2007年3月23日金曜日

Supernaturalセカンドシーズン第14話:補足

外国語を読んだり聞いたりする時、かなり大事になるのは、対象となる言葉を話す人たちの文化とか日常の様子についてどれだけ多くの情報を持っているか、ということなのだ、と、SPNにハマって無理やり字幕無しで新しいエピソードを追いかけ始めた頃から切実に思うようになりました。

それからまた、外国語でドラマを見ていたとしても、前後のシーンや台詞の流れから、ある程度次にくる言葉を想像して頭の中で聞き取りの助けにしているらしい、ということも分かってきました。

もちろん自分の得意分野の知識だけで、ドラマを書いてもらえたり、インタビューの質問内容が決まるはずもなく、まったく知らない言葉や説明がでてきたり、意表をつく展開や台詞が突然入り込んできて、まったく聞き取れない、聞き取れても意味がわからない、なんてことも多々あります。

そんな時には、本当に心から、ネイティブと同じに聞き取って理解することができたら!と思い知らされます。



そして最近発見したもう一つの事実、海の向こうの腐女子を完全に甘くみていました…。

私が訪れる海外のファンサイトはほぼ完全にスラッシュ小説のアーカイブ(書庫)の形を取っているところばかりで、たまに本当に大好きになった作家さんのホームページやブログに入って情報を集める以外、ほとんど探索範囲を広げたことはありませんでした。

でも、でもですよ?日本のこんな僻地のヘボブログでも、SPNの新しいエピソードを見た後、完全にPossessed状態のまま、たまらず妄想にかられた萌シーンを書き出している人間がいるのです。


現地にだって当然いるはずでした。


私のお得意サイトである「Sinful Desire」が数日ダウンしていたのに気付いていた方もいらっしゃるかもしれません。
海の向こうでも強制削除か!!!???なんて、自分の日記の更新も上の空になるほど、もんの凄く心配していたのですが、実はサイトオーナーのRachelさんが、「ドメインネームの更新をうっかり忘れてて…ごめんね?」なんて理由だったことがわかってほっとしたのもつかの間、再開のお知らせ通知に早速反応して、甦った「Sinful Desire」を覗きに行くと、彼女のサイトには、いままで私が知らなかったページがあることを初めて知ったのです…。
お話を保管してあるアーカイブは別窓で開くようになっていて、私は今までアーカイブにしか出入りしていなかった、ということだったのです!


こちら↓が、知らなかった本当のホームページです。


http://www.sinful-desire.org/indexx.htm


この中の Defining Moments という部屋が、まさにネイティブの彼女がちゃんと聞き取って書き出した萌シーンの数々を沢山のフォトキャプチャーと一緒に公開してあるという、まさに宝の部屋でした。
これを読んで、まさに「目からうろこが落ちる」という感覚を実感する、という素晴らしい体験をしたので、(私のヘボ翻訳でのエピソードの妄想萌感想を辛抱強く読んでくださっている)皆さんにも今回少しおすそ分けしたい、と思います。

セカンドシーズンの萌シーンをネイティブ並みに理解したい!と切実に思うあなた、ぜひともこのサイトを覗きに行ってみてください。



この後は完全にセカンドシーズンのネタバレとなります。閲覧にはくれぐれもご注意ください!




第14話:「Born under a bad sign」補足情報


血だらけのサムがいるホテルへとやってきたディーン。サムがなんにも記憶がない、というので、自らフロンドに出向いて事情を聞くのですが、帰ってきたディーン、あんなに深刻なシーンで、実はこんな楽しいことも言ってました。


Dean: "You checked in two days ago under the name Richard Sambora. Which I think makes the scariest part about the whole thing is the fact that you're a Bon Jovi fan."
  (お前は、二日前リチャード・サンボラという名前でチェックインしてる。この一連の事柄ん中で、俺が一番震え上がったのは、お前が"ボンジョビ"ファンだってことだ)


最近、ツェッペリンやブラックサバスなんかについての講義をとある人物から無理やり聴かされた私ですが、ボンジョビはその人物の完全な範疇外で、私はディーンがこんな楽しいことを言っていたのに今回初めて気付きました。


そして、ディーンが Possessed!Sam からこれでもか、と痛めつけられるシーン。


悪魔から見ても、まさに地獄みたいな地獄へ戻れだって?なんていうサムに向かって、ディーンが返した一言の言葉。
実は私、聞き取れてはいたのですが、どうしてこんなところでディーンがこんなこというのか、耳に聞こえた言葉になにか別の意味があるのだろうか、と完全な脳みそロック状態、困惑状態に陥り、理解できないままになっていました。
とりあえず勢いのあるうちに最後まで日記を書き上げたい!という思いで、前後の流れから想像して、「戻ってくれ」なんていう台詞をあてておき、それに続いて次のサムの「No. Not anymore.」を「もう戻らない」なんて訳しておいたのですが、実は本当はこうだったのですって!;


Dean: "Meg."
   (メグ)

POSSESSED!Sam: "No. Not anymore. Now I'm Sam. "
           (違う。もうメグじゃない。今はサムだ。)


サムをPossessedしていたのは、メグだったのです!まさに意表をつく台詞で、前後の流れの台詞なんかからとても想像できるシーンではありません。
しかし…、悪魔には性別ってないのかもしれないけど…、そもそも英語自体そんなに性別によって言葉が変わる言語でもないのだろうけど…、Possessed!Sam の台詞、女言葉で翻訳するべきだったの?と思うと…複雑です。


上のやり取りが分かれば、ラストシーン、Impalaの中で、ディーンがサムに言った言葉が「ああ!そういうことだったの!」と理解できるようになります。


Dean: "Dude, you like full on had a girl up inside you for like a whole week. That's pretty naughty."
  (お前ん中に、丸々一週間も女の子が入ってたなんて。それって Pretty naughty だよな。)


こんな引きこもり生活を余儀なくされている私ですが、大相撲観戦、DVD鑑賞、スラッシュ読み、妄想日記の更新と、毎日やることが盛りだくさんな上、合間にはこんな楽しい小さな発見もあって、一日があっというまに過ぎていきます。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

藤葉さま。
こんばんは。
本当に毎日お邪魔しております、kyuです。

今日の日記にも、ガッツリ反応してしまったので書き込みします。
私も海外サイトや字幕なしの映像などを見るようになって、言葉の壁にガンガンぶち当たってます。
サイトめぐりをしていて、分からない単語があれば、辞書である程度の意味は分かります。
が、辞書で得た意味では、どうもしっくり来ない単語もあります。
悲しいのは辞書に載っていない時、「どうすりゃ良いの?」と思ってしまいます。
さっきCWのボードをのぞきに行ってみたら、幾つか分からない単語がありました。
そして、よく見る「OMG!」という単語…。
今更ながら、もしかして「Oh My God」って意味かしら?なんて…。
私は、その程度のレベルなんで、本当に厳しい。

SPNも、お国ネタや他作品のネタをサラリと会話に入っていますよね。
知らない私には「なに?」ですが、分かる人には納得または笑えるトコロなんだろうなぁといつも思います。
2-14でも、失踪したサムを探そうと、ディーンが電話会社(?)に電話をしているシーン。
「○○のコンサートに」と有名な歌手の名前を言ってますよね。
これって深い意味があるのか、ないのか…。

さて、例の「お手紙」。
藤葉さまに背中を押してもらったので、今ちまちま書いてます。
私のレベルでは、小難しいことは書けないのが分かっているので、シンプルな英語と文法を使って。
送信したら、また改めてご報告したいと思います。
※そうそう、教えて下さい。
先日の私の書き込みに対して「floored!」と書かれていましたが、「floored」ってどういう意味なんでしょう…。
辞書を調べても???本当に私の英語レベルはこんなモンなんです(笑)

ところで、話題(?)の2-17”Heart”、藤葉さまは、もう見ましたか?
私、今見終わりまして…。
いつか藤葉さまのDEEPな考察を読みたいです。
(療養中の方に催促はいけないと思いつつ…)
そして、シリアスなエピの後は、ぶっ飛びエピがやってくる気がするSPN。
18話の予告を見て私は笑いました。コメディ??
SPNって面白いですね。

藤よう さんのコメント...

kyuさん、こんばんは。
こうして毎日来ていただくと、嬉しい限りです。
OMG-kyuさんの推察で正解です(笑)
floored。すみません、訳をつけてませんでしたね。これは最近 deviant_devさんに教わった言葉で、意味としては overwhelmed に近いみたいです。floorだけに「感激して床に倒れる」って感じかな、と解釈してます。

Heartまだ見てません!忘れてた!午前中に一度UPされてるかを見に行って、まだだ…、と思って例によってスラッシュを読みにでかけたり、例のPaleyの面白シーンを探そうかな、なんて思ったり、あ、お相撲が始まってる!なんてあれこれろくでもないこと(一応合間に家事もやってますが)にうつつを抜かしている間に…。
兄弟、ジャンケンしてましたか?
これから見に行ってきます!

匿名 さんのコメント...

藤葉さんこんにちは。
早速例の17話観ました。
サムやっぱり・・・って感じでしたが、ラストが衝撃的で私まで泣きそうになりました。
ディーンの気持ちもサムの気持ちも痛いほどよく分るだけにサムのあの決断と、ラストのディーンの表情にもう釘付け・・・。
私元々ジェンセンファンでしたがジャレッドのベッドシーン意外に嫌でした(笑)
でも男は欲求不満溜まるから時々抜かないとね・・・って事で自分に言い聞かせて。
どうせならディーンと致して欲しかったです(腐)
次回は4月19日ということなのでそれまで待ち長いですね。予告見ましたがちょっと面白い感じでしたね。3週くらい開くのでサムの傷心も癒されてるんでしょうか。
それにしてもサムって可哀想。。。

藤よう さんのコメント...

marsaさん。こんにちは。

実はいま、「Heart」の妄想鑑賞日記を書いていたところです。
もう何時間かしたらUPできると思うので、そしたらまた覗きに来ていただけると嬉しいです。

次回が4月19日でしたか!
次回予告、まだ見ていないのですが、面白エピソードは大好物なので楽しみです。
今回は本当にAngst満載でしたもんね…。

そうそう、そもそもはmarsaさんのところで初めて知った例の「Paley event」について、近々萌台詞を拾ってみようと画策してるとこなんですよ。
しかしこれは長編Vなだけに手ごわいです。

セカンドシーズンのDVD発売日程も決定したみたいだし、SPNの最近のニュースは明るいものが多いですね。