2007年2月20日火曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

病院での検査で、7本(新記録!)も血を採られたので、昨夜は、自分へのご褒美として、晩酌に缶ビールを2本飲み(可愛いもんです)、食後に豆乳プリンを食べながらコーヒーを飲んだりしましたら、まったく眠れなくなってしまいました。
昔から、アルコールにはそこそこ免疫があるものの、カフェインにはからっきしで、日頃午後3時過ぎにコーヒーを飲んだりしないのですが、なんだか勢いで、調子に乗ってしまったのです。


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そんなわけで、そんな眠れぬ明け方、ついにベッドを抜け出し、今回は突発的ですが、「Texas drawl」について考察してみたいと思います。

X-Filesを皮切りに、海外ドラマを妙に集中して細かく見るようになって、乏しい英語力とヒヤリング力を総動員し、字幕にない台詞を聞き取れた時など、小躍りして喜んだりしていますが。
そんなあくまで日本育ちの日本人の私の前に立ちはだかり、絶対に超えられない壁だと思えるのは、所謂「訛り」です。

私の大好きなX-Files Slashに、こんなシーンがあります。
新任のドゲット捜査官が、前任者であるモルダーと腹を割って話をするため、自宅に食事に招く、という場面なのですが…、

Muldert: "Do you need any help?"

Doggett: "No. Just relax, Muldah."

Mulder: "John, it's pronounced, Mul-der or Fox take your pick."

Doggett: "Hey, it's not my fault your name is so hard to pronounce. So I guess I'll go with Fox as long as it's all right with you."

Mulder: "Yeah, it's all right."


「Mulder」をどうしてもまともに発音できないドゲット捜査官に、あれほどファーストネームで呼ばれることを嫌うモルダーが「Fox と呼んでいい」と譲歩するのです!
この後の場面で、ドゲットがモルダーのことをフォックスと呼んでいるのをスキナー副長官が聞いて、ちょっとむっとするシーンがあったりして、可愛い(私だけ?)のでした。

ドゲットは、以前に触れたとおり、NYPD 叩き上げで、どうやら↑のような描写をされるところを見ると、本編でもニューヨーク訛りで話しているのだな?と想像できます。
そういう先入観を持って、ドゲットが「モルダー」と呼ぶ場面を見返すと、確かに発音がおかしいような気もします。
そして、こんな場面をSlashに書けるのは、いかにもネイティブだからこそだなー、と思いしらされます。


私の大好きな俳優である ラッセル・クロウは、ニュージーランド生まれのオーストラリア育ちで、ハリウッド進出の際には、かなり徹底的にアメリカ英語を叩き込まれた、と語っていますが、イギリス英語に近いところのあるOZ英語がMother Tongueのため、いくつかの映画では確か、イギリス英語を話す役柄をもらってますよね。(すいません、最近SNにかまけてて、うろ覚えで書いてます。)「シンデレラマン」はアイルランド出身のボクサーでした。

色んな映画で、たった一言言葉を聞いただけで、「アイルランド人」だな、とか見破るシーンが出てきますが、アイルランド訛りってそんなにはっきりわかるものなのでしょうか?
シャーロック・ホームズは、話した相手の出身地から素性まで、即座にぴたりと当てて、よくワトソン君を驚かせていましたが。
イギリスの英語とアメリカの英語が違うことはかろうじて分かるけれども、アイルランド訛り?ニューヨーク訛り?もうお手上げです。


そして、本日のお題の「Texas drawl」です。

あるSlashサイトの書き込みで、「ジャレッドは、サムの時ですら、Texas drawl が出る時がある」とコメントがあったり。
あるインタビュー映像に対して、 「このインタビューのジャレッドは、かなりTexas drawl が聞き取れると思うんだけど、どう?キュートじゃない?」なんてコメントされているのを読む機会があったもので…。

どうやらジャレッドは、油断するとお国言葉のテキサス訛りが出てしまうみたいなのです。
drawl という言葉でも分かるとおり、テキサス訛りは母音を長く伸ばすような発音になるらしいのですが…。そういわれても、単語を聞き取るのが精一杯の人間としては、うーん、と唸るしかありません。

対するジェンセンは、さすがにキャリアも長い分、画面に出ている限り、完璧なLA発音で話しているらしいですね。
Slashの中では、ジャレッドと二人きりになった時にだけ、わざと母音をカウボーイっぽく drawl させる、なんて描写が出てきたりします。

テンガロンハットを被って、Texas と刻印してある巨大なバックルのついたベルトをつけて、インタビューを受けているジャレッドをご覧になった方はいるでしょうか?
(このベルトはSlash小説の小道具として重宝されています)
あのインタビューの中では、わざと言葉を引き伸ばして、テキサス訛りを強調してしゃべっている、と、はっきりわかる場面がありましたよね?

でも、サムとして台詞を言っている時に、ふと洩れるテキサス訛りを聞き分けるなんて不可能です。
やはりそこはさすがネイティブ、なんですねー。

日本のドラマで、関西弁の台詞があきらかにおかしい、とか、敏感に感じ取れるようなものなんでしょうかね?


***


完全に余談ですが、ラッセル・クロウには、「LAコンフィデンシャル」で完全に虜になり、生まれて初めて(そして、それが後にも先にも一回きりとなりましたが)ファンレターを書きました。
(同じJ.エルロイ原作の「ブラックダリア」は小説だけ読んで、映画は見ていませんが、あの強烈にエグイ原作をどのような作品に仕上げたのか、いつかは見てみなければと、思っています)

「私はこの年で珍しいと言われるけれども、究極かつ最後の侍である三船敏郎のファンで、あなたには三船と同じ男らしさと物悲しさを感じる…」とかなんとか、熱に浮かされたまま訳のわからない文面を書きなぐり、「サイン入り写真をください!」と追記して、切手を同封してオーストラリアの事務所(今でもあるかは不明)に送付しました。
そんなことも忘れかけた頃、オーストラリアからA4サイズほどの封筒が届いたと思ったら、中にはグラディエータのサイン入りポートレートが!

To ○○(←私の名前)xxx(←そうです!キスマーク!)

裏にはびっしりと映画のタイトル(主に日本人と競演した作品)が書き殴ってあって、「見ろ!」と。

(言われなくても、トヨエツと競演した作品とか見てましたが、同じ日本人としてお恥ずかしい、と言いたくなるようなもので…。)

いまだに実家の片隅に、母が入れた額に入ってひっそりと置いてあります。
サインの筆跡が本当にラッセル・クロウのものであるかはわかりません、事務所のおねーさんとかが書いてるのでは、という疑いも非常に濃厚な気がしています。

少し前、何かの事件をきっかけに、ラッセル・クロウはほとんどサインを書かなくなった、とかいう報道を見たので…、もしホンモノのサインだったら、貴重になるのかも、と、熱しやすく冷めやすい(決して冷め切ったわけではないのだけど、恋愛と一緒で一度心底好きになった人はずっと心の片隅に居座り続けるものですよね?)私としては、一時期はなによりの宝物だったサインを粗末に実家に置き去りにしている自分をちょっと後ろめたく思ったのでした。

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