明日の月曜日からは、また新たな職場での仕事が始まります。
(と言っても、また当面は一日7時間のバイト生活であることは変わりませんけども)
ということで、今後の日記書きの時間がどのくらい確保できるものかまだ見えないということもありますので、
新型インフルもなんのそので無事開催されたAsylum Con のレポートをちょろちょろ覗き見してきた感想文を毎度ながら少しだけ書き出しておきたいと思います。
☆
そろそろ少しずつアップされ始めた今回のConのPhoto shoot の写真をみて、ん?と違和感を感じ、なんだろうこの違和感…と、じっくり見返すと、
(髪が少し伸びたJensenがまるでDawson’s Creek のCJになってる!(笑)ってことを除けば)
J2が、全くFangirlsに触れてない!
Fanとの間に微妙な距離を保って、疲れ気味の笑顔を浮かべているJ2(特にJensen)という構図はなんだか寂しい感じがします。ふと頭に浮かんだ可能性は、
あー、これって新型インフルを警戒してっていうこと?
詳細な情報は時間もなくて全く調べていないのですが、Conの参加レポートをちらちら斜め読みしている中での印象としては、(やはりどうも新型インフルを警戒して?)Jared & Jensenに限り、今回のConではFanはゲストに触れてはいけませんというお達しが出た模様。
Mishaや他のゲストたちに関してはその限りではなく、いつものようにべったりとハグして写真を撮ったわ!という声もあり、
Jaredもサインの時や写真撮影の前後などにFanと握手をしたりしてくれているという話もレポートの中でみかけたのですが、
高いお金を払ってConに参加するFanが最も楽しみにしているJ2と一緒の写真撮影に関しては、一切J2に触れてはいけませんというルールになってしまったようです。
(確かに二人しかいないドラマの主要登場人物に万一のことがあったら一大事ですもんね)
今回の J2 No Touch のお達しが、今後別の場所で開催されるConに対しても適用されるのでは?!という危惧を表明しているFanの声も出てきていますけれども、
インフルエンザの流行が落ち着けば、また元に戻るのじゃないかなーとは思うものの、どうなるでしょうね。
―――
それにしても、思い起こしてみると、Asylum Conって、第一回は、番犬Jared不在のまま、たった一人で参加してくれたJensenにCrazy Fanが飛び掛るというもはや伝説の「Flying Fan」が出現。
そういえばあの時もJensenはブルネットの美女を同伴していたという話でしたよね。あれってやっぱりDanneelだったのでしょうか。
当時は、同行した彼女はFanの目には触れないよう姿を隠していたという印象でしたが、最近ではだいぶ恋人同伴がオープンになってきた感じがします。
今回、Conの会場には来ていなかったようだけれどもDanneelとGenevieveが会場近くの?ディスコに姿を見せて、GenevieveのサインをもらったなんていうFangirlもいたというレポートも目にしました。
とはいえ、本来であれば、2年もRubyとしてSPNに参加していたGenevieveは、正式なConのゲストとして招待されて当然のところ、共演を機にJaredと恋人関係になってしまったことで、彼女に対するFangirlsの感情がかなりこじれてしまっていると危惧されたのか、会場に入ることも出来ずに姿を隠すような状況になってしまっているのは…、
今回のConにも沢山参加している、1度や2度の登場エピソードしかないのに何度もConに招待されているゲストもいることを考えると、なにかとても不自然であるような気がしてしまいます。
あれほど多くのFangirlsから「大っ嫌い!」と嫌悪感をあらわにされ続けた初代RubyのKatie Cassidyや、Bella ことLauren Cohanも実際にConに参加してみた結果は、とてもいいものでしたよね。
もちろんKatieもLaurenも、J2との間に恋愛的な気配は一切感じさせなかったという違いはありますが…、
Genevieveの存在ってやっぱり難しいのでしょうか。
あー、すっかり話がそれてしまいましたが、
第二回は、参加予定だったJaredが『13日の金曜日』の撮影スケジュールの都合で直前にキャンセル(つまりJ2が二人ともいないConということに)、
そして今回の第三回は、せっかくJ2が揃って参加してくれたにも関わらず(新型インフルの影響で?)J2へのお触り禁止、
Asylum Conの第一回の開催が騒がれ始めた頃、
「参加者以外には開催場所も開催日時も秘密で、実際に閉鎖された精神病院で行われる…」
なんていう噂が流れた気がするのですが、(そういえば、実際にどこで開催されてるのか、私いまだに知らないです)毎回こうもなにかしら不慮の事態が起こるというのは、その会場になにかいわくがあるのだろうか、なんて思ってしまいます。
☆
レポートの覗き見感想文でした。
といっても、まだほんのわずかなレポートを読んだだけなのですが、
以下、記憶に残った話題を箇条書きに少しだけ書き出してみます。
☆
今回のConには、若きJohn Winchester こと Matthew Cohen と若き Mary Winchester こと Amy Gumenick が初参加していたのですよね!(笑)
この二人のパネルのレポートはほとんどチェックしていないのですが、Matthew(Matt)発のなんだか可愛いコメントをちょっとだけみつけたので、それだけ書き出しておきます。
Matt:
Matt wants to grow up to be JDM.
マットは大人になったらJDMになりたいんですって。
(数枚アップされていた無精ひげを生やしたMattの写真をみると、本当にこのまま順調に成長したらJDMになれそう!と思える感じに、JDMに良く似てます!)
Jensen asked Matt out on a date, or so matt says
ジェンセンはマットをデートに誘ったんですって、少なくともマットが言うにはね。
(Matt&Amy&Samanthaのパネルについては、レポートもまともに読んでなければ、映像もチェックしていないのでどんな流れでこんな話になったのか皆目わかりませんが…、
J2のパネルだったかで、Jensenが「In the Beginning」の時は、Jaredがいなくて本当に寂しかった…なんて言ってたという報告もあるので、「In the Beginning」の撮影中、一週間の撮影の休みを利用してハワイかどこかに遊びに行ってしまったというJaredに当てつけるため、Jensenは、仲良しなJDMにそっくりなMattを「ご飯でも食べに行こう?」って誘ったのかも…)
Matt enjoyed SPN the most out of his career.
マットは、彼のこれまでの俳優としてのキャリアの中でSPNが一番楽しかったんですって。
(これはJ2を初め、本当にあらゆる共演者がこれまで口にしてきた意見ですよね)
それについては若きMaryことAmyも同様なようで:
Amy is spoiled by how nice everyone is on SPN because other shows aren't so friendly in comparison, Sam agrees J2 are so "easy & nice
エイミーは、SPNでは誰も彼もが優しくて甘やかされちゃったとのこと、だって他のドラマの現場ってそれほどフレンドリーではないものだから、(若い二人と一緒のパネルだった大人のママこと)サマンサもJ2は、とんでもなく「気さく&親切」だってことに同意してた。
Matt wants to play Mary, Sam likes Ruby, Amy would love to be one of the boys!
(SPNの別のキャラクターを演じるなら誰という質問に?)
マットはママを演じたくて(←どうして?(笑))、サマンサはルビーが気に入ってて、エイミーは兄弟のどっちかが演じたいとのこと。
☆
Jensen:
Jensen、レーシックを受ける?
これまで投稿された今回のConのJensenのアップの写真を見ると、左目の瞳の横に血が滲んでいるのがわかるものがありますよね?
あれはもちろんJaredに殴られたのでもなんでもなくて、目のレーザー手術をしたからで、あの血は数週間(だったかな?)で消えるとのこと、なんていうレポートがありました。
まだ白目の部分に血が滲んでいるのに写真撮影なんかで何百回(パネルの時を合わせれば何千回?)もフラッシュを浴びたりして大丈夫なの?と、ちょっと心配になったりもしますが、きっとお医者さんの許可は出ているのでしょうね。
今回いつにも増してJensenが疲れている感じだった、という意見もありましたが、目の手術からも間もない上、Conの直前まではスコットランドに滞在したり、その前5日間はパリにいたそうで、今回のConのため直前にイギリス入りしたJaredと比べて疲れが目立っていてもしょうがないのかもという感じ。
***
そんなJensenはHiatusに入って以来髪を伸ばして(Jaredの髪にあこがれて?)いるようで、ファンとの写真撮影の時のように前髪を真ん中分けにしてセットすると、まるでDawson's Creek!に戻っちゃっていましたが(笑)、Jensenの髪の毛についてはこんなレポートも:
At Jensen's table, I had him sign the J&J pic and the silly pic and he pointed out that he thought he looked better in the silly pic rather than the smiley pic - because of his hair!!!!
ME: Yeah! Did you have your hair cut?
JENSEN: No! It's longer than it normally is *running his hands through his hair*...
ME: Yep, it's very Dawson's Creek! (WTF?! I SAID WHAT?!)
JENSEN: *laughs* Yes! See, it doesn't help that I have someone do my hair for nine months of the year. I don't know how to actually do my hair, it does whatever it wants to after my shower!
ME: *laughs* It's ok, I wear a scarf, I have no idea how to do mine either!
JENSEN: good point, I should wear one tomorrow
Jensenがサインしてるテーブルに、私はサインしてもらうためにJ2の写真と、Silly Pic(ふざけた顔の写真)を持っていったの、すると彼は、笑顔の写真よりもふざけた写真の方が良く見えると思うっていうの、-それも髪型がいいっていう理由だけでなのよ!!!!
私:そうね!あなた髪を切ったの?
Jensen:切ってないよ!普段より長くなっちゃってるんだ(と髪に両手を走らせ)…
私:ええ、その髪型、すっごくDawson’s Creekよね!(なんですって?!あたしったら何を言ったのよ?!)
Jensen:(笑)そうなんだ!ねえ、年のうち9ヶ月も、髪のことを人任せにしてるってのが間違いだよね。僕は自分の髪をどうセットしていいか分からないんだ、シャワーの後、髪の毛がそうなりたいように任せるだけでさ!
私:(笑)それでいいのよ。わたしなんかスカーフを被っちゃうわ、私も自分の髪をどうしていいかわからないから!
Jensen:それいいね、僕も明日はスカーフを被るべきかも。
***
そして、そして、そして、J2の二人のパネルのどこかで?下のような話が出たのですか?!
One really lovely thing: Jensen said he'd spent some time with JDM just before he left for the UK. He told us JDM would really like to do a con here but is too busy, and he sent his love. Aw. Let's start the campaign to get him invited to Asylum 4!!! I know that chances are slim but, man... I'm a John-gal at heart. Always will be.
一つとってもラブリーなことが:Jensenは、イギリスに出発する直前、JDMと一緒に過ごす時があったんだって言ったの。
(この二人!いまだに連絡を取り合ってて、二人ともLAにいる時には遊ぶこともあるってことなの??!!)
彼は私たちに、JDMも本当に(Asylum)Conに参加したいっていう気持ちはあるんだけど、でも忙しすぎるからって、彼から彼の愛を預かってきたよって話してくれたの。あう~。ぜひとも第4回Asylumに彼を招待するキャンペーンを始めましょうよ!!!チャンスはごくわずかだってことは分かってるでも、ねえ…私って、心の底からJohn-galだから。これからもずっとね。
(注:上の文章はあくまでAsylumに参加したとあるFangirlのコメントで私が書いたものではありません)
***
Jensen dragged Jared to cinema to see F13 to pay back for MBV.
Jensenは、My Bloody Valentineの時の仕返しとして、13日の金曜日を観るためJaredを映画館に引っ張っていったんですって。
(これも前後の流れがわからない!このデートは二人で?バレンタインデーの前日だし、それぞれの彼女と4人だった可能性が高いのかな?今回はもちろんJensenがディナーをご馳走したんでしょうね?)
***
最後に
(って、まだJensenのパネルのレポートも詳細をチェックしてないのですけど、この頃は長文のレポートの代わりにTwitterの履歴のコピーが貼り付けてあるだけっていのが多くて、なかなかパネルの全容がわからなくて…、とりあえず今回は…)
ワンコ関係の話題で(Twitterのためほとんど前後の流れがわからないのですが…):
Jared is Jensen's canine companion.
Jared は Jensen にとってイヌ科の友達である。
Jensen has a cute little dog that Danneel bought
Jensen は Danneel が買った可愛い小型犬を飼っている。
Cockapoo, white one called Icarus.
種類はコッカプー(コッカースパニエル(cocker spaniel)とトイプードル(miniature poodle)のミックス犬)で、白、名前はイカルス。
Jensen has pics of dan's dog on his phone. Bff w/ Harley & Sadie.
Jensenは、携帯にDanneelの犬の写真を保存している(で、会場の皆にも見せてあげたそう)。イカルスは(大きなお兄ちゃんとお姉ちゃん)Harley&Sadieと大の仲良し。
***
まだまだ、たくさんの楽しい話題をもらしていそうですし、結局Jaredの話題には触れられないままですが、明日は新しい職場に出勤しなければならないので、今回はとりあえずこのくらいで投稿してしまうことにします。
新しい仕事の状況によりますが、なるべく早く続きを投稿できればと思っています。
2009年5月31日日曜日
2009年5月30日土曜日
Bisou Morgan
Supernaturalエピソード考察の続きを書こう、書こうとは日々思っているものの(こればっかり…)、バイト先の仕事も最後の追い込みで忙しくなったりして(5月末を持って無事退職となり、来週の6月1日からは新しい職場に移ります)、残業があったわけでもないのに微妙に体力を消耗し、家に帰ってくるとなんだかぐったりとゴロゴロする日々が続いていました。
そんな中、(無意識に癒しを求めてか…)動いているJDMの姿を求めてYouTubeをほんのちょこっと覗いたりしてみたところ…
本当に今さらですが、3月12日放送の
“The Bonnie Hunt Show”
を見つけてしまいました。
そう、某世界での二人の息子たちもそれぞれの映画のプロモーションのため Jensenが1月、Jaredが2月に出演していたBonnie Hunt Showに、JDMも Watchmen のプロモのため出演していたのですよね。
この映像の表紙とでもいうんでしょうか?JDMとBonnieの静止画像は前にみたことはあったような気がするのですが、
私、JDMのことは大好きだけれども日頃はあまり彼の最新のニュースやインタビューを追いかけてチェックする方ではなくて、
(もちろん最近の彼はビッグなムービースターになってしまったので全てを追いかけようと思ったらきりがないということもあります)
たぶんこの JDM in Bonnie Hunt の映像はこれまでスルーしてしまっていたのだと思うのですけど、
別のJDM関係の映像をチェックするために久々にYouTubeに出かけてみると、なんとJDMの愛犬BisouちゃんがJDMの隣に座っている映像(の表紙?)が画面の片隅に出ていて、
んっ?Bisouちゃん、トークショーに出演したの?!
とびっくり!次の瞬間には反射的に映像を再生してました。
JDMの正式なプロフィールにも
Bisou which means "a little and sweet kiss" in French. Bisou is a female 9-year-old Rottweiler mix.
(実際には、現在彼女は12歳になったそう)
なんていう紹介文が出ていたりするほどのJDMの最愛の愛娘Bisouちゃん。
これまでいくつかみた写真などでは、大きなJDMが抱っこしたりしていたせいもあってか、もっと小柄なイメージがありましたが、今回改めて動いている姿を目にするとロットワイラーの雑種というだけあって、思ったより大きい子だったんだ!と、それにもちょっとびっくりしました。
(Jared P氏の二匹合わせて200ポンドなんていう Babies は、どれほど大きいんでしょう!)
でも Bisouちゃん、可愛いいいーっ!!!!!
あー、また猛烈に犬が飼いたくなってきた…。
☆
ということで、JDMが愛情をこめて語るBisouちゃんのエピソードが、思わず涙がでちゃうほどに可愛かったので、毎度ながら日々の雑事に取り紛れてすっかり忘れてしまう前に、覚書として少し書き出しておきたいと思います。
以下、JDMが出演した3月12日放送の 『The Bonnie Hunt Show』 から、(あえて映像へのリンクはつけませんが)私の頼りない英語耳で体力の許す限りで聞き取れた範囲での抜書きです。
登場したJDMに、
「ねえ、あなたを見るといつもちょっとだけロバート・ダウニー・Jrを思い出すのよ」
「ああ、何度か言われたことあるよ」
「彼と仕事をしたことがあるんだけど、大っ好きなの。彼ってすごく才能があるのに、優しいしとってもいい人で」
と(私としては、このセクシーガイを前にして、いきなり別の男性を褒めるの?とちょっと驚きの)口火を切ったBonnieではありますが、長い下積みのおかげもあってか全くおごったところのないJDMは、穏やかに笑顔で返します。
「ああ、俺なんかと比較にならないような人物と比較されたりした時には、素直に受け入れることにしてる…」
「もちろん!あなた自身もユニークなとっても素敵な個性を持ってるってことは承知してるわよ」
「どうしてこの番組に出てくれることになったの?」(←この質問全く違うかも…)
「プロデューサーのブランドンから話をもらって-He’s lovely by the way-and the boy’s little have a thing for you.(彼はラブリーな青年だよな。それにちょっと君に惚れてるようだし…)」
「ほんと?」「ほんとさ」「なんでそれを私に言ってくれないのかしら。ブランドン?!女の子って時々そういう言葉を聞かせてもらう必要があるのよ!」
「…もうここしばらくずっと(Watchmen宣伝のための)プレス関係の仕事をやってきて、この週末はもうこれ以上は無理だって言ってたんだけど、彼から電話をもらって相手は君だって聞いたら、どうしてノーって言えると思う?」
「まあ、優しいのね。嬉しいわ」
などなどのやりとりの後、
続いて俳優になるに至ったエピソード:
元は描いた絵を売ったりなんていうアートの仕事をやっていたけど、俳優志望の友達のLAへの引越しを手伝った時、LAで会った人に君もやってみたらといわれて気付いたらロジャー・コーマン(?)の映画に出てた…。彼はすごいよ。制作費5ドルみたいな映画を年に50本も作るんだからね。
両親は今となっては120%成功すると思ってた、なんて言うと思うけど、20数年前の当時はシアトルに残れって随分説得されたし、俳優なんて、なにやってんだって思ってたと思うよ、とかなんとか…
を語り、
『P.S. I love you』のプレミアに招待したお母さんに
『Watchmen』のプレミアに招待したお父さん(まさに数十年後のJDMの姿という感じ!)と
それぞれと一緒に撮った最近の写真が紹介され、
(a sister と step-brother(s?)とstep-sistersがいるとも言ってたので、ご両親は離婚して現在はそれぞれ別の家庭を持ってるってことなんでしょうけど、こうして出演作のプレミアに招待するなんて、いまだにどちらともとても仲良くやってるってことなんでしょうね)
なんらかの成功を手にした時の一番いい部分っていうのは、それを家族と分かち合えるってことだ。
そういえば母さんは君の番組を見てるよ、いつだったか電話で彼女は最高って言ってた。
いずれは義理の母になる人だから、そんな風に言ってもらうと嬉しいわ。
(毎度ながら、すました可愛い笑顔でそう語るBonnieに大ウケのJDM。このBonnieの妄想癖に真顔で応対したJaredってかなりのツワモノです!(笑))
俺の母さんも君のことを大好きだから、ぴったりだね。
子供の頃(学生時代)はかなりのワルガキ(Trouble Maker)だった、と告白するJDM、Bonnieから、当時やってた悪さってInnocent Stuff(無邪気な悪戯なの)?と聞かれると、一瞬無言になってしまい、それを見て真実を察した様子のBonnie…。
ほとんどは無邪気なものさ、でもなにしろとんでもない数の悪戯をしてたからね。
で、
CMの後はJeffreyがワンちゃんと一緒に戻ってきます!
ということで画面が切り替わると、会場の大きな歓声にも動じずJDMの座るソファの隣にとってもお行儀良くお座りしたBisouちゃんの姿が!
Jeffery Dean Morgan and his beautiful dog Bisou! 彼女とってもキュートね!12歳なんですって?ああ、(12歳だけど)見た目はBabyで、本当に可愛い子なんだ。
この子の眉毛をみてちょうだい。と、目の上に丸い眉があるBisouちゃんの顔がアップになり、
さっきもJefferyと話してたんだけど、この子って眠ってても起きてるようにみえるのよね。おかげで彼女は最高の番犬になれるってわけさ(ドラマや映画の中でも、大きなお屋敷の庭に放されている凶悪なガードドッグといえば、ドーベルマンと並んでロットワイラーをよくみかけますよね)。え?…ほんと?いやいや、この子はRidiculously nice(もうどうしようもなく大人しくていい子)なんだ。
この子を救った時の話をしてちょうだい。
海岸を散歩してた時、Some Kids(って言っても、JDMの話の感じでは十代くらい?)が「子犬がいます」っていう張り紙をしたダンボール箱を持ってた。まだせいぜい生後一日か三日くらいの生まれたてで、この子は箱の一番下にいたんだ。まだ目も開いてなくて、それこそ俺の掌に丁度乗っかるくらい小さかったんだ。(箱を持ってた)ヤツラは300ドル払えなんて言ってきたんだけど、俺は20ドルしか持ってなかった。それで、このチビをくれ、じゃなきゃこいつはとても今日一日も持たないだろうからって、この子を連れて帰った。獣医に連れて行ったが、小さすぎるし母親のそばに置いとくべきだと言われた。でも一ヶ月哺乳瓶でミルクをやって、そんな時この子は、いつもやたらにキスしてくるんで、名前もBisou、つまりフランス語のキスって意味だけど、そうつけて。
で、12年後、こうしてここにいるってわけさ。
そんなことを語るJDMの隣で、生真面目な顔でDaddyの話を聞いているようにみえるBisouちゃんの可愛いこと!
この子、あなたがお出かけするの好きじゃないんですって?
大っ嫌いなんだよ!スーツケースを出すと、世界の終わりみたいな顔して、スーツケースの上に乗っかって俺に荷造りをさせないようにするんだ。
…ここ数日も街に戻ってきたばかりで部屋の中にスーツケースが出してあったんだが、すると家の中に悪い動物がいる!みたいな顔で、スーツケースの周りを遠巻きにうろうろ歩き回って、睨み付けてるんだ。
ありがたいことに、君の番組は犬を連れてきませんか?と聞いてくれたんで、はいって返事をしたんだ。
なぜなら黒い車が家の前につくと、彼女は俺がまた空港に行ってしまうと思うから…。
私も出かける前の日に荷造りして、(犬から見えない)家の外に出しておくのよ。当日すっと出かけられるように。
俺なんか毎度出掛ける前5分でなんでもかまわずに荷造りするから、いつも中身は酷いことになってる、靴下一足に下着一枚で出掛けるなんてことに、でも急がないとこの子につかまっちゃうからね…。
(この辺り、JDMがあまりに楽しそうに早口で話すもので、完璧に聞き取りが嘘っぱちになってきてます…)
人間たちの長話に飽きたらしいBisouがぺたっとソファにあごを落とすと:
まあ見て、なんて可愛いの、彼女油絵みたい!
今日は、彼女ここへくるの喜んでたのかしら。
もともと出掛けるのは大好きで、それに、ここしばらく家にこもってたから。
2ヶ月くらい前、この子は階段から落ちたんだよ。獣医に連れていったら、4箇所怪我してることがわかった。前脚を二本一緒に固定されて入院して、良くても脚を失うことになる(最悪の場合、命も…)なんて言われてたんだが、名医に手術してもらうことができて命拾いした。今ではウサギも追いかけられるよ。
そこで起こった大きな拍手にぴくっと頭を上げて、まん丸の目で周囲を見回すBisouちゃんがまた可愛いです!
あなたってとっても優しい人なのね。
あー、やめてくれよ。
ええ、ええ、それでもこの子を引き取って、手間と時間をかけて立派に育て上げたってことは、本当にすばらしいことよ。それって(女が)一番魅力を感じる要素じゃないかと思うわ。
(そうかい?という風に笑顔で両眉を吊り上げて、Bonnieの手を取りキスするJDM!)
そしてチャリティーのためにゲストから提供してもらうプレゼントとして「コメディアン」のアクションフィギュア(アイマスク付と無しの二種類&JDMのサイン付)を紹介し、番組は終わります。
Bisouちゃんが登場してからのJDMは、まさに愛娘にメロメロのDaddyという感じで、BonnieがBisouを褒める度に目尻を下げっぱなしの嬉しそうな笑顔をみせるという、完全な親馬鹿ぶりを発揮していて!(笑)
そこがまたなんとも可愛くてときめきます。
☆
Bisouのスペルを調べるため、超久々にJDMのプロフィールを覗きにいったところ、いくつか新しい発見がありました。
まずはたぶん以前からプロフィールには入っていたのでしょうが、スポーツ音痴の私は完全にスルーしていた情報として:
The Seattle native also loves to root for his home team, the Seattle Seahawks
シアトル出身で、骨の髄まで彼の地元チームであるシアトル・シーホークスを愛している。
確かおととしくらい、世界中のFangirlsに初めて、「J2ってどれだけ一緒にいれば気が済むわけ?!」 と驚愕の声を上げさせた最初の出来事だったと思うのですが、
たまの二人揃っての撮影のお休みに、二人でシアトルに、
Dallas Cowboys vs. Seattle Seahawks
のアメフトの試合を観戦に行ったことが(たぶん地元のFangirlに)スクープされ、
この時のことは後に来日したJensenも、
Jaredとは二人で撮影のお休みにシアトルまでCowboysの試合を見に行ったりして(この時は、大方の予想を裏切る形でJ2の地元テキサスのチームである強豪Cowboysが負けたっていうのに…)とても楽しかった、それに彼に甚平のお土産も買っちゃったんだ!大きいサイズを買ったから、たぶん彼も着られると思うんだけど…
なんてことを(確か、品よくプレッツェルなんかをつまみつつ)可愛く語ったりしていましたが、
当時、ひょっとして…シアトル出身(ってことは、まず間違いなくSeahawksファンであるはず)のJDMも、「一緒に試合を観に行こうよ!」って誘ったりしたのかも…
そこから妄想を膨らませたFangirlにより、
J3が三人でアメフト観戦に出掛け、久々にJ2と一日一緒に過ごしたJDMが、J2の二人が普通の親友を超えた仲良しになっていることにうっすら気付く…
というようなSlashまで(あれは名作だった…)書かれたりもしたものでしたが、
やっぱりJDMはSeahawksファンでした!
(あの時の試合、JDMは誘われたものの仕事でスタジアムには行けなかったのか…、たまのお休みを水入らずで過ごしたいJ2があえて声をかけなかったのか…、J2が二人でいる!という事実に衝撃を受けたFangirlの視界にJDMが入らなかっただけなのか…)
J2は昨年も、今回はボディーガードの(うー名前が出てこない…)おじさんと一緒にまた二人揃ってアメフト観戦に出掛けていましたっけ。
(とにかく離れられない二人…、そういえば、もうイギリスのAsylum Conも始まったのかな?イートン校が新型インフルで休校なんていうニュースを見かけた気がするけど、無事にロンドンで開催されることになったのでしょうか?)
そして!しばらく前から噂だけをちらっと聞いて、ものすごく気になっているJDMが出演する新しい映画の話:
Taking Woodstock
The busy actor has also completed production in Upstate New York on Oscar-winning director Ang Lee's Taking Woodstock (2009) for Focus Features. The film is an adaptation of the memoir of Elliot Tiber, who played a role in helping the historic 1969 music festival unfold on his neighbor's farm. Morgan plays Dan, the brother of Emile Hirsch's character and a closeted gay married man who is having an affair with Elliot (Demetri Martin).
伝説の野外ライブ、ウッドストックの開催を実現させた Elliot Tiber という実在の人物を描いた映画(しかもどこかの映画紹介ではコメディーとなってたような…)ということなのですけども…、
JDMは、Danというクローゼットに隠れたゲイの既婚男性で、主人公のElliotと関係を持つ(浮気する?)役を演じるとのこと!
Jaredも 「I don’t kiss Jensen….in public…」 なんて固いことを言わず、そろそろ公けの場でハグ以上のいちゃいちゃを見せる時が来たってことなんじゃないの?
(ぜひAsylum Conで…。
SPNがHiatusに入って以来のここしばらく、SPN Fandomは、新しいStar Trekと American Idolのファイナリストの可愛いカップルに完全に乗っ取られそうになってることだし…)
音楽に全くもって疎い私でも、耳にしたことがある『ウッドストック』がテーマということなら、きっと日本でも公開されますよね?
早く観たい~~~~~!!!
☆
またちょこっとだけ短い日記を書くつもりが…。JDMのこととなると、つい我を忘れがちで。
SPNのエピソード考察、忘れちゃいそうです。
そんな中、(無意識に癒しを求めてか…)動いているJDMの姿を求めてYouTubeをほんのちょこっと覗いたりしてみたところ…
本当に今さらですが、3月12日放送の
“The Bonnie Hunt Show”
を見つけてしまいました。
そう、某世界での二人の息子たちもそれぞれの映画のプロモーションのため Jensenが1月、Jaredが2月に出演していたBonnie Hunt Showに、JDMも Watchmen のプロモのため出演していたのですよね。
この映像の表紙とでもいうんでしょうか?JDMとBonnieの静止画像は前にみたことはあったような気がするのですが、
私、JDMのことは大好きだけれども日頃はあまり彼の最新のニュースやインタビューを追いかけてチェックする方ではなくて、
(もちろん最近の彼はビッグなムービースターになってしまったので全てを追いかけようと思ったらきりがないということもあります)
たぶんこの JDM in Bonnie Hunt の映像はこれまでスルーしてしまっていたのだと思うのですけど、
別のJDM関係の映像をチェックするために久々にYouTubeに出かけてみると、なんとJDMの愛犬BisouちゃんがJDMの隣に座っている映像(の表紙?)が画面の片隅に出ていて、
んっ?Bisouちゃん、トークショーに出演したの?!
とびっくり!次の瞬間には反射的に映像を再生してました。
JDMの正式なプロフィールにも
Bisou which means "a little and sweet kiss" in French. Bisou is a female 9-year-old Rottweiler mix.
(実際には、現在彼女は12歳になったそう)
なんていう紹介文が出ていたりするほどのJDMの最愛の愛娘Bisouちゃん。
これまでいくつかみた写真などでは、大きなJDMが抱っこしたりしていたせいもあってか、もっと小柄なイメージがありましたが、今回改めて動いている姿を目にするとロットワイラーの雑種というだけあって、思ったより大きい子だったんだ!と、それにもちょっとびっくりしました。
(Jared P氏の二匹合わせて200ポンドなんていう Babies は、どれほど大きいんでしょう!)
でも Bisouちゃん、可愛いいいーっ!!!!!
あー、また猛烈に犬が飼いたくなってきた…。
☆
ということで、JDMが愛情をこめて語るBisouちゃんのエピソードが、思わず涙がでちゃうほどに可愛かったので、毎度ながら日々の雑事に取り紛れてすっかり忘れてしまう前に、覚書として少し書き出しておきたいと思います。
以下、JDMが出演した3月12日放送の 『The Bonnie Hunt Show』 から、(あえて映像へのリンクはつけませんが)私の頼りない英語耳で体力の許す限りで聞き取れた範囲での抜書きです。
登場したJDMに、
「ねえ、あなたを見るといつもちょっとだけロバート・ダウニー・Jrを思い出すのよ」
「ああ、何度か言われたことあるよ」
「彼と仕事をしたことがあるんだけど、大っ好きなの。彼ってすごく才能があるのに、優しいしとってもいい人で」
と(私としては、このセクシーガイを前にして、いきなり別の男性を褒めるの?とちょっと驚きの)口火を切ったBonnieではありますが、長い下積みのおかげもあってか全くおごったところのないJDMは、穏やかに笑顔で返します。
「ああ、俺なんかと比較にならないような人物と比較されたりした時には、素直に受け入れることにしてる…」
「もちろん!あなた自身もユニークなとっても素敵な個性を持ってるってことは承知してるわよ」
「どうしてこの番組に出てくれることになったの?」(←この質問全く違うかも…)
「プロデューサーのブランドンから話をもらって-He’s lovely by the way-and the boy’s little have a thing for you.(彼はラブリーな青年だよな。それにちょっと君に惚れてるようだし…)」
「ほんと?」「ほんとさ」「なんでそれを私に言ってくれないのかしら。ブランドン?!女の子って時々そういう言葉を聞かせてもらう必要があるのよ!」
「…もうここしばらくずっと(Watchmen宣伝のための)プレス関係の仕事をやってきて、この週末はもうこれ以上は無理だって言ってたんだけど、彼から電話をもらって相手は君だって聞いたら、どうしてノーって言えると思う?」
「まあ、優しいのね。嬉しいわ」
などなどのやりとりの後、
続いて俳優になるに至ったエピソード:
元は描いた絵を売ったりなんていうアートの仕事をやっていたけど、俳優志望の友達のLAへの引越しを手伝った時、LAで会った人に君もやってみたらといわれて気付いたらロジャー・コーマン(?)の映画に出てた…。彼はすごいよ。制作費5ドルみたいな映画を年に50本も作るんだからね。
両親は今となっては120%成功すると思ってた、なんて言うと思うけど、20数年前の当時はシアトルに残れって随分説得されたし、俳優なんて、なにやってんだって思ってたと思うよ、とかなんとか…
を語り、
『P.S. I love you』のプレミアに招待したお母さんに
『Watchmen』のプレミアに招待したお父さん(まさに数十年後のJDMの姿という感じ!)と
それぞれと一緒に撮った最近の写真が紹介され、
(a sister と step-brother(s?)とstep-sistersがいるとも言ってたので、ご両親は離婚して現在はそれぞれ別の家庭を持ってるってことなんでしょうけど、こうして出演作のプレミアに招待するなんて、いまだにどちらともとても仲良くやってるってことなんでしょうね)
なんらかの成功を手にした時の一番いい部分っていうのは、それを家族と分かち合えるってことだ。
そういえば母さんは君の番組を見てるよ、いつだったか電話で彼女は最高って言ってた。
いずれは義理の母になる人だから、そんな風に言ってもらうと嬉しいわ。
(毎度ながら、すました可愛い笑顔でそう語るBonnieに大ウケのJDM。このBonnieの妄想癖に真顔で応対したJaredってかなりのツワモノです!(笑))
俺の母さんも君のことを大好きだから、ぴったりだね。
子供の頃(学生時代)はかなりのワルガキ(Trouble Maker)だった、と告白するJDM、Bonnieから、当時やってた悪さってInnocent Stuff(無邪気な悪戯なの)?と聞かれると、一瞬無言になってしまい、それを見て真実を察した様子のBonnie…。
ほとんどは無邪気なものさ、でもなにしろとんでもない数の悪戯をしてたからね。
で、
CMの後はJeffreyがワンちゃんと一緒に戻ってきます!
ということで画面が切り替わると、会場の大きな歓声にも動じずJDMの座るソファの隣にとってもお行儀良くお座りしたBisouちゃんの姿が!
Jeffery Dean Morgan and his beautiful dog Bisou! 彼女とってもキュートね!12歳なんですって?ああ、(12歳だけど)見た目はBabyで、本当に可愛い子なんだ。
この子の眉毛をみてちょうだい。と、目の上に丸い眉があるBisouちゃんの顔がアップになり、
さっきもJefferyと話してたんだけど、この子って眠ってても起きてるようにみえるのよね。おかげで彼女は最高の番犬になれるってわけさ(ドラマや映画の中でも、大きなお屋敷の庭に放されている凶悪なガードドッグといえば、ドーベルマンと並んでロットワイラーをよくみかけますよね)。え?…ほんと?いやいや、この子はRidiculously nice(もうどうしようもなく大人しくていい子)なんだ。
この子を救った時の話をしてちょうだい。
海岸を散歩してた時、Some Kids(って言っても、JDMの話の感じでは十代くらい?)が「子犬がいます」っていう張り紙をしたダンボール箱を持ってた。まだせいぜい生後一日か三日くらいの生まれたてで、この子は箱の一番下にいたんだ。まだ目も開いてなくて、それこそ俺の掌に丁度乗っかるくらい小さかったんだ。(箱を持ってた)ヤツラは300ドル払えなんて言ってきたんだけど、俺は20ドルしか持ってなかった。それで、このチビをくれ、じゃなきゃこいつはとても今日一日も持たないだろうからって、この子を連れて帰った。獣医に連れて行ったが、小さすぎるし母親のそばに置いとくべきだと言われた。でも一ヶ月哺乳瓶でミルクをやって、そんな時この子は、いつもやたらにキスしてくるんで、名前もBisou、つまりフランス語のキスって意味だけど、そうつけて。
で、12年後、こうしてここにいるってわけさ。
そんなことを語るJDMの隣で、生真面目な顔でDaddyの話を聞いているようにみえるBisouちゃんの可愛いこと!
この子、あなたがお出かけするの好きじゃないんですって?
大っ嫌いなんだよ!スーツケースを出すと、世界の終わりみたいな顔して、スーツケースの上に乗っかって俺に荷造りをさせないようにするんだ。
…ここ数日も街に戻ってきたばかりで部屋の中にスーツケースが出してあったんだが、すると家の中に悪い動物がいる!みたいな顔で、スーツケースの周りを遠巻きにうろうろ歩き回って、睨み付けてるんだ。
ありがたいことに、君の番組は犬を連れてきませんか?と聞いてくれたんで、はいって返事をしたんだ。
なぜなら黒い車が家の前につくと、彼女は俺がまた空港に行ってしまうと思うから…。
私も出かける前の日に荷造りして、(犬から見えない)家の外に出しておくのよ。当日すっと出かけられるように。
俺なんか毎度出掛ける前5分でなんでもかまわずに荷造りするから、いつも中身は酷いことになってる、靴下一足に下着一枚で出掛けるなんてことに、でも急がないとこの子につかまっちゃうからね…。
(この辺り、JDMがあまりに楽しそうに早口で話すもので、完璧に聞き取りが嘘っぱちになってきてます…)
人間たちの長話に飽きたらしいBisouがぺたっとソファにあごを落とすと:
まあ見て、なんて可愛いの、彼女油絵みたい!
今日は、彼女ここへくるの喜んでたのかしら。
もともと出掛けるのは大好きで、それに、ここしばらく家にこもってたから。
2ヶ月くらい前、この子は階段から落ちたんだよ。獣医に連れていったら、4箇所怪我してることがわかった。前脚を二本一緒に固定されて入院して、良くても脚を失うことになる(最悪の場合、命も…)なんて言われてたんだが、名医に手術してもらうことができて命拾いした。今ではウサギも追いかけられるよ。
そこで起こった大きな拍手にぴくっと頭を上げて、まん丸の目で周囲を見回すBisouちゃんがまた可愛いです!
あなたってとっても優しい人なのね。
あー、やめてくれよ。
ええ、ええ、それでもこの子を引き取って、手間と時間をかけて立派に育て上げたってことは、本当にすばらしいことよ。それって(女が)一番魅力を感じる要素じゃないかと思うわ。
(そうかい?という風に笑顔で両眉を吊り上げて、Bonnieの手を取りキスするJDM!)
そしてチャリティーのためにゲストから提供してもらうプレゼントとして「コメディアン」のアクションフィギュア(アイマスク付と無しの二種類&JDMのサイン付)を紹介し、番組は終わります。
Bisouちゃんが登場してからのJDMは、まさに愛娘にメロメロのDaddyという感じで、BonnieがBisouを褒める度に目尻を下げっぱなしの嬉しそうな笑顔をみせるという、完全な親馬鹿ぶりを発揮していて!(笑)
そこがまたなんとも可愛くてときめきます。
☆
Bisouのスペルを調べるため、超久々にJDMのプロフィールを覗きにいったところ、いくつか新しい発見がありました。
まずはたぶん以前からプロフィールには入っていたのでしょうが、スポーツ音痴の私は完全にスルーしていた情報として:
The Seattle native also loves to root for his home team, the Seattle Seahawks
シアトル出身で、骨の髄まで彼の地元チームであるシアトル・シーホークスを愛している。
確かおととしくらい、世界中のFangirlsに初めて、「J2ってどれだけ一緒にいれば気が済むわけ?!」 と驚愕の声を上げさせた最初の出来事だったと思うのですが、
たまの二人揃っての撮影のお休みに、二人でシアトルに、
Dallas Cowboys vs. Seattle Seahawks
のアメフトの試合を観戦に行ったことが(たぶん地元のFangirlに)スクープされ、
この時のことは後に来日したJensenも、
Jaredとは二人で撮影のお休みにシアトルまでCowboysの試合を見に行ったりして(この時は、大方の予想を裏切る形でJ2の地元テキサスのチームである強豪Cowboysが負けたっていうのに…)とても楽しかった、それに彼に甚平のお土産も買っちゃったんだ!大きいサイズを買ったから、たぶん彼も着られると思うんだけど…
なんてことを(確か、品よくプレッツェルなんかをつまみつつ)可愛く語ったりしていましたが、
当時、ひょっとして…シアトル出身(ってことは、まず間違いなくSeahawksファンであるはず)のJDMも、「一緒に試合を観に行こうよ!」って誘ったりしたのかも…
そこから妄想を膨らませたFangirlにより、
J3が三人でアメフト観戦に出掛け、久々にJ2と一日一緒に過ごしたJDMが、J2の二人が普通の親友を超えた仲良しになっていることにうっすら気付く…
というようなSlashまで(あれは名作だった…)書かれたりもしたものでしたが、
やっぱりJDMはSeahawksファンでした!
(あの時の試合、JDMは誘われたものの仕事でスタジアムには行けなかったのか…、たまのお休みを水入らずで過ごしたいJ2があえて声をかけなかったのか…、J2が二人でいる!という事実に衝撃を受けたFangirlの視界にJDMが入らなかっただけなのか…)
J2は昨年も、今回はボディーガードの(うー名前が出てこない…)おじさんと一緒にまた二人揃ってアメフト観戦に出掛けていましたっけ。
(とにかく離れられない二人…、そういえば、もうイギリスのAsylum Conも始まったのかな?イートン校が新型インフルで休校なんていうニュースを見かけた気がするけど、無事にロンドンで開催されることになったのでしょうか?)
そして!しばらく前から噂だけをちらっと聞いて、ものすごく気になっているJDMが出演する新しい映画の話:
Taking Woodstock
The busy actor has also completed production in Upstate New York on Oscar-winning director Ang Lee's Taking Woodstock (2009) for Focus Features. The film is an adaptation of the memoir of Elliot Tiber, who played a role in helping the historic 1969 music festival unfold on his neighbor's farm. Morgan plays Dan, the brother of Emile Hirsch's character and a closeted gay married man who is having an affair with Elliot (Demetri Martin).
伝説の野外ライブ、ウッドストックの開催を実現させた Elliot Tiber という実在の人物を描いた映画(しかもどこかの映画紹介ではコメディーとなってたような…)ということなのですけども…、
JDMは、Danというクローゼットに隠れたゲイの既婚男性で、主人公のElliotと関係を持つ(浮気する?)役を演じるとのこと!
Jaredも 「I don’t kiss Jensen….in public…」 なんて固いことを言わず、そろそろ公けの場でハグ以上のいちゃいちゃを見せる時が来たってことなんじゃないの?
(ぜひAsylum Conで…。
SPNがHiatusに入って以来のここしばらく、SPN Fandomは、新しいStar Trekと American Idolのファイナリストの可愛いカップルに完全に乗っ取られそうになってることだし…)
音楽に全くもって疎い私でも、耳にしたことがある『ウッドストック』がテーマということなら、きっと日本でも公開されますよね?
早く観たい~~~~~!!!
☆
またちょこっとだけ短い日記を書くつもりが…。JDMのこととなると、つい我を忘れがちで。
SPNのエピソード考察、忘れちゃいそうです。
2009年5月23日土曜日
あれやこれや
父ちゃんと息子たちについての考察をだらだらと思いつくままに書き始めたところではあるのですが、少しずつ「父ちゃんとDean」の関係についての考察の続きの大まかな構想を練ってまとめ始めてもいるのですけれども、まずちょっと”あれやこれや”です。
ここ数年、Supernaturalのシーズンフィナーレが終わって長~い夏のHiatusに入ると
「面白いという噂は聞いているけれども、なかなか時間がなくてみられない…」
と我慢していたドラマや映画をうっかりと見てしまうことになりがちです。
ということで、また(この頃こればっかり?)最近見た映画やドラマの感想を少しだけ書き出して置きたいと思います。
☆
毎度恐縮ですが、
以下、まだ日本語字幕版のDVDが発売になっていない映画や、日本でまだ放送されていないドラマのネタバレが出てくる可能性がありますので、閲覧ご注意ください。
Supernatural シーズン4に入って、妙に父ちゃんのことを思い起こさせられるエピソードが多くて、シーズン1&2の父ちゃんが動いて台詞を言っているエピソードを一人振り返ったりしていたのですが、なんだか余計に欲求不満がたまる始末で、
いつか日本で公開されることを辛抱強く待ち続けていたけれども、ユマ・サーマンにコリン・ファースというビッグネームの俳優さんたちとの共演作品であるにも関わらず、いつまで経っても日本で公開される気配がない…、
日本語字幕版のDVDの発売も(仮に発売されるとして)いつになることやら…という状況に見切りをつけ、ついにJDM主演のラブコメ映画:
『The Accidental Husband』
(ぜひここに公開されているTrailerだけでもチェックしてみてください)
を観てしまいました。
Firefighter のJDM!(笑)
映画自体の出来については、うーん、
私個人的には、ユマ・サーマン(まさに体当たりで演じてはいるのだけれども)とラブコメの相性がよくなかったという印象です。
ヒロインがラブコメでお馴染みのサンドラ・ブロックとか、キャメロン・ディアスとかだったら…
「この人、憎らしいけど!どうも憎めない!」
と、もっと強烈に感情移入できたのだろうにと、どうしても思わされてしまったのが残念です。
でもひょっとしたら…、日本の配給会社の人たちが迷ったのは、JDMが日本の女性のタイプとはちょっと違う(ちょっとむさくるしすぎるおじさんだ…)と感じたからだったりして…、
という、(あくまで!)そこはかとないごく微かな疑惑も拭い去れません。
もちろん!私にとっては、
JDMは、最高に笑顔がキュートで声も最高にセクシーで、とにかく申し分なく素敵な男性
だと断言できるけれども、
(残念ながら、私は全く持って見る機会のない)日本のドラマに出ている(あんたたち、胸毛どころか、髭も生えないんじゃないの?という、大変こざっぱりして華奢な)イケメン俳優さんたちとはだいぶ毛色が違うのは確か、という点は私にもかすかに自覚が…。
とはいえ、『P.S. I love you』 の時も、一瞬でその場にいる女性を全員トリコする男前っぷりを発揮していたし、
この『The Accidental Husband』のオフィシャルサイトの紹介文でも、
Patrick, played by actor Jeffrey Dean Morgan. Patrick is a very charming and very handsome neighborhood fireman…
なんて表現されてるし!
まさに、「Tall, dark, handsome (背が高くて、ダークヘアのハンサム)」という英語の典型的な男前を表す表現がぴったりと当てはまるJDMは、海の向こうでは(&私にとっても)文句なしの raggedly handsome (荒削りな男前)なイケメンだと言えるのだと思うのです。
でもっ!
この映画のJDM!なんだか妙に可愛かったー!
以下、いつ日本語字幕版のDVDが発売になるかわからない(私が気付いていないだけで、実はもう発売になったりしてませんよね?)映画のネタバレが出てきますのでご注意ください。
職業は、消防士。
(某悪魔やモンスターがうようよしている世界での長男が子供の頃になりたかったと打ち明けていた職業ですよね)
仕事がオフの時には草サッカーに興じたり
(その某世界での次男坊も、小学校時代、サッカーやってましたっけ…)
プールバーでビリヤードを楽しみながら、ショットグラスでお酒を呷ったり
(たぶん…、賭けビリヤードで他のお客さんからお金を巻き上げたり、なんてことはしてないと…)
ちょっとしたいきさつで恨みを持つことになった、すらっと背の高い金髪美人と(親しい少年の協力によりネット上の詐欺というか悪戯で)結婚してしまったり…
(某世界での奥さんも…もうしつこい?)
悪戯で奥さんにしてしまった金髪美人の、品のいい英国アクセントの婚約者から、
「もう彼女に会って欲しくないし、電話もして欲しくないし、メールも送って欲しくない」
と釘を刺されると、
「I’m not much of a texter.」
(俺、メールはあんまりしないほうだから)
なんてポツンとコメントしたり。
(某世界では、奥さん似の可愛い長男に時々座標をメールするのが精一杯でしたっけ)
でも一番楽しかったのは、プライベートでもほとんど常に
FDNY(Fire Department of New York City)
のロゴの入った、Tシャツやら、Hoodie(パーカー)やらを着ているPatrick(JDM)が、どこまでも職権乱用しているところ。(笑)
話し合いを避けて八百屋さんに逃げ込んだ(金髪美人のドクターのアドバイスのおかげで破局することになってしまう)婚約者の女性に消防車の(本来、道を空けてください。消防車が通ります、と市民に伝えるための)マイクで「出てきてくれ!話し合おう」と呼びかけて、
両手を挙げて出てきた八百屋のおじさんに、
「No, no, no, not you, sir. You can put your hands down. Firemen. We don’t arrest people.」
なんて声をかけたり、
全く火事でもなんでもない金髪美人の(書類上の)妻の職場のビルに、堂々と『Fire Department』のIDをかざしてあっさりと入り込んだり、
(Johnパパも絶対あんな感じで、どこでもスイスイと入れたはず!
某兄弟もだいぶFBIなんかのIDを出す様がさまになってきましたが、まだまだつい最近も 「あんたたち、Supernaturalっていう小説のキャラのロールプレイヤーだろ?」なんて冗談にとられちゃったりしてますもんね)
エレベータの中で金髪美人と二人っきりでお話したいために、またもや『FD』のIDをかざして「Official Businessです。皆さんエレベータを降りてください」なんて乗り合わせた大勢の人たちを追い出した挙句、
(ヒールなしでもJensenくらいの身長がある)金髪美人とエレベータの中でゆっくりキスするために、消防署員だけが差し込める緊急事態用の鍵穴に鍵を差し込んでエレベーターを止めちゃったり!
(某世界で、Smith & Wessonと苗字が分かれてしまった坊やたちは、エレベータの中、偶然に助けられて二人っきりになっていましたけど…。Samったら、あの偶然を利用して、美人のSmith部長にキスしちゃえばよかったのに!)
この映画のJDMは、時々凄く若く見えて、明るく屈託のないその姿には若き日のJohnパパ、というか、むしろDeanの姿がダブってみえました。
そう考えるとやっぱり…、以前この日記のコメント欄のどこかで触れた
JDM=Dean、Jensen=Sam
(おまけに腹違いの三男坊に、Jaredなんて言ってたんでしたっけ!で、長男と三男が、美人の次男坊を取り合うというのが、メインストーリーで…)
のキャストで、Supernatural というドラマを見てみたいーっ!!!!と思ってしまいます。
☆
そして、ドラマは:
Bobbyおじさんが、ドミニカ共和国に仕事(だか愛欲に溺れるためだか)で出かけなければならなくなってしまった原因となった、
『Harper's Island』を
ついに観始めてしまいました。
7年前に恐ろしい連続殺人事件が起こったという、シアトル沖37マイルのところにある『Harper’s Island』を舞台にしたこのドラマは、全13話の内、現在第6話まで放映になったところ。
Wikiには、毎週誰かしら登場人物が死んでいくが、出演者には自分のキャラクターが死ぬ当日まで、そのことは知らされない、なんていう演出方法をとっていると書いてあります。
謎が謎を呼ぶホラー&サスペンスは凄く引き込まれるものの、正直言って、まだ第1話を見終わっただけですけれども、全く先の展開が読めないだけに、私個人的には
同じホラージャンルのSupernaturalより10倍怖いです。
でも面白い!けど、怖い~この先どうなっちゃうの?という感じ。
7年前の事件の時に妻を亡くした後、残された一人娘との間がギクシャクしてしまっているらしい保安官を演じるJimは、Bobbyとはまた一味違った感じに渋くて素敵です。
その他にも、髪の色がブルネットになった初代RubyことKatie Cassidyに
(そういえば、Katieって、大人版ビバリーヒルズ白書とも言われた、美男美女ばっかりが出てきてどろどろの愛憎劇を繰り広げる 90年代のドラマ 「メルローズプレイス」 のリメイク版にも出演が決定してるんですってね!)
そのKatieのお姉さんを演じているのは、SPN S1E2のHaleyちゃんだったり、
主要な登場人物として別のドラマからも見知った顔が何人かいて、第一話はまたそんなところにも気を散らされてしまったのですが、
細かいシーンに謎を解くヒントが隠されていそうで、油断できません。
今晩は、第一話を復習しつつ第二話を鑑賞してしまうことになりそう…。
☆
夏のHiatusって、シーズンフィナーレのとんでもないクリフハンガーの後、どうやって次シーズンの放送再開まで生きていけばいいのか…、なんて一瞬途方にくれるものの、
こうして大体、妙に忙しくあれこれしている間に、あれ?もう明日、シーズン5の第1話放送じゃん!なんて焦ることになったりするのです。
あー、映画1本と、ドラマ一つの感想文書き…、ちょこっと済ませて、SPNの「父ちゃん&息子」考察に戻るつもりだったのに…。
ここ数年、Supernaturalのシーズンフィナーレが終わって長~い夏のHiatusに入ると
「面白いという噂は聞いているけれども、なかなか時間がなくてみられない…」
と我慢していたドラマや映画をうっかりと見てしまうことになりがちです。
ということで、また(この頃こればっかり?)最近見た映画やドラマの感想を少しだけ書き出して置きたいと思います。
☆
毎度恐縮ですが、
以下、まだ日本語字幕版のDVDが発売になっていない映画や、日本でまだ放送されていないドラマのネタバレが出てくる可能性がありますので、閲覧ご注意ください。
Supernatural シーズン4に入って、妙に父ちゃんのことを思い起こさせられるエピソードが多くて、シーズン1&2の父ちゃんが動いて台詞を言っているエピソードを一人振り返ったりしていたのですが、なんだか余計に欲求不満がたまる始末で、
いつか日本で公開されることを辛抱強く待ち続けていたけれども、ユマ・サーマンにコリン・ファースというビッグネームの俳優さんたちとの共演作品であるにも関わらず、いつまで経っても日本で公開される気配がない…、
日本語字幕版のDVDの発売も(仮に発売されるとして)いつになることやら…という状況に見切りをつけ、ついにJDM主演のラブコメ映画:
『The Accidental Husband』
(ぜひここに公開されているTrailerだけでもチェックしてみてください)
を観てしまいました。
Firefighter のJDM!(笑)
映画自体の出来については、うーん、
私個人的には、ユマ・サーマン(まさに体当たりで演じてはいるのだけれども)とラブコメの相性がよくなかったという印象です。
ヒロインがラブコメでお馴染みのサンドラ・ブロックとか、キャメロン・ディアスとかだったら…
「この人、憎らしいけど!どうも憎めない!」
と、もっと強烈に感情移入できたのだろうにと、どうしても思わされてしまったのが残念です。
でもひょっとしたら…、日本の配給会社の人たちが迷ったのは、JDMが日本の女性のタイプとはちょっと違う(ちょっとむさくるしすぎるおじさんだ…)と感じたからだったりして…、
という、(あくまで!)そこはかとないごく微かな疑惑も拭い去れません。
もちろん!私にとっては、
JDMは、最高に笑顔がキュートで声も最高にセクシーで、とにかく申し分なく素敵な男性
だと断言できるけれども、
(残念ながら、私は全く持って見る機会のない)日本のドラマに出ている(あんたたち、胸毛どころか、髭も生えないんじゃないの?という、大変こざっぱりして華奢な)イケメン俳優さんたちとはだいぶ毛色が違うのは確か、という点は私にもかすかに自覚が…。
とはいえ、『P.S. I love you』 の時も、一瞬でその場にいる女性を全員トリコする男前っぷりを発揮していたし、
この『The Accidental Husband』のオフィシャルサイトの紹介文でも、
Patrick, played by actor Jeffrey Dean Morgan. Patrick is a very charming and very handsome neighborhood fireman…
なんて表現されてるし!
まさに、「Tall, dark, handsome (背が高くて、ダークヘアのハンサム)」という英語の典型的な男前を表す表現がぴったりと当てはまるJDMは、海の向こうでは(&私にとっても)文句なしの raggedly handsome (荒削りな男前)なイケメンだと言えるのだと思うのです。
でもっ!
この映画のJDM!なんだか妙に可愛かったー!
以下、いつ日本語字幕版のDVDが発売になるかわからない(私が気付いていないだけで、実はもう発売になったりしてませんよね?)映画のネタバレが出てきますのでご注意ください。
職業は、消防士。
(某悪魔やモンスターがうようよしている世界での長男が子供の頃になりたかったと打ち明けていた職業ですよね)
仕事がオフの時には草サッカーに興じたり
(その某世界での次男坊も、小学校時代、サッカーやってましたっけ…)
プールバーでビリヤードを楽しみながら、ショットグラスでお酒を呷ったり
(たぶん…、賭けビリヤードで他のお客さんからお金を巻き上げたり、なんてことはしてないと…)
ちょっとしたいきさつで恨みを持つことになった、すらっと背の高い金髪美人と(親しい少年の協力によりネット上の詐欺というか悪戯で)結婚してしまったり…
(某世界での奥さんも…もうしつこい?)
悪戯で奥さんにしてしまった金髪美人の、品のいい英国アクセントの婚約者から、
「もう彼女に会って欲しくないし、電話もして欲しくないし、メールも送って欲しくない」
と釘を刺されると、
「I’m not much of a texter.」
(俺、メールはあんまりしないほうだから)
なんてポツンとコメントしたり。
(某世界では、奥さん似の可愛い長男に時々座標をメールするのが精一杯でしたっけ)
でも一番楽しかったのは、プライベートでもほとんど常に
FDNY(Fire Department of New York City)
のロゴの入った、Tシャツやら、Hoodie(パーカー)やらを着ているPatrick(JDM)が、どこまでも職権乱用しているところ。(笑)
話し合いを避けて八百屋さんに逃げ込んだ(金髪美人のドクターのアドバイスのおかげで破局することになってしまう)婚約者の女性に消防車の(本来、道を空けてください。消防車が通ります、と市民に伝えるための)マイクで「出てきてくれ!話し合おう」と呼びかけて、
両手を挙げて出てきた八百屋のおじさんに、
「No, no, no, not you, sir. You can put your hands down. Firemen. We don’t arrest people.」
なんて声をかけたり、
全く火事でもなんでもない金髪美人の(書類上の)妻の職場のビルに、堂々と『Fire Department』のIDをかざしてあっさりと入り込んだり、
(Johnパパも絶対あんな感じで、どこでもスイスイと入れたはず!
某兄弟もだいぶFBIなんかのIDを出す様がさまになってきましたが、まだまだつい最近も 「あんたたち、Supernaturalっていう小説のキャラのロールプレイヤーだろ?」なんて冗談にとられちゃったりしてますもんね)
エレベータの中で金髪美人と二人っきりでお話したいために、またもや『FD』のIDをかざして「Official Businessです。皆さんエレベータを降りてください」なんて乗り合わせた大勢の人たちを追い出した挙句、
(ヒールなしでもJensenくらいの身長がある)金髪美人とエレベータの中でゆっくりキスするために、消防署員だけが差し込める緊急事態用の鍵穴に鍵を差し込んでエレベーターを止めちゃったり!
(某世界で、Smith & Wessonと苗字が分かれてしまった坊やたちは、エレベータの中、偶然に助けられて二人っきりになっていましたけど…。Samったら、あの偶然を利用して、美人のSmith部長にキスしちゃえばよかったのに!)
この映画のJDMは、時々凄く若く見えて、明るく屈託のないその姿には若き日のJohnパパ、というか、むしろDeanの姿がダブってみえました。
そう考えるとやっぱり…、以前この日記のコメント欄のどこかで触れた
JDM=Dean、Jensen=Sam
(おまけに腹違いの三男坊に、Jaredなんて言ってたんでしたっけ!で、長男と三男が、美人の次男坊を取り合うというのが、メインストーリーで…)
のキャストで、Supernatural というドラマを見てみたいーっ!!!!と思ってしまいます。
☆
そして、ドラマは:
Bobbyおじさんが、ドミニカ共和国に仕事(だか愛欲に溺れるためだか)で出かけなければならなくなってしまった原因となった、
『Harper's Island』を
ついに観始めてしまいました。
7年前に恐ろしい連続殺人事件が起こったという、シアトル沖37マイルのところにある『Harper’s Island』を舞台にしたこのドラマは、全13話の内、現在第6話まで放映になったところ。
Wikiには、毎週誰かしら登場人物が死んでいくが、出演者には自分のキャラクターが死ぬ当日まで、そのことは知らされない、なんていう演出方法をとっていると書いてあります。
謎が謎を呼ぶホラー&サスペンスは凄く引き込まれるものの、正直言って、まだ第1話を見終わっただけですけれども、全く先の展開が読めないだけに、私個人的には
同じホラージャンルのSupernaturalより10倍怖いです。
でも面白い!けど、怖い~この先どうなっちゃうの?という感じ。
7年前の事件の時に妻を亡くした後、残された一人娘との間がギクシャクしてしまっているらしい保安官を演じるJimは、Bobbyとはまた一味違った感じに渋くて素敵です。
その他にも、髪の色がブルネットになった初代RubyことKatie Cassidyに
(そういえば、Katieって、大人版ビバリーヒルズ白書とも言われた、美男美女ばっかりが出てきてどろどろの愛憎劇を繰り広げる 90年代のドラマ 「メルローズプレイス」 のリメイク版にも出演が決定してるんですってね!)
そのKatieのお姉さんを演じているのは、SPN S1E2のHaleyちゃんだったり、
主要な登場人物として別のドラマからも見知った顔が何人かいて、第一話はまたそんなところにも気を散らされてしまったのですが、
細かいシーンに謎を解くヒントが隠されていそうで、油断できません。
今晩は、第一話を復習しつつ第二話を鑑賞してしまうことになりそう…。
☆
夏のHiatusって、シーズンフィナーレのとんでもないクリフハンガーの後、どうやって次シーズンの放送再開まで生きていけばいいのか…、なんて一瞬途方にくれるものの、
こうして大体、妙に忙しくあれこれしている間に、あれ?もう明日、シーズン5の第1話放送じゃん!なんて焦ることになったりするのです。
あー、映画1本と、ドラマ一つの感想文書き…、ちょこっと済ませて、SPNの「父ちゃん&息子」考察に戻るつもりだったのに…。
2009年5月17日日曜日
どうしてディーンは父ちゃんになれないのか
以下、思いつくままにSupernaturalというドラマについての考察を書き出しております。
日本ではまだ放送になっていないシーズン4のネタバレ、日本語翻訳版がまだ発売になっていない「ジョンパパの日記」の内容についてのネタバレが出てくる可能性が濃厚ですので、ネタバレ厳禁という主義の方は閲覧ご注意ください。
☆
はい、気力が萎えてしまう前に、前回の続きです。
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
この答えは、拍子抜けするほどシンプルなものでした。
それは、ディーンが外見から内面まで、完全に母方の血を、つまりママの遺伝子を色濃く受け継いでいるから。
なーんだ!そんなのとっくの昔に知ってる?
まあまあ、ちょっと私の話を聞いてください。
この日記の中でも、ディーンの外見が美人のママにそっくりであることについては幾度となく触れてきましたし、
4歳でママを失ってしまって以来、ディーンが家族の中での 「ママ」 としての役割を担って、家族をまとめてきた事実についても、数え切れないほど言及してきました。
でもそれはあくまで、ドラマを見ていく中で誰にでも想像できる表面的な外見&役割の類似に過ぎません。
でもシーズン4に入って、
第3話 『In the Beginning』
というエピソードが放送になり、ママの実家の秘密が初めて明らかにされたことで、私の中で、
「ディーンが父ちゃんに似ていない」
「ディーンが根本的なところで父ちゃんとは異なる存在である」
という事実について、これまで行方不明になっていたパズルの欠けらがあるべきところに収まるようにしっくりと納得ができるようになったのです。
それはつまり、
「ディーンはあらゆる意味で、ママに似ていたのだ」
ということでした。
以下、少々その観点からの考察を書き出します。
☆
正直言って実は私、シーズン1の頃から、ディーンの『狩り』というものへの執着ぶりに微妙な違和感を覚えてきました。
行方不明になった父ちゃんを探す旅に出た兄弟の姿を追うという形でスタートした、このSupernaturalというドラマ。
第1話で、もろ私好みの父ちゃんにすっかり心を奪われてしまった私としては、とにかく一刻も早く父ちゃんを探し出して欲しいっていうのに!
私と同じくらい心の底から父ちゃんを愛していることは明らかでありながら、ディーンという子は、(早いとこ父ちゃんを探し出して、さっさとまた普通の生活に戻りたいと思ってるサムと一緒に)私がいらいらするくらい、次々と目の前に現れる『狩る』べきモンスターを放っておけず、寄り道ばっかりしようとするのです。
(明らかに父ちゃんは、兄弟の追跡を少しでも遅らせるため、ディーンのこの本能を利用してあちこち寄り道させようと、あえて狩りのコツをいっぱい書き記した日記を残したり、座標をメールしたりなんていう画策をしていたのであったことが、今になれば理解できます)
ディーンのこの傾向がはっきりと見えたのは、
シーズン1開始早々の第2話 『Wendigo』 の
あの森の中での兄弟のまさに伝説ともなった会話の中で、「寄り道なんかやめて、父ちゃんと、ママやジェシカを殺したやつを探そうよ~」 とぐずりだしたサムをなだめるためにディーンが発した台詞:
Saving people, hunting things...The family business.
もちろんこの言葉は、主に息子たちに自衛の手段を身につけさせる目的で兄弟に『狩り』の技術を教え込んでいく中で、父ちゃんが繰り返し口にしていた言葉だったのかもしれません。
でもママを殺した憎い存在のことを調べ上げていく中で、父ちゃんがママの実家の本当の仕事のことを知らないままでいられたはずはなく、(幾らサムおじいちゃんが、一匹狼主義のハンターだったとしたって)
父ちゃんとしてはひょっとしたら、代々続いた Campbell 家というハンターの家系のことを念頭において、その血を受け継ぐ息子たちに 『Family Business』 という言葉を聞かせていたのかもしれません。
ディーンが、ママの実家である Campbell の血を色濃く受け継いでいることに父ちゃんも気付いていたらしい気配は、父ちゃんが長年に渡って集めた Supernatural 狩りのための豆知識のつまった父ちゃんの日記である、
『John Winchester’s Journal』
の中で、父ちゃんが息子たちの成長日記を書き記した部分にも出てきます。
まずは16ページ、【1984年1月24日】Dean 5歳の誕生日:
父ちゃんは、秋にはディーンを学校に入れなければならないが、少しの間でも目の届かないところへやるのが怖い。まあ半日の幼稚園くらいなら…、
なんていう愛する息子の身を案じた不安を告白しつつ、
(私どうもアメリカの学年制度がよくわかっていないのですが、父ちゃんの日記によると結局ディーンが学校に通い始めるのは翌年の6歳の時で、父ちゃんはディーンを直接一年生に入れ、先生には別の街で幼稚園に通わせていたと嘘をついたと言っています。
日本でも小学校入学前に幼稚園や保育園に通うのは当たり前ではありますが、アメリカだともうちょっと『学校』的なニュアンスのpre-schoolがあったりするのでしょうか?)
But he’s learning. He’s got a talent for guns. I can see it already. And he’ll need it.
だがあの子なりに学んではいる。あの子には銃の素質がある。もうそれが見て取れる。そしてあの子にはその才能が必要になるのだ。
そして、26ページ、ディーンが6歳になった【1985年11月14日】には:
Took Dean shooting. If he’s big enough to try comfort me, he’s big enough to start learning the tools of the trade. I only let him fire the .22, but he is a deadeye marksman. My drill sergeant would have taken him over me in a second. Times like this, I sure am proud of my boy. I have a feeling it’ll be different with Sammy. Maybe he’s just too young to show it, but I don’t think he’s got the same kind of killer instinct.
ディーンを射撃に連れて行った。あの子が俺を慰めようとするくらいに大きくなったのなら(11月2日の日記に、ディーンが狩りから帰ってきた父ちゃんのところへきて「今回の狩りは大変だったの?」と尋ねたという記載あり)、商売道具の扱いを勉強し始めるのに十分なほど大きくなったということだ。あの子に撃たせたのは22口径だけだが、あの子は見事に的を打ち抜いた。俺の(海兵隊時代の)指導教官は、なんの迷いもなく俺の代わりにあの子を教え子に選ぶだろう。こんな時、俺は本当に俺の息子を誇らしく思う。サミーに対してはこうはいかないような気がしている。もしかしたらあの子はまだ幼すぎて、素質が目に見えないだけなのかもしれないが、サムがディーンと同じような殺しの本能を持っているとは俺には思えないのだ。
ね?父ちゃんははっきりと、ディーンが自分ともサムとも違う、生まれながらの『ハンターとしての素質』を備えていることに気付いています。
つまりディーンには、稀代の名ハンターとの呼び名も高かった John Winchester もおよばないほどの天性の『狩り』の本能がその遺伝子に強く深く刻まれており、
ディーンはその本能を、他でもない、生粋のハンター一家の血を引いたママから受け継いだ、ということが言えると思うのです。
妻を失うという悲劇によりやむなくハンターとしての道を歩き始めた父ちゃんと、まさに父ちゃんのコピーのようなサムにとって、
『狩り』というものは、あくまでママを殺した仇を見つけて復讐するための手段であって、いつか目的を達成した暁には普通の生活に戻るというのが最終目標ということになるのですが、
一方、遺伝子レベルからのハンターであるディーンにとっては、生きていくことと狩りをすることはほぼ同等な意味を持ち、その狩りの本能はあらゆるSupernaturalなものに向けられて、父ちゃんやサムのように、ママを殺した存在を退治すればそれで終わりというものではない、ということになります。
それは人でなしの父ちゃんに他の選択肢を与えられないまま、無理やり『狩り』だけを教え込まれたからでもなんでもなく、ママゆずりの遺伝子が、本能としてディーンを狩りに駆り立てている
ということなのです。
シーズン1の第1話で、無理やり大学から連れ出したサムと一緒に久々に「白いドレスの幽霊」を退治した後のディーンがどれだけ嬉しそうだったか、
最近でもシーズン4の第5話『Monster Movie』や、第17話『It's a terrible life』なんかでも、純粋な意味でディーンが『狩り』というものを楽しんでいる様子が描かれていますよね。
とにかくシリーズ全体を通して、ディーンにとって『狩り』とは
- 自分の命と引き換えに父ちゃんを失ってしまったという事実への罪悪感(S2)
- 可愛い弟を置き去りに一年で地獄へ行くという約束をしてしまった事実への不安&罪悪感(S3)
- Apocalypse だとか、天国vs.地獄なんていうとても手に負えないような大きなことから目をそらすための逃避&地獄で自分がしてきたことへの罪悪感(S4)
以上のような事実に押しつぶされないための精神安定剤的役割を果たし、ディーンの心の安定に強く結びついた必須のものにもなっているということは、ずーっとエピソードを追い続けてきた私たち視聴者の目にもはっきりしている事実です。
つまりディーンがいくら父ちゃんになりたいと願い努力したとしても、ディーンと父ちゃん(&サム)は、ハンターとして根本的に全く異質の存在である以上、それは適わないことだったのです。
でもディーンがこの世のなによりも愛し尊敬する「父ちゃんになれない」という事実は、ディーンの心の中に深いトラウマとして根をはることになり、
(性格から外見から…)父ちゃんのコピーとも言える弟サムとディーンとの間を裂こうとする悪魔や天使たちから、ことあるごとに攻撃を受ける格好の弱みとして利用されてしまうことになっていってしまうのです。
☆
頭に浮かんだ考察を忘れてしまう前に、と、取り急ぎ続きを書き出してみたものの…、
なんだか同じような理屈を繰り返し捏ね回しただけという考察になってしまいました。
もうちょっとじっくり練って、もう少しまともな考察にしたいところではありますが、
ためらっているとまたすぐに一週間たってしまうので、一旦またこれで投稿してしまうことにします。
(後から見返して、凄く修正したくなるところがありそうな気もするのですが…、それはまたその時ということで)
次は、再び、父ちゃんの愛情に対するディーンの不安についての考察の続きに戻りたいと思っています。
(いや、もう少しディーンのハンターDNAについて語ることになるかもしれません…)
日本ではまだ放送になっていないシーズン4のネタバレ、日本語翻訳版がまだ発売になっていない「ジョンパパの日記」の内容についてのネタバレが出てくる可能性が濃厚ですので、ネタバレ厳禁という主義の方は閲覧ご注意ください。
☆
はい、気力が萎えてしまう前に、前回の続きです。
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
この答えは、拍子抜けするほどシンプルなものでした。
それは、ディーンが外見から内面まで、完全に母方の血を、つまりママの遺伝子を色濃く受け継いでいるから。
なーんだ!そんなのとっくの昔に知ってる?
まあまあ、ちょっと私の話を聞いてください。
この日記の中でも、ディーンの外見が美人のママにそっくりであることについては幾度となく触れてきましたし、
4歳でママを失ってしまって以来、ディーンが家族の中での 「ママ」 としての役割を担って、家族をまとめてきた事実についても、数え切れないほど言及してきました。
でもそれはあくまで、ドラマを見ていく中で誰にでも想像できる表面的な外見&役割の類似に過ぎません。
でもシーズン4に入って、
第3話 『In the Beginning』
というエピソードが放送になり、ママの実家の秘密が初めて明らかにされたことで、私の中で、
「ディーンが父ちゃんに似ていない」
「ディーンが根本的なところで父ちゃんとは異なる存在である」
という事実について、これまで行方不明になっていたパズルの欠けらがあるべきところに収まるようにしっくりと納得ができるようになったのです。
それはつまり、
「ディーンはあらゆる意味で、ママに似ていたのだ」
ということでした。
以下、少々その観点からの考察を書き出します。
☆
正直言って実は私、シーズン1の頃から、ディーンの『狩り』というものへの執着ぶりに微妙な違和感を覚えてきました。
行方不明になった父ちゃんを探す旅に出た兄弟の姿を追うという形でスタートした、このSupernaturalというドラマ。
第1話で、もろ私好みの父ちゃんにすっかり心を奪われてしまった私としては、とにかく一刻も早く父ちゃんを探し出して欲しいっていうのに!
私と同じくらい心の底から父ちゃんを愛していることは明らかでありながら、ディーンという子は、(早いとこ父ちゃんを探し出して、さっさとまた普通の生活に戻りたいと思ってるサムと一緒に)私がいらいらするくらい、次々と目の前に現れる『狩る』べきモンスターを放っておけず、寄り道ばっかりしようとするのです。
(明らかに父ちゃんは、兄弟の追跡を少しでも遅らせるため、ディーンのこの本能を利用してあちこち寄り道させようと、あえて狩りのコツをいっぱい書き記した日記を残したり、座標をメールしたりなんていう画策をしていたのであったことが、今になれば理解できます)
ディーンのこの傾向がはっきりと見えたのは、
シーズン1開始早々の第2話 『Wendigo』 の
あの森の中での兄弟のまさに伝説ともなった会話の中で、「寄り道なんかやめて、父ちゃんと、ママやジェシカを殺したやつを探そうよ~」 とぐずりだしたサムをなだめるためにディーンが発した台詞:
Saving people, hunting things...The family business.
もちろんこの言葉は、主に息子たちに自衛の手段を身につけさせる目的で兄弟に『狩り』の技術を教え込んでいく中で、父ちゃんが繰り返し口にしていた言葉だったのかもしれません。
でもママを殺した憎い存在のことを調べ上げていく中で、父ちゃんがママの実家の本当の仕事のことを知らないままでいられたはずはなく、(幾らサムおじいちゃんが、一匹狼主義のハンターだったとしたって)
父ちゃんとしてはひょっとしたら、代々続いた Campbell 家というハンターの家系のことを念頭において、その血を受け継ぐ息子たちに 『Family Business』 という言葉を聞かせていたのかもしれません。
ディーンが、ママの実家である Campbell の血を色濃く受け継いでいることに父ちゃんも気付いていたらしい気配は、父ちゃんが長年に渡って集めた Supernatural 狩りのための豆知識のつまった父ちゃんの日記である、
『John Winchester’s Journal』
の中で、父ちゃんが息子たちの成長日記を書き記した部分にも出てきます。
まずは16ページ、【1984年1月24日】Dean 5歳の誕生日:
父ちゃんは、秋にはディーンを学校に入れなければならないが、少しの間でも目の届かないところへやるのが怖い。まあ半日の幼稚園くらいなら…、
なんていう愛する息子の身を案じた不安を告白しつつ、
(私どうもアメリカの学年制度がよくわかっていないのですが、父ちゃんの日記によると結局ディーンが学校に通い始めるのは翌年の6歳の時で、父ちゃんはディーンを直接一年生に入れ、先生には別の街で幼稚園に通わせていたと嘘をついたと言っています。
日本でも小学校入学前に幼稚園や保育園に通うのは当たり前ではありますが、アメリカだともうちょっと『学校』的なニュアンスのpre-schoolがあったりするのでしょうか?)
But he’s learning. He’s got a talent for guns. I can see it already. And he’ll need it.
だがあの子なりに学んではいる。あの子には銃の素質がある。もうそれが見て取れる。そしてあの子にはその才能が必要になるのだ。
そして、26ページ、ディーンが6歳になった【1985年11月14日】には:
Took Dean shooting. If he’s big enough to try comfort me, he’s big enough to start learning the tools of the trade. I only let him fire the .22, but he is a deadeye marksman. My drill sergeant would have taken him over me in a second. Times like this, I sure am proud of my boy. I have a feeling it’ll be different with Sammy. Maybe he’s just too young to show it, but I don’t think he’s got the same kind of killer instinct.
ディーンを射撃に連れて行った。あの子が俺を慰めようとするくらいに大きくなったのなら(11月2日の日記に、ディーンが狩りから帰ってきた父ちゃんのところへきて「今回の狩りは大変だったの?」と尋ねたという記載あり)、商売道具の扱いを勉強し始めるのに十分なほど大きくなったということだ。あの子に撃たせたのは22口径だけだが、あの子は見事に的を打ち抜いた。俺の(海兵隊時代の)指導教官は、なんの迷いもなく俺の代わりにあの子を教え子に選ぶだろう。こんな時、俺は本当に俺の息子を誇らしく思う。サミーに対してはこうはいかないような気がしている。もしかしたらあの子はまだ幼すぎて、素質が目に見えないだけなのかもしれないが、サムがディーンと同じような殺しの本能を持っているとは俺には思えないのだ。
ね?父ちゃんははっきりと、ディーンが自分ともサムとも違う、生まれながらの『ハンターとしての素質』を備えていることに気付いています。
つまりディーンには、稀代の名ハンターとの呼び名も高かった John Winchester もおよばないほどの天性の『狩り』の本能がその遺伝子に強く深く刻まれており、
ディーンはその本能を、他でもない、生粋のハンター一家の血を引いたママから受け継いだ、ということが言えると思うのです。
妻を失うという悲劇によりやむなくハンターとしての道を歩き始めた父ちゃんと、まさに父ちゃんのコピーのようなサムにとって、
『狩り』というものは、あくまでママを殺した仇を見つけて復讐するための手段であって、いつか目的を達成した暁には普通の生活に戻るというのが最終目標ということになるのですが、
一方、遺伝子レベルからのハンターであるディーンにとっては、生きていくことと狩りをすることはほぼ同等な意味を持ち、その狩りの本能はあらゆるSupernaturalなものに向けられて、父ちゃんやサムのように、ママを殺した存在を退治すればそれで終わりというものではない、ということになります。
それは人でなしの父ちゃんに他の選択肢を与えられないまま、無理やり『狩り』だけを教え込まれたからでもなんでもなく、ママゆずりの遺伝子が、本能としてディーンを狩りに駆り立てている
ということなのです。
シーズン1の第1話で、無理やり大学から連れ出したサムと一緒に久々に「白いドレスの幽霊」を退治した後のディーンがどれだけ嬉しそうだったか、
最近でもシーズン4の第5話『Monster Movie』や、第17話『It's a terrible life』なんかでも、純粋な意味でディーンが『狩り』というものを楽しんでいる様子が描かれていますよね。
とにかくシリーズ全体を通して、ディーンにとって『狩り』とは
- 自分の命と引き換えに父ちゃんを失ってしまったという事実への罪悪感(S2)
- 可愛い弟を置き去りに一年で地獄へ行くという約束をしてしまった事実への不安&罪悪感(S3)
- Apocalypse だとか、天国vs.地獄なんていうとても手に負えないような大きなことから目をそらすための逃避&地獄で自分がしてきたことへの罪悪感(S4)
以上のような事実に押しつぶされないための精神安定剤的役割を果たし、ディーンの心の安定に強く結びついた必須のものにもなっているということは、ずーっとエピソードを追い続けてきた私たち視聴者の目にもはっきりしている事実です。
つまりディーンがいくら父ちゃんになりたいと願い努力したとしても、ディーンと父ちゃん(&サム)は、ハンターとして根本的に全く異質の存在である以上、それは適わないことだったのです。
でもディーンがこの世のなによりも愛し尊敬する「父ちゃんになれない」という事実は、ディーンの心の中に深いトラウマとして根をはることになり、
(性格から外見から…)父ちゃんのコピーとも言える弟サムとディーンとの間を裂こうとする悪魔や天使たちから、ことあるごとに攻撃を受ける格好の弱みとして利用されてしまうことになっていってしまうのです。
☆
頭に浮かんだ考察を忘れてしまう前に、と、取り急ぎ続きを書き出してみたものの…、
なんだか同じような理屈を繰り返し捏ね回しただけという考察になってしまいました。
もうちょっとじっくり練って、もう少しまともな考察にしたいところではありますが、
ためらっているとまたすぐに一週間たってしまうので、一旦またこれで投稿してしまうことにします。
(後から見返して、凄く修正したくなるところがありそうな気もするのですが…、それはまたその時ということで)
次は、再び、父ちゃんの愛情に対するディーンの不安についての考察の続きに戻りたいと思っています。
(いや、もう少しディーンのハンターDNAについて語ることになるかもしれません…)
2009年5月16日土曜日
父ちゃんと息子たち(特にDean)
今場所は、新聞で星の白黒をチェックするだけで全く大相撲の取り組みを見ていないという、自分でも信じられないような行動をとっている私なのですが、それでもなんだか時間が全く足りなくて、
やっぱり!これまでのシーズンのエピソードをゆっくり振り返っての感想なんかを書き出す余裕もないまま、あっという間にSupernaturalシーズン4の本当の最終話第22話が放送になってしまいました。
クリプキの脚本&監督作品ということで、これまでの過去のシーズンで長らくひっぱってきた大きな謎のいくつかについて(YEDの計画、RubyのSamに対する本当の意図など)かなりすっきりと答えを出してくれた、とは思いますが、
クリプキの脚本&演出に対して毎度ながら感じる『男目線の浅はかさ』とでも言ったような印象は、どうしても拭い去れない部分もないと言えば嘘になるという感じもあり、
そのままでは納得のいかないシーン(そう、ボビーのあの台詞です)に、私なりの解釈を加えて、これまでこうなってああなってここまで来たわけだから、そう言う理屈で考えれば、ボビーの台詞もあながち間違いじゃないってことをいつものように
好きなだけうだうだだらだらと書き出したい心境ではあるのですが!
この日記では実質、シーズン1のラストから感想文を中途半端にほったらかしてきたこともあって、シーズン4の怒涛の展開に対しても、今すぐここで私の感想をすっきりと述べることはできません。
でもとりあえず今シーズンのFangirlsのエピソード鑑賞後の感想でほぼ唯一私が素直に「そうそう!」と同意できる
この人 の感想文へのリンクを貼り付けておきますので、
もし私の今シーズンの毎度のエピソード鑑賞後の感想の大雑把な傾向が知りたい方が入れば(英文ですけれども…)覗いてみてください。
☆
とはいえ、いつまで「そのうちに、ゆっくりとまとめて感想文を…」なんて言ってても、その「そのうち」がいつやってくるかわからないので、
今回の日記の表題として挙げた
「父ちゃんと息子たち(特にDean)」という観点から
思いつくままに少しずつこのSupernaturalというドラマのこれまでのシーズンをとりあえずは『家族』の関係に集中して振り返りつつ考察を書き出していくことにしたいと思います。
きっと、「あ、そういえば、あれもあったっけ!」なんて話があちこち前後したり、全くまとまりのないものになって行きそうな予感も濃厚なのですが、
誰も読んでくれなくたって、私はとにかく私の書きたいことを書きたいように書く!という気持ちでこの日記を書き始めた頃の初心に戻って、ということで、なるべく気儘に…。
☆
どういうわけだか、
Supernaturalシーズン4に入って、父ちゃんが実際に画面の中で動いて台詞を言っていたシーズン1&2の頃と同じくらい父ちゃんと息子たちの関係についてあれこれあれこれ考えるようになりました。
もちろん、シーズン4に入って以来、大きな主題となった『天国vs.地獄』という壮大なテーマの裏側に沿うようにして、
第3話『In the Beginning』
第13話『After School Special』
第19話『Jump the Shark』
といった、Winchesterという一家の家族の歴史を全く新しい光で照らし出すようなエピソードをたくさん見てきたことも父ちゃんの存在感を強烈に思い出すことになった大きな要因だと思います。
で…、この日記を長く読んでくれている方なら既に重々ご承知のとおり、とにかく
父ちゃん大好き!!
な私としては、エピソードを見ている間に頭に浮かんでくる 「父ちゃんと息子たち」 に関するあれこれ雑多な考えや感想をもう随分前からなんとかまとめて書き出したいと、実際のところ日々思っているのですが…。
バイトとはいえ、一応外に出て働く身に戻ってみると、
(元夫の仕事の都合で)一人の知り合いもいない愛知県で、病気の回復期であることを言い訳に完全引きこもりな生活をしていた暇にあかせて、(今思えばOLの頃より勤勉に毎日PCに向かい…)好きなだけ時間をかけて日記を書いていた頃のようには、当たり前ですが、
ゆっくり落ち着いて考えをまとめることができない~~~!!
でもまあ、それもここ数年Supernaturalというドラマ(およびその中身の俳優さんたち)に日々一喜一憂してきた中で、ほぼ通常レベルの健康を取り戻したわけで、これもある意味しかたのないこと、と自分に言い聞かせてきたわけですけれども、
実はここへきてまた更に状況が変わることになってしまいました。
再就職のための本格的な就職活動については、この日記でも幾度か言及してきたように、しばらくは現在のバイトを続けつつ、そのうちにゆっくりまた職探しを…という心積もりでいた私だったのですが、
先日、本当にふとしたことからJob Interview(意味なく英語にしてみましたけれども、仕事の面接です)を受けることになってしまいまして、
はっと気付いた時には、新しい仕事が決まってしまっていました。
病み上がりで体力に自信がないということについても包み隠さず告白したこともあって、しばらくは(研修期間&私の仕事の出来具合を見極めてもらうということで)現在の職場と同じ一日7時間のバイトから、ということなのですが、
いずれは(前の会社でも10年近くやっていた)貿易事務の仕事をする正社員への登用も考えると言ってもらって、(私の様子いかんによっては)バイトとはいえ残業もあるとのこと。
ということで、自分でも「ええーっ?ほんとに?」とまだ戸惑っているような状態ではあるのですが、現在のバイトは5月一杯で退職し、6月1日からは新しい職場に移ることになりました。
私の年齢や病気療養のためのここ数年の働く社会人としてのブランクを考えれば、この超世界恐慌のご時勢にまがりなりにも正社員候補での採用というのは非常にありがたい話で、まさに降ってわいたようなラッキーをかみ締めてもいい状況といえるのですが…、
残業があるかもしれない(社長の口ぶりではどうも残業は必須という感じ…)となると、
ますます日記を書く時間はなくなってしまう、ということになるわけで…。
うーむ。
あ、気儘に書き出すとか言いつつまた話が堂々巡りになってしまいました。
この後こそ!考察を始めます。
☆
以下、Supernaturalシーズン4のエピソードを鑑賞&復習し、Johnパパの日記を読み、さらにどうしても動いている父ちゃんを見返したくなってシーズン1「Dead Man’s Blood」「Salvation」「Devil’s Trap」&シーズン2「In My Time of Dying」を復習してしまった中で、
ぐるぐる考えめぐらせたあれこれから、少々書き出してみます。
以下、現在まだ日本では放送になっていないシーズン4および「John Winchester's Journal」(日本語翻訳版はまだ出版されていませんよね?)のネタバレが出てくる可能性が濃厚ですので、
ネタバレはとにかく絶対禁止!という方は、閲覧ご注意ください。
Supernaturalというドラマのシーズン1を一気に鑑賞し終えた興奮をいかんともしがたく、2007年のお正月明け早々、
『どうみても仲良しすぎる兄弟』 Sam&Dean二人の関係についての妄想解釈を
ネット上の日記という形で吐き出し始めたはずの私だったのですが、しかしほどなくしてこのSupernaturalというドラマを語るには、
父ちゃんを絡めたこの一家三人の関係についてのじっくり解釈をしていかなければどうしようもないことに気付かされました。
この日記の中で、既に何百回も繰り返してきたような気さえするのですが、一応私のシーズン1からずっと揺るがないこの三人の関係についての解釈をおさらいしておくと、
父ちゃんとサムの関係は、これだけ変わった境遇の家族としては意外なほど「普通」の父と息子の関係、
そしてサムが父ちゃんとそんな普通の親子関係を築くのに大きな役割を果たしたのが、ママの死後、たった4歳で、家族の中でのママの役割をいやおうなく担わされることになってしまったディーンだったというもの。
そんな「普通の息子」としての立場から外れて成長せざるを得なかったディーンは、このSupernaturalというドラマ全篇を通じ、
どんなに父ちゃんに反抗し、大喧嘩をしても、「普通」の息子として「普通」に父ちゃんの愛情を注がれて育ったサムと比較されては、
「息子」として父ちゃんの一番のお気に入りではなかったことを
そしてサムが大学へと去り、その後ディーンを一人置き去りに行き先も告げずに父ちゃんまでもが行方をくらましたという事実から、
家族の誰からも必要とされない存在である、なんていう事実を
さまざまなモンスターや悪魔たちから(時にはサムまでも!)本当にしつこく繰り返し繰り返し、さも「真実」であるかのように言い聞かされ続けてきました。
(これによって、ディーンが多くのFangirlsの同情を一心に集めることにもなっているわけですが…)
父ちゃんとサムという、ディーンに残されたたった二人の最愛の家族からたとえ必要とされていないとしても、愛されていないとしても、ディーンの二人に対する愛情はもう涙ぐましいくらいにゆるぎないものだったわけなのですが、
シリーズの進行とともに、
表面上はどうあれ、心の奥底でディーンはしだいに悪魔たちの言葉を真実であると受け止めるようになり、それが結果的にシーズン4に入って一際強調されているようにも見えるディーンの精神的な脆さというか、弱さへと繋がっていったようにも思えるのです。
これまでのシリーズ全体を通じ、Deanに向けられる熱烈な同情に反比例(この場合比例になるのかな?)する形で、
(特に)お若いFangirlsの方々からは、John Winchesterがどれほど身勝手で、思いやりのない父親であるかという批判が頻繁に湧き上がることになり、そういった批判を目にするたび、とにかく父ちゃん大好きな私は、全力で父ちゃんを弁護したくなって長々と日記を書く、ということの繰り返しで早2年半。(本当にあっという間の2年半でした)
それがシーズン4に入って、またぞろ世間では
「John!最低っ!」
という声が沸いてきている印象で。
でも!相も変らぬ理屈の繰り返しにはなりますが、
ディーンは(私と一緒で)どうしてもどんなことがあっても父ちゃんが大大大好きなのです!
なのですけれども!
ディーンの父ちゃんに向ける愛情についてあらためて考察する前に、まずはディーンの潜在意識内に蓄積した不安、およびディーンと父ちゃんの絆を引き裂こうとどんな言葉がディーンに対して投げつけられてきたか、(忘れっぽい私が思い出せる範囲で思い出せる順に)少しずつ振り返ってみたいと思います。
シーズン1:
第6話 『Skin』
ディーンの潜在的な不安が初めて表面化したのは、私が思い出せる限りでは、ディーンの脳内の記憶をダウンロードしたShapeshifterがサムにぶつけた言葉によってだったと思います。
“See, deep down, I’m just jealous. You got friends. You could have a life. Me? I know I’m a freak. And sooner or later, everybody’s gonna leave me.”
なあ、心の底じゃ、俺はただ嫉妬してる。お前には友達ができて、お前には人生ってもんがあった。俺は?俺が変人だってことはわかってる。そして、遅かれ早かれ、皆俺を置いていっちまう。
“You left. Hell, I did everything Dad asked me to, and he ditched me too. No explanation, nothing. Just. (a blow)…Left me with your sorry ass.”
お前は出て行った。ったく、俺は父ちゃんに言われたことはなんでもやった、その挙句、父ちゃんも俺を置き去りにして行っちまった。説明も、何にもなしに。ただ(ふっ)…お前だけを残してな。
さらに詳細な考察については、私の過去の 妄想日記その10 を参照ください。
そんなディーンの不安に追い討ちをかけるような言葉をぶつけたのは、なんと
第10話 『Asylum』 にて、
愛する弟のサムでした。
"I am normal. I'm just telling the truth for the first time. I mean, why are we even here? Because you're following Dad's orders like a good little soldier? Because you always do what he says without question? You're that desparate for his approval?"
俺は普通だよ。初めて本当のことを言うけどさ。つまり、なんで俺たちそもそもここにいるわけ?兄ちゃんが、父ちゃんの命令を優秀でちっちゃな兵隊みたいに聞くからか?兄ちゃんがなんの疑問もなく、父ちゃんの言うことをするからか?兄ちゃんはそこまで必死に父ちゃんに認めて欲しいわけ?
"That's the difference between you and me. I have a mind of my own. I'm not pathetic like you."
そこが、兄ちゃんと俺の違いだよ。俺は自分の考えを持ってる。俺は兄ちゃんみたいに哀れじゃない。
こちらについての私の考察は 妄想日記その14をどうぞ。
(『Ghost whisperer』も『Medium』もFOXジャパンで放送されている今となっては、Jennifer Love Hewittも、Patricia Arquetteもすっかりお馴染みの顔になりました…)
もう物心つく前から大好きな兄ちゃんをなにがなんでも独り占めしたいと思い続けているサム君は、好き勝手、我が侭放題の身勝手横暴親父(←あくまでサム目線です)のくせに、ひょっとしたら可愛い弟の自分よりも余計に愛しい兄ちゃんからの愛情を注いでもらってるように思える父ちゃんへの反抗心を抑えきれず、さらに次の
第11話『Scarecrow』
(こちらも詳細は 妄想日記その15をどうぞ。)
で、
"How old were you when Mom died? Four? Jess died six months ago. How the hell would you know how I feel?"
兄ちゃんはママが死んだ時いくつだった?4歳?ジェスが死んだのは6ヶ月前だ。兄ちゃんなんかに俺の気持ちがわかるもんか。
"I don't understand the blind faith you have in the man. I mean, it's like you don't even question him."
兄ちゃんのあの男に対する盲信は理解できないよ。つまりさ、兄ちゃんは父ちゃんに疑問さえもたないみたいじゃないか。
と、ディーンが家族の中で父ちゃんともサムとも共通点を持たない外れた存在であって、自分の意思すらも持たずに父ちゃんの言いなりに生きてきた存在であると、ディーンの心の奥底の傷に塩をすり込むようなことを口走ったりするわけです。
そんなこんなで、続く
第12話『 Faith』
第13話『Route 666』
(引用が面倒なのでタイトルにそれぞれの妄想日記へのリンクをつけます)
では、(あくまで私の考察上では)サムからあけすけに指摘された事実を実はディーン自身が、真実である、と思い込んでいる事実があきらかになります。
家族に必要とされていない、父ちゃんもサムもいずれディーンを置き去りにどこかへ行ってしまう…、
というディーンの心の中に深く根を張った不安は、
第16話『Shadow』
で、またはっきりと浮上してきます。
What if this whole thing was over tonight? Man, I’d sleep for a month. Go back to school—be a person again.
今晩、この全てのことに決着がつくんだとしたらどうする?そしたら俺、一ヶ月ぶっ続けで眠って。学校に戻るんだ-また普通の人間に戻るんだ。
そんなサムの言葉をきっかけにした、以下の兄弟の会話は、何回見返しても新鮮に泣かされてしまうシーンです。 (動いてる父ちゃん見たさに復習したつい最近もまた泣かされました…)
Dean: It’s never gonna be over. There’s gonna be others. There’s always gonna be somethin’ to hunt.
終わりなんかないさ。他にも何かある。「狩る」べきものはいつだって出てくる。
Sam: But there’s got to be somethin’ that you want for yourself—
でも、兄ちゃんだって何か望むことがあるだろ。
Dean: Yeah, I don’t want you to leave the second this thing’s over, Sam.
ああ、お前が、これが終わった瞬間に去ってなんかいかなければいいと思ってる、サム。
Sam: Dude, what’s your problem?
兄ちゃん、どうしたんだよ?
Dean: Why do you think I drag you everywhere? Huh? I mean, why do you think I came and got you at Stanford in the first place?
どうして俺がお前をそこら中、引っ張りまわしてると思ってるんだ?ええ?つまり、そもそもどうして俺がスタンフォードまでお前を迎えに行ったと思ってる?
Sam: ‘Cause Dad was in trouble. ‘Cause you wanted to find the thing that killed Mom.
父ちゃんが面倒に巻き込まれたからだろ。ママを殺したヤツを見つけたいからだ。
Dean: Yes, that, but it’s more than that, man. You and me and Dad—I mean, I want us….I want us to be together again. I want us to be a family again.
ああ、そうだ、でもそれだけじゃない。お前と俺と父ちゃん-つまり、俺達…また皆で一緒になりたかったんだ。また家族に戻りたかった。
Sam: Dean, we are a family. I’d do anything for you. But things will never be the way they were before.
ディーン、俺達は今だって家族だよ。兄ちゃんのためなら俺はなんだってする。でも、昔のままみたいになんて、もう戻れないよ。
Dean: (sadly) Could be.
(さびしそうに)戻れるかもしれないだろ。
Sam: I don’t want them to be. I'm not gonna live this life forever. Dean, when this is all over, you’re gonna have to let me go my own way.
俺は戻りたくない。俺はこんな人生を永遠に続けるつもりはないんだ。ディーン、これが全て終わったら、僕には自分の道を行かせてよ。
自分が世界のなにものよりも愛し慈しんでいる二人の家族から必要とされていないという不安を心の奥底に抱えつつも、
シーズン1のディーンはなんとか父ちゃん、サム、自分という三人の家族の絆を結びなおそうと、完全に母親的な心境&立場で努力し続けました。
ディーンの世界には、父ちゃんとサムという二人の家族、そして4歳の時にママを失った瞬間から否応なく「Family Business」となってしまった『狩り』しかない、
でもディーンがいくら父ちゃんの好きな音楽を聴き、父ちゃんの服装を真似て、父ちゃんのような行動をとっても、それは表面的なモノマネに過ぎず、
本当の父ちゃんの本質を受け継いだ息子はサムである。
このSupernaturalというドラマで本当に繰り返し繰り返し何度も出てきたテーマです。
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
そんなディーン自身も常に心に抱えていたはずの問いに対して、これまで私たち視聴者に提示されてきた答えは、シーズン4に入ってからも悪魔や天使が口々に言い続けた
「ディーンはジョンのような真実の勇気と強さを持った、本当の男じゃない」
「だから父ちゃんは自分の資質を色濃く受け継いだサムを一番のお気に入りとして愛したのだ」
というものでした。
この事実は、
第18話『Something Wicked』
という兄弟の子供時代のフラッシュバックエピソードによって、ディーンが『父ちゃんに愛されない理由』として長年ひっそりと心に抱き続けてきたらしい強烈なトラウマとして、ディーン自身も真実だと思っていた節があります。
でも違うのよ!!
ディーンがどんなに父ちゃんを愛して、父ちゃんになろうと必死に努力したのにも関わらず適わなかったのには、ちゃんとした理由があったのです。
それはシーズン4で明らかにされました。
☆
とりあえずは、ディーンのトラウマ&その原因となった(サムを含む)周囲の台詞なんかをだーっと書き出すつもりでしたが…、
既に大変長くなってしまったのと、どうしてもわき道にそれたくなってしまったので、今回のところはここで一旦投稿ということにして、
次回(できればなるべく早く…)、
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
について、私が到達した答えを書き出すことにしたいと思います。
やっぱり!これまでのシーズンのエピソードをゆっくり振り返っての感想なんかを書き出す余裕もないまま、あっという間にSupernaturalシーズン4の本当の最終話第22話が放送になってしまいました。
クリプキの脚本&監督作品ということで、これまでの過去のシーズンで長らくひっぱってきた大きな謎のいくつかについて(YEDの計画、RubyのSamに対する本当の意図など)かなりすっきりと答えを出してくれた、とは思いますが、
クリプキの脚本&演出に対して毎度ながら感じる『男目線の浅はかさ』とでも言ったような印象は、どうしても拭い去れない部分もないと言えば嘘になるという感じもあり、
そのままでは納得のいかないシーン(そう、ボビーのあの台詞です)に、私なりの解釈を加えて、これまでこうなってああなってここまで来たわけだから、そう言う理屈で考えれば、ボビーの台詞もあながち間違いじゃないってことをいつものように
好きなだけうだうだだらだらと書き出したい心境ではあるのですが!
この日記では実質、シーズン1のラストから感想文を中途半端にほったらかしてきたこともあって、シーズン4の怒涛の展開に対しても、今すぐここで私の感想をすっきりと述べることはできません。
でもとりあえず今シーズンのFangirlsのエピソード鑑賞後の感想でほぼ唯一私が素直に「そうそう!」と同意できる
この人 の感想文へのリンクを貼り付けておきますので、
もし私の今シーズンの毎度のエピソード鑑賞後の感想の大雑把な傾向が知りたい方が入れば(英文ですけれども…)覗いてみてください。
☆
とはいえ、いつまで「そのうちに、ゆっくりとまとめて感想文を…」なんて言ってても、その「そのうち」がいつやってくるかわからないので、
今回の日記の表題として挙げた
「父ちゃんと息子たち(特にDean)」という観点から
思いつくままに少しずつこのSupernaturalというドラマのこれまでのシーズンをとりあえずは『家族』の関係に集中して振り返りつつ考察を書き出していくことにしたいと思います。
きっと、「あ、そういえば、あれもあったっけ!」なんて話があちこち前後したり、全くまとまりのないものになって行きそうな予感も濃厚なのですが、
誰も読んでくれなくたって、私はとにかく私の書きたいことを書きたいように書く!という気持ちでこの日記を書き始めた頃の初心に戻って、ということで、なるべく気儘に…。
☆
どういうわけだか、
Supernaturalシーズン4に入って、父ちゃんが実際に画面の中で動いて台詞を言っていたシーズン1&2の頃と同じくらい父ちゃんと息子たちの関係についてあれこれあれこれ考えるようになりました。
もちろん、シーズン4に入って以来、大きな主題となった『天国vs.地獄』という壮大なテーマの裏側に沿うようにして、
第3話『In the Beginning』
第13話『After School Special』
第19話『Jump the Shark』
といった、Winchesterという一家の家族の歴史を全く新しい光で照らし出すようなエピソードをたくさん見てきたことも父ちゃんの存在感を強烈に思い出すことになった大きな要因だと思います。
で…、この日記を長く読んでくれている方なら既に重々ご承知のとおり、とにかく
父ちゃん大好き!!
な私としては、エピソードを見ている間に頭に浮かんでくる 「父ちゃんと息子たち」 に関するあれこれ雑多な考えや感想をもう随分前からなんとかまとめて書き出したいと、実際のところ日々思っているのですが…。
バイトとはいえ、一応外に出て働く身に戻ってみると、
(元夫の仕事の都合で)一人の知り合いもいない愛知県で、病気の回復期であることを言い訳に完全引きこもりな生活をしていた暇にあかせて、(今思えばOLの頃より勤勉に毎日PCに向かい…)好きなだけ時間をかけて日記を書いていた頃のようには、当たり前ですが、
ゆっくり落ち着いて考えをまとめることができない~~~!!
でもまあ、それもここ数年Supernaturalというドラマ(およびその中身の俳優さんたち)に日々一喜一憂してきた中で、ほぼ通常レベルの健康を取り戻したわけで、これもある意味しかたのないこと、と自分に言い聞かせてきたわけですけれども、
実はここへきてまた更に状況が変わることになってしまいました。
再就職のための本格的な就職活動については、この日記でも幾度か言及してきたように、しばらくは現在のバイトを続けつつ、そのうちにゆっくりまた職探しを…という心積もりでいた私だったのですが、
先日、本当にふとしたことからJob Interview(意味なく英語にしてみましたけれども、仕事の面接です)を受けることになってしまいまして、
はっと気付いた時には、新しい仕事が決まってしまっていました。
病み上がりで体力に自信がないということについても包み隠さず告白したこともあって、しばらくは(研修期間&私の仕事の出来具合を見極めてもらうということで)現在の職場と同じ一日7時間のバイトから、ということなのですが、
いずれは(前の会社でも10年近くやっていた)貿易事務の仕事をする正社員への登用も考えると言ってもらって、(私の様子いかんによっては)バイトとはいえ残業もあるとのこと。
ということで、自分でも「ええーっ?ほんとに?」とまだ戸惑っているような状態ではあるのですが、現在のバイトは5月一杯で退職し、6月1日からは新しい職場に移ることになりました。
私の年齢や病気療養のためのここ数年の働く社会人としてのブランクを考えれば、この超世界恐慌のご時勢にまがりなりにも正社員候補での採用というのは非常にありがたい話で、まさに降ってわいたようなラッキーをかみ締めてもいい状況といえるのですが…、
残業があるかもしれない(社長の口ぶりではどうも残業は必須という感じ…)となると、
ますます日記を書く時間はなくなってしまう、ということになるわけで…。
うーむ。
あ、気儘に書き出すとか言いつつまた話が堂々巡りになってしまいました。
この後こそ!考察を始めます。
☆
以下、Supernaturalシーズン4のエピソードを鑑賞&復習し、Johnパパの日記を読み、さらにどうしても動いている父ちゃんを見返したくなってシーズン1「Dead Man’s Blood」「Salvation」「Devil’s Trap」&シーズン2「In My Time of Dying」を復習してしまった中で、
ぐるぐる考えめぐらせたあれこれから、少々書き出してみます。
以下、現在まだ日本では放送になっていないシーズン4および「John Winchester's Journal」(日本語翻訳版はまだ出版されていませんよね?)のネタバレが出てくる可能性が濃厚ですので、
ネタバレはとにかく絶対禁止!という方は、閲覧ご注意ください。
Supernaturalというドラマのシーズン1を一気に鑑賞し終えた興奮をいかんともしがたく、2007年のお正月明け早々、
『どうみても仲良しすぎる兄弟』 Sam&Dean二人の関係についての妄想解釈を
ネット上の日記という形で吐き出し始めたはずの私だったのですが、しかしほどなくしてこのSupernaturalというドラマを語るには、
父ちゃんを絡めたこの一家三人の関係についてのじっくり解釈をしていかなければどうしようもないことに気付かされました。
この日記の中で、既に何百回も繰り返してきたような気さえするのですが、一応私のシーズン1からずっと揺るがないこの三人の関係についての解釈をおさらいしておくと、
父ちゃんとサムの関係は、これだけ変わった境遇の家族としては意外なほど「普通」の父と息子の関係、
そしてサムが父ちゃんとそんな普通の親子関係を築くのに大きな役割を果たしたのが、ママの死後、たった4歳で、家族の中でのママの役割をいやおうなく担わされることになってしまったディーンだったというもの。
そんな「普通の息子」としての立場から外れて成長せざるを得なかったディーンは、このSupernaturalというドラマ全篇を通じ、
どんなに父ちゃんに反抗し、大喧嘩をしても、「普通」の息子として「普通」に父ちゃんの愛情を注がれて育ったサムと比較されては、
「息子」として父ちゃんの一番のお気に入りではなかったことを
そしてサムが大学へと去り、その後ディーンを一人置き去りに行き先も告げずに父ちゃんまでもが行方をくらましたという事実から、
家族の誰からも必要とされない存在である、なんていう事実を
さまざまなモンスターや悪魔たちから(時にはサムまでも!)本当にしつこく繰り返し繰り返し、さも「真実」であるかのように言い聞かされ続けてきました。
(これによって、ディーンが多くのFangirlsの同情を一心に集めることにもなっているわけですが…)
父ちゃんとサムという、ディーンに残されたたった二人の最愛の家族からたとえ必要とされていないとしても、愛されていないとしても、ディーンの二人に対する愛情はもう涙ぐましいくらいにゆるぎないものだったわけなのですが、
シリーズの進行とともに、
表面上はどうあれ、心の奥底でディーンはしだいに悪魔たちの言葉を真実であると受け止めるようになり、それが結果的にシーズン4に入って一際強調されているようにも見えるディーンの精神的な脆さというか、弱さへと繋がっていったようにも思えるのです。
これまでのシリーズ全体を通じ、Deanに向けられる熱烈な同情に反比例(この場合比例になるのかな?)する形で、
(特に)お若いFangirlsの方々からは、John Winchesterがどれほど身勝手で、思いやりのない父親であるかという批判が頻繁に湧き上がることになり、そういった批判を目にするたび、とにかく父ちゃん大好きな私は、全力で父ちゃんを弁護したくなって長々と日記を書く、ということの繰り返しで早2年半。(本当にあっという間の2年半でした)
それがシーズン4に入って、またぞろ世間では
「John!最低っ!」
という声が沸いてきている印象で。
でも!相も変らぬ理屈の繰り返しにはなりますが、
ディーンは(私と一緒で)どうしてもどんなことがあっても父ちゃんが大大大好きなのです!
なのですけれども!
ディーンの父ちゃんに向ける愛情についてあらためて考察する前に、まずはディーンの潜在意識内に蓄積した不安、およびディーンと父ちゃんの絆を引き裂こうとどんな言葉がディーンに対して投げつけられてきたか、(忘れっぽい私が思い出せる範囲で思い出せる順に)少しずつ振り返ってみたいと思います。
シーズン1:
第6話 『Skin』
ディーンの潜在的な不安が初めて表面化したのは、私が思い出せる限りでは、ディーンの脳内の記憶をダウンロードしたShapeshifterがサムにぶつけた言葉によってだったと思います。
“See, deep down, I’m just jealous. You got friends. You could have a life. Me? I know I’m a freak. And sooner or later, everybody’s gonna leave me.”
なあ、心の底じゃ、俺はただ嫉妬してる。お前には友達ができて、お前には人生ってもんがあった。俺は?俺が変人だってことはわかってる。そして、遅かれ早かれ、皆俺を置いていっちまう。
“You left. Hell, I did everything Dad asked me to, and he ditched me too. No explanation, nothing. Just. (a blow)…Left me with your sorry ass.”
お前は出て行った。ったく、俺は父ちゃんに言われたことはなんでもやった、その挙句、父ちゃんも俺を置き去りにして行っちまった。説明も、何にもなしに。ただ(ふっ)…お前だけを残してな。
さらに詳細な考察については、私の過去の 妄想日記その10 を参照ください。
そんなディーンの不安に追い討ちをかけるような言葉をぶつけたのは、なんと
第10話 『Asylum』 にて、
愛する弟のサムでした。
"I am normal. I'm just telling the truth for the first time. I mean, why are we even here? Because you're following Dad's orders like a good little soldier? Because you always do what he says without question? You're that desparate for his approval?"
俺は普通だよ。初めて本当のことを言うけどさ。つまり、なんで俺たちそもそもここにいるわけ?兄ちゃんが、父ちゃんの命令を優秀でちっちゃな兵隊みたいに聞くからか?兄ちゃんがなんの疑問もなく、父ちゃんの言うことをするからか?兄ちゃんはそこまで必死に父ちゃんに認めて欲しいわけ?
"That's the difference between you and me. I have a mind of my own. I'm not pathetic like you."
そこが、兄ちゃんと俺の違いだよ。俺は自分の考えを持ってる。俺は兄ちゃんみたいに哀れじゃない。
こちらについての私の考察は 妄想日記その14をどうぞ。
(『Ghost whisperer』も『Medium』もFOXジャパンで放送されている今となっては、Jennifer Love Hewittも、Patricia Arquetteもすっかりお馴染みの顔になりました…)
もう物心つく前から大好きな兄ちゃんをなにがなんでも独り占めしたいと思い続けているサム君は、好き勝手、我が侭放題の身勝手横暴親父(←あくまでサム目線です)のくせに、ひょっとしたら可愛い弟の自分よりも余計に愛しい兄ちゃんからの愛情を注いでもらってるように思える父ちゃんへの反抗心を抑えきれず、さらに次の
第11話『Scarecrow』
(こちらも詳細は 妄想日記その15をどうぞ。)
で、
"How old were you when Mom died? Four? Jess died six months ago. How the hell would you know how I feel?"
兄ちゃんはママが死んだ時いくつだった?4歳?ジェスが死んだのは6ヶ月前だ。兄ちゃんなんかに俺の気持ちがわかるもんか。
"I don't understand the blind faith you have in the man. I mean, it's like you don't even question him."
兄ちゃんのあの男に対する盲信は理解できないよ。つまりさ、兄ちゃんは父ちゃんに疑問さえもたないみたいじゃないか。
と、ディーンが家族の中で父ちゃんともサムとも共通点を持たない外れた存在であって、自分の意思すらも持たずに父ちゃんの言いなりに生きてきた存在であると、ディーンの心の奥底の傷に塩をすり込むようなことを口走ったりするわけです。
そんなこんなで、続く
第12話『 Faith』
第13話『Route 666』
(引用が面倒なのでタイトルにそれぞれの妄想日記へのリンクをつけます)
では、(あくまで私の考察上では)サムからあけすけに指摘された事実を実はディーン自身が、真実である、と思い込んでいる事実があきらかになります。
家族に必要とされていない、父ちゃんもサムもいずれディーンを置き去りにどこかへ行ってしまう…、
というディーンの心の中に深く根を張った不安は、
第16話『Shadow』
で、またはっきりと浮上してきます。
What if this whole thing was over tonight? Man, I’d sleep for a month. Go back to school—be a person again.
今晩、この全てのことに決着がつくんだとしたらどうする?そしたら俺、一ヶ月ぶっ続けで眠って。学校に戻るんだ-また普通の人間に戻るんだ。
そんなサムの言葉をきっかけにした、以下の兄弟の会話は、何回見返しても新鮮に泣かされてしまうシーンです。 (動いてる父ちゃん見たさに復習したつい最近もまた泣かされました…)
Dean: It’s never gonna be over. There’s gonna be others. There’s always gonna be somethin’ to hunt.
終わりなんかないさ。他にも何かある。「狩る」べきものはいつだって出てくる。
Sam: But there’s got to be somethin’ that you want for yourself—
でも、兄ちゃんだって何か望むことがあるだろ。
Dean: Yeah, I don’t want you to leave the second this thing’s over, Sam.
ああ、お前が、これが終わった瞬間に去ってなんかいかなければいいと思ってる、サム。
Sam: Dude, what’s your problem?
兄ちゃん、どうしたんだよ?
Dean: Why do you think I drag you everywhere? Huh? I mean, why do you think I came and got you at Stanford in the first place?
どうして俺がお前をそこら中、引っ張りまわしてると思ってるんだ?ええ?つまり、そもそもどうして俺がスタンフォードまでお前を迎えに行ったと思ってる?
Sam: ‘Cause Dad was in trouble. ‘Cause you wanted to find the thing that killed Mom.
父ちゃんが面倒に巻き込まれたからだろ。ママを殺したヤツを見つけたいからだ。
Dean: Yes, that, but it’s more than that, man. You and me and Dad—I mean, I want us….I want us to be together again. I want us to be a family again.
ああ、そうだ、でもそれだけじゃない。お前と俺と父ちゃん-つまり、俺達…また皆で一緒になりたかったんだ。また家族に戻りたかった。
Sam: Dean, we are a family. I’d do anything for you. But things will never be the way they were before.
ディーン、俺達は今だって家族だよ。兄ちゃんのためなら俺はなんだってする。でも、昔のままみたいになんて、もう戻れないよ。
Dean: (sadly) Could be.
(さびしそうに)戻れるかもしれないだろ。
Sam: I don’t want them to be. I'm not gonna live this life forever. Dean, when this is all over, you’re gonna have to let me go my own way.
俺は戻りたくない。俺はこんな人生を永遠に続けるつもりはないんだ。ディーン、これが全て終わったら、僕には自分の道を行かせてよ。
自分が世界のなにものよりも愛し慈しんでいる二人の家族から必要とされていないという不安を心の奥底に抱えつつも、
シーズン1のディーンはなんとか父ちゃん、サム、自分という三人の家族の絆を結びなおそうと、完全に母親的な心境&立場で努力し続けました。
ディーンの世界には、父ちゃんとサムという二人の家族、そして4歳の時にママを失った瞬間から否応なく「Family Business」となってしまった『狩り』しかない、
でもディーンがいくら父ちゃんの好きな音楽を聴き、父ちゃんの服装を真似て、父ちゃんのような行動をとっても、それは表面的なモノマネに過ぎず、
本当の父ちゃんの本質を受け継いだ息子はサムである。
このSupernaturalというドラマで本当に繰り返し繰り返し何度も出てきたテーマです。
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
そんなディーン自身も常に心に抱えていたはずの問いに対して、これまで私たち視聴者に提示されてきた答えは、シーズン4に入ってからも悪魔や天使が口々に言い続けた
「ディーンはジョンのような真実の勇気と強さを持った、本当の男じゃない」
「だから父ちゃんは自分の資質を色濃く受け継いだサムを一番のお気に入りとして愛したのだ」
というものでした。
この事実は、
第18話『Something Wicked』
という兄弟の子供時代のフラッシュバックエピソードによって、ディーンが『父ちゃんに愛されない理由』として長年ひっそりと心に抱き続けてきたらしい強烈なトラウマとして、ディーン自身も真実だと思っていた節があります。
でも違うのよ!!
ディーンがどんなに父ちゃんを愛して、父ちゃんになろうと必死に努力したのにも関わらず適わなかったのには、ちゃんとした理由があったのです。
それはシーズン4で明らかにされました。
☆
とりあえずは、ディーンのトラウマ&その原因となった(サムを含む)周囲の台詞なんかをだーっと書き出すつもりでしたが…、
既に大変長くなってしまったのと、どうしてもわき道にそれたくなってしまったので、今回のところはここで一旦投稿ということにして、
次回(できればなるべく早く…)、
「どうしてディーンは父ちゃんになれないのか」
について、私が到達した答えを書き出すことにしたいと思います。
2009年5月10日日曜日
Supernatural!感想文書きたいのに!
琴欧洲の婚約が発表されたりして…、
(もう2年前?の)名古屋場所では思いがけず握手をしてもらった元高見山、東関親方が近々定年になることも知ったりして…、
バイトのため本場所の生中継を見ることもできなくなる見込みの私の相撲愛もがくんと冷めて行きそうな今日この頃…。
愛知県に住んでいた時、やっぱり一宮市の佐渡ヶ嶽部屋の宿舎を見学に行っておくべきだった…、私が住んでいた(裸祭りで全国的に有名な)稲沢市のすぐお隣だったっていうのに…
って!そりゃあ当時は一応人妻だったですけどもさっ!はいはいっ!人妻じゃなくったって、年齢は「3つ年上です…」なんてものじゃない年上ですけどもさっ!
でも、これで琴欧洲が落ち着いて大関らしいいい相撲をとってくれるようになるなら、私としては、それが一番嬉しいことです。
☆
などなど、ちょっと気をとられていると、
あっ!という間に、シーズン4最終話の前編が放送になってしまいました。
以下、本日具体的にエピソードの内容に触れるつもりはないのですが、うっかり何かしらネタバレ的なことをもらしてしまうかもしれませんので、ネタバレ絶対に回避!な方は閲覧ご注意ください。
☆
で、来週はその後編、シーズン4の本当の最後のエピソードということなのですね。
最終話までの4話が一気に放送になると聞いた時、覚悟はしていましたが、やっぱり毎週毎週新しいエピソードが放送になるというのは、本当に忙しいものですね!
あー、返す返すも、とにかく何はなくとも時間だけは豊富にあった頃が懐かしいです!
振り返れば毎シーズンそうですが、最終話までの数話というのは内容的にも非常に盛りだくさんで、一話一話を追いかけ、内容をかろうじて消化していくのもアップアップという感じです。
(私はとかくDeanのとんでもない可愛さとかSamのよくここまで成長した!という逞しいセクシーさとかにばかり気をとられて、大事な台詞なんかを右から左に流してしまっていることも多いので…)
ラストスパート全開で、毎週投下される衝撃の展開をなんとか整理して理解しようと、ここしばらく暇さえあればこのシーズンのエピソードを少しずつ復習したりもしているのですが、
先の展開を知った上で、あらためてじっくりとエピソードを見返してみると、重要なキーワードや、兄弟の間の精神的ダイナミズムとでもいったものは、シリーズ全体を通して実にゆるぎなく一貫して描かれていることに気付かされて、
Supernaturalの脚本家チームって、本当に自分たちのドラマをよく研究&復習してるし、どんな細かいことも見逃さずに食いついてくる恐ろしいファンを納得させ、さらにそのファンの想像の上を行く設定を作り出そうと努力しているのだなー、
と、ひたすら感心させられるばかりです。
とはいえ、このシーズン4に入ってからのエピソードというものは、一部の(ひょっとしたらかなり多くの?)ファンにとっては、かなり納得のいかない展開とも受け止められている傾向もあるようで、
エピソード放送後のFangirlsのリアクションの中に、
「私もそう思った!」と素直に同意できる意見が非常に少ないという印象もあるため、
なんとか、自分なりの「シーズン4考」を書き出したい!とは思うのですが、
なんだかこのところめっきり、PCの前にゆっくり座ってじっくりと考えを巡らしたりする機会(&体力…)が減って、エピソードを見た直後の興奮を好きなだけ好きなように日記に吐き出すことができないのが非常に悔しいです。
とはいえ、「父ちゃん考」も途中だし…、ふと振り返れば、この3月にも、一度エピソードのまとめの感想を書き出そうと中途半端なことをしていた形跡が…。
(っていうか、私、そもそもシーズン1のエピソードの感想文も最後まで書いてなかった…?)
この際、来週のエピソードを見てしまって、その後シーズン5が再開されるまでの長~い夏のHiatusの間にじっくりと考察&感想を…
なんて大きなことを言って実現できたためしはないので、何事にも忘れっぽい私がこの激動のシーズンの興奮をあっさりと忘れてしまう前に、なんとか少しずつでも書き出したい!
とは思っているのですけれども…。
夏休みの日記みたいに、一日(Word換算で)一ページずつ、書くとか…。
…、私って、夏休みの宿題も最終日にまとめてやる子だったっけ…。
☆
バイトとはいえ、数年ぶりに外に出て働き始めたりしたことで、微妙なストレスに晒されるようになったためなのか、(最近の日記はこればっかり言ってますね)
口を開けば時間がないと言いつつ、(私の悪い癖で、たぶん現実逃避のために…)映画、ドラマ、本といったフィクションの媒体に浸っていることが多くなってしまっている気がします。
ということで、前回に引き続きということになりますが、またちょっと観た映画のタイトルだけ…:
『ダージリン急行』
映画の大半、包帯に覆われていたとはいえ、Owen Wilsonやっぱり可愛かった…。
っていうか、あのお馬鹿三兄弟が丸ごと可愛かった…。
『グラン・トリノ』
世間でこれほど名作揃いだと評判になっていながら、(とかくお気楽コメディしかみない傾向のある)私、クリント・イーストウッドの監督作品ってこれまでほとんど見たことがなかったのですが、ふとした拍子で観てしまいました。
ある意味、全編お約束といえばお約束なストーリー展開なのでしょうけれども、
頑固で昔かたぎなおじいさんと気弱な少年の間に、ああいうタイプの交流が生じ、二人がそれぞれ成長していくというようなお話は…、
お約束であってもやっぱり ”ぐっ” ときます。
☆
読書は…、
私、またもやスーザン・ブロックマン熱に浮かされるフェーズに入ってしまったようです。
前作の『Into the Fire』も、ついこの間読み終えたばかりという感じがするのですが(2月?!月日の経つのは本当に速いものです!)、
先日Amazonさんから、
Suzanne Brockmannの「Dark of Night」、お手ごろ価格のペーパーバックが入ったんですけどどうですか?
という、毎度の憎いお誘いがあり、うっかりふらふらと覗きにいってみると、
957円?これじゃお手軽すぎて、一冊じゃ送料無料にならないじゃない
すると 「この本を買った人は、こんなのも買ってますぜ?」
という誘惑の中に、
トラブルシューターズシリーズの最新翻訳版「熱い風の廃墟」上下巻が入っていて、
なんとおせっかいにも、「まとめて三冊購入する」というお買い物ボタンまで作ってある!
最近ちゃんと本屋さんに行ってなくて、新しい日本語翻訳版が出ていたことも知らなかった私としては、また、うーんと悩むことに。
とっくの昔にお手ごろ価格なペーパーバックで読んでしまったお話をあらためて高価な日本語翻訳版(しかも上下二巻)で買いなおす際には、いつも同じためらいが生じるのですが、
「熱い風の廃墟」の表紙を拡大してみると原題は『Flashpoint』で、これは記念すべき「トラブルシューターズインク」シリーズの幕開けともなる作品。
過去の日記を検索してみたら、2007年12月11日に感想文が投稿してありました。
当時の感想文では、私なりの解釈でチーム16シリーズの番外編、なんてことが書いてありましたが、この作品を皮切りに、物語の舞台は、海軍SEAL部隊の内部から、トム・パオレッティ(社長)率いるトラブルシューターズインクの活躍へと移っていたのですね。
ということで、結局、逡巡しつつも「三冊まとめて」の注文ボタンを押してしまった私です。
で、お届けは5月17日すぎです、とか言ってたのに、5月5日の午後にお届けされてしまうと、ゴールデンウィークも明けて二日間は仕事があるっていうのに!どうしても週末が待てずにほぼ二日徹夜状態で、「熱い風の廃墟」をおさらい読書してしまうことに…。
でも結果的に、ほぼ一年半ぶり(!)に読み直す機会が持ててよかったです。
(ここ数年で英語も随分速く読めるようになったと思っていたけど、やっぱり母国語である日本語を読むスピードの方が格段に上だということも実感しました)
『Flashpoint』(「熱い風の廃墟」)は、
チーム16が物語の中心でなくなって、知らない目新しい登場人物ばっかりになってしまったことが寂しい…なんてつぶやきつつ、
ほぼ初お目見えだった、デッカー、ナッシュ、テス、ソフィア、マーフィ、デイブ、そしてこの作品を読んでいる間はとにかく小憎らしいだけだったウィル・シュローダー!という数多くの新しい登場人物ばかりが出てくるお話をかなり苦労してじっくり読み込んだ記憶があって、日本語版であらためて読み返す必要もないと思っていたのですが、
でもその後(キュートなゲイのFBI捜査官ジュールズの恋の行方を知りたい一心で…)
『Hot Target』、『Breaking Point』、『Into the Storm』、『Force of Nature』、『All Through the Night』
と立て続けに「トラブルシューターズインク」シリーズを読んできて、
もうすっかりお馴染みさんになった(上に挙げた)『Flashpoint』の主要登場人物をまた勢ぞろいさせたともいえる『Into the Fire』をこの二月に読み終わったばかりの今、
自分でもワクワクするほどの猛スピードで読める日本語版ですっきりと復習してみると、
(以下、完全にネタバレなので一応文字を伏せます)
「ソフィア?ええっっ??!!そこに着地するの??絶対にデッカーとうまくいくものだと思って応援してきたのに!」
と思わされた『Into the Fire』へと繋がる、しっかりとした伏線が、『Flashpoint』でもうはっきりと描かれていたことを再確認できて、
「あー、シリーズものって、時々昔の作品に戻っておさらいするべきなんだなー」
(特に、濫読で忘れっぽい私のような人間は余計に…)
と素直に思えて、今後もいいタイミングで復習するため、このシリーズの日本語翻訳版が出るたびに購入してもいいのかもしれないと思うようになりました。
で!
どうやら前作の『Into the Fire』での出来事を色濃く引きずっているらしい、
『Dark of Night』を読む準備も整ったということで、
Supernaturalの感想文にも手をつけないまま、なけなしの体力を全てつぎ込んで読み始めてしまうことになりそうです…。
だって、ナッシュが…、デッカーが、大変なことになっちゃうみたいなんだもん。
(もう2年前?の)名古屋場所では思いがけず握手をしてもらった元高見山、東関親方が近々定年になることも知ったりして…、
バイトのため本場所の生中継を見ることもできなくなる見込みの私の相撲愛もがくんと冷めて行きそうな今日この頃…。
愛知県に住んでいた時、やっぱり一宮市の佐渡ヶ嶽部屋の宿舎を見学に行っておくべきだった…、私が住んでいた(裸祭りで全国的に有名な)稲沢市のすぐお隣だったっていうのに…
って!そりゃあ当時は一応人妻だったですけどもさっ!はいはいっ!人妻じゃなくったって、年齢は「3つ年上です…」なんてものじゃない年上ですけどもさっ!
でも、これで琴欧洲が落ち着いて大関らしいいい相撲をとってくれるようになるなら、私としては、それが一番嬉しいことです。
☆
などなど、ちょっと気をとられていると、
あっ!という間に、シーズン4最終話の前編が放送になってしまいました。
以下、本日具体的にエピソードの内容に触れるつもりはないのですが、うっかり何かしらネタバレ的なことをもらしてしまうかもしれませんので、ネタバレ絶対に回避!な方は閲覧ご注意ください。
☆
で、来週はその後編、シーズン4の本当の最後のエピソードということなのですね。
最終話までの4話が一気に放送になると聞いた時、覚悟はしていましたが、やっぱり毎週毎週新しいエピソードが放送になるというのは、本当に忙しいものですね!
あー、返す返すも、とにかく何はなくとも時間だけは豊富にあった頃が懐かしいです!
振り返れば毎シーズンそうですが、最終話までの数話というのは内容的にも非常に盛りだくさんで、一話一話を追いかけ、内容をかろうじて消化していくのもアップアップという感じです。
(私はとかくDeanのとんでもない可愛さとかSamのよくここまで成長した!という逞しいセクシーさとかにばかり気をとられて、大事な台詞なんかを右から左に流してしまっていることも多いので…)
ラストスパート全開で、毎週投下される衝撃の展開をなんとか整理して理解しようと、ここしばらく暇さえあればこのシーズンのエピソードを少しずつ復習したりもしているのですが、
先の展開を知った上で、あらためてじっくりとエピソードを見返してみると、重要なキーワードや、兄弟の間の精神的ダイナミズムとでもいったものは、シリーズ全体を通して実にゆるぎなく一貫して描かれていることに気付かされて、
Supernaturalの脚本家チームって、本当に自分たちのドラマをよく研究&復習してるし、どんな細かいことも見逃さずに食いついてくる恐ろしいファンを納得させ、さらにそのファンの想像の上を行く設定を作り出そうと努力しているのだなー、
と、ひたすら感心させられるばかりです。
とはいえ、このシーズン4に入ってからのエピソードというものは、一部の(ひょっとしたらかなり多くの?)ファンにとっては、かなり納得のいかない展開とも受け止められている傾向もあるようで、
エピソード放送後のFangirlsのリアクションの中に、
「私もそう思った!」と素直に同意できる意見が非常に少ないという印象もあるため、
なんとか、自分なりの「シーズン4考」を書き出したい!とは思うのですが、
なんだかこのところめっきり、PCの前にゆっくり座ってじっくりと考えを巡らしたりする機会(&体力…)が減って、エピソードを見た直後の興奮を好きなだけ好きなように日記に吐き出すことができないのが非常に悔しいです。
とはいえ、「父ちゃん考」も途中だし…、ふと振り返れば、この3月にも、一度エピソードのまとめの感想を書き出そうと中途半端なことをしていた形跡が…。
(っていうか、私、そもそもシーズン1のエピソードの感想文も最後まで書いてなかった…?)
この際、来週のエピソードを見てしまって、その後シーズン5が再開されるまでの長~い夏のHiatusの間にじっくりと考察&感想を…
なんて大きなことを言って実現できたためしはないので、何事にも忘れっぽい私がこの激動のシーズンの興奮をあっさりと忘れてしまう前に、なんとか少しずつでも書き出したい!
とは思っているのですけれども…。
夏休みの日記みたいに、一日(Word換算で)一ページずつ、書くとか…。
…、私って、夏休みの宿題も最終日にまとめてやる子だったっけ…。
☆
バイトとはいえ、数年ぶりに外に出て働き始めたりしたことで、微妙なストレスに晒されるようになったためなのか、(最近の日記はこればっかり言ってますね)
口を開けば時間がないと言いつつ、(私の悪い癖で、たぶん現実逃避のために…)映画、ドラマ、本といったフィクションの媒体に浸っていることが多くなってしまっている気がします。
ということで、前回に引き続きということになりますが、またちょっと観た映画のタイトルだけ…:
『ダージリン急行』
映画の大半、包帯に覆われていたとはいえ、Owen Wilsonやっぱり可愛かった…。
っていうか、あのお馬鹿三兄弟が丸ごと可愛かった…。
『グラン・トリノ』
世間でこれほど名作揃いだと評判になっていながら、(とかくお気楽コメディしかみない傾向のある)私、クリント・イーストウッドの監督作品ってこれまでほとんど見たことがなかったのですが、ふとした拍子で観てしまいました。
ある意味、全編お約束といえばお約束なストーリー展開なのでしょうけれども、
頑固で昔かたぎなおじいさんと気弱な少年の間に、ああいうタイプの交流が生じ、二人がそれぞれ成長していくというようなお話は…、
お約束であってもやっぱり ”ぐっ” ときます。
☆
読書は…、
私、またもやスーザン・ブロックマン熱に浮かされるフェーズに入ってしまったようです。
前作の『Into the Fire』も、ついこの間読み終えたばかりという感じがするのですが(2月?!月日の経つのは本当に速いものです!)、
先日Amazonさんから、
Suzanne Brockmannの「Dark of Night」、お手ごろ価格のペーパーバックが入ったんですけどどうですか?
という、毎度の憎いお誘いがあり、うっかりふらふらと覗きにいってみると、
957円?これじゃお手軽すぎて、一冊じゃ送料無料にならないじゃない
すると 「この本を買った人は、こんなのも買ってますぜ?」
という誘惑の中に、
トラブルシューターズシリーズの最新翻訳版「熱い風の廃墟」上下巻が入っていて、
なんとおせっかいにも、「まとめて三冊購入する」というお買い物ボタンまで作ってある!
最近ちゃんと本屋さんに行ってなくて、新しい日本語翻訳版が出ていたことも知らなかった私としては、また、うーんと悩むことに。
とっくの昔にお手ごろ価格なペーパーバックで読んでしまったお話をあらためて高価な日本語翻訳版(しかも上下二巻)で買いなおす際には、いつも同じためらいが生じるのですが、
「熱い風の廃墟」の表紙を拡大してみると原題は『Flashpoint』で、これは記念すべき「トラブルシューターズインク」シリーズの幕開けともなる作品。
過去の日記を検索してみたら、2007年12月11日に感想文が投稿してありました。
当時の感想文では、私なりの解釈でチーム16シリーズの番外編、なんてことが書いてありましたが、この作品を皮切りに、物語の舞台は、海軍SEAL部隊の内部から、トム・パオレッティ(社長)率いるトラブルシューターズインクの活躍へと移っていたのですね。
ということで、結局、逡巡しつつも「三冊まとめて」の注文ボタンを押してしまった私です。
で、お届けは5月17日すぎです、とか言ってたのに、5月5日の午後にお届けされてしまうと、ゴールデンウィークも明けて二日間は仕事があるっていうのに!どうしても週末が待てずにほぼ二日徹夜状態で、「熱い風の廃墟」をおさらい読書してしまうことに…。
でも結果的に、ほぼ一年半ぶり(!)に読み直す機会が持ててよかったです。
(ここ数年で英語も随分速く読めるようになったと思っていたけど、やっぱり母国語である日本語を読むスピードの方が格段に上だということも実感しました)
『Flashpoint』(「熱い風の廃墟」)は、
チーム16が物語の中心でなくなって、知らない目新しい登場人物ばっかりになってしまったことが寂しい…なんてつぶやきつつ、
ほぼ初お目見えだった、デッカー、ナッシュ、テス、ソフィア、マーフィ、デイブ、そしてこの作品を読んでいる間はとにかく小憎らしいだけだったウィル・シュローダー!という数多くの新しい登場人物ばかりが出てくるお話をかなり苦労してじっくり読み込んだ記憶があって、日本語版であらためて読み返す必要もないと思っていたのですが、
でもその後(キュートなゲイのFBI捜査官ジュールズの恋の行方を知りたい一心で…)
『Hot Target』、『Breaking Point』、『Into the Storm』、『Force of Nature』、『All Through the Night』
と立て続けに「トラブルシューターズインク」シリーズを読んできて、
もうすっかりお馴染みさんになった(上に挙げた)『Flashpoint』の主要登場人物をまた勢ぞろいさせたともいえる『Into the Fire』をこの二月に読み終わったばかりの今、
自分でもワクワクするほどの猛スピードで読める日本語版ですっきりと復習してみると、
(以下、完全にネタバレなので一応文字を伏せます)
「ソフィア?ええっっ??!!そこに着地するの??絶対にデッカーとうまくいくものだと思って応援してきたのに!」
と思わされた『Into the Fire』へと繋がる、しっかりとした伏線が、『Flashpoint』でもうはっきりと描かれていたことを再確認できて、
「あー、シリーズものって、時々昔の作品に戻っておさらいするべきなんだなー」
(特に、濫読で忘れっぽい私のような人間は余計に…)
と素直に思えて、今後もいいタイミングで復習するため、このシリーズの日本語翻訳版が出るたびに購入してもいいのかもしれないと思うようになりました。
で!
どうやら前作の『Into the Fire』での出来事を色濃く引きずっているらしい、
『Dark of Night』を読む準備も整ったということで、
Supernaturalの感想文にも手をつけないまま、なけなしの体力を全てつぎ込んで読み始めてしまうことになりそうです…。
だって、ナッシュが…、デッカーが、大変なことになっちゃうみたいなんだもん。
2009年5月3日日曜日
あれやこれや
大好きなJohnパパを弁護する!などと言ったものの…、
『父ちゃん考』にちょこっと手をつけただけで完全放置したまま、あっという間に一週間が経ってしまい、ふと気付けばいよいよシーズンフィナーレに向けたラストスパートに入ってきた!(Castiel!? Sam!!) という感じの衝撃のSupernaturalシーズン4第20話も放送になってしまったのですが、
まずは一呼吸おいて、ちょっと最近観た映画や、読み終えた本の感想などを忘れないうちに少しだけ書き出しておきたいと思います。
以下、それぞれの映画について、ネタバレが出てくる可能性がありますので閲覧ご注意ください。
☆
『ナイトミュージアム』
この夏公開される続編のCMを見て、あ、この映画観たいと思ってたんだっけ、と思い出した作品。
ベン・スティラーという俳優さんは、某Jared Pさんが、Convention や Gag Reel などの場面で折に触れてみせる
「Blue Steel」
というキメ顔(目を細め、頬を吸い込むようにするというスーパーモデル顔)のルーツとなったことで(私のような…一部のSPN Fangirlsの間で)有名な
「ズーランダー」という抱腹絶倒のコメディ映画を観て以来、私の心の中である種特別な位置を占める存在となっていましたが、かといって、あれこれ出演作を追いかけてみることもせずにここまで来てしまっていました。
でもせっかく思い出したんだから…と観てみると、
期待にたがわずなかなか楽しい映画でした!
(あれこれ長々と述べても私の悪い癖で無駄にクドくなってしまいそうなのであっさりと…)
とはいえ、この映画で私が一番食いついたのは例によって「あー!この人!」という俳優さんについてでして、
まずはベン演じるラリーが夜警として勤めることになった博物館の(あの上品な英国訛りのせいもあるのか…)気難しくてちょっと冷たい感じの館長(でしたっけ?)であるドクター・マクフィーを演じた Ricky Gervais。
このぽっちゃりしたきっちり横わけの英国訛りのおじさんは、先日観た「Ghost Town」の主役のDr. Pincuss!!
(しかも遅ればせながら、つい最近知ったところでは、このRicky Gervaisという俳優さんは、私も随分前からいつか見たい…と思い続けているアメリカでも人気のコメディードラマ「The Office」の英国本家版に主演している有名なコメディー俳優さんだったのですね)
そして、上でタイトルを出した『ズーランダー』にも出ていた、最近ではあの可愛い『マーリー』というワンコの映画(CMで「あっ! あのお父さんは!」と思っただけで、私はこの映画は未見です)のお父さんを演じている Owen C. Wilson。
『ズーランダー』の時にもベンのライバルであるお馬鹿なスーパーモデル役を演じた彼の可愛さにめろめろになったものでしたが…、
今回の西部開拓時代のジオラマを構成するちっちゃなカウボーイのフィギュア役の彼も可愛かったー!
「お隣のローマ軍と喧嘩しないなら、お外で遊んでもいいよ。仲良くできるかな?」
(↑の台詞は、私の頭の中のおかしなフィルターを通って記憶されたものであるため、実際の台詞とはかなりニュアンスが異なることについてはあらかじめご了承願います)
ローマ軍の将軍(オクタビアヌスだったっけ…)と二人並べられてラリー(ベン)からそう厳しく言い聞かされた時、
「こくっ」 と上目遣いにうなずいたりする様子がなんとも子供らしくて、(ちょっとYellow FeverのDeanを彷彿としたりもして…)可愛くてたまりませんでした。
そんな風にわずかに目にした出演作品から、Owen Wilsonという俳優さんに対してとにかく能天気で可愛いイメージだけしか持っていなかった私は、この日記を書くためにOwen Wilsonのプロフィールをちょこっと調べているうちに、2007年に自殺未遂を…なんていう衝撃的な情報にぶつかって本当にびっくりさせられました。
彼がそんな行動をとるに至った理由などについては全く知りませんが、完全に彼と同世代である私もここ数年は本当にあれこれ、まさに文字通り人生がひっくり返るような激変&激動続きだったことを振り返ると…、
(私を筆頭に)表面のん気そうに見えていても人生ン十年も生きているうちには、ほんのちょっとの歯車の食い違いでとんでもない方向に進路が外れたりもして、
そのちょっとした加減で 「もう人生疲れた…」 なんていう気持ちにもなることもあったりする年頃ということなのかも、なんてふと考えさせられました。
今は元気に戻ったのでしょうね?
Owen Wilson が出ていたとは全く知らないながらも、ずっと気になりつつ、でも見逃していた「ダージリン急行」や
話題の「マーリー」も、とりあえず今後見たい映画リストに入れておきたいと思います…。
☆
そういえば、上の映画には全く関係のないことなのですが、「あ!この人!」つながりで思い出したことを一つ…:
先日の日記に「Leverage」というドラマを見始めたと書いたのですけれども、このドラマでコンピューターの天才(というか、はっきりいって完全にオタクの) Alec Hardison を演じているのは、
Supernaturalシーズン2の衝撃のフィナーレ「All Hell Breaks Lose」に、YEDプロデュースのSamと同期のサイキックキッズの一人として登場した、あの超セクシーな怪力ソルジャー『Jake』を演じた
Aldis Hodge
だったのです。
『Leverage』で登場した瞬間から、
「あー、この人見たことある…、すっごく見たことある…、どこで見たんだっけ…(で、しまいには…)ジャッキー・チェンの映画に出てた人?(←どうも私、漠然と、「ラッシュアワー」のクリス・タッカーと間違えていたらしくて…(恥)けれども、実は私、そのラッシュ・アワーも見ていません…)」
なんていう微妙な記憶喪失にかかっていたのですけれども…。
SPNでのJakeのシリアス&寡黙でクールな役どころに比較して、LeverageでのHardisonは、(シリアスな顔をしている時には)物凄くハンサムでセクシーなのは変わらずとはいえ、あまりに軽いへなちょこオタク君なもので、私の中で全然イメージが一致しなかったのです。
っていうか…、AHBLでは、基本Samの顔(むしろ身体…)ばっかりみてたし。
Leverageでは、Christian Kaneの顔(はい…、そうです、身体)ばっかみてるから…。
ところがつい先日、
「(Leverageの)Hardisonの Aldis Hodgeが、ロンドンのAsylum Conに参加することになったんだって!きゃーっ!あとはBrock Kellyが参加してくれれば最高なのに~~っ!」
という情報がSPN Fandom内を駆け巡った際、やっと
「はっ……。Jakeだ!AldisってJakeで、Hardisonだったんだ!あ~~っ!なんでそんなことにすぐ気付かなかったんだろ、あたしってバカー!」
と、大変遅まきながら頭の回線が繋がったという事実がありまして。
とはいうものの…、
明日の月曜日にも新型インフルエンザ警戒水準を示すフェーズが「パンデミック」レベルの6に上げられてしまうかもしれないという現状、
既に感染者も報告されているイギリスで、果たして、数百人の人間が集まる(インフルエンザウィルスが介在しなくても、毎度興奮のあまり高熱を出すFangirlsが大勢出ていそうな…)Conventionが予定通り開催されるものか…
発生国メキシコの地続きのお隣で、実際にメキシコに次ぐ患者数が報告されているアメリカからゲスト出演者たちの渡航が現実問題として許されるものなのか…
という危惧も大きくなってきていますが…、
Aldisのパネルでは、きっとLeverageの撮影のこぼれ話なんかに絡めて Chris の楽しい話(ひょっとしたら、ChrisがAldisにバラしたJensenの秘密とか…)なんかが出てくるに違いないので、
毎度遠い小さな島国から楽しいレポートを覗き見するだけの身分とはいえ、5月末のAsylum Conの開催期日までにはインフルエンザ騒動がなんとか収束に向かって、Conが無事に開催されることを祈りたいと思います。
☆
『WALL-E』
あまりのTV CMの威力についつられて…。
それと…(なんか最近表の日記にこの話題を書きすぎてる気がしますが)Sのつくお話が集まる某コミュニティに、JAR-ED と J.E.N というキャラクターのラブストーリーを表現したCrack Comic が投稿されたのを見つけて…、ついついやっぱりどうしてもパロディを目にする前に本物を見ておきたくなって。
以下、ネタバレというほどではないと思うのですが、少々内容にふれます。
エコだ、温暖化ストップだ、といいつつも、やっぱり金儲け優先の大量消費が励行される現代社会に警鐘を鳴らし、問題を提起するというのがこの映画の根底にある大きなテーマではあるのでしょうが、
ひとりぼっちなりに充実したWALL-Eの暮らしぶり、
と、
色白でお肌すべすべ、輝くグリーンの瞳の(J.E.Nならぬ…)E.V.Eに一目ぼれして以来、とにかくE.V.Eと手をつなぎたい一心で、全てを捨ててひたむきに頑張るJAR-…じゃなかったWALL-Eの姿がなんともけなげで、可愛いかったです。
☆
正直言って、あまり通な映画ファンとは言えない私は、この日記でこれまでに挙げてきたタイトルの数々を見てもらっても丸分かりなように、映画といえば、主にハリウッドのお気楽娯楽作品しか見ないという、大変薄っぺらい嗜好傾向を持っているのですが、
時々、妹の趣味でレンタルしたヨーロッパ映画のご相伴にあずかることがあります。
つい最近はスイスの映画の『マルタのやさしい刺繍』をみました。
アルプスの小さな村で、80歳を越えたおばあちゃんが長年の夢をかなえて「素敵なランジェリーショップ」を開くという、というある意味破天荒なストーリーの映画です。
これがとっても面白かった!
以下、少々ネタバレです。
(おばあちゃんたちを巡る価値観と意識は日本と変わらないか、現在の日本以上ともいえるくらいに)大変に保守的なアルプスの田舎町で、
夫が辞めろというから、(素敵なランジェリーを自由自在に作り出していた)縫製の仕事を辞め家庭に入り、今や息子に命令されて愛する夫とともに経営していた雑貨屋を閉めようとしていたり…、
夫が嫌がるから、車の免許をとらなかった、で、今や、身体が不自由になった夫を自分では病院に送迎できないため、横暴な息子に大事な夫を施設に入れられそうになっていたり…、
なんていう風に
まるで日本でも有名な儒教の教え:
『女たるもの、幼きは父母に従い、若きは夫に従い、老いては子に従う』
の通りに生きてきたようなおばあちゃんたちが、ある時ふいに自分の夢を追求し始め、横暴な息子たちからの妨害や、信仰心が厚くとにかく石頭で保守的な村人たちの陰口やあからさまな侮蔑にもめげず、猛烈に頑張り始めるのです。
愛する夫の死後、完全に生きる気力を失っていたマルタは、(アメリカかぶれの奔放で進歩的な友達の励ましも手伝って)80歳を超えて「夢のランジェリーショップを開く」という新たな生きる道を手探りしはじめ、
またあるおばあちゃんは夫を病院へ送迎するため(+マルタのランジェリーの出荷も手伝えるし…と)車の免許取得にチャレンジすることを決めたり、
とにかく頭が固くて一番の頑固者だった元社長婦人のおばあちゃんも(生意気なハナタレ小僧たち-皆、地位も名誉もあるおじさんたちばかりですけれども…-の横暴に逆ギレする形で)マルタのランジェリーをネット通販するため、自分に気のある(同じ老人ホームの入居者の)おじいちゃんを利用してパソコンを習い始めたり…。
それぞれが抱える辛い現実や、次々に降りかかってくる困難にもくじけず、自分の夢をかなえるために全力で努力し戦い続けるマルタたちの頑張りを見ている内に、
(上では、そろそろ「人生に疲れる」年頃なんて書いたものの)80歳のマルタからみたら、まだまだお尻にタマゴの殻がくっついてるようなヒヨッコの私も、その気にさえなれば、ひょっとしてまだまだ夢に向かって頑張れたりするのかも…、
いや、つべこべ言い訳したり、あれこれ考えてる暇があったら、まず頑張ってみなければ!
と、なんだかやみくもに元気が出ました。
(でもその気持ちを維持するのが難しいのですよね)
☆
バイトが5時までに伸びた途端、大風邪を引き込んだり、そうこうしている内にSPNの連続放送が再開されたりで、このところゆっくり紙の読書をする時間がなかなかとれなかったのですが、
前回「父ちゃん考」をちょこっと書き始めたところでもあり、
父ちゃんの衝撃の秘密が明らかにされた第19話「Jump the Shark」が放送されたことに対し、私なりの「父ちゃん弁護」の足元を固める資料集めという意図もあって、
ついに購入したままほぼ放置したままだった
『John Winchester’s Journal』
に、本気で手をつけることにしました。
するとなんだかあっけないくらいにあっさりと二人の息子の成長日記の部分のみを読み終えてしまいました。
(父ちゃんと離れ離れになった後の兄弟にとっての重要な手引きとなっていくモンスターの豆知識の書き込みの部分をほとんどすっ飛ばしてしまったので…
でも父ちゃんが日本の狐や狸や天狗なんかのことまで調べていたのにはちょっと笑ってしまいました)
Supernaturalのアメリカの公式サイトに公開されていた(もう数年覗きに行ってませんが、今でも公開されているのでしょうか?)父ちゃんの日記からの幼い兄弟のことに触れたわずかな抜粋部分に号泣させられたことをこの日記でもかつて告白しましたが、
今回丸々通して読んだ後も、少しも父ちゃんの感情や目的意識に矛盾を感じたりする部分はなくて、更にここまでの4年間の本編ドラマのエピソードの中で少しずつ明らかになった家族や兄弟を取り巻く小さなエピソードなんかも(私の印象では)ほぼ漏れなく取り込まれている印象で、
ここまでのレベルに仕上げるためには、随分丹念にさまざまな事象とSam&Deanの成長との時系列を調べ上げたのだろうし、
父ちゃんの感情や息子たちへの愛情もよく分析し理解した上で、サムやYEDの秘密にじりじりと近づいていく父ちゃんの様子を描き出している、と(とにかく父ちゃんびいきの私のようなファンにも)素直に思わせてくれたのには、
この日記の制作に関わった人たちの努力のほどがうかがい知れるようで、
このSupernaturalというドラマには、まさに全身全霊をかけてWinchester兄弟の旅を追いかけ見守り続けている本当に献身的なファンがたくさんいることをしっかりと承知して、そんなファンを決して見くびったり甘く見たりすることなく、真摯に力をつくしてくれているのだと感じて、正直頭が下がる気がしました。
日米のAmazon双方から、今度「父ちゃんの日記」発売されますけど予約しときませんか?と誘惑され始めた時には、Nevermore読後のがっかり具合が後を引いていたこともあり、ん~どうしよう、となかなか予約ボタンが押せなかったものでしたが、
今は、購入してよかったと思えます。
父ちゃんが息子たちへどれほどの愛情を注いできたかの証明を兼ねて、父ちゃんの手による息子たちの成長記を詳細に書き出してしまいたいくらいですが、
今回の日記も予想に反して長くなって、既に、体力が切れてきてしまったので、また今後「父ちゃん考」の続きを書く時にでも、ひょっとしたら少しずつ引用させてもらうことになるかもしれません。
この連休中にもう少し「父ちゃん考」を書き進められるといいのですが…。
『父ちゃん考』にちょこっと手をつけただけで完全放置したまま、あっという間に一週間が経ってしまい、ふと気付けばいよいよシーズンフィナーレに向けたラストスパートに入ってきた!(Castiel!? Sam!!) という感じの衝撃のSupernaturalシーズン4第20話も放送になってしまったのですが、
まずは一呼吸おいて、ちょっと最近観た映画や、読み終えた本の感想などを忘れないうちに少しだけ書き出しておきたいと思います。
以下、それぞれの映画について、ネタバレが出てくる可能性がありますので閲覧ご注意ください。
☆
『ナイトミュージアム』
この夏公開される続編のCMを見て、あ、この映画観たいと思ってたんだっけ、と思い出した作品。
ベン・スティラーという俳優さんは、某Jared Pさんが、Convention や Gag Reel などの場面で折に触れてみせる
「Blue Steel」
というキメ顔(目を細め、頬を吸い込むようにするというスーパーモデル顔)のルーツとなったことで(私のような…一部のSPN Fangirlsの間で)有名な
「ズーランダー」という抱腹絶倒のコメディ映画を観て以来、私の心の中である種特別な位置を占める存在となっていましたが、かといって、あれこれ出演作を追いかけてみることもせずにここまで来てしまっていました。
でもせっかく思い出したんだから…と観てみると、
期待にたがわずなかなか楽しい映画でした!
(あれこれ長々と述べても私の悪い癖で無駄にクドくなってしまいそうなのであっさりと…)
とはいえ、この映画で私が一番食いついたのは例によって「あー!この人!」という俳優さんについてでして、
まずはベン演じるラリーが夜警として勤めることになった博物館の(あの上品な英国訛りのせいもあるのか…)気難しくてちょっと冷たい感じの館長(でしたっけ?)であるドクター・マクフィーを演じた Ricky Gervais。
このぽっちゃりしたきっちり横わけの英国訛りのおじさんは、先日観た「Ghost Town」の主役のDr. Pincuss!!
(しかも遅ればせながら、つい最近知ったところでは、このRicky Gervaisという俳優さんは、私も随分前からいつか見たい…と思い続けているアメリカでも人気のコメディードラマ「The Office」の英国本家版に主演している有名なコメディー俳優さんだったのですね)
そして、上でタイトルを出した『ズーランダー』にも出ていた、最近ではあの可愛い『マーリー』というワンコの映画(CMで「あっ! あのお父さんは!」と思っただけで、私はこの映画は未見です)のお父さんを演じている Owen C. Wilson。
『ズーランダー』の時にもベンのライバルであるお馬鹿なスーパーモデル役を演じた彼の可愛さにめろめろになったものでしたが…、
今回の西部開拓時代のジオラマを構成するちっちゃなカウボーイのフィギュア役の彼も可愛かったー!
「お隣のローマ軍と喧嘩しないなら、お外で遊んでもいいよ。仲良くできるかな?」
(↑の台詞は、私の頭の中のおかしなフィルターを通って記憶されたものであるため、実際の台詞とはかなりニュアンスが異なることについてはあらかじめご了承願います)
ローマ軍の将軍(オクタビアヌスだったっけ…)と二人並べられてラリー(ベン)からそう厳しく言い聞かされた時、
「こくっ」 と上目遣いにうなずいたりする様子がなんとも子供らしくて、(ちょっとYellow FeverのDeanを彷彿としたりもして…)可愛くてたまりませんでした。
そんな風にわずかに目にした出演作品から、Owen Wilsonという俳優さんに対してとにかく能天気で可愛いイメージだけしか持っていなかった私は、この日記を書くためにOwen Wilsonのプロフィールをちょこっと調べているうちに、2007年に自殺未遂を…なんていう衝撃的な情報にぶつかって本当にびっくりさせられました。
彼がそんな行動をとるに至った理由などについては全く知りませんが、完全に彼と同世代である私もここ数年は本当にあれこれ、まさに文字通り人生がひっくり返るような激変&激動続きだったことを振り返ると…、
(私を筆頭に)表面のん気そうに見えていても人生ン十年も生きているうちには、ほんのちょっとの歯車の食い違いでとんでもない方向に進路が外れたりもして、
そのちょっとした加減で 「もう人生疲れた…」 なんていう気持ちにもなることもあったりする年頃ということなのかも、なんてふと考えさせられました。
今は元気に戻ったのでしょうね?
Owen Wilson が出ていたとは全く知らないながらも、ずっと気になりつつ、でも見逃していた「ダージリン急行」や
話題の「マーリー」も、とりあえず今後見たい映画リストに入れておきたいと思います…。
☆
そういえば、上の映画には全く関係のないことなのですが、「あ!この人!」つながりで思い出したことを一つ…:
先日の日記に「Leverage」というドラマを見始めたと書いたのですけれども、このドラマでコンピューターの天才(というか、はっきりいって完全にオタクの) Alec Hardison を演じているのは、
Supernaturalシーズン2の衝撃のフィナーレ「All Hell Breaks Lose」に、YEDプロデュースのSamと同期のサイキックキッズの一人として登場した、あの超セクシーな怪力ソルジャー『Jake』を演じた
Aldis Hodge
だったのです。
『Leverage』で登場した瞬間から、
「あー、この人見たことある…、すっごく見たことある…、どこで見たんだっけ…(で、しまいには…)ジャッキー・チェンの映画に出てた人?(←どうも私、漠然と、「ラッシュアワー」のクリス・タッカーと間違えていたらしくて…(恥)けれども、実は私、そのラッシュ・アワーも見ていません…)」
なんていう微妙な記憶喪失にかかっていたのですけれども…。
SPNでのJakeのシリアス&寡黙でクールな役どころに比較して、LeverageでのHardisonは、(シリアスな顔をしている時には)物凄くハンサムでセクシーなのは変わらずとはいえ、あまりに軽いへなちょこオタク君なもので、私の中で全然イメージが一致しなかったのです。
っていうか…、AHBLでは、基本Samの顔(むしろ身体…)ばっかりみてたし。
Leverageでは、Christian Kaneの顔(はい…、そうです、身体)ばっかみてるから…。
ところがつい先日、
「(Leverageの)Hardisonの Aldis Hodgeが、ロンドンのAsylum Conに参加することになったんだって!きゃーっ!あとはBrock Kellyが参加してくれれば最高なのに~~っ!」
という情報がSPN Fandom内を駆け巡った際、やっと
「はっ……。Jakeだ!AldisってJakeで、Hardisonだったんだ!あ~~っ!なんでそんなことにすぐ気付かなかったんだろ、あたしってバカー!」
と、大変遅まきながら頭の回線が繋がったという事実がありまして。
とはいうものの…、
明日の月曜日にも新型インフルエンザ警戒水準を示すフェーズが「パンデミック」レベルの6に上げられてしまうかもしれないという現状、
既に感染者も報告されているイギリスで、果たして、数百人の人間が集まる(インフルエンザウィルスが介在しなくても、毎度興奮のあまり高熱を出すFangirlsが大勢出ていそうな…)Conventionが予定通り開催されるものか…
発生国メキシコの地続きのお隣で、実際にメキシコに次ぐ患者数が報告されているアメリカからゲスト出演者たちの渡航が現実問題として許されるものなのか…
という危惧も大きくなってきていますが…、
Aldisのパネルでは、きっとLeverageの撮影のこぼれ話なんかに絡めて Chris の楽しい話(ひょっとしたら、ChrisがAldisにバラしたJensenの秘密とか…)なんかが出てくるに違いないので、
毎度遠い小さな島国から楽しいレポートを覗き見するだけの身分とはいえ、5月末のAsylum Conの開催期日までにはインフルエンザ騒動がなんとか収束に向かって、Conが無事に開催されることを祈りたいと思います。
☆
『WALL-E』
あまりのTV CMの威力についつられて…。
それと…(なんか最近表の日記にこの話題を書きすぎてる気がしますが)Sのつくお話が集まる某コミュニティに、JAR-ED と J.E.N というキャラクターのラブストーリーを表現したCrack Comic が投稿されたのを見つけて…、ついついやっぱりどうしてもパロディを目にする前に本物を見ておきたくなって。
以下、ネタバレというほどではないと思うのですが、少々内容にふれます。
エコだ、温暖化ストップだ、といいつつも、やっぱり金儲け優先の大量消費が励行される現代社会に警鐘を鳴らし、問題を提起するというのがこの映画の根底にある大きなテーマではあるのでしょうが、
ひとりぼっちなりに充実したWALL-Eの暮らしぶり、
と、
色白でお肌すべすべ、輝くグリーンの瞳の(J.E.Nならぬ…)E.V.Eに一目ぼれして以来、とにかくE.V.Eと手をつなぎたい一心で、全てを捨ててひたむきに頑張るJAR-…じゃなかったWALL-Eの姿がなんともけなげで、可愛いかったです。
☆
正直言って、あまり通な映画ファンとは言えない私は、この日記でこれまでに挙げてきたタイトルの数々を見てもらっても丸分かりなように、映画といえば、主にハリウッドのお気楽娯楽作品しか見ないという、大変薄っぺらい嗜好傾向を持っているのですが、
時々、妹の趣味でレンタルしたヨーロッパ映画のご相伴にあずかることがあります。
つい最近はスイスの映画の『マルタのやさしい刺繍』をみました。
アルプスの小さな村で、80歳を越えたおばあちゃんが長年の夢をかなえて「素敵なランジェリーショップ」を開くという、というある意味破天荒なストーリーの映画です。
これがとっても面白かった!
以下、少々ネタバレです。
(おばあちゃんたちを巡る価値観と意識は日本と変わらないか、現在の日本以上ともいえるくらいに)大変に保守的なアルプスの田舎町で、
夫が辞めろというから、(素敵なランジェリーを自由自在に作り出していた)縫製の仕事を辞め家庭に入り、今や息子に命令されて愛する夫とともに経営していた雑貨屋を閉めようとしていたり…、
夫が嫌がるから、車の免許をとらなかった、で、今や、身体が不自由になった夫を自分では病院に送迎できないため、横暴な息子に大事な夫を施設に入れられそうになっていたり…、
なんていう風に
まるで日本でも有名な儒教の教え:
『女たるもの、幼きは父母に従い、若きは夫に従い、老いては子に従う』
の通りに生きてきたようなおばあちゃんたちが、ある時ふいに自分の夢を追求し始め、横暴な息子たちからの妨害や、信仰心が厚くとにかく石頭で保守的な村人たちの陰口やあからさまな侮蔑にもめげず、猛烈に頑張り始めるのです。
愛する夫の死後、完全に生きる気力を失っていたマルタは、(アメリカかぶれの奔放で進歩的な友達の励ましも手伝って)80歳を超えて「夢のランジェリーショップを開く」という新たな生きる道を手探りしはじめ、
またあるおばあちゃんは夫を病院へ送迎するため(+マルタのランジェリーの出荷も手伝えるし…と)車の免許取得にチャレンジすることを決めたり、
とにかく頭が固くて一番の頑固者だった元社長婦人のおばあちゃんも(生意気なハナタレ小僧たち-皆、地位も名誉もあるおじさんたちばかりですけれども…-の横暴に逆ギレする形で)マルタのランジェリーをネット通販するため、自分に気のある(同じ老人ホームの入居者の)おじいちゃんを利用してパソコンを習い始めたり…。
それぞれが抱える辛い現実や、次々に降りかかってくる困難にもくじけず、自分の夢をかなえるために全力で努力し戦い続けるマルタたちの頑張りを見ている内に、
(上では、そろそろ「人生に疲れる」年頃なんて書いたものの)80歳のマルタからみたら、まだまだお尻にタマゴの殻がくっついてるようなヒヨッコの私も、その気にさえなれば、ひょっとしてまだまだ夢に向かって頑張れたりするのかも…、
いや、つべこべ言い訳したり、あれこれ考えてる暇があったら、まず頑張ってみなければ!
と、なんだかやみくもに元気が出ました。
(でもその気持ちを維持するのが難しいのですよね)
☆
バイトが5時までに伸びた途端、大風邪を引き込んだり、そうこうしている内にSPNの連続放送が再開されたりで、このところゆっくり紙の読書をする時間がなかなかとれなかったのですが、
前回「父ちゃん考」をちょこっと書き始めたところでもあり、
父ちゃんの衝撃の秘密が明らかにされた第19話「Jump the Shark」が放送されたことに対し、私なりの「父ちゃん弁護」の足元を固める資料集めという意図もあって、
ついに購入したままほぼ放置したままだった
『John Winchester’s Journal』
に、本気で手をつけることにしました。
するとなんだかあっけないくらいにあっさりと二人の息子の成長日記の部分のみを読み終えてしまいました。
(父ちゃんと離れ離れになった後の兄弟にとっての重要な手引きとなっていくモンスターの豆知識の書き込みの部分をほとんどすっ飛ばしてしまったので…
でも父ちゃんが日本の狐や狸や天狗なんかのことまで調べていたのにはちょっと笑ってしまいました)
Supernaturalのアメリカの公式サイトに公開されていた(もう数年覗きに行ってませんが、今でも公開されているのでしょうか?)父ちゃんの日記からの幼い兄弟のことに触れたわずかな抜粋部分に号泣させられたことをこの日記でもかつて告白しましたが、
今回丸々通して読んだ後も、少しも父ちゃんの感情や目的意識に矛盾を感じたりする部分はなくて、更にここまでの4年間の本編ドラマのエピソードの中で少しずつ明らかになった家族や兄弟を取り巻く小さなエピソードなんかも(私の印象では)ほぼ漏れなく取り込まれている印象で、
ここまでのレベルに仕上げるためには、随分丹念にさまざまな事象とSam&Deanの成長との時系列を調べ上げたのだろうし、
父ちゃんの感情や息子たちへの愛情もよく分析し理解した上で、サムやYEDの秘密にじりじりと近づいていく父ちゃんの様子を描き出している、と(とにかく父ちゃんびいきの私のようなファンにも)素直に思わせてくれたのには、
この日記の制作に関わった人たちの努力のほどがうかがい知れるようで、
このSupernaturalというドラマには、まさに全身全霊をかけてWinchester兄弟の旅を追いかけ見守り続けている本当に献身的なファンがたくさんいることをしっかりと承知して、そんなファンを決して見くびったり甘く見たりすることなく、真摯に力をつくしてくれているのだと感じて、正直頭が下がる気がしました。
日米のAmazon双方から、今度「父ちゃんの日記」発売されますけど予約しときませんか?と誘惑され始めた時には、Nevermore読後のがっかり具合が後を引いていたこともあり、ん~どうしよう、となかなか予約ボタンが押せなかったものでしたが、
今は、購入してよかったと思えます。
父ちゃんが息子たちへどれほどの愛情を注いできたかの証明を兼ねて、父ちゃんの手による息子たちの成長記を詳細に書き出してしまいたいくらいですが、
今回の日記も予想に反して長くなって、既に、体力が切れてきてしまったので、また今後「父ちゃん考」の続きを書く時にでも、ひょっとしたら少しずつ引用させてもらうことになるかもしれません。
この連休中にもう少し「父ちゃん考」を書き進められるといいのですが…。
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