2007年9月30日日曜日

今日は大人のSlash

ファーストシーズン最終話の妄想日記もほったらかしになっているのですが、引越しを目前に控えつつも相変わらずSlash読んでます。

最近読むSlashを選ぶ時には、主に作品の質を重視してNC-17というくくりにはそれほどこだわらなくなってきているのですが、時には、どういうわけか凄いNC-17ばかりにでくわす時もあります。

そんなわけで、今回はここ数日、つぎつぎと私のアンテナに引っかかってきたそんな作品を少しだけご紹介したいと思います。



私の日記を読みに来る方では、まず心配ないと思うのですが、年齢が達していない方、年齢が達していてもそういった内容に嫌悪感を覚えるという方がいましたら、今回の日記は全くの対象外ということになりますので、お帰りいただきますよう、お願いいたします。




まずは、

Leave You For the Chase」 Word count: 2,615語

これは先日ご紹介した、超強烈NC-17作品である 「Sweeter the Fruit」のSequel/companion piece (続き、というか兄弟編というか)とでもいうべき作品で、「Sweeter…」がJared のPOVだったのに対し、今回の作品は Jensen のPOVです。

前回の作品では、Jaredの、

「Sandyと別れられない自分がJensenがJeffと会うのを止めるわけに行かないけど、Jeffがバンクーバーに来るときには、自分も一緒に会うことにしてる。
だってJensenを一人で行かせたら、いつか自分のところに帰ってこない日がくるかもしれないから。」

なんていうJaredの独白に胸を打たれましたが、今回のJensen目線のお話もなかなかGoodです。

Jeffのことを愛してるけど、Jaredへの激しくて生々しい愛情の方がやっぱり上なのかも…なんて語る感じがなんとも。

前回の二本差しに対し、今回は Fist です…。その他のNC-17シーンももちろん全力投球です。

登場人物が三人いて、POVがJared、Jensen ときているということは…。

作者のze_pink_ladyさんも、多分三部作になると思うって言ってるので、この後 JeffのPOVが現れるのを楽しみに待ちたいと思います。



さてお次です。

Supernatural Fanの多くが(特に日本では)Jensen!Girl であることを考慮すると皆さんとっくにお気づきでしょうが、Jensenって本っ当に美人なんですよね。

この美人さん加減は、30歳を目前にした今になってさえ時にちょっと度を越しているとも感じるほどなのですが、彼がもっと若い頃には、

「ちょっと普通じゃないよね?」

「これって大丈夫?」

というくらいに色っぽい写真を沢山とられていて、Fangirlsのいけない妄想を掻き立てる材料になっています。

そんなどうみても普通じゃない(Gayすぎるし、唇がピンクすぎる…)写真」 の一枚に刺激されて書かれたのが、

Sometimes you might find」 Word count: 1,825語

Warning: teen!pornstars

夢だけを抱えて田舎から出てきた少年ジェンセンは、「容姿が可愛すぎる」ことでどこのバイトの面接も「きっと面倒が起こるから」と断られてしまいます。
「だったら容姿を生かせる仕事を紹介するよ」と言われて引き受けた仕事が…、あとは上記の警告を見てもらえばわかりますよね?

とても短いお話ですが、無垢な少年を食い物にする大人の世界の深みに落ちていく様子を本当に淡々と語る Jensen の目線がちょっと切ない感じです。

そんな過去を無意識に封印し、彼女を作ったりもして、そしてついにJaredに出会った現在、思わぬ形で過去が目の前に…。

短いお話なので、数行書いたあらすじで全て内容を書いてしまった気もするのですが、自分の過去や、それに関わった大人たちに腹を立てているわけでもない Jensen の語り口があまりにあっさりとしているだけに、最後までなんだか「ふわっ」とした切なさを感じさせてくれる作品です。



最後は、

(il)Licit」 Word count 40,000語

なんとこちらも pornstar!Jensen のお話。

一気読みで久々に消耗した作品です。

ある日酔った勢いで、JensenとMake outしてしまったJaredは、いざ先に進もうとした時、Jensenから「Sandyがいるだろ」と拒まれたものの、その後どうやっても自分の気持ちにもう嘘はつけないことに気付き、LAに帰った際、Sandyに別れを切り出します。

「Jensenが好きなのね?」と思いのほかあっさりと別れを受け入れたSandyが、「バンクーバーに帰ってから開けてね」 と別れ際にJaredに手渡したのは、なんと若き日の Jensen 主演の Gay Porn のDVD…。Sandyはその後も大量のDVDやビデオを送ってくるようになって。
(このSandyの行動も、かなり重要な伏線になっています。決して嫌がらせではありません。)

こちらでもJensenは、ドラマで役がもらえるようになるまで、完全BottomのPornstarとして数々の作品の主演を張ってきたということになってます。

40000語という読み応えたっぷりの作品中、しっかりとJensen&Jaredの感情の揺れ動きが書き込まれていて最後のハッピーエンドまでじっくりと紆余曲折を読ませてくれるのですが、私のように一気読みしようとすると、かなり体力を奪われる手強い作品です。

それよりなにより…、Max Sin という名前で Jensenが主演していた数々のPorn作品の内容を描写するシーンがとにかく凄くて!(笑)

こんな超美人のBottomが出演しているGay Porn、本当にあったら…、即買い!なんだけど…。


いやはや、どれもしっかりと書かれたいい作品で、まさにたっぷりと満喫させてもらいましたが、強烈な NC-17 ばかりっていうのも…、疲れるものですね。


次は「ほのぼの系」が読みたい。



***



最近また「Slash辞書」をお休みしているのですが、日記のお尻にくっつけるという今までのやり方だと、ただでさえ長い日記のボリュームがさらに増してしまうということもあって、日記への公開の方法を変えようと現在検討中です。

もし待っている方がいらっしゃった場合に、念のためお知らせまで。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉さん、お引越しお疲れ様でした。
SPNのS3の放送も米国で開始、見たくて仕方がないのですが、見れずに涙を呑んでいる私です…。

4万語を超える「(il)Licit」は手を付けるのには少々勇気がいるので(読み始めて止められなくなったら翌日が…)、「Sometimes you might find」を読んでみました。淡々とした語り口によって、余計にteenのJensenの出口のない苦しさが出てますね。誰かJenを受け止めてあげて~!と静かに焦ってしまう中、Jaredが懐が広くて、Jenと一緒にほっとしました。いいですね、この感じ・・・!

いつも楽しませていただいている藤葉さんに、何かお返しがしたいー、と常々思っていて、以前「spark」で喜んで頂いたので、あまり藤葉さんが読まれていないwincestを何かご紹介できたら!と考え続けて気づけば早くも夏も終わり、「これはお気に召すかしら・・・?」とか迷って足踏み状態です…チ、チキン。ひとまず肩慣らしというか、お引っ越しお疲れ様でした記念(?)に一本。ほのぼのとしたものが読みたいと仰っていたので、BigBang企画の中から「Rubber Ducky (You're the One)」を。題名からも予想がつくかもしれませんが、アヒル口を持つ彼がRubber Duckになってしまう、というお話です。兄弟の掛け合いが軽妙で、またアヒルちゃんな兄貴を抱え様々な意味で翻弄されているSamの姿が面白く、私は読んでてニヤニヤ笑いを浮かべてしまいました。すでに読了済みでしたら申し訳ありません。

藤よう さんのコメント...

takanameさん
SPN S3。私も同じくです…。
大人のファンとして、あまりがっつかずに、ゆっくり待機していてみようと自分に言い聞かせています。

大人のSlash、読んでいただけましたか。
短いけれども、切ないいい雰囲気が出ていますよね。

それに、ほのぼのWincestのお奨め、ありがとうございます!
BigBang で、このアヒルさんのお話、ずっと気になっていたのです。セットで投稿されているイラストは見にいったりしたのですが、後回しにしている内に Harlequin が始まったりして、すっかり忘れていました。
早速、「引越し後」の第一番目として読んでみたいと思います。楽しみです。

そういえば「細かすぎて伝わらないものまね」。今回の特番では、「スターシリーズ」の彼(バーベキュー)はいまひとつふるいませんでしたね。でも宝塚の彼女と経堂のコンビニ店員の彼は凄かった…。

匿名 さんのコメント...

ああ・・・!今回の「細かすぎて~」は見れなかったんです(涙)
スターシリーズの彼、出てたんですね。振るわなかったとは言え、見てみたかったです。やっぱり彼は、職人系のスターシリーズで徹底していったほうが面白そう。刀匠とかマグロはえ縄漁とかどうでしょ?(笑)

あと、アヒルについて追伸。
終盤リバで、短いですがbottomSam出てきますので、体調等により受け止めるのが駄目な場合はさらーっとスルーして下さいネ(笑)

匿名 さんのコメント...

kyuです。
唇がピンクJensen(大笑)
以前、昔のTeen雑誌でJensenを見つけたという書き込みをしましたが、まさにコレです!
この頃のJensenを表現する言葉が考えつかないんですが、オッサン好きとしては完全にスルーしてしまう非の打ち所がない美人だと思います。

藤よう さんのコメント...

takanameさん
刀匠とかマグロはえ縄漁!いいですね。
最近YouTubeで、彼の「またぎ」、「鷹匠」なんかのスターシリーズのクリップを見つけたのですが、やっぱり妙に笑ってしまいました。釣りとかロッククライミングとか私が見てなかったスターシリーズも色々あって、楽しかったです。

そして、まさに引越し後の第一番目として読んだアヒルさん、面白かったです!
アヒル・ディーンの妙な口の悪さがまたある意味可愛くて!しかもディーンが変身したのって、アヒルさんだけじゃなかったのですね。最後のリバというか、サムの変身バージョンも全然OKです。
またなにかお奨めのWincest見つけたらぜひ教えてください。
私は今日はここ数日で累積してしまった新規投稿分のRPSを読み耽ろうかと思っています。

藤よう さんのコメント...

kyuさん
例のお宝雑誌の写真、これだったのですか!?
確かにSoapに出ていた頃の顔なのかも。

私も正直、こんなピンクな唇の男の子を見ても全く食指を動かされません。
Jensen、まだまだ私の好みとしては美人すぎですけど、近頃ちゃんと大人の顔になってきて、ほっと(?)します。