このシーズン1のフィナーレとなるエピソード!
どこまで深読みさせるつもりよ!というくらい掘り下げどころ満載で、妄想日記を書くにも妙に体力を消耗します。
油断するとすぐに挫けてさぼりたくなってしまうので、数ヶ月ぶりに再開した勢いのある内になんとかもう少し進めたいと思います。
といいつつ、ここ数日日記書きをサボってまたスーザン・ブロックマンのシリーズの続きを読んでました…。
『Into the Storm』読了です。
すっごく面白かったけど…。
今回のエピソードでマイキーマーク・ジェンキンスの可愛くてこれがまた気持ちいい感じにじれったい恋愛模様と一緒に語られた事件は、このシリーズでこれまでに起きてきた様々な犯罪の中でも一番怖かったかも…。
この感想はまた別の日記で(きっと)ゆっくり書くとして。
気付けばあっという間に大晦日。
結局年内にシーズン1の妄想日記を終わらせるなんてとても無理ということははっきりしてしまいましたが、2007年のうちにもう少しだけでも…。
☆
可愛い息子達と別れ、一人メグとの取引の場所であるリンカーンの倉庫にやってきた父ちゃん。
あれこれ理由をつけて指定された日時までには着けない、なんてメグに対してはごねて見せた父ちゃんですが、そこは抜かりなく、下見のためちょっと早めに到着したようです。
☆
その頃、今晩悪魔に狙われる予定の生後6ヶ月の赤ちゃんの家の前で張り込みをする兄弟。
Sam: I wonder how Dad’s doing?
父ちゃん今頃どうしてるかな?
Dean: I’d feel a lot better if we were there backing him up.
俺たちが父ちゃんと一緒にいてバックアップできてれば、もっと落ち着けるんだけど。
ここでも相変わらず父ちゃんの身を案じ続けるディーンの横顔がまた絶妙に美人です。
Sam: I’d feel a lot better if he were here backing us up.
俺は、父ちゃんがここにいて俺たちをバックアップしてくれればなって思うよ。
そんなサムの言葉に、ディーンはサムをじっと見返すだけで何も言わないのですけれども…。
この短い兄弟やりとりに、ちょっとした皮肉のようなものを感じてしまいます。
反抗しがちな息子の前では何をおいても父親を立てる、という、まさにもう今時の日本ではほとんど見かけなくなってしまった大和なでしこ&良妻賢母の鑑のようなディーン(私の妄想の中ではもはやディーンは完全にこの一家の母になってしまいました)は、サムの前で口を開けば二言目にはとにかく口癖のように ”Dad’s the best.” といい続けてきたのですけれども、
そうは言いつつ父ちゃんもあくまで血と肉でできた普通の人間であり、何かどうしようもなく手におえない事態に直面すれば、あっけなく命を落とすこともあるということもディーンは重々承知しているという事実がここで明白に見て取れます。
父ちゃんとしてもひょっとしたら、いつまでも『何も知らない赤ちゃんのまま』という意識の次男坊の前では決して見せることのなかった一人の当たり前の男としての弱さを家族の中で妻&母としての役割を否応無しに担うようになっていた長男の前では時折垣間見せることもあった、ということなのかもしれません。
長年の究極の仇とはいえ、ディーンにしてみれば、今回自分が相手をするのは(いままでわかっている限りの情報では)赤ん坊とそのママなんていう、か弱くてなんの抵抗もできない相手ばっかりを襲うだけの悪魔で、自分はサムと二人だし、本物のコルトも持ってるし、ってことは、よーく狙ってちゃんと仕留めさえすればそれで終わりってこと。
でも、そもそもメグに関しては、『Shadow』の回で父ちゃんの究極の弱点である自分達兄弟を餌に、まさに危機一髪のきわどい目に遭わされた経験もあります。
三人を協力させないために敢えて父ちゃんを一人で呼び出したのである以上、メグはきっとまた自分達が予想もつかないような汚い戦い方をしてくるはず。
究極の戦いを前にしたディーンが父ちゃんの心配ばかりしてしまうのも無理はないとも言えます。
それに対して、兄ちゃんが父ちゃんのことを手放しで褒めるのを聞くと
「あの男はさー、トースターもまともに使えないんだぜ?…」(第10話「Asylum」より)
なんて生意気な口を叩くこともあるサムの心には、実は母代わりのディーンの徹底した教育のお陰で、「父ちゃんは不死身のスーパーマンだ」という岩のように揺るぎない確信がしっかりと植え付けられていると言えるのではないでしょうか。
***
そしてまた画面は変わってメグの目を盗み、給水タンクの水にポトンとロザリオを落とす父ちゃん。
映画『コンスタンティン』でも、悪魔との戦いの下準備として火災用スプリンクラーのタンクの水を聖水に変えるシーンがあったことを思い出します…。
ディーンの目を見て『ちゃんと生きて戻る』とは約束できなかった父ちゃんですが、なんとか生きて可愛い息子達のもとへ戻るため、出来る限りのことをするつもりはあるということなのですよね。
***
再び、画面はImpalaで張り込みを続ける兄弟に。
Sam: This is weird.
Dean: What?
Sam: After all these years, we’re finally here. It doesn’t seem real.
Dean: We just got to keep our heads and do our job, like always.
Sam: Yeah, but this isn’t like always.
Dean: True.
ちょっと考えてみたら、『大好きな兄ちゃんの付き添いありで、よーく狙って仕留めるだけ』のお仕事なんだということに気付いたらしいサムは、「これがホントの本番だなんて、なんか実感ない」なんてのん気なことを言い出したものの、流れ上、これは言っといたほうが究極の戦いっぽくてカッコイイよね、ということで、以下のようなことを言い始めます。
(シーズン1のサムに対しての私の解釈ちょっと厳しすぎる?でもこの子、言うことなすこと本当に父ちゃん似の単細胞で…)
Sam: Dean, uh.... I want to thank you.
ディーン、あー…俺、兄ちゃんにありがとうって言っときたいんだ。
Dean (looks confused): For what?
(困惑した様子で)ありがとうって何を?
Sam: For everything. You’ve always had my back, you know? Even when I couldn’t count on anyone, I could always count on you. And now... I don’t know. I just wanted to let you know. Just in case.
全てのことだよ。兄ちゃんはいつだって俺を支えてくれたろ?誰のことも当てにできないような時だって、兄ちゃんだけはいつだって頼りにできた。で、今…、なんていうのかな、とにかくそれを兄ちゃんに知らせときたかったんだ。万一の時のためにさ。
Dean: Whoa, whoa, whoa. Are you kidding me?
おいおいおい、ふざけたこと言ってんなよ?
Sam: What?
何が?
Dean: Don’t say just in case something happens to you. I don’t want to hear that freakin’ speech, man. Nobody’s dying tonight. Not us, not that family, nobody... Except that demon. That evil son of a bitch isn’t getting any older than tonight, you understand me?
お前の身に何か起きた時のために、なんてことを言うなってことだ。そんなとんでもなく馬鹿げたスピーチなんて俺は聞きたくない。今晩は誰も死んだりしない。俺たちも、あの家族も、誰もな…あの悪魔だけは別だ。あの邪悪な悪魔野郎だけは今晩より先一日も年取らないってことだ。ちゃんと俺の言ってることわかったか?
ディーンのこれもお母さんらしい『あんたって子はもう、縁起でもないこと言わないの!』という断固とした言葉に、サムが、また子供らしい可愛い素朴な顔で小さくうなずいたところで、画面は再びリンカーンの倉庫に。
***
伝説の凄腕ハンター、John Winchesterの顔を初めて目にしたメグ、またなんとも悪魔らしい感想を述べてくれます。
Meg: I can see where your boys get their good looks. Now, I must admit, considering what they say about you I thought you’d to be....taller.
あなたのハンサムな坊やたちが誰からあの外見を受け継いだのか、わかったわ。(大人同士の話がしたいというだけあって、メグ、男性を見る目は確かです。:Dでもそれだけで終わらないのがいかにも悪魔らしい!)と言っても、色々聞いてるあなたの噂からして、あなたって…もっと背が高いんじゃないかと思ってたってことは認めざるを得ないけど。
既に悪魔の仕掛ける心理戦は始まっています。
父ちゃんくらい大きな人って、女性から『すごく背が高いのね』という以外の言葉を聞かされたことはまずないはずで、さらに言えば大抵の場合なら、男性相手だって『自分より大きい』人間に合うのはまれなことなはず。
そんな父ちゃん、美人のママ似の長男はかろうじて自分より小さいままで成長が止まったものの、次男坊に身長を越された時には、息子の成長を誇らしく思いつつも、内心、ほんのちょっとだけショックを感じたりしたこともあったような気がするのです。
そんな微妙な男のエゴを突いてくるメグのやり口には、画面の前で、思わず『うまいっ』と声をあげざるを得ません。
可愛いサムをさらって仲間にしたくて仕方ない悪魔たちからは、サムが気持ちを変えようとしない一番の原因であり、ゆえに最大の障害物であるとの共通認識から、何かにつけてひどい悪態をつかれたり蔑むような口を叩かれたりすることの多いディーンは、こんなシーンで必ず悪魔に対して何か余計な口ごたえをしてしまうのですが、
さすがに経験豊富な大人の父ちゃんは、表情を変えずにじっとメグを見つめるだけです。
とはいえ、そこに現れたぱっとしないメグの兄さんのお陰で結局父ちゃんが渡したコルトは偽物だとばれてしまうのですが…、メグと父ちゃんのツーショットになると父ちゃんの大きさが良くわかりますよね。緊迫したシーンながら、そんなところばかり熱心にチェックしてしまいます。
その場から逃げ出した父ちゃんが仕掛けておいたタンク一杯の聖水を放水してメグたちを足止めしているところで、画面はまた兄弟のところに。
しかし、メグから苦々しげに ”Real cute!” と言われた後に見せた父ちゃんの笑顔、まさに ”Real cute!” です。
***
まだImpalaの中で張り込みを続けている兄弟ですが、ディーンは心配そうに父ちゃんの携帯を鳴らしています。
スケジュール通りなら、父ちゃんはとっくにリンカーンの倉庫から逃げ出してる頃ってことみたいなんだけど、サムは、メグが遅れてるか、携帯の受信状態が悪いんだよ、なんてのん気なことを言ってます。
っていうか、リンカーンの倉庫に集まる時間って決めてあったのですね。
するとラジオの調子がおかしくなったと思ったら、目の前の家の照明もチカチカしだして…、いよいよ悪魔が現れたようです。
***
なんとかメグたちを足止めしてトラックへと駆けつけた父ちゃんですが、タイヤが全て切り裂かれてる!父ちゃん!逃げて!と思わず息をこらしていると画面はまたもや兄弟のところに。
***
あのベビーベッドの脇に立ってる悪魔って、サミーのベッドの脇に立ってた人と一緒?
サミーの時の悪魔って、父ちゃんにそっくりだったけど…、こんどの人もママをくるっと振り返った時のシルエットはちょっと父ちゃんぽい感じもありつつ、でも今回ピンポイントで照明が当たった目の部分はセカンドシーズンから出てくるYellow Eyed Demonのおじさんを既に採用したようにも見えたり、…?
あの悪魔については、今後ママとの関係にまで発展して、シーズン2&3でも謎は深まるばかりという感じではありますが、クリプキ、この謎についての大筋はちゃんと考えてあるんでしょうか?
(ちゃんと今後のドラマが制作されて放送されることを祈るばかりです)
とにかく『よーく狙って仕留めるだけ』のはずだったのに、サムの撃った弾が当たった?!と思った瞬間悪魔は消え、ベビーベッドが炎に包まれる寸前にまるで22年前の再現のようにディーンが赤ちゃんを抱えて家を飛び出しなんとか、この一家の不幸は救ったものの…、
でも夜中に突然でかい男二人に不法侵入された挙句、殴られ、家は火事になって、あの旦那さんにしてみれば、まさに踏んだり蹴ったりという感じで、娘の命を救ったと言われたって急には納得できないところだと思うんですけれども。
奥さんも悪魔の姿は目撃しているとはいえ、私だったらあの状況で、あっさりと兄弟にお礼が言えるだろうか、と迷うところです。
***
その頃、携帯を取り出して(ディーンを呼び出そうとしたの?)番号を押し始めた父ちゃんは、悪魔の息子に壁に張り付けにされちゃってるじゃない!
***
二階の窓が爆発で吹き飛んだ瞬間、なんとかママと赤ちゃんをつれて飛び出してきた兄弟。
でも赤ちゃんの部屋があった二階を見上げると、炎の中に黒い人影が。
それを目にして再び燃え盛る家の中に戻ろうとするサムを力ずくで抑えるディーン。
Dean: Sam, no!
サム、駄目だ!
Sam: Dean, let me go! It’s still in there!
ディーン、行かせてくれ!ヤツはまだ中にいる!
Dean: It’s burning to the ground! It’s suicide!
丸焼けになっちまう!自殺行為だ!
Sam: I don’t care!
俺はそれでもかまわない!
Dean: I do!
俺はかまう!
そして炎の中、サムが撃ったコルトの弾がかすりもしていなかったことを二人に見せ付けた悪魔は、二人の見ている前で姿を消してしまいます。
でもやっぱり、ディーンの『I do!』の叫びに、なんだか訳のわからない悪魔退治なんかより、可愛い弟の命の方がよっぽど大事!という兄の愛(やっぱりこれって母?)を見た思いがします。
***
兄弟はモーテルへと戻ってきたものの、手の焼ける家族を抱えてディーンは気持ちの休まる暇もありません。
父ちゃんは電話にでないし、やっとの思いで馬鹿な行動を思いとどまらせた大事な弟は思いつめた顔でベッドに座り、兄ちゃんの話なんか聞きもしないし。
Sam: If you had just let me go in there, I could have ended all this.
あの時俺を行かせてくれれば、全てを終わりにできたのに。
Dean (comes over to him): Sam, the only thing you would have ended was your life.
サム、あの時お前が終わりにできたものがあるとしたら、それはお前の命だけだ。
シーズン2以降を見てきた私たちからすれば、悪魔は親玉一人をやっつけることで全滅させられるようなものではなく、ディーンの意見が明らかに正解だということは明らかですが、サムはもちろん納得しません。
Sam (looks at him): You don’t know that.
Dean: So, what? You’re just willing to sacrifice yourself, is that it?
Sam (stands up): Yeah. Yeah, you’re damn right I am.
Dean: Yeah, well, that’s not going to happen – not as long as I’m around.
Sam: What the hell are you talking about, Dean? We’ve been searching for this demon our whole lives. It’s the only thing we’ve ever cared about.
Dean: Sam, I want to waste it. I do, okay? But it’s not worth dying over.
Sam: What?
Dean: I mean it. If hunting this demon means you getting yourself killed - then I hope we never find the damn thing.
悪魔を狩るのにお前が死ななきゃならないっていうなら、そんな悪魔なんてもの一生見つからないほうがいい、と、ディーンの母心が炸裂した台詞が飛び出したところで、様々なSupernatural解説本などの中で指摘されているシーンが現れます。
Sam: That thing killed Jess. That thing killed Mom.
Dean: You said it yourself once – that no matter what we do, they’re gone. And they’re never coming back.
お前が自分で言ったんだぞ-俺たちが何をしても、ママたちはもう死んでる。死んだ人間はもう二度と戻らないって。
サムはディーンの胸倉を掴んで、壁に押し付けますが、このシーンはまさにこのシーズン1の第1話、あの橋の上のシーンの立場を逆にした形の再現になっているのですよね。
Sam: Don’t you say that! Don’t you.... not after all this, don’t you say that.
Dean: Sam, look... The three of us, that’s all we have. And that’s all I have. (they are both close to tears) Sometimes I feel like I’m barely holding it together, man. (Sam lets him go, patting the front of Dean’s shirt) Without you and Dad.....
サム、なあ…俺たち三人、俺たちにはそれしか残ってない。俺にはそれしか残ってないんだ。(二人とも泣きそう)時々、その大事な家族が俺の手から離れていっちゃうような気がして…(サムはディーンを放し、シャツの胸元をポンと叩きます)お前と父ちゃんがいなくなったら…
二人の顔の高さからして、ディーンは良くて爪先立ち、ひょっとしたら床に足がついていないのじゃないだろうか…なんて一瞬疑いを持ちましたが、サムが屈んでるんですね。
しかしこのディーンの台詞。
初めて聞いた時にはもう号泣させられたような覚えがありますが、長いまつげに囲まれたつぶらな瞳を涙できらきらさせて静かに訴えかけるディーンの顔を目にすると何回見ても泣かされてしまいます。
…all we have. といった後、all I have. と言い直させるって!
Sometimes I feel like I’m barely holding it together…Without you and Dad.....
この台詞にも、おそらくはサムが大学に行くと家を出て以来、ずーっと一人で抱えてきたディーンの寂しい気持ちが溢れているような気がします。
ディーンにあの顔で!この台詞を言われて!サムがそれ以上抵抗できるはずもありません。
っていうか、これ以上あの至近距離で兄ちゃんを見つめていたら、それこそとんでもないことをしてしまいそうで、慌てて兄ちゃんから手を離して数歩離れたという感じが思いっきり出ているとしか思えないのですけど。これはもう誰の目からみても明らかなことで、私だけじゃないですよね?
そして、そういえば、父ちゃんどうしたかな…、なんて!この子は全くもう!
ディーンがもう一度父ちゃんの携帯にかけると、電話をとったのはメグ。
嫌な予感です。
Meg: You boys really screwed up this time.
電話の向こうにメグの声を聞いて、はっとサムを見上げるディーン。
Dean: Where is he?
Meg: You’re never gonna see your father again.
あんたたち、もう二度とお父さんには会えないわよ。
息を飲んで見詰め合う兄弟。
~TO BE CONTINUED~
ええ~!!??続く?!父ちゃん!どうなっちゃったの?!
って思いましたよね。
DVDで見ててよかったっっっ!!!と心底思いながら、大急ぎで次のエピソードを再生したものです。
***
頑張っては見たけれども…、やっぱり年内の完成は無理でした…。
落ち着いて仕上げるといいつつ、後半駆け足になってしまった気もしますが…。
最終話は、年明け落ち着いてから、ということになります。
2007年12月31日月曜日
2007年12月22日土曜日
X-Files Slasher の見たSupernaturalその28
このタイトルで日記を書くのは、本当に久しぶりです。
シーズン3第8話の感想文を書く前に、もう長らく放りっぱなしだったシーズン1の「妄想日記」を仕上げることにする!と一応宣言した形になっているので、久々にシーズン1の妄想日記です。
一体どれくらい放りっぱなしになっていたのか、というと、
『妄想日記その27』(9月17日投稿)
以来、ということで、なんと丸3ヶ月以上ものブランクが開いてしまったことになります。
あまりに久々で、前回はどこまで書いたんだっけ?って、その27を読み返したら、そこでも冒頭で一ヶ月以上のブランクが…とか言ってますね。(笑)
☆
X-Files最終章の放送が日本で終了してしまった後、抜け殻のようになっていた私、何か次に打ち込めるドラマを!と日々切望していました。
そんな時、DVD発売予定を知らせるチラシでなんとなーく目をつけていた Supernatural というドラマのDVDの一枚目だけがTSUTAYAで半額キャンペーンの対象になっているのを目にして、本当に軽い気持ちで手に取ったのです。
ところがそもそもイケメンといわれる青少年にはほとんど興味を惹かれない体質の私、その後急遽、期間限定での愛知県への引越しが決まったりもして身の回りがあわただしくなってしまったこともあり、わずかに頭の片隅で続きのエピソードは気になりつつも、続きを見ない可能性もあるなーくらいの軽い気持ちでいたのです。
ところが愛知県への引越し直後の昨年末、『やっぱりちょっと続きが気になる…』と、その頃には半額対象になっていた2枚目3枚目を借りてみると、このドラマがまさにX-Filesの後継として
『全身全霊を打ち込むことのできる本物』
であることを否応無しに強烈に印象づけられることになりました。
その2枚のDVDを返却に行ったその足でシーズン1のDVD Boxをまとめて大人買いして帰り、もちろん一気に最後まで鑑賞。驚愕の最終回を見終えた時には…
「なんっって面白いドラマなの!!!」
この感動を誰かと分かち合いたい!!!!と痛切に願ったものの、無職の引きこもり生活の上、私の感動のポイントがとても夫に語れる内容ではなく、ということはつまり爆発しそうな溢れる思いを身近では誰にも告げられないということに…。
このまま一人で妄想を抱えていては死んでしまう!と、気付けば翌年明け早々から、このアナログ人間の私がネット上の日記で火を噴きそうな思いを一人吐き出し始めていました。
そんな勢いだけで書き続けてきたシーズン1の妄想日記なのですが、ほぼ並行する形で『Slash』という英語媒体の特殊なFan-fiction 小説を読み始めるにいたって、現在進行形で本国で放送されているエピソードを追いかけていかない限り、最新投稿作品に出てくるネタバレをどうにも回避することが出来ないと思い知らされ、結局無理やり字幕なしでシーズン2のエピソードを追いかけ始めることになり、するとシーズン1を凌駕する毎週毎週の激動の展開に追いついていくのが精一杯でシーズン1の感想文なんて書いている余裕がない!という状況に。
正味二、三ヶ月であっという間に書き上げる予定だったシーズン1の妄想日記の進行は遅くなるばかりという結果にもなりました。
そうこうしている内に、この秋からはシーズン3も始まって…。
気付けば日記を書き始めてからもうじきに丸1年が経ってしまおうというのに、まだシーズン1の妄想日記が終わってないなんて完全に想定外の事態ではありますが、この一年の間(本当にたった一年のことなの?)に、ちらほらと日記に遊びに来てくれる人も現れるようになったりもして、考えてみればそもそも日記を書き始める動機であった「ねえ誰か聞いて!」という私の声が本当に誰かに届いたのだと思うと、これも本当に嬉しい想定外の展開だったと思います。
ということで…、せめて年内完了を目標に、なんとかしてシーズン1の妄想日記を仕上げたい!というのが現在の目標ですが…、ま、毎度ながら出来る範囲で、マイペースでやって行きます。
***
まただらだらと脇道にそれてしまってすみません…。どうも時折、感慨に耽りつつ、道程を振り返りたくなってしまうという悪い癖があります。
『妄想日記その27』復習してもらえました?
…でも、しばらく原書のペーパーバックばかり集中して読んでたせいなのか、いざ本格的に日記を書こうとすると日本語の語彙がちょっと不自由感じになってる気がするのですけど…。ここ数日、夫と話す時にも、ちょっとした単語が出てこなかったり…。ボケ?ちょっと自分が怖いです…。
でも考えて見ると、若い頃から日本語、英語に限らず読書しすぎた後には、時折話し言葉が不自由になるという現象がおこったかも。
これって言語中枢の回路の配線が少しおかしくなってるってこと?
一人で家にいて、ずーっと読書をしている時には、独り言すらも口にせず何時間も黙ったままということも多いので、身体が「しゃべる」という行為を忘れちゃうということなのかもしれませんね。
日記を書くのも不自由になる、というのは、『読書』というInput方向の作業があまりに継続しすぎると、『話す』とか『書く』とかOutputの方向に急には脳が切り替わらないということなのか…。
こういう経験されてる方って他にもいるのでしょうか?私だけなのかな。
今回の日記、同じような単調な言い回しばかりでなんか頭が悪っぽい、なんて思われても少々目をつぶっていただきますようお願いします。:D
は、またどうでもいい脇道に…。
今度こそ続きに入ります。
☆
さて、「コルト」をメグに引き渡すことに同意した父ちゃん。
でもメグとの取引の場には、偽物の銃を持って父ちゃん一人で行く、というのです。
ここで注目すべきは、(これは一つ前のエピソードである『Dead Man’s Blood』でもちょっと目に付いた傾向でもあり、前回の『妄想日記その27』でもちらっと触れたのですが)シーズン1の初め
「Saving people, hunting things」
が、とにかく一番の優先事項であり、それは時には行方不明の父ちゃんを探すことよりも優先されるんだ、というディーンのスタンスに明らかな異変が起こっているという事実です。
つまりディーンにとって、唯一手元に残ったなによりも大切な存在である父ちゃんとサムを死なせないことが、ママの事件以来、Winchester家の最大最高かつ究極の目的であるはずの『悪魔を倒す』ことよりも重要になってきているのです。
Dean: You’re gonna hand Meg a fake gun and hope she doesn’t notice?
John: Look, as long as it’s close, she shouldn’t be able to tell the difference.
Dean: Yeah, but for how long? What happens when she figures it out?
John: I just – I just need to buy a few hours, that’s all.
Sam: You mean for Dean and me. (John just looks at him) You want us to stay here, and kill this demon by ourselves?
長くなるので一つ一つは訳さないことにしますが、ここでの三人の会話から感じるのは、
「父ちゃんが一人でメグのところに行ってしまうなら、兄弟二人だけで、ママを殺した悪魔に立ち向かわなければならないんだ」
というプレッシャーに気持ちが移っているサムに対して、
ディーンはとにかく、一人でメグとの取引の場に向かう父ちゃんの身の安全を案じ続けているということ。
三人三様の溢れそうな想いで収拾がつかなくなりそうになった時、上のサムの台詞に答える形でシリーズ全体を通しても屈指の父ちゃんの名台詞が飛び出します。
John: No, Sam. I want to stop losing people we love. (he starts to get upset) I want you to go to school. I want, I want Dean to have a home. (he turns away, in tears) I want Mary alive. (he turns back to them) I just... I just want this to be over.
これ以上愛する存在を失うのを止めたい。サムは学校へ行かせてやりたいし。ディーンには家庭を持たせてやりたい。メアリーには今この場に生きて存在していて欲しい。とにかくただもうこんなことを終わらせたい。
この父ちゃんの言葉には、ママを失って以来の20年以上の歳月を父ちゃんがいかにギリギリ極限の精神状態で過ごしてきたかを痛切に物語っているように思えます。
これまで長年憎い悪魔の正体を探り、追い続けながらもとにかく息子達の安全には気を配り、息子達のためにも途中で自分が命を落とすわけにはいかないと常に冷静に状況を見極めて、油断せずに進むべき道を選択してきたはずの父ちゃんなのに…。
悪魔との最後の対決を目の前にして、ついに冷静な判断を放り出して、完全に自分の命を犠牲にする覚悟で一か八かの賭けに出ようとしているのです。
父ちゃんに、しかも半泣き状態でこれを言われてしまっては、兄弟ももうこの場ではもう何も言えないよ!という感じですが、ディーンがそんな父ちゃんのやけっぱちな決定に全然納得していないという事実は、この後の場面で繰り返し出てきます。
まずは、アンティークショップで手に入れてきた偽のコルトを手渡しつつ、ディーンが我慢できずに口を開くシーン。
Dean: You know this is a trap, don’t you? That’s why Meg wants you to come alone.
John: I can handle her. I got a whole arsenal loaded – holy water, Mandaic amulets...
Dean: Dad....
John: What?
Dean: Promise me something?
John: What’s that?
Dean: This thing goes south, just get the hell out. Don’t get yourself killed, alright? You’re no good to us dead.
John: Same goes for you. Alright, listen to me. (he takes the real Colt out of his jacket pocket) They made the bullets special for this Colt. There’s only four of them left. Without them, this gun is useless. You make every shot count.
Sam: Yes, Sir.
(あきらかにメグの罠だとわかっていながら、たった一人でメグとの取引の場に向かおうとする父ちゃんに)父ちゃん、一つ約束してよ。なにかヤバイ事態になったら、とにかく逃げてくれ。その場で殺されるはめになんかならないでくれよな。死んだらなんにもならないんだから。
なんとか口調は軽く保とうとしつつも、そう畳み掛けるように懇願するディーンに、父ちゃんはディーンがどうしても父ちゃんの口から聞いておきたい『約束する』の一言を返しません!
そしてディーンから目を逸らし、代わりに、お前達にも同じことを言っとくぞ、…コルトの弾を無駄にするな、なんて事務的な注意事項を言い始める父ちゃん。
父ちゃんの指示に対して、すぐに『Yes, Sir.』なんて答えてしまうサムは、ホントあんたはまだまだ子供ねー!と頭をポンポンと叩いてやりたくなりますが、
父ちゃんがちゃんと目を見て『約束する』と明言しなかったことで、今度の悪魔との対決の後、(控え目に考えても)『自分が生きている可能性はかなり低い』と父ちゃんが考えていることをはっきりと感じ取ってしまったディーンは返事をしません。
この辺りのやり取りを目にすると、長年特殊な状況下で暮らしてきたこの家族の中でのディーンの存在というものは、完全に息子の範疇を超えてある部分では父ちゃんと対等となるまさに『妻』的な位置にあることがはっきりとわかります。
究極の戦いのためには自らの命を落とすことになるのも致し方ない、というのは、長い歴史の中で、戦争であっけなく命を落とし続けてきた男の考え方。
母であり妻である女は、『何があっても自分の家族だけは生きていて欲しい』と思うもので、究極的には自分の大切な存在さえ無事ならば、他人はどうなってもいいとすら考えるもの。
『Shadow』以降、ついに倒すべき究極の存在の影が身近にちらつき始めるようになってきてから、ディーンの心の動きが完全に後者(妻&母)の範疇になってきている、というのはとても興味深い事実で、このドラマにいい大人の私がどっぷりとはまり込む要因ともなった、非常に大人目線の深い考察に満ちた脚本と演出を感じさせてくれます。
John: I’ve been waiting a long time for this fight. Now it’s here, and I’m not gonna be in it. It’s up to you boys now. It’s your fight, you finish this. You finish what I started. You understand?
ずっと待ち続けてきた最後の戦いの場に父ちゃんはいないことになるが、お前達に任せたぞ、お前達の手でこれを終わらせてくれ。父ちゃんが始めたことをお前達の手で終わらせるんだ。わかったか?
父ちゃんの『わかったか?』にもまだ答えないディーン。
うんうんとうなずいている(可愛い)サムに本当にお父さんらしい視線を投げた後、父ちゃんは無言でディーンにコルトを手渡します。
Sam: We’ll see you soon, Dad.
サムって子は、どうしてここまで普通に、子供らしさを失わずに育ったんでしょう!
この子ってば、なんだかんだと毎度毎度育った環境に文句を言い続けてはいるけれども…。
こんなにまともで素直な子に育ったのは、父ちゃんとディーンがいかに大切に気を配って育ててきたかってことをあきらかに物語っているわよね!
John: I’ll see you later.
父ちゃんもあまりに単純で子供らしいサムの反応に思わず笑顔になって、ぽんっとサムの肩を叩き、あの大きな黒いトラックに乗り込んで行ってしまいます。
サムがあそこまで大きく育っていなければ、きっと頭をポンポンとしていたところだと思うけど。
そして走り去る父ちゃんのトラックがどんどん小さくなって、ついには見えなくなった頃、ディーンはぽつっと、
Dean: Later.
くぅ~、このタイミングでこの台詞を言わせますか!泣かせてくれます!
だけど…、この辺で一旦休憩って言っていい?
***
わかってます!ドラマの進行上ではまだほんの数分よね?
でも読書のしすぎで言語中枢に障害が…、なんて脇道に逸れてる間に妙に長くなってしまったので、パパとメグとの対決、そして兄弟と悪魔との対決となるこれ以降については、また次回ゆっくり妄想解釈を入れさせていただく、ということにさせてください。
こんな調子で年内にシーズン1の感想文を終わらせるなんて…、無理?ってこと?
シーズン3第8話の感想文を書く前に、もう長らく放りっぱなしだったシーズン1の「妄想日記」を仕上げることにする!と一応宣言した形になっているので、久々にシーズン1の妄想日記です。
一体どれくらい放りっぱなしになっていたのか、というと、
『妄想日記その27』(9月17日投稿)
以来、ということで、なんと丸3ヶ月以上ものブランクが開いてしまったことになります。
あまりに久々で、前回はどこまで書いたんだっけ?って、その27を読み返したら、そこでも冒頭で一ヶ月以上のブランクが…とか言ってますね。(笑)
☆
X-Files最終章の放送が日本で終了してしまった後、抜け殻のようになっていた私、何か次に打ち込めるドラマを!と日々切望していました。
そんな時、DVD発売予定を知らせるチラシでなんとなーく目をつけていた Supernatural というドラマのDVDの一枚目だけがTSUTAYAで半額キャンペーンの対象になっているのを目にして、本当に軽い気持ちで手に取ったのです。
ところがそもそもイケメンといわれる青少年にはほとんど興味を惹かれない体質の私、その後急遽、期間限定での愛知県への引越しが決まったりもして身の回りがあわただしくなってしまったこともあり、わずかに頭の片隅で続きのエピソードは気になりつつも、続きを見ない可能性もあるなーくらいの軽い気持ちでいたのです。
ところが愛知県への引越し直後の昨年末、『やっぱりちょっと続きが気になる…』と、その頃には半額対象になっていた2枚目3枚目を借りてみると、このドラマがまさにX-Filesの後継として
『全身全霊を打ち込むことのできる本物』
であることを否応無しに強烈に印象づけられることになりました。
その2枚のDVDを返却に行ったその足でシーズン1のDVD Boxをまとめて大人買いして帰り、もちろん一気に最後まで鑑賞。驚愕の最終回を見終えた時には…
「なんっって面白いドラマなの!!!」
この感動を誰かと分かち合いたい!!!!と痛切に願ったものの、無職の引きこもり生活の上、私の感動のポイントがとても夫に語れる内容ではなく、ということはつまり爆発しそうな溢れる思いを身近では誰にも告げられないということに…。
このまま一人で妄想を抱えていては死んでしまう!と、気付けば翌年明け早々から、このアナログ人間の私がネット上の日記で火を噴きそうな思いを一人吐き出し始めていました。
そんな勢いだけで書き続けてきたシーズン1の妄想日記なのですが、ほぼ並行する形で『Slash』という英語媒体の特殊なFan-fiction 小説を読み始めるにいたって、現在進行形で本国で放送されているエピソードを追いかけていかない限り、最新投稿作品に出てくるネタバレをどうにも回避することが出来ないと思い知らされ、結局無理やり字幕なしでシーズン2のエピソードを追いかけ始めることになり、するとシーズン1を凌駕する毎週毎週の激動の展開に追いついていくのが精一杯でシーズン1の感想文なんて書いている余裕がない!という状況に。
正味二、三ヶ月であっという間に書き上げる予定だったシーズン1の妄想日記の進行は遅くなるばかりという結果にもなりました。
そうこうしている内に、この秋からはシーズン3も始まって…。
気付けば日記を書き始めてからもうじきに丸1年が経ってしまおうというのに、まだシーズン1の妄想日記が終わってないなんて完全に想定外の事態ではありますが、この一年の間(本当にたった一年のことなの?)に、ちらほらと日記に遊びに来てくれる人も現れるようになったりもして、考えてみればそもそも日記を書き始める動機であった「ねえ誰か聞いて!」という私の声が本当に誰かに届いたのだと思うと、これも本当に嬉しい想定外の展開だったと思います。
ということで…、せめて年内完了を目標に、なんとかしてシーズン1の妄想日記を仕上げたい!というのが現在の目標ですが…、ま、毎度ながら出来る範囲で、マイペースでやって行きます。
***
まただらだらと脇道にそれてしまってすみません…。どうも時折、感慨に耽りつつ、道程を振り返りたくなってしまうという悪い癖があります。
『妄想日記その27』復習してもらえました?
…でも、しばらく原書のペーパーバックばかり集中して読んでたせいなのか、いざ本格的に日記を書こうとすると日本語の語彙がちょっと不自由感じになってる気がするのですけど…。ここ数日、夫と話す時にも、ちょっとした単語が出てこなかったり…。ボケ?ちょっと自分が怖いです…。
でも考えて見ると、若い頃から日本語、英語に限らず読書しすぎた後には、時折話し言葉が不自由になるという現象がおこったかも。
これって言語中枢の回路の配線が少しおかしくなってるってこと?
一人で家にいて、ずーっと読書をしている時には、独り言すらも口にせず何時間も黙ったままということも多いので、身体が「しゃべる」という行為を忘れちゃうということなのかもしれませんね。
日記を書くのも不自由になる、というのは、『読書』というInput方向の作業があまりに継続しすぎると、『話す』とか『書く』とかOutputの方向に急には脳が切り替わらないということなのか…。
こういう経験されてる方って他にもいるのでしょうか?私だけなのかな。
今回の日記、同じような単調な言い回しばかりでなんか頭が悪っぽい、なんて思われても少々目をつぶっていただきますようお願いします。:D
は、またどうでもいい脇道に…。
今度こそ続きに入ります。
☆
さて、「コルト」をメグに引き渡すことに同意した父ちゃん。
でもメグとの取引の場には、偽物の銃を持って父ちゃん一人で行く、というのです。
ここで注目すべきは、(これは一つ前のエピソードである『Dead Man’s Blood』でもちょっと目に付いた傾向でもあり、前回の『妄想日記その27』でもちらっと触れたのですが)シーズン1の初め
「Saving people, hunting things」
が、とにかく一番の優先事項であり、それは時には行方不明の父ちゃんを探すことよりも優先されるんだ、というディーンのスタンスに明らかな異変が起こっているという事実です。
つまりディーンにとって、唯一手元に残ったなによりも大切な存在である父ちゃんとサムを死なせないことが、ママの事件以来、Winchester家の最大最高かつ究極の目的であるはずの『悪魔を倒す』ことよりも重要になってきているのです。
Dean: You’re gonna hand Meg a fake gun and hope she doesn’t notice?
John: Look, as long as it’s close, she shouldn’t be able to tell the difference.
Dean: Yeah, but for how long? What happens when she figures it out?
John: I just – I just need to buy a few hours, that’s all.
Sam: You mean for Dean and me. (John just looks at him) You want us to stay here, and kill this demon by ourselves?
長くなるので一つ一つは訳さないことにしますが、ここでの三人の会話から感じるのは、
「父ちゃんが一人でメグのところに行ってしまうなら、兄弟二人だけで、ママを殺した悪魔に立ち向かわなければならないんだ」
というプレッシャーに気持ちが移っているサムに対して、
ディーンはとにかく、一人でメグとの取引の場に向かう父ちゃんの身の安全を案じ続けているということ。
三人三様の溢れそうな想いで収拾がつかなくなりそうになった時、上のサムの台詞に答える形でシリーズ全体を通しても屈指の父ちゃんの名台詞が飛び出します。
John: No, Sam. I want to stop losing people we love. (he starts to get upset) I want you to go to school. I want, I want Dean to have a home. (he turns away, in tears) I want Mary alive. (he turns back to them) I just... I just want this to be over.
これ以上愛する存在を失うのを止めたい。サムは学校へ行かせてやりたいし。ディーンには家庭を持たせてやりたい。メアリーには今この場に生きて存在していて欲しい。とにかくただもうこんなことを終わらせたい。
この父ちゃんの言葉には、ママを失って以来の20年以上の歳月を父ちゃんがいかにギリギリ極限の精神状態で過ごしてきたかを痛切に物語っているように思えます。
これまで長年憎い悪魔の正体を探り、追い続けながらもとにかく息子達の安全には気を配り、息子達のためにも途中で自分が命を落とすわけにはいかないと常に冷静に状況を見極めて、油断せずに進むべき道を選択してきたはずの父ちゃんなのに…。
悪魔との最後の対決を目の前にして、ついに冷静な判断を放り出して、完全に自分の命を犠牲にする覚悟で一か八かの賭けに出ようとしているのです。
父ちゃんに、しかも半泣き状態でこれを言われてしまっては、兄弟ももうこの場ではもう何も言えないよ!という感じですが、ディーンがそんな父ちゃんのやけっぱちな決定に全然納得していないという事実は、この後の場面で繰り返し出てきます。
まずは、アンティークショップで手に入れてきた偽のコルトを手渡しつつ、ディーンが我慢できずに口を開くシーン。
Dean: You know this is a trap, don’t you? That’s why Meg wants you to come alone.
John: I can handle her. I got a whole arsenal loaded – holy water, Mandaic amulets...
Dean: Dad....
John: What?
Dean: Promise me something?
John: What’s that?
Dean: This thing goes south, just get the hell out. Don’t get yourself killed, alright? You’re no good to us dead.
John: Same goes for you. Alright, listen to me. (he takes the real Colt out of his jacket pocket) They made the bullets special for this Colt. There’s only four of them left. Without them, this gun is useless. You make every shot count.
Sam: Yes, Sir.
(あきらかにメグの罠だとわかっていながら、たった一人でメグとの取引の場に向かおうとする父ちゃんに)父ちゃん、一つ約束してよ。なにかヤバイ事態になったら、とにかく逃げてくれ。その場で殺されるはめになんかならないでくれよな。死んだらなんにもならないんだから。
なんとか口調は軽く保とうとしつつも、そう畳み掛けるように懇願するディーンに、父ちゃんはディーンがどうしても父ちゃんの口から聞いておきたい『約束する』の一言を返しません!
そしてディーンから目を逸らし、代わりに、お前達にも同じことを言っとくぞ、…コルトの弾を無駄にするな、なんて事務的な注意事項を言い始める父ちゃん。
父ちゃんの指示に対して、すぐに『Yes, Sir.』なんて答えてしまうサムは、ホントあんたはまだまだ子供ねー!と頭をポンポンと叩いてやりたくなりますが、
父ちゃんがちゃんと目を見て『約束する』と明言しなかったことで、今度の悪魔との対決の後、(控え目に考えても)『自分が生きている可能性はかなり低い』と父ちゃんが考えていることをはっきりと感じ取ってしまったディーンは返事をしません。
この辺りのやり取りを目にすると、長年特殊な状況下で暮らしてきたこの家族の中でのディーンの存在というものは、完全に息子の範疇を超えてある部分では父ちゃんと対等となるまさに『妻』的な位置にあることがはっきりとわかります。
究極の戦いのためには自らの命を落とすことになるのも致し方ない、というのは、長い歴史の中で、戦争であっけなく命を落とし続けてきた男の考え方。
母であり妻である女は、『何があっても自分の家族だけは生きていて欲しい』と思うもので、究極的には自分の大切な存在さえ無事ならば、他人はどうなってもいいとすら考えるもの。
『Shadow』以降、ついに倒すべき究極の存在の影が身近にちらつき始めるようになってきてから、ディーンの心の動きが完全に後者(妻&母)の範疇になってきている、というのはとても興味深い事実で、このドラマにいい大人の私がどっぷりとはまり込む要因ともなった、非常に大人目線の深い考察に満ちた脚本と演出を感じさせてくれます。
John: I’ve been waiting a long time for this fight. Now it’s here, and I’m not gonna be in it. It’s up to you boys now. It’s your fight, you finish this. You finish what I started. You understand?
ずっと待ち続けてきた最後の戦いの場に父ちゃんはいないことになるが、お前達に任せたぞ、お前達の手でこれを終わらせてくれ。父ちゃんが始めたことをお前達の手で終わらせるんだ。わかったか?
父ちゃんの『わかったか?』にもまだ答えないディーン。
うんうんとうなずいている(可愛い)サムに本当にお父さんらしい視線を投げた後、父ちゃんは無言でディーンにコルトを手渡します。
Sam: We’ll see you soon, Dad.
サムって子は、どうしてここまで普通に、子供らしさを失わずに育ったんでしょう!
この子ってば、なんだかんだと毎度毎度育った環境に文句を言い続けてはいるけれども…。
こんなにまともで素直な子に育ったのは、父ちゃんとディーンがいかに大切に気を配って育ててきたかってことをあきらかに物語っているわよね!
John: I’ll see you later.
父ちゃんもあまりに単純で子供らしいサムの反応に思わず笑顔になって、ぽんっとサムの肩を叩き、あの大きな黒いトラックに乗り込んで行ってしまいます。
サムがあそこまで大きく育っていなければ、きっと頭をポンポンとしていたところだと思うけど。
そして走り去る父ちゃんのトラックがどんどん小さくなって、ついには見えなくなった頃、ディーンはぽつっと、
Dean: Later.
くぅ~、このタイミングでこの台詞を言わせますか!泣かせてくれます!
だけど…、この辺で一旦休憩って言っていい?
***
わかってます!ドラマの進行上ではまだほんの数分よね?
でも読書のしすぎで言語中枢に障害が…、なんて脇道に逸れてる間に妙に長くなってしまったので、パパとメグとの対決、そして兄弟と悪魔との対決となるこれ以降については、また次回ゆっくり妄想解釈を入れさせていただく、ということにさせてください。
こんな調子で年内にシーズン1の感想文を終わらせるなんて…、無理?ってこと?
2007年12月20日木曜日
Hot Target!
夏以来…、というか、この本の存在を知ったのは、6月頃(もっと前だっけ?)だからもう半年かそれ以上…。
とにかくもうしばらく長いこと、ずーーーーっっと読みたい!と思い続けてきた Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズの第8作目
『Hot Target』
ついに読了しました。
面白かったー!!
前作の『Flashpoint』はちょっと番外編ぽい感じで、初めて名前を目にする登場人物ばかりで物語に入り込むのがちょっと大変だし、チーム16のメンバーが出てこないのはなんか寂しい…、なんて思ったものの、今まで全くなじみのない登場人物たちの恋愛&人間模様への微妙な抵抗を抑えつつなんとか読み進めていくと、本を閉じる頃にはすっかり新たな
「Troubleshooter Inc.」シリーズ
の幕開けとして心に刻み付けられる作品となりました。
「Troubleshooter Inc.」というのは、このトラブルシューターシリーズの新しい展開の重要な要素になってくるのですが、日本でまだ翻訳が出ていない6作目以降の重大なネタバレともなってしまうので、ここでは詳細には触れないでおきます。
でも、元SEALのDeckerって…、翻訳版の5冊目までに名前くらい出てきたことあったのかな…。
めちゃめちゃな順番で読んできたこのシリーズだけに色々見落としているのかも。
また後でゆっくり一作目から読み直してみないといけない、と思います。
そして今回念願かなってついにページを開いた『Hot Target』は、前回の『Flashpoint』のエンディングにちらっと姿を見せていたコズモ・リクター(私、Richterの綴りをずっとなんの疑いもなくリッチャーって読んでた。たはは、なんだかお恥ずかしい…):
背が高く、筋肉質でミリタリー風の短い髪にシベリアンハスキーを思わせる薄い色の瞳。
笑ったら顔にひびが入るとでも思ってるような無愛想。
でもいざ笑顔になると雑誌のモデルみたいに魅力的になる…。
なんて、『Flashpoint』本編には全く登場していなかったというのに、詳細な外見描写を(しかも男性の目から)されていたのが印象に残っていたのだけど。
『Hot Target』の本来の意味での主演は、コズモだったのね!
日本語翻訳版でもチーム16のメンバーとしてチラチラと名前が出てきているコズモは、とにかく無表情で感情を表に出さないだけに、今まで「ロボット」だとか「(知る限り)とにかくずっと女と寝てない」とか散々言われて来たけれどもっ、こんなに素朴な母思いの好青年で、もちろん物凄い身体でいい男だったとは。
またまたスーザンに完全に一本取られてしまいました。
コズモ-この8作目では現役のチーム16のチーフということになっているけれども-一番最初に読んだこともあってか、ずっと私の中で好みの男性No.1座を守ってきた第三作目「「Over the Edge」の主人公シニアチーフのスタン・ウォルコノクと同列に並んだかもというくらいのいいキャラクターです。
このコズモの生い立ちがまた!一癖あって、かなり驚かされます。
(チーム16のメンバーの生い立ちって皆結構変わってるかも。成長の過程でも人とは違う試練を乗り越えてきたからこそ、SEALになるための過酷な訓練も乗り越えられたってこと?)
スタンとコズモ、この二人、金髪碧眼の怖い顔って…、外見の描写の傾向もちょっと似てるような気が…。
傍にいる人がヒクくらい、とてもうかつには話しかけられないような超強面(こわもて)だけど、その中身はとんでもなく思いやりがあって頼りになる、その上仕事の腕は超一流。ほんと最高の男です。
誰にでもいい顔をしたりはしない無骨な男性が自分だけを愛して特別扱いにしてくれるっていうのは、女の永遠の夢かも…。
そしてスーザンの小説が好きなのは、女からみてもとても共感できるいい女を心優しいゴツイ男達のお相手として登場させるところ。
以下は、日本ではまだ翻訳版の出ていない『Hot Target』のネタバレになってしまうので、これから翻訳版が出たら読む予定、もしくはこのシリーズを最初から読んでみたい、なんて思っている方は閲覧ご注意ください。
今回のコズモのお相手は、まだ二十代の若さでマスコミを賑わすイケイケパーティーガールでありながら新進気鋭の脚本家兼映画プロデューサーでもあるというかなり派手な女性。
ところがカメラの前の華やかで色っぽい姿とは一転して、普段の仕事場となる書斎では、髪はボサボサ、ノーメイク、着古したTシャツに短パン、実はここ数年ちゃんと付き合う彼氏もいない…という状況で、言うまでもなくこちらが本当の姿。
そんな彼女は現在撮影中のちょっと過激なテーマ(第二次大戦中、アメリカ軍にはゲイばかりを集めた部隊が存在した?!なんていう…)を扱った映画への抗議から『殺す』なんていう脅迫状を送りつけられていて、プロダクションの命令で、彼女の元に24時間体勢でゴツイボディーガードがつけられてしまうことになるのです。
家の外での派手なイメージを守りたい彼女としてはもちろん、寝室の前で寝ずの番をするようないかめしい護衛をつけて欲しいわけもなく、二人の出会いは最初からうまくいきそうもない感じ…。
もちろんそのボディーガードこそ、SEAL休暇中のアルバイトとして「Troubleshooter Inc.」から声をかけられたコズモということになります。
(アメリカのお巡りさんがオフの時に用心棒とか護衛のアルバイトをしてるって、ドラマや映画によく出てくるけど、軍所属の人も、アルバイトOKなんですね!)
ボディーガードと彼が命をかけて守る女性との間の恋、なんていうとあまりに『お約束すぎない?』という感じだけど、スーザンのお話ではこのお約束の設定が決して単なるお約束な展開にはなりません。
☆
その一方で、どうしても女たらしの駄目男にばかり惚れてしまう女性もいますよね。
何度裏切られても『ごめん、やっぱり君がいい…』なんて戻ってこられるとつい受け入れてしまうという…。
今回コズモの一途な恋と対照的に、そんな駄目男(しかも二人!)に苦しめられるのは、なんとゲイであることをカミングアウトしている超可愛いFBI捜査官ジュールズ・キャシディ。
二人の駄目男、一人はジュールズの元カレのAdam、もう一人はコズモの恋のお相手となるJaneの(腹違いの)弟であり、Janeの最新映画の主演も務めているRobin…。
もう長い間読むのを楽しみにしてきたジュールズの恋、こういうことだったのねー。
ジュールズを巡る恋の展開は、これもある意味『お約束』ではあるのだけれども、なんとも切なくて…、やっぱりスーザン(男性同士の恋まで!)最高にうまい!です。
我慢できず一足先に愛知県にいる間に読んでしまった9作目の『Breaking Point』で、ジュールズが戦争映画のポスターに向かって切ないため息をついていた理由もやっとわかりました。
11作目『Force of Nature』では再びジュールズの恋が語られるはずで、
さらに12作目『All Through the Night』では、なんとジュールズが結婚?!なんて展開になるのだという噂!
この後すぐに『Force of Nature』を読み始めてしまいたいところだけど…、やっぱり『Hot Target』の前に、番外編の『Flashpoint』を読んでおいてよかったと思うし、まずはまた正統派のSEALチーム16の活躍にお話が戻るらしい第10作目『Into the Storm』を読んでから、11作目の『Force of Nature』に取り掛かることにしようと思います。
12作目『All Through the Night』は発行されたばかりでペーパーバック版も出ていないのですけれども、もうこれ以上我慢できず…Amazonさんに「ハードカバーでいいから、送ってちょうだい!」とお願いしました。
うっかり他にも何冊か…「一緒にまとめて送っちゃって!」とお願いしちゃったのだけど、これはクリスマスプレゼントなのよ?と自分の良心に言い聞かせ中です…。
(10月の『Nevermore』を含む大量購入の時にも、ツインピークスのゴールデンボックスの時にも、同じようなことを言ってたかもしれない…、ということについては忘れておこう…)
***
それにしてもこんな調子でペーパーバックを読んでると、いつまでもS3EP8の感想文が書けない…。
っていうか、シーズン1の感想文を先に書くって決めたんだっけ。
海外ドラマ、読書、日記書き、…家事(はー、うっかり忘れるところだった)一日の時間配分について、まじでスケジュール表でもつくらないといけないのかも。
とにかくもうしばらく長いこと、ずーーーーっっと読みたい!と思い続けてきた Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズの第8作目
『Hot Target』
ついに読了しました。
面白かったー!!
前作の『Flashpoint』はちょっと番外編ぽい感じで、初めて名前を目にする登場人物ばかりで物語に入り込むのがちょっと大変だし、チーム16のメンバーが出てこないのはなんか寂しい…、なんて思ったものの、今まで全くなじみのない登場人物たちの恋愛&人間模様への微妙な抵抗を抑えつつなんとか読み進めていくと、本を閉じる頃にはすっかり新たな
「Troubleshooter Inc.」シリーズ
の幕開けとして心に刻み付けられる作品となりました。
「Troubleshooter Inc.」というのは、このトラブルシューターシリーズの新しい展開の重要な要素になってくるのですが、日本でまだ翻訳が出ていない6作目以降の重大なネタバレともなってしまうので、ここでは詳細には触れないでおきます。
でも、元SEALのDeckerって…、翻訳版の5冊目までに名前くらい出てきたことあったのかな…。
めちゃめちゃな順番で読んできたこのシリーズだけに色々見落としているのかも。
また後でゆっくり一作目から読み直してみないといけない、と思います。
そして今回念願かなってついにページを開いた『Hot Target』は、前回の『Flashpoint』のエンディングにちらっと姿を見せていたコズモ・リクター(私、Richterの綴りをずっとなんの疑いもなくリッチャーって読んでた。たはは、なんだかお恥ずかしい…):
背が高く、筋肉質でミリタリー風の短い髪にシベリアンハスキーを思わせる薄い色の瞳。
笑ったら顔にひびが入るとでも思ってるような無愛想。
でもいざ笑顔になると雑誌のモデルみたいに魅力的になる…。
なんて、『Flashpoint』本編には全く登場していなかったというのに、詳細な外見描写を(しかも男性の目から)されていたのが印象に残っていたのだけど。
『Hot Target』の本来の意味での主演は、コズモだったのね!
日本語翻訳版でもチーム16のメンバーとしてチラチラと名前が出てきているコズモは、とにかく無表情で感情を表に出さないだけに、今まで「ロボット」だとか「(知る限り)とにかくずっと女と寝てない」とか散々言われて来たけれどもっ、こんなに素朴な母思いの好青年で、もちろん物凄い身体でいい男だったとは。
またまたスーザンに完全に一本取られてしまいました。
コズモ-この8作目では現役のチーム16のチーフということになっているけれども-一番最初に読んだこともあってか、ずっと私の中で好みの男性No.1座を守ってきた第三作目「「Over the Edge」の主人公シニアチーフのスタン・ウォルコノクと同列に並んだかもというくらいのいいキャラクターです。
このコズモの生い立ちがまた!一癖あって、かなり驚かされます。
(チーム16のメンバーの生い立ちって皆結構変わってるかも。成長の過程でも人とは違う試練を乗り越えてきたからこそ、SEALになるための過酷な訓練も乗り越えられたってこと?)
スタンとコズモ、この二人、金髪碧眼の怖い顔って…、外見の描写の傾向もちょっと似てるような気が…。
傍にいる人がヒクくらい、とてもうかつには話しかけられないような超強面(こわもて)だけど、その中身はとんでもなく思いやりがあって頼りになる、その上仕事の腕は超一流。ほんと最高の男です。
誰にでもいい顔をしたりはしない無骨な男性が自分だけを愛して特別扱いにしてくれるっていうのは、女の永遠の夢かも…。
そしてスーザンの小説が好きなのは、女からみてもとても共感できるいい女を心優しいゴツイ男達のお相手として登場させるところ。
以下は、日本ではまだ翻訳版の出ていない『Hot Target』のネタバレになってしまうので、これから翻訳版が出たら読む予定、もしくはこのシリーズを最初から読んでみたい、なんて思っている方は閲覧ご注意ください。
今回のコズモのお相手は、まだ二十代の若さでマスコミを賑わすイケイケパーティーガールでありながら新進気鋭の脚本家兼映画プロデューサーでもあるというかなり派手な女性。
ところがカメラの前の華やかで色っぽい姿とは一転して、普段の仕事場となる書斎では、髪はボサボサ、ノーメイク、着古したTシャツに短パン、実はここ数年ちゃんと付き合う彼氏もいない…という状況で、言うまでもなくこちらが本当の姿。
そんな彼女は現在撮影中のちょっと過激なテーマ(第二次大戦中、アメリカ軍にはゲイばかりを集めた部隊が存在した?!なんていう…)を扱った映画への抗議から『殺す』なんていう脅迫状を送りつけられていて、プロダクションの命令で、彼女の元に24時間体勢でゴツイボディーガードがつけられてしまうことになるのです。
家の外での派手なイメージを守りたい彼女としてはもちろん、寝室の前で寝ずの番をするようないかめしい護衛をつけて欲しいわけもなく、二人の出会いは最初からうまくいきそうもない感じ…。
もちろんそのボディーガードこそ、SEAL休暇中のアルバイトとして「Troubleshooter Inc.」から声をかけられたコズモということになります。
(アメリカのお巡りさんがオフの時に用心棒とか護衛のアルバイトをしてるって、ドラマや映画によく出てくるけど、軍所属の人も、アルバイトOKなんですね!)
ボディーガードと彼が命をかけて守る女性との間の恋、なんていうとあまりに『お約束すぎない?』という感じだけど、スーザンのお話ではこのお約束の設定が決して単なるお約束な展開にはなりません。
☆
その一方で、どうしても女たらしの駄目男にばかり惚れてしまう女性もいますよね。
何度裏切られても『ごめん、やっぱり君がいい…』なんて戻ってこられるとつい受け入れてしまうという…。
今回コズモの一途な恋と対照的に、そんな駄目男(しかも二人!)に苦しめられるのは、なんとゲイであることをカミングアウトしている超可愛いFBI捜査官ジュールズ・キャシディ。
二人の駄目男、一人はジュールズの元カレのAdam、もう一人はコズモの恋のお相手となるJaneの(腹違いの)弟であり、Janeの最新映画の主演も務めているRobin…。
もう長い間読むのを楽しみにしてきたジュールズの恋、こういうことだったのねー。
ジュールズを巡る恋の展開は、これもある意味『お約束』ではあるのだけれども、なんとも切なくて…、やっぱりスーザン(男性同士の恋まで!)最高にうまい!です。
我慢できず一足先に愛知県にいる間に読んでしまった9作目の『Breaking Point』で、ジュールズが戦争映画のポスターに向かって切ないため息をついていた理由もやっとわかりました。
11作目『Force of Nature』では再びジュールズの恋が語られるはずで、
さらに12作目『All Through the Night』では、なんとジュールズが結婚?!なんて展開になるのだという噂!
この後すぐに『Force of Nature』を読み始めてしまいたいところだけど…、やっぱり『Hot Target』の前に、番外編の『Flashpoint』を読んでおいてよかったと思うし、まずはまた正統派のSEALチーム16の活躍にお話が戻るらしい第10作目『Into the Storm』を読んでから、11作目の『Force of Nature』に取り掛かることにしようと思います。
12作目『All Through the Night』は発行されたばかりでペーパーバック版も出ていないのですけれども、もうこれ以上我慢できず…Amazonさんに「ハードカバーでいいから、送ってちょうだい!」とお願いしました。
うっかり他にも何冊か…「一緒にまとめて送っちゃって!」とお願いしちゃったのだけど、これはクリスマスプレゼントなのよ?と自分の良心に言い聞かせ中です…。
(10月の『Nevermore』を含む大量購入の時にも、ツインピークスのゴールデンボックスの時にも、同じようなことを言ってたかもしれない…、ということについては忘れておこう…)
***
それにしてもこんな調子でペーパーバックを読んでると、いつまでもS3EP8の感想文が書けない…。
っていうか、シーズン1の感想文を先に書くって決めたんだっけ。
海外ドラマ、読書、日記書き、…家事(はー、うっかり忘れるところだった)一日の時間配分について、まじでスケジュール表でもつくらないといけないのかも。
2007年12月18日火曜日
感想文まだ書けません!
ひょっとして、第8話の感想文まだなの?なんてちらっと思われている方もいるかもしれないので(いないかな…)、ちょっとだけ現状報告を。
Supernaturalシーズン3第8話「A Very Supernatural Christmas」。
またまたSupernatural史に残る名作が登場しましたよね!
先週末の鑑賞後、いつものとおりちょこっとだけ、あっさりと感想文を書こうと思ったのですが、一人であれこれ考えてるうちになんだか手がつけられなくなってしまいました。
兄弟とパパとの関係にまた一つ新しい局面からの解釈が、しかもシリーズ始まって以来(?)のはっきりとしたサムの視線からの解釈が追加されたということで、実は(お気づきの方も僅かにいらっしゃるかもしれませんが)長らく放りっぱなしになっているシーズン1の妄想日記を仕上げてその解釈を盛り込まないことには、私の心境として「妄想日記」でもなんでもない、単なるあらすじを書くだけになってしまう、という気持ちに襲われてしまったのです。
今回のエピソード、サムが父ちゃんへの不信、反抗心を深めていった、そのルーツを語るお話でもあり、それに反転する形で兄ちゃん大好き!な気持ちを深めていく過程を見せてくれるエピソードでもあったともいえますよね。
本編ドラマもまた年末年始のお休みに入るようなので、今回は、思い切ってなんとかこのHiatusの間にシーズン1の妄想日記を(もういい加減に)仕上げ、その解釈をベースとして引き継いだ形で、このS3EP8の感想文を書く形にしたいと思っています。
もし私の感想文を楽しみにしている、なんていう奇特な方がいましたら、今回は少々お時間をください。
☆
それにしても、ちびディーン、大きくなりましたね!
で、でも、やっぱり可愛くない…。
この後の解釈は私の独断と偏見によるものです。
「そんなことない!」と思われる方も多いと思いますので、「むっ」と来ても、軽く流しておいていただけるとありがたいです。
しかも感想文は書かないといいつつ、シーズン3のネタバレも含まれます…。
シーズン1「Something Wicked」の時にもどうしても不満を抱かずにはいられなかったのですが、あの子って、たぶん、制作サイドのおじさんたちの目からすると、「すごくディーンらしい!」容姿で、演技もその観点から見ると「とてもうまくやれてる」のだと思うのですけれども…。
今回の新しいちびサムの演技を見てしまうと、ちびディーン、可哀想だけれども
「薄っぺらい演出されてるし、演技も薄っぺらい」
とどうしても思わざるをえないというのが正直なところ。
こんな風な解釈のディーンを見せられると、すっごく「男性目線」だなー、とついつい思ってしまいます。
もしくは、
「ディーンっていうキャラクターは、(脳みそのどこかが腐っている私のように)美人とか可愛いなんていう気味の悪い表現じゃなく、単純だけど女好きで無骨な男の中の男って描写するのよっ!」
という私とは全く違うフィルター越しにディーンを見ている女性の解釈ともいえるかもしれません。
こういうタイプの女性は、この「ちびディーン」格好良くて好きだっていいますよね。
私の言う『こんな解釈のディーン』とは、(日本版、英語版の)ノベライズの中のディーン、およびこれまでのちびディーン(シーズン1のパイロットのジョンパパに抱っこされるブロンドのちびディーンを除く)などに見られるのキャラ解釈のこと。
腕利きの脚本家&監督の演出のもとでJensenが演じるディーンのキャラ解釈とは別物ということになります。
(演出によっては、Jensenディーンもたまにこの「薄っぺら」ディーンになってることもありますが…)
私が感じる男性目線のディーンの解釈とは、
「ハードボイルドで、その内心では弟(+父ちゃん)をそれなりに大事に思っているけれども、どうもちょっと考えが足りなくて、その行動は浅はかで、比較的本能にそって生きてる」感じ。
ディーン、大学こそ出てないかもしれないけれども、(遺伝的に見たって)決して頭が悪いわけではなく、さらに残されたたった二人の家族である父ちゃんとサムに対する思いやりときたら、それこそ4歳の時から、その折々でとんでもない深みを私たちに垣間見せてくれているわけですよね。
サムのベビーベッドに入って、サムをぎゅっと抱きしめて眠ったり…。
(SPN公式サイトに公開されている父ちゃんの日記より。今回こっそりこの記事を復活させました…)
(とはいえ、今回のエピソードでちびサムが盗み読みした父ちゃんの日記からは、私たちが読むことができるママの事件直後のパパの心境と子供達の様子を綴った部分は、絶対に、抜いてありますよね。パパのあの言葉を読んでなお、パパに反抗心を抱くなんてとても無理です。)
サムの学校での催しに保護者として顔を出したり…。(S1EP16「Shadow」より)
かと思うと、何かと父ちゃんに反抗しがちなサムに対し、口下手な父ちゃんに代わって父ちゃんの愛情を伝える役割をしたり…。(S1EP8「Bugs」他)
今回のS3第8話でのちびディーンの台詞や行動は、そうしたディーンの家族内での役割を大変うまく表現していたとも言えるのですが、私の好みからすると、まず「可愛さが足りない!」(ごめんね、ちびディーン…)のと、演技に力が入りすぎてる!という不満が残ってしまいます。
4歳の時から、否応無しに家族の中での「妻代わり、母代わり」の存在となってしまったディーンは、家族以外の他人に対しては生意気でHardassな態度を見せても、こと家族の前ではもっと自然な普通の「お兄ちゃん」だった気がするのです。
(シーズン3に入ってから恒例のようになっているImpala内での兄弟喧嘩を見ると、大声でサムを叱責したりしつつもその底に弟への深い愛情が透けて見えるようで、ディーンの普通のお兄さんらしさが光っていますよね)
なのに、フラッシュバックのちびディーン、せっかくいい台詞をたっぷり用意してもらっているのに、可愛い大事な弟に対してあんな風に頭ごなしに喧々と噛み付くように台詞を言ってしまったのでは…。
この年頃のサムにとって兄ちゃんという存在は、(今回の台詞ではそろそろボロが出始めていたものの)
「自分の知らないことを何でも知ってるクールでカッコイイ頼りになるお兄ちゃんであるのに加え、世界で一番気楽になんでも話せて自分のことをなによりも大切にしてくれる、とにかくこの世で唯一手放しで懐くことのできる大大大好きなお兄ちゃん」
であるはずで。
それは前回のS3EP7のエピソードでサム自身の口から「ずっと兄ちゃんを目標に追いかけてきた」って!まさにそのサムの兄ちゃんに対する思いを明確に証明するともいえる告白をしたばかりだというのに!
ボブ・シンガーやキム・マナーズといった大人の監督さんだったら、
「君はサムにとって世界一クールなお兄ちゃんなんだ。君は父さんと弟のことをこの世で一番大切に思ってる。もっと余裕を持った寛いだ感じで弟を見て、普通の声で、静かに台詞を言ってごらん」
なんていう演技指導をちびディーン役のあの子にしてくれたと思うのに…、すごく残念!と、どうしても思ってしまうのです。
そしてそんな超クールだけど弟にはメロメロな兄ちゃんは、「もう寝るよ」と言いつつ声を殺して泣き始めた弟をぎゅっと抱きしめずに置くはずがない、とも…。
ちび兄弟の場面で、Wincest的とも受け取られかねない演出をすることに抵抗があるのかもしれないけれども。
父ちゃんも留守がち、二人きりで心細く暮らしていることの多い兄弟としては、絶対にもっと気楽にくっついたりハグしたりしてたと思うんだけど…。
そういうちび兄弟間の親密なやりとりを丁寧に演出してくれれば、最後のちびサムのディーンへのクリスマスプレゼント(クリプキ、ついにあの設定に答えを出すことにしたのね!(笑))の価値もさらに向上しただろうし、画面のこちら側の私たちにももっと強烈に印象付けられたのに。
私のイメージの中のちびディーンとして、利発でクールなハードボイルド少年、…なんて考えていくと、S3EP2のミニチュア版ディーン、Benを思い出します。
怪物の巣から友達を先に逃がしたりする姿も(弟もいないのに)とてもクールなお兄さんぽくて、あの子はいかにもディーンのミニチュアという感じでした。
あのエピソードの脚本はSera Gamble…、やっぱり腕利きの女性作家さんの解釈は深いです。
(次にまたフラッシュバックの入るエピソードがあったら、もうこの際、あの子を使って欲しい…)
それに対して新しいちびサム!
本当に普通に「この子はサムだ」とその存在を丸ごと納得してしまえるような見事なemo!Samぶりでした!
そろそろ父ちゃんに対する反抗心が芽生え始め、ディーンが全知全能の存在でないことにも気付き始めてはいるけれども、
まだまだサンタさんを信じていたかったり、クリスマスを家族みんなで過ごすことをとても大事に思っていたり、ボビーのことを「Uncle Bobby」なんて呼んだり!
(成長の過程の一体どの時点でBobbyの呼び名からUncleが取れちゃったんでしょう…。)
大人びた生意気な顔つきと、とんでもなく幼い、どうしようもなく守ってあげたくなるあの感じが共存した様子は、あの子の演技力によるものなのか、はたまた演出が上手くいった結果なのか…。
フラッシュバック明け、おっきな兄弟に戻った時、ちびディーンとJensenディーンの間の微妙な違和感に対し、二人のサムについてはとてもしっくり感じました。
これって最近の私のJared(Sam)贔屓が影響してるの?それだけじゃないはず。
☆
第8話の感想文はまだ書かない、と冒頭で宣言しつつ、気付けばずいぶんあれこれとゴタクを述べてきてしまいました。
これで感想文ということにしてしまおうか…。
いえ、その内考えがまとまったらちゃんと書きます。
たぶん。
ただ、S1の妄想日記を仕上げるなんて大きく出た割りに、現在Suzanne Brockmannのペーパーバックを夢中で読み耽っていて…
さらに、うっかりAmazonさんにまた大量に「送ってちょうだい」とお願いしちゃったりして…
本編エピソードがお休みに入っているこのHiatusの間にちゃんと日記が書けるのか…
ちょっと不安が残ります。
Supernaturalシーズン3第8話「A Very Supernatural Christmas」。
またまたSupernatural史に残る名作が登場しましたよね!
先週末の鑑賞後、いつものとおりちょこっとだけ、あっさりと感想文を書こうと思ったのですが、一人であれこれ考えてるうちになんだか手がつけられなくなってしまいました。
兄弟とパパとの関係にまた一つ新しい局面からの解釈が、しかもシリーズ始まって以来(?)のはっきりとしたサムの視線からの解釈が追加されたということで、実は(お気づきの方も僅かにいらっしゃるかもしれませんが)長らく放りっぱなしになっているシーズン1の妄想日記を仕上げてその解釈を盛り込まないことには、私の心境として「妄想日記」でもなんでもない、単なるあらすじを書くだけになってしまう、という気持ちに襲われてしまったのです。
今回のエピソード、サムが父ちゃんへの不信、反抗心を深めていった、そのルーツを語るお話でもあり、それに反転する形で兄ちゃん大好き!な気持ちを深めていく過程を見せてくれるエピソードでもあったともいえますよね。
本編ドラマもまた年末年始のお休みに入るようなので、今回は、思い切ってなんとかこのHiatusの間にシーズン1の妄想日記を(もういい加減に)仕上げ、その解釈をベースとして引き継いだ形で、このS3EP8の感想文を書く形にしたいと思っています。
もし私の感想文を楽しみにしている、なんていう奇特な方がいましたら、今回は少々お時間をください。
☆
それにしても、ちびディーン、大きくなりましたね!
で、でも、やっぱり可愛くない…。
この後の解釈は私の独断と偏見によるものです。
「そんなことない!」と思われる方も多いと思いますので、「むっ」と来ても、軽く流しておいていただけるとありがたいです。
しかも感想文は書かないといいつつ、シーズン3のネタバレも含まれます…。
シーズン1「Something Wicked」の時にもどうしても不満を抱かずにはいられなかったのですが、あの子って、たぶん、制作サイドのおじさんたちの目からすると、「すごくディーンらしい!」容姿で、演技もその観点から見ると「とてもうまくやれてる」のだと思うのですけれども…。
今回の新しいちびサムの演技を見てしまうと、ちびディーン、可哀想だけれども
「薄っぺらい演出されてるし、演技も薄っぺらい」
とどうしても思わざるをえないというのが正直なところ。
こんな風な解釈のディーンを見せられると、すっごく「男性目線」だなー、とついつい思ってしまいます。
もしくは、
「ディーンっていうキャラクターは、(脳みそのどこかが腐っている私のように)美人とか可愛いなんていう気味の悪い表現じゃなく、単純だけど女好きで無骨な男の中の男って描写するのよっ!」
という私とは全く違うフィルター越しにディーンを見ている女性の解釈ともいえるかもしれません。
こういうタイプの女性は、この「ちびディーン」格好良くて好きだっていいますよね。
私の言う『こんな解釈のディーン』とは、(日本版、英語版の)ノベライズの中のディーン、およびこれまでのちびディーン(シーズン1のパイロットのジョンパパに抱っこされるブロンドのちびディーンを除く)などに見られるのキャラ解釈のこと。
腕利きの脚本家&監督の演出のもとでJensenが演じるディーンのキャラ解釈とは別物ということになります。
(演出によっては、Jensenディーンもたまにこの「薄っぺら」ディーンになってることもありますが…)
私が感じる男性目線のディーンの解釈とは、
「ハードボイルドで、その内心では弟(+父ちゃん)をそれなりに大事に思っているけれども、どうもちょっと考えが足りなくて、その行動は浅はかで、比較的本能にそって生きてる」感じ。
ディーン、大学こそ出てないかもしれないけれども、(遺伝的に見たって)決して頭が悪いわけではなく、さらに残されたたった二人の家族である父ちゃんとサムに対する思いやりときたら、それこそ4歳の時から、その折々でとんでもない深みを私たちに垣間見せてくれているわけですよね。
サムのベビーベッドに入って、サムをぎゅっと抱きしめて眠ったり…。
(SPN公式サイトに公開されている父ちゃんの日記より。今回こっそりこの記事を復活させました…)
(とはいえ、今回のエピソードでちびサムが盗み読みした父ちゃんの日記からは、私たちが読むことができるママの事件直後のパパの心境と子供達の様子を綴った部分は、絶対に、抜いてありますよね。パパのあの言葉を読んでなお、パパに反抗心を抱くなんてとても無理です。)
サムの学校での催しに保護者として顔を出したり…。(S1EP16「Shadow」より)
かと思うと、何かと父ちゃんに反抗しがちなサムに対し、口下手な父ちゃんに代わって父ちゃんの愛情を伝える役割をしたり…。(S1EP8「Bugs」他)
今回のS3第8話でのちびディーンの台詞や行動は、そうしたディーンの家族内での役割を大変うまく表現していたとも言えるのですが、私の好みからすると、まず「可愛さが足りない!」(ごめんね、ちびディーン…)のと、演技に力が入りすぎてる!という不満が残ってしまいます。
4歳の時から、否応無しに家族の中での「妻代わり、母代わり」の存在となってしまったディーンは、家族以外の他人に対しては生意気でHardassな態度を見せても、こと家族の前ではもっと自然な普通の「お兄ちゃん」だった気がするのです。
(シーズン3に入ってから恒例のようになっているImpala内での兄弟喧嘩を見ると、大声でサムを叱責したりしつつもその底に弟への深い愛情が透けて見えるようで、ディーンの普通のお兄さんらしさが光っていますよね)
なのに、フラッシュバックのちびディーン、せっかくいい台詞をたっぷり用意してもらっているのに、可愛い大事な弟に対してあんな風に頭ごなしに喧々と噛み付くように台詞を言ってしまったのでは…。
この年頃のサムにとって兄ちゃんという存在は、(今回の台詞ではそろそろボロが出始めていたものの)
「自分の知らないことを何でも知ってるクールでカッコイイ頼りになるお兄ちゃんであるのに加え、世界で一番気楽になんでも話せて自分のことをなによりも大切にしてくれる、とにかくこの世で唯一手放しで懐くことのできる大大大好きなお兄ちゃん」
であるはずで。
それは前回のS3EP7のエピソードでサム自身の口から「ずっと兄ちゃんを目標に追いかけてきた」って!まさにそのサムの兄ちゃんに対する思いを明確に証明するともいえる告白をしたばかりだというのに!
ボブ・シンガーやキム・マナーズといった大人の監督さんだったら、
「君はサムにとって世界一クールなお兄ちゃんなんだ。君は父さんと弟のことをこの世で一番大切に思ってる。もっと余裕を持った寛いだ感じで弟を見て、普通の声で、静かに台詞を言ってごらん」
なんていう演技指導をちびディーン役のあの子にしてくれたと思うのに…、すごく残念!と、どうしても思ってしまうのです。
そしてそんな超クールだけど弟にはメロメロな兄ちゃんは、「もう寝るよ」と言いつつ声を殺して泣き始めた弟をぎゅっと抱きしめずに置くはずがない、とも…。
ちび兄弟の場面で、Wincest的とも受け取られかねない演出をすることに抵抗があるのかもしれないけれども。
父ちゃんも留守がち、二人きりで心細く暮らしていることの多い兄弟としては、絶対にもっと気楽にくっついたりハグしたりしてたと思うんだけど…。
そういうちび兄弟間の親密なやりとりを丁寧に演出してくれれば、最後のちびサムのディーンへのクリスマスプレゼント(クリプキ、ついにあの設定に答えを出すことにしたのね!(笑))の価値もさらに向上しただろうし、画面のこちら側の私たちにももっと強烈に印象付けられたのに。
私のイメージの中のちびディーンとして、利発でクールなハードボイルド少年、…なんて考えていくと、S3EP2のミニチュア版ディーン、Benを思い出します。
怪物の巣から友達を先に逃がしたりする姿も(弟もいないのに)とてもクールなお兄さんぽくて、あの子はいかにもディーンのミニチュアという感じでした。
あのエピソードの脚本はSera Gamble…、やっぱり腕利きの女性作家さんの解釈は深いです。
(次にまたフラッシュバックの入るエピソードがあったら、もうこの際、あの子を使って欲しい…)
それに対して新しいちびサム!
本当に普通に「この子はサムだ」とその存在を丸ごと納得してしまえるような見事なemo!Samぶりでした!
そろそろ父ちゃんに対する反抗心が芽生え始め、ディーンが全知全能の存在でないことにも気付き始めてはいるけれども、
まだまだサンタさんを信じていたかったり、クリスマスを家族みんなで過ごすことをとても大事に思っていたり、ボビーのことを「Uncle Bobby」なんて呼んだり!
(成長の過程の一体どの時点でBobbyの呼び名からUncleが取れちゃったんでしょう…。)
大人びた生意気な顔つきと、とんでもなく幼い、どうしようもなく守ってあげたくなるあの感じが共存した様子は、あの子の演技力によるものなのか、はたまた演出が上手くいった結果なのか…。
フラッシュバック明け、おっきな兄弟に戻った時、ちびディーンとJensenディーンの間の微妙な違和感に対し、二人のサムについてはとてもしっくり感じました。
これって最近の私のJared(Sam)贔屓が影響してるの?それだけじゃないはず。
☆
第8話の感想文はまだ書かない、と冒頭で宣言しつつ、気付けばずいぶんあれこれとゴタクを述べてきてしまいました。
これで感想文ということにしてしまおうか…。
いえ、その内考えがまとまったらちゃんと書きます。
たぶん。
ただ、S1の妄想日記を仕上げるなんて大きく出た割りに、現在Suzanne Brockmannのペーパーバックを夢中で読み耽っていて…
さらに、うっかりAmazonさんにまた大量に「送ってちょうだい」とお願いしちゃったりして…
本編エピソードがお休みに入っているこのHiatusの間にちゃんと日記が書けるのか…
ちょっと不安が残ります。
2007年12月13日木曜日
Black Clark Kent
セカンドシーズンでメグに身体を乗っ取られたEvil!Samにはどきどきさせられたものです。
ジンに支配されたDeanの夢の世界でのSnobなSamにも…。
そしてシーズン3に入って、悪の存在を退治することにためらいを見せなくなったSamの大人っぽい顔を目にする度、どうにも止めようのない鼓動の高鳴りを覚えたりもしていますが。
あの素直で、常に可愛くて、正義感に溢れたまさに善の塊ともいえる『Clark Kent』が!!!
昨晩10時についに放送になった『Smallville』シーズン4の第1話を目にして、次から次に畳み掛けるように目の前に突きつけられるあまりに衝撃的な展開に、いい年をして恥ずかしながらエピソード鑑賞中ずっと!奇声と高笑いが止まりませんでした。
興奮のあまりSmallvilleシーズン4のネタバレが飛び出す可能性がありますので、日本版のDVDの出ているシーズン2までは見たけど…、もしくは、Smallvilleを今後改めて見始めることにしたい、なんて考えている方につきましては、閲覧ご注意ください。
***
これまでも赤いクリプトナイトの影響で、クラークのちょっと悪い子の部分が現れたりすることもありましたが、ここまで完全なBlack クラーク(っていうか、今回の場合はジョー・エルの息子カル・エルということになるのか…)は…。
さすがCWの視聴率稼ぎの筆頭看板番組、新シリーズの導入部ともなる大事なエピソードであるとしても、これほどの衝撃の展開を用意してくれていたとは。
子供(…若者)向けのドラマだと、とかく甘く見がちですけど、クラークことトム・ウェリングの演技力、格段に向上してきているような気もします。
長く続くドラマで一つの役柄を深く演じ続けるのも、演技力を磨くいい訓練になったりもするのかもしれません。
クラークとしての記憶を失った状態でのカル・エルとしてのトムの演技は、もちろん完全オールヌード(残念ながら後ろからだけど!)の完璧な身体の衝撃(まさにギリシャ彫刻そのものです!)も手伝ってか、とにかく文句なしに超セクシーでした。
その後のシーンでも胸元の大きく開いた黒いシャツに、眼光するどいクールな表情、髪型までいつもより素敵にセットされてたような気すら…。
シーズン3からのHiatusの夏の間に何かあったの?なんてトムのあまりの変わりようにちょっと不安さえ覚え始めた頃、ママのお陰でクラークとしての記憶を取り戻した途端、いつものおっとりと優しげな顔(髪の毛もいつものくしゃくしゃに…あれってヘアメイクさんの手抜きなの…?)に戻りましたね!
しかし、あのBlack Clarkを見てしまうと、J2の彼女であるSandy&Danneelが二人揃って、トム・ウェリングに完全にはまってる(某Jared P氏、談。Chicagoにて)というのも充分にうなずける話。
多少髪型や服装が違ったとしたって、外見は一緒なのに、全くの別人にみえるというこの感覚、これこそが役者さんの腕の証明ってことなのでしょうか?
その他にもレックスが真っ白の素敵なスーツ姿でエジプトに現れた、かと思うと、透析のため上半身裸に剥かれていたり(マイキーの胸筋の盛り上がりも、トムに負けずにWork out頑張ってるわね!という感じです)、刑務所に入っているレックスのパパ、ライオネルが無茶なほど身体を鍛えていたりと、他にも細かくドキドキポイントは溢れていましたが、
なんといっても、そもそも私がシーズン1&2のDVD Boxを大人買いしてまで Smallvilleというドラマを見始めるきっかけにもなった、
Jensen!シーズン4の第1話、ついに登場しました。
トム&マイキーと同じSmallvilleの舞台に!
強烈に美人でしたー。
クラークの長年の片思いの相手であるラナの可愛さときたら、まさにもう現実離れしているとしか言いようがないっていうのに!
そのラナとあれだけの至近距離で並んで立って、見劣りしないどころか、マスカラで完璧に増量したあのラナの睫毛に勝るとも劣らないあの長い長い睫毛に囲まれた大きなまん丸の瞳でラナを見つめ返し、さらにその上目じりに小さな皺を寄せながらにっこり笑顔を見せたりするのは、犯罪にならないのですか?
髪の色を少し明るめ(赤毛に近いブロンドのように見えます)にされてるのは、Clark Kent役を最終選考まで争ったトムの容姿との違いを際立たせるためなんでしょうか?
無精ひげを生やして、ちょっとお兄さんぽさを演出しているのかもしれませんが、あの可愛さはどうにも隠せませんよね。
それにしても、Jensen演じるジェイソンとラナとの出会いが、ラナが留学中のパリでのことだったとは!それについてもとにかく驚きました。
あのキスシーンは、シャンゼリゼってことでしょうか?
YouTubeの小さな映像でちらりと見た時には、Jensenの台詞の設定が全くわかっていませんでしたが、今回背中をなんだか痒いものが走り抜けるのを堪えながら、吹替え版でチェックしてやっと細かい設定が理解できました。
(どうしてSmallvilleは字幕版を放送しないのでしょうか。)
Jensenの登場シーン、いきなり突然の早口で妙に色々まくし立てると思ったら、二人が出会ってからシャンゼリゼでキスを交わすようになるまでの馴れ初めを説明していたのですね。
Smallville シーズン4、今後大いに期待できそうです。
これからジェイソンとラナの二人がSmallvilleに戻って、ついにJensenがトムやマイキーと一つの画面に映りこむようになる場面を早く目にしたいものです。
ジンに支配されたDeanの夢の世界でのSnobなSamにも…。
そしてシーズン3に入って、悪の存在を退治することにためらいを見せなくなったSamの大人っぽい顔を目にする度、どうにも止めようのない鼓動の高鳴りを覚えたりもしていますが。
あの素直で、常に可愛くて、正義感に溢れたまさに善の塊ともいえる『Clark Kent』が!!!
昨晩10時についに放送になった『Smallville』シーズン4の第1話を目にして、次から次に畳み掛けるように目の前に突きつけられるあまりに衝撃的な展開に、いい年をして恥ずかしながらエピソード鑑賞中ずっと!奇声と高笑いが止まりませんでした。
興奮のあまりSmallvilleシーズン4のネタバレが飛び出す可能性がありますので、日本版のDVDの出ているシーズン2までは見たけど…、もしくは、Smallvilleを今後改めて見始めることにしたい、なんて考えている方につきましては、閲覧ご注意ください。
***
これまでも赤いクリプトナイトの影響で、クラークのちょっと悪い子の部分が現れたりすることもありましたが、ここまで完全なBlack クラーク(っていうか、今回の場合はジョー・エルの息子カル・エルということになるのか…)は…。
さすがCWの視聴率稼ぎの筆頭看板番組、新シリーズの導入部ともなる大事なエピソードであるとしても、これほどの衝撃の展開を用意してくれていたとは。
子供(…若者)向けのドラマだと、とかく甘く見がちですけど、クラークことトム・ウェリングの演技力、格段に向上してきているような気もします。
長く続くドラマで一つの役柄を深く演じ続けるのも、演技力を磨くいい訓練になったりもするのかもしれません。
クラークとしての記憶を失った状態でのカル・エルとしてのトムの演技は、もちろん完全オールヌード(残念ながら後ろからだけど!)の完璧な身体の衝撃(まさにギリシャ彫刻そのものです!)も手伝ってか、とにかく文句なしに超セクシーでした。
その後のシーンでも胸元の大きく開いた黒いシャツに、眼光するどいクールな表情、髪型までいつもより素敵にセットされてたような気すら…。
シーズン3からのHiatusの夏の間に何かあったの?なんてトムのあまりの変わりようにちょっと不安さえ覚え始めた頃、ママのお陰でクラークとしての記憶を取り戻した途端、いつものおっとりと優しげな顔(髪の毛もいつものくしゃくしゃに…あれってヘアメイクさんの手抜きなの…?)に戻りましたね!
しかし、あのBlack Clarkを見てしまうと、J2の彼女であるSandy&Danneelが二人揃って、トム・ウェリングに完全にはまってる(某Jared P氏、談。Chicagoにて)というのも充分にうなずける話。
多少髪型や服装が違ったとしたって、外見は一緒なのに、全くの別人にみえるというこの感覚、これこそが役者さんの腕の証明ってことなのでしょうか?
その他にもレックスが真っ白の素敵なスーツ姿でエジプトに現れた、かと思うと、透析のため上半身裸に剥かれていたり(マイキーの胸筋の盛り上がりも、トムに負けずにWork out頑張ってるわね!という感じです)、刑務所に入っているレックスのパパ、ライオネルが無茶なほど身体を鍛えていたりと、他にも細かくドキドキポイントは溢れていましたが、
なんといっても、そもそも私がシーズン1&2のDVD Boxを大人買いしてまで Smallvilleというドラマを見始めるきっかけにもなった、
Jensen!シーズン4の第1話、ついに登場しました。
トム&マイキーと同じSmallvilleの舞台に!
強烈に美人でしたー。
クラークの長年の片思いの相手であるラナの可愛さときたら、まさにもう現実離れしているとしか言いようがないっていうのに!
そのラナとあれだけの至近距離で並んで立って、見劣りしないどころか、マスカラで完璧に増量したあのラナの睫毛に勝るとも劣らないあの長い長い睫毛に囲まれた大きなまん丸の瞳でラナを見つめ返し、さらにその上目じりに小さな皺を寄せながらにっこり笑顔を見せたりするのは、犯罪にならないのですか?
髪の色を少し明るめ(赤毛に近いブロンドのように見えます)にされてるのは、Clark Kent役を最終選考まで争ったトムの容姿との違いを際立たせるためなんでしょうか?
無精ひげを生やして、ちょっとお兄さんぽさを演出しているのかもしれませんが、あの可愛さはどうにも隠せませんよね。
それにしても、Jensen演じるジェイソンとラナとの出会いが、ラナが留学中のパリでのことだったとは!それについてもとにかく驚きました。
あのキスシーンは、シャンゼリゼってことでしょうか?
YouTubeの小さな映像でちらりと見た時には、Jensenの台詞の設定が全くわかっていませんでしたが、今回背中をなんだか痒いものが走り抜けるのを堪えながら、吹替え版でチェックしてやっと細かい設定が理解できました。
(どうしてSmallvilleは字幕版を放送しないのでしょうか。)
Jensenの登場シーン、いきなり突然の早口で妙に色々まくし立てると思ったら、二人が出会ってからシャンゼリゼでキスを交わすようになるまでの馴れ初めを説明していたのですね。
Smallville シーズン4、今後大いに期待できそうです。
これからジェイソンとラナの二人がSmallvilleに戻って、ついにJensenがトムやマイキーと一つの画面に映りこむようになる場面を早く目にしたいものです。
2007年12月11日火曜日
あれやこれや(怠惰なSlasher生活)
年末年始って、ケーブルの各チャンネルも新規の顧客獲得のため色々と特番を組んできますけれども。
この冬私がどうしても喰いついて離れられないのは、AXNです。
月曜の晩には、かなり原作の小説に忠実なつくりになっているといわれる映画「デッドゾーン」を見ましたが、主演のクリストファー・ウォーケンがまさに小説を読んで頭に浮かんでくる 「ジョニー」 そのもので、彼の痛々しいほどに儚い感じは、完全に私の予想を覆すほどに感動的でした。
クリストファー・ウォーケンって、一体いつどこで刷り込まれたのか、とにかく怖い顔をしたおじさんというイメージだったけど、自分が大人になったせいなのか、ジョニーとしての彼は不運な運命にどうしようもなく翻弄される哀れな青年そのもので、小説を読み返したばかりで詳細な物語の設定も記憶に新しい現在、映画全体を2倍楽しめたような気がしています。
(原作を読んでいない人が見たら、この映画、どういう印象なのでしょう?)
ドラマ版のすっかり健康になって、多くの友人達に常に囲まれ、愛され、助けられているジョニーも可愛いけれども、原作そのもののクリストファー・ウォーケン版ジョニーはそれとは全く別の色っぽさのようなものも感じました。
West Wingでの可愛い「Mr. President」の笑顔もそのままに、悪い人役をやっているマーティン・シーンも、強烈に威力かつ勢いのある演説の様子なんかをみると、あのままの勢いで大統領選にも勝てちゃいそうで面白かったです。
いよいよ今週(木曜日)から放送になるドラマ「デッドゾーン:シーズン5」も楽しみです。
(ずっと女っ気のなかったジョニーに、恋の予感?なんでしょうか?シーズン4の終わり方を恋の予感と捕らえるのは、ちょっと唐突というか強引という感じもするのだけれども…)
AXNでは、水曜日の晩に映画「Sin City」もあります。
この映画はいつかレンタルして見ようと思いつつ、ずっと見逃していたものです。
ジェシカ・アルバに、ベニチオ・デルトロも出ているんですね!
デルトロにも、そのちょっと崩れ気味の強烈なセクシーさに、一時ものすごくはまり込みそうになったことがあります。
その「Sin City」に続いてまさにすぐその後放送になるのは
「Smallville:シーズン4」第一話!!
Jensenが出ているというシーズン4が見たいために、禁断のUS版のDVDを買おうか真剣に悩んだものです。
放送が始まる以上、その内日本版のDVDも発売になるってことよね?
Jensenが初めて登場するシーンは、我慢できずに以前YouTubeで見てしまったのだけど、大きい画面で見る姿はどうなんでしょう?
しかも…吹替え?
ケーブルでシーズン3を追いかけるようになって、否応無しに、クラークやレックスの吹替えにはある程度なじんできてはいるものの、Supernaturalは一度も吹替えで見たことのない私なので、かなりドキドキです。
まずはとにかく録画しつつ、最初は、副音声の英語だけで見てみようか…。
年末にシーズン1が一挙放送される予定の「コールド・ケース」も楽しみです…。
この分だと、来年も相変わらずケーブルTVの海外ドラマにかなりの時間を奪われることになりそうです。
☆
北関東に帰ってきた瞬間に注文して海の向こうからとりよせた、
(Amazon Japanで売ってない!と騒いだあの時は単に私の検索の仕方が悪くてヒットしなかっただけなのか…、その後別の用事でAmazon Japanにでかけ、ついでに洋書のページを覗くとスーザンのほとんどのペーパーバックが入手可能になってて衝撃を受けました。私ったら、20ドル以上の送料を払って海の向こうから取り寄せたっていうのに!)
Suzanne Brockmann の「Flashpoint」が読み終わりました。
この本はお馴染みの「トラブルシューターシリーズ」としては、番外編という位置づけのお話ですが、スーザンって!本当に乙女心を締め付けるツボってものを良く知っています。
ずっとお互い大好き同士なのに、変な形で身体の関係だけが先行してしまって、なかなか本当の気持ちが伝わらないって!うまいっ!ですよねー。
このシリーズで顔なじみのSEALのごつい男達の中で、冒頭近くから登場しているのは、トム・パオレッティだけ、その他のメンバー(それも数人)が本当に最後の最後だけ登場する、という、チーム16ファンとしては寂しい展開ですが、前作の「Gone too Far」によって生じたチーム16への衝撃の展開から「ま、結果オーライってことなんだよね…」と複雑ながらも、納得する感じでしょうか。
トムがどういう形で出てくるのかについては、それを語ると「Gone too Far」のネタバレにもなってしまうので書けませんが、これまでずーっとSEALチーム16になじんではまり込んできたファンとしては、(さっきから同じような繰り返しばっかりですが)このトムを取り巻く新たな展開はちょっと(私個人としてかなり!)寂しい感じと、また新しい展開にちょっとドキドキする感じを一緒に味わう印象というところ。
シリーズも長くなってくると、いつまでも同じメンバーではやっていけないという事実も無視できない要素ですが、何年にもわたって続いてきたシリーズものを今回の私のように一気に読んでしまった時、
「あー、もうメンバー交代?」
なんて寂しい思いをすることになるのですよね。
そして、今回のお話もまたカップル二組だけ?(実質は1組か…)と思っていたら、これも前作の「Gone too Far」に続いて、サム&アリッサの短いお話がおまけで巻末についてました。
これは少々ネタバレになってしまうのかもしれないけど、大喧嘩してないこの二人を目にするのは、まだちょっと違和感があります。
そしていよいよお待ちかねの可愛いゲイのジュールズが主演となる「Hot Target」に手をつける!というところまで来たのですが、ここで思わぬ横槍が入ることになりました…。
☆
その思わぬ横槍を語る前にちょっと話はそれますが、今日のおやつは、スターバックスのオレンジジンジャーマフィンでした。
こうしたマフィン類を持ち帰りで買ってきた時には、私は絶対に温めて食べることにしています。袋ごと数十秒レンジにかけるだけで熱々のふわふわに戻ってとっても美味しい!ですよね。
なぜ突然スタバのマフィンなんかをお土産に買ってきたかと言えば、久々にどうしても本屋さんに行きたくなって、最近恒例ともなった連続放送中のCSI字幕版を見た後の昼下がりにふらふらと出かけてみると…。
これも虫の知らせっていうものなんでしょうか。
出てました、ジョアン・フルークの翻訳の新作が。
「チェリーチーズケーキが演じている」(原題:Cherry Cheesecake Murder)
夏頃に、前作の「ピーチコブラーは嘘をつく」が知らないうちに出てた!と騒いだのがつい昨日のことのように思えますが、また油断しているうちに出てました。
しかも、私の行きつけの本屋さんの店頭にだけ最近まで並んでいなかったというだけで、私が関東に帰ってきた10月頭には出ていたみたいです。
このジョアンフルークのハンナシリーズを読もうという時には、充分に満足できる甘いものとたっぷりのコーヒーを身近に用意しておかないことには、甘いもの+コーヒーへの欠乏状態により「死の危険」に直面することになると言っても過言ではないと断言できるというのは以前の日記でも書いたかもしれません。
昨日は本屋さんでレジを済ませたその足でスタバに向かい、
「チョコレートクランチクリームチーズケーキ(たぶん、そんな名前だったと…。オレオクッキーを砕いたようなチョコレートクッキーのクランチが満遍なく上部を覆っている濃厚なクリーム状のケーキでした)」
とスターバックスラテを購入(ついでにお土産として上記のオレンジジンジャーマフィンも購入)して、その場でお茶をしながら読み始めてしまいました。
昨日は朝から少々風邪っぽくてふらふらしていたため、ケーキが食べ終わったところで早々に帰ってきてしまいましたが、外でお茶をしながら一人読書をするというのもいいものですね。
喫茶店文化がしっかりと根付いている愛知県では、年齢や性別を問わず多くの人が喫茶店やコーヒーショップでお茶をしながら読書をしている姿を普通に見かけたものです。
現在無職でとかく家に引きこもりがちな私としては、新しい習慣にしたい気もします。
コーヒーを飲みつつどうしても一緒に甘いものを食べたくなってしまうのが危険なところですが。
JDM&Gerardの写真なんかに涎を垂らしてて、不覚にも読書のペースがかなり落ちてますが、この本が読み終わったら、いよいよ「Hot Target」!
楽しみ~~。
この冬私がどうしても喰いついて離れられないのは、AXNです。
月曜の晩には、かなり原作の小説に忠実なつくりになっているといわれる映画「デッドゾーン」を見ましたが、主演のクリストファー・ウォーケンがまさに小説を読んで頭に浮かんでくる 「ジョニー」 そのもので、彼の痛々しいほどに儚い感じは、完全に私の予想を覆すほどに感動的でした。
クリストファー・ウォーケンって、一体いつどこで刷り込まれたのか、とにかく怖い顔をしたおじさんというイメージだったけど、自分が大人になったせいなのか、ジョニーとしての彼は不運な運命にどうしようもなく翻弄される哀れな青年そのもので、小説を読み返したばかりで詳細な物語の設定も記憶に新しい現在、映画全体を2倍楽しめたような気がしています。
(原作を読んでいない人が見たら、この映画、どういう印象なのでしょう?)
ドラマ版のすっかり健康になって、多くの友人達に常に囲まれ、愛され、助けられているジョニーも可愛いけれども、原作そのもののクリストファー・ウォーケン版ジョニーはそれとは全く別の色っぽさのようなものも感じました。
West Wingでの可愛い「Mr. President」の笑顔もそのままに、悪い人役をやっているマーティン・シーンも、強烈に威力かつ勢いのある演説の様子なんかをみると、あのままの勢いで大統領選にも勝てちゃいそうで面白かったです。
いよいよ今週(木曜日)から放送になるドラマ「デッドゾーン:シーズン5」も楽しみです。
(ずっと女っ気のなかったジョニーに、恋の予感?なんでしょうか?シーズン4の終わり方を恋の予感と捕らえるのは、ちょっと唐突というか強引という感じもするのだけれども…)
AXNでは、水曜日の晩に映画「Sin City」もあります。
この映画はいつかレンタルして見ようと思いつつ、ずっと見逃していたものです。
ジェシカ・アルバに、ベニチオ・デルトロも出ているんですね!
デルトロにも、そのちょっと崩れ気味の強烈なセクシーさに、一時ものすごくはまり込みそうになったことがあります。
その「Sin City」に続いてまさにすぐその後放送になるのは
「Smallville:シーズン4」第一話!!
Jensenが出ているというシーズン4が見たいために、禁断のUS版のDVDを買おうか真剣に悩んだものです。
放送が始まる以上、その内日本版のDVDも発売になるってことよね?
Jensenが初めて登場するシーンは、我慢できずに以前YouTubeで見てしまったのだけど、大きい画面で見る姿はどうなんでしょう?
しかも…吹替え?
ケーブルでシーズン3を追いかけるようになって、否応無しに、クラークやレックスの吹替えにはある程度なじんできてはいるものの、Supernaturalは一度も吹替えで見たことのない私なので、かなりドキドキです。
まずはとにかく録画しつつ、最初は、副音声の英語だけで見てみようか…。
年末にシーズン1が一挙放送される予定の「コールド・ケース」も楽しみです…。
この分だと、来年も相変わらずケーブルTVの海外ドラマにかなりの時間を奪われることになりそうです。
☆
北関東に帰ってきた瞬間に注文して海の向こうからとりよせた、
(Amazon Japanで売ってない!と騒いだあの時は単に私の検索の仕方が悪くてヒットしなかっただけなのか…、その後別の用事でAmazon Japanにでかけ、ついでに洋書のページを覗くとスーザンのほとんどのペーパーバックが入手可能になってて衝撃を受けました。私ったら、20ドル以上の送料を払って海の向こうから取り寄せたっていうのに!)
Suzanne Brockmann の「Flashpoint」が読み終わりました。
この本はお馴染みの「トラブルシューターシリーズ」としては、番外編という位置づけのお話ですが、スーザンって!本当に乙女心を締め付けるツボってものを良く知っています。
ずっとお互い大好き同士なのに、変な形で身体の関係だけが先行してしまって、なかなか本当の気持ちが伝わらないって!うまいっ!ですよねー。
このシリーズで顔なじみのSEALのごつい男達の中で、冒頭近くから登場しているのは、トム・パオレッティだけ、その他のメンバー(それも数人)が本当に最後の最後だけ登場する、という、チーム16ファンとしては寂しい展開ですが、前作の「Gone too Far」によって生じたチーム16への衝撃の展開から「ま、結果オーライってことなんだよね…」と複雑ながらも、納得する感じでしょうか。
トムがどういう形で出てくるのかについては、それを語ると「Gone too Far」のネタバレにもなってしまうので書けませんが、これまでずーっとSEALチーム16になじんではまり込んできたファンとしては、(さっきから同じような繰り返しばっかりですが)このトムを取り巻く新たな展開はちょっと(私個人としてかなり!)寂しい感じと、また新しい展開にちょっとドキドキする感じを一緒に味わう印象というところ。
シリーズも長くなってくると、いつまでも同じメンバーではやっていけないという事実も無視できない要素ですが、何年にもわたって続いてきたシリーズものを今回の私のように一気に読んでしまった時、
「あー、もうメンバー交代?」
なんて寂しい思いをすることになるのですよね。
そして、今回のお話もまたカップル二組だけ?(実質は1組か…)と思っていたら、これも前作の「Gone too Far」に続いて、サム&アリッサの短いお話がおまけで巻末についてました。
これは少々ネタバレになってしまうのかもしれないけど、大喧嘩してないこの二人を目にするのは、まだちょっと違和感があります。
そしていよいよお待ちかねの可愛いゲイのジュールズが主演となる「Hot Target」に手をつける!というところまで来たのですが、ここで思わぬ横槍が入ることになりました…。
☆
その思わぬ横槍を語る前にちょっと話はそれますが、今日のおやつは、スターバックスのオレンジジンジャーマフィンでした。
こうしたマフィン類を持ち帰りで買ってきた時には、私は絶対に温めて食べることにしています。袋ごと数十秒レンジにかけるだけで熱々のふわふわに戻ってとっても美味しい!ですよね。
なぜ突然スタバのマフィンなんかをお土産に買ってきたかと言えば、久々にどうしても本屋さんに行きたくなって、最近恒例ともなった連続放送中のCSI字幕版を見た後の昼下がりにふらふらと出かけてみると…。
これも虫の知らせっていうものなんでしょうか。
出てました、ジョアン・フルークの翻訳の新作が。
「チェリーチーズケーキが演じている」(原題:Cherry Cheesecake Murder)
夏頃に、前作の「ピーチコブラーは嘘をつく」が知らないうちに出てた!と騒いだのがつい昨日のことのように思えますが、また油断しているうちに出てました。
しかも、私の行きつけの本屋さんの店頭にだけ最近まで並んでいなかったというだけで、私が関東に帰ってきた10月頭には出ていたみたいです。
このジョアンフルークのハンナシリーズを読もうという時には、充分に満足できる甘いものとたっぷりのコーヒーを身近に用意しておかないことには、甘いもの+コーヒーへの欠乏状態により「死の危険」に直面することになると言っても過言ではないと断言できるというのは以前の日記でも書いたかもしれません。
昨日は本屋さんでレジを済ませたその足でスタバに向かい、
「チョコレートクランチクリームチーズケーキ(たぶん、そんな名前だったと…。オレオクッキーを砕いたようなチョコレートクッキーのクランチが満遍なく上部を覆っている濃厚なクリーム状のケーキでした)」
とスターバックスラテを購入(ついでにお土産として上記のオレンジジンジャーマフィンも購入)して、その場でお茶をしながら読み始めてしまいました。
昨日は朝から少々風邪っぽくてふらふらしていたため、ケーキが食べ終わったところで早々に帰ってきてしまいましたが、外でお茶をしながら一人読書をするというのもいいものですね。
喫茶店文化がしっかりと根付いている愛知県では、年齢や性別を問わず多くの人が喫茶店やコーヒーショップでお茶をしながら読書をしている姿を普通に見かけたものです。
現在無職でとかく家に引きこもりがちな私としては、新しい習慣にしたい気もします。
コーヒーを飲みつつどうしても一緒に甘いものを食べたくなってしまうのが危険なところですが。
JDM&Gerardの写真なんかに涎を垂らしてて、不覚にも読書のペースがかなり落ちてますが、この本が読み終わったら、いよいよ「Hot Target」!
楽しみ~~。
やっぱり私は『JDM祭り!』
っていうか、やっぱり私は 『熊祭り!』?かな…。
この一年ほど、起床した瞬間にパソコンの電源を入れるというのが習慣になってきていますが…。
今朝、パソコンの電源を入れた瞬間ほどの衝撃を受けたのって、初めてかも。
12月9日にハリウッドのthe Grauman's Chinese Theaterで行われた
『P.S. I LOVE YOU』
のワールドプレミアの写真がネット中に溢れていることに全く気付いていなかった私です。
考えてみれば、最新のJeffrey Dean Morgan情報を知りたかったら、メジャーなGerard Butlerのサイトをチェックしていればよかったんだということに今更気付いた私でもありますが、これ以上自由時間を奪う要素を増やすことは大変危険なので、よっぽどのことがない限りはGerardのことは、我慢するのは辛いけど、今後もできるだけ忘れていることにしよう…。
でもそんなチャイニーズシアターなんていう場所で
『JDM、Gerardの尻をつかむ』!!
(…)
とか
『Gerard、JDMの尻をつかみ返す』!!!
(ヒラリーも一緒につかんでる?彼女がつかんでるのはジャケットの裾かな。自分の尻をつかむGerardの顔をじっと見つめているJDMの様子がまたなんとも…)
なんていう超衝撃ショットが激写されてたなんて!!!!!
パカッと開いた顎が床にぶつかるなんていう表現を自分の身体で体感しかけました。
それにしてもこのプレミアの写真の数々、似たような髭面、似たような体格のごつい二人の熊男たちが、同じような全開の笑顔で…なんとまあ可愛いこと…。
ヒラリー・スワンクだって、決して小柄じゃないと思うんだけど…(日本では長身の部類に入りがちな私としては)高いヒールを履いて立っても頭一つ大きい男性と並んで立つって心底憧れる状況です。
さらにそんな男性二人に挟まれて立つなんて!!!!まさに究極の夢と言えるかも。
『P.S. I LOVE YOU』 (注意:このサイト音楽が流れます)
この分だと…、日本でも全国上映の期待大?
(まだ見に行ってないけど、日本語の公式サイトもあるとかって…、ひょっとしてもう公開の日程決まってるの?)
で、プロモーションのために…、JDM&Gerardが揃って来日…、なんてそんな夢のような状況が実現したりするの?しないかな…。
とりあえず朝っぱらから寝ぼけ頭に物凄い衝撃をくらって…、まだ頭が朦朧としています。
Jared&Jensen?
この髭面のおじさんたち(ごほほっ、自分のことはオバサンでもいいけど、同世代とはいえ、この二人をおじさんと呼ぶのはまだ可哀想かな…)の屈託のない仲のよさ、しっかりと目にしてくれたの?
あなたたちの公衆の面前(もちろん人目につかないところでは、ほっぺを拭う以上の仲良しなことを常にしているのでしょうけれども)でのIntimateな愛情表現、まだまだ甘いってことなんじゃないの?
***
検索避けをONにしてから、この日記、またちょっと(かなり?)ヨコシマモードが出やすくなってきてますか?
誰か「これ以上はやばいよ!」と思ったらブレーキかけてくださいね…。
この一年ほど、起床した瞬間にパソコンの電源を入れるというのが習慣になってきていますが…。
今朝、パソコンの電源を入れた瞬間ほどの衝撃を受けたのって、初めてかも。
12月9日にハリウッドのthe Grauman's Chinese Theaterで行われた
『P.S. I LOVE YOU』
のワールドプレミアの写真がネット中に溢れていることに全く気付いていなかった私です。
考えてみれば、最新のJeffrey Dean Morgan情報を知りたかったら、メジャーなGerard Butlerのサイトをチェックしていればよかったんだということに今更気付いた私でもありますが、これ以上自由時間を奪う要素を増やすことは大変危険なので、よっぽどのことがない限りはGerardのことは、我慢するのは辛いけど、今後もできるだけ忘れていることにしよう…。
でもそんなチャイニーズシアターなんていう場所で
『JDM、Gerardの尻をつかむ』!!
(…)
とか
『Gerard、JDMの尻をつかみ返す』!!!
(ヒラリーも一緒につかんでる?彼女がつかんでるのはジャケットの裾かな。自分の尻をつかむGerardの顔をじっと見つめているJDMの様子がまたなんとも…)
なんていう超衝撃ショットが激写されてたなんて!!!!!
パカッと開いた顎が床にぶつかるなんていう表現を自分の身体で体感しかけました。
それにしてもこのプレミアの写真の数々、似たような髭面、似たような体格のごつい二人の熊男たちが、同じような全開の笑顔で…なんとまあ可愛いこと…。
ヒラリー・スワンクだって、決して小柄じゃないと思うんだけど…(日本では長身の部類に入りがちな私としては)高いヒールを履いて立っても頭一つ大きい男性と並んで立つって心底憧れる状況です。
さらにそんな男性二人に挟まれて立つなんて!!!!まさに究極の夢と言えるかも。
『P.S. I LOVE YOU』 (注意:このサイト音楽が流れます)
この分だと…、日本でも全国上映の期待大?
(まだ見に行ってないけど、日本語の公式サイトもあるとかって…、ひょっとしてもう公開の日程決まってるの?)
で、プロモーションのために…、JDM&Gerardが揃って来日…、なんてそんな夢のような状況が実現したりするの?しないかな…。
とりあえず朝っぱらから寝ぼけ頭に物凄い衝撃をくらって…、まだ頭が朦朧としています。
Jared&Jensen?
この髭面のおじさんたち(ごほほっ、自分のことはオバサンでもいいけど、同世代とはいえ、この二人をおじさんと呼ぶのはまだ可哀想かな…)の屈託のない仲のよさ、しっかりと目にしてくれたの?
あなたたちの公衆の面前(もちろん人目につかないところでは、ほっぺを拭う以上の仲良しなことを常にしているのでしょうけれども)でのIntimateな愛情表現、まだまだ甘いってことなんじゃないの?
***
検索避けをONにしてから、この日記、またちょっと(かなり?)ヨコシマモードが出やすくなってきてますか?
誰か「これ以上はやばいよ!」と思ったらブレーキかけてくださいね…。
2007年12月8日土曜日
Jared Padalecki TV Guide Interview
皆さんのパソコンでも、私の日記のフォーマット&コメント投稿などの環境、
English Only
になっちゃってます?
先日、検索避けの機能のONにした後、こうなったような気もするのですけど…。
Blogger提供の検索避けって、まだ日本語環境には対応してないってこと?
なにがどうなってこうなったのか、全く分かってない私ですが、もう少し様子を見て、変化がないようなら、また一端検索避けを解除してみようかと思います。
なんて書いていたら、現在は無事日本語環境が回復したみたいです。
どうなってるの?
***
今月の私の日記、「Jared祭り!」みたいになってきてますが…。
Jensen Ackles特集をやってるブログは世界中に星の数ほどある、ということで、私の日記では、もうちょっとだけMr. Padaleckiに注目してみたいと思います。
ちょっと今更感はあるのですが…、この日記でも取り上げた10月の末のJensenのTV Guideの2週にわたるインタビューに続いての連載企画として、11月の頭に公開されたJaredのこれも2週に渡るインタビュー。
既に、皆さんチェック済みだとは思うのですが、私は、このインタビューについては「Supernaturalシーズン3」のネタバレが多すぎて、エピソードをある程度消化するまでは、と詳細チェックを控えたまま(案の定…)すっかり忘れていたのを、最近の「一人Jared祭り」に喚起されて思い出しました。
サービス心満点のJaredさん、やっぱり「ええ~!!」というようなことも語ってくれているので、ちょこっとだけ、また抜粋してしまおうと思います。
今回のインタビューの抜粋には、本国アメリカでは現在放送済みとはなったものの、日本ではまだ未放送の「Supernaturalシーズン3」のエピソード(特に第5話 "Bedtime Stories")のネタバレが含まれる可能性があります。
閲覧の際にはくれぐれもご注意ください。
また、毎度毎度の警告となりますが、私の翻訳には常に誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
その点をしっかりとご了承の上で、広い気持ちで、私のお馬鹿な感想にお付き合いくださる意志がある!とはっきり宣言できる方のみお付き合いください。
***
Up Close with Supernatural's Jared Padalecki: Part 1
いいですか?皆さん?いきなりシーズン3のネタバレになりますよ?
インタビューの冒頭から、Jaredの最愛のガールフレンド、サンディこと Sandra McCoy と共演したSPN第5話 "Bedtime Stories" についての話題がたっぷりと出てきます。
日本で放送になるまでは、シーズン3のエピソードのネタバレは知りたくない!という方は、申し訳ありませんが、ここから引き返していただくことをお勧めします。
Jared と Sandyは、4年前に「Cry Wolf」という映画での共演をきっかけに知り合い、以後ずっと仲良しカップルを続けてきているわけですが、シーズン2からシーズン3の間のこの夏のHiatus中、「二人は結婚していた!」なんていう噂も出ていたのですね!
結婚?そんなのしてないよ!と否定しているJaredがあまりに大笑いしているので、「笑いすぎじゃない?」なんてかえって疑うインタビューアーに
"He doth protest too much." なんて、三人称の文語調で、強く否定しているJared。
こんなところにも皆も納得のインテリ青年Sam Winchesterに決してひけをとらない知性がきらりと光る気がします。(深読みしすぎかな…)
この夏は実質三週間くらいしか休みがなかったし、結婚する暇なんかなかったんだ
なんて言ってるJaredに、インタビューアーさんも(私と同様)結婚するのにそんなに時間はいらないと思うけど、あなたがしてないっていうのならそれでOKよ。(Ileaneって女性名ですよね?)と返していますが、
別にこれといったルールを決めているわけじゃないんだけど、僕達はまだ若いし急がないことにしてるんだ。
と答えるJaredは、Sandyとの交際も最初からずっとオープンにしてきているとはいえ、やっぱりアイドル俳優として、Networkのお偉いさん達から、色々言動を制限されてる部分もあったりするのかな…、なんて思ったりもします。
でも二人は一緒に住んでるの?という質問へのJaredの回答には私は個人的にはとてもびっくりしました!
We don't; she owns a place in Los Angeles. I actually just sold my home in Los Angeles and bought a home here in Vancouver under the sort of optimistic hope that Supernatural goes for a while. I've been renting here for the last two seasons and I have two big dogs and it was mean of me to not get them a yard.
Jaredは、将来的に(もちろん)Sandyと一緒に住むことを想定して LAに家を所有していて、一説にはその家には現在Sandyが一人で住んでるっていう話はどこかで読んだことがあったと思うんだけど…。
Supernaturalがまだしばらくは続いてくれるっていう希望的観測で(私も強烈にそう願ってるわ!)、その家を売って、なんとバンクーバーに家を買ったって!!!
大きな二頭のワンコたちと離れて暮らすことにもうこれ以上我慢できずカナダに(世話をしてくれる友達ごと)呼び寄せたのも知ってたけど…。
J2は二人ともそれぞれ別のホテル住まいをしてるとばかり思ってました!
あんな大きな犬を二頭一緒に住まわせてくれるって、カナダのホテルって寛大だなー、なんて思ってたけど、今シーズンからは、庭付き一戸建てに引っ越してたのね!
ってことは、今年のHiatus明けのJaredのお誕生会の後、酔いつぶれたJensenが泊まったのは、Jaredのホテルの部屋なんかじゃなくて、Jaredの持ち家のカウチってことなのね!
ホテルの備え付けじゃなくて、Jaredサイズで選んだカウチなら、Jensenが充分ベッドとして使える大きさなのかもしれないけど…、やっぱり、眠り込んだJensenを「風邪ひくよ」なんていいつつ、ベッドに運んで、添い寝(ご、ごほっ)してあげたりしていて欲しいものです。(すいません、どうしても妄想が…)
それにしても…、LAの家を売って、カナダに家を買ったなんて…、表面だけ見たら、Sandyを捨ててJensenを選んだって(私のような人間に…)思われてもしかたない状況なんじゃないの?
でもSPNにゲスト出演したSandyの役柄を語る上で、Jaredは、私のCrossroads Demonについての解釈が正しかったことを証明してくれました。
She is actually a Crossroads Demon. The lore behind it is that when someone summons the Crossroads Demon to make a deal, the Demon appears as their ideal woman or their ideal man. It was kind of funny, because Sandy plays Sam's perfect woman.
私、言ったでしょう?
Crossroads Demonは、呼び出した人間が、「ああー、この人とぜひともキスしたい!」と心から思うような姿で現れるって!
ってことは、やっぱり私のCrossroads Demonは、JDMってこと…。
Deanの前に現れる、なんだかきっぷのいいno-nonsenseなブルネットの美人の悪魔姉さんたちも…、ほんのちょっとだけ(最近ワンシーンがネットに放出され、世界中のJensen!girlsに悲鳴をあげさせている)どこかの映画で、彼氏に対し電話ごしにキビキビと生理用品購入のための指示を与える誰かを髣髴とさせてくれます。*g*
☆
今回のインタビューでは、サムとしての役作りの点でも色々語られています。
とはいえ少しでもネタバレ防止のため、あえてこの辺りは翻訳しないことにしますが、気になるフレーズだけ太字に…。
Dean has saved Sam's life so much and now he's in danger and Sam's dying to return the favor. We're starting to see him make decisions and do things that he had never done, like going to a Crossroads Demon. He's been on Dean the whole season about selling his soul to the Crossroads Demon to bring Sam back to life, but now we're going, "What, he's getting on Dean about this and then he's doing it?" Usually Sam is a very stand-up guy who doesn't do things like this.
He's getting a bit more like Dean in the sense that he's not hesitating to shoot anymore. There were a couple of episodes in past seasons where the bad guy gets away because Sam won't pull the trigger because he doesn't know all the facts yet. But now we're starting to see that as soon as Sam gets an inkling that [a creature] might be bad, he's ready to kill. We've never seen that before in him.
Jared、こんな風にしっかり自分の役柄を理解して演じているのですね。その解釈、ちゃんと私にもちゃんと伝わってるわよ!
これに続いて語られる、第5話"Bedtime Stories"のあらすじのまとめ方や、その後のついにあの恐いバンパイアハンター、ゴードンおじさんの出てくるエピソードの説明をみても、頭の良さを感じます。(いい加減しつこい?すいません、ここしばらくSmart!Jared説にはまってるもので…)
If you remember, the Yellow-eyed Demon said to Dean, "Are you sure what you brought back is 100 percent Sam?" Keep an eye on Sam and notice the difference between Season 1 and what he does now in Season 3. It might be hinting toward something.
なんて、ちゃんと視聴者の興味を煽るまとめかたもできてます。
そして新規で投入された二人の美人さんについてちょこっと語った後、インタビューはPart2へ。
Up Close with Supernatural's Jared Padalecki: Part 2
Part2では、Jaredが若き画家Thomas Kinkadeを演じた映画の話から始まり、名優Peter O'Tooleの意外に気さくな一面を語ったりしつつ。
話題は「木曜夜9時」という超激戦区で戦う辛さに移ります。
We always use the analogy that we feel like a very, very talented lightweight entering the ring with the heavyweights. I'm the best in my division, but I'm getting in the ring with Muhammad Ali. Unfortunately, we're up against some huge monsters. I don't think there has ever been a time slot where the No. 1 and the No. 2 shows are on at the same time. So I do the best that I can do and I hope it's well received, but whatever happens happens.
軽量級の世界チャンピオンでも、重量級のリングにあげられたら…しかもその対戦相手がモハメド・アリ級だったりしたら、それはどうにも勝負になりませんよね。
この秋以降、まずはJDM目当てで「グレイズアナトミー」のシーズン1&2のDVD Boxを大人買いし、関東に帰ってきてからはケーブルの連続放送で毎日「CSI:ラスベガス」を見始めてみると、Jensen&Jaredが色々なインタビューで繰り返し口にする
「激戦区:木曜夜9時の枠」
の真の意味がすごく実感できるようになりました。
でもそんな予算も脚本も桁違いの物凄いモンスターたちと戦いつつ、シーズンも3年目を迎えたSupernatural。
Jaredたちは、そんな厳しい状況の番組を影で支える(私たちのような)ファンがいることもちゃんと承知してくれているようです。
The fans of Supernatural are much more intense than the fans of Gilmore Girls. Fans of Supernatural can name how we killed each demon while the fans of Gilmore Girls enjoy a storyline. On this show, they quiz me! "Oh yeah, what about the time ya'll went to Missouri and killed a shape-shifter, how you had to…. " Wow, they really know their stuff.
あははははっ。
すみません、毎度毎度重箱の隅をつついて穴を開けるような見方ばっかりしてて…。
そして、やっぱりまた出てきましたね!
少ない自由時間の過ごし方。
I'm not a big "going out" kind of guy. I'd rather stay at home and order pizza and watch a football game, play with my dogs, and then go out and go drinking. But every now and again Sandy and I will go out and get a bite to eat, or Jensen and I will go out to a movie or play a game of golf. But for the most part I'm just not into that, I'd much rather play guitar and go to a bar — I rhymed!
そうなるとインタビューアーだって、これを聞かずにはいられません。
TVGuide.com: Don't you see enough of Jensen on set?
Not at all. We're really good buddies and that's been probably the best thing about Supernatural. In the last three years of my life, I've spent more time with Jensen Ackles than with any other human being and vice versa. Luckily, we get along really well and we are very similar guys. We're both from Texas, we both love our families, the same kind of music, and the Dallas Cowboys. It's been a huge blessing to work with somebody who is easygoing on set and who I'm friends with.
TVGuide.com: We know he creams you at golf — what do you best him at?
Guitar Hero the video game, and basketball. I've got an unfair advantage. [Laughs]
Jaredのゴルフの腕前については:
「特大の箱で、ゴルフボールを買ってやったのに、Jaredのヤツどうにかして最終的にはそのボール全部なくしちゃったんだ。でもどうやってもバスケでは勝てないんだけど…」 (←妄想込みのうろ覚えの記憶から抜粋です)
って、Jensenも言ってましたよね。
I've got an unfair advantage. (笑)
うん、ごもっとも、ですね。
***
以上で終わりにしようと思ったのですが、「Jared祭り」に絡めて、ついでにもうちょっとだけ…。
現地アメリカで販売されている 「the SPN magazine 」。
日本でもお取り寄せなら、購入できるのかもしれませんが、いい大人の私は、雑誌にまでは絶対手を出すまいと固く心に決めていました。
この雑誌のことをとりあげた記事もかたくなに素通りしてきたんですけど…。
やっぱり、こんな可愛いエピソードも載ってるんですね…。
シーズン3から新規投入された美人さんの一人、Rubyこと、Katie Cassidyの撮影現場での逸話として、「ミニチュア版ディーン」みたいな可愛いBenの出てくる第2話での、SamとRubyのあのダイナーでのシーン:
[...]And sometimes they're practical jokers, too, as Cassidy can attest.
"I had this scene with ketchup where I squeeze it really, really, really hard and I put a bunch of it on my plate. Well, I did that on the third take and it was my third day on set and I was still pretty new...and somebody had unscrewed the ketchup bottle a little bit and left it so that when I squeezed the ketchup out, the ketchup went shooting all over myself and all over my plate.
I was so embarrassed, but I was trying to just basically go with it. But then Jared was like 'Wow, that's a lot of ketchup.' And then everyone sang 'Happy Birthday' to me, because if somebody breaks something or messes something up or gets a prank pulled on them, they all sing 'Happy Birthday' to you. I still don't really know if Jared did this or not, I don't even know if somebody planned it. But Jared said, 'Uh-oh, somebody's out to get you...'"
このエピソードの辺り、Rubyの演技がまだ固いかなーという印象もありましたが、セットに入ってまだ3日目で、彼女もまだかなり緊張していたのですね。
それにしても!新しく撮影に加わった仲間に、初めての「いたずら」が成功すると、スタッフ全員で、「ハッピーバースデー」を歌うって!
やっぱりスタッフ全員が楽しく仲良く仕事をしている様子が伝わってきます。
Katieは、いたずらを仕掛けたのがJaredだったのかどうかは、いまだに確信がない、と言ってますけど。
まず間違いなく、Jared、ですよね?
English Only
になっちゃってます?
先日、検索避けの機能のONにした後、こうなったような気もするのですけど…。
Blogger提供の検索避けって、まだ日本語環境には対応してないってこと?
なにがどうなってこうなったのか、全く分かってない私ですが、もう少し様子を見て、変化がないようなら、また一端検索避けを解除してみようかと思います。
なんて書いていたら、現在は無事日本語環境が回復したみたいです。
どうなってるの?
***
今月の私の日記、「Jared祭り!」みたいになってきてますが…。
Jensen Ackles特集をやってるブログは世界中に星の数ほどある、ということで、私の日記では、もうちょっとだけMr. Padaleckiに注目してみたいと思います。
ちょっと今更感はあるのですが…、この日記でも取り上げた10月の末のJensenのTV Guideの2週にわたるインタビューに続いての連載企画として、11月の頭に公開されたJaredのこれも2週に渡るインタビュー。
既に、皆さんチェック済みだとは思うのですが、私は、このインタビューについては「Supernaturalシーズン3」のネタバレが多すぎて、エピソードをある程度消化するまでは、と詳細チェックを控えたまま(案の定…)すっかり忘れていたのを、最近の「一人Jared祭り」に喚起されて思い出しました。
サービス心満点のJaredさん、やっぱり「ええ~!!」というようなことも語ってくれているので、ちょこっとだけ、また抜粋してしまおうと思います。
今回のインタビューの抜粋には、本国アメリカでは現在放送済みとはなったものの、日本ではまだ未放送の「Supernaturalシーズン3」のエピソード(特に第5話 "Bedtime Stories")のネタバレが含まれる可能性があります。
閲覧の際にはくれぐれもご注意ください。
また、毎度毎度の警告となりますが、私の翻訳には常に誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
その点をしっかりとご了承の上で、広い気持ちで、私のお馬鹿な感想にお付き合いくださる意志がある!とはっきり宣言できる方のみお付き合いください。
***
Up Close with Supernatural's Jared Padalecki: Part 1
いいですか?皆さん?いきなりシーズン3のネタバレになりますよ?
インタビューの冒頭から、Jaredの最愛のガールフレンド、サンディこと Sandra McCoy と共演したSPN第5話 "Bedtime Stories" についての話題がたっぷりと出てきます。
日本で放送になるまでは、シーズン3のエピソードのネタバレは知りたくない!という方は、申し訳ありませんが、ここから引き返していただくことをお勧めします。
Jared と Sandyは、4年前に「Cry Wolf」という映画での共演をきっかけに知り合い、以後ずっと仲良しカップルを続けてきているわけですが、シーズン2からシーズン3の間のこの夏のHiatus中、「二人は結婚していた!」なんていう噂も出ていたのですね!
結婚?そんなのしてないよ!と否定しているJaredがあまりに大笑いしているので、「笑いすぎじゃない?」なんてかえって疑うインタビューアーに
"He doth protest too much." なんて、三人称の文語調で、強く否定しているJared。
こんなところにも皆も納得のインテリ青年Sam Winchesterに決してひけをとらない知性がきらりと光る気がします。(深読みしすぎかな…)
この夏は実質三週間くらいしか休みがなかったし、結婚する暇なんかなかったんだ
なんて言ってるJaredに、インタビューアーさんも(私と同様)結婚するのにそんなに時間はいらないと思うけど、あなたがしてないっていうのならそれでOKよ。(Ileaneって女性名ですよね?)と返していますが、
別にこれといったルールを決めているわけじゃないんだけど、僕達はまだ若いし急がないことにしてるんだ。
と答えるJaredは、Sandyとの交際も最初からずっとオープンにしてきているとはいえ、やっぱりアイドル俳優として、Networkのお偉いさん達から、色々言動を制限されてる部分もあったりするのかな…、なんて思ったりもします。
でも二人は一緒に住んでるの?という質問へのJaredの回答には私は個人的にはとてもびっくりしました!
We don't; she owns a place in Los Angeles. I actually just sold my home in Los Angeles and bought a home here in Vancouver under the sort of optimistic hope that Supernatural goes for a while. I've been renting here for the last two seasons and I have two big dogs and it was mean of me to not get them a yard.
Jaredは、将来的に(もちろん)Sandyと一緒に住むことを想定して LAに家を所有していて、一説にはその家には現在Sandyが一人で住んでるっていう話はどこかで読んだことがあったと思うんだけど…。
Supernaturalがまだしばらくは続いてくれるっていう希望的観測で(私も強烈にそう願ってるわ!)、その家を売って、なんとバンクーバーに家を買ったって!!!
大きな二頭のワンコたちと離れて暮らすことにもうこれ以上我慢できずカナダに(世話をしてくれる友達ごと)呼び寄せたのも知ってたけど…。
J2は二人ともそれぞれ別のホテル住まいをしてるとばかり思ってました!
あんな大きな犬を二頭一緒に住まわせてくれるって、カナダのホテルって寛大だなー、なんて思ってたけど、今シーズンからは、庭付き一戸建てに引っ越してたのね!
ってことは、今年のHiatus明けのJaredのお誕生会の後、酔いつぶれたJensenが泊まったのは、Jaredのホテルの部屋なんかじゃなくて、Jaredの持ち家のカウチってことなのね!
ホテルの備え付けじゃなくて、Jaredサイズで選んだカウチなら、Jensenが充分ベッドとして使える大きさなのかもしれないけど…、やっぱり、眠り込んだJensenを「風邪ひくよ」なんていいつつ、ベッドに運んで、添い寝(ご、ごほっ)してあげたりしていて欲しいものです。(すいません、どうしても妄想が…)
それにしても…、LAの家を売って、カナダに家を買ったなんて…、表面だけ見たら、Sandyを捨ててJensenを選んだって(私のような人間に…)思われてもしかたない状況なんじゃないの?
でもSPNにゲスト出演したSandyの役柄を語る上で、Jaredは、私のCrossroads Demonについての解釈が正しかったことを証明してくれました。
She is actually a Crossroads Demon. The lore behind it is that when someone summons the Crossroads Demon to make a deal, the Demon appears as their ideal woman or their ideal man. It was kind of funny, because Sandy plays Sam's perfect woman.
私、言ったでしょう?
Crossroads Demonは、呼び出した人間が、「ああー、この人とぜひともキスしたい!」と心から思うような姿で現れるって!
ってことは、やっぱり私のCrossroads Demonは、JDMってこと…。
Deanの前に現れる、なんだかきっぷのいいno-nonsenseなブルネットの美人の悪魔姉さんたちも…、ほんのちょっとだけ(最近ワンシーンがネットに放出され、世界中のJensen!girlsに悲鳴をあげさせている)どこかの映画で、彼氏に対し電話ごしにキビキビと生理用品購入のための指示を与える誰かを髣髴とさせてくれます。*g*
☆
今回のインタビューでは、サムとしての役作りの点でも色々語られています。
とはいえ少しでもネタバレ防止のため、あえてこの辺りは翻訳しないことにしますが、気になるフレーズだけ太字に…。
Dean has saved Sam's life so much and now he's in danger and Sam's dying to return the favor. We're starting to see him make decisions and do things that he had never done, like going to a Crossroads Demon. He's been on Dean the whole season about selling his soul to the Crossroads Demon to bring Sam back to life, but now we're going, "What, he's getting on Dean about this and then he's doing it?" Usually Sam is a very stand-up guy who doesn't do things like this.
He's getting a bit more like Dean in the sense that he's not hesitating to shoot anymore. There were a couple of episodes in past seasons where the bad guy gets away because Sam won't pull the trigger because he doesn't know all the facts yet. But now we're starting to see that as soon as Sam gets an inkling that [a creature] might be bad, he's ready to kill. We've never seen that before in him.
Jared、こんな風にしっかり自分の役柄を理解して演じているのですね。その解釈、ちゃんと私にもちゃんと伝わってるわよ!
これに続いて語られる、第5話"Bedtime Stories"のあらすじのまとめ方や、その後のついにあの恐いバンパイアハンター、ゴードンおじさんの出てくるエピソードの説明をみても、頭の良さを感じます。(いい加減しつこい?すいません、ここしばらくSmart!Jared説にはまってるもので…)
If you remember, the Yellow-eyed Demon said to Dean, "Are you sure what you brought back is 100 percent Sam?" Keep an eye on Sam and notice the difference between Season 1 and what he does now in Season 3. It might be hinting toward something.
なんて、ちゃんと視聴者の興味を煽るまとめかたもできてます。
そして新規で投入された二人の美人さんについてちょこっと語った後、インタビューはPart2へ。
Up Close with Supernatural's Jared Padalecki: Part 2
Part2では、Jaredが若き画家Thomas Kinkadeを演じた映画の話から始まり、名優Peter O'Tooleの意外に気さくな一面を語ったりしつつ。
話題は「木曜夜9時」という超激戦区で戦う辛さに移ります。
We always use the analogy that we feel like a very, very talented lightweight entering the ring with the heavyweights. I'm the best in my division, but I'm getting in the ring with Muhammad Ali. Unfortunately, we're up against some huge monsters. I don't think there has ever been a time slot where the No. 1 and the No. 2 shows are on at the same time. So I do the best that I can do and I hope it's well received, but whatever happens happens.
軽量級の世界チャンピオンでも、重量級のリングにあげられたら…しかもその対戦相手がモハメド・アリ級だったりしたら、それはどうにも勝負になりませんよね。
この秋以降、まずはJDM目当てで「グレイズアナトミー」のシーズン1&2のDVD Boxを大人買いし、関東に帰ってきてからはケーブルの連続放送で毎日「CSI:ラスベガス」を見始めてみると、Jensen&Jaredが色々なインタビューで繰り返し口にする
「激戦区:木曜夜9時の枠」
の真の意味がすごく実感できるようになりました。
でもそんな予算も脚本も桁違いの物凄いモンスターたちと戦いつつ、シーズンも3年目を迎えたSupernatural。
Jaredたちは、そんな厳しい状況の番組を影で支える(私たちのような)ファンがいることもちゃんと承知してくれているようです。
The fans of Supernatural are much more intense than the fans of Gilmore Girls. Fans of Supernatural can name how we killed each demon while the fans of Gilmore Girls enjoy a storyline. On this show, they quiz me! "Oh yeah, what about the time ya'll went to Missouri and killed a shape-shifter, how you had to…. " Wow, they really know their stuff.
あははははっ。
すみません、毎度毎度重箱の隅をつついて穴を開けるような見方ばっかりしてて…。
そして、やっぱりまた出てきましたね!
少ない自由時間の過ごし方。
I'm not a big "going out" kind of guy. I'd rather stay at home and order pizza and watch a football game, play with my dogs, and then go out and go drinking. But every now and again Sandy and I will go out and get a bite to eat, or Jensen and I will go out to a movie or play a game of golf. But for the most part I'm just not into that, I'd much rather play guitar and go to a bar — I rhymed!
そうなるとインタビューアーだって、これを聞かずにはいられません。
TVGuide.com: Don't you see enough of Jensen on set?
Not at all. We're really good buddies and that's been probably the best thing about Supernatural. In the last three years of my life, I've spent more time with Jensen Ackles than with any other human being and vice versa. Luckily, we get along really well and we are very similar guys. We're both from Texas, we both love our families, the same kind of music, and the Dallas Cowboys. It's been a huge blessing to work with somebody who is easygoing on set and who I'm friends with.
TVGuide.com: We know he creams you at golf — what do you best him at?
Guitar Hero the video game, and basketball. I've got an unfair advantage. [Laughs]
Jaredのゴルフの腕前については:
「特大の箱で、ゴルフボールを買ってやったのに、Jaredのヤツどうにかして最終的にはそのボール全部なくしちゃったんだ。でもどうやってもバスケでは勝てないんだけど…」 (←妄想込みのうろ覚えの記憶から抜粋です)
って、Jensenも言ってましたよね。
I've got an unfair advantage. (笑)
うん、ごもっとも、ですね。
***
以上で終わりにしようと思ったのですが、「Jared祭り」に絡めて、ついでにもうちょっとだけ…。
現地アメリカで販売されている 「the SPN magazine 」。
日本でもお取り寄せなら、購入できるのかもしれませんが、いい大人の私は、雑誌にまでは絶対手を出すまいと固く心に決めていました。
この雑誌のことをとりあげた記事もかたくなに素通りしてきたんですけど…。
やっぱり、こんな可愛いエピソードも載ってるんですね…。
シーズン3から新規投入された美人さんの一人、Rubyこと、Katie Cassidyの撮影現場での逸話として、「ミニチュア版ディーン」みたいな可愛いBenの出てくる第2話での、SamとRubyのあのダイナーでのシーン:
[...]And sometimes they're practical jokers, too, as Cassidy can attest.
"I had this scene with ketchup where I squeeze it really, really, really hard and I put a bunch of it on my plate. Well, I did that on the third take and it was my third day on set and I was still pretty new...and somebody had unscrewed the ketchup bottle a little bit and left it so that when I squeezed the ketchup out, the ketchup went shooting all over myself and all over my plate.
I was so embarrassed, but I was trying to just basically go with it. But then Jared was like 'Wow, that's a lot of ketchup.' And then everyone sang 'Happy Birthday' to me, because if somebody breaks something or messes something up or gets a prank pulled on them, they all sing 'Happy Birthday' to you. I still don't really know if Jared did this or not, I don't even know if somebody planned it. But Jared said, 'Uh-oh, somebody's out to get you...'"
このエピソードの辺り、Rubyの演技がまだ固いかなーという印象もありましたが、セットに入ってまだ3日目で、彼女もまだかなり緊張していたのですね。
それにしても!新しく撮影に加わった仲間に、初めての「いたずら」が成功すると、スタッフ全員で、「ハッピーバースデー」を歌うって!
やっぱりスタッフ全員が楽しく仲良く仕事をしている様子が伝わってきます。
Katieは、いたずらを仕掛けたのがJaredだったのかどうかは、いまだに確信がない、と言ってますけど。
まず間違いなく、Jared、ですよね?
2007年12月6日木曜日
あれやこれや(怠惰なSlasher生活)
最近、この日記の検索避けの機能をオンにしてみたりしたのですけど、これで何か変化があるのでしょうか?
ドラマ本編(って、Supernaturalのことですが)がお休みに入るとどうも微妙に「ブルー」な気分に陥りがちで、考えなくてもいいことを考えすぎてる傾向もあるとは思うのですが、遅きに失した感はあるにしても、少しでものん気に楽しく日記を書くための対策をまた一つ増やした、ということになります。
でもこれで今後の新しい出会いの可能性が閉ざされてしまう(制限される?)のだとしたら、ちょっと寂しいような気もします。
これまでこの日記をきっかけに知り合った方たち(といっても人見知りの私でごくわずかな人数ですが…)の中にも、かなりの偶然で、たまたまこの日記に出くわした、なんて言ってる人もいるので…。
とはいえ、どんなに抑えたり、こらえたりしているつもりでも、どうしてもにじみ出てしまう「妄想癖」を捨てることができない、というか捨てるつもりもない以上、なるべく目立たないところで静かにしておくのが一番なのかもしれませんね。
そもそも頭の中に溜まる妄想を定期的に吐き出して、心の健康を保つために書き始めた日記なのだし!!*g*
☆
現在(我が家が加盟している)ケーブルTVでは、12月の半ばから始まる予定の各ドラマの新シリーズに向けて、その一つ前のシリーズがこぞって最終回を迎えつつあります。
一番気になっているのは「Smallville:シーズン3」と「Dead Zone:シーズン4」だけど、ケーブルから離れていた一年間に微妙に見逃しているエピソードもあって、
「Smallville:シーズン3」はもうそろそろDVDの発売予定が決まったりしてるのかな?
こんなに仲良しのクラークとレックスが今後大人になった時、宿命のライバルなんかになれるの?というのはシリーズ開始以来の変わらぬ疑問だけれども、シーズン3に入って微妙にクラークとレックスの仲に亀裂が入ったりもして、どきどきです。
そして、まるで新宿歌舞伎町No.1ホストみたいな妙な色っぽさが前面に出てきているレックスのパパ、ライオネルの存在感も気になるところです…。
今日もライオネルったら胸元を全開にしてSpread-eagleで岩にしばりつけられたりして…。
なるべくクラークとレックスに集中してドラマを見ようとしている私の気を散らそうという作戦なんですか?
今朝(早朝6時から…)見ていたエピソードはシーズン3の最終回の二つ(?)前になるらしいけど、レックスの口からすっごく重要な台詞が出てきて、二人が宿敵となる動機付けとして「そういう解釈があったか!」とすごく感心させられました。
その解釈とは(ネタバレになるので、これからSmallvilleを見る予定という方は反転しないでください!):
あるインディアンの部族に古代から伝わる言い伝えに出てくる「救世主:降り注ぐ炎と一緒に地上に降りてきて、10人分の力を持ち、目から火をだせる…」というのがまさにクラーク・ケントのこと、というのは画面のこちらの私たちにも「うんうん」と納得するところ。
その言い伝えには「救世主」の最大の敵のことも出てくるのだけど、その悪の権化のような敵について、レックスが(私の今朝の寝ぼけた頭でのうろ覚えの解釈によると)
「(救世主みたいに)そんなにすごい力を持った奴は、一歩間違えれば人類を征服するような悪い存在に変わる可能性もある、そんな存在と戦うのにはものすごい勇気がいる、真のヒーローはその宿敵の方だ…」
なんていう解釈を口にしていて!
その解釈にもとづいて「真のヒーロー」になろうとしたレックスが自らクラークと対決して、クラークの力が悪に向かないようにしていくってことになるわけ?
なんて新しい可能性に目が開かれた思いがしています。
Jensenがついに登場するシーズン4を見る前に、シーズン3をおさらいしておきたい気もするけれども、ま、順番は前後することになっても今後DVDが手に入った時、ゆっくりやっていこう…。
今、日記をタイプするのに夢中で頭の5分を見逃したシーズン3の最終回のエピソード!
SPNのジェシカこと、Adrianne Palicki が出てる!
あの巨大なトムと並んで立っても見劣りしないって、彼女やっぱりかなりの背の高さですね!
やっぱり、ちょうどJensenくらいなのかも…。
☆
一方の「Dead Zone」は12月中に、ドラマの元にもなったクリストファー・ウォーケン主演の映画も放送される予定で、夏以来ずっと枕元文庫に積んであった原作の小説「デッドゾーン」を慌てて読み終えました。
実はこの原作「デッドゾーン」(10年?それ以上前?)に一度読んでいました…。
愛知県でスーザン・ブロックマンを探して回っていた時、「デッドゾーン」の文庫を一緒に見つけてろくろく表紙もみずに「上下巻」2冊を買い、家に帰って表紙に見覚えがあることが気になりつつも愛知県で上巻を読み、下巻に手を伸ばすとそれも上巻だった…。
言ってることわかります?
愛知県で私、上巻を(しかも新刊書店で定価で!)2冊買ってたんです…。
上巻をいそいそと読みはじめた時、内容はところどころすごく覚えがある感じで、もちろんしばらくドラマ「デッドゾーン」を見ているので、そのせいで内容に覚えがあるという可能性もありますけど…。
この秋、関東に帰ってきて、恐る恐る実家の自分の部屋に行き、本棚のスティーブン・キングの棚を眺めてみると、ちゃんと「デッドゾーン上下巻」が並んでいました。
勢いで一気読みしていることが多いキングの小説にはよく起こることなのですけど、私はどういうわけかキングの小説って、読後数年経つうちに内容をすっかり忘れてしまうのです。
でも内容を忘れるどころか、買ったことまで忘れてもう一度買う…というのはなかなかないことで…、ここ10年ほどの間には、途中思いがけず大病するなんていう衝撃の体験をしたりもしているけど…、自分の記憶力が非常に心配になりました。
とはいえ、十数年ぶりに読み返した「デッドゾーン」はまさにキング!という感じで、どうしてそんなに主人公をいじめるの?!と、どんどん大変なことになっていくジョニーに同情しつつも、とても面白かったです。
ドラマの「Dead Zone」は、小説を「原作」というよりは、「ベースにして話を膨らませている」ということはクレジットでもはっきりと言われていることです。
原作をすっかり忘れた状態で、ドラマを見始め、すっかりドラマになじんだ所で再び原作を読む機会を持ったのも結構面白い体験でした。
ドラマでサラの旦那さんであり、ジョニーの親友(忠犬?)のような存在になってる
ウォルト・バナーマンという私の大好物のごついお巡りさんが
原作に出てくる二人の男性を(名前も存在も)合成したものであると知ったのも驚きでした。
Dead Zone。現地アメリカで現在どういう展開になっているのかは調べていませんが、ドラマでのスティルソンは、この後日本で始まるシーズン5ではどういう扱いになっていくのでしょう?
ドラマのジョニーもドラマが終わる時には、小説のジョニーと同じ苦難に直面することになるの?
もうこの際、このままこの可愛い展開で、ハッピーエンドにしてくれてもいいんですけど…。
12月中、AXNで放送される原作にかなり忠実に制作したという映画を見るのもすごく楽しみです。
「Mr. President」への道を原作のジョニーから命を駆けて妨害されることになる宿敵スティルソン(これネタバレ?)を、ドラマ「West Wing(日本題「ホワイトハウス」)」で可愛い「Mr. President」を長年演じることになったマーティン・シーンが演じているのもおかしな偶然を感じます。
☆
枕元文庫で一緒に停滞していたSuzanne Brockmannの「Flashpoint」もまた読み始めました。
この本は、いつもの「SEALチーム16:トラブルシューター」シリーズとは番外編っぽい位置づけな感じのお話で、主役格のカップル(このシリーズは大抵3組のカップルを中心に話がすすむので…)が初めて見る名前ばかりということもあって、なかなか話に入り込めなかったのですが、スーザンの乙女心をくすぐる筆運びは健在というか半分近くまで読んできて登場人物たちのキャラになじんできて、さらになんとなく皆の恋の行方がなんとなく見えてくると、俄然面白くなってきました。
これが読み終われば、次は可愛いゲイのジュールズが主人公の「Hot Target」!
ジュールズの結婚話(もちろん相手は男性)が語られるというスーザンの最新作をクリスマスプレゼントという名目で入手するためにも、頑張って読まなければ。
でもクリスマスプレゼントにはさすがにもう間に合わないかも…。
***
「Perspective on Padalecki in Person」
3ページに渡るこの記事、もうご覧になりました?
海の向こうでは、既に4月にフロリダで開催されるという「Eye Con」への参加について話題が移りつつあるみたいですけど、Chicago Conで、Padalecki氏を個人として目撃した時の感想が語られたこの記事。
こうして普段の屈託のない、元気一杯のJared Padaleckiという人間を目にすると、役柄としての考え深い、落ち着いたサム・ウィンチェスターが完全に、彼の役作りによるもので、そのことから彼の俳優としての高い才能を感じる…なんていうことが語られている中、
特に2ページ目のこの辺りには…やっぱり出てきてしまいましたよね(笑):
He talks about his beloved pets: two dogs name Sadie and Harley. He cares about the people important to him and he shows it....talking openly and with warmth and affection about the beautiful Sandra McCoy who has won his heart since they co-starred together in Cry Wolf. Showing deep, almost brotherly fondness for his co-star Jensen Ackles, who shared the convention stage with him at various points during their Sunday presentations.
"Deep, almost brotherly fondness for his co-star Jensen Ackles"
ですってよ?奥さん!
ドラマ本編(って、Supernaturalのことですが)がお休みに入るとどうも微妙に「ブルー」な気分に陥りがちで、考えなくてもいいことを考えすぎてる傾向もあるとは思うのですが、遅きに失した感はあるにしても、少しでものん気に楽しく日記を書くための対策をまた一つ増やした、ということになります。
でもこれで今後の新しい出会いの可能性が閉ざされてしまう(制限される?)のだとしたら、ちょっと寂しいような気もします。
これまでこの日記をきっかけに知り合った方たち(といっても人見知りの私でごくわずかな人数ですが…)の中にも、かなりの偶然で、たまたまこの日記に出くわした、なんて言ってる人もいるので…。
とはいえ、どんなに抑えたり、こらえたりしているつもりでも、どうしてもにじみ出てしまう「妄想癖」を捨てることができない、というか捨てるつもりもない以上、なるべく目立たないところで静かにしておくのが一番なのかもしれませんね。
そもそも頭の中に溜まる妄想を定期的に吐き出して、心の健康を保つために書き始めた日記なのだし!!*g*
☆
現在(我が家が加盟している)ケーブルTVでは、12月の半ばから始まる予定の各ドラマの新シリーズに向けて、その一つ前のシリーズがこぞって最終回を迎えつつあります。
一番気になっているのは「Smallville:シーズン3」と「Dead Zone:シーズン4」だけど、ケーブルから離れていた一年間に微妙に見逃しているエピソードもあって、
「Smallville:シーズン3」はもうそろそろDVDの発売予定が決まったりしてるのかな?
こんなに仲良しのクラークとレックスが今後大人になった時、宿命のライバルなんかになれるの?というのはシリーズ開始以来の変わらぬ疑問だけれども、シーズン3に入って微妙にクラークとレックスの仲に亀裂が入ったりもして、どきどきです。
そして、まるで新宿歌舞伎町No.1ホストみたいな妙な色っぽさが前面に出てきているレックスのパパ、ライオネルの存在感も気になるところです…。
今日もライオネルったら胸元を全開にしてSpread-eagleで岩にしばりつけられたりして…。
なるべくクラークとレックスに集中してドラマを見ようとしている私の気を散らそうという作戦なんですか?
今朝(早朝6時から…)見ていたエピソードはシーズン3の最終回の二つ(?)前になるらしいけど、レックスの口からすっごく重要な台詞が出てきて、二人が宿敵となる動機付けとして「そういう解釈があったか!」とすごく感心させられました。
その解釈とは(ネタバレになるので、これからSmallvilleを見る予定という方は反転しないでください!):
あるインディアンの部族に古代から伝わる言い伝えに出てくる「救世主:降り注ぐ炎と一緒に地上に降りてきて、10人分の力を持ち、目から火をだせる…」というのがまさにクラーク・ケントのこと、というのは画面のこちらの私たちにも「うんうん」と納得するところ。
その言い伝えには「救世主」の最大の敵のことも出てくるのだけど、その悪の権化のような敵について、レックスが(私の今朝の寝ぼけた頭でのうろ覚えの解釈によると)
「(救世主みたいに)そんなにすごい力を持った奴は、一歩間違えれば人類を征服するような悪い存在に変わる可能性もある、そんな存在と戦うのにはものすごい勇気がいる、真のヒーローはその宿敵の方だ…」
なんていう解釈を口にしていて!
その解釈にもとづいて「真のヒーロー」になろうとしたレックスが自らクラークと対決して、クラークの力が悪に向かないようにしていくってことになるわけ?
なんて新しい可能性に目が開かれた思いがしています。
Jensenがついに登場するシーズン4を見る前に、シーズン3をおさらいしておきたい気もするけれども、ま、順番は前後することになっても今後DVDが手に入った時、ゆっくりやっていこう…。
今、日記をタイプするのに夢中で頭の5分を見逃したシーズン3の最終回のエピソード!
SPNのジェシカこと、Adrianne Palicki が出てる!
あの巨大なトムと並んで立っても見劣りしないって、彼女やっぱりかなりの背の高さですね!
やっぱり、ちょうどJensenくらいなのかも…。
☆
一方の「Dead Zone」は12月中に、ドラマの元にもなったクリストファー・ウォーケン主演の映画も放送される予定で、夏以来ずっと枕元文庫に積んであった原作の小説「デッドゾーン」を慌てて読み終えました。
実はこの原作「デッドゾーン」(10年?それ以上前?)に一度読んでいました…。
愛知県でスーザン・ブロックマンを探して回っていた時、「デッドゾーン」の文庫を一緒に見つけてろくろく表紙もみずに「上下巻」2冊を買い、家に帰って表紙に見覚えがあることが気になりつつも愛知県で上巻を読み、下巻に手を伸ばすとそれも上巻だった…。
言ってることわかります?
愛知県で私、上巻を(しかも新刊書店で定価で!)2冊買ってたんです…。
上巻をいそいそと読みはじめた時、内容はところどころすごく覚えがある感じで、もちろんしばらくドラマ「デッドゾーン」を見ているので、そのせいで内容に覚えがあるという可能性もありますけど…。
この秋、関東に帰ってきて、恐る恐る実家の自分の部屋に行き、本棚のスティーブン・キングの棚を眺めてみると、ちゃんと「デッドゾーン上下巻」が並んでいました。
勢いで一気読みしていることが多いキングの小説にはよく起こることなのですけど、私はどういうわけかキングの小説って、読後数年経つうちに内容をすっかり忘れてしまうのです。
でも内容を忘れるどころか、買ったことまで忘れてもう一度買う…というのはなかなかないことで…、ここ10年ほどの間には、途中思いがけず大病するなんていう衝撃の体験をしたりもしているけど…、自分の記憶力が非常に心配になりました。
とはいえ、十数年ぶりに読み返した「デッドゾーン」はまさにキング!という感じで、どうしてそんなに主人公をいじめるの?!と、どんどん大変なことになっていくジョニーに同情しつつも、とても面白かったです。
ドラマの「Dead Zone」は、小説を「原作」というよりは、「ベースにして話を膨らませている」ということはクレジットでもはっきりと言われていることです。
原作をすっかり忘れた状態で、ドラマを見始め、すっかりドラマになじんだ所で再び原作を読む機会を持ったのも結構面白い体験でした。
ドラマでサラの旦那さんであり、ジョニーの親友(忠犬?)のような存在になってる
ウォルト・バナーマンという私の大好物のごついお巡りさんが
原作に出てくる二人の男性を(名前も存在も)合成したものであると知ったのも驚きでした。
Dead Zone。現地アメリカで現在どういう展開になっているのかは調べていませんが、ドラマでのスティルソンは、この後日本で始まるシーズン5ではどういう扱いになっていくのでしょう?
ドラマのジョニーもドラマが終わる時には、小説のジョニーと同じ苦難に直面することになるの?
もうこの際、このままこの可愛い展開で、ハッピーエンドにしてくれてもいいんですけど…。
12月中、AXNで放送される原作にかなり忠実に制作したという映画を見るのもすごく楽しみです。
「Mr. President」への道を原作のジョニーから命を駆けて妨害されることになる宿敵スティルソン(これネタバレ?)を、ドラマ「West Wing(日本題「ホワイトハウス」)」で可愛い「Mr. President」を長年演じることになったマーティン・シーンが演じているのもおかしな偶然を感じます。
☆
枕元文庫で一緒に停滞していたSuzanne Brockmannの「Flashpoint」もまた読み始めました。
この本は、いつもの「SEALチーム16:トラブルシューター」シリーズとは番外編っぽい位置づけな感じのお話で、主役格のカップル(このシリーズは大抵3組のカップルを中心に話がすすむので…)が初めて見る名前ばかりということもあって、なかなか話に入り込めなかったのですが、スーザンの乙女心をくすぐる筆運びは健在というか半分近くまで読んできて登場人物たちのキャラになじんできて、さらになんとなく皆の恋の行方がなんとなく見えてくると、俄然面白くなってきました。
これが読み終われば、次は可愛いゲイのジュールズが主人公の「Hot Target」!
ジュールズの結婚話(もちろん相手は男性)が語られるというスーザンの最新作をクリスマスプレゼントという名目で入手するためにも、頑張って読まなければ。
でもクリスマスプレゼントにはさすがにもう間に合わないかも…。
***
「Perspective on Padalecki in Person」
3ページに渡るこの記事、もうご覧になりました?
海の向こうでは、既に4月にフロリダで開催されるという「Eye Con」への参加について話題が移りつつあるみたいですけど、Chicago Conで、Padalecki氏を個人として目撃した時の感想が語られたこの記事。
こうして普段の屈託のない、元気一杯のJared Padaleckiという人間を目にすると、役柄としての考え深い、落ち着いたサム・ウィンチェスターが完全に、彼の役作りによるもので、そのことから彼の俳優としての高い才能を感じる…なんていうことが語られている中、
特に2ページ目のこの辺りには…やっぱり出てきてしまいましたよね(笑):
He talks about his beloved pets: two dogs name Sadie and Harley. He cares about the people important to him and he shows it....talking openly and with warmth and affection about the beautiful Sandra McCoy who has won his heart since they co-starred together in Cry Wolf. Showing deep, almost brotherly fondness for his co-star Jensen Ackles, who shared the convention stage with him at various points during their Sunday presentations.
"Deep, almost brotherly fondness for his co-star Jensen Ackles"
ですってよ?奥さん!
2007年12月3日月曜日
Supernaturalな忘年会:その2
忘年会続きです。っていうか、前回は全然本題に入れていませんでした。*g*
といっても、お酒も少々(?)入った-主に私とお兄さんだけ…ビール、マッコリ(甕で頼んだのをほぼお兄さんと私の二人だけで飲み干しました)、黒豆マッコリをグラスで一杯ずつ、日本酒(お兄さん)、赤ワイン(私)-忘年会で、話もあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりだったので、順不同になると思いますが、頭に残った、これ、というエピソードだけをほんの少しだけ取り上げてみたいと思います。
【パワーストーンって】
少しお酒が入って場がくつろいで来た時、ついになにかが見えてきたらしいお兄さんは、私に向かって
「なにか腕につけてる?」
実は最近、母がパワーストーンにはまっていまして(…)、水晶だとか、アメジストだとか、オニキスだとかっていう、綺麗でキラキラする石をブレスレットにしたりして売っている店に連れていかれ、「こういう石は、自分を守ってくれたりするんだから」と強要されて、「ま、綺麗だし、ほとんどアクセサリーなんかも持ってないしね」なんて思いつつ、水晶とアメジストの粒でできたブレスレットを買い、外出する時にはつけるようにしていたのです。
「これですか?」
とセーターの手首をまくってブレスレットを見せると、お兄さんは眩しそうに目を細めて、
「それだ。お姉ちゃんとお母さんを結ぶようにして光線が繋がってるのがみえたんだ。お母さんが石をつけてるのは知ってたけど(母は様々なパワーストーンのブレスレットを三重に腕に巻いてます)、お姉ちゃんもつけてたんだな。ちょっと貸して」
私のブレスレットを手に取り両手に挟んだお兄さんは、「あ痛たっ。これ、かなり痛みが入っちゃってるね」
私は持病で身体に痛みがあり、愛知県にいる間はだいぶ楽になっていたのですが、関東に帰ってきてまた身体の痛みがぶり返したような気がしていました。
(完全に年寄りみたいですが…)急に寒くなってきたし、気候のせいでまた身体が痛いのかと思っていたのですが、
「お姉ちゃんには水晶は強すぎるんだ。お母さんは本人も強いし、お父さんがしっかりくっついて守ってるから、水晶も支配下に置けるんだけど、お姉ちゃんの場合は石の方が強くなっちゃってるから、身体の痛みが出ちゃうんだよ。こういう石をつける場合は、自分より弱くて自分の支配下における石をつけとくと、危ない目に遭いそうになった時に、石がそれを引き受けて(ブレスレットが切れたりするのだそう)くれるんだけどね。俺も石の名前なんてよく知らないんだけど、お姉ちゃんだったら、黒い…オニキスっていうんだっけ?あの石なら大丈夫…アメジストだけっていうのもありだけど、お姉ちゃんがつけると”お水”っぽくなっちゃうから」
お兄さんによると、パワーストーンなんて言われている石というのは、本当にパワーを持っているのだそうで、「ブレスレットならまだしも、俺は絶対首に巻く気にはなれない。だって首絞められてるような気がしちゃうよ」とのこと。
結局私の水晶&アメジストの綺麗なブレスレットは、(強い)母に渡すことになりました…。
ブレスレットに入っちゃった私の痛みはどうするの?と聞くと、「これは粗塩で揉めば浄化できるから」だそうです。
パワーストーンのアクセサリーはなるべくならそういった石の扱いが分かってる(力のある)人が作ったものを手に入れるべきだとも言っていました。
【忘年会、やっぱりお父さんも参加してました】
パワーストーンをきっかけに、亡き父がお母さんをしっかり守ってる、なんていう話が出ると、
「お父さん、今日もいるよ。今はお母さんの肩のところにいる、あ、今、お姉ちゃんと(上の妹)の間に行って二人の肩に手を乗っけてる」
なんていうお兄さんに、私たち三姉妹と向かい合う形でお兄さんと並んで座っていた母が、
「(父が手を置いているという)お姉ちゃんたちの肩、あんなに下がってる!」と目を丸くし、父がまた母のところに戻ると「あ、肩の高さが戻った!」なんて騒いでいました。
(私としては、肩が下がっている感覚も、なにかが肩に乗っている感触も全くありませんでしたが)
一見、女4人とお兄さん一人の忘年会のように見えて、やっぱり父も参加していたのです。
その後話が弾んでくると、お兄さんは「お父さんの爆笑で耳が痛い…」なんて耳を押さえたり、私たちは写真でしか知らない若くして亡くなった父方のお祖母ちゃんの話題を出して、「余計なこと言うなって、(お祖母ちゃんに)腰を蹴られた」とか、忘年会のメンバーはどんどん増えていくようなのでした。
【超能力FBI捜査官?】
「これ…、はっきり言わない方がいいのかな、お父さんが、お姉ちゃんに『ごめん』って言ってるんだよね…」
父に謝られるようなことはなにも思い当たらず私がキョトンとしていると、母が、
「就職が決まった時のことじゃない?県外に就職が決まりそうだったのに、お父さんが絶対駄目だって譲らなくて、お姉ちゃん、結局帰ってきて就職したから…」
大学進学で県外に出る時にも、かなりの渋りようだった父は、いざ就職となった時「とにかく家から通えるところじゃなければ駄目だ!」の一点張りだったのです。
「うん。お父さん、とにかく娘が可愛くて可愛くて、もう限界だったんだよ」とお兄さん。
「大学の時だって、神奈川県警から電話が来たりして、すごく心配したことがあったんだから!」なんていう母の言葉に、「え?そんなことあったっけ?」なんてビックリした私。
実は、アパートに不審者が侵入した、という事件があったのです。それが警察沙汰になって、警察から実家にまで連絡が行っていたなんて、(その時は聞いていたのかもしれませんが)私はすっかり忘れていました。
隣の部屋に住んでいる友達のところにほんの5分のつもりで出かけ、玄関の鍵はかけたものの、(夏場のことで)3箇所ある窓の内、一箇所をわずかに開けたまま部屋を出てしまい、そのままうっかり2時間ほど友達のところに居座って、本か何かを取りにいってくるね、と部屋に戻ると、部屋の真ん中に脱いだ靴を手に持った男が立っていたのに遭遇!
私の悲鳴で、一緒に遊んでいた友達(友達、ゴキブリでも出たんだと思った!って言ってたな…)が駆けつけたのを目にした男は窓から飛び降りて逃げて行きました。
で、警察を呼び、その後、近くのパトロールを強化する、と請け負ってもらったりしたのでした。
その他にも、実はこれは両親には知らせていなかったのですが、早朝ベランダで物音がする、とカーテンを開けてみると、ベランダに男がいた、なんていうこともありました。
そんなことを話していると、
「緑の金網みたいなフェンス、そいつ、そこからずーっと見てたんだ、いつ入ろうかってずっと考えてた。あそことあそこを伝って2階に上がれる、とか色々…。その日も、部屋を出て行くのを見てて、下着でも盗ろうとついに入り込んだんだ。足跡が残らないように靴を脱ぐべきかもしばらく考えてた」って…。
完全に学生時代に私が住んでたアパートの外に立って、しかも犯人の目線で見えてるじゃない!
お、お兄さん!アリソンなの?ジョニー・スミス?サミー・ウィンチェスター??
女の子が一人で住んでいると分かっているアパートは、結構同じような被害に遭ってるところが多く、何度も引っ越してるクラスメートもいました。
のん気なO型で、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」の典型みたいな私は、結局実害がなかったこともあって、4年間その場に住んでいたのですが(今考えるとすごい神経です…)、お兄さんのそんな、当時の犯人の心境の実況中継を聞かされるとあらためてぞっとしました。
繰り返し「覗き」の被害に遭っていたあるクラスメートは、入学当時腰まで届くストレートの長い髪をして毎日おしゃれをして通学していたというのに、次第にお化粧っけもなくなって、毎日同じ服を着て学校にくるようになり、最後は警備のしっかりした女子寮に引っ越したものの、ほとんど学校に出てこなくなってしまった、なんていう子もいたんだよね、本当に美人な子だったんだけど…、なんていう話を始めると、
「その子、その頃にはもう完全にノイローゼになっちゃってたもんな。美人っていうより、可愛いっていう感じじゃないか?」
って、お兄さん!もう20年近くも音信不通の私のクラスメートの顔、見えてるの?!
【お兄さんの不思議な目】
そんな風に不思議なものが見えるお兄さんの目は、そうやって不思議なものが見えてる状態の時には「透視」が出来るようになってしまったりするそうで、眼科などで機械で視力を測ってもらう時なんかに、
「機械の中身が見えちゃうんだよ」
で、計測してる人から
「あなたちゃんと見えてる?」
って不思議がられてしまうのだそう。というのも、透視をしている時のお兄さんの瞳孔は、全くものが見えていない状態になっているのだとか。
こういう力って、どんな仕組みで発揮されているのでしょうね。
いつか科学的に測定や、実証が可能になったりするものなのでしょうか。
【One touch, and I can see things, things that happened, things that will happen.】
このフレーズは、「デッドゾーン」をご覧になったことがある方なら、ご存知のとおり、ジョニーがドラマのオープニングで毎回必ず言う言葉です。
いい加減お酒もすすんでいい気分になってきたお兄さん、テーブルの真ん中に右手を差し出して、
「指先から煙が出てるのわかる?」
母や妹達は、口々に「この指」「こっちだよ」なんて言い始めましたが、私にはさっぱり。
お酒を飲むのにうっとおしいと、コンタクトも入れてないからかな、なんてぶつぶつ言ってると、「視力は関係ない」とお兄さん。
結局人差し指と薬指から細い糸のような煙が出ていた(正体不明ですが)ということなのですが、
「俺、お姉ちゃんにはまだ触ってないんだよ」
ん?どういうこと?
「お姉ちゃんには触ってないから、お姉ちゃんについて見えるのは、ほんの最近のことだけなんだ」
え?
「一回触ると、なにか繋がりができて、ぱーっと過去のことから、(時には)未来のことまで見えるようになるんだ」
ええ?!
母や妹達は、ここ数ヶ月の間に車の用事でお兄さんのお店を訪れた時なんかにお兄さんに接触していて、その「繋がり」が出来てるってことらしい…、
ここしばらくお兄さんのところにお手伝いに行ってる上の妹なんか、
「早く帰って欲しい客には、俺がなんにも言わなくてもお茶も出さないもんな」
って、逆にお兄さんの気持ちが少し読めるようになってきてるって、
「(上の妹は)その内、ちょっと見えるようになるかもしれない…」
なんていうことも言ってました。
デッドゾーンのジョニーもよく言ってますけど、この力って誰に触っても必ず見えるというわけではなく、全く見えない人もいるということなのだけれども、我が家の家族はどうもお兄さんとつながりやすいらしいのです。
「お姉ちゃんに触れば、身体の痛いのも取ってやれるんだけど、そうしちゃうと俺、明日も仕事だからなー」
触らなくてさえ、お兄さんの言葉の端々から、どうも母の前では言えないような(色々と後ろ暗い秘密を持っている私で…)ことが見えてしまっているように思えていた私は、「いい!触らなくて!そんな仕事に差障りが出たりすると悪いから」と笑顔で辞退して、結局お兄さんに触らずに帰ってきました。
お兄さんが言うには、私が現在患っているややこしい病気は完全に「心」から来ているもので、私が抱えている根深いストレスやトラウマを完全に吹っ切ることができれば、「治っちゃうんだよ」とのこと。
日頃のん気なくせに変な風に考えすぎちゃう、吹っ切れない性格だから病気になったのであって、そう簡単にはいかないよ!というところもありますが、半ば完治は不可能と思っていた病気が回復しうるものだと知ることができたのは、心の中の前向きの小さな一歩になったかもしれないと思います。
現在辞めている仕事も、「身体のためには、まだ焦って新しい仕事を探したりしないで、逆になにか心から打ち込めることを探して、楽しんだりするのがいい」って。
………、絶対、私が現在心から打ち込んで、楽しんでいるものが見えちゃってたような気がするんだよなー。
かなり恥ずかしいことまで見られてた気がするんだけど。
でも、こういう力を持った人たちが自然に身につける基本マナーなのかもしれませんが、絶対に見えたものの全てをみんなの前で言ったりはしませんよね。
その場で口にしていいことと、いけないことを本能的にきっちりとわきまえて、常に意識して暮らしているのだと強く感じました。
☆
以上は、忘年会での(主に私に関わる)不思議な話のほんの一部です。
その他、母と妹達に関してもそれぞれ色々な話はあったのですが、あまりにプライベートすぎる話題になってしまうので、ここでは触れないでおきます。
7時に始まった忘年会、皆で好きなだけ食べ、(お兄さんと私は)飲んで、次々と飛び出すお兄さんの不思議な話に心底驚きながらもとにかく楽しくて、あっという間に時は過ぎ、いざお開きとなった時には、なんと12時になっていました。
あんなにあっという間の5時間は初めてです。
日頃極度の人見知りを自負する私ですが、いくらおじいちゃんの代からの繋がりがある親戚のお兄さんとはいえ、初対面の男性と同席して、完全にくつろいで過ごすことができたのも不思議な感じでした。
お兄さん、すごく楽しかったから、またぜひ次回も開催しよう、なんて言ってくれてるそうなんだけど…、次回会ったら、今度こそ「触られ」てしまいそうで、うーん、どうしようという感じです。
っていうか、次回会って、日記で俺のことバラしたね、なんて言われたらどうしよう。
といっても、お酒も少々(?)入った-主に私とお兄さんだけ…ビール、マッコリ(甕で頼んだのをほぼお兄さんと私の二人だけで飲み干しました)、黒豆マッコリをグラスで一杯ずつ、日本酒(お兄さん)、赤ワイン(私)-忘年会で、話もあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりだったので、順不同になると思いますが、頭に残った、これ、というエピソードだけをほんの少しだけ取り上げてみたいと思います。
【パワーストーンって】
少しお酒が入って場がくつろいで来た時、ついになにかが見えてきたらしいお兄さんは、私に向かって
「なにか腕につけてる?」
実は最近、母がパワーストーンにはまっていまして(…)、水晶だとか、アメジストだとか、オニキスだとかっていう、綺麗でキラキラする石をブレスレットにしたりして売っている店に連れていかれ、「こういう石は、自分を守ってくれたりするんだから」と強要されて、「ま、綺麗だし、ほとんどアクセサリーなんかも持ってないしね」なんて思いつつ、水晶とアメジストの粒でできたブレスレットを買い、外出する時にはつけるようにしていたのです。
「これですか?」
とセーターの手首をまくってブレスレットを見せると、お兄さんは眩しそうに目を細めて、
「それだ。お姉ちゃんとお母さんを結ぶようにして光線が繋がってるのがみえたんだ。お母さんが石をつけてるのは知ってたけど(母は様々なパワーストーンのブレスレットを三重に腕に巻いてます)、お姉ちゃんもつけてたんだな。ちょっと貸して」
私のブレスレットを手に取り両手に挟んだお兄さんは、「あ痛たっ。これ、かなり痛みが入っちゃってるね」
私は持病で身体に痛みがあり、愛知県にいる間はだいぶ楽になっていたのですが、関東に帰ってきてまた身体の痛みがぶり返したような気がしていました。
(完全に年寄りみたいですが…)急に寒くなってきたし、気候のせいでまた身体が痛いのかと思っていたのですが、
「お姉ちゃんには水晶は強すぎるんだ。お母さんは本人も強いし、お父さんがしっかりくっついて守ってるから、水晶も支配下に置けるんだけど、お姉ちゃんの場合は石の方が強くなっちゃってるから、身体の痛みが出ちゃうんだよ。こういう石をつける場合は、自分より弱くて自分の支配下における石をつけとくと、危ない目に遭いそうになった時に、石がそれを引き受けて(ブレスレットが切れたりするのだそう)くれるんだけどね。俺も石の名前なんてよく知らないんだけど、お姉ちゃんだったら、黒い…オニキスっていうんだっけ?あの石なら大丈夫…アメジストだけっていうのもありだけど、お姉ちゃんがつけると”お水”っぽくなっちゃうから」
お兄さんによると、パワーストーンなんて言われている石というのは、本当にパワーを持っているのだそうで、「ブレスレットならまだしも、俺は絶対首に巻く気にはなれない。だって首絞められてるような気がしちゃうよ」とのこと。
結局私の水晶&アメジストの綺麗なブレスレットは、(強い)母に渡すことになりました…。
ブレスレットに入っちゃった私の痛みはどうするの?と聞くと、「これは粗塩で揉めば浄化できるから」だそうです。
パワーストーンのアクセサリーはなるべくならそういった石の扱いが分かってる(力のある)人が作ったものを手に入れるべきだとも言っていました。
【忘年会、やっぱりお父さんも参加してました】
パワーストーンをきっかけに、亡き父がお母さんをしっかり守ってる、なんていう話が出ると、
「お父さん、今日もいるよ。今はお母さんの肩のところにいる、あ、今、お姉ちゃんと(上の妹)の間に行って二人の肩に手を乗っけてる」
なんていうお兄さんに、私たち三姉妹と向かい合う形でお兄さんと並んで座っていた母が、
「(父が手を置いているという)お姉ちゃんたちの肩、あんなに下がってる!」と目を丸くし、父がまた母のところに戻ると「あ、肩の高さが戻った!」なんて騒いでいました。
(私としては、肩が下がっている感覚も、なにかが肩に乗っている感触も全くありませんでしたが)
一見、女4人とお兄さん一人の忘年会のように見えて、やっぱり父も参加していたのです。
その後話が弾んでくると、お兄さんは「お父さんの爆笑で耳が痛い…」なんて耳を押さえたり、私たちは写真でしか知らない若くして亡くなった父方のお祖母ちゃんの話題を出して、「余計なこと言うなって、(お祖母ちゃんに)腰を蹴られた」とか、忘年会のメンバーはどんどん増えていくようなのでした。
【超能力FBI捜査官?】
「これ…、はっきり言わない方がいいのかな、お父さんが、お姉ちゃんに『ごめん』って言ってるんだよね…」
父に謝られるようなことはなにも思い当たらず私がキョトンとしていると、母が、
「就職が決まった時のことじゃない?県外に就職が決まりそうだったのに、お父さんが絶対駄目だって譲らなくて、お姉ちゃん、結局帰ってきて就職したから…」
大学進学で県外に出る時にも、かなりの渋りようだった父は、いざ就職となった時「とにかく家から通えるところじゃなければ駄目だ!」の一点張りだったのです。
「うん。お父さん、とにかく娘が可愛くて可愛くて、もう限界だったんだよ」とお兄さん。
「大学の時だって、神奈川県警から電話が来たりして、すごく心配したことがあったんだから!」なんていう母の言葉に、「え?そんなことあったっけ?」なんてビックリした私。
実は、アパートに不審者が侵入した、という事件があったのです。それが警察沙汰になって、警察から実家にまで連絡が行っていたなんて、(その時は聞いていたのかもしれませんが)私はすっかり忘れていました。
隣の部屋に住んでいる友達のところにほんの5分のつもりで出かけ、玄関の鍵はかけたものの、(夏場のことで)3箇所ある窓の内、一箇所をわずかに開けたまま部屋を出てしまい、そのままうっかり2時間ほど友達のところに居座って、本か何かを取りにいってくるね、と部屋に戻ると、部屋の真ん中に脱いだ靴を手に持った男が立っていたのに遭遇!
私の悲鳴で、一緒に遊んでいた友達(友達、ゴキブリでも出たんだと思った!って言ってたな…)が駆けつけたのを目にした男は窓から飛び降りて逃げて行きました。
で、警察を呼び、その後、近くのパトロールを強化する、と請け負ってもらったりしたのでした。
その他にも、実はこれは両親には知らせていなかったのですが、早朝ベランダで物音がする、とカーテンを開けてみると、ベランダに男がいた、なんていうこともありました。
そんなことを話していると、
「緑の金網みたいなフェンス、そいつ、そこからずーっと見てたんだ、いつ入ろうかってずっと考えてた。あそことあそこを伝って2階に上がれる、とか色々…。その日も、部屋を出て行くのを見てて、下着でも盗ろうとついに入り込んだんだ。足跡が残らないように靴を脱ぐべきかもしばらく考えてた」って…。
完全に学生時代に私が住んでたアパートの外に立って、しかも犯人の目線で見えてるじゃない!
お、お兄さん!アリソンなの?ジョニー・スミス?サミー・ウィンチェスター??
女の子が一人で住んでいると分かっているアパートは、結構同じような被害に遭ってるところが多く、何度も引っ越してるクラスメートもいました。
のん気なO型で、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」の典型みたいな私は、結局実害がなかったこともあって、4年間その場に住んでいたのですが(今考えるとすごい神経です…)、お兄さんのそんな、当時の犯人の心境の実況中継を聞かされるとあらためてぞっとしました。
繰り返し「覗き」の被害に遭っていたあるクラスメートは、入学当時腰まで届くストレートの長い髪をして毎日おしゃれをして通学していたというのに、次第にお化粧っけもなくなって、毎日同じ服を着て学校にくるようになり、最後は警備のしっかりした女子寮に引っ越したものの、ほとんど学校に出てこなくなってしまった、なんていう子もいたんだよね、本当に美人な子だったんだけど…、なんていう話を始めると、
「その子、その頃にはもう完全にノイローゼになっちゃってたもんな。美人っていうより、可愛いっていう感じじゃないか?」
って、お兄さん!もう20年近くも音信不通の私のクラスメートの顔、見えてるの?!
【お兄さんの不思議な目】
そんな風に不思議なものが見えるお兄さんの目は、そうやって不思議なものが見えてる状態の時には「透視」が出来るようになってしまったりするそうで、眼科などで機械で視力を測ってもらう時なんかに、
「機械の中身が見えちゃうんだよ」
で、計測してる人から
「あなたちゃんと見えてる?」
って不思議がられてしまうのだそう。というのも、透視をしている時のお兄さんの瞳孔は、全くものが見えていない状態になっているのだとか。
こういう力って、どんな仕組みで発揮されているのでしょうね。
いつか科学的に測定や、実証が可能になったりするものなのでしょうか。
【One touch, and I can see things, things that happened, things that will happen.】
このフレーズは、「デッドゾーン」をご覧になったことがある方なら、ご存知のとおり、ジョニーがドラマのオープニングで毎回必ず言う言葉です。
いい加減お酒もすすんでいい気分になってきたお兄さん、テーブルの真ん中に右手を差し出して、
「指先から煙が出てるのわかる?」
母や妹達は、口々に「この指」「こっちだよ」なんて言い始めましたが、私にはさっぱり。
お酒を飲むのにうっとおしいと、コンタクトも入れてないからかな、なんてぶつぶつ言ってると、「視力は関係ない」とお兄さん。
結局人差し指と薬指から細い糸のような煙が出ていた(正体不明ですが)ということなのですが、
「俺、お姉ちゃんにはまだ触ってないんだよ」
ん?どういうこと?
「お姉ちゃんには触ってないから、お姉ちゃんについて見えるのは、ほんの最近のことだけなんだ」
え?
「一回触ると、なにか繋がりができて、ぱーっと過去のことから、(時には)未来のことまで見えるようになるんだ」
ええ?!
母や妹達は、ここ数ヶ月の間に車の用事でお兄さんのお店を訪れた時なんかにお兄さんに接触していて、その「繋がり」が出来てるってことらしい…、
ここしばらくお兄さんのところにお手伝いに行ってる上の妹なんか、
「早く帰って欲しい客には、俺がなんにも言わなくてもお茶も出さないもんな」
って、逆にお兄さんの気持ちが少し読めるようになってきてるって、
「(上の妹は)その内、ちょっと見えるようになるかもしれない…」
なんていうことも言ってました。
デッドゾーンのジョニーもよく言ってますけど、この力って誰に触っても必ず見えるというわけではなく、全く見えない人もいるということなのだけれども、我が家の家族はどうもお兄さんとつながりやすいらしいのです。
「お姉ちゃんに触れば、身体の痛いのも取ってやれるんだけど、そうしちゃうと俺、明日も仕事だからなー」
触らなくてさえ、お兄さんの言葉の端々から、どうも母の前では言えないような(色々と後ろ暗い秘密を持っている私で…)ことが見えてしまっているように思えていた私は、「いい!触らなくて!そんな仕事に差障りが出たりすると悪いから」と笑顔で辞退して、結局お兄さんに触らずに帰ってきました。
お兄さんが言うには、私が現在患っているややこしい病気は完全に「心」から来ているもので、私が抱えている根深いストレスやトラウマを完全に吹っ切ることができれば、「治っちゃうんだよ」とのこと。
日頃のん気なくせに変な風に考えすぎちゃう、吹っ切れない性格だから病気になったのであって、そう簡単にはいかないよ!というところもありますが、半ば完治は不可能と思っていた病気が回復しうるものだと知ることができたのは、心の中の前向きの小さな一歩になったかもしれないと思います。
現在辞めている仕事も、「身体のためには、まだ焦って新しい仕事を探したりしないで、逆になにか心から打ち込めることを探して、楽しんだりするのがいい」って。
………、絶対、私が現在心から打ち込んで、楽しんでいるものが見えちゃってたような気がするんだよなー。
かなり恥ずかしいことまで見られてた気がするんだけど。
でも、こういう力を持った人たちが自然に身につける基本マナーなのかもしれませんが、絶対に見えたものの全てをみんなの前で言ったりはしませんよね。
その場で口にしていいことと、いけないことを本能的にきっちりとわきまえて、常に意識して暮らしているのだと強く感じました。
☆
以上は、忘年会での(主に私に関わる)不思議な話のほんの一部です。
その他、母と妹達に関してもそれぞれ色々な話はあったのですが、あまりにプライベートすぎる話題になってしまうので、ここでは触れないでおきます。
7時に始まった忘年会、皆で好きなだけ食べ、(お兄さんと私は)飲んで、次々と飛び出すお兄さんの不思議な話に心底驚きながらもとにかく楽しくて、あっという間に時は過ぎ、いざお開きとなった時には、なんと12時になっていました。
あんなにあっという間の5時間は初めてです。
日頃極度の人見知りを自負する私ですが、いくらおじいちゃんの代からの繋がりがある親戚のお兄さんとはいえ、初対面の男性と同席して、完全にくつろいで過ごすことができたのも不思議な感じでした。
お兄さん、すごく楽しかったから、またぜひ次回も開催しよう、なんて言ってくれてるそうなんだけど…、次回会ったら、今度こそ「触られ」てしまいそうで、うーん、どうしようという感じです。
っていうか、次回会って、日記で俺のことバラしたね、なんて言われたらどうしよう。
二人のJared
忘年会のレポートも途中ですが…。
☆
昨日の日曜日は、微妙に体調が悪くて、どこにも出かけずに家でごろごろしていました。
寝転んで本を読んでいる私の隣で、チャンネルサーフしていた夫がMTVにチャンネルを合わせた時、画面にすごく見たことのある黒ずくめで黒い帽子を被った美人さんが現れて
「ちょ、ちょっと待って!」
と画面を食い入るように見つめると、なんとそれは Jared Leto 。
MTV主催のEMAの授賞式で、受賞のスピーチをしている Jared Leto が画面に出ているその瞬間にたまたま夫のチャンネルサーフが遭遇したわけです。
あまりいい映像は見つかりませんでしたが、私が目撃したEMAの授賞式の様子はこちら。
日頃の私がMTVにチャンネルを合わせることなどまずないのですが、夫がMTVにチャンネルを合わせたまさにその瞬間に Jared Leto が画面いっぱいに映ってる偶然て…。
とはいえ、この日記を書いていなかったら、Jared Leto の顔も名前も知らなかったことは確実、と考えると、この一年ほどで、思いも寄らなかった方面にじわじわと知識が広がっていることを実感せざるを得ません。
☆
そして今朝、いつものように限られた一日の時間をどの程度ケーブルTVに費やそうか…とケーブルのプログラムを開いてみると、FOXに
「ティーンチョイスアワード2007」
って出ていて、
こ、これって、Jared Padalecki氏が、プレゼンターとして登場して巨人ぶりを強烈に印象付けてくれた、あの今年のTCA?!ってこと??
ということで、今朝見るつもりだった、ブラザーズアンドシスターズ字幕版をあきらめ、録画しながらFOXに釘付け状態になることになりました。
この映像もろくなのが見つかりませんし、この受賞の模様は8月の時点でとっくに目にしている方も多いでしょうが、一応こんな感じ。
8月の時にも思いましたが、Jensenと一緒でない(最近はJensenと一緒でもかな…)Jaredってすっごくお兄さんぽい顔に見えます。
背の高さも、体の大きさも桁違いですよね。(笑)
ちっちゃな「High School Musical2」の出演者たちに囲まれているから余計にそう見えるのか…。
会場からの声に応えて「I love you, too.」なんて言ったりしてますが、あの太い声も、いいですよねー。
このシーンで最後に挨拶する「High School Musical2」の超人気のアイドルZac Efron君もかなりの可愛さですが、ちょっとJared Letoに似てる気がします…。
でも年齢もずっと上の Leto君の美人度の方がさらに上に感じるのは、やっぱりあのまつげの濃さなんでしょうか。
TCAには、プレゼンターとして(サムの彼女のジェシカ役でお馴染みの)Adrianne Palicki も姿を見せたり(相変わらず物凄い美人です…最近彼女のものすごく色っぽい写真を目撃して驚愕したことも記憶に新しいです…)、
現在連載を追いかけ続けているRPS(意味のわからない方はスルーしておいてください)に大変重要な役柄で登場している、Sophia Bushの動いている姿が見られたり、
あれこれ細かく色々得した気分になりました。
その内、YouTubeに上の二つの映像の日本語字幕版がUPされたりもするのでしょうか。
☆
昨日の日曜日は、微妙に体調が悪くて、どこにも出かけずに家でごろごろしていました。
寝転んで本を読んでいる私の隣で、チャンネルサーフしていた夫がMTVにチャンネルを合わせた時、画面にすごく見たことのある黒ずくめで黒い帽子を被った美人さんが現れて
「ちょ、ちょっと待って!」
と画面を食い入るように見つめると、なんとそれは Jared Leto 。
MTV主催のEMAの授賞式で、受賞のスピーチをしている Jared Leto が画面に出ているその瞬間にたまたま夫のチャンネルサーフが遭遇したわけです。
あまりいい映像は見つかりませんでしたが、私が目撃したEMAの授賞式の様子はこちら。
日頃の私がMTVにチャンネルを合わせることなどまずないのですが、夫がMTVにチャンネルを合わせたまさにその瞬間に Jared Leto が画面いっぱいに映ってる偶然て…。
とはいえ、この日記を書いていなかったら、Jared Leto の顔も名前も知らなかったことは確実、と考えると、この一年ほどで、思いも寄らなかった方面にじわじわと知識が広がっていることを実感せざるを得ません。
☆
そして今朝、いつものように限られた一日の時間をどの程度ケーブルTVに費やそうか…とケーブルのプログラムを開いてみると、FOXに
「ティーンチョイスアワード2007」
って出ていて、
こ、これって、Jared Padalecki氏が、プレゼンターとして登場して巨人ぶりを強烈に印象付けてくれた、あの今年のTCA?!ってこと??
ということで、今朝見るつもりだった、ブラザーズアンドシスターズ字幕版をあきらめ、録画しながらFOXに釘付け状態になることになりました。
この映像もろくなのが見つかりませんし、この受賞の模様は8月の時点でとっくに目にしている方も多いでしょうが、一応こんな感じ。
8月の時にも思いましたが、Jensenと一緒でない(最近はJensenと一緒でもかな…)Jaredってすっごくお兄さんぽい顔に見えます。
背の高さも、体の大きさも桁違いですよね。(笑)
ちっちゃな「High School Musical2」の出演者たちに囲まれているから余計にそう見えるのか…。
会場からの声に応えて「I love you, too.」なんて言ったりしてますが、あの太い声も、いいですよねー。
このシーンで最後に挨拶する「High School Musical2」の超人気のアイドルZac Efron君もかなりの可愛さですが、ちょっとJared Letoに似てる気がします…。
でも年齢もずっと上の Leto君の美人度の方がさらに上に感じるのは、やっぱりあのまつげの濃さなんでしょうか。
TCAには、プレゼンターとして(サムの彼女のジェシカ役でお馴染みの)Adrianne Palicki も姿を見せたり(相変わらず物凄い美人です…最近彼女のものすごく色っぽい写真を目撃して驚愕したことも記憶に新しいです…)、
現在連載を追いかけ続けているRPS(意味のわからない方はスルーしておいてください)に大変重要な役柄で登場している、Sophia Bushの動いている姿が見られたり、
あれこれ細かく色々得した気分になりました。
その内、YouTubeに上の二つの映像の日本語字幕版がUPされたりもするのでしょうか。
2007年12月1日土曜日
Supernaturalな忘年会:その1
無職の引きこもり…という私の身分はなんら変わりないものの、実家が近くにある関東に帰ってきて以来、なんだかんだと避けられない用事も発生して、自分で自由に使える時間というものが激減しているように感じてしまいます。
実際は、相変わらずの暇人ではあるのですけど…。
8月の末、『私の周りの「Supernatural」』という日記を書いたのですが、11月の末、ひょんなことから、あのSupernaturalなお兄さんと忘年会をしました。
メンバーは、お兄さんと私の実家の家族(母、妹二人)と私です。
実は現在、上の妹がお兄さんが経営する車屋さんにお手伝いに行っていて、一応職場の忘年会、という形にかこつけて、ということだったのですが、よくよく聞いてみると、母がお兄さんのところで車を買ったのをきっかけに、私も含め、家族全員の車のことをお兄さんに面倒みてもらうようになってから(北関東というところでは、一人一台車を持っているのです)、(亡き)父が度々お兄さんのところに顔を出して、「いつも家族が世話になってるね」って挨拶しているらしく、
「(父に)頭を下げられちゃったりすると、かえって恐縮しちゃって、本当は自分がお線香でもあげに行きたいところなんだけど、まずは皆を忘年会にご招待ということで…」
それに
「夢で、(お兄さんの)じいちゃんが、もとからあの家とは縁があるんだって言いにきて…」
お兄さんは、母のお姉さんの旦那さんの妹の息子ということで、私たちにも一応遠縁にあたるのですが、お兄さんと私たちの祖父の代でも(ちょっとややこしくて詳細は忘れてしまいました…)、縁戚関係があったらしいのです。
母はそのことを知っていましたが、私やお兄さん(私の一学年上であることが分かりました)の世代は、おじいちゃんの代の縁戚関係のことなんか知らず、「じいちゃんはなんのことを言ってるんだろう?」と思っていたのだそうです。
それにしてもウチの亡き父がちょくちょく遊びに行ってるとか、
死んだおじいちゃんが夢の中に「これ教えとく」なんて話しに来るなんて…、
まさに「Medium:アリソン・デュボア」の世界です。
そんなこんなで、お兄さんから家族を忘年会に招待してご馳走したい、と声をかけられた妹は、
「ウチの家族、ものすごく食べますよ。それにお姉ちゃん(私のこと…)は、飲むし」
と正直に申告。
「もちろん招待する以上、遠慮無しに思いっきり食べて、飲んでもらわなきゃ、俺もくつろげないし」
なんて気前よく請け負ってくれたお兄さんに完全に甘える形で、
さらに、亡き父や、お兄さんのおじいちゃんのてこ入れもあって、大変ずうずうしいことに、姓の変わった私まで、家族として一まとめに忘年会に招待され、参加することになったのです。
☆
場所は、実家のある町の韓国料理屋さん。
☆
ここで話はそれますが、ちょっとだけ:
この韓国料理屋さんについては、「食いしん坊」ネタでいつか日記を書きたいと思っていたのですが、私のずっと昔の、とある思い出と奇妙な形で結びついているお店です。
ある時、大学から帰省した私は、地元の友達に誘われて食事に行くことになったのですが…。
友達も先輩に誘われて一度だけ行ったことがあるというそのお店は、5席ほどのカウンターと、その背後の小さな座敷に小さなテーブルが三つくらいあるだけの小さな店でした。
お店に入った私たちを「カウンターにどうぞ」と促してくれた(私の微かな記憶では)美人のおばさんのアクセントは外国人のもので、やはり美人のお姉さんと二人でお店を切り盛りしていたようでした。
背後の小さな座敷では、おじさんが一人小さなカセットコンロで焼肉をつまみにビールかなにかを飲んでいました。
メニューを見てもなんだかよくわからなかった私たちは、「女の子二人が食事に来た」という判断で、奥さんが勧めてくれた(今思えば)チヂミと石焼ビビンバを食べることになりました。
これを告白するとかなり年齢が絞られてしまいますが(ああっ、今まで頑なに伏せてきた年齢がっ。(笑)でも薄々「このくらいだろう…」って思っていた人も多いでしょうね)、約20年前(あーっ)という当時、北関東の田舎町に焼肉屋さんはあっても「韓国料理店」など存在せず、チヂミ、ビビンバなんていう料理の名前も聞いたこともないという状況でした。
現在ではどこの焼肉屋さんでも当たり前のようにでてくる、「石焼」のあの器だってまだなくて、その時の石焼ビビンバは、鉄製の…、あれなんていうんでしょう?昔話とかで、よく囲炉裏にかかってる、吊り手のついた底の丸い鍋、あれのちっちゃい版で出てきました。
私たちの目の前にそれぞれ置かれた、じゅーっと音のしている熱々の小さな鍋には、御飯の上に数種類のナムル、お肉(もあったかな?)、そして半熟の目玉焼きが乗っていました。
当時も変わらず食いしん坊だった私は、初めて見る食べ物に目を輝かせ、スプーンを手に取り「いただきまーす」と食べようとすると、奥さんが
「待って。この御飯は、全部混ぜなきゃいけないの」
といって、私の手からスプーンを取り上げ、彩りよく綺麗に盛られたビビンバを目玉焼きごと豪快に混ぜてくれたのです。
後に社会人になり、韓国の会社への輸出担当になってから、ビビンが「混ぜる」で、バ(本来は破裂音のパ)が「ご飯」という意味なのだと、客先の部長さんから教えてもらった時には、「なるほど!」と思ったものです。
この部長が、またがっしりと逞しい大柄な人で、私の一足早かったたった一人の韓流ブームはまさにこの時が全盛でした(笑)
ごま油の風味と、半熟の黄身と、様々なナムルの味が絡まりあって渾然一体となったビビンバの味はもちろん皆さんご存知でしょうけれども、その時の私にとってはまさにカルチャーショックという感じでした。
「美味しい~」と満面の笑みで食べてる私たちの前に、奥さんが「どうぞ」と出してくれたのは、真っ白なミルクのようなスープ。
「とっても肌にいいのよ」というそのスープは、今時の韓国料理店なら普通に出てくる牛骨のスープですよね。このスープも本当にコクがあってしみじみと美味しいものです。
香ばしく焼けたチヂミももちろん美味しくて、私の初めての韓国料理は最高にいいイメージで心に刻み付けられることになりました。
ところが、その後、残念ながら二度とそのお店に行くことはできなかったのです。
一緒に行った友達に聞いても、どうしてもお店の場所が思い出せないということで、数年後、地元の会社にUターン就職した私は、その友達と一緒に漠然と記憶にある辺りを探しに行ったりもしたのですが、見つからないまま時は過ぎていきました。
10年ほど経った時、別の友達から、「美味しい韓国料理の店があるから行かない?」と誘われました。
場所を聞いてみると、どうも「幻の店」があった場所の近くのようで、「行く行く!」と喜び勇んで向かった店は、店構えも、店の広さも記憶にあるものとは全く違い、さらに、とても礼儀正しい韓国人の男性のマスターが経営していました。
食いしん坊だけど人見知りの私は、マスターに、
「ひょっとしてお母さんとお姉さん(もしくは妹さん)が近くで店をやっていたりしなかったか」
と、どうしても聞くことができず、「幻の店」の謎は現在も謎のままです。
☆
とはいえ、このマスターの店が、今回「Supernatural」な忘年会の会場となった、「韓国料理店」の前身となる店なのですが、ここのお料理もとっても美味しいのです!
私が特に好きだったのは、大き目のさいの目に切った冷奴の隣に熱々の豚キムチが盛り付けられている「豚キムチ豆腐」(そのままですね(笑))。
熱々で辛~い豚キムチを冷たくてクリーミーなお豆腐に乗っけて食べると、これがなんとも言えず美味しくて!
他にもサムギョプサル、チャプチェ、トッポッギなど、どれも美味しくて、それからしばらくの間頻繁に通っていました。
ちゃんとした石の器で石焼ビビンバを食べたのもこのお店が最初です。
その後、韓国料理や韓流ドラマがメジャーになったせいか、このお店は予約なしでは入れないほどの人気となり、数年後には、少し離れた場所に大きな駐車場付のお店を構えて、メニューもかなり居酒屋っぽく改良されました。
残念なのは、私の一番のお気に入りだった「豚キムチ豆腐」がメニューから消えてしまったことですが、その他の料理は今も変わらぬ美味しさです。
今回、お兄さんが 「とにかく今日はなんでも好きなものを好きなだけ頼むこと!」 と強く宣言してくれたため、本当に遠慮無しに手当たり次第という感じでお料理を頼んでしまったのですが、
お兄さんのお薦めで「ケジャン」というものを今回初めて食べました。
ご存知の通り、半分に割った生のカニを(甘)辛い味噌?調味料?につけたものですが、これはもう手づかみでしゃぶりつくしかなくて、女の子は合コンなどではとても手を出せない一品ですよね。
今回は女ばっかりの家族に、親戚のお兄さん一人ということで、口の周りも指も真っ赤にして挑戦しました。
これはビールがどこまでもすすんでしまう、危険なおつまみです。(笑)
☆
はっ、気付けばちっともSupernaturalな話に触れてませんが、忘年会の本題に入る前に、またちょっと寄り道…。
お兄さんのところにお手伝いに行っている妹から、これまで時折ふと思い出したように、細かな不思議な話を聞いていたのですが、
妹がお兄さんから聞かされた話で、中でも印象に残っていたのは、我が家で17年飼っていた愛犬(柴のミックス、メス)のこと。
この犬は我が家で飼った最初で最後の犬で、家族の中ではまさに4番目の娘のような存在で、亡き父を筆頭に、家族全員で可愛がってきましたが、ちょうど子犬の時、一番暇な学生だった私は、とにかく可愛くて可愛くて我が娘のように育てたものでした。
この犬が死んだのは、私が家を出てしまってからのことで、私としては最後の最後、老衰でヨボヨボになってからそばにいてやれなかったことを心の底でずっと寂しく思っていたのです。
ところがある日、お兄さんは妹に突然、
「茶色と白のまだらの犬が見えるんだけど。その犬が、楽しかったー!って言ってるよ。生きてる間、ずっと楽しい思い出しかないって。本当に辛いことがなんにもない一生だったみたいだ」
って言ったっていうのです。
それを聞いた途端、なんだかほっとして、突然涙が出てきました。(今タイプしていてもまた涙が…(笑))
ちなみにお兄さんは、別に死んだ犬じゃなくても、時々犬の言葉がわかったりするそうで、散歩中の犬と目が合って、「いいでしょ?散歩してるの」なんて自慢されたりすることもあるのだとか。
韓国料理店でお兄さんに初めて会った私は、思わず、ウチの犬の言葉を聞けたのが一番嬉しかった、とお礼を言ったところ、
「体調によって、全然見えないこともあって、11月はほとんど見えない状態が続いてるから、今日も何にも見えないかもしれない…」
と申し訳なさそうにお兄さん。
隠れ腐女子なんかをやっていて、後ろ暗いところのある私は、色々なものが見えてしまうお兄さんに会うのにはかなり抵抗があって、正直いって、忘年会にも参加したくなかったくらいなのですが、何も見えないでいてくれるなら気が楽!と、ちょっと気楽な気分になって、忘年会がはじまりました。
でも、お酒が入ってすっかりくつろいだお兄さん、あきらかにどんどん色んなものが見えてきてしまったのです。とほほ。
***
やっとここから忘年会というところなのですが、食いしん坊の話題で脇道にそれすぎて、すっかり長くなってしまったので、一端ここで休憩します。
一端休憩して、必ず次回、忘年会の模様を日記に書きたいと思っていますが、
お兄さんの他に、唯一お酒を飲んでいた存在だった私は、その場の楽しさに、ついついお酒がすすんで…、実は記憶もなんだかまぜこぜになってしまっておりまして、
さらに、この日記も、お兄さんに見えてたらどうしよう…、とちょっと心配もありますが、
今見えてるなら、忘年会の席で全部見えてただろうし、開き直って、次回、驚くべきSupernaturalな忘年会の模様を少しだけ、また書きたいと思います。
ここまで読んでくれた方、思わせぶりな前フリばかりが長くなって、結局本題に入れず申し訳ありません。
実際は、相変わらずの暇人ではあるのですけど…。
8月の末、『私の周りの「Supernatural」』という日記を書いたのですが、11月の末、ひょんなことから、あのSupernaturalなお兄さんと忘年会をしました。
メンバーは、お兄さんと私の実家の家族(母、妹二人)と私です。
実は現在、上の妹がお兄さんが経営する車屋さんにお手伝いに行っていて、一応職場の忘年会、という形にかこつけて、ということだったのですが、よくよく聞いてみると、母がお兄さんのところで車を買ったのをきっかけに、私も含め、家族全員の車のことをお兄さんに面倒みてもらうようになってから(北関東というところでは、一人一台車を持っているのです)、(亡き)父が度々お兄さんのところに顔を出して、「いつも家族が世話になってるね」って挨拶しているらしく、
「(父に)頭を下げられちゃったりすると、かえって恐縮しちゃって、本当は自分がお線香でもあげに行きたいところなんだけど、まずは皆を忘年会にご招待ということで…」
それに
「夢で、(お兄さんの)じいちゃんが、もとからあの家とは縁があるんだって言いにきて…」
お兄さんは、母のお姉さんの旦那さんの妹の息子ということで、私たちにも一応遠縁にあたるのですが、お兄さんと私たちの祖父の代でも(ちょっとややこしくて詳細は忘れてしまいました…)、縁戚関係があったらしいのです。
母はそのことを知っていましたが、私やお兄さん(私の一学年上であることが分かりました)の世代は、おじいちゃんの代の縁戚関係のことなんか知らず、「じいちゃんはなんのことを言ってるんだろう?」と思っていたのだそうです。
それにしてもウチの亡き父がちょくちょく遊びに行ってるとか、
死んだおじいちゃんが夢の中に「これ教えとく」なんて話しに来るなんて…、
まさに「Medium:アリソン・デュボア」の世界です。
そんなこんなで、お兄さんから家族を忘年会に招待してご馳走したい、と声をかけられた妹は、
「ウチの家族、ものすごく食べますよ。それにお姉ちゃん(私のこと…)は、飲むし」
と正直に申告。
「もちろん招待する以上、遠慮無しに思いっきり食べて、飲んでもらわなきゃ、俺もくつろげないし」
なんて気前よく請け負ってくれたお兄さんに完全に甘える形で、
さらに、亡き父や、お兄さんのおじいちゃんのてこ入れもあって、大変ずうずうしいことに、姓の変わった私まで、家族として一まとめに忘年会に招待され、参加することになったのです。
☆
場所は、実家のある町の韓国料理屋さん。
☆
ここで話はそれますが、ちょっとだけ:
この韓国料理屋さんについては、「食いしん坊」ネタでいつか日記を書きたいと思っていたのですが、私のずっと昔の、とある思い出と奇妙な形で結びついているお店です。
ある時、大学から帰省した私は、地元の友達に誘われて食事に行くことになったのですが…。
友達も先輩に誘われて一度だけ行ったことがあるというそのお店は、5席ほどのカウンターと、その背後の小さな座敷に小さなテーブルが三つくらいあるだけの小さな店でした。
お店に入った私たちを「カウンターにどうぞ」と促してくれた(私の微かな記憶では)美人のおばさんのアクセントは外国人のもので、やはり美人のお姉さんと二人でお店を切り盛りしていたようでした。
背後の小さな座敷では、おじさんが一人小さなカセットコンロで焼肉をつまみにビールかなにかを飲んでいました。
メニューを見てもなんだかよくわからなかった私たちは、「女の子二人が食事に来た」という判断で、奥さんが勧めてくれた(今思えば)チヂミと石焼ビビンバを食べることになりました。
これを告白するとかなり年齢が絞られてしまいますが(ああっ、今まで頑なに伏せてきた年齢がっ。(笑)でも薄々「このくらいだろう…」って思っていた人も多いでしょうね)、約20年前(あーっ)という当時、北関東の田舎町に焼肉屋さんはあっても「韓国料理店」など存在せず、チヂミ、ビビンバなんていう料理の名前も聞いたこともないという状況でした。
現在ではどこの焼肉屋さんでも当たり前のようにでてくる、「石焼」のあの器だってまだなくて、その時の石焼ビビンバは、鉄製の…、あれなんていうんでしょう?昔話とかで、よく囲炉裏にかかってる、吊り手のついた底の丸い鍋、あれのちっちゃい版で出てきました。
私たちの目の前にそれぞれ置かれた、じゅーっと音のしている熱々の小さな鍋には、御飯の上に数種類のナムル、お肉(もあったかな?)、そして半熟の目玉焼きが乗っていました。
当時も変わらず食いしん坊だった私は、初めて見る食べ物に目を輝かせ、スプーンを手に取り「いただきまーす」と食べようとすると、奥さんが
「待って。この御飯は、全部混ぜなきゃいけないの」
といって、私の手からスプーンを取り上げ、彩りよく綺麗に盛られたビビンバを目玉焼きごと豪快に混ぜてくれたのです。
後に社会人になり、韓国の会社への輸出担当になってから、ビビンが「混ぜる」で、バ(本来は破裂音のパ)が「ご飯」という意味なのだと、客先の部長さんから教えてもらった時には、「なるほど!」と思ったものです。
この部長が、またがっしりと逞しい大柄な人で、私の一足早かったたった一人の韓流ブームはまさにこの時が全盛でした(笑)
ごま油の風味と、半熟の黄身と、様々なナムルの味が絡まりあって渾然一体となったビビンバの味はもちろん皆さんご存知でしょうけれども、その時の私にとってはまさにカルチャーショックという感じでした。
「美味しい~」と満面の笑みで食べてる私たちの前に、奥さんが「どうぞ」と出してくれたのは、真っ白なミルクのようなスープ。
「とっても肌にいいのよ」というそのスープは、今時の韓国料理店なら普通に出てくる牛骨のスープですよね。このスープも本当にコクがあってしみじみと美味しいものです。
香ばしく焼けたチヂミももちろん美味しくて、私の初めての韓国料理は最高にいいイメージで心に刻み付けられることになりました。
ところが、その後、残念ながら二度とそのお店に行くことはできなかったのです。
一緒に行った友達に聞いても、どうしてもお店の場所が思い出せないということで、数年後、地元の会社にUターン就職した私は、その友達と一緒に漠然と記憶にある辺りを探しに行ったりもしたのですが、見つからないまま時は過ぎていきました。
10年ほど経った時、別の友達から、「美味しい韓国料理の店があるから行かない?」と誘われました。
場所を聞いてみると、どうも「幻の店」があった場所の近くのようで、「行く行く!」と喜び勇んで向かった店は、店構えも、店の広さも記憶にあるものとは全く違い、さらに、とても礼儀正しい韓国人の男性のマスターが経営していました。
食いしん坊だけど人見知りの私は、マスターに、
「ひょっとしてお母さんとお姉さん(もしくは妹さん)が近くで店をやっていたりしなかったか」
と、どうしても聞くことができず、「幻の店」の謎は現在も謎のままです。
☆
とはいえ、このマスターの店が、今回「Supernatural」な忘年会の会場となった、「韓国料理店」の前身となる店なのですが、ここのお料理もとっても美味しいのです!
私が特に好きだったのは、大き目のさいの目に切った冷奴の隣に熱々の豚キムチが盛り付けられている「豚キムチ豆腐」(そのままですね(笑))。
熱々で辛~い豚キムチを冷たくてクリーミーなお豆腐に乗っけて食べると、これがなんとも言えず美味しくて!
他にもサムギョプサル、チャプチェ、トッポッギなど、どれも美味しくて、それからしばらくの間頻繁に通っていました。
ちゃんとした石の器で石焼ビビンバを食べたのもこのお店が最初です。
その後、韓国料理や韓流ドラマがメジャーになったせいか、このお店は予約なしでは入れないほどの人気となり、数年後には、少し離れた場所に大きな駐車場付のお店を構えて、メニューもかなり居酒屋っぽく改良されました。
残念なのは、私の一番のお気に入りだった「豚キムチ豆腐」がメニューから消えてしまったことですが、その他の料理は今も変わらぬ美味しさです。
今回、お兄さんが 「とにかく今日はなんでも好きなものを好きなだけ頼むこと!」 と強く宣言してくれたため、本当に遠慮無しに手当たり次第という感じでお料理を頼んでしまったのですが、
お兄さんのお薦めで「ケジャン」というものを今回初めて食べました。
ご存知の通り、半分に割った生のカニを(甘)辛い味噌?調味料?につけたものですが、これはもう手づかみでしゃぶりつくしかなくて、女の子は合コンなどではとても手を出せない一品ですよね。
今回は女ばっかりの家族に、親戚のお兄さん一人ということで、口の周りも指も真っ赤にして挑戦しました。
これはビールがどこまでもすすんでしまう、危険なおつまみです。(笑)
☆
はっ、気付けばちっともSupernaturalな話に触れてませんが、忘年会の本題に入る前に、またちょっと寄り道…。
お兄さんのところにお手伝いに行っている妹から、これまで時折ふと思い出したように、細かな不思議な話を聞いていたのですが、
妹がお兄さんから聞かされた話で、中でも印象に残っていたのは、我が家で17年飼っていた愛犬(柴のミックス、メス)のこと。
この犬は我が家で飼った最初で最後の犬で、家族の中ではまさに4番目の娘のような存在で、亡き父を筆頭に、家族全員で可愛がってきましたが、ちょうど子犬の時、一番暇な学生だった私は、とにかく可愛くて可愛くて我が娘のように育てたものでした。
この犬が死んだのは、私が家を出てしまってからのことで、私としては最後の最後、老衰でヨボヨボになってからそばにいてやれなかったことを心の底でずっと寂しく思っていたのです。
ところがある日、お兄さんは妹に突然、
「茶色と白のまだらの犬が見えるんだけど。その犬が、楽しかったー!って言ってるよ。生きてる間、ずっと楽しい思い出しかないって。本当に辛いことがなんにもない一生だったみたいだ」
って言ったっていうのです。
それを聞いた途端、なんだかほっとして、突然涙が出てきました。(今タイプしていてもまた涙が…(笑))
ちなみにお兄さんは、別に死んだ犬じゃなくても、時々犬の言葉がわかったりするそうで、散歩中の犬と目が合って、「いいでしょ?散歩してるの」なんて自慢されたりすることもあるのだとか。
韓国料理店でお兄さんに初めて会った私は、思わず、ウチの犬の言葉を聞けたのが一番嬉しかった、とお礼を言ったところ、
「体調によって、全然見えないこともあって、11月はほとんど見えない状態が続いてるから、今日も何にも見えないかもしれない…」
と申し訳なさそうにお兄さん。
隠れ腐女子なんかをやっていて、後ろ暗いところのある私は、色々なものが見えてしまうお兄さんに会うのにはかなり抵抗があって、正直いって、忘年会にも参加したくなかったくらいなのですが、何も見えないでいてくれるなら気が楽!と、ちょっと気楽な気分になって、忘年会がはじまりました。
でも、お酒が入ってすっかりくつろいだお兄さん、あきらかにどんどん色んなものが見えてきてしまったのです。とほほ。
***
やっとここから忘年会というところなのですが、食いしん坊の話題で脇道にそれすぎて、すっかり長くなってしまったので、一端ここで休憩します。
一端休憩して、必ず次回、忘年会の模様を日記に書きたいと思っていますが、
お兄さんの他に、唯一お酒を飲んでいた存在だった私は、その場の楽しさに、ついついお酒がすすんで…、実は記憶もなんだかまぜこぜになってしまっておりまして、
さらに、この日記も、お兄さんに見えてたらどうしよう…、とちょっと心配もありますが、
今見えてるなら、忘年会の席で全部見えてただろうし、開き直って、次回、驚くべきSupernaturalな忘年会の模様を少しだけ、また書きたいと思います。
ここまで読んでくれた方、思わせぶりな前フリばかりが長くなって、結局本題に入れず申し訳ありません。
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