2007年2月20日火曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

先週末の外出の疲れが思いのほか響いて、久々にちょっと弱っています。
が…、相も変らぬ近所のTSUTAYAの半額攻勢には打ち勝てず、『トランスポーター1&2』と『ブロークバックマウンテン』を借りてきました。

トランスポーターの2は、まだ見ていませんが、トランスポーターってこういうお話だったのですね。
なんとなく予想と違って…、よくこれで2の製作が決まっ…、うほん、いえ、最初の30分の感じで話が進んだら、ものすごくいい映画になったと思うのに、-これ自体、充分楽しめるお話なのだとは思いますが、-ちょっと惜しい感じです。2はもっと面白いのかな?
私は、TAXi のシリーズ(NY編はもちろん除く)が大好きなのですが、(ダニエルとエミリアンの二人の掛け合いの可愛さは、なんともたまりません)フランス警察って、いっつもこんな扱いですけど、いいのでしょうかね?

そしていまさらですが、『ブロークバックマウンテン』やっと見ました。
劇場予告が始まった時から見たいと思っていながら、なかなか機会がつかめず、また本編を見る前にあまり色々な情報を知りたくなくて、ネット上でもほとんど関係する情報には触れずにここまでやってきました。
これも予想と違いましたが、よかったです。
劇場予告や、TVCMなんかでは、上手い具合に洗練された編集になっていたのですね。
イニスとジャックの二人のカウボーイの泥臭さと、不器用な田舎者具合がよく出ていて、うん、上手くできてるな、と思いました。
山の上での満月の夜のテントの中のシーンはもちろん言うことありませんが、4年ぶりに再会した二人が、がっしりとハグし合って、たまらずキスになだれ込むシーン。ぐっときました。

ただ一点、イニスはいい具合に老けて言ったと思いますが、ジャックは、髭が似合いませんね。
あのジェイク・ギレンホールの美しい顔を老けさせるのに、他に手がなかったのかもしれませんが…。


***


そして相変わらずSlash読んでます。

私の一番のお気に入りの keepaofthecheez というWriterさんの新しいシリーズがUPされ始めたので、体調がどうとか、もう言ってられません。

今回のシリーズは、AUで、まだ2話までしかUPされていませんが、もう続きが待ちきれない思いです!
なにしろストーリーの根本設定が抜群です。

なんとジェンセンが、サムなのです。

DVDのコメンタリーを食い入るように隅々まで見ている Fan Girls なら誰でも知っているとおり、ジェンセンは最初、サム役をオファーされていたのですよね。
このAlternative Universeでは、そちらが現実になっているのです。
え、じゃあ、ジャレッドは?と思いますよね。
もちろん、ジャレッドはディーンじゃありません。別のもっとちゃんと大人のお兄ちゃん役がいます。
この世界の Supernatural はジャレッドなしで、話が進んでいるのです。

ええーっ?!じゃあ、ジャレッドは?ジャレッドはどうなっちゃってんのよ?と思いますよね。
ジャレッドは、ギルモアガールズを降板した後、カタログモデルかなんかをやってる wanna-be-an-actor で、熱烈なジェンセンのファンである少年、なのです。

この二人がどうやって出会い、出会った後、どのように話が進んでいくのか、全部ここに書き出したいくらいですが、本編をご自分で読みたい方もいるでしょうから、詳細には触れずにおきます。
本当にこの keepaofthecheez という人は、天才です。
興味のある方はこちら↓からどうぞ。fanboy!verse というのが新しいシリーズです。
日本でSNの英語のSlash読んでるの、私だけじゃないですよね?

誰か読んでる人がいたら、ぜひ語り合ってみたいものだと思っているのですが、こんな時にも、昨今の腐女子事情に疎いわが身が災いして、仲間を探せない私です。

腐女子歴だけは無駄に長いわりに、その長い歳月、ほぼカミングアウトすることなく、秘めた趣味として一人で細々と楽しんできた、というのも大きいですが、腐女子ながら、どうも多数派と同調しない趣味で、心から同調する仲間を探すことができず、あきらめ癖がついてしまった、という背景もあります。

今回、Supernatural で弟×兄という超メジャーなカップリングにはまり、初めてお仲間が探せそうだ、と思いきや、ネット上の腐女子サイトは皆地下に潜ってしまった後で、そしてまたその深みには、私など、801最前線から長く離れてしまった者には、うかがい知れないような、複雑なルールやお約束事が存在しているようで、部外者がうかつに足を踏み入れられない気配にびびりまくっています。

ひょっとして、いかな(ほとんど誰もこない)僻地のブログとはいえ、伏字なしでこんな妄想日記を書いている、というのは、日本の腐女子の常識外れ、だと思われてもしかたないのだろうか、なんて恐々としつつある今日この頃でもあります。

アメリカの Fan Girls の開けっぴろげさを鑑みると、日本の少女たちは過剰防衛とも言えるのではないか、なんて思うくらいですが、日本のサイトには、それほど「荒らし」や「無断転載」をはじめとする様々な被害が現実にある、ということなのでしょうか?
日本ではコミケという文化が、何十年も歴史を積み重ねて発展してきているわけで、そこがネット上のおおっぴらな Slash 文化とはどうしても相容れない要素であり、原因になっているのかもしれません。
ここまで規模が大きくなってしまうと、今更決まりごとをどうすることもできないのかもしれませんが、日本の801文化の現状は、ちょっと寂しい感じがするのは否めません。

どんなSlashを書く上でも Disclaimer(免責条項) をまず冒頭に掲げるのは欠かさないとしても、海外のFan Girls は、CWの公式メッセージボードにSlash風味のYouTubeを貼り付けるという大胆さ!
でもセカンドシーズン第15話「Tall Tales」の冒頭のサムとディーンの jerk&bitch の掛け合いシーンなんかを見ると製作スタッフ、まじで Fan Girls の書き込みを参考にしてエピソードを作ってる!と思わずにはいられません。
(そもそもこの兄弟、シリーズ全編に渡って、なまじの腐女子の妄想なんか太刀打ちできないような台詞を吐き続けていますが、セカンドシーズンに入ってから、二人の関係の濃さが、更に突き抜けた感じになってきてますよね)

仮に、仮に、ですよ?「Playthings」でのサムの酔っ払いシーンで、サムもう一押しっ!ディーンを抱えてベッドになだれ込んじゃって!と画面に向かって絶叫した少女たちの声が、「Tall Tales」での、あのベッドのシーンにつながったのだとしたら…。
Fan Girls の熱意が本当に製作側を動かして、兄弟の mouth-to-mouth とか、裸(半裸)での hugシーンなんかが実現するのだとしたら、それこそ絶叫モノで、ファンが望んでいることをあくまで『それとなく』製作側に伝えることができる、現在のアメリカのSlash文化は、とても羨ましいものだといえると思うのですが。

そんなわけで、ディーンにChicken!と言われそうですが、まだ当分おおっぴらに高級料亭の敷居をまたぐことはできそうにない私です。
まだまだ、なじみのステーキハウスで、1ポンドステーキでも食べて、「満腹!幸せ!」と言っているのがお似合いのようです。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんわ藤葉様!
ありがたいお言葉ありがとうございました><
これからは再びケイ、と名乗らせていただきたく存じます!

私はまだ海外slashはかじりかけ程度なのですが、藤葉様のブログを拝見していると「よ、読みたい!!」と思えてきます!
しかしながら私の英語力ではところどころ辞書なしでは読めないため、すんなりと世界観に入って行きづらいところがございます。
日本の腐女子様方はそういったところでも海外slashに手を出しかねているのではないでしょうか…。

話は変わりまして、現在の海外映画、ドラマ関連二次創作サイト様の潜伏模様について分析してみました。
潜伏する理由として某有名海賊映画を挙げさせていただきます。
今でもサイト数が多い映画の一つなのですが、ご存知かと思いますが配給が鼠の会社です。
実はあの会社は著作権の取り締まりが厳しく、見つかったサイトはことごとく削除されたという話を耳に致しました。
それ以来、海外映画&ドラマサイトの深海潜航が激化したと思われます。
そしていつの間にやら日本では、実在の人物を取り扱う=厳重に隠さねばならない、という構図が出来上がったと推測されるのです。

もう一つ、私たち日本の腐女子としてはネタバレに関する賛否も重要になってまいります。
私などはネタバレ大歓迎ですが、一切のそれを嫌う方もいらっしゃいますので。

長々と申し訳ありませんでした;

ぜひ勇気を出して日本のサイトにもお越しくださいませ!
傾向としてはRealPersonSlashよりWincestの方が多いですが、なかなか面白い作品が揃っておりますよ!
私も海外slashを読むために英語を鍛えて挑もうと思っております!

長文乱文大変失礼致しました;
お気に召されませんでしたらば、どうぞ遠慮なく削除してくださいませ><

藤よう さんのコメント...

ケイさん、こんばんは。
またまた訪ねていただいたのですね!

どうも身体が弱ると気力も弱るようで…。
今回の日記は愚痴っぽくなってしまいました。

日本のサイト、強制削除なんていう脅威にも晒されていたのですね。そういう事情では、潜伏せざるを得ませんよね。
ケイさんにはいつも誘惑されて、日本海の深みに潜ってみたくなるのですが、何分にも最近の日本の腐女子としての礼儀やマナーを知らないため(ケイさんもネタばれについて触れていますが)尋ねた先で失礼があっては、という心配もあって、尻込みしているところもあります。(イソップ童話のキツネではありませんが、あのブドウは酸っぱいんだ!と自分に言い聞かせて我慢しているようなものです)
日本海ダイブは、もう少し現代腐女子としての修行をしてからのチャレンジになると思います。

また、私のブログで海外Slashに興味を持ったなんて、おっしゃっていただくと嬉しい限りです!
そもそも私が別に管理している某副長官室を開いたのは、一人でも日本にSlash読みを増やそうと思ったからなので…。
英文読みは慣れるまでかなり消耗しますが、ドラマで実際に兄弟が話している言語で、いかにも兄弟が言いそうな台詞を読めるというのも一度ハマると癖になる快感です。
私がセカンドシーズンを待ちきれずに見始めたのもSpoiler(ネタバレ)ありの最新Slashをどうしても読みたいというヨコシマ心からで…。
ケイさんのように海外Slashを「読みたい!」と言ってくださる方を少しでも増やすため、細々と妄想日記を続けて行きたいとおもいます。これからもどうぞお付き合いくださいね。

匿名 さんのコメント...

藤葉さん、おはようございます!
私も海外のslashから実は入ったんです(苦笑)。
最初に読んだのはやはりQAFのslash。とにかく海外のslasher達の書かれるficはスケールがデカイというか・・・しかも読んでいて入り込んでしまう。嵌って抜け出せなくなるんですよね。
その後CSI:、WATとslashを読んだりしていました。でも英語力が無いので本当に読むのに時間が掛かるんですよ。
そうした時に見つけたのが日本のslashサイト!それはそれは腐女子な方々がいらっしゃって嬉しく思いました。
でも、確かにとても入出するときは厳しい決まりごとが多いです。パスワードもこの世界にどっぷりな方は難なく分るでしょうが、結構難しかったりします。
私も「裏サイトの~」というサイトなどを訪問し、色々勉強させて頂きました。
日本語で読めるという楽しみ方も知りましたし(笑)

私のサイトも垂れ流し状態なので、とりあえず表に注意書きを書いて運営してますが、どうなんでしょうね。これも(笑)

藤よう さんのコメント...

marsaさん、おはようございます!
スキナー受!というディープな嗜好をお持ちのmarsaさん、あなたがslash読みであることは当然存じ上げておりますよ(笑)

日本のサイトについては、marsaさんからもご教授いただいているにも関わらず、依然として腰抜けの私で恐縮です。
実はちょこっとだけ覗かせていただいた、あるサイトのオーナー様宛に、入り口を教えていただいたお礼を兼ねてのご挨拶がてら、Jenの例のキモノダンスのYouTubeのアドレスをお伝えしたところ、あっという間に美しいキモノ・ディーンのイラストが日記ページにUPされて、日本のサイトの実力に腰を抜かさんばかりに驚きました。
現在、息を潜めてそうーっと覗きに行っているのは、3つくらいでしょうか…。
皆さんからこうも寄ってたかって誘惑されると、日本語でのSlash、読みに行かなきゃならないかなとも思いますが…。
毎週、セカンドシーズンのエピソードを追いかけているだけでもゼエゼエ息が切れている有様なので、もうちょっとだけ、深海ダイブの前に、心臓マッサージさせてください。
そういえば今週SNお休みなのでしょうか?
全然CWの予告が更新されませんが…。

匿名 さんのコメント...

藤葉さん、またまたこんにちは。

>>スキナー受!というディープな嗜好をお持ちのmarsaさん、あなたがslash読みであることは当然存じ上げておりますよ(笑)

ですね~(笑)
しかしスキナー受けのfanficはかなり少ないのですよ。ので悶々してます。時々海外サイトへ行っては物色しております(笑)

そうそうSNですが、次回の放送は3月15日だそうです。ちょっと3・4週お休みですかね・・・。
またリピートであの酔っ払いサムのエピが放送されそうですが・・・(笑)

藤よう さんのコメント...

marsaさん、またまたいらっしゃい!

marsaさんのところのSN第2話の妄想劇場!またまた超笑わせていただきましたよ。本当に「チュウをねだっている」としか見えなくなってくるから不思議なものです。

次回は3月15日ですか。
待ち遠しいながらも、ほっとする気持ちもあります。
ここ数週間のペースで押し捲られたら命がいくつあっても足りない、というものなので…。
この間にまた体力を蓄えておかなければ!ですね。