2007年7月2日月曜日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

もう7月なのですね。

あれやこれや、が妙に連続してます…。


とあるWriterさんの日記で、Hiatus Blue なんていう表現を目にして、「はっ」としたのですが、DVDの発売と、新シーズンの開始をひたすら待つだけというこの夏の間、おかしな精神状態になっているのは私だけではなく、Fan girls として、世界的にもれなく共通の感覚だったようです。

今回の日記は、私の妄想日記としては、かなり異色なジャンルに焦点を当てて行きたいと思っています。

それは「Het」です。


***


でも、その前にちょっと…。

公開中にはもう見られないかも、と、ちょっとだけ諦めかけていた、「300」を昨日やっと見てきました。とにかく一言いえるのは、諦めなくてよかった!!!ということ。
ほとんど下調べをせず、300人のスパルタ戦士の物語だ、ということだけ、アメコミ(グラフィックノベルっていうの?)が原作だということも知らずに見に行った私。
(帰ってきてから、Jensen目当てで何冊か購入した雑誌に載っていたものの、斜め読みで我慢していた300の記事をゆっくり読み返して色々驚きました。)
もっと真面目な歴史映画だとばかり思っていたのに…。

ここまで理屈抜きに私好みの映画だったとは。

日記を読みに来てくださる方の中には、私がラッセル・クロウを大好き(だった…)ということをご存知の方もいるかもしれません。
ファンレターのお返しに「グラディエーター」のサイン入りポートレートをもらったほどの私が、なぜ好きな映画のリストに「LAコンフィデンシャル」はあげているのに、「グラディエーター」をあげないのか、不思議だと思った方もいるかもしれません。
5年6年?前に行ったUSJで、当時近くをふらふらと歩いていた「グラディエーター」を捕まえてツーショットで写真を撮ったほどなのに…。(そういえばあの写真、どこにいったのかな…)
「LAコンフィデンシャル」のビデオ(時代のせいなの!)は持っているのに、グラディエーターのDVDの購入をずっとためらってきたのはどうしてなのか、自分でもずっと、疑問に思ってきたことです。

「300」を見て、やっと分かりました。

私は、「グラディエーター」をこんな風に作って欲しかったんだ、って。

理屈抜きに荒々しい「男」の映画にして欲しかったんだ、って。

私が「LAコンフィデンシャル」のラッセル・クロウを見た時、そして今回の「300」のジェラルド・バトラーを見た時、頭に浮かんだのは、私の心の中の「永遠のラストサムライ」三船敏郎でした。

むさ苦しくてもいい、不器用でもいい、時には馬鹿だっていい!!
そのためには、映画の品格や、ストーリー性が少々犠牲になったっていい!!
理屈抜きの男らしさ、ってものに、私は心底弱いのです。

もちろん300人のスパルタ戦士が画面に映り込んで吼える度に、涎で溺れ…、い、いえ、気が遠くなりそうになったけど…。

劇場に入る前に最近では珍しくパンフレットを購入した私ですが、興奮のあまり、劇場から出た瞬間、メイキングブックレット&原作グラフィックノベルに5千円以上もの散財をしてしまいました。DVDも発売になったら絶対買おう。

そしてTSUTAYAが相変わらず半額攻勢をしかけてくるので…。

「ロードオブウォー」:Takanameさんに教えていただいたJared Letoの映像があまりによかったので、つい我慢できず…。あのたった数分の映像で、Jared Letoにぞくぞくしてしまいまして…。Takanameさん、この場を借りて、ありがとうございます! (Jared Letoのスペルを修正しました…)

「コヨーテアグリー」&「ジャストマリッジ」:好きな作家さんたちがそれぞれJ2版(?!)を書くかも、なんて言ってるのです!!とにかくチェックしておかなければ、ということになります。

「デッドゾーン」セカンドシーズン(7~9枚目)。ジョニーの(おじさんながらも)可愛い姿を見ずにはいられないので。

計6枚。Slash読みの合間に頑張って見なければなりません。

リーアム目当てでずっと借りたいと思っている「シンドラーのリスト」がずっと貸し出し中で、それが無念です。これもその内いつか。

何年もの間仕事と生活に追われ、興味を持った映画やドラマもいつかその内、と後回しにしてきたこともあって、際限なく借りたい作品が現れて、困るほどです。


***


またすっかり脇道にそれてしまいましたが、本題に戻って、今日のテーマ「Het」に入る前に。

まずは皆さん、今回の日記を読むための資格試験にパスしてもらわなければなりません。
(また大げさなことになってきました。)

もちろん私の日記を読みにきてくださる方は、立派な大人の女性ばかりだということは承知しているのですけど。

この 「Reversa」 という

Anti-aging skincare products のサイト(本物?商品が本物なのかどうかなんてもう確認してません!)に入って、それぞれの商品をクリックし、さらに副作用の説明に耳を傾けてみてください。
(音声が出ます!音の出せる環境であることをしっかり確認してからクリックしてください)


Warning: The content on this site may offend women under 35 (笑)


まずは上記の警告を読んで笑顔を浮かべた方、そしてこの各種クリーム使用後の副作用の説明をきちんと聞いて、「Offend」されなかったという方、まずは今回の日記を読むための最低限の資格&素養を兼ね備えた方であるといえます。

副作用の説明に手を打ち鳴らして大笑い&大喜びした!という方、あなたは完全に立派な大人の女性として日々の生活を送られていますね。
あなたなら、きっと今回の異色妄想日記を抵抗なく読んでいただけることでしょう。

あなたのお好みは、シェフ?配管工?消防士?庭師?(笑)

この妄想日記の中では Supernatural というドラマを見るにあたって、女性の共演者がうっとおしい!!なんていうことを赤裸々に告白してきた私なのですが、現在SPN Fandom界(のごく一部)でにわかに沸き起こっている「Het熱」は妙にしっくりと胸にしみこんでくることに驚き、今回ふと自分の頭の中がいったいどうなっているのかを考察してみたくなりました。

さっきから「Het」「Het」って一体なんなの?と思っている方、これは「Hetero」の「Het」で、J2のどちらかもしくは両方が「女性」と関係するというFanficを指します。

「げっ、そんなの考えられない!」「あたしは結構!」と思う方も多いでしょうか?

普段の私はまさにその通りで、Pairingに「Het」やOFCなんていう文字を見つけると、パス!と一言呟いて素通りしてしまうのが通例です。
ところが、Hiatus Blue の魔力により、大好きな作家さんが、ここしばらくこの「Het」というジャンルに憑りつかれ、「誰か書いて!」から「私も書いちゃった!」に発展してくると、とりあえず読んでみないことには…、という気分になり、読んでみるとこれが不思議としっくりと…。

私が、父ちゃんことJDMを大好きであることをご存知の方も多いと思いますが、Slashに登場するJDMは(ストーリーの本編でJ2がイチャイチャしている脇で)「Het」シーンを書かれることも多くて、実は以前からJDMの「Het」シーンには抵抗を覚えることが少なかった、という事実がありました。

これは、日記内でも何度か表明しているとおり、「彼氏にするならJDM」という認識からJDMが女性と絡むのは「ホット」であると評価できるという脳内回線に繋がる、ということなのかもしれません。

でもJ2の二人が?

実はここしばらく「Het」熱に浮かされている作家さんというのは Keepaofthecheez さん。
強烈 Sam&Jared!girl の彼女が、Jaredのお相手に選んだのは、ギルモアガールズで、Jaredのガールフレンドだったローリー(ロレアル)のママ役をやっている、Lauren Grahamなのです…。

彼女の「誰かこのParingで書いて!」の叫びに応えて書かれたのが、まずこちら

Little Earthquakes」 by femmenerd

(私のパソコンだけかもしれませんが、femmenerdさんのサイトを開くと毎回パソコンがフリーズしかけます。クリックしたらしばらく冷静に待機してみてください。)

そして、「私も書いちゃった。」がこちら

With my good eye closed」 by keepaofthecheez


JDMの彼女に立候補したいと願う私は、まさにローリーのママ役のLauren世代ということで…。
つまり…、そういうこと、なんですね。

femmenerdさんは、他にも、Jared/Sandy and Jensen/Danneel なんていうPairing のお話を書いていて、なんとこの作品は、DanneelのPOV(目線)で書かれています。

タイトルは、「In the Pink


この女性目線で書かれた三つのお話が、しっくりと胸に染み入るのは、人生で色んな辛い経験もしてきた大人の女性の目線でしっかりと書かれているからなのしれません。

「インハーシューズ」だとか、「恋人達の予感」だとか、サンドラブロックのコメディーだとかが胸に染み込むのと同じで、頑張っているのだけれども、なぜか、どこか、上手く生きられない女性の一人として、すごく共感させられる、というか。
厳しい人生を頑張って生きているのだから、たまにはこんなご褒美(JaredとOne night standするとか、Jensenの彼女になるとか)があってもいいじゃない、と思える、というか。

特に、「In the Pink」は、SandyとDaneelのキャラクターの対比が見事です。
私は、昔から、Sandyみたいな女の子(運命の人と人生の早い時期に出会って、その人が自分にとっての本物だとちゃんと理解できる。そして恋と仕事の両立なんかに悩むことなんて全くない、女の子としての人生を満喫している女の子)になりたいと憧れて来た、っていうことを思い出しました。

でも、どうあがいてみても、私は完全にDanneelであり、Laurenなのだなー、人生って不公平ですね。

現実のSandyがどんな女の子か、現実のDanneelが、そしてLaurenがどんな女性なのか、なんて全く知らないのだけれども、やはり彼女達のこれまでのキャリアを考慮するだけで、それぞれの作品に書かれた彼女達のキャラクターが、かなり真実味を帯びるというか、その通りであってもおかしくないと思わせてくれて、それもまた作家さんの上手さ、なのかもしれません。

誰か「Het」にチャレンジしてみよう、という人が現れるでしょうか?


そろそろファーストシーズンの妄想日記に戻りたいと思いつつ、なかなか Slash が私を自由にしてくれません。次回こそ…。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉さ~ん・・・!
「ロードオブウォー」お借りになられたのですね。記事内で呼びかけられたことですらドキッなのに、地道にレト好きを増やしたい私、即座に顔がにやけちゃって(笑)。パダレッキ君と共に、レト君も覚えてやってくださいまし(笑)
でも、今、申し訳ない気持ちでいっぱいです(涙)ご紹介した映像は本当に上手く作られてて大好きなのですが(「ロードオブウォー」題材の中では一押し)、内容が完全ネタバレになってしまっているので、予告してからご紹介すれば良かった!と。配慮が足りず、失礼致しました。
映画を、そしてLetoとNickの兄弟のやり取りと関係を楽しんでもらえたら嬉しいです~。

あ、Evanescenceのエイミーと一緒の映像ですが、多分のMTV awardのプレゼンターのじゃないかなと思います。

藤よう さんのコメント...

takanameさ~ん!
まさか今日もコメントをいただけるとは!
日記でつい呼びかけてしまって、すみません(笑)
しかも、レト君のことをNetoと繰り返し…、レトですよね。あまりに恥ずかしいので後で直しておきますね。
ネタバレだってOKです。あの映像を見ることがなかったら、この映画にチャレンジしたかどうか分からないところですから。
深刻なテーマの映画は、よっぽどの動機付けがないと見る勇気がでないという、へなちょこ人間なので。今回はいいきっかけをいただきました。Leto君美人ですよね。演技も凄そう…。

今日は、コヨーテ…とジャスト…を見てしまったので、「ロードオブウォー」はまた明日ゆっくり見ようと思ってます。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま

kyuです。
興味をそそられ「Reversa」見ましたよ。男前さんたちの意識しまくりのカメラ目線が、何だか痒くて痒くて(笑)そして女性のSexy Voiceに気をとられ、あまり説明を聞き取れませんでしたが面白かったです。で、試験をパス出来たかどうかは微妙ですが、いつもの如く日記読ませて頂きました。

RPS、私自身が設定を想像しにくいせいもあってか、実はあまり眼中になかったのですが、藤葉さまがご紹介される作品は面白いものが多いので読みたいなと、いつも思ってしまいます。私の場合Pairingに関しては、あまり拘りはないようなので面白いお話はどんどん読んでみたい。だから「Het」にもチャレンジします。いつになるかは???ですが…。「Slashはマイペースにゆっくりと読みましょう」という先生の助言もあったので、リストに加えつつ日々少しずつ読んでいきます。今更なんですが、少し前にJensenが結婚するらしい?という話題がありましたね。色々と複雑そうな業界で結婚したいと思える相手が見つかって「Jensen良かったね、羨ましいよ」と思ってみたり、Jaredも彼女と上手くいっているようですし、日々の妄想とは別に、たまにはマトモな?ことも思ったりします(笑)

来月はSPN S2のDVD発売ですし、アチラではS3の撮影もそろそろ始まるのかな?私は案外Hiatus Blueにはならずに済んでいるようです(笑)

Takaname 様
私のレンタルの悩みに共感して下さりありがとうございます。共感して下さる方がいらっしゃると思うと何だか嬉しく思ってしまいます。Jared Letoなんですが、「アンジェラ(原題は不明なんですが)」というClaire Danesが出演しているTVドラマに出ていませんでしたか?先日TVでT3を見て、ふっと思い出しました。記憶違いかもしれませんが…。

匿名 さんのコメント...

藤葉様。
こんばんは。日記に触発され、どうしても我慢できず、「We were twenty」に手をつけてしましました。
読み始めたばかりですが、どういうふうに表現したらよいのかわからない感慨にとらわれています。そしてそのことに、自分自身が戸惑っています。けれど、読みきりたいと思っています。

「Reversa」…。刺激的なジョークですね。笑えました。映像的には、バブルバスからアヒルちゃんを取り出す配管工が一番好み。第2位は、蛎から真珠を取り出すシェフ。消防士と庭師は、うーん???

Hiatus Blueですか…。私は、ちょっと、「ブログ・スターター・ブルー」にかかりそうです。(こんなのがあれば、の話ですけれど)
あれ、ホントに書きたかったのは、こんなことだったっけ? とか、ホントの感情を言葉でくるみこんでいる自分の不誠実さに気がついたり。

今日も、書き込みにくるのを少しためらいました。
藤葉様の文章に、最近ちらほらと潜む何かが、けっこう痛い。こういう痛さって嫌いじゃないのですが、その正体を掴むまでは、少し時間がかかりそうです。
なんだか、ヘンな書き込みでごめんなさい。

藤よう さんのコメント...

kyuさん
Slashはゆっくりマイペースで。
これだけは、ちゃんと守ってくださいね(笑)

かくいう私も、レンタルした映画は見たいし、Slashは読みたいしで、こんなに毎日暇なのに、全然時間が足りません。

さすがに大人なkyuさん。
「Het」にもチャレンジしてみようという気になりましたか?
femmenerdさんの「In the Pink」を開くと、登場人物の写真もずらっと貼り付けてあるので(そのせいもあってサイトのページが重いのかな…)もしsandyやDannelの顔がよくわからない、という場合には便利です。

藤よう さんのコメント...

Maxy494さん
「Revarsa」…、Maxyさん、大人ですね。

私のHiatus Blue…、日記の文面にまで影響を及ぼしていますか?
どうも昔から定期的にぐるぐると色々考え込む時期がやってくることには薄々感づいてはいたのですが。

日記に書きたいこと。

私の場合、もともと外部(特に日本のサイト)との接触が少ないことが功を奏して比較的これまでのところ自分の書きたいことを書きたいように日記に書いてくることができていたのであるような気もしています。
今回の私のHiatus Blueは、外部との付き合いを広げていかないといけないのかな、なんて自問し始めたことからドツボにハマってしまったところもあるので、今は逆に開き直って(Slashチェックのため日々覗いているWriterさんの日記を除いて)しばらく鎖国(?)状態にしてしまおうと決めたら、気分が楽になってきました。
これでちょっと落ち着いて自分の書きたいことに戻っていけそうな気もしています。
私って本当に根っからの人見知りのようです。

匿名 さんのコメント...

藤葉さま
お久しぶりです!キョウです。
「300」ご覧になりましたか!「グラディエーター」のDVDも購入した私はこれも購入決定です(笑)どちらも甲乙つけがたい良作品だと思うのですがv
「ロードオブウォー」のレト氏とはN・ケイジの弟役の人の事でしょうか?今度俳優情報チェクしてみます。映画も面白かったですよね。「コヨーテアグリー」「シンドラーのリスト」これらも好きです。「シンドラー」はダダ泣きしました!

「Reversa」見ました先生!(笑)半分くらいですが。配管工のひとがちょっと素敵。グラス洗いを深読みしたのは私だけでしょうか!? ちょ、手つきが…やらすぃ(笑) すいません馬鹿で… でも面白かったですv
「Het」は…すいません私にはまだ早いみたいで、もう少し大人になってからにします;

藤よう さんのコメント...

キョウさん
「300」見ました!
ジェラルド・バトラー、超好みで…、今本気で追いかけたくなる気持ちにブレーキをかけるのに必死になってます(笑)

「シンドラー…」もここしばらくずっと貸し出し中で、リーアムの姿をまたじっくりとみたいのですが。

はあ~ぁ、こんなに好みの男性ばかりが一気に現れると混乱してどうしていいかわからないほどです!

「Reversa」、一番最初に見たことが衝撃だったせいか、シェフのパン生地を捏ねる手つきの荒々しさに大笑いしてしまいました。