前に現れた本当の運命の相手には鼻も引っ掛けないというおろかな所業をすることに…。

ここ数冊のレギュラーとなってきた『Troubleshooters Inc.』側でも、まるでシリーズ開始時のサム&アリッサを彷彿とさせる感じで(サム&アリッサよりはかなり地味だし、大人だけど)デッカーとソフィアの硬直しきった関係にもついに動きがでてきて、きっと次回ではついになにかありそう…、という期待を持たせてくれます。

そしてサムとアリッサの間の究極の障害となったあのメアリールーでさえも、最終的には私たち女性読者から同情やある意味では共感さえ覚えさせてしまう結果を導き出したスーザンのまさに豪腕といえる腕っぷしにかかれば、今回主要な女性陣から総スカンを食らう形でかなりの困ったちゃんぶりを発揮してくれたトレイシーも、この先、きっとイジーとの切ない恋が描かれていくのは確実という感じですよね。
わかっているのに、でもやっぱりそれも読みたい!と思っちゃうのです。

そしてこれもここ数冊のレギュラーとなっている、巻末の短いおまけのお話では、サムとジュールズのとっても可愛い友情の話が語られて!

あのサムが!!ジュールズの恋の心配をするなんて!!信じられる?!

もう読んでてあまりの可愛さにまじで声を出して笑ってしまいました。

そんなあのサムにまで心配されているジュールズの恋、本当に続きを読むのが楽しみですが、とりあえずこの後はまず、昨夜録画したコールドケースを見ないと。