今回は、いつもの「Slash辞書」の番外編ということで、とあるFangirlが制作した
「いいSlashを書くための心得」
とでもいったようなものを日記でご紹介してみたいと思っているのですがその前にちょっとだけ。
***
「デッドゾーン」:サードシーズン6枚目
「デスパレートな妻たち」:セカンドシーズン6~9枚目まで
「West Wing」:フォースシーズン1~3枚目まで
計8枚のDVDが全て見終わりました。
今回レンタルしたのは、どれもここ最近の私のお気に入りのドラマで、全て期待通りの面白さでした!
「デッドゾーン」では、ついにジョニーが血だらけのブルースを抱きしめて顔を押し付けるシーン(ジョニーのビジョンの中だけど)が現れ、
「デスパレート…」も、相変わらずの面白さ。
(妻たち以外でも、カルロスやトム、夫たちのキャラクターも大好きです。)
もちろん「ホワイトハウス(West Wing)」も!
現在私は、スーザン・ブロックマンの翻訳版の文庫を手に入った順に、めちゃめちゃな順番で読んでいるのですが、先日読んだ「SEAL」シリーズ第5作目「知らず知らずのうちに」には、まさに「ホワイトハウスの西棟(つまりWest Wing)」勤務の女性(もちろん超イケメンのSEAL隊員と恋に落ちます)が現れ、
「でもジョシュ・ライマンが隣の部屋にいるっていただけないわよ」(この台詞はうろ覚えなので正確ではない可能性あり)
なんて、「West Wing」ファンをニヤニヤさせるような台詞を言ったりしていましたが、
セカンドシーズンの終わりから、今回レンタルしたサードシーズンの前半にかけて、エピソードの重要なキーとなってくる「クマーに関する重要機密の証拠品」をSEAL(米海軍特殊部隊)が処理していたという台詞が出てきて、スーザン・ブロックマンを読んでいなかったら完全にスルーしてたなー、と思ったらなんだか「SEAL」という単語に反応した自分が嬉しくなりました。
大統領が海軍の基地を訪問した際の兵隊さんたちの「海軍の純白の礼服」を目にしても、「あー、SEALの隊員の礼服と一緒だ!」と釘付けになったり。
この日記を書くようになって、とても頻繁に経験するようになったことではあるのですが、好きになった作品(ドラマにしろ小説にしろ)の間の小さな共通点を見つけると、一気に知識が深まったり広まったりする感じがして、とても楽しいものですね。
スーザン・ブロックマンのトラブルシューターシリーズは、
三作目の「氷の女王の怒り」(原題「Over the Edge」)、
五作目の「知らず知らずのうちに」(原題「Into the Night」)と読んできて、
現在は、二作目となる、「沈黙の女を追って」(原題「The Defiant Hero」)を読んでいるところです。
次は四作目の「緑の迷路の果てに」(原題「Out of Control」)を読む予定。
***
ここ数日私の周りのSPN Fandomは「どうかしちゃったの?」というくらい静かで、うっかりSlashも読まずにいるほどです。
X-FilesをきっかけにSlashというものにはまった私が今まで読んできた作品は、かなり質の高いものばかりで、今年の初め、SupernaturalのSlashにはまって以降も、運よく、というべきか、高品質な作品にたくさん巡りあっています。
高品質の作品ばかりを読む、これには実は簡単な仕掛けがあって、私が作家さんを選んで作品を読んでいるというのも大きな要素になります。
上記のスーザン・ブロックマンなどに代表されるように、私には一冊読んで面白いと思ったら気が済むまでその作家さんの本を読んでいく、という癖があります。
つまり一つの作品を読んで、その作家さんの力量が分かれば、その作家さんが書く別の作品についてもある程度レベルが推測できるという理屈。
とはいえ…、私の日記ではもちろん紹介してきませんでしたが、あくまで素人が書いているFanficなので、手当たり次第にあれこれ大量に読んでいるうちには、読後、「失敗した~!」と何かを殴りたくなるようなBad Ficにも、随分出くわしてはいます。
私が日記に遊びにいくSlash作家さん達は、僭越ながら私の眼鏡にかなった腕前の方たちばかりで、そこに集まってくるお友達も全員がSlashを書いているわけではないまでも「作品の質」を見極めるうえでは、確かな目を持っている人ばかりです。
そんな彼女たちは総じて「ここだけの話」としながらも、
Bad Ficは読みたくない!Bad Ficだけはかんべんして!
あらすじの時点で、文法がなってないと思ったらまず読まない、
自分では書いておいてなんだけど、基本的にちゃんとしたストーリーがないPWPは読まない、時間の無駄だから、
1000語以下?それでストーリーになるわけないから読まない、
なんて、かなり厳しい意見を頻繁に表明していたりします。
素人の書くFanficなのに、それは望みが高すぎない?なんて思う方もいるかもしれませんが、限られた人生の貴重な時間を割く以上、素人の作品だからといって、自己満足に過ぎない、とんでもなくレベルの低い作品を読まされなければならない義理はない、ともいえます。
とんでもない辛口ですが、一読者として、つねに高品質の作品を読んで感動を味わいたいと思い続けている人間としては、否定できない正直な気持ちです。
そんな中、最近一番のお気に入り作家の一人「Jeyhawk」さんが、
Open Letter To Bad Fic Writers (but the rest of you should read it too).
というものを発表しました。
なんと!「いい作家になるために心がけるべきこと」をまとめたものです。
これが、見方によってはかなり挑戦的な内容で、Bad Fic Writerであると自覚のある人たちが、「自分のことをあてこすられた!」と過敏に反応して、ちょっとした騒動になったりしたため、急遽、もっと穏便な内容に改訂されました。
上のリンクは改訂版です。
このOpen Letterについては、
This post is public, feel free to pimp it and to link people here.
と言明されているので、私の日記でも日本人の観点から紹介してみたいと思いますが、こちらは、私がコピーしてとっておいた、改訂前の辛口版です。
前回の日記でもちょっと触れましたが、きちんと「文法」&「作文」を国語の授業として勉強してこなかった日本人の私として、英語と日本語の言葉の差はありますが、(いい年をしてこんなことを言ってるのは恥ずかしくもありますが)勉強になることも多いはず、ということで、痛みをこらえ、覚悟を決めて読み込んでいきたいと思います。
例によって、私が斜め読みしながらのいい加減な翻訳をつけていくので、完全に内容を誤解して訳してしまう、なんていう事態もありえます。
私の翻訳には、常に誤解、曲解が含まれている可能性があります。もし間違いに気付いたらぜひともご指摘お願いします。
でもボリュームがありすぎるので、二回に分割という形でご紹介していきます。
(私の書き込みに邪魔されない全文を読みたいという方は、上記リンクから「改訂版」をどうぞ。「改訂版」には分かりやすい例文もついています。)
Language (grammar, spelling, punctuation and other issues).
言葉(文法、スペル、句読点、その他の事柄)
1. If you don’t know your English, please don’t write. The End. EDIT: I'm a bitch. I'm sorry. What I really want to say is read, read, read, read. I would never have reached the level of English I use today if I hadn't devoted a LOT of my time to reading books in English. It was difficult at first and getting through one book took me forever, but today I am fluent enough that I prefer to read books in English. (This is also because I have issues with Swedish writers.) Of course you should write, don't listen to me.
藤葉: いきなりの超辛口ですが、Jeyhawkさん、スウェーデン人なのです!
母国語ではない英語で、名作Slashを次々と生み出す手腕にはひたすら感服するばかり。
でも、文章を書こうというなら、まずとにかく文章を読んで読んで読みまくれ、という理屈は日本語にも充分適用される気がします。
2. Adverbs are beautiful things, indeed they are.
Badwriter1,that doesn’t mean that you need to use ten in every sentence. You see, I have something called an imagination and sometimes I would really like to use it. Also please stop putting your adverbs in weird places, it confuses me.
Badwriter2, you have the opposite problem. Your text lacks any and all flow; a few adverbs here and there might actually save you.
副詞の使い方、多すぎても、少なすぎてもダメ。おかしなところにつけるのもやめて。
藤葉: これ、日記を書いていても、ついついやらかしてしまうことです。自分の高揚した気分をありったけ伝えたくて、不必要な副詞や形容詞をいくつもいくつもくっつけたくなってしまう。つまり私は、Badwriterその1に当てはまる可能性が高いということ…。
3. Prepositions should be in their right place and be the right words. See 1 for references.
藤葉: 前置詞は、日本語にはありませんが、英作文の時には泣かされたものです!
日本語で言えば、「て、に、を、は」の助詞ですよね。
助詞がちゃんと使えないというのは、日本語の文字書きとしては致命的です。
4. Please to be making with the paragraph breaks. Two to five lines are an acceptable paragraph, twenty are not. It makes your text look stuffy and it’s really difficult to read. On the other hand, don’t put every sentence on a new line. It just makes you look stupid and serves no purpose.
文節はちゃんと区切って。でも、一言一言改行するのもやめて。
藤葉: X-FilesのSlashを読んでいた頃、お話が公開されているサイトの能力的な問題もあったのか、パラグラフの区切れがほとんどないような作品が多かったのですが、確かにあまりに長いパラグラフは読むのが大変です。
5. While we are on the subject of breaks, dialogue must be broken out of the text. Every time a new person speaks I want a line break, thank you very much. Also, if your dialogue is going to go on forever, I would appreciate if you, every now and then, remind me of who is saying what.
台詞を言っている人が変わったら、一行空欄を入れて。台詞が延々と続く場合、頼むから時々は、誰が話してるのか思い出させてちょうだい。
6. Use quotation marks for dialogue. No substitutes accepted.
会話には引用符(” ” のことね)を使って。他のマークを使うのは駄目。
藤葉: 英語が母国語じゃないの、と断っているWriterさんが、なにか別の記号を引用符として使っているのを見たことがあります。確かにすごく読みにくかった!
7. Punctuation marks are your friend. Use them. There is no excuse for a run on sentence.
句読点は友達!使わなきゃ。だらだらと一文を続けてもいいわけじゃないのよ。
8. The period should be after the parenthesis. As jetamors kindly pointed out the period should of course be inside the parenthesis if the entire sentence is inside it.
(これは英文書きのルールですが)文末のピリオドは括弧の外に打つべき。
藤葉: 日本語の文章では、括弧内の台詞の最後には、基本的に句読点をつけずに括弧を閉じますね。例:「行きなさい。早く」という感じで。
9. While on the subject, don’t abuse the exclamation point. Seriously, why would you need it? If someone is shouting I hope you have already made that clear in the context. Exclamation points belong on icons that say Sparkly Balloons!!!!11!!!!1 or possibly Skittles!!!1!!!1!
エクスラメーションマーク(!)を無駄に多用しないで。
藤葉: 自分で小説を書こうという時にはやってないと思いますが、私の日記では、まさにやってること…
10. Those ones should be those, or you make my beta reader cry.
11. Please take a second to consider how often the people you know call you by name. You done? It’s not that often, right? Especially not in running dialogue when they are already talking to you. Then why do you feel the need to put people’s names into every damned sentence of dialogue? Please to be stopping with this. Immediately.
藤葉: これは代名詞(「彼」「彼女」)があまりなじまない日本語に適用するのは違和感があります。
日本語の場合、「あなた」という二人称の代名詞すら、日常会話の中ではあまり使いませんから。
逆に翻訳した小説などでは、ある程度、代名詞を名前に戻してもらわないと、読んでいて「この彼って誰?」なんて混乱することさえあります。
とはいえ英文を読んでいる場合、あらゆる会話文に名前が出てくる、というのもうっとおしい感じがありますよね。
12. Now let us talk about epithets and how you should not be using them ever. There is nothing that makes me recoil in horror faster than the younger man, the older man or even worse the blond(e) and the brunette. It’s sloppy writing and you don’t need it. I’m a reformed sinner myself so I know that you can do without epithets and get a better text for it.
Consider this: Jared touched his lips to Jensen's, sliding one of his hands up to cup the back of the older man’s neck.
And this: Jared touched his lips to Jensen's, sliding one of his hands up to cup the back of Jensen's neck.
Repetition is sloppy in all other cases but character names. You can overload sentences with their names and it still reads more smoothly than a sentence overloaded with epithets. Just remember to actually use their names occasionally because he/him/his gets a bit confusing when there are two he. It’s good advice people, take it.
藤葉: Slashを英語で読むようになって、正直「日本語に翻訳するとしたら、かなりうっとおしいことになる」と思ってきたのは、このepithets(形容辞)。
SPNのSlashでは、Jaredをyounger man、Jensenをolder manと、延々、称し続けるものもよく見かけます。髪の色から「blond」「brunette」とするのも。
日本人としてはうっとおしいことだけど、英文Slashのテクニックとしては常識的なものなのかと思っていましたが、すっきりとした無駄のない文章を目指すならepithetsは使わない方がいい、と。
それならまだ名前を繰り返したほうがまだいい(彼、ばっかり出てくるSlashで、代名詞は混乱の元になるし)ということですね。
13. Pick one tense and stick to it. Inexperienced writers should write in past tense; it’s a lot harder to fuck up.
時制は統一すること。経験の浅いライターは、過去形で書くべき、めちゃくちゃになりにくいから。
藤葉: 時制、というのも、日本語は、曖昧なんですよねー!(もっと色々読んで研究しないと)
14. Also, pick one POV and stick to it. It’s quite alright to change POV between paragraphs, but there are no excuses to do it within. And please don’t change to the POV of random people passing by, it’s fucking sloppy and just confuses the poor reader who is actually trying to get through your horrible fic.
一つのPOV(視点)を選んだらそれに固執すること。段落が変われば、視点を変えるのもOKだけど、一つの段落内で変えるのは駄目。それに、いきあたりばったりでPOVを変えるのもやめて、あんたの酷いficをなんとか読もうと努力している可哀想な読者を混乱させるだけだから。
藤葉: ごもっとも!代名詞が「彼」ばかりのSlashでいきあたりばったりにPOVを変えられると、読んでいる人間としては、本当に訳がわからなくなるものです!
これってとても基本的なことだけど、文章を書く立場からすると、つい、この時、別の彼はこんなこと考えてるんだよねー、って頭に浮かんだそれをその場で書いてみたくなってしまう、でもそれをやっては駄目!ってこと。
POVの固執、大切です。
15. Let’s not forget pick one type of English and stick with it. Write American English or British English, I don’t care, but stick to one of them please. Also note that just because you write BE it doesn’t mean your American characters suddenly are British. Mind your words.
イギリス英語とアメリカ英語を混在させないこと。
16. Consider your language and try to make it appropriate for the situation. People usually aren’t that coherent during sex so I doubt they will be making any eloquent speeches or using difficult words.
状況に応じた言葉遣いを。セックスの最中に、雄弁にあれこれ語るとかってありえないでしょ。
17. Minding your language is especially important while writing dialogue. Think about how people actually speak, how you actually speak, and go with that. Few things piss me off more than stilted dialogue. I’m not saying you need to write out accents (for all our sakes: don’t), but use abbreviations and do your best to make it sound like speech. Read it out loud after writing it and consider if it sounds right.
会話文は、実際に話されているような言葉で書くこと。せめて発音しない音は省略するとか。声に出して読んで確認してみて。
18. Poetic language is very nice, but don’t get too mired in your own words. You might end up with page full of beautiful words devoid of any and all meaning. If you were born to be a poet, write poems.
詩的な言葉も大変結構だけど、やりすぎには注意。自分は生来の詩人だっていうなら、詩を書いててよ。
19. Fics should have flow. One sentence should flow into another more or less seamlessly. Dialogue shall be broken out of the text and have a point. Page up and page down of dialogue is generally just confusing. If your fic doesn’t have flow, you’re doing something wrong.
物語は流れるように進むべき。物語に流れが感じられないとしたら、なにか間違ったことをしてるってこと。
非常に長くなってしまったので、ここで一旦休憩します。
「痛たたたっ」と身につまされることも多いですが、いざ小説を書こうという時に、うっかりやってしまいがちな失敗が洩れなく取り上げられていてとても勉強になります。
Fanficは、まさに「修行」でもあります。
後半はまた次回の日記で。
14 件のコメント:
私のためにありがとうございます!(冗談です…)
いいトシしてしょうもないこと言ってる人もいるので、年齢は関係ないと建前では言いつつも、ここまでtoo strictなのにはファンの年齢層が関係あるのでしょうか。
私のfandomは日本のアイドル(しかも若年層)なので、slashの書き方とは違いますが、かなり低レベルな投稿がcommunityに頻繁になされ、だんだん腹が立ってきました。『ファンレターの送り先教えて, I am new, sorry for bad English』etc.を何度見た事か…!
それにしても、いやー、厳しい、厳しい。
作品のあり方はさまざまなので、全部に肯定する必要はないと思いますが(ある具体的な元ネタの延長線の話だと、連載になるような長さは必要ないと思っています)、ためになることも多く、また私が漠然ととっつきにくさを感じていた作品のとっつきにくさを引き起こしていた理由がわかりました。
とあるnativeさんとお互いの日記にコメント付け合う友達なのですが、その方のfanficは台詞が極端に少なく、また一文が接続詞で延々と続いているので、友達なのに作品を読む気力が沸きません。
時制も不思議なもので、全文現在形で書く人がいて、違和感を感じていました。
表現力、文章力というのはnativeだから有利というわけではないものだと、最近は感じています。
そして、いかに登場人物をその人らしく描けるかということも。(私は文法や文章力が劣るぶん、日本人が日本人を描いているので人物の性格を把握する力は誰にも負けないというプライドがあります。「表現がまわりくどい、こう書いたら英語として読みやすいのでは?」と指摘されても、fandomの母国語、つまり日本語の言い回しを英語で表現しようとしてる、と毎回説明しています)
続きもぜひぜひ!よろしくお願いします。
ところで、スウェーデンの方はみなさん英語が堪能ですよ!
私のfandomがスウェーデンに関係ありまして、雰囲気を感じるために旅行に行ったら街のおばちゃんまで英語が出来て、全く不自由しませんでした。すごい!
りょうこさん
超辛口のままのご紹介で、ちょっと強烈だったでしょうか。
Fandomはジャンルによっても作品のレベルは様々なのでしょうが、とにかく「後悔しない作品を読みたいの!!!」という姿勢で作品を選んできたせいか、私がこれまで読んできたX-Files、SupernaturalのSlashは、総じて妙に高レベルです。
そのせいもあってか、その作品を書いている人はもちろんその作品のファンとして集まってくる人たちも、作品の質に関しては非常にストイックな人たちばかりで。
これは逆に考えると、次々良質の作品が読みたい読者としては作品探しの面で有難くもあるという利点もあったりします。
とはいえ自分の好きな登場人物を使って自分で書きたいように書くのがFandomだと考えると、この傾向はちょっと異質なのかもしれません。
もちろん全てを守る必要はないけれども、文章書きの基本を知っておくことで読者にとって少しでも読みやすい文が書けるようになるなら、ちょっと取り入れてみるのもいいかな、という気もしています。
次回はキャラ設定の基本などのご紹介になります。
それにしてもりょうこさん、Fandomの雰囲気を感じるためにスウェーデンにまで?
まさにFangirlですね!
藤葉様。
こんにちは。過日は、いろいろ、ありがとうございました。今思えばあの折は、仕事の人間関係に極限まで疲労していて、過剰反応気味だったと思います。7割方は回復しましたが、考えすぎて深みに嵌る傾向があるのは事実なので、また出てしまったら、遠慮なく「こらっ!」って、教えてえてください。お願いします。
本日は、さらにもうひとつ、お願いにあがりました。
私の文章に、過去の妄想日記のテキストリンクを貼らせていただきたいのです。今回は、「HOME」の分。お許しいただけたら、アップしようと思っております。
ところで、今回の辛口記事、痛いけれど的を得ているので、とってもスッキリしました。
確かに文章だけでなく、すべての仕事においても、流れがスムーズでなくなったら考え時。何か、どこかが、間違っています。でも、これは論理だけで検討できるものではないし、各々の感性によるところが大きい。さらに、人の「やる気」や「好意」をどのように許容するかという、個人の度量の問題にもかかわるので、簡単ではないですよね。
そのうえ、下手クソだから面白くないかというと、そうでもなくて。ここが、日常において人と仕事するときには、本当に難しいところだと痛感している今日この頃です。
お返事を伺いに、また参ります。
Maxy494さん
リンクの件、問題ありません。
でも「里帰りの回」、毎度ながらこれといって大したことも書いていませんのでその辺は、どうかご了承ください。
社会人として生きるって、時に物凄くつらいことがありますよね。
私の場合、会社や家庭の色々なストレスが積もりに積もってどうしようもなくなった挙句、全てのしわ寄せが身体に出たという感じで…。
でも病気療養を理由に思い切って会社を辞め、ある程度体調が戻ってきた現在も毎日好きなことばかりをして過ごす毎日を送っているうちに、まさに「流れがスムーズになった」というか、新鮮に「生きるって楽しい」という実感が戻ってきた気がしています。
今後また関東に戻ると「楽しい」とばかりも言ってられないことになるとは思いますけれども。
辛い期間も、確かに人生の経験の一つで、なんらかの心の栄養になっていると信じて、頑張りましょう。
藤葉様。
テキストリンク貼らせていただき、無事に記事を更新しました。加えて、温かい励ましを、本当にありがとうございます。心に響きます。
藤葉様も、そういう事情で体を壊されたのですか…。
おっしゃる通りです。私も、世の中に必要のないものは何もないし、無駄な体験も存在しない、ということだけは信じているつもりですが、まだ心が弱いので時々メゲます。
ところで、今回の自分の記事の中にもその理由をかいたのですが、できれば今後、私がアップするエピソードすべてに、「妄想日記」のリンクを貼らせていただきたいと思います。いかがでしょうか?
「たいしたこと書いてない」、とおっしゃいますが、藤葉様の日記には、文字だけで表すことのできない何かがあります。しいて言葉にすると、文字に乗ってくる熱のようなもの。私は、この部分を感じているのが好きです。それゆえ、「WINCEST妄想」は、ほぼ全面的に、藤葉様に頼りきってしまおうと企んだのですが…。
すみません。勝手ばかり言って。あの、もし気が乗らないようなら、遠慮なくおっしゃってください。決して、恨んで悪霊になったりはしませんから(笑)。
次の「文章講座」も、楽しみにしています。でも、さすがにコレ読んですぐには、文章を書くことはできませんね。読まないうちに、次の更新すませちゃおうかな。ははは。
帰る前にもう一度!ありがとうございます!
藤葉さま
深夜に失礼します、キョウです。
DDさまの最新映像を拝み、Slash講座「声編」を経てこちらにお邪魔させて頂いてます。
DD、実は『XF』シーズン4の一枚目(支配者達、HOME、アンルーへなど)を観た後だったので、何だか不思議な感じでした。全然トシ取ってないように見えますね!さすがにお肌は…ですが、余分な肉が削げ落ちててスマートに感じましたv『XF』映画も気になってきました…!
Slash講座、これは有り難く読ませて頂きました!murmurって、もっと不平っぽく捉えてました;そっちはgrumbleだったんですね。まだまだ一杯「音」に関してはありそうですね…英語、面白い!
再開嬉しいです、ここに楽しみにしている読者がおりますので、可能な限り続けて下さい!お願いします。
そして”書き方”。文章を読むのも書くのも感覚的な私には、まさに「あ痛たたたたた!」という内容でしたが(笑)、よく考えると当たり前の事を言ってるのかも…と思いました。
やはり文字書きさんは文字に厳しいのですね。それと、母国語に対する愛情に国境はないのだな、ということ。これは新鮮な驚きでした。
今回の記事は、藤葉さまの何らかの決意を見たような気がします。(気のせいですか?)創作とは自分と向き合う作業であり、それには常に痛みを伴いますよね。(所謂”産みの苦しみ”ってやつです)私はまだまだそこまでの境地には至っていませんが、入り口に立つ者として、それと向き合おうとしている藤葉さまを陰ながら応援しております…!
最後に、これだけは。
書庫のM/S読み終えました。(すごいクリフハンガー!あそこで終わってるなんて〜!)次はC翼、トライしてみますね!
しばらくネット落ちしますが、復帰の際はまた遊んでやって下さいませ:D
くれぐれもご無理はなされませんよう、頑張って下さい!
Maxy494さん
会社を退職後、病気という言い訳があるにしてもあまりにのん気な生活に慣れてしまった私は、もう普通の社会人には戻れないかも…という恐れを抱いているほどで、全くもって偉そうなアドバイスを出来る立場などではないということだけ、告白しておきます。
人生の最前線で戦っている皆さんにこそ頭が下がります、というのが正直な気持ちです。
リンクの件。
最近、リンクのご依頼をいただく度に、数ヶ月前の妄想日記を自分でも読み返してみたりしているのですが…、どうしてもお恥ずかしい、という気持ちが先に立ってしまいます。
当時(これは現在でもほぼ同じですが)、自分の日記を読みに来てくれている人はほとんどいないという意識で、かなり気楽に思いつくまま妄想を吐き出していたようなもので、改めて自分で読み返してみると、リンクを張ってお奨めしていただくほどの内容ではありません!と、どこかに隠れたくなってしまうような気分に…。
とはいえ、私の拙い妄想日記になんらかの刺激を受けたと仰っていただくのは大変嬉しいことで、こうしてリンクの依頼をいただくのも本当に嬉しいことでもあるのですが…、本当にいいんですか?私なんかの日記で?という気持ちも拭い去れず。
それでもOKです、と仰ってくださるのであれば、ブログ同士をリンクさせていただいているMaxyさんの日記に関しては、あえて毎度毎度リンクについてのお断りは不要ですので、お好きな時にリンクしちゃってください、とお伝えしておきます。
しかしMaxyさん…、私の日記を買いかぶりすぎではないですか?
キョウさん
シーズン4の「XF」を見たのですか?
私としては、個人的にシーズン4のモルダーが一番美人だと思っているのですが、身体を絞って「Bronzer」を塗りたくったらしい現在のDD、当時とちっとも変わってない!という印象で、びっくりですよね。
そしてついに「Subterfuge」も?
この作品は、XF Slashの中でも、もはや「古典」と称される名作の一つなんです。
海外の凄腕Slash writerさんの実力、さすが!という感じですよね。(私の翻訳で雰囲気が壊れていないといいのですが…)
続きも必ず翻訳して公開しますのでどうぞお楽しみにしていてください。
(続きが待ちきれない場合は、もちろん原作の英文を…)
「翻訳」作業というものも、「文章を書く」修行としてはかなり勉強になるものだ、ということに、「Subterfuge」のお陰で気付いたところもあります。
といっても、ついに10月の頭に関東への引越しが決まり、しばらくはごたごたとしそうではあるのですが、「Slashの書き方」なんかを日記でとりあげたことでもあるし、自分の中の熱が冷めないうちに「修行」をもっと頑張ってみたいとも密かに思っています…。
ではまたお時間ができたら遊びに来てくださいね。
藤葉様。
お許しをいただき、ありがとうございます。
これからは、毎回、妄想日記を貼らせていただきます。
買い被り? いえいえ、そうではないと思いますよ。少なくとも、私にとっては…。
妄想日記の中の藤葉様は、もう、WINCHESTER一家の家族みたいです。あの3人の言動に振り回される藤葉様の「想い」を読んで、さらに私も振り回されました。その感じが、いまも、なんだかとても楽しいのです。知らないうちに熱くなって一体感を味わえる文章、これ、私の価値観では、命のある言葉、名文です。
余談ですが、先日友人(外国人です)が、「大変だ、ご飯がまだ熟してない!」と言いました。言葉はまちがっていますが、「炊けてない」というよりもずっと、「間に合わなかった」という感じがでていて、笑いながら納得しました。私自身は、そういう、活きている言葉に出会うのが好きです。
藤葉様は遠慮深くて人見知りいらっしゃるのに、
いつもすみません。ありがとうございます。
お引越しで、無理をなさいませんよう、ご自愛ください。実は私も、10月半ばに引越しをします。
Maxy494さん
妄想日記の中の私は、もう、WINCHESTER一家の家族みたい…ですか?(笑)
毎度恐縮&お恥ずかしいですが、最高の褒め言葉かも…です。
質の高いドラマ(小説なども)は世の中にそれこそ沢山あると思いますが、根っからの腐女子の私は、登場人物の関係&感情などの面で「妄想を働かせる余地のある」作品にもっとも深くはまり込む傾向があります。
ここ1年ほどは随分と色々なドラマや小説に巡りあってきたものの、XF以来、最も私の心を鷲掴みしてくれたのは、やっぱりSupernaturalということに。
SPN、細かくみればストーリー的に突っ込みどころも多い作品ではあるものの、こと家族の関係を描く上で、私がファーストシーズンを見始めた時に想像(妄想ですね…)した人物設定が、物語が進行してもちっとも揺るがないというところに、ドラマに一本筋を通そうという制作スタッフの並々ならぬ努力と思い入れを感じて、時々驚きに近い感動を覚えることも。
だから飽きっぽい私としては「きっと途中で挫折することになるだろうなー」という軽い気持ちで始めた妄想日記も、あと一歩でファーストシーズン終了!というところまで続けてくることができたのであるような気もします。
ということで、Maxyさん、私のいい加減さを考慮に入れた上で、これからもあまり堅く考えず、気楽に妄想日記にお付き合いください。
はじめまして。
こちらの良いスラッシュの書き方の記事とても面白かったです!私も海外ファンで二次創作ものを書いたりするのでこの記事は読んでためになりました。ありがとうございます!
それで、この記事がとても気に入ったので私のブログでこの記事シリーズからの引用とリンクを貼りたのですが、そうさせてもらってもいいでしょうか?
はちだんごさん
はじめまして。
一体どんな経緯でこんな僻地の日記に辿りつかれたのでしょうか?(笑)
はちだんごさんのブログ、チラリと覗かせていただきました。
「OZ」ですか!
それはまた渋いというか、強烈なところを…。
「OZ」については、いつか絶対その内に!と思いつつ、なかなか縁がなくて、ずっと未見のままになっています。
まだDVD化されていないのですね?残念。
スラッシュの書き方、について楽しんでいただけたようで(もちろんひとえにJeyhawkさんの力量のおかげなのですけども)、今更ながら嬉しい気持ちになります。
引用&リンクをご希望とのことですが、
原文を書かれた Jeyhawkさんご本人が、当時:
「This post is public, feel free to pimp it and to link people here.」
と明言されていることでもありますので、リンクしていただいて構わないと思います。
余談ではありますが、私のブログ、どこにもリンクしていないのにお気づきでしたでしょうか?
丁度この記事を投稿したすぐ後くらいに、おそらく「腐女子」というキーワードでおかしな具合にヒットしてしまったらしく、2チャンネルでこのブログが晒されかける、
ということがありまして、
以降、今思えば、ちょっと過剰に反応した形で、それまでリンクしていただいた方たちとのリンクを全て解消させてもらって今に至るという経緯があったのですが、
(この頃では、私の更新がまばらすぎることもあって…)
もうこの日記を2chに晒そうなんていう、物好きな人もいなくなったでしょうから、
僭越ながら、これを機に、リンク解禁ということにさせていただこうと思います。
簡単にお返事するつもりが、長々とすみません。
こんにちは 藤よう様
リンクと引用の許可をありがとうございます。リンクのトラブルの話は見聞きするのですが、藤よう様のブログでもあったと直接聞くと考えさせられます。
私のブログは腐向けですが、記事の内容は公式がゲイのマイナーな作品に限定しているためか、今の時代がやおいに寛容になっているためか、隠さずに公開していても嫌がらせを受けたことはまだありません。ですが、一部鍵付き記事もできるブログなので、こちらの記事を紹介する記事は鍵付にして、内輪の仲間に紹介するように配慮したいと思います。
ちなみに、こちらのブログ記事にたどり着いたのは、英語のオリジナル系スラッシュ小説にハマっているので、良い作品紹介記事を日本語で書いている方を見つけたいなと思い、Slash小説で検索していたからです。でも、まだまだ英語で読む方は少ないようですね。
私のブログを覗きに来てくださってありがとうございます。ええ、どマイナーなファンです(笑)同じ萌えるならメジャージャンルのファンになれれば良いのですが、もともと海外ドラマはNHKしか見てなくて、レンタルにあるXfileやスパナチュなどの人気海外ドラマはちゃんと見たことがないのです。OZは偶然にネット上の動画で全部見れたのでどハマりしました。過激すぎる内容は苦手でしたが、登場キャラの個性に惹きつけられました。でも、内容が反社会的すぎるので好き嫌いは激しく出そうです。私としては、シーズン3まで見て判断してほしい作品です。シーズン1はかなり過激なので。
だらだらと調子に乗って書いて失礼しました。リンクと引用の許可を本当にありがとうございます。では、失礼します。
はちだんごさん
リンクの解消については、当時はまだブログを初めて間もない頃でもあり、2chというのも全くの未知の存在だったため、
ちょっと過剰に警戒しすぎたところもあったなー、と今は思うのですけどね。
ひょっとしたら、勇気を出して…、後で、鍵付き記事のパスワードを教えていただきに伺うかもしれません。
その際には、ひとつよろしくお願いいたします。
「Oz」…、誘惑に負け、ついに観始めてしまうことになりそうです…。
シーズン6くらいまであるのでしたっけ?せっかく鑑賞を始めるのであれば、なんとかシーズン3くらいまでは制覇したいです。
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