2007年5月5日土曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

maxy494さんの書き込みにつられて「MOVIE STAR」6月号買ってしまいました。

あそこまでのアップに耐える美貌って、Jensen…やっぱり恐るべし、ですね。



Jensen Ackles, you surely should be illegal.....



自然な肌色にみえるけど、世界のFan girls がお気に入りのFreckles(そばかす)がほとんど見えないということは、撮影用にファンデーションを塗られてしまっているのでしょうね。(つまり、お化粧のノリもそれだけいいってことなのね…。妬ましいほど…。)

そして、この超アップの写真で見るJensenの瞳の色は、先日バンクーバーを訪れた Fan girl の指摘にあったグリーンではなく、明らかにヘイゼルですよね?

かなり踵の高い靴を履いているのがちょっとだけ気になってしまいましたが、Jared と一緒に行動するようになって、Jensen なにか身長にコンプレックスでも感じるようになったのかしら?
日本ではそんな心配まったくいらないのに!

インタビューの内容に、これといって目新しいやりとりはないけれども、現実の世界で一番怖いものは?という質問への 「人間全般」 という回答には、ちょっとだけ考えさせられました…。

このインタビュー。(8月号に続く)ってなってるのは、セカンドシーズンDVDの発売に合わせて、8月号でSupernatural の特集が組まれるって期待してもいいのでしょうか?

この続きのインタビューではセカンドシーズンの撮影にまつわる裏話なんかを話してくれているといいけど…。8月号も忘れずに買いに行かなきゃ…。



***



話は突然変わりますが、見知らぬ人に話しかけられることって、ありますか?

いえ、宗教の勧誘とかではなくて。

私はかなりの人見知りで、まず自分から知らない人に話しかけることはないのですが、どういうわけか昔から、駅で切符の買い方を聞かれたり、通りすがりに道を聞かれたりすることが頻繁にありました。

一度なんか、90代くらいのおばあさんのヒッチハイクを拾って5~10分ほどの距離ですが彼女の目的地まで車で送ったことがあります。もちろん、日本の北関東の田舎町でのことです。
おばあさんは、結構です!という私にわずかですがお小遣いを無理やり渡して、車をおりていきました。(今思えば、あれって白タクになっちゃうのかな?)

恐竜博には結構毎年通っていたのですが、ある年、オープン時間前に会場に到着してしまった夫と二人、せっかくだから一番乗りしよう、と入場ゲート前でチケット売り場が開くのを待っていると、初老のご夫婦が近寄ってきて「相談があるのだけど」と…。

「なんでしょう?」と応えると、そのご夫婦は、実は抱えているご病気のため二人とも障害者手帳を持っていて、介護人が付き添ってきている場合、二人で一人分の入場料で入れるのだ、と。
いつもは娘さん夫婦に付き添ってもらうのだけど、今回は、娘さんたちと休みが合わなかったことと、自宅から近いこともあって、ご夫婦二人だけやってきていて、障害者手帳を持っていたとしても介護人がいなければ通常料金で入ることになるので、どうせだから、介護人ということで私たちと一緒に4人で入場しませんか?もちろん入場ゲートをくぐった後は、別行動でかまいませんから、って仰るのです。

恐竜博のチケットってかなりの額(その年によって値段は違ったような気もするけど、その年は四千円以上じゃなかったかな…)なので、私たちは有難くその申し出を受けて、私は旦那様と、夫は奥様とそれぞれ二人組みになって、半額の料金で入場することができたのです。

後から考えてみると、ご夫婦のうちどちらかが障害者手帳を出さなければ(お二人とも見た目は普通にお元気そうに歩いてらっしゃったので)、お二人で一人分の料金で入れるわけで、純粋に私たち夫婦に好意でお話を持ちかけてくださったのだ、ということになります。


現在、病気療養中をいいことにほとんど引き篭もりの生活をしているため、知らない人に出会う機会もほとんどないのですが、先日、また主人と休みが会わず、一人で電車を乗り継いで病院に行った帰り、妙に疲れてしまった私は、地下鉄に乗り込むと、サラリーマンと小さなおばあちゃんの間の席に腰をおろしました。

私が腰を下ろす様子をじっと見ていた黒地に小さな花柄の散ったワンピースを着た、ちっちゃな可愛いおばあちゃんに私が小さく会釈を返すと、彼女は、

「私がこんなに小さいでしょう?あんたはこんなに大きいから…」
(この台詞はぜひ名古屋弁のアクセントで再生して欲しいものです!)

といいつつ、ご自分と私の肩の高さの違いを示すような仕草をしました。

私は、身長が164cmあって、現在は病気のため足元が心もとないので、昨今の名古屋嬢たちのように高いピンヒールを履いたりはしていないのですが(OL全盛期には7cmのハイヒールを履いて走り回っていたこともあるというのに!)、彼女の目には、かなり背が高く見えたみたいです。

私が笑って 「かなり差が出ちゃいますね」 と言葉を返すと、それからの二駅分、ほんの数分間の間に、おばあちゃんの半生をすべて拝聴することになりました。


私はこんなに小さいけど(電車から降りるため一緒に立ち上がった時、たぶん140cmないくらいの小柄なおばあちゃんでした)、息子二人は180cmくらいあるのよ、というコメントから始まり、40代で旦那様を亡くして以来、女手一つで息子二人を育て、息子たちも今では働き盛りで、日本中や海外まで出張で飛び回っていて、忙しそう。現在、気楽な一人暮らしだけど、毎日出歩いていて、ほとんど家にじっとしていたことなんかないの。この前病院で健康診断を受けたけど、どっこも悪くないって言われて、先生、頭のよくなる薬をくださいって言ってやったの、そしたらそんなのはない、って言われちゃって。ペン習字は三段の腕前で、お花もお免状を持っていて、とにかくドラゴンズファンで、負けたら悔しくて眠れないくらいなの…、云々。


流暢な名古屋弁は、耳に優しくて、私は時々笑ったり、相槌を挟みながら、とても楽しく聞いていました。



****



OL時代、連休になると、ものぐさで何も計画を立てない私を旅行に誘ってくれる人が現れ、誘われるまま、ちょこ、ちょこ、っと旅行にでかけていました。

中でも不思議と思い出に残っているのは、もう7年くらい前のことになりますが、ロシアに行った時のことです。

当初、北欧のどこかにオーロラを見に行こうか、ということで、夏休みも近くなった頃、同じ部署の先輩から突如誘いを受けたのですが、オーロラツアーの人気はそんな甘いものじゃなくて、一年くらい前から予約が埋まっているほどだ、ということが判明して、「じゃ、他だったらどこに行きたい?」 と問われた私は、北欧からの連想で、深く考えもせずに 「ロシアに行ってみたいかも」 と答えてしまったのです。

あっという間に、行き先はロシアに決まり、かろうじて急遽購入した「地球の歩き方」で私が調べたことと言えば、ピロシキやボルシチは言うに及ばず、ロシア人はアイスクリームが大好きで、真冬でも皆アイスクリームを食べる、とか、ブリーというクレープに魚介類やお肉とかを包んで食べる料理が美味しいとか、食べ物のことばかり…。

出発の二日前に、「モスクワの地下鉄で爆弾テロ」なんていうニュースが流れて、半分期待しながらツアーが中止にならないか、旅行会社に連絡を入れてみたものの、変更無し、との答えで…。ついに私は、特に気乗りもしないままモスクワの地を踏むことになってしまったのです。


ロシアではとにかく毎日アイスクリーム食べてました。


夏休みとはいえ、ロシアの気候は涼しくて過ごしやすかったのですが、空気は乾燥していて、アイスクリームを食べるのにちょうどいいのです。
道を歩いていると、20m置きくらいに、アイスクリームのスタンドがあって、それこそ老若男女誰もが、アイスクリームを食べながら歩いていました。
包装もないソフトクリーム型のアイスクリーム(無造作に、ガラスの蓋のついた冷凍庫の中に転がしてあります)は、10円くらい、ネスレなんかのブランドもののアイスクリームでも30~50円くらいで買えたと思います。

町を歩いていて、ちょっと疲れた、と思うとアイスクリームを買って、近場の公園のベンチに腰を下ろして休みながら食べていました。
一緒に行った先輩は、人生でこんなにアイスクリームを連続で食べたのは初めて!と自分で自分に驚いていたほど(笑)
(その後、日本に帰ってから、ロシアのトップのプリマドンナがパートナーから絶縁状を叩き付けられ、その理由がアイスクリームの食べすぎで重たくなったから、という記事を読んだ時は、それもあり得る!と妙に納得したことを思い出します)


そんな、とある昼下がり、サンクトペテルブルクの公園のベンチに座り、またもやアイスクリームを食べていると、恰幅のいいロシア人のおじさんが、ツカツカツカと歩み寄ってきて、私と先輩が二人いる内のなぜか私に向かって、ロシア語で何事かをまくし立て始めました。もちろんおじさんの言っていることなど一言も分からず 「分かりません」 というように首を振ると、おじさんはあっさり「ふん」と頷いて去っていきました。

昼下がりの公園には他にも沢山人がいて、おじさんがよりによって、なぜ私に話しかけてきたのか、そしてあっさり去っていったのか、謎のままです。

私は、その日おみやげ物屋さんで買ったばかりの青いトルコ石(たぶん)の民族調のピアスをつけていて、東洋人にしては大柄(一緒にいた先輩がまた 148cm という小柄さ!)で色が白い私は、モンゴル系のロシア人にでも間違われたのか、と、どきどきしながらとりあえずピアスを外しました。
(服装はTシャツにジーンズとその辺のロシアの若者と同じだったと思うのだけど…)


それから、サンクトペテルブルクからモスクワに移動するという日、空港にて、今後の予定か何かをツアーガイドさんが話している時、ツアー参加者の一番外側で、聞くともなくぽーっと立っていると、小太りのロシア人のおじさんが私の横にちょこちょこっと近づいてきました。

空港だし、引ったくりとかだったら嫌だと思い、下げていたショルダーバックをこっそりと胸元に抱き寄せたりしていると、首を伸ばして私たちのガイドさんの話に耳を済ませたおじさんは、私に向かってにっこり笑い 「日本人ですか?」 となんと日本語で話しかけてきました!

私がびっくりして目を丸くすると、「日本に住んでいたことがあるんです」なんて、とても達者な日本語でさらに付け加えました。それからまもなくガイドさんの話も終わり、特別なんということもなく、そのおじさんとは笑顔で会釈をして分かれましたが…。

偶然にも空港で親日家のロシア人のおじさんと出くわしたということなのですね!

驚くようなことってあるものですね。


こうして、思わぬ偶然で見知らぬ人と交流するようなことって、皆さん多かれ少なかれ経験があることなのだとは思いますが、こうしてまとめて思い出してみると、不思議な気持ちになります。



まったく言葉の通じない外国に旅行したのは、ロシアが初めてで(当時、空港やホテル以外では、英語が全く通じなかったのです!自由化の進んだ現在は状況がだいぶ変わったかもしれませんが…)、他にも色々楽しいことがあったのですが、今回は、このくらいにして、またいずれ機会があったらまとめて日記に書いてみたいと思っています。


今回、ロシアの話から、食いしん坊に繋げるつもりだったのですが、思いのほか長くなってしまったので、食いしん坊はまた次回、ということにしようと思います。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉さん
立夏も過ぎ、そろそろ春から夏の気配ですね〜。
季節の変わり目ですので、体調管理が大変かもしれませんが、ゆっくりのんびりお過ごし下さい。

食いしん坊の記事が大好きなんですが、今日のお話も凄く面白かったです!
人と人との縁って不思議ですね〜。

Chevyの場合、海外へは貧乏旅行ばっかりなので(バックパックを背負ってヨーロッパ一人旅とか・・・)、華麗なOLだった藤葉さんの海外での食いしん坊体験記なんかも聞いてみたいです。

藤よう さんのコメント...

ChevyBabe67さん。
体調お気遣いいただきありがとうございます。
健康な頃には、気にも留めなかった天候の変化に面白いくらい左右されてしまって、全く困ったものです。

今回、あれこれ思いつくままに書き出していたら、食いしん坊にまで辿り着けませんでした。

Chevyさん。バックパックで一人旅!格好いいですね!
とってもあこがれますが、とにかく面倒くさがり屋で自分で計画を立てることができない私は、海外旅行といえばパックツアーばかりで…。

全く、華麗なOLなどではなかった私なのですが(笑)海外での食いしん坊体験記は、その内少しずつ日記に書いていきたいと思っています。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま。
今日の日記、とても心がホンワカする良いお話ですね。
私も良く道を訪ねられる&話しかけられるタイプみたいで、実は今日もありました(笑)駐車場が空くのを車の中で待っていたら、唐突に隣県から来たおじいさんに道を尋ねられました。「地元の人かい?ココに行きたいんだけど…」と大変古そうな葉書を見せられて…。書かれている住所が「○○村」という見たこともない住所で、どうやら、その住所は私が生まれる前(私の祖父母なら知ってそうな)に使っていた住所っぽい。ちょうど郵便局前だったので「郵便局の人に尋ねられたほうが良いと思いますよ。」と返事をしておじいさんとは別れました。ハガキから想像するに、何十年…ぶりの再会なんだろう、とか色々と想像しちゃって、ちゃんと目的地にちゃんと辿り着いたのかな?着いていたら良いなぁ~と。

藤葉さまは、色々と海外旅行をなさってそうですね。恥ずかしながら、私は国外に出たことがない人間でして…。色々行きたい願望はあったのですが、会社勤めをしていた20代は1日の有給休暇すら取りづらい雰囲気だったため、ずるずる今日まできてしまいました。そのせいか、最近、無性にどっかの国に行きたくて仕方がありません(笑)お金に余裕はないのですが、こんなに時間を自由に使える時って今だけかもしれない、とか思うと余計に…。映画や海外ドラマを見ている影響で米国の出来たら田舎の自然いっぱいなトコロに行ってみたいなぁ…とか。「初めての海外旅行で、しかも一人旅で、英会話も全然駄目だけど何とかならないかなー?」「いやいや、そりゃ無謀過ぎるよ、アンタ。」「ツアーなら?」とか、今私の心の中ではこんな遣り取りがなされています(笑)
だから、Chevyさまのように「バックパックで一人旅!」に、なんてホント憧れてしまいます。

藤よう さんのコメント...

kyuさん
kyuさんもどうやら私と同じタイプみたいですね。なんなんでしょう、のん気そうなオーラでも出ているのでしょうか?(私と一緒にしたら失礼ですね(笑))

確かにお勤め場所によって、有給休暇がとれるかどうかには大きな違いが出てきますよね。

最近私も旅行に行きたくてしかたありません。今、行けるとしたら…、やっぱりバンクーバーか…(今はHiatus中で、J2の二人はいませんね。でも Jared の映画の撮影現場ってカナダでしたっけ?)Jensenの舞台があるダラスか…。テキサスにはぜひ一度行ってみたいものです。

夫から「宝くじで億が出たらどうする?」と聞かれる度に、カナダに移住する、とか、ダラスの豪華ホテルに泊まってお兄ちゃん(我が家でのJensenの通称です)の舞台を見る、とか即答して「どうぞ、一人で行って」「うん!」なんて馬鹿な会話をしている私。「億」出ないかな…と心底思います。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま
またまた、お邪魔します。
暢気オーラばりばりのkyuです(笑)
(私の場合、無害に見える顔なのか、はたまた面白い顔をしているのか、赤ちゃん含む小さな子達「限定」で、かなりの確率で好かれます。)

「宝くじ」話。どこのお家も一緒ですね(笑)
私も、同じような会話をミーハーの母親とよくやってます。
で、話のオチは、
「まずは宝くじを買わないとね。」
「ホント買わないとね。ハッハハー!」
みたいな。宝くじ買わないのに「億当たったら、どうする?」なんて会話をしている暢気な親子です。
マジで億でたら、ふらふらと世界遺産巡りしたい…。それにJensenの舞台とやらも見に行きたいですね~。
明日、宝くじ買ってみようかな。

匿名 さんのコメント...

藤葉様。
こんばんは。Jensen三昧のGWのツケが回って、昨日はGW明けの仕事の準備、今日はやるべきことに追われる一日…。やっと、来れました。嬉しい! maxyです。

SN20話、本編は見ていませんが、ファンサイトにアップされていた10分程のクリップと藤葉様のレポに、もう胸が締め付けられて…。そう、4歳の時、Samを抱いて「泣きたいけど泣かない」って決心してから、ひと時の休みもなかったんですよね、Dean。
お願いだから、SNが終わるときは、Deanを幸せにしてあげて、クリプキ!!!
 
ティッシュで鼻かみつつ読ませていただいた次の日記、泣き顔がいつの間にか笑みに。ほんわかーな気持ちになりました。余談ですが、私は、人の出会いに偶然はないと思っています。

MOVIE STAR見ていただけたのですね。確かに人間、怖いかも。私は、SN1の中でも、人狩りする人間の親子の話が一番怖かった。

実は私この雑誌見てたら、パイレーツ~のOrlandoとJensenのslash読みたいかも、とちゃいました。
まったく支離滅裂です。お邪魔しました。

藤よう さんのコメント...

kyuさん。
またまたいらっしゃい。
のん気オーラ(笑)私は他には動物かな…。初めて遊びに行った友達の家の猫が膝に乗ってきて「人懐っこいなー」と思っていたら、お茶を持って現れた友達が、「この子警戒心が強くて知らない人に近寄ったことないのに!」と驚愕されたことがあります。たまに、ですけどそんなことが…。

宝くじ、そう、まず買わないと!なんですよね(笑)

藤よう さんのコメント...

maxy494さん。
お仕事お疲れ様です。

maxyさんのおかげで、また大変な目の保養をさせていただきました!毎度ありがとうございます。

OrlandoとJensen…。
同じ雑誌を見て「300」に喰いついた私…。
なのにSupernaturalを愛する気持ちは一緒だなんて不思議ですね。

実は昨日そろそろパソコンを片付けよう、という頃に、またJensen/Steveのお話を見つけてしまいました。
それが3部作になっていてかなりボリュームのあるお話だったので、まだほとんど読んでいないのですが、一通り目を通しておもしろかったらまた日記でご紹介しようと思っています。
続き物になってるくらいだから、多分なかなか質の高いお話だとは思うのですが。

私のS1の妄想日記も次は確か、人狩り親子のエピソードだったかも…、あれは怖かったですよね…、でもX-Filesにはもっと不気味な親子がでてくるんです…。